JP2005136436A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005136436A JP2005136436A JP2004381000A JP2004381000A JP2005136436A JP 2005136436 A JP2005136436 A JP 2005136436A JP 2004381000 A JP2004381000 A JP 2004381000A JP 2004381000 A JP2004381000 A JP 2004381000A JP 2005136436 A JP2005136436 A JP 2005136436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- semiconductor device
- insulating film
- region
- gate electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、メモリセル部とその周辺回路部とを混載させてなるDRAMにおいて、ゲート電極に対して自己整合的に微細なコンタクトホールの開孔が可能な第1の絶縁ゲート型トランジスタと、短チャネル効果を抑制しつつ、寄生抵抗を十分に緩和することが可能な第2の絶縁ゲート型トランジスタとを同一基板上に集積できるようにする。
【解決手段】たとえば、半導体基板11上のセル領域11aには、最小デザインルールにもとづいて複数のMOSFET20Aを形成するとともに、各ゲート電極21Aの側壁部分にそれぞれ側壁絶縁膜22aによるゲート側壁22Aを形成する。また、周辺回路領域11bには少なくとも1つのMOSFET20Bを形成し、該ゲート電極21Bの側壁部分に側壁絶縁膜22a,22bによるゲート側壁22Bを形成する構成となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】たとえば、半導体基板11上のセル領域11aには、最小デザインルールにもとづいて複数のMOSFET20Aを形成するとともに、各ゲート電極21Aの側壁部分にそれぞれ側壁絶縁膜22aによるゲート側壁22Aを形成する。また、周辺回路領域11bには少なくとも1つのMOSFET20Bを形成し、該ゲート電極21Bの側壁部分に側壁絶縁膜22a,22bによるゲート側壁22Bを形成する構成となっている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、たとえば第1,第2の絶縁ゲート型トランジスタを同一基板上に集積してなるMIS型構造の半導体装置およびその製造方法に関するもので、特に、メモリセル部とその周辺回路部とを混載させてなるDRAM(Dynamic Random Access Memory)に用いられるものである。
一般に、半導体基板上に形成される絶縁ゲート型トランジスタを微細化し、高集積化することは、素子の占有面積を減らすとともに、素子の電流駆動力の増大や寄生容量の低減など、LSIの高性能化にとって有用である。
すでに、研究レベルでは、典型的にはゲート長が0.1μm以下のCMOSの試作に成功し、その高い性能が実際に確認されている。
さて、このような微細化技術で重大な障害となるのが、ゲート長の縮小にともなってしきい値電圧の絶対値が低下する短チャネル効果である。
これを防ぐために、所謂、スケーリング則が提案され、それにしたがって素子が微細化されるにつれて基板中の不純物濃度を増大させたり、または、絶縁膜の膜厚やソース・ドレイン領域(不純物拡散層)の接合深さを縮小しなければならなくなってきている。
特に、不純物拡散層の接合深さを小さくすることが、短チャネル効果を抑制するための現実解として重要性が増してきている。
その一方で、たとえば、サリサイド技術を用いて絶縁ゲート型トランジスタの寄生抵抗を緩和するためには、チャネルから離れたところで、不純物拡散層の深さをある程度以上に大きくする必要がある。
これは、ソース・ドレイン領域上にシリサイドを形成することで、不純物拡散層と基板間の接合リーク電流が大きくなってしまうのを、十分な深さの不純物拡散層を形成することによって防止しようとするものである。
そのための構造として、エクステンション構造が提案されている。これは、まずは短チャネル効果の抑制を目的として、浅い接合を形成するためのイオン注入を行って、エクステンションと呼ばれる領域を形成する。
そして、ゲート電極の側壁部分にサイドウォール(ゲート側壁)を形成した後、そのゲート側壁部分を除いて、この後のサリサイド工程を考慮に入れた、十分に不純物拡散層の深い接合を形成するためのイオン注入を行う。
こうして、浅い接合のエクステンション領域の端部から、ゲート側壁の長さの分だけチャネルより離れた位置に、深い接合の不純物拡散層を形成してなるものである。
すなわち、上記エクステンション構造の形成には、ゲート側壁形成プロセスが用いられている。従来は、このゲート側壁長はLSIを構成するすべての素子において同じ大きさであった。
このため、たとえばメモリセル部とそれを駆動するための周辺回路部とを1チップ上に混載する場合、メモリセル部で使われるチャネル幅の小さなトランジスタと、高電流駆動力を必要とする周辺回路部で使われるチャネル幅の大きなトランジスタとで、ゲート側壁長の整合がとれなくなりつつあった。
その原因は、メモリセル部ではリソグラフィ技術の限界まで縮小したパターンを用いるのに対し、周辺回路部のトランジスタの設計ルールは孤立パターンに近いことに起因する。
たとえば、メモリセル部においては、ソース・ドレイン領域へのコンタクトホールの開孔に際して、ゲート側壁などに設けたシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の、エッチング選択比を利用したSAC(Self-Aligned Contact)技術を用いるのが一般的である。
しかしながら、ゲート側壁長をデザインルール(スケーリング則)にしたがってスケーリングしない場合、ゲート側壁を形成できなくなる。このため、SAC技術でのコンタクトホールの開孔が困難になり、メモリセル部の形成が不可能になる。
このように、メモリセル部のトランジスタに関しては、ゲート側壁長をスケーリング則にしたがって縮小していく必要がある。
一方、ゲート側壁長をスケールダウンした場合には、今度は、周辺回路部のトランジスタの方に不都合が生じる。特に、トランジスタの不純物拡散層にシリサイドを形成する場合、それに起因する接合リーク電流を小さくするために、不純物拡散層の接合深さを十分に大きくする必要があることはすでに述べた通りである。
しかしながら、この場合にゲート側壁長が小さいと、不純物のゲート側壁下への横方向拡散が大きくなり、短チャネル効果に悪影響をおよぼすことになる。
この周辺回路部のトランジスタにおいて、短チャネル効果を抑えながら電流駆動力を高めるためには、ゲート側壁長を十分に大きくした上で、ゲート側壁下のエクステンション領域の抵抗を十分に小さくする必要がある。
上記したように、従来においては、ゲート側壁長をスケーリング則にしたがって縮小していく必要があるトランジスタと、ゲート側壁長を十分に大きくし、ゲート側壁下のエクステンション領域の抵抗を十分に小さくする必要があるトランジスタとの、両方の要求を同時に満足できないという欠点があった。
この発明は、ゲート電極に対して自己整合的に微細なコンタクトホールの開孔が可能な第1の絶縁ゲート型トランジスタと、短チャネル効果を抑制しつつ、寄生抵抗を十分に緩和することが可能な第2の絶縁ゲート型トランジスタとを同一基板上に集積でき、高密度化や高性能化が可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的としている。
本願発明の一態様によれば、フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されてなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタとを具備したことを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されるとともに、拡散領域の表面に選択的に設けられた低抵抗領域を有してなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタとを具備したことを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されてなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタと、前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物の間に、前記半導体基板の表面を覆うようにして設けられた第3の絶縁物とを具備したことを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、半導体基板上のメモリセル領域に、第1の絶縁物からなる長さdの側壁絶縁膜が形成されてなるゲート電極をそれぞれに有し、各ゲート電極間の最大スペースが2(d+x)よりも小さくなるように配設された、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、前記半導体基板上の周辺回路領域に、第1の絶縁物からなる長さdの側壁絶縁膜が形成されてなるゲート電極、および、拡散領域の表面に前記側壁絶縁膜からそれぞれ前記xだけ離れた位置に設けられた低抵抗領域をそれぞれに有し、各ゲート電極間の最大スペースが2(d+x)よりも大きくなるように配設された、複数の第2の絶縁ゲート型トランジスタとを具備してなることを特徴とする半導体装置が提供される。
