JP2005292295A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱装置の非通紙部昇温の抑制と静電オフセットの防止する。
【解決手段】被記録材が定着ニップを通過しているときの定着速度をVp、被記録材が定着ニップを通過していないときの定着速度をViとし、非通紙部の温度に応じて、Vi>Vpとする。
【選択図】 図2
【解決手段】被記録材が定着ニップを通過しているときの定着速度をVp、被記録材が定着ニップを通過していないときの定着速度をViとし、非通紙部の温度に応じて、Vi>Vpとする。
【選択図】 図2
Description
本発明は電子写真方式を用いた複写機やプリンター、ファクス等の定着装置としての加熱装置および、前記加熱装置を搭載した電子写真装置に関するものである。
画像形成装置において、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の適宜の画像形成プロセス手段部で被記録材(転写シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙など)に転写方式あるいは直接方式にて形成担持させた画像情報の未定着画像(トナー画像)を被記録材面に永久固着画像として加熱定着させる定着装置としては熱ローラ方式の装置が広く用いられていた。
近年では、クイックスタートや省エネルギーの観点からフィルム加熱方式が実用化されている。また電磁誘導加熱方式の装置も提案されている。
a)フィルム加熱方式
フィルム加熱方式の定着装置(定着器)は、例えば特許文献1〜4等に提案されている。
フィルム加熱方式の定着装置(定着器)は、例えば特許文献1〜4等に提案されている。
即ち、加熱体としてのセラミックヒータと、加圧部材としての加圧ローラとの間に耐熱性フィルム(定着フィルム、定着ベルト)を挟ませて定着ニップ部を形成させ、前記定着ニップ部の定着フィルムと加圧ローラとの間に未定着トナー画像を形成担持させた被記録材を導入して定着フィルムと一緒に挟持搬送させることで、定着ニップ部においてセラミックヒータの熱を定着フィルムを介して被記録材に与え、さらに定着ニップ部の加圧力にて未定着トナー画像を被記録材面に定着させるものである。
このフィルム加熱方式の定着装置は、セラミックヒータ及び定着フィルムとして低熱容量の部材を用いてオンデマンドタイプの装置を構成することができる。すなわち、画像形成装置の画像形成実行時のみ熱源としてのセラミックヒータに通電して所定の定着温度に発熱させた状態にすれば良く、画像形成装置の電源オンから画像形成実行可能状態までの待ち時間が短く(クイックスタート性)・スタンバイ時の消費電力も大幅に小さい(省電力)等の利点がある。
b)電磁誘導を用いたフィルム加熱方式
特許文献5には、定着フィルム自身あるいは定着フィルムに近接させた導電性部材に渦電流を発生させ、その時のジュール熱によって発熱させる加熱装置が提案されている。この電磁誘導を用いたフィルム加熱方式は、発熱域を被加熱材に近接させることができるため、セラミックヒータを用いたフィルム加熱方式に比べ、さらなる消費エネルギーの効率向上が達成できる。
特許文献5には、定着フィルム自身あるいは定着フィルムに近接させた導電性部材に渦電流を発生させ、その時のジュール熱によって発熱させる加熱装置が提案されている。この電磁誘導を用いたフィルム加熱方式は、発熱域を被加熱材に近接させることができるため、セラミックヒータを用いたフィルム加熱方式に比べ、さらなる消費エネルギーの効率向上が達成できる。
フィルム加熱方式あるいは電磁誘導を用いたフィルム加熱方式の定着装置において、回転体としての円筒状もしくはエンドレスフィルム状の定着フィルムの駆動方法として、定着フィルム内周面を案内するフィルムガイド部材(フィルム支持部材)と加圧ローラとで圧接された定着フィルムを加圧ローラの回転駆動によって従動回転させる方法(加圧ローラ駆動方式)や、逆に駆動ローラとテンションローラによって張架されたエンドレスフィルム状の定着フィルムの駆動によって加圧ローラを従動回転させるもの等がある。
特開昭63−313182号公報
特開平2−157878公報
特開平4−44075号公報
特開平4−204980号公報
特開平7−114276号公報
しかしながら、上記の各従来例において、定着ニップ幅に対して幅の狭い小サイズ紙などの被記録材を通紙(搬送)した場合に、通紙部(搬送域)は被記録材が熱を奪うのに対して非通紙部(非搬送域)は熱が奪われないために非通紙部の温度が上昇する。非通紙部の温度が上昇した状態で大サイズの被記録材が通紙されると、前に通紙された小サイズ紙の非通紙部に当たる部分の温度が高すぎるためにホットオフセットが発生する。また、非通紙部の温度が構成部材の耐熱温度を越えると構成部材が劣化して耐久性が悪化したり、破壊に至ることがある。このため、非通紙部の温度がホットオフセットの発生温度を下回るまでプリント動作を休止させたり、被記録材間(紙間)を広げることで非通紙部昇温を上記課題が発生しない温度に抑制する必要があり、スループットが低下し、プリント生産性が低下するという課題があった。
