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JP2005040072A - コンバインの排藁処理装置 - Google Patents

コンバインの排藁処理装置 Download PDF

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JP2005040072A
JP2005040072A JP2003278451A JP2003278451A JP2005040072A JP 2005040072 A JP2005040072 A JP 2005040072A JP 2003278451 A JP2003278451 A JP 2003278451A JP 2003278451 A JP2003278451 A JP 2003278451A JP 2005040072 A JP2005040072 A JP 2005040072A
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transfer device
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threshing
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Application number
JP2003278451A
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English (en)
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Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
Koji Izumi
浩二 泉
Hiroki Watabe
寛樹 渡部
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】
穀稈を脱穀する脱穀機の扱胴カバーの開操作と、排藁を移送する排藁移送装置とは、同時に上方へ回動移動するが、これを別々に上方へ回動移動させようとするものである。
【解決手段】
脱穀機3で脱穀した後の排藁をフィードチェン4aから、引継ぎ移送する排藁移送装置6は、扱胴カバー3aを開操作で、昇降手段5により、扱胴カバー3aのみ開状態になり、その後に該扱胴カバー3aを持ち上げると、この持ち上げに連動して、排藁移送装置6が開する構成である。この排藁移送装置6の移送終端部より、後方部に回動装置9の回動中心(イ)を設けると共に、株元側・穂先側移送装置7,8で構成し、回動装置9の前後中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後中間位置へ設けた構成である。
【選択図】
図1。

Description

この発明は、脱穀機で脱穀した後の排藁をフィードチェンより、引継ぎ移送する排藁移送装置は、扱胴カバーを開操作で、昇降手段により、扱胴カバーのみ開状態になり、その後に該扱胴カバーを持ち上げると、この持ち上げに連動して、排藁移送装置が開する技術であり、コンバインの排藁処理装置として利用できる。
脱穀装置で脱穀され、脱穀した後の排藁は、フィードチェンにより受継ぎして、排藁処理装置へ搬送する排藁移送装置は、特に、特開2002−354936号公報の如く脱穀機上方を覆う扱胴カバーと、排藁搬送装置の上方を覆う排藁搬送カバーとを一体的に形成して、上部カバーとし、この上部カバーの回動支点をフィードチェンと反対側へ設けると共に、排藁搬送装置を構成する排藁搬送チェンの排藁搬送フレームより、回動支持フレームを突出し、この回動支持フレームを本機より、延設した排藁チェン支持フレームに回動自在に枢支し、該枢支部にロック機構を設けて、排藁搬送装置をロックしている。
前記ロック機構のロックを解除し、扱胴カバーと、排藁搬送カバーとを一体にした上部カバーを上方へ回動操作すると、この上部カバーと、排藁搬送装置とは、同時に上へ回動移動する。
特開2002−354936号公報
刈取り作業の途中でコンバインの脱穀機に不具合が発生すると、コンバインを停止操作して、扱胴カバーと、排藁搬送カバーとを一体にした上部カバーを上方へ回動操作すると、排藁搬送装置も同時に上方へ回動することにより、排藁の移送姿勢が乱れて、元へ復元操作したときに、この排藁搬送装置での排藁の移送が悪くなったり、又、排藁の詰まりが発生することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上側へ載置して穀稈を脱穀する脱穀機3と、脱穀した後の排藁をフィードチェン4aから、引継ぎ移送する排藁移送装置6等とを設けたコンバインにおいて、前記脱穀機3の扱胴カバー3aを開操作すると、排藁移送装置6も一緒に開する構成において、まず、扱胴カバー3aを開操作すると、昇降手段5により、扱胴カバー3aのみが開状態になり、その後に該扱胴カバー3aを持ち上げると、この持ち上げに連動して、排藁移送装置6が開すべく設けたことを特徴とするコンバインの排藁処理装置としたものである。
