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JP2005078154A - 印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラム Download PDF

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JP2005078154A
JP2005078154A JP2003304571A JP2003304571A JP2005078154A JP 2005078154 A JP2005078154 A JP 2005078154A JP 2003304571 A JP2003304571 A JP 2003304571A JP 2003304571 A JP2003304571 A JP 2003304571A JP 2005078154 A JP2005078154 A JP 2005078154A
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Koichi Otsuki
幸一 大槻
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Abstract

【課題】 印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成すること。
【解決手段】 印刷媒体(印刷用紙P)に所定の情報を印刷する印刷装置(プリンタ22およびコンピュータ90)において、印刷媒体(印刷用紙P)のサイズを検出する検出手段(光学センサ39)と、検出手段(光学センサ39)によって検出された印刷媒体(印刷用紙P)のサイズに応じて、画像データから印刷データPDを生成する生成手段(コンピュータ90)と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラムに関する。
近年、コンピュータの出力装置の一種として、画像またはテキスト等の情報をインクまたはトナーによって印刷媒体である印刷用紙に印刷するプリンタが広く用いられている。
このようなプリンタにおいて、画像またはテキスト等の情報を印刷する場合には、アプリケーションプログラムまたはプリンタドライバプログラムにおいて印刷用紙のサイズを指定し、そのサイズの印刷用紙をプリンタのストッカ等に供給した後、所定の操作を行うことにより印刷処理が実行される。
ところで、アプリケーションプログラムにおいて指定した用紙のサイズと、ストッカ等に実際に供給された印刷用紙のサイズとが異なる場合には、正常な印刷処理が実行されない場合がある。
そこで、そのような場合には、画像を自動的に拡大または縮小して印刷する方法を本願出願人がすでに提案している(特許文献1参照)。
特開平08−258362号公報(請求の範囲、要約)
しかしながら、特許文献1に示す方法は、プリンタの設定状態を示すステータス情報を印刷する場合を例に挙げて説明しており、例えば、画像データを印刷する場合の処理については詳細には記載されていない。
また、近年では、印刷用紙の端部まで画像を一杯に印刷するいわゆる「縁なし印刷」を行うことができるプリンタが市場に出回っているが、特許文献1に示す方法では、このような縁なし印刷については、言及されていない。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成することが可能な印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラムを提供しよう、とするものである。
本発明は、課題を解決するために、印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する印刷装置において、印刷媒体のサイズを検出する検出手段と、検出手段によって検出された印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成手段と、を有することを特徴とする印刷装置。
このため、印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成することが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、検出手段は、印刷媒体を一旦印刷装置内に取り込んだ後に、そのサイズを検出するようにしている。このため、機械系の誤差も含む形で印刷媒体のサイズを測定することが可能になるので、適切なサイズで印刷することが可能になる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、検出手段は、印刷ヘッドに具備されている光センサによって印刷媒体のサイズを検出するようにしている。このため、既存の部品を用いて、印刷媒体のサイズを容易に検出することが可能になる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、生成手段は、縁なし印刷を行う場合には、検出手段によって検出された印刷媒体のサイズよりも印刷した際に所定のサイズだけ大きく印刷される印刷データを生成する。このため、印刷媒体の縁の部分に空白部分を形成することなく、縁なし印刷を適切に行うことができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、所定のサイズを予め指定するようにしている。このため、当該所定のサイズを適切に設定することにより、印刷媒体を外れて無駄になるインクの量を削減することが可能になる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、生成手段は、縁なし印刷をする場合において、印刷媒体のサイズの縦横の比率が、画像データの縦横の比率と異なる場合には、画像データの縦横の比率を保ったままで、拡大または縮小処理を施した後、印刷媒体のサイズに応じて画像データの一部を切り抜いて印刷データを生成するようにしている。このため、画像データと印刷媒体の縦横の比率が異なる場合であっても、適切な範囲に画像を印刷することができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、生成手段によって生成された印刷データの内容をプレビューするプレビュー手段をさらに有するようにしている。このため、印刷する前に、実際に測定された印刷媒体のサイズとの比較により、所望の範囲に印刷されるか否かを判断することが可能になる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて、プレビュー手段により表示された画像を参照し、生成手段によって生成された画像のサイズおよび印刷範囲を再度設定する再設定手段をさらに有するようにしている。このため、プレビュー手段によって確認した結果に基づいて、微調整等を行って、さらに適切な範囲に画像を印刷することが可能になる。