また、定着回転体に定着フィルムを用いてクイックスタートを可能にした定着装置の場合、定着フィルムは熱ローラ(定着ローラ)よりも厚さが薄く、熱容量が小さいため、長手方向の熱伝導が悪化する。このため定着フィルムを用いた定着装置では非通紙部昇温がよりきびしく、非通紙部の温度を上述のような温度以下に抑制するために熱ローラを用いた定着装置よりも紙間をさらに広げる必要があり、スループットがさらに低下するという課題があった。
また、別の課題として、上述した定着装置においては被記録材上のトナーが定着部材に静電的に転移し、その後の画像を汚す、いわゆる静電オフセットが発生することがあった。
本願に係る発明は、これら非通紙部昇温の抑制と静電オフセットの防止を目的とする。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)被記録材を定着回転体と加圧回転体で構成されるニップ部で挟持搬送してトナー画像を前記被記録材に定着する加熱装置において、前記ニップ部を前記被記録材が通過しているときの搬送速度をVp、通過していないときの搬送速度をViとしたとき、Vi>Vpとすることを特徴とする加熱装置。
(2)前記加熱装置に連続して搬送されるn枚目の被記録材をP(n)、n+1枚目の被記録材をP(n+1){n=1,2,3,・・・}としたとき、P(n)とP(n+1)の間で前記搬送速度をVi>Vpとすることを特徴とする前記(1)に記載の加熱装置。
(3)前記ニップ部を前記被記録材が通過しているときの前記定着回転体の温度をTp、通過していないときの温度をTiとしたとき、Ti<Tpとすることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の加熱装置。
(4)前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて前記搬送速度をVi>Vpとすることを特徴とする前記(1)から(3)の何れか1項に記載の加熱装置。
(5)前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて前記搬送速度Viを増減することを特徴とする前記(4)に記載の加熱装置。
(6)前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて被記録材の先端が前記ニップ部に突入するタイミングを変えることを特徴とする前記(4)または(5)に記載の加熱装置。
(7)前記定着回転体は可撓性のフィルム状回転体であることを特徴とする前記(1)から(6)の何れか1項に記載の加熱装置。
(8)前記定着手段の定着回転体を誘導加熱することを特徴とする前記(1)から(7)の何れか1項に記載の加熱装置。
(9)前記定着回転体は可撓性のフィルム状回転体であり、線状発熱体の周りを接触回転させることを特徴とする前記(1)から(6)の何れか1項に記載の加熱装置。
(10)被記録材に未定着像を形成担持させる作像手段と、被記録材に形成担持させた未定着像を定着させる定着手段を有し、前記定着手段が前記(1)から(9)の何れか1項に記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、ニップ部を前記被記録材が通過しているときの搬送速度をVp、通過していないときの搬送速度をViとしたとき、Vi>Vpとすることで非通紙部昇温の抑制を図ることができる。また、被記録材間で定着部材の表面電位を回復する能力が増すため静電オフセットの防止を図ることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
<第1の実施形態例>
(1)画像形成装置
図10は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真カラープリンタである。
(1)画像形成装置
図10は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真カラープリンタである。
101は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光体ドラム(像担持体)であり、矢示の反時計方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
感光体ドラム101はその回転過程で帯電ローラ等の帯電装置102で所定の極性・電位の一様な帯電処理を受ける。
次いでその帯電処理面にレーザ光学箱(レーザスキャナー)110から出力されるレーザ光103による、目的の画像情報の走査露光処理を受ける。レーザ光学箱110は不図示の画像読み取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ)したレーザ光103を出力して回転感光体ドラム101面に走査露光した目的画像情報に対応した静電潜像が形成される。109はレーザ光学箱110からの出力レーザ光を感光体ドラム101の露光位置に偏向させるミラーである。
