JP2004354923A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザにカラー画像の形成を体験させると共により適切な使用モードで画像形成を行なう。
【解決手段】各トナーカートリッジの記憶素子から読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいてトナーカートリッジが試用カートリッジであるか否かを判定し(S100〜S110)、試用カートリッジが存在する場合にはEEPROMから読み込んだ印刷枚数やトナー残存量,電源投入回数,印刷開始年月日などの情報に基づいて(S120)、トナー残存量が所定量以下であるか(S130)、印刷枚数が所定枚数以上であるか(S140)、印刷開始年月日からの経過日数が所定日数以上であるか(S150)、電源投入回数が所定回数以上であるか(S160)を判定し、いずれかの条件を満たす場合にはモノクロ機モードに切り替える(S170)。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させると共により適切な使用モードで画像形成を行なうことができる。
【選択図】 図6
【解決手段】各トナーカートリッジの記憶素子から読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいてトナーカートリッジが試用カートリッジであるか否かを判定し(S100〜S110)、試用カートリッジが存在する場合にはEEPROMから読み込んだ印刷枚数やトナー残存量,電源投入回数,印刷開始年月日などの情報に基づいて(S120)、トナー残存量が所定量以下であるか(S130)、印刷枚数が所定枚数以上であるか(S140)、印刷開始年月日からの経過日数が所定日数以上であるか(S150)、電源投入回数が所定回数以上であるか(S160)を判定し、いずれかの条件を満たす場合にはモノクロ機モードに切り替える(S170)。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させると共により適切な使用モードで画像形成を行なうことができる。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関し、詳しくは、カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能な画像形成装置およびこうした画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、モノクロ機として販売されカラー機としても使用可能なレーザプリンタなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプリンタでは、モノクロ機用のファームウェアをカラー機用にアップグレードしたりしてカラー機として使用可能となるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−27124号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたプリンタでは、カラー機として使用するためにはファームウェアのアップグレードなどの作業を行なう必要が生じ、さらに、カラー用トナーカートリッジを新たに購入する必要がある場合には追加の費用が発生してしまうため、モノクロ機のままで継続して使用されてしまう傾向にある。これでは、プリンタに備えられたカラー機としての機能が無駄となってしまう。また、こうしたプリンタでは、モノクロ機として使用する場合とカラー機として使用する場合の両方で十分な品質の画像を形成することが求められている。
【0005】
本発明の画像形成装置および画像形成方法は、ユーザにカラー画像の形成を体験させることを目的の一つとする。また、本発明の画像形成装置および画像形成方法は、より適切な使用モードで画像形成を行なうことを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の画像形成装置および画像形成方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の画像形成装置は、
カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成装置であって、
前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定する第1モード設定手段と、
前記第1モード設定手段により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する第2モード設定手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の画像形成装置では、購入時に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像の形成が可能であり、第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する。したがって、試用記録剤カートリッジによるカラー画像の形成を条件付きで可能とすることができる。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させることができる。また、第2の所定条件が成立したときに使用モードをカラー機モードに設定するから、継続してカラー機として使用することができると共により適切な使用モードで画像を形成することができる。
【0009】
こうした本発明の画像形成装置において、装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定するカートリッジ判定手段を備え、前記第1モード設定手段は前記カートリッジ判定手段により装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであると判定されると共に前記第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジかどうかを判定した上で使用モードをモノクロ機モードに設定することができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記カートリッジ判定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを識別する情報に基づいて該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤カートリッジの記憶素子に記憶された情報に基づいて試用記録剤カートリッジであるか否かを判定することができる。
【0010】
