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JP2005039216A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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JP2005039216A JP2004158884A JP2004158884A JP2005039216A JP 2005039216 A JP2005039216 A JP 2005039216A JP 2004158884 A JP2004158884 A JP 2004158884A JP 2004158884 A JP2004158884 A JP 2004158884A JP 2005039216 A JP2005039216 A JP 2005039216A
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弘之 沓掛
Kikuko Sugimae
紀久子 杉前
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Abstract

【課題】不揮発性半導体記憶装置において、書き込み電圧の低減でき、かつ大容量で高速化を図ることが困難であった。
【解決手段】半導体基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成された浮遊ゲート13と、浮遊ゲート13の両側に位置する基板11内に形成されたソース又はドレイン領域としての拡散層14と、浮遊ゲート13の両側に形成され、浮遊ゲートを駆動する第1、第2の制御ゲート16と、第1、第2の制御ゲート16と浮遊ゲート13との間に形成されたゲート間絶縁膜15とを有するメモリセルと、基板11上にゲート絶縁膜18を介して形成された選択ゲート19と、選択ゲート19の両側に位置する基板11内に形成され、一方がメモリセルの拡散層14と接続されたソース又はドレイン領域としての拡散層20とを有するメモリセル選択用のトランジスタとを具備している。
【選択図】 図2

Description

本発明は浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
図66乃至図68は、従来のSTI(Shallow Trench Isolation)を用いたNAND型EEPROMを示している。図66は平面図であり、図67は図66のVIXVII−VIXVII線に沿った断面図であり、図68は図66のVIXVIII−VIXVIII線に沿った断面図である。図67に示すように、シリコン基板(Si-sub)上にトンネル絶縁膜としてのゲート絶縁膜GIが形成され、その上に浮遊ゲートFGが形成されている。浮遊ゲートFGは隣接するセル間で切断され、電気的に絶縁されている。この浮遊ゲートFGを切断する構造を、スリットと呼ぶ。スリット内の浮遊ゲートFGの側壁及び浮遊ゲートFG上部はゲート間絶縁膜IGIで覆われている。トンネル絶縁膜及びゲート間絶縁膜で浮遊ゲートFGを覆うことにより、浮遊ゲートFGに長期間電荷を保持することが可能となる。
ゲート間絶縁膜の上に制御ゲートCGが形成されている。制御ゲートCGは、通常多数のセルトランジスタで共有され、同時に多数のセルトランジスタを駆動する機能を有し、ワード線WLと表記する。
図67に示す断面方向は、通常ビット線BL方向と表記される。ビット線BL方向では、スタックゲート構造が基板上に並んだ構造となる。各セルトランジスタは、レジストあるいは加工マスク層を用いて自己整合的に加工される。選択ゲート(メモリセル選択用のトランジスタ)を介して複数のセルが直列接続されるNAND型メモリでは、隣接するセル間でそれぞれのソースとドレインが共有され、セル面積の縮小が図られている。各ワード線WLの相互間は微細加工の最小寸法で加工されている。
浮遊ゲートFGへの電子の注入は、制御ゲートCGに高い書き込み電位を与え、基板をグランドに接地することにより行われる。セルトランジスタの微細化に伴い隣接セル間及び浮遊ゲートFGと周辺構造との寄生容量が増大している。このため、セルトランジスタの書き込み電圧は、書き込み速度の高速化を図るために高電圧化する傾向にある。書き込み電圧の高電圧化のためには、制御ゲートCG間の絶縁耐圧の確保及び、ワード線駆動回路の高耐圧化が必要である。このため、メモリ素子の高密度化及び高速化にとって大きな問題となる。
図68の構造から書き込み時の電位を概算する。制御ゲートCGと浮遊ゲートFG間、及び浮遊ゲートFGと基板間は、それぞれゲート絶縁膜、トンネル絶縁膜を挟んだキャパシタとみなすことができる。このため、制御ゲートCGからみたメモリセルは2つのキャパシタが直列に接続された構造と等価である。
図69は、制御ゲートCGと浮遊ゲートFG間のキャパシタ容量をCip、浮遊ゲートFGと基板間のキャパシタ容量をCtoxとした場合のセル1個分の等価回路を示している。制御ゲートCGに書き込み用高電位(Vpgm=Vcg)を与えたときの浮遊ゲートFGの電位Vfgは、CipとCtoxとの容量結合により決定され、次の式で概算される。
Vfg=Cr×(Vcg−Vt+Vt0)
Cr=Cip/(Cip+Ctox)
上式において、Vtはセルトランジスタの閾値電圧、Vt0は浮遊ゲートFGに電荷が全く入っていない場合の閾値電圧(中性閾値電圧)を表している。
浮遊ゲートFGの電位Vfgが大きいほどトンネル絶縁膜には高電界がかかり、浮遊ゲートFGへの電子の注入が起こり易くなる。上式より、Vcgを一定とした場合において、Vfgを大きくするためには、容量比(Cr)を大きくすれば良いことが分かる。すなわち、書き込み電位を低減するためには、CipをCtoxに対して大きくすることが必要である。
キャパシタの容量は、電極間に設けられた薄膜の誘電率及び対向電極の面積に比例し、対向電極間の距離に反比例する。書き込み/消去のため電荷を通過させるトンネル絶縁膜にリーク電流が流れると書き込み/消去を阻害する。このため、Cipを増大させるためには通常、ゲート絶縁膜と浮遊ゲートFG、制御ゲートCGとの接触面積を増大させる手法が用いられている。例えば、スリット幅を抑制して浮遊ゲートFG上面の幅(図67中の寸法1a)を大きくする。あるいは、浮遊ゲートFGの膜厚を厚くして浮遊ゲートFGの側壁の長さ(図67中の寸法1b)を伸ばすといった技術が開発されている。
しかし、その結果、ゲートや配線材と比較してスリット加工寸法を極端に微細化する必要があり、且つ、浮遊ゲートFGの厚膜化によりゲートの加工難易度が増大している。さらに、微細化に伴い、ワード線WLの相互間で対向するFG−FG間の寄生容量が増大する。このように、容量比を維持することはセルトランジスタの微細化に対して大きな阻害要因となってきている。
そこで、浮遊ゲートFGや制御ゲートCGの構成を変えることにより、書き込み電圧を低電圧化する技術が考えられている。
例えば、ブースタプレートと浮遊ゲート間の容量を増大させ、低電圧で書き込み/消去/読み出し動作が可能なNAND型EEPROMが開発されている(特許文献1)。
また、浮遊ゲートと制御ゲートとのカップリング比を大きくし、書き込み電圧を低減させ、素子の微細化を図った不揮発性記憶素子が開発されている(特許文献2)。
さらに、制御ゲートの両側壁に浮遊ゲートを形成し、書き込み、消去、読出し特性を向上させたMOSFETを記憶素子とする不揮発性半導体記憶装置が開発されている(特許文献3)。
また、浮遊ゲートに隣接してアシストゲートを配置したAG−ANDメモリセルが開発されている(非特許文献1)。
しかし、上記した従来の技術によっても、制御ゲートと浮遊ゲート間の容量を増大することが困難であり、書き込み電圧を低減し、高集積化、高速化を図ることが困難であった。
さらに、従来では、メモリセル選択用のトランジスタはメモリセルと同時に加工される。このため、メモリセル選択用のトランジスタのゲート絶縁膜及びソース、ドレイン拡散層を、セルトランジスタのゲート絶縁膜及びソース、ドレイン拡散層と作り分けることができない。この結果、チャネルイオン注入時の濃度条件やゲート絶縁膜の膜厚等に依存して、メモリセル選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性が異なるという問題がある。
特開平11−145429号公報 特開2002−217318号公報 特開2002−50703号公報 2002 IEEE, 952-IEDM, 21.6.1, 10-MB/s Multi-Level Programming of Gb-Scale Flash Memory Enabled by New AG-AND Cell Technology
この発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、書き込み電圧の低減でき、かつ大容量で高速化が実現できると共に、メモリセル選択用のトランジスタの特性をメモリセルに左右されないで独自に設定することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、上記浮遊ゲートの両側に位置する上記基板内に形成されたソース又はドレイン領域としての第1の拡散層と、上記浮遊ゲートの両側に形成され、上記浮遊ゲートを駆動する第1、第2の制御ゲートと、少なくとも上記第1、第2の制御ゲートと上記浮遊ゲートとの間に形成されたゲート間絶縁膜とを有するメモリセルと、上記基板上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された選択ゲートと、上記選択ゲートの両側に位置する上記基板内に形成され、一方が上記メモリセルの第1の拡散層と接続されソース又はドレイン領域としての第2の拡散層とを有するメモリセル選択用のトランジスタとを具備したことを特徴とする。
