JP2005005992A - 画像記録装置および画像記録システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的な運用が可能な画像記録装置及びシステムを実現する。
【解決手段】色分解された画像データをホスト装置より受信し、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、感光材料を露光するための露光手段と、露光手段に感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、画像データに基づいて感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合は、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】色分解された画像データをホスト装置より受信し、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、感光材料を露光するための露光手段と、露光手段に感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、画像データに基づいて感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合は、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置および画像記録システムに関し、特に、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサ)または網点変換処理装置などのホスト装置で処理された網点形式の画像データ(網点画像データ)に基づき、波長の異なる複数光源によってカラー感光材料を感光させることで、印刷物の仕上がりを事前に確認する為のカラープルーフを作成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカラー印刷物を作成する際には、原稿フィルムの段階で色校正を行うことが要求される場合があり、このような場合には、C(シアン)版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及び、K(ブラック)版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトや色、更に、文字等に関する誤りの有無検査を含む最終印刷物の仕上がり品質を確認している。
【0003】
近年においては、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。
【0004】
このような工程では、更なる効率化を目指して、ページ編集済みの画像データをフィルムに直接出力するイメージセッタ出力や、印刷版に直接出力するCTP(Computer To Plate)出力、更には、印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像出力するCTC(Computer To Cylinder)が行われる。
【0005】
この場合、校正確認の為だけにフィルム出力や印刷版出力を行う必要があり、最終的な印刷物作成と同等若しくはそれ以上の手間や時間、更に、フィルム、印刷版の無駄が発生する問題がある。
【0006】
その為、特に、このようなコンピューターによるフルデジタルの画像作成、編集を行う工程では、カラープルーフの作成は、DDCP(Direct Digital Color Proof)、乃至は、DCP(Digital Color Proof)と呼ばれるデジタル画像データを直接出力してカラー画像を得るシステムが求められている。
【0007】
このようなDDCPは、コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイメージセッタなどで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行ったり、CTCで印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行ったり等する前に、コンピュータ上で加工されたデジタル画像を直接出力して印刷仕上がり品質を再現するカラープルーフを作成し、その絵柄、色調、文章、文字等の確認作業を行えるようにしたものである。
【0008】
また、このような製版・印刷工程における校正のプロセスでは、
(1)作業現場内部のミスの確認用である内校、
(2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される外校、
(3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供される印刷見本、
の主として3つの用途向けにプルーフが作成、使用される。
【0009】
校正プロセスの内、内校及び、一部の外校用途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、網点画像が再現できない校正材料を使用したDDCP、即ち、昇華転写方式やインクジェット、電子写真等の出力物を主として、体裁確認用のプルーフとして使用するケースがあるが、ハイライト部の再現性や、細かいディテール、更に、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な干渉縞発生有無等の品質確認や、印刷見本として使用するプルーフ用途には、やはり印刷網点を忠実に再現するプルーフ出力が望まれているのが実状である。
【0010】
このようなニーズを満足するDDCPとしては、ハイパワーヒートモードレーザーを用いて感光材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタイプのものがある。しかし、このような高品質の網点を再現できるシステムでは、装置及び、感光材料のコストが高くなる欠点があった。
【0011】
これに対し、近年、低コストで更に網点画像の確認ができる銀塩カラー感光材料を利用したDDCPが普及し始めている。銀塩カラー感光材料を利用した方式は、例えば、R,G,Bの波長の異なる複数の光を組み合わせて合成された光点で例えば、C,M,Yの各発色層にて構成される感光材料を露光して、C,M,Yの各ドットを発色させて、網点カラー画像を形成するものである。
【0012】
これらカラープルーフ作成装置では、感光材料を露光ユニットで露光した後に、この感光材料を現像処理ユニットに搬送し、現像が行われる。この際、露光ユニットでの露光時間は、現像処理ユニットでの現像時間よりも概ね短いので、感光材料が露光ユニットから現像処理ユニットに搬送される時に、露光ユニットにおいて、感光材料の搬送速さの調整および待機が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平8―255750号公報(第1頁、第1図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このような銀塩感光材料を利用した画像記録装置では、回転するドラムに対して給紙搬送されてきた感光材料を巻着させ、回転するドラムに感光材料が巻着し状態で露光を行い、さらに、ドラムに巻着した状態の感光材料を剥離して排紙搬送するような構成になっている。
【0015】
このため、画像データの受信、給紙搬送、画像データに基づいた露光、排紙搬送といった手順を繰り返して、複数画像分の画像データの記録を繰り返すようにしていた。したがって、複数画面分の画像データの記録を行う場合には、露光部での排紙搬送と次の給紙搬送との間に待ち時間が発生する状態になっている。
【0016】
ところで、この種の画像記録装置において、同一の感光材料上に複数の画像を記録する「集約機能」あるいは「複数画像記録機能」と呼ばれる動作モード(以下、「集約機能」と呼ぶ)を備えたものが存在している。
【0017】
この集約機能では、ユーザが選択したサイズの感光材料上に、単一の画像を配置しただけでは余白が生じる場合には、その余白部分に他の画像を配置して画像記録を行う機能である。
【0018】
このような集約機能を用いる場合には、ユーザが感光材料のサイズの選択を行わなければならないという不便さがあった。
【0019】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、効率的な運用を実行可能な画像記録装置および画像記録システムを実現することにある。
【0020】
【課題を解決する為の手段】
上述した課題は、以下に述べるそれぞれの解決手段のそれぞれによって解決されるものである。
【0021】
(1)本発明は、各色毎に色分解された状態の画像データをホスト装置より受信し、前記画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、前記感光材料を露光するための露光手段と、前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、ことを特徴とする画像記録装置である。
【0022】
なお、以上の場合、前記制御手段は、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記ホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行う、ことが望ましい。
【0023】
この画像記録装置では、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【0024】
これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録装置の効率的な運用が可能になる。
【0025】
この場合、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数をホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行うことで、より一層効率的な運用を実行できるようになる。
【0026】
(2)本発明は、各色毎に色分解された状態の画像データを生成して画像記録装置に対して送信するホスト装置と、前記画像データに基づいて複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置と、からなる画像記録システムであって、前記ホスト装置は、前記画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記画像記録装置に対して送信し、前記画像記録装置は、前記感光材料を露光するための露光手段と、前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、前記画像数分記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、ことを特徴とする画像記録システムである。
【0027】
なお、以上において、前記画像記録装置は感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報を前記ホスト装置に対して送信し、前記ホスト装置は、前記画像記録装置から記録可能な画像の大きさに関する情報を受信し、該情報に適した画像データを前記画像記録装置に対して送信する、ことが望ましい。
【0028】
この画像記録システムでは、画像記録装置側で感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、ホスト装置より画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って記録すべき画像数を送信し、前記画像数分記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【0029】
これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる画像記録装置の好適な実施の形態について説明する。なお、これにより本発明の内容が限定されるものではない。
【0031】
まず、本発明の実施の形態にかかる画像記録装置100の全体構成について説明する。
【0032】
〈画像記録装置100の機械的な全体構成〉
図10以降に本発明の実施の形態例の画像記録装置100が適用されるカラープルーフ作成装置を示す。なお、本発明の画像記録装置はカラーに限られるものではなく、モノクロの画像記録であってもよい。ここでは、一例として、カラーの画像記録装置としてカラープルーフ作成装置について説明を行う。
【0033】
図10はカラープルーフ作成装置の全体の外観を示す斜視図、図11はカラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。また、図12と図13に内部の主要部分の構成を示す。
【0034】
図10に示すカラープルーフ作成装置1の装置本体2には、露光ユニット3および現像処理ユニット4が備えられている。露光ユニット3は、上面パネル13及び前面パネル6が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び前面側から行われる。
【0035】
露光ユニット3の上部には、感光材料の装填部をなす紙装填部7が配置され、この紙装填部7の横の装置本体2の前面側に操作部8が配置されている。紙装填部7には、給紙カバー9aおよび9bが開閉可能に設けられている。また、操作部8には、液晶パネル11とタッチパネル12が設けられている。
【0036】
現像処理ユニット4には、上面パネル13及び補給パネル14が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行われる。現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設けられ、処理された感光材料が排紙部15に排出される。
【0037】
図11は、カラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。カラープルーフ作成装置1の装置本体2は、露光ユニット3および現像処理ユニット4を有する。露光ユニット3は、感光紙に露光を行い画像情報を記録し、現像処理ユニット4は、露光された感光紙の現像を行う。
【0038】
露光ユニット3は、紙装填部7、給紙部20、露光部76、排紙部50および操作部8を含む。給紙カバー9aおよび9bの内部には、記録媒体たる感光材料(以下、ペーパーまたは感光紙ともいう)を収納したカートリッジ10aおよび10bがセットされる。なお、操作部8では、オペレータによる各種パラメータ、例えば設定時間等の設定およびカートリッジの交換要求の表示等が行われる。
【0039】
給紙部20は、給紙ローラーを備えており、カートリッジ10aあるいは10bから感光紙を引き出して、カッターで所定の長さに切断した後に、露光部76へ送る。
【0040】
露光部76は、主走査部30、ドラム31および副走査部40を含む。主走査部30に位置するドラム31は、回転可能に設けられ、感光材料がドラム31の外表面に吸着されて一体に回転する。主走査部30には、ドラム31に対向して光学ユニット32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニット32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着された感光紙に光ビームで露光して画像の書き込みを行う。
