JP2004505598A - クローポール型機械におけるポールホイール位置を推定する方法 - Google Patents
クローポール型機械におけるポールホイール位置を推定する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004505598A JP2004505598A JP2002515693A JP2002515693A JP2004505598A JP 2004505598 A JP2004505598 A JP 2004505598A JP 2002515693 A JP2002515693 A JP 2002515693A JP 2002515693 A JP2002515693 A JP 2002515693A JP 2004505598 A JP2004505598 A JP 2004505598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subsystem
- claw
- pole
- state
- observable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 22
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 17
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 12
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 10
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 2
- 238000005457 optimization Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000009795 derivation Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000008080 stochastic effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P21/00—Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
- H02P21/13—Observer control, e.g. using Luenberger observers or Kalman filters
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P21/00—Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
- H02P21/14—Estimation or adaptation of machine parameters, e.g. flux, current or voltage
- H02P21/18—Estimation of position or speed
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P9/00—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
- H02P9/02—Details of the control
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
本発明は、クローポール型機械(1)の回転するコンポーネントの位置を決定する方法に関し、ここでこのクローポール型機械はR−S−T系統において動作し、その制御のためにステータ量の変換が、R−S−T系統からd,q系統に、またこの逆に必要である。全体システム(15)としてのクローポール型機械(1)は、観測不能なサブシステム(18)と、フィルタエレメント(20)を含む可観測なサブシステム(19)とに分割される。可観測なサブシステム(19,29)に含まれるフィルタエレメント(20)によって出力量(17)が供給される。
Description
【0001】
技術の分野
自動車の車載電源に電気エネルギーを供給するためには3相交流発電機が使用される。その頑丈な構造と、コスト的に有利に作製できることとに起因して、自動車における使用に対してクローポール型発電機の価値が認められている。この発電機は、3相巻線を有する、ラミネートされたステータコア(Staenderpaket)を含んでいる。この巻線において回転磁界により3相交流電流が形成される。自動車のバッテリには充電のために直流が必要であり、このため車載電源は直流電圧電源であり、したがって3相交流発電機は整流ブリッジを介して車載電源に接続されるのである。
【0002】
従来の技術
自動車における電力の形成は、クローポール型発電機によって行われ、ここでこれはパッシブなダイオード整流器ブリッジを介して、自動車の直流電圧車載電源に接続される。3相交流発電機は通例、つぎのように設計される。すなわちこれが、自動車における内燃機関のアイドリング時にすでに、要求される電力を供給できるように設計されるのである。パッシブなダイオード整流器ブリッジの代わりにパルス幅変調インバータも使用することができ、このパルス幅変調インバータにより、内燃機関の低アイドリング領域における回転数においてすでに3相交流発電機による電力の送出が可能にされる。
【0003】
クローポール機械は、制御器または制御器構造体によって制御され、ここでこれには、電気機械のステータ巻線の電流および電圧をR−S−T−3相系統からd,q系統に変換すること、ならびに電流および電圧値をd,q系統からR−S−T−3相系統に再度逆変換する必要がある。マトリクスを用いてこの変換を一義的に行うために必要であるのは、この電気機械におけるポールホイールの角度位置を識別して、変換およびこれに引き続く逆変換が一義的であるようにし、かつ多重の対応付けが発生し得ないようにすることである。ポールホイール位置は通例、このために専用に設けられたセンサ、すなわちポールホイール検出器によって求められる。
【0004】
