JP2005069199A - 自動二輪車の排気制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気バルブを納めたケースの水抜き部分からに水が逆流する点を解決することで、ケース内の水抜きを的確に行うことを可能にする。
【解決手段】 車体フレーム110にエンジン211を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気39に排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設け、この排気バルブ12に排気バルブ12を作動させる作動ワイヤ13,14を接続した自動二輪車10において、排気バルブ12のケース66に作動ワイヤ13,14の取付け面85を設け、この取付け面85に対向する側を傾けた傾斜面86を設け、この傾斜面86に水抜きをするドレンパイプ87を接続し、このドレンパイプ87の先端87aを傾斜面86に沿わせた。
【選択図】 図9
【解決手段】 車体フレーム110にエンジン211を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気39に排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設け、この排気バルブ12に排気バルブ12を作動させる作動ワイヤ13,14を接続した自動二輪車10において、排気バルブ12のケース66に作動ワイヤ13,14の取付け面85を設け、この取付け面85に対向する側を傾けた傾斜面86を設け、この傾斜面86に水抜きをするドレンパイプ87を接続し、このドレンパイプ87の先端87aを傾斜面86に沿わせた。
【選択図】 図9
Description
本発明は、排気ガスの流量を制御することができる自動二輪車の排気制御装置に関するものである。
自動二輪車の排気制御装置として、エンジン排気系の排気通路にバルブを設け、このバルブで排気通路を流れる排気ガスの流量を制御する自動二輪車の排気制御装置が実用に供されている。
実用の自動二輪車の排気制御装置は、排気通路としての排気管にバルブを設け、このバルブを開閉すれば実用上十分であった。
実用の自動二輪車の排気制御装置は、排気通路としての排気管にバルブを設け、このバルブを開閉すれば実用上十分であった。
このような自動二輪車の排気制御装置として、排気バルブのケースに水抜き孔を設けた
ものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−343883号公報
ものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図17は特許文献1の図8の再掲図である。ただし、符合は同特許文献1の符号を流用した。
特許文献1の自動二輪車の排気制御装置は、プーリケース72にバルブ(不図示)を取付けるための弁棒62を回転自在に取付け、この弁棒62に被動プーリ63を取付け、この被動プーリ63に第1・第2ケーブル81,85を取付け、これらの第1・第2ケーブル81,85でバルブを開閉するようにした排気バルブであって、プーリケース72に水抜き孔72cを設けたものである。
特許文献1の自動二輪車の排気制御装置は、プーリケース72にバルブ(不図示)を取付けるための弁棒62を回転自在に取付け、この弁棒62に被動プーリ63を取付け、この被動プーリ63に第1・第2ケーブル81,85を取付け、これらの第1・第2ケーブル81,85でバルブを開閉するようにした排気バルブであって、プーリケース72に水抜き孔72cを設けたものである。
しかし、特許文献1の自動二輪車の排気制御装置では、プーリケース72に水抜き孔72cを設けただけのものであり、例えば、プーリケース72が車輪に近い場合や地面に比較的近い位置に有る場合には、プーリケース72に雨水の跳ね上げや雨が直接かかることで、プーリケース72内に水抜き孔72cから水が逆流するという問題があった。
すなわち、プーリケース72は、傾斜した排気管や接続管などに取付けることの多い部材であるから、水抜き孔を設ける部位や水抜き孔の形状について工夫が望まれる。
すなわち、プーリケース72は、傾斜した排気管や接続管などに取付けることの多い部材であるから、水抜き孔を設ける部位や水抜き孔の形状について工夫が望まれる。
本発明は、排気バルブを納めたケースの水抜き部分からに水が逆流する点を解決し、ケース内の水抜きを的確に行うことのできる自動二輪車の排気制御装置を提供することを課題とする。
請求項1の自動二輪車の排気制御装置に係る発明は、車体フレームにエンジンを搭載し、このエンジンに排気管を接続し、この排気管に排気ガスの流量を制御する排気バルブを設け、この排気バルブに排気バルブを作動させる作動ワイヤを接続した自動二輪車において、排気バルブのケースに作動ワイヤの取付け面を設け、この取付け面に対向する側を傾けた傾斜面を設け、この傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続し、このドレンパイプの先端を傾斜面に沿わせたことを特徴とすることを特徴とする。
一般的に、排気管は地面に対して前傾斜若しくは後傾斜させた部位が多く、これらの前傾斜若しくは後傾斜させた部位に排気バルブを取付ける場合は、排気バルブが傾斜した姿勢で取付けることが多い。また、排気バルブから作動ワイヤをほぼ上方に引出すことが多いことも知られる。
そこで、排気バルブのケースに作動ワイヤの取付け面を設け、この取付け面に対向する側を傾けた傾斜面を設け、この傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続し、このドレンパイプの先端を傾斜面に沿わせた。
すなわち、排気バルブを傾斜した姿勢で取付けるとともに作動ワイヤをほぼ上方に引出せば、傾斜面は地上方向に指向するので、ケース内の水抜きを的確に行う。
