JP2005058909A - メタクリル酸合成用触媒の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 式(1)で表される組成物(1)および/またはその前駆体を含む水性スラリーAと、式(2)で表される複合酸化物(2)を含む組成物Bとを混合する工程を含むメタクリル酸合成用触媒の製造方法。
MoaPbXcYdOe (1)
MofDgEhOi (2)
【選択図】 なし
Description
(式(1)中、Mo、PおよびOはそれぞれモリブデン、リンおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表す。ただし、a、b、c、dおよびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦3、0.01≦c≦6、0≦d≦3であり、eは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
(式(2)中、MoおよびOはそれぞれモリブデンおよび酸素を表し、Dは鉄、コバルト、ニッケル、銅、クロム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、銀、カドミニウム、テルル、レニウム、セリウムおよびランタンからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、Eはカリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、マンガン、ジルコニウム、ニオブ、タンタル、タングステン、アルミニウム、ケイ素、リン、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、スズ、アンチモンおよびビスマスからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表す。ただし、f、g、hおよびiは各元素の原子比を表し、f=1のとき、0.1≦g≦10、0≦h≦5であり、iは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
MoaPbXcY'd'CuiVjOe (1')
(式中、Mo、P、Cu、VおよびOはそれぞれモリブデン、リン、銅、バナジウムおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、好ましくはカリウム、セシウムである。Y'は鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、好ましくは、鉄、アンチモン、ヒ素、ゲルマニウム、セリウムである。a、b、c、d'、i、jおよびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、bは0.1≦b≦3、好ましくは0.5≦b≦3である。同様にcは0.01≦c≦6、好ましくは0.1≦c≦4である。同様にd'は0≦d'≦2.98、好ましくは0≦d'≦2.5である。同様にiは0.01≦i≦2.99、好ましくは0.01≦i≦2である。同様にjは0.01≦j≦2.99、好ましくは0.01≦j≦2である。eは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。ただし、d'+i+jは0.02≦(d'+i+j)≦3である。)
メタクロレイン転化率(%)=(B/A)×100
メタクリル酸選択率(%)=(C/B)×100
メタクリル酸単流収率(%)=(C/A)×100
ここで、Aは供給したメタクロレインのモル数、Bは反応したメタクロレインのモル数、Cは生成したメタクリル酸のモル数である。
(水性スラリーAの調製)
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水200部に溶解し、そこへメタバナジン酸アンモニウム2.8部、85重量%リン酸8.2部を純水30部に溶解した溶液、硝酸銅1.1部を純水30部に溶解した溶液および硝酸鉄3.8部を純水10部に溶解した溶液を順次加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ5時間加熱攪拌した後に硝酸セシウム6.4部を純水100部に溶解した溶液をこれに加え、組成物(1)の前駆体を含む水性スラリーAを得た。このようにして調製したスラリーの粒度分布をレーザー回折式粒度分布装置(セイシン企業社製PRO−7000S)を用いて測定したところ平均粒径は24.7μmだった。また、水性スラリーAに含まれるアンモニア量をケールダール法で求めたところ、モリブデン原子100質量部に対して15.8部であった。
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水300部に溶解し、硝酸コバルト164.8部を純水200部に溶解した溶液、硝酸セシウム11.0部を純水30部に溶解した溶液を加熱攪拌下で加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ2時間攪拌した後に混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で乾燥させた後に粉砕し、得られた粉体を500℃で3時間焼成した。このようにして得られた組成物Bの酸素原子を除く組成はMo1Co1Cs0.1であった。また、組成物Bは、粉末X線構造解析よりCoMoO4で表される複合酸化物構造を有し、残余は主にCs2Oであることを確認した。また、複合酸化物(2)を88.6質量%含む組成物Bの平均粒径は4.2μmだった。
上記の方法で製造した複合酸化物(2)88.6質量%を含む組成物B14.1部を、上記の方法で製造した組成物(1)前駆体を含む水性スラリーAに添加した。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して23部であった。
実施例1において、組成物Bの量を14.1部から28.8部に変更した以外は実施例1と同様に触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して47部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2)の酸素原子を除く組成はMo1Co1であった。この触媒には、組成物(1)中のモリブデン原子100部に対して47部の複合酸化物(2)が含まれていた。反応結果を表1に示した。
