JP2005035426A - 乗り物用モニタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長手方向の比率が4:3とは異なる画面を有効に利用できる乗り物用モニタ装置を提供すること。
【解決手段】モニタ装置本体(表示装置本体26)における長手方向の比率が4:3とは異なる画像表示面30を長手方向に4:3の比率の第1表示部30aと残りの第2表示部30bとに分けると共に、前記第2表示部30bに複数の透明なスイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)が重ねて配置されている。そして、前記第1表示部30aに乗り物(油圧ショベル)の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部36bの前記スイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)に対応する部分(スイッチ情報表示部SI1〜SI8)にスイッチ情報を表示させる制御回路(演算制御回路45)が設けられている。
【選択図】 図7
【解決手段】モニタ装置本体(表示装置本体26)における長手方向の比率が4:3とは異なる画像表示面30を長手方向に4:3の比率の第1表示部30aと残りの第2表示部30bとに分けると共に、前記第2表示部30bに複数の透明なスイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)が重ねて配置されている。そして、前記第1表示部30aに乗り物(油圧ショベル)の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部36bの前記スイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)に対応する部分(スイッチ情報表示部SI1〜SI8)にスイッチ情報を表示させる制御回路(演算制御回路45)が設けられている。
【選択図】 図7
Description
この発明は、建設機械等その他乗り物の各部の状態を表示したり乗り物の周囲の状況をモニタしたりすることができる乗り物用モニタ装置に関するものである。
従来の表示装置としては、例えば液晶ディスプレイの一側部にスイッチ部を設けて、スイッチ部の各スイッチの情報を液晶ディスプレイで表示するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この表示装置では、スイッチ操作用の透過操作板を液晶ディスプレイの一側部上に配置して、液晶ディスプレイの一側部に表示させたスイッチ情報を透過操作板を介して視認できるようにしている。
特開2000−195377
しかしながら、上述した表示装置は大型であるため、ショベル等の建設機械の操作室に用いるには適しないものであった。
また、従来の油圧ショベル等の建設機械には、エンジンの冷却水温、エンジンオイル温度、燃料残量等のエンジン状態をモニタするモニタ装置を操作室に設けたものも考えられている。この様な建設機械では、エンジン状態を知ることができる以外に、周囲の状況を観察できるのが望ましい。
また、液晶モジュールは、その画面の比率が4:3のものから16:9の横長形状に主流が変化してきた。しかし、テレビカメラは4:3が未だに主流であり、16:9の液晶表示器にテレビカメラからの映像を映す場合、画面の一部しか使用しないので、高価な液晶表示器を有効に利用していない。
そこで、この発明は、長手方向の比率が4:3とは異なる画面を有効に利用できる乗り物用モニタ装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、モニタ装置本体における長手方向の比率が4:3とは異なる比率の画像表示面を長手方向に4:3の比率の第1表示部と残りの第2表示部とに分けると共に、前記第2表示部に複数の透明なスイッチ操作部が重ねて配置され、前記第1表示部に乗り物の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部の前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させる制御回路が設けられている乗り物用モニタ装置としたことを特徴とする。
この発明によれば、4:3の第1表示部に乗り物の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部の前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させるようにしているので、モニタ装置本体における画像表示面の長手方向の比率が4:3とは異なる形状であっても、この画像表示面の全てを有効に利用できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<構成>
図1(a)は、車両(乗り物)として建設機械である油圧ショベルを概略的に示したものである。この油圧ショベルは、下部走行体1と、下部走行体1の上部に取り付けられた水平旋回機構2と、水平旋回機構2に装着された上部旋回体3を備えている。
<構成>
図1(a)は、車両(乗り物)として建設機械である油圧ショベルを概略的に示したものである。この油圧ショベルは、下部走行体1と、下部走行体1の上部に取り付けられた水平旋回機構2と、水平旋回機構2に装着された上部旋回体3を備えている。
そして、下部走行体1は、無限軌条4を有する左右一対の走行部5,(他方図示せず)を備えていると共に、この各走行部5の無限軌条4を駆動することによって走行する。
また、上部旋回体3は、上部に配置された運転ボックス(キャビン)6を有する。この運転ボックス6内には図2に示したように運転室7が設けられている。更に、上部旋回体3は、図1の様に後端部に取り付けられたカウンタウエイト8と、右側上部に連設された作業機9を有する。
