JP2005161635A - インクタンクおよびインク供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器の大型化および構造の複雑化を伴うことなくインクをほとんど消費でき、かつ低いコストで製造可能な液体収納容器を提供する。
【解決手段】 インクタンク12の内部はインク14を収容するインク室13となっており、インク室13の上部は空気層が占めている。インク室13の上部の空気層には、隔壁によって一つの部屋が設けられており、この部屋が、インクを保持する為のインク吸収体16を収納するインク吸収体室25と、少量のインクを貯留するサブインク室23と、空室28に分けられている。インク室13上部の空気層をサブインク室23、インク吸収体室25および空室28の順に大気と連通させるため、サブインク室23のインク室13側の壁上部が開口し、さらに、空室28の天井に大気連通孔18が形成されている。インクタンク12の底部には、インク室13のインクを吐出するプリントヘッド11が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 インクタンク12の内部はインク14を収容するインク室13となっており、インク室13の上部は空気層が占めている。インク室13の上部の空気層には、隔壁によって一つの部屋が設けられており、この部屋が、インクを保持する為のインク吸収体16を収納するインク吸収体室25と、少量のインクを貯留するサブインク室23と、空室28に分けられている。インク室13上部の空気層をサブインク室23、インク吸収体室25および空室28の順に大気と連通させるため、サブインク室23のインク室13側の壁上部が開口し、さらに、空室28の天井に大気連通孔18が形成されている。インクタンク12の底部には、インク室13のインクを吐出するプリントヘッド11が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明はインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、記録ヘッドに供給するインクを収納するインクタンクに関する。さらに、該記録ヘッドにインクを供給するインク供給装置に関する。
インクジェット記録装置はキャリッジに搭載されたインクジェット式の液体吐出ヘッド(以下、プリントヘッドと称す)を使用し、キャリッジは紙等の印刷媒体を横切って端から端に移動する。プリントヘッドが紙、フィルム、布帛などの印刷媒体を横切って移動する時、制御システムがプリントヘッドを作動させて印刷媒体上にインク滴を射出して、画像および文字を形成する。インクはキャリッジにより移動するか、或はキャリッジとともに移動しない印刷システムに備えられるインク供給源(インクタンクなどの液体収納容器)によりプリントヘッドに供給される。
インク供給源がキャリッジと共に移動しない場合、インク供給源はインクを連続的にプリントヘッドに補給する為のインク供給チューブをプリントヘッドに結合させてインクを補給する。また、プリントヘッドとインク供給源とを容易に結合しうるインク補給ステーションにプリントヘッドを位置決めして、プリントヘッドとインク供給源と断続的に結合させてインクを補給する事もできる。
インク供給源がキャリッジと共に移動する場合、インク供給源はキャリッジと共に移動しプリントヘッドと分離可能に搭載され、インクが尽きた時にインク供給源は交換される。プリントヘッドはプリントヘッドの寿命が尽きた時に交換される。また、インク供給源はプリンタヘッドと一体化していても良く、インクの尽きた時にプリントヘッドとインク供給源全体が交換される。
インク供給源は印刷システムの何処に位置しているかに拘らず、インク供給源はプリントヘッドに確実にインクを供給する事が重要である。プリントヘッドが正常に機能する為にはインクを途切れる事無く供給すると共に、インク供給源及び又はプリントヘッド内に負圧を形成させ維持させる事も必須の要件である。負圧とは大気圧を基準としたプリントヘッド内の負の圧力である。この負圧が低くなり過ぎると、インクを吐出するノズル部のオリフィスにおけるインクメニスカスの凹面が大きくなり、インク吐出後気泡を抱き込み易くなり不吐出の原因となる。また、正圧が高くなりオリフィスにおけるインクの表面張力による界面力を超えるとインク漏れを起こす。このため、負圧はインク供給に伴うヘッド圧を大気圧より低い値に保ち、インク供給源あるいはプリントヘッドからのインク漏れを防ぐために必要となる。
インク供給源及び/又はプリントヘッドは印刷システムの保管中および作動中に遭遇する幅広い温度および大気圧において一定の負圧を与える事を要求される。この要求を実現するインク供給装置としては特許文献1に記載されたインクジェット記録装置が有る。同様な主旨の構成は特許文献2や特許文献3にも開示されその効用が述べられている。さらに、従来の別のインクタンクとしては、図10に示したものがある。
図10は、インク供給装置の第1の従来例を示す断面図である。
インクタンク12の内部が、自由状態でインク14を収容するインク室13とインクを吸収するインク吸収体16を収納するインク吸収体室15とに壁により仕切られている。この壁のインクタンク底部側においてインク室13とインク吸収体室15が連通している。壁にはスリット状に溝24が縦方向に複数形成されている。インク吸収体16はポリエステルフェルトなどの毛細管部材で構成される。
インク室13の底部の内面には、インクの残量検出する為の45度に成型された光学的反射部材20が配置されている。
インク室13の天井部にはインク14を注入するためのインク注入連結口17が設けられている。インク注入連結口17は、不図示のインク供給チューブと連結され大気とは遮断されている。
インク吸収体室15の天井部にはインク吸収体室15を大気と連通させる大気連通孔18が設けられている。
インク吸収体室15の底部にプリントヘッド11が設けられている。インク吸収体室15とプリントヘッド11のヘッド液室21とを連絡するインク通路22にフィルタ19が配設されている。
このインク吸収体室15内のインク吸収体16は周囲環境が変動した際の負圧制御手段として機能する。例えば、周囲気圧が低下した場合や周囲温度が上昇した際には、自由状態でインクを保持するインク室13内の空気が膨張する。この空気の膨張分だけ、インク室13内のインクを溝24を介してインク吸収体室15内のインク吸収体16が吸収することで、環境変化時にもプリントヘッドに適正な負圧を作用させる事ができる。
また、インク室13とインク吸収体室15の隔壁に設けられた溝14はインク室13とインク吸収体室15の間の空気およびインクの移動を容易にし、また、気泡を離れ易くしている。
図11は、インク供給装置の第2の従来例を示す断面図である。第2の従来例について第1の従来例と異なる点を主に説明する。
この図に示すインク供給装置では、図10に示す装置と異なり、インク吸収体室15内のインク吸収体が、密度の異なる2つのインク吸収体16b,16cからなる。インクタンク12の底部に、プリントヘッド11と接合する接合部17が設けられている。接合部17の内部はインク吸収体室15のインクを導出するインク導出路になっており、該インク導出路にインク吸収体16aが配置されている。このインク吸収体16aによりインク漏れを抑えてプリントヘッド11とインクタンク12の着脱を可能にしている。
プリントヘッド11にはヘッド液室21と繋がるインク通路22が形成され、インク通路22がフィルタ19を介して接合部17のインク導出路と接続されている。
接合部17とプリントヘッド11の間にパッキング部材25を配置することで、接合部17とプリントヘッド11の間からインク漏れが無いようにしてある。
インク吸収体室15内のインク吸収体16cは周囲環境が変動した際の負圧制御手段として機能する。例えば、気圧が低下した場合やインクタンク12の温度が上昇した際には、自由状態でインクを貯留するインク室13内の上層部の空気の圧力が相対的に高くなる。そして、膨張した空気と同量のインクがインク室13からインク吸収体室15側に押し出され、溝24を介してインク吸収体16cに吸収することで、内圧変化時もプリントヘッド11に過大な正圧を加えること無く適正範囲内の負圧を維持することができる。
