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JP2005170817A - 毛髪洗浄方法および毛髪洗浄用組成物 - Google Patents

毛髪洗浄方法および毛髪洗浄用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 油性成分を多く含む整髪剤を使用したのちの毛髪であっても、効果的に整髪剤を除去できる毛髪洗浄方法と毛髪洗浄用組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】 (A)界面活性剤と(B)油分を含有する毛髪洗浄用組成物であって、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が、0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物とする。(A)成分と(B)成分の含有量は、(A)成分2〜50重量%であり、且つ(B)成分5〜60重量%であることが好ましい。
そして、水またはぬるま湯で軽く濯いだ後、前記毛髪洗浄剤の適量を毛髪に塗布して水またはぬるま湯で洗い流せば良い。また、毛髪および頭皮に爽快感を得る観点から、毛髪洗浄用組成物使用後に、シャンプー(例えば、トニックシャンプー)で通常の洗髪を行うと良い。

Description

本発明は毛髪洗浄方法および毛髪洗浄用組成物に係り、詳しくは、ヘアワックス、ヘアクレイ等の油性整髪剤を使用した毛髪であっても、整髪剤を容易に除去し得る毛髪洗浄方法と、前記洗浄方法に適した毛髪洗浄用組成物に関する。
従来より毛髪を整髪するために、ヘアフォーム、ヘアスプレー、ヘアジェル、ヘアローション等が使用されている。近年、毛髪を思い通りの髪型に整髪するために、ヘアワックスやヘアクレイ等の整髪剤が主流となってきている。これらヘアワックスやヘアクレイ等の整髪剤には、整髪効果を高めるために種々の油脂類等が高配合されている。しかし、整髪剤にこれら成分が多く配合されると、洗髪時に整髪剤の除去性が劣るという問題がある。
整髪剤の洗髪除去性に関する技術としては、ホウ酸又はホウ酸塩、炭酸アルカリ塩、炭酸水素アルカリ塩の1種以上からなる毛髪・皮膚洗浄剤が提案されている(特許文献1参照)。しかし、この洗浄剤で毛髪を洗浄すると、被膜形成樹脂を含む整髪剤の洗髪除去性には優れるものの、油性成分を多く含む整髪剤の洗髪除去性に対しては満足のいく効果が得られないものであった。
一方、界面活性剤とシリコーン油等の油分を配合した洗浄剤は知られている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。しかし、これら洗浄剤に含まれる油分は、主として毛髪にコンディショニング効果を付与しようとするものであって、油性成分が多く配合された整髪剤と洗浄剤をよく馴染ませるために配合されたものではなかった。したがって、洗浄剤の油分の含有量および界面活性剤に対する重量比率は、前記洗髪剤を十分に除去するには不適当であった。
特開平10−114632号公報 特開平5−179297号公報 特表平11−510523号公報 特開2000−239129号公報
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、界面活性剤と油分を特定の割合で配合して毛髪洗浄用組成物とし、通常のシャンプーと同様の方法で洗浄するだけで、毛髪の風合いを保ちながら、油性成分を多く含む整髪剤を十分に除去でき、さらに爽快感を得たい場合には、通常のシャンプーをすれば良いことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1にかかる発明は、(A)界面活性剤と(B)油分とを含有し、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物により、ヘアワックスやヘアクレイ等油性成分の多い整髪剤を使用した毛髪を洗浄することを特徴とする毛髪洗浄方法に関する。
請求項2にかかる発明は、(A)界面活性剤と(B)油分とを含有し、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物により、ヘアワックスやヘアクレイ等油性成分の多い整髪剤を使用した毛髪を洗浄した後に、シャンプーで毛髪を洗浄することを特徴とする毛髪洗浄方法に関する。
請求項3にかかる発明は、(A)界面活性剤と(B)油分とを含有する毛髪洗浄用組成物であって、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が、0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項4にかかる発明は、前記(A)成分の含有量が2〜50重量%であり、且つ前記(B)成分の含有量が5〜60重量%である請求項3に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項5にかかる発明は、前記(A)成分が、ノニオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項6にかかる発明は、前記(A)成分が、カチオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項7にかかる発明は、前記(A)成分が、アニオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項8にかかる発明は、前記(A)成分が、両性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項9にかかる発明は、ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン付加物又はポリグリセリン付加物である請求項5に記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
請求項10にかかる発明は、前記(B)成分が、室温で油状である請求項3〜9のいずれかに記載の毛髪洗浄用組成物に関する。
本発明の毛髪洗浄用組成物は、油性成分を多く含有する整髪剤で整髪した毛髪であっても、通常のシャンプー(例えば、石鹸シャンプー)と同様の方法で洗髪するだけで、前記整髪剤の洗髪除去性に優れた効果を奏する。
本発明の毛髪洗浄用組成物は、(A)界面活性剤と(B)油分とを含有する。
(A)成分の界面活性剤は、毛髪洗浄剤に用いられるものであれば特に限定されず、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれをも用いることができる。また、二種以上の界面活性剤を同時に配合して、毛髪洗浄用組成物とすることもできる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;モノステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンステアリン酸等のポリオキシエチレン脂肪酸;ヒマシ油;ポリオキシエチレンヒマシ油;硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン等を挙げることができる。
これらノニオン性界面活性剤のうち、本発明の効果を発揮させるためには、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン付加物や、ポリグリセリン脂肪酸エステル等のポリグリセリン付加物を用いるのが好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩;塩化ジラウリルジメチルアンモニム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩;ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド等の脂肪酸アミドアミン;塩化ベンザルコニウム等を挙げることができる。