この作業機9は、その基部が支持軸10aを中心に前後に揺動可能に上部旋回体3に連結されているブーム10と、支持軸11aを中心に前後に揺動可能にブーム10の先端に上部が連結されているアーム11と、アーム11の下端(先端)に支持軸12aを中心に揺動可能に連結されているバケット12とを備える。尚、Fはバケット12に装着されたフックである。
しかも、上部旋回体3とブーム10とがシリンダ機構13により連結され、ブーム10とアーム11とがシリンダ機構14により連結され、アーム11とバケット12とがシリンダ機構15により連結されている。
従って、シリンダ機構13のピストンロッド13aを伸縮させれば、ブーム10がその基部を中心に矢印Aのように前後に揺動(回動)する。また、シリンダ機構14のピストンロッド14aを伸縮させれば、アーム11がその基部の支持軸11aを中心に矢印Bのように前後に揺動(回動)する。更に、シリンダ機構15のピストンロッド15aを伸縮させれば、バケット12がその基部の支持軸13aを中心に矢印Cのように揺動(回動)する。
上部旋回体3の運転室7の中央部には図2に示すように運転席16が設けられている。この運転席16の前方には走行操作手段17が設けられている。
この走行操作手段17は、走行レバー18,19と、各走行レバー18,19と一体に揺動する走行ペダル20,21とを備えている。そして、走行レバー18,19を前方に押すと下部走行体1が前進し、走行レバー18,19を後方に引くと下部走行体1が後進するようになっている。
また、運転席16の側部側に作業機操作レバー22,23がそれぞれ設置されている。この作業機操作レバー22,23は、ブーム10の上下動、アーム11及びバケット12の回動等を行うものである。すなわち、上記作業機操作レバー22,23を操作することにより、シリンダ機構13,14,15のピストンロッド13a,14a,15aが伸縮させられて、ブーム10の前後揺動、アーム11及びバケット12の回動等が行われる。
更に、図1(a)に示したように運転ボックス6のルーフ6aの後縁部上にはAV機器としてのテレビカメラ24が監視カメラとして取り付けられている。このテレビカメラ24は、上部旋回体3の後方及び側部後方の広範囲の部分を撮影するように後下方に向けられている。
(モニタ装置)
また、図2に示したように運転ボックス6は前側の左右にフロントピラー6b,6cを有し、右側のフロントピラー6cの下端部には図2〜図4に示したようにモニタ装置25が装着されている。このモニタ装置25は、図5に示したように油圧ショベル(建設機械本体)のエンジンオイルの状態等の状態を表示したり、図6に示したようにテレビカメラ24で撮影した映像を映し出すのに用いられる。
(モニタ装置)
また、図2に示したように運転ボックス6は前側の左右にフロントピラー6b,6cを有し、右側のフロントピラー6cの下端部には図2〜図4に示したようにモニタ装置25が装着されている。このモニタ装置25は、図5に示したように油圧ショベル(建設機械本体)のエンジンオイルの状態等の状態を表示したり、図6に示したようにテレビカメラ24で撮影した映像を映し出すのに用いられる。
このモニタ装置25は、図7に示したように表示装置本体26と、表示装置本体26をフロントピラー6cの下端部に回転可能に支持する回転支持機構27を有する。
(表示装置本体26)
この表示装置本体26は、ケース本体28と、ケース本体28内に配設された画像表示部品29と、画像表示部品29の画像表示部30に表示させる表示内容を切り替えるための操作パネル31を有する。
(表示装置本体26)
この表示装置本体26は、ケース本体28と、ケース本体28内に配設された画像表示部品29と、画像表示部品29の画像表示部30に表示させる表示内容を切り替えるための操作パネル31を有する。
ケース本体28は、図7に示したように、基部ケース28aと、基部ケース28aを覆う表面側ケース28bを有する。この表面側ケース28bは基部ケース28aにネジ(固定ネジ)32により固定されている。
また、基部ケース28a内には複数のボス部33が突設され、複数のボス部33には板状のフレーム(支持プレート)34が当接している。しかも、このフレーム34は、図7,図11の如くボス部33を貫通するネジ(固定ネジ)35により複数のボス部33に固定されている。
このフレーム34の四隅近傍には、図10(a)又は図10(b)に示したような貫通孔36が形成されている。この貫通孔36には筒状即ち柱状でゴム等の弾接部材製のグロメット(弾性支持部材)37が振動吸収部材として挿通されている。このグロメット37内にはスリーブSが嵌着され、グロメット37の外周面には周方向に延びる環状溝37bが形成されている。しかも、このグロメット37に形成した環状溝37bにはフレーム34の貫通孔36に沿う部分が嵌合している。
そして、このグロメット37には、図10(a)に示したように画像表示部品29の背面が当接させられていると共に、グロメット37のスリーブSを貫通する固定ネジ38により画像表示部品29が固定されている。しかも、この固定ネジ38の頭部38aとグロメット37及びスリーブSとの間にはワッシャWが介装されている。このスリーブSは、グロメット37を画像表示部品29に潰れないように取り付けている。
この様にして画像表示部品29は、グロメット37を介してフレーム34に支持されているので、上部旋回体3から回転支持機構27を介してフレーム34に入力される振動がグロメット37の弾性力により吸収されて、画像表示部品29に入力される振動を大きく軽減できる。
尚、固定ネジ38は、図10(b)に示したような段付ネジ38bに代えても良い。この場合には、段付ネジ38bの大径軸部38cがスリーブSの機能を果たすことになる。
また、画像表示部品29には液晶表示器が用いられている。尚、画像表示部品29としては他のパネル型の表示器を用いても良い。この画像表示部品29には、画像表示部30の縦横の比率が16:9のものが用いられている。しかも、この画像表示部(液晶表示部)30の画像表示画面は、長手方向に4:3の比率の第1表示部30a、残りの第2表示部30bとに分けられている。例えば、図13に示したように、縦Xが154mmで横Yが87mmの画像表示部30を、縦X1が116mmで横Yが87mmの第1表示部30aとし、残りの部分を縦X2が38mmで横Yが87mmの第2表示部30bとしている。
