JP2005156694A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 経時において現像装置内の現像剤がストレスを受けずに、現像剤供給部材から現像剤担持体への安定的なトナー供給が可能な現像装置を提供して、出力画像の画質劣化が発生しない画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像剤が担持される現像剤担持体81と、現像剤担持体81に現像剤を供給する現像剤供給部材82と、長手方向T3に現像剤を搬送する搬送部材83と、を備える。そして、搬送部材83は、現像剤供給部材82に近接する位置に形成される現像剤の隆起部Taを長手方向T3に移動させながら現像剤を搬送する。
【選択図】 図3
【解決手段】 現像剤が担持される現像剤担持体81と、現像剤担持体81に現像剤を供給する現像剤供給部材82と、長手方向T3に現像剤を搬送する搬送部材83と、を備える。そして、搬送部材83は、現像剤供給部材82に近接する位置に形成される現像剤の隆起部Taを長手方向T3に移動させながら現像剤を搬送する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置とそこに設置される現像装置に関し、特に、一成分非磁性現像剤を用いた現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、一成分非磁性現像剤を用いた現像装置において、装置の小型化を目的として、搬送スクリュによって現像剤を装置の長手方向に循環させながら、供給ローラによって現像ローラにトナーを供給する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、現像装置は、現像ローラ(現像剤担持体)、供給ローラ(現像剤供給部材)、2つの搬送スクリュ(搬送部材)等で構成される。
そして、現像装置の一端に設けられた供給口から装置内にトナー(一成分非磁性現像剤)が供給される。現像装置内のトナーは、2つの搬送スクリュによって、装置内を長手方向(供給ローラが現像ローラ上にトナーを供給する方向と直交する方向である。)に循環する。その循環しているトナーの一部が、供給ローラによって、現像ローラに供給される。現像ローラに担持されたトナーは、薄層ブレードによって適量に規制された後に、感光体ドラム(像担持体)との対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
そして、現像装置の一端に設けられた供給口から装置内にトナー(一成分非磁性現像剤)が供給される。現像装置内のトナーは、2つの搬送スクリュによって、装置内を長手方向(供給ローラが現像ローラ上にトナーを供給する方向と直交する方向である。)に循環する。その循環しているトナーの一部が、供給ローラによって、現像ローラに供給される。現像ローラに担持されたトナーは、薄層ブレードによって適量に規制された後に、感光体ドラム(像担持体)との対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
このような搬送スクリュを搭載した現像装置は、トナーを装置の長手方向に積極的に循環させているので、長手方向のトナー搬送をおこなわない現像装置に比べて、トナーの長手方向の片寄りが発生しにくい。これにより、現像装置内へのトナーの供給口を、長手方向の全域に設けるのではなく、長手方向の一端に設けることができる。また、搬送スクリュは、短手方向(長手方向に直交する方向である。)の設置スペースを比較的小さくすることができる。したがって、現像装置及び画像形成装置が小型化される。
さらに、トナーの長手方向の片寄りが発生しにくいために、感光体ドラム上に形成するトナー像の長手方向の濃度差が軽減される。したがって、このような現像装置は、特に、長手方向のサイズが大きな被転写材を扱う広幅紙対応型の画像形成装置に適したものになる。
さらに、トナーの長手方向の片寄りが発生しにくいために、感光体ドラム上に形成するトナー像の長手方向の濃度差が軽減される。したがって、このような現像装置は、特に、長手方向のサイズが大きな被転写材を扱う広幅紙対応型の画像形成装置に適したものになる。
なお、一成分非磁性現像剤を用いた現像装置においては、供給ローラとして、現像ローラに摺接する導電性ブラシを備えたブラシローラを用いる場合がある。ブラシローラは、芯金に対して、パイル状の導電性ブラシの短冊を、螺旋状に巻き付けてなる。そのため、ブラシローラ自体に、トナーを長手方向の一方向に搬送する搬送力が発生してしまう。したがって、ブラシローラを供給ローラとして用いる現像装置においては、ブラシローラによるトナーの長手方向の片寄りを抑止するために、上述の搬送スクリュの設置が必須となる。
上述した従来の現像装置は、経時において装置内のトナーがストレスを受けて劣化するという問題があった。そして、ストレスを受けたトナーが発生すると、画像形成装置における出力画像において画質が劣化することになる。
詳しくは、上述した特許文献1の現像装置の場合、供給ローラと搬送スクリュとの間に多量のトナーがある状態で、装置内のトナーが循環することになる。このような場合には、双方の部材が回転することによって、現像工程に寄与しないトナー(装置から消費されないトナーである。)に対してストレスを与える度合いが大きくなる。
そして、トナーがストレスを受けて劣化すると、出力画像のボソツキや画像濃度低下が発生する。
さらに、ストレスを受けたトナーが存在する装置内にフレッシュなトナーが供給されて双方のトナーが混合されると、帯電能力の高いフレッシュなトナーに対して、ストレスを受けたトナーの帯電能力は低くなるために、ストレスを受けたトナーが逆帯電(正規な帯電極性とは異なる帯電状態である。)する。これにより、出力画像において地肌汚れ(トナーの付着を予定していない地肌領域へトナーが付着する現象である。)が発生する。