さらに、本願発明の一態様によれば、フィールド領域を形成し、半導体基板上の素子領域をメモリセル領域および周辺回路領域に分離する工程と、前記メモリセル領域に、メモリセル部を構成するための複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタの各ゲート電極、および、前記周辺回路領域に、周辺回路部を構成するための少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極をそれぞれ形成する工程と、前記半導体基板の全面に第1の絶縁物を堆積する工程と、前記第1の絶縁物を選択的に除去し、前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおける各ゲート電極の側壁部分、および、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極の側壁部分に、それぞれ、第1の側壁絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の全面に第2の絶縁物を堆積する工程と、前記第2の絶縁物を選択的に除去し、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極の側壁部分に、さらに、第2の側壁絶縁膜を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
この発明によれば、ゲート電極に対して自己整合的に微細なコンタクトホールの開孔が可能な第1の絶縁ゲート型トランジスタと、短チャネル効果を抑制しつつ、寄生抵抗を十分に緩和することが可能な第2の絶縁ゲート型トランジスタとを同一基板上に集積でき、高密度化や高性能化が可能な半導体装置およびその製造方法を提供できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の第一の形態にかかる半導体装置の概略を、メモリセル部とその周辺回路部とを同一チップ上に混載させてなるDRAMを例に示すものである。
このDRAMは、たとえば、半導体基板11上に、第1,第2の絶縁ゲート型トランジスタ(MOSFET)20A,20Bを集積してなるMIS型構造を有して構成されている。
そして、上記MOSFET20Aにおけるゲート電極21Aの側壁部分に形成されたゲート側壁(第1の側壁絶縁膜)22Aよりも、上記MOSFET20Bにおけるゲート電極21Bの側壁部分に形成されたゲート側壁(第2の側壁絶縁膜)22Bの方が、その側壁長が長く形成されてなる構成とされている。
すなわち、半導体基板11は、その表面に素子分離領域(フィールド領域)12が選択的に形成されて、メモリセル部の形成領域(セル領域)11aと周辺回路部の形成領域(周辺回路領域)11bとに分離されている。
たとえば、上記セル領域11aには、複数個分のMOSFET20Aが配設されている。各MOSFET20Aは、上記半導体基板11上にゲート絶縁膜23Aを介して設けられたゲート電極21Aをそれぞれ有している。
各ゲート電極21A間の、上記半導体基板11の表面部には、ソース・ドレイン領域となる浅い接合のエクステンション領域(拡散領域)24Aがそれぞれ設けられている。
また、MOSFET20Aの一部(もしくは、そのすべて)のエクステンション領域24Aには、深い接合の不純物拡散領域25Aが部分的に形成されて、エクステンション構造が実現されている。
また、各ゲート電極21A上には、ゲート電極エッチング時のマスク材、および、後述するSAC(Self-Aligned Contact)工程での、ソース・ドレイン領域へのコンタクト開孔時のキャップ材となる、シリコン窒化膜26Aが設けられている。
また、各MOSFET20Aにおけるゲート電極21Aの側壁部分には、たとえば、シリコン窒化膜(第1の絶縁物)からなる側壁絶縁膜22aによって、上記ゲート側壁22Aがそれぞれ設けられている。
この場合、MOSFET20Aのそれぞれは、最小デザインルールにもとづいて設計され、ゲート長およびゲート幅がともに縮小されている。
また、MOSFET20Aのうち、上記セル領域11aの最外周部に形成されたMOSFET20Aのゲート電極21A´は、それぞれ電気的に独立したダミーのゲート電極パターンとなっている。
このダミーのゲート電極パターンを設けることで、SAC工程を、本来の最外周部のMOSFET20Aに対しても適用することが可能となっている。
一方、上記周辺回路領域11bには、たとえば、1つのMOSFET20Bが配設されている。このMOSFET20Bは、上記半導体基板11上にゲート絶縁膜23Bを介して設けられたゲート電極21Bを有している。
このゲート電極21Bと、上記素子分離領域12との間の、上記半導体基板11の表面部には、それぞれ、ソース・ドレイン領域となる浅い接合のエクステンション領域24Bが設けられている。
エクステンション領域24Bのそれぞれの端部には、深い接合の不純物拡散領域25Bが部分的に形成されて、エクステンション構造が実現されている。
このMOSFET20Bにおける上記不純物拡散領域25Bは、上記MOSFET20Aにおける不純物拡散領域25Aよりも、その接合深さが十分に大きくなるように形成されている。
また、ゲート電極21B上には、ゲート電極エッチング時のマスク材、および、SAC工程での、ソース・ドレイン領域へのコンタクト開孔時のキャップ材となる、シリコン窒化膜26Bが設けられている。
また、MOSFET20Bにおけるゲート電極21Bの側壁部分には、上記MOSFET20Aのゲート側壁22Aよりも側壁長の長い、ゲート側壁22Bが形成されている。
MOSFET20Bのゲート側壁22Bは、互いにエッチング選択比を有する物質、たとえば、シリコン窒化膜からなる側壁絶縁膜22aと、シリコン酸化膜(第2の絶縁物)からなる側壁絶縁膜22bとによって構成されている。
そして、上記MOSFET20A,20Bが形成された、上記半導体基板11上には、各ゲート電極21A(ダミーのゲート電極21A´を含む),21Bを覆うようにして、層間絶縁膜31が堆積されている。
この層間絶縁膜31の表面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing )技術により、あらかじめ平坦化されている。
上記層間絶縁膜31には、選択的に、コンタクトホール32A,32Bが開孔されている。コンタクトホール32A,32Bのうち、上記セル領域11aに設けられるコンタクトホール32Aは、SAC技術により、上記MOSFET20Aのゲート電極21Aの1つに対して自己整合的に開孔されるようになっている。
なお、このコンタクトホール32Aを介して、不純物イオンの注入がなされることにより、その開孔位置に対応する上記半導体基板11の表面部に、上記した深い接合の不純物拡散領域25Aの形成が行われる。
また、上記周辺回路領域11bに設けられるコンタクトホール32Bは、たとえば、上記MOSFET20Bのソース・ドレイン領域上に、十分な合わせ余裕(合わせずれのマージン)をもって形成されている。
そして、上記各コンタクトホール32A,32Bに対して、上記MOSFET20A,20Bのソース・ドレイン領域につながる配線コンタクト部(拡散層コンタクト部)33がそれぞれ形成されて、DRAMのメモリセル部と周辺回路部とが集積されてなる構成とされている。
このような構成のDRAMによれば、メモリセル部のMOSFET20Aにおいては、ゲート側壁22Aの側壁長をスケーリング則にしたがってスケールダウンできる。
同時に、周辺回路部のMOSFET20Bにおいては、ゲート側壁22Bの側壁長を十分にかせぐことが可能となる。
このため、メモリセル部内ではゲート電極21Aに対して微細なコンタクトホール32Aを自己整合的に開孔できる一方、周辺回路部内ではシリサイドの形成および短チャネル効果の抑制のために必要な深い接合構造を有するソース・ドレイン領域の形成が容易に可能となる。
この結果、限界に近づきつつあった、スケーリング則によるデバイス性能のさらなる向上を、さらに推し進めることが可能となるものである。
図2〜図6は、上記したDRAMの製造にかかるプロセスの要部を概略的に示すものである。
まず、図2に示すように、半導体基板11の表面に、たとえば、STI(Shallow Trench Isolation)法(もしくは、LOCOS法)によって素子分離領域12をそれぞれ形成する。
そして、上記半導体基板11上にゲート絶縁膜23A,23Bとなる物質を介してゲート電極材料を堆積した後、シリコン窒化膜26A,26Bをマスクとするエッチングを行って、ゲート電極21A(ダミーのゲート電極21A´を含む),21Bをそれぞれ形成する。
この場合、セル領域11a内には、各MOSFET20Aのゲート電極21Aとダミーのゲート電極21A´とを、たとえば、ゲート長およびゲート幅とも0.1μm程度に縮小させて形成する。
また、周辺回路領域11b内には、MOSFET20Bのゲート電極21Bを、たとえば、ゲート長は0.1μm程度に小さく、ゲート幅は大きな電流を得るために10μm〜20μm程度に形成する。
次いで、図3に示すように、エクステンション領域24A,24Bの形成のためのイオン注入を行う。
n型のMOSFETでは、Asを15keVで5×1014cm-2程度、p型のMOSFETではBF2 を10keVで5×1014cm-2程度、イオン注入すれば良い。また、場合によっては、SiやGeを用いたプリアモルファス化を行って浅い接合を形成する工程を用いても良い。
この条件だと、通常のトランジスタでのソース・ドレイン領域となる不純物拡散層の場合に比較して、数倍ほどシート抵抗が高くなる。しかし、メモリセル部の内部などにおいては、隣のトランジスタとの間隔が小さいので、さほど問題にはならない。
上記エクステンション領域24A,24Bを形成した後、シリコン窒化膜を堆積させ、それをRIE(Reactive Ion Etching)工程によりエッチングバックする。
これにより、MOSFET20Aの各ゲート電極21A,21A´の側壁部分に対し、それぞれ、50nm以下程度のスケールダウンされたゲート側壁長を有する、側壁絶縁膜22aによるゲート側壁22Aが形成される。
同時に、MOSFET20Bのゲート電極21Bの側壁部分に対し、50nm程度のゲート側壁長を有する、側壁絶縁膜22aが形成される。
次いで、図4に示すように、上記側壁絶縁膜22aを形成するためのシリコン窒化膜との間に実用的なエッチング選択比を有する、たとえば、シリコン酸化膜系のTEOS(Tetra Ethoxy Silane )膜41を堆積させる。
次いで、図5に示すように、RIE工程により、上記TEOS膜41を側壁残しでエッチングバックする。
