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JP2005177176A - 化粧料含浸用基材及びこれを用いた顔面被覆化粧料シート - Google Patents

化粧料含浸用基材及びこれを用いた顔面被覆化粧料シート Download PDF

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JP2005177176A JP2003423555A JP2003423555A JP2005177176A JP 2005177176 A JP2005177176 A JP 2005177176A JP 2003423555 A JP2003423555 A JP 2003423555A JP 2003423555 A JP2003423555 A JP 2003423555A JP 2005177176 A JP2005177176 A JP 2005177176A
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Abstract

【課題】触感が柔らかく、嵩高であり、さらに化粧料含浸物品が折り畳まれてパッケージに包装されている場合の取り出し時のシートが開きやすく、また顔面等に装着した時のフィット性が良い化粧料含浸用基材及びこれを用いた顔面被覆化粧料シートを提供する。
【解決手段】熱接着性合成繊維を5mass%以上70mass%以下の範囲で含有する熱接着性合成繊維からなる内層と、前記内層の両表面に、吸水性繊維を60mass%以上含有する吸水性繊維からなる表層が積層されている不織布であって、前記内層を構成する繊維と両表層を構成する繊維の少なくとも一部は混合されて全体として一体化され、前記不織布は、厚さ方向に水流交絡され、かつ前記熱接着性合成繊維により熱接着されており、JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される剛軟度が、前記不織布の巻き取り方向と幅方向の合計で30g以上80g以下の範囲内にある化粧料含浸用基材を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体の皮膚に保湿成分、クレンジング成分、制汗成分、香り成分、美白成分、血行促進成分、紫外線防止成分、痩身成分等の化粧料を含浸して使用する化粧料含浸物品に好適に用いられる化粧料含浸用不織布及びこれを用いた顔面被覆化粧料シートに関する。
従来から、化粧料を含浸した顔面被覆化粧料シートは使用されている。従来の化粧料を含浸したシートは、コットンを主成分とした不織布が使用されていた。コットンは吸水性があり、化粧料を含浸するのに好適だからである。しかし、コットン製不織布はやや粗硬感があり、また不織布が折り畳まれて包装された場合に、不織布を取り出すときの不織布の開きやすさが好ましくないことから、下記特許文献1では、ポリプロピレン(PP)サーマルボンド不織布、PPスパンボンド不織布、ポリエチレンテレフタレート(PET)スパンボンド不織布、PP/ポリエチレン(PE)エアースルー不織布を用いた化粧料含浸シートが提案されている。
また本出願人は、下記特許文献2において、熱接着性繊維を含有し、繊維同士が部分的熱圧着部により接合された、いわゆるポイントボンド不織布を含む不織布に液体が含浸されてなる皮膚湿潤シートを提案している。
特開2003−93152号公報 特開2003−166161号公報
しかし、前記特許文献1の発明は、化粧料含浸シートが折り畳まれて包装された場合に、取り出してシートを開くときの開きやすさ、あるいは顔面等に装着したときのフィット性が十分ではないという問題があった。
また、前記特許文献2の発明は、触感が硬くなったり、あるいはシートの嵩が小さく顔面等への装着性に劣る場合があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、触感が柔らかく、嵩高であり、さらに化粧料含浸物品が折り畳まれてパッケージに包装されている場合の取り出し時のシートが開きやすく、また顔面等に装着した時のフィット性が良い化粧料含浸用基布及びこれを用いた顔面被覆化粧料シートを提供する。