フルカラー画像形成の場合は、目的のフルカラー画像の第1の色分解成分画像、例えばイエロー成分画像についての走査露光・潜像形成がなされ、その潜像が4色カラー現像装置104のうちのイエロー現像器104Yの作動でイエロートナー画像として現像される。そのイエロートナー画像は感光体ドラム101と中間転写体ドラム105との接触部(或いは近接部)である1次転写部T1において中間転写体ドラム105の面に転写される。中間転写体ドラム105面に対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム101面はクリーナ107により転写残りトナー等の付着残留物の除去を受けて清掃される。
上記のような帯電・走査露光・現像・一次転写・清掃のプロセスサイクルが、目的のフルカラー画像の第2の色分解成分画像(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器104Mが作動)、第3の色分解成分画像(例えばシアン成分画像、シアン現像器104Cが作動)、第4の色分解成分画像(例えば黒成分画像、黒現像器104BKが作動)の各色分解成分画像について順次実行され、中間転写体ドラム105面にイエロートナー画像・マゼンタトナー画像・シアントナー画像・黒トナー画像の都合4色のトナー画像が順次重ねて転写されて、目的のフルカラー画像に対応したカラートナー画像が合成形成される。
中間転写体ドラム105は、金属ドラム上に中抵抗の弾性層と高抵抗の表層を有するもので、感光体ドラム101に接触して或いは近接して感光体ドラム101と略同じ周速度で矢示の時計方向に回転駆動され、中間転写体ドラム105の金属ドラムにバイアス電位を与えて感光体ドラム101との電位差で感光体ドラム101側のトナー画像を前記中間転写体ドラム105面側に転写させる。
上記の回転中間転写体ドラム105面に合成形成されたカラートナー画像は、前記回転中間転写体ドラム105と転写ローラ106との接触ニップ部である二次転写部T2において、前記二次転写部T2に不図示の給紙部から所定のタイミングで送り込まれた被記録材Pの面に転写されていく。転写ローラ106は被記録材Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで中間転写体ドラム105面側から被記録材P側へ合成カラートナー画像を順次に一括転写する。
二次転写部T2を通過した被記録材Pは中間転写体ドラム105の面から分離されて像加熱装置100へ導入され、未定着トナー画像の加熱定着処理を受けてカラー画像形成物として機外の不図示の排紙トレーに排出される。加熱装置100については次の(2)項で詳述する。
被記録材Pに対するカラートナー画像転写後の回転中間転写体ドラム105はクリーナ108により転写残りトナー・紙粉等の付着残留物の除去を受けて清掃される。このクリーナ108は常時は中間転写体ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム105に接触状態に保持される。
また転写ローラ106も常時は中間転写体ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム105に被記録材Pを介して接触状態に保持される。
本例装置は、白黒画像などモノカラー画像のプリントモードも実行できる。また両面画像プリントモード、或いは多重画像プリントモードも実行できる。
両面画像プリントモードの場合は、加熱装置100を出た1面目画像プリント済みの被記録材Pは不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されて再び二次転写部T2へ送り込まれて2面に対するトナー画像転写を受け、再度、加熱装置100に導入されて2面に対するトナー画像の定着処理を受けることで両面画像プリントが出力される。
多重画像プリントモードの場合は、加熱装置100を出た1回目画像プリント済みの被記録材Pは不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されずに再び二次転写部T2へ送り込まれて1回目画像プリント済みの面に2回目のトナー画像転写を受け、再度、加熱装置100に導入されて2回目のトナー画像の定着処理を受けることで多重画像プリントが出力される。
(2)加熱装置100
本例において加熱装置100は電磁誘導加熱方式の装置である。図2は本例の加熱装置100の要部の横断側面模型図、図3は要部の正面模型図、図4は要部の縦断正面模型図である。
本例において加熱装置100は電磁誘導加熱方式の装置である。図2は本例の加熱装置100の要部の横断側面模型図、図3は要部の正面模型図、図4は要部の縦断正面模型図である。
磁場発生手段は磁性コア17a・17b・17c及び励磁コイル18からなる。
磁性コア17a・17b・17cは高透磁率の部材であり、フェライトやパーマロイ等といったトランスのコアに用いられる材料がよく、より好ましくは100kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるのがよい。
励磁コイル18には給電部18a・18bに不図示励磁回路を接続してあり、20kHzから500kHzの高周波をスイッチング電源で発生できるようになっている。
