JP2005133548A - シリンダヘッドの吸気ポート構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設することができ、噴霧空間の容積を減少させることができ、分岐通路への吸気の流入抵抗を低減させることにある。
【解決手段】この発明は、シリンダヘッドの吸気ポート構造において、シリンダヘッドの外面に開口する共通通路の吸気導入口を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、吸気導入口から噴霧空間にかけて共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成するとともに、共通通路の上方に形成した噴射弁収容部に吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】この発明は、シリンダヘッドの吸気ポート構造において、シリンダヘッドの外面に開口する共通通路の吸気導入口を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、吸気導入口から噴霧空間にかけて共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成するとともに、共通通路の上方に形成した噴射弁収容部に吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明はシリンダヘッドの吸気ポート構造に係り、特に、燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設することができ、噴霧部の噴霧空間の容積を減少させることができ、共通通路から2つの分岐通路への吸気の流入抵抗を低減させることができるシリンダヘッドの吸気ポート構造に関する。
車両等に搭載される内燃機関においては、シリンダヘッドの燃焼室に吸気を導く吸気ポートを設けている。シリンダヘッドの吸気ポート構造としては、図7・図8に示すものがある。図7において、102は内燃機関、104はシリンダブロック、106はシリンダヘッド、108はシリンダヘッドカバー、110はシリンダ、112はピストン、114は窪部、116は燃焼室である。内燃機関102のシリンダヘッド106には、燃焼室116に吸気を導く吸気ポート118を設け、また、燃焼室116から排気を外部に導く排気ポート120を設けている。
吸気ポート118には、図8に示す如く、シリンダヘッド106の幅方向一側の外面に開口する1つの吸気導入口122と、燃焼室116に開口する2つの吸気弁口124と、吸気導入口122を始点とする1つの共通通路126と、吸気弁口124を終点とする2つの分岐通路128と、共通通路126を2つの分岐通路128に分岐する隔壁130とを設けている。シリンダヘッド106は、吸気弁口124を開閉する吸気弁132を設けている。また、シリンダヘッド106には、排気ポート118の排気弁口134を開閉する排気弁136を設けている。
シリンダヘッド106は、吸気ポート118の共通通路126の上方に噴射弁収容部138を形成し、吸気弁口124に向って燃料を噴射する燃料噴射弁140を配設している。燃料噴射弁140は、本体部142の先端側にノズル144を設け、基端側に接続部146を設け、本体部142にハーネス用コネクタ148を設けている。
燃料噴射弁140は、ノズル144の先端を共通通路126の上部壁152の内面側に上向きに窪ませて形成した噴霧空間154に臨ませて、共通通路126の上部壁152に形成した噴霧部156に装着している。また、燃料噴射弁140は、接続部146をデリバリパイプ158に接続している。
シリンダヘッド106には、幅方向一側の外面の吸気導入口122の周囲にポート側取付フランジ160を形成し、吸気マニホルド162を取付けている。吸気マニホルド162は、サージタンク164に一端側を連結された分岐管166を設け、分岐管166の他端側にマニホルド側取付フランジ168を設けている。吸気マニホルド162は、マニホルド側取付フランジ168を前記ポート側取付フランジ160に取付け、図示しないマニホルド側吸気通路を共通通路126に連通している。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、吸気ポートの上部壁に燃料が噴射される凹所を形成し、この凹所に燃料噴射弁のノズルを配置して上部壁のボス部に取付けたものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、吸気ポートの壁面上部に燃料噴霧が通る凹部を形成し、この凹部に燃料噴射弁のノズルを臨ませて配置したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、1気筒当たり第1・第2吸気バルブを備えたシリンダヘッドの吸気ポート開口部から分岐する第1・第2吸気ポートを有し、第1吸気ポートと吸気ポート開口部との間に隔壁を形成して狭通路と広通路とを設け、広通路にスワールコントロールバルブを配設し、狭通路に燃料噴射弁を配設したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、2つの円形吸気口を包含する長円開口を空気吸入方向に連続させて一連の吸気ポートを形成し、吸気弁軸より下流の吸気ポート内面を突出させて吸気ポートを2つの円形吸気口に区分する整流壁を形成したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、シリンダヘッドの外面に開口する1個の吸気導入口から燃焼室に開口する2個の吸気弁口に分岐して連なる吸気ポートを設け、この吸気ポートが分岐部に向かって徐々に長円形断面に変化するようにされるとともに、分岐部において中央の隔壁により2つの半長円形断面の分岐ポートに分離され、分岐ポートが吸気弁口に向かって徐々に円形断面に変化するようにされているものがある。