この発明によれば、書き込み電圧の低減でき、かつ大容量で高速化が実現できると共に、メモリセル選択用のトランジスタの特性をメモリセルに左右されないで独自に設定することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、この発明を実施の形態により説明する。
(第1の実施形態)
図1乃至図4は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示している。図1はセルアレイの平面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図であり、図3は図1のIII−III線に沿った断面図であり、図4は図1のIV−IV線に沿った断面図である。
第1の実施形態に係るセルアレイは、直列接続されてメモリセル列を構成する複数のメモリセルと、メモリセル列に接続されたメモリセル選択用のトランジスタとから構成されている。
各メモリセルには、シリコン半導体基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成された浮遊ゲート13(FG)と、浮遊ゲート13の両側に位置する基板11内に形成されたソース又はドレイン領域としての拡散層14と、浮遊ゲート13の両側にゲート間絶縁膜15を介して形成された第1、第2の制御ゲート(CG)16とが設けられている。上記ゲート間絶縁膜15は、第1、第2の制御ゲート16と拡散層14との間の位置まで延長して形成されている。また、ゲート絶縁膜12は、第1、第2の制御ゲート16と拡散層14との間でゲート間絶縁膜15の下部に位置するように延長して形成されている。さらに第1、第2の制御ゲート16の上部には金属サリサイド層17が形成されている。
メモリセル選択用のトランジスタでは、シリコン半導体基板11上に、上記ゲート絶縁膜12とは異なるゲート絶縁膜18を介して形成された選択ゲート(SG)19と、選択ゲート19の両側に位置する基板11内に形成されたソース又はドレイン領域としての一対の拡散層20とが設けられている。そして、上記一対の拡散層20のうち、メモリセル側の拡散層20はメモリセル側のソース又はドレイン領域としての拡散層14と電気的に接続され、一体化されている。さらに、上記一対の拡散層20の表面及び選択ゲート19の上部にはそれぞれ金属サリサイド層21が形成されている。上記選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19と隣接する制御ゲート16の側壁上には絶縁物からなるスペーサ22が形成されている。このスペーサ22は単一層の絶縁膜で構成してもよく、あるいは複数層の絶縁膜で構成してもよい。
図3及び図4に示すように、基板11には、上記拡散層14、20の配列方向と平行するように延長された素子分離用(STI)の浅い溝23が形成され、この溝23内に素子分離用の絶縁膜24が埋め込まれることにより、複数のメモリセル列が相互に分離される。
従来のセルは、1つの制御ゲートにより1つの浮遊ゲートを駆動していた。これに対して、第1の実施形態におけるメモリセルでは、浮遊ゲート13はその両側に位置する2つの制御ゲート16により駆動される。
図5は、第1の実施形態のセルの等価回路を示している。ここで、Cipは2つの制御ゲートCGと浮遊ゲートFG間の容量、Cip_extは2つの制御ゲートCGと基板間の容量、Ctoxは浮遊ゲートFGと基板間の容量である。この等価回路において、1つの浮遊ゲートFGに隣接する2つの制御ゲートCGが同電位(Vcg)であったとすると、浮遊ゲートの電位Vfgを決定する容量比(Cr)は、次式で概算される。
Cr=Cip/(Cip+Ctox)
=(2・εip・W・Tfg/Tip)/((2・εip・W・Tfg/Tip)
+εtox・W・L/Ttox)
ここで、εipはゲート間絶縁膜の誘電率、εtoxはゲート絶縁膜の誘電率、Wはセルトランジスタのチャネル幅、Lはセルトランジスタのゲート長、Tfgは浮遊ゲートFGの膜厚、Ttoxはゲート絶縁膜の膜厚、Tipはゲート間絶縁膜の膜厚である。
上記式より、本実施形態のセルトランジスタは、最小加工寸法となるべきトランジスタのチャネル幅やゲート長を変えなくとも、浮遊ゲートの膜厚Tfgを大きくすることにより、Crを大きくすることが可能であることが分かる。これは、セルを微細化しても、容量比を改善することができることを意味する。
また、図2に示すように、浮遊ゲート13相互間のスペースは、制御ゲート16によりほぼ完全に埋め込まれている。このため、従来のセルで問題となっていたワード線WL方向に隣接する浮遊ゲート相互間の結合容量、及び、セルトランジスタのソース/ドレイン領域が形成される基板と浮遊ゲートとのフリンジ容量の2つの寄生容量が殆んど遮蔽されている。
以上のことから、第1の実施形態のセルは、寄生容量の増加を考慮することなく、浮遊ゲートの膜厚を厚くすることにより、容量比を確保することができる。その結果、セルトランジスタのゲート長や、チャネル幅などを微細化しても容量比を増大させることができる。しかも、容量比を増大できるため、書き込み電圧を低減化することができる。したがって、第1の実施形態によれば、セルの微細化と書き込み電圧の低減化とを同時に満たすことが可能である。
さらに、メモリセルを選択する選択用のトランジスタのゲート絶縁膜は、セル側のゲート絶縁膜12とは異なるゲート絶縁膜18を用いているため、ゲート絶縁膜18の膜厚をセル側のゲート絶縁膜12とは独立に調整することができる。しかも、メモリセルを選択する選択用のトランジスタのソース又はドレイン領域としての拡散層20は、セル側のソース又はドレイン領域としての拡散層14とは異なる。このため、拡散層20を形成する際のイオン注入量をセル側の拡散層14とは独立に調整することができる。この結果、選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性を、メモリセルに左右されないで独自に設定できる。
図6(a)、(b)乃至図15(a)、(b)は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示している。なお、各図の(a)は図2の断面に相当し、各図の(b)は図4の断面に相当している。
先ず、図6(a)、(b)に示すように、シリコン半導体基板11上に例えばシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜12が形成される。このゲート絶縁膜12の上に浮遊ゲートとなる例えばポリシリコン層30、マスク層31が順次形成される。このマスク層31は、例えばシリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜が適用される。このマスク層31は、ポリシリコン層30をエッチングする際、ポリシリコン層30と選択比が得られることが最低条件である。しかし、後述するSTIを形成する際のCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程においては、埋め込み用絶縁膜と選択比が得られ、制御ゲートを形成する際のCMP工程においては制御ゲートとの選択比が得られることがより望ましい。この後、マスク層31はリソグラフィ工程と選択エッチング工程によりパターンニングされる。このパターンニングされたマスク層31を用いてポリシリコン層30、ゲート絶縁膜12、基板11が順次にエッチングされ、素子分離用の浅い溝23が形成される。
次に、図7(a)、(b)に示すように、全面に例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜24が、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)により形成され、基板11に形成された溝23が埋め込まれる。続いて、図8(a)、(b)に示すように、マスク層31をストッパーとして、CMP工程により絶縁膜24がマスク層31まで研磨され、STIが形成される。
続いて、図9(a)、(b)に示すように、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、ポリシリコン層30がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層30からなる浮遊ゲート13が形成される。この時、選択ゲート形成予定領域上にはゲート絶縁膜12のみが残る。この後、選択ゲート形成予定領域上をマスク層でマスクした状態で、浮遊ゲート13をマスクとして基板11内に不純物イオンが注入され、セルトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層14が形成される。
この後、図10(a)、(b)に示すように、全面にゲート間絶縁膜15が形成される。このゲート間絶縁膜15は、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニア酸化物のいずれか1つあるいは、これらの少なくとも2つの積層膜により形成される。一例として、シリコン酸化物、シリコン窒化物及びシリコン酸化物からなる3層のいわゆるONO膜を用いることができる。
この後、図11(a)、(b)に示すように、選択ゲート形成予定領域及びその周辺のゲート間絶縁膜15及びゲート絶縁膜12が剥離され、この剥離された領域に新たにシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜18が形成される。このゲート絶縁膜18は、セルトランジスタのゲート絶縁膜12とは異なる膜厚にされる。
