JP2005086632A - 無線通信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 最適なアンテナ利得を得るようにして、通信の信頼性を高めた無線通信機を提供する。
【解決手段】 携帯型電話機1はグランド部14,15を有する回路基板4,5を備えている。回路基板4の非グランド部11にアンテナ6を設けると共に、ランドパターン41,42を形成する。そして、コイル部品21,22を、グランド部14とランドパターン41,42間に接続すると共に、金属板31,32を、ランドパターン41,42とグランド部15間に接続する。このとき、コイル部品21,22のインダクタンス値を異ならしめ、適宜に設定することで、アンテナ利得を向上させる。
【選択図】図1
【解決手段】 携帯型電話機1はグランド部14,15を有する回路基板4,5を備えている。回路基板4の非グランド部11にアンテナ6を設けると共に、ランドパターン41,42を形成する。そして、コイル部品21,22を、グランド部14とランドパターン41,42間に接続すると共に、金属板31,32を、ランドパターン41,42とグランド部15間に接続する。このとき、コイル部品21,22のインダクタンス値を異ならしめ、適宜に設定することで、アンテナ利得を向上させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、無線通信機に関し、特に回路基板に流れる高周波電流によるアンテナへの影響を低減する無線通信機に関するものである。
従来、この種の無線通信機としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示された携帯型電話機がある。
図13は、特許文献1に記載の携帯型電話機を示す外観図であり、図14は、回路基板同士を抵抗体で接続した状態を示す概略図である。
この携帯型電話機100は折り畳み式のものであり、2つの筐体101,102を有している。図14に示すように、これら各筐体101,102は、それぞれ回路基板111,112を内蔵しており、アンテナ(ホイップアンテナ)120が、回路基板111,112のうちの一方側(図14の例では回路基板112)に接続している。
図13は、特許文献1に記載の携帯型電話機を示す外観図であり、図14は、回路基板同士を抵抗体で接続した状態を示す概略図である。
この携帯型電話機100は折り畳み式のものであり、2つの筐体101,102を有している。図14に示すように、これら各筐体101,102は、それぞれ回路基板111,112を内蔵しており、アンテナ(ホイップアンテナ)120が、回路基板111,112のうちの一方側(図14の例では回路基板112)に接続している。
ところで、アンテナ120の動作によって回路基板112には高周波電流が誘起される。回路基板112が回路基板111と単純に電線により接続されているとすると、その回路基板112の高周波電流は電線を介して回路基板111に通電する。この高周波電流の通電に起因して、回路基板111から電磁界が発生する。携帯型電話機100の使用中には、アンテナ120の近傍に回路基板111が配置されることから、回路基板111で発生した電磁界によって、アンテナ120の電磁界が乱されてしまい、良好な無線通信を妨げるおそれがある。
このため、図13に示す携帯型電話機100では、図14に示すように、回路基板111と回路基板112とを例えば抵抗体130を介して接続している。抵抗体130は、回路基板111と回路基板112間の高周波電流を遮断する程の大きな抵抗値を有するものである。この抵抗体130によって、アンテナ120により誘起された回路基板112の高周波電流が回路基板111に通電することを防止することができる。これにより、アンテナ動作による高周波の誘起電流に起因した回路基板111の電磁界発生を抑制することができ、その回路基板111の電磁界に起因したアンテナ120の電磁界の乱れを回避することができる。
上記したように、特許文献1の携帯型電話機では、回路基板111,112間の高周波電流の導通を抵抗体130で遮断することによって、回路基板111の電磁界に起因したアンテナ120の電磁界の乱れを防止するようにしている。しかし、携帯型電話機等の無線通信機の通信信頼性を高めるべく、様々な実験を行っているうちに、回路基板111,112間の高周波電流の導通を遮断する手法では、最適なアンテナ特性(利得)が得られるとは限らないことが判明した。このことは、特許文献2に記載の携帯型電話機においても同様である。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、最適なアンテナ利得を得るようにして、通信の信頼性を高めた無線通信機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、分離された第1及び第2の回路基板と、第1の回路基板に表面実装されたアンテナと、第1及び第2の回路基板のグランド部間に並列に接続され、アンテナの動作で第1の回路基板に誘起された高周波電流の位相を第2の回路基板に通電させる際に変化させることができるインダクタンス値を有し、且つそれぞれのインダクタンス値が異なる複数のインダクタ部とを具備する構成とした。
かかる構成により、アンテナの動作に起因して第1の回路基板に誘起された高周波電流は、複数のインダクタ部を介して第2の回路基板に通電することとなるが、インダクタ部が、当該インダクタ部を流れる高周波電流の位相を変化させるインダクタンス値を有しているので、第2の回路基板の高周波電流の位相は、第1の回路基板の高周波電流の位相と異なり、第2の回路基板の高周波電流に起因して発生する電磁界の位相がアンテナから発生する電磁界の位相と異なることとなる。また、複数のインダクタ部のインダクタンス値を異ならしめることで、最適な位相変化を得ることができる。
かかる構成により、アンテナの動作に起因して第1の回路基板に誘起された高周波電流は、複数のインダクタ部を介して第2の回路基板に通電することとなるが、インダクタ部が、当該インダクタ部を流れる高周波電流の位相を変化させるインダクタンス値を有しているので、第2の回路基板の高周波電流の位相は、第1の回路基板の高周波電流の位相と異なり、第2の回路基板の高周波電流に起因して発生する電磁界の位相がアンテナから発生する電磁界の位相と異なることとなる。また、複数のインダクタ部のインダクタンス値を異ならしめることで、最適な位相変化を得ることができる。