【0041】
排紙部50は、剥離ガイド51、アキュームレーター部54をなすアキュームレーターガイド29および搬送ローラー28等を含み、露光された感光紙を、ドラム31上から剥離ガイド51により剥離し、アキュームレーター部54で蓄積しつつ、露光された感光紙の現像速さでもって現像処理ユニット4に排紙する。
【0042】
現像処理ユニット4には、第2露光部41、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部45が備えられている。第2露光部41により露光ユニット3で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を形成し、第2露光された感光材料は、現像部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処理された感光材料は、乾燥部45で乾燥して排紙部15へ送出される。
【0043】
次に、カラープルーフ作成装置1の露光ユニット3を図12および図13を用いて詳細に説明する。図12は、紙装填部7、給紙部20および排紙部50を示す側面図である。装填部をなす紙装填部7には、着脱可能なカートリッジ10aおよび10bが装着される。カートリッジ10aあるいは10bは、カートリッジシャッター52あるいは53から感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態で、給紙部20の給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bの位置にセットされる。なお、カートリッジ10aおよび10bには、幅の異なる感光紙が内蔵されており、タッチパネル12により選択された後に、いずれかにより給紙がなされる。
【0044】
紙装填部7には、カートリッジの着脱を確認するカートリッジ有無センサS1およびS1′、給紙カバー9aおよび9bの開閉を確認するカバー開検出センサS2およびS2′が存在する。また、カートリッジシャッター52および53は、シャッターモーターM52およびM53により開閉される。
【0045】
給紙部20は、ペーパーエンドセンサS4およびS6、給紙ローラー21a、21bおよび23a、23b、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4、給紙ローラー21aおよび23aに付随するペーパー送り量検出センサS21およびS23、カッター22および25、カッターモーターM22およびM25、給紙シャッター24および18、シャッターモーターM24およびM18、搬送ガイドG1およびG2、中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27、搬送ガイドG3、並びに、スクイズローラー46を有している。
【0046】
給紙部20のペーパーエンドセンサS4およびS6は、給紙ローラー21a、21bとカートリッジ10a、および給紙ローラー23a、23bとカートリッジ10b、との間に設けられ、このペーパーエンドセンサS4あるいはS6によりカートリッジ10aあるいは10bから引き出される感光紙の終端を検出する。
【0047】
また、一対の給紙ローラー21a、21bおよび23a、23bの、一方の給紙ローラー21aおよび23aは位置が固定され、他方の給紙ローラー21bおよび23bは、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4により、移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はローラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラー21bおよび23bを待機位置へ移動させる。
【0048】
感光材料の搬送中は、給紙ローラー21bあるいは23bを搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bとの間で圧着する。給紙ローラー21aあるいは23aは、給紙モーターM3あるいはM5により駆動され、感光材料が搬送される。
また、この際ペーパー送り量検出センサS21あるいはS23によりペーパーの引き出し長さが計測される。
【0049】
カッター22および25は、カッターモーターM22およびM25により動作する。カッター22あるいは25は、給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bから供給される感光材料を、カッターモーターM22あるいはM25を駆動することにより切断する。切断された感光材料は、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して、中間ローラー26a、26bに搬送される。また、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して搬送される際には、給紙シャッター24あるいは18は、開状態とされ、搬送終了と同時に閉状態とされる。
【0050】
中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46は、一直線上に配置され、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46間には搬送ガイドG3が設けられている。なお、エンコーダローラー27は、回転により感光紙を送ると共に、感光紙の送り量を検出するペーパー送り量検出センサS10を有している。また、スクイズローラー46は、感光紙を、ドラム31に圧着させ吸着状態とする。
【0051】
つづいて、図13は、ドラム31、主走査部30および副走査部40を示す露光ユニット3の平面図である。主走査部30のドラム31の両端の軸部31a、31bは、軸受33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支されている。ドラム31の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム回転モーターM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム回転モーターM6の駆動によりドラム31が回転する。また、ドラム31の一方の軸部31aには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0052】
また、ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブロアP1に連結されている。ドラム31は中空体で形成され、表面には吸着孔31cが形成され、吸引ブロアP1の駆動によりドラム31の内部が減圧されて感光紙がドラム31の表面に吸着される。
【0053】
光学ユニット32には、レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bが配置されている。レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G及びブルーLEDユニット320Bからの光ビームは、ミラー325、326、327を介して、集光レンズ331からドラム31上の感光紙に画像を露光する。露光シャッター332は露光シャッターソレノイド333により開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
【0054】
光学ユニット32は、移動ベルト340に固定され、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モーターM7の出力軸345に連結され、副走査モーターM7の駆動により光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0055】
光学ユニット32のドラム軸方向に副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12及び副走査オーバーラン位置検出センサS13が配置されている。副走査基準位置検出センサS11の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停止しており、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サイズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準位置へ移動して復帰させる。
【0056】
図12に戻り、排紙部50は、剥離ガイド51、剥離ガイド上下モーターM9、アキュームレーターガイド29、アキュームレーター上下モーターM12、搬送ローラー28a、28b、搬出モーターM8、出口シャッター55、出口シャッター開検出センサS16、出口センサS31および出口シャッターモーターM10等を含む。剥離ガイド51は剥離ガイド上下モーターM9により上下動され、上位置では剥離ガイド51の爪部がドラム31上の感光紙を剥離し、下位置では、ドラム31の感光紙に影響を与えない構造を有する。
【0057】
また、アキュームレーターガイド29は、アキュームレーター上下モーターM12により上下動され、上位置では、剥離ガイド51により剥離された感光紙を収集し、下位置では、剥離された感光紙を蓄積状態とさせる。アキュームレーターガイド29、剥離ガイド51が下方へ移動することで、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がる状態となる。このようにして高速(現像搬送速度に対し)で感光紙を蓄積させることで、感光紙を傷つけることなく現像処理ユニット4に送り込むことができる。
【0058】
また、アキュームレーターガイド29に収集された感光紙は、搬出モーターM8により駆動される搬送ローラー28a、28bにより、感光紙の現像速さで現像処理ユニット4へ排紙される。出口シャッター55は、出口シャッターモーターM10で開閉される。出口シャッター55の開閉は、出口シャッター開検出センサS16で検出される。出口シャッター55は感光紙の排出タイミングを決定し、所定のタイミングで出口シャッター55を開いて感光紙を現像処理ユニット4へ排紙する。また、出口シャッター55の後には、感光紙が現像処理ユニット4へ送り込まれることを検出する出口センサS31が設けられている。
【0059】
〈画像記録装置100の電気的な全体構成〉
図14に、本発明の実施の形態例の画像記録装置100の電気的構成を、ホスト装置であるRIP500と共にブロック図で示す。
【0060】
この図14に示すように、制御部100aは、CPU101、RAM102及びROM103を有し、I/Oポート104,105を介してセンサ類及びアクチュエータ群に接続され、各種センサ類からの情報に基づきアクチュエータ群を制御する。
【0061】
センサ類としては、前述したカートリッジ有無センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロック検出センサS3、ペーパーエンドセンサS4、給紙ローラー圧着位置検出センサS5、給紙ローラー解除位置検出センサS6、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出センサS7、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサS8、ペーパー先端基準位置センサS9、ペーパー送り量検出センサS10、ローターリエンコーダ37、副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12、副走査オーバーラン位置検出センサS13、剥離ガイド開センサS14、剥離ガイド閉センサS15、出口シャッター開検出センサS16、剥離ジャム検出センサS30が接続される。また、この図には現れない出口センサS31も接続される。
【0062】
アクチュエータ群としては、カバーロックモーターM1、給紙ローラー圧着解除モーターM2、給紙モーターM3、カッターモーターM20、ドラム給排紙モーターM4、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターM5、ドラム回転モーターM6、副走査モーターM7、露光シャッターソレノイド333、搬出モーターM8、剥離ガイド上下モーターM9、出口シャッターモーターM10が接続され、ドライバD1,D2,D3,D11,D5,D4,D6,D7,D333,D8,D9,D10を介してそれぞれ駆動される。
【0063】
また、操作部8は液晶パネル11がドライバD20により制御され、カラープルーフ作成装置の運転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操作による指令は、A/D変換器120によりデジタル情報として、制御手段を構成するCPU101に送られる。
【0064】
また、同様に、外部接続されたホスト装置であるRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)500から、デジタル画像情報としての画像データがI/F201を介して画像データ格納手段204へ送られる。
【0065】
また、同様に、外部接続されたホスト装置であるRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)500から、前述した画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像データの数を示す「画像数情報」が、I/F201およびI/Oポート104を介してCPU101へ送られる。
【0066】
一方、ロータリーエンコーダー37からの感光材料送り情報に基づくPLL202の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部203のドットクロックでデジタル画像情報を画像データ格納手段204からLUT(ルックアップテーブルが格納された画像メモリ)205およびD−A変換器206R,206G,206Bを介してドライバ207R,207G,207Bに与え、これらドライバ207R,207G,207BによりレッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bをそれぞれ駆動する。
【0067】
ここで、RIP500により作成された各色(C,M,Y,K)の網点画像データは、I/F201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積されるようになっている。本発明の実施の形態例では、画像データ格納手段204として、内部にYMCKのデータバッファを備えて構成されている。
【0068】
なお、通常記録モードでは、画像データ格納手段204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同時露光される。また、自動集約モードでは、画像データ格納手段204に複数画像分の画像データが蓄積された後、全色同時露光が複数画像について連続して実行される。このため、画像データ格納手段204は、複数の画像を格納できる容量を有することが望ましい。
【0069】
なお、このR,G,BへのLUT205による変換と露光とは、分色データの色数(YMCK)毎、あるいは、光源の波長(RGB)毎に露光を繰り返すものとする。なお、このLUT205は、アドレスバスで与えられる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデータバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0070】
