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JP2005241864A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2005241864A
JP2005241864A JP2004050166A JP2004050166A JP2005241864A JP 2005241864 A JP2005241864 A JP 2005241864A JP 2004050166 A JP2004050166 A JP 2004050166A JP 2004050166 A JP2004050166 A JP 2004050166A JP 2005241864 A JP2005241864 A JP 2005241864A
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JP2004050166A
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Hiroyuki Ookaji
博之 大鍛治
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】 互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体と、各像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写する一次転写装置と、中間転写体に転写された重ねトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写装置と、中間転写体を像担持体に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、中間転写体が像担持体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを具備する画像形成装置において、接離駆動手段と接離検知手段の全体構成を簡素化し、そのコストを低減する。
【解決手段】 接離駆動手段は、モータ27により回転駆動されるカムを有し、該カムの回転により、中間転写体を像担持体に対して接触又は離間させ、接離検知手段は、カムと共に回転する検知部材36を有し、該検知部材36の回転位置によって、中間転写体が像担持体に対して接触し、又は離間していることを検知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の像担持体のそれぞれに互いに異なった色のトナー像を形成し、その各トナー像を一次転写装置によって中間転写体に重ねて転写し、その重ねトナー像を二次転写装置によって記録媒体に転写して記録画像を得る画像形成装置に関する。
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。また、この形式の画像形成装置において、中間転写体を像担持体に対して接離させる接離駆動手段と、中間転写体が像担持体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段を設けることも従来より公知である。ところが、従来の画像形成装置においては、接離駆動手段と接離検知手段とが全く別個に設けられていたため、これらの手段の全体の構造が大型化し、しかもそのコストが上昇する欠点を免れなかった。
また、二次転写装置を中間転写体に対して接離させる接離駆動手段と、その二次転写装置が中間転写体に接触し又は離間していることを検知する接離検知手段を具備する画像形成装置も従来より公知である。ところが、この場合も、従来のこの形式の画像形成装置においては、接離駆動手段と接離検知手段とが全く別個に設けられており、これによってこれらの手段の全体構造が大型化し、そのコストが上昇する欠点を免れなかった。
特開2001−134111号公報
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体と、各像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写装置と、前記中間転写体に転写された重ねトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写装置と、前記中間転写体を前記像担持体に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、前記中間転写体が前記像担持体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを具備する画像形成装置において、前記接離駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動されるカムとを有し、該カムの回転により、前記中間転写体を前記像担持体に対して接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記カムと共に回転する検知部材を有し、該検知部材の回転位置によって、前記中間転写体が前記像担持体に対して接触し、又は離間していることを検知することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記接離駆動手段は、特定の像担持体以外の像担持体に対して中間転写体を接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記特定の像担持体以外の像担持体に対して中間転写体が接触し又は離間していることを検知するように構成することができる(請求項2)。
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体と、各像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写装置と、前記中間転写体に転写された重ねトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写装置と、前記二次転写装置を中間転写体に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、前記二次転写装置が中間転写体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを具備する画像形成装置において、前記接離駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動されるカムとを有し、該カムの回転により前記二次転写装置を前記中間転写体に対して接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記カムと共に回転する検知部材を有し、該検知部材の回転位置によって、前記二次転写装置が前記像担持体に対して接触し又は離間していることを検知することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項3)。