請求項2の発明では、請求項1に記載の無線通信機において、各インダクタ部のインピーダンス値を、10Ω以上250Ω以下の範囲内に設定した構成とした。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の無線通信機において、アンテナは、第1の回路基板のグランド部に表面実装されるグランド領域実装型のアンテナ又は第1の回路基板の非グランド部に表面実装される非グランド領域実装型のアンテナのいずれかである構成とした。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、各インダクタ部をチップ状のコイル部品で形成し、第1又は第2の回路基板の一方に、グランド部と間隔を介して隣接したランドパターンを複数形成し、各コイル部品を、各ランドパターンとグランド部間に電気的に接続すると共に、所定形状の導体部材を、ランドパターンと第1又は第2の回路基板の他方のグランド部との間に導通接続した構成とした。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、各インダクタ部を、第1又は第2の回路基板の一方に形成され且つその一端部が当該一方の回路基板のグランド部に連通したインダクタパターンで形成し、所定形状の導体部材を、インダクタパターンの他端部と第1又は第2の回路基板の他方のグランド部との間に導通接続した構成とした。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、各インダクタ部を、所望のインダクタンス値を持つ部材で形成し、この部材を、第1及び第2の回路基板のグランド部間に直接的に接続した構成とし、請求項7の発明は、請求項6に記載の無線通信機において、部材を、フレキシブルプリント基板などのケーブルやコネクタで構成とした。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、各インダクタ部を、第1又は第2の回路基板の一方に形成され且つその一端部が当該一方の回路基板のグランド部に連通したインダクタパターンで形成し、所定形状の導体部材を、インダクタパターンの他端部と第1又は第2の回路基板の他方のグランド部との間に導通接続した構成とした。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、各インダクタ部を、所望のインダクタンス値を持つ部材で形成し、この部材を、第1及び第2の回路基板のグランド部間に直接的に接続した構成とし、請求項7の発明は、請求項6に記載の無線通信機において、部材を、フレキシブルプリント基板などのケーブルやコネクタで構成とした。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の無線通信機において、インダクタ部に対しコンデンサ部を電気的に並列配置した構成とした。
請求項9の発明は、請求項4または請求項5に記載の無線通信機において、複数の導体部材のうちの少なくとも一の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせると共に、複数の導体部材の全ての一端部を、近接させた状態で第1又は第2の回路基板の他方のグランド部に接続し、各導体部材の他端部を、各ランドパターン又は各インダクタパターンにそれぞれ接続した構成としてある。また、請求項10の発明は、請求項9に記載の無線通信機において、複数の導体部材は、印刷回路基板上の配線パターンである構成とした。
請求項11の発明は、請求項4または請求項5に記載の無線通信機において、複数の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせると共に、交差させた状態で、第1又は第2の回路基板の他方のグランド部とランドパターン又はインダクタパターンの間に接続した構成とした。
請求項12の発明は、請求項4または請求項5に記載の無線通信機において、導体部材は、第1又は第2の回路基板の他方のグランド部に接続した一端部と、この一端部から第1又は第2の回路基板の一方のランドパターン又はインダクタパターンに向かって折れ曲がりながら分岐した複数の分岐部とを有し、当該各分岐部が各ランドパターン又は各インダクタパターンにそれぞれ接続している構成とした。
請求項11の発明は、請求項4または請求項5に記載の無線通信機において、複数の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせると共に、交差させた状態で、第1又は第2の回路基板の他方のグランド部とランドパターン又はインダクタパターンの間に接続した構成とした。
請求項12の発明は、請求項4または請求項5に記載の無線通信機において、導体部材は、第1又は第2の回路基板の他方のグランド部に接続した一端部と、この一端部から第1又は第2の回路基板の一方のランドパターン又はインダクタパターンに向かって折れ曲がりながら分岐した複数の分岐部とを有し、当該各分岐部が各ランドパターン又は各インダクタパターンにそれぞれ接続している構成とした。
この発明の無線通信機は、携帯電話などの各種無線機に対応可能である。そこで、請求項13の発明は、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の無線通信機において、無線通信機を、第1の回路基板が収納された第1の筐体と第2の回路基板が収納された第2の筐体とを折り畳み自在に組み付けてなる折り畳みタイプの携帯型電話機とし、アンテナを、第1の回路基板の領域であって且つ折り畳み部の近傍に位置する領域に表面実装した構成とした。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、第2の回路基板の高周波電流に起因して発生する電磁界の位相がアンテナから発生する電磁界の位相と異なるので、第2の回路基板の電磁界がアンテナの電磁界に与える悪影響を軽減するという効果がある。そして、複数のインダクタ部のインダクタンス値を異ならしめ適切に設定することにより、アンテナ利得をさらに向上させることができる。これにより、通信の信頼性が高い無線通信機を提供することができる。特に、この構成は、アンテナの通信電波の周波数が数百MHz〜約2GHzの範囲内の場合に大きな効果を得ることができると期待される。
また、インダクタ部のインピーダンスZが10Ωよりも小さいと、インダクタ部を介して接続し合う回路基板のグランド部間が高周波的にショートした状態となり、回路基板間で高周波電流に位相差を与えることができなくなる。また、インダクタ部のインピーダンスZが250Ωよりも大きい場合には、インダクタ部を介して接続し合う回路基板のグランド間が高周波的にオープンな状態となり、高周波電流が通電しなくなってしまう。