〈本発明の実施の形態例の特徴構成〉
以下、本実施の形態例の特徴部分である画像記録装置の構成について図1を参照して説明する。
【0071】
図1は通常記録モード以外に、本実施の形態例の特徴である「自動集約モード」(感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録するモードであって、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録するモード)を実行するための制御手段を構成するCPU101周囲の構成を機能別に示す機能ブロック図である。
【0072】
なお、この図1は主要部の構成を詳細に示すブロック図となっている。ここで図14と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0073】
この図1において、101は全体の動作を制御する制御手段としてのCPUである。このCPU101は、分色データの色数毎、あるいは、光源の波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成する制御手段を構成している。
【0074】
なお、CPU101は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段(紙装填部7、および、給紙部20)において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、制御手段を構成している。
【0075】
また、このCPU101は、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数をホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行う制御手段を構成している。
【0076】
また、110は複数のテーブルデータを格納しているROMや不揮発性メモリなどにより構成された色別テーブルデータ保持部111からのテーブルデータを選択的に取り出すテーブル選択部である。
【0077】
201は網点変換処理装置等のホスト装置であるRIP500からのデータ(制御情報(画像数情報)と、画像データ)を受けるためのインタフェースである。以下、インタフェース201をI/F201と呼ぶ。なお、たとえば、制御情報はシリアル形式で転送され、画像データはパラレル形式で転送される。
【0078】
204はRIP500から送られてくるY,M,C,Kデータを1枚分毎に記憶するデータバッファとしての画像データ格納手段であり、各色毎のデータバッファにより構成されている。すなわち、画像データ格納手段204aは、Y画像データ格納手段204Y、M画像データ格納手段204M、C画像データ格納手段204C、K画像データ格納手段204Kより構成されている。
【0079】
なお、自動集約モードでは、画像データ格納手段204に複数画像分の画像データが蓄積された後、全色同時露光が複数画像について連続して実行されるため、画像データ格納手段204は、複数の画像を格納できる容量を有することが望ましい。
【0080】
なお、この画像データ格納手段204として、内部の第1画像データ格納手段204aと第2画像データ格納手段204bとを使用して、外部のRIPから送られてくる画像データを交互に格納するように構成してもよい。
【0081】
なお、RIP500などの網点変換処理装置から送られてくるYMCKの画像データは、それぞれの画像データ格納手段204Y〜204Kに1枚分ずつ格納される。そして、YMCKの1枚分ずつ格納されたデータは、ドットクロックに同期してそれぞれが並行して読み出され、LUT205に対してLUT変換の際のアドレスとして与えられる。
【0082】
205は各画像データ格納手段204Y〜204Kからの出力をアドレスとして受けて、カラー感光材料を多重露光するためのR,G,Bデータを出力するLUTである。なお、この発明の実施の形態例では、記録媒体に露光を行う際に、記録色R,G,Bを一括して露光するのではなく、RGBの波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成するようにしている。
【0083】
該LUT205は、アドレスバスで与えられる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデータバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0084】
206は、LUT205の各出力を受けてアナログ信号に変換するD−A変換器、207R,207G,207Bは、D−A変換器206の各出力を受けてLEDを駆動する光源ドライバ、320R〜320Bは光源ドライバ207R,207G,207Bの出力を受けて発光するLEDである。
【0085】
図2は本発明の実施の形態例の画像記録装置の機械的特徴部分を示す説明図である。この実施の形態例の画像記録装置では、感光材料を露光するための露光部と、露光部に感光材料を搬送する給紙搬送手段と、給紙搬送手段が感光材料を搬送する途中において感光材料の有無を検出する感光材料有無検出手段と、露光部で露光された感光材料を排出するために給紙搬送手段とは完全に分離された状態の経路で構成された排紙搬送手段と、画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を有することを特徴としている。
【0086】
図2に本発明の実施の形態例にかかる露光ユニット3のCPU101に関連する部分を示す。CPU101は、制御部100aの一部分をなすものであり、前述した給紙部20、ドラム31、主走査部31、副走査部40、剥離ガイド上下モーターM9、搬出モーターM8および出口シャッターモーターM10を、主走査部31、副走査部40の情報および出口シャッター開検出センサS16からの図示しない通信手段による検出信号等に基づいて制御する。
【0087】
ここで、感光紙は、装填部をなす紙装填部7のカートリッジ10aあるいは10bから、給紙部20により、給紙搬送経路401、402および403に沿ってドラム31に供給される。
【0088】
ドラム31は、回転しており、感光紙を吸着し、主走査部31および副走査部40で露光し、その後、剥離ガイド51を用いて剥離する。
【0089】
剥離された感光紙は、排紙搬送経路404を構成しているアキュームレーターガイド29から出口シャッター55へ搬送された後に、現像処理ユニット4へ排紙される。
【0090】
なお、この図2のように、露光された感光材料を排出するために給紙搬送経路401〜403と排紙搬送経路404とは完全に分離された状態の経路で構成されている。
【0091】
また、この図2のように、感光材料有無検出手段S20が給紙搬送経路のドラム31近傍に設けられている。そして、その感光材料有無検出手段S20の検出結果を参照して、CPU101が、感光紙の給紙の頭出しの制御を行うようにしている。
【0092】
〈本発明の実施の形態例の動作〉
つづいて、図3のフローチャートを用いて露光ユニット3のメインルーチンの動作を説明する。なお、ここでは、画像記録装置100のCPU101が実行している制御プログラムに従って動作説明を行う。
【0093】
このメイン処理がスタートした場合、CPU101は、露光ユニット3および現像処理ユニット4等の装置初期化処理を行う(ステップS301)。ここでは、装置の初期設定、さらには、各機構部の初期位置への配置が行われる。その後、カラープルーフ作成装置1全体が安定化するまで、CPU101の指示により、ウォームアップが行われる(ステップS302)。
【0094】
そして、RIP500からの画像データの転送要求が受信されているかどうかを判定(ステップS303)する。ここで、画像データの転送要求を受信するまで、ステップS303の各処理ステップを繰り返す。
【0095】
その後、画像データの転送要求がRIP500から受信されている場合には(ステップS303でY)、画像記録装置100は、RIP500から、記録すべき画像の数を示す「画像数情報」を制御情報として受信する(ステップS304、図1参照)。
【0096】
なお、本発明の実施の形態例では、画像データの受信と並行して、望ましくは、第1番目の画像データの受信と並行して、或いは、画像データの受信に先立って、記録すべき画像の数を示す画像数情報を受信すればよいが、ここでは、画像データの受信に先立って画像数情報を受信する具体例を示している。
【0097】
そして、この画像数情報に基づいて、CPU101は、画像数情報に応じた画像数分記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断すべく、給紙サイズを決定する(ステップS305)。
【0098】
たとえば、A4サイズの画像データを受信中に画像数が2であるとの画像数情報を受信した場合にはA3サイズに決定する。また、A4サイズの画像データを受信中に画像数が4であるとの画像数情報を受信した場合にはA2サイズに決定する。また、A4サイズの画像データを受信中に画像数が10であるとの画像数情報を受信した場合には、記録紙の枚数を少なくするように、A1サイズとA3サイズに決定する。
【0099】
または、CPU101は、画像数情報を受信しない場合には、第1番目に受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断すべく、給紙サイズを決定する(ステップS305)。たとえば、A4サイズの画像データを受信中であれば、複数の画像を記録可能なように、A系列であって、A3サイズ以上のサイズに決定する。
【0100】
なお、このように画像数情報を受信しない場合に、画像記録装置100側からRIP500に対して、サイズを決定した感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報(あるいは、余白に記録可能な画像の大きさに関する情報(余白情報))を送信することも可能である。この場合、RIP500は、画像記録装置100から記録可能な画像の大きさに関する情報を受信し、該情報に適した画像データを画像記録装置100に対して送信することが可能になる。
【0101】
そして、以上の給紙サイズの決定(ステップS305)が完了したら、RIP500から画像データ受信処理を行う(ステップS306)。この画像データ受信処理(ステップS306)では、RIP500により作成された各色(C、M、Y、K)の網点画像データが、I/F201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積される。
【0102】
そして、以上の画像データ受信処理(ステップ306)について、RIP500から送信される一連の全ての画像データについて連続して実行する(ステップS306、S307、S308)。
【0103】
以上の画像データ受信処理(ステップS306)が完了すると(ステップS307でN、S308でY(完了))、CPU101は、以下の給紙準備処理と給紙処理を実行するよう制御する。
【0104】
ここで、給紙処理(ステップS309)は、給紙搬送手段をなすものであり、この動作を図4および図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0105】
まず、CPU101は、給紙準備処理の制御を行う。この動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0106】
CPU101の制御により、紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、給紙ローラーで挟み込み圧着する(ステップS401)。
【0107】
そして、搬送ガイドG1あるいは搬送G2を経由して搬送される際に、給紙シャッター24あるいは給紙シャッター18(図12参照)が、開状態とされる(ステップS402)。
【0108】
その後に、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がON状態にされて、これにより駆動され、感光材料が搬送される(ステップS403)。この感光材料の給紙搬送は、ペーパー基準位置センサS9あるいは、感光材料有無検出手段S20(図2参照)によって検出されるまで続行する(ステップS404)。
【0109】
そして、基準位置センサチェックによって感光材料有と検出された場合には、CPU101の制御により、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、搬送が一旦停止する(ステップS405)。
【0110】
この後、CPU101の制御により、紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、搬送系ローラで挟み込み圧着する(ステップS501)。そして、給紙モーターを駆動し、カートリッジ内部の感光紙を引き出しつつ、エンコーダにより、引き出された感光紙の測長を行う測長引き出し処理を行う(ステップS502)。
【0111】
その後、CPU101は、引き出された所定長さの感光紙を、カッターで裁断するペーパーカット処理を行い(ステップS503)、それから、この裁断された感光紙を、ガイドを経由して、ドラム31にセットする露光部ペーパーセットを行う(ステップS504)。ここで、図3のメインルーチンに戻る。なお、この際には、上述したステップS305で決定した給紙サイズとなるようにする。
【0112】
その後、図3に戻り、CPU101は、ドラム31にセットされた感光紙に対して、複数の画像を記録するプリント処理(画像記録処理)を実行する(ステップS310)。このプリント処理の動作を示すフローチャートを図6に示す。
【0113】
CPU101は、露光部の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の起動(ステップS602)、および副走査モーターM7の起動(ステップS603)を行う。そして、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置(画像記録開始位置)にあるかどうかを判定する(ステップS604)。プリント開始位置にない場合には(ステップS604でN)、プリント開始位置への配置を行う。
【0114】
その後、CPU101は、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置にある場合には(ステップS604でY)、LED320からレーザー光を照射し画像出力を開始する(ステップS605)。
【0115】
そして、この画像出力を継続して行い、プリント(画像記録)が終了したかどうかを判定する(ステップS606)。この実施の形態例では、複数の画像を同一の感光材料上に連続して記録するものであり、画像データ格納手段204に格納されている一連の画像データについて連続した画像記録を実行する。
【0116】
このような複数画像の連続した記録により、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0117】
プリントが終了した際には(ステップS606でY)、CPU101は、露光部の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の停止(ステップS607)および副走査モーターM7の停止(ステップS608)を行い、光学ユニット32をホーム位置に戻す副走査ホーム位置復帰処理を行い(ステップS609)、図3のメインルーチンに戻る。