すると、MOSFET20Bでは、上記側壁絶縁膜22aのさらにその外側に側壁絶縁膜22bが形成されて、ゲート電極21Bの側壁部分に、上記側壁絶縁膜22a,22bによるゲート側壁22Bが形成される。
これに対し、MOSFET20Aでは、各ゲート電極21A,21A´間の間隔が狭いため、TEOS膜41からなる側壁絶縁膜22bは形成されない。
すなわち、この場合、ダミーのゲート電極21A´の外周部にはそれぞれ側壁絶縁膜22bが形成されるが、各ゲート電極21A,21A´間のTEOS膜41はエッチングされずに、TEOS膜41が残ったままとなる。
この後、深い接合の不純物拡散領域25Bを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、イオン注入を行う。
n型のMOSFETでは、Asを50keVで3×1015cm-2程度、p型のMOSFETではBF2 を35keVで3×1015cm-2程度、イオン注入すれば良い。
これにより、MOSFET20Bのエクステンション領域24Bに対して、それぞれ、ゲート電極21Bからゲート側壁22Bの長さの分だけ離れた位置(つまり、ゲート側壁22Aよりもさらに側壁絶縁膜22bの長さの分だけ離れた位置)に深い接合の不純物拡散領域25Bが形成されて、コンタクト抵抗の低抵抗化が図られる。
次いで、図6に示すように、層間絶縁膜31となる、たとえばシリコン酸化膜系の物質を全面に堆積させ、その表面部を、CMP工程により平坦化する。
層間絶縁膜31としては、上記側壁絶縁膜22aを形成するためのシリコン窒化膜との間に実用的なエッチング選択比を有する物質を用いることが重要である。
そして、RIE工程により、レジストパターン42にしたがって層間絶縁膜31をエッチングすることによって、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール32Aと、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール32Bとを開孔する。
この場合、MOSFET20Aのゲート電極21A,21A´間に残る、上記TEOS膜41は層間絶縁膜31といっしょに除去されるが、上記側壁絶縁膜22aは除去されないようにする。
これにより、MOSFET20AについてはSAC工程を適用することが可能となるため、ゲート電極21Aに対して、自己整合的にコンタクトホール32Aを開孔できる。
しかも、MOSFET20Aの、最外周部のゲート電極21A´はダミーのゲート電極パターンとなっている。このため、ダミーのゲート電極21A´を用いてSAC工程を行うことで、素子分離領域12上にコンタクトホール32Aがずれて形成されるのを防ぐことが可能となる。
したがって、素子分離領域12がオーバエッチングされて、接合リーク電流が増大するといった不具合を排除できるものである。
なお、MOSFET20Bについては、SAC工程を行わずとも、コンタクトホール32Bを、ゲート電極21Bと素子分離領域12とに対して十分な合わせずれのマージンをとって形成することが可能である。
さらに、上記レジストパターン42を除去した後、深い接合の不純物拡散領域25Aを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、上記コンタクトホール32Aを介して、イオン注入を行う。そして、イオン注入した不純物の活性化のためのRTA(Rapid Thermal Annealing )を行う。
これにより、エクステンション領域24Aの1つに対して、ゲート電極21A,21A´からそれぞれゲート側壁22Aの長さの分だけ離れた位置(つまり、側壁絶縁膜22aの長さの分だけ離れた位置)に深い接合の不純物拡散領域25Aが形成されて、コンタクト抵抗の低抵抗化が図られる。
この場合、イオン注入の条件を変え、形成される不純物拡散領域25Aの接合の深さが、上記したMOSFET20Bにおける不純物拡散領域25Bの接合の深さよりも浅くなるようにする。
これは、特に、上記したSTI法による素子分離を採用する際には、素子分離幅の小さいメモリセルなどのセル領域11aにおける結晶欠陥の抑制を図る目的で、イオン注入によるダメージを小さくする必要があるためである。
このように、MOSFET20Bの性能を損うことなしに、ドーズ量や加速エネルギなどの、MOSFET20Aにおける不純物拡散領域25Aの形成のための条件だけを任意に変更することができる。
この後、各コンタクトホール32A,32B内を埋め込むように、上記層間絶縁膜31上に導電性を有する配線材料を堆積させる。そして、その配線材料をパターニングして、上記MOSFET20A,20Bのソース・ドレイン領域にそれぞれつながる配線コンタクト部33を形成することで、図1に示したDRAMのメモリセル部とその周辺回路部とが実現される。
なお、上記した第一の形態においては、単に、周辺回路部におけるMOSFET20Bのソース・ドレイン領域にエクステンション構造を採用した場合を例に説明したが、これに限らず、さらにサリサイド工程を用いて寄生抵抗を緩和させるように構成することも可能である。
図7は、この発明の実施の第二の形態にかかるDRAMの、製造プロセスの要部を概略的に示すものである。
この場合、上記した第一の形態にかかるDRAMの製造プロセスと同様に、まず、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域となるエクステンション領域24Bに対して、その外側に深い接合の不純物拡散領域25Bを形成する工程までを行った後(図5参照)、全面に、サリサイド工程のための高融点金属(たとえば、Ti膜)51をスパッタ法により堆積させる。
そして、RTAを行って、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域の表面にのみシリサイド層52を形成する(図7(a)参照)。
その際、未反応のTiは、硫酸と過酸化水素水との混合溶液を用いて溶解し、セル領域11aについては各ゲート電極21A,21A´間、周辺回路領域11bについてはゲート電極21Bとソース・ドレイン領域の表面のシリサイド層52との間が短絡されるのを防ぐ。
これにより、上記シリサイド層52は、ゲート電極21Bよりゲート側壁22Bの長さの分だけ離れた位置から各素子分離領域12までの間に、それぞれ形成される。
すなわち、上記MOSFET20Bのソース・ドレイン領域の表面の、側壁絶縁膜22a,22bの長さの分だけ、ゲート電極21Bから十分に離れた位置に、シリサイド層52が形成される。
次いで、層間絶縁膜31となる、たとえば、シリコン酸化膜系の物質を全面に堆積させ、その表面部を、CMP工程により平坦化する。
そして、RIE工程により、レジストパターン42にしたがって層間絶縁膜31をエッチングすることによって、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール32Aと、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域上の上記シリサイド層52につながるコンタクトホール32Bとを開孔する。
さらに、上記レジストパターン42を除去した後、深い接合の不純物拡散領域25Aを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、上記コンタクトホール32Aを介して、イオン注入を行う。そして、イオン注入した不純物の活性化と上記シリサイド層52の相転移のためのRTAを行う。
これにより、エクステンション領域24Aの1つに対して、ゲート電極21A,21A´からそれぞれゲート側壁22Aの長さの分だけ離れた位置に、MOSFET20Bにおける不純物拡散領域25Bの接合の深さよりは浅いが、エクステンション領域24Aよりは深い不純物拡散領域25Aが形成されて、コンタクト抵抗の低抵抗化が図られる(図7(b)参照)。
この後、各コンタクトホール32A,32B内を埋め込むように、上記層間絶縁膜31上に導電性を有する配線材料を堆積させる。そして、その配線材料をパターニングして配線コンタクト部33をそれぞれ形成することで、サリサイド工程により寄生抵抗を緩和させるように構成してなるDRAMの、メモリセル部とその周辺回路部とが実現される(図7(c)参照)。
このような構成によれば、上記した第一の形態にかかるDRAMとほぼ同様の効果が期待できるだけでなく、周辺回路部のMOSFET20Bでの短チャネル効果を防ぎながら、電流駆動能力を高める場合などにおいて、ゲート側壁22Bの長さを十分に大きくした上で、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域にのみ選択的にシリサイド層52を形成できるようになる。
これにより、ソース・ドレイン領域の接合の深さは十分に深く、かつ、ゲート側壁22Bの外側における不純物拡散領域25Bの抵抗は十分に小さくすることが可能となる。
したがって、シリサイド層52の形成に起因する接合リーク電流を、セル部のトランジスタでは小さく抑えつつ、周辺回路部での寄生抵抗の緩和が容易に可能となるものである。
しかも、側壁絶縁膜22bの形成後に露出する、不純物拡散領域25B上にのみ選択的にシリサイド層52を形成することが可能となるため、従来は必要であったシリサイド層をパターニングするためのリソグラフィ工程を省略できる。
また、MOSFET20Aにおける配線コンタクト部33としては配線材料を用いて一体的に形成する場合に限らず、たとえば、配線コンタクト部の一部を燐(P)などの不純物をドープしたポリシリコンやタングステン(W)などの金属を用いて構成することも容易に可能である。
図8は、この発明の実施の第三の形態にかかるDRAMの、製造プロセスの要部を概略的に示すものである。
この場合、上記した第一の形態にかかるDRAMの製造プロセスと同様に、まず、MOSFET20Bにおけるゲート電極21Bの側壁部分に側壁絶縁膜22bを形成するための、TEOS膜41を堆積させる工程までを行った後(図4参照)、SAC工程により、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール61を開孔する。
そして、必要に応じて、深い接合の不純物拡散領域25Aを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、上記コンタクトホール61を介して、イオン注入を行う。