また、本発明の画像形成装置において、前記第1の所定条件は、前記試用記録剤カートリッジに充填された記録剤の残存量が所定量以下となったときに成立する条件であるものとしたり、前記試用記録剤カートリッジを用いた画像形成数が所定数以上となったときに成立する条件であるものとしたり、画像形成装置の電源の投入回数が所定回数以上となったときに成立する条件であるものとしたり、前記試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を開始した日からの経過日数が所定日数以上となったときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤の残存量や画像形成数,電源の投入回数,カラー画像形成の開始日からの経過日数などに応じて使用モードをモノクロ機モードに設定することができる。
【0011】
さらに、本発明の画像形成装置において、前記第2の所定条件は所定の記録剤カートリッジが装着されたときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、所定の記録剤カートリッジを装着することにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記第2モード設定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤カートリッジの記憶素子に記憶された情報に基づいて所定の記録剤カートリッジかどうかの判断を行なうことができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記所定の記録剤カートリッジは所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであり、前記第2モード設定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した製造元に関する情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段であるものとすることもできる。こうすれば、所定の製造元により製造された記録剤カートリッジを装着することにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。
【0012】
こうした本発明の画像形成装置において、前記第2の所定条件は使用モードをカラー機モードに設定するための所定のソフトウェアがインストールされたときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、所定のソフトウェアをインストールすることにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。ここで「所定のソフトウェア」としては、ファームウェアのアップグレードプログラムやカラー機用モジュールの使用制限を解除するプログラムなどを挙げることができる。
【0013】
本発明の画像形成方法は、
カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成方法であって、
(a)前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定し、
(b)前記ステップ(a)により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する、
ことを要旨とする。
【0014】
この本発明の画像形成方法では、購入時に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像の形成が可能であり、第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する。したがって、試用記録剤カートリッジによるカラー画像の形成を条件付きで可能とすることができる。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させることができる。また、第2の所定条件が成立したときに使用モードをカラー機モードに設定するから、継続してカラー機として使用することができると共により適切な使用モードで画像を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である画像形成装置として機能するカラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す構成図である。実施例のカラーレーザプリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図示するように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された各色毎の画像を帯電された感光体21上にレーザを照射して静電潜像として形成する露光器22と、装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて感光体21上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器24と、感光体21上に現像された各色のトナー像を転写ベルト25に重ねて転写してカラートナー像を形成する一次転写ユニット26と、用紙カセット27から用紙を搬送する搬送ユニット28と、搬送された用紙に転写ベルト26に形成されたカラートナー像を転写する二次転写ユニット29と、用紙上に転写されたカラートナー像を用紙に融着定着させて排紙する定着ユニット30と、こうしたカラーレーザプリンタ20全体の動作を制御するコントローラ70とを備える。
【0016】
現像器24は、装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kがそれぞれ感光体21に対向するように回転可能に構成されており、カラーレーザプリンタ20の販売時には、シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y)のトナーカートリッジ40C,40M,40Yについては通常のトナーカートリッジ40よりも充填されたトナー量の少ない試用カートリッジが装着されている。また、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kは、それぞれ記憶素子50C,50M,50Y,50Kを備え、記憶素子50が図中下部右側に位置したときにその記憶素子50に接続する可動接続部31を介してコントローラ70により記憶素子50に記憶された情報が読み込まれる。図2はコントローラ70と記憶素子50との電気的な接続関係を機能ブロックで示すブロック図である。記憶素子50は、図示するように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード・ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード・ライト制御部54を介してカラーレーザプリンタ20のコントローラ70とデータのやり取りを行なう際のカウントアップを行なうアドレスカウンタ56とを備える。
