JP2005212714A - ウェザーストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】中子抜き穴が開口形成されている型成形部のひけを防止するとともに外観品質およびシール機能を向上させる。
【解決手段】型成形部5Bに開口形成されている中子抜き穴23の内周面24の一部から張り出し部25を突出形成し、その張り出し部25と対向する部位に二つのスリット26を形成する。そして、その二つのスリット26にはさまれた領域をブリッジ部27とするとともにブリッジ部27の根元部を張り出し部25側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部27の先端部10を張り出し部25の先端面11に接着固定する。
【選択図】図2
【解決手段】型成形部5Bに開口形成されている中子抜き穴23の内周面24の一部から張り出し部25を突出形成し、その張り出し部25と対向する部位に二つのスリット26を形成する。そして、その二つのスリット26にはさまれた領域をブリッジ部27とするとともにブリッジ部27の根元部を張り出し部25側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部27の先端部10を張り出し部25の先端面11に接着固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、主にドリップウェザーストリップやドアウェザーストリップなどのウェザーストリップの構造に関するものであり、特に、押出し成形部である一般部に連続して形成された型成形部に中子を抜き出すための中子抜き穴が開口形成されているウェザーストリップの構造に関するものである。
ウェザーストリップの型成形部の壁部に中空部の成形に関与した中子を抜き出すための中子抜き穴が開口形成されることがあり、その中子抜き穴がある程度の長さを有する場合には、型成形部の強度を保つために中子抜き取り後の中子抜き穴の内周面を互いに接着固定することが行われる。例えば特許文献1に記載の構造では、中子抜き穴の壁面(内周面)に凹部を形成するとともにその相対する壁面に凸部を形成し、その凹部と凸部を嵌合した上で壁面を互いに接着固定している。これによって、壁面が中子抜き穴の長手方向および奥行方向へずれることを規制できるとされている。
特開平10−217872号公報
しかしながら、特許文献1に記載のウェザーストリップの構造では、凹部が形成されている壁面と凸部が形成されている壁面を近接させることによって嵌合させているため、凹凸部を接着固定することによって壁面が互いに引っ張られ、その結果として凹部を有する壁部および凸部を有する壁部の外表面が全体的に緩やかに凹む現象いわゆるひけが発生するおそれがある。
ひけが発生した壁部の外表面は外観的に好ましくなく、例えば相手側部材と弾接することによってシール機能を発揮する部位にひけが発生した場合はシール機能が損なわれるおそれがある。また、例えば車体側のサッシュに嵌合保持される部位にひけが発生した場合にはウェザーストリップがサッシュから局部的に抜け落ちるおそれがあり、なおも改善の余地を残している。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、ウェザーストリップの型成形部の構造、特に中子抜き穴周りの構造を改良することによって、その壁部におけるひけの発生を未然に防止できるようにしたウェザーストリップを提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、一般部とこの一般部に連続して形成された型成形部を備え、型成形部には、互いに隣接しつつ所定の角度をなす二つの壁部を含む閉断面形状の中空部が形成されているとともに、上記二つの壁部のうちいずれか一方の壁部には、中空部の成形に関与した中子を抜き出すための中子抜き穴が開口形成されているウェザーストリップであることを前提としている。
その上で、上記中子抜き穴の内周面の一部に、中子抜き穴の開口領域を局部的に狭めて狭窄部を形成することになる張り出し部を突出形成するとともに、上記中子抜き穴の内周面のうち張り出し部の先端と対向する部位には、同部位から他方の壁部にわたって中子抜き穴と連続する少なくとも二つのスリットを形成し、上記二つのスリットではさまれた領域をブリッジ部として、このブリッジ部を上記張り出し部の先端に接着固定したことを特徴としている。
つまり、請求項1に記載の発明は、中子抜き穴が開口形成されている壁部からそれに隣接する壁部にわたる二つのスリットを形成することによって、壁部から局部的に切り離されたブリッジ部を形成している。そして、そのブリッジ部を張り出し部に接着固定していることから、その接着固定によって変形するのはブリッジ部のみとなり、互いに引っ張られる力が型成形部の壁部全体に作用するのを防止する構造になっている。