さらに、開孔された上記コンタクトホール61内に、Pを多量にドープしたポリシリコンやWなどの導電性材料を埋め込んでコンタクト部62を形成する(図8(a)参照)。
次いで、RIE工程により、上記TEOS膜41を側壁残しでエッチングバックする。
これにより、MOSFET20Bにおけるゲート電極21Bの、上記側壁絶縁膜22aの外側にそれぞれ側壁絶縁膜22bが形成されて、ゲート電極21Bの側壁部分にのみ、上記側壁絶縁膜22a,22bによるゲート側壁22Bが形成される。
また、MOSFET20Aでは、ダミーのゲート電極21A´の外周部、および、上記コンタクトホール61内に導電性材料を埋め込んでなるコンタクト部62の、それぞれの側壁部分にも側壁絶縁膜22bが形成されるが、各ゲート電極21A,21A´間のTEOS膜41はエッチングされずに、そのまま残る。
この後、深い接合の不純物拡散領域25Bを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、イオン注入を行う。
これにより、MOSFET20Bのエクステンション領域24Bに対して、ゲート電極21Bからゲート側壁22Bの長さの分だけ離れた位置に、それぞれ、深い接合の不純物拡散領域25Bが形成されて、コンタクト抵抗の低抵抗化が図られる。
さらに、MOSFET20Bのエクステンション領域24Bの外側にイオン注入によって深い接合の不純物拡散領域25Bを形成した後、全面に、サリサイド工程のための高融点金属(図示していない)をスパッタ法により堆積させる。
そして、RTAを行って、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域の表面、および、上記コンタクトホール61内に導電性材料を埋め込んでなるコンタクト部62の表面に、それぞれシリサイド層52を形成する(図8(b)参照)。
次いで、未反応の高融点金属を硫酸と過酸化水素水との混合溶液を用いて溶解・除去した後、層間絶縁膜31となる、たとえば、シリコン酸化膜系の物質を全面に堆積させ、その表面部を、CMP工程により平坦化する。
そして、RIE工程により、MOSFET20Aにおける上記コンタクト部62の表面の上記シリサイド層52につながるコンタクトホール32Aと、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域上の上記シリサイド層52につながるコンタクトホール32Bとを開孔する。
また、各コンタクトホール32A,32B内を埋め込むように、上記層間絶縁膜31上に導電性を有する配線材料を堆積させる。そして、その配線材料をパターニングして配線コンタクト部33をそれぞれ形成することで、サリサイド工程により寄生抵抗を緩和させるように構成してなるだけでなく、さらに、MOSFET20Aのコンタクト抵抗をも低く抑えるように構成してなるDRAMの、メモリセル部とその周辺回路部とが実現される(図8(c)参照)。
このような構成によれば、上記した第二の形態にかかるDRAMとほぼ同様の効果が期待できるとともに、メモリセル部のMOSFET20Aにおける配線コンタクト部33の一部に低抵抗化が可能なポリシリコンなどを用いるようにしているため、メモリセル部のコンタクト抵抗をより低抵抗に形成できる。
しかも、MOSFET20Aについては、エクステンション領域24Aに対する深い接合の不純物拡散領域25Aの形成を行わずとも、コンタクト抵抗の低抵抗化が図れる。このため、ソース・ドレイン領域の深い接合を形成するためのイオン注入は、少なくともMOSFET20Bに対して一度だけ行えば良い。
また、各MOSFET20A,20Bにおいては、それぞれのコンタクトホール32A,32Bを、ともにシリサイド層52をバリアメタルとして開孔でき、好都合である。
いずれにしても、MOSFET20Aにおけるソース・ドレイン領域はそれ自体はシリサイド化されないので、接合リーク電流を小さく保つことが可能であり、特に、メモリ素子の集積化に好適である。
また、メモリセル部のMOSFET20Aにおいて、ゲート電極21A,21A´に対して、コンタクトホール32Aを自己整合的に開孔できるように構成することも可能である。
図9は、この発明の実施の第四の形態にかかるDRAMの、製造プロセスの要部を概略的に示すものである。
この場合、上記した第一の形態にかかるDRAMの製造プロセスと同様に、まず、各MOSFET20A,20Bに対し、それぞれ側壁絶縁膜22aを形成する工程までを行った後(図3参照)、全面に、シリコン窒化膜(第3の絶縁物)71を堆積させる。
このシリコン窒化膜71は、上記層間絶縁膜31とのエッチング選択比を考慮しつつ、SAC工程により除去されない程度の厚さを有し、かつ、上記側壁絶縁膜22aを形成するためのシリコン窒化膜に比べて十分に薄く形成される。
上記シリコン窒化膜71を堆積させた後、全面に、側壁絶縁膜22bを形成するためのTEOS膜41を堆積させる(図9(a)参照)。
次いで、RIE工程により、上記TEOS膜41を側壁残しでエッチングバックする(図9(b)参照)。
この場合、上記シリコン窒化膜71が残るようにエッチングすることにより、MOSFET20Bでは、上記側壁絶縁膜22aのさらにその外側に、薄いシリコン窒化膜71を介して側壁絶縁膜22bが形成されて、ゲート電極21Bに対するゲート側壁22Bが形成される。
また、MOSFET20Aでは、ダミーのゲート電極21A´の外周部の側壁部分にも側壁絶縁膜22bが形成されるが、各ゲート電極21A,21A´間のTEOS膜41はエッチングされずに、そのまま残る。
この後、深い接合の不純物拡散領域25Bを形成するためのマスキング(図示していない)を行い、上記シリコン窒化膜71を介して、イオン注入を行う。
これにより、MOSFET20Bのエクステンション領域24Bに対して、ゲート電極21Bからゲート側壁22Bの長さの分だけ離れた位置に、それぞれ、深い接合の不純物拡散領域25Bが形成されて、コンタクト抵抗の低抵抗化が図られる。
次いで、層間絶縁膜31となる、たとえば、シリコン酸化膜系の物質を全面に堆積させ、その表面部を、CMP工程により平坦化する。
そして、RIE工程により、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール32Aと、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域につながるコンタクトホール32Bとを開孔する。
この場合、MOSFET20Aにおいては、上記層間絶縁膜31および上記TEOS膜41を選択的にエッチングして、たとえば、ゲート電極21A,21A´と素子分離領域12とに対して、コンタクトホール32Aがそれぞれ自己整合的に開孔されるようにする。
また、コンタクトホール32A,32B内に残存する上記シリコン窒化膜71は、たとえば、ホットリン酸によるウェットエッチングまたはドライエッチングにより除去される。
ホットリン酸によるウェットエッチングの場合、シリコン酸化膜はほとんどエッチングしないという特性を有するため、薄いシリコン窒化膜71だけを除去できる。
これにより、素子分離領域12に対して、自己整合的にコンタクトホール32Aを開孔するようにした場合にも、素子分離領域12が余計にエッチングされて、接合リーク電流が増大するのを防止できる。
この後、各コンタクトホール32A,32B内を埋め込むように、上記層間絶縁膜31上に導電性を有する配線材料を堆積させる。そして、その配線材料をパターニングして、上記MOSFET20A,20Bのソース・ドレイン領域にそれぞれつながる配線コンタクト部33を形成することで、ゲート電極21A,21A´と素子分離領域12との両方に対して、コンタクトホール32Aを自己整合的に開孔できるように構成してなるDRAMの、メモリセル部とその周辺回路部とが実現される(図9(c)参照)。
このような構成によれば、上記した第一の形態にかかるDRAMとほぼ同様の効果が期待できるとともに、接合リーク電流の増大を招くことなく、ゲート電極21A,21A´と素子分離領域12との両方に対して、コンタクトホール32Aを自己整合的に開孔できるようになる。
なお、この第四の形態にかかるDRAMの場合、メモリセル部の最外周部のゲート電極21A´は必ずしも電気的に独立したダミーのゲート電極パターンである必要はなく、電気的に活性なゲート電極21Aとした場合にも、素子分離領域12が削られることなく、コンタクトホール32Aの開孔による接合リーク電流の増大を抑えることが可能である。
次に、DRAMの、周辺回路部におけるMOSFET20Bの、ソース・ドレイン領域に対してシリサイド層を形成するようにした場合の、他の方法について説明する。
図10は、この発明の実施の第五の形態にかかるDRAMの概略構成を示すものである。なお、同図(a)はDRAMのレイアウトパターンを示す要部の平面図、同図(b)は要部の断面図である。
このDRAMは、たとえば、半導体基板11上に、それぞれ複数の第1,第2のMOSFET20A,20Bを集積してなるMIS型構造を有して構成されている。
そして、メモリセル部を構成するMOSFET20Aを除く、周辺回路部を構成する一部(もしくは、そのすべて)の、MOSFET20Bにおけるソース・ドレイン領域24Bの表面に、それよりも低抵抗なシリサイド層52が設けられてなる構成とされている。
以下に、上記した構成のDRAMの製造プロセスについて簡単に説明する。
まず、素子分離領域12により分離された半導体基板11上の、セル領域11aに、ゲート絶縁膜23Aをそれぞれ介して、上記MOSFET20Aの各ゲート電極21Aを形成する。また、周辺回路領域11bに、ゲート絶縁膜23Bをそれぞれ介して、上記MOSFET20Bの各ゲート電極21Bを形成する。
なお、上記素子分離領域12上にも、ゲート絶縁膜23Bを介さずに、ゲート電極21B´を形成する。
これら各ゲート電極21A,21B,21B´は、シリコン窒化膜26Aまたはシリコン窒化膜26Bが、それぞれゲート電極エッチング時のマスク材として形成される。
この後、上記半導体基板11の表面部に不純物を注入し、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域24Aと、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bとを、それぞれ形成する。
