JP2005028414A - 摩擦圧接機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 摩擦圧接機による接合を行う際に、回転軸が速やかに停止しなくても、接合部がもぎ取られないようにする。
【解決手段】 電動モータ1から一方のワーク4への伝達トルクが設定値を超えるとトルクの伝達が停止されるトルクリミッタ3を設ける。接合の際、接合部の固化に伴って接合強度が上がり、この接合部の接合強度が所定値以上になるとトルクリミッタ3が作動して、電動モータ1から一方のワーク4へのトルクの伝達が停止される。したがって、回転軸2が回転していても両ワーク4、5は相対的に停止状態になり、良好な接合状態が保存される。
【選択図】 図1
【解決手段】 電動モータ1から一方のワーク4への伝達トルクが設定値を超えるとトルクの伝達が停止されるトルクリミッタ3を設ける。接合の際、接合部の固化に伴って接合強度が上がり、この接合部の接合強度が所定値以上になるとトルクリミッタ3が作動して、電動モータ1から一方のワーク4へのトルクの伝達が停止される。したがって、回転軸2が回転していても両ワーク4、5は相対的に停止状態になり、良好な接合状態が保存される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、2つのワーク間で回転摩擦させ加圧することによりワーク相互を固相接合させる摩擦圧接機に関する。
従来のブレーキ式摩擦圧接機は、トルクを発生する駆動手段と、駆動トルクを一方のワークに伝達する回転軸と、回転軸を制動するブレーキと、他方のワークを保持する保持部と、保持部を一方のワークに向かって移動させることが可能なスライド装置とを備えている。そして、一方のワークを回転させて両ワークの摩擦面に摩擦熱を発生させ、回転軸の制動タイミングに合わせて両ワークを加圧して接合するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−102274号公報
しかしながら、上記の摩擦圧接機では、接合完了前に回転軸が停止しないと接合部にトルクが加わるため、接合部がもぎ取られてしまうという問題が発生する。特に、ワークを高速回転駆動する場合や回転するワークが大きい場合は慣性モーメントが大きくなるため、制動時間が長くなって上記の問題が発生しやすくなる。また、回転軸の制動時間を短くし且つ制動タイミングを精密に制御するために、高価なサーボモータに加え、ディスクブレーキを併用しており、設備費が高くなってしまうという問題がある。
さらに、図3に示すように、薄肉アルミニウム製パイプ等のワーク4、5をT字接合する場合は、摩擦熱で軟化した状態で加圧するためワーク5の接合部周辺が大きく変形し、寄り代が設定値から外れることもあり、均一な接合を行うことが困難であった。
本発明は、上記点に鑑み、摩擦圧接機による接合を行う際に、接合部がもぎ取られないようにすることを目的とする。また、摩擦圧接機による接合を行う際に、一定の寄り代で均一な接合を行えるようにすることを他の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、トルクを発生する駆動手段(1)と、前記駆動手段のトルクを一方のワーク(4)に伝達する回転軸(2)と、他方のワーク(5)を保持する保持部(6)と、前記保持部を前記一方のワークに向かって移動させることが可能なスライド装置とを備え、前記一方のワークを回転させるとともに両ワークを加圧して両ワークを接合する摩擦圧接機において、前記駆動手段から前記一方のワークへの伝達トルクが設定値を超えるとトルクの伝達が停止されるトルクリミッタ(3)を備えることを特徴とする。
これによると、接合部の接合強度が所定値以上になるとトルクリミッタが作動して、一方のワークへのトルクの伝達が停止されるため、接合部に設定値以上のトルクは作用しなくなり、接合部がもぎ取られることを防止できる。
請求項2に記載の発明のように、前記トルクリミッタ(3)を、前記回転軸(2)と前記一方のワーク(4)との間に配置することができる。
請求項3に記載の発明では、トルクを発生する駆動手段(1)と、前記駆動手段のトルクを一方のワーク(4)に伝達する回転軸(2)と、他方のワーク(5)を保持する保持部(6)と、前記保持部を前記一方のワークに向かって移動させることが可能なスライド装置(8)とを備え、前記一方のワークを回転させるとともに両ワークを加圧して両ワークを接合する摩擦圧接機において、前記スライド装置の前記一方のワーク側への移動可能範囲を決定する定寸装置(9)を備えることを特徴とする。
これによると、定寸装置により寄り代を略一定にすることができ、したがって均一な接合を行うことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る摩擦圧接機の要部を示す模式的な構成図である。
本発明の第1実施形態について図1に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る摩擦圧接機の要部を示す模式的な構成図である。
図1において、駆動手段としての電動モータ1に回転軸2が結合され、電動モータ1により回転軸2が回転されるようになっている。回転軸2にはトルクリミッタ3が装着され、トルクリミッタ3に一方のワーク4が保持可能になっている。そして、電動モータ1が発生するトルクは、回転軸2およびトルクリミッタ3を介して一方のワーク4に伝達される。
トルクリミッタ3は、電動モータ1から一方のワーク4への伝達トルクが設定トルクを超えるとトルクの伝達を停止するものであり、機械式または電流制御により設定トルクを設定可能なものである。
他方のワーク5は、保持部6により、回転しないように保持されている。保持部6は、往復動可能なスライド装置(図示せず)に装着されていて、一方のワーク4に対して近づく向きおよび遠ざかる向きに移動可能になっている。