これに対して、請求項2の発明は、インダクタ部のインピーダンス値を10Ω以上250Ω以内の範囲内としたので、回路基板間で高周波電流に位相差を与えることができると共に、高周波電流を回路基板のグランド部間に確実に通電させることができる。
上記のような効果は、グランド領域実装型のアンテナであっても、非グランド領域実装型のアンテナであっても、同様に奏し、請求項3の発明においても同様の効果を得ることができる。
請求項4〜請求項7の発明によれば、第1及び第2の回路基板のグランド部同士が、チップ状のコイル部品とランドパターンと導体部材とにより接続され、又は、インダクタパターンと導体部材とにより接続され、又は、インダクタンス値を持つ部材によって直接的に接続された構成であるので、簡単な構成でもって、第1及び第2の回路基板のグランド部同士をインダクタ部を介して接続でき、この結果、無線通信機の小型化を実現することができる。
請求項8の発明によれば、コンデンサをフィルタとして機能させることができるので、第1及び第2の回路基板のグランド部間を通電する高周波電流の周波数帯を規制することができる。
請求項9〜請求項12の発明によれば、少なくとも1つの導体部材にインダクタ機能を持たせた構成としたので、複数のインダクタだけでは、所望のインダクタンス値を得ることができない場合に、導体部材のインダクタンス値を適宜設定することで、上記所望のインダクタンス値を得ることができる。
請求項13の発明によれば、無線通信機が折り畳み式の携帯型電話機であり、アンテナが、折り畳み部の近傍に配置されていることから、第2の回路基板の電磁界の悪影響を受け易いが、上記の如き構成を備えることによって、第2の回路基板がアンテナの電磁界に与える悪影響を大幅に軽減することができるので、非常に有効である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る無線通信機の特徴部分を示す概略図である。
この実施例の無線通信機は、折り畳みタイプの携帯型電話機であり、破線で示す第1の筐体2と第2の筐体3とを折り畳み自在に組み付けてなる。
具体的には、この携帯型電話機1においては、分離された第1の回路基板4と第2の回路基板5とが筐体2,3にそれぞれ収納されている。そして、アンテナ6が、回路基板4の領域であって且つ折り畳み部10の近傍に位置する領域に表面実装され、回路基板4と回路基板5とが一対のインダクタ部21,22と一対の導体部材31,32とを介して導通接続されている。
この実施例の無線通信機は、折り畳みタイプの携帯型電話機であり、破線で示す第1の筐体2と第2の筐体3とを折り畳み自在に組み付けてなる。
具体的には、この携帯型電話機1においては、分離された第1の回路基板4と第2の回路基板5とが筐体2,3にそれぞれ収納されている。そして、アンテナ6が、回路基板4の領域であって且つ折り畳み部10の近傍に位置する領域に表面実装され、回路基板4と回路基板5とが一対のインダクタ部21,22と一対の導体部材31,32とを介して導通接続されている。
回路基板4,5は、携帯電話として機能させる所定の回路(図示せず)を有し、これらの回路が、例えばケーブルの一種であるフレキシブル平板状ケーブルなどの接続手段(図示せず)により接続されている。また、回路基板4,5には、それぞれグランド部(グランド電極)14,15が形成されているが、回路基板4には、折り畳み部10の近傍に、グランド電極が設けられていない領域(非グランド部)11が形成されている。この非グランド部11では、回路基板4の表裏両面共にグランド電極が形成されていない。
アンテナ6は、この非グランド部11に表面実装された非グランド領域実装型のアンテナである。この非グランド領域実装型のアンテナには様々な形態のものがあり、ここでは、いずれの形態のものもアンテナ6として採用してよいが、例えば、その一例を挙げると、誘電体基体に放射電極が形成されてなるチップ状のアンテナがある。
インダクタ部21,22は、チップ状のコイル部品で形成されており、これらのインダクタ部(コイル部品)21,22は、回路基板4のグランド部14に並列に接続されている。具体的には、回路基板4の非グランド部11に、グランド部14と間隔を介して隣接するランドパターン41,42が形成され、これらのランドパターン41,42と非グランド部11との間に、コイル部品21,22が電気的に接続されている。
導体部材31,32は、同形同長に設定された長尺状の金属板であり、上記ランドパターン41,42と回路基板5のグランド部15の間に導通接続されている。すなわち、回路基板5のグランド部15は、電気的に並列配置された複数のコイル部品21,22とランドパターン41,42と導体部材(以下、「金属板」と記す)31,32を介して回路基板4のグランド部14と電気的に接続されている。
なお、この実施例では、複数のインダクタ部である上記コイル部品21,22について、次のような技術的工夫がなされている。
すなわち、発明者は、この実施例の携帯型電話機1のように複数の回路基板が分離配置されている場合に、アンテナ無しの回路基板の高周波電流によるアンテナ利得の悪化を改善すべく、様々な実験や検討を行った。その結果、次に示すようなことが分かった。
アンテナ有りの回路基板とアンテナ無しの回路基板との間の高周波電流の通電を遮断するのではなく、アンテナ有りの回路基板からアンテナ無しの回路基板に高周波電流を通電させる。しかし、ただ通電させるのではなく、アンテナ有りの回路基板からアンテナ無しの回路基板への高周波電流の通電経路上で高周波電流の位相を変化させて、アンテナ無しの回路基板の高周波電流の位相を、アンテナ有りの回路基板の高周波電流の位相と異ならせる。このアンテナ有りの回路基板とアンテナ無しの回路基板の高周波電流の位相差を利用することで、アンテナ利得を向上させることができることを発見した。
すなわち、発明者は、この実施例の携帯型電話機1のように複数の回路基板が分離配置されている場合に、アンテナ無しの回路基板の高周波電流によるアンテナ利得の悪化を改善すべく、様々な実験や検討を行った。その結果、次に示すようなことが分かった。
アンテナ有りの回路基板とアンテナ無しの回路基板との間の高周波電流の通電を遮断するのではなく、アンテナ有りの回路基板からアンテナ無しの回路基板に高周波電流を通電させる。しかし、ただ通電させるのではなく、アンテナ有りの回路基板からアンテナ無しの回路基板への高周波電流の通電経路上で高周波電流の位相を変化させて、アンテナ無しの回路基板の高周波電流の位相を、アンテナ有りの回路基板の高周波電流の位相と異ならせる。このアンテナ有りの回路基板とアンテナ無しの回路基板の高周波電流の位相差を利用することで、アンテナ利得を向上させることができることを発見した。
この発見に基づいて、発明者は、この実施例において、コイル部品21,22のインダクタンス値を、回路基板4から回路基板5に通電する高周波電流の位相を変化させる値に設定した。