次いで、シリコン窒化膜を全面に堆積させ、それをエッチングバックすることにより、各MOSFET20Aにおけるゲート電極21Aの側壁部分に対し、ゲート側壁22Aとなる側壁絶縁膜22aを形成する。
また、同時に、各MOSFET20Bにおけるゲート電極21B,21B´の側壁部分に対し、ゲート側壁22Bの一部となる側壁絶縁膜22aを、それぞれ形成する。
さらに、TEOS膜41を全面に堆積させた後、それをRIE法によってエッチングバックし、上記ゲート電極21A間をTEOS膜41により埋め込むとともに、上記ゲート電極21Bの側壁部分にのみ側壁絶縁膜22bを形成し、この側壁絶縁膜22bと上記側壁絶縁膜22aとによるゲート側壁22Bを形成する。
次いで、サリサイド工程のための高融点金属(たとえば、Ti膜またはTiN膜)を、全面に、スパッタ法もしくはCVD法により堆積させた後、RTAを行って、少なくとも一部のMOSFET20Bにおけるソース・ドレイン領域24Bの表面に、該ソース・ドレイン領域24Bよりも低抵抗なシリサイド層52を形成する。
また、余剰な高融点金属を除去した後、上記半導体基板11の全面に第1の層間絶縁膜31aを堆積させ、その表面を、CMP技術により平坦化する。
そして、上記第1の層間絶縁膜31aに、SAC技術により、たとえば、上記MOSFET20Aのゲート電極21Aの1つに対して、ソース・ドレイン領域24Aにつながるコンタクトホール32Aを自己整合的に開孔する。
また、上記第1の層間絶縁膜31aに、たとえば、上記MOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面に形成された上記シリサイド層52に対し、該シリサイド層52につながるコンタクトホール32Bを十分な合わせ余裕(合わせずれのマージン)をもって開孔する。
なお、コンタクトホール32B´は、上記素子分離領域12上に設けられたゲート電極21B´の、その表面の、上記シリコン窒化膜26Bをも貫通して形成される。これには、たとえば、第1の層間絶縁膜31aに対するコンタクトホール32B´を開孔した後、コンタクトホール32B´内に残存するシリコン窒化膜26Bをホットリン酸などで除去すれば良い。
そして、上記各コンタクトホール32A,32B,32B´内にそれぞれ配線材料を埋め込んで、MOSFET20Aにおける、上記ソース・ドレイン領域24Aにつながるビット線コンタクト部(配線コンタクト部)33A、MOSFET20Bにおける、上記ソース・ドレイン領域24Bの表面のシリサイド層52につながる拡散層コンタクト部(配線コンタクト部)33B、および、上記ゲート電極21B´の表面につながるゲート上コンタクト部33B´を、それぞれ形成する。
この後、セル領域11aの、上記第1の層間絶縁膜31a上に、ビット線コンタクト部33Aが接続されるビット線34を、周辺回路領域11bの、上記第1の層間絶縁膜31a上に、拡散層コンタクト部33Bおよびゲート上コンタクト部33B´が接続される1層目の配線35を、それぞれ形成する。
また、第2の層間絶縁膜31bを全面に堆積させた後、セル領域11aの、上記第1,第2の層間絶縁膜31a,31bに、MOSFET20Aのソース・ドレイン領域24Aにつながる拡散層コンタクト部36を形成する。
そして、セル領域11aの、上記第2の層間絶縁膜31b上に、拡散層コンタクト部36と接続される複数の蓄積電極37を形成するとともに、キャパシタ絶縁膜(図示していない)を介して、プレート電極38を形成する。
この後、全面に絶縁膜39を堆積させることにより、DRAMのメモリセル部とその周辺回路部とが形成されてなる構成となっている。
上記した構成のDRAMのメモリセル部および周辺回路部においては、たとえば、メモリセル部の各ゲート電極21A間の間隔SaがSa<2(x+d)となるように、また、周辺回路部の各ゲート電極21B間の間隔SbがSb>2(x+d)となるように、それぞれ設計されている。
ただし、dは側壁絶縁膜22aの側壁長、xは側壁絶縁膜22bの側壁長である。
なお、実際には、周辺回路部における拡散層コンタクト部33Bのサイズ(C)を考慮して、上記ゲート電極21B間の間隔Sbは、Sb>2(x+d)+Cとなるように設計するのが望ましい。
このような構成によれば、単一の工程により、メモリセル部の各ゲート電極21A間にはTEOS膜41を埋め込んだままで、周辺回路部の各ゲート電極21Bの側壁部分にのみ側壁絶縁膜22bを形成することが可能となる。
これにより、側壁絶縁膜22bの形成後に露出する、周辺回路部におけるMOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面にだけ、シリサイド層52を形成できるようになる。
すなわち、シリサイド層52は、周辺回路部における各MOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面において、常に、側壁絶縁膜22aとの間に、さらに側壁絶縁膜22bの長さxと等しい距離を有して形成される。
このように、高速信号処理のために、周辺回路部におけるMOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面にのみ選択的にシリサイド層52を形成する場合において、側壁絶縁膜22bの形成によって、シリサイド層52を形成する、周辺回路部におけるMOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面を露出させ、その露出された部分に自動的にシリサイド層52を形成させるようにすることで、シリサイド層52を形成するためのパターニングを省略できるようになる。
したがって、周辺回路部での処理速度の向上を図る場合においても、リソグラフィ工程の増加を招くことなく、メモリセル部とその周辺回路部とを混載してなるDRAMを簡単に実現できるようになるものである。
図11は、この発明の実施の第六の形態にかかるDRAMの概略構成を示すものである。
このDRAMは、たとえば、上記した第五の形態にかかる構成において、さらに、メモリセル部における各MOSFET20Aのゲート電極21A間にそれぞれ不純物をドープしたポリシリコンを埋め込んでコンタクト部63を形成するとともに、少なくとも一部のMOSFET20Bにおけるソース・ドレイン領域24Bの表面にシリサイド層52を形成する際に、該コンタクト部63の上面にも同時にシリサイド層52を形成するようにしたものである。
この第六の形態にかかる構成のDRAMによれば、たとえば、MOSFET20Aのビット線コンタクト部33Aおよび拡散層コンタクト部36の一部に低抵抗化が可能なポリシリコンを用いることにより、MOSFET20Aのコンタクト抵抗を低く抑えることが可能となるなど、前述した第三の形態にかかる構成のDRAMとほぼ同様の効果が期待できる。
図12は、この発明の実施の第七の形態にかかるDRAMの、製造プロセスの要部を概略的に示すものである。なお、ここではシリサイド層52の形成に関係する周辺回路部だけを示している。
たとえば、上記した第五の形態にかかる構成のDRAMを製造する場合と同様に、すでに、各ゲート電極21B,21B´の側壁部分に側壁絶縁膜22aを形成する工程までを行った後(図12(a)参照)、全面に、TEOS膜41を堆積させる(図12(b)参照)。
次いで、上記TEOS膜41を等方エッチングによってエッチングバックすることにより、メモリセル部における各MOSFET20Aのゲート電極21A間にはTEOS膜41を残したまま、周辺回路部のTEOS膜41はすべて除去する(図12(c)参照)。
次いで、サリサイド工程のための高融点金属(たとえば、Ti膜またはTiN膜)51を、スパッタ法もしくはCVD法により全面に堆積させた後(図12(d)参照)、RTAを行って、高融点金属51とソース・ドレイン領域24Bとの界面にシリサイド層52を形成する(図12(e)参照)。
しかる後、余剰な高融点金属51を除去することで、少なくとも一部のMOSFET20Bにおけるソース・ドレイン領域24Bの表面に、該ソース・ドレイン領域24Bよりも低抵抗なシリサイド層52を形成できる(図12(f)参照)。
このように、等方エッチングによって周辺回路部のTEOS膜41をすべて除去するようにした場合にも、リソグラフィ工程なしに、MOSFET20Bのソース・ドレイン領域24Bの表面にシリサイド層52を形成でき、周辺回路部での処理速度の向上を図ることが可能となる。
図13は、この発明の実施の第八の形態にかかるDRAMの、製造プロセスの要部を概略的に示すものである。なお、ここではシリサイド層52の形成に関係する周辺回路部だけを示している。
たとえば、上記した第五の形態にかかる構成のDRAMを製造する場合と同様に、すでに、各ゲート電極21B,21B´の側壁部分に側壁絶縁膜22aを形成する工程までを行った後、全面に、シリコン窒化膜71を堆積させる(図13(a)参照)。
そして、このシリコン窒化膜71上に、さらに、TEOS膜41を堆積させる(図13(b)参照)。
次いで、上記TEOS膜41を等方エッチングによってエッチングバックし、メモリセル部における各MOSFET20Aのゲート電極21A間にはTEOS膜41を残したまま、周辺回路部のTEOS膜41はすべて除去する(図13(c)参照)。
次いで、少なくともシリサイド層52を形成するための、ソース・ドレイン領域24Bの表面に存在する上記シリコン窒化膜71を除去した後、サリサイド工程のための高融点金属51を、スパッタ法もしくはCVD法により堆積させる(図13(d)参照)。
次いで、RTAを行って、高融点金属51とソース・ドレイン領域24Bとの界面に、シリサイド層52を形成する(図13(e)参照)。
しかる後、余剰な高融点金属51を除去することで、少なくとも一部のMOSFET20Bにおけるソース・ドレイン領域24Bの表面に、該ソース・ドレイン領域24Bよりも低抵抗なシリサイド層52を形成できる(図13(f)参照)。
この第八の形態にかかる構成のDRAMのように、TEOS膜41を堆積させる前に、このTEOS膜41との間に十分なエッチング選択比を有するシリコン窒化膜71を形成するようにした場合には、リソグラフィ工程なしにシリサイド層52の形成が可能となるのみでなく、TEOS膜41を除去する際のストッパとしてシリコン窒化膜71が働くため、半導体基板11の表面に対するえぐれなどのダメージをも軽減できるようになる。