さらに、ストレスを受けたトナーが存在する装置内にフレッシュなトナーが供給されて双方のトナーが混合されると、帯電能力の高いフレッシュなトナーに対して、ストレスを受けたトナーの帯電能力は低くなるために、ストレスを受けたトナーが逆帯電(正規な帯電極性とは異なる帯電状態である。)する。これにより、出力画像において地肌汚れ(トナーの付着を予定していない地肌領域へトナーが付着する現象である。)が発生する。
また、先に説明したブラシローラを用いた現像装置においては、ブラシローラと搬送スクリュとの間に多量のトナーがある状態で、装置内のトナーが循環することになる。このような場合には、ブラシローラのブラシの中にトナーが目詰まりして、ブラシローラのトナー供給能力やトナー摺擦能力が低下してしまう。これにより、出力画像において画像濃度低下や地肌汚れ等の画質劣化が発生する。
本願発明者は、上記課題を解決するために研究を重ねた結果、次の事項を知るに至った。
すなわち、供給ローラに対向する搬送スクリュによるトナー搬送状態を最適化することで、供給ローラのトナー供給能力を低下させることなく、経時において装置内のトナーが受けるストレスを大幅に軽減することができる。また、供給ローラにブラシローラを用いた場合には、搬送スクリュによるトナー搬送状態を最適化することで、経時におけるブラシローラの目詰まりを大幅に軽減することができる。
すなわち、供給ローラに対向する搬送スクリュによるトナー搬送状態を最適化することで、供給ローラのトナー供給能力を低下させることなく、経時において装置内のトナーが受けるストレスを大幅に軽減することができる。また、供給ローラにブラシローラを用いた場合には、搬送スクリュによるトナー搬送状態を最適化することで、経時におけるブラシローラの目詰まりを大幅に軽減することができる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時において現像装置内の現像剤がストレスを受けずに、現像剤供給部材から現像剤担持体への安定的なトナー供給が可能な現像装置を提供して、出力画像の画質劣化が発生しない画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像装置は、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、前記像担持体に対向するとともに、現像剤が担持される現像剤担持体と、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材に対向するとともに、前記現像剤供給部材による現像剤の供給方向に直交する長手方向に現像剤を搬送する搬送部材と、を備え、前記搬送部材は、前記現像剤供給部材に近接する位置に形成される現像剤の隆起部を前記長手方向に移動させながら現像剤を搬送するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1記載の発明において、前記搬送部材は、スクリュ部又はコイル部を備え、前記現像剤の隆起部は、前記スクリュ部又はコイル部の回転方向と巻き方向と巻き数とに対応して形成されるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記隆起部が形成される位置とは異なる位置において前記搬送部材の少なくとも上半分が露呈するように現像剤の量を制御するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、仕切部材を介して前記搬送部材に対向するとともに該搬送部材による搬送方向とは逆の方向に現像剤を搬送する第2の搬送部材をさらに備え、前記第2の搬送部材は、前記仕切部材に近接する位置に形成される現像剤の隆起部を前記逆の方向に移動させながら現像剤を搬送するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項4に記載の発明において、前記第2の搬送部材は、スクリュ部又はコイル部を備え、前記現像剤の隆起部は、前記スクリュ部又はコイル部の回転方向と巻き方向と巻き数とに対応して形成されるものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項4又は請求項5のいずれかに記載の発明において、前記隆起部が形成される位置とは異なる位置において前記第2の搬送部材の少なくとも上半分が露呈するように現像剤の量を制御するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記現像剤供給部材は、前記現像剤担持体に摺接する導電性弾性体又は導電性ブラシを備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記潜像を現像するときに、前記現像剤担持体に交流電圧を印加するものである。
また、請求項9記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記現像剤を、一成分非磁性現像剤としたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記像担持体と、前記像担持体上を帯電する帯電部と、前記像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、前記像担持体上を清掃するクリーニング部と、現像剤が収納された現像剤容器と、のうち少なくとも1つとともに一体化されて画像形成装置本体に着脱自在に設置されるものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置を備えたものである。