続いて、図12(a)、(b)に示すように、全面に制御ゲート及び選択ゲートとなる例えばポリシリコン層32がCVDにより形成される。次に、図13(a)、(b)に示すように、CMP工程によりポリシリコン層32が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。
次に、図14(a)、(b)に示すように、全面にレジスト層33が堆積され、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、パターニングされたレジスト層33をマスクにポリシリコン層32及びその下部のゲート絶縁膜12がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層32からなる制御ゲート16と選択ゲート19とが同時に形成される。続いて、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16とをマスクとして基板11内に不純物イオンが注入され、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20が形成される。このイオン注入の際のドーズ量及びイオンの加速エネルギーは、選択用のトランジスタとして所望の特性が得られるように調整される。
続いて、図15(a)、(b)に示すように、レジスト層33が全面剥離された後、スペーサを形成するための絶縁物が全面に堆積され、この後、RIEにより絶縁物がエッチングされ、選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19と隣接する制御ゲート16の側壁上にスペーサ22が形成される。先に説明したように、このスペーサ22は単一の絶縁膜で構成してもよく、あるいは複数層の絶縁膜で構成してもよい。この場合、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースは十分に広いので、このスペースはスペーサ22によって完全に埋め込まれず、この部分では拡散層20が露出した状態となる。なお、上記スペーサ22が形成された後に再度、不純物イオンを注入して、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20をLDD(Lightly Doped Drain)構造としてもよい。
次に、全面に金属薄膜が堆積された後に加熱処理が行われ、マスク層31をサリサイド反応の制御膜として使用することにより、制御ゲート16の上部に金属サリサイド層17が形成され、かつ選択ゲート19の上部及び拡散層20の表面に金属サリサイド層21が形成される。未反応の金属薄膜は、この後、除去される。
この後、全面に層間絶縁膜が堆積され、さらに一対の選択ゲート19相互間に位置する層間絶縁膜に対してコンタクトホールが開口され、金属サリサイド層21に電気的に接続されるコンタクトが形成される。
なお、制御ゲート16はサリサイド構造を有する場合を説明したが、本実施形態において、制御ゲート16は浮遊ゲート13に対して自己整合的に形成されるため、制御ゲート16上面に金属配線を形成することも可能である。さらに、制御ゲート16自体を金属材料で形成することももちろん可能である。このような態様に対応して、制御ゲート16及び選択ゲート19には、次のような材料を適用できる。
サリサイド構造に適用される金属材料としては、例えばチタン、コバルトあるいはニッケルがある。また、制御ゲート16及び選択ゲート19自体を金属材料とする場合、例えばチタン、タングステン、タングステン窒化物、チタン窒化物のいずれか1つあるいは少なくとも2つの積層膜を適用することが可能である。
本実施形態において、制御ゲート16はゲート間絶縁膜15を介して浮遊ゲート13の両側面に形成される。このため、浮遊ゲート13と制御ゲート16の容量結合が従来に比較して増加する。したがって、制御ゲート16の配線は抵抗値が十分低い材料とする必要があり、上部に形成された金属サリサイド層17は制御ゲート16の配線抵抗値を下げることに役立つ。また、選択ゲート19とこれに隣接した制御ゲート16とを同時に加工する。このため、両ゲート間の距離を、露光時のマスク合わせずれに影響されずに一定に保つことができ、制御ゲート16と選択ゲート19との間の寄生容量の制御が容易となる。
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示しており、第1の実施形態における図2の断面と対応している。なお、図16において、図2と対応する箇所には同じ符号を付してその説明は省略する。
第1の実施形態に係るセルアレイでは、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースが十分に広くされ、このスペースがスペーサ22によって完全に埋め込まれずに、この部分で拡散層20が露出し、その表面に金属シリサイド層21が形成される場合を説明した。
これに対し、この第2の実施形態では、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースが狭くされ、このスペースがスペーサ22によって埋め込まれており、拡散層20は露出していない。したがって、スペーサ22によって埋め込まれている部分の拡散層20の表面には金属サリサイド層21は形成されていない。また、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースに埋め込まれているスペーサ22の内部には、図16に示すようにエアギャップ34が形成されていてもよい。エアギャップ34が形成されていることで、制御ゲート16と選択ゲート19との間の寄生容量が低減できる。
上記第2の実施形態においても、寄生容量の増加を考慮することなく、浮遊ゲートの膜厚を厚くすることにより、容量比を確保することができる。その結果、セルトランジスタのゲート長や、チャネル幅などを微細化しても容量比を増大させることができる。しかも、容量比を増大できるため、書き込み電圧を低減化することができる。したがって、第2の実施形態によれば、セルの微細化と書き込み電圧の低減化とを同時に満たすことが可能である。
さらに、メモリセルを選択する選択用のトランジスタのゲート絶縁膜として、セル側のゲート絶縁膜12とは異なるゲート絶縁膜18が使用されているため、ゲート絶縁膜18の膜厚をセル側のゲート絶縁膜12とは独立に調整することができる。しかも、メモリセルを選択する選択用のトランジスタのソース又はドレイン領域としての拡散層20は、セル側のソース又はドレイン領域としての拡散層14とは異なるため、拡散層20を形成する際のイオン注入量をセル側の拡散層14とは独立に調整することができる。この結果、選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性を、メモリセルに左右されないで独自に設定できる。
次に、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明する。図6(a)、(b)乃至図13(a)、(b)までの工程は第1の実施形態の場合と同様である。
次に、図17(a)、(b)に示すように、全面にレジスト層33が堆積され、このレジスト層33がパターニングされる。このパターニングの際に、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースが第1の実施形態の場合よりも狭くなるようにパターニングされる。続いて、パターニングされたレジスト層33をマスクにポリシリコン層32及びその下部のゲート絶縁膜18がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層32からなる制御ゲート16と選択ゲート19とが形成される。続いて、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16とをマスクとして基板11内に不純物イオンが注入され、拡散層20が形成される。このイオン注入の際のドーズ量及びイオンの加速エネルギーは、選択用のトランジスタとして所望の特性が得られるように調整される。
続いて、図18(a)、(b)に示すように、レジスト層33が全面剥離された後、スペーサを形成するための絶縁物が全面に堆積される。このとき、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースは絶縁物により埋め込まれる。この後、RIEにより絶縁物がエッチングされ、選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19とこれに隣接する選択ゲート19との間のスペースにスペーサ22が形成される。また、条件によっては、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースに埋め込まれているスペーサ22の内部にエアギャップ34が形成される。
さらに、図19(a)、(b)に示すように、全面に金属薄膜が堆積された後に加熱処理が行われ、マスク層31をサリサイド反応の制御膜として使用することにより、制御ゲート16の上部に金属サリサイド層17が形成され、かつ選択ゲート19の上部及び表面が露出している拡散層20の表面に金属サリサイド層21が形成される。未反応の金属薄膜は、この後、除去される。
この後、全面に層間絶縁膜が堆積され、さらに一対の選択ゲート19相互間に位置する層間絶縁膜に対してコンタクトホールが開口され、金属サリサイド層21に電気的に接続されるコンタクトが形成される。
なお、第1の実施形態の場合と同様に、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20をLDD構造としてもよい。
