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JP2004509217A - 発泡体成分の製造方法 - Google Patents

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JP2004509217A
JP2004509217A JP2002527010A JP2002527010A JP2004509217A JP 2004509217 A JP2004509217 A JP 2004509217A JP 2002527010 A JP2002527010 A JP 2002527010A JP 2002527010 A JP2002527010 A JP 2002527010A JP 2004509217 A JP2004509217 A JP 2004509217A
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Procter and Gamble Co
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Abstract

本発明は、通常、押出成形法を用いて、特有の粘度を有し、及び/又は激しく混合される成分の粘稠混合物を圧力に供し、それによってこの混合物に気体を導入する工程を用いて、ポリマー物質及び有効成分及び好ましくは液体を含み、水性環境に送達される、空気に安定で、水と反応性の発泡体成分を製造する方法に関する。この方法は通常、ごく少量の液体を必要とし、成分を得るのに液体を除くためにごく限られた乾燥を必要とするようなものである。通常、方法において追加の気体が注入されて(混合の気体に加えて)起泡を改善する。本発明はまた、かかる方法によって得られる成分を提供する。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、ポリマー物質、活性物質及び好ましくは液体の特定の混合物を圧力にさらし、気体を導入し、続いて混合物を成形し、圧力を解除することによって発泡体成分を製造する方法に関する。本発明はまたかかる方法によって得られる成分にも関する。
【0002】
(発明の背景)
洗浄製品、パーソナルケア製品、化粧品及び医薬品などのような組成物は、保存中、湿気、温度変化、光及び/又は空気に敏感な有効成分を含むことが多い。それ故に、かかる成分の活性成分は水溶性コーティングによって保護されることが多く、例えば酵素はそれを保護するためにコーティングされる。
【0003】
最近、種々の洗浄組成物のみならずパーソナル洗浄組成物及びパーソナルケア組成物も単位用量形態で製造する傾向がある。例えば、洗剤錠剤は幅広く用いられている。
【0004】
顆粒及び単位用量組成物のような多数の固形物質に関する問題は、それらが取り扱い中に、物理的力によって壊れる、又は、粉塵を形成する傾向を有することである。これがユーザーに対する問題となっており、例えば、無駄な産物が形成され、粉塵は衛生上及び健康上の問題を誘発しうる。かさねて、これら固形物質のコーティングは、この問題をある程度改善することができる。コーティングされた顆粒又は組成物に関する問題は、取り扱い中、それらが常に十分な衝撃耐性を示すとは限らないということである。従って、例えば、コーティングされた物質を取り扱う場合でさえ、健康上及び衛生上の問題を起す粉塵が形成される。
【0005】
本発明者は、活性成分又は単位用量組成物が取り扱い中壊れ、粉塵を形成することを防ぐ改善された方法を見い出した。活性物質が、ポリマー物質から形成される特有の水反応性発泡体成分に形成された場合、水性環境への有効な送達も達成される一方で、物理的な力、さらに水分、温度変化などのようなその他の保存条件からの活性成分の有効な保護が達成されることが見い出された。
【0006】
通常、ポリマーを融解することにより又はポリマーの水性混合物を起泡して発泡体混合物を乾燥することによって、ポリマーから発泡体を製造できることが知られている。融解することにより発泡体を形成することに関する問題は、高温が必要とされることであり、発泡体混合物を乾燥することに関する問題は、これも高温が必要とされるか、又は極めて長い乾燥時間が必要とされることである。従って、双方の方法は、感熱性又は揮発性である活性物質を取り扱う場合、可能ではない。また、長い乾燥時間が必要な場合、発泡体は均一に乾燥しないので、得られる発泡体は均質ではない。発泡体混合物を長い時間、真空及び凍結条件にさらすことによって発泡体溶液を真空下で凍結乾燥することもまた知られており、これは常に良好な発泡体を生じるとは限らず、その上、多数の活性物質は真空条件や凍結条件に長時間さらすことができず、例えば、揮発性活性成分は発泡体から蒸発する。
【0007】
本発明者は今や改善された発泡体成分を製造する極めて有効な方法を見い出しており、それによって通常、発泡体を形成するのにごく限られた量の溶媒だけを必要とし、極端な温度を必要としない。彼らは、例えば、押出成形により、圧力にさらし、次いで圧力を解除して圧縮した発泡体形状に成形し、ポリマー物質、活性物質及び任意で少量の液体(通常、粘度を下げるために激しい混合に供される)の粘稠混合物の発泡体を製造する改善された方法を見い出した。この方法には気体が導入される。圧力の使用及びそれに続く圧力の解除によって気体が膨張するので起泡のレベルを高め、その上、圧力の解除は結果として溶媒又はその一部を蒸発させるので、長時間の加熱や高温又は真空凍結条件の必要なしに発泡体を乾燥する。
【0008】
加圧、気体の導入及び成形できるような、並びに安定な、通常、弾力性のある又は柔軟性のある発泡体を形成できるような、求められる加工可能性を得るために、混合物は特有の粘度を有し、及び/又は激しく混合される。かくして、大量の液体を使用する必要がなく、長い乾燥時間又は極端な乾燥条件の必要もない。
【0009】
本方法は、広範な発泡体成分、例えば、特定の活性成分のみ、例えば、酵素、香料を含む発泡体、又は、例えば、洗浄製品、医薬製品、パーソナルケア製品、化粧製品及び布地ケア製品全体を含む発泡体を製造するのに用いることができる。
【0010】
得られる発泡体成分は極めて安定で且つ柔軟性又は弾力性があり、活性成分を効果的に水に送達する。それらは、強い衝撃耐性であり、従って、結果的に取り扱い中の破損又は磨耗が減り、粉塵の形成が減少することが見い出されている。液体成分を組み入れた発泡体成分は、前記液体を単位用量形態にて取り扱うための好都合な方法を提供し、そして単位用量の発泡体のこの形態への液体の組み入れも結果として移行又は相分離を低下させる。また、従って、取り扱うのにさらに安全で有効である、例えば酵素を伴った発泡体成分を得ることができる。
【0011】
(発明の概要)
本発明は、ポリマーマトリックス及び活性物質を含み、水中で活性がある水反応性の発泡体成分を製造する方法に関するものであって、該方法は:
a)1.7s−1の剪断率にて少なくとも150Pa.sの粘度を有する、ポリマー物質及び活性物質の粘稠混合物を得ること及び/又は粘稠混合物を得て、少なくとも20W/gr、好ましくは少なくとも30W/gr、又はさらに少なくとも50W/grの出力/質量で前記混合物を激しく混合すること、
b)気体又は気体を形成する(25℃、大気圧にて)作用剤を導入すること、
c)少なくとも2×10Pa(2バール)の圧力にてb)の混合物を加圧すること、及び
d)c)の混合物を成形し、圧力を解除して発泡体成分を得ることを含む。
【0012】
