JP2004364251A - 多重ビット移相器及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】MEMSスイッチを利用して製造費用及び挿入損失を低減し、直流バイアスラインを適用して駆動電圧を低減し、開放スタブと短絡スタブとを並列に連結し、エアギャップカプラを適用して均一な位相特性を得るようにした多重ビット移相器及びその製造方法を提供しようとする。
【解決手段】終端が短絡された短絡スタブ9と、該短絡スタブ9の終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ5と、を備える移相器を一つまたは複数連結することで、多重ビット移相器を構成する。
【選択図】図1A
【解決手段】終端が短絡された短絡スタブ9と、該短絡スタブ9の終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ5と、を備える移相器を一つまたは複数連結することで、多重ビット移相器を構成する。
【選択図】図1A
Description
本発明は、移相器(phase shifter)に係るもので、詳細には、超小型電子機械システム(Micro Electro Mechanical System;以下、MEMSと略称す)デバイス、および、これを利用した処理技術を適用した多重ビット移相器及びその製造方法に関するものである。
通信システムにおいてはフェイズドアレイアンテナが通常使用されているが、フェイズドアレイアンテナにおける核心部分は各アンテナの位相を制御するための移相器である。このような移相器は、多様な形態の遅延回路と移相を行うための電子的なスイッチを使用する。特に、受信信号の位相差をなくす機能を実施する高周波モノリシック集積回路(Microwave Monolithic Integrated Circuit;以下、MMICと略称す)の出現によって、MESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)やバラクタダイオード(varactor diode)をスイッチとして利用できるようになった。
最近、無線/マイクロ波システム(RF/Microwave System)においては、向上した機能を有し、小型化、軽量化、低電力、低価格及びデバイスの集積化などの必要条件を満足させるため、MEMS工程を利用した低損失の無線周波(RF)スイッチングデバイスや可変キャパシタを利用した移相器の開発が進んでいる。
現在、衛星放送や衛星通信のために一般に使用される能動位相アレイシステム(Active phase array system)は、アンテナ、送受信モジュール(transceiver module)、移相器、及び減衰器(attenuator)を連結して構成されている。
移相器に使用されるスイッチとしては、ピン-ダイオードや電界効果トランジスタが利用されるが、周知のようにピン-ダイオードは一つのダイオードで3〜10mWの直流電力を消耗し、電界効果トランジスタはフロントエンド挿入損が大きい。
以下、一般に使用される多様な移相器の基本構造及び動作方法、並びに、従来の移相器について説明する。
一般に、移相器は、スイッチ、キャパシタ、インダクタなどを利用して、入力される信号の位相速度を遅延させることで、出力端に所望の位相の信号を得るために使用されるディバイスである。
図7(A)は、伝送線路を切り換えて位相速度を遅延させる移相器を示した例の図で、図示されたように、移相器は、互いに異なる電気的長さを有する二つの線路を切り換えることで相互間の位相差を得ることができる。
図7(B)は、入力される信号と反射して出力される信号との位相差により位相速度を遅延させる移相器を示した例で、図示されたように、この移相器は、入力される信号と反射して出力される信号との位相差を利用することで、入力信号の位相速度を適切に遅延させることができる。
図7(C)は、インダクタとキャパシタを利用した移相器を示した例で、図示されたように、この移相器は、インダクタとキャパシタを利用して位相速度を増加又は減少させている。図中、λ/4の伝送線路は、リアクタンス不一致の部分的な除去に用いられる。
図7(D)は、低域通過(ローパス)フィルタと高域通過(ハイパス)フィルタとの位相差を利用した移相器を示した例で、図示されたように、この移相器は、低域通過フィルタと高域通過フィルタとの位相差を利用して、入力信号の位相速度を適切に遅延させている。