【0017】
図3は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図である。実施例では、記憶素子50には、図示するように、トナーカートリッジ40のID(カートリッジID)やトナーカートリッジ40に充填されたトナーの色,トナーカートリッジ40の製造元のID(製造元ID),このトナーカートリッジ40が前述した試用カートリッジであるか否かを示す試用カートリッジフラグなどの情報が記憶されるように構成されている。これらの情報は、トナーカートリッジ40を製造する際やトナーを充填するときなどに工場などで記憶素子50への書き込みが行なわれる。
【0018】
図4はカラーレーザプリンタ20のコントローラ70における制御信号の入出力を示すブロック図である。コントローラ70は、図示するように、CPU80を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、データを一時的に記憶するRAM81やカラーレーザプリンタ20の各種ステータス情報などを記憶する不揮発性メモリとしてのEEPROM90,ファームウェアなどのプログラムを記憶するプログラムROM82を備える。プログラムROM82には、モノクロ機用ファームウェアとカラー機用ファームウェアとが記憶されており、それぞれモノクロ機特有の動作やカラー機特有の動作を制御する。ここで、モノクロ機特有の動作としてはクライアントコンピュータなどから送信されるモノクロ印刷データの解析や現像器24に装着されたブラック(K)のトナーカートリッジ40Kの使用状況に関する情報の収集,カラー印刷データを受信したときのエラーメッセージの出力などを挙げることができ、カラー機特有の動作としてはカラー印刷データの解析や各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの使用状況に関する情報の収集などを挙げることができる。また、コントローラ70には、各種センサ(例えば、温度センサなど)による検出値やその他の入力信号(例えば、操作者によるプリント指示信号など)が信号ラインを介して入力され、これらの入力信号に基づいて露光器駆動制御部83や現像器駆動制御部84,一次転写ユニット駆動制御部85,二次転写ユニット駆動制御部86,定着ユニット駆動制御部87,搬送ユニット駆動制御部88,可動接続部駆動制御部89などを介して露光器22や現像器24,一次転写ユニット26,二次転写ユニット29,定着ユニット30,搬送ユニット28,可動接続部31などのカラーレーザプリンタ20の各部の動作を制御する。なお、露光器22や一次転写ユニット26,二次転写ユニット29,定着ユニット30,搬送ユニット28などについては、通常のカラーレーザプリンタやカラーの複写機と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0019】
図5は、コントローラ70のEEPROM90に記憶される情報の一例を示す説明図である。実施例では、EEPROM90には、図示するように、カラーレーザプリンタ20のIDや使用モード(機種名),装着された各トナーカートリッジ40のトナー残存量,カラーレーザプリンタ20により印刷された印刷枚数,カラーレーザプリンタ20の電源が投入された電源投入回数,カラーレーザプリンタ20により最初に印刷が開始された年月日などの情報が記憶されるように構成されている。ここで、使用モードとは、カラーレーザプリンタ20がモノクロ機として動作するモノクロ機モードであるかカラー機として動作するカラー機モードであるかを識別する情報であり、実施例では、カラーレーザプリンタ20の機種名を使用モードにより異なるものとし(例えば、カラー機モードは「xxx−C」,モノクロ機モードは「xxx−B」など)、この機種名を使用モードとして記憶するものとした。なお、カラーレーザプリンタ20の販売時には、使用モードはカラー機モードに設定されており、前述した試用カートリッジであるトナーカートリッジ40C,40M,40Yやブラック(K)のトナーカートリッジ40Kを用いてカラー印刷を行なうことができる。
【0020】
次に、実施例のカラーレーザプリンタ20の動作、特に、使用モードの切り替えに関する処理について説明する。まず、カラーレーザプリンタ20の販売時に設定されているカラー機モードをモノクロ機モードに切り替える第1モード設定処理について説明し、次に、この第1モード設定処理により設定されるモノクロ機モードをカラー機モードに切り替える第2モード設定処理について説明する。
【0021】
図6は、カラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときやアイドル状態が所定時間継続したときなどに、カラーレーザプリンタ20のコントローラ70により実行される第1モード設定処理の一例を示すフローチャートである。この第1モード設定処理では、まず、図示するように、装着されている各トナーカートリッジ40の記憶素子50から可動接続部31を介して試用カートリッジフラグの値を読み込む処理を実行する(ステップS100)。この情報の読み込み処理は、コントローラ70から可動接続部31に接続された記憶素子50のリード・ライト制御部54に対してリード信号を出力することにより行なわれる。
【0022】
そして、読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいて装着された各トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定し(ステップS110)、各トナーカートリッジ40がすべて通常のカートリッジである場合(即ち、試用カートリッジが1つも装着されていない場合)には、後続の処理をスキップしてこの第1モード設定処理を終了する。ここで、試用カートリッジが1つも装着されていない場合に処理を終了するのは、この第1モード設定処理は、試用カートリッジを用いたカラー印刷を可能とするためにカラーレーザプリンタ20の販売時に設定されているカラー機モードを、モノクロ機モードに切り替える処理であることに基づく。
【0023】
一方、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合には、コントローラ70のEEPROM90からトナー残存量や印刷枚数,電源投入回数,印刷開始年月日などの情報を読み込み(ステップS120)、これらの情報に基づいて使用モードをモノクロ機モードに切り替える条件を満たしているか否かを判定する(ステップS130〜S160)。モノクロ機モードに切り替える条件は、実施例では、シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y)のトナーカートリッジ40C,40M,40Yのいずれかのトナー残存量が所定量(例えば、10g)以下となっている場合(ステップS130),印刷枚数が所定枚数(例えば、20枚)以上となっている場合(ステップS140),印刷開始年月日から現在までの経過日数が所定日数(例えば、10日)以上となっている場合(ステップS150),電源投入回数が所定回数(例えば、10回)以上となっている場合(ステップS160)とし、これらの条件を1つでも満たす場合には、EEPROM90に記憶される使用モードをモノクロ機モードに書き換えて(ステップS170)、第1モード設定処理を終了する。このように、使用モードをモノクロ機モードに切り替えたカラーレーザプリンタ20では、試用カートリッジによるカラー印刷を終了し、ブラック(K)のトナーカートリッジ40Kを用いたモノクロ印刷を行なうモノクロ機として動作することになる。