この様な構成により、第1表示部30aは通常のAV機器で使用されている表示画面サイズになる。従って、通常のAV機器であるテレビカメラ24で撮影した画像のサイズを補正することなくそのまま画像表示部品29に入力するのみで、画像表示部品29の第1表示部30aにはテレビカメラ24で撮影した画像が余白なく表示される。
そして、表面側ケース28bの正面壁28cには、図8,図9に示したように第1表示部30aに対応する表示窓39が形成されていると共に、第2表示部30bに対応して上述した操作パネル31が設けられている。40は表示窓39に設けられた透明なガラス板等の保護パネルである。
この表面側ケース28bの第2表示部30bに対応する部分には図8に示したように凹部41が形成されている。この凹部41の底壁41aには、図8,図9に示したように上下2列の正方形状の筒部t1〜t4及びt5〜t8が形成され、筒部t1〜t4及びt5〜t8内には透窓(貫通孔)H1〜H4及びH5〜H8がそれぞれ形成されている。また、この凹部41には操作パネル31が配設される。
この操作パネル31は、図15に示したように、スイッチ基板SB,ボタンホルダBH,PETシートPSを有する。
そして、スイッチ基板SBには、図8の透窓(貫通孔)H1〜H4及びH5〜H8に対応する透窓(貫通孔)B1〜B4及びB5〜B8が図15のように設けられていると共に、透窓(貫通孔)B1〜B4及びB5〜B8に対応して図15のようにタクトスイッチS1〜S4及びS5〜S8がそれぞれ取り付けられている。しかも、画像表示部品29の第2表示部30bには、図8,図9の透窓(貫通孔)B1〜B4及びB5〜B8に対応して図13に示したようなスイッチ情報表示部SI1〜SI4及びSI5〜SI8がそれぞれ設けられている。
尚、上述したように図8の筒部t1〜t8内に透窓(貫通孔)H1〜H8を形成することで、斜めから透窓(貫通孔)H1〜H8を介してスイッチ情報表示部SI1〜SI8をそれぞれ視認したときに、各透窓(貫通孔)H1〜H8からはそれぞれ対応するスイッチ情報表示部SI1〜SI8以外の部分が見えないようにしている。例えば、筒部t1があるために透窓(貫通孔)H1からは、これに対応するスイッチ情報表示部SI1のみが視認でき、スイッチ情報表示部SI1以外の部分が見えないようにしている。各透窓(貫通孔)H2〜H8についても同様である。
また、ボタンホルダBHには、図15に示したように透窓(貫通孔)B1〜B4及びB5〜B8に対応してシーソーボタン配設孔BH1〜BH4及びBH5〜BH8が形成されていると共に、シーソーボタン配設孔BH1〜BH4及びBH5〜BH8に対応して一対の突起42a,42aからなる軸受部42がそれぞれ形成されている。
そして、シーソーボタン配設孔BH1〜BH4及びBH5〜BH8内には、図14,図16に示したように正方形板状で透明なシーソーボタンSB1〜S4B及びSB5〜SB8がそれぞれスイッチ操作部として配設されている。この各シーソーボタンSB1〜SB8の基部の両側には突部43,43が形成され、突部43,43には互いに反対側に突出する軸部43a,43aが形成されている。そして、軸部43aは軸受部42の突起42a,42a間に回動自在に保持されている。
しかも、シーソーボタンSB1〜SB8の先端部(自由端部)側には細幅で薄肉のスイッチ押圧部43bが形成されている。このシーソーボタンSB1〜SB8の先端部の各スイッチ押圧部43bはタクトスイッチS1〜S8にそれぞれ当接させられている。
また、筒部t1〜t8の先端は図16に示したように厚肉のシーソーボタンSB1〜SB8に近接した状態で配置されるので、シーソーボタンSB1〜SB8を強く押しても、シーソーボタンSB1〜SB8が筒部t1〜t8の先端に当接して、シーソーボタンSB1〜SB8の先端部の各スイッチ押圧部43bが必要以上にタクトスイッチS1〜S8を押圧しないようになっている。これにより、シーソーボタンSB1〜SB8を強く押しても、シーソーボタンSB1〜SB8の先端部の各スイッチ押圧部43bが破損しないようになっている。
尚、スイッチ基板SB及びボタンホルダBHはネジ44で凹部41の底壁41aに固定される。そして、ボタンホルダBHの表面全体には、図16に示したように柔軟性のあるPETシートPSが防水のために接着されている。この接着は、予めPETシートPSの裏面に糊印刷を施しておいて、PETシートPSの裏面をボタンホルダBHに密着するように接着することで、防水性を確保している。
また、PETシートPSにも透窓(貫通孔)H1〜H4及びH5〜H8に対応して透明窓部(ボタン部)PS1〜PS4及びPS5〜PS8がそれぞれスイッチ操作部として設けられている。また、PETシートPSの透明窓部(ボタン部)PS1〜PS8にはシルク印刷を施して、中が見えないようにしてある。
従って、画像表示部品29の第2表示部30bのスイッチ情報表示部SI1に表示されるスイッチ情報は、透明窓部PS1,シーソーボタンSB1,透窓(貫通孔)H1を介して視認することができる。そして、透明窓部PS1を介してシーソーボタンSB1を押すことにより、シーソーボタンSB1がタクトスイッチS1をONさせることができる。
同様に画像表示部品29の第2表示部30bのスイッチ情報表示部SI2〜S8にそれぞれ表示されるスイッチ情報は、透明窓部PS2〜PS8、シーソーボタンSB2〜SB8、透窓(貫通孔)H2〜H8を介して、それぞれ視認できる。そして、透明窓部PS2〜PS8を介してシーソーボタンSB2〜SB8をそれぞれ押すことにより、シーソーボタンSB2〜SB8がタクトスイッチS2〜S8をそれぞれONさせることができる。