これにより、アンテナ6の動作に起因して回路基板4に高周波電流が誘起されると、この誘起された高周波電流は、コイル部品21,22とランドパターン41,42と金属板31,32を順に通って回路基板5のグランド部15に導通する。ここで、コイル部品21,22のインダクタンス値が、回路基板4から回路基板5に通電する高周波電流の位相を変化させる値に設定されているので、アンテナ6が設けられていない回路基板5を流れる高周波電流の位相は、アンテナ6が設けられた回路基板4の高周波電流の位相と異なるものとなり、アンテナ6の利得がより向上する。
これにより、アンテナ6の動作に起因して回路基板4に高周波電流が誘起されると、この誘起された高周波電流は、コイル部品21,22とランドパターン41,42と金属板31,32を順に通って回路基板5のグランド部15に導通する。ここで、コイル部品21,22のインダクタンス値が、回路基板4から回路基板5に通電する高周波電流の位相を変化させる値に設定されているので、アンテナ6が設けられていない回路基板5を流れる高周波電流の位相は、アンテナ6が設けられた回路基板4の高周波電流の位相と異なるものとなり、アンテナ6の利得がより向上する。
ところで、回路基板4,5の高周波電流の位相差を制御するコイル部品21,22のインダクタンス値と、アンテナ利得との関係は、例えば、アンテナ6の通信電波の周波数帯や、携帯型電話機1の構造形態などの様々な要因によって、異なるものである。このことから、例えば、最も良好なアンテナ利得が得られるためのコイル部品21,22の適切なインダクタンス値は、アンテナ6の通電電波の周波数帯や携帯型電話機1の構造形態などの様々な点を考慮して実験やシミュレーション等により求めることができる。
図2は、コイル部品21,22のインダクタンス値(単位はnH)とZX面(図1参照)におけるアンテナ6の利得(単位はdB)との関係を900MHz帯に関して調べた実験結果を示す折れ線グラフ図である。
この実験においては、コイル部品21,22の一方のインダクタンス値を10nHに固定し、他方のインダクタンス値を変えて、各インダクタンス値における利得を測定した。
この実験結果から明らかなように、コイル部品21,22のインダクタンス値を共に10nH程度に設定した場合の利得を基準(0dB)とした場合において、他方のコイル部品のインダクタンス値をX:6.8nH、Y:8.2nHに設定すると、それぞれのアンテナ利得は、X′:+0.4dB、Y′:+0.8dBとなり、共に10nH程度に設定した場合よりも、アンテナ利得が向上する。そして、これらの利得は、回路基板4,5の高周波電流を遮断した場合(上記従来の技術の様に回路基板4,5間を抵抗で遮断し、高周波的にオープンにした状態)のアンテナ利得を遙かに上回っている。
かかる観点から、発明者はコイル部品21,22のインダクタンス値を異ならしめ、その組み合わせのうちで最良の値に設定することとした。例えば、図2の実験における組み合わせでは、コイル部品21,22の一方を10nHに設定し、他方をYnH:8.2nHにすることとなる。
この実験においては、コイル部品21,22の一方のインダクタンス値を10nHに固定し、他方のインダクタンス値を変えて、各インダクタンス値における利得を測定した。
この実験結果から明らかなように、コイル部品21,22のインダクタンス値を共に10nH程度に設定した場合の利得を基準(0dB)とした場合において、他方のコイル部品のインダクタンス値をX:6.8nH、Y:8.2nHに設定すると、それぞれのアンテナ利得は、X′:+0.4dB、Y′:+0.8dBとなり、共に10nH程度に設定した場合よりも、アンテナ利得が向上する。そして、これらの利得は、回路基板4,5の高周波電流を遮断した場合(上記従来の技術の様に回路基板4,5間を抵抗で遮断し、高周波的にオープンにした状態)のアンテナ利得を遙かに上回っている。
かかる観点から、発明者はコイル部品21,22のインダクタンス値を異ならしめ、その組み合わせのうちで最良の値に設定することとした。例えば、図2の実験における組み合わせでは、コイル部品21,22の一方を10nHに設定し、他方をYnH:8.2nHにすることとなる。
さらに、この実施例では、上記のように、回路基板4からコイル部品21,22を介して回路基板5に高周波電流を通電し、コイル部品21,22によって高周波電流の位相を変化させる構成であるため、コイル部品21,22のインピーダンスZを、10Ω以上250Ω以下の範囲内のインピーダンスに設定した。
それというのは、コイル部品21,22のインピーダンスが10Ωよりも小さいと、回路基板4から見た回路基板5は、高周波的にショートした状態と等価になってしまい、コイル部品21,22によって高周波電流の位相を変化させることができず、回路基板4,5の高周波電流は同相となってしまう。また、コイル部品21,22のインピーダンスZが250Ωよりも大きいと、回路基板4から見た回路基板5は高周波的にオープンな状態と等価になってしまい、回路基板4から回路基板5に高周波電流が通電しなくなってしまうからである。
それというのは、コイル部品21,22のインピーダンスが10Ωよりも小さいと、回路基板4から見た回路基板5は、高周波的にショートした状態と等価になってしまい、コイル部品21,22によって高周波電流の位相を変化させることができず、回路基板4,5の高周波電流は同相となってしまう。また、コイル部品21,22のインピーダンスZが250Ωよりも大きいと、回路基板4から見た回路基板5は高周波的にオープンな状態と等価になってしまい、回路基板4から回路基板5に高周波電流が通電しなくなってしまうからである。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図3は、第2実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例では、アンテナ6を、グランド電極の形成領域に表面実装されるグランド領域実装型のアンテナとした。したがって、図3に示すように、アンテナ6は、回路基板4のグランド部14に表面実装されている。
図3は、第2実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例では、アンテナ6を、グランド電極の形成領域に表面実装されるグランド領域実装型のアンテナとした。したがって、図3に示すように、アンテナ6は、回路基板4のグランド部14に表面実装されている。