また、本発明は、印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する印刷装置の印刷方法において、印刷媒体のサイズを検出する検出ステップと、検出ステップによって検出された印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成ステップと、を有するようにしている。
このため、本印刷方法を用いれば、印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成することが可能となる。
また、本発明は、印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する処理をコンピュータに機能させる印刷用プログラムにおいて、コンピュータを、印刷媒体のサイズを検出する検出手段、検出手段によって検出された印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成手段、として機能させるようにしている。
このため、本印刷用プログラムをコンピュータにインストールすれば、印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成することが可能となる。
本発明によれば、印刷媒体のサイズに応じた適切なサイズの印刷データを生成することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る印刷装置の概要について、図1および図2を参照しつつ説明する。なお、以下では、プリンタ22とコンピュータ90の組み合わせを「印刷装置」と称する。
図1は、印刷装置を構成するプリンタ22の概略構成図であり、図2は、制御回路40を中心としたプリンタ22の主要部の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ22は、紙送りモータ23によって、印刷媒体である印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31を紙送りローラ26の軸方向に往復動させる主走査送り機構とを有している。ここで、副走査送り機構による印刷用紙Pの送り方向を副走査方向といい、主走査送り機構によるキャリッジ31の移動方向を主走査方向という。
また、プリンタ22は、キャリッジ31に搭載され、印刷ヘッド12を備えた印刷ヘッドユニット60と、この印刷ヘッドユニット60を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構と、これらの紙送りモータ23、キャリッジモータ24、印刷ヘッドユニット60および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。
つぎに、印刷ヘッド12の構成について、図1を参照しつつ説明する。
キャリッジ31には、図1に示すように、ブラック(K)のインクを収納したカートリッジ71、シアン(C)のインクを収納したカートリッジ72、マゼンタ(M)のインクを収納したカートリッジ73、イエロー(Y)のインクを収納したカートリッジ74の4つのインクカートリッジ71〜74が着脱可能に搭載される。
キャリッジ31の下部には印刷ヘッド12が設けられている。印刷ヘッド12には、インク吐出箇所としてのノズルが印刷用紙Pの搬送方向に列状に配置され、それぞれの色のインクに対応したノズル列を形成している。
また、キャリッジ31の下部に設けられ、各インクに対応づけられたノズル列には、ノズル毎に、電歪素子の1つであって応答性に優れたピエゾ素子が配置されている。ピエゾ素子は、ノズルまでインクを導くインク通路を形成する部材に接する位置に設置されている。ピエゾ素子は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う。
本実施の形態では、ピエゾ素子の両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって、ノズルの先端から高速に吐出される。このインク滴が紙送りローラ26に沿わされた印刷用紙Pに染み込むことにより、ドットが形成されて印刷が行われる。インク滴の大きさは、ピエゾ素子への電圧の印加方法によって変更することができる。これにより、大、中、小の3種類の異なる大きさのドットを形成することができる。
制御回路40は、コネクタ56を介してコンピュータ90に接続されている。印刷装置の一部であり、生成手段であり、プレビュー手段の一部であり、かつ、再設定手段であるコンピュータ90は、後述するようにプリンタ22用のプリンタドライバプログラムを搭載し、入力装置であるキーボードや、マウス等の操作によるユーザの指令を受け付け、また、プリンタ22における種々の情報を表示装置の画面表示によりに提示するユーザインターフェースを構成している。
印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、紙送りモータ23の回転を紙送りローラ26と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギヤトレイン(図示せず)を備える。
また、キャリッジ31を往復動させる主走査送り機構は、紙送りローラ26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出するための光学センサ39とを備えている。なお、検出手段の一部である光学センサ39は、光を印刷用紙Pに対して投射する光源と、印刷用紙Pからの反射光を対応する画像信号に変換するフォトダイオード(または、CCD素子)とによって構成されている。