そこで、排気バルブのケースに作動ワイヤの取付け面を設け、この取付け面に対向する側を傾けた傾斜面を設け、この傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続し、このドレンパイプの先端を傾斜面に沿わせた。
すなわち、排気バルブを傾斜した姿勢で取付けるとともに作動ワイヤをほぼ上方に引出せば、傾斜面は地上方向に指向するので、ケース内の水抜きを的確に行う。
請求項1に係る発明では、排気バルブのケースに作動ワイヤの取付け面を設け、この取付け面に対向する側を傾けた傾斜面を設け、この傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続し、このドレンパイプの先端を傾斜面に沿わせたので、排気バルブを傾斜した姿勢で取付けるとともに作動ワイヤをほぼ上方に引出せば、傾斜面は地上方向に指向するので、ケース内の水抜きを的確に行うことができるという利点がある。
また、傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続したので、水の逆流を防止することができるとともに、前方からの飛水侵入を防ぐことができるという利点がある。
さらに、ドレンパイプの先端を傾斜面に沿わすことで、地上高を稼ぐことができ、バンク角に与える影響を最小限にとどめることができるという利点がある。
また、傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続したので、水の逆流を防止することができるとともに、前方からの飛水侵入を防ぐことができるという利点がある。
さらに、ドレンパイプの先端を傾斜面に沿わすことで、地上高を稼ぐことができ、バンク角に与える影響を最小限にとどめることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車の左側外観図であり、自動二輪車10は、低床式フロア25を有するスクータ型車両である。
自動二輪車10の車体フレーム全体を覆う車体カバー20は、後述する車体フレームの前部並びに前輪の上部を覆うフロントカウル21と、フロントカウル21の上部開口を覆うアッパカバー22と、フロントカウル21の後部を覆うインナカバー23と、インナカバー23の後端から後方へ延ばし車体フレームの長手中央を覆うセンタカバー24と、センタカバー24の下端外縁から外方へ延ばし運転者の足を載せる低床式フロア25と、低床式フロア25の外縁から下方へ延ばしたフロアスカート26と、センタカバー24から後方へ延ばし車体フレームの後側部を覆うリヤサイドカバー27,27(奥の27は不図示)と、リヤサイドカバー27,27の後端から後方へ延ばし車体フレームの後部を覆うリヤカバー28と、からなる。なお、リヤサイドカバー27,27及びリヤカバー28でシートカウル29を構成する。
図1は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車の左側外観図であり、自動二輪車10は、低床式フロア25を有するスクータ型車両である。
自動二輪車10の車体フレーム全体を覆う車体カバー20は、後述する車体フレームの前部並びに前輪の上部を覆うフロントカウル21と、フロントカウル21の上部開口を覆うアッパカバー22と、フロントカウル21の後部を覆うインナカバー23と、インナカバー23の後端から後方へ延ばし車体フレームの長手中央を覆うセンタカバー24と、センタカバー24の下端外縁から外方へ延ばし運転者の足を載せる低床式フロア25と、低床式フロア25の外縁から下方へ延ばしたフロアスカート26と、センタカバー24から後方へ延ばし車体フレームの後側部を覆うリヤサイドカバー27,27(奥の27は不図示)と、リヤサイドカバー27,27の後端から後方へ延ばし車体フレームの後部を覆うリヤカバー28と、からなる。なお、リヤサイドカバー27,27及びリヤカバー28でシートカウル29を構成する。
フロントカウル21は、上部に透明のウインドスクリーン95を備える。インナカバー23は、運転者の脚部前部を覆うレッグシールド91を備える。
さらに自動二輪車10は、車体前部にハンドル203を備えるとともに、車体後部にシート208及びステップホルダ300を備える。
さらに自動二輪車10は、車体前部にハンドル203を備えるとともに、車体後部にシート208及びステップホルダ300を備える。
ハンドル203は、グリップ203a,203aを比較的高くするとともに後方へ引いた、いわゆるチョッパー型ハンドルと称する型式の類似形状品である。このハンドル203をハンドルカバー101で覆うようにした。ハンドルカバー101は、ハンドル203の左右の下部を覆う下部ハンドルカバー102と、ハンドル203の上部を覆う上部ハンドルカバー103とからなる。
シート208は、運転者が座るシート前部208aと乗員が座るシート後部208bとからなるダブルシートである。ステップホルダ300は、センタカバー24の後部に隣接して配置したものであり、乗員が足を載せるピリオンステップ(乗員用ステップ)310を格納・露出可能に取付けたものである。
図中、261はヘッドランプ、262はウインカ、263,263はミラー、264はフロントフェンダ、265はシートロック用錠、266はリヤスポイラ、267はテールランプ、268はリヤフェンダ、269はサブスタンド、320はメインスタンド、330は給油用リッド、360は点検用サイドリッドである。
なお、271,272はマスタシリンダであり、ブレーキレバー273,274の操作によって制動用液圧を発生するものである。
なお、271,272はマスタシリンダであり、ブレーキレバー273,274の操作によって制動用液圧を発生するものである。
図2は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車の右側外観図であり、フロントカウル21の上部に且つウインドスクリーン95の後方にメータパネル92を備えたことを示す。以上の説明から明らかなように、車体前部にウインドスクリーン95、レッグシールド91及びメータパネル92を備えることができる。
