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JP2005055804A - プラズマディスプレイ装置の駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置の駆動方法 Download PDF

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Naoyuki Tomioka
直之 富岡
Shinji Masuda
真司 増田
Hidehiko Shoji
秀彦 庄司
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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置の駆動方法において、プラズマディスプレイ装置の表示品位を向上させることを目的とする。
【解決手段】走査電極および維持電極が形成された基板とデータ電極が形成された基板とを対向配置してプラズマディスプレイ装置とし、1フィールド期間が書き込み期間および維持期間を有する複数のサブフィールドにより1フィールド期間を構成して発光表示を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記複数のサブフィールドのうち少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間において、走査電極に最初の正電圧の維持パルスを印加した後、またはほぼ同時に、正電圧に保たれている維持電極の電位を下げる。これによりセルの不灯現象を抑制し、プラズマディスプレイ装置の表示品位を大幅に改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置の駆動方法に関するものである。
プラズマディスプレイ装置として、図4に示すようなAC型プラズマディスプレイパネル(以下、パネルという)を用いたものが知られている。このパネルは、図4に示すように、第一のガラス基板1上には、誘電体層2および保護膜3で覆われた走査電極4と維持電極5とを対を成して互いに平行に配設している。また、第二のガラス基板6上には、誘電体層7で覆われたデータ電極8が配設されるとともに、データ電極8の間の誘電体層7上にデータ電極8と平行して隔壁9が設けられている。また、誘電体層7の表面から隔壁9の側面にかけて蛍光体10が設けられている。そして、第一のガラス基板1と第二のガラス基板6とが、走査電極4および維持電極5とデータ電極8とが直交するように放電空間11を挟んで対向して配置され、放電空間11には、放電ガスとして、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンの内少なくとも1種類の希ガスが封入され、これにより隣接する二つの隔壁9に挟まれ、データ電極8と走査電極4および維持電極5との交差部の放電空間に放電セル12が構成されている。
このパネルの電極配列は、図5に示すように、m×nのマトリックス構成であり、列方向にはm列のデータ電極D1〜Dmが配列され、行方向にはn行の走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極SUS1〜SUSnが配列されている。
図6にプラズマディスプレイ装置の表示駆動回路の一例を示している。図6に示すように、図3に示す構成のプラズマディスプレイパネル(PDP)13、アドレスドライバ回路14、スキャンドライバ回路15、サステインドライバ回路16、放電制御タイミング発生回路17、電源回路18、19、A/Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)20、走査数変換部21、及びサブフィールド変換部22を備えている。
図3の回路において、まず、映像信号VDは、A/Dコンバータ20に入力される。また、水平同期信号H及び垂直同期信号Vは放電制御タイミング発生回路17、A/Dコンバータ20、走査数変換部21、サブフィールド変換部22に与えられる。A/Dコンバータ20は、映像信号VDをデジタル信号に変換し、その画像データを走査数変換部21に与える。
走査数変換部21は、画像データをPDP13の画素数に応じたライン数の画像データに変換し、各ラインの画像データをサブフィールド変換部22に与える。サブフィールド変換部22は、各ラインの画像データの各画素データを複数のサブフィールドに対応する複数のビットに分割し、各サブフィールドに各画素データの各ビットをアドレスドライバ回路14にシリアルに出力する。アドレスドライバ回路14は、電源回路18に接続されており、サブフィールド変換部22から各サブフィールドにシリアルに与えられるデータをパラレルデータに変換し、そのパラレルデータに基づいて複数のアドレス電極に電圧を供給する。
放電制御タイミング発生回路17は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vを基準として、放電制御タイミング信号SC、SUを発生し、各々スキャンドライバ回路15およびサステインドライバ回路16に与える。スキャンドライバ回路15は、出力回路151及びシフトレジスタ152を有する。また、サステインドライバ回路16は、出力回路161及びシフトレジスタ162を有する。これらのスキャンドライバ回路15及びサステインドライバ回路16は共通の電源回路19に接続されている。
スキャンドライバ回路15のシフトレジスタ152は、放電制御タイミング発生回路17から与えられる放電制御タイミング信号SCを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路151に与える。出力回路151は、シフトレジスタ152から与えられる放電制御タイミング信号SCに応答して複数のスキャン電極に順に駆動信号電圧を供給する。
サステインドライバ回路16のシフトレジスタ162は、放電制御タイミング発生回路17から与えられる放電制御タイミング信号SUを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路161に与える。出力回路161は、シフトレジスタ162から与えられる放電制御タイミング信号SUに応答して複数のサステイン電極に順に駆動信号電圧を供給する。