なお、上記一般部とは、多くの場合押出し成形によって長手方向に略均一断面形状のものとして形成される。
上記ブリッジ部の根元に相当するスリットの末端位置では、請求項2に記載のように、スリット幅が拡大化しているか、もしくは請求項3に記載のように、スリット幅が円弧状に拡大化していることが望ましい。
請求項1にいう型成形部には、請求項4に記載のように、取付基部とこの取付基部と一体のシールリップを有し且つ取付基部が中空状となっている型成形部も当然に含まれる。
また、中子抜き穴が長手方向で大きい場合には、請求項5に記載のように、上記中子抜き穴の長手方向に沿って複数の張り出し部を千鳥状に形成し且つ各張り出し部の先端と対向する部位に、少なくとも二つのスリットをもってブリッジ部をそれぞれに形成することが望ましい。
したがって、請求項1〜5に記載の発明では、ブリッジ部を張り出し部の先端に接着固定することで、ウェザーストリップの壁部の外表面、特に相手側部材が弾接することによってシール機能を発揮する部位でのひけの発生が未然に防止され、シール機能の向上に寄与できる。特に請求項4に記載の発明では、保持機能を向上させ、サッシュからウェザーストリップが抜け落ちることが防止される。
請求項1〜5に記載の発明によれば、中子抜き穴が開口形成されている型成形部の壁部にてひけが発生するのを未然に防止できる。それとともに、ウェザーストリップの外観品質が改善され、シール機能や保持機能が向上する。また、請求2,3に記載の発明によれば、成形時の脱型性の向上や取付後のスリットの末端位置での切れの発生防止という効果もある。
図1〜4は本発明に係るウェザーストリップの好ましい実施の形態を示しており、図1はオープンカーにおいてルーフ前端部のドリップウェザーストリップを含むフロントウェザーストリップを車体側へ取付けた構造を、図2は図1のドリップウェザーストリップの一般部たる押出し成形部と連続して形成された型成形部の斜視図を、図3は図2の接合部付近の詳細図を、図4は図2のA−A線断面図をそれぞれ示している。
図1に断面図で示されるフロントウェザーストリップ1は、特開平10−119584号公報にて示されるように、例えばオープンカーのフロントルーフ部の車幅方向において連続的に配設されているものであって、後述するような二重シール構造となっている。
上記フロントウェザーストリップ1は、中空リップ2が一体に形成されている断面略コの字状のウェルト部3と、中空リップ4を備えるドリップウェザーストリップ5とから大略構成されており、ドリップウェザーストリップ5は中空リップ4と連続する桶状の水受部7の先端部に設けられた両面テープ9をもってウェルト部3に接着固定されている。
そして、フロントウェザーストリップ1は、ウェルト部3が車体パネルに嵌着することによって車体側に固定されていて、仮想線で示す幌補強材6が中空リップ2,4のそれぞれに弾接し、その中空リップ2,4が同じく仮想線で示すように変形することによってシール機能を発揮するいわゆる二重シール構造となっている。
ここで、ドリップウェザーストリップ5に着目すると、図2に示すように、ドリップウェザーストリップ5の長手方向では、仮想線で示される略均一断面形状の押出し成形部5Aと連続してその一般部としての押出し成形部5Aと相似形状である型成形部5Bが形成されており、その型成形部5Bの断面形状は長手方向において滑らかに変化している。また、図3に示すように、フロントウェザーストリップ1の端部は、型成形部5Bを介してルーフウェザーストリップ6に接続されている。
上記型成形部5Bは、図2のほか図4に示すように、主に中空リップ17から構成されており、中空リップ17には中空部19を成形するのに使用した図示外の中子を抜き出すための中子抜き穴23が型成形部5Bの長手方向に沿って開口形成されている。上記中空リップ17は、中子抜き穴23が開口形成されているリップ側壁部18と、リップ側壁部18と隣接しつつ所定の角度をなすリップ底壁部15と、図1に示す幌補強材6が弾接することによって変形するリップ頂壁部16とによって略扇形の閉断面形状に形成されている。
上記中子抜き穴23では、その長手方向の略中央部において、内周面24の一部から略台形状の張り出し部25が中子抜き穴23の開口領域を局部的に狭め、いわゆる狭窄部となるようにして対向する内周面24に向かって突出形成されている。その張り出し部25と対向する部位には、中子抜き穴23と連続し且つ他方の壁部であるリップ底壁部15にまたがる二つのスリット26が並列に形成されている。また、上記二つのスリット26は、リップ底壁部15と、リップ側壁部18とがなす稜線と略直交するようにしてリップ底壁部15の壁面に沿って形成されている。
