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JP2005146014A - 低温安定性の改善されたアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物、及びこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents

低温安定性の改善されたアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物、及びこれを含有する洗浄剤組成物 Download PDF

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JP2005146014A
JP2005146014A JP2003381473A JP2003381473A JP2005146014A JP 2005146014 A JP2005146014 A JP 2005146014A JP 2003381473 A JP2003381473 A JP 2003381473A JP 2003381473 A JP2003381473 A JP 2003381473A JP 2005146014 A JP2005146014 A JP 2005146014A
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alcohol ether
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JP2003381473A
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Tomohiro Murayama
智洋 村山
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

【課題】 20℃において安定な液状を示し、各種界面活性剤に良好な混合安定性を示す組成物の提供。
【解決手段】 下記一般式(1)、(2)、(3)の化合物を含有し、式(1)と式(2)の化合物の混合質量比が9/1〜4/6であり、式(1)、(2)の化合物の合計含有量が50質量%以上のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物及びそれを含む洗浄剤組成物。
【化1】
Figure 2005146014

【選択図】 なし

Description

本発明は、20℃で液状であり、かつハンドリング性に優れていて洗浄剤基剤、化粧料基剤等として有用なアルキルアルキレングリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物、及びこれを含有する液体洗浄剤組成物に関するものである。
アルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物は、特にこれをサルフェート型アニオン性界面活性剤に配合したとき、脂肪酸アルカノールアミドを上回る増粘性、増泡性、及び起泡安定化を示すことが、例えば特開2003−96435号公報(特許文献1)などにより知られている。
一方、アルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物を製造するための方法として、エポキシ化合物を開環する方法が、例えば米国特許第4086279号(特許文献2)、JAOCS,66(1),146(1989)(非特許文献1)、特開平5−202108号(特許文献3)、及び特開平11−315043号(特許文献4)などにより知られている。
これらの製造方法においては、その反応触媒としてフッ素化ホウ素エーテル錯体、アルミナ触媒、ジルコニア触媒等の酸性触媒、或は金属ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性触媒が使用されている。
塩基性触媒を使用した場合には、下記一般式(4):
Figure 2005146014
[但し式(4)おいて、R2は6〜16個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基を表し、[X1]は、2〜6個の炭素原子を含む、n1価の脂肪族基を表し、nは、X1基の炭素原子数を越えない2〜6の整数を表す〕
で示される化合物の生成が優先し、一般式(4)の化合物は高融点を有し20℃で固体であるため、これを界面活性剤の用途に用いるときにハンドリング性が悪く、更に配合物の低温保存時にも白濁や結晶析出を起こすなどの問題が見られた。
一方、酸触媒を使用する反応においては、下記一般式(5):
Figure 2005146014
[但し式(5)において、R2,X1,n1は前記に同じ
で示される化合物が目的化合物に優先して生成し、この式(6)の化合物は20℃で液状であるため、得られるアルキルグリコール多価アルコールエーテル混合物は、塩基触媒を使用した場合より低融点を示す、しかし一般式(5)示される化合物のみを選択的に製造することは困難で、一般式(4)の化合物が混在する。この式(4)の化合物は、20℃でも結晶として析出するため、酸触媒を用いて製造された生成物を、実際に洗浄剤などに配合する場合には一度加熱して均一溶解してから使用する必要があり、時間的にもエネルギー的にもコストがかかるという問題が見られた。
上記式(4)及び(5)の化合物において、
アルキル基(R2)の鎖長を短くすることで化合物の融点を低下させ、ハンドリング性の向上を図ることは可能であるが、この場合、得られた生成物を液体洗浄剤として使用した場合に前述の増粘性や、増泡性、起泡安定化などの、アルキルグリコール多価アルコールエーテルに求められる性能が実質的には失われてしまうという問題点がある。
また、R2基に不飽和、分枝鎖炭化水素基を導入して、得られる化合物の融点を低下させる手段も考えられるが、これらの導入すべき基に対応するエポキシ化合物の入手が困難で、産業上の利用は難しい。
したがって、20℃で液状でありハンドリング性に優れ、なおかつ液体洗浄剤として使用した際に優れた増粘性、増泡性、起泡安定化を示すアルキルグリコール多価アルコールエーテルの開発が望まれていた。
特開2003−96435号公報 米国特許第4086279号 特開平5−202108号公報 特開平11−315043号公報 JAOCS,66(1),146(1989).
