JP2004505325A - グラフィック画像フィルム位置合わせシステムおよび方法 - Google Patents
グラフィック画像フィルム位置合わせシステムおよび方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004505325A JP2004505325A JP2002516748A JP2002516748A JP2004505325A JP 2004505325 A JP2004505325 A JP 2004505325A JP 2002516748 A JP2002516748 A JP 2002516748A JP 2002516748 A JP2002516748 A JP 2002516748A JP 2004505325 A JP2004505325 A JP 2004505325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- composite image
- length
- substrate
- alignment mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims abstract description 75
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 58
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 17
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 6
- 239000004820 Pressure-sensitive adhesive Substances 0.000 description 5
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 239000004821 Contact adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 2
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000012459 cleaning agent Substances 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000005670 electromagnetic radiation Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000007641 inkjet printing Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000005001 laminate film Substances 0.000 description 1
- 230000000670 limiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 230000011664 signaling Effects 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F15/00—Boards, hoardings, pillars, or like structures for notices, placards, posters, or the like
- G09F15/02—Bills, posters, or the like therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
張力がかかった状態で互いに貼られ位置合わせされる複数枚のフィルムを用いて合成グラフィック画像を基板上に形成する方法を開示する。前記フィルムは、それらの長さに沿って分布された位置合わせ印を含み、それらの位置合わせ印を使用して、基板に貼り付け中に前記フィルムを分配する前記張力を変えることができる。基板に既に貼られたフィルム上の前記位置合わせ印を検出し、前記基板に分配され貼られているフィルム上の対応する位置合わせ印を検出することにより、異なる前記フィルム上の前記合成画像の異なる部分の間の位置合わせを、前記フィルムの前記長さ、従って前記得られる合成画像の前記長さにわたって維持することができる。その位置合わせは、貼られる前記フィルムの張力を変えることにより制御される。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は、グラフィック画像フィルムの分野に関する。より詳しくは、本発明は、フィルムを基板に貼るときにフィルム上の合成グラフィック画像を位置合わせする方法、および合成画像を形成するのに用いられるフィルムを含むキットを提供する。
【0002】
発明の背景
上に形成された合成画像の相補部分を有する多数枚のフィルムを用いて形成された合成画像は、例えばトラック、看板および他の大きい表面の上の広告のために使用されることが多い。前記画像は、前記画像を設けるフィルムの製造および貼り付けにおけるサイズの制約のために多数枚のフィルムを用いた合成物として設けられる必要があることが多く、即ち、画像全体を含むのに十分大きい1枚のフィルムは、製造するおよび/又は貼るのが不可能であることがある。
【0003】
フィルムによるグラフィック画像は通常、(特にディジタル画像化方法を使用する場合に)制限のない長さで作成可能であるが、前記画像化方法中の変動が、フィルム上の前記画像の製造長に誤差を持ち込むこともある。例えば、製造中のブレーキ張力の差は、0.1%の製造フィルム長の差を容易に引き起こすことがある。熟練貼り付け者は設置中にフィルム寸法を調整することができるので、比較的小さいパネルを用いた既知の手動貼り付け技法でこれらの誤差を吸収することができる。しかし、例えば長さが53フィート(16m)であるセミトレーラなどの大きい表面に前記フィルムを貼るべきである場合、2枚の異なるフィルム上の前記画像における前記誤差は、通常許容できない約0.5インチ(1.25cm)であることもある。
【0004】
画像化中に長いフィルムに持ち込まれることがある寸法許容誤差に加えて、非常に長いフィルムは、従来の技法により処理して貼るのも難しい。その結果、合成画像全体は通常、例えば幅が36〜48インチ(約1〜1.25m)で長さが8〜9フィート(約2.5〜3m)であるフィルムのパネルを数多く用いて形成される。各パネルは前記合成画像の一部を含み、よって、前記パネルを互いに正しく整列させて見る者に高品質の合成画像を見せる必要がある。
【0005】
前記合成画像は、殆どの場合感圧接着剤を用いて前記フィルムを基板に手で付着させることにより前記基板上に形成される。貼り付け者は通常、各フィルムの上端部で始まり、前記接着剤を保護するのに用いられたライナを除去しながら、最低部に向かって作業する。前記フィルムは、長さが約10cmのスキージ状の装置で加えられる指圧を用いて前記基板に貼り合わせられる。熟練貼り付け者は、各フィルムを貼りながら僅かに伸ばしたり引っ張ったりして、前記合成画像を形成するのに使用された異なる前記パネルの間の位置合わせを維持する。そのような手動位置合わせは、前記画像化方法中に持ち込まれる任意の寸法誤差を補償するのに役立つ。また、前記パネルの長さを制限すると、目に見える誤差も減少する。しかし、各フィルムを整列させて付着させる工程は通常、労働集約的であり、一部の前記貼り付け者に関して高度の熟練を必要とする。更に、得られる合成画像の寿命は、前記フィルムを前記基板に正しく付着させる際の前記貼り付け者の技量に左右されることがある。
【0006】
発明の開示
本発明は、張力がかかった状態で互いに貼られ位置合わせされる複数枚のフィルムを用いて合成画像を基板上に形成する方法を提供する。前記フィルムは、それらの長さに分布された位置合わせ印を含み、それらの位置合わせ印を使用して、基板に貼り付け中に前記フィルムを分配する前記張力を変えることができる。
【0007】
基板に既に貼られたフィルム上の前記位置合わせ印を検出し、前記基板に分配され貼られているフィルム上の対応する位置合わせ印を検出することにより、異なる前記フィルム上の前記合成画像の異なる部分の間の位置合わせを前記フィルムの前記長さにわたって維持して、前記フィルムにより形成される前記合成画像のすべての部分を正確に整列させることができる。その位置合わせは、貼られる前記フィルムの張力を変えることにより制御される。
【0008】
後で貼られるフィルムを分配する前記張力を変えることにより後で貼られるフィルムの位置合わせを制御する機会を与えるのに少なくともある連続レベルの張力がかかった状態で第1のフィルムを含むすべてのフィルムを貼ることは得策である。例えば、所定の張力又は伸びで第1のフィルムを分配して貼ることもできる。次に、連続して貼られるフィルム上の前記張力又は伸びを前記第1のフィルムの所定の設定値の上および/又は下に変えて、位置合わせを制御することができる。
【0009】
本発明の種々の態様の他の利点は、合成画像の長さに沿って連続的に途切れなく延在しているフィルムを用いて合成画像を形成できることを含む。その結果、前記合成画像を形成する前記フィルムは、前記合成画像の前記長さに沿って互いに接するのに必要なフィルムを有することなく、1つの方向のみに重なり合うこともできる。ある態様において、前記フィルムおよびフィルムが形成する前記合成画像は、少なくとも約5m以上、少なくとも約10m以上の長さを有することもあり、場合によっては少なくとも約15m以上の長さを有することもある。また、前記フィルムをロールから分配するのが得策である。
【0010】
前記基板に既に貼られたフィルム上の前記位置合わせ印を、後で貼られるフィルムで覆うこともできる。前記画像を完成させるのに貼られる最後のフィルムに関して、最後のフィルムを前記基板に貼る前又は後に前記位置合わせ印を除去することもできる。他の代案は、肉眼で見えない位置合わせ印の使用、又は前記フィルムを前記基板に貼った後に洗浄可能である位置合わせ印の使用を含む。別の代案は、1つの表面上の感圧接着剤を含むフィルムを送出するのに使用されるライナ上の位置合わせ印の使用を含む。
【0011】
1つの態様において、本発明は、第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、前記第2のフィルムを前記基板に貼るステップとにより、合成画像を基板の上に設ける方法を提供する。前記第2のフィルムを分配する前記張力を絶えず加えることが好ましい。
【0012】
別の態様において、本発明は、第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、前記第2のフィルムの一部が前記第1のフィルム上の前記第1の位置合わせ印の上に位置決めされるように前記第2のフィルムを前記基板および前記第1のフィルムに貼るステップと、前記第2のフィルムから前記第2の位置合わせ印を除去するステップとにより、合成画像を基板の上に設ける方法を提供する。
【0013】