実施例1において、組成物Bの量を14.1部から2.5部に変更した以外は実施例1と同様に触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して4部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2)の酸素原子を除く組成はMo1Co1であった。この触媒には、組成物(1)中のモリブデン原子100部に対して4部の複合酸化物(2)が含まれていた。反応結果を表1に示した。
実施例1において、組成物Bの量を14.1部から0.43部に変更した以外は実施例1と同様に触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して0.7部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2)の酸素原子を除く組成はMo1Co1であった。この触媒には、組成物(1)中のモリブデン原子100部に対して0.7部の複合酸化物(2)が含まれていた。反応結果を表1に示した。
(水性スラリーA'の調製)
実施例1において、組成物(1)前駆体スラリー調製時に29質量%アンモニア水97.1部を加えた以外は実施例1と同様に組成物(1')前駆体を含む水性スラリーA'を調製した。水性スラリーA'中にはモリブデン原子100質量部に対して31.1部のアンモニアが含まれていた。また、水性スラリーA'の平均粒径は28.6μmだった。
実施例1において、水性スラリーAを組成物(1')前駆体を含む水性スラリーA'に変更した以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーA'に含まれるモリブデン原子100部に対して23部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1')の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2)の酸素原子を除く組成はMo1Co1であった。この触媒には、組成物(1')中のモリブデン原子100部に対して23部の複合酸化物(2)が含まれていた。反応結果を表1に示した。
(水性スラリーA''の調製)
実施例1おいて得られた組成物(1)前駆体を含む水性スラリーAを加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で16時間乾燥した後に粉砕し、380℃で5時間焼成して組成物(1'')を得た。このようにして得られた組成物(1'')全量を純水200部に投入し、水性スラリーA''を得た。水性スラリーA''中にはモリブデン100質量部に対して0.04部のアンモニアが含まれていた。水性スラリーA''の平均粒径は22.5μmだった。
実施例1において、水性スラリーAを組成物(1'')を含む水性スラリーA''に変更した以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物Bに含まれる複合酸化物(2)の量は、水性スラリーA''に含まれるモリブデン原子100部に対して23部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1'')の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2)の酸素原子を除く組成はMo1Co1であった。この触媒には、組成物(1'')中のモリブデン原子100部に対して23部の複合酸化物(2)が含まれていた。反応結果を表1に示した。
(組成物B'の調製)
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水300部に溶解し、硝酸ニッケル164.7部を純水200部に溶解した溶液を加熱攪拌下で加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ2時間攪拌した後に混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で乾燥させた後に粉砕し、得られた粉体を500℃で3時間焼成した。このようにして得られた組成物B'の酸素原子を除く組成はMo1Ni1であった。また、組成物B'は、粉末X線構造解析よりNiMoO4で表される複合酸化物構造を有することを確認した。また、複合酸化物(2')を100質量%含む組成物B'の平均粒径は3.7μmだった。
実施例1において、組成物Bを複合酸化物(2')だけからなる組成物B'に変更した以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物B'に含まれる複合酸化物(2')の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して18部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2')の酸素原子を除く組成はMo1Ni1であった。この触媒には、組成物(1)中のモリブデン原子100部に対して18部の複合酸化物(2')が含まれていた。反応結果を表1に示した。
(組成物B''の調製)
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水300部に溶解し、硝酸鉄228.8部を純水200部に溶解した溶液を加熱攪拌下で加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ2時間攪拌した後に混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で乾燥させた後に粉砕し、得られた粉体を500℃で3時間焼成した。このようにして得られた組成物B''の酸素原子を除く組成はMo1Fe1であった。また、組成物B''は、粉末X線構造解析よりFe2(MoO4)3で表される複合酸化物構造を有し、残余は主にFe2O3であることを確認した。また、複合酸化物(2'')を88質量%含む組成物B''の平均粒径は4.5μmだった。
実施例1において、組成物Bを複合酸化物(2'')88質量%を含む組成物B''に変更した以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物B''に含まれる複合酸化物(2'')の量は、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100部に対して14部であった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1、複合酸化物(2'')の酸素原子を除く組成はMo1Fe0.67であった。この触媒には、組成物(1)中のモリブデン原子100部に対して14部の複合酸化物(2'')が含まれていた。反応結果を表1に示した。
実施例1において、組成物Bを用いずに水性スラリーAだけを用いた以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1であり、前記式(2)で表される複合酸化物(2)は含まれていなかった。反応結果を表1に示した。