インク吸収体16aはインク吸収体16bより密度が高く、強い毛細管力でインクを吸引してプリントヘッド11へ導くと共にインク漏れを抑制する。インク吸収体16bはインク吸収体16cよりも毛細管力が強く働き、インクタンク12の使用末期にインク吸収体16cにインクが残り難くしている。インクタンク12はプリントヘッド10に図示しないガイド等に導かれてパッキング部材25で分離可能に密閉状態に接合して使用される。
インク吸収体16aはインク吸収体16bより密度が高く、強い毛細管力でインクを吸引してプリントヘッド11へ導くと共にインク漏れを抑制する。インク吸収体16bはインク吸収体16cよりも毛細管力が強く働き、インクタンク12の使用末期にインク吸収体16cにインクが残り難くしている。インクタンク12はプリントヘッド10に図示しないガイド等に導かれてパッキング部材25で分離可能に密閉状態に接合して使用される。
図12は、インク供給装置の第3の従来例を示す断面図である。第3の従来例について第1の従来例と異なる点を主に説明する。
図12に示すインク供給装置では、図10に示す装置と異なり、インク室13を構成する壁に空気吸引口27とインク導入口26が設けられている。空気吸引口27はインク室13内の空気を吸引する部分であり、弁で密閉状態に保たれている。インク導入口26には、記録装置本体内に固定されたメインタンクからインク14を供給する柔軟なインク供給チューブ(不図示)が接続されている。なお、特許文献4にはメインタンクからサブタンクにインクを補給する際、プリントヘッドのインク吐出機能の回復動作を行う同一の吸引ポンプでインク補給動作を行う旨が記載されている。
特開2001-187459号公報
特開2001-246761号公報
特開2001-130024号公報
特開平8-112913号公報
上述した従来のインク供給装置においてはインク吸収体の毛管力によってインクを保持するので該インク吸収体の容積の約20%〜70%の範囲でしかインクの収容や排出が出来ず、インクタンク内の使用効率が悪いという問題が有る。そこで、インクタンクの使用寿命を延ばすために、インクタンク内に収容するインク量を増やすと、インクを消費するに連れて増える空気の量も増えて、インク吸収体の体積を増やさなくてはならず、必然的にインクタンクが大型化してしまう。
また、大容量のインク吸収体を必要とするため、インクタンク廃棄時のゴミが多く発生したり、インクタンクの長期保存時には液体中の溶解成分である染料を凝集させたりする虞もある。さらに、大容量のインク吸収体を必要とすることは交換インクタンクの製造コストを増大させる要因でもある。
また、空になったインクタンクのインク室内にインクをメインタンクから供給する場合、図12に示すように空気吸引口27からインク室13内の空気を抜く為に空気吸引手段が別途必要になる。また、別の手段として、インク室へのインク補給の為にノズル部からインクを吸引すると余分なインクを大量に吸引し消費する事となる。吸引し過ぎたインクを再利用するにしても塵埃対策や余分なインク通路が必要となり決して良策とはいえない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、インクタンク構造の大型化および複雑化を伴うことなくほぼ100%のインクを消費することが可能である、相対的に低いコストで製造可能な液体収納容器を提供することを目的とする。
また本発明の目的は、インクタンク廃棄時にゴミの発生源となる可能性の有るインク吸収部材を全く使用しないか、最小限の使用量で済む、小型の液体収納容器を提供することにある。
さらに本発明の目的は、所定の広い温度範囲にわたり、またインクが満杯から空に減るまでの記録ヘッドの動作の間、所定の範囲内の負圧で記録ヘッドに対して機能する液体供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、液体を自由状態で貯留する第1室と、前記液体収納容器の筐体上部に設けられ、前記第1室を大気と連通させる空間を形成する第2室と、前記第2室の中に配置された液体吸収部材とを備えたことを特徴する。
上記のとおりの構成では、第1室を大気と連通させる空間を形成する第2室の中に配置された液体吸収部材が第1室からの液体を含浸し、第1室内を大気と遮断している。第1室の液体が消費され始めると液体吸収部材の毛細管力により第1室内に負圧が発生し、液体の消費が進むにつれその負圧が大きくなる。この負圧がある圧力を超えると液体吸収部材に容器外から空気が微細な気泡の形で徐々に進入し、少量づつ第1室にも入るので、一定以上の負圧の増加を防ぎ、第1室内を安定した負圧に維持する。このため、液体収納容器における第1室と連通状態の液体吐出ヘッドの吐出動作を安定させ、良好な記録を保つことができる。逆に、気圧の低下や周囲や機器の温度上昇で第1室内の膨張した空気は大気側に徐々に少量づつ放出される。また、第2室の液体は液体収納容器がキャリッジに搭載され記録時移動した際に第1室内の液体が揺動する事で液体収納容器内の上部の第2室に供給される。
上記液体収納容器において、前記第2室の中には、前記液体吸収部材を収納する液体吸収部材収納室と、液体を自由状態で貯留する第3室とが壁で隔てて設けられており、前記液体吸収部材収納室が大気と直接連通し、前記液体吸収部材収納室と前記第3室とが間の壁下部の開口で連通し、前記第3室と前記第1室が連通している構成が、上記のように液体消費時に第1室内を安定した負圧に維持するうえで好ましい。
さらに、前記液体吸収部材収納室の上部に少なくとも1個の空間部が設けられていることが好ましい。
また、上記の液体収納容器は、該液体収納容器に液体を補充するための別の液体収納容器をさらに有していてもよい。
この液体収納容器は、前記第1室内に液体を注入するための液体注入連結口が設けられており、該液体注入連結口には、前記別の液体収納容器の液体導出部が挿入されているものである。
また、本発明は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、液体を自由状態で貯留する第1室と、前記第1室の上層部に前記第1室とは独立した液体貯留空間を形成する第2室と、前記液体収納容器の上部に設けられ、前記第1室を前記第2室を介して大気と連通させる大気連通孔と、前記第2室内において前記大気連通孔の端部に接するように配置され、気体は通すが液体は通さない多孔質部材と、前記第2室内において前記多孔質部材に隣接して配置された液体吸収部材と、を備えたことを特徴とする。
上記のとおりの構成では、液体を自由状態で貯留する第1室の上層部に該第1室とは独立した液体貯留空間を形成する第2室を有し、第2室内における大気連通孔の端部に多孔質部材および液体吸収体が第1室からの液体を含浸し、液体の表面張力による界面力により第1室内を大気から遮断状態に保つ。第1室の液体が消費され始めると液体吸収部材の毛細管力により第1室内に負圧が発生し、液体の消費が進むにつれその負圧が大きくなる。この負圧がある圧力を超えると液体吸収部材に容器外から空気が微細な気泡の形で徐々に進入し、少量づつ第1室にも入るので、一定以上の負圧の増加を防ぎ、第1室内の負圧と液体吸収体内の液体の界面力とのバランスを維持した状態となる。このため、液体収納容器における第1室と連通状態の液体吐出ヘッドの吐出動作を安定させ、良好な記録を保つことができる。また、気圧や温度変化により第1室内の空気が膨張や収縮した場合は液体を含浸した液体吸収部材を介して大気側と少量づつ空気を放出したり取り入れたりするため第1室内における一定以上の内圧の上昇や下降を防止することができる。なお、大気連通孔に接する多孔質部材は気体は通すが液体は通さない部材を使用しているので、第1室内の空気膨張時に大気連通孔を通じて液体が漏れ出ることはない。
この液体収納容器は前記液体吐出ヘッドと接合する接合部をさらに備え、該接合部は前記第1室の液体を前記液体吐出ヘッドに導出するための液体導出路を有するものである。
前記液体吸収部材が圧縮状態で配され、前記第2室の上部壁面に沿って空気導入路を有することが好ましい。
さらに、前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部が前記液体収納容器の最下部に配置され、前記第2室の空気を前記液体収納容器の壁部の中を通って前記液体吐出ノズル部近傍に大気と連通させる大気連通孔が設けられていることが好ましい。