別の態様において、本発明は、長さと前記長さに直角な高さとを有する合成画像と、第1のフィルムの主面上の前記合成画像の第1の部分と、前記第1のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第1のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第1の位置合わせ印のパターンとを含む第1のフィルムと、第2のフィルムの主面上の前記合成画像の第2の部分と、前記第2のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第2のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第2の位置合わせ印のパターンとを含む第2のフィルムとを含む、画像グラフィックキットを提供する。
【0014】
本発明のこれらおよび他の特徴と利点は、本発明の幾つかの例示的実施形態に関連して後述される。
【0015】
発明の例示的実施形態の説明
本発明は、例えばトラック、建物、壁などの上の比較的大きいグラフィック画像の形成に関連して使用される。そのような画像は通常、画像を設置すべき環境に適したある印刷技法により画像が形成されているフィルムを用いて設けられる。そのようなフィルムの対向する主面には通常、例えば感圧接着剤、感熱接着剤などの接着剤が施されている。適当なフィルムは、これらに限定されないが、例えばポリ塩化ビニル、ポリオレフィン材料(例えばポリエチレン又はポリプロピレン)、ポリエステルなどを含む材料から成ってもよい。適当な画像化方法は、静電印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などを含むが、これらに限定されない。多くの場合、これらのフィルムには、前記画像と反対側に接着剤が施されている。適当な接着剤は、感圧接着剤、触圧接着剤、感熱接着剤などを含んでもよいが、これらに限定されない。他のフィルムおよび画像化方法を使用して、同様に適当な画像フィルムを設けることもできる。
【0016】
図1は、本発明に関連して有用な1枚の例示的フィルム10を示す。前記フィルム10の1つの主面16を図1に示し、その面はその上に配置される合成画像の部分30aを有する。前記フィルム10は、矢印11の方向に延在する長さ、および前記フィルム10の前記長さと直角に通常測定される両縁12および14間の幅を有する。
【0017】
合成画像の部分30aに加えて、前記フィルム10は、図示の実施形態で前記画像部分30aを配置する前記主面上に配置される位置合わせ印20も含む。前記位置合わせ印20は、種々の形態をとることもでき、前記フィルム10上の種々の位置に配置されることもできる。それらの形態又は前記フィルム10上の位置にかかわらず、前記位置合わせ印20を、前記画像部分30aに対して前記フィルム10の前記長さに沿って既知の位置に配置すべきである。前記印20を等間隔で前記フィルム10の前記長さに沿って分布することが好ましい場合もある。
【0018】
更に、全部同じサイズおよび/又は形状である位置合わせ印20を使用することが可能であるが、例えば合成画像の一端、貼られる前記フィルムの端部まで又はからの距離などを示すのに異なる形状又はサイズの位置合わせ印を含むのが好都合であることもある。特に前記画像の残りがロール内に覆い隠された状態で前記フィルムをロールの形態で供給する場合、貼り合わせ工程の開始で前記フィルムの正確な整列に役立つように前記合成画像の最初に異なる位置合わせ印を設けることが特に役立つこともある。
【0019】
任意の適当な形状、例えば長方形などを、前記位置合わせ印20に使用することもできる。長方形の位置合わせ印20を使用する場合、それらは、例えば前記フィルム10の前記長さに沿った0.125インチ(約3mm)などの寸法および(前記長さと直角な)前記フィルム10の前記幅を横切る約1インチ(2.5cm)の寸法を有することもできる。
【0020】
前記フィルム10の前記長さに沿って分布された長方形の位置合わせ印20を使用して、前記フィルム10の前記長さ(および前記フィルムにより形成される前記合成画像)に沿って位置合わせすることができる。しかし、そのような位置合わせ印は、前記フィルム10の前記長さ沿い以外の方向に位置合わせを行うのに特に有用でないこともある。しかし、図1Aに示す位置合わせ印20’は、前記フィルムをそれらの幅の方向(即ち、横ウェブ方向)に位置合わせするのに有用であることもある。
【0021】
前記位置合わせ印20’の各々は、前縁22’および後縁24’を含む。前記縁22’又は24’のうち少なくとも1つは、(矢印11’で示す)前記フィルムの前記長さに直角であることが好ましいが、必要ではない。しかし、前記前縁22’と後縁24’との間の距離は、フィルム幅の方向に変わるべきである。図示の前記位置合わせ印20’において、前記前縁22’と後縁24’との間の距離は、上端26’で最小、下端28’で最大に達する。前縁と後縁との間で可変距離を与える形状を有する位置合わせ印を、図1Aに示す三角印20’の代わりに使用することができるものとする。
【0022】
前記フィルムが適当な位置合わせ印センサのそばを通り過ぎて移動するときに、前記前縁22’および後縁24’が前記センサを通り過ぎるのに必要な時間を測定することができる。前記時間が増加している場合、前記フィルムが(固定位置センサに対して)図1Aの前記位置合わせ印20’の前記上端26’の方向に移動していることを意味する。前記時間が減少している場合、前記フィルムが逆方向に移動していることを意味する。これらの測定値に基づいて、前記フィルムを所望の方向に向けて前記画像の位置合わせを前記フィルムの前記長さに直角な方向に補正することができる。
【0023】
それらの形状にかかわらず、前記位置合わせ印20は、異なるフィルム上の前記合成画像30の前記部分をより詳しく後述されるように位置合わせすることができるようにそのフィルム上に設けられた任意の画像と少なくとも同じ長さである距離にわたって前記フィルム10の前記長さに沿って分布されることが好ましい。位置合わせを必要とする任意の画像を越えて延在する前記フィルム10のそれらの部分は、位置合わせ印20を含んでも含まなくてもよい。
【0024】
前記位置合わせ印20は、前記印20を形成するのに使用される材料によって目に見えても目に見えなくてもよい。ここに使用される場合、「目に見える」とは、前記印20を可視光線で人間の肉眼で見ることができることを意味する。ここに使用される場合、「目に見えない」とは、前記印20を可視光線で人間の肉眼で見ることができないことを意味する。目に見えない位置合わせ印は、前記印を形成するのに使用される材料に依存する種々の技法を用いて検出可能な材料で設けてもよい。実施例は、蛍光材料(例えば、適当な電磁線に暴露された場合に蛍光を発する材料)、磁性材料などを含むが、これらに限定されない。
【0025】
目に見えようと目に見えなかろうと、前記位置合わせ印20は洗浄可能であることもでき、ここに使用されるように用語「洗浄可能」は、例えば水、アルコールなどの溶剤を用いて前記印を前記フィルム10から除去できることを意味する。前記位置合わせ印は、洗浄剤又は他の組成物を有する又は有しない水を用いて洗浄可能であることが好ましい場合もある。そのような状況では、前記フィルム10を雨にさらすだけで好都合なことに前記印20を除去することもできる。
【0026】
フィルム10上の前記位置合わせ印20は、前記フィルム10の縁12の近くに配置されることが好ましい場合もある。このように配置された場合、前記位置合わせ印20を後で貼られるフィルムで覆うか(例えば図2参照)、前記印を配置した前記フィルム10の部分を除去するかの何れかであろう。前記位置合わせ印20が目に見えない又は洗浄可能である場合、それらを前記フィルム10上の任意の適当な位置に配置することもできる。
【0027】
図2は、フィルム10上の前記位置合わせ印20の上に貼られた第2のフィルム40の一部を示す。前記第2のフィルム40は、前記フィルム10上の前記合成画像30の前記部分30aに合致することが好ましい前記合成画像30の第2の部分30bを含む。図示のように、前記第2のフィルム40が前記基板上の位置にきた後に前記第1のフィルム10上の前記位置合わせ印20が目に見えないように前記第1のフィルム10上の前記位置合わせ印20を前記第2のフィルム40で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記位置合わせ印20が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0028】
また、前記第2のフィルム40は、2枚の前記フィルム10および40上の前記画像30の異なる部分を位置合わせするのに役立つ位置合わせ印(図示せず)を含むことが好ましい場合もある。しかし、何れのそのような印も、目に見えかつ洗浄不可能である場合、前記合成画像30の邪魔をしないように前記フィルム40から除去することが好ましい。何れのそのような位置合わせ印も除去する種々の技法が、図4について後述されている。
【0029】
図2は2枚のフィルムのみで設けられたグラフィック画像を示すが、本発明によって設けられた前記グラフィック画像を、合成画像全体の一部を各々が含む長さに直角な方向に配列された3枚以上のフィルムにより形成することもできる。使用されるフィルムの枚数にかかわらず、前記グラフィック画像を設けるのに使用されるフィルムはすべて、前記合成画像の少なくとも1つの方向に連続的に途切れなく延在していることが好ましい場合もある。
【0030】
図3は、合成画像130を基板上に設けるのに使用される3枚のフィルム110、140および160の例示的な組を示す。前記第1のフィルム110は位置合わせ印120を含み、前記第2のフィルム140は位置合わせ印150を含む。前記第2のフィルム140の一部を、フィルム110上の前記位置合わせ印120の上に貼ることが好ましい場合もある。前記第2のフィルム140は、前記第1のフィルム110上の第1の画像部分130aと合致することが好ましい第2の画像部分130bを含む。図示のように、前記第2のフィルム140が前記基板上の位置にきた後に前記第1のフィルム110上の前記位置合わせ印120が目に見えないように前記フィルム110上の前記位置合わせ印120を前記第2のフィルム140で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記位置合わせ印120が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0031】
前記第3のフィルム160の一部は、フィルム140上の前記位置合わせ印150の上に貼られることが好ましい。前記第3のフィルム160は、前記第2のフィルム140上の前記第2の画像部分130bに合致することが好ましい第3の画像部分130cを含む。図示のように、前記第3のフィルム160が前記基板上の位置にきた後に前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150が目に見えないように前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150を前記第3のフィルム160で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0032】