この場合にも、サリサイド構造に適用される金属材料としては、例えばチタン、コバルトあるいはニッケルがある。また、制御ゲート16及び選択ゲート19自体を金属材料とする場合、例えばチタン、タングステン、タングステン窒化物、チタン窒化物のいずれか1つあるいは少なくとも2つの積層膜を適用することが可能である。
(第3の実施形態)
図20は、第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示しており、第1、第2の実施形態における図2、図16の断面と対応している。なお、図20において、図16と対応する箇所には同じ符号を付してその説明は省略する。
第1、第2の実施形態に係るセルアレイでは、選択ゲート19下部のゲート絶縁膜として、浮遊ゲート13下部のゲート絶縁膜12とは異なるゲート絶縁膜18を用いる場合について説明した。
これに対し、この第3の実施形態では、選択ゲート19下部のゲート絶縁膜として、浮遊ゲート13下部のゲート絶縁膜12と同じものを用いるようにしている。
この実施形態では、選択用のトランジスタのソース又はドレイン領域としての拡散層20は、セル側の拡散層14とは異なる。このため、拡散層20を形成する際のイオン注入量を、セル側の拡散層14とは独立に調整することができ、選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性を、メモリセルに左右されないで独自に設定できる。
なお、図20では、図16の場合と同様に、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースがスペーサ22によって埋め込まれ、拡散層20が露出していない場合を示している。しかし、図2の場合と同様に、スペーサ22によって完全に埋め込まれず、この部分の拡散層20が露出するように構成してもよい。この場合、この部分の拡散層20の表面には金属サリサイド層21が形成される。
次に、第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明する。図6(a)、(b)乃至図10(a)、(b)までの工程は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態の場合には、この後、選択ゲート形成予定領域及びその周辺のゲート絶縁膜12及びゲート間絶縁膜15が剥離され、この剥離された領域に新たにシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜18が形成されていた。しかし、この方法では、図21(a)、(b)に示すように、選択ゲート形成予定領域及びその周辺のゲート間絶縁膜15のみが剥離され、下部のゲート絶縁膜12はそのまま残される。
この後は、図22(a)、(b)に示すように、全面に制御ゲート及び選択ゲートとなる例えばポリシリコン層32がCVDにより形成される。次に、図23(a)、(b)に示すように、CMP工程によりポリシリコン層32が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。
次に、図24(a)、(b)に示すように、全面にレジスト層33が堆積され、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、パターニングされたレジスト層33をマスクにポリシリコン層32及びその下部のゲート絶縁膜12がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層32からなる制御ゲート16と選択ゲート19とが形成される。続いて、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16とをマスクとして基板11内に不純物イオンが注入され、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20が形成される。このイオン注入の際のドーズ量及びイオンの加速エネルギーは、選択用のトランジスタとして所望の特性が得られるように調整される。
続いて、図25(a)、(b)に示すように、レジスト層33が全面剥離された後、スペーサを形成するための絶縁物が全面に堆積され、この後、RIEにより絶縁物がエッチングされ、選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19と隣接する制御ゲート16の側壁上にスペーサ22が形成される。この場合、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースは狭いので、このスペースはスペーサ22によって埋め込まれ、この部分では下部の拡散層20が露出しない状態となる。なお、スペーサ22が形成された後に、再度、不純物イオンを注入して、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20をLDD構造としてもよい。また、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースに埋め込まれたスペーサ22の内部にエアギャップ34が形成される。
次に、図26(a)、(b)に示すように、全面に金属薄膜が堆積された後に加熱処理が行われ、マスク層31をサリサイド反応の制御膜として使用することにより、制御ゲート16の上部に金属サリサイド層17が形成され、かつ選択ゲート19の上部及び露出している拡散層20の表面に金属サリサイド層21が形成される。未反応の金属薄膜は、この後、除去される。
この後、全面に層間絶縁膜が堆積され、さらに一対の選択ゲート19相互間に位置する層間絶縁膜に対してコンタクトホールが開口され、金属サリサイド層21に電気的に接続されるコンタクトが形成される。
この場合にも、サリサイド構造に適用される金属材料としては、例えばチタン、コバルトあるいはニッケルがある。また、制御ゲート16及び選択ゲート19自体を金属材料とする場合、例えばチタン、タングステン、タングステン窒化物、チタン窒化物のいずれか1つあるいは少なくとも2つの積層膜を適用することが可能である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
上記第1乃至第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルの制御ゲートと選択用のトランジスタの選択ゲートとを同じ層の導電材料(ポリシリコン層)を用いて構成し、メモリセルの浮遊ゲートは上記導電材料とは異なる層の導電材料(ポリシリコン層)を用いて構成していた。
これに対し、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルの浮遊ゲートと選択用のトランジスタの選択ゲートとを同じ層の導電材料を用いて構成し、メモリセルの制御ゲートは浮遊ゲート及び選択ゲートとは異なる層の導電材料を用いて構成するようにしたものである。
図27は、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のパターン平面図である。複数のメモリセルと選択用のトランジスタとが直列に接続されてメモリセル列が構成される。複数のメモリセル列は行列状に配置されている。また、図28(a)、(b)、(c)、(d)は、図27中のa−a線、b−b線、c−c線、d−d線に沿った断面図である。
この実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成され上部にマスク層31が形成された浮遊ゲート13、この浮遊ゲート13の両側に位置する基板11内に形成されたソース又はドレイン領域としての拡散層14、浮遊ゲート13の両側に形成され、浮遊ゲート13を駆動する制御ゲート16、制御ゲート16と浮遊ゲート13との間に形成されたゲート間絶縁膜15を有するメモリセルと、基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成され上部にマスク層31が形成された選択ゲート19、この選択ゲート19の両側に位置する基板11内に形成され、一方がメモリセルの拡散層14と接続されたソース又はドレイン領域としての拡散層20とを有するメモリセル選択用のトランジスタと、図27中の横方向(行方向)に延長され、複数の各メモリセル列の選択ゲート19相互を接続する配線38とを具備している。また、図28(b)〜(d)に示すように、各メモリセル列は溝23内に埋め込まれた素子分離用の絶縁膜24によって互いに分離されている。
以下、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を、図29(a)〜(d)乃至図41(a)〜(d)を参照して説明する。なお、各図の(a)は図27中のa−a線の断面に相当し、各図の(b)は図27中のb−b線の断面に相当し、各図の(c)は図27中のc−c線の断面に相当し、各図の(d)は図27中のd−d線の断面に相当している。
先ず、図29(a)〜(d)に示すように、シリコン半導体基板11上に例えばシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜12が形成される。このゲート絶縁膜12の上に浮遊ゲートとなる例えばポリシリコン層30、マスク層31が順次形成される。このマスク層31として、例えばシリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜が適用される。このマスク層31は、ポリシリコン層30をエッチングする際、ポリシリコン層30と選択比が得られることが最低条件である。しかし、後述するSTIを形成する際のCMP工程においては、埋め込み用絶縁膜と選択比が得られ、制御ゲートを形成する際のCMP工程においては制御ゲートとの選択比が得られることがより望ましい。この後、マスク層31はリソグラフィ工程と選択エッチング工程によりパターンニングされる。このパターンニングされたマスク層31を用いてポリシリコン層30、ゲート絶縁膜12、基板11が順次にエッチングされ、素子分離用の浅い溝23が形成される。