かくして、混合物は通常、ポリマー物質及び/又は活性物質のための液体、好ましくは溶媒を含み、次いで工程d)にて液体又はその一部が蒸発させられ、好ましくは少なくとも圧力の解除によって液体又はその一部が蒸発させられる。
【0013】
方法は好ましくは押出成形法によって行われ、それには粘度を低下するための及び前記圧力下で圧縮できるような及び成形できるような激しい混合が関与する。激しい混合は気体を導入することができるが、本明細書の後文で記載するように、好ましくは、追加の気体又は大気圧及び25℃にて気体を形成する作用剤が導入される。
【0014】
使用される液体の種類又は量は、追加の乾燥工程が必要とされないような量であってもよいが、本明細書で記載されるように、例えば手短なオーブン乾燥のような追加の乾燥を使用してもよい。
【0015】
本明細書の方法によって得られる発泡体成分は、水と接触して有効成分又はその一部を放出し、発泡体成分は好ましくは水と接触して分解する、分散する、変性する及び/又は溶解する。この発泡体成分は好ましくは、柔軟性のある、弾力性のある発泡体成分である。
【0016】
好ましくは、有効成分は洗浄性活性成分、パーソナルケア又は化粧品活性成分、又は医薬品活性成分である。酵素、漂白剤、香料を含む感温性又は揮発性活性成分又は感湿性活性成分が好ましい。
【0017】
発泡体成分は好ましくは、顆粒の形態であってもよく、又は好ましくは活性成分のための保護的コーティングとして用いることができるシートの形態であってもよく、又はさらに求められる形状に成形されてもよく、錠剤、球体、ブロック又は単位用量の組成物を取り扱い易くする、その他の形状のような固形物体の形態であってもよい。
【0018】
詳細な説明
本発明の方法は、1.7s−1(25℃)の剪断率にて少なくとも150Pa.sの粘度を有する、又は加圧でき、成形できるように、本明細書の後文で定義されるように激しく混合される(それによって好ましくは本明細書で特定されるような粘度を得るポリマー物質、活性物質及び好ましくは液体の粘稠混合物を得ることが必要である。この激しい混合は、気体又は作用剤を導入するのに及び/又は成形するのに好ましい。
【0019】
混合物は好ましくは、1.7s−1の剪断率にて少なくとも200Pa.s又はさらに少なくとも250Pa.s又はさらに少なくとも300Pa.s又はさらに少なくとも350Pa.sの粘度(25℃にて)を有する。
【0020】
好ましくは、粘度は、剪断率10.0s−1にて測定すると(25℃)、粘度は少なくとも100Pa.s又はさらに少なくとも150Pa.s又はさらに少なくとも200Pa.s又はさらに少なくとも250Pa.s.となる。さらに好ましくは、粘度はまた、剪断率100.0s−1で測定すると(25℃にて)、粘度は少なくとも12Pa.s又はさらに少なくとも16Pa.s又はさらに少なくとも20Pa.s又はさらに少なくとも28Pa.sとなる。
【0021】
上述したように、粘稠混合物は、上記粘度のいずれかのものであり、又は粘稠混合物は激しく混合されて、本発明の方法で加工可能な粘稠混合物を作る。好ましくは混合物は本明細書で特定される粘度を有し、本明細書で特定されるように激しく混合される。
【0022】
本明細書で使用するとき、激しい混合とは、少なくとも20W/gr、好ましくは少なくとも少なくとも30W/gr又はさらに少なくとも50W/gr又はさらに少なくとも100W/gr又はさらに少なくとも200W/gr又はさらに少なくとも250W/gr、好ましくは1000W/grまでの又はさらに500W/grまでの出力/質量にて混合することを意味する。
【0023】
使用される圧力は好ましくは少なくとも5バール、少なくとも10バール又はさらに少なくとも15バールである。好ましくは、圧力は300バールまで又はさらに250バールまで又はさらに100バールまで又はさらに50バールまでで用いられる。
【0024】
この激しい混合方法に用いる好ましいミキサーはまた必要とされる圧力を適用することも可能であり、既知の押出機が好ましい。
【0025】
気体或いは大気圧25℃にて気体を形成する又は気体である作用剤を混合物に導入する。これは激しい混合によって導入される気体であってよい。しかしながら、好ましいのは追加の気体又は作用剤、気体の形成が導入されて、すなわちさらに物理的に起泡する及び/又は化学的に起泡することによって起泡を助けることである。これは既知の任意の方法によっても行うことができるが、好ましいのは:
−気体注入(乾式又は水性経路)、気体溶解及び臨界気体拡散を含む緩和(乾式又は水性経路)による物理的起泡、
−その場での気体形成(起泡性システムによる二酸化炭素の形成を含む1又はそれ以上の成分の化学反応を介した)による化学的起泡である。
また、蒸気吹き付け及び/又は紫外線硬化も使用することができる。
【0026】
本発明の方法で用いられる粘稠混合物の粘度は、本明細書上記で定義したように、気体又は作用剤を組み入れる前に測定したときの粘稠混合物のものであることを理解すべきである。
【0027】
混合物に注入される好ましい気体には、窒素、二酸化炭素又は空気のようなそれらの混合物が挙げられる。
【0028】
本明細書における作用剤は、例えば、加圧した気体、又は超臨界流体、例えば、液体の窒素又は好ましくは二酸化炭素であることができる。
【0029】
ポリマー物質及び活性物質が双方とも固体であれば、混合物は粘稠混合物を得るために液体を含む。しかしながら、活性成分とポリマーの混合物がすでに粘稠混合物であるとしても、液体を加えることは依然として好ましい。必要とされる粘度を得るために、増粘剤又はヒドロトロープのような粘度調整剤を添加することが好ましくてもよい。
【0030】
本明細書の後文でさらに詳細に記載されるように、液体は好ましくは、ポリマー及び/又は活性物質又はその一部を溶解することが可能な溶媒である。通常、ポリマー物質は水溶性であり、液体は少なくとも水を含む。液体が物質の混合物、例えば、水と水の沸点を下げることが可能な有機溶媒の混合物であることが好ましいであろう。使用される液体の量は、好ましくは発泡体成分の乾燥の必要性を減らすために又はさらに穏かな乾燥条件でできるように、できるだけ低く保たれる。
【0031】
添加される液体又は好ましくは溶媒の量は、通常、混合物の10重量%〜50重量%、さらに好ましくは15重量%〜45重量%又はさらに40重量%、又はさらに20重量%〜40重量%又はさらに35重量%である。
【0032】
添加された液体の(液体の重量で)の50%以上、又はさらに60%以上又はさらに80%以上が水であることが好ましくてもよい。添加された液体すべてが水であることがさらに好ましいであろう。
【0033】
ポリマー物質及び活性物質は好ましくは、溶媒の中に均質に溶解され又は懸濁されるので、液体の量はそれに応じて選択される。
【0034】
得られる発泡体成分に添加される液体(溶媒)の濃度は、好ましくは15重量%まで、さらに好ましくは10重量%まで、又はさらに5重量%までである。少なくとも液体の一部、例えば少なくとも1重量%又はさらに少なくとも3重量%が残って存在することが好ましくてもよい。
【0035】
本明細書の方法では、混合物は圧力に供され、次いで(同時に、又は互いに順に)混合物を求められる任意の形状に成形し、圧力又はその一部を取り除く。かくして、存在する気体が膨張し、又は作用剤が気体を形成して発泡体マトリックスが得られ、すなわち、発泡体成分のマトリックスの気泡の中での領域である空間を形成する。又、圧力を解除することによって、液体又はその一部が蒸発して、発泡体成分のマトリックスの気泡の中での領域である空間を形成する。
【0036】