本発明は、現像装置において、現像剤供給部材に対向する搬送部材による現像剤の搬送状態を最適化しているので、現像剤供給部材から現像剤担持体への安定的なトナー供給をおこなうとともに、経時において現像装置内の現像剤が受けるストレスを低減することができる。これにより、出力画像の画質劣化が少ない画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、実施の形態1における画像形成装置の構成・動作について説明する。
図1において、1は広幅紙対応型の複写機の装置本体(画像形成装置本体)、2は像担持体としての感光体ドラム、3は感光体ドラム2上を帯電する第1帯電部、4は原稿Dの画像情報に基づいた露光光Lを発する露光部、5は第1現像工程に対応した二成分現像方式の第1現像部、6は第2現像工程に対応した第2帯電部、7は第2現像工程に対応したLEDアレイ(第2露光部)、8は第2現像工程に対応した一成分現像方式の第2現像部(現像装置)、9は第2現像部8にフレッシュトナーを供給するトナー補給部を示す。
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、実施の形態1における画像形成装置の構成・動作について説明する。
図1において、1は広幅紙対応型の複写機の装置本体(画像形成装置本体)、2は像担持体としての感光体ドラム、3は感光体ドラム2上を帯電する第1帯電部、4は原稿Dの画像情報に基づいた露光光Lを発する露光部、5は第1現像工程に対応した二成分現像方式の第1現像部、6は第2現像工程に対応した第2帯電部、7は第2現像工程に対応したLEDアレイ(第2露光部)、8は第2現像工程に対応した一成分現像方式の第2現像部(現像装置)、9は第2現像部8にフレッシュトナーを供給するトナー補給部を示す。
また、10は感光体ドラム2上で形成されたトナー像を被転写材Pに転写する転写部、11は感光体ドラム2上の未転写トナーを回収するクリーニング部、12は感光体ドラム2上の表面電位をリセットする除電部、16は転写部10に向けて被転写材Pを搬送するレジストローラ対、17は転写工程後の被転写材Pを定着部18に導く転写ベルト、18は転写工程後の被転写材P上のトナー像を定着する定着部、20は原稿Dの画像情報を読み取る原稿読取部、21は原稿Dの画像情報が光学的に結像されるCCD(撮像素子)を示す。
以下、画像形成装置における、画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿読取部20にて、その上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。具体的には、原稿Dにおける黒色の画像情報に対応した反射光と、原稿Dにおける赤色の画像情報に対応した反射光とが、ミラー、レンズ、光学フィルタ等の光学素子を介して、CCD上に結像される。
その後、原稿読取部20で読み取られた光学的な画像情報は、メモリ制御部を介して、露光部4に送信される。そして、露光部4からは、黒色の画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム2上に向けて発せられる。
まず、原稿読取部20にて、その上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。具体的には、原稿Dにおける黒色の画像情報に対応した反射光と、原稿Dにおける赤色の画像情報に対応した反射光とが、ミラー、レンズ、光学フィルタ等の光学素子を介して、CCD上に結像される。
その後、原稿読取部20で読み取られた光学的な画像情報は、メモリ制御部を介して、露光部4に送信される。そして、露光部4からは、黒色の画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム2上に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム2は、図中の時計方向に回転している。感光体ドラム2表面は、まず、スコロトロンチャージ方式の第1帯電部3との対向位置で、約−900ボルトに一様に帯電される。そして、第1帯電部3で帯電された感光体ドラム2表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、この位置で黒色の画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで、静電潜像が形成された感光体ドラム2表面の電位は、約−100ボルトである。
その後、潜像が形成された感光体ドラム2表面は、第1現像部5との対向部(現像領域)に達する。そして、第1現像部5の2つのマグネットローラに担持された二成分現像剤中の黒色トナーが、感光体ドラム2上の潜像に付着して、黒色のトナー像が形成される(第1現像工程である。)。ここで、第1現像部5のマグネットローラには、−550ボルトの現像バイアスが印加されている。
その後、潜像が形成された感光体ドラム2表面は、第1現像部5との対向部(現像領域)に達する。そして、第1現像部5の2つのマグネットローラに担持された二成分現像剤中の黒色トナーが、感光体ドラム2上の潜像に付着して、黒色のトナー像が形成される(第1現像工程である。)。ここで、第1現像部5のマグネットローラには、−550ボルトの現像バイアスが印加されている。