【0118】
そして、CPU101は、ドラム31からアキュームレーターガイド29への排紙処理(ステップS311)および、アキュームレーターガイド29から現像処理ユニット4への搬出処理(ステップS312)が行われ、現像処理ユニット4に搬出の後に現像される。感光紙がステップS312により搬出された後は、ステップS303へ移行し、前述したステップS303〜S311の処理を繰り返す。
【0119】
なお、CPU101による排紙処理の動作を図7のフローチャートに示し、CPU101による給排紙処理の動作を図8のフローチャートに示し、CPU101による搬出処理の動作を図9のフローチャートに示した。
【0120】
図7は、排紙処理の動作を示すフローチャートである。まず、ドラム31に吸着されている感光紙は、吸着状態で露光される。この状態で、下がった状態にある剥離ガイド51を、剥離ガイド上下モーターM9により上げた状態として、剥離爪をドラム31に接する剥離位置にセットする(ステップS701)。
【0121】
その後、CPU101は、アキュームレーターガイド29を下げた状態から上げた状態として、剥離ガイド51により剥離される感光紙がアキュームレーターガイド29に搬送される、搬送路が閉じた状態とする(ステップS702)。その後、ドラム31に吸着された感光紙を、剥離爪がドラム31と接するドラム排紙位置にセットし(ステップS703)、ドラム31上の感光紙を剥離し、アキュームレーターガイド29への搬入を開始する(ステップS704)。そして、出口センサにより感光紙の検出を行い、感光紙が出口に達したかどうかを判定する(ステップS705)。ここで、感光紙を検出しない間は(ステップS705でN)、搬入を継続し、感光紙を検出した場合は(ステップS705でY)、アキュームレーターガイド29を下げて、ドラム31からアキュームレーターガイド29への搬送路が開いた状態とする(ステップS706)。これにより、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がったアキューム状態とし、搬入が完了したかどうかを判定し(ステップS707)、搬入が完了していない場合には(ステップS707でN)搬入を継続し、搬入が完了した場合には(ステップS707でY)、剥離ガイド51を、下げた状態にして剥離爪がドラム31から離れたホーム位置に復帰し(ステップS708)、この排紙処理を終了する。
【0122】
なお、以上のプリント処理(ステップ310)中に受信済み画像データが存在していれば、CPU101は、通常の排紙処理(S311、図7)に代えて、排紙処理と給紙処理とを並行して実行する給排紙処理(図8参照)を実行してもよい。
【0123】
ここで、給排紙処理を図8のフローチャートを用いて説明する。図8は、給排紙処理の動作を示すフローチャートである。まず、ドラム31に吸着されている感光紙は、吸着状態で露光される。この状態で、下がった状態にある剥離ガイド51を、剥離ガイド上下モーターM9により上げた状態として、剥離爪をドラム31に接する剥離位置にセットする(ステップS801)。
【0124】
その後、CPU101は、アキュームレーターガイド29を下げた状態から上げた状態として、剥離ガイド51により剥離される感光紙がアキュームレーターガイド29に搬送される、搬送路が閉じた状態とする(ステップS802)。その後、ドラム31に吸着された感光紙を、剥離爪がドラム31と接するドラム排紙位置にセットする(ステップS803)。
【0125】
ここで、CPU101は、給紙ローラー紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、給紙ローラーで挟み込み圧着する(ステップS804)。なお、この処理は、給紙準備処理におけるステップS401と同じである。
【0126】
そして、搬送ガイドG1あるいは搬送G2を経由して搬送される際に、CPU101は、給紙シャッター24あるいは給紙シャッター18(図12参照)を開状態とする処理を実行する(ステップS805)。この処理は、給紙準備処理におけるステップS402と同じである。
【0127】
その後に、CPU101は、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5をON状態にして、これにより感光材料を搬送駆動する(ステップS806)。この処理は、給紙準備処理におけるステップS403と同じである。
【0128】
そして、ドラム31上の感光紙を剥離し、アキュームレーターガイド29への搬入を開始する(ステップS807)。そして、出口センサにより感光紙の検出を行い、感光紙が出口に達したかどうかを判定する(ステップS808)。
【0129】
ここで、感光紙を検出しない間は(ステップS808でN)、CPU101は、基準位置センサチェックによって感光材料の有無を検出する(ステップS509)。
【0130】
感光材料が有と検出された場合(ステップS809で検出)には、CPU101の制御により、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、給紙搬送が一旦停止する(ステップS810)。なお、感光材料が有と検出されるまで(ステップS809で未検出)、CPU101の制御により、この検出を繰り返す。
【0131】
すなわち、この感光材料の給紙搬送は、ペーパー基準位置センサS9あるいは、感光材料有無検出手段S20(図2参照)によって検出されるまで続行する(ステップS404)。そして、基準位置センサチェックによって感光材料有と検出された場合には、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、搬送が一旦停止する(ステップS405)。
【0132】
すなわち、図2のように、感光材料有無検出手段S20が給紙搬送経路のドラム31近傍に設けられていて、その感光材料有無検出手段S20の検出結果を参照して、CPU101が、感光紙の給紙の頭出しの制御を給紙準備処理と同様に給排紙処理の中でも行うようにしている。
【0133】
また、出口センサチェックにて感光紙を検出した場合は(ステップS808でY)、アキュームレーターガイド29を下げて、ドラム31からアキュームレーターガイド29への搬送路が開いた状態とする(ステップS811)。
【0134】
これにより、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がったアキューム状態とし、搬入が完了したかどうかを判定し(ステップS812)、搬入が完了していない場合には(ステップS812でN)搬入を継続し、搬入が完了した場合には(ステップS812でY)、剥離ガイド51を、下げた状態にして剥離爪がドラム31から離れたホーム位置に復帰し(ステップS813)、この給排紙処理を終了する。
【0135】
つづいて、図3におけるステップS312の搬出処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0136】
排紙部50にアキューム状態で保持された感光紙は、ステップS312の搬出処理により、現像処理ユニット4へ搬送される。まず、CPU101は、出口シャッター55を開状態とし(ステップS901)、感光紙が通過可能とする。そして、ローラ28に付属される搬出モーターM8を起動し(ステップS902)、感光紙の現像処理ユニット4への搬送を開始する。
【0137】
その後、CPU101は、出口センサにより感光紙の検出を行い、出口に感光紙があるかどうかを判定する(ステップS903)。ここで、感光紙が出口にある場合は(ステップS903でY)、感光紙の搬送を継続し、出口で感光紙を検出しなくなった場合には(ステップS903でN)、搬出モーターM8を停止し(ステップS904)、出口シャッター55を閉じて(ステップS905)、この処理を終了する。
【0138】
その後、図3のフローチャートにおいて、CPU101は、ステップS303に移行し、画像データ転送要求の検出、画像数情報の受信、画像データの受信、給紙処理、プリント処理、排紙処理あるいは給排紙処理、および搬出処理を繰り返す。
【0139】
なお、A4サイズの画像数が10であるとの画像数情報を受信した場合には、A1サイズとA3サイズの感光材料に決定しているので、ステップS309〜ステップS312の処理を感光材料毎に繰り返す。
【0140】
また、このように2枚の感光材料にまたがって一連の画像を記録する場合には、最初の感光材料に記録すべき画像データを受信した時点で給紙〜プリント処理を開始して、その間に、次の感光材料に記録すべき画像データの受信を並行して行うようにしてもよい。
【0141】
以上説明したように、この実施の形態例では、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを画像記録装置100が備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録装置の効率的な運用が可能になる。
【0142】
この画像記録システムでは、画像記録装置側で感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、ホスト装置より画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って記録すべき画像数を送信し、画像記録装置では受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0143】
また、画像記録装置100が画像数情報を受信しない場合に、画像記録装置100側からRIP500に対して、サイズを決定した感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報(あるいは、余白に記録可能な画像の大きさに関する情報(余白情報))を送信することで、RIP500は、該情報(余白情報)に適した画像データを画像記録装置100に対して送信することが可能になる。この場合も、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0144】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の実施の形態例における画像数情報を受信して自動集約モードの制御を行う画像記録装置100だけでなく、画像数情報を送受するホスト装置(RIP500)と画像記録装置100とからなる画像記録システムも本発明の実施の形態例を構成している。
【0145】
なお、以上の実施の形態例における自動集約モードの制御を行う画像記録装置100だけでなく、余白情報を送受するホスト装置(RIP500)と画像記録装置100とからなる画像記録システムも本発明の実施の形態例を構成している。
【0146】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、効率的な運用を実行可能な画像記録装置および画像記録システムを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例の制御部の給紙準備処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態例の制御部の給紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例の制御部のプリント処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例の制御部の排紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態例の制御部の給排紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態例の制御部の搬出処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態例の画像記録装置の全体構成を示す外観図である。
【図11】本発明の実施の形態例のカラープルーフ作成装置の内部構成を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の形態例の画像記録装置の紙装填部、給紙部および排紙部を示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態例の主走査部および副走査部を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態例の露光ユニットの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 装置本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
7 紙装填部
8 操作部
10 カートリッジ
11 液晶パネル
12 タッチパネル
15 排紙部
20 給紙部
21 給紙ローラー
22、25 カッター
23 給紙ローラー
24、18 シャッター
26 中間ローラ
27 エンコーダローラー
28 搬送ローラ
29 アキュームレーターガイド
30 主走査部
31 ドラム
32 光学ユニット
33 軸受
34 支持台
35 プーリ
36 ベルト
37 ロータリーエンコーダ
40 副走査部
41 第2露光部
42 現像部
43 定着部
44 安定部
45 乾燥部
46 スクイズローラ
50 排紙部
51 剥離ガイド
54 アキュームレーター部
55 出口シャッター
76 露光部
100 画像記録装置
100a 本発明の実施の形態例の制御部
101 CPU
110 テーブル選択部
500 RIP(ホスト装置)
G1,G2、G3 搬送ガイド
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置および画像記録システムに関し、特に、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサ)または網点変換処理装置などのホスト装置で処理された網点形式の画像データ(網点画像データ)に基づき、波長の異なる複数光源によってカラー感光材料を感光させることで、印刷物の仕上がりを事前に確認する為のカラープルーフを作成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカラー印刷物を作成する際には、原稿フィルムの段階で色校正を行うことが要求される場合があり、このような場合には、C(シアン)版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及び、K(ブラック)版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトや色、更に、文字等に関する誤りの有無検査を含む最終印刷物の仕上がり品質を確認している。
【0003】
近年においては、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。
【0004】
このような工程では、更なる効率化を目指して、ページ編集済みの画像データをフィルムに直接出力するイメージセッタ出力や、印刷版に直接出力するCTP(Computer To Plate)出力、更には、印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像出力するCTC(Computer To Cylinder)が行われる。