また、前記第3のフィルム160は、前記第3の画像部分130cを前記第3のフィルム140上の前記第2の画像部分130bに位置合わせするのに役立つ位置合わせ印(図示せず)を含むことが好ましい場合もある。しかし、何れのそのような印も、目に見えかつ洗浄不可能である場合、異なる前記フィルム上の異なる前記画像部分により形成される合成画像130全体の邪魔をしないように前記フィルム160から任意の適当な技法により除去することが好ましい。
【0033】
前記合成画像130を形成するのに使用される異なるフィルムは、望み通りに前記フィルムの長さ111に沿って全部同一方向又は異なる方向に貼られることもできる。
【0034】
図4は、本発明に従ってフィルムを貼り位置合わせして画像を形成するのに使用可能な1つの装置を示す。フィルム210を基板200に貼る前記装置を示す。前記フィルム210は、ロールの形態で供給されることが好ましい供給源270から供給される。前記フィルム210は、前記供給源270を出て、貼り合わせロール272およびニップロール274により形成されるニップを通って進む。前記ニップロール274はオプションであるものとする。
【0035】
好ましい前記フィルム210は、例えば感圧接着剤、触圧接着剤、感熱接着剤などの接着剤を用いて前記基板200に貼り付けられる。前記接着剤をライナで保護することが好ましい場合もある。接着剤208および保護ライナ206を含むフィルム210の1つの構造を、図4Aの部分拡大断面図に示す。グラフィック画像を保持するフィルムを基板に貼り合わせるのに使用される具体的な接着剤およびライナは、知られており、ここで更に詳しく説明しない。
【0036】
前記装置において、前記ライナ206は、貼り合わせロール272とオプションのニップロール274との間で形成される前記ニップで前記フィルム210から分離される。前記ニップロール274を除去した場合、前記ライナ206を前記供給ロール270で前記フィルム210から剥がすことができる。次に、露出した接着剤208を有する前記フィルム210を、基板200上の貼り合わせロール272により形成されるニップ点273で前記基板200に貼り合わせる。前記フィルム210の長さに沿って加えられた張力がかかった状態で、前記フィルム210を前記基板200に貼る。その張力は、前記フィルム210を前記基板200に貼り合わせるときに絶えず加えられることが好ましい。適当な最小張力レベルの例では、例えば約0.1%以上又は約0.5%以上の伸びを引き起こすこともある。上端で、適当な張力レベルは、前記フィルム210に約2%以下又は約1%以下の伸びを引き起こすことにより与えられることもある。
【0037】
前記ライナ206をまだ貼り付けながら前記伸びを前記フィルム210に伝えるべきである場合、前記ライナ206に使用される材料の選択は前記フィルム210を伸ばす必要性と一貫しているべきであることに留意すべきである。換言すれば、前記ライナ206は、フィルム/接着剤/ライナ合成物の伸びを妨げるべきではない。
【0038】
同一画像の一部を各々が含む多数枚のフィルムを基板上に貼る場合、例えば貼られるときにフィルム内で1%の定伸びを引き起こすことにより定張力で第1のフィルムを貼ることが好ましいこともある。次に、異なる前記フィルム間で位置合わせを制御する必要に応じて前記第1のフィルムを貼るのに使用される設定値を中心として張力が変わる状態で、同様に連続フィルムをある張力で貼る。
【0039】
ウェブの処理で使用される任意の適当な技法により、フィルム210上の前記張力を加えることができる。1つの実施形態では、フィルム210の前記供給源270を供給する前記ロールを、例えば空気ブレーキ、磁粉ブレーキなどのブレーキと作動的に接続されたマンドレルに取り付けることができる。供給源270の前記ロールに対してロール272および274を増速駆動することにより、張力を与える別の可能な技法を提供することもできる。張力をウェブに与える多くの他の技法は、当業者に知られている。
【0040】
また、図4に示す前記装置は、1つの適当な方法により位置合わせを制御するのに使用される構成要素も含む。それらの構成要素の中には、前記基板200上に既に配置されたフィルム上の位置合わせ印を検出するのに配置された基準センサ280がある。位置合わせ制御に使用される別の構成要素は、前記フィルム210を前記基板に貼り合わせるときに前記基板200に沿って距離を測定するのに使用される距離センサ282である。位置合わせ制御に使用される第3の構成要素は、前記基板200への貼り付け中に前記フィルム210上の位置合わせ印を検出するのに取り付けられたフィルムセンサ284である。
【0041】
これらの位置合わせ制御構成要素の各々を、図5のブロック図に示す。種々の前記センサは、順に張力制御システム288と作動的に接続された制御器286に接続されている。前記張力制御システム288は、ブレーキ又は他の適当なウェブ張力制御装置(例えば駆動ロールなどを含む)であってもよい。
【0042】
使用される前記ウェブ張力制御システムの実際の形態にかかわらず、前記フィルム210を前記基板に貼り合わせるときにウェブ張力を制御するのに前記センサ280、282および284を次の通り使用することもできる。しかし、次のような方法は張力制御の一例のみを表しており、多くの他の代替技法を使用することができるものとする。
【0043】
例示的方法では、前記基板200上に既に貼られたフィルム上の位置合わせ印と前記基板200に貼られる前記フィルム210との間の、例えば約2インチ(約5cm)の等間隔に依拠する。前記距離センサ282を、基準ホイール上に取り付けられたパルス発生器の形態で設けることもできる。距離センサ282の前記パルス発生器は、1インチ(2.5cm)の距離にわたって均等に分布された既知のパルス数、例えば200パルスを供給する。
【0044】
また、前記例示的方法では、(貼り合わせロール272と基板200との間に形成される)ニップ点273から前記基準センサ280が離れている距離(d1)に依拠する。その基準距離d1は、既知の値だけ前記フィルムセンサ284と前記ニップ点273との間の距離(d2)と異なることが好ましい。1つの例示的方法において、距離d1およびd2の間の差は、前記フィルム上の前記位置合わせ印の間の距離、例えば約1インチ(2.5cm)の1/2と等しいことが好ましい場合もある。
【0045】
前記フィルム210の貼り付け中、まず、前記基準センサ280は、基板200上の貼られたフィルム上の基準位置合わせ印を検出し、これにより、前記制御器286を合図して、前記距離センサ284により供給されるパルスを数えるカウンタを開始する。前記位置合わせ印のd1およびd2の間の距離におけるオフセットは約1インチ(2.5cm)であるので、制御器286内の前記カウンタは、前記フィルムセンサ284が前記フィルム210上のその第1の位置合わせ印を検出すると(200が、約2インチ(5cm)離れて配置された位置合わせ印の間で生成される400パルスの1/2であるので)理想的には約200であるべきである。前記カウンタが所期の範囲外、例えば210パルスを超える又は190パルス未満である場合、前記張力制御システム288を前記制御器286により合図して、前記基板200上に既に配置されたフィルムに前記フィルム210を位置合わせさせる必要に応じて張力を増減することができる。
【0046】
種々の位置合わせ制御構成要素を図4に示すものの代わりに使用することができるものとする。更に、位置合わせを制御するのに使用される手法は変わってもよい。しかし、最終的な結果として、貼り付け中に前記フィルム210上の張力を変えて位置合わせ制御を行うということである。
【0047】
また、図4は、貼られる前記フィルム210から前記位置合わせ印を除去する1つの例示的装置を示し、前記位置合わせ印は前記フィルムの縁に沿って配置されている(例えば図1参照)。図示の除去装置を、支持体292に対して前記フィルム210に作用する刻みナイフ290の形態で設けることもできる。前記ナイフ290を用いて(前記ライナ206を無傷のまま残して)前記フィルム210自体のみを切断したり刻んだりすることもでき、又は前記ナイフを用いて前記フィルム210および前記ライナ206の両方に切り込むこともできる。前記フィルム210のみを切断したり刻んだりする場合、貼り合わせロール272およびニップロール274により形成される前記ニップで前記位置合わせ印を含む前記フィルムの部分をライナ206と一緒に除去する。
【0048】
本発明に従ってフィルムを貼り合わせるのに使用できる他の可能な装置は、「流体ニップ貼り付け装置および同装置の使用方法」と称する同一出願人による同時係属米国特許出願第09/236,807号(1999年1月25日出願)、「真空支援貼り合わせ装置および同装置の使用方法」と称する米国特許出願第09/491,106号(2000年1月25日出願)、および「操縦式真空支援貼り合わせ装置および使用方法」と称する米国特許出願第09/576,624号(2000年5月23日出願)に記載されている。これらの書類に記載の種々の前記装置では、貼り合わせ工程に役立つ減圧キャビティを使用している。ここに記載のように貼り合わせ中に前記フィルムについて位置合わせ制御を行う適当なセンサおよび制御器を有するこれらの装置の装備は、追加の利点を供することもできる。
【0049】
先行する具体的な実施形態は、本発明の実施の例示である。この発明は、この書類に具体的に記載されていない任意の要素又は項目が無い状態で適当に実施されることもできる。
【0050】
この発明の種々の修正および変更は、この発明の範囲から逸脱することなく当業者に明らかになり、この発明はここに記載の例示的実施形態に不当に制限されるべきではないが、請求の範囲に記載の制限およびそれらの制限と均等な物により制約されるべきものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フィルム上に配置された位置合わせ印を含むフィルムの一部を示す。
【図1A】
本発明に関連して有用な1組の位置合わせ印の拡大図である。
【図2】
フィルム上に配置された位置合わせ印を両方のフィルムが含む、基板に貼られる2枚のフィルムの一部を示す。
【図3】
本発明に従って3枚のフィルムにより形成される画像を示す。
【図4】
本発明に従ってフィルムを基板に分配して貼る1つの装置および方法の通し図である。
【図4A】
図4で分配されている前記フィルムの部分拡大断面図である。
【図5】
図4に示す前記装置に関連して有用な1つの制御システムの略図である。
発明の分野
本発明は、グラフィック画像フィルムの分野に関する。より詳しくは、本発明は、フィルムを基板に貼るときにフィルム上の合成グラフィック画像を位置合わせする方法、および合成画像を形成するのに用いられるフィルムを含むキットを提供する。
【0002】
発明の背景