さらにこの図は、自動二輪車10の右側にも、ピリオンステップ310を備えるステップホルダ300を配置したことを示す。34はマフラ(排気用消音器)である。
さらにこの図は、自動二輪車10の右側にも、ピリオンステップ310を備えるステップホルダ300を配置したことを示す。34はマフラ(排気用消音器)である。
図3は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車の側面断面図である。 自動二輪車10は、車体フレーム110と、車体フレーム110のヘッドパイプ111に左右スイング可能に取付けたフロントフォーク201と、フロントフォーク201に取付けた前輪202と、フロントフォーク201に連結した上記ハンドル203と、車体フレーム110の後部に取付けたエンジン211と、エンジン211のクランク軸を中心に上下スイング可能な動力伝達機構212と、動力伝達機構212の後部に取付けた後輪205と、車体フレーム110に動力伝達機構212の後端部を懸架したリヤクッションユニット206と、車体フレーム110の後部上部に取付けた収納ボックス207と、収納ボックス207の上に配置し開閉可能に取付けた上記シート208とを、主要構成としたスクータ型車両である。
フロントフォーク201は、ヘッドパイプ111の下方に配置した門型のフォークである。このフロントフォーク201の上部並びにヘッドパイプ111をフロントカウル21で覆うようにした。
エンジン211は、左右2つのシリンダヘッド215を前上方へ向けて若干傾斜し、略水平配置した水冷式2気筒エンジンである。動力伝達機構212は、エンジン211の動力を後輪205に伝達するようにした遠心クラッチ付きベルトコンバータ無段変速機である。
エンジン211は、左右2つのシリンダヘッド215を前上方へ向けて若干傾斜し、略水平配置した水冷式2気筒エンジンである。動力伝達機構212は、エンジン211の動力を後輪205に伝達するようにした遠心クラッチ付きベルトコンバータ無段変速機である。
収納ボックス207は、前後に2個のヘルメットHf,Hrを収納することができるように、車体前後方向に細長いボックスであり、下部ボックス207aとこの下部ボックス207aの後上部に重ね合わせた上部ボックス207bとからなる。
図中、93はフロントロアカバー、94はアンダカバー、191はエアクリーナ、221はラジエータ、230は燃料タンク、234は給油口、282はコネクティングチューブ、283はエアチャンバ、284はスロットルバルブ、285はインレットパイプ(inlet pipe)、286はバッテリである。
図中、93はフロントロアカバー、94はアンダカバー、191はエアクリーナ、221はラジエータ、230は燃料タンク、234は給油口、282はコネクティングチューブ、283はエアチャンバ、284はスロットルバルブ、285はインレットパイプ(inlet pipe)、286はバッテリである。
図4は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車の車体フレームの斜視図であり、車体フレーム110は、ヘッドパイプ111に連なるフロントフレーム112と、フロントフレーム112の後部から後方へ延ばした左右一対のシートレール(リヤフレーム)115,115とを、溶接にて結合したダブルクレードル型の一体フレームである。ヘッドパイプ111はカウルステー用ブラケット111aを備える。
フロントフレーム112は、ヘッドパイプ111から後下方へ左右一対のアッパフレーム113,113を垂下させ、これら一対のアッパフレーム113,113の下方で、ヘッドパイプ111から下方へ左右一対のダウンチューブ114,114を垂下させ、これら一対のダウンチューブ114,114の下端を後方へ延ばして一対のアッパフレーム113,113の下端に結合するとともに、さらに、後上方へ延ばしたものである。このような構成のフロントフレーム112であるから、一対のアッパフレーム113,113及び一対のダウンチューブ114,114で囲んだ、側面視略三角形状の空間部Sp1を設けることができる。
左のリヤフレーム115の前端と右のリヤフレーム115の前端との間に、正面視門型の第1クロスメンバ121を掛け渡し、左のアッパフレーム113の下端と右のアッパフレーム113の下端との間に、第2クロスメンバ122を掛け渡し、この第2クロスメンバ122の車幅中央位置に、エンジン用第1ブラケット123を結合する。
左のダウンチューブ114における水平部分の後端部と右のダウンチューブ114における水平部分の後端部との間に、第3クロスメンバ124を掛け渡し、この第3クロスメンバ124の車幅中央位置に、エンジン用第2ブラケット125を結合し、左右のダウンチューブ114,114の後端に左右のエンジン用第3ブラケット126,126を結合する。
左右一対のリヤフレーム115,115は、一端を左右一対のアッパフレーム113,113の長手途中に結合するとともに、他端を後方へ延ばした、縦長断面形状の部材である。ここで、「縦長断面形状」とは、横寸法に比べて縦寸法が大きい断面形状のものを言う。具体的には、リヤフレーム115,115は縦長矩形断面の角パイプからなる。
図中、131aはU字状ステー、131bはシートヒンジ支持部、131cは延長部材、141はフロア支持ステー、143はアンダフレーム、144頭付きピン、142はステー、143a,143aは左右のサイドメンバ、143bは中央クロスメンバ、143cは後部クロスメンバ、145〜147はブラケット、148はフック、151はフロントクロスメンバ、152,153は補強部材、226はエンジン用点火コイル、227はボルトを示す。