このような液体収納容器を備えた液体供給装置であって、前記大気連通孔から前記第2室の空気と前記液体吐出ノズル部からの液体とを同時に吸引する吸引手段を有する液体供給装置も本発明は提供する。
また、本発明は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、液体を自由状態で貯留する第1室と、前記液体収納容器の筐体上部に設けられ、前記第1室を大気と連通させる空間を形成する第2室と、前記第2室の中に配置された液体吸収部材とを備え、前記液体吸収部材が前記液体収納容器の内壁面に接するように配置され、該内壁面に、前記液体吸収部材の近傍から前記液体収納容器の底部に達するスリットが形成されていることを特徴とする。
上記のとおりの構成では、第1室を形成する液体収納容器の内壁面に、液体収納容器上部の第2室内に配置された液体吸収部材の近傍から液体収納容器底部に達するスリットを形成したので、大気と連通する空間であり液体吸収部材が収納されている第2室内に第1室内の液体が常時供給状態にあり、第2室の液体吸収部材が常に液体により含浸状態にある。よって、第1室の液体が消費され始めると液体吸収部材の毛細管力により第1室内に負圧が発生し、液体の消費が進むにつれその負圧が大きくなる。この負圧がある圧力を超えると液体吸収部材に容器外から空気が微細な気泡の形で徐々に進入し、少量づつ第1室にも入るので、一定以上の負圧の増加を防ぎ、第1室内の負圧と液体吸収体内の液体の界面力とのバランスを維持した状態となる。このため、液体収納容器における第1室と連通状態の液体吐出ヘッドの吐出動作を安定させ、良好な記録を保つことができる。また、気圧や温度変化により第1室内の空気が膨張や収縮した場合は液体を含浸した液体吸収部材を介して大気側と少量づつ空気を放出したり取り入れたりするため第1室内における一定以上の内圧の上昇や下降を防止することができる。
この液体収納容器において、前記液体吸収部材を中に配置した前記第2室に、前記第2室の中と前記第1室とを連通する連通孔が形成されていることが好ましい。
また、上記の液体収納容器は、該液体収納容器に液体を補充するための別の液体収納容器をさらに有していてもよい。
この液体収納容器において、前記別の液体収納容器は液体を自由状態で貯留するとともに、該液体を導出する液体導出口を形成した管を有し、該液体導出口が前記管上を移動可能な封止部材で封止されており、
前記液体収納容器は、前記別の液体収納容器の管のみが挿入可能である、前記第1室に液体を注入するための液体注入口と、前記液体注入口を前記液体収納容器の内部から封止する封止手段と、前記管を前記挿入口に挿入する過程で前記封止部材を移動させて前記液体導出口を開けるとともに、前記管で前記封止手段を押して前記液体注入口を開け、前記管の挿入完了後には前記管の一部とで前記封止部材を挟み込む縁部と、を有することが好ましい。
前記液体収納容器は、前記別の液体収納容器の管のみが挿入可能である、前記第1室に液体を注入するための液体注入口と、前記液体注入口を前記液体収納容器の内部から封止する封止手段と、前記管を前記挿入口に挿入する過程で前記封止部材を移動させて前記液体導出口を開けるとともに、前記管で前記封止手段を押して前記液体注入口を開け、前記管の挿入完了後には前記管の一部とで前記封止部材を挟み込む縁部と、を有することが好ましい。
また、本発明は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給装置であり、第1の液体収納容器と、該第1の液体収納容器と連結された第2の液体収納容器と、を有する液体供給装置であって、
前記第1の液体収納容器は底部に前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部を有するとともに、該液体吐出ノズル部へ供給する液体を貯留する第1室と該第1室に連絡路を介して接続された第2室とを有し、
前記第1室が前記第2の液体収納容器の液体を連通可能に構成されており、
前記連絡路と前記第2室との間に毛細管手段が設けられ、
前記第2室に内部を外気と連通させる大気連通孔が設けられていることを特徴とする。
前記第1の液体収納容器は底部に前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部を有するとともに、該液体吐出ノズル部へ供給する液体を貯留する第1室と該第1室に連絡路を介して接続された第2室とを有し、
前記第1室が前記第2の液体収納容器の液体を連通可能に構成されており、
前記連絡路と前記第2室との間に毛細管手段が設けられ、
前記第2室に内部を外気と連通させる大気連通孔が設けられていることを特徴とする。
上記のとおりの構成では、第1室の連絡路と第2室の間に毛細管手段に液体を含浸し、表面張力による界面力で第1室と第2室の内部を外気から遮断している。液体が消費され始めると液体による界面力により第1及び第2の室内に負圧が発生し、液体の消費が進むにつれその負圧は大きくなる。さらに負圧が大きくなってくると前記液体を含浸した毛細管部材に外気側から大気が徐々に進入し、少量づつ気泡の形で第1室にも侵入し、一定以上の負圧の増加を防ぎ、所定の負圧状態を維持し良好な記録を保つ。逆に、気圧の低下や液体収納容器の温度上昇で第2の液体収納容器内の膨張した空気は下部の液体に圧力を加え、液体吐出ノズル部のオリフィスよりは低く設定された前記界面力を上回ると液体を第2室へに徐々に少量づつ移動させる。逆に、第2の液体収納容器内の温度及び圧力が減少すると、液体は第1室を経由して第2の液体収納容器の方に引き戻される。第1室は液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部に連通しており、液体がある限り液体を供給し続ける。
前記毛細管手段が前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部とほぼ同じ高さに配置されていることが好ましい。
さらに、前記第1室に、液体の残量を検出する液体残量検出手段が配置されていることが好ましい。
前記毛細管手段は液体吸収部材であることが好ましい。
さらに、前記連絡路と前記第2室との間に前記毛細管手段に代えて、細孔が形成されており、前記細孔は親水化処理され、前記液体吐出ノズル部の各ノズル口径より大きな口径を有するものであってもよい。
また、前記第2の液体収納容器は前記第1の液体収納容器に液体を導出する液体導出部の開口を密閉する栓部材を有し、前記第1の液体収納容器の、前記第2の液体収納容器の前記液体導出部を接合する接合部の中には、前記第1の液体収納容器と前記第2の液体収納容器を結合した時に前記液体導出口を通って前記栓部材を押し退ける柱状部材が位置し、該柱状部材の周囲に液体吸収部材が配されていることが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、従来例において液室内で大きな容積を占めていた液体吸収部材の容積を最小限にし、液室上部の一部に使用するだけに留める事を可能とした。そのために液体を全て自由状態で液体収納容器内に収納する事が可能となる。このことは同じサイズならばより多くの液体を収容可能で、同じ量の液体ならば液室をより小型化できることを意味する。また、環境変化に伴う液室内外の空気の呼吸を液体の移動を伴うことなく、小さな液体吸収部材を介して直接行うという簡便な方法で、環境変化に対して高い信頼性を有し、かつ内部の液体を全て使い切る事の可能な効率の良い液体収納容器を提供する事ができる。
また、消耗品である液体収納容器から大きな容量の液体吸収部材を無くすことができるので、より安価に提供することもできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態による液体収納容器を示す断面図である。
図1は本発明の第1の実施の形態による液体収納容器を示す断面図である。
図1において、インクタンク12の内部はインク14を収容するインク室13となっており、インク室13の上部は空気層が占めている。インクタンク12の底部には、インク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであるプリントヘッド11が設けられている。