図2に示すように、制御回路40は、CPU(Central Processing Unit)41、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))43、RAM(Random Access Memory)44、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Character Generator))45、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)46、およびエンコーダ47,48を備えた算術論理演算回路として構成されている。なお、検出手段の一部であるエンコーダ47は、キャリッジモータ24に具備された、検出手段の一部であるとともに、エンコーダ47の一部ともなる検出部からの検出信号に基づいて、キャリッジ31の主走査方向における位置を検出する。また、エンコーダ48は、紙送りモータ23に具備された、検出手段の一部であるとともに、エンコーダ48の一部ともなる検出部からの検出信号に基づいて、印刷用紙Pの副走査方向における位置を検出する。なお、エンコーダ47,48の一部または全てを各モータ23,24内に設けるようにしてもよい。
この制御回路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース(I/F(Interface))であるI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ23およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回路54とを備えている。なお、モータ駆動回路54の一部または全てを、各モータ23,24内に設けるようにしてもよい。
I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56を介してコンピュータ90から供給される印刷データPDを受け取ることができる。
つぎに、コンピュータ90の構成について、図3を参照しつつ説明する。
図3に示すように、コンピュータ90は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD(Hard Disk Drive)94、ビデオ回路95、I/F96、バス97、表示装置98、入力装置99および外部記憶装置100によって構成されている。
ここで、CPU91は、ROM92やHDD94に格納されているプログラムに従って各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
ROM92は、CPU91が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモリである。RAM93は、CPU91が実行途中のプログラムや、演算途中のデータ等を一時的に格納するメモリである。
HDD94は、CPU91からの要求に応じて、記録媒体であるハードディスクに記録されているデータやプログラムを読み出すとともに、CPU91の演算処理の結果として発生したデータを前述したハードディスクに記録する記録装置である。
ビデオ回路95は、CPU91から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置98に出力する回路である。
I/F96は、入力装置99および外部記憶装置100から出力された信号の表現形式を適宜変換するとともに、プリンタ22に対して印刷データPDを出力する回路である。
バス97は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD94、ビデオ回路95およびI/F96を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
プレビュー手段の一部である表示装置98は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路95から出力された映像信号に応じた画像を表示する装置である。
入力装置99は、例えば、キーボードやマウスによって構成されており、ユーザの操作に応じた信号を生成して、I/F96に供給する装置である。
外部記憶装置100は、例えば、CD−ROM(Compact Disk-ROM)ドライブユニット、MO(Magneto Optic)ドライブユニット、FDD(Flexible Disk Drive)ユニットによって構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータやプログラムを読み出してCPU91に供給する装置である。また、MOドライブユニットおよびFDDユニットの場合には、CPU91から供給されたデータを、MOディスクまたはFDに記録する装置である。
図4は、コンピュータ90に実装されているプログラムおよびドライバの機能について説明する図である。なお、これらの機能は、コンピュータ90のハードウエアと、HDD94のハードディスクに記録されているソフトウエアとが協働することにより実現される。この図に示すように、コンピュータ90には、アプリケーションプログラム201、ビデオドライバプログラム202、およびプリンタドライバプログラム210が実装されており、これらが所定のオペレーティングシステム(OS)の下で動作している。
ここで、アプリケーションプログラム201は、例えば、画像処理プログラムであり、ディジタルカメラ等から取り込まれた画像を加工処理したり、ユーザによって描画された画像を加工処理したりした後、プリンタドライバプログラム210およびビデオドライバプログラム202に出力する。
ビデオドライバプログラム202は、ビデオ回路95を駆動するためのプログラムであり、例えば、アプリケーションプログラムから供給された画像データに対してガンマ処理やホワイトバランスの調整等を行った後、映像信号を生成して表示装置98に供給して表示させる。
プリンタドライバプログラム210は、解像度変換モジュール211、用紙情報テーブル212、色変換モジュール213、色変換テーブル214、ハーフトーンモジュール215、記録率テーブル216、および印刷データ生成モジュール217によって構成されており、アプリケーションプログラム201によって生成された画像データに対して後述する種々の処理を施して印刷データPDを生成し、プリンタ22に供給する。
ここで、解像度変換モジュール211は、アプリケーションプログラム201から供給された画像データの解像度を、印刷ヘッド12の解像度に応じて変換する処理を行う。
用紙情報テーブル212は、プリンタ22に印刷用紙Pが給紙された場合に、当該印刷用紙Pの用紙サイズに関する情報を格納するためのテーブルである。例えば、用紙サイズとしては、印刷用紙Pの縦および横方向の長さに関する情報が格納される。
色変換モジュール213は、RGB(Red, Green, Blue)表色系によって表現されている画像データを、色変換テーブル214を参照して、CMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Black)表色系の画像データに変換する処理を行う。