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記中間転写体は、ポリイミド又はポリアミドイミド系の無端ベルトより成ると有利である(請求項4)。
さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記二次転写装置の表面に付着したトナーを静電的に前記中間転写体に戻すように構成されていると有利である(請求項5)。
また、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記二次転写装置は転写ローラより成ると有利である(請求項6)。
さらに、上記請求項6に記載の画像形成装置において、前記転写ローラは、前記中間転写体の回転に従動して回転するように構成されていると有利である(請求項7)。
また、上記請求項7に記載の画像形成装置において、前記中間転写体は複数の支持ローラに巻き掛けられて回転する無端ベルトより成り、前記転写ローラが無端ベルトより成る中間転写体を介して当接する支持ローラは、該無端ベルトを駆動する駆動ローラであると有利である(請求項8)。
本発明によれば、接離駆動手段と接離検知手段の全体の構造の小型化と、そのコストの低減を達成できる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は画像形成装置の一例を示す概略断面図であり、ここに示した画像形成装置は、その本体1内に、ドラム状の感光体より成る複数の像担持体2Y,2C,2M,2BKと、支持ローラ4,5,6に巻き掛けられた無端ベルトより成る中間転写体3が配置されている。ここでは4本の像担持体2Y乃至2BKが設けられ、各像担持体2Y乃至2BKは、その表面が中間転写体3の表面に当接しながら、図1における時計方向に回転駆動され、中間転写体3も矢印A方向に回転駆動される。
各像担持体2Y,2C,2M,2BK上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体3に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、そのうちの1つの像担持体2Yにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体3に転写する構成だけを説明する。この像担持体2Yが図1における時計方向に回転駆動されるとき、帯電電圧を印加された帯電ローラ7より成る帯電装置によって像担持体2Yが所定の極性に帯電される。帯電後の像担持体2Yには、光書き込み装置8から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、これによって像担持体2Yに静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。
中間転写体3を挟んで、像担持体2Yと反対側に転写ローラより成る一次転写装置10が配置され、この一次転写装置10に転写電圧が印加されることにより、像担持体2Yに形成されたトナー像が、矢印A方向に回転する中間転写体3上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体2Y上に付着する転写残トナーはクリーニング装置11によって除去される。
上述したところと全く同様にして、図1に示した像担持体2C,2M,2BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写体3上に各一次転写装置の作用によって順次重ねて転写され、中間転写体3上に重ねトナー像が形成される。トナー像転写後の各像担持体2C,2M,2BK上の転写残トナーがクリーニング装置により除去されることも第1の像担持体2Yの場合と変わりはない。
一方、画像形成装置本体1内の下部には、例えば転写紙又は樹脂シートなどから成る記録媒体Pを収容した給紙カセット12と、給紙ローラ13を有する給紙装置14が配置され、給紙ローラ13の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体は、レジストローラ対15によって、所定のタイミングで支持ローラ4に巻き掛けられた中間転写体3の部分と、これに対置された転写ローラより成る二次転写装置16との間に給送される。このとき二次転写装置16に所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写体3上の重ねトナー像が記録媒体Pに転写される。
重ねトナー像を転写された記録媒体Pは、さらに上方に搬送されて、定着装置17の定着ローラ18と加圧ローラ19の間を通り、このとき記録媒体上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置17を通過した記録媒体は、排紙ローラ対20によって、画像形成装置本体1の上部の排紙部21に排出される。また、トナー像転写後の中間転写体3上に付着する転写残トナーはクリーニング装置22によって除去される。このようにして、フルカラー画像の形成された記録媒体を得ることができる。
上述のように、本例の画像形成装置は、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体2Y乃至2BKと、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体3と、各像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体3に一次転写する一次転写装置10と、中間転写体3に転写された重ねトナー像を記録媒体Pに二次転写する二次転写装置16とを有している。
ところで、上述した中間転写体3は、通常、像担持体2Y乃至2BKに対して接触しているが、必要に応じて、この中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKから離間させることができる。例えば、像担持体2Y乃至2BKを図1の紙面に対して垂直な手前方向に引き出し、又は奥方向に押し込んでセットできるように構成した場合、その着脱操作に先立って、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKから離間させることができるのである。これにより、像担持体2Y乃至2BKの着脱時に、その像担持体が中間転写体3に摺擦して、これらの表面に傷が付けられる不具合を阻止できる。以下、像担持体2Y乃至2BKに対する中間転写体3の接離に関連する構成の具体例を明らかにする。