上に形成された合成画像の相補部分を有する多数枚のフィルムを用いて形成された合成画像は、例えばトラック、看板および他の大きい表面の上の広告のために使用されることが多い。前記画像は、前記画像を設けるフィルムの製造および貼り付けにおけるサイズの制約のために多数枚のフィルムを用いた合成物として設けられる必要があることが多く、即ち、画像全体を含むのに十分大きい1枚のフィルムは、製造するおよび/又は貼るのが不可能であることがある。
【0003】
フィルムによるグラフィック画像は通常、(特にディジタル画像化方法を使用する場合に)制限のない長さで作成可能であるが、前記画像化方法中の変動が、フィルム上の前記画像の製造長に誤差を持ち込むこともある。例えば、製造中のブレーキ張力の差は、0.1%の製造フィルム長の差を容易に引き起こすことがある。熟練貼り付け者は設置中にフィルム寸法を調整することができるので、比較的小さいパネルを用いた既知の手動貼り付け技法でこれらの誤差を吸収することができる。しかし、例えば長さが53フィート(16m)であるセミトレーラなどの大きい表面に前記フィルムを貼るべきである場合、2枚の異なるフィルム上の前記画像における前記誤差は、通常許容できない約0.5インチ(1.25cm)であることもある。
【0004】
画像化中に長いフィルムに持ち込まれることがある寸法許容誤差に加えて、非常に長いフィルムは、従来の技法により処理して貼るのも難しい。その結果、合成画像全体は通常、例えば幅が36〜48インチ(約1〜1.25m)で長さが8〜9フィート(約2.5〜3m)であるフィルムのパネルを数多く用いて形成される。各パネルは前記合成画像の一部を含み、よって、前記パネルを互いに正しく整列させて見る者に高品質の合成画像を見せる必要がある。
【0005】
前記合成画像は、殆どの場合感圧接着剤を用いて前記フィルムを基板に手で付着させることにより前記基板上に形成される。貼り付け者は通常、各フィルムの上端部で始まり、前記接着剤を保護するのに用いられたライナを除去しながら、最低部に向かって作業する。前記フィルムは、長さが約10cmのスキージ状の装置で加えられる指圧を用いて前記基板に貼り合わせられる。熟練貼り付け者は、各フィルムを貼りながら僅かに伸ばしたり引っ張ったりして、前記合成画像を形成するのに使用された異なる前記パネルの間の位置合わせを維持する。そのような手動位置合わせは、前記画像化方法中に持ち込まれる任意の寸法誤差を補償するのに役立つ。また、前記パネルの長さを制限すると、目に見える誤差も減少する。しかし、各フィルムを整列させて付着させる工程は通常、労働集約的であり、一部の前記貼り付け者に関して高度の熟練を必要とする。更に、得られる合成画像の寿命は、前記フィルムを前記基板に正しく付着させる際の前記貼り付け者の技量に左右されることがある。
【0006】
発明の開示
本発明は、張力がかかった状態で互いに貼られ位置合わせされる複数枚のフィルムを用いて合成画像を基板上に形成する方法を提供する。前記フィルムは、それらの長さに分布された位置合わせ印を含み、それらの位置合わせ印を使用して、基板に貼り付け中に前記フィルムを分配する前記張力を変えることができる。
【0007】
基板に既に貼られたフィルム上の前記位置合わせ印を検出し、前記基板に分配され貼られているフィルム上の対応する位置合わせ印を検出することにより、異なる前記フィルム上の前記合成画像の異なる部分の間の位置合わせを前記フィルムの前記長さにわたって維持して、前記フィルムにより形成される前記合成画像のすべての部分を正確に整列させることができる。その位置合わせは、貼られる前記フィルムの張力を変えることにより制御される。
【0008】
後で貼られるフィルムを分配する前記張力を変えることにより後で貼られるフィルムの位置合わせを制御する機会を与えるのに少なくともある連続レベルの張力がかかった状態で第1のフィルムを含むすべてのフィルムを貼ることは得策である。例えば、所定の張力又は伸びで第1のフィルムを分配して貼ることもできる。次に、連続して貼られるフィルム上の前記張力又は伸びを前記第1のフィルムの所定の設定値の上および/又は下に変えて、位置合わせを制御することができる。
【0009】
本発明の種々の態様の他の利点は、合成画像の長さに沿って連続的に途切れなく延在しているフィルムを用いて合成画像を形成できることを含む。その結果、前記合成画像を形成する前記フィルムは、前記合成画像の前記長さに沿って互いに接するのに必要なフィルムを有することなく、1つの方向のみに重なり合うこともできる。ある態様において、前記フィルムおよびフィルムが形成する前記合成画像は、少なくとも約5m以上、少なくとも約10m以上の長さを有することもあり、場合によっては少なくとも約15m以上の長さを有することもある。また、前記フィルムをロールから分配するのが得策である。
【0010】
前記基板に既に貼られたフィルム上の前記位置合わせ印を、後で貼られるフィルムで覆うこともできる。前記画像を完成させるのに貼られる最後のフィルムに関して、最後のフィルムを前記基板に貼る前又は後に前記位置合わせ印を除去することもできる。他の代案は、肉眼で見えない位置合わせ印の使用、又は前記フィルムを前記基板に貼った後に洗浄可能である位置合わせ印の使用を含む。別の代案は、1つの表面上の感圧接着剤を含むフィルムを送出するのに使用されるライナ上の位置合わせ印の使用を含む。
【0011】
1つの態様において、本発明は、第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、前記第2のフィルムを前記基板に貼るステップとにより、合成画像を基板の上に設ける方法を提供する。前記第2のフィルムを分配する前記張力を絶えず加えることが好ましい。
【0012】
別の態様において、本発明は、第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、前記第2のフィルムの一部が前記第1のフィルム上の前記第1の位置合わせ印の上に位置決めされるように前記第2のフィルムを前記基板および前記第1のフィルムに貼るステップと、前記第2のフィルムから前記第2の位置合わせ印を除去するステップとにより、合成画像を基板の上に設ける方法を提供する。
【0013】
別の態様において、本発明は、長さと前記長さに直角な高さとを有する合成画像と、第1のフィルムの主面上の前記合成画像の第1の部分と、前記第1のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第1のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第1の位置合わせ印のパターンとを含む第1のフィルムと、第2のフィルムの主面上の前記合成画像の第2の部分と、前記第2のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第2のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第2の位置合わせ印のパターンとを含む第2のフィルムとを含む、画像グラフィックキットを提供する。
【0014】
本発明のこれらおよび他の特徴と利点は、本発明の幾つかの例示的実施形態に関連して後述される。
【0015】
発明の例示的実施形態の説明
本発明は、例えばトラック、建物、壁などの上の比較的大きいグラフィック画像の形成に関連して使用される。そのような画像は通常、画像を設置すべき環境に適したある印刷技法により画像が形成されているフィルムを用いて設けられる。そのようなフィルムの対向する主面には通常、例えば感圧接着剤、感熱接着剤などの接着剤が施されている。適当なフィルムは、これらに限定されないが、例えばポリ塩化ビニル、ポリオレフィン材料(例えばポリエチレン又はポリプロピレン)、ポリエステルなどを含む材料から成ってもよい。適当な画像化方法は、静電印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などを含むが、これらに限定されない。多くの場合、これらのフィルムには、前記画像と反対側に接着剤が施されている。適当な接着剤は、感圧接着剤、触圧接着剤、感熱接着剤などを含んでもよいが、これらに限定されない。他のフィルムおよび画像化方法を使用して、同様に適当な画像フィルムを設けることもできる。
【0016】
図1は、本発明に関連して有用な1枚の例示的フィルム10を示す。前記フィルム10の1つの主面16を図1に示し、その面はその上に配置される合成画像の部分30aを有する。前記フィルム10は、矢印11の方向に延在する長さ、および前記フィルム10の前記長さと直角に通常測定される両縁12および14間の幅を有する。
【0017】
合成画像の部分30aに加えて、前記フィルム10は、図示の実施形態で前記画像部分30aを配置する前記主面上に配置される位置合わせ印20も含む。前記位置合わせ印20は、種々の形態をとることもでき、前記フィルム10上の種々の位置に配置されることもできる。それらの形態又は前記フィルム10上の位置にかかわらず、前記位置合わせ印20を、前記画像部分30aに対して前記フィルム10の前記長さに沿って既知の位置に配置すべきである。前記印20を等間隔で前記フィルム10の前記長さに沿って分布することが好ましい場合もある。
【0018】
更に、全部同じサイズおよび/又は形状である位置合わせ印20を使用することが可能であるが、例えば合成画像の一端、貼られる前記フィルムの端部まで又はからの距離などを示すのに異なる形状又はサイズの位置合わせ印を含むのが好都合であることもある。特に前記画像の残りがロール内に覆い隠された状態で前記フィルムをロールの形態で供給する場合、貼り合わせ工程の開始で前記フィルムの正確な整列に役立つように前記合成画像の最初に異なる位置合わせ印を設けることが特に役立つこともある。
【0019】
任意の適当な形状、例えば長方形などを、前記位置合わせ印20に使用することもできる。長方形の位置合わせ印20を使用する場合、それらは、例えば前記フィルム10の前記長さに沿った0.125インチ(約3mm)などの寸法および(前記長さと直角な)前記フィルム10の前記幅を横切る約1インチ(2.5cm)の寸法を有することもできる。
【0020】
前記フィルム10の前記長さに沿って分布された長方形の位置合わせ印20を使用して、前記フィルム10の前記長さ(および前記フィルムにより形成される前記合成画像)に沿って位置合わせすることができる。しかし、そのような位置合わせ印は、前記フィルム10の前記長さ沿い以外の方向に位置合わせを行うのに特に有用でないこともある。しかし、図1Aに示す位置合わせ印20’は、前記フィルムをそれらの幅の方向(即ち、横ウェブ方向)に位置合わせするのに有用であることもある。
【0021】
前記位置合わせ印20’の各々は、前縁22’および後縁24’を含む。前記縁22’又は24’のうち少なくとも1つは、(矢印11’で示す)前記フィルムの前記長さに直角であることが好ましいが、必要ではない。しかし、前記前縁22’と後縁24’との間の距離は、フィルム幅の方向に変わるべきである。図示の前記位置合わせ印20’において、前記前縁22’と後縁24’との間の距離は、上端26’で最小、下端28’で最大に達する。前縁と後縁との間で可変距離を与える形状を有する位置合わせ印を、図1Aに示す三角印20’の代わりに使用することができるものとする。