その後、黒色のトナー像が形成された感光体ドラム2表面は、第2帯電部6との対向位置で、約−900ボルトに再び帯電される。そして、第2帯電部6で帯電された感光体ドラム2表面は、LEDアレイ7の照射位置に達する。そして、この位置で赤色の画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで、静電潜像が形成された感光体ドラム2表面の電位は、約−100ボルトになる。
その後、第2の潜像が形成された感光体ドラム2表面は、第2現像部8との対向部(現像領域)に達する。そして、第2現像部8の現像ローラに担持された赤色トナー(一成分非磁性現像剤)が、感光体ドラム2上の第2の潜像に付着して、赤色のトナー像が形成される(第2現像工程である。)。ここで、第2現像部8の現像ローラには、−750ボルトの直流の現像バイアスが印加されている。また、現像ローラと感光体ドラムとの間には、0.1〜0.3mmの間隙(現像ギャップ)が設けられている。
なお、現像剤容器としてのトナー補給部9は、第2現像部9内のトナー消費に応じて、第2現像部9にトナーを供給する。
なお、現像剤容器としてのトナー補給部9は、第2現像部9内のトナー消費に応じて、第2現像部9にトナーを供給する。
その後、黒色トナー像と赤色トナー像とが混色なく形成された感光体ドラム2表面は、転写部10との対向部に達する。そして、この位置で、レジストローラ対16により搬送された被転写材P上に、感光体ドラム2上の2色のトナー像が転写される。
このとき、感光体ドラム2上には、被転写材P上に転写されない未転写トナーが僅かながら残存する。
このとき、感光体ドラム2上には、被転写材P上に転写されない未転写トナーが僅かながら残存する。
その後、転写部10を通過した未転写トナーを有する感光体ドラム2表面は、クリーニング部11との対向部に達する。クリーニング部11では、感光体ドラム2に当接するクリーニングブレードとクリーニングローラとにより、ドラム表面に付着する未転写トナーが回収される。
その後、クリーニング部11を通過した感光体ドラム2表面は、除電部12に達する。そして、ここで感光体ドラム2表面の残留電位が除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
その後、クリーニング部11を通過した感光体ドラム2表面は、除電部12に達する。そして、ここで感光体ドラム2表面の残留電位が除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
ここで、被転写材Pは、広幅紙を積載可能に構成された給紙部(不図示である。)から給送されたものである。そして、給紙部からレジストローラ対16の位置に達した被転写材Pは、レジストローラ対16によって、感光体ドラム2上のトナー像とタイミングを合わせて転写部10に搬送される。そして、上述したように、転写部10で、トナー像が被転写材P上に転写される。
そして、転写工程後の被転写材Pは、転写ベルト17によって、定着部18の位置に搬送される。そして、定着部18で、被転写材P上の未定着トナー像が定着される。
その後、定着工程後の被転写材Pは、出力画像として画像形成装置本体1の外に向けて排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
その後、定着工程後の被転写材Pは、出力画像として画像形成装置本体1の外に向けて排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2及び図3にて、上述の画像形成装置本体1に着脱自在に設置される、第2現像部(現像装置)8について詳述する。
図2は現像装置8を示す断面図であり、図3は図2の現像装置8を上方からみた上面図である。
図2は現像装置8を示す断面図であり、図3は図2の現像装置8を上方からみた上面図である。
図2及び図3において、81は感光体ドラム2に対向する現像剤担持体としての現像ローラ、82は現像ローラ81に摺接する現像剤供給部材としての供給ローラ、83は供給ローラ82に対向する搬送部材としての第1搬送スクリュ、84は仕切部材87を介して第1搬送スクリュ83に対向する第2の搬送部材としての第2搬送スクリュ、85は現像ローラ81に先端部が当接するように配設された薄層ブレード、87は第1搬送スクリュ83近傍の空間と第2搬送スクリュ84近傍の空間とを隔絶する仕切部材、88は現像装置8内のトナー量を制御する圧電センサ、90は現像ローラ81に現像バイアスを供給する電源部を示す。
ここで、現像ローラ81は、アルミニウムやステンレス等の金属材料からなる円筒体である。そして、現像ローラ81に担持されたトナーTが、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム2上の潜像に向けて飛翔する。
なお、現像ローラ81の長手方向(図2における紙面垂直方向である。)の両端には、それぞれ、コロ(不図示である。)が挿設されている。そして、コロが感光体ドラム2の両端にそれぞれ加圧当接されることで、所定の現像ギャップが維持される。
なお、現像ローラ81の長手方向(図2における紙面垂直方向である。)の両端には、それぞれ、コロ(不図示である。)が挿設されている。そして、コロが感光体ドラム2の両端にそれぞれ加圧当接されることで、所定の現像ギャップが維持される。
また、供給ローラ82は、金属材料からなる芯金の周面に、導電性弾性体としての発泡ポリウレタンを貼着したものである。そして、供給ローラ82が現像ローラ81に圧接しながら図2中の矢印方向に回転することで、供給ローラ82によって搬送されたトナーTが現像ローラ81との圧接部で摺擦されて、摩擦帯電により現像ローラ81上にトナーTが担持される。