本明細書で好ましい方法は押出成形法である。かくして、本明細書に記載されるポリマー物質、有効成分、気体又は作用剤及び通常好ましくは水などの溶媒を含む液体を押出機に導入し(予備形成した混合物として、又は好ましくは別々の成分として)、その際、成分は激しく混合され、次いで押し出された混合物が押出機を出る出口点で圧力を下げ、それによって成形し、それによって液体又はその一部を蒸発させる(出口点を離れると、それを所望の形態、例えば、顆粒又はシートに成形することができ、又はこれは、後の段階、例えば、乾燥のようなさらなる処理工程の後に行ってもよい)ことが好ましい。これは結果として気体、好ましくは空気、及び任意で有効成分を含有してもよい、本明細書の後文で詳細に記載されるような空間を伴った気泡の形成を生じる。これらの空間は、本発明の発泡体成分のマトリックスの気泡の内部領域を形成する。これらの空間は、本発明の方法によって得られる発泡体成分の優れた柔軟性に部分的に関与する。
【0037】
混合物におけるポリマー物質の濃度は、好ましくは混合物の10重量%〜60重量%、さらに好ましくは15重量%〜50重量%、又はさらに20重量%又はさらに25重量%〜45重量%である。最終的な発泡体成分は、好ましくは少なくとも10重量%の、さらに好ましくは10重量%又はさらに20重量%又はさらに30重量%〜70重量%、又はさらに60重量%までの又はさらに55重量%までの又はさらに50重量%までのポリマー物質を含む。
【0038】
混合物における活性物質の濃度は好ましくは、混合物の10重量%〜60重量%、さらに好ましくは15重量%〜50重量%又はさらに20重量%〜45重量%である。最終的な発泡体成分は、好ましくは少なくとも10重量%、さらに好ましくは10重量%〜70重量%の、又はさらに15重量%〜60重量%の有効成分を含む。
【0039】
本明細書で記載するように、発泡体成分が可塑剤及び/又は安定剤を含んで発泡体形成及び安定化を改善することは有用である。
【0040】
少なくとも可塑剤が混合物に存在することが好ましい。3重量%〜25重量%、さらに好ましくは5重量%〜20重量%、又はさらに8重量%〜18重量%(混合物の)の可塑剤及び/又は安定剤の濃度が好ましい。
【0041】
本方法では、混合物は、例えば、40℃〜70℃の温度、好ましくはたった60℃又はさらに55℃までの温度に穏かに加熱され、成形を改善し、液体又はその一部をさらに効率的に蒸発させる。通常、混合物の温度はポリマー物質の融点よりも低く、好ましくは液体(大気圧での液体)の沸点より低い温度までである。
【0042】
用いられるべき液体の量及び方法の条件は、発泡体の追加の乾燥を必要としないように選択することができる。しかしながら、過去の乾燥機発泡体成分を得ることが好ましいであろう。次いで、本明細書の方法の工程に、依然として存在する水のような過剰な液体を、更に除くために追加の乾燥工程が続いてもよい。乾燥工程は通常、最終的な発泡体成分が乾燥工程の後と乾燥工程の前でほぼ同一体積であるように行われるべきである。それに加えて、乾燥工程は好ましくは、凍結乾燥により行われ、それによって、短時間に真空化の下で、低い温度で、溶媒、例えば、水が除かれる。控え目に高めた温度での緩慢なオーブン乾燥はさらに好ましく、発泡体成分の大きさに依存する条件は例えば、40〜70℃、又はさらに40〜60℃で短時間、例えば3時間まで、好ましくは2時間まで又はさらに1時間まで、又はさらに30分まで又はさらに20分までの乾燥条件が好ましい。
【0043】
発泡体成分
本発明の方法によって得られる発泡体成分は、ポリマー物質又はその一部、及び任意でその他の物質から形成されるマトリックスを有する。マトリックスは、好ましくは連続気泡及び/又は独立気泡の相互連絡した網状構造、特に連続気泡及び/又は独立気泡の縁及び面を形成する固形のストラット又はプレートの網状構造を形成する。気泡内部の空間は有効成分の一部及び/又は空気のような気体を含有することができる。
【0044】
ポリマー物質及び有効成分は均質に混合され、その場合、いわゆる単相の又は均質の発泡体成分が得られ、それは均一な物理的及び化学的特性を有する。しかしながら、発泡体成分は、均質な混合物から形成されるそれぞれ単相である別々の領域を有し、従って発泡体成分は全体としては均質ではないことが好ましいであろう。
【0045】
本明細書で使用するとき、「空気中で安定」又は「空気と接触した際安定」とは、空気に暴露された場合、発泡体成分の嵩体積が実質的に同一のままであることを意味する。このことは、本明細書の発泡体成分が、制御された周囲条件下(湿度=RH60%、温度=25℃)のインキュベータにて開放したビーカー(直径9cm、どのような保護的バリアもなしで)の中で24時間保管した場合、その嵩体積の好ましくは75%〜125%、又はさらに90%〜110%、又はさらに95%〜100%を保持することを特に意味する。好ましくは上記保管条件下で、発泡体成分は、嵩体積の75%〜125%、又はさらに90%〜110%、又はさらに95%〜100%を保持し、それによって湿度は80%である。
【0046】
嵩体積の変化は、従来のいかなる方法でも測定することができる。特に有用なのは、それ自体が較正用画像分析ソフトウエアを装備したパソコンに接続したデジタルカメラを含有するデジタル式画像記録システムである。発泡体成分の1cmの検体を得て、直径9cmを有する開放ビーカーに入れ、上記条件下で24時間保管する。24時間後、画像解析記録システムによって3つの寸法すべての大きさを測定する。各検体の測定を3回繰返し、平均の嵩体積の変化を%で計算する。
【0047】
好ましくは、発泡体成分は、平均粒度2000μm以下の粒子の形態である場合、これらの発泡体成分粒子もその嵩体積の75%〜125%、又はさらに90%〜110%、又はさらに95%〜100%を保持するようなものである。例えば、9cmの直径を有する体積測定用ビーカーに20グラムの発泡体成分粒子、又は500超過の粒子を含む重量を入れることによってこれを測定することができる。発泡体成分粒子が水平な表面で落ちつき、安定した位置に再配置するまでビーカーの底を軽くテープでとめる。体積を測定する。発泡体成分粒子の入った開放ビーカーを次いで慎重に、所望の%RH及び温度に設定したインキュベータに入れる。24時間後、嵩体積を測定し、嵩体積の変化を%で計算する。
【0048】
本明細書の発泡体成分は水に接触した場合、不安定である。これは、発泡体成分に存在する有効成分又はその一部が水に付加されるように生じる。好ましくは、発泡体成分又はその一部が水中で変性、分解、好ましくは分散、又は溶解する。
【0049】
活性成分が迅速に送達され、発泡体成分のポリマー物質が迅速に分散又は溶解すること、好ましくはポリマー物質の少なくとも10重量%、さらに好ましくは少なくとも30重量%、又はさらに少なくとも50重量%、又はさらに少なくとも70重量%、又はさらに少なくとも90重量%(1重量%の濃度で水に導入されて)が、発泡体成分が水と接触した後30分で溶解又は分散すること、が好ましいであろう。これは、発泡体成分が水に接触した後20分以内、又はさらに10分以内、又はさらに5分以内に起こることがさらに好ましい。ポリマーの溶解及び分散を測定した後、本明細書で記載する方法によって溶解又は分散を測定することができる。
【0050】
好ましくは、水に不安定な発泡体成分は、発泡体成分の総体積が変化し、好ましくは、例えば、1cmの発泡体成分を100mlの脱塩した水に加え、25℃の温度にて200rpmの速度で5分間撹拌したとき決定することができるような最初の総体積に比べて少なくとも10%減少するようなものである。例えば、発泡体成分全体が実質的に迅速に水に分解、分散、又は溶解することが好ましいので、好ましくは総体積における変化又は減少は、少なくとも20%、又はさらに少なくとも40%、又はさらに少なくとも60%、又はさらに少なくとも90%、又はさらに約100%である。