このパネルを駆動するための従来の駆動方法として、特許文献1に示すような駆動方法が知られている。
ところで、このようなプラズマディスプレイ装置においては、書き込み放電を起こしてから維持期間初期において、維持電極の電圧が0Vとなるまでの時間が短いセル(キセノンイオンの寿命:50μs以内)では、書き込み放電のプライミング効果により、この全ての維持電極SUS1〜SUSnに印加されている正電圧が0Vになる際に、弱い自己消去放電が起き、維持電極5上の保護膜3、走査電極4上の保護膜3およびデータ電極8上の誘電体層7の表面の壁電荷が弱められてしまう。そのため続く維持期間において、この壁電荷の不足により放電が起きにくくなり、画像を表示した際に不灯が発生してしまうという課題がある。
特開2000−242224号公報
本発明はこのような課題を解決し、プラズマディスプレイ装置の表示品位を向上させることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、複数のサブフィールドのうち少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間において、走査電極に最初の正電圧の維持パルスを印加した後、またはほぼ同時に、正電圧に保たれている維持電極の電位を下げることを特徴とするものである。
本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動方法によれば、維持電極の自己消去放電を抑えることができ、これにより維持放電を安定に起こし、セルの不灯現象を抑えることで、プラズマディスプレイの表示品位を大幅に改善することができる。
すなわち、本発明においては、走査電極および維持電極が形成された基板とデータ電極が形成された基板とを対向配置してプラズマディスプレイ装置とし、1フィールド期間が書き込み期間および維持期間を有する複数のサブフィールドにより1フィールド期間を構成して発光表示を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記複数のサブフィールドのうち少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間において、走査電極に最初の正電圧の維持パルスを印加した後、またはほぼ同時に、正電圧に保たれている維持電極の電位を下げることを特徴としている。
また、本発明においては、走査電極へ最初の正電圧の維持パルスを印加してから、10μs以内に正電圧に保たれている維持電極の電位を下げることを特徴とし、さらに正電圧に保たれている維持電極の電位を下げる際には、電圧を0Vにするものである。
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法について、図1〜図3を用いて説明する。
図1に本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法における駆動波形のタイミング図を示しており、この例では256階調の階調表示を行うためのものであり、1フィールド期間を8個のサブフィールドで構成している。
図1に示すように、第1ないし第8のサブフィールドはそれぞれ初期化期間、書き込み期間、維持期間および消去期間から構成されている。まず、第1のサブフィールドにおける動作について説明する。
図1に示すように、初期化期間の前半の初期化動作において、全てのデータ電極D1〜Dmおよび全ての維持電極SUS1〜SUSnを0(V)に保持し、全ての走査電極SCN1〜SCNnには、全ての維持電極SUS1〜SUSnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vp(V)から、放電開始電圧を越える電圧Vr(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。このランプ電圧が上昇する間に、全ての放電セル12において、全ての走査電極SCN1〜SCNnから全てのデータ電極D1〜Dmおよび全ての維持電極SUS1〜SUSnにそれぞれ一回目の微弱な初期化放電が起こり、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3の表面に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜Dm上の誘電体層7の表面および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3の表面には正の壁電圧が蓄積される。
さらに、初期化期間の後半の初期化動作において、全ての維持電極SUS1〜SUSnを正電圧Vh(V)に保ち、全ての走査電極SCN1〜SCNnには、全ての維持電極SUS1〜SUSnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vq(V)から放電開始電圧を越える0(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。このランプ電圧が下降する間に、再び全ての放電セル12において、全ての維持電極SUS1〜SUSnから全ての走査電極SCN1〜SCNnにそれぞれ二回目の微弱な初期化放電が起こり、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の負の壁電圧および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の正の壁電圧が弱められる。一方、データ電極D1〜Dm上の誘電体層7の表面の正の壁電圧はそのまま保たれる。以上により初期化期間の初期化動作が終了する。
次の書き込み期間の書き込み動作において、全ての走査電極SCN1〜SCNnをVs(V)に保持し、データ電極D1〜Dmのうち、第一行目に表示すべき放電セル12に対応する所定のデータ電極に正の書き込みパルス電圧+Vw(V)を、第一行目の走査電極SCN1に走査パルス電圧0(V)をそれぞれ印加する。このとき、所定のデータ電極と走査電極SCN1との交差部における誘電体層7の表面と走査電極SCN1上の保護膜3の表面との間の電圧は、書き込みパルス電圧+Vw(V)にデータ電極D1〜Dm上の誘電体層7の表面の正の壁電圧が加算されたものとなるため、この交差部において、所定のデータ電極と走査電極SCN1との間および維持電極SUS1と走査電極SCN1との間に書き込み放電が起こり、この交差部の走査電極SCN1上の保護膜3表面に正電圧が蓄積され、維持電極SUS1上の保護膜3の表面に負電圧が蓄積され、書き込み放電が起こったデータ電極上の誘電体層7の表面に負電圧が蓄積される。
