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JP2005126171A - エレベータの停電時運転装置 - Google Patents

エレベータの停電時運転装置 Download PDF

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JP2005126171A JP2003361799A JP2003361799A JP2005126171A JP 2005126171 A JP2005126171 A JP 2005126171A JP 2003361799 A JP2003361799 A JP 2003361799A JP 2003361799 A JP2003361799 A JP 2003361799A JP 2005126171 A JP2005126171 A JP 2005126171A
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泰生 渡辺
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Abstract

【課題】 小容量の蓄電池33でかご3を運転するようにして、停電でかご3内に閉じ込められた乗客5を救出することができるエレベータの停電時運転装置を提供する。
【解決手段】 商用電源10が停電すると商用電源10から蓄電池33に切り替えて階7間に停止したかご3を最寄階7u、7dまで運転して乗客5を救出するエレベータの停電時運転装置において、かご3の停止位置と、かご3の荷重から直上及び直下の最寄階7u、7dまでかご3を昇降させるのに必要な電力量をそれぞれ個別に予測演算し、その電力量の少ない方の最寄階7u、7dへかご3を運転して乗客5を救出するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、商用電源が停電すると階間に停止したかごを最寄階まで運転して乗客を救出する停電時運転装置に係るものである。
従来のエレベータの停電時運転装置は、停電が発生すると、バッテリ電源で電動機を駆動して救出運転を行う。その救出運転の手順として、かご内負荷の大小にかかわらず、先ず最初に下降方向に運転するように指令が出される。そして、一般にビルの外への道が確保されている1階が帰着指定階床とされる。停電が発生したときに、かごが地下階で停止した場合も下降させる。下降運転によって最下階に達すると、方向を反転させて1階に帰着させるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−198994号公報(第3頁、第5図)
従来のエレベータの停電時運転装置は、上記のとおり、かご内負荷の大小にかかわらず、かごを帰着指定階床まで運転して乗客を救出するようにしていた。停電発生によって停止したかごの位置が、帰着指定階床から遠方であった場合、昇降行程が長くなる。このため、バッテリ電源の容量を大きくしなければならない。これに伴って充電回路も容量が大きくなり、停電時運転装置が高価になる、という問題があった。
また、当初は十分な容量を有していても、バッテリ電源は劣化によって容量が低下する。容量が低下した状態で停電が発生した場合、昇降行程が長いために帰着指定階床への途中でバッテリ電源の容量が更に低下してかごが停止してしまい、乗客をかご内に閉じ込めてしまうことが想定される。この場合、停電時運転装置を備えておりながら、かご内の乗客を救出することができない、という問題もあった。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、小容量の蓄電池でかごを運転するようにして、停電でかご内に閉じ込められた乗客を救出することができるエレベータの停電時運転装置を提供する。
この発明に係る請求項1に記載のエレベータの停電時運転装置は、かごの停止位置と、かご内の荷重から直上及び直下の最寄階までかごを昇降させるのに必要な電力量をそれぞれ個別に予測演算し、その電力量の少ない方の最寄階へかごを運転して乗客を救出するようにしたものである。
この発明に係る請求項2に記載のエレベータの停電時運転装置は、かごの停止位置から直上及び直下の最寄階までかごを昇降させるのに要する運転時間をそれぞれ個別に予測演算し、その運転時間の短い方の最寄階へかごを運転して乗客を救出するようにしたものである。
この発明に係る請求項3に記載のエレベータの停電時運転装置は、直上及び直下の最寄階までかごを昇降させるのに必要な電力量と運転時間をそれぞれ個別に予測演算し、運転時間の短い方の最寄階への電力量が蓄電池の残存容量以下を条件にして上記最寄階へかごを運転し、上記条件が満たされない場合は、運転時間の長い最寄階への電力量が電池の残存容量以下となることを前提に上記最寄階へかごを運転して乗客を救出するようにしたものである。
この発明に係る請求項4に記載のエレベータの停電時運転装置は、かご内に乗客が乗っていないときは、かごを運転せずに休止させるようにしたものである。
この発明は上記のとおり構成されているので、以下の効果を奏する。