この携帯型電話機においても、第1実施例の携帯型電話機1と同様に、アンテナ6の動作に起因して回路基板4には高周波電流が誘起され、この高周波電流はコイル部品21,22とランドパターン41,42と金属板31,32を順に通って回路基板5のグランド部15に通電する。この回路基板4から回路基板5に通電する高周波電流は、コイル部品21,22によって、位相が変化し、回路基板5の高周波電流の位相は、回路基板4の高周波電流の位相と異なる。この回路基板5,回路基板4の高周波電流の位相差によりアンテナ利得が良好となるようにコイル部品21,22のインダクタンス値を適宜に異ならしめて設定することで、アンテナ利得を向上させることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
その他の構成,作用及び効果は上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図4は、第3実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図3に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例では、回路基板4から回路基板5への高周波電流の通電経路上に設けるインダクタ部として、回路基板4に形成したインダクタパターン23,24を用いる。
具体的には、これらのインダクタパターン23,24は、それぞれの一端部(図4の右端部)がグランド部14に連続した状態で、回路基板4上に形成され、金属板31,32がこれらインダクタパターン23,24の他端部と回路基板5のグランド部15間に導通接続されている。
図4は、第3実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図3に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例では、回路基板4から回路基板5への高周波電流の通電経路上に設けるインダクタ部として、回路基板4に形成したインダクタパターン23,24を用いる。
具体的には、これらのインダクタパターン23,24は、それぞれの一端部(図4の右端部)がグランド部14に連続した状態で、回路基板4上に形成され、金属板31,32がこれらインダクタパターン23,24の他端部と回路基板5のグランド部15間に導通接続されている。
この実施例においても、第1及び第2実施例と同様に、アンテナ6の動作に起因した回路基板4の高周波電流がインダクタパターン23,24と金属板31,32を介して回路基板5に通電し、この回路基板5の高周波電流の位相が、インダクタパターン23,24のインダクタンス値に応じて、回路基板4の高周波電流の位相と異なる。インダクタパターン23,24のインダクタンス値を適宜に異ならしめて設定することにより、回路基板5の高周波電流によるアンテナ利得への悪影響を軽減でき、アンテナ利得向上を図ることができる。
なお、図4では、非グランド領域実装型アンテナ6を設ける場合の例が図示されているが、もちろん、第2実施例に示したようなグランド領域実装型アンテナ6を設ける場合にも、コイル部品21,22に代えて、インダクタパターン23,24を形成することができる。また、インダクタパターン23,24の形状は、図4の形状に限定されるものではなく、インダクタンス値を持つことができる他の形状であってもよい。
その他の構成,作用及び効果は上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
その他の構成,作用及び効果は上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第4実施例について説明する。
図5は、第4実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図4に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
図5は、第4実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図4に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例では、図5に示すように、異なるインダクタンス値を持つインダクタ部であるインダクタ部材25,26を回路基板4,5のグランド部14,15に直接的に接続した構成を採っている。
なお、インダクタンス値を持ち、且つ、回路基板4,5のグランド部14,15間を直接的に接続できるインダクタ部材には様々なものがあり、ここでは、それらのうちのいずれを採用してもよいが、例えば、その一例を挙げると、回路基板5の回路と回路基板4の回路とを接続するフレキシブルプリント基板などのケーブルやコネクタで構成することが考えられる。
この実施例では、アンテナ6の動作に起因した回路基板4の高周波電流は、インダクタ部材25,26を介し、当該インダクタ部材25,26によって位相が変化し回路基板5のグランド部15に通電する。回路基板4,5の高周波電流の位相がアンテナ利得向上を図ることができる適切な状態となるための異なるインダクタンス値をインダクタ部材25,26に持たせることにより、アンテナ利得向上を図ることができる。
なお、図5では、グランド領域実装型のアンテナ6が設けられる例が図示されていたが、もちろん、第1実施例に示したような非グランド領域実装型のアンテナ6が設けられている場合にも、同様な構成を採り得るものである。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第5実施例について説明する。
図6は、第5実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図5に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この第5実施例の携帯型電話機では、図6に示すように、コンデンサ部71,72を、第1〜第4の各実施例に示したインダクタ部としてのコイル部品21,22に電気的に並列に設けた構成としてある。
図6は、第5実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図5に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この第5実施例の携帯型電話機では、図6に示すように、コンデンサ部71,72を、第1〜第4の各実施例に示したインダクタ部としてのコイル部品21,22に電気的に並列に設けた構成としてある。