そして、その二つのスリット26にはさまれた領域をブリッジ部27とし、そのブリッジ部27の根元部を張り出し部25側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部27の先端部10を張り出し部25の先端面11に接着固定している。なお、ブリッジ部27と張り出し部25との接着固定には例えば速乾性のある接着剤を使用している。また、一点鎖線の形状は、接着固定前のブリッジ部27を示す。
つまり、上記の型成形部5Bの構造は、型成形部5Bの長手方向に連続しているリップ底壁部15を二つのスリット26をもって局部的に分断しており、ブリッジ部27を張り出し部25に接着固定した際にもブリッジ部27が内側に倒れ込むように変形するのみで、リップ頂壁部16およびリップ底壁部15には互いに引っ張られる力がほとんど作用しないようになっている。
したがって、型成形部5Bの構造によれば、上記のようにブリッジ部27を張り出し部25に接着固定しても、リップ頂壁部16の外表面にひけは発生しない。その結果、型成形部5Bの外観品質が向上するとともに、リップ頂壁部16に幌補強材6が当接した際のシール機能が向上する。
なお、リップ底壁部15に形成されている二つのスリット26は、ブリッジ部27を引張り変形させずに張り出し部25に接着固定することができる長さに設定されている。
図5,6は本発明の第2の実施の形態を示しており、図5はドアウェザーストリップの型成形部であるコーナー部の斜視図を示したものである。また、図6は図5におけるB−B線断面図を示している。
周知のように、ドアウェザーストリップは、例えば自動車のドア開口部周縁に配設されているサッシュに嵌合保持される取付基部とその取付基部一体に形成された中空状のシールリップから大略構成されており、ドア閉止時にシールリップが車体パネルと弾接することによってシール機能を発揮するものである。
図5,6に示すように、上記ドアウェザーストリップの図示外の押出し成形部に連続して形成された型成形部であるコーナー部30は、サッシュ39に嵌合保持される取付基部31とその取付基部31と一体のシールリップである中空リップ32とから大略構成されている。そして、中空部43が取付基部31と中空リップ32にまたがって形成されていて、取付基部31の底壁部34には上記中空部43を形成するのに使用した図示外の中子を抜き出すための中子抜き穴35がコーナー部30の長手方向に沿って開口形成されている。
上記中子抜き穴35では、第1の実施の形態の構造と同様に、内周面41の一部から張り出し部36が突出形成されており、その張り出し部36と対向する部位には、二つのスリット37が並列に形成されている。
そして、その二つのスリット37ではさまれた領域をブリッジ部38とし、そのブリッジ部38の根元部を張り出し部36側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部38の先端部28を張り出し部36の先端面29に接着固定している。また、一点鎖線の形状は、接着固定前のブリッジ部38を示す。
なお、コーナー部30は、図6に示すように取付基部31がサッシュ39に嵌合されることによって車体側に固定されているが、図5では中子抜き穴35の構造を示すためにサッシュ39を省略している。
したがって、コーナー部30の構造によれば、第1の実施の形態と同様の機能により、取付基部31の側壁となる側壁部40,42の外表面におけるひけの発生が防止され、同時に取付基部31がサッシュ39から抜け落ちることを防止できる。
図7,8は本発明の第3の実施の形態を示しており、図7は、図5と比べ中子抜き穴が拡大化したコーナー部の斜視図を、図8の(a)は図7におけるC−C線断面図を、図7の(b)は図6におけるD−D線断面図をそれぞれ示している。なお、図7,8では先に図5,6で示した第2の実施の形態と共通する部位には同一符号を付している。
図7,8に示すように、図示外の押出し成形部に連続して形成された型成形部であるコーナー部49は、取付基部50と中空リップ32から大略構成されている。取付基部50の底壁部51には中空部43を形成するのに使用した図示外の中子を抜き出すための中子抜き穴54が開口形成されていて、張り出し部52およびブリッジ部53をそれぞれ中子抜き穴54の長手方向において交互にいわゆる千鳥状に複数形成し、それらを個別に接着固定している。
より具体的には、中子抜き穴54の内周面55の3箇所から略台形状の張り出し部52が中子抜き穴54の開口領域を局部的に狭めるようにして対向する内周面55に向かって千鳥状に突出形成されていて、それぞれの張り出し部52は中子抜き穴54の長手方向に沿って形成されている。その張り出し部52の先端と対向する部位には、中子抜き穴54に連続し且つそれぞれ他方の壁部である側壁部57と側壁部58にまたがって二つのスリット56が並列に形成されている。また、上記二つのスリット56は、底壁部51と、側壁部57,58とがなす稜線に略直交するようにして形成されている。