励磁コイル18は励磁回路から供給される交番電流(高周波電流)によって交番磁束を発生する。
16a,16bは横断面略半円弧状樋型のフィルムガイド部材であり、開口側を互いに向かい合わせて略円柱体を構成し、外側に円筒状の電磁誘導性発熱フィルムである定着フィルム10をルーズに外嵌させてある。
前記フィルムガイド部材16aは、磁場発生手段としての磁性コア17a・17b・17cと励磁コイル18を内側に保持している。
また、フィルムガイド部材16aには、摺動部材40がニップ部Nの加圧ローラ30との対向面側で、定着フィルム10の内側に配設してある。
22はフィルムガイド部材16bの内面平面部に当接させて配設した横長の加圧用剛性ステイである。
19は磁性コア17a・17b・17c及び励磁コイル18と加圧用剛性ステイ22の間を絶縁するための絶縁部材である。
図5は、本実施形態例における定着フィルム10の層構成模型図である。
本実施形態例の定着フィルム10は、基層となる電磁誘導発熱性の金属フィルム等でできた発熱層1と、その外面に積層した弾性層2と、その外面に積層した離型層3の複合構造のものである。
発熱層1と弾性層2との間の接着、弾性層2と離型層3との間の接着のために、各層間にプライマー層(図示せず)を設けてもよい。
略円筒形状である定着フィルム10において、発熱層1が摺動部材40と接触する内面側であり、離型層3が加圧ローラ若しくは記録材(被加熱材)と接触する外面側である。
尚、図6のように断熱層4を設けることもできる。
この発熱層1に上述した交番磁束が作用することにより、発熱層1に渦電流が発生して発熱層1が発熱する。この熱が弾性層2、離型層3に伝達されて、定着フィルム10全体が加熱され、定着ニップ部Nに通紙される被記録材Pを加熱してトナーt画像の加熱定着がなされる。
フランジ部材23a・23bはフィルムガイド部材16a・16bのアセンブリの左右両端部に外嵌し、前記左右位置を規制部材24a・24bで固定しつつ回転自在に取り付け、定着フィルム10の回転時に前記定着フィルム10の端部を受けて定着フィルムのフィルムガイド部材長手に沿う寄り移動を規制する役目をする。
フランジ部材23a・23bの材質としては、フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,ポリアミド樹脂,ポリアミドイミド樹脂,PEEK樹脂,PES樹脂,PPS樹脂,フッ素樹脂(PFA,PTFE,FEPなど),LCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)樹脂,これらの混合樹脂等の耐熱性の良い材料からなる厚さ0.5〜3mmのものが好ましく、導電性を付与するために、例えば、ケッチェンブラックなどのカーボンブラックやアルミニウムなどの金属紛を用いることができる。
加圧回転体としての加圧ローラ30は、芯金30aと、前記芯金周りに同心一体にローラ状に成形被覆させたシリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層30bとで構成されており、表層に離型層30cを設けてある。加圧ローラ30は導電性を確保するために弾性層30bと離型層30cは導電性の材料を用いる。例えば、離型層30cはフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。また、弾性層30bは、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等で耐熱性がよく、熱伝導率がよい材質がよい。離型層および弾性層は、例えば、ケッチェンブラックなどのカーボンブラックやアルミニウムなどの金属紛を混ぜることで導電性を付与することができる。
芯金30aの両端部は装置の不図示のシャーシ側板金間に導電性軸受けを介して回転自由に保持させて配設してある。
加圧用剛性ステイ22の両端部と装置シャーシ側のバネ受け部材29a・29bとの間にそれぞれ加圧バネ25a・25bを縮設することで加圧用構成ステイ22に押し下げ力を作用させている。これによりフィルムガイド部材16aの下面と加圧ローラ30の上面とが定着フィルム10を挟んで圧接して所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ30は駆動手段Mにより矢示の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ30の回転駆動による前記加圧ローラ30と定着フィルム10の外面との摩擦力で定着フィルム10に回転力が作用し、前記定着フィルム10がその内面が定着ニップNにおいて摺動部材40の下面に密着して摺動しながら矢示の時計方向に加圧ローラ30の回転周速度にほぼ対応した周速度をもってフィルムガイド部材16a,16bの外回りを回転状態になる。
この場合、定着ニップ部Nにおける摺動部材40の下面と定着フィルム10の内面との相互摺動摩擦力を低減化させるために定着ニップ部Nの摺動部材40の下面と定着フィルム10の内面との間に耐熱性グリスなどの潤滑剤を介在させるができる。
この定着フィルム10の温度は、温度検知手段26を含む不図示の温調系により励磁コイル18に対する電流供給が制御されることで所定の温度が維持されるように温調される。温度検知手段26はサーミスタなどの温度センサである。