本発明の化粧料含浸用基材は、熱接着性合成繊維を5mass%以上70mass%以下の範囲で含有する熱接着性合成繊維からなる内層と、前記内層の両表面に、吸水性繊維を60mass%以上含有する吸水性繊維からなる表層が積層されている不織布であって、前記内層を構成する繊維と両表層を構成する繊維の少なくとも一部は混合されて全体として一体化され、前記不織布は、厚さ方向に水流交絡され、かつ前記熱接着性合成繊維により熱接着されており、JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される剛軟度が、前記不織布の巻き取り方向(MD方向)と幅方向(CD方向)の合計で30g以上80g以下の範囲内にあることを特徴とする。
また本発明の顔面被覆化粧料シートは、顔面の形状に沿うように打ち抜かれている顔面被覆化粧料シートであって、前記顔面被覆化粧料シートは、前記の不織布に液体化粧料を含浸したものであることを特徴とする。
本発明の化粧料含浸用基材は、熱接着性合成繊維からなる内層と吸水性繊維からなる表層が積層され、各層を構成する繊維同士を水流交絡の程度を調整して一体化するとともに熱接着性合成繊維の熱接着の程度を調整することにより、触感が柔らかく、嵩高な不織布を得ることができ、さらに所望の範囲を満足する剛軟度を得ることにより、化粧料含浸物品が折り畳まれて包装された場合の取り出し時のシートの開きやすさ、顔面等に装着した時の優れたフィット性が得られる。
本発明の化粧料含浸用基材は、表層は、吸水性繊維を60mass%以上含有する吸水性繊維ウェブで構成される。好ましくは80mass%以上である。さらにより好ましくは、全てを吸水性繊維で構成するとよい。吸水性繊維を使用することで、表面タッチが良く、フィット性、無荷重時でも、効率よく化粧料を含む液体が皮膚に浸透させることができる。
前記吸水性繊維としては、水分、薬液、化粧料などの液体を含浸可能な繊維であれば特に限定されない。例えば、パルプ、コットン、シルク、ウール、麻などの天然繊維、レーヨン、キュプラ、溶剤系レーヨンなどの再生繊維など公定水分率が8%以上の吸水性短繊維を1種類、または2種類以上用いることが好ましい。特に、コットン繊維とレーヨン繊維を混合して使用すると、コットン繊維の持つ厚み感とレーヨン繊維の滑り性とが相俟って特に表面タッチに優れる点で好ましい。混合比(コットン繊維:レーヨン繊維)は、70:30〜30:70が好ましい。
レーヨン等の化学繊維の場合、繊度は、0.5〜3.3dtexであることが好ましい。より好ましくは、0.9〜1.7dtexである。繊度が3.3dtexより大きくなると、表面の風合いが悪くなり、人体に対してチクチクした感触を生じるからである。また、使用時に毛羽立ちし易くなるからである。
前記表層の目付は、10〜60g/mが好ましい。より好ましくは、15〜40g/mである。
表層の目付が10g/m未満であると、表面のムラによっては、内層を構成する繊維の露出する割
合が多くなる可能性があり、触感が悪くなる傾向にある。また、液体の保持性も悪くなる可能性がある。一方、表層の目付が60g/mを超えると、不織布全体の目付が大きくなり、経済的でない
。また人体に装着したときの装着性が低下するからである。
前記表層には、必要に応じて、吸水性繊維以外に他の繊維を含んでもよい。例えば、合成繊維等が挙げられる。
内層は、熱接着性合成繊維が5mass%以上70mass%以下の範囲である熱接着性合成繊維ウェブで構成される。好ましい熱接着性合成繊維の下限は、10mass%であり、より好ましくは15mass%である。一方、好ましい熱接着性合成繊維の上限は、50mass%であり、より好ましくは40mass%である。熱接着性合成繊維を含むことにより、基材の剛性、伸び方向及び伸び率を調整することができ、ひいては人体に貼付するとき人体の凹凸にまんべんなく接触させて化粧料を人体に与えることができる。また、適度な剛性を有するので不織布の開きやすさに優位である。熱接着性合成繊維の含有量が5mass%未満であると、上記効果が十分に得られない。熱接着性合成繊維の含有量が70mass%を超えると、不織布の剛性が大きくなり過ぎて、顔面へのフィット性が低下する。また、製品にするとき、不織布を折り畳んで包装する場合に不織布の反発性が大きくて折り畳みにくくなる。その結果、包装時の生産性が低下する。