そして、その二つのスリット56にはさまれた領域をブリッジ部53とし、そのブリッジ部53の根元部を張り出し部52側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部53の先端部47を張り出し部52の先端面48にそれぞれ接着固定している。また、一点鎖線の形状は、接着固定前のブリッジ部53を示す。なお、図7では中子抜き穴54の構造を示すためにサッシュ60を省略している。
また、上記ブリッジ部53を例えば側壁部57側のみに形成した場合には、側壁部57の外表面が連続して局部的に凹むことになるため中子抜き穴54の長手方向に沿って千鳥状にブリッジ部53を形成することが望ましい。
したがって、コーナー部49の構造によれば、取付基部50において張り出し部52およびブリッジ部53を複数形成して個別に接着固定する必要がある場合には、中子抜き穴54の長手方向に沿ってそれぞれを千鳥状に形成することが、取付基部50がサッシュ60から抜け落ちることを防止する上では有利になるといえる。
図9,10は本発明の第4の実施の形態を示しており、図9はトランクルーム用ウェザーストリップの型成形部であるコーナー部の斜視図を示したものである。また、図10は図9におけるE−E線断面図を示している。
周知のように、トランクルーム用ウェザーストリップ(以下、トランクシールとする)は、例えば自動車のトランクルーム開口部周縁に取付けられる断面略コの字状のウェルト部とそのウェルト部と一体に形成されている中空状のシールリップから大略構成されており、トランクリッド閉止時にシールリップにトランクリッドが弾接することによってシール機能を発揮するものである。
図9,10に示すように、上記トランクシールの図示外の押出し成形部に連続して形成された型成形部であるコーナー部70は、車体側への取付部となる略コの字状のウェルト部71と、そのウェルト部71に一体となる例えばスポンジゴムで形成された断面略菱形状の中空リップ73とから大略構成されており、中空リップ73のリップ側壁部79には中空部82を成形するのに使用した図示外の中子を抜き出すための中子抜き穴75が開口形成されている。上記中空リップ73は、図示外のトランクリッドが弾接するリップ頂壁部74と、そのリップ頂壁部74と隣接するリップ側壁部79,81と、ウェルト部71とによって閉断面形状に形成されている。
上記中子抜き穴75では、第1,2の実施の形態の構造と同様に、内周面80の一部から張り出し部76が突出形成されており、その張り出し部76と対向する部位には、二つのスリット77が並列に形成されている。
そして、二つのスリット77ではさまれた領域をブリッジ部78とし、その根元部を張り出し部76側に倒れ込むように変形させることによって、ブリッジ部78の先端部68を張り出し部76の先端面69に接着固定している。また、一点鎖線の形状は、接着固定前のブリッジ部78を示す。
したがって、コーナー部70の構造によれば、第1,2の実施の形態と同様の機能により、リップ頂壁部74の外表面においてひけの発生を防止し、リップ頂壁部74にトランクリッドが弾接した際のコーナー部70のシール機能が向上する。
図11は、本発明の第5の実施の形態として、図2における二つのスリット26の末端位置でのスリット幅を円弧状に拡大化した場合の型成形部の斜視図を示している。なお、図11では先の図2に示した第1の実施の形態と共通する部位には同一符号を付している。
図示外の押出し成形部に連続して形成された型成形部90の構造として、図11で示されるように、二つのスリット26の末端位置でスリット幅を円弧状に拡大化し円形穴91が形成されている。円形穴91を形成することによって、ブリッジ部27を曲げ変形させた際の力がブリッジ部27に隣接するリップ底壁部15の領域に及ぶことをより一層確実に防止するとともに、末端位置にて発生する応力集中を緩和することができる。
なお、二つのスリット26の末端位置でスリット幅を円弧状に拡大化する構造は、前述した第1〜4の実施の形態のいずれにも適用することができることはいうまでもない。
このように本実施の形態によれば、中子抜き穴が開口形成されている型成形部の外表面にてひけが発生することを未然に防止できる。それとともに、ウェザーストリップの外観品質が改善され、シール機能や保持機能が向上する。
5A…押出し成形部(一般部)
5B…型成形部
15…リップ底壁部(他方の壁部)
18…リップ側壁部(壁部)
19…中空部
23…中子抜き穴
24…内周面
25…張り出し部