【0022】
前記フィルムが適当な位置合わせ印センサのそばを通り過ぎて移動するときに、前記前縁22’および後縁24’が前記センサを通り過ぎるのに必要な時間を測定することができる。前記時間が増加している場合、前記フィルムが(固定位置センサに対して)図1Aの前記位置合わせ印20’の前記上端26’の方向に移動していることを意味する。前記時間が減少している場合、前記フィルムが逆方向に移動していることを意味する。これらの測定値に基づいて、前記フィルムを所望の方向に向けて前記画像の位置合わせを前記フィルムの前記長さに直角な方向に補正することができる。
【0023】
それらの形状にかかわらず、前記位置合わせ印20は、異なるフィルム上の前記合成画像30の前記部分をより詳しく後述されるように位置合わせすることができるようにそのフィルム上に設けられた任意の画像と少なくとも同じ長さである距離にわたって前記フィルム10の前記長さに沿って分布されることが好ましい。位置合わせを必要とする任意の画像を越えて延在する前記フィルム10のそれらの部分は、位置合わせ印20を含んでも含まなくてもよい。
【0024】
前記位置合わせ印20は、前記印20を形成するのに使用される材料によって目に見えても目に見えなくてもよい。ここに使用される場合、「目に見える」とは、前記印20を可視光線で人間の肉眼で見ることができることを意味する。ここに使用される場合、「目に見えない」とは、前記印20を可視光線で人間の肉眼で見ることができないことを意味する。目に見えない位置合わせ印は、前記印を形成するのに使用される材料に依存する種々の技法を用いて検出可能な材料で設けてもよい。実施例は、蛍光材料(例えば、適当な電磁線に暴露された場合に蛍光を発する材料)、磁性材料などを含むが、これらに限定されない。
【0025】
目に見えようと目に見えなかろうと、前記位置合わせ印20は洗浄可能であることもでき、ここに使用されるように用語「洗浄可能」は、例えば水、アルコールなどの溶剤を用いて前記印を前記フィルム10から除去できることを意味する。前記位置合わせ印は、洗浄剤又は他の組成物を有する又は有しない水を用いて洗浄可能であることが好ましい場合もある。そのような状況では、前記フィルム10を雨にさらすだけで好都合なことに前記印20を除去することもできる。
【0026】
フィルム10上の前記位置合わせ印20は、前記フィルム10の縁12の近くに配置されることが好ましい場合もある。このように配置された場合、前記位置合わせ印20を後で貼られるフィルムで覆うか(例えば図2参照)、前記印を配置した前記フィルム10の部分を除去するかの何れかであろう。前記位置合わせ印20が目に見えない又は洗浄可能である場合、それらを前記フィルム10上の任意の適当な位置に配置することもできる。
【0027】
図2は、フィルム10上の前記位置合わせ印20の上に貼られた第2のフィルム40の一部を示す。前記第2のフィルム40は、前記フィルム10上の前記合成画像30の前記部分30aに合致することが好ましい前記合成画像30の第2の部分30bを含む。図示のように、前記第2のフィルム40が前記基板上の位置にきた後に前記第1のフィルム10上の前記位置合わせ印20が目に見えないように前記第1のフィルム10上の前記位置合わせ印20を前記第2のフィルム40で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記位置合わせ印20が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0028】
また、前記第2のフィルム40は、2枚の前記フィルム10および40上の前記画像30の異なる部分を位置合わせするのに役立つ位置合わせ印(図示せず)を含むことが好ましい場合もある。しかし、何れのそのような印も、目に見えかつ洗浄不可能である場合、前記合成画像30の邪魔をしないように前記フィルム40から除去することが好ましい。何れのそのような位置合わせ印も除去する種々の技法が、図4について後述されている。
【0029】
図2は2枚のフィルムのみで設けられたグラフィック画像を示すが、本発明によって設けられた前記グラフィック画像を、合成画像全体の一部を各々が含む長さに直角な方向に配列された3枚以上のフィルムにより形成することもできる。使用されるフィルムの枚数にかかわらず、前記グラフィック画像を設けるのに使用されるフィルムはすべて、前記合成画像の少なくとも1つの方向に連続的に途切れなく延在していることが好ましい場合もある。
【0030】
図3は、合成画像130を基板上に設けるのに使用される3枚のフィルム110、140および160の例示的な組を示す。前記第1のフィルム110は位置合わせ印120を含み、前記第2のフィルム140は位置合わせ印150を含む。前記第2のフィルム140の一部を、フィルム110上の前記位置合わせ印120の上に貼ることが好ましい場合もある。前記第2のフィルム140は、前記第1のフィルム110上の第1の画像部分130aと合致することが好ましい第2の画像部分130bを含む。図示のように、前記第2のフィルム140が前記基板上の位置にきた後に前記第1のフィルム110上の前記位置合わせ印120が目に見えないように前記フィルム110上の前記位置合わせ印120を前記第2のフィルム140で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記位置合わせ印120が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0031】
前記第3のフィルム160の一部は、フィルム140上の前記位置合わせ印150の上に貼られることが好ましい。前記第3のフィルム160は、前記第2のフィルム140上の前記第2の画像部分130bに合致することが好ましい第3の画像部分130cを含む。図示のように、前記第3のフィルム160が前記基板上の位置にきた後に前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150が目に見えないように前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150を前記第3のフィルム160で覆うことが好ましい場合もある。しかし、前記第2のフィルム140上の前記位置合わせ印150が目に見えない、洗浄可能などである場合、これは必要でないこともある。
【0032】
また、前記第3のフィルム160は、前記第3の画像部分130cを前記第3のフィルム140上の前記第2の画像部分130bに位置合わせするのに役立つ位置合わせ印(図示せず)を含むことが好ましい場合もある。しかし、何れのそのような印も、目に見えかつ洗浄不可能である場合、異なる前記フィルム上の異なる前記画像部分により形成される合成画像130全体の邪魔をしないように前記フィルム160から任意の適当な技法により除去することが好ましい。
【0033】
前記合成画像130を形成するのに使用される異なるフィルムは、望み通りに前記フィルムの長さ111に沿って全部同一方向又は異なる方向に貼られることもできる。
【0034】
図4は、本発明に従ってフィルムを貼り位置合わせして画像を形成するのに使用可能な1つの装置を示す。フィルム210を基板200に貼る前記装置を示す。前記フィルム210は、ロールの形態で供給されることが好ましい供給源270から供給される。前記フィルム210は、前記供給源270を出て、貼り合わせロール272およびニップロール274により形成されるニップを通って進む。前記ニップロール274はオプションであるものとする。
【0035】
好ましい前記フィルム210は、例えば感圧接着剤、触圧接着剤、感熱接着剤などの接着剤を用いて前記基板200に貼り付けられる。前記接着剤をライナで保護することが好ましい場合もある。接着剤208および保護ライナ206を含むフィルム210の1つの構造を、図4Aの部分拡大断面図に示す。グラフィック画像を保持するフィルムを基板に貼り合わせるのに使用される具体的な接着剤およびライナは、知られており、ここで更に詳しく説明しない。
【0036】
前記装置において、前記ライナ206は、貼り合わせロール272とオプションのニップロール274との間で形成される前記ニップで前記フィルム210から分離される。前記ニップロール274を除去した場合、前記ライナ206を前記供給ロール270で前記フィルム210から剥がすことができる。次に、露出した接着剤208を有する前記フィルム210を、基板200上の貼り合わせロール272により形成されるニップ点273で前記基板200に貼り合わせる。前記フィルム210の長さに沿って加えられた張力がかかった状態で、前記フィルム210を前記基板200に貼る。その張力は、前記フィルム210を前記基板200に貼り合わせるときに絶えず加えられることが好ましい。適当な最小張力レベルの例では、例えば約0.1%以上又は約0.5%以上の伸びを引き起こすこともある。上端で、適当な張力レベルは、前記フィルム210に約2%以下又は約1%以下の伸びを引き起こすことにより与えられることもある。
【0037】
前記ライナ206をまだ貼り付けながら前記伸びを前記フィルム210に伝えるべきである場合、前記ライナ206に使用される材料の選択は前記フィルム210を伸ばす必要性と一貫しているべきであることに留意すべきである。換言すれば、前記ライナ206は、フィルム/接着剤/ライナ合成物の伸びを妨げるべきではない。
【0038】
同一画像の一部を各々が含む多数枚のフィルムを基板上に貼る場合、例えば貼られるときにフィルム内で1%の定伸びを引き起こすことにより定張力で第1のフィルムを貼ることが好ましいこともある。次に、異なる前記フィルム間で位置合わせを制御する必要に応じて前記第1のフィルムを貼るのに使用される設定値を中心として張力が変わる状態で、同様に連続フィルムをある張力で貼る。
【0039】
ウェブの処理で使用される任意の適当な技法により、フィルム210上の前記張力を加えることができる。1つの実施形態では、フィルム210の前記供給源270を供給する前記ロールを、例えば空気ブレーキ、磁粉ブレーキなどのブレーキと作動的に接続されたマンドレルに取り付けることができる。供給源270の前記ロールに対してロール272および274を増速駆動することにより、張力を与える別の可能な技法を提供することもできる。張力をウェブに与える多くの他の技法は、当業者に知られている。
【0040】
また、図4に示す前記装置は、1つの適当な方法により位置合わせを制御するのに使用される構成要素も含む。それらの構成要素の中には、前記基板200上に既に配置されたフィルム上の位置合わせ印を検出するのに配置された基準センサ280がある。位置合わせ制御に使用される別の構成要素は、前記フィルム210を前記基板に貼り合わせるときに前記基板200に沿って距離を測定するのに使用される距離センサ282である。位置合わせ制御に使用される第3の構成要素は、前記基板200への貼り付け中に前記フィルム210上の位置合わせ印を検出するのに取り付けられたフィルムセンサ284である。
【0041】