これらカチオン性界面活性剤のうち、本発明の効果を発揮させるためには、アルキルトリメチルアンモニウム塩や脂肪酸アミドアミン等を用いるのが好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸石鹸;ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩;α−オレフィンスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のスルホン酸塩;スルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン塩;N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩等を挙げることができる。
これらアニオン性界面活性剤のうち、本発明の効果を発揮させるためには、脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、N−アシルグルタミン酸塩等を用いるのが好ましい。
両性界面活性剤としては、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤;アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;アルキルヒドロキシスルホベタインのスルホベタイン型両性界面活性剤;ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド等のN−アルキルジメチルアミンオキシド等を例示することができる。
これら両性界面活性剤のうち、本発明の効果を発揮させるためには、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤やスルホベタイン型両性界面活性剤等を用いるのが好ましい。
本発明においては、上記したノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれをも用いることができるが、本発明の効果を発揮させるためには、特に、ノニオン性界面活性剤やカチオン性界面活性剤を用いるのが好ましい。
界面活性剤の配合量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、組成物中2〜50重量%とするのが好ましく、3〜40重量%とするのがより好ましい。2重量%未満の配合量では、整髪剤中の油性成分の洗髪除去性に劣るために、また、50重量%を超えて配合すると、第二の成分である油分の配合量並びに配合比が相対的に低くなり洗髪除去性に劣るために、いずれの場合にも好ましくない。
(B)成分の油分は、毛髪洗浄剤に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、油脂、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油などを例示すことができ、室温(およそ1〜30℃の間)で、液状の油分を用いるのが好ましい。また、二種以上の油分を同時に配合して、毛髪洗浄用組成物とすることもできる。
油脂としては、例えば、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、小麦胚芽油、サフラワー油、ツバキ油、パーシック油、ヒマシ油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、卵黄油、ローズヒップ油、ホホバ油、大豆油、綿実油等を挙げることができる。
炭化水素としては、例えば軽質流動イソパラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、ポリブテン等を挙げることができる。
高級脂肪酸としては、例えば、オレイン酸、リノール酸、イソステアリン酸等を挙げることができる。
高級アルコールとしては、例えば、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等を挙げることができる。
エステル油としては、例えば、オクタン酸セチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、イソノナン酸イソノニル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒマシ油脂肪酸メチル、コハク酸2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリトール等を挙げることができる。
シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン等を挙げることができる。
これら油分のうち、本発明の効果をより発揮させるためには、炭化水素、高級アルコール、エステル油を用いるのが好ましく、炭化水素を用いるのがより好ましい。
油分の配合量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、組成物中5〜60重量%とするのが好ましく、5〜50重量%とするのがより好ましい。5重量%未満の配合量では、整髪剤の洗髪除去性に劣るために、また、60重量%を超えて配合すると、毛髪にべたつきが生じるため、いずれの場合にも好ましくない。
油性成分を多く含有する整髪剤で整髪した毛髪から、洗髪時に効率良く整髪剤を除去させるためには、(A)成分である界面活性剤に対する(B)成分である油分の重量含有割合を0.4〜2.5にする必要がある。この含有比から外れると、本発明の効果を発揮することができない。
すなわち、(B)成分の含有比が、(A)成分に対して0.4未満の場合、整髪剤と洗浄剤がよく馴染まないため整髪剤が水又はぬるま湯で流れにくくなり、また、(A)成分に対して2.5を超える場合には、整髪剤と洗浄剤が共に水またはぬるま湯に流れにくくなってしまう。したがって、いずれの場合も整髪剤の洗髪除去性に劣り、本発明の効果を発揮することができない。
尚、本発明の毛髪洗浄用組成物には、上記した成分の他、多価アルコール、エタノール、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、植物エキス、糖類、タンパク及びその加水分解物、天然高分子、半合成高分子、合成高分子、水等を目的に応じて適宜配合することができる。
本発明の油分を多く含む整髪剤を除去する毛髪洗浄方法は、本発明の毛髪洗浄用組成物を使用して、通常のシャンプー(例えば、石鹸シャンプー)と同様に行うことができるものである。すなわち、毛髪を水又はぬるま湯で軽く濯いだ後、毛髪洗浄用組成物の適量を毛髪に塗布し、十分に洗浄して水又はぬるま湯で洗い流せば良い。
ここで、油性成分を多く含む整髪剤とは、具体的には、油性成分を全体の20重量%以上、より具体的には30〜95重量%、更に具体的には40〜95重量%含有する整髪剤であり、例えば、ヘアワックスやヘアクレイ等である。
また、毛髪および頭皮に爽快感を得る観点から、本発明の毛髪洗浄用組成物を使用後に、シャンプー(例えば、トニックシャンプー)で通常の洗髪を行うと良い。そして、更にシャンプーで油分が除去されすぎた場合には、リンスやトリートメント等でコンディショニングしても良い。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り、重量%である。
(試料の調製)
表1及び表2に記した組成に従い、毛髪洗浄用組成物を定法により調製し、下記評価試験に供した。
(試験例1;洗髪除去性の評価)
油脂類を多く含む整髪剤(市販のヘアクレイ整髪剤)を15cm、10gの毛束に0.5g塗布し、約1時間室温で放置した。この毛束に実施例及び比較例の各試料を、6g塗布し揉み込んだ後、温水で洗い流し自然乾燥させた。得られた毛束について、専門パネル5名により下記評価基準に従って評価した。結果を表1〜2に記す。
<評価基準>
◎:整髪剤の残存感がなく、毛束が広がる。
○:殆ど整髪剤の残存感がなく、毛先が広がる。
△:やや整髪剤の残存感があり、やや再整髪ができる。
×:明らかな整髪剤の残存感があり、再整髪ができる。
(試験例2;風合いの評価)
上記試験例1の評価後、各毛束について、専門パネル5名により下記評価基準に従って評価した。結果を表1〜2に記す。
<評価基準>
◎:非常になめらか
○:なめらか
△:ごわつく
×:非常にごわつく