而して、定着フィルム10が回転し、励磁回路から励磁コイル18への給電により定着フィルム10が電磁誘導発熱し、定着フィルム10が所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成手段部から搬送された未定着トナー画像tが形成された被記録材Pが定着ニップ部Nに画像面が上向き、即ち定着フィルム面に対向して導入され、定着ニップ部Nにおいて画像面が定着フィルム10の外面に密着して定着フィルム10と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この定着ニップ部Nを定着フィルム10と一緒に被記録材Pが挟持搬送されていく過程において被記録材P上の未定着トナー画像tが加熱定着される。被記録材Pは定着ニップ部Nを通過すると定着フィルム10の外面から分離して排出搬送されていく。被記録材上の加熱定着トナー画像は定着ニップ部通過後、冷却して永久固着像となる。
(3)定着速度制御
ここで、被記録材Pが定着ニップ部Nを通過している間の定着速度をVpとし、転写部T2の搬送速度と略等速とする。被記録材Pが定着ニップ部Nを通過していないときの速度(紙間の定着速度)をViとする。また、連続通紙される被記録材Pについてn枚目の被記録材をP(n)とする(n=1,2,3,・・・)。
ここで、被記録材Pが定着ニップ部Nを通過している間の定着速度をVpとし、転写部T2の搬送速度と略等速とする。被記録材Pが定着ニップ部Nを通過していないときの速度(紙間の定着速度)をViとする。また、連続通紙される被記録材Pについてn枚目の被記録材をP(n)とする(n=1,2,3,・・・)。
本例では、連続通紙される被記録材P(n)とP(n+1)と間において定着速度をVi>Vpとする。図1は紙間の定着速度に対する定着フィルムの非通紙部の温度をグラフに示したものである。グラフ上の非通紙部温度を示す3本のラインは、Vi>Vpの例としてVi=1.5×Vp、Vi=2×Vpの場合の温度と、比較例としてVi=Vpの場合の温度を示している。また、Vi=Vpのときの紙間での温度低下をΔT0、Vi=1.5×Vpのときの紙間での温度低下をΔT1、Vi=2×Vpのときの紙間での温度低下をΔT2とすると、Viを早くするほど紙間での温度低下が大きいため、ΔT0<ΔT1<ΔT2という関係が得られる。よって、Vi>Vpとすることで非通紙部の昇温カーブが緩やかになるとともに、非通紙部の飽和温度が低下することがわかる。
これは、被記録材間の定着速度を被記録材Pがニップ部Nを通過しているときの定着速度よりも早くすることで、単位時間当たりの加圧ローラと定着ローラの接触回数が増加することによる。接触回数が増加すると、非通紙部の熱が定着フィルムから加圧ローラに伝達する回数が増加するため定着フィルムから加圧ローラへの熱伝達が促進される。そして、加圧ローラに伝達された熱は加圧ローラの長手方向の熱伝導を利用して、非通紙部の熱を通紙部または加圧ローラ端面へと拡散させることができ非通紙部昇温を緩和することができる。また、定着フィルムおよび加圧ローラの回転速度が早くなると、定着フィルムおよび加圧ローラ周辺に滞留している雰囲気(空気)の攪拌が促進されるため、定着フィルムおよび加圧ローラ自体の放熱効果も高くなる。このため、非通紙部昇温の抑制を図ることができる。
実際の例として、定着温度(通紙部温度)180℃で、定着フィルム長LF=250mmに対して、被記録材PとしてA5サイズ(148×210mm)の用紙(紙幅LP=148mm)を紙間80mm連続通紙した場合、下表のような結果となった。
(4)接地形態
次に、図3に定着フィルム10と加圧ローラ30の接地形態を示す。なお、本例ではトナーはマイナス帯電するネガトナーを用いて説明する。
次に、図3に定着フィルム10と加圧ローラ30の接地形態を示す。なお、本例ではトナーはマイナス帯電するネガトナーを用いて説明する。
定着フィルム10の導電性の発熱層1は導電性のフランジ部材23a・23b、導電性の規制部材24a・24bを介して接地される。
加圧ローラ30は前述のとおり導電性部材で構成されており、芯金を接地することにより加圧ローラの表面電位はほぼ0Vとなる。
加圧ローラに対して定着フィルムが従動で回転するため、定着フィルムは摺擦により離型層表面がマイナスに帯電する。定着フィルムは前回転を開始してから被記録材Pが定着ニップに到達するまでの間に−500V程度に帯電される。しかし、紙種によっては通紙によって定着フィルムの表面電位が低下する。表面電位の低下率は紙種によって異なるが連続通紙により0V程度まで低下する場合がある。
本発明では、定着速度をVi>Vpとすることで、紙間において加圧ローラと定着フィルムの摺擦回数を増加させることができる。このため、紙間で加圧ローラと定着フィルムの摺擦による再帯電が促進され、連続通紙を行っても定着フィルムの表面電位をマイナス−100V程度に保つことが可能になる。よって、静電オフセットの発生しない良好な定着画像を得ることが可能となる。