コンデンサ部71,72には、例えばチップ状のコンデンサ部品や、回路基板に形成されるコンデンサパターンなどの様々な形態があり、ここでは、いずれの形態をも採り得るものであり、特に限定されるものではない。このコンデンサ部71,72は、アンテナ6を有する回路基板4からアンテナ6を有しない回路基板5に通電する高周波電流のフィルタとして機能することができる。例えば、周波数帯Aの高周波電流は、回路基板5から回路基板4に通電させるが、周波数帯Bの高周波電流は、回路基板5から回路基板4へ通電させたくないというような場合には、上記コンデンサ部の容量を適宜に設定することで、その要求に応えることが可能となる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第4実施例と同様であるので、その記載は省略する。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第4実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第6実施例について説明する。
図7は、第6実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図6に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
上記第1及び第2実施例では、導体部材として、同形同長の長尺状に設定した2本の金属板31,32を用いたが、この実施形態では、一方の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせた。
具体的には、図7に示すように、金属板31−1を直状の長尺状に設定し、他方の金属板32−1を略逆S字状に折り曲がった形状に設定した。そして、両金属板31−1,32−1の一端部31a,32aを近接させた状態で回路基板5のグランド部15に接続した。また、他端部31b,32bは回路基板4のランドパターン41,42にそれぞれ接続した。このように、金属板32−1を折り曲げることで、金属板32−1は、通電時にインダクタとして機能することとなる。
したがって、コイル部品21,22だけでは所望のインダクタンス値を得られない場合に、最適なインダクタンス値を有する金属板32−1を挿入することで、コイル部品22と金属板32−1とを流れる高周波電流に対するインダクタンス値を所望値に調整することができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第5実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図7は、第6実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図6に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
上記第1及び第2実施例では、導体部材として、同形同長の長尺状に設定した2本の金属板31,32を用いたが、この実施形態では、一方の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせた。
具体的には、図7に示すように、金属板31−1を直状の長尺状に設定し、他方の金属板32−1を略逆S字状に折り曲がった形状に設定した。そして、両金属板31−1,32−1の一端部31a,32aを近接させた状態で回路基板5のグランド部15に接続した。また、他端部31b,32bは回路基板4のランドパターン41,42にそれぞれ接続した。このように、金属板32−1を折り曲げることで、金属板32−1は、通電時にインダクタとして機能することとなる。
したがって、コイル部品21,22だけでは所望のインダクタンス値を得られない場合に、最適なインダクタンス値を有する金属板32−1を挿入することで、コイル部品22と金属板32−1とを流れる高周波電流に対するインダクタンス値を所望値に調整することができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1〜第5実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第7実施例について説明する。
図8は、第7実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図7に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、導体部材が印刷回路基板上の配線パターンである点が、上記第6実施例と異なる。すなわち、図8に示すように、上記第6実施例の金属板31−1,32−1とほぼ同形状の配線パターン31−2,32−2をフレキシブルプリント基板などの印刷回路基板30上に形成した。
かかる構成により、1枚の印刷回路基板30を回路基板4,5間に接続するだけで、2本の配線パターン31−2,32−2の接続作業を同時に行うことができるので、配線作業の省略化を図ることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図8は、第7実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図7に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、導体部材が印刷回路基板上の配線パターンである点が、上記第6実施例と異なる。すなわち、図8に示すように、上記第6実施例の金属板31−1,32−1とほぼ同形状の配線パターン31−2,32−2をフレキシブルプリント基板などの印刷回路基板30上に形成した。
かかる構成により、1枚の印刷回路基板30を回路基板4,5間に接続するだけで、2本の配線パターン31−2,32−2の接続作業を同時に行うことができるので、配線作業の省略化を図ることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第8実施例について説明する。
図9は、第8実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図8に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、導体部材を2本共折り曲げ形状にした点が、上記第6及び第7実施例と異なる。