インクタンク12の天井部に大気連通孔18およびインク注入連結口17が設けられている。インクタンク12へインクを供給するインク供給源が、プリントヘッド11を備えたインクタンク12を移動するキャリッジには搭載されずに記録装置本体に固定される場合は、インク注入連結口17が不図示のインク供給チューブと接続され大気と遮断されている。また、インク供給源がインクタンク12と共にキャリッジに搭載される場合は、インク注入連結口17はインク供給源と連結され大気とは遮断されている。
インクタンク12の底部にはインク残量検出部材20が配置されている。この部材は、インク室13が空になり液体から空気に代わると、屈折率比の変化により図示していないが射出された光が戻ってくるように45度の2等辺直角三角形状に成型された透明なプラスチック製の光学的反射部材である。
プリントヘッド11はインクタンク12と一体に構成されていて、インク通路22で連結されている。インク室13とインク通路22の接続部分にはフィルタ19が設けられ、インク室13のインク14がフィルタ19を介してプリントヘッド11のインク通路22に導かれる。
フィルタ19はプリントヘッド11へのゴミ、異物、インクの凝集成分、気泡などの混入を防ぐために設けられている。フィルタ19はプリントヘッド11のノズルを詰まらせるような大きさの異物の混入を防ぐ目的から濾過精度20μm程度のものが使用される。
プリントヘッド11のノズル部10は多数のノズルが高密度で形成されている。例えば、128個のノズルを300dpi(約25.4mm当たり300ドット)の密度で形成できます。各ノズルには、通電によって気泡を発生させインクを液滴の形で吐出させるための発熱体が設けられている。図1においてはインク滴の吐出は下向きに行われるが、この吐出向きは記録媒体の面に対して交差する方向である。
本発明に使用するインクジェット記録ヘッドの液滴吐出原理はこれに限定されず、発熱体の他にノズル内にピエゾ素子などの圧電素子を配置し、この圧電素子の振動エネルギーにより液滴を吐出してもよい。
また、図示していないがプリントヘッド11に電気信号を供給するプリント配線基板等も存在している。インクタンク12の筐体は剛性を持ち、この筐体としては耐インク性の良い材料が選択される。
さらに、インク室13の構造について説明する。
インク室13は初期状態においてインク14が8分目程度満たされている。
インク室13の上部の空気層には、隔壁によって一つの部屋が設けられており、この部屋が、インクを保持する為のインク吸収体16を収納するインク吸収体室25と、少量のインクを貯留するサブインク室23と、空室28に分けられている。インク室13上部の空気層をサブインク室23、インク吸収体室25および空室28の順に大気と連通させるため、サブインク室23のインク室13側の壁上部が開口し、さらに、空室28の天井に大気連通孔18が形成されている。なお、空室28は、ノズル部10からのインクの吸引動作により、吸引初期やインク室13へのインク充填完了後にインク吸収体16より出てくるインクの受け皿となる。
大気連通孔18は図1では簡単に太く短く示しているが、万が一のインクの流出を防止するため微細で長く形成される。
プリントヘッド11を備えたインクタンク12を搭載したキャリッジが記録行為のために図1の紙面の表裏方向に走査される際、インク室13内のインクは揺動され、走査方向のインク室13の寸法は図1に示された断面に比べると10mm弱と狭いので、インク室13からこの上部のサブインク室23に容易に補給され、常時少量のインクが貯留される。勿論、貯留された少量のインクがインク室13に戻り難い防止壁を、サブインク室23のインク室13側の壁に構成しても良い。
インク吸収体室25のサブインク室23側の側壁の上部および下部、ならびに空室28側の側壁の上部および下部に複数の連通孔26が形成されている。このようなインク吸収体室25の側壁の上部の孔は大気用、側壁の下部の孔はインク補給用に主として使用される。
インク吸収体室25の天井面には微細な空間27が少なくとも1個以上配されている。これはスリット状でも良く微細な空気溜まりの役目でこの微細な空間27を介して徐々に、インク室13の上部の空気と大気連通孔18を介してインクタンク外側(大気)の空気とが微細な気泡の形で出入り可能になる。
インク吸収体16としては例えば、ポリエステルフェルトを用いる事ができる。しかし、インク吸収体16はこれに限定されるものではなく、インクとの界面で適度の毛細管力を発生させる部材であればどのような部材であってもよく、例えばポリウレタンなどの多孔質部材や1次元や2次元状の繊維構造体なども用いる事ができる。また、金網や樹脂製の網などの網目状体や多孔質体等を用いる事ができる。特に、金属繊維や樹脂繊維による編み物であるフィルタを用いる事もできる。このフィルタは、インクタンク12のインク室13とこれに接続するプリントヘッド11内のインク通路22との間に配置されるフィルタ19より粗い濾過精度でよく、例えば濾過精度70μm程度のものも使用できる。しかし、長期間にはインクを変質させる恐れのある化学部材よりは、金属薄板を多数積層してその隙間にインクを保持させるように構成した部材やメッシュ状の金属繊維部材が望ましい。
インク吸収体室25内のインク吸収体16である毛細管部材は周囲環境が変動した際の負圧制御手段として機能する。例えば、周囲気圧が低下した場合や周囲温度が上昇した際には、インクを保持するインク室13内の空気が膨張、この膨張した空気圧で空気を徐々に微細な気泡の形で外部へ放出させ、ある程度以上の空気圧の上昇を許さない。逆に、記録行為によりインク室13内のインクが消費されインク14が減少し内部圧が低下した際は、圧力が高い外気側の空気が大気連通孔18とインク吸収体室25を介して徐々にインク室13内に微細な気泡の形で侵入する。このようにしてインク室13の内部の負圧をほぼ一定に保つ。インク吸収体室25の天井部に穿がかれた微小空間27はインクタンク内外の空気を呼吸動作する際、一旦空気を微細な気泡としてトラップし、毛細管部材でインクの再充填状態を作り、呼吸動作を一気に行うこと無く、徐々に進める働きをもつ。インク室13内の負圧を調整する程度はこの濾過精度に依存する。この濾過精度を最適にする事によってインク室内の負圧を最適に保持する事ができる。
また、図2に示すようにインク注入連結口17に脱着される交換インクタンク29が装着されてインクタンク12と共にキャリッジ走査されても良く、あるいは、図示しないメインインクタンクがキャリッジに搭載されずに記録装置本体に固定されインクタンク12と柔軟なインク供給チューブで連結されても良い。但し、インク注入連結口17は図1に示したように開口状態ではなく封止状態にすることは言うまでも無い。このように構成する事により、交換インクタンク27内のインクも自由状態で保持可能になる。
図2では交換インクタンク29から延びた連結管31をパッキング封止材32を介して、図示していないがインク封止手段をインクタンク12から解除して、インク導出口を有する連結管31の先端部をインクタンク12のインク室13の内部に挿入状態で装着すると、インク14の消費によって連結管31より空気が交換インクタンク29に入り、この進入空気に代わって交換インクタンク29内のインクがインク室13に連結管31の最下端まで補給される。このように、いわゆる気液交換によって交換インクタンク29からインクタンク12にインクを随時補給することができ、また、インク補給の間インク液面の高さが変わらないので、インク室13の内部の負圧をほぼ一定に保つこともできる。
上述した実施形態によれば、図10〜図12に示したような従来の液体収納容器で大きな容積を占めていたインク吸収体を、インク室上部の一部に使用するだけに留める事を可能にしたので、インク室のほとんどを自由状態のインクが占めるようインクを収納する事が可能となる。このため、同じサイズならばより多くのインクを収容可能で、同じインク量ならばインク室をより小型化することができる。さらに、インク室のインクも全て使い切ることが可能な効率の良い液体収納容器となる。