本発明では被記録材の1枚目であるP(1)が定着ニップ部Nに到達する前の前回転中においてもVi>Vpとしても良い。これにより、定着フィルムの表面電位をVi=Vpの場合よりも低くすることが可能であり、静電オフセットの防止に効果がある。よって、前回転中も必要に応じてVi>Vpとすることができる。
以上のように、本発明により紙間においてVi>Vpとすることで小サイズ紙などの通紙で非通紙部昇温の抑制を図ることができるので、小サイズ紙通紙直後に大サイズ紙を通紙しても小サイズ紙の非通紙部に当たる部分でホットオフセットが発生しない。また、スループットを低下させることがないのでプリント生産性を向上させることができる。また、被記録材間で定着回転体である定着フィルムの表面電位を回復する能力が増すため静電オフセットの防止を図ることができる。
<第2の実施形態例>
第1の実施形態例に加えて、本例では被記録材Pが定着ニップ部Nを通過している間の定着温度をTp、被記録材Pが定着ニップ部Nを通過していないとき(紙間)の定着温度をTiとした場合、紙間において定着温度をTi<Tpとする。本例では第1の実施形態例と比較して紙間の温度低下をさらに増加させることができ、非通紙部の飽和温度をさらに下げることが可能である。
第1の実施形態例に加えて、本例では被記録材Pが定着ニップ部Nを通過している間の定着温度をTp、被記録材Pが定着ニップ部Nを通過していないとき(紙間)の定着温度をTiとした場合、紙間において定着温度をTi<Tpとする。本例では第1の実施形態例と比較して紙間の温度低下をさらに増加させることができ、非通紙部の飽和温度をさらに下げることが可能である。
<第3の実施形態例>
本例では図3に示すように非通紙部に配設してある温度センサ27の検知温度が所定の温度を検知した場合に被記録材間(紙間)の定着速度Vi>Vpとする。その他の構成については第1または第2の実施形態例と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
本例では図3に示すように非通紙部に配設してある温度センサ27の検知温度が所定の温度を検知した場合に被記録材間(紙間)の定着速度Vi>Vpとする。その他の構成については第1または第2の実施形態例と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
図7は連続通紙における非通紙部の温度と紙間の定着速度の切替えを示したグラフである。連続通紙の3枚目のP(3)が定着ニップ部Nを通過中に非通紙部で所定温度Tdを検知したので、その後の紙間の定着速度をVi=2×Vpとしている。これにより、P(3)以降の紙間で非通紙部の温度低下が増加し、非通紙部の温度が所定の温度Te以下に維持できることがわかる。ちなみに、グラフの点線は紙間の定着速度Vi=Vpの場合を示しており、紙間の定着速度をVi>Vpとすることで非通紙部の温度を低くすることができる。
本例では、非通紙部昇温状態に応じて、必要なときだけ被記録材間の定着速度を早くできるため、第1または第2の実施形態例と比較して定着フィルム及び加圧ローラの回転数を減少させることができるので耐久寿命を重視する場合に有効である。
<第4の実施形態例>
本例では非通紙部に配設してある温度センサの検知温度に応じて被記録材間(紙間)の定着速度Viを増減させている。その他の構成については第3の実施形態例と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
本例では非通紙部に配設してある温度センサの検知温度に応じて被記録材間(紙間)の定着速度Viを増減させている。その他の構成については第3の実施形態例と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
本例では非通紙部の温度が所定温度に対して、温度が高ければ紙間の定着速度Viを早く、温度が低ければViを遅くする制御を行なう。この制御では、非通紙部の温度に応じて必要なときに必要な分だけ定着速度Viを速くすることから、定着速度Viをきめ細かく制御することができるので、第3の実施形態例と比較して定着フィルム及び加圧ローラの回転数を減少させることが可能となる。よって、第3の実施形態例よりも定着器の耐久寿命を長くすることが可能となる。
Viの変化のさせ方としては紙間の定着速度を複数段もち、各定着速度間をステップ状に遷移させる方法や、非通紙部温度の増減率をもとにViを連続的に変更させる方法などが可能である。
また、紙間でも非通紙部の温度が所定温度を下回った場合にはVi=Vpとすることができる。
<第5の実施形態例>
第3または第4の実施形態例に加えて、非通紙部の温度に応じて紙間の定着速度をVi>Vpとすると共に、被記録材Pの先端がニップ部Nに入る間隔を広げる制御を行なう。この制御は不図示の制御系を用いて被記録材Pの供給間隔を広げることで行なう。
第3または第4の実施形態例に加えて、非通紙部の温度に応じて紙間の定着速度をVi>Vpとすると共に、被記録材Pの先端がニップ部Nに入る間隔を広げる制御を行なう。この制御は不図示の制御系を用いて被記録材Pの供給間隔を広げることで行なう。