また、薄層ブレード85は、金属薄板やウレタンゴム等の弾性材料からなる。そして、薄層ブレード85が現像領域の上流位置にて現像ローラ81に腹当りするように当接することで、供給ローラ82によって供給された現像ローラ81上のトナーTが適量に規制される。
図3を参照して、第1搬送スクリュ83は、主軸上にスクリュ部83aと逆転スクリュ部83bとを備えたものである。ここで、逆転スクリュ部83bは主軸上の一端のみに設けられていて、スクリュ部83aは主軸上のその他の部分に所定の巻き数で設けられている。
また、第1搬送スクリュ83のスクリュ部83aは、図2の方向からみて、巻き方向が右巻きに設定されている。これに対して、逆転スクリュ部83bは、図2の方向からみて、巻き方向が左巻きに設定されている。
また、第1搬送スクリュ83のスクリュ部83aは、図2の方向からみて、巻き方向が右巻きに設定されている。これに対して、逆転スクリュ部83bは、図2の方向からみて、巻き方向が左巻きに設定されている。
そして、第1搬送スクリュ83は、図2の矢印方向に回転駆動される。これにより、図3を参照して、第1搬送スクリュ83のスクリュ部83aによって、トナーTが長手方向の一端に向けて搬送される(矢印T3方向への搬送である。)。
ここで、第1搬送スクリュ83の近傍のトナーTは、第1搬送スクリュ83の上半分が露呈するように、その量が圧電センサ88によって制御されている。すなわち、圧電センサ88によるトナーT有無の検知によってトナー補給部9からのトナー供給量を調整しながら、トナーTの上面(隆起部Taを除く。)が、図2における第1搬送スクリュ83の断面の半分以下の位置となるように制御する。
ここで、第1搬送スクリュ83の近傍のトナーTは、第1搬送スクリュ83の上半分が露呈するように、その量が圧電センサ88によって制御されている。すなわち、圧電センサ88によるトナーT有無の検知によってトナー補給部9からのトナー供給量を調整しながら、トナーTの上面(隆起部Taを除く。)が、図2における第1搬送スクリュ83の断面の半分以下の位置となるように制御する。
このように構成された現像装置8において、第1搬送スクリュ83は、供給ローラ82に近接する位置に、トナーTの隆起部Ta(山部)を形成して、その隆起部Taを矢印T3方向に移動させる。換言すると、第1搬送スクリュ83のスクリュ部83aのピッチ間隔で巻き数分だけ形成される隆起部Taが、第1搬送スクリュ83の回転に同期して矢印T3方向に連続的に移動する。
これにより、第1搬送スクリュ83から供給ローラ82に対して、常に充分な量のトナーTを供給することができる。さらに、第1搬送スクリュ83と供給ローラ82との間は、第1搬送スクリュ83及び供給ローラ82の上部が露呈するほどのトナー量に制御されているために、それらの部材によってトナーTが受けるストレスを軽減することができる。
なお、第1搬送スクリュ83の一端に設けられた逆転スクリュ部83bは、スクリュ部83aによってその一端側に搬送されたトナーTが停滞するのを抑止するものである。すなわち、逆転スクリュ部83bは、端部に搬送されたトナーTを、その搬送方向とは逆の方向に僅かに戻すことになる。
他方、第2搬送スクリュ84も、第1搬送スクリュ83と同様に、主軸上にスクリュ部84aと逆転スクリュ部84bとを備える。ここで、逆転スクリュ部84bは主軸上の一端のみに設けられていて、スクリュ部84aは主軸上のその他の部分に所定の巻き数で設けられている。
また、第2搬送スクリュ84のスクリュ部84aは、図2の方向からみて、巻き方向が左巻きに設定されている。これに対して、逆転スクリュ部84bは、図2の方向からみて、巻き方向が右巻きに設定されている。
また、第2搬送スクリュ84のスクリュ部84aは、図2の方向からみて、巻き方向が左巻きに設定されている。これに対して、逆転スクリュ部84bは、図2の方向からみて、巻き方向が右巻きに設定されている。
そして、第2搬送スクリュ84は、図2の矢印方向に回転駆動される。これにより、図3を参照して、第2搬送スクリュ84のスクリュ部84aによって、トナーTが長手方向の他端に向けて搬送される(矢印T1方向への搬送であって、第1搬送スクリュ83の搬送方向とは逆の方向である。)。
ここで、第2搬送スクリュ84の近傍のトナーTは、第1搬送スクリュ83近傍のトナーTと同様に、第2搬送スクリュ84の上半分が露呈するように、その量が圧電センサ88によって制御されている。
ここで、第2搬送スクリュ84の近傍のトナーTは、第1搬送スクリュ83近傍のトナーTと同様に、第2搬送スクリュ84の上半分が露呈するように、その量が圧電センサ88によって制御されている。
このように構成された現像装置8において、第2搬送スクリュ83は、仕切部材87に近接する位置に、トナーTの隆起部Taを形成して、その隆起部Taを矢印T1方向に移動させる。換言すると、第2搬送スクリュ84のスクリュ部84aのピッチ間隔で巻き数分だけ形成される隆起部Taが、第2搬送スクリュ84の回転に同期して矢印T1方向に連続的に移動する。
これにより、第2搬送スクリュ84から第1搬送スクリュ83側に、比較的スムーズにトナーTを受け渡すことができる(図3の矢印T2の搬送である。)。さらに、第2搬送スクリュ84とその周囲(仕切部材87を含む壁部である。)との間は、第2搬送スクリュ84の上部が露呈するほどのトナー量に制御されているために、トナーTが受けるストレスを軽減することができる。
なお、第2搬送スクリュ84の一端に設けられた逆転スクリュ部84bは、スクリュ部84aによってその一端側に搬送されたトナーTが停滞するのを抑止するものである。すなわち、逆転スクリュ部84bは、端部に搬送されたトナーTを、その搬送方向とは逆の方向に僅かに戻すことになる。
以下、現像装置8内における、トナーTの全体的な循環について説明する。