【0051】
これは、当該技術分野の既知の任意の方法の使用によって、特に本明細書では次のような方法(二重水浸法)によって、測定することができる。
【0052】
1cmの発泡体成分を得て、100mlの微量体積測定用シリンダーに入れ、50ml±0.1mlの不活性有機溶媒を満たす。発泡体成分におけるポリマー物質を変性しない及び/又はそれと相互作用しないことが判った場合、例えば、これがPVAの場合、例えば、アセトンが用いられる。対象とする発泡体の性質に従ってその他の中性の有機媒体を用いることができ、不活性溶媒は、発泡体成分がその溶媒によって実質的に溶解、分散、崩壊、又は変性しないようなものである。
【0053】
溶媒が発泡体の検体全体に浸透するように、シリンダーを密閉して1分間静置する。体積変化を測定し、発泡体検体の最初の体積をVとする。発泡体検体を次いで溶媒から取り出し、溶媒が蒸発するように空中で乾燥する。
【0054】
次いで、25℃に維持し、磁性攪拌器の助けで200rpmで撹拌している100mlの脱塩水を含有する250mlのビーカーに5分間発泡体検体を置く。
【0055】
発泡体成分検体の残りを60mmの網目の銅フィルターでろ過し、残留水が除かれるような温度及び時間でオーブンに入れる。アセトンの体積が再び50mlに調整された測定用シリンダーに、乾燥した残りの発泡体成分を再び入れる。
【0056】
総体積の増加をモニターし、発泡体検体の最終体積をVとする。発泡体の総体積ΔVの減少は以下である。
【数1】
Figure 2004509217
発泡体成分は、好ましくは0.01〜0.95、さらに好ましくは0.05〜0.9、又はさらに0.1〜0.8、又はさらに0.2〜0.7の相対密度
【数2】
Figure 2004509217
を有する。相対密度は、以下に記載するような、発泡体成分を形成するのに用いたバルク物質すべての部分密度の合計に対する発泡体成分の密度の比である。
【数3】
Figure 2004509217
式中ρは密度であり、Xは、発泡体成分における物質iの体積分画である。
【0057】
発泡体成分は柔軟性発泡体成分であることが好ましい。特に、このことは、柔軟性発泡体成分が、成分に適用されるために物理的な力がかかった後、発泡体成分が元々の嵩体積を実質的にとどめるように衝撃エネルギー又は力エネルギーを吸収して、可逆的に変形することを意味する。
【0058】
特に、このことは、特別な長さ、例えば1cmの横断面を有する発泡体成分試料が、横断面の軸に沿って適用される静的力で圧縮される場合、静的力は少なくとも大気圧に等しいかその2倍まで変化するが、力を除いた後のこの長さの変化が少なくとも元々の長さの90%〜110%であることを意味する。例えば、パーキンエルマー(Perkin−Elmer)DMA7e装置によってこれを測定することができる。
【0059】
同様に、特別な長さ、例えば1cmの横断面を有する発泡体成分試料が、横断面の軸に沿って適用される静的力で引っ張られる場合、静止力は少なくとも大気圧に等しいかその2倍まで変化するが、力を除いた後のこの長さの変化が少なくとも元々の長さの90%〜110%であるという程度に発泡体成分は好ましくは柔軟性がある。例えば、パーキンエルマー(Perkin−Elmer)DMA7e装置によってこれを測定することができる。
【0060】
発泡体成分の柔軟性は、ヤング(Young)率又は弾性率によって反映することもでき、当該技術分野において既知のひずみ又は応力の機械的試験から、例えば、製造元の実験手順に従ってパーキンエルマー(Perkin−Elmer)DMA7e装置を用いて計算することができる。例えば、この装置で調べるのに1cmの発泡体成分を用いることができる。
【0061】
特に、この装置を用いる場合、1cmの発泡体成分の横断面の軸にそって適用される静的力は横断面方向における成分の変形が70%になるまで徐々に高める。次いで、力を外し横断面方向における発泡体成分の変形を測定する。好ましくは、この実験の後、横断面のこの長さは、元々の横断面の長さの好ましくは90%〜110%、好ましくは95%〜105%、又はさらに98%〜100%である。
【0062】
本明細書の発泡体成分は、パーキンエルマー(Perkin−Elmer)DMA7e装置で測定したとき、好ましくは10GN.m−2未満、さらに一層優先的には1GN.m−2未満の弾性率又はヤングの率を有する。パーキンエルマー(Perkin−Elmer)DMA7e装置で測定したとき、好ましくは、ポリマー成分は2%超過、好ましくは15%超過、又はさらに50%超過の相対降伏ひずみを有する。(降伏ひずみはこの測定では、発泡体成分の変形の限界であり、そこで成分は不可逆的に変形する)。
【0063】
弾性率又はヤングの率は相対密度に関係する、すなわち
【数4】
Figure 2004509217
式中、ρ*及びρは上記のとおりであり、E*は発泡体成分のヤングの率であり、Eはポリマー物質のそれである。このことは、高いEを持つ固いポリマー物質でさえ、その密度を変えることによって、特に、発泡体製造工程でさらに気体を導入することによって、又は調整されたレベルで可塑剤のような添加剤を用いることによって、相対的に柔軟性発泡体にできることを意味している。
【0064】
発泡体成分は好ましくは、追加の成分を含んで発泡体(の性能)を改善し、例えば、発泡体成分を強化し、又は発泡体成分をさらに安定化し、又はさらに柔軟にし、又はさらに水溶性にし、又はさらに水分散性にし、又は例えば発泡体成分を着色する又は漂白するために発泡体のより良い外観を提供する。
【0065】
本明細書の後文で記載するように可塑剤、安定剤、溶解剤が好ましい。好ましい安定剤、溶解助剤及び可塑剤の一部は二重の機能性を有し、例えば、本発明の発泡体成分を可塑化し且つ安定化する。
【0066】
本明細書の発泡体成分は好ましくは、安定剤を含み、通常それは、本明細書の発泡体成分の有効成分を安定化することが可能であり、このことは、有効成分が酸化又は湿気に感受性の有効成分、例えば、1又はそれ以上の酵素、香料、及び/又は漂白剤を含む場合、特に好ましい。安定剤はまた本明細書における発泡体成分のマトリックスを安定化してもよく従って、有効成分を間接的に安定化してもよい。
【0067】
安定剤は好ましくは、保存中、酸化及び/又は湿気による分解から有効成分、又はマトリックスを安定化する化合物である。
【0068】
安定剤は発泡体安定剤又はマトリックス安定剤であってもよいし、それらを含んでもよい。安定剤は、有効成分安定剤、特に酵素安定剤であってもよいし、それを含んでもよい。
【0069】
好ましい発泡体安定剤は、一価、二価、三価、又は多価のイオンのような1又はそれ以上の陰イオン又は陽イオンを含み、以下の金属イオン:ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、アルミニウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン及び銀が好ましい;好ましくはこれらの陽イオンは対イオン、1又はそれ以上の以下の陰イオン:サルフェート、カーボネート、オキシド、クロリド、ブロミド、ヨウジド、ホスフェート、及びニトレート、並びにそれらの混合物を有する。
【0070】
発泡体安定剤は、超微粒子状粒子、好ましくは10マイクロメートル未満の、さらに好ましくは1マイクロメートル未満の、一層さらに好ましくは0.5マイクロメートル未満の、又は0.1マイクロメートル未満の平均粒度を有する超微粒子状粒子を含んでもよい。好ましい超微粒子状粒子は、ゼオライト、シリカのようなアルミノシリケート、又は超微粒子状粒子の形態である、下文に記載される電解質である。