本例によれば、上記の実施形態例でも非通紙部昇温の抑制が不十分な場合、例えば幅狭長尺紙、小サイズ紙の厚紙などの通紙において非通紙部の温度を所定の温度以下に維持するのに効果がある。この場合でも、定着速度を被記録材間においてVi>Vpとすることで、Vi=Vpの場合と比較して給紙間隔を短くすることができ、プリント生産性の向上を図ることができる。
<その他の実施形態例>
(1)加熱装置100としては図8に示すように線状の抵抗発熱体と定着フィルムを用いても上記実施形態例と同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施形態例と同様の構成については、ここでの説明を省略する。
(1)加熱装置100としては図8に示すように線状の抵抗発熱体と定着フィルムを用いても上記実施形態例と同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施形態例と同様の構成については、ここでの説明を省略する。
本例の定着装置は、定着フィルム11として耐熱性フィルム上に離型層を設けたものを用い、フィルムガイド部材16の下面の定着ニップ部Nに対応する面部分にはセラミックヒータや電磁誘導発熱部材等の加熱体41を配設してある。なお、定着フィルム11は第1の実施形態例の定着フィルム10と同様の構成をすることもできる。
加熱体41の温度は、温度検知手段26を含む不図示の温調系によって電源からの給電を制御することで所定の温度が維持されるように温調される。温度検知手段26はサーミスタなどの温度センサである。また、図には示していないが前記実施形態例と同様に非通紙部に温度センサを配設することができる。
定着フィルム11と加圧ローラ30との間の定着ニップ部Nに、未定着トナー画像を形成担持させた被記録材Pを導入して定着フィルム11と一緒に挟持搬送させることで、定着ニップ部Nにおいて加熱体41の熱を定着フィルム11を介して被記録材に与え、未定着トナー画像を被記録材面に定着させる。
(2)加熱装置100としては図9に示すように熱ローラ定着器を用いても上記実施形態例と同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施形態例と同様の構成については、ここでの説明を省略する。
本例の定着装置は、定着回転体としての定着ローラ50は中空の芯金50aと、前記芯金周りに同心一体にローラ状に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層50bとで構成されており、表層に離型層50cを設けてある。定着ローラ内にはハロゲンヒータ51を配設し、不図示の電源からの給電により発熱させる。
定着ローラ50の温度は、温度検知手段26を含む不図示の温調系によってハロゲンヒータ51への給電を制御することで所定の温度が維持されるように温調される。温度検知手段26はサーミスタなどの温度センサである。また、図には示していないが前記実施形態例と同様に非通紙部に温度センサを配設することができる。この場合、温度センサ26と同様に定着ローラ50の外面側に配設するのが好ましい。
定着ローラおよび加圧ローラの芯金の両端部には、それぞれ装置の不図示のシャーシ側板金間に軸受けを介して回転自由に保持させて配設してある。そして、定着ローラ50と加圧ローラ30とを圧接して所定幅の定着ニップ部Nが形成する。
定着ローラ51と加圧ローラ30との間の定着ニップ部Nに、未定着トナー画像を形成担持させた被記録材Pを導入して定着ローラ50と一緒に挟持搬送させることで、定着ニップ部Nにおいてハロゲンヒータ51の熱を定着ローラ50を介して被記録材に与え、未定着トナー画像を被記録材面に定着させる。
(3)前記実施形態例では、トナーに低軟化物質を含有させたトナーを使用したため、加熱装置100にオフセット防止のためのオイル塗布機構を設けていないが、低軟化物質を含有させていないトナーを使用した場合には、オイル塗布機構を設けても良い。また、定着ニップ後に冷却部を設けて、冷却分離を行っても良い。また、低軟化物質を含有させたトナーを使用した場合にもオイル塗布や冷却分離を行っても良い。また、4色カラー画像形成装置について説明したが、モノクロ或いは1パスマルチカラー画像形成装置、4連タンデム型の画像形成装置に適用してもよい。
1 発熱層
2 弾性層
3 離型層
4 断熱層
10,11 定着フィルム(加熱部材,円筒状フィルム)
16 フィルムガイド部材(支持部材)
17,18,27 磁性コア,励磁コイル,励磁回路(磁場発生手段)
26,27 温度検知素子
30 加圧ローラ(加圧部材)
40 摺動部材
41 加熱体
50 定着ローラ
100 定着装置(加熱装置)
N 定着ニップ部(ニップ領域)
P 被記録材
2 弾性層
3 離型層
4 断熱層
10,11 定着フィルム(加熱部材,円筒状フィルム)
16 フィルムガイド部材(支持部材)
17,18,27 磁性コア,励磁コイル,励磁回路(磁場発生手段)
26,27 温度検知素子
30 加圧ローラ(加圧部材)
40 摺動部材
41 加熱体
50 定着ローラ
100 定着装置(加熱装置)
N 定着ニップ部(ニップ領域)
P 被記録材
Claims (10)