次に、データ電極D1〜Dmのうち、第二行目に表示すべき放電セル12に対応する所定のデータ電極に正の書き込みパルス電圧+Vw(V)を、第二行目の走査電極SCN2に走査パルス電圧0(V)をそれぞれ印加する。このとき、所定のデータ電極と走査電極SCN2との交差部における誘電体層7の表面と走査電極SCN2上の保護膜3の表面との間の電圧は、書き込みパルス電圧+Vw(V)に所定のデータ電極上の誘電体層7の表面の正の壁電圧が加算されたものとなるため、この交差部において、所定のデータ電極と走査電極SCN2との間および維持電極SUS2と走査電極SCN2との間に書き込み放電が起こり、この交差部の走査電極SCN2上の保護膜3表面に正電圧が蓄積され、維持電極SUS2上の保護膜3表面に負電圧が蓄積され、書込放電が起こったデータ電極上の誘電体層7の表面に負電圧が蓄積される。
同様な動作が引き続いて行われ、最後に、データ電極D1〜Dmのうち、第n行目に表示すべき放電セル12に対応する所定のデータ電極に正の書き込みパルス電圧+Vw(V)を、第n行目の走査電極SCNnに走査パルス電圧0(V)をそれぞれ印加する。このとき、所定のデータ電極と走査電極SCNnとの交差部において、所定のデータ電極と走査電極SCNnとの間および維持電極SUSnと走査電極SCNnとの間に書き込み放電が起こり、この交差部の走査電極SCNn上の保護膜3表面に正電圧が蓄積され、維持電極SUSn上の保護膜3表面に負電圧が蓄積され、書き込み放電が起こったデータ電極上の誘電体層7の表面に負電圧が蓄積される。以上により書き込み期間における書き込み動作が終了する。
続く維持期間において、先ず、全ての走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極SUS1〜SUSnを0(V)に一旦戻した後、全ての走査電極群SCN1〜SCNnに正の維持パルス電圧+Vm(V)を印加すると、書き込み放電を起こした放電セル12における走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3と維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3との間の電圧は、維持パルス電圧+Vm(V)に、書き込み期間において蓄積された走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の正電圧および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の負電圧が加算されたものとなる。このため、書き込み放電を起こした放電セルにおいて、走査電極SCN1〜SCNnと維持電極SUS1〜SUSnとの間に維持放電が起こり、この維持放電を起こした放電セルにおける走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面に負電圧が蓄積され、維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面に正電圧が蓄積される。その後、維持パルス電圧は0(V)に戻る。
続いて、全ての維持電極SUS1〜SUSnに正の維持パルス電圧+Vm(V)を印加すると、維持放電を起こした放電セル12における維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3と走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3との間の電圧は、維持パルス電圧+Vm(V)に、直前の維持放電によって蓄積された走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の負電圧および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の正電圧が加算されたものとなる。このため、この維持放電を起こした放電セルにおいて、維持電極SUS1〜SUSnと走査電極SCN1〜SCNnとの間に維持放電が起こることにより、その放電セルにおける維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面に負電圧が蓄積され、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面に正電圧が蓄積される。その後、前記維持パルス電圧は0(V)に戻る。
以降同様に、全ての走査電極SCN1〜SCNnと全ての維持電極SUS1〜SUSnとに正の維持パルス電圧+Vm(V)を交互に印加することにより、維持放電が継続して行われ、維持期間の最終において、全ての走査電極SCN1〜SCNnに正の維持パルス電圧+Vm(V)を印加すると、維持放電を起こした放電セル12における走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3と維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3との間の電圧は、維持パルス電圧+Vm(V)に、直前の維持放電によって蓄積された走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の正電圧と維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の負電圧が加算されたものとなる。このため、この維持放電を起こした放電セルにおいて、走査電極SCN1〜SCNnと維持電極SUS1〜SUSnとの間に維持放電が起こることにより、その放電セルにおける走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面に負電圧が蓄積され、維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面に正電圧が蓄積される。その後、維持パルス電圧は0(V)に戻る。以上により維持期間の維持動作が終了する。この維持放電により発生する紫外線で励起された蛍光体10からの可視発光を表示に用いている。