なお、上記した実施のいずれの形態においても、周辺回路部のゲート側壁22Bをシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とを用いて形成するようにした場合について説明したが、これに限らず、たとえば有機系の低誘電体膜の組み合わせにより形成することも可能である。
また、側壁絶縁膜22bを形成するための第2の絶縁物としては、たとえば、リンやボロンなどの不純物を添加してなる酸化膜やリンガラスまたはBPSGなどを用いることも可能である。
また、側壁絶縁膜22bと層間絶縁膜31,31aとを、ともにシリコン酸化膜系の物質を用いて形成するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではない。
以下は、たとえば、上記した第五の形態にかかる構成のDRAM(図10参照)において、周辺回路部に用いられるMOSFET20Bの他の構成例をそれぞれ示すものである。
図14は、ゲート電極21Bの側壁部分に、側壁絶縁膜22aと側壁絶縁膜22bとによってゲート側壁22Bを形成するようにした場合の、MOSFET20Bの例である。
この場合、第1の層間絶縁膜31aを、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて構成する場合の他、たとえば同図(a)に示すように、側壁絶縁膜22bとは異なる物質を用いて構成することも可能である。
また、周辺回路部に用いられるMOSFET20Bとしては、単に、第1の層間絶縁膜31aを、側壁絶縁膜22bと同じ物質もしくは異なる物質を用いて構成する場合の他、ソース・ドレイン領域24Bに対して、それよりも深い接合の不純物拡散領域25Bを部分的に形成することにより、エクステンション構造を実現するようにしても良い。
ちなみに、同図(b)はエクステンション構造を実現する場合において、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて第1の層間絶縁膜31aを構成した場合の例、同図(c)は同じく異なる物質を用いて構成した場合の例である。
図15は、ゲート電極21Bの側壁部分に形成されるゲート側壁22Bの、側壁絶縁膜22aと側壁絶縁膜22bとの間に薄いシリコン窒化膜71を設けるようにした場合の、MOSFET20Bの例である。
この場合、第1の層間絶縁膜31aを、たとえば同図(a)に示すように、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて構成することが可能である。
また、周辺回路部に用いられるMOSFET20Bとしては、たとえば同図(b)に示すように、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを異なる物質を用いて構成することも可能であるし、単に、第1の層間絶縁膜31aを、側壁絶縁膜22bと同じ物質もしくは異なる物質を用いて構成する場合の他、ソース・ドレイン領域24Bに対して、それよりも深い接合の不純物拡散領域25Bを部分的に形成することにより、エクステンション構造を実現するようにしても良い。
ちなみに、同図(c)はエクステンション構造を実現する場合において、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて第1の層間絶縁膜31aを構成した場合の例、同図(d)は同じく異なる物質を用いて構成した場合の例である。
また、側壁絶縁膜22aと側壁絶縁膜22bとの間にシリコン窒化膜71を設けるようにした場合には、たとえば図16に示すように、コンタクトホール32Bの開孔時に、マスクの合わせずれによって開孔の位置が多少ずれたとしても、上記シリコン窒化膜71がシリサイド層52にまで延在するため、半導体基板11に対してエッチングのダメージがおよぶのを防ぐことが可能となる。
これは、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを同じ物質を用いて構成する場合に限らず、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを異なる物質を用いて構成した場合においても、また、エクステンション構造を実現するようにした場合においても、同様である。
図17は、ゲート電極21Bの側壁部分に形成されるゲート側壁22Bの、側壁絶縁膜22aを形成するためのシリコン窒化膜22a´をシリサイド層52にまで延在させて設けるようにした場合の、MOSFET20Bの例である。
このようなシリコン窒化膜22a´は、たとえば、側壁絶縁膜22aを形成するためのエッチングバックを省略することで、簡単に形成することができる。
この場合、第1の層間絶縁膜31aを、たとえば同図(a)に示すように、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて構成することが可能である。
また、周辺回路部に用いられるMOSFET20Bとしては、たとえば同図(b)に示すように、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを異なる物質を用いて構成することも可能であるし、単に、第1の層間絶縁膜31aを、側壁絶縁膜22bと同じ物質もしくは異なる物質を用いて構成する場合の他、ソース・ドレイン領域24Bに対して、それよりも深い接合の不純物拡散領域25Bを部分的に形成することにより、エクステンション構造を実現するようにしても良い。
ちなみに、同図(c)はエクステンション構造を実現する場合において、側壁絶縁膜22bと同じ物質を用いて第1の層間絶縁膜31aを構成した場合の例、同図(d)は同じく異なる物質を用いて構成した場合の例である。
また、シリコン窒化膜22a´をシリサイド層52にまで延在させて設けるようにした場合には、たとえば図18に示すように、コンタクトホール32Bの開孔時に、マスクの合わせずれによって開孔の位置が多少ずれたとしても、半導体基板11に対してエッチングのダメージがおよぶのを防ぐことが可能となる。
これは、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを同じ物質を用いて構成する場合に限らず、第1の層間絶縁膜31aと側壁絶縁膜22bとを異なる物質を用いて構成した場合においても、また、エクステンション構造を実現するようにした場合においても、同様である。
さらに、第五の形態にかかるDRAMにおいて説明したとおり、メモリセル部の各ゲート電極21A間の間隔SaがSa<2(x+d)、周辺回路部の各ゲート電極21B間の間隔SbがSb>2(x+d)となるように設計することは、シリサイド層52の形成されない、たとえば、上記した第一の形態にかかるDRAMに適用した場合についても、リソグラフィ工程の増加を招くことなく、周辺回路部でのエクステンション構造を容易に実現するうえで非常に有効である。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
11…半導体基板、11a…セル領域、11b…周辺回路領域、12…素子分離領域(フィールド領域)、20A…第1の絶縁ゲート型トランジスタ(MOSFET)、20B…第2の絶縁ゲート型トランジスタ(MOSFET)、21A,21B,21B´…ゲート電極、21A´…ダミーのゲート電極、22A,22B…ゲート側壁、22a,22b…側壁絶縁膜、22a´…シリコン窒化膜、23A,23B…ゲート絶縁膜、24A,24B…エクステンション領域、25A,25B…不純物拡散領域、26A,26B…シリコン窒化膜、31…層間絶縁膜、31a…第1の層間絶縁膜、31b…第2の層間絶縁膜、32A,32B,32B´…コンタクトホール、33…配線コンタクト部、33A…ビット線コンタクト部、33B…拡散層コンタクト部、33B´…ゲート上コンタクト部、34…ビット線、35…1層目の配線、36…拡散層コンタクト部、37…蓄積電極、38…プレート電極、39…絶縁膜、41…TEOS膜、42…レジストパターン、51…高融点金属、52…シリサイド層、61…コンタクトホール、62,63…コンタクト部、71…シリコン窒化膜。
Claims (48)
- フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、
この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、
前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されてなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタと
を具備したことを特徴とする半導体装置。 - 前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物は、互いにエッチング選択比を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁物はシリコン窒化物であり、前記第2の絶縁物はシリコン酸化物であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、少なくとも1つは、該ゲート電極に対して、コンタクトホールが自己整合的に開孔されてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、その最外周部におけるトランジスタのゲート電極は、電気的に独立しているダミーのゲート電極パターンであることを特徴とする請求項1または4のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さが、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、
この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、
前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されるとともに、拡散領域の表面に選択的に設けられた低抵抗領域を有してなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタと
を具備したことを特徴とする半導体装置。 - 前記低抵抗領域は、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極より、前記第2の側壁絶縁膜の側壁長の分だけ離れた位置に設けられてなることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物は、互いにエッチング選択比を有することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁物はシリコン窒化物であり、前記第2の絶縁物はシリコン酸化物であることを特徴とする請求項7または9のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、少なくとも1つは、該ゲート電極に対して、コンタクトホールが自己整合的に開孔されてなることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、その最外周部におけるトランジスタのゲート電極は、電気的に独立しているダミーのゲート電極パターンであることを特徴とする請求項7または11のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さが、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さよりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記コンタクトホール内には、導電性材料が埋め込まれてなることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
- 前記導電性材料の表面には、低抵抗領域が設けられてなることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
- フィールド領域によってメモリセル領域および周辺回路領域に分けられた半導体基板と、
この半導体基板上のメモリセル領域内に集積され、ゲート電極の側壁部分にそれぞれ第1の絶縁物で構成される第1の側壁絶縁膜が形成されてなる、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、
前記半導体基板上の周辺回路領域内に設けられ、ゲート電極の側壁部分に第1の絶縁物および第2の絶縁物で構成される第2の側壁絶縁膜が形成されてなる、少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタと、
前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物の間に、前記半導体基板の表面を覆うようにして設けられた第3の絶縁物と
を具備したことを特徴とする半導体装置。 - 前記第3の絶縁物は、少なくとも前記第2の絶縁物に対してエッチング選択比を有してなることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
- 前記第3の絶縁物は、前記第1の絶縁物よりも薄く形成されてなることを特徴とする請求項16または17のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物は、互いにエッチング選択比を有することを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁物および前記第3の絶縁物はシリコン窒化物であり、前記第2の絶縁物はシリコン酸化物であることを特徴とする請求項16,17,または19のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、少なくとも1つは、該ゲート電極および前記フィールド領域に対して、コンタクトホールが自己整合的に開孔されてなることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、その最外周部におけるトランジスタのゲート電極は、電気的に独立しているダミーのゲート電極パターンであることを特徴とする請求項16または21のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さが、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の接合深さよりも小さいことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
- 半導体基板上のメモリセル領域に、第1の絶縁物からなる長さdの側壁絶縁膜が形成されてなるゲート電極をそれぞれに有し、各ゲート電極間の最大スペースが2(d+x)よりも小さくなるように配設された、複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタと、
前記半導体基板上の周辺回路領域に、第1の絶縁物からなる長さdの側壁絶縁膜が形成されてなるゲート電極、および、拡散領域の表面に前記側壁絶縁膜からそれぞれ前記xだけ離れた位置に設けられた低抵抗領域をそれぞれに有し、各ゲート電極間の最大スペースが2(d+x)よりも大きくなるように配設された、複数の第2の絶縁ゲート型トランジスタと
を具備してなることを特徴とする半導体装置。 - 前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおける各ゲート電極の側壁部分には、それぞれ、前記第1の絶縁物からなる側壁絶縁膜のさらに外側に第2の絶縁物からなる側壁絶縁膜が形成されてなることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置。
- 前記xが、前記第2の絶縁物からなる側壁絶縁膜の側壁長に対応されてなることを特徴とする請求項24または25のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記第2の絶縁物からなる側壁絶縁膜の下には、第3の絶縁物が設けられてなることを特徴とする請求項25に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタの、配線コンタクト部を除く、各ゲート電極間には、前記第2の絶縁物が埋め込まれてなることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタの、配線コンタクト部を含む、各ゲート電極間には、導電性材料が埋め込まれてなることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置。
- 前記導電性材料の表面には、低抵抗領域が設けられてなることを特徴とする請求項29に記載の半導体装置。
- フィールド領域を形成し、半導体基板上の素子領域をメモリセル領域および周辺回路領域に分離する工程と、
前記メモリセル領域に、メモリセル部を構成するための複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタの各ゲート電極、および、前記周辺回路領域に、周辺回路部を構成するための少なくとも1つの第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極をそれぞれ形成する工程と、
前記半導体基板の全面に第1の絶縁物を堆積する工程と、
前記第1の絶縁物を選択的に除去し、前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおける各ゲート電極の側壁部分、および、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極の側壁部分に、それぞれ、第1の側壁絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の全面に第2の絶縁物を堆積する工程と、
前記第2の絶縁物を選択的に除去し、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極の側壁部分に、さらに、第2の側壁絶縁膜を形成する工程と
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1の絶縁物および前記第2の絶縁物としては、互いにエッチング選択比を有する物質が用いられることを特徴とする請求項31に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の絶縁物としてはシリコン窒化物が、前記第2の絶縁物としてはシリコン酸化物が、それぞれ用いられることを特徴とする請求項31または32のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタのうち、その最外周部には、電気的に独立しているダミーのゲート電極パターンを有して、前記トランジスタが形成されることを特徴とする請求項31に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の絶縁物に、前記複数の第1の絶縁ゲート型トランジスタの少なくとも1つのゲート電極に対して、コンタクトホールを自己整合的に開孔する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の絶縁物に開孔されたコンタクトホール内に導電性材料を埋め込む工程をさらに備えることを特徴とする請求項35に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の側壁絶縁膜を形成した後に、前記第2の側壁絶縁膜を介して、再度、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタの拡散領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の側壁絶縁膜を形成した後に、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタの拡散領域の表面に、低抵抗領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31または37のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の絶縁ゲート型トランジスタにおける拡散領域の表面に低抵抗領域を形成すると同時に、前記コンタクトホール内に埋め込まれた前記導電性材料の表面に低抵抗領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項36または38のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2の側壁絶縁膜を形成した後に、前記半導体基板の全面に層間絶縁膜を堆積する工程と、