【0024】
次に、第2モード設定処理について説明する。第2モード設定処理は、トナーカートリッジ40が取り替えられたときやカラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときなどにコントローラ70により実行される処理である。図7は、第2モード設定処理の一例を示すフローチャートである。この第2モード設定処理では、まず、図示するように、装着された各トナーカートリッジ40の記憶素子50から試用カートリッジフラグや製造元IDの値を読み込む処理を実行する(ステップS200)。
【0025】
そして、読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいて装着された各トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定し(ステップS210)、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合には、後続の処理をスキップしてこの第2モード設定処理を終了する。ここで、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合に処理を終了するのは、この第2モード設定処理は、前述した第1モード設定処理によりモノクロ機モードに設定された(即ち、試用カートリッジによるカラー印刷を終了した)カラーレーザプリンタ20の使用モードを、通常のカートリッジによるカラー印刷を可能とするためにカラー機モードに切り替える処理であることに基づく。
【0026】
一方、各トナーカートリッジ40がすべて通常のカートリッジである場合には、読み込んだ製造元IDの値に基づいて各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであるか否かを判定し(ステップS220)、各トナーカートリッジ40のすべてが所定の製造元により製造されたカートリッジであると判定されたときにはEEPROM90の使用モードをカラー機モードに書き換えて(ステップS230)、第2モード設定処理を終了する。実施例では、所定の製造元のIDを予め定めてEEPROM90などに記憶しておき、この記憶した所定の製造元のIDと記憶素子50から読み込んだ製造元IDの値とに基づいて各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであるか否かを判定するものとした。ここで、各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであると判定されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるのは、十分な品質のカートリッジを製造可能な製造元のIDを所定の製造元のIDとして設定することにより、劣悪な品質のカートリッジを用いたカラー印刷を防止し、ひいてはカラーレーザプリンタ20の故障などを抑制することができると考えられることに基づく。
【0027】
以上説明した実施例のカラーレーザプリンタ20によれば、販売時に装着された試用カートリッジを用いてカラー印刷を行なうことができ、さらに、EEPROM90に記憶されたトナー残存量や印刷枚数,印刷開始年月日,電源投入回数などの情報に基づいて所定の条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに切り替えることができる。したがって、試用カートリッジによるカラー印刷を条件付きで可能とすることができ、ユーザにカラー印刷を体験させることができる。また、一旦モノクロ機モードに設定された後であっても、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるから、継続してカラー印刷を行なうことができると共により適切な使用モードを設定することができる。
【0028】
ここで、実施例のカラーレーザプリンタ20では、第1モード設定処理を実行するコントローラ70が第1モード設定手段に相当し、第2モード設定処理を実行するコントローラ70が第2モード設定手段に相当する。
【0029】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶された試用カートリッジフラグの値に基づいてトナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定するものとしたが、こうした手法に限られず、その他の手法を用いて試用カートリッジであるか否かを判定するものとしてもよい。したがって、必ずしもトナーカートリッジ40は記憶素子50を備えなくてもよい。また、トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定しなくても、試用カートリッジによるカラー印刷を行なっているか否かを判定できればよい。
【0030】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、第1モード設定処理は、カラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときやアイドル状態が所定時間継続したときなどに実行するものとしたが、その他のタイミングで実行するものとしてもよく、例えば、各印刷ジョブの実行が完了する都度、第1モード設定処理を実行するものとしても構わない。また、第1モード設定処理はモノクロ機モードをカラー機モードに切り替える処理であるから、使用モードにモノクロ機モードが設定されているときにのみ第1モード設定処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、効率的に処理を実行することができる。
【0031】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、使用モードをモノクロ機モードに切り替える条件として、トナー残存量や印刷枚数,印刷開始年月日から現在までの経過日数,電源投入回数などに基づく条件を例示したが、モノクロ機として購入したユーザに試用カートリッジを用いたカラー印刷を体験させる期間を設定可能な条件であればよいから、これらの条件に限られないのは勿論であり、また、種々の条件を組み合わせて適用するものとしてもよい。