続く消去期間において、全ての維持電極SUS1〜SUSnに0(V)から+Ve(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加すると、維持放電を起こした放電セル12において、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3と維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3との間の電圧は、維持期間の最終時点における、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の負電圧および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の正電圧がこのランプ電圧に加算されたものとなる。このため、維持放電を起こした放電セルにおいて、維持電極SUS1〜SUSnと走査電極SCN1〜SCNnとの間に微弱な消去放電が起こり、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の負電圧と維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3表面の正電圧が弱められて維持放電は停止する。以上により消去期間における消去動作が終了する。
ただし、以上の動作において、表示が行われない放電セルに関しては、初期化期間に初期化放電は起こるが、書き込み放電、維持放電および消去放電は行われず、表示が行われない放電セルの走査電極SCN1〜SCNnと維持電極SUS1〜SUSnの保護膜3表面の壁電圧、およびデータ電極D1〜Dm上の誘電体層7の表面の壁電圧は、初期化期間終了時の状態のまま保たれる。
ここで、書き込み期間終了時、すべての維持電極は正電圧Vh(V)に保たれている。本発明においては、この維持電極の電圧を0(V)にするタイミングを、図1のA部に示すように、維持期間において、走査電極に最初の維持パルスが印加された後のタイミングとするものである。
このようなタイミングとすることで、維持期間初期において維持電極上の保護膜3表面の負電圧を弱めることなく、走査電極に維持電圧が印加され、これにより走査電極とデータ電極間で放電が起こり、そのプライミング効果が持続している状態で、維持電極が0(V)となるため、放電が維持電極にまで容易に伸び、走査電極、維持電極間での放電を安定に起こすことができる。
なお、このとき走査電極に維持電圧を印加した後、10μs以内に維持電極の電圧を0(V)とすることで、放電ガスのうちの1つであるネオンの正イオンの寿命が約10μsで、ネオンが正イオンとして放電空間11内に存在させることができるので、よりプライミング効果を大きくすることができ、走査電極に維持パルスを印加した後、10μs以内に維持電極の電圧を0(V)とすることが望ましい。
また、図2、図3に示すように、維持期間初期の駆動動作において、正電圧に保たれている維持電極の正電圧を0(V)にするタイミングを、走査電極へ最初の維持パルスを印加するタイミングとほぼ同時にすることが最も望ましい。なお、図3では、走査電極に最初に維持パルスを印加するタイミングを、正電圧に保たれている維持電極の正電圧が0(V)となるタイミングと同時にした場合の例の波形図を示している。
このように維持期間初期の駆動動作において、走査電極へ最初の維持パルスを印加するタイミングよりも後、もしくはほぼ同時のタイミングで、正電位に保たれている維持電極の電位を下げて電圧を0(V)とすることで、書き込み放電を起こしてから維持電極の電圧が0(V)となるまでの時間が短いセルにおいて発生する自己消去放電をなくすことができる。これにより安定に維持放電を起こし、パネル下部のセルの不灯を軽減し、プラズマディスプレイの表示品位を大幅に改善することができる。
以上のように本発明によれば、書き込み放電から維持電極の電圧が0Vとなるまでの時間が短いセルで発生する維持電極の自己消去放電を抑えることができ、これにより維持放電を安定に起こし、セルの不灯現象を抑えることができるため、プラズマディスプレイ装置の表示品位を大幅に改善することができる。
本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法における駆動動作タイミング図 本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法における駆動動作タイミング図 本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法における駆動動作タイミング図 プラズマディスプレイ装置のパネルの構成を示す斜視図 同パネルの電極配列を示す説明図 プラズマディスプレイ装置の表示駆動回路の一例を示すブロック回路図
符号の説明
1 第一のガラス基板
2 誘電体層
3 保護膜
4 走査電極
5 維持電極
6 第二のガラス基板
7 誘電体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体
11 放電空間
12 放電セル

Claims (3)

  1. 走査電極および維持電極が形成された基板とデータ電極が形成された基板とを対向配置してプラズマディスプレイ装置とし、1フィールド期間が書き込み期間および維持期間を有する複数のサブフィールドにより1フィールド期間を構成して発光表示を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記複数のサブフィールドのうち少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間において、走査電極に最初の正電圧の維持パルスを印加した後、またはほぼ同時に、正電圧に保たれている維持電極の電位を下げることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  2. 走査電極へ最初の正電圧の維持パルスを印加してから、10μs以内に正電圧に保たれている維持電極の電位を下げることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  3. 正電圧に保たれている維持電極の電圧を0Vにすることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
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