図5は本発明に係る排気制御装置を搭載した自動二輪車のエンジン、動力伝達機構及びシートの左側面図であり、フロントフレーム112の後方に且つ一対のリヤフレーム115,115の下方に、エンジン211及び動力伝達機構212を配置し、フロントフレーム112と左右のリヤフレーム115,115(この図では左のみ示す。以下同じ。)との接続部分の近傍に、エンジン211を取付けたことを示す。
具体的には、フロントフレーム112の後部で、一対のアッパフレーム113,113、一対のダウンチューブ114,114及び一対のリヤフレーム115,115で囲んだ、側面視略三角形状の空間部Sp2を設け、この空間部Sp2にエンジン211のシリンダヘッド215並びにヘッドカバー216を配置し、エンジン用第1ブラケット123にエンジン211の前部下部を取付け、エンジン用第2ブラケット125にエンジン211の後部下部を取付け、エンジン用第3ブラケット126,126にエンジン211の後部上部を取付けたものである。なお、前部・中部リヤクロスメンバ131,132は、エンジン211の上方に配置する。
さらにこの図は、左右のクッション用ブラケット134,134に左右のリヤクッションユニット206,206を介して動力伝達機構212の後端部を懸架したこと、及び前部リヤクロスメンバ131が、開閉式シート208のシートヒンジ208cを支持する部材を兼ねたことを示す。
すなわち、車体フレーム110は、ヘッドパイプ111に連なるフロントフレーム112の後部から後方へ左右一対のリヤフレーム115,115(一方の115不図示)を延ばし、これらのリヤフレーム115にてシート208並びにリヤクッションユニット206,206(一方の206不図示)を支持し、フロントフレーム112の後方に且つ一対のリヤフレーム115,115の下方にエンジン211を配置したスクータ型車両の車体フレームにおいて、エンジン211の上方で、左右一対のリヤフレーム115,115間に、クロスメンバ131〜133(符号133は図4参照)を着脱可能に掛け渡したものであると言える。
以下、自動二輪車の排気制御装置11(以下、排気制御装置11」と略記する)を詳細に説明する。
図6は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の側面図である。
自動二輪車の排気制御装置11(以下「排気制御装置11」と略記する)は、排気管39に取付けることで排気ガスの流量を変化させる排気バルブ12と、この排気バルブ12を作動する作動ワイヤ13,14と、これらの作動ワイヤ13,14を駆動するサーボモータ15と、このサーボモータ15を制御することで排気ガスの流量を制御する制御部(ECU)16と、からなる。
一般的に、ECU(electronic contorol unit)とは、エンジン、AT(automatic transmission)、ABS(antilock brake system)などをコンピュータによって制御する電子制御装置を言う。
図6は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の側面図である。
自動二輪車の排気制御装置11(以下「排気制御装置11」と略記する)は、排気管39に取付けることで排気ガスの流量を変化させる排気バルブ12と、この排気バルブ12を作動する作動ワイヤ13,14と、これらの作動ワイヤ13,14を駆動するサーボモータ15と、このサーボモータ15を制御することで排気ガスの流量を制御する制御部(ECU)16と、からなる。
一般的に、ECU(electronic contorol unit)とは、エンジン、AT(automatic transmission)、ABS(antilock brake system)などをコンピュータによって制御する電子制御装置を言う。
排気バルブ12の近傍に位置するリヤクッションアーム17は、先に説明した動力伝達機構212に一体的に付設することで右のリヤクッションユニット206を支持するとともに後輪205を回転自在に支持する部材であり、リヤクッションユニット206を支持するクッション支持部213と、後輪205を支持する後輪支持部214と、車体中心に向けて凹ませた凹部18とを備えた部材であって、動力伝達機構212及びリヤクッションアーム17で後輪205を回転自在に支持するスイングアーム(リヤホーク)19を構成する部材である。
図7は本発明に係る排気制御装置を搭載した排気系装置の分解斜視図である。 排気系装置30は、エンジン211(図6参照)から延出する第1・第2パイプ31,32と、これらの第1・第2パイプ31,32を束ねる排気集合管33と、この排気集合管33に接続するマフラ34と、このマフラ34を覆うマフラプロテクタ35と、マフラ34を保護するマフラガード36と、マフラ34をガスケット37を介して排気集合管33に固定するバンド38と、からなる。
一般的に、排気管は、エンジンの各気筒に接続するエキゾーストパイプ(エキパイ)を言うが、本明細書では、排気管39は、第1・第2パイプ31,32及び排気集合管33で構成するものを言う。
排気集合管33は、第1パイプ31を接続する第1接続部41と、第2パイプ32を接続する第2接続部42と、排気バルブ12を搭載するバルブ搭載部43と、マフラ34を接続する接続部44と、からなる。
排気集合管33は、第1パイプ31を接続する第1接続部41と、第2パイプ32を接続する第2接続部42と、排気バルブ12を搭載するバルブ搭載部43と、マフラ34を接続する接続部44と、からなる。
マフラ34は、マフラ本体45と、このマフラ本体45に取付けるテールパイプ組立体46と、このテールパイプ組立体46に被せるテールカバー47と、からなる。
マフラプロテクタ35は、マフラ本体45の側面を覆うプロテクタ本体部48と、このプロテクタ本体部48から車体前方に一体的に延出することで、排気バルブ12を覆うカバー部49と、からなる。
マフラプロテクタ35は、マフラ本体45の側面を覆うプロテクタ本体部48と、このプロテクタ本体部48から車体前方に一体的に延出することで、排気バルブ12を覆うカバー部49と、からなる。