【0032】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしたが、カラー機モードに切り替える条件はその他の条件であってもよく、例えば、製造元に拘わらず試用カートリッジでない通常のトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしてもよい。また、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40であることや通常のトナーカートリッジ40であることを識別できればよいから、トナーカートリッジ40に記憶素子50を備えなくても構わない。さらに、トナーカートリッジ40を装着したときでなくても、例えば、所定のソフトウェア(例えば、コントローラ70のプログラムROM82に記憶されたカラー機用ファームウェアを使用可能とするプログラムなど)をカラーレーザプリンタ20にインストールしたときなどに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしても差し支えない。
【0033】
実施例のカラーレーザプリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたものとしたが、カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能な画像形成装置であればよいから、複数感光体方式や直接転写方式のフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタや複写機、インクジェットプリンタなどとしても構わない。また、画像形成方法の形態とするものとしても差し支えない。
【0034】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す構成図。
【図2】記憶素子50の機能ブロック図。
【図3】記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図4】コントローラ70における制御信号の入出力を示すブロック図。
【図5】EEPROM90に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図6】第1モード設定処理の一例を示すフローチャート。
【図7】第2モード設定処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
20 カラーレーザプリンタ、21 感光体、22 露光器、24 現像器、25 転写ベルト、26 一次転写ユニット、27 用紙カセット、28 搬送ユニット、29 二次転写ユニット、30 転写ユニット、31 可動接続部、40,40C,40M,40Y,40K トナーカートリッジ、50,50C,50M,50Y,50K 記憶素子、52 メモリセル、54 リード・ライト制御部、56 アドレスカウンタ、70 コントローラ、80 CPU、81 RAM、82 プログラムROM、83 露光器駆動制御部、84 現像器駆動制御部、85 一次転写ユニット駆動制御部、86 二次転写ユニット駆動制御部、87 定着ユニット駆動制御部、88 搬送ユニット駆動制御部、89 可動接続部駆動制御部、90 EEPROM。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関し、詳しくは、カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能な画像形成装置およびこうした画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、モノクロ機として販売されカラー機としても使用可能なレーザプリンタなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプリンタでは、モノクロ機用のファームウェアをカラー機用にアップグレードしたりしてカラー機として使用可能となるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−27124号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたプリンタでは、カラー機として使用するためにはファームウェアのアップグレードなどの作業を行なう必要が生じ、さらに、カラー用トナーカートリッジを新たに購入する必要がある場合には追加の費用が発生してしまうため、モノクロ機のままで継続して使用されてしまう傾向にある。これでは、プリンタに備えられたカラー機としての機能が無駄となってしまう。また、こうしたプリンタでは、モノクロ機として使用する場合とカラー機として使用する場合の両方で十分な品質の画像を形成することが求められている。
【0005】
本発明の画像形成装置および画像形成方法は、ユーザにカラー画像の形成を体験させることを目的の一つとする。また、本発明の画像形成装置および画像形成方法は、より適切な使用モードで画像形成を行なうことを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の画像形成装置および画像形成方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の画像形成装置は、
カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成装置であって、
前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定する第1モード設定手段と、
前記第1モード設定手段により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する第2モード設定手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の画像形成装置では、購入時に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像の形成が可能であり、第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する。したがって、試用記録剤カートリッジによるカラー画像の形成を条件付きで可能とすることができる。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させることができる。また、第2の所定条件が成立したときに使用モードをカラー機モードに設定するから、継続してカラー機として使用することができると共により適切な使用モードで画像を形成することができる。
【0009】