このような従来の四つの方法は、移相器に広く用いられる一般的な位相遅延方法であって、後述する従来技術及び本発明の基本動作にも適用される。
以下、移相器を利用してX帯域(10〜13GHz、衛星放送用)、及びK帯域(18〜20GHz、衛星通信用)で使用される5ビットMMIC移相器の構造及び特徴について説明する。
図8は、X帯域用MMIC5ビット移相器の構造及び遅延回路を示した例で、図示されたように、X帯域用MMIC5ビット移相器は、180゜、45゜、22.5゜、11.25゜、90゜移相器から構成され、スイッチとしては、電界効果トランジスタ(FET)が使用される。
以下、このように電界効果トランジスタを利用した移相器を説明する。
まず、180゜移相器と90゜移相器は、図7(D)に示したように、低域通過フィルタと高域通過フィルタとが並列に連結された構造を有する。即ち、180゜、90゜移相器は、低域通過フィルタのFETスイッチがオンされると、高域通過フィルタのFETスイッチはオフされるため、低域通過フィルタが入出力端に連結される。反対に、高域通過フィルタのFETスイッチがオンされて入出力端に連結されると、低域通過フィルタは、FETスイッチがオフされて入出力端との連結が切断される。このような二つの場合の位相差を利用することで、それぞれ90゜及び180゜の位相差を得ることができる。
まず、180゜移相器と90゜移相器は、図7(D)に示したように、低域通過フィルタと高域通過フィルタとが並列に連結された構造を有する。即ち、180゜、90゜移相器は、低域通過フィルタのFETスイッチがオンされると、高域通過フィルタのFETスイッチはオフされるため、低域通過フィルタが入出力端に連結される。反対に、高域通過フィルタのFETスイッチがオンされて入出力端に連結されると、低域通過フィルタは、FETスイッチがオフされて入出力端との連結が切断される。このような二つの場合の位相差を利用することで、それぞれ90゜及び180゜の位相差を得ることができる。
また、45゜、22.5゜、11.25゜移相器は、螺旋型(スパイラル)インダクタとFETスイッチにより構成される。即ち、入力された信号は、スイッチがオフされると、螺旋型インダクタにより位相遅延し、スイッチがオンされると、短絡されたスイッチを通して出力端に進むため位相遅延が発生しない。よって、45゜、22.5゜、11.25゜移相器は、それぞれ45゜、22.5゜、11.25゜の位相差を得ることができる。
然し、このような従来の半導体デバイスを使用する移相器は、均一な位相の特性を有するが、挿入損失が大きいという欠点がある。且つ、半導体スイッチは、製作工程が複雑であるため、製造費用が高いという欠点がある。
図9(A)は、図8の移相器の挿入損失特性を示したグラフ、図9(B)は、図8の移相器の位相特性を示したグラフで、図示されたように、従来のX帯域用MMIC5ビット移相器においては、図9(B)に示されたように、均一な移相特性を有するが、図9(A)に示されたように、平均−7.5dBの挿入損失が発生する。これは、挿入損失の大きいFET半導体スイッチを利用するためである。
図9(A)は、図8の移相器の挿入損失特性を示したグラフ、図9(B)は、図8の移相器の位相特性を示したグラフで、図示されたように、従来のX帯域用MMIC5ビット移相器においては、図9(B)に示されたように、均一な移相特性を有するが、図9(A)に示されたように、平均−7.5dBの挿入損失が発生する。これは、挿入損失の大きいFET半導体スイッチを利用するためである。
図10(A)は、K帯域用MMIC5ビット移相器の構造及び遅延回路を示した例で、図示されたように、K帯域用MMIC5ビット移相器は、180゜、90゜、45゜、22.5゜、11.25゜移相器で構成される。これらの移相器を3タイプに分けることができる。然し、前述したように、K帯域用MMIC5ビット移相器は、半導体回路が適用されるため複雑な回路構成を有し、製造工程が複雑である。
図10(B)は、図10(A)の180゜移相器の回路図で、図示されたように、180゜移相器は、高域通過フィルタと低域通過フィルタとを並列に連結することで、その位相差を180゜とする。
図10(C)は、図10(A)の90゜、45゜、22.5゜移相器の回路図で、示されたように、90゜、45゜、22.5゜の位相差を得るための3ビット移相器は、インダクタとキャパシタを利用してπ−ネットワークを形成し、それぞれ90゜、45゜、22.5゜の位相差を得るように各ビット別に設定されている。
最後に、11.25゜移相器は、キャパシタのみを利用して位相差を得る。