図中、51はプロテクタ本体部48を弾性ブッシュ56を介してマフラ本体45に固定するボルト、52はカバー部49を弾性ブッシュ57を介して排気バルブ12の取付け部58に固定するボルト、53はマフラガード36をマフラ本体45に固定するボルト、54はテールパイプ組立体46をマフラ本体45に固定するボルト、55はテールカバー47をテールパイプ組立体46を介してマフラ本体45に固定するするボルトである。
排気制御装置11は、車体フレーム110(図4参照)にエンジン211(図6参照)を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気管39にマフラ34を取付け、排気管39に排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けた自動二輪車10(図2参照)において、マフラ34にマフラプロテクタ35を設け、このマフラプロテクタ35からカバー部49を一体的に延出し、このカバー部49で排気バルブ12を覆うようにするものである。
例えば、排気バルブをカバーなどで覆う場合に、既存の部品を流用して部品点数を増加させることなく覆うことができるとすれば、自動二輪車のコストを抑えることができ、好ましいことである。
そこで、マフラプロテクタ35からカバー部49を一体的に延出し、このカバー部49で排気バルブ12を覆うことで、別の部品で排気バルブを覆う場合に比べて、部品点数の低減を図ることができる。この結果、自動二輪車10(図6参照)のコストの低減を図ることができる。また、マフラプロテクタ35からカバー部49を一体的に延出し、このカバー部49で排気バルブ12を覆うことで、自動二輪車10の意匠及び商品性を向上することができる。
さらに、排気バルブ12に、カバー部49を取付ける取付け部58を設けることで、カバー部49の振動及び排気バルブ12の振動の双方を止めることができる。なお、弾性ブッシュ56,57等の弾性部材を介してマフラプロテクタ35をマフラ34及び排気バルブ12に取付けることは、騒音、振動若しくは熱の遮断に対しても有効にである。
図8は図7の8−8線断面図であり、排気バルブ12及び排気管39(排気集合管33)の縦断面を示す。
排気バルブ12は、排気管39(排気集合管33)の排気ガスの流量を変化させる弁61と、この弁61を取付ける排気バルブの軸としての弁棒62と、この弁棒62を回転させるプーリ63と、このプーリ63とは別体にて形成するとともに弁棒62に取付けるL字形のストッパ片64と、このストッパ片64を当てることで弁61の開閉角度を規制するストッパ受け65と、これらのプーリ63、ストッパ片64及びストッパ受け65を収納するケース66と、このケース66を覆うために先に説明した取付け部58を備えたリッド67と、ケース66とプーリ63との間に弁61開方向に付勢したトーションばね68と、ストッパ片64及びプーリ63を弁棒62の一端62aにした断面視小判状の二面幅部68aに嵌合させるとともに、弁棒62の一端に形成した雄ねじ部59にねじ込む固定するナット69と、からなる。
排気バルブ12は、排気管39(排気集合管33)の排気ガスの流量を変化させる弁61と、この弁61を取付ける排気バルブの軸としての弁棒62と、この弁棒62を回転させるプーリ63と、このプーリ63とは別体にて形成するとともに弁棒62に取付けるL字形のストッパ片64と、このストッパ片64を当てることで弁61の開閉角度を規制するストッパ受け65と、これらのプーリ63、ストッパ片64及びストッパ受け65を収納するケース66と、このケース66を覆うために先に説明した取付け部58を備えたリッド67と、ケース66とプーリ63との間に弁61開方向に付勢したトーションばね68と、ストッパ片64及びプーリ63を弁棒62の一端62aにした断面視小判状の二面幅部68aに嵌合させるとともに、弁棒62の一端に形成した雄ねじ部59にねじ込む固定するナット69と、からなる。
なお、プーリ63とストッパ受け65との間に、弁開方向へ付勢するトーションばね68を介在させることで、排気バルブ12のイニシャライズ位置を弁開方向に設定することができる。この結果、後述するように、排気バルブ12の信頼性の向上を図ることができる。
排気集合管33のバルブ搭載部43は、弁棒62の他端62bを貫通させる貫通孔71,72と、弁棒62の他端62bを支持するために貫通孔72側に設けた軸受部73と、ケース66を取付けるステー74と、を備える。
図中、75は弁61を座板75aを介して弁棒62に固定するボルト、76はケース66をストッパ受け65を介してステー74に固定するボルト、77はケース66をストッパ受け65を介してステー74に固定するとともにトーションばね68の一端を係止するボルト、78はケース66を覆うリッド67をステーに直接的に止める段付きボルトである。
図9は本発明に係る排気制御装置の排気バルブの正面断面図であり、プーリ63は、作動ワイヤ13のインナケーブル13aの先端に取付けたケーブルエンド79を嵌め込む第1嵌合部81と、作動ワイヤ14のインナケーブル14aの先端に取付けたケーブルエンド89を嵌め込む第2嵌合部82を形成したものである。なお、13b,14bは作動ワイヤ13,14のそれぞれのアウタチューブを示し、Gは地面を示す。
また、ストッパ受け65は、弁61(図8参照)を開にしたときにストッパ片64を係止する第1係止部83と、弁61を閉にしたときにストッパ片64を係止する第2係止部84を設けたものであり、第1係止部83は、弁61を全開にした状態から図面左廻りに10゜の余裕を持たせた位置に設定したものであり、第2係止部84にストッパ片64を当てることで弁61を全閉した状態から図面右廻りに10゜の余裕を持たせた位置に設定したものである。
すなわち、ストッパ受け65に、弁61を開にしたときにストッパ片64を係止する第1係止部83と、弁61を閉にしたときにストッパ片64を係止する第2係止部84を設けることで、弁開方向及び弁閉方向で弁位置を規制することができる。この結果、第1係止部83又は第2系支部84を弁61にプーリ63を取付けるときのストッパとしても利用することができ、排気バルブ12の組立性の向上を図ることができる。