こうした本発明の画像形成装置において、装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定するカートリッジ判定手段を備え、前記第1モード設定手段は前記カートリッジ判定手段により装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであると判定されると共に前記第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジかどうかを判定した上で使用モードをモノクロ機モードに設定することができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記カートリッジ判定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを識別する情報に基づいて該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤カートリッジの記憶素子に記憶された情報に基づいて試用記録剤カートリッジであるか否かを判定することができる。
【0010】
また、本発明の画像形成装置において、前記第1の所定条件は、前記試用記録剤カートリッジに充填された記録剤の残存量が所定量以下となったときに成立する条件であるものとしたり、前記試用記録剤カートリッジを用いた画像形成数が所定数以上となったときに成立する条件であるものとしたり、画像形成装置の電源の投入回数が所定回数以上となったときに成立する条件であるものとしたり、前記試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を開始した日からの経過日数が所定日数以上となったときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤の残存量や画像形成数,電源の投入回数,カラー画像形成の開始日からの経過日数などに応じて使用モードをモノクロ機モードに設定することができる。
【0011】
さらに、本発明の画像形成装置において、前記第2の所定条件は所定の記録剤カートリッジが装着されたときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、所定の記録剤カートリッジを装着することにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記第2モード設定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段であるものとすることもできる。こうすれば、記録剤カートリッジの記憶素子に記憶された情報に基づいて所定の記録剤カートリッジかどうかの判断を行なうことができる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記所定の記録剤カートリッジは所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであり、前記第2モード設定手段は装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した製造元に関する情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段であるものとすることもできる。こうすれば、所定の製造元により製造された記録剤カートリッジを装着することにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。
【0012】
こうした本発明の画像形成装置において、前記第2の所定条件は使用モードをカラー機モードに設定するための所定のソフトウェアがインストールされたときに成立する条件であるものとすることもできる。こうすれば、所定のソフトウェアをインストールすることにより使用モードをカラー機モードに設定することができる。ここで「所定のソフトウェア」としては、ファームウェアのアップグレードプログラムやカラー機用モジュールの使用制限を解除するプログラムなどを挙げることができる。
【0013】
本発明の画像形成方法は、
カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成方法であって、
(a)前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定し、
(b)前記ステップ(a)により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する、
ことを要旨とする。
【0014】
この本発明の画像形成方法では、購入時に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像の形成が可能であり、第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する。したがって、試用記録剤カートリッジによるカラー画像の形成を条件付きで可能とすることができる。この結果、ユーザにカラー画像の形成を体験させることができる。また、第2の所定条件が成立したときに使用モードをカラー機モードに設定するから、継続してカラー機として使用することができると共により適切な使用モードで画像を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である画像形成装置として機能するカラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す構成図である。実施例のカラーレーザプリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図示するように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された各色毎の画像を帯電された感光体21上にレーザを照射して静電潜像として形成する露光器22と、装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて感光体21上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器24と、感光体21上に現像された各色のトナー像を転写ベルト25に重ねて転写してカラートナー像を形成する一次転写ユニット26と、用紙カセット27から用紙を搬送する搬送ユニット28と、搬送された用紙に転写ベルト26に形成されたカラートナー像を転写する二次転写ユニット29と、用紙上に転写されたカラートナー像を用紙に融着定着させて排紙する定着ユニット30と、こうしたカラーレーザプリンタ20全体の動作を制御するコントローラ70とを備える。
【0016】