このように構成されたK帯域用MMIC5ビット移相器は、HEMT(High Electron Mobility Transistor)をスイッチとして使用する。挿入損失は平均5.5dB以上で、入出力反射係数は平均10dB程度である。然し、このHEMTスイッチを利用した移相器は、図8に示されたFETスイッチを利用した移相器に比べて挿入損失は改善されたが、複雑な半導体工程が適用されるため、製造時の費用が高くなる。前述したように、半導体スイッチを使用する移相器には、挿入損失が大きくて工程が複雑であるという問題があったため、これを克服するため、挿入損失が小さくて比較的簡単な工程を有するMEMSスイッチを適用した移相器が提案された。
図11(A)は、MEMSスイッチを利用した4ビット移相器を示した例で、図11(B)は、図11(A)の4ビット移相器の位相特性を示したグラフである。
図11(A)に示したように、前記4ビット移相器は、図7(A)のような線路の長さの差による遅延を通した移相方法を用い、スイッチの下側に位置した基準線路及びスイッチの上側に位置した特定長さの線路を利用して、22.5゜、45゜、90゜、180゜の4ビット移相器を構成している。このとき、各線路は、基準線路に対し、それぞれの電気的長さによって22.5゜、45゜、90゜及び180゜の位相差を有し、スイッチを適切にオン/オフさせることで所望の位相差を得ることができる。且つ、この4ビット移相器は、アンテナに直接連結して使用される位相受動アレイシステム(phase passive array system)を目的として設計され、スイッチとしては、容量性MEMSスイッチ(capacitive loaded MEMS switch)を利用するため、挿入損失が小さく、構成が簡単である。
然し、図11(B)に示したように、この4ビット移相器は、X帯域(10〜13GHz、衛星放送用)又はK帯域(18〜20GHz、衛星通信用)で均一な特性を得ることができない。即ち、前記4ビット移相器の位相特性は、広帯域(DC〜20/40GHz)システムに適合したもので、衛星放送や衛星通信には適用することができない。且つ、前記スイッチの駆動電圧は98Vと非常に高いため、システムへの適用が容易でない。
前述した4ビット移相器の他に、RF MEMSスイッチを使用する移相器として、反射型X帯域移相器があるが、均一な位相差が発生しないため、位相誤差が大きく(例えば、10゜以上の差が発生する)、駆動電圧も30〜40Vと比較的高い。
以上説明したように、従来の移相器においては、半導体スイッチを利用する場合は、製造工程が複雑であるため製造費用が高く、挿入損失が大きく、また、MEMSスイッチを利用する場合は、均一な位相特性を得ることが難しく、駆動電圧が高いため衛星放送用又は衛星通信用の移相器には適用することが難しく、効率が低いという不都合な点があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、MEMSスイッチを利用して製造費用及び挿入損失を低減し、直流バイアスラインを適用して駆動電圧を低減し、開放スタブ(open stub)と短絡スタブ(short stub)とを並列に連結し、エアギャップカプラを適用して均一な位相特性を得るようにした多重ビット移相器及びその製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明に係る多重ビット移相器は、終端が短絡された短絡スタブと、その短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチとを備える移相器を一つ又は複数連結して構成される。
また、本発明に係る多重ビット移相器の製造方法は、基板の上面に信号線となる第1導電膜パターンを形成し、そのパターンの上に絶縁膜パターンを形成した後、抵抗体パターンを直流バイアスラインに沿って形成する第1段階と、前記のようにして形成された構造物の上面に第1フォトレジストパターン、シード層及び第2フォトレジストパターンを順次形成した後、前記シード層によって電極を形成する第2段階と、前記第2フォトレジストパターンを除去し、前記シード層の一部がスイッチパターンになるようにエッチングし、残り部分を除去する第3段階と、このようにして形成された構造物の上面に第3フォトレジストパターンを形成し、そのパターンの上面に第2導電膜と第3導電膜を順次形成して、エアブリッジ及びエアギャップカプラを形成した後、前記1フォトレジストパターン及び前記第3フォトレジストパターンを全て除去する第4段階とを備えることを特徴とする。