排気制御装置11(図6参照)は、車体フレーム110にエンジン211を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気管39に排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けた自動二輪車10(図2参照)において、排気バルブ12に、排気管39の排気ガスの流量を変化させる弁61と、この弁61を取付ける弁棒62と、この弁棒62を回転させるプーリ63と、このプーリ63とは別体にて形成するとともに弁棒62に取付けるストッパ片64と、このストッパ片64を当てることで弁61の開閉角度を規制するストッパ受け65と、を備えたものであると言える。
プーリなどの排気バルブ構成部品の形状を簡素にすることができるとすれば、排気バルブ構成部品の生産性の向上を図る上で好ましい。
そこで、プーリ63とは別体にてストッパ片64を形成し、このストッパ片64を当てるストッパ受け65を設けることで、プーリ63などの排気バルブ構成部品をシンプルな形状にすることができる。この結果、排気バルブ構成部品の生産性の向上を図ることができる。
ケース66は、作動ワイヤ13,14を取付ける取付け面85と、この取付け面85に対して傾斜させた傾斜面86と、この傾斜面86に取付けることでケース66の水抜きをするドレンパイプ87と、弁棒62の中間を回転自在に支持するケース軸受部88を備え、ドレンパイプ87は、先端87aを傾斜面86に沿わせるように切断した。
一般的に、排気管は地面に対して前傾斜若しくは後傾斜させた部位が多く、これらの前傾斜若しくは後傾斜させた部位に排気バルブを取付ける場合は、排気バルブが傾斜した姿勢で取付けることが多い。また、排気バルブから作動ワイヤをほぼ上方に引出すことが多いことも知られる。
そこで、排気バルブ12のケース66に作動ワイヤ13,14の取付け面85を設け、この取付け面85に対向する側を傾けた傾斜面86を設け、この傾斜面86に水抜きをするドレンパイプ87を接続し、このドレンパイプ87の先端87aを傾斜面86に沿わせた。
すなわち、排気バルブ12を傾斜した姿勢で取付けるとともに作動ワイヤ13,14をほぼ上方に引出せば、傾斜面86は地面と略平行になるので、ケース66内の水抜きを的確に行うことができる。また、ドレンパイプ87の先端87aを傾斜面86に沿わすことで、地上高を稼ぐことができる。
また、傾斜面86に水抜きをするドレンパイプ87を接続したので、水の逆流を防止するとともに、前方からの飛水侵入を防ぐことができる。
さらに、ドレンパイプ87の先端を傾斜面86に沿わすことで、地上高を稼ぐことができ、バンク角に与える影響を最小限にとどめることができる。
すなわち、排気バルブ12を傾斜した姿勢で取付けるとともに作動ワイヤ13,14をほぼ上方に引出せば、傾斜面86は地面と略平行になるので、ケース66内の水抜きを的確に行うことができる。また、ドレンパイプ87の先端87aを傾斜面86に沿わすことで、地上高を稼ぐことができる。
また、傾斜面86に水抜きをするドレンパイプ87を接続したので、水の逆流を防止するとともに、前方からの飛水侵入を防ぐことができる。
さらに、ドレンパイプ87の先端を傾斜面86に沿わすことで、地上高を稼ぐことができ、バンク角に与える影響を最小限にとどめることができる。
図10は本発明に係る排気制御装置の排気バルブの平面断面図であり、排気バルブ12は、バルブ搭載部43の貫通孔71,72に弁棒62の他端62bを差込み、弁棒62の他端62b側にボルト75,75で座板75aを介して弁61を取付け、弁棒62の一端62a(図8参照)側からケース66のケース軸受部88を差込み、バルブ搭載部43のステー74にケース66を固定することで、軸受部73及びケース軸受部88で弁棒62を回転自在に支持できることを示す。また、座板75aは、後曲げ可能な廻り止め部72b・・・を形成したものであり、これらの廻り止め部72b・・・でボルト75,75の緩み止めとしたことを示す。
次に、排気制御装置11の排気バルブ12の動きを説明する。
図11(a),(b)は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の作用説明図である。
(a)において、開状態に設定した排気バルブ12を示し、ストッパ片64をストッパ受け65の第1係止部83に対し角度θ(約10゜)の余裕を持たせた位置で止めたことを示す。先に説明したように、トーションばね68(図9参照)で弁61を開方向に付勢したので、例えば、作動ワイヤ13,14に弛み等の不測の事態が生ずる場合にも、第1係止部83にストッパ片64が当たり、排気バルブ12はほぼ開状態を保つことができるので、排気ガスの排出を妨げることはない。
図11(a),(b)は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の作用説明図である。
(a)において、開状態に設定した排気バルブ12を示し、ストッパ片64をストッパ受け65の第1係止部83に対し角度θ(約10゜)の余裕を持たせた位置で止めたことを示す。先に説明したように、トーションばね68(図9参照)で弁61を開方向に付勢したので、例えば、作動ワイヤ13,14に弛み等の不測の事態が生ずる場合にも、第1係止部83にストッパ片64が当たり、排気バルブ12はほぼ開状態を保つことができるので、排気ガスの排出を妨げることはない。
(b)において、サーボモータ15(図6参照)を駆動し、作動ワイヤ13を矢印a1の如く引き、作動ワイヤ14を矢印a2の如く弛め、プーリ63を矢印a3の如く回転させ、排気バルブ12を閉状態にする。排気バルブ12の閉状態では、ストッパ片64をストッパ受け65の第2係止部84に対し角度θ(約10゜)の余裕を持たせた位置で止めたことを示す。