具体的には、図9に示すように、一方の金属板31−3を階段状に折れ曲がった形状に設定し、他方の金属板32−3を略逆S字状に折り曲がった形状に設定した。そして、これら金属板31−3,32−3を交差させた状態で配して、金属板31−3,32−3の一端部31a′,32a′を回路基板5のグランド部15に接続した。また、他端部31b′,32b′は回路基板4のランドパターン41,42にそれぞれ接続した。このように、金属板31−3,32−3を折り曲げて、両金属板31−3,32−3にインダクタとしての機能を持たせることで、インダクタンス値のさらなる微調整が可能となる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6及び第7実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図9は、第8実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図8に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、導体部材を2本共折り曲げ形状にした点が、上記第6及び第7実施例と異なる。
具体的には、図9に示すように、一方の金属板31−3を階段状に折れ曲がった形状に設定し、他方の金属板32−3を略逆S字状に折り曲がった形状に設定した。そして、これら金属板31−3,32−3を交差させた状態で配して、金属板31−3,32−3の一端部31a′,32a′を回路基板5のグランド部15に接続した。また、他端部31b′,32b′は回路基板4のランドパターン41,42にそれぞれ接続した。このように、金属板31−3,32−3を折り曲げて、両金属板31−3,32−3にインダクタとしての機能を持たせることで、インダクタンス値のさらなる微調整が可能となる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6及び第7実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第9実施例について説明する。
図10は、第9実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図9に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、1本の導体部材を複数に分岐させ、これら分岐部分を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせた点が、上記第6〜第8実施例と異なる。
具体的には、図10に示すように、導体部材である1つの金属板33をコ字状に分岐させた。そして、その一端部33aを回路基板5のグランド部15に接続した。そして、それぞれが一端部33aから回路基板4のランドパターン41,42に向かって折れ曲がりながら分岐した一対の分岐部33b,33cを、ランドパターン41,42に接続した。
したがって、図10においては、一端部33aの形成個所がほぼ中央であるため、分岐部33bと分岐部33cの長さがほぼ等しく、インダクタンス値は等しいが、必要に応じて、一端部33aの形成個所をずらして、分岐部33bと分岐部33cの長さを変えることで、分岐部33b,33cのインダクタンス値を異ならしめることができる。
このような構成とすることで、上記実施例と同様に、インダクタンス値の調整を行うことができる。さらに、上記実施例のように、形状の異なった2つの金属板を必要としないので、製造コストの低減化を図ることできると共に、1つの金属板33を回路基板4,5間に取り付けるだけで、接続作業が済み、接続作業の省力化を図ることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6〜第8実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図10は、第9実施例に係る携帯型電話機の特徴部分を示す概略図である。なお、図1〜図9に示した部材と同一部材は同一符号を付して説明する。
この実施例は、1本の導体部材を複数に分岐させ、これら分岐部分を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせた点が、上記第6〜第8実施例と異なる。
具体的には、図10に示すように、導体部材である1つの金属板33をコ字状に分岐させた。そして、その一端部33aを回路基板5のグランド部15に接続した。そして、それぞれが一端部33aから回路基板4のランドパターン41,42に向かって折れ曲がりながら分岐した一対の分岐部33b,33cを、ランドパターン41,42に接続した。
したがって、図10においては、一端部33aの形成個所がほぼ中央であるため、分岐部33bと分岐部33cの長さがほぼ等しく、インダクタンス値は等しいが、必要に応じて、一端部33aの形成個所をずらして、分岐部33bと分岐部33cの長さを変えることで、分岐部33b,33cのインダクタンス値を異ならしめることができる。
このような構成とすることで、上記実施例と同様に、インダクタンス値の調整を行うことができる。さらに、上記実施例のように、形状の異なった2つの金属板を必要としないので、製造コストの低減化を図ることできると共に、1つの金属板33を回路基板4,5間に取り付けるだけで、接続作業が済み、接続作業の省力化を図ることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第6〜第8実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において、種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記第1及び第2実施例では、2個のコイル部品21,22を回路基板4,5間に電気的に並列配置し、これらコイル部品21,22を介して回路基板4のグランド部14と回路基板5のグランド部15とを電気的に接続する構成としたが、図11に示すように、回路基板4,5のグランド部14,15は、インダクタンス値が異なる3個以上のコイル部品21,22を介して接続される構成としてもよい。
例えば、上記第1及び第2実施例では、2個のコイル部品21,22を回路基板4,5間に電気的に並列配置し、これらコイル部品21,22を介して回路基板4のグランド部14と回路基板5のグランド部15とを電気的に接続する構成としたが、図11に示すように、回路基板4,5のグランド部14,15は、インダクタンス値が異なる3個以上のコイル部品21,22を介して接続される構成としてもよい。
また同様に、第3実施例に示したインダクタパターン23,24を設ける場合にも、3個以上並列的に設ける構成としてもよい。
さらに、各実施例では、コイル部品21,22やインダクタパターン23,24は、アンテナ6を有する回路基板4に形成されていたが、例えば、図12(a)〜(d)に示すように、それらコイル部品21,22やインダクタパターン23,24を、アンテナ6を有しない回路基板5に形成してもよい。また、回路基板4,5の両方にコイル部品21,22やインダクタパターン23,24を形成してもよい。