また、画像表示部品29には、図1(b)に示したように、画像表示部30に表示させる表示内容を制御する演算制御回路45が設けられている。そして、この演算制御回路45には、タクトスイッチS1〜S4及びS5〜S8が接続されていると共に、上述したテレビカメラ24が接続されている。更に、演算制御回路45には、油圧ショベル(建設機械本体)の各部の状態を検出するセンサCS1,CS2,…CSnからの検出信号が検出回路46を介して入力される様になっている。この油圧ショベル(建設機械本体)の各部の状態としては、例えばエンジン温度、燃料残量、エンジンオイルのレベル等がある。
(回転支持機構27)
この回転支持機構27は、表示装置本体26をフロントピラー6cの下端部に回転可能に支持するために用いられる。この回転支持機構27は、図7,図12,図17の如く基部ケース28aの背面に中央部に突設された筒部47と、この筒部47内に図12の如く嵌着固定された筒体48と、筒体48に回転可能に嵌合され且つ先端部が基部ケース28a内に突出する筒状の支持軸49を有する。そして、筒部47の端部には図12,図17の如く180°の間隔をおいて切欠47a,47aが形成されており、支持軸49の中間部には図12,図18の如く180°の間隔をおいて周方向に延びるガイドスリット49a,49aが形成されている(図19参照)。また、このガイドスリット49aの両端部には図19に示したように基部ケース28a側に窪む係合凹部49b,49cが形成されている。
(回転支持機構27)
この回転支持機構27は、表示装置本体26をフロントピラー6cの下端部に回転可能に支持するために用いられる。この回転支持機構27は、図7,図12,図17の如く基部ケース28aの背面に中央部に突設された筒部47と、この筒部47内に図12の如く嵌着固定された筒体48と、筒体48に回転可能に嵌合され且つ先端部が基部ケース28a内に突出する筒状の支持軸49を有する。そして、筒部47の端部には図12,図17の如く180°の間隔をおいて切欠47a,47aが形成されており、支持軸49の中間部には図12,図18の如く180°の間隔をおいて周方向に延びるガイドスリット49a,49aが形成されている(図19参照)。また、このガイドスリット49aの両端部には図19に示したように基部ケース28a側に窪む係合凹部49b,49cが形成されている。
また、回転支持機構27は、筒体48及びガイドスリット49a,49aを貫通し且つ両端部が筒部47の切欠47a,47aに係合する支持ピン50と、支持軸49の基端部に一体に設けられた取付フランジ51と、支持軸49の外周に捲回され且つ筒体48と取付フランジ51との間に介装されたコイルスプリング52を有する。尚、係合凹部49b,49cは、支持ピン50が周方向に遊びなく係合できるように、支持ピン50の外径と同じ曲率で円弧状に形成されている。
そして、支持ピン50は切欠47a,47aに係合することにより筒部47に対して周方向に相対回動するのが規制されている。また、ガイドスリット49a,49aは、支持軸49が90°の範囲で回動できるような長さに設定されている。更に、コイルスプリング52は支持軸49を基部ケース28aから外方に突出する方向にばね付勢している。
これにより、支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49b又は49cに係合させられることで、表示装置本体26を90°回転した位置で位置決保持できるようになっている。
また、支持軸49の先端部には図18,図19の如くカム面53が形成され、図8,図9のフレーム34の背面には図9の如くマイクロスイッチ54が回転位置検出手段(回転位置検出装置)として取り付けられている。このマイクロスイッチ54は図19の如く支持軸49の先端に対応して配置されている。
しかも、このマイクロスイッチ54をオン・オフさせるレバー54aの先端部54bは図19の如くカム面53に対向させられている。このカム面53は、支持ピン50が係合凹部49bに係合しているときはレバー54aの先端部54bを押圧して、マイクロスイッチ54をONさせ且つ、支持ピン50が係合凹部49bに係合しているときはレバー54aの先端部54bから離反して、マイクロスイッチ54をOFFさせるようになっている。このマイクロスイッチ54のON・OFF信号は演算制御回路45に入力されるようになっている。
また、取付フランジ51は、図9の如く固定ネジ55によりフロントピラー6cに固定されている。そして、表示装置本体26がフロントピラー6cに沿うように図3の如く起立した状態では、マイクロスイッチ54がカム面53によりONさせられる様になっている。また、表示装置本体26が図4の如く横向きに倒された状態では、マイクロスイッチ54がOFFさせられる様になっている。
更に、演算制御回路45には、データメモリ56が接続されている。このデータメモリ56には仕向地毎の言語データが記憶されている。
<作用>
次に、この様な構成の油圧ショベルのモニタ装置25の作用を説明する。
(1)表示装置本体26が起立している状態
表示装置本体26を図4の横向きの状態から図3の如く縦向きに90°起立させると、この動作に伴い支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力に抗して係合凹部49cからガイドスリット49a内に相対的に移動した後に係合凹部49b側に移動して、最終的には支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49bに係合させられる。これにより、表示装置本体26は図3の如く縦向きの状態に位置決めされる。
<作用>
次に、この様な構成の油圧ショベルのモニタ装置25の作用を説明する。
(1)表示装置本体26が起立している状態