本発明に係る多重ビット移相器及びその製造方法は、MEMSスイッチを利用して製造費用を低下させ、かつ挿入損失を低減させ、直流バイアスラインを適用して駆動電圧を低減させ、開放スタブと短絡スタブとを並列に連結してエアギャップカプラを適用して均一な位相特性を得るようにすることで、衛星放送及び衛星通信帯域での使用に適合するように移相器の性能を大幅改善し、しかも費用を低減し得るという効果がある。
以下、終端が短絡された短絡スタブ(short stub)と、その短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチとを備える移相器を一つ又は複数連結して構成された多重ビット移相器及びその製造方法に関する最良の実施形態に対して図面に基づいて説明する。
図1(A)は、本発明に係るMEMSスイッチを利用した5ビット移相器を示した例である。本発明に係る移相器は、衛星放送や衛星通信に利用することができ、入力ポート1に印加された信号が、11.25゜、22.5゜、45゜移相器を経て180゜、90゜移相器を通して出力ポート2に出力される。
以下、これをより詳しく説明する。
まず、11.25゜移相器は、入力ポート1に連結された信号ラインを基準に、上側に開放スタブ7が配置され、下側に短絡スタブ9が配置されている。よって、開放スタブ7と短絡スタブ9とが互いに並列に配置されることになるため、より広い帯域幅を確保することができる。このとき、開放スタブ7とスタブ9とは、Tジャンクションエアブリッジ(T-junction air bridge)4により連結される。このTジャンクションエアブリッジ4は、各接地を連結して共通接地を形成するために用いられる。
まず、11.25゜移相器は、入力ポート1に連結された信号ラインを基準に、上側に開放スタブ7が配置され、下側に短絡スタブ9が配置されている。よって、開放スタブ7と短絡スタブ9とが互いに並列に配置されることになるため、より広い帯域幅を確保することができる。このとき、開放スタブ7とスタブ9とは、Tジャンクションエアブリッジ(T-junction air bridge)4により連結される。このTジャンクションエアブリッジ4は、各接地を連結して共通接地を形成するために用いられる。
また、短絡スタブ9の終端にMEMSスイッチ5が形成され、そのMEMSスイッチ5の駆動電圧を低減するため、直流バイアスライン6が蛇行して配置されている。この直流バイアスライン6は、抵抗性のある信号線であって、一方側はMEMSスイッチ5に連結され、他方側はスイッチ制御信号を印加するスイッチパッド8に連結されている。例えば、図1(A)では、11.25゜移相器のMEMSスイッチ5により直流バイアスライン6が分離されているが、これは、設計方法によって異なるように構成することができる。
また、スイッチパッド8又はMEMSスイッチ5の信号線に制御電圧を印加することで、該当の信号の電圧が直流バイアスライン6を経てMEMSスイッチ5を駆動させ、開放スタブ7がキャパシタの役割をして入力信号を遅延させる。このとき、位相差は、MEMSスイッチ5の操作によるキャパシタンスのオン/オフ比率により決定される。
前述したように、22.5゜移相器と45゜移相器は、スタブの長さと直流バイアスラインの長さを適切に調節した後、これらを重畳して連結することで位相差を形成させることができる。
同様に、180゜移相器と90゜移相器も、短絡スタブとMEMSスイッチ5を利用してキャパシタンスのオン/オフ比率を調節することで位相差を形成するが、開放スタブを除いた移相器の残り部分がエアギャップカプラ3により連結される。エアギャップカプラ3により、180゜移相器と90゜移相器は安定した位相差を有するようになる。
図1(B)は、図1(A)のMEMSスイッチを利用した5ビット移相器を実際に構成したディバイスの写真を示したもので、図示されたように、本発明に係るMEMSスイッチを利用した5ビット移相器は、単純な構造を有するので設計及び実現が容易である。
本発明に係るMEMSスイッチを利用した5ビット移相器は、MEMSスイッチを利用するため挿入損失が小さくて工程が簡単であり、スタブを利用するため位相特性が良く、エアギャップカプラを利用するため位相差を安定に維持させることができる。且つ、直流バイアスラインを抵抗体により形成するため、MEMSスイッチの駆動電圧が15〜20Vと低くなり、単純な構造を有するので設計及び実現が容易である。