Figure 2005170817

















Figure 2005170817
表1〜2の結果から、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5でない配合の毛髪洗浄用組成物を使用したのちの毛髪は、効果的に整髪剤を除去できないことが分かる。これに対して本発明の毛髪洗浄用組成物を用いると、油性成分を多く含有する整髪剤を使用した毛髪であっても、効果的に整髪剤を除去でき、更に風合いも優れることが分かる。
以下、本発明の毛髪洗浄用組成物の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
(処方例1)
流動イソパラフィン 15.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 15.0
プロピレングリコール 5.0
メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1
香料 0.2
アボガド油 3.0
精製水 残余
合計 100.0
(処方例2)
オクタン酸セチル 5.0
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 10.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0
セタノール 1.0
ジグリセリン 2.0
マルチトール 1.0
トコフェロール 0.1
加水分解ケラチン 0.5
香料 0.1
精製水 残余
合計 100.0
(処方例3)
流動パラフィン 35.0
デカメチルペンタシロキサン 10.0
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 5.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 15.0
ビタミンE 0.5
精製水 残余
合計 100.0
本発明の毛髪洗浄方法と該毛髪洗浄剤は、毛髪の洗浄、特に油性成分を高配合した近年の整髪剤を使用した頭髪の洗髪に好適に使用しうるものである。

Claims (10)

  1. (A)界面活性剤と(B)油分とを含有し、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物により、ヘアワックスやヘアクレイ等油性成分の多い整髪剤を使用した毛髪を洗浄することを特徴とする毛髪洗浄方法。
  2. (A)界面活性剤と(B)油分とを含有し、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物により、ヘアワックスやヘアクレイ等油性成分の多い整髪剤を使用した毛髪を洗浄した後に、シャンプーで毛髪を洗浄することを特徴とする毛髪洗浄方法。
  3. (A)界面活性剤と(B)油分とを含有する毛髪洗浄用組成物であって、前記(A)成分に対する前記(B)成分の重量含有割合が0.4〜2.5である毛髪洗浄用組成物。
  4. 前記(A)成分の含有量が2〜50重量%であり、且つ前記(B)成分の含有量が5〜60重量%である請求項3に記載の毛髪洗浄用組成物。
  5. 前記(A)成分が、ノニオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物。
  6. 前記(A)成分が、カチオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物。
  7. 前記(A)成分が、アニオン性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物。
  8. 前記(A)成分が、両性界面活性剤である請求項3または4に記載の毛髪洗浄用組成物。
  9. ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン付加物又はポリグリセリン付加物である請求項5に記載の毛髪洗浄用組成物。
  10. 前記(B)成分が、室温で油状である請求項3〜9のいずれかに記載の毛髪洗浄用組成物。
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