これらの位置合わせ制御構成要素の各々を、図5のブロック図に示す。種々の前記センサは、順に張力制御システム288と作動的に接続された制御器286に接続されている。前記張力制御システム288は、ブレーキ又は他の適当なウェブ張力制御装置(例えば駆動ロールなどを含む)であってもよい。
【0042】
使用される前記ウェブ張力制御システムの実際の形態にかかわらず、前記フィルム210を前記基板に貼り合わせるときにウェブ張力を制御するのに前記センサ280、282および284を次の通り使用することもできる。しかし、次のような方法は張力制御の一例のみを表しており、多くの他の代替技法を使用することができるものとする。
【0043】
例示的方法では、前記基板200上に既に貼られたフィルム上の位置合わせ印と前記基板200に貼られる前記フィルム210との間の、例えば約2インチ(約5cm)の等間隔に依拠する。前記距離センサ282を、基準ホイール上に取り付けられたパルス発生器の形態で設けることもできる。距離センサ282の前記パルス発生器は、1インチ(2.5cm)の距離にわたって均等に分布された既知のパルス数、例えば200パルスを供給する。
【0044】
また、前記例示的方法では、(貼り合わせロール272と基板200との間に形成される)ニップ点273から前記基準センサ280が離れている距離(d1)に依拠する。その基準距離d1は、既知の値だけ前記フィルムセンサ284と前記ニップ点273との間の距離(d2)と異なることが好ましい。1つの例示的方法において、距離d1およびd2の間の差は、前記フィルム上の前記位置合わせ印の間の距離、例えば約1インチ(2.5cm)の1/2と等しいことが好ましい場合もある。
【0045】
前記フィルム210の貼り付け中、まず、前記基準センサ280は、基板200上の貼られたフィルム上の基準位置合わせ印を検出し、これにより、前記制御器286を合図して、前記距離センサ284により供給されるパルスを数えるカウンタを開始する。前記位置合わせ印のd1およびd2の間の距離におけるオフセットは約1インチ(2.5cm)であるので、制御器286内の前記カウンタは、前記フィルムセンサ284が前記フィルム210上のその第1の位置合わせ印を検出すると(200が、約2インチ(5cm)離れて配置された位置合わせ印の間で生成される400パルスの1/2であるので)理想的には約200であるべきである。前記カウンタが所期の範囲外、例えば210パルスを超える又は190パルス未満である場合、前記張力制御システム288を前記制御器286により合図して、前記基板200上に既に配置されたフィルムに前記フィルム210を位置合わせさせる必要に応じて張力を増減することができる。
【0046】
種々の位置合わせ制御構成要素を図4に示すものの代わりに使用することができるものとする。更に、位置合わせを制御するのに使用される手法は変わってもよい。しかし、最終的な結果として、貼り付け中に前記フィルム210上の張力を変えて位置合わせ制御を行うということである。
【0047】
また、図4は、貼られる前記フィルム210から前記位置合わせ印を除去する1つの例示的装置を示し、前記位置合わせ印は前記フィルムの縁に沿って配置されている(例えば図1参照)。図示の除去装置を、支持体292に対して前記フィルム210に作用する刻みナイフ290の形態で設けることもできる。前記ナイフ290を用いて(前記ライナ206を無傷のまま残して)前記フィルム210自体のみを切断したり刻んだりすることもでき、又は前記ナイフを用いて前記フィルム210および前記ライナ206の両方に切り込むこともできる。前記フィルム210のみを切断したり刻んだりする場合、貼り合わせロール272およびニップロール274により形成される前記ニップで前記位置合わせ印を含む前記フィルムの部分をライナ206と一緒に除去する。
【0048】
本発明に従ってフィルムを貼り合わせるのに使用できる他の可能な装置は、「流体ニップ貼り付け装置および同装置の使用方法」と称する同一出願人による同時係属米国特許出願第09/236,807号(1999年1月25日出願)、「真空支援貼り合わせ装置および同装置の使用方法」と称する米国特許出願第09/491,106号(2000年1月25日出願)、および「操縦式真空支援貼り合わせ装置および使用方法」と称する米国特許出願第09/576,624号(2000年5月23日出願)に記載されている。これらの書類に記載の種々の前記装置では、貼り合わせ工程に役立つ減圧キャビティを使用している。ここに記載のように貼り合わせ中に前記フィルムについて位置合わせ制御を行う適当なセンサおよび制御器を有するこれらの装置の装備は、追加の利点を供することもできる。
【0049】
先行する具体的な実施形態は、本発明の実施の例示である。この発明は、この書類に具体的に記載されていない任意の要素又は項目が無い状態で適当に実施されることもできる。
【0050】
この発明の種々の修正および変更は、この発明の範囲から逸脱することなく当業者に明らかになり、この発明はここに記載の例示的実施形態に不当に制限されるべきではないが、請求の範囲に記載の制限およびそれらの制限と均等な物により制約されるべきものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フィルム上に配置された位置合わせ印を含むフィルムの一部を示す。
【図1A】
本発明に関連して有用な1組の位置合わせ印の拡大図である。
【図2】
フィルム上に配置された位置合わせ印を両方のフィルムが含む、基板に貼られる2枚のフィルムの一部を示す。
【図3】
本発明に従って3枚のフィルムにより形成される画像を示す。
【図4】
本発明に従ってフィルムを基板に分配して貼る1つの装置および方法の通し図である。
【図4A】
図4で分配されている前記フィルムの部分拡大断面図である。
【図5】
図4に示す前記装置に関連して有用な1つの制御システムの略図である。
Claims (32)
- 第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、
第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、
前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、
前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、
前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、
前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、
前記第2のフィルムを前記基板に貼るステップと、
を含む、合成画像を基板の上に設ける方法。 - 前記第2のフィルムを分配する前記張力が、前記分配中に前記第2のフィルムに絶えず加えられる、請求項1記載の方法。
- 前記第1の位置合わせ印が前記第2のフィルムを前記基板に貼る前に目に見え、更に前記第2のフィルムを貼るステップが前記第1の位置合わせ印の上に前記第2のフィルムを位置決めするステップを含む、請求項1記載の方法。
- 前記第2の位置合わせ印が目に見える、請求項1記載の方法。
- 前記第2のフィルムから前記第2の位置合わせ印の少なくとも一部を除去するステップを更に含む、請求項4記載の方法。
- 前記除去するステップが、前記第2のフィルムの一部を除去するステップを含む、請求項5記載の方法。
- 前記除去するステップが、前記第2のフィルムを前記基板に貼る前に行われる、請求項6記載の方法。
- 前記第1の位置合わせ印が目に見えない、請求項1記載の方法。
- 前記第1の位置合わせ印が洗浄可能である、請求項1記載の方法。
- 前記第2の位置合わせ印が目に見えない、請求項1記載の方法。
- 前記第2の位置合わせ印が洗浄可能である、請求項1記載の方法。
- 前記第2のフィルムが、分配されたライナに貼り付けられる、請求項1記載の方法。
- 前記第1および第2の位置合わせ印が等間隔で分布されている、請求項1記載の方法。
- 前記第2のフィルムがロールから分配される、請求項1記載の方法。
- 前記第2のフィルムが外端部の近くに方向表示器を含む、請求項14記載の方法。
- 前記第1および第2のフィルムが各々それらの長さに直角な幅を含み、前記方法が前記第1および第2のフィルムの前記幅を横切って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップを更に含む、請求項1記載の方法。
- 前記第1および第2のフィルムの前記幅を横切って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップが前記第2の位置合わせ印の前縁と後縁との間の距離を検出するステップを含み、その距離が前記第2のフィルムの前記幅を横切る位置を示す、請求項16記載の方法。
- 前記第1のフィルムを前記基板の上に供給するステップが、張力がかかった状態で前記第1のフィルムを前記基板に貼るステップを含む、請求項1記載の方法。
- 前記第1のフィルムが、前記第1のフィルムをロールから分配することにより前記基板に貼られる、請求項1記載の方法。
- 前記合成画像、第1のフィルムおよび第2のフィルムが各々、少なくとも約5mの連続長から成る、請求項1記載の方法。
- 前記合成画像、第1のフィルムおよび第2のフィルムが各々、少なくとも約10mの連続長から成る、請求項1記載の方法。
- 第1のフィルムを基板の上に供給するステップであって、前記第1のフィルムが前記第1のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第1の位置合わせ印と合成画像の第1の部分とを含むステップと、
第2のフィルムを供給するステップであって、前記第2のフィルムが前記第2のフィルムの長さに沿って分布された目に見える第2の位置合わせ印と前記合成画像の第2の部分とを含むステップと、
前記第2のフィルム上の前記合成画像の前記第2の部分を前記第1のフィルム上の前記合成画像の前記第1の部分と整列させるステップと、
前記第2のフィルムの前記長さに沿って張力がかかった状態で前記第2のフィルムを分配するステップと、
前記分配中に前記第1および第2の位置合わせ印を検出するステップと、
前記第1および第2の位置合わせ印の前記検出に基づいて前記第2のフィルムの前記長さに沿った前記張力を変えて、前記第1および第2のフィルムの前記長さに沿って前記合成画像の前記第1および第2の部分を位置合わせするステップと、
前記第2のフィルムの一部が前記第1のフィルム上の前記第1の位置合わせ印の上に位置決めされるように前記第2のフィルムを前記基板および前記第1のフィルムに貼るステップと、
前記第2のフィルムから前記第2の位置合わせ印を除去するステップと、
を含む、合成画像を基板の上に設ける方法。 - 前記除去するステップが、前記第2のフィルムの一部を除去するステップを含む、請求項22記載の方法。
- 前記除去するステップが、前記第2のフィルムを前記基板に貼る前に行われる、請求項23記載の方法。
- 長さと前記長さに直角な高さとを含む合成画像と、