本発明は、20℃において液状であって、ハンドリング性に優れ、かつ液体洗浄剤の成分として使用した際に優れた増粘性、増泡性、及び起泡安定化を示すアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物およびこれを含有する液体洗浄剤組成物を提供しようとするものである。
本発明のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物は、
下記一般式(1)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物と、
Figure 2005146014
[但し式(1)において、Xは2〜6個の炭素原子を有するn価の脂肪族基を表し、nは前記X基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
下記一般式(2)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物と、
Figure 2005146014
[但し、式(2)において、Yは2〜6個の炭素原子を有するm価の脂肪族基を表し、mは前記Y基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
及び一般式(3)により表される脂肪族多価アルコールエーテル化合物と、
Figure 2005146014
[但し、式(3)において、Rは10〜12個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基を表し、Zは、2〜6個の炭素原子を有するk価の脂肪族基を表し、kはZ基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
を含み、前記一般式(1)の化合物と前記一般式(2)の化合物との混合質量比率が9:1から4:6であり、且つ一般式(1)と一般式(2)の合計質量の、一般式(1)、(2)及び(3)の化合物の合計質量に対する比が50質量%以上であることを特徴とするものである。
本発明のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物の前記一般式(1)、(2)及び(3)において、−O−〔X〕−(OH)n-1基、−O−〔Y〕−(OH)m-1基及び−O−〔Z〕−(OH)k-1基が、それぞれ互に独立に、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール残基から選ばれることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は前記本発明の界面活性剤組成物0.1〜10質量%と、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種からなり、前記請求項1に記載の界面活性剤組成物とは異なる界面活性剤5〜95重量%とからなる混合物、ならびに水を含有することを特徴とするものである。
本発明により、温度20℃において液状であってハンドリング性に優れ、かつ、液体洗浄剤に使用したときに、優れた増粘性、増泡性及び起泡安定性を示すアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物及びそれを含有する液体洗浄剤を提供することが可能になった。
本発明アルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物の特徴は、前記一般式(1)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル型界面活性剤化合物と、前記一般式(2)で示されるアルキルアルキレングリコール多価アルコールエーテル型界面活性剤化合物と、前記一般式(3)で表される化合物とを含み、かつ、前記一般式(1)及び(2)の界面活性剤化合物が、混合質量比率が9:1から4:6で存在することにある。
先に述べたように、エポキシアルカンと多価アルコールとを酸性触媒下で縮合した場合でも前記一般式(5)により表され即ち、本発明における一般式(1)及び一般式(2)に対応する基本骨格を有するアルキルグリコール多価アルコールエーテル以外に、前記一般式(4)によりで示されるアルキルアルキレングリコール多価アルコールエーテルが生成する。従って、本発明アルキルアルキレングリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物は、一般式(1)の化合物と一般式(2)の化合物の合計質量が本発明アルキルアルキレングリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物の50質量%以上になるように合成されるが、他の成分としては一般式(3)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物が含有されていることを包含する。
一般式(1)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル型界面活性剤と一般式(2)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル型界面活性剤を、別々に酸触媒下で合成して、本発明の混合比率で混合しても良いし、一般式(1)化合物の原料として1,2−エポキシドデカンを用い、及び一般式(2)化合物の原料として1,2−エポキシテトラデカンを、本発明組成物の混合比率に対応する混合比率で予め混合した後、多価アルコールとの縮合反応を行い本発明アルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物を得ることができる。
本発明において使用される一般式(3)のアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物の原料として用いられる1,2−エポキシアルカンとしては、1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、1,2−エポキシオクタデカンなどから選ばれる1種または2種以上の混合物が挙げられる。
本発明の組成物において使用される一般式(1)の化合物と、一般式(2)の化合物との混合割合は9:1〜4:6であることが好ましく、8.5:1.5〜5:5であることが特に好ましい。この混合割合が9:1より高くなると得られる組成物の融点の低下が不十分で、20℃で結晶析出するなどハンドリング性の改善が不十分になる。また、それが4:6より低くなると、得られる組成物のハンドリング性の改善はなされるが、他の界面活性剤との配合時における増粘性、増泡性、泡安定化の効果が不十分となる。
本発明の一般式(1)、(2)及び(3)のアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物中の、−O−〔X〕−(OH)n-1基、−O−〔Y〕−(OH)m-1基及び−O−〔Z〕−(OH)k-1基を形成するための原料多価アルコールは、それぞれ、他から独立にエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール類、グリセリン、ジグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の脂肪族ポリオール類、アラビノース、リボース、キシロース、グルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、等の単糖類から選ぶことができる。更に、この中でも得られるアルキルグリコール多価アルコールエーテルのハンドリング性、増粘性、増泡性、泡安定化の効果の点から、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオールから選ばれた1種以上を使用することが特に好ましい。