ポールホイール検出器を使用することの他にクローポール型発電機のポールホイール位置を状態オブザーバによって得ることができ、ここでは制限されたオブザーバも使用可能である。この状態オブザーバはそれぞれつぎにように構成される。すなわちこの状態オブザーバにより、状態量の変化の後、システム状態が再構成されるように構成されるのである。しかしながら状態オブザーバにより、制御区間において、統計的な外乱が全くまたは十分には検出かつ調整されない制御構造体が発生し得る。
【0005】
本発明の説明
本発明によって提案される方法により、一方では、クローポール型発電機における付加的な構成部材としてポールホイール検出器を使用することが回避され、これによってその使用と同時に発生する、ポールホイール角度位置を測定するための煩雑さを省略することができる。
【0006】
他方ではフィルタエレメント、有利にはKalman−Bucyフィルタエレメントを使用することによって、制御区間に入り込む確立論的な影響も検出することができる。このことは状態オブザーバにより、システム状態量の変化の後、遅延してシステム状態の再構成だけが行われるようにすることができるために進歩である。従来使用されていた状態オブザーバでは、d,q系統をR−S−T系統に変換するおよびその逆に対する変換マトリクスは、ポール設定値(Polvorgabe)に基づいて求められる。したがってポール設定値の精度に、この変換および逆変換の精度は依存してしまう。これに対してフィルタエレメントを使用すれば、変換の精度は、所要の品質基準の最適化から得られる。この電気機械のd,q系統からR−S−T系統への変換を求める際に、この品質基準を使用することにより格段に改善された精度を達成することができる。
【0007】
図面
図面に基づいて本発明を以下、詳しく説明する。
【0008】
ここで、
図1は、ロータ巻線およびステータ巻線を有するクローポール型発電機の概略図を示しており、
図2は、クローポール型発電機の、状態空間における等価な図を示しており、
図3は、クローポール型発電機のシステムを、可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムに分割することを示しており、
図4は、可観測なサブシステムおよびKalman−Buchyフィルタの詳細を示しており、
図5は、可観測なサブシステムを、制限された状態オブザーバとして実施する択一的な例を示しており、
図6は、クローポール型発電機のロータ位置を静止状態において求める測定回路を示している。
【0009】
実施例
図1には励磁およびステータ巻線を有するクローポール型発電機が概略的に示されている。
【0010】
図1には励磁巻線2が示されており、その接続端子に電圧を印加することによってこの励磁巻線2には参照符号3の励磁電流iFが流れる。実質的に励磁巻線2ならびにステータ巻線4からなる電気機械1は、3相交流機械として構成されておりかつR−S−T系統で動作する。図1ではこのステータ巻線4から通じる、相R,SおよびTに相応する3つの相巻線が示されている。
【0011】
図2には図1の電気機械1の、状態空間における等価な図が示されている。
【0012】
状態空間14では電気機械1が等価な形態で示されており、これは状態ベクトルxの微分10によって実質的に特徴付けられている。入力量は入力ベクトルuである。入力ベクトルuは、変換されたステータ電圧ud,uq,すなわちR−S−T系統からd,q系統に変換されたステータ電圧ud,uqと、電気機械1におけるロータ電圧とからなる。状態ベクトル9の微分はつぎの式から得られる:
【0013】
【数2】
【0014】
ここでr(t)はシステムノイズ、xは励磁電流iFおよび変換されたステータ電流id,iqを含む状態ベクトルを表しており、ここでこれらも同様にR−S−T系統からd,q系統に変換されている。ステータ電流成分iqにより、電気機械1に達成されるトルクが最大限に決定される。状態ベクトル9は一定値Cと結合されて加算点13に供給され、ここに測定ノイズρ(t)が供給される。参照符号12によって示された測定ノイズρ(t)が考慮されて、出力電圧ベクトルyが形成され、これは参照符号8によって示されている。
【0015】
図3には電気機械の全体システムが複数のサブシステムで示されている。
【0016】
電気機械1は、全体システム15から出発して、可観測なサブシステム19と、観測不能なサブシステム18とに分割可能である。可観測なサブシステム19ではKalman−Bucyフィルタエレメント20(図4参照)を組み込むことによって状態量を推定可能である。これに対して観測不能なサブシステム状態量は計算される。このサブシステムの状態量の計算に対して、可観測なサブシステム19からフィルタエレメント20を用いて得られた状態量が使用されるが、これは(この制御区間のおける確率論的な影響を無視することを受け入れれば)状態オブザーバを介して求めることも可能である。計算された状態量ならびに推定された状態量も変換マトリクスとの結合によって逆変換され、ここから、ポールホイールの実際の位置に相応する推定されたポールホイール角度位置が得られる。
【0017】
図4には電気機械の可観測なサブシステムが詳しく説明されている。
【0018】
図4は、フィルタエレメント20の点線の枠外において、実質的に図2の状態空間14の図に等しい。状態ベクトルx 2 の入力量は入力ベクトルuであり、これは2つの成分から形成され、これらの2つの成分は、参照符号27で示される一定値C 2 を通過した後、出力ベクトルyになる。フィルタエレメント20内の加算点22において入力ベクトル7uの入力量は、積分ブロック28に供給され、ここから一定値C 2 を相応して表すブロックに供給され、さらにここから別の加算点23に供給される。ブロック27を出発すると、その出力信号は、負の符号が結合されて加算点23に供給される。加算点23からLマトリクスブロック21への線路が分岐しており、ここでは状態オブザーバを使用してマトリクスがポールホイール位置設定値によって求められる。フィルタエレメント20をKalman−Bucyフィルタエレメントとして構成する際には、参照符号21のマトリクスLは、2次の評価基準の最適化から求められる。
【0019】
一般的な2次の評価基準はつぎの関係式によって与えられる:多重のシステムに対して、
【0020】
【数3】
【0021】
ここで、Q = 重み付けマトリクス
t0=開始時点
t1=終了時点
であり、ここでは状態量はそれ自体物理量である。
【0022】