【0071】
発泡体安定剤は、寒天、アルギン酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、グアーガム、ポリアクリレート、又はそれらの誘導体、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0072】
発泡体安定剤は陰イオン系又は非イオン系のタンパク質又はリン脂質−タンパク質錯体を含んでもよい。
【0073】
発泡体成分は全体として、発泡体成分に導入される前の活性物質を、(ポリマーの)物質の層でコーティングしてもよく、それは本明細書で定義される発泡体の形態ではない。好ましいコーティング剤には、PVP(及びその誘導体)及び/又はPEG(及びその誘導体)及びPVA(及びその誘導体)又はPVAとPEG及び/又はPVPの混合物(又はその誘導体);グリセロール又はグリセリン、エチレングリコールを含むグリコール誘導体、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール及びテトラエチレングリコール、分子量1000未満のポリエチレングリコールのようなジゴメリックポリエチレングリコール、ワックス及びカーボワックス、エタノールアセトアミド、エタノールホルムアミド、トリエタノールアミン又はその酢酸塩、及びエタノールアミン塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウム、1,3−ブタンジオールのようなポリオール類、糖類、糖アルコール、尿素、ジブチル又はジメチルフタレート、オキサ一酸、オキサ二酸、ジグリコール酸及びその鎖に沿って分布する少なくとも1つのエーテル基を持つその他の線状カルボン酸、水、又はそれらの混合物が挙げられる。
【0074】
好ましい活性成分安定剤は、ホウ酸及びその塩、蟻酸及び蟻酸塩並びに酢酸及び酢酸塩、好ましくはそれらのカルシウム塩及び/又はマグネシウム塩を含む。
【0075】
本明細書に用いるのに好適な活性成分の安定剤は、特に、本明細書の発泡体成分が漂白剤を含む場合、チオ硫酸、メチオニン、尿素、チオ尿素ジオキシド、塩酸グアニジン、炭酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グルタミン酸ナトリウム、ウシ血清アルブミン及びカゼイン、t−ブチルヒドロキシトルエン、4−4,−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチル−フェノール)、2,2’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、(モノスチレン化クレゾール、ジスチレン化クレゾール、モノスチレン化フェノール、ジスチレン化フェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、又はその誘導体、又はそれらの組み合わせのような酸化防止剤及び/又は還元剤を含む。
【0076】
本明細書に用いるのに好適な活性成分安定剤は糖類を含んでもよい。本明細書に用いるのに典型的な糖類には、スクロース、グルコース、フルクトース、ラフィノース、トレハロース、ラクトース、マルトース、その誘導体、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるものが挙げられる。
【0077】
活性成分安定剤は、本明細書の発泡体成分又はその有効成分を少なくとも部分的に被包する、好ましくは本明細書の発泡体成分又はその有効成分、特に酵素を完全に被包する、コーティング又はバリアの形態であることが好ましい。
【0078】
本明細書の発泡体成分は、(重量で)1%からの、又は2%からの、又は5%からの、又は7%からの、又は10%からの、又は15%からの、又は20%からの安定剤を含んでもよく、(重量で)70%までの、又は60%までの、又は50%までの、又は40%までの、又は30%までの、又は25%までの安定剤を含んでもよい。発泡体成分に存在する安定剤の量は、有効成分の量及び種類並びに本明細書のマトリックスの量及び種類に依存する。
【0079】
本発明の発泡体成分は溶解助剤も含んでもよい。
溶解助剤は好ましくは、C〜Cのアルキル/アルケニルスルホネート類、C〜Cのアリールスルホネート類、ジイソブチルベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート、クメンスルホネート、キシレンスルホネート、それらのナトリウム塩のようなそれらの塩のようなスルホン化化合物、その誘導体、又はそれらの組み合わせを含んでもよく、好ましくはジイソブチルベンゼンスルホネート、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、及びそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0080】
溶解助剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノールのようなプロパノールのようなC〜Cのアルコール、及びその誘導体、及びそれらの組み合わせ、好ましくはエタノール及び/又はイソプロパノールを含んでもよい。
【0081】
溶解助剤は、ヘキサンジオール及び/又はシクロヘキサンジオールのようなC〜C10のジオール、好ましくは1,6−ヘキサンジオール及び/又は1,4−シクロヘキサンジメタノールを含んでもよい。
【0082】
溶解助剤は、セルロース系化合物、特に変性セルロースのようなウィッキング(whicking)剤として作用することが可能である化合物を含んでもよい。
【0083】
溶解助剤は、粘土のような膨張剤を含んでもよい。好ましい粘土は、スメクタイト粘土、特に二八面体又は三八面体のスメクタイト粘土である。極めて好ましい粘土は、モンモリロナイト(質)粘土及びヘクトライト粘土、又はベントナイト粘土層に存在するその他の粘土である。
【0084】
溶解助剤は好ましくは起泡性システムを含む。好ましい発泡系は水の存在下でアルカリ供給源と反応して気体を生成できる酸供給源を含む。酸供給源は任意の有機若しくは無機酸、或いはそれらの誘導体、或いはそれらの混合物であってよい。好ましくは酸供給源は有機酸を含む。好適な酸供給源としては、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、アスパラギン酸、グルタール酸、酒石酸、コハク酸或いはアジピン酸、リン酸一ナトリウム、ホウ酸、或いはそれらの誘導体が挙げられる。クエン酸、マレイン酸或いはリンゴ酸がとりわけ好ましい。
【0085】
存在する酸供給源のアルカリ供給源に対するモル比は好ましくは50:1〜1:50、より好ましくは20:1〜1:20、より好ましくは10:1〜1:10、より好ましくは5:1〜1:3、より好ましくは3:1〜1:2、より好ましくは2:1〜1:2である。
【0086】
発泡体成分は可塑剤を含むことが極めて好ましい。好ましい可塑剤は、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物から選択される。
【0087】
酸化鉄及び水酸化鉄、アゾ染料、天然染料のような発泡体成分を着色する着色剤も好ましく、好ましくは、成分の0.001重量%及び10重量%又はさらに0.01〜5重量%又はさらに0.05〜1重量%の濃度で存在する。
【0088】