現像器24は、装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kがそれぞれ感光体21に対向するように回転可能に構成されており、カラーレーザプリンタ20の販売時には、シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y)のトナーカートリッジ40C,40M,40Yについては通常のトナーカートリッジ40よりも充填されたトナー量の少ない試用カートリッジが装着されている。また、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kは、それぞれ記憶素子50C,50M,50Y,50Kを備え、記憶素子50が図中下部右側に位置したときにその記憶素子50に接続する可動接続部31を介してコントローラ70により記憶素子50に記憶された情報が読み込まれる。図2はコントローラ70と記憶素子50との電気的な接続関係を機能ブロックで示すブロック図である。記憶素子50は、図示するように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード・ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード・ライト制御部54を介してカラーレーザプリンタ20のコントローラ70とデータのやり取りを行なう際のカウントアップを行なうアドレスカウンタ56とを備える。
【0017】
図3は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図である。実施例では、記憶素子50には、図示するように、トナーカートリッジ40のID(カートリッジID)やトナーカートリッジ40に充填されたトナーの色,トナーカートリッジ40の製造元のID(製造元ID),このトナーカートリッジ40が前述した試用カートリッジであるか否かを示す試用カートリッジフラグなどの情報が記憶されるように構成されている。これらの情報は、トナーカートリッジ40を製造する際やトナーを充填するときなどに工場などで記憶素子50への書き込みが行なわれる。
【0018】
図4はカラーレーザプリンタ20のコントローラ70における制御信号の入出力を示すブロック図である。コントローラ70は、図示するように、CPU80を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、データを一時的に記憶するRAM81やカラーレーザプリンタ20の各種ステータス情報などを記憶する不揮発性メモリとしてのEEPROM90,ファームウェアなどのプログラムを記憶するプログラムROM82を備える。プログラムROM82には、モノクロ機用ファームウェアとカラー機用ファームウェアとが記憶されており、それぞれモノクロ機特有の動作やカラー機特有の動作を制御する。ここで、モノクロ機特有の動作としてはクライアントコンピュータなどから送信されるモノクロ印刷データの解析や現像器24に装着されたブラック(K)のトナーカートリッジ40Kの使用状況に関する情報の収集,カラー印刷データを受信したときのエラーメッセージの出力などを挙げることができ、カラー機特有の動作としてはカラー印刷データの解析や各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの使用状況に関する情報の収集などを挙げることができる。また、コントローラ70には、各種センサ(例えば、温度センサなど)による検出値やその他の入力信号(例えば、操作者によるプリント指示信号など)が信号ラインを介して入力され、これらの入力信号に基づいて露光器駆動制御部83や現像器駆動制御部84,一次転写ユニット駆動制御部85,二次転写ユニット駆動制御部86,定着ユニット駆動制御部87,搬送ユニット駆動制御部88,可動接続部駆動制御部89などを介して露光器22や現像器24,一次転写ユニット26,二次転写ユニット29,定着ユニット30,搬送ユニット28,可動接続部31などのカラーレーザプリンタ20の各部の動作を制御する。なお、露光器22や一次転写ユニット26,二次転写ユニット29,定着ユニット30,搬送ユニット28などについては、通常のカラーレーザプリンタやカラーの複写機と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0019】
図5は、コントローラ70のEEPROM90に記憶される情報の一例を示す説明図である。実施例では、EEPROM90には、図示するように、カラーレーザプリンタ20のIDや使用モード(機種名),装着された各トナーカートリッジ40のトナー残存量,カラーレーザプリンタ20により印刷された印刷枚数,カラーレーザプリンタ20の電源が投入された電源投入回数,カラーレーザプリンタ20により最初に印刷が開始された年月日などの情報が記憶されるように構成されている。ここで、使用モードとは、カラーレーザプリンタ20がモノクロ機として動作するモノクロ機モードであるかカラー機として動作するカラー機モードであるかを識別する情報であり、実施例では、カラーレーザプリンタ20の機種名を使用モードにより異なるものとし(例えば、カラー機モードは「xxx−C」,モノクロ機モードは「xxx−B」など)、この機種名を使用モードとして記憶するものとした。なお、カラーレーザプリンタ20の販売時には、使用モードはカラー機モードに設定されており、前述した試用カートリッジであるトナーカートリッジ40C,40M,40Yやブラック(K)のトナーカートリッジ40Kを用いてカラー印刷を行なうことができる。
【0020】
次に、実施例のカラーレーザプリンタ20の動作、特に、使用モードの切り替えに関する処理について説明する。まず、カラーレーザプリンタ20の販売時に設定されているカラー機モードをモノクロ機モードに切り替える第1モード設定処理について説明し、次に、この第1モード設定処理により設定されるモノクロ機モードをカラー機モードに切り替える第2モード設定処理について説明する。
【0021】
図6は、カラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときやアイドル状態が所定時間継続したときなどに、カラーレーザプリンタ20のコントローラ70により実行される第1モード設定処理の一例を示すフローチャートである。この第1モード設定処理では、まず、図示するように、装着されている各トナーカートリッジ40の記憶素子50から可動接続部31を介して試用カートリッジフラグの値を読み込む処理を実行する(ステップS100)。この情報の読み込み処理は、コントローラ70から可動接続部31に接続された記憶素子50のリード・ライト制御部54に対してリード信号を出力することにより行なわれる。
【0022】
そして、読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいて装着された各トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定し(ステップS110)、各トナーカートリッジ40がすべて通常のカートリッジである場合(即ち、試用カートリッジが1つも装着されていない場合)には、後続の処理をスキップしてこの第1モード設定処理を終了する。ここで、試用カートリッジが1つも装着されていない場合に処理を終了するのは、この第1モード設定処理は、試用カートリッジを用いたカラー印刷を可能とするためにカラーレーザプリンタ20の販売時に設定されているカラー機モードを、モノクロ機モードに切り替える処理であることに基づく。