図2は、11.25゜、22.5゜、45゜移相器の基本構造を示した例で、図示されたように、11.25゜、22.5゜、45゜移相器は、入力部11と出力部12の間の伝送線路に並列に終端の一部が短絡された短絡スタブ13が形成され、短絡スタブ13の終端にMEMSスイッチ14が連結されている。MEMSスイッチ14の操作により、短絡スタブ13はキャパシタとして動作して入力される信号の位相を遅延させる。即ち、図7(C)に示したように、従来は、伝送線路に並列にインダクタとキャパシタを付加して位相を遅延させていたが、本発明においては、短絡スタブ13がキャパシタの代用として用いられる。終端が短絡されたスタブを基準としたインピーダンス値は、MEMSスイッチ14のオン/オフ比により決定されるため、インピーダンス値の変化は、入力信号の位相を11.25゜、22.5゜、45゜に変化させる。
図3は、180゜、90゜移相器の基本構造を示した例で、図示されたように、180゜、90゜移相器は、二つの移相器から構成され、これらは、エアギャップカプラ25により連結されている。このような180゜、90゜移相器の基本構成は、短絡スタブ23が並列に連結され、各短絡スタブ23の終端にMEMSスイッチ24がそれぞれ連結された形態である。即ち、図2に示したように、終端が短絡されたスタブを基準としたインピーダンス値は、MEMSスイッチ24のオン/オフ比により決定されるが、このとき、各MEMSスイッチ24は同じ制御信号によりオン/オフされる。
図4は、180゜、90゜移相器に使用されるカプラを示した例で、図示されたように、カプラはエアギャップカプラ30である。このエアギャップカプラ30は、下側金属部32と上側金属部31とから構成され、位相差が安定しているので位相特性を改善することができる。エアギャップカプラ30は、所定空間を保って相互に隔離され、このような構造が対称に形成される。また、各金属部31、32は短絡スタブに連結される。
図5(A)はX帯域(10〜13GHz)の5ビット移相器の挿入損失と反射損失の特性を示したグラフ、図5(B)はX帯域(10〜13GHz)の5ビット移相器の位相特性を示したグラフで、図示されたように、本発明に係る5ビット移相器においては、挿入損失は平均4.5dBで、最小の反射損失は10dBである。よって、従来の半導体デバイスを利用した移相器より3dB程度改善された。本発明によれば、11.25゜の位相特性において位相誤差は3゜未満であるので、位相特性の改善効果が明らかであることが分かる。よって、本発明に係る移相器は、衛星放送用として優れた性能を有する。
図5(C)は、K帯域(18〜20GHz)の5ビット移相器の挿入損失及び反射損失の特性を示したグラフ、図5(D)は、K帯域(18〜20GHz)の5ビット移相器の位相特性を示したグラフで、図示されたように、本発明に係る5ビット移相器においては、挿入損失は平均4.5dBで、最小の反射損失は10dB未満である。且つ、本発明によれば、11.25゜の位相特性において位相誤差は3゜未満であるので、位相特性の改善効果が明らかであることが分かる。よって、本発明に係る移相器は、衛星通信用として優れた性能を有する。また、本発明に使用されるMEMSスイッチは、15〜20Vの低い電圧により駆動されるため、実際の適用が有利であるという特徴を有する。
以下、このような本発明に係る移相器の製造方法について説明する。
図6(A)〜図6(G)は、本発明に係る移相器の製造工程を示した断面図である。図示されたように、本発明に係る移相器の製造方法においては、まず、基板41の上面に信号線となる第1導電膜42パターンを形成し、その第1導電膜42パターンを覆うようにその上に絶縁膜43パターンを形成した後、抵抗体44パターンを直流バイアスラインに沿って形成する段階(図6(A))と、このように形成された構造物の上面の一部に第1フォトレジストパターンPR1を形成し、第1フォトレジストパターンPR1が形成された構造物の上面にシード層45を形成する段階(図6(B))と、シード層45の上面の第1フォトレジストパターンPR1に対応する部分に、第1フォトレジストパターンPR1と同様に第2フォトレジストパターンPR2を形成した後、シード層45を利用して電極46を形成する段階(図6(C))と、第2フォトレジストパターンPR2を除去した後、クロムマスクMKを利用してエッチングすることで、シード層45の一部にスイッチパターンを形成させ、残り部分は除去する段階(図6(D))と、エアブリッジ及びエアギャップカプラを形成するため、電極46と第1フォトレジストパターンPR1の上面の一部に第3フォトレジストパターンPR3を形成する段階(図6(E))と、電極46及び第3フォトレジストパターンPR3の上面の一部に第2導電膜47と第3導電膜48を順次形成した後、エアブリッジ及びエアギャップカプラの構造によってそれら第2及び第3導電膜47、48をパターニングする段階(図6(F))と、前記した工程で得られた構造物から第1フォトレジストパターンPR1及び第3フォトレジストパターンPR3を全て除去する段階(図6(G))とを備える。