請求項1に記載のエレベータの停電時運転装置によれば、電力量の少ない方の最寄階へかごを運転するようにしたので、小容量の蓄電池で乗客を救出することができる、という効果を奏する。
請求項2に記載のエレベータの停電時運転装置によれば、運転時間の短い方の最寄階へかごを運転するようにしたので、例えば、かごが急行区間で停止した場合に、遠隔の最寄階へ運転されることはない。このため、短時間で乗客を救出することができる、という効果を奏する。
請求項3に記載のエレベータの停電時運転装置によれば、電力量が蓄電池の残存容量以下を条件にして運転時間の短い最寄階へかごを運転し、上記条件が満たされない場合は、運転時間の長い最寄階への電力量が蓄電池の残存容量以下となることを前提に運転時間の長い方の最寄階へかごを運転するようにしたので、小容量の蓄電池で、しかも短時間で乗客を救出することができる、という効果を奏する。
請求項4に記載のエレベータの停電時運転装置によれば、かご内に乗客が乗っていないときは、停電時運転を行わずにかごを休止させるようにしたので、蓄電池の有効利用を図ることができる、という効果を奏する。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一符号を付し、説明の重複を省いた。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、エレベータの停電時運転装置の電気回路を示すブロック図である。同図において、巻上機1には主索2が巻き掛けられ、この主索2の一端にはかご3が吊持され、他端には釣合錘6が吊持されている。従って、全負荷で上昇する場合は巻上電動機18は力行運転となり、下降する場合は回生運転となる。力行運転時は、商用電源10から電力を受けて巻上電動機18を付勢し、回生運転時は抵抗器15とスイッチング素子16によって電力を吸収させる。
即ち、商用電源10の交流は遮断器11を介して供給され、運転する場合に制御装置24に制御された主接触器12が閉成されてコンバータ13に供給される。この交流はコンバータ13によって直流に変換され、直流母線には平滑用のコンデンサ14と、回生運転時に巻上電動機18の発生する回生電力を消費するために抵抗器15とスイッチング素子16が接続されている。直流母線にはインバータ17が接続されており、このインバータ17は制御装置24に制御される駆動装置25によって直流を可変電圧可変周波数の交流に変換して巻上電動機18を付勢し、かご3を昇降させる。
また、商用電源10には遮断器11を介して停電検出器21が接続されており、商用電源10が活線状態の場合は切替接点21aを閉成して制御用トランス22を介して制御電源装置23に電力を供給する。この制御電源装置23には制御装置24及び駆動装置25が接続されている。制御装置24は巻上電動機18の回転軸に取り付けられたエンコーダ19のパルス信号によって巻上電動機18の速度を制御する。また、上記パルス信号を加減算することによりかご3の位置も検出されるので、エンコーダ19は位置検出手段としても機能する。更に、かご3には秤装置4が取り付けられており、かご3に乗車した乗客による荷重を検出して制御装置24に入力し、巻上電動機18の制御に供する。
商用電源10が停電になると、停電検出器21が作動して切替接点21aが開放され、切替接点21bが閉成される。また、主接触器12は、商用電源10の停電期間中、制御装置24を介して開放状態となる。
充電装置32は、常時単相電源31から電力の供給を受けて蓄電池33をトリクル充電している。従って、蓄電池33は常に充電状態にあり、停電運転指令装置34を付勢している。停電運転指令装置34には、エンコーダ19からのパルス信号を受けてかご3の位置を検出すると共に、秤装置4からはかご3の荷重信号を受けている。商用電源10が停電したために、かご3が階7の間で停止した場合、停電運転指令装置34は、かご位置信号と荷重信号から、かご3を直上階7uへ運転すべきか、又は直下階7dへ運転すべきかを決定して制御装置24へ運転指令を発すると共に、接触器34aを閉成させて蓄電池33からコンバータ13に動力電源を供給する。
停電検出器21が作動して切替接点21bが閉成されると、蓄電池33からの直流がインバータ35で三相交流に変換され、更に昇圧トランス36で商用電源10の電圧値まで昇圧されて制御用トランス22を介して制御電源装置23に電力が供給される。制御装置24へは、停電運転指令装置34から最寄階7u又は7dまでの運転指令信号が入力されており、制御装置24では上記信号によって停電運転を行う。
図2は、かご速度と巻上電動機18の出力の関係を示す概念図である。一定の昇降区間を図示のかご速で昇降させた場合、時刻toから時刻t1の間は加速時間taとなり、時刻t1から時刻t2の間は一定速時間tsとなり、時刻t2から時刻t3の間は減速時間trとなる。巻上電動機18の出力はかご3の荷重及び運転方向によって大きく変動し、全負荷上昇運転では略全期間力行運転となる。また、全負荷下降運転では略全期間回生運転となる。即ち、巻上電動機18は正逆回転の力行回生の4象限運転となる。
図3は、昇降距離を一定とした場合のかご3内の荷重と消費電力の関係を示す概念図である。消費電力量は、下式で表される。