前記熱接着性合成繊維としては、構成繊維同士を熱接着可能な熱可塑性繊維であれば特に限定はされない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1などからなるポリオレフィン系繊維、あるいは上記樹脂を2成分以上組み合わせた複合繊維など、加熱により熱接着性を有する合成繊維が1種類、または2種類以上用いられる。その繊維断面の形態も特に限定されず、円形、異形、中空などいずれであってもよい。特に、低温で接着性を有する繊維、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、共重合ポリエステル繊維などの単一繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、共重合ポリエステル/ポリエチレンテレフタレートの組み合わせからなる鞘芯型、偏芯鞘芯型、並列型、分割型の繊維断面からなる複合繊維が取り扱い性、不織布の強力、嵩高性の点で優れ、好ましい。
熱接着性合成繊維以外に含有する他の繊維としては、上記吸水性繊維、ポリオレフィン、ポリエステル等の合成繊維が挙げられる。熱接着性合成繊維を含む合成繊維の含有量は、80mass%以上であることが好ましい。合成繊維の含有量が上記範囲であると、不織布の嵩の低下を抑え、柔軟性が得られるからである。
前記合成繊維の繊度は、0.9〜8.8dtexが好ましい。より好ましくは、0.9〜6.6dtexである。合成繊維の繊度が0.9dtex未満であると、不織布の嵩高性が不足する可能性がある。合成繊維の繊度が8.8dtexを超えると、不織布の横方向における剛性が大きくなり過ぎて触感が硬くなる。また、表層の目付の如何により表面にもがさつき感が出て触感に劣るからである。
前記内層の目付は、10〜60g/mであることが好ましい。より好ましくは、10〜40g/
である。内層の目付が10g/m未満であると、不織布の嵩高性が不足する傾向にあり、不織布を
折り畳んで包装した場合に不織布を取り出そうとしたとき不織布が開きにくい場合がある。内層の目付が60g/mを超えると、不織布の剛性が大きくなり、触感が硬くなる。また、液体の浸透性
が低下するからである。
表層及び内層における繊維ウェブとは、カードウェブ、エアレイウェブ、スパンボンドウェブ等の構成する繊維が集合し未だ熱や結合剤等で接着されていないものを指す。そして、表層及び内層の繊維ウェブが積層され、水流交絡されるとともに熱接着性合成繊維により熱接着される。各層を構成する繊維同士の交絡性を考慮すると、カードウェブを用いることが好ましい。前記カードウェブとしては、パラレルカードウェブ、セミランダムカードウェブが、好ましい。
前記不織布の目付は、30〜120g/mであることが好ましい。より好ましくは、50〜10
0g/mである。不織布の目付が120g/mを超えると、経済的でない。また人体に装着したと
きの装着性が低下するからである。一方、不織布の目付が30g/m未満であると、剛軟度及び/
又は伸び率が所望の範囲を満たすのが困難となる。また、化粧料の含浸量が少なくなるからである。
得られた不織布のJIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される剛軟度は、30g以上80g以下の範囲内にある。剛軟度は、不織布のボリューム感を示す一つの指標である。好ましい剛軟度の下限は、35gである。好ましい剛軟度の上限は、60gである。ハンドルオメータ法に準じて測定される剛軟度は、不織布の厚みと構造に影響される因子であり、不織布の嵩高性と柔軟性の両立することを示す指標として好適である。剛軟度が30g未満であると、嵩高性に劣るか、不織布が柔らかすぎる。剛軟度が80gを超えると、柔軟性に劣る。
また、前記不織布の一方向における剛軟度は、25g以上70g以下の範囲内にあることが好ましい。より好ましい一方向における剛軟度は、30g以上60g以下の範囲内である。一方向に一定の剛性を与えることにより、人体に貼付するときの装着性及び貼付したときのフィット性に優れるからである。
得られた不織布の少なくとも一方向における伸び率(標準時)は、100%以上140%以下の範囲内にある。好ましい伸び率の上限は、130%である。伸び率が上記範囲を満たすことにより、人体への装着性、フィット性に優れた不織布が得られる。伸び率が140%を超えると、折り畳まれた不織布を拡げるときに型くずれを起こす可能性がある。