本発明のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物を洗浄剤・化粧料等に配合する場合の配合量には特に限定はないが、通常0.1〜10重量%であり、特に0.5〜8重量%であることが好ましい。
本発明のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性界面活性剤のうちから選ばれ、本発明の前記界面活性剤組成物とは異なる少なくとも1種と組み合わせて、洗浄剤組成物として使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物用アニオン性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられるアニオン性界面活性剤のすべてを適用することができる。このようなアニオン性界面活性剤を例示すれば、脂肪酸セッケン、たとえばセッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシカリセッケン;エーテルカルボン酸、例えばPOEラウリルエーテルカルボン酸塩、POP・POEエーテルミリスチン酸塩;高級アルキル硫酸エステル塩、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン;アルキルエーテル硫酸エステル塩、たとえばPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム;N−アシルアミノ酸塩、たとえばラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイル−N−メチル-β-アラニンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジエタノールアミン;高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、たとえばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、POEラウリルアミドエーテルスルホン酸ナトリウム;リン酸エステル塩、たとえばPOEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、POEラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウム;スルホコハク酸塩、たとえば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム;アルキルベンゼンスルホン酸塩、たとえば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸;高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、たとえば硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ロート油などの硫酸化油、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、及びカゼインナトリウムなどが挙げられ、さらにアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、脂肪酸アミドエーテル硫酸エステル塩、アシルイセチオン酸塩、スルホコハク酸塩等の硫酸エステル塩型またはスルホン酸塩型界面活性剤、エーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸塩、N−アシルイミノジ酢酸、N−アシルアミノ酸塩等のカルボン酸型界面活性剤などが挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。これらの中でも、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩が安価でありコスト的に有利に起泡性を増強できる点で好ましく、使用感の面を重視するのであればN−アシルアミノ酸塩が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物用カチオン性界面活性剤としては通常のシャンプー、リンス、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられるカチオン性界面活性剤のすべてを適用することができる。これらのカチオン性界面剤を例示すれば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等の第4級アンモニウム塩;ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドグルタミン酸塩、ラノリン脂肪酸ジエチルアミノエチルアミドグルタミン酸塩等のアミドアミン塩型カチオン性界面活性剤;ラウリン酸アミドグアニジン塩酸塩;4級窒素含有カチオン性高分子化合物;及び下記一般式(6)(7)で表されるL−アルギニン誘導体等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。
Figure 2005146014
(式中R3及びR4はそれぞれ互に独立に7〜21個の炭素原子を有するアルキル基またはアルケニル基を表し、A-はアニオンを表す。)
また、前記4級窒素含有カチオン性高分子化合物としては、高分子鎖に結合したアンモニウム基を含むものであり、これらを例示するならばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、及びカチオン化グアーガム誘導体等が挙げられ、その1種以上を用いることができる。この中でも特にカチオン化セルロース誘導体が使用感の面から好ましい。
本発明の洗浄剤組成物用非イオン性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる非イオン性界面活性剤のすべてを適用することができ、これらを例示すれば、グリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル;ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸POEグリセリル、モノオレイン酸POEグリセリル;ポリグリセリン脂肪酸エステル類、たとえばモノステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル;ソルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン。ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノヤシ脂肪酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン;ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸POEソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット;ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール;さらに例えばプロピレングリコールモノラウリン酸エステル、プロピレングリコールモノミリスチン酸エステル等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル類;例えばグリセリンモノドデシルエーテル、グリセリンモノセチルエーテル、グリセリンモノステアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノドデシルエーテル等のアルキル多価アルコールエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、たとえばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、たとえばPOE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル、POE分鎖オクチルフェニルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン類、たとえばPOEステアリルアミン、POEオレイルアミン;脂肪酸アルカノールアミド類、たとえばヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド;アシルメチルグルカミド類、たとえばラウリン酸メチルグルカミド、ヤシ脂肪酸メチルグルカミド;その他アセチレングリコール、POEアセチレングリコール、POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POEフィトステロール、POEコレスタノール、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物などが挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物に使用することができる両性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる両性界面活性剤のすべてを適用することができ、これらを例示すれば、N−アルキル酢酸ベタイン、N−アルキルヒドロキシスルホベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどのベタイン型;スルホベタイン型両性界面活性剤、及びアミドアミン型両性界面活性剤が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。これらの中でも、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、アミドアミン型両性界面活性剤を用いることが好ましい。
これら両性界面活性剤製造時における両性化反応はアルカリの存在下に進行するもので、副生物としての塩類の生成が不可避である。この塩の種類は反応時に使用されるアルカリの種類に対応し、例えばアルカリとして苛性ソーダを用いた場合には食塩が生成する。本発明の組成物に用いるときにはこの食塩を含んだまま使用することもできるが、高分子化合物を添加する場合等必要に応じてこの塩を除去したものを使用することができる。塩を除去する方法としては公知の方法、例えば逆浸透膜処理法や、電気透析法などが挙げられるがコストの点から考えると逆浸透膜処理法が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物に用いられるアミドアミン型両性界面活性剤とは、下記一般式(8)で表されるイミダゾリン化合物:
Figure 2005146014
(式(8)中R5は9〜19個の炭素原子を有するアルキル基またはアルケニル基を表す。)と下記一般式(9)により表されるクロロ酢酸塩:
(式中Mは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基あるいはアルカノールアミンまたは低級脂肪族の陽イオン残基を表す。)
との反応で生成する化合物であって、その主生成物は、下記一般式(10)
Figure 2005146014
(式中R5、Mは前記定義に同じ)
で示される。
上記の反応はアルカリの存在下に進行するもので、副生物としての塩類の生成が不可避である。この塩の種類は反応時に使用されるアルカリの種類に対応し、例えばアルカリとして苛性ソーダを用いた場合には食塩が生成する。この生成物を本発明の洗浄剤組成物に用いるときには必要に応じてこの塩を除去したものを使用することができる。塩を除去する方法としては公知の方法、例えば逆浸透膜処理法や、電気透析法などが挙げられるがコストの点から考えると逆浸透膜処理法が好ましい。
本発明ではこれら両性界面活性剤のうちの任意の1種、または2種以上を選んで使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物に使用することができる半極性性界面活性剤としては、通常のシャンプー、ボディソープ、台所用洗剤等に用いられる半極性界面活性剤のすべてを適用することができ、これらを例示すれば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、イソステアリルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキシド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、イソステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、12−ヒドロキシステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。これらの中でもラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドが特に好ましい。
本発明の界面活性剤組成物を化粧料に配合する場合には、本発明の効果を損ねない範囲で、必要に応じて化粧料成分として一般的に使用されているその他の界面活性剤、油分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、増粘剤、パール化剤、酸化防止剤、防腐剤、ふけ防止剤、色素、香料、アニオン性ポリマー、シリコーン誘導体等と配合することができ、クリーム、化粧水、化粧乳液、口紅、ファンデーション、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、コンディショニングブロー剤等とすることができる。
実施例
以下に実施例を挙げ、本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
製造例1
ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル(1a)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置を備えた容量1000mlの反応容器に1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながら75%硫酸0.6g(0.0045mol)を添加した。15分間攪拌後、1,2−プロパンジオール342.4g(4.50mol)を添加し、80℃に昇温した。その後16時間80〜85℃に保ち反応を行った。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認し、反応液を粉末水酸化マグネシウム0.3g(0.004mol)を添加し、1時間攪拌して反応液を中和した。過剰の1,2−プロパンジオールを減圧留去後、析出している結晶を濾別し、ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル(1a)395.4g(収率99.5%)が得られた。