前記層間絶縁膜に選択的に複数のコンタクトホールを開孔する工程と
をさらに備えることを特徴とする請求項31,37または38のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 前記層間絶縁膜としては、前記第1の絶縁物に対してエッチング選択比を有する物質が用いられることを特徴とする請求項40に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記層間絶縁膜の表面を平坦化する工程をさらに備えることを特徴とする請求項40に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記コンタクトホールのうち、少なくとも1つは、前記第1の絶縁ゲート型トランジスタにおけるゲート電極に対して自己整合的に開孔されることを特徴とする請求項40に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記コンタクトホールを介して、再度、前記第1の絶縁ゲート型トランジスタの拡散領域を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項40に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の絶縁ゲート型トランジスタの拡散領域は、その接合深さが、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタの拡散領域の接合深さよりも小さいことを特徴とする請求項44に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の側壁絶縁膜を形成した後に、前記半導体基板の全面に第3の絶縁物を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31,37または38のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第3の絶縁物としては、前記第2の絶縁物に対してエッチング選択比を有する物質が用いられることを特徴とする請求項46に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第3の絶縁物は、前記第1の絶縁物よりも薄く形成されることを特徴とする請求項46に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381000A JP2005136436A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381000A JP2005136436A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9044244A Division JPH10242420A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005136436A true JP2005136436A (ja) | 2005-05-26 |
JP2005136436A5 JP2005136436A5 (ja) | 2006-05-25 |
Family
ID=34651078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004381000A Pending JP2005136436A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005136436A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100634459B1 (ko) | 2005-08-12 | 2006-10-16 | 삼성전자주식회사 | 다층 트랜지스터 구조를 가지는 반도체 장치 및 그제조방법 |
JP2007013006A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004381000A patent/JP2005136436A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007013006A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
KR100634459B1 (ko) | 2005-08-12 | 2006-10-16 | 삼성전자주식회사 | 다층 트랜지스터 구조를 가지는 반도체 장치 및 그제조방법 |
US7592625B2 (en) | 2005-08-12 | 2009-09-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor transistor with multi-level transistor structure and method of fabricating the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100319356B1 (ko) | 반도체 장치 | |
US6992358B2 (en) | Semiconductor device and method for manufacturing the same | |
KR100385408B1 (ko) | 반도체 장치 및 그 제조 방법 | |
JP4774568B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6624496B2 (en) | Method of forming T-shaped isolation layer, method of forming elevated salicide source/drain region using the same, and semiconductor device having T-shaped isolation layer | |
US7675112B2 (en) | Semiconductor device with a surrounded channel transistor | |
JP2002118255A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
KR20010083145A (ko) | 반도체 집적 회로 장치의 제조 방법 및 반도체 집적 회로장치 | |
US6146994A (en) | Method for forming self-aligned selective silicide layer using chemical mechanical polishing in merged DRAM logic | |
US6469347B1 (en) | Buried-channel semiconductor device, and manufacturing method thereof | |
US8013373B2 (en) | Semiconductor device having MOS-transistor formed on semiconductor substrate and method for manufacturing thereof | |
JP5234886B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2002110976A (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
US7135742B1 (en) | Insulated gate type semiconductor device and method for fabricating same | |
US7851853B2 (en) | Semiconductor device comprising high-withstand voltage MOSFET and its manufacturing method | |
JPWO2003069675A1 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH1174526A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
KR100240682B1 (ko) | 반도체장치의 제조방법 | |
JP4715065B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2005136436A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2005203615A (ja) | 半導体記憶装置、半導体装置およびそれらの製造方法 | |
JP2015149504A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP4159197B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2778579B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP4031777B2 (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081104 |