脱穀機3で穀稈は脱穀され、脱穀した後の排藁は、脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆とから、排藁移送装置6で引継ぎ移送され、この排藁移送装置6の後側に設けた。例えば、排藁を所定の長さに切断するカッタ装置、又は、所定の束径に結束する結束装置等へ引継ぎされて、切断、又は結束される。
又、前記脱穀機3の脱穀機内に不具合が発生したり、又は、排藁移送装置6へ排藁が詰まり、取り除くときは、脱穀機3の脱穀室を点検のときは、脱穀機3の扱胴カバー3aを開操作すると、昇降手段5が作動されて、扱胴カバー3aのみが開状態になる。この開状態位置でこの扱胴カバー3aを固定して、脱穀室内を点検、及び補修等を行う。
又、前記排藁移送装置6へ詰まった排藁を除去するときには、前述の扱胴カバー3aの状態より、更に、再度手動により、扱胴カバー3aを上方へ持ち上げ操作すると、この操作に連動して、排藁移送装置6は後方部を回動中心(イ)として、所定距離上方へ向けて、回動移動され、この排藁移送装置6の下部に隙間が発生する。この発生した隙間から詰まった排藁を抜き取り、除去する。
請求項2に記載の発明においては、前記排藁移送装置6の移送終端部より、後方部に回動装置9の回動中心(イ)を位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁処理装置としたものである。
前記排藁移送装置6へ詰まった排藁を除去するときに、この排藁移送装置6を上方へ回動移動させる回動中心(イ)の位置は、この排藁移送装置6の移送終端部より、所定距離後方部へ位置させて設けている。回動中心(イ)位置でこの排藁移送装置6を上方へ所定距離回動移動させて、詰まった排藁を除去する。
請求項3に記載の発明においては、前記排藁移送装置6は、株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とにより、構成すると共に、回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後方向の略中間位置に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの排藁処理装置としたものである。
前記脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆とで挟持移送される排藁は、排藁移送装置6の株元側移送装置7と、穂先側移送装置8との両者で引継ぎされて、後方部へ移送される。
前記排藁移送装置6の株元側・穂先側移送装置7,8を上部へ回動移動させる。回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後方向の略中間位置へ設けて、排藁移送装置6の株元側・穂先側移送装置7,8を所定距離回動装置9の回動中心(イ)位置により、上方へ回動移動させた後に、株元側・穂先側移送装置7,8へ詰まった排藁を除去する。
請求項1に記載の発明においては、脱穀機3で脱穀した後の排藁は、排藁移送装置6で移送されるが、この排藁移送装置6を上方へ回動移動させるときは、まず、脱穀機3の扱胴カバー3aを開操作すると、昇降手段5の作動により、この昇降手段5で扱胴カバー3aのみが、所定の開状態位置へ操作され、その後に扱胴カバー3aを持ち上げ操作すると、この操作に連動して、排藁移送装置6は後部を回動中心(イ)として、移送始端部は、所定距離上方へ回動移動されることにより、この排藁移送装置6で移送中の排藁の移送姿勢の乱れを防止することができる。
請求項2に記載の発明においては、前記排藁移送装置6の移送終端部より、後方部に、この排藁移送装置6を上方へ回動移動させる回動装置9の回動中心(イ)を位置させて設けたことにより、排藁は、排藁移送装置6で圧縮されることを防止できる。又、排藁が詰まったときには、詰まった排藁の除去が容易である。更に、この排藁移送装置6のメンテナンスが容易になる。
請求項3に記載の発明においては、前記排藁移送装置6は、株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とで形成すると共に、回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後方向の略中間位置へ位置させて設けたことにより、回動移動時のバランスが向上する。又、回動移動をスムーズに行うことができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、立毛穀稈を刈取り移送する刈取機11を設けた構成である。又、走行車台2の上側には、刈取機11から刈取り穀稈を引継ぎ移送中に脱穀する脱穀機3と、この脱穀機3内へ穀稈を挟持移送するフィードチェン4aと、挟持杆4bとを設けると共に、脱穀機3の上部には、扱胴カバー3aと、この扱胴カバー3aを開閉操作する昇降手段5とを設けた構成である。脱穀機3の後側には、脱穀済みで脱穀後の排藁を移送する株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とよりなる排藁移送装置6を設けた構成である。