特開2001−140715号公報
特開平9−222063号公報
実開平4−1668号公報
実開平3−92527号公報
実開昭62−61957号公報
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、吸気ポートの壁面上部に燃料噴霧が通る凹部を形成し、この凹部に燃料噴射弁のノズルを臨ませて配置したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、1気筒当たり第1・第2吸気バルブを備えたシリンダヘッドの吸気ポート開口部から分岐する第1・第2吸気ポートを有し、第1吸気ポートと吸気ポート開口部との間に隔壁を形成して狭通路と広通路とを設け、広通路にスワールコントロールバルブを配設し、狭通路に燃料噴射弁を配設したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、2つの円形吸気口を包含する長円開口を空気吸入方向に連続させて一連の吸気ポートを形成し、吸気弁軸より下流の吸気ポート内面を突出させて吸気ポートを2つの円形吸気口に区分する整流壁を形成したものがある。
従来のシリンダヘッドの吸気ポート構造には、シリンダヘッドの外面に開口する1個の吸気導入口から燃焼室に開口する2個の吸気弁口に分岐して連なる吸気ポートを設け、この吸気ポートが分岐部に向かって徐々に長円形断面に変化するようにされるとともに、分岐部において中央の隔壁により2つの半長円形断面の分岐ポートに分離され、分岐ポートが吸気弁口に向かって徐々に円形断面に変化するようにされているものがある。
ところで、内燃機関の排気を清浄化するためには、燃料噴射弁を極力燃焼室に接近させて配置し、また、噴霧燃料を極力吸気ポートの壁面に付着させないことを望ましい。
ところが、図7・図8に示すシリンダヘッド106の吸気ポート118の構造においては、噴霧部156に装着された燃料噴射弁140のハーネス用コネクタ148がシリンダヘッドカバー108と干渉するため、燃料噴射弁140を燃焼室116に接近させて配設することができない問題があり、内燃機関102の排気の清浄化を十分果たし得ない不都合がある。
また、図7・図8に示すシリンダヘッド106の吸気ポート118の構造は、噴霧部156に装着された燃料噴射弁140のノズル144の噴霧口(図示せず)と吸気ポート118の壁面とが離れているため、燃料が噴射される噴霧空間154の容積が大きくなる問題がある。
このため、図7・図8に示すシリンダヘッド106の吸気ポート118の構造は、吸気ポート118と大きな容積の噴霧空間154とによって大きな吸気通路が形成されてしまい、吸気通路断面積が急変することから吸入空気の流速が低下して充填効率の低下を招き、出力向上を果たし得ない不都合がある。
この発明は、内燃機関の燃焼室に吸気を導く吸気ポートをシリンダヘッドに設け、前記吸気ポートに前記シリンダヘッドの外面に開口する1つの吸気導入口と、前記燃焼室に開口する2つの吸気弁口と、前記吸気導入口を始点とする1つの共通通路と、前記吸気弁口を終点とする2つの分岐通路と、前記共通通路を前記分岐通路に分岐する隔壁とを設け、前記吸気弁口に向って燃料を噴射する燃料噴射弁を前記共通通路の上方に形成した噴射弁収容部に配設し、前記燃料噴射弁のノズルの先端を前記共通通路の上部壁の内面側に形成した噴霧空間に臨ませたシリンダヘッドの吸気ポート構造において、前記共通通路の吸気導入口を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、前記吸気導入口から前記噴霧空間にかけて前記共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成するとともに、前記噴射弁収容部に前記吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成したことを特徴とする。
この発明のシリンダヘッドの吸気ポート構造は、吸気ポートの共通通路の吸気導入口を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、吸気導入口から噴霧空間にかけて共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成するとともに、噴射弁収容部に吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成したことにより、吸気ポート側凹溝によって燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設して、噴霧空間の容積を減少させることができ、吸気ポート側膨出部によって共通通路内の吸入空気の流れを外側に指向させることができる。
このため、このシリンダヘッドの吸気ポート構造は、燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設することができることから、燃料噴射弁を極力燃焼室に接近させて配置することができ、且つ、噴霧燃料を極力吸気ポートの壁面に付着させることがないため、内燃機関の排気を清浄化することができ、また、噴霧空間の容積を減少させることができることから、吸入空気の流速の低下を防止して充填効率の低下を回避することができるため、出力向上を果たすことができ、さらに、共通通路内の吸入空気の流れを外側に指向させることができることから、共通通路から2つの分岐通路への吸入空気の流入抵抗を低減させることができるため、燃焼室に流入する吸入空気の流速の低下を防止して強いスワールを形成することができる。