また、環境変化に伴うインク室内外の空気の呼吸をインクの移動を伴うことなく、小さなインク吸収体を介して直接行うという簡便な方法によって高い容積効率でインクを貯留可能となる。さらに、消耗品である液体収納容器から大きなインク吸収体を無くすことができ、より安価に提供することもできる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
次に第2の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
図3は本発明の第2の実施の形態による液体収納容器を示す断面図である。
図3に示すインクタンク12はプリントヘッド11が着脱自在となっている。インクタンク12の底部に、プリントヘッド11と接合する接合部30が設けられている。接合部30の内部はインク室13のインクを導出するインク導出路になっており、該インク導出路にインク吸収体16aが配置されている。このインク吸収体16aによりインク漏れを抑えてプリントヘッド11とインクタンク12の着脱を可能にしている。
プリントヘッド11にはヘッド液室21と繋がるインク通路22が形成され、インク通路22がフィルタ19を介して接合部30のインク導出路と接続されている。
接合部30とプリントヘッド11の間にパッキング部材25を配置することで、接合部30とプリントヘッド11の間からインク漏れが無いようにしてある。
次に、インク室13の構造について説明する。
インク室13の上部の空気層には、隔壁によって一つのサブインク室34が少量のインクを貯留する目的で設けられており、このサブインク室34の天井には大気連通孔18が開口している。この開口部には、気体は通すが液体は通さない疎水性多孔質部材33が配置されている。さらに、疎水性多孔質部材33に隣接するように、インクを含浸するインク吸収体16がサブインク室34に配置されている。
さらに、サブインク室34には、この部屋にインク室13の上層の空気を導入する空気導入路35が設けられている。
インク室13上部の空気層は、空気導入路35からサブインク室34内のインク吸収体16とこれに隣接する疎水性多孔質部材33とを介して、大気連通孔18によって大気に開放されている。
大気連通孔18は図では簡単に示しているが、万が一のインクの漏出を防止するためやインクの蒸発を最小限に抑えるために、インクタンク12の天井壁内を端から端に微細で長く迷路状に形成される。
インク室13は、サブインク室34に貯留されたインクを含浸したインク吸収体16により外気と遮蔽状態にある。
サブインク室34には、インク室13内の液面が下がっても記録行為によりキャリッジが走査することでインク室13内の液面が揺動し暴れインクが入り込むことで、またインク室13に落下し難い壁部を設けることで、少量のインクを常時貯留している。
インク吸収体16はインクとの界面で適度の毛細管力を発生させる部材であればどのような部材でもよく、例えばポリエステルフェルトやポリウレタンなどの多孔質部材や3次元の繊維構造体なども用いることができる。
また、金属製や樹脂製の繊維片などの網目状体や多孔質体等のフィルタを用いることもできる。このインク吸収体16はフィルタ19より粗い濾過精度でよく、例えば濾過精度70μm程度のものも使用できる。インク吸収体16がポリエステルフェルト等の柔軟な部材の場合は壁面との密着性を上げるため、円筒形状にして圧縮状態で配すると良い。このインクを含浸したインク吸収体16は周囲環境が変動した際の負圧制御手段として機能する。例えば、気圧が低下した場合やインクタンク12の温度が上昇した場合、インク室13内の上層部の空気が相対的に膨張する。この膨張した空気は空気導入路35から、インクを含浸したインク吸収体16、疎水性多孔質部材27および大気連通孔18を通って徐々に大気側に排出される。空気導入路35は平行に複数配置しても良く、また、インク吸収体16の両側に分けて配置しても良く、空気の移動をスムースにする。
このように膨張した空気はインクを充分に含浸したインク吸収体16を介して徐々にインクタンク外部へ放出され、ある程度以上の内圧の上昇を許さない。逆に、プリントヘッド11の記録動作によりインク室13内のインクが消費され内圧が低下した際は、圧力が高い大気側の空気が大気連通孔18より、疎水性多孔質部材33と、インクを含浸したインク吸収体16と、サブインク室34の天井壁に沿った空気導入路35とを介してインク室13内に徐々に侵入する。
このようにインクを含浸したインク吸収体16を介して内外の空気を直接呼吸させることにより、プリントヘッド11に対するインク室13内の負圧を一定範囲内に保つ。インク室13内の負圧を調整する程度はインク吸収体16に働くインクの表面張力による毛細管力とその働く距離に依存する。
このインク吸収体16の密度と空気導入路35の無い部分の距離を最適に選ぶことによってインク室13内の負圧を適正範囲内に維持することができる。このようにインクを含浸させたインク吸収体16を介してインクタンク12の内気と外気を直接呼吸させることにより、図11に示したインクタンクに比べ、インクタンクの半分程度占める大容量のインク吸収体を収納することなくインクタンク12内にインクを自由状態で貯留できるので、インクタンク内の空間使用効率が著しく改善される。
疎水性多孔質部材33は、インク吸収体16に含浸したインクの流出を防止して大気との界面を維持する役割であり非湿潤性の(即ち疎水性の)ポリマー部材で有ることが望ましく、例えば、孔径が10ミクロン前後のテフロン(登録商標)やナイロンのメッシュが含まれる。最近ではゴアテックスの商標で市販されているロッド状部材などが使用できる。
上述した実施形態によれば、第1の実施の形態と同様、環境変化に伴い膨張収縮する液体収納容器内の空気をインクが含浸した小型のインク吸収体を介して外気と直接呼吸させるという簡便な方法によって高い容積効率でインクを貯留可能となり、また、貯留するインクをほぼ100%使い切ることの可能な効率の良いインクジェット記録装置の液体収納容器を提供することができる。さらに、消耗品である液体収納容器から大きなインク吸収体を無くすことができ、より安価に提供することもできる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
次に第3の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
図4は本発明の第3の実施の形態による液体収納容器を示し、(a)はインクタンクの最大面積面に沿った断面図、(b)は(a)のC−C’線での断面図である。
本実施形態では、図4に示すように、空室28とプリントヘッド11のノズル部10の形成面とを連通する大気連通孔18がインクタンク12の側壁の中を通って形成されている。
大気連通孔18が開口する、プリントヘッド11のノズル部10の形成面に対して吸引キャップ36が接合自在となっている。吸引キャップ36は不図示の吸引ポンプに接続され、この吸引ポンプによりノズル部10の吸引動作が可能である。
インクタンク12を移動させてノズル部10を所定のポジションに移動させ、吸引キャップ36をプリントヘッド11のノズル部10の形成面に押し付け、吸引ポンプを作動させると、インク室13内のインクがインク通路22を通ってノズル部10から吸引されると共に、大気連通孔18からもインク室13の上部の空気も吸引される。
空気の粘性係数はインクに比べ約2桁低いので、始めは圧倒的に空気が吸引され、インク室13内の内圧が下がり、メインタンクが接続されたインク注入連結口17からインクが導入されインク上面の位置が上昇する。補給されたインクが一旦インク吸収体16に達すると、インク吸収体16を通過する物質が気体から液体に代わり、抵抗が急激に上昇して、ノズル部10からのインクの吸引が支配的になる。このようにしてインク室13へインクの充填が行われ、次いでノズル部10に対しメニスカスを形成するようインクの入れ替えが行われます。
プリントヘッドの吐出動作によるインク消費時、および周囲環境が変動した際にインク室13内の負圧をほぼ一定にする働きは第1の実施の形態と同じである。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様、図2に示したような交換インクタンクをインク注入連結口17に装着することができる。このインク注入連結口17は図4では開口状態で表わされているが、インクタンク使用時は封止状態である。この交換インクタンクは柔軟な袋状の容器にインクを内蔵してインクタンク12より下方に負の水頭圧を保って保持される。