これら脱穀機3と、排藁移送装置6等とを主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図13で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ10aを張設した走行装置10を配設し、走行車台2の上側には、穀稈を脱穀する脱穀機3を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機11で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機11で後方上部へ移送され、脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継ぎされて、脱穀機3内を挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機3の右横側の上側に配設した穀粒貯留タンク12内へ一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図13で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド13a、及び各分草体13bと、立毛穀稈を引起す各引起装置13cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈供給移送装置14の各掻込装置14aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置13dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆4bとへ受渡しする穀稈供給移送装置14の根元・穂先移送装置15a,15b等からなる刈取機11を設けている。該刈取機11は、油圧駆動による伸縮シリンダ16により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
前記刈取機11の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆17aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆17bを設け、この支持パイプ杆17bを走行車台2の上側面に設けた支持装置17cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ16の作動により、刈取機11は支持パイプ杆17bを回動中心として、上下に回動する構成である。
前記穀粒貯留タンク12側の前部には、図13で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置18aと、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席18bとを設け、この操縦席18bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン19を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク12を配設する。これら走行装置10と、刈取機11と、脱穀機3と、エンジン19等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
前記刈取機11の穀稈供給移送装置14によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ11aを設けた構成である。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース20内の伝動機構20aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20bを設けた構成である。
前記脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆4bとにより、刈取機11の根元・穂先移送装置15a,15bで移送される刈取り穀稈を引継ぎして移送する構成である。これらフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継ぎされる穀稈は、脱穀機3の脱穀室3b内を挟持移送中に脱穀される。脱穀済み穀粒、及び脱穀中に発生した藁屑と、稈切とは、この脱穀機3内で穀粒と、藁屑、及び稈切とに選別され、選別済み穀粒は、この脱穀機3から穀粒貯留タンク12内へ揚送供給されて一時貯留される。又、選別済みの藁屑、及び稈切等は、脱穀機3から機外へ排出される構成である。
前記脱穀機3で脱穀された脱穀済みの排藁は、図1〜図5で示す如くこの脱穀機3のフィードチェン4aと、挟持杆4bとから、排藁を引継ぎ移送する排藁移送装置6を脱穀機3の後側で、平面視は、左側前部から右後部へ向けて傾斜させると共に、側面視は、上下方向に略平行状態に設けた構成である。