表示装置本体26を図4の横向きの状態から図3の如く縦向きに90°起立させると、この動作に伴い支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力に抗して係合凹部49cからガイドスリット49a内に相対的に移動した後に係合凹部49b側に移動して、最終的には支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49bに係合させられる。これにより、表示装置本体26は図3の如く縦向きの状態に位置決めされる。
このように表示装置本体26がフロントピラー6cに沿うように図3の如く起立した状態では、支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49bに係合させられている。この位置では、レバー54aの先端部54bがカム面53により押圧され、マイクロスイッチ54がカム面53によりONさせられている。
この状態では、表示装置本体26がフロントピラー6cから側方に突出することはないので、運転席16に着座している作業者(運転者)が作業機9による作業を視認する際、表示装置本体26が邪魔になるようなことはない。
また、演算制御回路45は、マイクロスイッチ54からのON信号を受けると、油圧ショベルの各部に設けたセンサCS1〜CSn(詳細図示略)から検出回路46を介して入力される検出信号を受けて、第1表示部30aに図5に示したような油圧ショベルの各部の状態を表示する。
この図5では、油圧ショベルの各部の状態として、例えば「エンジンオイルのレベル」及びそのマークM1、時間「AM 10:45」、燃料計としての「METER」の表示及びそのゲージの表示、「ENGINE POWER」の表示「10」、エンジン温度等を表示している。
しかも、図13に示したスイッチ情報表示部SI1〜SI8にはスイッチ情報が表示され、スイッチ情報表示部SI1〜SI8は図5に示したようにPETシートPSの透明窓部PS1〜PS8を介して視認できる。そして、例えば、スイッチ情報表示部SI1には3つの矢印による旋回の絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI2にはウサギの絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI3には無限軌条の絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI4にはクレーンとして使用するときの絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI5にはバケット使用時の絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI6にはエンジン温度を示す絵(図)が表示され、スイッチ情報表示部SI7には給油の絵(図)が表示されている。
(2)表示装置本体26が横向きの状態
一方、表示装置本体26を図3の縦向きの状態から図4の如く横向きに90°倒すと、この動作に伴い支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力に抗して係合凹部49bからガイドスリット49a内に相対的に移動した後に係合凹部49c側に移動して、最終的には支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49cに係合させられる。
(2)表示装置本体26が横向きの状態
一方、表示装置本体26を図3の縦向きの状態から図4の如く横向きに90°倒すと、この動作に伴い支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力に抗して係合凹部49bからガイドスリット49a内に相対的に移動した後に係合凹部49c側に移動して、最終的には支持ピン50がコイルスプリング52のバネ力により係合凹部49cに係合させられる。
これにより、表示装置本体26は図4の如く横向きの状態に位置決めされる。この位置では、レバー54aの先端部54bはカム面53から離反した状態となって、マイクロスイッチ54がOFFさせられる。
これにより演算制御回路45は、図1(a)のテレビカメラ24からの映像信号を図6に示したように第1表示部30aに表示させる。このテレビカメラ24は油圧ショベルの後方を撮影しているので、第1表示部30aには油圧ショベルの後方及び側部後方の広範囲の映像が映し出される。従って、上部旋回体3の水平回転や、油圧ショベルのバック時に安全を確認できる。
しかも、演算制御回路45は、表示装置本体26が図4の如く横向きに倒されて、マイクロスイッチ54がOFFさせられると、第2表示30bのスイッチ情報表示部SI1〜SI8に表示されているスイッチ情報の向きが運転者から見て変わらないように、スイッチ情報表示部SI1〜SI8の表示状態を制御する。
(3)その他1
また、例えば、スイッチ情報表示部SI2に表示されたウサギの絵(図)は油圧ショベルが早い速度で走行している状態を示す。この状態で、透明窓部PS2を押してタクトスイッチS2をON操作すると、タクトスイッチS2からのON信号が演算制御回路45に入力される。この演算制御回路45は、タクトスイッチS2からのON信号を受けると、スイッチ情報表示部SI2に表示される絵(図)をウサギの絵から亀の絵にすると共に、油圧ショベルの走行速度を遅くする。
(4)その他2
(a)ところで、油圧ショベル用建機メータでは、表示器とスイッチを同一ケースに収めた表示器兼用スイッチである場合が多い。建機は世界共通で使用するので、運転者の言語に合わせた仕向地別の仕様が存在する。即ち、スイッチの部分に貼り付けるPETシートを仕向地ごとに設ける必要があるので、運転者の言語に合わせた仕向地別の仕様のPETシートが存在する。
(3)その他1
また、例えば、スイッチ情報表示部SI2に表示されたウサギの絵(図)は油圧ショベルが早い速度で走行している状態を示す。この状態で、透明窓部PS2を押してタクトスイッチS2をON操作すると、タクトスイッチS2からのON信号が演算制御回路45に入力される。この演算制御回路45は、タクトスイッチS2からのON信号を受けると、スイッチ情報表示部SI2に表示される絵(図)をウサギの絵から亀の絵にすると共に、油圧ショベルの走行速度を遅くする。