ハーフトーンモジュール215は、後述するようにディザ処理により、CMYK表色系によって表された画像データを、記録率テーブル216を参照して、大、中、小の3種類のドットの組み合わせからなるビットマップデータに変換する。
印刷データ生成モジュール217は、ハーフトーンモジュール215から出力されたビットマップデータから、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータとを含む印刷データPDを生成して、プリンタ22に供給する。
つぎに、図5を参照して、図1に示すコンピュータ90により画像データを印刷する場合の処理について説明する。図5に示す処理は、HDD94に格納されている所定の画像データ(画像ファイル)が、入力装置99により指定され、当該画像データに関連付けられているアプリケーションプログラム201が起動された場合に実行される。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10:アプリケーションプログラム201は、アプリケーションプログラム201の編集画面を表示させるための情報をHDD94から取得し、ビデオ回路95に供給する。その結果、図6に示すような、画面250が表示装置98に表示される。
図6に示す表示例では、画面250の上部には、メニューとしてファイル251、編集252、およびオプション253が表示されている。また、その下には編集の対象となる画像が表示される表示領域255がある。この例では、表示領域255には、画像が表示されているが、実際には、ステップS10の処理が終了した時点では画像は表示されていない。
ステップS11:アプリケーションプログラム201は、アプリケーションプログラム201を起動する際に指定された画像データを、HDD94から読み取る。
ステップS12:アプリケーションプログラム201は、ステップS11において読み取られた画像データを、表示領域255に表示する。その結果、表示領域255には、図6に示すように、例えば、ディジタルカメラ等によって撮影された画像が表示される。
ステップS13:アプリケーションプログラム201は、表示領域255に表示されている画像を印刷する操作がなされたか否かを判定する。具体的には、図7に示すように、ファイル251が操作されることにより表示されるプルダウンメニュー254から「印刷」が選択されたか否かを判定し、選択された場合にはステップS14に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
ステップS14:アプリケーションプログラム201は、表示装置98に対して印刷画面を表示させる。その結果、表示装置98には、図8に示すような画面270が新たに表示される。
この表示例では、画面270には、タイトル271、ラジオボタン272,273、およびボタン274が表示されている。ここで、タイトル271である「印刷」はこの画面270が印刷用の画面であることを示す。ラジオボタン272は、通常印刷を実行する場合に選択される。ラジオボタン273は、センシング印刷を実行する場合に選択される。ここで、センシング印刷とは、後述するように、印刷用紙Pのサイズを印刷ヘッド12に具備されている光学センサで予め測定(センシング)して正確なサイズを測定した後に印刷処理を行うことをいう。また、通常印刷とは、指定されたサイズの印刷用紙がセットされているものとして印刷を行うことをいう。ボタン274は、入力された内容で印刷処理を開始する場合に操作される。
ステップS15:アプリケーションプログラム201は、図8に示す「OK」ボタン274が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS16に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
ステップS16:アプリケーションプログラム201は、図8に示す画面270において、ラジオボタン272が選択されている場合、すなわち、通常印刷が選択されている場合にはステップS17に進み、ラジオボタン273が選択されている場合、すなわち、センシング印刷が選択されている場合にはステップS18に進む。図8に示す例では、ラジオボタン273が選択されているので、ステップS18に進む。
ステップS17:アプリケーションプログラム201は、通常印刷処理を実行する。すなわち、アプリケーションプログラムは、印刷用紙のサイズおよび印刷枚数等を入力するための画面(図示せず)を表示させ、入力された情報に応じて印刷データを生成し、プリンタ22に供給して印刷させる。なお、この処理は通常のプリンタにおける処理と同様であるので、その詳細な説明については省略する。
ステップS18:アプリケーションプログラム201は、印刷用紙Pのサイズを読み取る処理を実行する。具体的には、アプリケーションプログラム201は、まず、表示装置98に対して、図9に示す画面280を表示させる。この表示例では、画面280には、タイトル281として「センシング印刷」が表示されている。その下には、メッセージ283として「センシング処理を開始します。印刷用紙をプリンタにセットし、準備が完了したらOKボタンを操作して下さい。」が表示されている。また、その下には、ボタン284が表示されている。
このような画面280を参照して、ユーザが印刷用紙Pをプリンタ22にセットした後、ボタン284を操作すると、アプリケーションプログラム201は、センシング処理の開始が指示されたと判断して、プリンタ22に対して、キャリッジ31をホームポジションから印刷用紙Pの経路上に移動させるように要求する。その結果、プリンタ22は、キャリッジモータ24を駆動して、キャリッジ31を、印刷用紙Pの経路上まで移動させる。つぎに、アプリケーションプログラム201は、プリンタ22に対して給紙を行うように要求を行う。その結果、プリンタ22は、紙送りモータ23を駆動して印刷用紙Pを1枚だけ給紙する。
このとき、図10の(A)に示すように、光学センサ39からは光が照射されているので、印刷用紙Pの先端部(プリンタ22に対して先に給紙される部分)が光学センサ39の直下に位置した場合(印刷用紙Pが実線で示す位置まできた場合)には、光が反射することで、センサ検出信号が出力される。センサ検出信号を受け取ったアプリケーションプログラム201は、センサ検出信号が検出されると、そのときの紙送りモータ23内の検出部における検出信号に基づいて得られるエンコーダ47の出力値を記憶する。