このため、このシリンダヘッドの吸気ポート構造は、燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設することができることから、燃料噴射弁を極力燃焼室に接近させて配置することができ、且つ、噴霧燃料を極力吸気ポートの壁面に付着させることがないため、内燃機関の排気を清浄化することができ、また、噴霧空間の容積を減少させることができることから、吸入空気の流速の低下を防止して充填効率の低下を回避することができるため、出力向上を果たすことができ、さらに、共通通路内の吸入空気の流れを外側に指向させることができることから、共通通路から2つの分岐通路への吸入空気の流入抵抗を低減させることができるため、燃焼室に流入する吸入空気の流速の低下を防止して強いスワールを形成することができる。
この発明のシリンダヘッドの吸気ポート構造は、吸気ポートの吸気導入口を幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成し、噴射弁収容部に吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成することによって、燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設し、噴霧空間の容積を減少させ、共通通路内の吸入空気の流れを外側に指向させるものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。図5・図6において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はシリンダヘッドカバーである。内燃機関2は、図3・図4に示す如く、シリンダブロック4のシリンダ10とピストン12とシリンダヘッド6の窪部14とにより燃焼室16を形成している。内燃機関2のシリンダヘッド6には、燃焼室16に吸気を導く吸気ポート18を設け、また、燃焼室16から排気を外部に導く排気ポート(図示せず)を設けている。
吸気ポート18には、図3に示す如く、シリンダヘッド6の幅方向一側の外面に開口する1つの吸気導入口20と、燃焼室16に開口する2つの吸気弁口22と、吸気導入口20を始点とする1つの共通通路24と、吸気弁口22を終点とする2つの分岐通路26と、共通通路24を2つの分岐通路26に分岐する隔壁28とを設けている。シリンダヘッド6には、吸気弁口22を開閉する吸気弁30を設けている。
シリンダヘッド6は、図4に示す如く、共通通路24の上方に噴射弁収容部32を形成し、吸気弁口22に向って燃料を噴射する燃料噴射弁34を配設している。燃料噴射弁34は、本体部36の先端側にノズル38を設け、基端側に接続部40を設け、本体部36の外側(吸気マニホルド64側)にハーネス用コネクタ42を設けている。燃料噴射弁34は、ノズル38の先端を共通通路24の上部壁44の内面側に上向きに窪ませて形成した噴霧空間46に臨ませて、共通通路24の上部壁44に形成した噴霧部48の装着孔50にノズル38を装着している。また、燃料噴射弁34は、接続部40をデリバリパイプ52に接続している。
このシリンダヘッド6の吸気ポート18の構造は、図1に示す如く、吸気ポート18の共通通路24の吸気導入口20を上下方向に比べて横方向である幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、吸気導入口20から噴霧空間46にかけて共通通路24の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部54を形成するとともに、噴射弁収容部32に吸気ポート側膨出部54に対応して吸気ポート側凹溝56を形成している。
これにより、この吸気ポート18の構造は、吸気ポート側凹溝56によって燃料噴射弁34の位置を下げることができ、これにより燃料噴射弁34を吸気ポート18のポート軸線P及び吸気弁口22に近接させて配設することにより、噴霧空間46の容積を減少させることができ、吸気ポート側膨出部54によって共通通路24内の吸入空気の流れを外側に指向させることができる。
このため、この吸気ポート18の構造は、燃料噴射弁34を吸気ポート18に近接させて配設することができることから、燃料噴射弁34を極力燃焼室16に接近させて配置することができ、且つ、噴霧燃料を極力吸気ポート18の壁面に付着させることがないため、内燃機関2の排気を清浄化することができる。
また、この吸気ポート18の構造は、噴霧空間46の容積を減少させることができることから、吸気通路断面積が急変することがなく、吸入空気の流速の低下を防止して充填効率の低下を回避することができるため、出力向上を果たすことができる。
さらに、この吸気ポート18の構造は、共通通路24内の吸入空気の流れを外側に指向させることができることから、共通通路24から2つの分岐通路26への吸気の流入抵抗を低減させることができるため、燃焼室16に流入する吸入空気の流速の低下を防止して強いスワールを形成することができる。
前記吸気ポート18は、図2に示す如く、吸気導入口20から吸気弁口22に到るまで上面視で略同一幅で形成している。
このため、この吸気ポート18の構造は、共通通路24から分岐通路26まで略同一幅で形成されるため、共通通路24の吸気導入口20から分岐通路26の吸気弁口22までの吸入吸気の流入抵抗を低減させることができる。
また、吸気ポート18は、図4に示す如く、側面視でポート軸線Pが上向きに突出して湾曲するように形成している。