マトリクスブロック21の初期値は、すでに述べた加算点22に供給され、これには、ブロック26からの信号も供給される。Kalman−Bucyフィルタエレメント20にはさらに、すでに説明した定数を処理するブロック26,27,積分ブロック28ならびにLマトリクスを形成するブロック21の他に別のブロック25が配属しており、これに変換マトリクスが格納されている。フィルタエレメント20の変換マトリクス25から、推定量出力側24において、電気機械1である全体システム15の可観測なサブシステム19の出力量が得られ、これは、電気機械1である全体システム15の観測不能なサブシステム18(図3を参照されたい)の状態量の計算に利用することができる。
【0023】
Kalman−Bucyフィルタエレメント20を用いて可観測なサブシステム19において推定される状態量も、この推定された状態量に基づいて計算された、全体システム15の観測不能のサブシステム19の状態値も共に新たに変換マトリクスに結合されるため、R−S−T系統の値の逆変換は、電気機械である全体システム15のR−S−T系統の値において行うことができる。この場合にこれらの値には推定されたポールホイール角度値が含まれており、ここでこれらは実際のポールホイール角度値に実質的に相応するかまたはこれと等しい。
【0024】
図5には、制限された状態オブザーバとしての、可観測なサブシステムの択一的な実施形態が示されている。
【0025】
状態量セクタはつぎのように表される:
【0026】
【数4】
【0027】
rは副次的な状態変数のベクトルであり、ここでは角周波数ωおよびポールホイール角度のベクトルである。
【0028】
【数5】
【0029】
ここからつぎの状態方程式が得られる:
【0030】
【数6】
【0031】
図4の構成ではフィルタエレメント20によってすべての状態量が推定されるのに対して、n個の量のうちのq個を測定すべき場合には(n−q)個の状態量だけを推定すればよい。このようなオブザーバは、次数の制限されたオブザーバと、すなわち制限されたオブザーバ29とみなすことができ、図5のように表される。
【0032】
図6には静止状態においてロータ位置を求める測定回路が示されている。
【0033】
励磁回路2,32には時間的に変化する電圧源32が配置されており、この電圧源により励磁巻線2に時間的に変化する励磁電流iF3を調整することができる。この場合にクローポール型機械1の励磁側2,32から磁束流が形成される。時間的に変化する励磁電圧uErr6に対してステータ巻線4のステータ電圧が相巻線5において2つの電圧計33,34を介して測定される。相巻線電圧によってこのクローポール型機械のロータの位置についての情報が得られる。それはこの電圧がポールホイール角度に依存するからである。
【0034】
したがってロータ位置についての初期情報が状態オブザーバ19,29に対して図4および5のようにして得られる。
【0035】
本発明によって提案された方法によって可能になるのは、完全には可観測ではない電気的な同期機械、例えば3相交流発電機を分割して、この電気機械の全体システムが可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムとに分けられるようにすることができる。可観測なサブシステム19にKalman−Bucyフィルタエレメント20を使用することによって状態量を高い予測精度で推定することができ、この状態量によって、それ自体は観測不能なサブシステムにおける状態量の計算が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータ巻線およびステータ巻線を有するクローポール型発電機の概略図である。
【図2】クローポール型発電機の、状態空間における等価な図である。
【図3】クローポール型発電機のシステムを、可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムに分割することを示す図である。
【図4】可観測なサブシステムおよびKalman−Buchyフィルタの詳細を示す図である。
【図5】可観測なサブシステムを、制限された状態オブザーバとして実施する択一的な例を示す図である。
【図6】クローポール型発電機のロータ位置を静止状態において求める測定回路を示す図である。
【符号の説明】
1 電気機械
2 励磁巻線
3 励磁電流iF
4 ステータ巻線
5 相巻線
6 励磁電圧
7 入力ベクトルu
8 変換されたステータ電流とiFとからなる出力ベクトルy
9 状態ベクトルx
10 状態ベクトルxの微分x
11 システムノイズr(t)
12 測定ノイズρ(t)
13 加算点
14 状態空間
15 全体システム
16 入力量
17 出力量
18 観測不能なサブシステム
19 可観測なサブシステム
20 フィルタエレメント
21 Lマトリクス
22 加算点
23 加算点
24 推定量出力側
25 Tマトリクス
26 一定値A
27 一定値C
28 積分ブロック
29 制限されたオブザーバ
30 状態方程式
31 状態方程式
32 時間的に変化する電圧源
33 電圧測定器
34 電圧測定器
35 コイル
技術の分野
自動車の車載電源に電気エネルギーを供給するためには3相交流発電機が使用される。その頑丈な構造と、コスト的に有利に作製できることとに起因して、自動車における使用に対してクローポール型発電機の価値が認められている。この発電機は、3相巻線を有する、ラミネートされたステータコア(Staenderpaket)を含んでいる。この巻線において回転磁界により3相交流電流が形成される。自動車のバッテリには充電のために直流が必要であり、このため車載電源は直流電圧電源であり、したがって3相交流発電機は整流ブリッジを介して車載電源に接続されるのである。
【0002】
従来の技術
自動車における電力の形成は、クローポール型発電機によって行われ、ここでこれはパッシブなダイオード整流器ブリッジを介して、自動車の直流電圧車載電源に接続される。3相交流発電機は通例、つぎのように設計される。すなわちこれが、自動車における内燃機関のアイドリング時にすでに、要求される電力を供給できるように設計されるのである。パッシブなダイオード整流器ブリッジの代わりにパルス幅変調インバータも使用することができ、このパルス幅変調インバータにより、内燃機関の低アイドリング領域における回転数においてすでに3相交流発電機による電力の送出が可能にされる。
【0003】