発泡体成分は酸性物質及び/又はアルカリ性物質及び/又は緩衝剤を含有することが好ましいであろう。これは、ポリマー物質及び/又は有効成分、又は追加成分であってもよい。特に、酸性物質の存在は、水と接触した際本発明における発泡体成分の溶解性及び/又は分散性を改善し、例えば、発泡体成分におけるポリマー物質の沈殿を招く、水性媒質に存在する陽イオン種との相互作用を減らすことができる又は防げることが見い出されている。
【0089】
微生物の混入又は増殖を防ぐために防腐剤成分を発泡体成分に包含することも好ましいであろう。例には、ホルムアルデヒド及びホルムアルデヒドを放出する物質で、任意のその他の既知の防腐剤物質も挙げられる。
【0090】
液体
本明細書の液体は好ましくはポリマー物質及び/又は活性物質のための溶媒である。好ましくは、溶媒は少なくとも水を含む。
アルカン類、アルケン類、アルコール類、ベンゼン、フェノールのような芳香族溶媒、又はそれらの混合物のような有機溶媒も好ましい。
【0091】
ポリマー物質
空気に安定で、水に不安定な発泡体に成形することができるいかなるポリマー物質も発泡体成分において用いることができ、発泡体成分のマトリックス又はその一部を形成するのに用いることができる。ポリマー物質が水分散性を含み、又はさらに好ましくは水溶性のポリマーであることが好ましい。
【0092】
本明細書で好ましい水分散性のポリマーは、50μmの最大孔径を持つガラスフィルターを用いて下文に設定する方法によって測定したとき、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又はさらに少なくとも95%の分散性を有し、さらに好ましくは本明細書のポリマーは、20μmの最大孔径を持つガラスフィルターを用いて下文に設定する方法によって測定したとき、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又はさらに少なくとも95%の溶解度を有する水溶性ポリマーである、すなわち、ポリマーの水溶解度又は水分散度を決定する重量測定法は以下の通りである:
50グラム±0.1グラムのポリマーを400mlビーカーに加え、その重量を測定し、蒸留水245ml±1mlを加える。これを、600rpmにセットした電磁攪拌器で30分間激しく攪拌する。その後、水−ポリマーの混合物を前記で定義した孔径(最大20或いは50μm)の固定定量焼結ガラスフィルターでろ過する。回収したろ液から任意の簡便な方法によって水を乾燥し、残ったポリマーの重量を測定する(それが溶解或いは分散画分である)。その後、%溶解度或いは%分散度が計算できる。
【0093】
好ましいのは、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド類、セルロースエーテル類、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド類、ポリアミド類、ポリアクリルアミド、又はその誘導体又はそのコポリマーから選択されるポリマーである。さらに好ましくは、ポリマーは、ポリビニルアルコール類、又はその誘導体、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むセルロースエーテル類誘導体、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー又はそれらの混合物から選択される。最も好ましいのは、ポリビニルアルコール及び/又はその誘導体を含む又はそれから成ることである。
【0094】
上記のコポリマー、ブロックポリマー及びグラフトポリマーも用いることができる。ポリマーの混合物も用いることができる。これが、これらの適用及び要求されるニーズに依存して、発泡体成分の機械的及び/又は溶解特性の制御において特に有益であろう。
【0095】
ポリマーは任意の平均分子量、好ましくは約1000〜1,000,000、又はさらに4,000〜250,000、又はさらに10,000から200,000、又はさらに20,000〜75,000を有するものであることができる。
【0096】
好ましいのは、本明細書の発泡体成分で用いられるポリマーが水に溶解する際、第2の機能を有することであることができ、例えば、発泡体成分が洗浄製品の成分を含む場合、ポリマー物質がビルダーポリマー、汚れ放出ポリマー、染料移行防止ポリマー、加工助剤、泡抑制剤、分散剤、凝集剤などを含むことは有用であり得る。
【0097】
有効成分
有効成分は、水性環境に送達されるべきであり、水性環境で活性がある、例えば、水中で又は水と接触して機能する任意の物質であることができる。例えば、洗浄組成物で用いられる場合、発泡体成分は、任意の活性のある洗浄成分を含有することができる。極めて好ましい成分は、危険性物質、農薬、薬剤又は薬物、洗浄性活性成分である。
【0098】
有効成分は、物質の混合物であってもよく、例えば、完全な製品処方が発泡体成分に組み入れられてもよい。例えば、洗浄組成物で用いる場合、有効成分は、好ましくは少なくともビルダー及び界面活性剤、好ましくは酵素及び香料も、好ましくはキレート化剤、漂白剤、光沢剤、泡抑制剤も含む完全な洗浄製品の処方であってもよい。
【0099】
特に、感温性(上昇した又は低下した温度のもとで不安定、反応性)、揮発性、感湿性(湿気と接触して反応性)である有効成分、又は限られた衝撃頑丈さを有し、取り扱い中、粉塵を形成しがちである固形成分を発泡体成分に組み入れることは有益である。発泡体成分において特に好ましいのは、酵素、香料、漂白剤、漂白活性化剤、布地柔軟剤、布地及びヘアコンディショナー、染料、着色剤、液状非イオン系界面活性剤のような界面活性剤、コンディショナー、抗菌剤、起泡源、光沢剤、光漂白剤及びこれらの混合物のような有効成分である。
【0100】
好ましくは直鎖又は分枝鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルキルサルフェート及びアルキルエトキシルサルフェート、イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウライドの脂肪酸アミド、アルキルサクシネート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和C〜C14ジエステル)、N−アシルサルコシネートなどのアニオン系サルフェート、スルホネート、カルボキシレート及びサルコシネート界面活性剤の石鹸塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びモノ−、ジ−及びトリ−エタノールアミン塩のような置換アンモニウム塩を包含する)を包含するアニオン系界面活性剤が好ましい。
【0101】
好ましくは、アルキルフェノール類の非イオン系縮合物、非イオン系エトキシル化アルコール類、非イオン系エトキシル化/プロポキシル化脂肪族アルコール類、プロピレングリコールと非イオン系エトキシレート/プロポキシレートとの縮合物及びプロピレンオキシド/エチレンジアミン添加物と非イオン系エトキシレートとの縮合生成物の部類から選択される非イオン系界面活性剤のような非イオン系界面活性剤も又好ましい。
【0102】
陽イオン系界面活性剤及び柔軟化剤も本明細書の発泡体成分における有効成分として包含されてもよく、例えば、第4級アンモニウム界面活性剤及び柔軟化剤、及びコリンエステル界面活性剤。
【0103】
香料又は香料組成物は発泡体成分における極めて好ましい有効成分である。
【0104】