このため、この吸気ポート18の構造は、吸気ポート18と燃料噴射弁34とを更に近接させて配設することができ、更に噴霧空間46の容積を減少させることができることに加えて、吸気弁のバルブ軸線Bと吸気ポート18のポート軸線Pとの挟み角θを小さくすることができ、吸気弁口22への吸入空気の流入抵抗を低減させることができる。
さらに、吸気ポート18は、噴霧空間46近傍でポート軸線Pの曲率が最大となるように形成している。
このため、この吸気ポート18の構造は、噴霧空間46近傍でポート軸線Pの曲率を最大とするので、吸気ポート18と燃料噴射弁34のノズル38とを近接させることができ、更に噴霧空間46の容積を減少させることができる。
前記燃料噴射弁34は、シリンダヘッド6に装着した本体部36の下側側面にハーネス用コネクタ42を配設し、このハーネス用コネクタ42のコネクタ差込口58をシリンダヘッド6の幅方向一側の外面から離間する外側に向けて開口させている。
このため、この吸気ポート18の構造は、燃料噴射弁34の取付時にハーネス用コネクタ42とシリンダヘッドカバー8とが干渉することがないため、燃料噴射弁34をシリンダヘッド6の燃焼室16に最大限近づけることができ、噴霧空間46の容積を減少させることができる。なお、燃料噴射弁34は、図5に示す如く、デリバリパイプ52に取付けられた回転おさえ具60によりハーネス用コネクタ42の両側を挟まれ、回転を防止される。
シリンダヘッド6の幅方向一側の外面の吸気導入口20の周囲には、ポート側取付フランジ62を形成している。吸気ポート18に吸気を導入する吸気マニホルド64は、図5・図6に示す如く、サージタンク66に一端側を連結された分岐管68を設け、分岐管68の他端側にマニホルド側取付フランジ70を設けている。サージタンク66には、スロットルボディ72を接続している。分岐管68には、マニホルド側吸気通路74を設けている。マニホルド側取付フランジ70から延びる外側の2つの分岐管68が直線的に下方に延出した後中央側に湾曲してサージタンク66に連絡し、中央側の2つの分岐管68が外側に向かって延出して外側の分岐管68に沿って下方に延出した後中央側に湾曲してサージタンク66に連絡する。分岐管68で囲まれた部位にサージタンク66とスロットルボディ72が配設され、スロットルボディ72の接続口72aは上方に向けて開口されている。
図3・図4に示す如く、吸気ポート18のポート側取付フランジ62と吸気マニホルド64のマニホルド側取付フランジ70との間には、タンブルコントロールバルブボディ76を配設して取付けている。タンブルコントロールバルブボディ76には、マニホルド通路74と共通通路24とを連絡するボディ側吸気通路78を設け、タンブルコントロール用のバタフライバルブ80をバルブ軸82により回動可能に軸支している。このタンブルコントロールバルブボディ76とマニホルド側取付フランジ70とには、吸気ポート側凹溝56に連続するボディ側凹溝84とマニホルド側凹溝86とを設けている。
このため、この吸気ポート18の構造は、タンブルコントロールバルブボディ76とマニホルド側取付フランジ70とが邪魔になることなく、ハーネス用コネクタ42とハーネスのカプラ(図示せず)とを容易に脱着させることができるので、燃料噴射弁34のハーネス用コネクタ42の組付け性を向上させることできる。
前記タンブルコントロールバルブボディ76には、図1に示す如く、共通通路24と連続する前記ボディ側吸気通路78を設け、このボディ側吸気通路78を上下方向に比べて横方向である幅方向を大とする1つの楕円形状に形成するとともに、ボディ側吸気通路78の中央天井面に下向きのボディ側膨出部88を形成し、ボディ側吸気通路78内に上側を切り欠いた前記バタフライバルブ80を配設している。
このため、この吸気ポート18の構造は、上側を切り欠いたバタフライバルブ80とボディ側膨出部88とにより共通通路24内上部の吸入空気の流れを2つに分けることができ、吸入吸気をスムーズに2つの分岐通路26に流入させることができる。更に、この吸気ポート18の構造は、バタフライバルブ80の上側を切り欠くため、タンブル流を発生することができ、半楕円形状のバタフライバルブ80の下側周面の形状と共通通路24の下側内壁の形状とを簡易に一致させることができ、簡易な構成とすることができる。
これにより、このシリンダヘッド6の吸気ポート18の構造は、排ガス清浄化性能、エンジン出力性能、部品組付け性向上及び燃費向上を両立させることができる。
この発明のシリンダヘッドの吸気ポート構造は、燃料噴射弁を吸気ポートに近接させて配設し、噴霧空間の容積を減少させ、共通通路内の吸入空気の流れを外側に指向させるものであり、内燃機関の吸気系に適用することができる。
2 内燃機関
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 シリンダヘッドカバー
16 燃焼室
18 吸気ポート
20 吸気導入口
22 吸気弁口
24 共通通路
26 分岐通路
28 隔壁
30 吸気弁
32 噴射弁収容部
34 燃料噴射弁
36 本体部
38 ノズル
42 ハーネス用コネクタ
44 上部壁
46 噴霧空間
48 噴霧部
54 吸気ポート側膨出部
56 吸気ポート側凹溝
62 ポート側取付フランジ
64 吸気マニホルド
70 マニホルド側取付フランジ
76 タンブルコントロールバルブボディ
80 バタフライバルブ
84 ボディ側凹溝
86 マニホルド側凹溝
88 ボディ側膨出部
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 シリンダヘッドカバー
16 燃焼室
18 吸気ポート
20 吸気導入口