26…スリット
27…ブリッジ部
30…コーナー部(型成形部)
31…取付基部
32…中空リップ(シールリップ)
34…底壁部(壁部)
35…中子抜き穴
36…張り出し部
37…スリット
38…ブリッジ部
40…側壁部(他方の壁部)
43…中空部
49…コーナー部(型成形部)
50…取付基部
51…底壁部(壁部)
52…張り出し部
53…ブリッジ部
54…中子抜き穴
55…内周面
56…スリット
57…側壁部(他方の壁部)
58…側壁部(他方の壁部)
70…コーナー部(型成形部)
74…リップ頂壁部(他方の壁部)
75…中子抜き穴
76…張り出し部
77…スリット
78…ブリッジ部
79…リップ側壁部(壁部)
80…内周面
82…中空部
90…型成形部
91…円形穴
5B…型成形部
15…リップ底壁部(他方の壁部)
18…リップ側壁部(壁部)
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25…張り出し部
26…スリット
27…ブリッジ部
30…コーナー部(型成形部)
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32…中空リップ(シールリップ)
34…底壁部(壁部)
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37…スリット
38…ブリッジ部
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43…中空部
49…コーナー部(型成形部)
50…取付基部
51…底壁部(壁部)
52…張り出し部
53…ブリッジ部
54…中子抜き穴
55…内周面
56…スリット
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58…側壁部(他方の壁部)
70…コーナー部(型成形部)
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76…張り出し部
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80…内周面
82…中空部
90…型成形部
91…円形穴
Claims (5)
- 一般部とこの一般部に連続して形成された型成形部を備え、
型成形部には、互いに隣接しつつ所定の角度をなす二つの壁部を含む閉断面形状の中空部が形成されているとともに、
上記二つの壁部のうちいずれか一方の壁部には、中空部の成形に関与した中子を抜き出すための中子抜き穴が開口形成されているウェザーストリップにおいて、
上記中子抜き穴の内周面の一部に、中子抜き穴の開口領域を局部的に狭めて狭窄部を形成することになる張り出し部を突出形成するとともに、
上記中子抜き穴の内周面のうち張り出し部の先端と対向する部位には、同部位から他方の壁部にわたって中子抜き穴と連続する少なくとも二つのスリットを形成し、
上記二つのスリットではさまれた領域をブリッジ部として、このブリッジ部を上記張り出し部の先端に接着固定したことを特徴とするウェザーストリップ。 - 上記ブリッジ部の根元部に相当するスリットの末端位置でそのスリット幅を拡大化したことを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリップ。
- 上記スリットの末端位置でそのスリット幅を円弧状に拡大化したことを特徴とする請求項2に記載のウェザーストリップ。
- 上記型成形部は、取付基部とこの取付基部と一体のシールリップを有しているとともに、取付基部が中空部となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のウェザーストリップ。
- 上記中子抜き穴の長手方向に沿って複数の張り出し部が千鳥状に形成されているとともに、
各張り出し部の先端と対向する部位には、少なくとも二つのスリットをもってブリッジ部がそれぞれに形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウェザーストリップ。
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JP2016215784A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 西川ゴム工業株式会社 | 車両用シール材 |
JP2017132338A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 株式会社豊田自動織機 | ウエザストリップ |
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