図3を参照して、まず、トナー補給部9内に収納されたトナーTは、上述した圧電センサ88の検知結果に応じて、現像装置8の供給口8aを介して装置内に適宜に供給される(矢印T0方向の移動である。)。なお、供給口8aは、第2搬送スクリュ84の上方であって長手方向の一端に設けられている。
図3を参照して、まず、トナー補給部9内に収納されたトナーTは、上述した圧電センサ88の検知結果に応じて、現像装置8の供給口8aを介して装置内に適宜に供給される(矢印T0方向の移動である。)。なお、供給口8aは、第2搬送スクリュ84の上方であって長手方向の一端に設けられている。
現像装置8内に供給されたフレッシュなトナーTは、装置内の既存のトナーTとともに、第2搬送スクリュ84のトナー搬送力によって矢印T1方向に搬送される。このとき、トナーTの隆起部Taも、その隆起状態を維持しながら矢印T1方向に移動する。
その後、第2搬送スクリュ84によって長手方向の他端まで搬送されたトナーTは、仕切部材87が設けられていない空間を介して、第1搬送スクリュ83側に移動する(矢印T2方向の移動である。)。なお、図示は省略するが、第2搬送スクリュ84の他端には、矢印T2方向のトナー搬送を促す羽部が設けられている。
その後、第2搬送スクリュ84によって長手方向の他端まで搬送されたトナーTは、仕切部材87が設けられていない空間を介して、第1搬送スクリュ83側に移動する(矢印T2方向の移動である。)。なお、図示は省略するが、第2搬送スクリュ84の他端には、矢印T2方向のトナー搬送を促す羽部が設けられている。
その後、第1搬送スクリュ83側に移動したトナーTは、第1搬送スクリュ83のトナー搬送力によって矢印T3方向に搬送される。このとき、トナーTの隆起部Taも、その隆起状態を維持しながら矢印T3方向に移動する。そして、この連続的に移動する隆起部Taによって、第1搬送スクリュ83から供給ローラ82へ充分な量のトナーTが供給される。供給ローラ82に充分に供給されたトナーTは、さらに現像ローラ81に充分に供給されて、上述した現像工程に寄与することになる。
その後、第1搬送スクリュ83によって長手方向の一端まで搬送されたトナーTは、仕切部材87が設けられていない空間を介して、再び第2搬送スクリュ84側に移動する(矢印T4方向の移動である。)。なお、図示は省略するが、第1搬送スクリュ83の他端には、矢印T4方向のトナー搬送を促す羽部が設けられている。
そして、このような矢印T1〜T4に示すトナーTの循環が繰り返される。
そして、このような矢印T1〜T4に示すトナーTの循環が繰り返される。
なお、装置内に形成されるトナーTの隆起部Taは、第1搬送スクリュ83及び第2搬送スクリュ84を回転駆動させることで形成されるものである。第1搬送スクリュ83及び第2搬送スクリュ84を回転駆動させずに静止させた状態では、トナーTの上面が図2に示す破線Tcの位置になる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、現像装置8において、供給ローラ82に対向する第1搬送スクリュ83によるトナーTの搬送状態を最適化しているので、供給ローラ82から現像ローラ81への安定的なトナー供給をおこなうとともに、経時において現像装置8内のトナーTが受けるストレスを低減することができる。これにより、画像形成装置からは、ボソツキ、画像濃度低下、地肌汚れ等の画質劣化が少ない画像が出力される。
なお、本実施の形態1では、現像工程において電源部90から現像ローラ81に印加する現像バイアスとして直流電圧を用いた。
これに対して、電源部90から現像ローラ81に印加する現像バイアスとして交流電圧を用いることもできる。具体的には、現像ローラ90に、直流電圧に交流電圧を重畳して印加することが好ましい。印加する交流電圧としては、振幅が−500〜−1200ボルトで、周波数が500〜2000Hzで、トナーTが感光体ドラム2に向かおうとする時間の割合(デューティー比)が50%以下の矩形波とすることが好ましい。このように、現像工程において現像ローラ81に交流電圧を印加することで、さらにボソツキのない滑らかな出力画像を提供することができる。
これに対して、電源部90から現像ローラ81に印加する現像バイアスとして交流電圧を用いることもできる。具体的には、現像ローラ90に、直流電圧に交流電圧を重畳して印加することが好ましい。印加する交流電圧としては、振幅が−500〜−1200ボルトで、周波数が500〜2000Hzで、トナーTが感光体ドラム2に向かおうとする時間の割合(デューティー比)が50%以下の矩形波とすることが好ましい。このように、現像工程において現像ローラ81に交流電圧を印加することで、さらにボソツキのない滑らかな出力画像を提供することができる。
また、本実施の形態1では、2つの現像部5、8によって2色現像をおこなう画像形成装置の一方の現像部8に本発明を適用した。本発明は、これに限定されることなく、種々の形態の画像形成装置に対して適用可能である。例えば、黒色の一成分非磁性トナーが収納された現像装置のみを搭載する画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。この場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、搬送部材として第1搬送スクリュ83を用い、第2の搬送部材として第2搬送スクリュ84を用いた。これに対して、搬送部材又は第2の搬送部材として、スクリュ部の替わりにコイル部を備えた部材とすることもできる。この場合、第1搬送スクリュ83及び第2搬送スクリュ84と同様の機能をもたせるために、コイル部の回転方向と巻き方向と巻き数とはそれらに準じたものになる。
実施の形態2.