さらに、前記不織布のCD方向における伸び率(標準時)が100%以上140%以下の範囲内にあり、かつ不織布のMD方向及びCD方向における伸び率の比(CD方向/MD方向)が2以上7以下の範囲内にあることが好ましい。より好ましい伸び率の比(CD方向/MD方向)の上限は、6である。伸び率の比が2未満であると、人体へのフィット性に劣り、伸び率の比が7を超えると、不織布が開きにくかったり、装着時に不織布の形状を保持できない可能性がある。
前記不織布の厚みは、0.9mm以上であることが好ましい。不織布の厚みを0.9mm以上とすることにより、不織布が折り畳まれて包装された場合不織布を取り出すときに、不織布の端部を掴みやすく、その結果不織布が開きやすくなる。また、厚みを0.9mm以上とすることにより、不織布を人体に装着して使用したとき、適度に荷重をかけると、含浸した液体化粧料を効率的に人体に移行させることができる。
本発明の化粧料含浸用基布には、化粧料が含浸されて化粧料含浸物品となす。前記化粧料含浸物品の使用形態の一例としては、顔面の形状に沿うように打ち抜かれている化粧料含浸用基材に液体化粧料を含浸した顔面被覆化粧料シートがある。
JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される顔面の縦方向の剛軟度は、25g以上70g以下の範囲内であり、顔面の横方向の剛軟度は3g以上15g以下の範囲内にあることが好ましい。顔面の縦方向の剛軟度を大きくし、横方向の剛軟度を小さくすることにより、顔面への装着性、フィット性に優れる。例えば、前記不織布におけるMD方向を顔面の縦方向とし、不織布のCD方向を顔面の横方向とすることで得られる。より好ましい顔面の縦方向の剛軟度は30g以上60g以下の範囲内である。より好ましい顔面の縦方向の剛軟度は3g以上12g以下の範囲内である。顔面の縦方向の剛軟度が範囲外であると、顔面への装着性に劣る。顔面の横方向の剛軟度が範囲外であると、取り扱い時に必要以上に伸びたり(下限)、あるいはフィット性に劣る(上限)。
顔面の横方向における伸び率(標準時)は、100%以上140%以下の範囲内にあることが好ましい。好ましい伸び率の上限は、130%である。顔面の横方向に一定の伸びを示すことにより、顔面へ貼付するときの装着性に優れる。
次に、本発明の不織布の製造方法について説明する。一例として、上記で説明した熱接着性合成繊維を含む繊維ウェブを内層とし、前記吸水性繊維を含む繊維ウェブを両表層とし積層する。次いで、水流交絡処理装置により、繊維同士を交絡させる。例えば、水流交絡処理は、孔径0.05mm以上0.5mm以下の範囲からなるオリフィスが0.5mm以上2mm以下の間隔で設けられたノズルから、水圧2MPa以上8MPa以下の範囲からなる水流を、少なくとも一方の面から1回噴射されるように水流交絡処理するとよい。さらに、両面から少なくとも1回噴射すると、交絡性が向上し、好ましい。
水流交絡処理後は、水分を除去するために不織布を乾燥した後、熱接着性合成繊維が溶融する温度で熱処理して繊維同士を熱接着するか、あるいは不織布の乾燥と同時に熱接着性合成繊維が溶融する温度で熱処理して繊維同士を熱接着することができる。ここでいう熱接着性合成繊維が溶融する温度とは、JIS−K−7121(DSC法)に準ずる融解ピーク温度とし、非晶質ポリプロピレンや非晶質共重合ポリエステルなど融解ピークを明瞭でないものについては、顕微鏡で雰囲気温度を上昇させながら繊維の溶融状態を観察し、樹脂が流れ出したときの温度とする。熱処理温度は、熱接着性合成繊維の溶融する温度以上、溶融する温度よりも15℃高い温度以下であることが好ましい。熱処理温度が上記範囲を外れると、所望の剛軟度が得られなかったり、所望の伸び率が得られなかったりする。
このようにして得られる本発明の化粧料含浸用基材は、特に含浸させる液体の量が400mass%以上、あるいは高粘度液体における液体含浸性に優れ、湿潤時のへたりを抑制し、不織布の開きやすさに優れ、人体へのフィット性及び液体移行性に優れるものである。また、本発明においては、内層と両表層を積層する前の段階が、比較的嵩の高い繊維ウェブの状態であるので、積層し水流交絡して熱処理することにより、各繊維層の構成繊維の少なくとも一部が混合し、最終製品は一体性の高いものとなる。