図2の(a),(b)に模式的に示すように、中間転写体3を巻き掛けた支持ローラ4,5,6は、その長手方向各端部が前後の側板23にそれぞれ回転自在に支持され、これらの側板23は、支軸24を介して、画像形成装置本体に矢印C,D方向に揺動可能に支持されている。しかも、本例の画像形成装置は、図2の(a)に示すように、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKに対して接触させ、または図2の(b)に示すように、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKに対して離間させる接離駆動手段を有していると共に、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに対して接触し、又は離間していることを検知する接離検知手段とを有している。
図3は、接離駆動手段25の外観斜視図であり、ここに示した接離駆動手段25は、ケース本体26Aと、このケース本体26Aに着脱可能に固定されたカバー26Bとを有するケース26を具備する。図4はカバー26Bを外した状態でケース26の内部を示した図であり、この図から判るように、ケース本体26Aにはモータ27が固定されている。このモータ27の出力ギア28は、第1の中間ギア29に噛み合い、この第1の中間ギア29と同心状に固定された第2の中間ギア30は、第3の中間ギア31に噛み合い、この第3の中間ギア31に同心状に固定された第4の中間ギア32は第5の中間ギア33に噛み合っている。第1及び第2の中間ギア29,30と、第3及び第4の中間ギア31,32は、それぞれケース26に回転自在に支持され、第5の中間ギア33は、ケース26に回転自在に支持された軸34に固定されている。この軸34は、図3に示すように、ケース26の外部にまで延び、その先端にカム35が固定されている。
図4に示したモータ27が作動して、その出力ギア28が回転すると、このギア28の回転は、第1乃至第5の中間ギア29乃至33を介して軸34に伝えられ、軸34がその中心軸線のまわりを矢印E方向に回転し、これによって、カム35が図3に矢印Eで示した方向に回転する。図2の(a),(b)に示すように、このカム35に側板23の下縁部が載置されている。従って、上述のようにカム35が回転することによって、側板23が支軸24のまわりに矢印C,D方向に揺動し、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKから離間し、又は接触する。
すなわち、図2の(a)に示すように、カム35の小径部35Aに側板23が載っているとき、側板23は最も下方の位置を占める。このとき中間転写体3が各像担持体2Y乃至2BKの周面に当接し、この状態で前述のように画像形成動作が行われる。
これに対し、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKに対して離間させるときは、モータ27を作動させることによ、カム35を180°だけ矢印E方向に回転させる。これにより、図2の(b)に示すように、カム35の大径部35Bが側板23を矢印C方向に上昇させる。これにより、中間転写体3が各像担持体2Y乃至2BKから離間する。カム35をさらに矢印E方向に180°回転させると、カム35は図2の(a)に示した回転位置を占め、これによって中間転写体3の表面が像担持体2Y乃至2BKの周面に接触する。
上述のように、本例の接離駆動手段25は、モータ27と、該モータ27により回転駆動されるカム35とを有し、該カム35の回転により、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKに対して接触又は離間させるように構成されている。
一方、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに対して接触し、又は離間していることを検知する接離検知手段は、図4に示すように、円板状の導体より成る検知部材36を有し、この検知部材36は、カム35と共に回転するように、軸34に固定されている。しかも、この検知部材36には切欠39が形成されている。また、図3に示したカバー26Bには、図3に示した第1乃至第3のコンタクト37A,37B,37Cの基端部が固定され、図5に示すように、第1及び第3のコンタクト37A,37CはCPU38に接続されている。
図2の(a)に示すように、カム35の小径部35Aが側板23の下縁部に当り、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに接触しているとき、図5に示すように第1のコンタクト37Aは切欠39のところに位置し、第2及び第3のコンタクト37B,37Cは、導体よりなる検知部材36に接触している。このとき、X部には例えば5Vの電圧が印加され、これによって、検知部材36を介して、第2のコンタクト37Bから第3のコンタクト37Cへ電流が流れ、CPU38に第1の信号Sが入力される。これに対して、第1のコンタクト37Aは、検知部材36の切欠39に位置しているので、第1のコンタクト37Aへ電流は流れず、従って第1のコンタクト37AからCPU38へ信号が入力されることはない。これにより、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに接触していることが検知される。
一方、図4に示したモータ27が作動して、カム35が回転し始めると、このカム35に軸34を介して固定された検知部材36も、カム35と同じ矢印E方向に回転し始める。そして、この検知部材36が、図6に示す位置を占めたとき、第1乃至第3のコンタクト37A,37B,37Cは全て検知部材36に接触する。このときもX部には電圧が印加されているので、第2のコンタクト37Bから第1及び第3のコンタクト37A,37Cに電流が流れ、CPU38には第1及び第2の信号S,Sが入力される。