つづいて、アプリケーションプログラム201は、キャリッジ31を主走査方向に移動させることにより、印刷用紙Pの横方向の長さを測定するように要求する。その結果、プリンタ22は、キャリッジモータ24を駆動し、図10の(B)に示すように、キャリッジ31を印刷用紙Pの端から端まで移動させる。そして、アプリケーションプログラム201は、光学センサ39の出力の変化点に対応するキャリッジモータ24内の検出部における検出信号に基づいて、各変化点のエンコーダ48の出力値を得る。アプリケーションプログラム201は、得られたエンコーダ48の出力値の差分を求めることにより、印刷用紙Pの横方向の長さを測定する。
つづいて、アプリケーションプログラム201は、印刷用紙Pを排紙するように、プリンタ22に要求する。その結果、プリンタ22は、紙送りモータ23を駆動し、印刷用紙Pを排出する。このとき、図10の(A)に示すように、光学センサ39からは光が照射され続けているので、印刷用紙Pの末端部(プリンタ22に対して後に給紙される部分)が光学センサ39の直下から外れた位置にきた場合(印刷用紙Pが破線で示す位置まできた場合)には、検出信号がオフまたは減少する。この検出信号の変化を受け取ったアプリケーションプログラム201は、検出信号の変化が検出されたときのエンコーダ47の出力値を記憶する。そして、先に記憶されている印刷用紙Pの先端部分の記憶値との差分を計算することにより、印刷用紙Pの縦方向の長さを測定することができる。
以上のようにして測定された印刷用紙Pの縦および横方向の長さに関する情報は、用紙情報テーブル212に一旦格納されることになる。
ステップS19:アプリケーションプログラム201は、縁なし印刷をするか、または、縁あり印刷をするかを判定し、縁なし印刷をする場合にはステップS20に進み、縁有り印刷をする場合にはステップS23に進む。具体的には、アプリケーションプログラム201は、図11に示すような、画面290を表示装置98に表示させ、縁なし印刷または縁あり印刷のいずれを実行するかを判定する。
図11に示す表示例では、画面290の最上部には、タイトル291として「センシング印刷」が表示されている。その下には、ラジオボタン292,293が表示され、さらにその下には、ボタン294が表示されている。ここで、ラジオボタン292は、縁なし印刷を実行する場合に選択される。ラジオボタン293は、縁あり印刷を実行する場合に選択される。ボタン294は、ラジオボタン292,293の選択が終了した際に操作される。この例では、ラジオボタン292が選択されているので、ボタン294が操作された場合にはステップS20に進む。
ステップS20:アプリケーションプログラム201は、設定画面を表示し、設定内容の入力を受ける。具体的には、アプリケーションプログラム201は、図12に示すような画面300を表示装置98に表示させ、印刷の設定内容の入力を受ける。この表示例では、画面300の最上部にはタイトル301として「センシング縁なし印刷」が表示されている。また、その下には、テキストボックス302が表示され、その下にはラジオボタン303〜305が表示され、最下部にはボタン306が表示されている。
ここで、テキストボックス302には、縁なし印刷を行う場合に、画像が印刷用紙Pからはみ出す寸法である「はみ出し寸法」が数値として入力される。すなわち、縁なし印刷では、印刷用紙Pの縁の部分に空白部分ができないように印刷する必要があるが、印刷範囲を印刷用紙Pと同じ大きさにしたのでは、印刷用紙Pの搬送誤差等により、空白部分が生じる場合がある。したがって、印刷用紙Pよりもはみ出し寸法分だけ大きい範囲に画像を印刷することでこれを防止している。
ラジオボタン303は、印刷用紙Pと画像のサイズとが異なる場合において、画像のサイズを印刷用紙Pのサイズに合わせて拡大または縮小する場合に選択される。なお、この場合の拡大・縮小とは、縦および横の比率を可変としてサイズを変更することをいう。具体的には、図13の(A)に示すように、印刷用紙PAのサイズが画像320のサイズよりも大きい場合には、図13の(C)および(D)に示すように、縦および横の比率を可変としつつ、画像320のサイズを拡大する処理を実行する。なお、このとき、画像320は印刷用紙PAよりも縦および横方向にそれぞれ3mm(図12の「はみ出し寸法」)だけ大きくなるように拡大する。
一方、図13の(B)に示すように、印刷用紙PBのサイズが画像325のサイズよりも小さい場合には、図13の(E)および(F)に示すように、縦および横の比率を可変としつつ、画像325のサイズを縮小する処理を実行する。なお、このとき、画像325は印刷用紙PBよりも縦および横方向にそれぞれ3mm(図12の「はみ出し寸法」)だけ大きくなるように縮小する。
但し、拡大・縮小処理により、縦および横の比率が大幅に変更される場合には、画像の状態が変化するので、所定の比率以上に変更する必要がある場合には、警告等を表示するようにしてもよい。
ラジオボタン304は、印刷用紙Pと画像のサイズとが異なる場合において、画像のサイズを印刷用紙Pのサイズに合わせて拡大または縮小するとともに、余った部分を切り抜く処理を行う場合に選択される。なお、この場合の拡大・縮小とは、縦および横の比率を固定としてサイズを変更することをいう。その場合、印刷用紙Pと画像の縦および横の比率が異なる場合には、印刷用紙からはみ出す部分が生じてしまうので、その場合には、はみ出した部分を切り抜く処理を実行する。具体的には、図14の(A)に示すように、画像330よりも印刷用紙PCの方が大きい場合には、図14の(B)に示すように、画像330の縦および横の比率を固定したままで、画像330が印刷用紙PCの縦および横方向に対してそれぞれ3mmのマージンを確保できるように拡大し、はみ出した領域331については切り抜く処理を実行する。なお、このとき、拡大処理された後の画像330は印刷用紙PCよりも縦および横方向にそれぞれ3mm(図12の「はみ出し寸法」)だけ大きくなるようにする。
一方、図14の(C)に示すように、画像335よりも印刷用紙PDの方が小さい場合には、図14の(D)に示すように、画像335の縦および横の比率を固定したままで、画像335が印刷用紙PDの縦および横方向に対してそれぞれ3mmのマージンを確保できるように縮小し、はみ出した領域336については切り抜く処理を実行する。なお、このとき、縮小処理された後の画像335は印刷用紙PDよりも縦および横方向にそれぞれ3mm(図12の「はみ出し寸法」)だけ大きくなるようにする。