図6(A)〜図6(G)は、本発明に係る移相器の製造工程を示した断面図である。図示されたように、本発明に係る移相器の製造方法においては、まず、基板41の上面に信号線となる第1導電膜42パターンを形成し、その第1導電膜42パターンを覆うようにその上に絶縁膜43パターンを形成した後、抵抗体44パターンを直流バイアスラインに沿って形成する段階(図6(A))と、このように形成された構造物の上面の一部に第1フォトレジストパターンPR1を形成し、第1フォトレジストパターンPR1が形成された構造物の上面にシード層45を形成する段階(図6(B))と、シード層45の上面の第1フォトレジストパターンPR1に対応する部分に、第1フォトレジストパターンPR1と同様に第2フォトレジストパターンPR2を形成した後、シード層45を利用して電極46を形成する段階(図6(C))と、第2フォトレジストパターンPR2を除去した後、クロムマスクMKを利用してエッチングすることで、シード層45の一部にスイッチパターンを形成させ、残り部分は除去する段階(図6(D))と、エアブリッジ及びエアギャップカプラを形成するため、電極46と第1フォトレジストパターンPR1の上面の一部に第3フォトレジストパターンPR3を形成する段階(図6(E))と、電極46及び第3フォトレジストパターンPR3の上面の一部に第2導電膜47と第3導電膜48を順次形成した後、エアブリッジ及びエアギャップカプラの構造によってそれら第2及び第3導電膜47、48をパターニングする段階(図6(F))と、前記した工程で得られた構造物から第1フォトレジストパターンPR1及び第3フォトレジストパターンPR3を全て除去する段階(図6(G))とを備える。
以下、これをより詳しく説明する。
即ち、まず、図6(A)に示したように、基板41の上面にCr/Ptを成膜し、これをパターニングして信号線となる第1導電膜42のパターンを形成し、これを保護するため第1導電膜42パターンの全面、すなわちそのパターンを覆うようにAIN絶縁膜43のパターンを形成する。次いで、TaN又はニクロムを成膜し、直流バイアスラインに沿ってパターニングして抵抗体44パターンを形成する。
即ち、まず、図6(A)に示したように、基板41の上面にCr/Ptを成膜し、これをパターニングして信号線となる第1導電膜42のパターンを形成し、これを保護するため第1導電膜42パターンの全面、すなわちそのパターンを覆うようにAIN絶縁膜43のパターンを形成する。次いで、TaN又はニクロムを成膜し、直流バイアスラインに沿ってパターニングして抵抗体44パターンを形成する。
その後、図6(B)に示したように、前記のようにして形成された構造物の上面の一部に第1フォトレジストパターンPR1を形成して、電極を形成するための基礎モールディングを形成した後、第1フォトレジストパターンPR1が形成された構造物の上面にAu/Crシード層45を形成する。これは、電極を形成するAuをメッキにより形成するためである。且つ、シード層45の一部は、以後、MEMSスイッチのヒンジパターンとして使用される。
その後、図6(C)に示したように、シード層45の上面の第1フォトレジストパターンPR1に対応する部分に、第1フォトレジストパターンPR1と同様に第2フォトレジストパターンPR2を形成して、電極46を形成するためのフォトレジストモールディングを形成し、モールディングの構造及び前記シード層45を利用してAu電極46を形成する。
次いで、図6(D)に示したように、第2フォトレジストパターンPR2を除去した後に、クロムマスクMKを利用して電極46を保護しながら、シード層45の一部をMEMSスイッチのヒンジパターンに形成し、残り部分を除去する。
その後、図6(E)に示したように、エアブリッジ及びエアギャップカプラを形成するため、電極46及び第1フォトレジストパターンPR1の上面の一部に第3フォトレジストパターンPR3を形成する。第3フォトレジストパターンPR3は、エアブリッジ及びエアギャップカプラに連結される電極の一部を露出させる。