第2係止部84は、弁棒62の一端62aの二面幅部68a(図8参照)にストッパ片64及びプーリ63を嵌合し、一端62aの雄ねじ部59にナット69をねじ込むときのストッパとして利用することができる。この結果、排気バルブの組立性の向上を図ることができる。
図12本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の後方上部から見た斜視図であり、サーボモータ15は、モータ本体181と、このモータ本体181にギヤ列(不図示)を介して接続するモータ側プーリ182と、これらのギヤ列を覆うモータケース183と、このモータケース183に被せるモータカバー184と、からなる。なお、185はサーボモータ15の前端部、186はサーボモータの後端部、187はサーボモータ15を左のシートレール115に取付けるためのモータブラケットを示す。
図13本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の後部側面を示す斜視図であり、車体フレーム110(図4参照)にエンジン211(図6参照)を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気管39にマフラ34(図7参照)を取付けた自動二輪車10(図2参照)において、排気管39とマフラ34との接続部44の付近に且つ排気管39側に、排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けたことを示す。
例えば、一種類の自動二輪車に異なったマフラを取付けることで、同一系統の自動二輪車に複数の機種を取り揃え、ユーザの好みに対応しようとする場合には、マフラのみを交換できるようにしたほうが、交換の作業性を向上させたり、交換するマフラのコストを低減させる上で好ましいことである。
そこで、排気管39とマフラ34(図6参照)との接続部44の付近に且つ排気管39側に、排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けることで、排気バルブ12に影響を及ぼすことなくマフラ34を交換することができる。
この結果、マフラ交換の作業性を向上させることができ、交換するマフラ34のコストの低減することができる。
この結果、マフラ交換の作業性を向上させることができ、交換するマフラ34のコストの低減することができる。
図14は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置のサーボモータ及び制御部の配置関係を示す平面図であり、排気制御装置11(図6参照)は、車体フレーム110にエアクリーナケース192及びエンジン211を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気管39に排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けるとともに、エンジン211の上部にシート208を配置し、このシート208の周りにシートカウル29を設けた自動二輪車10において、排気バルブ39を開閉させるためにエアクリーナケース192に沿わせて作動ワイヤ13,14を配置し、作動ワイヤ13,14を駆動するためにサーボモータ15をシートカウル29で覆うことのできる部位に配置したものであると言える。
例えば、作動ケーブルを収まりよく引回すことができ、サーボモータや制御部を空いたスペースを有効に利用して配置できるとすれば、車体のスペース効率を向上させる上で好ましいことである。
エアクリーナケース192はスタティックな(可動部分のない)部材であり、作動ワイヤ13,14をエアクリーナケース192に沿わせて配置することで、作動ケーブル13,14を収まりよく引回すことができる。また、サーボモータ15をシートカウル29で覆うことのできる部位に配置することで、空いたスペースを有効に利用し、車体のスペース効率の向上を図ることができる。
一般的に、シートカウルの後部は絞られた形状を呈する。
そこで、サーボモータ15を、シートカウル29(図2参照)の後部に配置するとともに、平面視でサーボモータ15の前端部185から後端部186に向けて車体中心に寄せるように傾斜させて配置することで、シートカウル29を膨出させることなくサーボモータ15を配置することができる。
そこで、サーボモータ15を、シートカウル29(図2参照)の後部に配置するとともに、平面視でサーボモータ15の前端部185から後端部186に向けて車体中心に寄せるように傾斜させて配置することで、シートカウル29を膨出させることなくサーボモータ15を配置することができる。
また、排気バルブの開度を制御する制御部16を、サーボモータ15に対して対向させ配置したことを示す。
制御部16を、サーボモータ15に対して対向させ配置することで、制御部16及びサーボモータ15を分散させることができる。この結果、さらなる車体のスペース効率の向上を図ることができる。
なお、制御部16は、左のシートレール115にホルダ188を取付け、このホルダ188に制御部16のハウジング189を取付けるようにしたものである。
制御部16を、サーボモータ15に対して対向させ配置することで、制御部16及びサーボモータ15を分散させることができる。この結果、さらなる車体のスペース効率の向上を図ることができる。
なお、制御部16は、左のシートレール115にホルダ188を取付け、このホルダ188に制御部16のハウジング189を取付けるようにしたものである。
図15は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置のスイングアーム及び排気バルブの配置関係を示す平面図であり、排気制御装置11(図6参照)は、車体フレーム110にスイングアーム19を上下にスイング自在に取付けるとともに、車体フレーム110にエンジン211を搭載し、このエンジン211に排気管39を接続し、この排気管39にマフラ34を取付けた自動二輪車10において、排気管39側に、排気ガスの流量を制御する排気バルブ12を設けるとともに、スイングアーム19側に、車体中心に向かう凹部18を形成し、この凹部18近傍に排気バルブ12を臨ませたものであると言える。