次に、図30(a)〜(d)に示すように、全面に例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜24が、例えばCVDにより形成され、基板11に形成された溝23が埋め込まれる。続いて、図31(a)〜(d)に示すように、マスク層31をストッパーとして、CMP工程により絶縁膜24がマスク層31まで研磨され、STIが形成される。
次に、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、ポリシリコン層30がエッチングされる。この際、図32(a)〜(d)に示すように、メモリセルの浮遊ゲート形成予定領域上及び選択用のトランジスタの選択ゲート形成予定領域上にマスク層31が残るようにマスク層31がパターニングされ、この後、ポリシリコン層30がエッチングされることで、同じポリシリコン層30からなる浮遊ゲート13及び選択ゲート19が形成される。この後、マスク層31を残した状態で、基板11内に不純物イオンが注入され、セルトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層14が形成される。このとき、同時に選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる部分にも拡散層14が形成される。
続いて、図33(a)〜(d)に示すように、全面にゲート間絶縁膜15が形成される。このゲート間絶縁膜15は、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニア酸化物のいずれか1つあるいは、これらの少なくとも2つの積層膜により形成される。一例として、シリコン酸化物、シリコン窒化物及びシリコン酸化物からなる3層のいわゆるONO膜を用いることができる。
この後、図34(a)〜(d)に示すように、全面に制御ゲートとなる例えばポリシリコン層32がCVDにより形成される。次に、図35(a)〜(d)に示すように、CMP工程によりポリシリコン層32が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。
次に、図36(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、制御ゲート形成予定領域におけるポリシリコン層32及びその下部のゲート間絶縁膜15、ゲート絶縁膜12を残すように、ポリシリコン層32、ゲート間絶縁膜15及びゲート絶縁膜12がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層32からなる制御ゲート16が形成される。
続いて、図37(a)〜(d)に示すように、スペーサを形成するための絶縁物が全面に堆積され、この後、RIEにより絶縁物がエッチングされ、選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19と隣接する制御ゲート16の側壁上にスペーサ22が形成される。この場合、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースが十分に広くされているので、このスペースはスペーサ22によって完全に埋め込まれず、この部分では拡散層14が露出した状態となる。続いて、基板11に再度、不純物イオンを注入して、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間に位置する拡散層14の表面及び一対の選択ゲート19間に位置する拡散層14の表面に拡散層20が形成される。
次に、図38(a)〜(d)に示すように、全面に金属薄膜が堆積された後に加熱処理が行われ、マスク層31をサリサイド反応の制御膜として使用することにより、制御ゲート16の上部に金属サリサイド層17が形成され、かつ拡散層20の表面に金属サリサイド層21が形成される。未反応の金属薄膜は、この後、除去される。
続いて、図39(a)〜(d)に示すように、全面に例えばSiNからなるバリア膜(図示せず)及び層間絶縁膜35が堆積される。次に、図40(a)〜(d)に示すように、CMP工程により層間絶縁膜35が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。
次に、図41(a)〜(d)に示すように、全面に絶縁膜36が堆積された後、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、絶縁膜36に対して開口37が形成される。続いて、開口37を介して選択ゲート19上のマスク層31がエッチング除去される。
次に、先に説明した図28(a)〜(d)に示すように、全面に配線用の金属膜が堆積され、この後、CMP工程により研磨され、平坦化されることで、異なるメモリセル列の選択ゲート19相互を接続する配線38が形成される。
この後、一対の選択ゲート19相互間に位置する絶縁膜36及び層間絶縁膜35に対してコンタクトホールが開口され、金属サリサイド層21に電気的に接続されるコンタクトが形成される。
このように、図28に示す不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルの浮遊ゲート13と選択用のトランジスタの選択ゲート19とが同じ層の導電材料を用いて構成され、メモリセルの制御ゲート16は浮遊ゲート13及び選択ゲート19とは異なる層の導電材料を用いて構成される。
なお、この第4の実施形態において、メモリセルとメモリセル選択用のトランジスタのゲート絶縁膜として同じ膜厚のゲート絶縁膜12を用いる場合について説明したが、これはそれぞれ膜厚が異なるゲート絶縁膜を用いるようにしてもよい。
また、制御ゲート17と選択ゲート19との間に位置するスペーサ22にはエアギャップが設けられていない場合を説明したが、これは図16に示す場合と同様に、スペーサ22にエアギャップを設けるようにしてもよい。
この場合にも、サリサイド構造に適用される金属材料としては、例えばチタン、コバルトあるいはニッケルがある。また、制御ゲート16及び選択ゲート19自体を金属材料とする場合、例えばチタン、タングステン、タングステン窒化物、チタン窒化物のいずれか1つあるいは少なくとも2つの積層膜を適用することが可能である。
上記第4の実施形態においても、寄生容量の増加を考慮することなく、浮遊ゲート13の膜厚を厚くすることにより、容量比を確保することができる。その結果、セルトランジスタのゲート長や、チャネル幅などを微細化しても容量比を増大させることができる。しかも、容量比を増大できるため、書き込み電圧を低減化することができる。したがって、第4の実施形態によれば、セルの微細化と書き込み電圧の低減化とを同時に満たすことが可能である。
さらに、選択用のトランジスタのソース又はドレイン領域としての拡散層20は、セル側の拡散層14とは異なるため、拡散層20を形成する際のイオン注入量をセル側の拡散層14とは独立に調整することができる。この結果、選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性を、メモリセルに左右されないで独自に設定できる。
なお、第1の実施形態の場合と同様に、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20をLDD構造としてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
上記第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、異なるメモリセル列の選択ゲート19相互を接続する配線38を金属膜を用いて構成していた。これに対し、第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、異なるメモリセル列の選択ゲート19相互を接続する配線を、メモリセルの制御ゲートと同じ層の導電材料及びその上部に形成される金属サリサイド膜を用いて構成するようにしたものである。
図42は、第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のパターン平面図である。複数のメモリセルと選択用のトランジスタとが直列に接続されてメモリセル列が構成される。複数のメモリセル列は行列状に配置されている。また、図43(a)、(b)、(c)、(d)は、図42中のa−a線、b−b線、c−c線、d−d線に沿った断面図である。
この実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成され上部にマスク層31が形成された浮遊ゲート13、この浮遊ゲート13の両側に位置する基板11内に形成されたソース又はドレイン領域としての拡散層14、浮遊ゲート13の両側に形成され、浮遊ゲート13を駆動する制御ゲート16、制御ゲート16と浮遊ゲート13との間に形成されたゲート間絶縁膜15を有するメモリセルと、基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成され上部にマスク層31が形成された選択ゲート19、この選択ゲート19の両側に位置する基板11内に形成され、一方がメモリセルの拡散層14と接続されたソース又はドレイン領域としての拡散層20とを有するメモリセル選択用のトランジスタと、上記選択ゲート上部のマスク層31に形成された開口39と、この開口39を埋めて選択ゲート19と電気的に接続され、メモリセル及びメモリセル選択用のトランジスタの配列方向と交差する方向に延長され、第1、第2の制御ゲートと同一の導電材料を用いて構成された配線40と、この配線40の上部に形成された金属サリサイド層41とを具備している。また、図43(b)〜(d)に示すように、各メモリセル列は溝23内に埋め込まれた素子分離用の絶縁膜24によって互いに分離されている。