そして、前記化粧料含浸用基材には、保湿成分、クレンジング成分、制汗成分、香り成分、美白成分、血行促進成分、紫外線防止成分、痩身成分等の化粧料が含浸され、目的に応じて、水、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの湿潤成分、アルコール成分、抗菌剤,防かび剤など薬剤成分が付与されて、液体化粧料となして公知の方法によって付与させる。液体の含浸率は、その目的に応じて適宜設定すればよいが、基材質量に対して、100mass%以上1500mass%以下の範囲で含浸させることが好ましい。特に、本発明の顔面被覆化粧料シートは、液体含浸量が400mass%以上700mass%以下の範囲であることが好ましい。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
[繊維1] コットン繊維(丸三産業(株)製、(MS)D)
[繊維2] レーヨン繊維1.7dtex×40mm(ダイワボウレーヨン(株)製、CD)
[繊維3] 中空ポリエステル繊維6.6dtex×64mm(ユニチカ(株)製、H−18F)
[繊維4] ポリエステル繊維0.9dtex×38mm(帝人(株)製、TA02B)
[繊維5] ポリエステル繊維1.45dtex×38mm(東レ(株)製、403)
[繊維6] 熱接着性合成繊維(芯:ポリプロピレン/鞘:高密度ポリエチレンの芯鞘型複合繊維)2.2dtex×51mm(大和紡績(株)NBF(H)、鞘成分の溶融する温度132℃)
[実施例1〜4]
まず、表層及び内層を表1に示す配合でセミランダムカードウェブをそれぞれ準備する。次いで表層/内層/表層の三層に積層する。そして、オリフィスの孔径が0.13mmで、オリフィスのピッチが1mmのノズルを用いて、水圧5MPaの柱状水流を一方の面に2回噴射し、もう一方の面に2回噴射して水流交絡処理を施した。次いで、熱風貫通式シリンダードライヤーを用いて、熱処理温度135℃で熱処理をし、熱接着性合成繊維により繊維同士を熱接着して、内層を構成する繊維と両表層を構成する繊維の少なくとも一部が混合されて全体として一体化された本発明の化粧料含浸用基材を得た。
[比較例1]
内層として、目付が20g/mのポリプロピレン製スパンボンド不織布(三井化学(株)製、シン
テックス)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で不織布を得た。
[比較例2]
内層として、ポリプロピレン/高密度ポリエチレンの熱接着性複合繊維(大和紡績(株)製、NBF(H))を用い、目付が30g/mの製ポイントボンド不織布を用いた以外は、実施例1と同様
の方法で不織布を得た。
[比較例3]
繊維1のみからなるコットン製水流交絡不織布を用いた。
[評価方法]
(1)剛軟度の測定方法
剛軟度は、JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される。すなわち図1に示すように、縦:20cm,横:20cmの試験片1を試料台2の上に、試験片1の測定方向がスロット3(隙間幅20mm)と直角になるように置く。次に、試料台2の表面から8mmまで下がるように調整されたペネトレータ10のブレード4を下降させ、試験片1を押圧したとき、いずれか一方の片から6.7cm(試験片の幅の1/3)の位置で、縦方向及び横方向それぞれ表裏異なる個所についてマイクロアンメータ5の示す最高値(g)を読み取り、その合計値を求めて3回の平均で表す(小数点以下1桁まで)。6はペネトロメータビーム、7はロードセル、8はカウンターウェイト、9はカムであり、11はスイッチである。
なお試験片1の測定は、図2に示す番号順に行う。
(2)伸び率の測定方法
伸び率は、JIS L 1096 6.12.1 A法(ストリップ法)に順じ、定速緊張形、試験片の幅5cm、つかみ間隔10cm、引っ張り速度30±2cm/minの条件で測定する。
(3)不織布の開きやすさ
MD方向21cm、CD方向21cmに切断した不織布に、化粧料として日本リーバ(株)製「ポンズダブルホワイト薬用美白ローション夜用」を400mass%含浸した化粧料含浸物品を8つ折にし、開くときの開きやすさを5段階で評価した。
5:不織布の端部を掴みやすく、開きやすい。
4:不織布の端部は掴みにくいが、開きやすい。
3:2つ折の状態で開きにくい。
2:4つ折の状態で開きにくい。
1:最初(8つ折)から開きにくい。
(4)フィット性