第1のフィルムの主面上の前記合成画像の第1の部分と、前記第1のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第1のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第1の位置合わせ印のパターンとを含む第1のフィルムと、
第2のフィルムの主面上の前記合成画像の第2の部分と、前記第2のフィルムの対向する主面上の接着剤と、前記第2のフィルムの前記長さに沿って等間隔で分布された第2の位置合わせ印のパターンとを含む第2のフィルムと、
を含む、画像グラフィックキット。 - 前記第1および第2の位置合わせ印が目に見えない、請求項25記載のキット。
- 前記第2の位置合わせ印が目に見えない、請求項25記載のキット。
- 前記第2の位置合わせ印が洗浄可能である、請求項25記載のキット。
- 前記第1および第2のフィルムがロールの形態で供給される、請求項25記載のキット。
- 前記第1および第2のフィルムの前記長さが、前記合成画像の前記長さと少なくとも同じ大きさである、請求項25記載のキット。
- 前記第1および第2のフィルム上の前記合成画像の前記第1および第2の部分が合成画像全体を形成する、請求項25記載のキット。
- 前記合成画像の追加部分を各々が含む1枚以上の追加フィルムを更に含む、請求項25記載のキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/626,621 US6824638B1 (en) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | Graphic image film registration systems and methods |
PCT/US2000/034475 WO2002011107A1 (en) | 2000-07-27 | 2000-12-19 | Graphic image film registration systems and methods |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004505325A true JP2004505325A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=24511147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002516748A Pending JP2004505325A (ja) | 2000-07-27 | 2000-12-19 | グラフィック画像フィルム位置合わせシステムおよび方法 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6824638B1 (ja) |
EP (1) | EP1305787B1 (ja) |
JP (1) | JP2004505325A (ja) |
KR (1) | KR20030031563A (ja) |
CN (1) | CN1188818C (ja) |
AT (1) | ATE339752T1 (ja) |
AU (1) | AU2001224394A1 (ja) |
BR (1) | BR0017288A (ja) |
CA (1) | CA2416324A1 (ja) |
DE (1) | DE60030783T2 (ja) |
ES (1) | ES2272355T3 (ja) |
MX (1) | MXPA03000810A (ja) |
WO (1) | WO2002011107A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000043220A1 (en) * | 1999-01-25 | 2000-07-27 | 3M Innovative Properties Company | Method of applying adhesive coated film |
US9855732B2 (en) | 1999-01-25 | 2018-01-02 | 3M Innovative Properties Company | Method of applying adhesive coated film |
US7316832B2 (en) | 2001-12-20 | 2008-01-08 | The Procter & Gamble Company | Articles and methods for applying color on surfaces |
US7709070B2 (en) | 2001-12-20 | 2010-05-04 | The Procter & Gamble Company | Articles and methods for applying color on surfaces |
US6872268B2 (en) | 2002-06-11 | 2005-03-29 | 3M Innovative Properties Company | Method of conforming an adherent film to a substrate by application of vacuum |
US20040253423A1 (en) | 2003-02-14 | 2004-12-16 | Truog Keith L. | Differential release system for a self-wound multilayer dry paint decorative laminate having a pressure sensitive adhesive |
US20040161564A1 (en) | 2003-02-14 | 2004-08-19 | Truog Keith L. | Dry paint transfer laminate |
US20050196607A1 (en) | 2003-06-09 | 2005-09-08 | Shih Frank Y. | Multi-layer dry paint decorative laminate having discoloration prevention barrier |
US7887722B1 (en) * | 2008-05-22 | 2011-02-15 | Inx International Ink Co. | Method for transferring holographic and other microstructure or refractive images onto a web-carried resin coating in registration with printing on the web |
US8778122B2 (en) * | 2006-06-29 | 2014-07-15 | 3M Innovative Properties Company | Adhering graphic films on irregular substrates |
US20090044472A1 (en) * | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Schooner Prints, Inc. | Wallpaper with erasable front match marks |
CN103531084A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-22 | 昆山众汇复合材料有限公司 | 一种能对准的不干胶标签 |
WO2017180558A1 (en) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | Tremco Incorporated | Self-adhered sheet installation devices and methods of use |
KR20200051431A (ko) | 2018-11-05 | 2020-05-13 | 이현욱 | 의자가 돌아가는 일체형 책걸상 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1498618A (en) * | 1923-09-14 | 1924-06-24 | Fritz Alexander | Paper-hanging machine |
NL7501383A (nl) | 1975-02-05 | 1976-08-09 | Jan Roelof Bisschop Ruben Kryn | Werkwijze en inrichting voor het bevestigen van een vel op een onderlaag. |
US4049479A (en) * | 1977-02-28 | 1977-09-20 | Siker Stephen J | Method of installing decals on vertically ribbed trailer bodies |
US4412876A (en) * | 1981-07-07 | 1983-11-01 | Automated Packaging Systems, Inc. | Labeling apparatus |
US4490198A (en) * | 1982-12-13 | 1984-12-25 | Jimmy R. Bobo | Method of hanging wallpaper |
US4795513A (en) * | 1983-02-01 | 1989-01-03 | Adolph Coors Company | Method and apparatus for producing a laminated composite material having perforated inner layer |
US4620888A (en) * | 1984-09-04 | 1986-11-04 | Automated Packaging Systems, Inc. | Labeling apparatus |
US4867816A (en) | 1986-06-06 | 1989-09-19 | Suiter James R | Bowling lane refinishing method |
US4944514A (en) | 1986-06-06 | 1990-07-31 | Suitco Surface, Inc. | Floor finishing material and method |
GB8710021D0 (en) * | 1987-04-28 | 1987-06-03 | Crosfield Electronics Ltd | Monitoring passage of marks on web |
US4806184A (en) * | 1987-08-31 | 1989-02-21 | Shannon Brian P | Wallpaper applicator |