クローポール機械は、制御器または制御器構造体によって制御され、ここでこれには、電気機械のステータ巻線の電流および電圧をR−S−T−3相系統からd,q系統に変換すること、ならびに電流および電圧値をd,q系統からR−S−T−3相系統に再度逆変換する必要がある。マトリクスを用いてこの変換を一義的に行うために必要であるのは、この電気機械におけるポールホイールの角度位置を識別して、変換およびこれに引き続く逆変換が一義的であるようにし、かつ多重の対応付けが発生し得ないようにすることである。ポールホイール位置は通例、このために専用に設けられたセンサ、すなわちポールホイール検出器によって求められる。
【0004】
ポールホイール検出器を使用することの他にクローポール型発電機のポールホイール位置を状態オブザーバによって得ることができ、ここでは制限されたオブザーバも使用可能である。この状態オブザーバはそれぞれつぎにように構成される。すなわちこの状態オブザーバにより、状態量の変化の後、システム状態が再構成されるように構成されるのである。しかしながら状態オブザーバにより、制御区間において、統計的な外乱が全くまたは十分には検出かつ調整されない制御構造体が発生し得る。
【0005】
本発明の説明
本発明によって提案される方法により、一方では、クローポール型発電機における付加的な構成部材としてポールホイール検出器を使用することが回避され、これによってその使用と同時に発生する、ポールホイール角度位置を測定するための煩雑さを省略することができる。
【0006】
他方ではフィルタエレメント、有利にはKalman−Bucyフィルタエレメントを使用することによって、制御区間に入り込む確立論的な影響も検出することができる。このことは状態オブザーバにより、システム状態量の変化の後、遅延してシステム状態の再構成だけが行われるようにすることができるために進歩である。従来使用されていた状態オブザーバでは、d,q系統をR−S−T系統に変換するおよびその逆に対する変換マトリクスは、ポール設定値(Polvorgabe)に基づいて求められる。したがってポール設定値の精度に、この変換および逆変換の精度は依存してしまう。これに対してフィルタエレメントを使用すれば、変換の精度は、所要の品質基準の最適化から得られる。この電気機械のd,q系統からR−S−T系統への変換を求める際に、この品質基準を使用することにより格段に改善された精度を達成することができる。
【0007】
図面
図面に基づいて本発明を以下、詳しく説明する。
【0008】
ここで、
図1は、ロータ巻線およびステータ巻線を有するクローポール型発電機の概略図を示しており、
図2は、クローポール型発電機の、状態空間における等価な図を示しており、
図3は、クローポール型発電機のシステムを、可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムに分割することを示しており、
図4は、可観測なサブシステムおよびKalman−Buchyフィルタの詳細を示しており、
図5は、可観測なサブシステムを、制限された状態オブザーバとして実施する択一的な例を示しており、
図6は、クローポール型発電機のロータ位置を静止状態において求める測定回路を示している。
【0009】
実施例
図1には励磁およびステータ巻線を有するクローポール型発電機が概略的に示されている。
【0010】
図1には励磁巻線2が示されており、その接続端子に電圧を印加することによってこの励磁巻線2には参照符号3の励磁電流iFが流れる。実質的に励磁巻線2ならびにステータ巻線4からなる電気機械1は、3相交流機械として構成されておりかつR−S−T系統で動作する。図1ではこのステータ巻線4から通じる、相R,SおよびTに相応する3つの相巻線が示されている。
【0011】
図2には図1の電気機械1の、状態空間における等価な図が示されている。
【0012】
状態空間14では電気機械1が等価な形態で示されており、これは状態ベクトルxの微分10によって実質的に特徴付けられている。入力量は入力ベクトルuである。入力ベクトルuは、変換されたステータ電圧ud,uq,すなわちR−S−T系統からd,q系統に変換されたステータ電圧ud,uqと、電気機械1におけるロータ電圧とからなる。状態ベクトル9の微分はつぎの式から得られる:
【0013】
【数2】
【0014】
ここでr(t)はシステムノイズ、xは励磁電流iFおよび変換されたステータ電流id,iqを含む状態ベクトルを表しており、ここでこれらも同様にR−S−T系統からd,q系統に変換されている。ステータ電流成分iqにより、電気機械1に達成されるトルクが最大限に決定される。状態ベクトル9は一定値Cと結合されて加算点13に供給され、ここに測定ノイズρ(t)が供給される。参照符号12によって示された測定ノイズρ(t)が考慮されて、出力電圧ベクトルyが形成され、これは参照符号8によって示されている。
【0015】
図3には電気機械の全体システムが複数のサブシステムで示されている。
【0016】
電気機械1は、全体システム15から出発して、可観測なサブシステム19と、観測不能なサブシステム18とに分割可能である。可観測なサブシステム19ではKalman−Bucyフィルタエレメント20(図4参照)を組み込むことによって状態量を推定可能である。これに対して観測不能なサブシステム状態量は計算される。このサブシステムの状態量の計算に対して、可観測なサブシステム19からフィルタエレメント20を用いて得られた状態量が使用されるが、これは(この制御区間のおける確率論的な影響を無視することを受け入れれば)状態オブザーバを介して求めることも可能である。計算された状態量ならびに推定された状態量も変換マトリクスとの結合によって逆変換され、ここから、ポールホイールの実際の位置に相応する推定されたポールホイール角度位置が得られる。
【0017】
図4には電気機械の可観測なサブシステムが詳しく説明されている。
【0018】
図4は、フィルタエレメント20の点線の枠外において、実質的に図2の状態空間14の図に等しい。状態ベクトルx 2 の入力量は入力ベクトルuであり、これは2つの成分から形成され、これらの2つの成分は、参照符号27で示される一定値C 2 を通過した後、出力ベクトルyになる。フィルタエレメント20内の加算点22において入力ベクトル7uの入力量は、積分ブロック28に供給され、ここから一定値C 2 を相応して表すブロックに供給され、さらにここから別の加算点23に供給される。ブロック27を出発すると、その出力信号は、負の符号が結合されて加算点23に供給される。加算点23からLマトリクスブロック21への線路が分岐しており、ここでは状態オブザーバを使用してマトリクスがポールホイール位置設定値によって求められる。フィルタエレメント20をKalman−Bucyフィルタエレメントとして構成する際には、参照符号21のマトリクスLは、2次の評価基準の最適化から求められる。