不織布におけるMD方向を顔面の縦方向、不織布のCD方向を顔面の横方向となるように顔面形状に打ち抜いた不織布に上記化粧料を400mass%含浸した顔面被覆化粧料シートを、5名のモニターの顔面に貼付したときの顔面への貼り付き具合を4段階で評価した。
◎:顔全体フィットする。
○:凹凸部分はフィットしにくい。
△:一部分にしかフィットしない。
×:全くフィットしない。
(5)液体移行性
A.MD方向21cm、CD方向21cmに切断した不織布を準備し、その質量を測定する。
B.不織布の質量に対して約400mass%となるように質量(W)の水を含浸する。
C.花王(株)製、商品名クイックルワイパーのヘッド部に不織布を取り付ける。
D.コクヨ(株)製吸取紙(シムー1,6cm×23cm)を2枚並べ(合計質量WB)、その上にヘッドをセットし、無荷重及び500gの荷重をかけ、その後60秒間放置する。
E.測定後の吸取紙2枚の質量(WA)を測定し、不織布から移行した液体の量(WA−WB)を液体移行量とし、下記式で液体移行率を算出した。
液体移行率(%)=[(WA−WB)/W]×100
以上の結果を下記の表1にまとめる。
Figure 2005177176
(備考)SB:スパンボンド不織布
PB:ポイントボンド不織布
MD:構成繊維の配向方向(不織布の巻き取り方向)
CD:構成繊維の配向方向と直交する方向(不織布の幅方向)
表1から明らかなとおり、本発明の各実施例においては、触感が柔らかく、嵩高な不織布を得ることができ、さらに所望の範囲を満足する剛軟度を得ることにより、化粧料含浸物品が折り畳まれて包装された場合の取り出し時のシートの開きやすさ、顔面等に装着した時の優れたフィット性が得られた。
本発明の実施例における剛軟度の測定方法(JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法))を説明する部分切り欠き図。 同、試験片の測定順番を示す説明図。
符号の説明
1 試験片
2 試料台
3 スロット
4 ブレード
5 マイクロアンメータ
6 ペネトレータービーム
7 ロードセル
8 カウンターウェイト
9 カム
10 ペネトレータ
11 スイッチ

Claims (8)

  1. 熱接着性合成繊維を5mass%以上70mass%以下の範囲で含有する熱接着性合成繊維からなる内層と、
    前記内層の両表面に、吸水性繊維を60mass%以上含有する吸水性繊維からなる表層が積層されている不織布であって、
    前記内層を構成する繊維と両表層を構成する繊維の少なくとも一部は混合されて全体として一体化され、
    前記不織布は、厚さ方向に水流交絡され、かつ前記熱接着性合成繊維により熱接着されており、
    JIS L 1096 6.19.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定される剛軟度が、前記不織布の巻き取り方向(MD方向)と幅方向(CD方向)の合計で30g以上80g以下の範囲内にあることを特徴とする化粧料含浸用基材。
  2. 前記不織布の少なくとも一方向における伸び率(標準時)が100%以上140%以下の範囲内にある請求項1に記載の化粧料含浸用基材。
  3. 前記不織布のCD方向における伸び率(標準時)が100%以上140%以下の範囲内にあり、かつ不織布のMD方向及びCD方向における伸び率の比(CD方向/MD方向)が2以上7以下の範囲内にある請求項1に記載の化粧料含浸用基材。
  4. 前記不織布の一方向における剛軟度が、25g以上70g以下の範囲内にある請求項1に記載の化粧料含浸用基材。
  5. 前記不織布の厚みが、0.9mm以上である請求項1に記載の化粧料含浸用基材。
  6. 顔面の形状に沿うように打ち抜かれている顔面被覆化粧料シートであって、
    前記顔面被覆化粧料シートは、請求項1〜5のいずれかに記載の基材に液体化粧料を含浸したものであることを特徴とする顔面被覆化粧料シート。
  7. 前記不織布は、顔面の縦方向の剛軟度が25g以上70g以下の範囲内にあり、顔面の横方向の剛軟度が3g以上15g以下の範囲内にある請求項6に記載の顔面被覆化粧料シート。
  8. 前記不織布は、顔面の横方向における伸び率(標準時)が100%以上140%以下の範囲内にある請求項6に記載の顔面被覆化粧料シート。

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