本実施形態によれば、インク吸収体室25を大気に連通させる大気連通孔18の開口をプリントヘッド11のノズル部10近傍に配置することにより、インクの補給に新たな動力源を必要とせず、ノズル部10を吸引キャップ36で覆ってノズル部10のインク吐出口からインク吸引を行ういわゆる回復動作に使用する吸引回復ポンプによりインクの補給を行う。また、回復動作時に同時にインク補給動作も行うことにより、記録用紙への印刷中にインク室13内のインクが無くならないので、記録媒体に対して印刷を途切れることなく実施できる。
また、図10〜図12に示したような従来の液体収納容器内で大きな容積を占めていたインク吸収体16を、本実施形態ではインク室13上部の一部に最小限の量だけの使用に留める事を可能とする。また、環境変化に伴うインク室13の内外の空気の呼吸をインクの移動を伴うことなく、小さなインク吸収体16を介して直接行うという簡単な構成で実現できる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
次に第4の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
図5及び図6は本発明の第4の実施の形態による液体収納容器とこれに液体補充するための液体収納容器を示す断面図である。図5は本実施形態の液体収納容器と液体補充用容器の接続が完了する直前の状態、図6はこれらの容器同士を液体補充可能に接続した状態を示す。
図5及び図6に示す形態のインクタンク12はインク14が自由状態で収納されたインク室13を有し、インク室13には未使用時にインク14が6分目程度満たされている。インク室13の上部は空気層が占めており、インク室13の天井の角隅には、インク吸収体16を保持するインク吸収体室が隔壁によって形成されている。インクタンク12の天井部にインクタンク12内を大気と連通させる大気連通孔18が形成され、大気連通孔18はインクタンク12の天井壁内を通ってインク吸収体室に通じている。なお、大気連通孔18は図では簡単に示しているが、万が一のインクの流出を防止するため微細で長く迷路状に形成される。
インク吸収体室を形成する側壁の下部に、インク室13の上部の空気層と連通する連通孔26が形成されている。
インク室13の側壁には微細なスリット37が形成され、インク室13の底部からインク室13の天井部に配置されたインク吸収体16まで延びている。
インクタンク12の底面にはプリントヘッド11が一体に構成されている。プリントヘッド11の構成は上述した実施形態と同じである。
インクタンク12の天井部に、交換インクタンク29の連結管39を挿入するための凹部が形成されている。該凹部の底部にインクを注入するインク注入連結口17が設けられている。
インク室13の中に、インク注入連結口17を塞ぐための封止部材39が配置されている。封止部材39は弾性体によりインク室13の中から外へ付勢され、インク注入連結口17の円縁部40に押し付けられてインク注入連結口17を塞いでいる。
交換インクタンク29の連結管38は基部よりも先端部の外径が細くなっており、この先端部のみがインク注入連通口17に挿入可能である。また、この先端部にはインク導出口41が形成されていて、封止手段であるOリング42により封止されている。Oリング42はインク注入連結口17の開口径よりも大きいものを使用する。なお、インク導出口41はキャリッジの走査方向に配され、インク導出口41内のインクに慣性力が働いてインクが導出し易い構造になっている。
次に、交換インクタンク29をインクタンク12に接続させるときの作用について説明する。
交換インクタンク29の連結管38をインクタンク12のインク注入連結口17に挿入していくと、連結管38のインク導出口41を塞いでいるOリング42がインク注入連結口17の円縁部40に押されてインク導出口41が開く。
押し退けられたOリング42は、インクタンク12の外壁部43と円筒形のインク通路壁44とに挟まれて、連通された交換インクタンク29とインクタンク12のインク室を外気と遮断状態に保っている。さらに、インク室13内に配されたインク注入連結口17の封止部材39を連結管38の先端が押し下げることでインク室13内に位置したインク導出口41からインクタンク12内の空気が交換インクタンク29内に進入することで、この進入した空気に代わりインクタンク12にインクが供給される。いわゆる気液交換が行われる。
気液交換によって交換インクタンク29のインクが消費されるまで、インク室13のインク14がインク注入連結口17の円縁部40の最下面(図5及び6ではインク室13の6分目程度)まで満たされた状態である。つまり、インクタンク12にはそれ以上は空気が入らず、インク14もそれ以下には移動しない。これにより、インクタンク12内の負圧は一定に保たれる。
また、周囲環境が変動した際にインク室13内の負圧をほぼ一定にする働きは第1の実施の形態と同じである。
図7は本発明の本発明の第4の実施の形態による液体収納容器の変形例を示す断面図である。
図6に示したインクタンク12では、インク室13の上部の空気層にインク吸収体16を大気連通孔18の開口に接するよう配置したが、図7に示すインクタンク12は、インク吸収体16をインク室13の天井部から底部まで達するように配置し、インク吸収体16に直接インク14を補給するようにしたものである。
上述した実施形態によれば、第1の実施の形態と同様、環境変化に伴い膨張収縮する液体収納容器内の空気をインクが含浸した小型のインク吸収体を介して外気と直接呼吸させるという簡便な方法によって高い容積効率でインクを貯留可能となり、また、貯留するインクをほぼ100%使い切ることの可能な効率の良いインクジェット記録装置の液体収納容器を提供することができる。さらに、消耗品である液体収納容器から大きなインク吸収体を無くすことができ、より安価に提供することもできる。
上述した実施形態によれば、第1の実施の形態と同様、環境変化に伴い膨張収縮する液体収納容器内の空気をインクが含浸した小型のインク吸収体を介して外気と直接呼吸させるという簡便な方法によって高い容積効率でインクを貯留可能となり、また、貯留するインクをほぼ100%使い切ることの可能な効率の良いインクジェット記録装置の液体収納容器を提供することができる。さらに、消耗品である液体収納容器から大きなインク吸収体を無くすことができ、より安価に提供することもできる。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
次に第5の実施の形態について説明するが、ここでは第1の実施の形態と異なる点を主に説明する。
図8及び図9は本発明の第5の実施の形態によるインク供給システムにおけるインクタンクとプリントヘッドを接合した状態を示す断面図である。
図8及び図9に示したインク供給システムは、インクタンク12と、インクタンク12が接合可能なプリントヘッド11とを備える。インクタンク12はインク14を収容するとともに上層に空気層56を有する。インクタンク12の底部には、プリントヘッド11にインクを導出するインク導出口45を形成する円筒状の接合部が設けられている。円筒状の接合部の周囲にはドーナツ状の弾性部材46が巻き付けられている。
インクタンク12のプリントヘッド11との接合前は、インク導出口45は、インクタンク12の天井部に取り付けられたばね部材49により付勢された栓部材48で塞がれている。
プリントヘッド11の片側の上部には、円筒状の接合部が挿入可能な凹部が形成されている。この凹部内には柱状部材47が立ててあり、柱状部材47の周囲がインク吸収部材50で覆われている。前記凹部内の柱状部材47の周囲の空間が第1室であるバッファインク室51となっている。
バッファインク室51にはインク残量を検出するインク残量検出部材20が配置されている。このインク残量検出部材20は第1の実施の形態と同じ機能でインク残量を検出するものである。バッファインク室51はインク残量検出部材20でインク残量が検知できる必要最小限の容量でよい。
バッファインク室51はインク通路22およびインク液室21を介して、プリントヘッド11の底面に配置されたノズル部10に繋がっている。ノズル部10は熱または振動エネルギーにより液体を吐出する部分である。