US4812541A (en) | 1987-12-23 | 1989-03-14 | Avery International Corporation | High performance pressure-sensitive adhesive polymers |
US4964070A (en) | 1988-05-05 | 1990-10-16 | Vital Lasertype, Inc. | Method for preparing camera-ready photostatic copies printed by raster printers for use in the publishing industry |
CH679990A5 (ja) * | 1989-06-08 | 1992-05-29 | Bobst Sa | |
US5252166A (en) * | 1990-07-09 | 1993-10-12 | Krawczyk Margaret M | Packaging arrangements for items to be subsequently mounted |
US5217550A (en) | 1990-09-28 | 1993-06-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd | Alignment transfer method |
US5431763A (en) * | 1992-11-19 | 1995-07-11 | Boss Systems, L.L.C. | Linerless labeling system |
US5447486A (en) * | 1992-11-25 | 1995-09-05 | Fmc Corporation | Maintaining perforation phasing |
US5389476A (en) | 1993-06-08 | 1995-02-14 | Kruchko; Steven N. | Method for producing life-sized decals |
EP0759358B1 (en) * | 1995-08-22 | 2001-11-21 | Hudson-Sharp Machine Company | Correction of registered servo indexed webs |
CA2164569A1 (en) | 1995-12-06 | 1997-06-07 | Joseph R. Daviau | Wall and vehicle graphic assemblies |
KR100484047B1 (ko) | 1996-02-26 | 2006-01-12 | 미네소타 마이닝 앤드 매뉴팩춰링 캄파니 | 감압성접착제 |
CA2197594A1 (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-14 | Pierre Cousineau | Method of positioning wallpaper border |
US5950319A (en) * | 1997-04-29 | 1999-09-14 | Harris; David Neal | Reference marking on construction materials |
JP3820722B2 (ja) * | 1998-01-21 | 2006-09-13 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
US6354984B1 (en) * | 1999-04-02 | 2002-03-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Indirect registration of elements of web-derived product |
US6450644B1 (en) * | 2000-01-12 | 2002-09-17 | Maxivision Cinema Technology | System and method for registering motion picture film |
-
2000
- 2000-07-27 US US09/626,621 patent/US6824638B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-12-19 KR KR10-2003-7001126A patent/KR20030031563A/ko not_active Withdrawn
- 2000-12-19 AU AU2001224394A patent/AU2001224394A1/en not_active Abandoned
- 2000-12-19 CA CA002416324A patent/CA2416324A1/en not_active Abandoned
- 2000-12-19 WO PCT/US2000/034475 patent/WO2002011107A1/en active IP Right Grant
- 2000-12-19 CN CNB008197784A patent/CN1188818C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-12-19 AT AT00988157T patent/ATE339752T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-12-19 EP EP00988157A patent/EP1305787B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-19 ES ES00988157T patent/ES2272355T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-19 DE DE60030783T patent/DE60030783T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-12-19 MX MXPA03000810A patent/MXPA03000810A/es active IP Right Grant
- 2000-12-19 BR BR0017288-0A patent/BR0017288A/pt not_active Application Discontinuation
- 2000-12-19 JP JP2002516748A patent/JP2004505325A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6824638B1 (en) | 2004-11-30 |
KR20030031563A (ko) | 2003-04-21 |
ATE339752T1 (de) | 2006-10-15 |
CN1188818C (zh) | 2005-02-09 |
MXPA03000810A (es) | 2003-10-15 |
CN1454377A (zh) | 2003-11-05 |
WO2002011107A1 (en) | 2002-02-07 |
DE60030783D1 (de) | 2006-10-26 |
CA2416324A1 (en) | 2002-02-07 |
ES2272355T3 (es) | 2007-05-01 |
BR0017288A (pt) | 2003-06-24 |
DE60030783T2 (de) | 2007-09-06 |
EP1305787A1 (en) | 2003-05-02 |
AU2001224394A1 (en) | 2002-02-13 |
EP1305787B1 (en) | 2006-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004505325A (ja) | グラフィック画像フィルム位置合わせシステムおよび方法 | |
KR100274475B1 (ko) | 스트립이 피복된 접착제품 | |
US4790563A (en) | Labels and manufacture thereof | |
JP6384734B2 (ja) | 第一のフィルムウェブと第二のフィルムウェブとの接合方法及び装置 | |
KR20000022073A (ko) | 재부착가능한 라이너리스 시트를 물품 위에 부착시키는 방법및 장치 | |
US6051311A (en) | Roll of label continuum having layers adhesively adhered to one another | |
JPH10268776A (ja) | ライナレスラベルの製造方法 | |
JP2006517871A (ja) | インク受容カード基材 | |
US6379764B1 (en) | Method and apparatus for placing linerless repositionable sheets directly onto advertising signatures | |
CN101272911B (zh) | 制备感光层压体的装置和方法 | |
KR20080050440A (ko) | 웹 부착 방법 | |
JP4743707B2 (ja) | 多重ラベルの製造装置 | |
US20060249258A1 (en) | Continuous motion label transferring apparatus | |
JP3822536B2 (ja) | 多重ラベルの製造方法およびその装置 | |
US7515164B2 (en) | Monitoring and adjusting web in a printing press | |
JP4824226B2 (ja) | 台紙無しラベル連続体 | |
US20080026192A1 (en) | Composite thermal transfer, method of making same and label webs | |
EP1754210A2 (en) | Adhesive label, adhesive label roll, photosensitive web unit, and apparatus for and method of manufacturing photosensitive laminated body | |
US20040163751A1 (en) | Method of and apparatus for affixing backing to plates | |
JP2003053862A (ja) | 多重ラベルの製造方法およびその装置 | |
JP3685232B2 (ja) | 記録媒体補助シート | |
JPH088136Y2 (ja) | 荷 札 | |
US20100071240A1 (en) | Methods of making guide signs | |
JPH065457B2 (ja) | ラベルの製造装置 | |
US8267138B2 (en) | Laminator |