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は実施の形態2における現像装置を示す断面図であって、前記実施の形態1の図2に相当するものである。実施の形態2の現像装置は、現像剤供給部材として導電性ブラシを備えたブラシローラ89を用いている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は実施の形態2における現像装置を示す断面図であって、前記実施の形態1の図2に相当するものである。実施の形態2の現像装置は、現像剤供給部材として導電性ブラシを備えたブラシローラ89を用いている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図4を参照して、ブラシローラ89は、金属材料からなる芯金の周面に、導電性ブラシとして導電性を有するナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン等のブラシ布を巻き付けたものである。そして、ブラシローラ89の導電性ブラシが現像ローラ81に摺接しながら図4中の矢印方向に回転することで、ブラシローラ89によって搬送されたトナーTが現像ローラ81との当接部で摺擦されて、摩擦帯電により現像ローラ81上にトナーTが供給される。
本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、ブラシローラ89、第1搬送スクリュ83、第2搬送スクリュ84の上半分が露呈するように、トナーTの量が制御されている。そして、第1搬送スクリュ83によって、ブラシローラ89に近接する位置に形成される隆起部Taが長手方向に移動される。
これにより、第1搬送スクリュ83からブラシローラ89に対して、常に充分な量のトナーTを供給することができる。また、第1搬送スクリュ83とブラシローラ89との間は、第1搬送スクリュ83及びブラシローラ89の上半分が露呈するほどのトナー量に制御されているために、それらの部材によってトナーTが受けるストレスを軽減することができる。さらに、ブラシローラ89の導電性ブラシ内にトナーTが強い力で押し込まれることもなく、導電性ブラシの目詰まりが抑止される。
なお、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、第2搬送スクリュ84によって、仕切部材87に近接する位置に形成される隆起部Taが長手方向の逆方向に移動される。これにより、トナーTが受けるストレスが軽減されるとともに、第2搬送スクリュ84から第1搬送スクリュ83側に比較的スムーズにトナーTを受け渡すことができる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、現像装置8において、ブラシローラ89に対向する第1搬送スクリュ83によるトナーTの搬送状態を最適化しているので、ブラシローラ89から現像ローラ81への安定的なトナー供給をおこなうとともに、経時において現像装置8内のトナーTが受けるストレスを低減して、ブラシローラ89の目詰まりを抑止することができる。これにより、画像形成装置からは、ボソツキ、画像濃度低下、地肌汚れ等の画質劣化が少ない画像が出力される。
なお、上記各実施の形態において、現像装置8を現像工程のみに供する装置としたが、その他の作像工程をもおこなう複合装置とすることもできる。例えば、現像装置8を、感光体ドラム2等と一体化したプロセスカートリッジとすることもできる。具体的には、現像装置8を、像担持体2と、像担持体2上を帯電する帯電部6と、像担持体2上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写する転写部10と、像担持体2上を清掃するクリーニング部11と、現像剤Tが収納された現像剤容器9と、のうち少なくとも1つとともに一体化して、画像形成装置本体1に対して着脱自在に構成することもできる。
さらに、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 感光体ドラム(像担持体)、
3 第1帯電部、 4 露光部、 5 第1現像部、
6 第2帯電部、 7 LEDアレイ(第2露光部)、
8 第2現像部(現像装置)、 9 トナー補給部、 10 転写部、
11 クリーニング部、 12 除電部、 16 レジストローラ対、
17 転写ベルト、 18 定着部、 20 原稿読取部、 21 CCD、
81 現像ローラ(現像剤担持体)、 82 供給ローラ(現像剤供給部材)、
83 第1搬送スクリュ(搬送部材)、
83a、84a スクリュ部、 83b、84b 逆転スクリュ部、
84 第2搬送スクリュ(第2の搬送部材)、 85 薄層ブレード、
87 仕切部材、 88 圧電センサ、
89 ブラシローラ(現像剤供給部材)、 90 電源部、
T トナー(一成分非磁性現像剤)、 Ta 隆起部。
3 第1帯電部、 4 露光部、 5 第1現像部、
6 第2帯電部、 7 LEDアレイ(第2露光部)、
8 第2現像部(現像装置)、 9 トナー補給部、 10 転写部、
11 クリーニング部、 12 除電部、 16 レジストローラ対、
17 転写ベルト、 18 定着部、 20 原稿読取部、 21 CCD、
81 現像ローラ(現像剤担持体)、 82 供給ローラ(現像剤供給部材)、
83 第1搬送スクリュ(搬送部材)、
83a、84a スクリュ部、 83b、84b 逆転スクリュ部、
84 第2搬送スクリュ(第2の搬送部材)、 85 薄層ブレード、
87 仕切部材、 88 圧電センサ、
89 ブラシローラ(現像剤供給部材)、 90 電源部、
T トナー(一成分非磁性現像剤)、 Ta 隆起部。