例えば、車幅を拡げることなく、自動二輪車の排気制御装置の排気バルブを排気管に配置することのできるとすれば、レイアウトスペースを有効利用する観点から好ましいことである。
すなわち、スイングアーム19に凹部18を設け、この凹部18に排気バルブ12を臨ませることで、排気バルブ12を車体中心側へ寄せることができ、車幅を拡げることなく、排気制御装置11(図6参照)の排気バルブ12を排気管39に配置することができる。
また、排気バルブ12を作動する作動ワイヤ13,14をも凹部18側に臨ませることで、作動ワイヤ13,14を車幅外方にせり出させることなく排気バルブ12から引出すことができる。
図16は本発明に係る自動二輪車の排気制御装置の排気バルブの取付け角度を示す作用説明図であり、排気制御装置11は、排気管39に排気ガスの流量を制御する排気バルブを設けた自動二輪車10において、車幅方向に車体を最大に傾斜させることのできる角度を最大許容バンク角θ1と呼ぶときに、この最大許容バンク角θ1まで車体を傾けたときの地上面Cに、排気バルブ12の弁棒(軸)62を略平行に配置したものとも言える。
例えば、地上高を十分に確保することのできるとともに作動ワイヤの引出しを容易にすることのできるようにすることは、排気管に排気バルブを設けるときに考慮すべき事項である。
最大許容バンク角θ1まで車体を傾けたときの地上面Cに、排気バルブ12の弁棒(軸)62を略平行に配置することで、排気バルブ12の張出しを抑えることができ、最大許容バンク角の内側に排気バルブ12を配置できるとともに、作動ワイヤ13,14(奥の14は不図示)を排気バルブから容易に引出すことができる。
尚、実施の形態では図7に示すように、排気管39は、2本のパイプ31,32及び排気集合管33で構成したが、これに限るものではなく、1本のパイプのみで構成したものであってもよく、又2本のパイプを第1の排気集合管に接続するとともに他の2本のパイプを第2の排気集合管に接続し、これらの第1・第2の排気集合管を接続する接続管を有する形態の排気管であってもよい。
すなわち、排気管は、エンジンの気筒から延出するパイプの数は任意であり、又これらのパイプの接続も任意であり、排気管とマフラとの接続部の付近に且つ排気管側に、排気ガスの流量を制御する排気バルブを設けたものであればよい。
すなわち、排気管は、エンジンの気筒から延出するパイプの数は任意であり、又これらのパイプの接続も任意であり、排気管とマフラとの接続部の付近に且つ排気管側に、排気ガスの流量を制御する排気バルブを設けたものであればよい。
実施の形態では図11に示すように、ストッパ片64をストッパ受け65の第1係止部83に対し角度θ(あそび角)の余裕を持たせた位置で止め、ストッパ片64をストッパ受け65の第2係止部84に対し角度θ(あそび角)の余裕を持たせた位置で止めたが、これに限るものではなく、第1係止部材83に対するストッパ片65のあそび角と、第2係止部材84に対するストッパ片65のあそび角とは、必ずしも同一でなくともよい。
本発明自動二輪車の車体構造は、多気筒エンジンを搭載する自動二輪車に採用するのに好適である。
10…自動二輪車、11…排気制御装置、12…排気バルブ、13,14…作動ワイヤ、15…サーボモータ、16…制御部(ECU)、18…凹部、19…スイングアーム、29…シートカウル、34…マフラ、35…マフラプロテクタ、39…排気管、44…接続部、49…カバー部、58…取付け部、61…弁、62…軸(弁棒)、63…プーリ、64…ストッパ片、65…ストッパ受け、66…ケース、68…トーションばね、83,84…第1・第2係止部、85…取付け面、86…傾斜面、87…ドレンパイプ、87a…先端、110…車体フレーム、185…前端部、186…後端部、192…エアクリーナケース、197…防水壁、208…シート、211…エンジン、θ1…最大許容バンク角、C…車体を傾けたときの地上面。
Claims (1)
- 車体フレームにエンジンを搭載し、このエンジンに排気管を接続し、この排気管に排気ガスの流量を制御する排気バルブを設け、この排気バルブに排気バルブを作動させる作動ワイヤを接続した自動二輪車において、
前記排気バルブのケースに前記作動ワイヤの取付け面を設け、この取付け面に対向する側を傾けた傾斜面を設け、この傾斜面に水抜きをするドレンパイプを接続し、このドレンパイプの先端を前記傾斜面に沿わせたことを特徴とすることを特徴とする自動二輪車の排気制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2003303620A JP2005069199A (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | 自動二輪車の排気制御装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007038326B4 (de) * | 2006-09-01 | 2014-10-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Auspuffeinrichtung für ein Kraftrad |
JP2020193590A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | スズキ株式会社 | 排気装置及び鞍乗型車両 |
-
2003
- 2003-08-27 JP JP2003303620A patent/JP2005069199A/ja active Pending
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