【0019】
一般的な2次の評価基準はつぎの関係式によって与えられる:多重のシステムに対して、
【0020】
【数3】
【0021】
ここで、Q = 重み付けマトリクス
t0=開始時点
t1=終了時点
であり、ここでは状態量はそれ自体物理量である。
【0022】
マトリクスブロック21の初期値は、すでに述べた加算点22に供給され、これには、ブロック26からの信号も供給される。Kalman−Bucyフィルタエレメント20にはさらに、すでに説明した定数を処理するブロック26,27,積分ブロック28ならびにLマトリクスを形成するブロック21の他に別のブロック25が配属しており、これに変換マトリクスが格納されている。フィルタエレメント20の変換マトリクス25から、推定量出力側24において、電気機械1である全体システム15の可観測なサブシステム19の出力量が得られ、これは、電気機械1である全体システム15の観測不能なサブシステム18(図3を参照されたい)の状態量の計算に利用することができる。
【0023】
Kalman−Bucyフィルタエレメント20を用いて可観測なサブシステム19において推定される状態量も、この推定された状態量に基づいて計算された、全体システム15の観測不能のサブシステム19の状態値も共に新たに変換マトリクスに結合されるため、R−S−T系統の値の逆変換は、電気機械である全体システム15のR−S−T系統の値において行うことができる。この場合にこれらの値には推定されたポールホイール角度値が含まれており、ここでこれらは実際のポールホイール角度値に実質的に相応するかまたはこれと等しい。
【0024】
図5には、制限された状態オブザーバとしての、可観測なサブシステムの択一的な実施形態が示されている。
【0025】
状態量セクタはつぎのように表される:
【0026】
【数4】
【0027】
rは副次的な状態変数のベクトルであり、ここでは角周波数ωおよびポールホイール角度のベクトルである。
【0028】
【数5】
【0029】
ここからつぎの状態方程式が得られる:
【0030】
【数6】
【0031】
図4の構成ではフィルタエレメント20によってすべての状態量が推定されるのに対して、n個の量のうちのq個を測定すべき場合には(n−q)個の状態量だけを推定すればよい。このようなオブザーバは、次数の制限されたオブザーバと、すなわち制限されたオブザーバ29とみなすことができ、図5のように表される。
【0032】
図6には静止状態においてロータ位置を求める測定回路が示されている。
【0033】
励磁回路2,32には時間的に変化する電圧源32が配置されており、この電圧源により励磁巻線2に時間的に変化する励磁電流iF3を調整することができる。この場合にクローポール型機械1の励磁側2,32から磁束流が形成される。時間的に変化する励磁電圧uErr6に対してステータ巻線4のステータ電圧が相巻線5において2つの電圧計33,34を介して測定される。相巻線電圧によってこのクローポール型機械のロータの位置についての情報が得られる。それはこの電圧がポールホイール角度に依存するからである。
【0034】
したがってロータ位置についての初期情報が状態オブザーバ19,29に対して図4および5のようにして得られる。
【0035】
本発明によって提案された方法によって可能になるのは、完全には可観測ではない電気的な同期機械、例えば3相交流発電機を分割して、この電気機械の全体システムが可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムとに分けられるようにすることができる。可観測なサブシステム19にKalman−Bucyフィルタエレメント20を使用することによって状態量を高い予測精度で推定することができ、この状態量によって、それ自体は観測不能なサブシステムにおける状態量の計算が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータ巻線およびステータ巻線を有するクローポール型発電機の概略図である。
【図2】クローポール型発電機の、状態空間における等価な図である。
【図3】クローポール型発電機のシステムを、可観測なサブシステムと、観測不能なサブシステムに分割することを示す図である。
【図4】可観測なサブシステムおよびKalman−Buchyフィルタの詳細を示す図である。
【図5】可観測なサブシステムを、制限された状態オブザーバとして実施する択一的な例を示す図である。
【図6】クローポール型発電機のロータ位置を静止状態において求める測定回路を示す図である。
【符号の説明】
1 電気機械
2 励磁巻線
3 励磁電流iF
4 ステータ巻線
5 相巻線
6 励磁電圧
7 入力ベクトルu
8 変換されたステータ電流とiFとからなる出力ベクトルy
9 状態ベクトルx
10 状態ベクトルxの微分x
11 システムノイズr(t)
12 測定ノイズρ(t)
13 加算点
14 状態空間
15 全体システム
16 入力量
17 出力量
18 観測不能なサブシステム
19 可観測なサブシステム
20 フィルタエレメント
21 Lマトリクス
22 加算点
23 加算点
24 推定量出力側
25 Tマトリクス
26 一定値A
27 一定値C
28 積分ブロック
29 制限されたオブザーバ
30 状態方程式
31 状態方程式
32 時間的に変化する電圧源
33 電圧測定器
34 電圧測定器
35 コイル
Claims (10)
- クローポール型発電機(1)の回転するコンポーネントの位置を決定する方法であって、
該コンポーネントはR−S−T系統で動作し、かつ該コンポーネントの制御のためにステータ量の変換が、R−S−T系統からd,q系統に、およびこの逆に必要である形式の、クローポール型発電機(1)の回転するコンポーネントの位置を決定する方法において、
全体システム(15)としての前記クローポール型発電機(1)を観測不能なサブシステム(18)と、フィルタエレメント(20)を有する可観測なサブシステム(19、29)とに分割し、