【0005】
この場合、校正確認の為だけにフィルム出力や印刷版出力を行う必要があり、最終的な印刷物作成と同等若しくはそれ以上の手間や時間、更に、フィルム、印刷版の無駄が発生する問題がある。
【0006】
その為、特に、このようなコンピューターによるフルデジタルの画像作成、編集を行う工程では、カラープルーフの作成は、DDCP(Direct Digital Color Proof)、乃至は、DCP(Digital Color Proof)と呼ばれるデジタル画像データを直接出力してカラー画像を得るシステムが求められている。
【0007】
このようなDDCPは、コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイメージセッタなどで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行ったり、CTCで印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行ったり等する前に、コンピュータ上で加工されたデジタル画像を直接出力して印刷仕上がり品質を再現するカラープルーフを作成し、その絵柄、色調、文章、文字等の確認作業を行えるようにしたものである。
【0008】
また、このような製版・印刷工程における校正のプロセスでは、
(1)作業現場内部のミスの確認用である内校、
(2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される外校、
(3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供される印刷見本、
の主として3つの用途向けにプルーフが作成、使用される。
【0009】
校正プロセスの内、内校及び、一部の外校用途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、網点画像が再現できない校正材料を使用したDDCP、即ち、昇華転写方式やインクジェット、電子写真等の出力物を主として、体裁確認用のプルーフとして使用するケースがあるが、ハイライト部の再現性や、細かいディテール、更に、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な干渉縞発生有無等の品質確認や、印刷見本として使用するプルーフ用途には、やはり印刷網点を忠実に再現するプルーフ出力が望まれているのが実状である。
【0010】
このようなニーズを満足するDDCPとしては、ハイパワーヒートモードレーザーを用いて感光材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタイプのものがある。しかし、このような高品質の網点を再現できるシステムでは、装置及び、感光材料のコストが高くなる欠点があった。
【0011】
これに対し、近年、低コストで更に網点画像の確認ができる銀塩カラー感光材料を利用したDDCPが普及し始めている。銀塩カラー感光材料を利用した方式は、例えば、R,G,Bの波長の異なる複数の光を組み合わせて合成された光点で例えば、C,M,Yの各発色層にて構成される感光材料を露光して、C,M,Yの各ドットを発色させて、網点カラー画像を形成するものである。
【0012】
これらカラープルーフ作成装置では、感光材料を露光ユニットで露光した後に、この感光材料を現像処理ユニットに搬送し、現像が行われる。この際、露光ユニットでの露光時間は、現像処理ユニットでの現像時間よりも概ね短いので、感光材料が露光ユニットから現像処理ユニットに搬送される時に、露光ユニットにおいて、感光材料の搬送速さの調整および待機が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平8―255750号公報(第1頁、第1図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このような銀塩感光材料を利用した画像記録装置では、回転するドラムに対して給紙搬送されてきた感光材料を巻着させ、回転するドラムに感光材料が巻着し状態で露光を行い、さらに、ドラムに巻着した状態の感光材料を剥離して排紙搬送するような構成になっている。
【0015】
このため、画像データの受信、給紙搬送、画像データに基づいた露光、排紙搬送といった手順を繰り返して、複数画像分の画像データの記録を繰り返すようにしていた。したがって、複数画面分の画像データの記録を行う場合には、露光部での排紙搬送と次の給紙搬送との間に待ち時間が発生する状態になっている。
【0016】
ところで、この種の画像記録装置において、同一の感光材料上に複数の画像を記録する「集約機能」あるいは「複数画像記録機能」と呼ばれる動作モード(以下、「集約機能」と呼ぶ)を備えたものが存在している。
【0017】
この集約機能では、ユーザが選択したサイズの感光材料上に、単一の画像を配置しただけでは余白が生じる場合には、その余白部分に他の画像を配置して画像記録を行う機能である。
【0018】
このような集約機能を用いる場合には、ユーザが感光材料のサイズの選択を行わなければならないという不便さがあった。
【0019】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、効率的な運用を実行可能な画像記録装置および画像記録システムを実現することにある。
【0020】
【課題を解決する為の手段】
上述した課題は、以下に述べるそれぞれの解決手段のそれぞれによって解決されるものである。
【0021】
(1)本発明は、各色毎に色分解された状態の画像データをホスト装置より受信し、前記画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、前記感光材料を露光するための露光手段と、前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、ことを特徴とする画像記録装置である。
【0022】
なお、以上の場合、前記制御手段は、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記ホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行う、ことが望ましい。
【0023】
この画像記録装置では、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【0024】
これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録装置の効率的な運用が可能になる。
【0025】
この場合、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数をホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行うことで、より一層効率的な運用を実行できるようになる。
【0026】
(2)本発明は、各色毎に色分解された状態の画像データを生成して画像記録装置に対して送信するホスト装置と、前記画像データに基づいて複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置と、からなる画像記録システムであって、前記ホスト装置は、前記画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記画像記録装置に対して送信し、前記画像記録装置は、前記感光材料を露光するための露光手段と、前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、前記画像数分記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、ことを特徴とする画像記録システムである。
【0027】
なお、以上において、前記画像記録装置は感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報を前記ホスト装置に対して送信し、前記ホスト装置は、前記画像記録装置から記録可能な画像の大きさに関する情報を受信し、該情報に適した画像データを前記画像記録装置に対して送信する、ことが望ましい。
【0028】
この画像記録システムでは、画像記録装置側で感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、ホスト装置より画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って記録すべき画像数を送信し、前記画像数分記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。
【0029】
これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる画像記録装置の好適な実施の形態について説明する。なお、これにより本発明の内容が限定されるものではない。
【0031】
まず、本発明の実施の形態にかかる画像記録装置100の全体構成について説明する。
【0032】
〈画像記録装置100の機械的な全体構成〉
図10以降に本発明の実施の形態例の画像記録装置100が適用されるカラープルーフ作成装置を示す。なお、本発明の画像記録装置はカラーに限られるものではなく、モノクロの画像記録であってもよい。ここでは、一例として、カラーの画像記録装置としてカラープルーフ作成装置について説明を行う。
【0033】
図10はカラープルーフ作成装置の全体の外観を示す斜視図、図11はカラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。また、図12と図13に内部の主要部分の構成を示す。
【0034】
図10に示すカラープルーフ作成装置1の装置本体2には、露光ユニット3および現像処理ユニット4が備えられている。露光ユニット3は、上面パネル13及び前面パネル6が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び前面側から行われる。
【0035】
露光ユニット3の上部には、感光材料の装填部をなす紙装填部7が配置され、この紙装填部7の横の装置本体2の前面側に操作部8が配置されている。紙装填部7には、給紙カバー9aおよび9bが開閉可能に設けられている。また、操作部8には、液晶パネル11とタッチパネル12が設けられている。
【0036】
現像処理ユニット4には、上面パネル13及び補給パネル14が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行われる。現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設けられ、処理された感光材料が排紙部15に排出される。
【0037】
図11は、カラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。カラープルーフ作成装置1の装置本体2は、露光ユニット3および現像処理ユニット4を有する。露光ユニット3は、感光紙に露光を行い画像情報を記録し、現像処理ユニット4は、露光された感光紙の現像を行う。
【0038】
露光ユニット3は、紙装填部7、給紙部20、露光部76、排紙部50および操作部8を含む。給紙カバー9aおよび9bの内部には、記録媒体たる感光材料(以下、ペーパーまたは感光紙ともいう)を収納したカートリッジ10aおよび10bがセットされる。なお、操作部8では、オペレータによる各種パラメータ、例えば設定時間等の設定およびカートリッジの交換要求の表示等が行われる。
【0039】
給紙部20は、給紙ローラーを備えており、カートリッジ10aあるいは10bから感光紙を引き出して、カッターで所定の長さに切断した後に、露光部76へ送る。
【0040】
露光部76は、主走査部30、ドラム31および副走査部40を含む。主走査部30に位置するドラム31は、回転可能に設けられ、感光材料がドラム31の外表面に吸着されて一体に回転する。主走査部30には、ドラム31に対向して光学ユニット32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニット32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着された感光紙に光ビームで露光して画像の書き込みを行う。
【0041】
排紙部50は、剥離ガイド51、アキュームレーター部54をなすアキュームレーターガイド29および搬送ローラー28等を含み、露光された感光紙を、ドラム31上から剥離ガイド51により剥離し、アキュームレーター部54で蓄積しつつ、露光された感光紙の現像速さでもって現像処理ユニット4に排紙する。
【0042】
現像処理ユニット4には、第2露光部41、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部45が備えられている。第2露光部41により露光ユニット3で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を形成し、第2露光された感光材料は、現像部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処理された感光材料は、乾燥部45で乾燥して排紙部15へ送出される。
【0043】
次に、カラープルーフ作成装置1の露光ユニット3を図12および図13を用いて詳細に説明する。図12は、紙装填部7、給紙部20および排紙部50を示す側面図である。装填部をなす紙装填部7には、着脱可能なカートリッジ10aおよび10bが装着される。カートリッジ10aあるいは10bは、カートリッジシャッター52あるいは53から感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態で、給紙部20の給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bの位置にセットされる。なお、カートリッジ10aおよび10bには、幅の異なる感光紙が内蔵されており、タッチパネル12により選択された後に、いずれかにより給紙がなされる。
【0044】
紙装填部7には、カートリッジの着脱を確認するカートリッジ有無センサS1およびS1′、給紙カバー9aおよび9bの開閉を確認するカバー開検出センサS2およびS2′が存在する。また、カートリッジシャッター52および53は、シャッターモーターM52およびM53により開閉される。
【0045】
給紙部20は、ペーパーエンドセンサS4およびS6、給紙ローラー21a、21bおよび23a、23b、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4、給紙ローラー21aおよび23aに付随するペーパー送り量検出センサS21およびS23、カッター22および25、カッターモーターM22およびM25、給紙シャッター24および18、シャッターモーターM24およびM18、搬送ガイドG1およびG2、中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27、搬送ガイドG3、並びに、スクイズローラー46を有している。
【0046】
給紙部20のペーパーエンドセンサS4およびS6は、給紙ローラー21a、21bとカートリッジ10a、および給紙ローラー23a、23bとカートリッジ10b、との間に設けられ、このペーパーエンドセンサS4あるいはS6によりカートリッジ10aあるいは10bから引き出される感光紙の終端を検出する。