さらに、第1〜第5実施例では、インダクタ部として、同種部材の組、すなわちコイル部品21,22、インダクタパターン23,24、インダクタ部材25,26を設ける例を示したが、異種部材の組、例えば、コイル部品21とインダクタパターン24の組、コイル部品21とインダクタ部材26の組、インダクタパターン25とインダクタ部材25の組などの組み合わせでもよい。
さらに、第1〜第3、第5実施例では、回路基板4,5のグランド部14,15は導体部材である金属板31,32を介して接続する例を示したが、例えば、金属板31,32に代えて、回路基板4,5間の接続する導体部材として導線を用いてもよい。
さらに、第1〜第5実施例では、アンテナ6を、折り畳み部10の近傍に配置したが、アンテナ6の配置位置は特に限定されるものではなく、例えば、折り畳み部10から離れた回路基板端部にアンテナ6を設けてもよい。
さらに、第1〜第5実施例では、携帯型電話機を例にして説明したが、この発明は、複数の回路基板を有し、それら回路基板のうちの1つにアンテナが設けられている構成を備えていれば、携帯型電話機以外の無線通信機にも適用することができることはもちろんである。
また、上記第6〜第9実施例では、第1及び第2実施例に示す回路基板4のランドパターン41,42に折れ曲げ形状の導体部材を接続した例を示したが、第3実施例に示すインダクタパターン23,24に接続する構成とすることもできることはもちろんである。
1…携帯型電話機、 2,3…筐体、 4…第1の回路基板、 5…第2の回路基板、 6…アンテナ、 10…折り畳み部、 11…非グランド部、 14,15…グランド部、 21,22…コイル部品(インダクタ部)、 23,24…インダクタパターン、 25,26…インダクタ部材、 30…印刷回路基板、 31,32,31−1,32−1,31−3,32−3,33…金属板(導体部材)、 31−2,32−2…配線パターン、 41,42…ランドパターン。
Claims (13)
- 分離された第1及び第2の回路基板と、
上記第1の回路基板に表面実装されたアンテナと、
上記第1及び第2の回路基板のグランド部間に並列に接続され、上記アンテナの動作で上記第1の回路基板に誘起された高周波電流の位相を上記第2の回路基板に通電させる際に変化させることができるインダクタンス値を有し、且つそれぞれのインダクタンス値が異なる複数のインダクタ部と
を具備することを特徴とする無線通信機。 - 上記各インダクタ部のインピーダンス値を、10Ω以上250Ω以下の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
- 上記アンテナは、第1の回路基板のグランド部に表面実装されるグランド領域実装型のアンテナ又は第1の回路基板の非グランド部に表面実装される非グランド領域実装型のアンテナのいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信機。
- 上記各インダクタ部をチップ状のコイル部品で形成し、
上記第1又は第2の回路基板の一方に、グランド部と間隔を介して隣接したランドパターンを複数形成し、
上記各コイル部品を、上記各ランドパターンとグランド部間に電気的に接続すると共に、
所定形状の導体部材を、上記ランドパターンと上記第1又は第2の回路基板の他方のグランド部との間に導通接続したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機。 - 上記各インダクタ部を、上記第1又は第2の回路基板の一方に形成され且つその一端部が当該一方の回路基板のグランド部に連通したインダクタパターンで形成し、
所定形状の導体部材を、上記インダクタパターンの他端部と上記第1又は第2の回路基板の他方のグランド部との間に導通接続したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機。 - 上記各インダクタ部を、所望のインダクタンス値を持つ部材で形成し、
この部材を、上記第1及び第2の回路基板のグランド部間に直接的に接続したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機。 - 上記部材を、フレキシブルプリント基板などのケーブルやコネクタで構成したことを特徴とする請求項6に記載の無線通信機。
- 上記インダクタ部に対しコンデンサ部を電気的に並列配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の無線通信機。
- 複数の上記導体部材のうちの少なくとも一の導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせると共に、複数の導体部材の全ての一端部を、近接させた状態で上記第1又は第2の回路基板の他方のグランド部に接続し、各導体部材の他端部を、各ランドパターン又は各インダクタパターンにそれぞれ接続したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無線通信機。
- 複数の上記導体部材は、印刷回路基板上の配線パターンであることを特徴とする請求項9に記載の無線通信機。
- 複数の上記導体部材を折り曲げ形状にしてインダクタ機能を持たせると共に、交差させた状態で、上記第1又は第2の回路基板の他方のグランド部と上記ランドパターン又はインダクタパターンの間に接続したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無線通信機。
- 上記導体部材は、上記第1又は第2の回路基板の他方のグランド部に接続した一端部と、この一端部から上記第1又は第2の回路基板の一方のランドパターン又はインダクタパターンに向かって折れ曲がりながら分岐した複数の分岐部とを有し、当該各分岐部が各ランドパターン又は各インダクタパターンにそれぞれ接続していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無線通信機。
- 無線通信機を、上記第1の回路基板が収納された第1の筐体と上記第2の回路基板が収納された第2の筐体とを折り畳み自在に組み付けてなる折り畳みタイプの携帯型電話機とし、
上記アンテナを、上記第1の回路基板の領域であって且つ折り畳み部の近傍に位置する領域に表面実装したことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の無線通信機。
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