消費電力量=[加減速時消費電力量(KWHa)]+[一定速時消費電力量(KWs・ts)]+[制御用電力量(KWc・(ta+ts+tr))] (1)
ここで、図2によれば、全荷重の下降運転では回生電力が発生しているのに、図3では荷重の全範囲に亙って電力は消費されている。この実施の形態1では図1から明らかなとおり、回生電力は全量が抵抗器15で消費されるからである。停電運転においても同様であって、回生電力によって蓄電池33が充電されることはない。
図4は、蓄電池33の放電特性を表す概念図である。蓄電池33は放電電流が大きい程電圧の降下が著しい。従って、全荷重で上昇する場合は、時刻τ1で終止電圧Voまで低下する。平衡荷重の場合は時刻τ2となる。また、全荷重下降の場合は、蓄電池33から供給されるのは略制御用電力のみとなり、時刻τ3まで放電を継続することができる。
図5は、上昇運転時の消費電力量を演算するためのデータが記録されたテーブルの概念図である。加減速時の消費電力量(KWHa)は、低速度のエレベータでは、昇降距離に関係なくかご3内の荷重と運転方向が決まれば算出することができる。これに対して、一定速時の電力量(KWs・ts)と制御用の電力量(KWc・(ta+ts+tr))は、それぞれ一定速時間tsによって変動する。そこで、図5では両者は電力値とした。
図6は、下降運転時の消費電力量を演算するためのデータが記録されたテーブルの概念図であって、上記図5と同様であり、説明を省略する。
なお、図4に示す蓄電池33の放電特性も、放電電流と終止電圧Voに達するまでの放電時間がテーブル化されているものとし、ここでは図示しない。
なお、停電運転指令装置34は、マイコンで構成されており、各テーブルは、このマイコンに格納されているものとする。また、実際の消費電力量の演算、及び放電時間の演算は、各テーブルの値を用いた補間法によって行われるものとする。
図7に基いて停電運転指令装置34の動作を説明する。
手順S11で停電検出器21を調べる。動作していない場合、即ち商用電源10が活線状態の場合は手順S12へ移り、制御装置24に通常運転の継続を指令して処理は終る。手順S11で停電が検出された場合は、手順S13で、その停電が所定時間To継続するまで待つ。所定時間To内で商用電源10が復活した場合は手順S12へ移る。所定時間Toが経過すると手順S14で、安全回路によってエレベータが安全な状態にあるか調べる。安全な場合は手順S15へ移り、秤装置4の出力によってかご3内に乗客がいるか否か調べる。手順S14でエレベータが安全な状態にない場合、又は手順S15で、かご3内に乗客5が居ない場合は手順S16へ移り、停電時の運転を行うことなく制御装置24に休止を指令し、接触器34aを開放して処理を終る。
安全回路によってエレベータの安全が検出され、また、かご3内に乗客5がいる場合は、手順S17以下の処理がなされる。手順S17で、かご3位置から直上階7uまでの距離Duを演算する。即ち、定められた基準位置から各階7までの距離は、予め記録されている。かご3が停止している位置はエンコーダ19のパルス信号から演算されているので、距離Duは両者の差値として求めることができる。手順S18で、直上階7uまでの運転時間Tuを演算する。この運転時間Tuは、加減速時間(ta+tr)と、距離Duから加減速距離を差し引いた残余の距離を、かご3の一定速度で除して求めた一定速時間tsを加算することによって求めることができる。なお、ここでは低速度のエレベータとし、加減速時間(ta+tr)は一定とする。手順S19で、直上階7uまでかご3が上昇するときの消費電力量KWHuを(1)式に基き演算する。即ち、図5のテーブルから、
消費電力量(KWHu)=[加減速時消費電力量(KWHa)]+[一定速時消費電力量(KWs・ts)]+[制御用電力量(KWc・(ta+ts+tr))] (1)
手順S20で、手順S17と同様に、かご3位置から直下階7dまでの距離Ddを演算する。手順S21で、手順S18と同様に、直下階7dまでの運転時間Tdを演算する。手順S22で、手順S19と同様に、直下階7dまでかご3が下降するときの消費電力量KWHdを(1)式に基き演算する。手順S23で、消費電力量(KWHu)と消費電力量KWHdを比較し、直下階7dへの消費電力量KWHdの方が少ない場合は手順S25へ移る。手順S24で、直下階7dへの運転を、制御装置24に指令する。
手順S23で、直上階7uへの消費電力量KWHuの方が少ない場合は手順S25へ移る。手順S25で、直上階7uへの運転を、制御装置24に指令する。
手順S24及び手順S25の指令に基いて、制御装置24は指令された階7へかご3を運転して、かご3内の乗客5を救出する。手順S26で、乗客5がかご3から降りて制御装置24からエレベータの戸閉信号を停電運転指令装置34が受信すると、制御装置24に運転休止を指令し、接触器34aを開放して処理を終る。
上記実施の形態1によれば、消費電力量KWHd又はKWHuの少ない方の最寄階7d又は7uへかご3を運転するようにしたので、小容量の蓄電池33で乗客5を救出することができる。
また、かご3内に乗客5が乗っていないときは、停電時運転を行わずにかご3を休止させるようにしたので、蓄電池33の有効利用を図ることができる。
実施の形態2.