【0047】
また、一対の給紙ローラー21a、21bおよび23a、23bの、一方の給紙ローラー21aおよび23aは位置が固定され、他方の給紙ローラー21bおよび23bは、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4により、移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はローラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラー21bおよび23bを待機位置へ移動させる。
【0048】
感光材料の搬送中は、給紙ローラー21bあるいは23bを搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bとの間で圧着する。給紙ローラー21aあるいは23aは、給紙モーターM3あるいはM5により駆動され、感光材料が搬送される。
また、この際ペーパー送り量検出センサS21あるいはS23によりペーパーの引き出し長さが計測される。
【0049】
カッター22および25は、カッターモーターM22およびM25により動作する。カッター22あるいは25は、給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bから供給される感光材料を、カッターモーターM22あるいはM25を駆動することにより切断する。切断された感光材料は、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して、中間ローラー26a、26bに搬送される。また、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して搬送される際には、給紙シャッター24あるいは18は、開状態とされ、搬送終了と同時に閉状態とされる。
【0050】
中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46は、一直線上に配置され、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46間には搬送ガイドG3が設けられている。なお、エンコーダローラー27は、回転により感光紙を送ると共に、感光紙の送り量を検出するペーパー送り量検出センサS10を有している。また、スクイズローラー46は、感光紙を、ドラム31に圧着させ吸着状態とする。
【0051】
つづいて、図13は、ドラム31、主走査部30および副走査部40を示す露光ユニット3の平面図である。主走査部30のドラム31の両端の軸部31a、31bは、軸受33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支されている。ドラム31の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム回転モーターM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム回転モーターM6の駆動によりドラム31が回転する。また、ドラム31の一方の軸部31aには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0052】
また、ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブロアP1に連結されている。ドラム31は中空体で形成され、表面には吸着孔31cが形成され、吸引ブロアP1の駆動によりドラム31の内部が減圧されて感光紙がドラム31の表面に吸着される。
【0053】
光学ユニット32には、レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bが配置されている。レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G及びブルーLEDユニット320Bからの光ビームは、ミラー325、326、327を介して、集光レンズ331からドラム31上の感光紙に画像を露光する。露光シャッター332は露光シャッターソレノイド333により開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
【0054】
光学ユニット32は、移動ベルト340に固定され、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モーターM7の出力軸345に連結され、副走査モーターM7の駆動により光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0055】
光学ユニット32のドラム軸方向に副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12及び副走査オーバーラン位置検出センサS13が配置されている。副走査基準位置検出センサS11の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停止しており、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サイズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準位置へ移動して復帰させる。
【0056】
図12に戻り、排紙部50は、剥離ガイド51、剥離ガイド上下モーターM9、アキュームレーターガイド29、アキュームレーター上下モーターM12、搬送ローラー28a、28b、搬出モーターM8、出口シャッター55、出口シャッター開検出センサS16、出口センサS31および出口シャッターモーターM10等を含む。剥離ガイド51は剥離ガイド上下モーターM9により上下動され、上位置では剥離ガイド51の爪部がドラム31上の感光紙を剥離し、下位置では、ドラム31の感光紙に影響を与えない構造を有する。
【0057】
また、アキュームレーターガイド29は、アキュームレーター上下モーターM12により上下動され、上位置では、剥離ガイド51により剥離された感光紙を収集し、下位置では、剥離された感光紙を蓄積状態とさせる。アキュームレーターガイド29、剥離ガイド51が下方へ移動することで、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がる状態となる。このようにして高速(現像搬送速度に対し)で感光紙を蓄積させることで、感光紙を傷つけることなく現像処理ユニット4に送り込むことができる。
【0058】
また、アキュームレーターガイド29に収集された感光紙は、搬出モーターM8により駆動される搬送ローラー28a、28bにより、感光紙の現像速さで現像処理ユニット4へ排紙される。出口シャッター55は、出口シャッターモーターM10で開閉される。出口シャッター55の開閉は、出口シャッター開検出センサS16で検出される。出口シャッター55は感光紙の排出タイミングを決定し、所定のタイミングで出口シャッター55を開いて感光紙を現像処理ユニット4へ排紙する。また、出口シャッター55の後には、感光紙が現像処理ユニット4へ送り込まれることを検出する出口センサS31が設けられている。
【0059】
〈画像記録装置100の電気的な全体構成〉
図14に、本発明の実施の形態例の画像記録装置100の電気的構成を、ホスト装置であるRIP500と共にブロック図で示す。
【0060】
この図14に示すように、制御部100aは、CPU101、RAM102及びROM103を有し、I/Oポート104,105を介してセンサ類及びアクチュエータ群に接続され、各種センサ類からの情報に基づきアクチュエータ群を制御する。
【0061】
センサ類としては、前述したカートリッジ有無センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロック検出センサS3、ペーパーエンドセンサS4、給紙ローラー圧着位置検出センサS5、給紙ローラー解除位置検出センサS6、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出センサS7、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサS8、ペーパー先端基準位置センサS9、ペーパー送り量検出センサS10、ローターリエンコーダ37、副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12、副走査オーバーラン位置検出センサS13、剥離ガイド開センサS14、剥離ガイド閉センサS15、出口シャッター開検出センサS16、剥離ジャム検出センサS30が接続される。また、この図には現れない出口センサS31も接続される。
【0062】
アクチュエータ群としては、カバーロックモーターM1、給紙ローラー圧着解除モーターM2、給紙モーターM3、カッターモーターM20、ドラム給排紙モーターM4、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターM5、ドラム回転モーターM6、副走査モーターM7、露光シャッターソレノイド333、搬出モーターM8、剥離ガイド上下モーターM9、出口シャッターモーターM10が接続され、ドライバD1,D2,D3,D11,D5,D4,D6,D7,D333,D8,D9,D10を介してそれぞれ駆動される。
【0063】
また、操作部8は液晶パネル11がドライバD20により制御され、カラープルーフ作成装置の運転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操作による指令は、A/D変換器120によりデジタル情報として、制御手段を構成するCPU101に送られる。
【0064】
また、同様に、外部接続されたホスト装置であるRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)500から、デジタル画像情報としての画像データがI/F201を介して画像データ格納手段204へ送られる。
【0065】
また、同様に、外部接続されたホスト装置であるRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)500から、前述した画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像データの数を示す「画像数情報」が、I/F201およびI/Oポート104を介してCPU101へ送られる。
【0066】
一方、ロータリーエンコーダー37からの感光材料送り情報に基づくPLL202の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部203のドットクロックでデジタル画像情報を画像データ格納手段204からLUT(ルックアップテーブルが格納された画像メモリ)205およびD−A変換器206R,206G,206Bを介してドライバ207R,207G,207Bに与え、これらドライバ207R,207G,207BによりレッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bをそれぞれ駆動する。
【0067】
ここで、RIP500により作成された各色(C,M,Y,K)の網点画像データは、I/F201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積されるようになっている。本発明の実施の形態例では、画像データ格納手段204として、内部にYMCKのデータバッファを備えて構成されている。
【0068】
なお、通常記録モードでは、画像データ格納手段204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同時露光される。また、自動集約モードでは、画像データ格納手段204に複数画像分の画像データが蓄積された後、全色同時露光が複数画像について連続して実行される。このため、画像データ格納手段204は、複数の画像を格納できる容量を有することが望ましい。
【0069】
なお、このR,G,BへのLUT205による変換と露光とは、分色データの色数(YMCK)毎、あるいは、光源の波長(RGB)毎に露光を繰り返すものとする。なお、このLUT205は、アドレスバスで与えられる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデータバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0070】
〈本発明の実施の形態例の特徴構成〉
以下、本実施の形態例の特徴部分である画像記録装置の構成について図1を参照して説明する。
【0071】
図1は通常記録モード以外に、本実施の形態例の特徴である「自動集約モード」(感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録するモードであって、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録するモード)を実行するための制御手段を構成するCPU101周囲の構成を機能別に示す機能ブロック図である。
【0072】
なお、この図1は主要部の構成を詳細に示すブロック図となっている。ここで図14と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0073】
この図1において、101は全体の動作を制御する制御手段としてのCPUである。このCPU101は、分色データの色数毎、あるいは、光源の波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成する制御手段を構成している。
【0074】
なお、CPU101は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段(紙装填部7、および、給紙部20)において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、制御手段を構成している。
【0075】
また、このCPU101は、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数をホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行う制御手段を構成している。
【0076】
また、110は複数のテーブルデータを格納しているROMや不揮発性メモリなどにより構成された色別テーブルデータ保持部111からのテーブルデータを選択的に取り出すテーブル選択部である。
【0077】
201は網点変換処理装置等のホスト装置であるRIP500からのデータ(制御情報(画像数情報)と、画像データ)を受けるためのインタフェースである。以下、インタフェース201をI/F201と呼ぶ。なお、たとえば、制御情報はシリアル形式で転送され、画像データはパラレル形式で転送される。
【0078】
204はRIP500から送られてくるY,M,C,Kデータを1枚分毎に記憶するデータバッファとしての画像データ格納手段であり、各色毎のデータバッファにより構成されている。すなわち、画像データ格納手段204aは、Y画像データ格納手段204Y、M画像データ格納手段204M、C画像データ格納手段204C、K画像データ格納手段204Kより構成されている。