実施例1において得られた組成物(1)前駆体を含む水性スラリーAを加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で16時間乾燥した後に粉砕して、組成物(1)前駆体を含む乾燥物を得た。得られた乾燥物中にはモリブデン原子100質量部に対して12.4部のアンモニアが含まれていた。乾燥物を純水に分散した後、粒度分布を測定したところ平均粒径は24.7μmだった。
実施例1における組成物Bの製造工程で、乾燥後に得られた粉末を500℃、3時間の焼成を実施せず、組成物B'''を得た。このようにして得られた組成物B'''12.5部を組成物(1)前駆体を含む水性スラリーAに添加した以外は実施例1と同様に触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。このときの組成物B'''には複合酸化物(2''')は含まれていなかった。得られた触媒中に含まれる組成物(1)の酸素原子を除く組成はMo12P1.5V0.5Cu0.1Fe0.2Cs1であり、前記式(2)で表される複合酸化物(2)は含まれていなかった。反応結果を表1に示した。
(水性スラリーA'''の調製)
純水400部に三酸化モリブデン100部、85質量%リン酸7.3部、五酸化バナジウム4.7部、酸化銅0.9部、酸化鉄0.2部を加え、還流下で5時間攪拌した。得られた混合液を50℃まで冷却した後、29質量%アンモニア水37.4部を滴下し、15分間攪拌した。次いで、硝酸セシウム9.0部を純水30部に溶解した溶液を滴下し、15分間攪拌し、組成物(1''')前駆体を含む水性スラリーA'''を得た。水性スラリーA'''の平均粒径は12.7μmだった。また、水性スラリーA'''には、スラリー中のモリブデン原子100質量部に対して16.3部のアンモニアが含まれていた。
パラモリブデン酸アンモニウム100部を純水300部に溶解し、硝酸ニッケル164.7部を純水200部に溶解した溶液、三酸化アンチモン2.48部を加熱攪拌下で加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ2時間攪拌した後に混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で乾燥させた後に粉砕し、得られた粉体を500℃で3時間焼成した。このようにして得られた組成物B''''の酸素原子を除く組成はMo1Ni1Sb0.03であった。また、組成物B''''は、粉末X線構造解析よりNiMoO4で表される複合酸化物構造を有し、残余はSb2O5であることを確認した。また、複合酸化物(2'''')を95.7質量%含む組成物B''''の平均粒径は4.1μmだった。
実施例1において、水性スラリーAを組成物(1''')前駆体を含む水性スラリーA'''に変更し、組成物B14.1部を組成物B''''12.5部に変更して混合を実施した以外は実施例1と同様にして触媒を製造し、メタクロレインの酸化反応を行った。得られた触媒中に含まれる組成物(1''')の酸素原子を除く組成はMo12P1.1V0.9Cu0.2Fe0.05Cs0.8であり、複合酸化物(2'''')の酸素原子を除く組成はMo1Ni1であった。この触媒には、組成物(1''')中のモリブデン原子100部に対して18部の複合酸化物(2'''')が含まれていた。反応結果を表1に示した。
Claims (7)
- 式(1)で表される組成物(1)および/またはその前駆体を含む水性スラリーAと、式(2)で表される複合酸化物(2)を含む組成物Bとを混合する工程を含むメタクリル酸合成用触媒の製造方法。
MoaPbXcYdOe (1)
(式(1)中、Mo、PおよびOはそれぞれモリブデン、リンおよび酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表す。ただし、a、b、c、dおよびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦3、0.01≦c≦6、0≦d≦3であり、eは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
MofDgEhOi (2)
(式(2)中、MoおよびOはそれぞれモリブデンおよび酸素を表し、Dは鉄、コバルト、ニッケル、銅、クロム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、銀、カドミニウム、テルル、レニウム、セリウムおよびランタンからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表し、Eはカリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、マンガン、ジルコニウム、ニオブ、タンタル、タングステン、アルミニウム、ケイ素、リン、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、スズ、アンチモンおよびビスマスからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を表す。ただし、f、g、hおよびiは各元素の原子比を表し、f=1のとき、0.1≦g≦10、0≦h≦5であり、iは前記各成分の原子比を満足するのに必要な酸素の原子比である。) - 前記水性スラリーAに含まれるアンモニアおよびアンモニウムイオンの合計質量が、水性スラリーAに含まれるモリブデン原子100質量部に対して0.1〜100質量部である請求項1記載のメタクリル酸合成用触媒の製造方法。
- 前記組成物Bに含まれる前記複合酸化物(2)の質量が、前記水性スラリーA中に含まれるモリブデン原子100質量部に対して1〜100質量部である請求項1または2に記載のメタクリル酸合成用触媒の製造方法。
- 請求項1から3いずれかに記載の方法で製造されたことを特徴とするメタクリル酸合成用触媒。
- 前記式(1)で表される組成物(1)および前記式(2)で表される複合酸化物(2)を含むメタクリル酸合成用触媒。
- 前記組成物(1)に含まれるモリブデン原子100質量部に対して前記式(2)で表される複合酸化物(2)が1〜100質量部である請求項5記載のメタクリル酸合成用触媒。
- メタクロレインを分子状酸素で気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法において、請求項4から6いずれかに記載のメタクリル酸合成用触媒を用いることを特徴とするメタクリル酸の製造方法。
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