この実施の形態2は、停電で停止したかご3を、運転時間の短い方の最寄階へ運転するようにしたものである。
図8は、実施の形態2における停電運転指令装置34の動作を示す流れ図である。
手順S31は、図7の手順S11から手順S16までの処理と同一の処理であり、説明を省略する。手順S32は、図7の手順S17から手順S22までの処理と同一の処理であり、説明を省略する。
手順S33で、直上階7uまでの運転時間Tuと直下階7dまでの運転時間Tdを比較する。運転時間Tuが運転時間Td以上のときは、直下階7dへ運転させるものとして、手順S34で蓄電池33の残存容量が直下階7dへかご3を運転させるのに必要容量以上であるか調べる。残存容量は蓄電池33の電圧に基いて図4に示す特性から知得することができる。また、消費電力量KWHdは手順S32で算出されている。蓄電池33の残存容量が必要容量以上である場合は、手順S35で、制御装置24に対し、直下階7dへかご3を運転するように指令する。手順S36で、上記指令に基いてかご3が直下階7dへ運転されて乗客5を降ろした後、停電運転指令装置34が制御装置24から戸閉信号を受信すると、運転休止を制御装置24に指令して処理を終る。
手順S34で蓄電池33の残存容量が必要容量未満の場合は、手順S37へ移り、蓄電池33の残存容量が直上階7uへかご3を運転させるのに必要容量以上であるか調べる。蓄電池33の残存容量が必要容量以上である場合は手順S40へ移り、制御装置24に対し直上階7uへかご3を運転するように指令して手順S36へ移った後、処理を終了する。
手順S37で、蓄電池33の残存容量が必要容量未満の場合は、手順S38へ移り、運転休止を制御装置24に指令して処理を終る。
手順S33で、運転時間Tuが運転時間Td未満のときは、直下階7uへ運転させるものとして、手順S39で蓄電池33の残存容量が直上階7uへかご3を運転させるのに必要容量以上であるか調べる。蓄電池33の残存容量が必要容量以上である場合は、手順S40で、制御装置24に対し直上階7uへかご3を運転するように指令して手順S36へ移った後、処理を終了する。
手順S39で蓄電池33の残存容量が必要容量容量未満の場合は、手順S41へ移り、蓄電池33の残存容量が直上階7dへかご3を運転させるのに必要容量以上であるか調べる。蓄電池33の残存容量が必要容量以上である場合は手順S35へ移り、制御装置24に対し直下階7dへかご3を運転するように指令して手順S36へ移った後、処理を終了する。
手順S41で、蓄電池33の残存容量が必要容量未満の場合は、手順S38へ移り、運転休止を制御装置24に指令して処理を終る。
上記実施の形態2によれば、運転時間Td又はTuの短い方の最寄階7d又は7uへかご3を運転するようにしたので、例えば、かご3が急行区間で停止した場合に、遠隔の最寄階へ運転されることはない。このため、短時間で乗客5を救出することができる。
また、消費電力量KWHd又はKWHuが蓄電池33の残存容量以下を条件にして運転時間Td又はTuの短い最寄階7d又は7uへかご3を運転し、上記条件が満たされない場合は、消費電力量KWHd又はKWHuが蓄電池33の残存容量以下となることを前提に運転時間Td又はTuの長い方の最寄階7d又は7uへかご3を運転するようにしたので、蓄電池33の残存容量で乗客3を救出することができる、という効果を奏する。
更に、かご3内に乗客5が乗っていないときは、停電時運転を行わずにかご3を休止させるようにしたので、蓄電池33の有効利用を図ることができる、という効果も奏する。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの停電時運転装置の電気回路を示すブロック図。 かご速度と巻上電動機18の出力の関係を示す概念図。 昇降距離を一定とした場合のかご3内の荷重と消費電力の関係を示す概念図。 蓄電池33の放電特性を表す概念図。 上昇運転時の消費電力量を演算するためのデータが記録されたテーブルの概念図。 下降運転時の消費電力量を演算するためのデータが記録されたテーブルの概念図。 停電運転指令装置34の動作を示す流れ図。 この発明の実施の形態2における停電運転指令装置34の動作を示す流れ図。