該可観測なサブシステムによって出力量(17)が供給される、
クローポール型発電機(1)の回転するコンポーネントの位置を決定する方法。 - 前記可観測なサブシステム(19)にKalman−Bucyフィルタエレメント(20)が収容されており、
該フィルタエレメント(20)によって前記可観測なサブシステム(19)の状態量が推定される、
請求項1に記載の方法。 - 前記の可観測なサブシステム(19)に状態オブザーバが収容されており、
該状態オブザーバによって前記可観測なサブシステム(19)の状態量が、状態変化の後、新たに計算される、
請求項1に記載の方法。 - 前記電気機械(1)が、変換マトリクスTによって、観測不能なサブシステム(18)と、可観測なサブシステム(19)とに分割される、
請求項1に記載の方法。 - クローポール型機械(1)である全体システム(15)の可観測なサブシステム(19)の状態量(9)をフィルタエレメント(20)によって推定する、
請求項2に記載の方法。 - 前記の可観測なサブシステム(19)の推定されたないしは計算された状態量によって、前記の観測不能なサブシステム(18)の状態量を計算する、
請求項2または3に記載の方法。 - 前記のサブシステム(18,19)の推定された状態量および計算された状態量を、変換マトリクスTとの結合によって逆変換する、
請求項6または7に記載の方法。 - 前記の状態量(9)は、d,q系統の変換されたステータ電流と、角周波数ωと、クローポール型機械(1)のロータのポールホイール角度とを含む、
請求項6に記載の方法。 - ロータの開始位置を求めるためにクローポール型機械(1)の励磁回路(2,23)に時間的に変化する電圧源(32)が配置されており、かつステータ巻線(4)の相電圧(5)の測定(33,34)が行われる、
請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10036869A DE10036869A1 (de) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | Verfahren zur Schätzung der Polradlage an einer Klauenpolmaschine |
PCT/DE2001/002368 WO2002011276A1 (de) | 2000-07-28 | 2001-06-27 | Verfahren zur schätzung der polradlage an einer klauenpolmaschine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004505598A true JP2004505598A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=7650572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002515693A Pending JP2004505598A (ja) | 2000-07-28 | 2001-06-27 | クローポール型機械におけるポールホイール位置を推定する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030001545A1 (ja) |
EP (1) | EP1249068B1 (ja) |
JP (1) | JP2004505598A (ja) |
DE (2) | DE10036869A1 (ja) |
ES (1) | ES2349504T3 (ja) |
WO (1) | WO2002011276A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10116814A1 (de) | 2001-04-04 | 2002-11-07 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Ableitung des Polradlagewinkels |
US7246029B2 (en) * | 2004-09-09 | 2007-07-17 | F;Visteon Global Technologies, Inc. | Electric machine with actively controlled switches |
DE102009001331A1 (de) | 2009-03-04 | 2010-09-09 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur winkelsensorlosen Positionserfassung der Rotorwelle einer permanenterregten Synchronmaschine auf Basis von Stromsignalen und Spannungssignalen |
DE102009027028A1 (de) | 2009-06-18 | 2010-12-23 | Robert Bosch Gmbh | Anordnung zum Betreiben einer elektrischen Maschine |
DE102018217111B4 (de) * | 2018-10-05 | 2021-05-20 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung einer Drehwinkelposition einer Kurbelwelle einer Brennkraftmaschine |
DE102018217109B4 (de) * | 2018-10-05 | 2021-05-20 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung eines Polradwinkels einer elektrischen Maschine |