(4)その他2
(a)ところで、油圧ショベル用建機メータでは、表示器とスイッチを同一ケースに収めた表示器兼用スイッチである場合が多い。建機は世界共通で使用するので、運転者の言語に合わせた仕向地別の仕様が存在する。即ち、スイッチの部分に貼り付けるPETシートを仕向地ごとに設ける必要があるので、運転者の言語に合わせた仕向地別の仕様のPETシートが存在する。
しかし、この場合各々の組み合わせはバリエーションが多いという生産管理上の問題が生ずる。
従って、スイッチのボタンは透明にして、スイッチ情報は液晶表示器等の表示器(画像表示部品29)に表示させ、この表示を透明なボタンを介して視認できるようにすることにより、表示器(画像表示部品29)一つで仕向地の言語に応じた表示を行うことができる。このようにハードウエアとしてのメータ表示器(画像表示部品29)は1種類で済む。
すなわち、スイッチの表示は表示器(画像表示部品29の画像表示部30)で表現するので、表示器に表示される絵面や言語はソフトで決まる。よって、ソフト変更、又は仕向地別の絵面を記憶しておいて選択するのみで、各仕向地別のボタンが実現できる。このソフト変更は、車両を生産するラインでデータメモリ56にデータ(仕向地の言語データ)を書き込むことで実施できる。また、データメモリ56に仕向地ごとの言語データを記憶させて(書き込んでおいて)、仕向地に応じた言語データを選択できるようにしても良い。
従って、車両(油圧ショベル)をある地域から他の地域に移動して使用する際に言語が変わるような場合でも、データメモリ56のデータの書き換えを行うか、データメモリ56に予め記憶させておいた複数の仕向地の言語データから仕向地の言語データを選択するのみでよい。
(b)また、液晶モジュールは、その画面が4:3のものから16:9の横長形状に主流が変化してきた。特に、自動車用のAV機器が2DINサイズであるので、7in横長の液晶が現在生産の主流となっている。
(b)また、液晶モジュールは、その画面が4:3のものから16:9の横長形状に主流が変化してきた。特に、自動車用のAV機器が2DINサイズであるので、7in横長の液晶が現在生産の主流となっている。
しかし、テレビカメラは4:3が未だに主流であり、16:9の液晶表示器にテレビカメラからの映像を映す場合、画面の一部しか使用しないので、高価な液晶表示器を有効に利用していない。或いは、画面の前部を利用してテレビカメラからの映像を映す場合、映像を横方向に伸張する補正を行うことも考えられる。この場合には、補正しない実際の映像とは寸法関係が異なって見える。
従って、16:9の横長の液晶表示器(画像表示部品29の画像表示部30)の一部を4:3の第1表示部とし、残りを第2表示部として、第1表示部にテレビカメラからの映像を映し出させ、第2表示部を(a)のスイッチ情報の表示部とすることで、テレビカメラからの映像信号が映し出されない第2表示部の有効利用が図れる。
(c)また、テレビカメラからの映像信号を液晶モジュール(画像表示部品29)に表示する方法として、NTSC信号を出力するテレビカメラが市販品の大半を占めている。従って、通常は液晶モジュール(画像表示部品29)もNTSC信号を標準で受けられるようになっている。そして、通常は液晶モジュール(画像表示部品29)を横置きにしたときに、液晶モジュール(画像表示部品29)の画面全体にテレビカメラからの映像が映し出されるようになっている。
(c)また、テレビカメラからの映像信号を液晶モジュール(画像表示部品29)に表示する方法として、NTSC信号を出力するテレビカメラが市販品の大半を占めている。従って、通常は液晶モジュール(画像表示部品29)もNTSC信号を標準で受けられるようになっている。そして、通常は液晶モジュール(画像表示部品29)を横置きにしたときに、液晶モジュール(画像表示部品29)の画面全体にテレビカメラからの映像が映し出されるようになっている。
この様な液晶モジュール(画像表示部品29)を縦に配置した場合、液晶モジュール(画像表示部品29)の画面全体に映し出される映像が横向きになる。このため、液晶モジュールの画面に映し出される映像を通常の状態で見やすくするには、液晶モジュールの画面に映し出される映像を90°回転させて縦向きにする必要がある。
しかし、この場合、横向きの映像を縦向きにするためにデジタル処理が必要となり、コスト高になり好ましくない。そこで、テレビカメラによる映像を映し出させる際には、液晶モジュール(画像表示部品29)を90°回転させて横置きにすることで、デジタル処理をせずに映像を液晶モジュール(画像表示部品29)に通常の状態で映し出すことができる。
(d)更に、液晶表示器等を用いたショベル用メータは、通常の作業時に視界を遮らないように、キャビンの右のピラーの死角と略同一になるように考慮している。しかし、表示とスイッチ操作に不都合がない寸法も必要なので、略全てのキャビン付の油圧ショベルのメータは縦長である。
(d)更に、液晶表示器等を用いたショベル用メータは、通常の作業時に視界を遮らないように、キャビンの右のピラーの死角と略同一になるように考慮している。しかし、表示とスイッチ操作に不都合がない寸法も必要なので、略全てのキャビン付の油圧ショベルのメータは縦長である。
この様にショベル用メータすなわち液晶表示器を縦置きにして、この液晶表示器にテレビカメラからの映像信号を映し出させると、液晶表示器に映し出される映像は横向きになってしまう。そこで、テレビカメラを縦置きにすると、左右の視野角が狭くなる。また、液晶表示器で見たいのは油圧ショベルのそば、特に後方に人がいるか否かであり、遠方を見ても意味がない。更に、油圧ショベルは上部旋回体が水平旋回するので、左右方向まで見える視野角は是非必要となる。しかも、市販のカメラモジュール即ちテレビカメラは、太陽の影響を避けるため露出あわせの測光を画面の下側又は中央部帯エリアで行っている。このため、カメラモジュールを縦置きにすると、太陽光の影響を受けてしまう虞がある。