また、バッファインク室51は連絡路52を介して、第2室である退避用インク室53の底部で繋がっている。退避用インク室53の底部と連絡路52の間には毛細管手段54が配置されている。
退避用インク室53の天井部には大気連通孔18が形成されている。なお、大気連通孔18は図では簡単に示しているが、万が一のインクの流出を防止するため微細で長く迷路状に形成される。
次に、インクタンク12をプリントヘッド11に装着したときの作用について説明する。
インクタンク12の円筒状の接合部がプリントヘッド11の凹部に挿入されたとき、インク吸収部材34に覆われた柱状部材28に、インクタンク12内の栓部材48が押し退けられた状態になる。さらに、前記円筒状の接合部の周囲の弾性部材46が、前記接合部の外周面と前記凹部を形成する外壁部55との間に挟みつけられる。これにより、インクタンク12と連通状態にあるプリントヘッド11のバッファインク室51の内部が外気と密閉状態に保たれる。
バッファインク室51と退避用インク室53との間に配された毛細管手段54はインクジェット記録システムが遭遇する多彩な保存使用環境に対して適正な負圧を保つ制御手段として機能する。例えば、周囲気圧の低下時やインク室13内の温度が上昇した際には、インクを自由状態で貯留するインク室13内の空気が膨張し圧力が高まる。空気はインク供給システムの最上部、インクの上層に存在する。
この高まった空気圧はインク室13の下層のインクに圧力を加える。このインクに加わった圧力は、このインク供給システムの2つの開口部であるノズル部10の各オリフィス部と退避用インク室53への毛細管手段54のインクメニスカスに加わる。ノズル部10の各オリフィス径は数10ミクロンであり、そこを満たすインクの表面張力により約1〜10KPa程度(約10〜100mmH2O)程度の圧力に耐えインクの漏洩を防いでいる。
毛細管手段54としてインク吸収部材を配した場合、含浸させたインクが有する表面張力との間に働く界面力で退避用インク室53へのインクの移動を防いでいる。インク室13内の圧力を調整する程度はこのインク吸収部材の濾過精度に依存する。この濾過精度を最適にすることによってインク室13内の圧力を最適に保持することができる。このインク吸収部材に働く界面力をノズル部10の各オリフィスに働く界面力よりも低く設定することにより、インクに加わった圧力がこの設定値を越えると退避用インク室53へインクが流出し始める。退避用インク室53へインクを一時的に流出させて、一体に接合されたインク室13内及びバッファインク室51内で高まった圧力を吸収して一定以上の圧力の上昇を防いでいる。
退避用インク室53の内容積はインク室13の内容積と約0.07MPa(0.7気圧)程度の高地への移動時の双方を考慮して、想定される最大の押し出されるインク量を収容できるようにしておけば大気連通孔18からインクが漏れ出すことはない。このようにして内圧が高まった場合には押し出されるインクを退避用インク室53に収容して、所定の値以上の内圧上昇を吸収する。逆に、記録行為によりインク室13内のインクが消費されインク14が減少し内圧が低下した際は、圧力が高い外気側の空気が大気連通孔18と退避用インク室53および毛細管手段54を介して徐々に連絡路52内に微細な気泡の形で侵入してきます。このようにしてバッファインク室51とインク室13内部の圧力が所定の範囲内に保たれる。
インク吸収部材50としては例えば、ポリエステルフェルトやポリウレタンなどの多孔性部材や1次元や2次元状の繊維構造体なども用いることができる。しかし、インク吸収体部材はこれに限定されるものではなく、インクとの界面で適度の毛細管力を発生させる部材であればどのような部材であってもよく、金網や樹脂製の網などの網目状体や多孔質体等を用いることができる。
異物阻止用のフィルタ19より粗い濾過精度でよく、例えば濾過精度70μm程度以下のものも使用できる。このような一定範囲内に圧力を保つ構成により消耗品として交換して使用されるインク室13内のインクも自由状態で保持可能になる。
インク室13から延びたインク導出口45の先端部をバッファインク室51内部に挿入状態で押し圧された弾性部材46により外気と密閉状態で装着する。この状態では、インク消費時に減ったインクの分、内圧が下がり、インクで満たされた毛細管手段54のバッファインク室51側開口部のインクによる界面力を上回ると、毛細管手段54内に大気連通孔18からの外気が入り込み連絡路52に達し、気泡の形でバッファインク室51内部に侵入し、最後はインクタンク12のインク室13内に取り込まれる。このインク室13に侵入した空気の代わりに、侵入空気とほぼ同量のインク14がインク室13からバッファインク室51へ随時補給可能となる。また、退避用インク室53の内壁部の毛細管手段54の高さ位置をノズル部10の各オリフィス部(インクによるオリフィス形成部分)とほぼ同レベルに配することにより、インク界面の大気への開放口の高さ位置をおおよそ揃えて、各オリフィス部に加わる水頭圧の発生を最小限に抑えることができる。
図9は図8に示したインク供給システムの変形例であり、インクタンクとプリントヘッドを接合した状態を示す断面図である。
退避用インク室53の下部と連絡路52との間に図8に示したように毛細管手段54を配置しているが、図9に示すように細孔57を配置してもよい。
この細孔57はオリフィス部と同様な親水性を有し通常はインクで満たされている。細孔57は各オリフィスよりは大きな直径を有し、インク供給システム内の圧力が高まりその設定値約1960〜2940Pa(20〜30mmH2O)程度を越えるとインクは細孔57を突破して退避用インク室53内に押し出される。逆に、インク供給システム内の圧力が下がると押し出されたインクや大気連通孔18からの外気をインク供給システム内に取り込む。また、プリントヘッド11の、インクタンク12のインク導出用筒部材を接合させる凹部の中にある柱状部材47の周囲にインク吸収部材50を配しているので、インクタンク12を接合した時、インク導出用筒部材の径が小さい場合でもインクがインク吸収部材50を伝ってバッファインク室51に入り易くしている。
上述した実施形態によれば、図10〜図12に示したような従来の液体収納容器で大きな容積を占めていたインク吸収部材を廃止、または最小限の使用に留めることが可能である。インク室13のほとんどを自由状態のインクが占めるようインクを収納する事が可能となるため、同じサイズならばより多くのインクを収容可能で、同じインク量ならばインク室をより小型化することができる。さらに、インク室のインクも全て使い切ることが可能な効率の良い液体収納容器となる。
また、環境変化に伴うインク室内外の空気の呼吸をインクの移動を伴うことなく、小さなインク吸収体を介して直接行うという簡便な方法によって高い容積効率でインクを貯留可能となる。さらに、消耗品である液体収納容器から大きなインク吸収体を無くすことができ、より安価に提供することもできる。
また、環境変化に伴うインク室13内の空気の圧力上昇を、プリントヘッド11のノズル部10と同レベル位置近傍に配した、各オリフィスより弱いインクの界面力の働く毛細管手段54または微細な開孔57を介して、退避用インク室53へインクを移動させることで回避するという簡便な方法で、環境変化に対して高い信頼性を有する液体収納容器を提供することができる。
また、インクの残量検出をバッファインク室51で行うことにより、消耗品であるインク室13は容器と栓部材48だけから構成された単純な構成となり、インクタンク12をペットボトルのようにブロー成型により一部品で製造することが可能となる。その結果、より安価に提供可能となり、かつ、インクも全て使い切ることが可能な効率の良いインクタンク12を備えたプリントヘッドからなるヘッドカートリッジを提供することができる。
なお、上述した第1の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態で説明したインクタンク同士の連結機構(図2、図5〜図8参照)はその他の第2及び第3の実施形態のインクタンクに適宜適用してもよい。また、第2の実施形態で説明したインクタンクとプリントヘッドの結合及び分離可能な機構についてもこれ以外の実施形態に適宜適用してもよい。