DE102018217107B4 (de) * | 2018-10-05 | 2020-08-20 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung eines Polradwinkels einer elektrischen Maschine |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2827669C2 (de) * | 1978-06-23 | 1980-08-14 | Gebr. Hofmann Gmbh & Co Kg, Maschinenfabrik, 6100 Darmstadt | Verfahren zur Ermittlung der Größe und Phasenlage von durch Meßwertaufnehmer erfaßten Schwingungen, insbesondere in der Auswuchttechnik |
EP0046151B1 (de) * | 1980-08-19 | 1985-11-21 | Messerschmitt-Bölkow-Blohm Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Vorrichtung zur Lagestabilisierung von elastischen Fahrzeugen |
DE3208893A1 (de) * | 1982-03-12 | 1983-09-22 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Drehstromgenerator mit dreiphasengleichrichter fuer fahrzeuge |
JPS6292785A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-28 | Brother Ind Ltd | ミシン駆動装置 |
DE4115338A1 (de) * | 1991-05-10 | 1992-11-12 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zum sensorlosen erfassen und/oder regeln einer elektrischen maschine |
US5696582A (en) * | 1991-11-06 | 1997-12-09 | Baerwald; Wolfgang | Apparatus for and method of analyzing the optical spectrum of a radiation independent of the phase position |
JPH05153758A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 機関の始動兼発電装置 |
US5689591A (en) * | 1992-03-20 | 1997-11-18 | Carnegie Mellon University | Apparatus and method for noncausal, predictive, digital image compression |
US5495162A (en) * | 1993-05-12 | 1996-02-27 | Sundstrand Corporation | Position-and-velocity sensorless control for starter generator electrical system using generator back-EMF voltage |
JP3342978B2 (ja) * | 1994-12-27 | 2002-11-11 | 三菱電機株式会社 | 車両用交流発電機 |
JP3403283B2 (ja) * | 1995-11-24 | 2003-05-06 | ミネベア株式会社 | 情報記憶装置 |
JP3364562B2 (ja) * | 1995-12-01 | 2003-01-08 | ミネベア株式会社 | モータ構造 |
US5929610A (en) * | 1997-02-07 | 1999-07-27 | General Electric Company | Method and apparatus for shoot-through detection and accommodation in an electric power system including a synchronous generator power source |
US6081228A (en) * | 1998-09-15 | 2000-06-27 | Sirf Technology, Inc. | Receiver phase-noise mitigation |
DE19849239A1 (de) * | 1998-10-26 | 2000-04-27 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Regelung eines Generators |
DE19849889A1 (de) * | 1998-10-29 | 2000-05-04 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur leistungs- und wirkungsgradoptimierten Regelung von Synchronmaschinen |
DE19951115A1 (de) * | 1999-10-23 | 2001-05-03 | Bosch Gmbh Robert | Elektrische Maschine |
-
2000
- 2000-07-28 DE DE10036869A patent/DE10036869A1/de not_active Ceased
-
2001
- 2001-06-27 EP EP01953810A patent/EP1249068B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-27 WO PCT/DE2001/002368 patent/WO2002011276A1/de active Application Filing
- 2001-06-27 DE DE50115593T patent/DE50115593D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-27 US US10/089,052 patent/US20030001545A1/en not_active Abandoned