従って、液晶表示器を90°回転できるようにして、液晶表示器(画像表示部品29の画像表示部30)を縦置きと横置きの2位置で使用できるようにすることで、外部カメラ(テレビカメラ)の必要がない単独の作業では液晶表示器を縦置きにして、液晶表示器をピラーの死角と同じにし、液晶表示器が視認作業の邪魔にならないようにできる。また、道路工事など側に作業者がいる状況では、液晶表示器を横置きにして、外部カメラ(テレビカメラ)からの映像を液晶表示器に表示させることで、外部カメラ(テレビカメラ)を監視カメラとして使用できる。この様に、液晶表示器を最適な状態で使用できる。
(e)しかも、液晶表示器等のメータの取り付けは、独立した箱形状のメータを鉄板ブラケットでキャビンのピラーにボルト締めしている。
(e)しかも、液晶表示器等のメータの取り付けは、独立した箱形状のメータを鉄板ブラケットでキャビンのピラーにボルト締めしている。
しかし、油圧ショベルの作業時の振動が自動車用の液晶モジュール(液晶表示器)にダイレクトに加わるため、この振動周波数が細長いバックライト用冷陰極蛍光ランプの共振周波数と一致して、ランプ切れを起こす虞がある。
従って、液晶モジュールを直接にキャビンのピラーにボルトで固定せずに、ケース内に液晶モジュール(画像表示部品29)を配設して、この液晶モジュールをケースにゴム製の防振グロメットを介して支持させることで、振動が防振グロメットにより吸収遮断されるので、液晶モジュールのバックライトに設計仕様以上の過大な振動が作用しなくなり、設計寿命を達成できる。
(f)液晶モジュール(画像表示部品29)の画面をフルグラフィックメータとして利用できる。しかも、油圧ショベルに吊り上げ機構(フックF)を付加すると共に、液晶モジュール(画像表示部品29)の画面にクレーンの表示をさせることで、油圧ショベルをショベルクレーンとして安全に利用できる。
(3)その他3
また、上述した実施例では表示装置本体26の回転位置を回転位置検出手段(回転位置検出装置)としてのマイクロスイッチ54により検出するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、表示装置本体26の回転位置は、ホール素子や近接センサ等の回転位置検出手段(回転位置検出装置)で磁気的に検出することもできるし、光センサ等の回転位置検出手段(回転位置検出装置)を用いて検出することもできる。これらの場合、無接触で表示装置本体26の回転位置を検出できるので、耐久性が向上する。
(f)液晶モジュール(画像表示部品29)の画面をフルグラフィックメータとして利用できる。しかも、油圧ショベルに吊り上げ機構(フックF)を付加すると共に、液晶モジュール(画像表示部品29)の画面にクレーンの表示をさせることで、油圧ショベルをショベルクレーンとして安全に利用できる。
(3)その他3
また、上述した実施例では表示装置本体26の回転位置を回転位置検出手段(回転位置検出装置)としてのマイクロスイッチ54により検出するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、表示装置本体26の回転位置は、ホール素子や近接センサ等の回転位置検出手段(回転位置検出装置)で磁気的に検出することもできるし、光センサ等の回転位置検出手段(回転位置検出装置)を用いて検出することもできる。これらの場合、無接触で表示装置本体26の回転位置を検出できるので、耐久性が向上する。
更に、上述した実施例では、スイッチ情報表示部SI1〜SI4の第1表示部列及びスイッチ情報表示部SI5〜SI8の第2表示部列を第1表示部30aの下方に上下2行に配置しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、スイッチ情報表示部SI1〜SI4の第1表示部列を第1表示部30aの上方に配置し、スイッチ情報表示部SI5〜SI8の第2表示部列を第1表示部30aの下方に配置した構成としても良い。
以上説明したように、この発明の実施の形態の乗り物用モニタ装置では、モニタ装置本体(表示装置本体26)における長手方向比率が4:3とは異なる画像表示面30を長手方向に4:3の比率の第1表示部30aと残りの第2表示部30bとに分けると共に、前記第2表示部30bに複数の透明なスイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)が重ねて配置されている。そして、前記第1表示部30aに建設乗り物(油圧ショベル)の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部36bの前記スイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)に対応する部分(スイッチ情報表示部SI1〜SI8)にスイッチ情報を表示させる制御回路(演算制御回路45)が設けられている。
この構成によれば、4:3の第1表示部30aに乗り物の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部30bの前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させるようにしているので、モニタ装置本体における画像表示面の長手方向の比率が4:3とは異なっていても、この画像表示面を有効に利用できる。
例えば、この画像表示面の長手方向の比率が16:9である場合には、4:3の第1表示部30aに乗り物の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部30bの前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させるようにしているので、モニタ装置本体の比率が16:9の画像表示面を有効に利用できる。また、例えば、画像表示面の長手方向の比率が20:4と異形形状の液晶表示器であっても同様である。