【0079】
なお、自動集約モードでは、画像データ格納手段204に複数画像分の画像データが蓄積された後、全色同時露光が複数画像について連続して実行されるため、画像データ格納手段204は、複数の画像を格納できる容量を有することが望ましい。
【0080】
なお、この画像データ格納手段204として、内部の第1画像データ格納手段204aと第2画像データ格納手段204bとを使用して、外部のRIPから送られてくる画像データを交互に格納するように構成してもよい。
【0081】
なお、RIP500などの網点変換処理装置から送られてくるYMCKの画像データは、それぞれの画像データ格納手段204Y〜204Kに1枚分ずつ格納される。そして、YMCKの1枚分ずつ格納されたデータは、ドットクロックに同期してそれぞれが並行して読み出され、LUT205に対してLUT変換の際のアドレスとして与えられる。
【0082】
205は各画像データ格納手段204Y〜204Kからの出力をアドレスとして受けて、カラー感光材料を多重露光するためのR,G,Bデータを出力するLUTである。なお、この発明の実施の形態例では、記録媒体に露光を行う際に、記録色R,G,Bを一括して露光するのではなく、RGBの波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成するようにしている。
【0083】
該LUT205は、アドレスバスで与えられる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデータバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0084】
206は、LUT205の各出力を受けてアナログ信号に変換するD−A変換器、207R,207G,207Bは、D−A変換器206の各出力を受けてLEDを駆動する光源ドライバ、320R〜320Bは光源ドライバ207R,207G,207Bの出力を受けて発光するLEDである。
【0085】
図2は本発明の実施の形態例の画像記録装置の機械的特徴部分を示す説明図である。この実施の形態例の画像記録装置では、感光材料を露光するための露光部と、露光部に感光材料を搬送する給紙搬送手段と、給紙搬送手段が感光材料を搬送する途中において感光材料の有無を検出する感光材料有無検出手段と、露光部で露光された感光材料を排出するために給紙搬送手段とは完全に分離された状態の経路で構成された排紙搬送手段と、画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を有することを特徴としている。
【0086】
図2に本発明の実施の形態例にかかる露光ユニット3のCPU101に関連する部分を示す。CPU101は、制御部100aの一部分をなすものであり、前述した給紙部20、ドラム31、主走査部31、副走査部40、剥離ガイド上下モーターM9、搬出モーターM8および出口シャッターモーターM10を、主走査部31、副走査部40の情報および出口シャッター開検出センサS16からの図示しない通信手段による検出信号等に基づいて制御する。
【0087】
ここで、感光紙は、装填部をなす紙装填部7のカートリッジ10aあるいは10bから、給紙部20により、給紙搬送経路401、402および403に沿ってドラム31に供給される。
【0088】
ドラム31は、回転しており、感光紙を吸着し、主走査部31および副走査部40で露光し、その後、剥離ガイド51を用いて剥離する。
【0089】
剥離された感光紙は、排紙搬送経路404を構成しているアキュームレーターガイド29から出口シャッター55へ搬送された後に、現像処理ユニット4へ排紙される。
【0090】
なお、この図2のように、露光された感光材料を排出するために給紙搬送経路401〜403と排紙搬送経路404とは完全に分離された状態の経路で構成されている。
【0091】
また、この図2のように、感光材料有無検出手段S20が給紙搬送経路のドラム31近傍に設けられている。そして、その感光材料有無検出手段S20の検出結果を参照して、CPU101が、感光紙の給紙の頭出しの制御を行うようにしている。
【0092】
〈本発明の実施の形態例の動作〉
つづいて、図3のフローチャートを用いて露光ユニット3のメインルーチンの動作を説明する。なお、ここでは、画像記録装置100のCPU101が実行している制御プログラムに従って動作説明を行う。
【0093】
このメイン処理がスタートした場合、CPU101は、露光ユニット3および現像処理ユニット4等の装置初期化処理を行う(ステップS301)。ここでは、装置の初期設定、さらには、各機構部の初期位置への配置が行われる。その後、カラープルーフ作成装置1全体が安定化するまで、CPU101の指示により、ウォームアップが行われる(ステップS302)。
【0094】
そして、RIP500からの画像データの転送要求が受信されているかどうかを判定(ステップS303)する。ここで、画像データの転送要求を受信するまで、ステップS303の各処理ステップを繰り返す。
【0095】
その後、画像データの転送要求がRIP500から受信されている場合には(ステップS303でY)、画像記録装置100は、RIP500から、記録すべき画像の数を示す「画像数情報」を制御情報として受信する(ステップS304、図1参照)。
【0096】
なお、本発明の実施の形態例では、画像データの受信と並行して、望ましくは、第1番目の画像データの受信と並行して、或いは、画像データの受信に先立って、記録すべき画像の数を示す画像数情報を受信すればよいが、ここでは、画像データの受信に先立って画像数情報を受信する具体例を示している。
【0097】
そして、この画像数情報に基づいて、CPU101は、画像数情報に応じた画像数分記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断すべく、給紙サイズを決定する(ステップS305)。
【0098】
たとえば、A4サイズの画像データを受信中に画像数が2であるとの画像数情報を受信した場合にはA3サイズに決定する。また、A4サイズの画像データを受信中に画像数が4であるとの画像数情報を受信した場合にはA2サイズに決定する。また、A4サイズの画像データを受信中に画像数が10であるとの画像数情報を受信した場合には、記録紙の枚数を少なくするように、A1サイズとA3サイズに決定する。
【0099】
または、CPU101は、画像数情報を受信しない場合には、第1番目に受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断すべく、給紙サイズを決定する(ステップS305)。たとえば、A4サイズの画像データを受信中であれば、複数の画像を記録可能なように、A系列であって、A3サイズ以上のサイズに決定する。
【0100】
なお、このように画像数情報を受信しない場合に、画像記録装置100側からRIP500に対して、サイズを決定した感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報(あるいは、余白に記録可能な画像の大きさに関する情報(余白情報))を送信することも可能である。この場合、RIP500は、画像記録装置100から記録可能な画像の大きさに関する情報を受信し、該情報に適した画像データを画像記録装置100に対して送信することが可能になる。
【0101】
そして、以上の給紙サイズの決定(ステップS305)が完了したら、RIP500から画像データ受信処理を行う(ステップS306)。この画像データ受信処理(ステップS306)では、RIP500により作成された各色(C、M、Y、K)の網点画像データが、I/F201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積される。
【0102】
そして、以上の画像データ受信処理(ステップ306)について、RIP500から送信される一連の全ての画像データについて連続して実行する(ステップS306、S307、S308)。
【0103】
以上の画像データ受信処理(ステップS306)が完了すると(ステップS307でN、S308でY(完了))、CPU101は、以下の給紙準備処理と給紙処理を実行するよう制御する。
【0104】
ここで、給紙処理(ステップS309)は、給紙搬送手段をなすものであり、この動作を図4および図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0105】
まず、CPU101は、給紙準備処理の制御を行う。この動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0106】
CPU101の制御により、紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、給紙ローラーで挟み込み圧着する(ステップS401)。
【0107】
そして、搬送ガイドG1あるいは搬送G2を経由して搬送される際に、給紙シャッター24あるいは給紙シャッター18(図12参照)が、開状態とされる(ステップS402)。
【0108】
その後に、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がON状態にされて、これにより駆動され、感光材料が搬送される(ステップS403)。この感光材料の給紙搬送は、ペーパー基準位置センサS9あるいは、感光材料有無検出手段S20(図2参照)によって検出されるまで続行する(ステップS404)。
【0109】
そして、基準位置センサチェックによって感光材料有と検出された場合には、CPU101の制御により、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、搬送が一旦停止する(ステップS405)。
【0110】
この後、CPU101の制御により、紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、搬送系ローラで挟み込み圧着する(ステップS501)。そして、給紙モーターを駆動し、カートリッジ内部の感光紙を引き出しつつ、エンコーダにより、引き出された感光紙の測長を行う測長引き出し処理を行う(ステップS502)。
【0111】
その後、CPU101は、引き出された所定長さの感光紙を、カッターで裁断するペーパーカット処理を行い(ステップS503)、それから、この裁断された感光紙を、ガイドを経由して、ドラム31にセットする露光部ペーパーセットを行う(ステップS504)。ここで、図3のメインルーチンに戻る。なお、この際には、上述したステップS305で決定した給紙サイズとなるようにする。
【0112】
その後、図3に戻り、CPU101は、ドラム31にセットされた感光紙に対して、複数の画像を記録するプリント処理(画像記録処理)を実行する(ステップS310)。このプリント処理の動作を示すフローチャートを図6に示す。
【0113】
CPU101は、露光部の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の起動(ステップS602)、および副走査モーターM7の起動(ステップS603)を行う。そして、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置(画像記録開始位置)にあるかどうかを判定する(ステップS604)。プリント開始位置にない場合には(ステップS604でN)、プリント開始位置への配置を行う。
【0114】
その後、CPU101は、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置にある場合には(ステップS604でY)、LED320からレーザー光を照射し画像出力を開始する(ステップS605)。
【0115】
そして、この画像出力を継続して行い、プリント(画像記録)が終了したかどうかを判定する(ステップS606)。この実施の形態例では、複数の画像を同一の感光材料上に連続して記録するものであり、画像データ格納手段204に格納されている一連の画像データについて連続した画像記録を実行する。
【0116】
このような複数画像の連続した記録により、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0117】
プリントが終了した際には(ステップS606でY)、CPU101は、露光部の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の停止(ステップS607)および副走査モーターM7の停止(ステップS608)を行い、光学ユニット32をホーム位置に戻す副走査ホーム位置復帰処理を行い(ステップS609)、図3のメインルーチンに戻る。
【0118】
そして、CPU101は、ドラム31からアキュームレーターガイド29への排紙処理(ステップS311)および、アキュームレーターガイド29から現像処理ユニット4への搬出処理(ステップS312)が行われ、現像処理ユニット4に搬出の後に現像される。感光紙がステップS312により搬出された後は、ステップS303へ移行し、前述したステップS303〜S311の処理を繰り返す。
【0119】
なお、CPU101による排紙処理の動作を図7のフローチャートに示し、CPU101による給排紙処理の動作を図8のフローチャートに示し、CPU101による搬出処理の動作を図9のフローチャートに示した。
【0120】
図7は、排紙処理の動作を示すフローチャートである。まず、ドラム31に吸着されている感光紙は、吸着状態で露光される。この状態で、下がった状態にある剥離ガイド51を、剥離ガイド上下モーターM9により上げた状態として、剥離爪をドラム31に接する剥離位置にセットする(ステップS701)。
【0121】
その後、CPU101は、アキュームレーターガイド29を下げた状態から上げた状態として、剥離ガイド51により剥離される感光紙がアキュームレーターガイド29に搬送される、搬送路が閉じた状態とする(ステップS702)。その後、ドラム31に吸着された感光紙を、剥離爪がドラム31と接するドラム排紙位置にセットし(ステップS703)、ドラム31上の感光紙を剥離し、アキュームレーターガイド29への搬入を開始する(ステップS704)。そして、出口センサにより感光紙の検出を行い、感光紙が出口に達したかどうかを判定する(ステップS705)。ここで、感光紙を検出しない間は(ステップS705でN)、搬入を継続し、感光紙を検出した場合は(ステップS705でY)、アキュームレーターガイド29を下げて、ドラム31からアキュームレーターガイド29への搬送路が開いた状態とする(ステップS706)。これにより、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がったアキューム状態とし、搬入が完了したかどうかを判定し(ステップS707)、搬入が完了していない場合には(ステップS707でN)搬入を継続し、搬入が完了した場合には(ステップS707でY)、剥離ガイド51を、下げた状態にして剥離爪がドラム31から離れたホーム位置に復帰し(ステップS708)、この排紙処理を終了する。
【0122】
なお、以上のプリント処理(ステップ310)中に受信済み画像データが存在していれば、CPU101は、通常の排紙処理(S311、図7)に代えて、排紙処理と給紙処理とを並行して実行する給排紙処理(図8参照)を実行してもよい。
【0123】