次いで、検知部材36がカム35と共に180°回転し、図2の(b)に示すように、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKから離れると、図7に示すように、検知部材36の切欠39が第3のコンタクト37Cに合致する。このとき、第1のコンタクト37Aは検知部材36に接触したままである。このため、第2のコンタクト37Bから第1のコンタクト37Aへ電流が流れ、第2の信号SだけがCPU38に入力される。第1の信号SがCPU38に入力されることはない。これによって、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKから離間したことが検知され、これによってモータ27の回転が停止される。
再び、モータ27が作動を開始して、検知部材36がカム35と共に、さらに矢印E方向に180°回転すると、図5に示したように、第1のコンタクト37Aが検知部材36の切欠39に合致し、第3のコンタクト37Cが検知部材36に接触したままとなり、第1の信号SだけがCPU38に入力される。これにより図2の(a)に示したように、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに接触したことが検知され、これによってモータ27の回転が停止される。
上述のように、検知部材36の回転位置によって、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに対して接触しているか、又は離間しているかが検知される。かかる検知部材36は、カム35と共に回転するように構成されているので、図4に示したように、検知部材36を接離駆動手段25内に組み込むことができる。接離駆動手段25と接離検知手段を一体化し、その全体の構成を簡素化すると共に、その全体のコストを低減することができるのである。
ところで、図1を参照して先に説明した画像形成動作は、記録媒体Pにフルカラー画像を形成するカラーモードであるが、このカラーモードのほかに、記録媒体上に特定の単色画像を形成するモノクロモードを選択できるように構成することもできる。例えば、モノクロモード時に黒の単色画像を記録媒体Pに形成するように構成するのである。この場合、モノクロモード時には、図8に示すように、中間転写体3が、有彩色トナー像の形成される像担持体2Y,2C,2Mから離され、黒トナー像の形成される像担持体2BKにのみに当接する。この像担持体2BK上に、前述したところと全く同様にして黒トナー像が形成され、このトナー像が矢印A方向に回転駆動される中間転写体3の表面に一次転写装置によって転写される。引き続き、その黒トナー像が、給紙装置14から送り出され、レジストローラ対15によって所定のタイミングで給送された記録媒体P上に二次転写装置16の作用によって転写される。この記録媒体も、定着装置17を通り、このときその記録媒体P上の黒トナー像が定着され、次いで記録媒体Pは排紙部21に排出される。モノクロモード時には、像担持体2Y,2C,2Mに中間転写体3が接触しないので、当該像担持体の寿命を延ばすことができる。
かかる構成を採用した場合には、図9の(a),(b)に示すように、支持ローラ5が回転自在に支持された第1の側板23Aと、支持ローラ4,6が回転自在に支持された第2の側板23Bとを設け、第2の側板23Bを画像形成装置本体に対して固定すると共に、第1の側板23Aを第2の側板23Bにピン40を介して矢印C,D方向に揺動自在に連結する。そして、図3乃至図7に示した接離駆動手段と同じく構成された接離駆動手段のカム35によって、図9の(a),(b)に示すように、第1の側板23Aを支持し、そのカム35の回転によって、図9の(a)に示す如く、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKに接触させ、又は図9の(b)に示すように、中間転写体3を像担持体2Y乃至2BKから離間させる。この場合も、接離検知手段は、図3乃至図7に示したところと同じく構成され、中間転写体3が像担持体2Y乃至2BKに対し接触し、または離間していることを検知する。
上述のように、この例の接離駆動手段は、特定の像担持体(図の例では黒トナー像が形成される像担持体2BK)以外の像担持体(図の例ではカラートナー像が形成される像担持体2Y,2C,2M)に対して中間転写体3を接触又は離間させ、接離検知手段は、上記特定の像担持体2BK以外の像担持体2Y,2C,2Mに対して中間転写体3が接触し又は離間していることを検知するように構成される。
また、中間転写体3に転写された各色のトナー像の位置がずれてしまうと、完成した画像に色ずれが発生し、その画質が劣化する。そこで、図1に示した画像形成装置には、中間転写体3に対向してセンサ41が配設され、各像担持体2Y乃至2BKに形成したパターントナー像を中間転写体3に一次転写し、その各パターントナー像をセンサ41により検知し、その検知結果に基づいて、各像担持体2Y乃至2BKの位相を調整し、最終画像に色ずれが発生しないように構成されている。フォトセンサ41を、トナー像の画像濃度の検知のために用い、その検知結果に基づいて作像条件を調整するように構成することもできる。
上述のようにセンサ41により、中間転写体3上に転写されたパターントナー像を検知できるようにするには、二次転写装置16を図1に矢印Fで示すように中間転写体3から離間させ、この二次転写装置16によってパターントナー像が乱されることを阻止する必要がある。すなわち、二次転写装置16を中間転写体3に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、二次転写装置16が中間転写体3に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを設ける必要があるが、この接離駆動手段と接離検知手段も、図3乃至図7を参照して先に説明した各手段と同じく構成することができる。すなわち、この場合も、接離駆動手段は、モータ27と、該モータ27により回転駆動されるカム35とを有し、該カム35の回転により二次転写装置16を中間転写体3に対して接触又は離間させ、接離検知手段は、カム35と共に回転する検知部材36を有し、該検知部材36の回転位置によって、二次転写装置16が中間転写体3に対して接触し又は離間していることを検知するように構成するのである。
また、中間転写体3を像担持体に対して接離させる接離駆動手段及びその接離検知手段と、二次転写装置16を中間転写体3に対して接離させる接離駆動手段及びその接離検知手段を共に設ける場合には、全く同じ構成の接離駆動手段及び接離検知手段を用いることが好ましい。このように、共通の装置を用いることにより、画像形成装置のコストを低減することができる。
図1及び図8に示した画像形成装置の中間転写体3は無端ベルトより成るが、その際、ポリイミド又はポリアミドイミド系の無端ベルトを用いると、その耐久性を高めることができる。