符号の説明
1 巻上機、 2 主索、 3 かご、 4 秤装置、 5 乗客、 6 釣合錘、 7 階、 7u 直上階、 7d 直下階、 10 商用電源、 11 遮断器、 12 主接触器、 13 コンバータ、 14 コンデンサ、 15 抵抗器、 16 スイッチング素子、 17 インバータ、 18 巻上電動機、 19 エンコーダ、 21 停電検出器、 22 制御用トランス、 31 単相電源、 35 インバータ、 36 昇圧トランス。

Claims (4)

  1. 商用電源が停電すると上記商用電源から蓄電池に切り替えて階間に停止したかごを最寄階まで運転して乗客を救出するエレベータの停電時運転装置において、上記かごの位置を検出する位置検出手段によって検知された上記かごの停止位置と、上記かご内の荷重を検出する秤装置によって検知された上記荷重から直上及び直下の上記最寄階まで上記かごを昇降させるのに必要な電力量をそれぞれ個別に予測演算する電力量演算手段と、この電力量演算手段によって予測演算された上記電力量の内少ない方の上記最寄階へ上記かごを運転するように指令する停電運転指令装置と、この停電運転指令装置の上記指令に基いて上記かごを運転して上記乗客を救出するようにしたエレベータの停電時運転装置。
  2. 商用電源が停電すると上記商用電源から蓄電池に切り替えて階間に停止したかごを最寄階まで運転して乗客を救出するエレベータの停電時運転装置において、上記かごの位置を検出する位置検出手段によって検知された上記かごの停止位置から直上及び直下の上記最寄階まで上記かごを昇降させるのに要する運転時間をそれぞれ個別に予測演算する運転時間演算手段と、この運転時間演算手段によって予測演算された上記運転時間の内短い方の上記最寄階へ上記かごを運転するように指令する停電運転指令装置と、この停電運転指令装置の上記指令に基いて上記かごを運転して上記乗客を救出するようにしたエレベータの停電時運転装置。
  3. 商用電源が停電すると上記商用電源から蓄電池に切り替えて階間に停止したかごを最寄階まで運転して乗客を救出するエレベータの停電時運転装置において、上記かごの位置を検出する位置検出手段による上記かごの停止位置と上記かご内の荷重を検出する秤装置による上記荷重から直上及び直下の上記最寄階まで上記かごを昇降させるのに必要な電力量をそれぞれ個別に予測演算する電力量演算手段と、上記かごの位置を検出する位置検出手段によって検知された上記かごの停止位置から上記最寄階まで上記かごを昇降させるのに要する運転時間をそれぞれ個別に予測演算する運転時間演算手段と、上記運転時間の短い方の上記最寄階への上記電力量が上記蓄電池の残存容量以下のときに上記運転時間の短い方の上記最寄階へ上記かごを運転するように指令し、上記運転時間の短い方の上記最寄階への上記電力量が上記蓄電池の上記残存容量を越えたときは、上記運転時間の長い方の上記最寄階への上記電力量が上記蓄電池の残存容量以下となることを条件に上記運転時間の長い方の上記最寄階へ上記かごを運転するように指令する停電運転指令装置と、この停電運転指令装置の上記指令に基いて上記かごを運転して上記乗客を救出するようにしたエレベータの停電時運転装置。
  4. 停電運転指令装置は、かご内の荷重を検出する秤装置が乗客に相当する上記荷重を検出しなかったときは運転指令は出さず、上記かごは停電発生により停止した位置で運転を休止するものとした請求項1から3のいずれかに記載のエレベータの停電時運転装置。
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