- 2001-06-27 ES ES01953810T patent/ES2349504T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-27 JP JP2002515693A patent/JP2004505598A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20030001545A1 (en) | 2003-01-02 |
EP1249068B1 (de) | 2010-08-11 |
EP1249068A1 (de) | 2002-10-16 |
DE10036869A1 (de) | 2002-02-21 |
DE50115593D1 (de) | 2010-09-23 |
WO2002011276A1 (de) | 2002-02-07 |
ES2349504T3 (es) | 2011-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100969351B1 (ko) | 계자 권선형 다이나모-일렉트릭 머신용 출력 제어 장치 및방법 | |
US7391180B2 (en) | Pulse width modulation control circuit for a multimode electrical machine, and a multimode electrical machine equipped with such a control circuit | |
US8222844B2 (en) | Method for determining the magnet temperature in synchronous machines | |
Raziee et al. | Combined star-delta winding analysis | |
KR101530731B1 (ko) | 브러쉬리스 전기 머신들에서 계자 전류를 결정하기 위한 방법 및 장치 | |
Stankovic et al. | A novel method for measuring induction machine magnetizing inductance | |
JP2006211734A (ja) | トルク検出装置 | |
Alberti et al. | IPM machine drive design and tests for an integrated starter–alternator application | |
EP3001210B1 (en) | Method and system for determining core losses in a permanent magnet synchronous motor | |
JP2004505598A (ja) | クローポール型機械におけるポールホイール位置を推定する方法 | |
Yamamoto et al. | Prediction of starting performance of PM motors by DC decay testing method | |
Misir et al. | Determination of the inductances of salient pole synchronous machines based on the voltage equation of a single coil in the stator winding | |
Ma et al. | Investigation of torque ripple in switched reluctance machines with errors in current and position sensing | |
US7688012B2 (en) | Method and device for determining the torque of an electric machine | |
Ding et al. | Analytical modelling approach for switched reluctance machines with deep saturation | |
Henneberger et al. | Numerical calculation, simulation and design optimisation of claw pole alternators for automotive application | |
US20020047356A1 (en) | Brushless alternating-current generating apparatus and method for measuring field winding temperature therefor | |
JP6041870B2 (ja) | 非干渉制御で電気モータ推進ユニットを制御する方法および装置 | |
Choi et al. | Modeling and analysis of PMSMs under inter turn short faults | |
US6756763B2 (en) | Sensorless induction motor control | |
WO1990006620A1 (en) | Vscf start system current estimator | |
Brkovic et al. | Magnetizing inductance determination in a six-phase induction machine | |
Tinazzi et al. | On the true maximum efficiency operations of synchronous motor drives | |
Novak et al. | Methodology for calculation of efficiency maps for permanent magnet synchronous motors from sparse measured data | |
US20240243679A1 (en) | Estimation of the torque of an electric machine |