以下、第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を、図44(a)〜(d)乃至図55(a)〜(d)を参照して説明する。なお、各図の(a)は図42中のa−a線の断面に相当し、各図の(b)は図42中のb−b線の断面に相当し、各図の(c)は図42中のc−c線の断面に相当し、各図の(d)は図42中のd−d線の断面に相当している。
先ず、図44(a)〜(d)に示すように、シリコン半導体基板11上に例えばシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜12が形成される。このゲート絶縁膜12の上に浮遊ゲートとなる例えばポリシリコン層30、マスク層31が順次形成される。このマスク層31として、例えばシリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜が適用される。このマスク層31は、ポリシリコン層30をエッチングする際、ポリシリコン層30と選択比が得られることが最低条件である。しかし、後述するSTIを形成する際のCMP工程においては、埋め込み用絶縁膜と選択比が得られ、制御ゲートを形成する際のCMP工程においては制御ゲートとの選択比が得られることがより望ましい。この後、マスク層31はリソグラフィ工程と選択エッチング工程によりパターンニングされる。このパターンニングされたマスク層31を用いてポリシリコン層30、ゲート絶縁膜12、基板11が順次にエッチングされ、素子分離用の浅い溝23が形成される。
次に、図45(a)〜(d)に示すように、全面に例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜24が、例えばCVDにより形成され、基板11に形成された溝23が埋め込まれる。続いて、図46(a)〜(d)に示すように、マスク層31をストッパーとして、CMP工程により絶縁膜24がマスク層31まで研磨され、STIが形成される。
次に、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、ポリシリコン層30がエッチングされる。この際、図47(a)〜(d)に示すように、メモリセルの浮遊ゲート形成予定領域上及び選択用のトランジスタの選択ゲート形成予定領域上にマスク層31が残るようにマスク層31がパターニングされ、この後、ポリシリコン層30がエッチングされることで、同じポリシリコン層30からなる浮遊ゲート13及び選択ゲート19が形成される。この後、マスク層31を残した状態で、基板11内に不純物イオンが注入され、セルトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層14が形成される。このとき、同時に選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる部分にも拡散層14が形成される。
続いて、図48(a)〜(d)に示すように、全面にゲート間絶縁膜15が形成される。このゲート間絶縁膜15は、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニア酸化物のいずれか1つあるいは、これらの少なくとも2つの積層膜により形成される。一例として、シリコン酸化物、シリコン窒化物及びシリコン酸化物からなる3層のいわゆるONO膜を用いることができる。
次に、図49(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、選択ゲート19上のマスク層31の一部が除去されて、選択ゲート19に達する深さの開口39が開口される。
この後、図50(a)〜(d)に示すように、全面に制御ゲート及び選択ゲート上の配線となる例えばポリシリコン層32がCVDにより形成される。
次に、図51(a)〜(d)に示すように、CMP工程によりポリシリコン層32が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。この工程により、マスク層31に形成された開口39内に残されたポリシリコン層32により、配線40が形成される。
次に、図52(a)〜(d)に示すように、リソグラフィ工程と選択エッチング工程が行なわれ、制御ゲート形成予定領域におけるポリシリコン層32及びその下部のゲート間絶縁膜15、ゲート絶縁膜12を残すように、ポリシリコン層32、ゲート間絶縁膜15及びゲート絶縁膜12がエッチングされる。この結果、ポリシリコン層32からなる制御ゲート16が形成される。
続いて、図53(a)〜(d)に示すように、スペーサを形成するための絶縁物が全面に堆積され、この後、RIEにより絶縁物がエッチングされ、選択ゲート19の側壁上及び選択ゲート19と隣接する制御ゲート16の側壁上にスペーサ22が形成される。この場合、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間のスペースが十分に広くされているので、このスペースはスペーサ22によって完全に埋め込まれず、この部分では拡散層14が露出した状態となる。続いて、基板11に再度、不純物イオンを注入して、選択ゲート19とこれに隣接する制御ゲート16との間に位置する拡散層14の表面及び一対の選択ゲート19間に位置する拡散層14の表面に拡散層20が形成される。
次に、図54(a)〜(d)に示すように、全面に金属薄膜が堆積された後に加熱処理が行われ、マスク層31をサリサイド反応の制御膜として使用することにより、制御ゲート16の上部に金属サリサイド層17が形成され、かつ拡散層20の表面に金属サリサイド層21が形成される。また、選択ゲート19上のポリシリコン層からなる配線40の上部にも金属サリサイド層41が形成される。未反応の金属薄膜は、この後、除去される。
続いて、図55(a)〜(d)に示すように、全面に例えばSiNからなるバリア膜(図示せず)及び層間絶縁膜35が堆積される。次に、先の図43(a)〜(d)に示すように、CMP工程により層間絶縁膜35が浮遊ゲート13上のマスク層31まで研磨され、平坦化される。
この後は、一対の選択ゲート19相互間に位置する層間絶縁膜35に対してコンタクトホールが開口され、金属サリサイド層21に電気的に接続されるコンタクトが形成される。
このように、図43に示す不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルの浮遊ゲート13と選択用のトランジスタの選択ゲート19とが同じ層の導電材料を用いて構成され、メモリセルの制御ゲート16は浮遊ゲート13及び選択ゲート19とは異なる層の導電材料を用いて構成される。
なお、この第5の実施形態において、メモリセルとメモリセル選択用のトランジスタのゲート絶縁膜として同じ膜厚のゲート絶縁膜12を用いる場合について説明したが、これはそれぞれ膜厚が異なるゲート絶縁膜を用いるようにしてもよい。
また、制御ゲート17と選択ゲート19との間に位置するスペーサ22にはエアギャップが設けられていない場合を説明したが、これは図16に示す場合と同様に、スペーサ22にエアギャップを設けるようにしてもよい。
さらに、複数の選択ゲート19相互を接続する配線40を形成する際に、選択ゲート19上のマスク層31の一部を除去し、選択ゲート19に達する深さの開口39を開口する場合を説明したが、これは選択ゲート19上のマスク層31の全部を除去し、選択ゲート19の上部が全て露出した状態でポリシリコン層からなる配線40を形成するようにしてもよい。
この場合にも、サリサイド構造に適用される金属材料としては、例えばチタン、コバルトあるいはニッケルがある。また、制御ゲート16及び選択ゲート19自体を金属材料とする場合、例えばチタン、タングステン、タングステン窒化物、チタン窒化物のいずれか1つあるいは少なくとも2つの積層膜を適用することが可能である。
上記第5の実施形態においても、寄生容量の増加を考慮することなく、浮遊ゲート13の膜厚を厚くすることにより、容量比を確保することができる。その結果、セルトランジスタのゲート長や、チャネル幅などを微細化しても容量比を増大させることができる。しかも、容量比を増大できるため、書き込み電圧を低減化することができる。したがって、第5の実施形態によれば、セルの微細化と書き込み電圧の低減化とを同時に満たすことが可能である。
さらに、選択用のトランジスタのソース又はドレイン領域としての拡散層20は、セル側の拡散層14とは異なるため、拡散層20を形成する際のイオン注入量をセル側の拡散層14とは独立に調整することができる。この結果、選択用のトランジスタの特性、例えば書き込み、読み出し時におけるカットオフ特性を、メモリセルに左右されないで独自に設定できる。
なお、第1の実施形態の場合と同様に、選択用のトランジスタのソース/ドレイン領域(S/D)となる拡散層20をLDD構造としてもよい。
次に、第1乃至第5の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。
先ず、図56、図57を参照して従来のNAND型EEPROMについて説明する。図56はNAND型EEPROMの回路構成を示し、図57はこのNAND型EEPROMにおいて、メモリセルにデータを書き込む場合の電位の一例を示している。図56及び図57において同一部分には同一符号を付している。
NAND型EEPROMは、隣接する複数のメモリセルMCとしてのセルトランジスタ及び選択ゲートST1、ST2のソース・ドレイン間を直列接続して構成されている。選択ゲートST1はビット線BLに接続され、選択ゲートST2はソース線SLに接続されている。