Claims (11)
- 像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
前記像担持体に対向するとともに、現像剤が担持される現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に対向するとともに、前記現像剤供給部材による現像剤の供給方向に直交する長手方向に現像剤を搬送する搬送部材と、を備え、
前記搬送部材は、前記現像剤供給部材に近接する位置に形成される現像剤の隆起部を前記長手方向に移動させながら現像剤を搬送することを特徴とする現像装置。 - 前記搬送部材は、スクリュ部又はコイル部を備え、
前記現像剤の隆起部は、前記スクリュ部又はコイル部の回転方向と巻き方向と巻き数とに対応して形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記隆起部が形成される位置とは異なる位置において前記搬送部材の少なくとも上半分が露呈するように現像剤の量を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
- 仕切部材を介して前記搬送部材に対向するとともに該搬送部材による搬送方向とは逆の方向に現像剤を搬送する第2の搬送部材をさらに備え、
前記第2の搬送部材は、前記仕切部材に近接する位置に形成される現像剤の隆起部を前記逆の方向に移動させながら現像剤を搬送することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。 - 前記第2の搬送部材は、スクリュ部又はコイル部を備え、
前記現像剤の隆起部は、前記スクリュ部又はコイル部の回転方向と巻き方向と巻き数とに対応して形成されることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。 - 前記隆起部が形成される位置とは異なる位置において前記第2の搬送部材の少なくとも上半分が露呈するように現像剤の量を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の現像装置。
- 前記現像剤供給部材は、前記現像剤担持体に摺接する導電性弾性体又は導電性ブラシを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置。
- 前記潜像を現像するときに、前記現像剤担持体に交流電圧を印加することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。
- 前記現像剤は、一成分非磁性現像剤であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置。
- 前記像担持体と、前記像担持体上を帯電する帯電部と、前記像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、前記像担持体上を清掃するクリーニング部と、現像剤が収納された現像剤容器と、のうち少なくとも1つとともに一体化されて画像形成装置本体に着脱自在に設置されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003392084A JP2005156694A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | 現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003392084A JP2005156694A (ja) | 2003-11-21 | 2003-11-21 | 現像装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005156694A true JP2005156694A (ja) | 2005-06-16 |
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ID=34718904
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005156694A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086682A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 現像装置 |
US9454097B2 (en) | 2013-09-25 | 2016-09-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing device having communication portion and conveying member to convey developing agent |
CN108549204A (zh) * | 2012-04-27 | 2018-09-18 | 佳能株式会社 | 显影装置 |
-
2003
- 2003-11-21 JP JP2003392084A patent/JP2005156694A/ja active Pending
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JP4662146B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-03-30 | 桂川電機株式会社 | 現像装置 |
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