別の有効成分は、過ホウ酸塩、過炭酸塩、特にナトリウム塩のような過酸化水素及び/又は過水酸化漂白剤である。また、好ましい有効成分は、有機過オキシ酸漂白前駆体又は活性化剤化合物であり、アルキレン基は1〜6個の炭素原子を含み、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(イソ−NOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(NOBS)、アセトキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)及びペンタアセチルグルコースのような1、2及び6個の炭素原子を含有するアルキレン基の化合物であるN−,N,Nテトラアセチル化アルキレンジアミンを包含するイミド型アルキル過カルボン酸前駆体化合物が好ましい。
【0105】
本明細書の発泡体成分で用いるのに極めて好ましい有効成分は1又はそれ以上の酵素である。好ましい酵素としては、洗剤組成物に従来から導入される市販のリパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、中性及びアルカリ性プロテアーゼ、セルラーゼ、エンドラーゼ、エステラーゼ、ぺクチナーゼ、ラクターゼ及びぺルオキシダーゼが挙げられる。好適な酵素は米国特許第3,519,570号及び第3,533,139号に記載されている。市販の好ましいプロテアーゼ酵素には、ノヴォインダストリーズA/S(Novo Industries A/S)(デンマーク)より商品名をアルカラーゼ(Alcalase)、サビナーゼ(Savinase)、プライマーゼ(Primase)、デュラツィム(Durazym)、及びエスペラーゼ(Esperase)として販売されるもの、ギストブロカデス(Gist−Brocades)より商品名をマキサターゼ(Maxatase)、マキサカル(Maxacal)、及びマキサペム(Maxapem)として販売されるもの、ジェネンカ・インターナショナル(Genencor International)より販売されるもの、及びソルベー・エンザイム(Solvay Enzymes)より商品名をオプティクリーン(Opticlean)及びオプティマーゼ(Optimase)として販売されるものが含まれる。好ましいアミラーゼには、例えばバチルス・リケニフォルミス(B.licheniformis)の特殊な株から得られるα−アミラーゼが含まれ、英国特許第1,269,839号(ノヴォ(Novo))にその詳細が記載されている。市販の好ましいアミラーゼとしては、例えばギスト−ブロケーズ(Gist−Brocades)より商品名ラピダーゼとして販売されるもの、及びノヴォ・インダストリーズ(Novo Industries)A/Sより商品名ターマミル(Termamyl)、ドゥラミル(Duramyl)、及びバン(BAN)として販売されるものが挙げられる。きわめて好ましいアミラーゼ酵素はおそらく、PCT/US9703635、及びPCT国際公開特許WO95/26397及びPCT国際公開特許WO96/23873に記載されている酵素である。リパーゼは、例えばHumicola株、Thermomyces株、又はPseudomonas pseudoalcaligenes或いはPseudomonasfluprescenを包含するPseudomonas株のリパーゼ生成株から得られる本来真菌又は細菌性であってよい。化学的又は遺伝子的に修飾されたこれらの株の変異体由来のリパーゼも本明細書において有用である。好ましいリパーゼはPseudomonaspseudoalcaligenesから誘導されたもので、欧州登録特許EP−B−0,218,272号に記載されている。
【0106】
本明細書において好適な他のリパーゼは欧州特許出願EP−A−0258068号に記載されているように、Humicolalanuginosaからの遺伝子のクローニング及びホストとしてのアスペルギルス(アスペルギルス)オリザ(oryza)における遺伝子の発現によって得られ、ノヴォインダストリー(Novo Industries)A/S、デンマーク、バグスバードより商品名リポラーゼとして市販されている。このリパーゼはまた、米国特許第4,810,414号(ヒュージ−ジェンセン(Huge−Jensen)ら、1989年、3月7日発行)に記載されている。
【0107】
パーソナルケア用の発泡体成分では、活性物質が、陽イオン系界面活性剤のような陽イオン系有機化合物、皮膚炎を軽減することができる成分又は皮膚の治癒を助けることができる化合物、金属含有化合物、特に亜鉛含有化合物、ビタミン類及びコルチゾン、及びまたワセリン、ラノリンのような皮膚を軟化する化合物、並びに医薬品及び化粧品の製造に通常用いられる活性成分を包含することが特に好ましいであろう。
市販の洗浄製品、医薬製品、パーソナルケア製品、化粧品製品及び布地ケア製品のような好ましい有効成分として完全な製品組成物も包含されてもよい。
【0108】
発泡体成分の形態
任意の従来の方法によっても発泡体成分を任意の形態にすることができる。好ましいのは、発泡体成分が顆粒、ビーズ又は錠剤、又は円柱体又はシートの形態であることであろう。好ましいのはまた、発泡体成分は円柱体又はシートに成形され、次に続いて、例えば、球体、ボール、立方体、又は子供向け製品用に文字又は動物の形のような任意の目的の形状又は幾何学的形状、ユーザーにとって望ましいどんなものにも成形されることであろう。これらの形状は、発泡体の円柱体やシートの中間物を成形せずに直接成形されてもよい。
【0109】
金型又は例えば押出機を介して圧力のもとで混合物を成形し、続いて、押し出された円柱体を求められる顆粒の大きさに大きさを縮小することによって顆粒を製造することができる。好ましい顆粒は、10〜2000μm、さらに好ましくは50〜2000、一層さらに好ましくは100〜1500μm又はさらに200〜1000μmの重量平均粒度を有する。
【0110】
発泡体成分は、任意の寸法を有することができ、続いて要求に応じて要求される大きさに縮小することができるシートの形態であってもよい。シートは0.01μm〜10センチメートル、さらに好ましくは0.05μm〜5センチメートル、又は一層さらに好ましくは0.1μm〜3センチメートルの平均の厚さを有することが好ましいであろう。
【0111】
発泡体成分はかかる形態、好ましくははシートの形態であり、製品を被包する又はコーティングするのに用いることができるのが好ましいであろう。好ましいのは、発泡体成分は製品のまわりで小袋構造を形成することであろう。例えば、洗浄製品、布地ケア製品、パーソナルケア製品、化粧品製品又は医薬品製品を被包するのに発泡体成分を用いることができる。製品の周りで発泡体成分のシートを熱シールすることによって、かかるカプセル被包物又は小袋を、例えば都合よく製造することができる。
【0112】
発泡体成分は、吸収性物品であってもよく、又は、女性保護物品、又はおむつ、又は体液のような水に接触したとき吸収する物品が適用される皮膚に活性成分を放出するために皮膚を覆うための物品、例えばおむつ、拭き取り用品、生理用品、膏薬、包帯のような吸収性物品に含まれてもよい。
【0113】
発泡体成分は、保存中の湿気に対して、その他の成分との化学反応に対して、成分の移行又は相分離、又は物理的力に対する保護に対して保護されるべき有効成分を必要とする任意の組成物に組み入れられてよい。
【0114】
特に、発泡体成分は、洗浄組成物、布地ケア組成物、パーソナル組成物、化粧品組成物、医薬組成物において有用である。これらの組成物は固体であっても液体であってもよい。追加量の上記の有効成分又はポリマー物質を含む任意の追加成分を含んでよい。
【0115】