製造例2
ミリスチルグリコールヒドロキシプロピルエーテル(2a)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置を備えた容量1000mlの反応容器に1,2−エポキシテトラドデカン318.6g(1.50mol)を仕込み、水冷下、攪拌しながら75%硫酸0.6g(0.0045mol)を添加した。15分間攪拌後、1,2−プロパンジオール342.4g(4.50mol)を添加し、80℃に昇温した。その後16時間80〜85℃に保ち反応を行った。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認し、反応液を粉末水酸化マグネシウム0.3g(0.004mol)を添加し、1時間攪拌して反応液を中和した。過剰の1,2−プロパンジオールを減圧留去後、析出している結晶を濾別し、ミリスチルグリコールヒドロキシプロピルエーテル(2a)429.2g(収率99.2%)が得られた。
〔実施例1〜4及び比較例1〜3〕
実施例1〜4及び比較例1〜3の各々において、製造例1、及び2で製造した化合物を、表1に記載の混合割合で混合した。この混合物の20℃における性状を表1に示す。
Figure 2005146014
〔実施例5〜12及び比較例4〜9〕
実施例5〜12及び比較例4〜9の各々において、表1に示した実施例1〜4、及び比較例1〜3の混合物について、これをポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)に、表2に記載の質量割合で配合し、得られた組成物の下記の項目の性能を評価をした。
(1)増粘性効果(粘度測定)
TOKIMEC社製 B型回転粘度計 model B8M
測定温度 25度
(2)低温安定性
増粘性試験で試作した各サンプルを−5℃で3日間静置したのち、サンプルを取りだし状態観察した。その結果を下記の2段階に評価した。
× 白濁、結晶析出のあったもの
○ 透明な溶液形態を保持しているもの
(3)起泡力
各配合サンプル中の溶質固形分が0.25重量%となるように蒸留水で希釈し、40度の恒温状態におけるロスマイルス起泡力を測定した。
(4)使用感試験(泡質、総合評価)
各洗浄剤剤サンプルについて、パネラー10名により、手洗いによる使用試験を行い、
使用時の泡立ち(泡のボリューム)、泡質(泡の形状、コシの強さ、泡質のクリーミィさ)、すすぎ時の感触(すすぎやすさ、ヌルつき)、及び総合使用感(手洗い後のつっぱり感を含めた総合評価)について10名の検査員により官能試験を行った。評価は表2の比較例4の組成物の性能を標準3点とし、1〜5点の5段階に相対評価し、評価結果の平均点を算出し、算出された平均値が
4.5 以上の場合を 非常に良好(◎)
4.5〜3.5の場合を 良好(○)
3.5〜3.0の場合を 普通(△)、
3.0 以下の場合を 不良(×)
とした。
評価結果を表2に示す。
Figure 2005146014
表1及び2より明らかなように、実施例1〜4に示したアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物組成物は、比較例1に示した単一鎖長のラウリルグリコール多価アルコールエーテル組成物と比較して融点が低く、ハンドリング性に優れ、他界面活性剤との配合時における増粘効果、増泡効果を低下すること無く、更に泡質をコシがありクリーミィーに改善する効果を示す優れた使用感を示した。
〔実施例13〕(洗浄剤組成物(1))
下記質量組成の殺菌ハンドソープを調製した。
ラウリン酸 5.5%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%溶液 3.0%
POE(3)ラウリルエーテル酢酸 30%水溶液 3.0%
塩化ベンザルコニウム 50%溶液 1.0%
塩化ベンゼトニウム 50%溶液 0.5%
実施例1の組成物 2.0%
N−ヤシ脂肪酸アシル−N’−カルボキシメチル−N’−エチレンジアミンナトリウム塩 9.5%
トリエタノールアミン pH=7.8とする量
グリセリン 3.0%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたハンドソープ組成物は豊かな泡立ち及び、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いを有していた。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例14〕(洗浄剤組成物(2))
下記質量組成のパール光沢ボディシャンプーを調製した。
ヤシ脂肪酸カリウム塩 4.0%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 30%溶液 15.0%
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 25%溶液 20.0%
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%溶液 10.0%
実施例2の組成物 3.0%
エチレングリコールジステアレート 2.0%
グリセリン 3.0%
クエン酸 pH=7.5とする量
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたボディシャンプー組成物は豊かな泡立ち及びさっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例15〕(洗浄剤組成物(3))
下記質量組成のパール光沢ボディシャンプーを調製した。
ラウリン酸 6.0%
ミリスチン酸 8.0%
パルミチン酸 2.0%
水酸化カリウム 48%水溶液 8.1%
ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン 30%溶液 10.0%
ラウロイル−N−メチル−β−アラニンカリウム 30%溶液 5.0%
実施例3の組成物 3.0%
ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム塩 30%溶液 1.6%
グリセリン 5.0%
エチレングリコールジステアレート 2.0%
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2%
EDTA・4ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたボディシャンプー組成物は豊かな泡立ちで、さっぱりとした洗いあがりであり、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例16〕(洗浄剤組成物(4))
下記質量組成の弱酸性ボディシャンプーを調製した。
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン 30%溶液 33.0%
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンカリウム 30%溶液 6.7%
ラウロイル加水分解シルクペプチドナトリウム塩 20%溶液 5.0%
ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン 30%溶液 10.0%
ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム塩 1.0%
実施例2の組成物 3.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
クエン酸 pH=5.2となる量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたボディシャンプー組成物は豊かな泡立ち、及びさっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例17〕(洗浄剤組成物(5))
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%溶液 26.7%
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%溶液 18.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 30%溶液 8.0%
実施例3の組成物 2.0%
カチオン化セルロース 0.5%
ピロクトンオラミン 0.8%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
クエン酸 pH=6.2となる量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例18〕(洗浄剤組成物(6))
下記質量組成のシャンプーを調製した。
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液 30.0%
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%溶液 10.0%
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン 30%溶液 3.3%
ラウロイル加水分解シルクペプチドナトリウム塩 20%溶液 2.5%
ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン 30%溶液(脱塩品)
10.0%
実施例2の組成物 2.0%
ラウロイルサルコシンイソプロピルエステル 0.2%
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.2%
ジメチコンコポリオール 0.2%
カチオン化セルロース 0.2%
EDTA・2Na 0.2%
メチルパラベン 0.2%
ピロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=5.4とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例19〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 10.0%
ベヘニルアルコール 0.8%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液 52.0%
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 60%液 0.3%
実施例4の組成物 2.0%
カチオン化セルロース 0.3%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.5%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.0とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例20〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 11.7%
ステアリルアルコール 0.4%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液 28.0%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 30%液(脱塩品)
11.7%
実施例3の組成物 1.0%
カチオン化セルロース 0.3%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.2%
クエン酸 0.3%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.2とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例21〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 11.7%
ステアリルアルコール 0.4%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液 28.0%
N−ヤシ脂肪酸アシル−N’−カルボキシメチル−N’−エチレンジアミンナトリウム塩 30%液(脱塩品) 11.7%
実施例1の組成物 1.5%
カチオン化セルロース 0.3%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.2%
クエン酸 0.6%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.2とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例22〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 13.3%
ステアリルアルコール 0.4%
POE(3)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩 25%液 40.0%
POE(4.2)ラウリルエーテル 1.5%
実施例2の組成物 1.0%
ポリエーテル変性シリコーン 0.3%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.2%
食塩 0.3%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.0とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例23〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 26.7%
ステアリルアルコール 0.3%
ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 30%液 18.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 30%液 8.0%
実施例4の組成物 2.0%
1,3−ブタンジオール 2.0%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.3%
クエン酸 0.6%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.2とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、さっぱりとした洗いあがりを示し、乾燥後もしっとりとした風合いであった。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例24〕