ラジオボタン305は、印刷用紙Pのサイズよりも画像のサイズの方が大きい場合に、印刷用紙Pのはみ出る部分については切り抜く処理を行う場合に選択される。具体的には、図14の(E)に示すように、画像340が印刷用紙PEよりも大きい場合には、はみ出した部分345を切り抜く処理を実行する。なお、その際、切り抜かれた後の画像340は印刷用紙PEよりも縦および横方向にそれぞれ3mm(図12の「はみ出し寸法」)だけ大きくなるように切り抜く。
ステップS21:アプリケーションプログラム201は、図12に示す画面300において選択された処理方法に応じて画像を拡大・縮小または切り抜き処理して得られた画像をプレビュー用の画面として表示する。具体的には、図15に示すように、プレビュー用の画面360と、印刷の可否を問い合わせるための画面350とが表示される。
図15の例では、プレビュー用の画面360には、印刷用紙Pのサイズを示す破線361が表示されており、画像の印刷範囲を知ることができる。また、画面350では、タイトル351として「センシング縁なし印刷」が表示され、その下にはメッセージ352として「プレビュー画面で印刷状態を確認し、印刷する場合にはOKボタンを押して下さい。」が表示されている。また、最下部にはボタン353およびボタン354が表示されている。なお、ボタン353は、例えば、図12に戻って再度設定を行う場合に操作される。一方、ボタン354は、プレビュー用の画面360に表示されている状態で印刷する場合に操作される。
なお、実線360を、例えば、カーソルによって指定し、これを任意の方向に移動させることにより印刷範囲を変更するようにしてもよい。また、実線360の頂点をカーソルによって指定し、これを移動させることにより画像のサイズを、縦および横の比率を固定したままで可変できるようにしてもよい。このようにすることで、プレビュー用の画面360を見ながら、印刷すべき領域を適切に設定することが可能になる。
ステップS22:アプリケーションプログラム201は、以上の処理によって得られた情報に応じて、画像データを拡大・縮小するとともに、所定の範囲を切り抜く処理を実行する。そして得られた画像データを、プリンタドライバプログラム210に供給する。プリンタドライバプログラム210では、解像度変換モジュール211が、アプリケーションプログラム201から供給された画像データの解像度(ドット/インチ)を、印刷ヘッド12の解像度に応じて変換する。
色変換モジュール213は、RGB表色系によって表現されている画像データを、色変換テーブル214を参照して、CMYK表色系の画像データに変換する。
ハーフトーンモジュール215は、ディザ処理により、CMYK表色系によって表された画像データを、記録率テーブル216を参照して、大、中、小の3種類のドットの組み合わせからなるビットマップデータに変換する。
印刷データ生成モジュール217は、ハーフトーンモジュール215から出力されたビットマップデータから、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータとを含む印刷データPDを生成する。そして、ステップS26の印刷処理に進む。
ステップS23:ステップS19において、縁あり印刷を選択すると、アプリケーションプログラム201は、設定画面を表示し、設定内容の入力を受ける。具体的には、アプリケーションプログラム201は、図16に示すような画面380を表示装置98に表示し、印刷の設定内容の入力を受ける。この表示例では、画面380の最上部にはタイトル381として「センシング縁あり印刷」が表示されている。また、その下には、テキストボックス382〜385が表示され、その下にはラジオボタン386〜388が表示され、最下部にはボタン389が表示されている。
ここで、テキストボックス382〜385には、印刷用紙Pに画像を印刷する際の上下左右それぞれのマージン(縁の幅)が入力される。ラジオボタン386は、画像の印刷範囲(印刷用紙Pからマージンに該当する領域を除いた範囲)が画像のサイズと異なる場合において、画像の縦および横の比率を可変としつつ拡大または縮小する処理を実行する場合に選択される。この処理は、先のラジオボタン303が選択された場合と同様な処理となる。ラジオボタン387は、画像の印刷範囲が画像のサイズと異なる場合において、画像の縦および横の比率を固定としつつ拡大または縮小するとともに、余った領域については切り抜く処理を実行する場合に選択される。この処理は、先のラジオボタン304が選択された場合と同様な処理となる。ラジオボタン388は、画像が印刷領域のサイズよりも大きい場合に、画像の一部を印刷領域に合わせて切り抜く処理を実行する場合に選択される。この処理は、先のラジオボタン305が選択された場合と同様な処理となる。ボタン389は、設定された情報に応じて印刷処理を実行する場合に操作される。
ステップS24:アプリケーションプログラム201は、図16に示す画面380において選択された処理方法に応じて画像を拡大・縮小または切り抜き処理して得られた画像をプレビュー用の画面として表示する。なお、拡大・縮小処理および切り抜き処理については、ステップS20の場合には、印刷用紙Pのサイズを基準として拡大・縮小および切り抜き処理を実行するようにしたが、ステップS23の処理では、印刷用紙Pの印刷領域を基準として同様の処理を行うようにすればよい。なお、その場合において、はみ出し寸法については考慮する必要がない。
そして、プレビュー用の画像が生成されると、アプリケーションプログラム201は、図17に示すように、プレビュー用の画面410と、印刷の可否を問い合わせるための画面400とを表示する。
この例では、プレビュー用の画面410には、印刷用紙Pのサイズを示す一点鎖線411と、印刷領域を示す破線412と、画像を示す実線413が表示されている。なお、この例では、図16の設定に対応して、印刷用紙Pの上下左右に3mm、左右4mmのマージンがそれぞれ確保されて印刷領域(破線412)が設定され、画像(実線413)が印刷領域から左右にわずかにはみ出し、上下に大きくはみ出す形で配置されている。
また、画面400では、タイトル401として「センシング縁あり印刷」が表示され、その下にはメッセージ402として「プレビュー画面で印刷状態を確認し、印刷する場合にはOKボタンを押して下さい。」が表示されている。また、最下部にはボタン403およびボタン404が表示されている。なお、ボタン403は、例えば、図16に戻って再度設定を行う場合に操作される。一方、ボタン404は、プレビュー用の画面410に表示されている状態で印刷する場合に操作される。