その後、図6(F)に示したように、電極46及び第3フォトレジストパターンPR3の上面の一部に第2導電膜47と第3導電膜48を順次形成した後、エアブリッジ及びエアギャップカプラの構造に第2及び第3導電膜47、48をパターニングする。第2導電膜47と第3導電膜48はそれぞれ異なる素材から形成され、Auを含有することが好ましい。
その後、図6(G)に示したように、前記した構造物に形成された第1フォトレジストパターンPR1及び第3フォトレジストパターンPR3を全て除去することで、ヒンジパターンのMEMSスイッチが下側の信号線42により動作し得る領域を確保する。
以上説明したように、本発明は、一般の半導体スイッチの製造工程に比べて格段に簡単な工程によりMEMSスイッチ構造を形成することができる。
即ち、本発明に係る多重ビット移相器は、終端が短絡された短絡スタブ、位相特性を平坦化する開放スタブ、短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ、及びMEMSスイッチの駆動電圧を低減するための直流バイアスラインを備えた第1移相器と、終端が短絡された短絡スタブ、短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ、及びMEMSスイッチの駆動電圧を低減するための直流バイアスラインを備えた第2移相器とから構成される。ここで、本発明に係る5ビット移相器は、第1移相器一つから構成された11.25゜移相器と、第1移相器二つで構成された22.5゜移相器と、第1移相器二つから構成された45゜移相器と、第2移相器で構成された90゜移相器と、前記第2移相器で構成された180゜移相器とから構成される。上記のように、本実施形態では、第1移相器は11.25゜の整数倍の位相差を発生させ、第2移相器は90゜の整数倍の位相差を発生させる。
1:入力ポート、2:出力ポート、3:カプラ、4:Tジャンクションエアブリッジ、5:MEMSスイッチ、6:直流バイアスライン、7:開放スタブ、8:スイッチパッド、9:短絡スタブ、10:移相器、11:入力部、12:出力部、13:短絡スタブ、14:スイッチ、20:移相器、21:入力部、22:出力部、23:短絡スタブ、24:スイッチ、25:カプラ、30:エアギャップカプラ、31:上側金属、32:下側金属、41:基板、42:第1導電膜、43:絶縁膜、44:低抗体、45:シード層、46:電極、47:第2導電膜、48:第3導電膜
Claims (20)
- 終端が短絡された短絡スタブと、
該短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御する超小型電子機械システム(MEMS)スイッチと
を備える移相器を一つ又は複数連結して構成させたことを特徴とする多重ビット移相器。 - 前記短絡スタブと並列に連結されてより広い帯域幅を確保し、移相特性を平坦化する開放スタブと、
前記MEMSスイッチの駆動電圧を低減するための直流バイアスラインと
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の多重ビット移相器。 - 線路上に安定した位相差を維持するためのエアギャップカプラをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の多重ビット移相器。
- 前記移相器は、11.25゜の倍数で位相差を発生させることを特徴とする請求項1記載の多重ビット移相器。
- 前記移相器は、11.25゜、22.5゜、45゜、180゜、90゜移相器であることを特徴とする請求項1記載の多重ビット移相器。
- 前記11.25゜、22.5゜、45゜移相器は、インダクタとキャパシタの代わりに終端が短絡されたスタブを備え、該スタブの終端にMEMSスイッチをローディングしてキャパシタンスのオン/オフ比率による反射波の位相差を利用することを特徴とする請求項5記載の多重ビット移相器。
- 前記180゜、90゜移相器は、カプラを利用した反射型であることを特徴とする請求項5記載の多重ビット移相器。
- 前記移相器の接地間に共通接地を形成するためのエアブリッジをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の多重ビット移相器。
- 終端が短絡された短絡スタブ、位相特性を平坦化する開放スタブ、前記短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ、及び該MEMSスイッチの駆動電圧を低減するための直流バイアスラインを備えた第1移相器と、