前記排藁移送装置6の作動は、脱穀機3の脱穀室3bの上側には、図1〜図5で示す如く扱胴カバー3aを、複数個の回動具21aにより、左側部が回動自在(開閉自在)に設けた構成である。この扱胴カバー3aと、排藁ギャーケース22を装着する支持板34とは、折り畳み式の連結部材21bを設けて接続すると共に、扱胴カバー3aを開閉操作する昇降手段5のガスダンパー5aを設けた構成である。
前記扱胴カバー3aを開操作すると、この開操作により、ON−OFFスイッチ方式の扱胴カバースイッチ(図示せず)がONされ、このONに連動して、昇降手段5のガスダンパー5aが作動され、扱胴カバー3aは、所定位置へ開状態に操作され、所定位置でこの扱胴カバー3aの開作動が停止制御される構成である。その後に、この扱胴カバー3aを上方の所定位置(全開位置)へ持ち上げる手動操作により、この手動操作に連動して、排藁移送装置6は、移送終端部側へ設けた回動装置9の回動中心(イ)により、移送始端部側は、連結部材21bにより、所定高さ上方へ回動移動されて、排藁移送装置6の左側部を上部にした傾斜状態に回動移動して、開状態にする構成である。
前記脱穀機3で脱穀した後の排藁は、排藁移送装置6へ引継ぎされて移送されるが、この排藁移送装置6を上方へ回動移動させるときには、まず、扱胴カバー3aを開操作すると、昇降手段5のガスダンパー5aが作動され、このガスダンパー5aで扱胴カバー3aのみが、所定の開状態位置へ操作され、その後に、この扱胴カバー3aを上方へ所定位置(全開位置)へ持ち上げる手動操作により、この手動操作に連動して、排藁移送装置6は、連結部材21より、移送終端部側へ設けた回動装置9の回動中心(イ)により、移送始端部は、所定距離上方へ連結部材21bで回動移動されることにより、排藁移送装置6で移送中の排藁の移送姿勢の乱れを防止することができる。
前記排藁移送装置6は、図1〜図4で示す如く左外側には、伝動機構22aを内装した排藁ギャーケース22を支持板34へ装着して設け、この排藁ギャーケース22の伝動機構22aの前外側へ軸支したプーリ22bと、脱穀機3の脱穀室3bへ軸支した扱胴軸3cの後端外側へ軸支した扱胴プーリ3dとには、ベルト3eを掛け渡して、扱胴軸3cの回転動力を排藁ギャーケース22の伝動機構22aへ入力する構成である。
前記排藁移送装置6は、図1〜図4で示す如く前側に排藁の穂先側を引継ぎ移送する穂先側移送装置8を設けると共に、後側に排藁の株元側を引継ぎ移送する株元側移送装置7を設けた構成である。
前記株元側移送装置7は、図1〜図4で示す如く排藁ギャーケース22の伝動機構22aの外側後部へ軸支して設けた駆動スプロケット23aと、略中間部の中軸23eへ軸支した中スプロケット23bと、移送終端部側へ軸支した後スプロケット23cとには、株元移送チェン23を掛け渡して、この株元移送チェン23は、チェン受23dで支持した構成であると共に、駆動スプロケット23aで回転駆動される構成である。株元移送チェン23で排藁の株元側を移送する構成である。
前記穂先側移送装置8は、図1〜図3で示す如く移送始端部には、前・後側板24a,24b間へ軸支した前スプロケット25aと、移送終端部で、中スプロケット23bを軸支した中軸23eの前端部の近傍へ軸支した後スプロケット25bとには、穂先ラグ25cを所定間隔に装着した穂先移送チェン25を掛け渡した構成である。又、後スプロケット25bで穂先移送ラグ25cと、穂先移送チェン25とが回転駆動される構成である。これら穂先移送チェン25の穂先移送ラグ25cにより、排藁の穂先側が移送される構成である。
前記排藁移送装置6の株元側移送装置7の移送終端部より、所定距離(L)後方部には、図1で示す如く回動装置9の回動中心(イ)を位置させて設けた構成である。
前記回動装置9は、図1で示す如く後側板26aと、連結杆26bとにより、支持板26cを支持した構成である。支持メタル27aへ支持軸27bを装着して設け、この支持メタル27aをボルト、及びナット等により、支持板26cへ装着した構成である。
前記支持軸27bには、回動アーム9aへ固着した回動パイプ9bを挿入して、回動自在に軸支した構成である。この回動アーム9aの先端部には、支持パイプ9cを装着して設け、この支持パイプ9cは、中軸23eで軸支した構成である。又、回動中心(イ)である支持軸27bは、機体1aの前後方向に略水平に配設した構成であり、排藁移送装置6に対して、斜めに持ち上げるため、作動量は必要とするが、この排藁移送装置6の傾きを防止した構成である。
前記回動装置9の回動パイプ9b、及び回動アーム9aは、扱胴カバー3aのみが昇降手段5のガスダンパー5aにより、所定位置へ開状態になり、その後に扱胴カバー3aを手動操作により、持ち上げ操作すると、この操作に連動して、回動装置9の回動パイプ9b、及び回動アーム9aは、支持軸27bの回動中心(イ)を回動位置として、排藁移送装置6の株元側移送装置7と、穂先側移送装置8との両者を、所定高さ位置へ回動移動させる構成である。