ここで、給排紙処理を図8のフローチャートを用いて説明する。図8は、給排紙処理の動作を示すフローチャートである。まず、ドラム31に吸着されている感光紙は、吸着状態で露光される。この状態で、下がった状態にある剥離ガイド51を、剥離ガイド上下モーターM9により上げた状態として、剥離爪をドラム31に接する剥離位置にセットする(ステップS801)。
【0124】
その後、CPU101は、アキュームレーターガイド29を下げた状態から上げた状態として、剥離ガイド51により剥離される感光紙がアキュームレーターガイド29に搬送される、搬送路が閉じた状態とする(ステップS802)。その後、ドラム31に吸着された感光紙を、剥離爪がドラム31と接するドラム排紙位置にセットする(ステップS803)。
【0125】
ここで、CPU101は、給紙ローラー紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、給紙ローラーで挟み込み圧着する(ステップS804)。なお、この処理は、給紙準備処理におけるステップS401と同じである。
【0126】
そして、搬送ガイドG1あるいは搬送G2を経由して搬送される際に、CPU101は、給紙シャッター24あるいは給紙シャッター18(図12参照)を開状態とする処理を実行する(ステップS805)。この処理は、給紙準備処理におけるステップS402と同じである。
【0127】
その後に、CPU101は、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5をON状態にして、これにより感光材料を搬送駆動する(ステップS806)。この処理は、給紙準備処理におけるステップS403と同じである。
【0128】
そして、ドラム31上の感光紙を剥離し、アキュームレーターガイド29への搬入を開始する(ステップS807)。そして、出口センサにより感光紙の検出を行い、感光紙が出口に達したかどうかを判定する(ステップS808)。
【0129】
ここで、感光紙を検出しない間は(ステップS808でN)、CPU101は、基準位置センサチェックによって感光材料の有無を検出する(ステップS509)。
【0130】
感光材料が有と検出された場合(ステップS809で検出)には、CPU101の制御により、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、給紙搬送が一旦停止する(ステップS810)。なお、感光材料が有と検出されるまで(ステップS809で未検出)、CPU101の制御により、この検出を繰り返す。
【0131】
すなわち、この感光材料の給紙搬送は、ペーパー基準位置センサS9あるいは、感光材料有無検出手段S20(図2参照)によって検出されるまで続行する(ステップS404)。そして、基準位置センサチェックによって感光材料有と検出された場合には、給紙モーターM3あるいは給紙モーターM5がOFF状態にされて、搬送が一旦停止する(ステップS405)。
【0132】
すなわち、図2のように、感光材料有無検出手段S20が給紙搬送経路のドラム31近傍に設けられていて、その感光材料有無検出手段S20の検出結果を参照して、CPU101が、感光紙の給紙の頭出しの制御を給紙準備処理と同様に給排紙処理の中でも行うようにしている。
【0133】
また、出口センサチェックにて感光紙を検出した場合は(ステップS808でY)、アキュームレーターガイド29を下げて、ドラム31からアキュームレーターガイド29への搬送路が開いた状態とする(ステップS811)。
【0134】
これにより、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がったアキューム状態とし、搬入が完了したかどうかを判定し(ステップS812)、搬入が完了していない場合には(ステップS812でN)搬入を継続し、搬入が完了した場合には(ステップS812でY)、剥離ガイド51を、下げた状態にして剥離爪がドラム31から離れたホーム位置に復帰し(ステップS813)、この給排紙処理を終了する。
【0135】
つづいて、図3におけるステップS312の搬出処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0136】
排紙部50にアキューム状態で保持された感光紙は、ステップS312の搬出処理により、現像処理ユニット4へ搬送される。まず、CPU101は、出口シャッター55を開状態とし(ステップS901)、感光紙が通過可能とする。そして、ローラ28に付属される搬出モーターM8を起動し(ステップS902)、感光紙の現像処理ユニット4への搬送を開始する。
【0137】
その後、CPU101は、出口センサにより感光紙の検出を行い、出口に感光紙があるかどうかを判定する(ステップS903)。ここで、感光紙が出口にある場合は(ステップS903でY)、感光紙の搬送を継続し、出口で感光紙を検出しなくなった場合には(ステップS903でN)、搬出モーターM8を停止し(ステップS904)、出口シャッター55を閉じて(ステップS905)、この処理を終了する。
【0138】
その後、図3のフローチャートにおいて、CPU101は、ステップS303に移行し、画像データ転送要求の検出、画像数情報の受信、画像データの受信、給紙処理、プリント処理、排紙処理あるいは給排紙処理、および搬出処理を繰り返す。
【0139】
なお、A4サイズの画像数が10であるとの画像数情報を受信した場合には、A1サイズとA3サイズの感光材料に決定しているので、ステップS309〜ステップS312の処理を感光材料毎に繰り返す。
【0140】
また、このように2枚の感光材料にまたがって一連の画像を記録する場合には、最初の感光材料に記録すべき画像データを受信した時点で給紙〜プリント処理を開始して、その間に、次の感光材料に記録すべき画像データの受信を並行して行うようにしてもよい。
【0141】
以上説明したように、この実施の形態例では、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを画像記録装置100が備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録装置の効率的な運用が可能になる。
【0142】
この画像記録システムでは、画像記録装置側で感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備えており、画像記録装置が該自動集約モードで動作している場合においては、ホスト装置より画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って記録すべき画像数を送信し、画像記録装置では受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する。これにより、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0143】
また、画像記録装置100が画像数情報を受信しない場合に、画像記録装置100側からRIP500に対して、サイズを決定した感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報(あるいは、余白に記録可能な画像の大きさに関する情報(余白情報))を送信することで、RIP500は、該情報(余白情報)に適した画像データを画像記録装置100に対して送信することが可能になる。この場合も、複数の画像の記録に関して、画像記録装置を停止させずに連続して記録することが可能になるため、一時停止や装置各部の初期化の時間を省略することができ、画像記録システムの効率的な運用が可能になる。
【0144】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の実施の形態例における画像数情報を受信して自動集約モードの制御を行う画像記録装置100だけでなく、画像数情報を送受するホスト装置(RIP500)と画像記録装置100とからなる画像記録システムも本発明の実施の形態例を構成している。
【0145】
なお、以上の実施の形態例における自動集約モードの制御を行う画像記録装置100だけでなく、余白情報を送受するホスト装置(RIP500)と画像記録装置100とからなる画像記録システムも本発明の実施の形態例を構成している。
【0146】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、効率的な運用を実行可能な画像記録装置および画像記録システムを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例の制御部の給紙準備処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態例の制御部の給紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例の制御部のプリント処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例の制御部の排紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態例の制御部の給排紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態例の制御部の搬出処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態例の画像記録装置の全体構成を示す外観図である。
【図11】本発明の実施の形態例のカラープルーフ作成装置の内部構成を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の形態例の画像記録装置の紙装填部、給紙部および排紙部を示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態例の主走査部および副走査部を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態例の露光ユニットの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 装置本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
7 紙装填部
8 操作部
10 カートリッジ
11 液晶パネル
12 タッチパネル
15 排紙部
20 給紙部
21 給紙ローラー
22、25 カッター
23 給紙ローラー
24、18 シャッター
26 中間ローラ
27 エンコーダローラー
28 搬送ローラ
29 アキュームレーターガイド
30 主走査部
31 ドラム
32 光学ユニット
33 軸受
34 支持台
35 プーリ
36 ベルト
37 ロータリーエンコーダ
40 副走査部
41 第2露光部
42 現像部
43 定着部
44 安定部
45 乾燥部
46 スクイズローラ
50 排紙部
51 剥離ガイド
54 アキュームレーター部
55 出口シャッター
76 露光部
100 画像記録装置
100a 本発明の実施の形態例の制御部
101 CPU
110 テーブル選択部
500 RIP(ホスト装置)
G1,G2、G3 搬送ガイド
Claims (4)
- 各色毎に色分解された状態の画像データをホスト装置より受信し、前記画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、
前記感光材料を露光するための露光手段と、
前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、
前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、受信した画像データと同じ大きさのカラー画像を複数記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、
ことを特徴とする画像記録装置。 - 前記制御手段は、色分解された状態の画像データの受信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記ホスト装置より受信し、該画像数に基づいて感光材料の選択あるいは裁断を行う、
ことを特徴とする画像記録装置。 - 各色毎に色分解された状態の画像データを生成して画像記録装置に対して送信するホスト装置と、前記画像データに基づいて複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置と、からなる画像記録システムであって、
前記ホスト装置は、前記画像記録装置に対して色分解された状態の画像データの送信と並行して或いは先立って、記録すべき画像数を前記画像記録装置に対して送信し、
前記画像記録装置は、前記感光材料を露光するための露光手段と、前記露光手段に前記感光材料を所定の大きさで裁断して搬送する給紙搬送手段と、前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、感光材料を選択すると共に複数のカラー画像を同一感光材料上に記録する自動集約モードを備え、該自動集約モードで動作している場合においては、前記画像数分記録可能な大きさの感光材料を前記給紙搬送手段において選択あるいは裁断し、複数の画像データを受信した後に、前記選択した感光材料上に複数の画像データに基づいた複数の画像を記録する、
ことを特徴とする画像記録システム。 - 前記画像記録装置は感光材料上に記録可能な画像の大きさに関する情報を前記ホスト装置に対して送信し、
前記ホスト装置は、前記画像記録装置から記録可能な画像の大きさに関する情報を受信し、該情報に適した画像データを前記画像記録装置に対して送信する、ことを特徴とする請求項3記載の画像記録システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003166597A JP2005005992A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 画像記録装置および画像記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003166597A JP2005005992A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 画像記録装置および画像記録システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005005992A true JP2005005992A (ja) | 2005-01-06 |
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ID=34092715
Family Applications (1)
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JP2003166597A Pending JP2005005992A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 画像記録装置および画像記録システム |
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JP (1) | JP2005005992A (ja) |
-
2003
- 2003-06-11 JP JP2003166597A patent/JP2005005992A/ja active Pending
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