データの書き込み時、ビット線BL側の選択ゲート線SGDに所定のゲート電位Vsgが印加される。ビット線BLには十分低い電位Vblが供給される。ゲート電位Vsgは、Vblに対して選択ゲートST1を十分オンできる電位に設定する。ビット線にVblが供給されると、選択ゲートST1がオンしてVblがセルトランジスタに伝えられる。このため、セルトランジスタのチャネル電位が十分低下して書き込みが行われる。
従来のEEPROMは、データの書き込み時に、選択ワード線WL(図57中のCG3)に書き込み電位Vpgmを与えてセルに書き込みを行う動作、及び非選択ワード線WL(図57中のCG3以外)に転送電位Vpassを与えてチャネルを形成する動作のいずれも制御ゲートと浮遊ゲートの容量結合を利用している。
図58は、上記第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路構成を示し、図59はその概略的な断面と共にデータ書き込みを行う場合に各部に印加される電位の一例を示している。
前述したように1つの浮遊ゲートFGは2つの制御ゲートCGを共有しており、2つの制御ゲートCGにより1つの浮遊ゲートFGが選択される。つまり、2つの制御ゲートCGとの容量結合により浮遊ゲートFGが駆動される。
書き込み時に、書き込みが行われる書き込みセルの浮遊ゲートFGに隣接する2つの制御ゲートCGに、例えば同一の書き込み電圧Vpgmが印加され、基板(P型基板)が例えば0Vに設定される。この書き込みセルの等価回路を図60に示す。この状態において、基板から浮遊ゲートFGに電荷が注入される。
第1乃至第5の実施形態で説明したように、素子の微細化に関わらず容量比を増大することができ、従来と比べVpgmを低減することができる。
なお、上記各制御ゲートCG及び選択ゲートSGD、SGSに印加される電位は、制御ゲート駆動回路としてのロウデコーダ回路で生成される。
上記の書き込み動作では、2つの制御ゲートCGに同一の電圧を供給して1つの浮遊ゲートFGを駆動する場合について説明した。しかし、これは2つの制御ゲートCGに互いに異なる電位を供給することもできる。
図61は、一方の制御ゲートCGにVpgm、他方の制御ゲートCGに0Vを供給する場合の書き込みセルの等価回路を示している。図61において、CipとCtoxの容量比を1.5:1と仮定し、浮遊ゲートFGに電荷が全く注入されていない中性の閾値電圧、及び現在の閾値電圧は0Vとする。
図60に示す場合、浮遊ゲートFGの電位Vfgは次のようになる。
Vfg=Vpgm×2×Cip/(2×Cip+Ctox)
=0.75×Vpgm
これに対して、図61に示す場合、浮遊ゲートFGの電位Vfgは、次のようになる。
Vfg=Vpgm×Cip/(2×Cip+Ctox)
=0.375×Vpgm
このように、2つの制御ゲートCGのうち、一方の電位を変化させることにより、容量比を大幅に制御することが可能である。
図62は、上記特性を利用したデータ書き込みの例を示している。図62おいて、書き込みセルの両側の制御ゲートCGにはそれぞれVpgmが印加されている。上記仮定を用いると、書き込みセルの浮遊ゲートFGには0.75×Vpgmの電位が印加される。また、書き込みセルの左側に隣接しているセルの2つの制御ゲートCGの一方には0Vが、他方にはVpgmが印加されている。このため、書き込みセルの左側に隣接したセルの浮遊ゲートFGには0.375×Vpgmの電位が印加される。したがって、この隣接セルへの電界ストレスは、選択セルの浮遊ゲートFGに比べて1/2となり、誤書き込みを抑制することが可能である。上記セルからさらに離れた制御ゲートCG2には、電位の転送、あるいはチャネル電位を昇圧するための所定の電位Vpassが印加される。実際のデバイス動作時には、書き込み特性、チャネル昇圧特性、電位転送特性などを考慮し、制御ゲートCGの電位が適切に組み合わされる。
図63は、上記第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面を示しており、データ消去を行う場合に各部に印加される電位の一例を示している。
データ消去を行う場合、メモリセルが配置されている基板(P型基板)を消去電位Veraに昇圧する。これと同時に、ビット線BL及びソース線SLが接続されている拡散層及び選択ゲートSGS、SGDは、破壊を防ぐため基板と同電位Veraに昇圧する。さらに、消去するセルに隣接する制御ゲートCGに十分低い電位、例えば0Vを供給する。すると、浮遊ゲートFGから昇圧された基板へ電荷が引き抜かれ、データが消去される。
なお、消去しないセルは、制御ゲートCGをフローティングとする。このようにすると、基板との容量結合により制御ゲートCGの電位が基板電位まで昇圧され、データの消去が抑制される。
このように、浮遊ゲートFGの両側に制御ゲートCGを配置したセル構造のメモリにおいても、確実にデータを消去できる。
図64は、上記第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面を示しており、データ読み出しを行う場合に各部に印加される電位の一例を示している。
図64において、読み出しセルの浮遊ゲートFG(FG45)に隣接する2つの制御ゲートCG(CG4、CG5)には、読み出し電圧Vwlが供給される。読み出し電圧Vwlは、書き込み特性、データ保持特性、セルトランジスタ閾値電圧の動作範囲などを考慮して適切な電位に設定されていることが望ましい。仮に読み出し電圧Vwl=0Vと設定すると、読み出しセルの浮遊ゲートFGには0Vの電位が与えられる。
一方、読み出しセルに隣接する2つの制御ゲートCGのさらに隣の制御ゲートCGには、セル電流を流すための電位Vreadが印加されている。Vreadは、読み出しセルに接続されている非選択セルの影響を除き、読み出しセルの閾値電圧を判定するために適切な電位に設定されていることが望ましい。
ビット線BLにはラッチ機能を有するセンスアンプ回路が接続され、読み出し時に、読み出しセルの閾値電圧がセンスアンプ回路で判定されてデータがセンスされる。ここで、読み出し時に、セルの両側に配置された2つの制御ゲートCGの両方が読み出し電圧Vwlになったセルのみ閾値電圧が判定され、2つの制御ゲートCGの電位が上記と異なる組み合わせとなったセルは、記憶されたデータに拘わらずオン状態となるように設定されている。
図65は、上記第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面を示しており、データ読み出しを行う場合に各部に印加される電位の他の例を示している。
この例では、読み出しセルの浮遊ゲートFG(FG45)に隣接する2つの制御ゲートCG(CG4、CG5)には読み出し電圧Vwlが供給される。他の制御ゲートCG(CG1、CG2等)には、セル電流を流すための電位Vread2が印加されている。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
例えば、図58に示すように、複数個のメモリセルを直列接続して、複数個のメモリセルをNAND型に接続する場合を説明したが、これは複数個のメモリセルトランジスタをAND型に接続するようにしてもよい。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示す平面図。 図1のII−II線に沿った断面図。 図1のIII−III線に沿った断面図。 図1のIV−IV線に沿った断面図。 第1の実施形態のセルの等価回路図。 第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の最初の工程を示す断面図。 図6に続く工程を示す断面図。 図7に続く工程を示す断面図。 図8に続く工程を示す断面図。 図9に続く工程を示す断面図。 図10に続く工程を示す断面図。 図11に続く工程を示す断面図。 図12に続く工程を示す断面図。 図13に続く工程を示す断面図。 図14に続く工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示す断面図。 第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の途中の工程を示す断面図。 図17に続く工程を示す断面図。 図18に続く工程を示す断面図。 第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるセルアレイの一部の構成を示す断面図。 第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の途中の工程を示す断面図。 図21に続く工程を示す断面図。 図22に続く工程を示す断面図。 図23に続く工程を示す断面図。 図24に続く工程を示す断面図。 図25に続く工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のパターン平面図。 図27の断面図。 第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の最初の工程を示す断面図。 図29に続く工程を示す断面図。 図30に続く工程を示す断面図。 図31に続く工程を示す断面図。 図32に続く工程を示す断面図。 図33に続く工程を示す断面図。 図34に続く工程を示す断面図。 図35に続く工程を示す断面図。 図36に続く工程を示す断面図。 図37に続く工程を示す断面図。 図38に続く工程を示す断面図。 図39に続く工程を示す断面図。 図40に続く工程を示す断面図。 第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のパターン平面図。 図42の断面図。 第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法の最初の工程を示す断面図。 