下記質量組成のシャンプーを調製した。
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 30%液 16.7%
セタノール 0.3%
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%液 33.3%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 30%液(脱塩品)
6.7%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 50%液 0.3%
実施例4の組成物 2.0%
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸 60%液 0.2%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.2とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。得られたシャンプー組成物は、非常にきめ細かい豊かな泡立ちを示し、すすぎ時のきしみがなく、乾燥後も、しっとりとしたつるつるとした感触を示した。−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例25〕
下記質量組成の弱酸性高粘度ジェル状洗顔剤を調製した。
弱酸性高粘度ジェル状洗顔剤の組成
ラウロイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%溶液 9.6%
ミリストイル−N−メチル−・−アラニンナトリウム 30%溶液 46.1%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 30%溶液 30.0%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 6.7%
実施例3の組成物 3.0%
グルチルリチン酸ジカリウム 0.2%
クエン酸 pH=6.0とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この洗顔剤組成物を−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例26〕
下記質量組成のペースト状洗顔剤を調製した。
ラウリン酸 7.6%
ミリスチン酸 13.7%
パルミチン酸 3.1%
ステアリン酸 2.2%
水酸化カリウム 48%水溶液 11.7%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 10.0%
実施例2の組成物 2.0%
グリセリン 20.0%
エチレングリコールジステアレート 2.0%
EDTA・4ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
プロピルパラベン 0.1%
香料 0.1%
クエン酸 pH=6.0とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この洗顔剤組成物を−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
〔実施例27〕
下記質量組成の弱酸性濃縮型台所洗剤を調製した。
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 70%溶液 14.3%
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 30%溶液 33.3%
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 15.0%
POE(10)ラウリルエーテル 8.0%
実施例1の組成物 2.0%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 60%溶液 0.8%
p−トルエンスルホン酸ナトリウム 1.0%
エタノール 5.0%
ジプロピレングリコール 5.0%
クエン酸 pH=6.5とする量
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この濃縮台所洗剤組成物を−5℃・3日間保存したところ、外観に変化は見られなかった。
本発明のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物は、常温(20℃)において液状であって、ハンドリング性が良好であり、各種界面活性剤に対して優れた増粘性、増泡性、及び起泡安定性を示し、従って、本発明の界面活性剤組成物を含む、化粧料及び洗浄剤組成物は、安定な液体組成物を形成し、特にこれを含有する洗浄剤組成物は実用性の優れたものである。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物と、
    Figure 2005146014
    [但し式(1)において、Xは2〜6個の炭素原子を有するn価の脂肪族基を表し、nは前記X基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
    下記一般式(2)で示されるアルキルグリコール多価アルコールエーテル化合物と、
    Figure 2005146014
    [但し、式(2)において、Yは2〜6個の炭素原子を有するm価の脂肪族基を表し、mは前記Y基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
    及び一般式(3)により表される脂肪族多価アルコールエーテル化合物と、
    Figure 2005146014
    [但し、式(3)において、Rは10又は12個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基を表し、Zは、2〜6個の炭素原子を有するk価の脂肪族基を表し、kはZ基の炭素原子数を超えない2〜6の整数を表す。]
    を含み、前記一般式(1)の化合物と前記一般式(2)の化合物との混合質量比率が9:1から4:6であり、且つ一般式(1)と一般式(2)の合計質量の、一般式(1)、(2)及び(3)の化合物の合計質量に対する比が50質量%以上であることを特徴とするアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物。
  2. 前記一般式(1)、(2)及び(3)において、−O−〔X〕−(OH)n-1基、−O−〔Y〕−(OH)m-1基及び−O−〔Z〕−(OH)k-1基が、それぞれ互に独立に、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール残基から選ばれる、請求項1に記載のアルキルグリコール多価アルコールエーテル含有界面活性剤組成物。
  3. 請求項1記載の界面活性剤組成物0.1〜10質量%と、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種からなり、前記請求項1に記載の界面活性剤組成物とは異なる界面活性剤5〜95重量%とからなる混合物、ならびに水を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
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