前記排藁移送装置6の移送終端部より、所定距離(L)後方部に回動装置9の回動アーム9aの回動パイプ9bを支持メタル27aの支持軸27bへ挿入し、この支持軸27bに回動中心(イ)を位置させて設けたことにより、排藁は排藁移送装置6で圧縮されることを防止できる。又、排藁が詰まったときには、詰まった排藁の除去が容易である。更に、この排藁移送装置6を上昇させることにより、メンテナンスが容易になる。
前記排藁移送装置6は、図1〜図4で示す如く株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とにより、形成した構成である。又、回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、これら株元側移送装置7と、穂先側移送装置8との前後方向の略中間位置(ハ)へ位置させて設けた構成である。
前記排藁移送装置6は、株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とよって形成した構成であると共に、回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後方向の略中間位置(ハ)へ位置させて設けたことにより、回動移動操作時のバランスが向上する。又、回動移動をスムーズに行うことができる。
前記右側の固定式の扱胴カバー3aは、図1で示す如く排藁移送装置6の穂先側移送装置8の移送終端部の近傍部まで、カバーすべく設けた構成である。又、左側の扱胴カバー3aの後側部には、排藁移送装置6をカバーする排藁カバー28を扱胴カバー3aと一体的に回動自在に設けた構成である。又、連結部材21bの外側には、図2、及び図3で示す如くロック装置29を設け、このロック装置29は、ロック板29bと、ロックストッパー29aと、トルクスプリング29cとよりなる構成である。扱胴カバー3aの開動操作により、ロック装置29のロックストッパー29aは、トルクスプリング29cにより、脱穀機3に設けたロック板29bの挿入孔29dの任意位置へ挿入され、任意位置でロックされる構成である。
これにより、扱胴カバー3aは、片手で簡単に閉じることができる。
前記脱穀機3の後側板4cと、後側板26aとの間に設けて接続する連結杆26bは、図1〜図3で示す如く排藁移送装置6の株元側・穂先側移送装置7,8と、平面視略平行状態に配設した構成である。又、この連結杆26bは、扱胴プーリ3dと、プーリ22bとの間をまたいで、その中間近傍へ位置させて設けた構成である。更に、連結杆26bがベルト3eの押さえとなる構成である。
これにより、前記排藁移送装置6の株元側・穂先側移送装置7,8と略平行状態に連結杆26bを設けたことにより、排藁の移送の邪魔になることがない。又、軸間の強度を確保することができる。更に、特別な部材を使用することなく、ベルト3eの外れを防止できる。
前記扱胴カバー3aのロック装置29は、図5〜図7で示す如く前側の扱胴カバー3aへ設けると共に、脱穀機3用のカウンタ装置30の支持板30aを設け、この支持板30aは、クランク形状に形成して、ロックストッパー29aが収納できる構成である。この支持板30aには、カウンタ軸30cを設け、このカウンタ軸30cには、カウンタプーリ30bを軸支して設けた構成である。
これにより、前記ロック装置29と、カウンタ装置30との強度確保が容易である。又、コストダウンを図ることができる。
前記排藁移送装置6の回動中心(イ)である支持軸27bは、図1、及び図2で示す如く前側で左右に延設した連結杆26bの右端部近傍へ位置させて設けると共に、後側で左右に延設した作業機フレーム31の右側端と、連結杆26bの右側端部との交差位置の近傍で、支持板26cからのこれら連結杆26bと、作業機フレーム31の交差位置近傍部へ設けた構成である。
これにより、高荷重のかかる回動中心(イ)を、X,Y,Z方向を前記連結杆26bと、支持板26cと、作業機フレーム31とでつなぐことにより、強度を確保できる。
前記ロック装置29のロックストッパー29aは、図2、図3、及び図5で示す如く脱穀機3の後側板4cと、扱胴軸3cの扱胴プーリ3dと、排藁ギャーケース22のプーリ22bとへ掛け渡したベルト3eとの間に設けると共に、回動支点は扱胴カバー3cに設けた構成である。又、ロックストッパー29aの下端部は、脱穀機3のロック板29bの挿入孔29dへ挿入する構成である。
これにより、前記ロックストッパー29aにより、ロック時、及び収納時に邪魔にならない。又、強度的にも強くなる。
前記扱胴カバー3aを所定開状態位置で支持するロック装置32のロックストッパー32aは、図14、及び図15で示す如く脱穀機3の前扱胴プーリ4h側の前側板4dに設けた支持板4eの挿入孔4fへ挿入して支持させる構成とするもよい。
これにより、前記扱胴カバー3aのロック解除は、右手で行うために、左にロックストッパー32aを配設する方が操作が容易である。
前記排藁移送装置6の回動移動側の株元移送チェン23を支持するチェン受23dの前端部には、図1〜図4、図8、及び図9で示す如く排藁ギャーケース22を装着する支持板34を設け、この支持板34の左外端部には、コ字形状の位置決板34aを固着して設けた構成である。この位置決板34aは、後述する支持軸33の外径部へ挿入される構成であり、排藁移送装置6全体を所定位置へ装着できる構成である。