図44に続く工程を示す断面図。 図45に続く工程を示す断面図。 図46に続く工程を示す断面図。 図47に続く工程を示す断面図。 図48に続く工程を示す断面図。 図49に続く工程を示す断面図。 図50に続く工程を示す断面図。 図51に続く工程を示す断面図。 図52に続く工程を示す断面図。 図53に続く工程を示す断面図。 図54に続く工程を示す断面図。 従来のNAND型EEPROMを示す回路図。 図56に示すメモリセルにデータを書き込む場合の電位の一例を示す図。 第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す回路図。 図58の回路の概略的な断面と共にデータ書き込みを行う場合に各部に印加される電位の一例を示す図。 図58に示すセルにデータを書き込む場合の電位設定の一例を示す等価回路図。 図58に示すセルにデータを書き込む場合の電位設定の他の例を示す等価回路図。 図61に示す電位設定を用いたデータの書き込みの例を示す図。 第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置でデータ消去を行う場合に各部に印加される電位の一例を示す図。 第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置でデータ読み出し時に各部に印加される電位の一例を示す図。 第1乃至第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置でデータ読み出し時に各部に印加される電位の他の例を示す図。 従来の不揮発性半導体記憶装置の一例を示す平面図。 図66のVIXVII−VIXVII線に沿った断面図。 図66のVIXVII−VIXVII線に沿った断面図。 図66の等価回路図。
符号の説明
11…シリコン半導体基板、12…ゲート絶縁膜、13…浮遊ゲート、14…拡散層、15…ゲート間絶縁膜、16…制御ゲート、17…金属サリサイド層、18…ゲート絶縁膜、19…選択ゲート、20…拡散層、21…金属サリサイド層、22…スペーサ、23…溝、24…素子分離用の絶縁膜、31…マスク層、34…エアギャップ、35…層間絶縁膜、36…絶縁膜、37…開口、38…配線、39…開口、40…配線、41…金属サリサイド層、MC…メモリセル、FG…浮遊ゲート、CG…制御ゲート、BL…ビット線、SL…ソース線、S/D…拡散層、ST1,ST2…選択ゲートトランジス、SGS,SGD…選択ゲート。

Claims (22)

  1. 半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、上記浮遊ゲートの両側に位置する上記基板内に形成されたソース又はドレイン領域としての第1の拡散層と、上記浮遊ゲートの両側に形成され、上記浮遊ゲートを駆動する第1、第2の制御ゲートと、少なくとも上記第1、第2の制御ゲートと上記浮遊ゲートとの間に形成されたゲート間絶縁膜とを有するメモリセルと、
    上記基板上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された選択ゲートと、上記選択ゲートの両側に位置する上記基板内に形成され、一方が上記メモリセルの第1の拡散層と接続されたソース又はドレイン領域としての第2の拡散層とを有するメモリセル選択用のトランジスタ
    とを具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介して形成され上部にマスク層が形成された浮遊ゲートと、上記浮遊ゲートの両側に位置する上記基板内に形成されたソース又はドレイン領域としての第1の拡散層と、上記浮遊ゲートの両側に形成され、上記浮遊ゲートを駆動する第1、第2の制御ゲートと、少なくとも上記第1、第2の制御ゲートと上記浮遊ゲートとの間に形成されたゲート間絶縁膜とを有するメモリセルと、
    上記基板上に第2のゲート絶縁膜を介して形成され上部にマスク層が形成された選択ゲートと、上記選択ゲートの両側に位置する上記基板内に形成され、一方が上記メモリセルの第1の拡散層と接続されたソース又はドレイン領域としての第2の拡散層とを有するメモリセル選択用のトランジスタ
    とを具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を介して形成され上部にマスク層が形成された浮遊ゲートと、上記浮遊ゲートの両側に位置する上記基板内に形成されたソース又はドレイン領域としての第1の拡散層と、上記浮遊ゲートの両側に形成され、上記浮遊ゲートを駆動する第1、第2の制御ゲートと、少なくとも上記第1、第2の制御ゲートと上記浮遊ゲートとの間に形成されたゲート間絶縁膜とを有するメモリセルと、
    上記基板上に第2のゲート絶縁膜を介して形成され、側壁上に上記ゲート間絶縁膜が形成され、上記浮遊ゲートと同一の導電材料を用いて構成された選択ゲートと、上記選択ゲートの両側に位置する上記基板内に形成され、一方が上記メモリセルの第1の拡散層と接続されたソース又はドレイン領域としての第2の拡散層とを有するメモリセル選択用のトランジスタと、
    上記選択ゲート上に形成されて上記選択ゲートと電気的に接続され、上記メモリセル及び上記メモリセル選択用のトランジスタの配列方向と交差する方向に延長された配線
    とを具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ゲート間絶縁膜は、前記第1、第2の制御ゲートと前記第1の拡散層との間の位置まで延長して形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1のゲート絶縁膜は、前記第1、第2の制御ゲートと前記第1の拡散層との間で前記ゲート間絶縁膜の下部に位置するように延長して形成されていることを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1、第2の拡散層の配列方向と平行する方向に延長するように前記基板に形成された素子分離用の溝と、
    上記溝内に形成された素子分離用の絶縁膜
    とをさらに具備したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記第1、第2のゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第1、第2のゲート絶縁膜の膜厚が互いに等しいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記選択ゲートの上面及び前記第2の拡散層の表面にはそれぞれ金属サリサイド層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記第2の拡散層の表面にはそれぞれ金属サリサイド層が形成されていることを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記第1、第2の制御ゲートと前記配線の上面及び前記第2の拡散層の表面にはそれぞれ金属サリサイド層が形成されていることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記選択ゲートとこれに隣接する前記第1、第2の制御ゲートの一方との間には絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記絶縁膜が単一層の絶縁膜もしくは複数層の絶縁膜で形成されることを特徴とする請求項12記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記絶縁膜内にはエアギャップが形成されていることを特徴とする請求項12記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前記第2の拡散層がLDD構造を有することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 前記浮遊ゲート及び前記第1、第2の制御ゲートは、ポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 前記第1、第2の制御ゲート及び選択ゲートは、チタン、タングステン、チタン窒化物のいずれか1つあるいは、これらの少なくとも2つの積層膜により形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  18. 前記第1、第2の制御ゲート及び選択ゲートは、チタン、コバルトあるいはニッケル金属のサリサイド構造であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  19. 前記第1、第2のゲート絶縁膜は、シリコン酸化物で形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  20. 前記ゲート間絶縁膜は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニア酸化物のいずれか1つあるいは、これらの少なくとも2つの積層膜により形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  21. 前記配線が金属膜で形成されることを特徴する請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  22. 前記配線が前記第1、第2の制御ゲートと同一の導電材料を用いて形成されることを特徴する請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
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