10 ノズル部
11 プリントヘッド
12 インクタンク
13 インク室
14 インク
16、16a インク吸収体
17 インク注入連結口
18 大気連通孔
19 フィルタ
20 光学的反射部材
21 ヘッド液室
22 インク通路
23 サブインク室
25 インク吸収体室
26 連通孔
27 空間
28 空室
29 交換インクタンク
30 接合部
31,38 連結管
32 パッキング封止材
33 疎水性多孔質部材
34 サブインク室
35 空気導入路
36 吸引キャップ
37 スリット
39 封止部材
40 円縁部
41、45 インク導出口
42 Oリング
43 外壁部
44 インク通路壁
46 弾性部材
47 柱状部材
48 栓部材
49 ばね部材
50 インク吸収部材
51 バッファインク室
52 連絡路
53 退避用インク室
54 毛細管手段
55 外壁部
56 空気層
57 細孔
11 プリントヘッド
12 インクタンク
13 インク室
14 インク
16、16a インク吸収体
17 インク注入連結口
18 大気連通孔
19 フィルタ
20 光学的反射部材
21 ヘッド液室
22 インク通路
23 サブインク室
25 インク吸収体室
26 連通孔
27 空間
28 空室
29 交換インクタンク
30 接合部
31,38 連結管
32 パッキング封止材
33 疎水性多孔質部材
34 サブインク室
35 空気導入路
36 吸引キャップ
37 スリット
39 封止部材
40 円縁部
41、45 インク導出口
42 Oリング
43 外壁部
44 インク通路壁
46 弾性部材
47 柱状部材
48 栓部材
49 ばね部材
50 インク吸収部材
51 バッファインク室
52 連絡路
53 退避用インク室
54 毛細管手段
55 外壁部
56 空気層
57 細孔
Claims (20)
- 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、
液体を自由状態で貯留する第1室と、
前記液体収納容器の筐体上部に設けられ、前記第1室を大気と連通させる空間を形成する第2室と、
前記第2室の中に配置された液体吸収部材とを備えたことを特徴する液体収納容器。 - 前記第2室の中には、前記液体吸収部材を収納する液体吸収部材収納室と、液体を自由状態で貯留する第3室とが壁で隔てて設けられており、前記液体吸収部材収納室が大気と直接連通し、前記液体吸収部材収納室と前記第3室とが間の壁下部の開口で連通し、前記第3室と前記第1室が連通している、請求項1に記載の液体収納容器。
- 前記液体吸収部材収納室の上部に少なくとも1個の空間部が設けられている請求項2に記載の液体収納容器。
- 請求項1から3のいずれかに記載の液体収納容器であって、該液体収納容器に液体を補充するための別の液体収納容器をさらに有する液体収納容器。
- 前記第1室内に液体を注入するための液体注入連結口が設けられており、該液体注入連結口には、前記別の液体収納容器の液体導出部が挿入されている、請求項4に記載の液体収納容器。
- 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、
液体を自由状態で貯留する第1室と、
前記第1室の上層部に前記第1室とは独立した液体貯留空間を形成する第2室と、
前記液体収納容器の上部に設けられ、前記第1室を前記第2室を介して大気と連通させる大気連通孔と、
前記第2室内において前記大気連通孔の端部に接するように配置され、気体は通すが液体は通さない多孔質部材と、
前記第2室内において前記多孔質部材に隣接して配置された液体吸収部材と、を備えたことを特徴とする液体収納容器。 - 前記液体吐出ヘッドと接合する接合部をさらに備え、該接合部は前記第1室の液体を前記液体吐出ヘッドに導出するための液体導出路を有する、請求項6に記載の液体収納容器。
- 前記液体吸収部材が圧縮状態で配され、前記第2室の上部壁面に沿って空気導入路を有する、請求項7に記載の液体収納容器。
- 前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部が前記液体収納容器の最下部に配置され、前記第2室の空気を前記液体収納容器の壁部の中を通って前記液体吐出ノズル部近傍に大気と連通させる大気連通孔が設けられた、請求項6から8のいずれかに記載の液体収納容器。
- 請求項6から9のいずれかに記載の液体収納容器を備えた液体供給装置であって、
前記大気連通孔から前記第2室の空気と前記液体吐出ノズル部からの液体とを同時に吸引する吸引手段を有する液体供給装置。 - 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器において、
液体を自由状態で貯留する第1室と、
前記液体収納容器の筐体上部に設けられ、前記第1室を大気と連通させる空間を形成する第2室と、
前記第2室の中に配置された液体吸収部材とを備え、
前記液体吸収部材が前記液体収納容器の内壁面に接するように配置され、該内壁面に、前記液体吸収部材の近傍から前記液体収納容器の底部に達するスリットが形成されていることを特徴とする液体収納容器。 - 前記液体吸収部材を中に配置した前記第2室に、前記第2室の中と前記第1室とを連通する連通孔が形成されている、請求項11に記載の液体収納容器。
- 請求項11または12に記載の液体収納容器であって、該液体収納容器に液体を補充するための別の液体収納容器をさらに有する液体収納容器。
- 請求項13に記載の液体収納容器において、
前記別の液体収納容器は液体を自由状態で貯留するとともに、該液体を導出する液体導出口を形成した管を有し、該液体導出口が前記管上を移動可能な封止手段で封止されており、
前記液体収納容器は、
前記別の液体収納容器の管のみが挿入可能である、前記第1室に液体を注入するための液体注入口と、
前記液体注入口を前記液体収納容器の内部から封止する封止部材と、
前記管を前記挿入口に挿入する過程で前記封止手段を移動させて前記液体導出口を開けるとともに、前記管で前記封止部材を押して前記液体注入口を開け、前記管の挿入完了後には前記管の一部とで前記封止手段を挟み込む縁部と、を有する液体収納容器。 - 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給装置であり、第1の液体収納容器と、該第1の液体収納容器と連結された第2の液体収納容器と、を有する液体供給装置であって、
前記第1の液体収納容器は底部に前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部を有するとともに、該液体吐出ノズル部へ供給する液体を貯留する第1室と該第1室に連絡路を介して接続された第2室とを有し、
前記第1室が前記第2の液体収納容器の液体を連通可能に構成されており、
前記連絡路と前記第2室との間に毛細管手段が設けられ、
前記第2室に内部を外気と連通させる大気連通孔が設けられている液体供給装置。 - 前記毛細管手段が前記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズル部とほぼ同じ高さに配置されている請求項15に記載の液体供給装置。
- 前記第1室に、液体の残量を検出する液体残量検出手段が配置されている請求項15または16に記載の液体供給装置。
- 前記毛細管手段は液体吸収部材である請求項15から17のいずれかに記載の液体供給装置。
- 前記連絡路と前記第2室との間に前記毛細管手段に代えて、細孔が形成されており、
前記細孔は親水化処理され、前記液体吐出ノズル部の各ノズル口径より大きな口径を有する、請求項15から18のいずれかに記載の液体供給装置。 - 前記第2の液体収納容器は前記第1の液体収納容器に液体を導出する液体導出部の開口を密閉する栓部材を有し、
前記第1の液体収納容器の、前記第2の液体収納容器の前記液体導出部を接合する接合部の中には、前記第1の液体収納容器と前記第2の液体収納容器を結合した時に前記液体導出口を通って前記栓部材を押し退ける柱状部材が位置し、該柱状部材の周囲に液体吸収部材が配されている、請求項15から19のいずれかに記載の液体供給装置。
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