好ましいのは、洗濯用及び食器洗浄用洗剤組成物及び布地コンディショナー及びその他のすすぎ助剤である。洗浄組成物は通常、界面活性剤、起泡源、漂白剤触媒、キレート化剤、漂白安定剤、アルカリ性システム、ビルダー、ホスフェート含有ビルダー、有機高分子化合物、酵素、泡抑制剤、石灰石鹸、分散剤、汚れ懸濁剤及び再沈着防止剤、汚れ放出剤、香料、染料、染め付けスペックル、光沢剤、光漂白剤及び追加の腐食防止剤から選択される1又はそれ以上の成分を含有する。洗濯用洗剤組成物及び布地ケア組成物については、成分が好ましくは少なくとも1又はそれ以上の第4級アンモニウム化合物のような柔軟化剤、及び/又は柔軟化粘土、及び好ましくは、皺防止助剤、香料、キレート剤、布地整合ポリマーのような追加の作用剤を含むことが好ましくてもよい。
【0116】
(実施例)
加工実施例
APVラボ押出機(モデルMP19CH)を用いて以下の水溶性発泡体成分を製造した。
【0117】
オーバーヘッド撹拌器を用いて、1600gの水、613gのグリセリン(シグマ/アルドリッチ(Sigma/Aldrich)13487−2)及び1000gのラインエア(Lineair)アルキルベンゼンスルホネートナトリウム塩(LAS)界面活性剤ペースト(有効分76%)の粘稠混合物を製造した。
【0118】
粉末供給機によって粉末化したポリビニルアルコール(シグマ/アルドリッチP8136)(1900g)を押出機に加え、側面の差し込み口で注入システムを介して粉末のわずか顆粒に粘稠混合物を加えた。1部の粘稠混合物に対して3部の空気の体積比にて、液体(ケンウッド型(Kenwood−type)食品ミキサーにより空気を含ませることによって)と共に空気を加えた。
【0119】
粘稠混合物の供給を約100g/分の一定の速度で、及び粉末PVAの供給を約60g/分にて作動させた。押出機のスクリューの速度は400RPMであった。押出機バレルの最後の4区分を65℃に加熱した。押出機の出口直前の圧力はおよそ25バールであった。PVA粉末を含む粘稠混合物のおよその粘度(押出機の中にて;空気の取り込みなしで)は、1.7s−1にて200Pa.sであった。押出機出口で製造される発泡体成分を回収し、ペトリ皿の金型に加えることによってこれをさらに成形して、一連の発泡体の円板を生じ、周囲条件にてそれを乾燥させた。この乾燥は2時間未満で完了し、水溶性で、空気安定性の、弾力のある、取り扱い易い発泡体を生じた。乾燥発泡体は、約0.24g/cm3の密度及び約5重量%の残存水含量を有していた。
【0120】
以下のもの(1000gのLASペーストと置き変える)と共にこの実験を繰り返す:
−1000gの酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ又はそれらの混合物);
−30%のLAS、20%の香油、20%の石鹸、10%の漂白剤、20%の陽イオン系界面活性剤(重量%)の混合物を1000g;
−80%のベタイン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤及び/又は非イオン系界面活性剤(1又はそれ以上のこれらの界面活性剤の有効分70%のペースト)及び20%の香油(重量%)の混合物を1000g;
−1000gの有効ペースト70%の陽イオン系布地柔軟化剤又は陽イオン系ヘアコンディショナー;
−40%の過炭酸ナトリウム、30%の活性化剤、30%の界面活性剤(重量%)の混合物を1000g。

Claims (17)

  1. 発泡体成分が、ポリマーマトリックス及び水中で活性がある活性物質を含み、水との接触に際して不安定であり、空気との接触に際して安定した発泡体成分の製造方法であって:
    a)1.7s−1の剪断率にて少なくとも150Pa.sの粘度を有する、ポリマー物質及び活性物質の粘稠混合物を得ること及び/又は粘稠混合物を得て、少なくとも308W/g(20W/gr)、好ましくは少なくとも463W/g(30W/gr)の出力/質量で前記混合物を激しく混合すること;
    b)気体又は気体を形成する(25℃、大気圧にて)作用剤を導入すること;
    c)少なくとも2×10Pa(2バール)の圧力にてb)の混合物を加圧すること;及び
    d)c)の混合物を成形し、圧力を解除して発泡体成分を得ることを含む前記方法。
  2. 混合物が液体、好ましくは、ポリマー物質及び/又は活性物質のための溶媒を含み、工程d)にて液体又はその一部が蒸発させられ、好ましくは少なくとも圧力の解除によって液体又はその一部が蒸発させられる、請求項1の方法。
  3. 少なくとも工程c)が押出機で行われ、好ましくは工程a)、b)及びc)が押出機で行われる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 混合することによって導入される気体に加えて、追加の気体又は作用剤が物理的に又は化学的に混合物に導入される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 工程a)の混合物が、40重量%までの液体、好ましくは35重量%まで、且つ少なくとも10重量%の活性物質、好ましくは少なくとも20重量%、及び好ましくは可塑剤を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 液体又はその一部の蒸発が70℃までの、好ましくは55℃までの温度に成分を加熱することによってさらに助けられる請求項2〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 工程a)及びb)において、混合物の温度がポリマー物質の融点より低く、好ましくは混合物が液体の沸点未満の温度まで加熱される、請求項2〜6のいずれか1項における方法。
  8. 液体が水を含み、ポリマー物質が水溶性である、請求項2〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ポリマー物質がポリビニルアルコールポリマー及び/又はその誘導体を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 活性物質が感温性の有効成分、好ましくは感熱性又は揮発性の成分を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 好ましくは、水に接触して、部分的に又は完全に溶解するようなものである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法により得られる発泡体成分。
  12. 顆粒又は物品の形態にて、前記顆粒は通常、10〜2000μmの平均直径を有し、物品は通常、少なくとも1つの寸法が2000μmを超える大きさを有し、好ましくはシート、立方体、球体を含む幾何物体である請求項11に記載の発泡体成分。
  13. 活性物質が、洗浄製品成分、布地ケア成分、医薬品成分、化粧品成分、パーソナルケア成分、好ましくは感温性の有効成分、好ましくは感熱性又は揮発性の成分を含む、請求項11又は12に記載の発泡体成分。
  14. 活性物質が、酵素、香料、漂白剤又はそれらの混合物を含む、請求項14に記載の発泡体成分。
  15. 10GN.m−2未満の、好ましくは1GN.m−2未満の弾性率を有する、請求項11〜14のいずれか1項に記載の弾力性のある発泡体成分。
  16. 0.05〜0.9の相対密度を有する、請求項11〜15のいずれか1項に記載の発泡体成分。
  17. 可塑剤、好ましくは、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトールから選択される可塑剤を含む、請求項11〜16のいずれか1項に記載の発泡体成分。
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