終端が短絡された短絡スタブ、該短絡スタブの終端に形成されてインピーダンス値を制御するMEMSスイッチ、及び該MEMSスイッチの駆動電圧を低減するための直流バイアスラインを備えた第2移相器と
を含んで構成されることを特徴とする多重ビット移相器。 - 前記第1移相器は、一つ又は複数が連結されて11.25゜の倍数に位相差を発生させることを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 前記第2移相器は、前記MEMSスイッチを調節して90゜の倍数に位相差を発生させることを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 前記第2移相器は、前記短絡スタブ間に安定した位相差を維持するためのエアギャップカプラをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 前記開放スタブは、広い帯域幅を確保するため、前記短絡スタブと並列に連結されることを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 前記第1移相器と前記第2移相器の接地間に共通接地を形成するためのエアブリッジをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 前記第1移相器一つで構成された11.25゜移相器と、前記第1移相器二つで構成された22.5゜移相器と、前記第1移相器二つで構成された45゜移相器と、前記第2移相器で構成された90゜移相器と、前記第2移相器で構成された180゜移相器とで構成された5ビット移相器であることを特徴とする請求項9記載の多重ビット移相器。
- 基板の上面に信号線となる第1導電膜パターンを形成し、その上面に絶縁膜パターンを形成した後、抵抗体パターンを直流バイアスラインに沿って形成する第1段階と、
前記のようにして形成された構造物の上面に第1フォトレジストパターン、シード層及び第2フォトレジストパターンを順次形成した後、露出されたシード層によって電極を形成する第2段階と、
前記第2フォトレジストパターンを除去し、前記シード層の一部がスイッチパターンになるようにエッチングし、残り部分は除去する第3段階と、
前記のようにして形成された構造物の上面に第3フォトレジストパターンを形成し、その上面に第2導電膜と第3導電膜を順次形成して、エアブリッジ及びエアギャップカプラを形成した後、前記1フォトレジストパターン及び前記第3フォトレジストパターンを全て除去する第4段階と
を含むことを特徴とする多重ビット移相器の製造方法。 - 前記第1段階では、
前記基板の上面にCr/Ptを成膜し、これをパターニングして前記信号線となる前記第1導電膜パターンを形成し、該第1導電膜パターンの上面にAIN絶縁膜パターンを形成し、TaN又はニクロムを成膜し、直流バイアスラインに沿って抵抗体パターンを形成することを特徴とする請求項16記載の多重ビット移相器の製造方法。 - 前記第2段階は、
前記構造物の上面に第1フォトレジストパターンを形成して、電極を形成するための基礎モールディングを形成した後、その上面にAu/Crシード層を形成し、該シード層の上面に前記第1フォトレジストパターンと同様に前記第2フォトレジストパターンを形成して、電極を形成するためのフォトレジストモールディングを形成し、該モールディングの構造及び前記シード層を利用してAu電極を形成することを特徴とする請求項16記載の多重ビット移相器の製造方法。 - 前記第3段階は、
前記第2フォトレジストパターンを除去した後、クロムマスクを利用して、前記シード層の一部をMEMSスイッチのヒンジパターンに形成することを特徴とする請求項16記載の多重ビット移相器の製造方法。 - 前記第4段階は、
前記第3フォトレジストパターンを形成するとき、前記エアブリッジ及び前記エアギャップカプラに連結される電極の一部を露出させ、前記構造物の上面に第2導電膜と第3導電膜を順次形成した後、前記エアブリッジ及び前記エアギャップカプラの構造によってパターニングし、前記構造物に形成された前記第1フォトレジストパターン及び前記第3フォトレジストパターンを全て除去することを特徴とする請求項16記載の多重ビット移相器の製造方法。
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