なお、実線413を、例えば、カーソルによって指定し、これを移動させることにより印刷範囲を変更するようにしてもよい。また、実線413の頂点をカーソルによって指定し、これを移動させることにより印刷範囲を、縦および横の比率を固定したままで可変できるようにしてもよい。
ステップS25:アプリケーションプログラム201は、以上の処理によって得られた情報に応じて、画像データを拡大・縮小するとともに、所定の範囲を切り抜く処理を実行する。そして得られた画像データを、プリンタドライバプログラム210に供給する。プリンタドライバプログラム210では、ステップS22と同様の処理により印刷データPDを生成する。そして、ステップS26の印刷処理に進む。
ステップS26:プリンタドライバプログラム210は、以上の処理によって生成された印刷データPDをプリンタ22に供給し、印刷を開始させる。プリンタ22では、まず、制御回路40が、紙送りモータ23を駆動し、印刷用紙Pを1枚だけプリンタ22の内部に給紙する。つぎに、制御回路40は、キャリッジモータ24を駆動してキャリッジ31を移動し、光学センサ39の出力を参照して、印刷用紙Pの上端部(最初に吸引された部分)を検出する。その結果、印刷用紙Pが正常に吸引されていることを検出するとともに、印刷用紙Pの上端部の位置を検出する。
印刷用紙Pの検出が終了すると、プリンタ22は、キャリッジモータ24を駆動して主走査動作を行いつつ、プリンタドライバプログラム210から供給された印刷データPDに応じて印刷ヘッド12から対応する色のインクを吐出させる。そして、1ライン分の印刷が終了した場合には、紙送りモータ23を駆動して副走査を行う。このような動作を繰り返すことで、印刷用紙Pに所望の画像が印刷される。
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、印刷用紙Pのサイズを光学センサ39によって検出し、検出されたサイズに応じて画像を印刷するようにしたので、例えば、縁なし印刷の場合には、縁が生じないように適切な範囲で画像を印刷することができる。
また、縁なし印刷の場合には、はみ出し量を適切に設定することにより、印刷用紙Pからそれてしまうインク、すなわち、浪費されるインクの量を最小限にすることができる。
また、以上の実施の形態では、定形紙(例えば、A4、B5等)の用紙以外を用いている場合であっても、光学センサ39によって印刷用紙Pのサイズを事前に検出することにより、当該印刷用紙Pに適合する範囲に画像を印刷することが可能になる。
また、以上の実施の形態では、印刷用紙Pのサイズを光学センサ39によって検出した後に、プレビュー用の画面を表示させるようにしたので、画像が印刷される範囲を印刷用紙Pとの関係で適切に把握することが可能になる。
また、以上の実施の形態では、プレビュー画面において、画像の印刷範囲を適宜設定しなおすことができるようにしたので、所望の範囲で画像を適切に印刷することが可能になる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、以上の実施の形態では、インクとしては、CMYKの4色を用いるようにしたが、これら4色に加えて淡色系のインク(ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、ダークイエロー(DY))のインクを用いるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、ピエゾ素子を用いてインクを吐出するヘッドを備えたプリンタ22を用いているが、吐出駆動素子としては、ピエゾ素子以外の種々のものを利用することが可能である。例えば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する気泡(バブル)によりインクを吐出するタイプの吐出駆動素子を備えたプリンタに適用することも可能である。
また、以上の実施の形態では、ストッカに貯留されている印刷用紙Pを自動的に給紙して印刷する場合を例に挙げて説明したが、例えば、手差しにより印刷用紙Pを供給する場合において、同様の処理を実行することも可能である。また、印刷媒体としては、印刷用紙以外に、CD−ROM等の光記録媒体、布、金属板、木材等の各種板材等、印刷可能な全ての媒体を採用することができる。
また、以上の実施の形態では、1枚の印刷用紙Pに画像を印刷する場合を例に挙げて説明したが、例えば、複数の同一サイズの印刷用紙に同一の画像を印刷する場合には、最初の1枚についてのみサイズを検出する処理を実行した後、同一の画像データを繰り返しプリンタ22に出力するようにすればよい。また、異なる複数の画像を同一サイズの印刷用紙に印刷する場合には、最初の1枚についてサイズを検出し、当該データに基づいて印刷領域の変更等の処理を行った後、プリンタ22に出力して印刷すればよい。すなわち、ジョブ単位で印刷用紙Pの検出を行うようにすればよい。
また、以上の実施の形態では、測定した印刷用紙Pのサイズについては、用紙情報テーブル212に格納するようにしたが、例えば、印刷用紙Pを一意に特定するための情報(例えば、シリアル番号または用紙の名称)とを対応付けて、HDD94に記憶させておき、後日、同一の用紙に印刷する場合には、HDD94に記憶されている情報を、例えば、シリアル番号や用紙の名称より特定し、この情報を用いて印刷することも可能である。このような方法によれば、印刷の度に印刷用紙Pのサイズを測定する手間を省略することができる。
また、以上の実施の形態では、印刷ヘッド12に具備された光学センサ39によって印刷用紙Pのサイズを検出するようにしたが、例えば、ラインセンサを印刷用紙Pの経路上に設けておき、これにより印刷用紙Pのサイズを検出するようにしてもよい。また、スキャナが具備されているプリンタの場合には、当該スキャナを利用して印刷用紙Pのサイズを検出してもよい。また、印刷媒体の表面形状としては、上述の実施の形態のような四角形以外に、円形、三角形、五角形、台形等各種の形状のものに本発明を適用することができる。このように、四角形以外の場合、サイズではなく形状を検出し、その形状に応じて印刷データを生成することとなるが、「サイズ」とは、この形状を含むものとする。
また、以上の実施の形態では、HDD94(または、外部記憶装置100)に格納されたアプリケーションプログラム201により、前述した処理を実行するようにしている。しかし、プリンタ22のP−ROM43に同等の機能を有するプログラムを格納しておき、このプログラムにより前述の処理を実行するようにしたり、コンピュータ90とプリンタ22によりこれらを分担して処理するようにしたりすることも可能である。