- 被記録材を定着回転体と加圧回転体で構成されるニップ部で挟持搬送してトナー画像を前記被記録材に定着する加熱装置において、
前記ニップ部を前記被記録材が通過しているときの搬送速度をVp、通過していないときの搬送速度をViとしたとき、Vi>Vpとすることを特徴とする加熱装置。 - 前記加熱装置に連続して搬送されるn枚目の被記録材をP(n)、n+1枚目の被記録材をP(n+1){n=1,2,3,・・・}としたとき、P(n)とP(n+1)の間で前記搬送速度をVi>Vpとすることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
- 前記ニップ部を前記被記録材が通過しているときの前記定着回転体の温度をTp、通過していないときの温度をTiとしたとき、Ti<Tpとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
- 前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて前記搬送速度をVi>Vpとすることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の加熱装置。
- 前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて前記搬送速度Viを増減することを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
- 前記定着回転体または前記加圧回転体の長手方向で、前記被記録材の非搬送域の温度に応じて被記録材の先端が前記ニップ部に突入するタイミングを変えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の加熱装置。
- 前記定着回転体は可撓性のフィルム状回転体であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の加熱装置。
- 前記定着手段の定着回転体を誘導加熱することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の加熱装置。
- 前記定着回転体は可撓性のフィルム状回転体であり、前記フィルム状回転体を線状発熱体の周りを接触回転させることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の加熱装置。
- 被記録材に未定着像を形成担持させる作像手段と、被記録材に形成担持させた未定着像を定着させる定着手段を有し、前記定着手段が請求項1から請求項9の何れか1項に記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004104448A JP2005292295A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 加熱装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004104448A JP2005292295A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 加熱装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005292295A true JP2005292295A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35325317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004104448A Withdrawn JP2005292295A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 加熱装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009053595A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Canon Inc | 像加熱装置 |
JP2017156612A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2019124862A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | 株式会社沖データ | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004104448A patent/JP2005292295A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7062964B2 (ja) | 2018-01-18 | 2022-05-09 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置 |
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