前記支持軸33は、図1〜図4、図8、及び図9で示す如く脱穀機3の後側板4cに設けたロック板29bへ装着した取付板33aへ装着した構成である。この支持軸33の外径部には、前後方向に所定間隔を設けて、前・後案内板35a,35bを固着して設けた構成である。又、前案内板35aは、排藁移送装置6が昇降回動するストロークの全長より、長くして設けた構成である。更に、これら前・後案内板35a,35bにより、排藁移送装置6の位置決板34aが案内されて、この排藁移送装置6は、所定位置へセットされる構成である。
これにより、前記排藁移送装置6の後方の回動中心(イ)が、扱胴カバー3aの開閉方向と異なる方向へ配設されているために、前後方向に排藁移送装置6が傾こうとするが、これを防止することができる。
前記扱胴プーリ3dと、プーリ22bと、カウンタプーリ30bとには、図5、及び図10〜図12で示す如くベルト3eを掛け渡した構成である。このベルト3eには、テンション装置36を設けた構成である。
前記テンション装置36のテンションアーム36aの一方側の基部は、図12で示す如く扱胴軸3cを軸支する後側の扱胴軸受メタル37の外径部へ回動自在に軸支した構成である。このテンションアーム36aの他方側の端部の近傍部には、テンション軸36bを設け、このテンション軸36bには、テンションプーリ36cを軸支した構成である。
前記脱穀機3の後側には、補強板39を設け、この補強板39には、箱形状の受具39aを設けた構成である。この受具39aには、調節用ボルト39bを調節自在に設けた構成である。この調節ボルト39の先端部と、テンションアーム36aの先端部との間には、スプリング40を設けて、接続させた構成である。このテンション装置36により、ベルト3eを調節する構成である。
前記扱胴プーリ3dの近傍部には、図10〜図12で示す如くベルト3eが伸長時に外れを防止するコ字形状のベルトストッパ38を設けた構成である。このベルト3eは、ベルトストッパ38の上下のフランジ部間に設けた構成である。
これにより、前記排藁移送装置6を開状態へ操作したときに、スプリング40の外れを防止することができる。又、ベルト3eの外れを防止することができる。
前記穀粒貯留タンク12内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク12の後側には、縦移送螺旋41aを内装した排出支持筒41を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒41の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋42aを伸縮自在に内装した排出オーガ42を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
扱胴カバー部と、排藁移送装置部との平面図 扱胴カバー部と、排藁移送装置部との背面斜視図 脱穀機部と、排藁移送装置部との一部の拡大平面図 排藁移送装置の株元側移送装置の拡大正面図 扱胴カバー部と、カウンタ装置部と、テンション装置との正面図 カウンタ装置部の拡大正面図 カウンタ装置部の拡大側面図 排藁ギャーケースの支持板部の拡大平面図 排藁ギャーケースの位置決板部の拡大背面図 扱胴カバー閉時のテンション装置部の正面図 扱胴カバー開時のテンション装置部の正面図 ベルトストッパ部と、テンション装置部との拡大平面図 コンバインの左側全体側面図 他の実施例を示す図で、扱胴カバー部と、ロック装置部との平面図 他の実施例を示す図で、脱穀機の前側板と、ロック装置部との拡 大正面図
符号の説明
2 走行車台
3 脱穀機
3a 扱胴カバー
4a フィードチェン
5 昇降手段
6 排藁移送装置
7 株元側移送装置
8 穂先側移送装置
9 回動装置
9a 回動アーム
イ 回動中心
ロ 中心位置

Claims (3)

  1. 走行車台2の上側へ載置して穀稈を脱穀する脱穀機3と、脱穀した後の排藁をフィードチェン4aから、引継ぎ移送する排藁移送装置6等とを設けたコンバインにおいて、前記脱穀機3の扱胴カバー3aを開操作すると、排藁移送装置6も一緒に開する構成において、まず、扱胴カバー3aを開操作すると、昇降手段5により、扱胴カバー3aのみが開状態になり、その後に該扱胴カバー3aを持ち上げると、この持ち上げに連動して、排藁移送装置6が開すべく設けたことを特徴とするコンバインの排藁処理装置。
  2. 前記排藁移送装置6の移送終端部より、後方部に回動装置9の回動中心(イ)を位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁処理装置。
  3. 前記排藁移送装置6は、株元側移送装置7と、穂先側移送装置8とにより、構成すると共に、回動装置9の回動アーム9aの前後方向の中心位置(ロ)は、株元側・穂先側移送装置7,8の前後方向の略中間位置に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの排藁処理装置。
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