上記構成において、電動モータ1により一方のワーク4を回転させるとともに、スライド装置により他方のワーク5を一方のワーク4側に移動させて両ワーク4、5を接触させると、両ワーク4、5の摩擦面に摩擦熱が発生して摩擦面が軟化する。そして、回転軸2を制動しつつ両ワーク4、5を加圧することにより、拡散した摩擦面が固相接合される。
この接合の際、接合部の固化に伴って接合強度が上がり、この接合部の接合強度が所定値以上になると、トルクリミッタ3が作動して電動モータ1から一方のワーク4へのトルクの伝達が停止される。したがって、回転軸2が回転していても両ワーク4、5は相対的に停止状態になり、良好な接合状態が保存される。換言すると、回転軸2が短時間で停止しなくても接合部がもぎ取られることはない。
本実施形態によると、トルクリミッタ3の作動により、接合部がもぎ取られることを防止できる。また、回転軸2を短時間で停止させなくてもよいため、回転軸2の制動時間を短くし且つ制動タイミングを精密に制御するための高価なサーボモータやディスクブレーキをも用いる必要が無い場合もある。また、回転軸2を短時間で停止させなくてもよいため、慣性モーメントが大きくて制動時間が長くなりやすい条件の際に特に有利である。
なお、本実施形態では、トルクリミッタ3を回転軸2と一方のワーク4との間に配置したが、トルクリミッタ3は電動モータ1から一方のワーク4に至る間に配置されておればよく、例えば電動モータ1と回転軸2との間にトルクリミッタ3を装着しても、ワーク5側に装着してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図2および図3に基づいて説明する。図2は、第2実施形態に係る摩擦圧接機を示す模式的な構成図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態について図2および図3に基づいて説明する。図2は、第2実施形態に係る摩擦圧接機を示す模式的な構成図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、摩擦圧接機のベース7には、保持部6が装着されたスライド装置8が搭載されている。スライド装置8は、ベース7上を往復動可能で、より詳細には、一方のワーク4に対して近づく向きおよび遠ざかる向きに移動可能になっている。
また、摩擦圧接機のベース7には、スライド装置8の一方のワーク4側への移動可能範囲を決定する定寸装置9が搭載されている。より詳細には、スライド装置8が一方のワーク4側へ向かって移動している際にスライド装置8が定寸装置9に当たるとスライド装置8の移動が機械的に制止され、スライド装置8は一方のワーク4側へ向かってそれ以上移動できないようになっている。この定寸装置9の位置は調整可能になっており、その位置調整によって、スライド装置8の一方のワーク4側への移動可能範囲を調整することができる。
両ワーク4、5はともに薄肉アルミニウム製パイプであり、図3に示すように一方のワーク4を他方のワーク5の外周面に接合させるようになっている。
上記構成において、電動モータ1により一方のワーク4を回転させるとともに、スライド装置8により他方のワーク5を一方のワーク4側に移動させて両ワーク4、5を接触させると、両ワーク4、5の摩擦面に摩擦熱が発生して摩擦面が軟化する。そして、回転軸2を制動しつつ両ワーク4、5を加圧することにより、拡散した摩擦面が固相接合される。
この接合の際、定寸装置9によってスライド装置8が所定の位置で止められるため、寄り代を略一定にすることができ、したがってワーク5の接合部周辺の過剰な変形を防止して均一な接合を行うことができる。
1…電動モータ(駆動手段)、2…回転軸、3…トルクリミッタ、4…一方のワーク、5…他方のワーク、6…保持部。
Claims (3)
- トルクを発生する駆動手段(1)と、前記駆動手段のトルクを一方のワーク(4)に伝達する回転軸(2)と、他方のワーク(5)を保持する保持部(6)と、前記保持部を前記一方のワークに向かって移動させることが可能なスライド装置とを備え、前記一方のワークを回転させるとともに両ワークを加圧して両ワークを接合する摩擦圧接機において、
前記駆動手段から前記一方のワークへの伝達トルクが設定値を超えるとトルクの伝達が停止されるトルクリミッタ(3)を備えることを特徴とする摩擦圧接機。 - 前記トルクリミッタ(3)が、前記回転軸(2)と前記一方のワーク(4)との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接機。
- トルクを発生する駆動手段(1)と、前記駆動手段のトルクを一方のワーク(4)に伝達する回転軸(2)と、他方のワーク(5)を保持する保持部(6)と、前記保持部を前記一方のワークに向かって移動させることが可能なスライド装置(8)とを備え、前記一方のワークを回転させるとともに両ワークを加圧して両ワークを接合する摩擦圧接機において、
前記スライド装置の前記一方のワーク側への移動可能範囲を決定する定寸装置(9)を備えることを特徴とする摩擦圧接機。
Priority Applications (1)
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JP2003271761A JP2005028414A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 摩擦圧接機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2003271761A Withdrawn JP2005028414A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 摩擦圧接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005028414A (ja) |
-
2003
- 2003-07-08 JP JP2003271761A patent/JP2005028414A/ja not_active Withdrawn
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