22 吸気弁口
24 共通通路
26 分岐通路
28 隔壁
30 吸気弁
32 噴射弁収容部
34 燃料噴射弁
36 本体部
38 ノズル
42 ハーネス用コネクタ
44 上部壁
46 噴霧空間
48 噴霧部
54 吸気ポート側膨出部
56 吸気ポート側凹溝
62 ポート側取付フランジ
64 吸気マニホルド
70 マニホルド側取付フランジ
76 タンブルコントロールバルブボディ
80 バタフライバルブ
84 ボディ側凹溝
86 マニホルド側凹溝
88 ボディ側膨出部
Claims (7)
- 内燃機関の燃焼室に吸気を導く吸気ポートをシリンダヘッドに設け、前記吸気ポートに前記シリンダヘッドの外面に開口する1つの吸気導入口と、前記燃焼室に開口する2つの吸気弁口と、前記吸気導入口を始点とする1つの共通通路と、前記吸気弁口を終点とする2つの分岐通路と、前記共通通路を前記分岐通路に分岐する隔壁とを設け、前記吸気弁口に向って燃料を噴射する燃料噴射弁を前記共通通路の上方に形成した噴射弁収容部に配設し、前記燃料噴射弁のノズルの先端を前記共通通路の上部壁の内面側に形成した噴霧空間に臨ませたシリンダヘッドの吸気ポート構造において、前記共通通路の吸気導入口を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成し、前記吸気導入口から前記噴霧空間にかけて前記共通通路の中央天井面に下向きの吸気ポート側膨出部を形成するとともに、前記噴射弁収容部に前記吸気ポート側膨出部に対応して吸気ポート側凹溝を形成したことを特徴とするシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記吸気ポートは、吸気導入口から吸気弁口に到るまで上面視で略同一幅で形成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記吸気ポートは、側面視でポート軸線が上向きに湾曲するように形成したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記吸気ポートは、噴霧空間近傍で前記ポート軸線の曲率が最大となるように形成したことを特徴とする請求項3に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記燃料噴射弁は、本体部の下側側面にハーネス用コネクタを配設し、このハーネス用コネクタのコネクタ差込口を外側に向けて開口させたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記吸気ポートのポート側取付フランジと吸気マニホルドのマニホルド側取付フランジとの間にはタンブルコントロールバルブボディを配設し、このタンブルコントロールバルブボディと前記マニホルド側取付フランジとに前記吸気ポート側凹溝に連続するボディ側凹溝とマニホルド側凹溝とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
- 前記タンブルコントロールバルブボディに前記共通通路と連続するボディ側吸気通路を設け、このボディ側吸気通路を上下方向に比べて幅方向を大とする1つの楕円形状に形成するとともに、前記ボディ側吸気通路の中央天井面に下向きのボディ側膨出部を形成し、前記ボディ側吸気通路内に上側を切り欠いたバタフライバルブを配設したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの吸気ポート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003366787A JP2005133548A (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | シリンダヘッドの吸気ポート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003366787A JP2005133548A (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | シリンダヘッドの吸気ポート構造 |
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JP2005133548A true JP2005133548A (ja) | 2005-05-26 |
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ID=34644976
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005133548A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7621248B2 (en) | 2006-08-29 | 2009-11-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
-
2003
- 2003-10-28 JP JP2003366787A patent/JP2005133548A/ja active Pending
Cited By (1)
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US7621248B2 (en) | 2006-08-29 | 2009-11-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
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