また、図1及び図8に示した二次転写装置16にトナーが付着することは避けられず、これを放置すれば、二次転写装置16に付着したトナーが記録媒体Pを汚すおそれを免れない。そこで、例えば、画像形成動作終了後などの適時に、二次転写装置16に対して、正負それぞれのバイアスを印加し、二次転写装置16の表面に付着したトナーを静電的に中間転写体3の表面に戻すように構成することが好ましい。これにより、記録媒体Pをトナーで汚す不具合を防止することができる。しかも、二次転写装置に当接するブレードなどのクリーニング部材が不要であるため、画像形成装置のコスト上昇を抑えることができる。中間転写体3上に戻されたトナーは、クリーニング装置22によって除去される。
また、本例の画像形成装置においては、二次転写装置16が転写ローラより成るので、この転写装置16を小型化できると共に、そのコストを低く抑えることが可能である。また、この転写ローラが、中間転写体3の回転に従動して回転するように構成すると、転写ローラ駆動用のギアなどが不要となると共に、中間転写体3と転写ローラを等速で回転させることができ、バンディング画像の発生を防止することができる。
また、本例の画像形成装置においては、中間転写体3が、複数の支持ローラ4,5,6に巻き掛けられて回転する無端ベルトより成るが、転写ローラより成る二次転写装置16が無端ベルトより成る中間転写体3を介して当接する支持ローラ4が、該無端ベルトを駆動する駆動ローラであると、色ずれ、バンディング画像の発生をより効果的に防止することができる。
画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 中間転写体を像担持体に対して接離させる構成を示す説明図である。 接離駆動手段の外観斜視図である。 接離駆動手段の内部の構造を示す図である。 検知部材と第1乃至第3のコンタクトによって中間転写体が像担持体に対して接触しているか、または離間しているかを検知することを説明する図である。 検知部材と第1乃至第3のコンタクトによって中間転写体が像担持体に対して接触しているか、または離間しているかを検知することを説明する図である。 検知部材と第1乃至第3のコンタクトによって中間転写体が像担持体に対して接触しているか、または離間しているかを検知することを説明する図である。 中間転写体がカラー用の像担持体から離間した状態を示す図である。 中間転写体をカラー用の像担持体に対して接離させるための構成を示す説明図である。
符号の説明
2Y,2C,2M,2BK 像担持体
3 中間転写体
4,5,6 支持ローラ
10 一次転写装置
16 二次転写装置
25 接離駆動手段
27 モータ
35 カム
36 検知部材

Claims (8)

  1. 互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体と、各像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写装置と、前記中間転写体に転写された重ねトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写装置と、前記中間転写体を前記像担持体に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、前記中間転写体が前記像担持体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを具備する画像形成装置において、
    前記接離駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動されるカムとを有し、該カムの回転により、前記中間転写体を前記像担持体に対して接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記カムと共に回転する検知部材を有し、該検知部材の回転位置によって、前記中間転写体が前記像担持体に対して接触し、又は離間していることを検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接離駆動手段は、特定の像担持体以外の像担持体に対して中間転写体を接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記特定の像担持体以外の像担持体に対して中間転写体が接触し又は離間していることを検知する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体に接触しながら回転する中間転写体と、各像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写装置と、前記中間転写体に転写された重ねトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写装置と、前記二次転写装置を中間転写体に対して接触又は離間させる接離駆動手段と、前記二次転写装置が中間転写体に対して接触し又は離間していることを検知する接離検知手段とを具備する画像形成装置において、
    前記接離駆動手段は、モータと、該モータにより回転駆動されるカムとを有し、該カムの回転により前記二次転写装置を前記中間転写体に対して接触又は離間させ、前記接離検知手段は、前記カムと共に回転する検知部材を有し、該検知部材の回転位置によって、前記二次転写装置が中間転写体に対して接触し又は離間していることを検知することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記中間転写体は、ポリイミド又はポリアミドイミド系の無端ベルトより成る請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写装置の表面に付着したトナーを静電的に前記中間転写体に戻す請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記二次転写装置は転写ローラより成る請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記転写ローラは、前記中間転写体の回転に従動して回転する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写体は複数の支持ローラに巻き掛けられて回転する無端ベルトより成り、前記転写ローラが無端ベルトより成る中間転写体を介して当接する支持ローラは、該無端ベルトを駆動する駆動ローラである請求項7に記載の画像形成装置。
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