なお、以上の処理機能を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MOなどがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明は、種々のサイズの印刷媒体を使用する印刷装置に使用することができる。
本実施の形態に係る印刷装置の主要部分の概略構成を示す図である。 図1に示すプリンタの制御回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1に示すコンピュータの詳細な構成例を示すブロック図である。 図3に示すコンピュータのハードウエアとソフトウエアとが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。 図1に示す印刷装置において、画像を印刷する際に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートが実行された場合に、図3に示す表示装置に表示される画面の一例である。 図6に示す画面においてメニューとしての「ファイル」が操作された場合に表示されるプルダウンメニューの一例である。 図7に示すプルダウンメニューにおいて「印刷」が選択された場合に表示される画面の一例である。 図8に示す「センシング印刷」を選択するためのラジオボタンが選択された場合に表示される画面の一例である。 印刷用紙のサイズを測定する際の動作を示す図であり、(A)は縦方向の長さを測定する動作を説明する図であり、(B)は横方向の長さを測定する動作を説明する図である。 縁なし印刷または縁あり印刷のいずれかを選択するための画面の表示例である。 図11に示す画面において「縁なし印刷」を選択するためのラジオボタンが選択された場合に表示される画面の一例である。 画像を拡大または縮小する場合の動作を説明するための図であり、(A)は画像よりも印刷用紙の方が大きい状態を示し、(B)は画像よりも印刷用紙の方が小さい状態を示し、(C)および(D)は、縦および横の比率を可変とした状態で、画像を拡大する動作を示し、(E)および(F)は、縦および横の比率を可変とした状態で、画像を縮小する動作を示している。 画像を拡大または縮小する場合の動作を説明するための図であり、(A)および(B)は、縦および横の比率を固定した状態で、画像を拡大する動作を示し、(C)および(D)は、縦および横の比率を固定した状態で、画像を縮小する動作を示し、(E)は、印刷用紙よりも画像の方が大きい場合に、画像を切り抜く動作を示している。 図12に示す画面の後に表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。 図11に示す画面において「縁あり印刷」を選択するためのラジオボタンが選択された場合に表示される画面の一例である。 図16に示す画面の後に表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。
符号の説明
22 プリンタ(印刷装置の一部)
39 光学センサ(検出手段の一部)
47 エンコーダ(検出手段の一部)
48 検出部(検出手段の一部)
49 検出部(検出手段の一部)
90 コンピュータ(印刷装置の一部、生成手段、プレビュー手段の一部、再設定手段)
98 表示装置(プレビュー手段の一部)
PD 印刷データ

Claims (10)

  1. 印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する印刷装置において、
    上記印刷媒体のサイズを検出する検出手段と、
    上記検出手段によって検出された上記印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記検出手段は、前記印刷媒体を一旦印刷装置内に取り込んだ後に、そのサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記検出手段は、前記印刷ヘッドに具備されている光センサによって前記印刷媒体のサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記生成手段は、縁なし印刷を行う場合には、前記検出手段によって検出された前記印刷媒体のサイズよりも印刷した際に所定のサイズだけ大きく印刷される印刷データを生成することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記所定のサイズを予め指定することが可能である請求項4記載の印刷装置。
  6. 前記生成手段は、縁なし印刷をする場合において、前記印刷媒体のサイズの縦横の比率が、前記画像データの縦横の比率と異なる場合には、前記画像データの縦横の比率を保ったままで、拡大または縮小処理を施した後、前記印刷媒体のサイズに応じて画像データの一部を切り抜いて前記印刷データを生成することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 前記生成手段によって生成された前記印刷データの内容をプレビューするプレビュー手段をさらに有していることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  8. 前記プレビュー手段により表示された画像を参照し、前記生成手段によって生成された画像のサイズおよび印刷範囲を再度設定する再設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  9. 印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する印刷装置の印刷方法において、
    上記印刷媒体のサイズを検出する検出ステップと、
    上記検出ステップによって検出された上記印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成ステップと、
    を有することを特徴とする印刷方法。
  10. 印刷ヘッドによって印刷媒体に所定の情報を印刷する処理をコンピュータに機能させる印刷用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記印刷媒体のサイズを検出する検出手段、
    上記検出手段によって検出された上記印刷媒体のサイズに応じて、画像データから印刷データを生成する生成手段、
    として機能させることを特徴とする印刷用プログラム。
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