また、この発明の実施の形態の乗り物用モニタ装置では、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)が表示部30a,30bを操作者に向けた状態で起倒可能に機械操作室(運転室7)のピラー(フロントピラー6c)に取り付けられ、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の起立状態と倒伏状態を検出する検出手段(マイクロスイッチ54)が設けられていると共に、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)は、前記検出手段(マイクロスイッチ54)の検出信号に基づいて、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の起立時に乗り物(油圧ショベル)の各部の情報を前記モニタ装置本体(表示装置本体26)に表示させる一方、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の倒伏時にAV機器からの画像を前記モニタ装置本体(表示装置本体26)に表示させる様になっている。
この構成によれば、モニタ装置本体(表示装置本体26)を起立させてピラー(フロントピラー6c)に沿わせることで、モニタ装置本体(表示装置本体26)を運転者から見たピラーの死角に配置できると共に、乗り物(油圧ショベル)の各部の情報を前記モニタ装置本体(表示装置本体26)に表示させて、モニタ装置本体(表示装置本体26)が乗り物(油圧ショベル)による作業の視認に邪魔にならないようにできる。
一方、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の倒伏時にAV機器からの画像を前記モニタ装置本体(表示装置本体26)に表示させることで、モニタ装置本体(表示装置本体26)を乗り物(油圧ショベル)の周囲の観察(監視)に利用できる。
しかも、モニタ装置本体(表示装置本体26)の起倒状態に応じて画像表示を自動的に切り替えることができるので、運転者が一々モニタ装置本体(表示装置本体26)の表示切り替えを行う必要がない。
また、この発明の実施の形態の乗り物用モニタ装置では、前記制御回路(演算制御回路45)は、前記第2表示部30bの前記スイッチ操作部(透明窓部PS1〜PS8)に対応する部分(スイッチ情報表示部SI1〜SI8)にスイッチ情報を表示させる様に設けられていると共に、前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の起立状態と倒伏状態に関わらず前記検出手段(マイクロスイッチ54)の検出信号から前記モニタ装置本体(表示装置本体26)の起立状態と倒伏状態を感知して前記スイッチ情報が常に同じ方向を向くように第2表示部30bへの表示を制御する様にしている。
この構成によれば、モニタ装置本体(表示装置本体26)の起倒状態に応じてスイッチ情報が常に同じ方向を向くようにしているので、運転者が一々モニタ装置本体(表示装置本体26)のスイッチ情報の表示切り替えを行う必要がない。
以上説明した実施例では、モニタ装置25を建機用の油圧ショベルに適用した例を示したが、油圧ショベル以外の他の建機(乗り物)にも適用できることは勿論である。また、このモニタ装置25は、二輪車や四輪バギー車等の車両(乗り物)にも適用できる。
6c…フロントピラー(ピラー)
7…運転室(機械操作室)
26…表示装置本体(モニタ装置本体)
30…画像表示面
30a…第1表示部
30b…第2表示部
45…演算制御回路(制御回路)
54…マイクロスイッチ(検出手段)
PS1〜PS8…透明窓部(スイッチ操作部)
SI1〜SI8…スイッチ情報表示部
7…運転室(機械操作室)
26…表示装置本体(モニタ装置本体)
30…画像表示面
30a…第1表示部
30b…第2表示部
45…演算制御回路(制御回路)
54…マイクロスイッチ(検出手段)
PS1〜PS8…透明窓部(スイッチ操作部)
SI1〜SI8…スイッチ情報表示部
Claims (4)
- モニタ装置本体における長手方向の比率が4:3とは異なる比率の画像表示面を長手方向に4:3の比率の第1表示部と残りの第2表示部とに分けると共に、前記第2表示部に複数の透明なスイッチ操作部が重ねて配置され、前記第1表示部に乗り物の各部の情報やAV機器からの画像を表示させ且つ前記第2表示部の前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させる制御回路が設けられていることを特徴とする乗り物用モニタ装置。
- 前記画像表示面の比率は16:9であることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用モニタ装置。
- 前記モニタ装置本体が表示部を操作者に向けた状態で起倒可能に機械操作室のピラーに取り付けられ、前記モニタ装置本体の起立状態と倒伏状態を検出する検出手段が設けられていると共に、前記制御回路は、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記モニタ装置本体の起立時に乗り物の各部の情報を前記モニタ装置本体に表示させる一方、前記モニタ装置本体の倒伏時にAV機器からの画像を前記モニタ装置に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用モニタ装置。
- 前記制御回路は、前記第2表示部の前記スイッチ操作部に対応する部分にスイッチ情報を表示させる様に設けられていると共に、前記モニタ装置本体の起立状態と倒伏状態に関わらず前記検出手段の検出信号から前記モニタ装置本体の起立状態と倒伏状態を感知して前記スイッチ情報が常に同じ方向を向くように第2表示部への表示を制御することを特徴とする請求項3に記載の乗り物用モニタ装置。
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