【0023】
一方、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合には、コントローラ70のEEPROM90からトナー残存量や印刷枚数,電源投入回数,印刷開始年月日などの情報を読み込み(ステップS120)、これらの情報に基づいて使用モードをモノクロ機モードに切り替える条件を満たしているか否かを判定する(ステップS130〜S160)。モノクロ機モードに切り替える条件は、実施例では、シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y)のトナーカートリッジ40C,40M,40Yのいずれかのトナー残存量が所定量(例えば、10g)以下となっている場合(ステップS130),印刷枚数が所定枚数(例えば、20枚)以上となっている場合(ステップS140),印刷開始年月日から現在までの経過日数が所定日数(例えば、10日)以上となっている場合(ステップS150),電源投入回数が所定回数(例えば、10回)以上となっている場合(ステップS160)とし、これらの条件を1つでも満たす場合には、EEPROM90に記憶される使用モードをモノクロ機モードに書き換えて(ステップS170)、第1モード設定処理を終了する。このように、使用モードをモノクロ機モードに切り替えたカラーレーザプリンタ20では、試用カートリッジによるカラー印刷を終了し、ブラック(K)のトナーカートリッジ40Kを用いたモノクロ印刷を行なうモノクロ機として動作することになる。
【0024】
次に、第2モード設定処理について説明する。第2モード設定処理は、トナーカートリッジ40が取り替えられたときやカラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときなどにコントローラ70により実行される処理である。図7は、第2モード設定処理の一例を示すフローチャートである。この第2モード設定処理では、まず、図示するように、装着された各トナーカートリッジ40の記憶素子50から試用カートリッジフラグや製造元IDの値を読み込む処理を実行する(ステップS200)。
【0025】
そして、読み込んだ試用カートリッジフラグの値に基づいて装着された各トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定し(ステップS210)、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合には、後続の処理をスキップしてこの第2モード設定処理を終了する。ここで、1つでも試用カートリッジであるトナーカートリッジ40が存在する場合に処理を終了するのは、この第2モード設定処理は、前述した第1モード設定処理によりモノクロ機モードに設定された(即ち、試用カートリッジによるカラー印刷を終了した)カラーレーザプリンタ20の使用モードを、通常のカートリッジによるカラー印刷を可能とするためにカラー機モードに切り替える処理であることに基づく。
【0026】
一方、各トナーカートリッジ40がすべて通常のカートリッジである場合には、読み込んだ製造元IDの値に基づいて各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであるか否かを判定し(ステップS220)、各トナーカートリッジ40のすべてが所定の製造元により製造されたカートリッジであると判定されたときにはEEPROM90の使用モードをカラー機モードに書き換えて(ステップS230)、第2モード設定処理を終了する。実施例では、所定の製造元のIDを予め定めてEEPROM90などに記憶しておき、この記憶した所定の製造元のIDと記憶素子50から読み込んだ製造元IDの値とに基づいて各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであるか否かを判定するものとした。ここで、各トナーカートリッジ40が所定の製造元により製造されたカートリッジであると判定されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるのは、十分な品質のカートリッジを製造可能な製造元のIDを所定の製造元のIDとして設定することにより、劣悪な品質のカートリッジを用いたカラー印刷を防止し、ひいてはカラーレーザプリンタ20の故障などを抑制することができると考えられることに基づく。
【0027】
以上説明した実施例のカラーレーザプリンタ20によれば、販売時に装着された試用カートリッジを用いてカラー印刷を行なうことができ、さらに、EEPROM90に記憶されたトナー残存量や印刷枚数,印刷開始年月日,電源投入回数などの情報に基づいて所定の条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに切り替えることができる。したがって、試用カートリッジによるカラー印刷を条件付きで可能とすることができ、ユーザにカラー印刷を体験させることができる。また、一旦モノクロ機モードに設定された後であっても、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるから、継続してカラー印刷を行なうことができると共により適切な使用モードを設定することができる。
【0028】
ここで、実施例のカラーレーザプリンタ20では、第1モード設定処理を実行するコントローラ70が第1モード設定手段に相当し、第2モード設定処理を実行するコントローラ70が第2モード設定手段に相当する。
【0029】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶された試用カートリッジフラグの値に基づいてトナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定するものとしたが、こうした手法に限られず、その他の手法を用いて試用カートリッジであるか否かを判定するものとしてもよい。したがって、必ずしもトナーカートリッジ40は記憶素子50を備えなくてもよい。また、トナーカートリッジ40が試用カートリッジであるか否かを判定しなくても、試用カートリッジによるカラー印刷を行なっているか否かを判定できればよい。
【0030】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、第1モード設定処理は、カラーレーザプリンタ20の電源が投入されたときやアイドル状態が所定時間継続したときなどに実行するものとしたが、その他のタイミングで実行するものとしてもよく、例えば、各印刷ジョブの実行が完了する都度、第1モード設定処理を実行するものとしても構わない。また、第1モード設定処理はモノクロ機モードをカラー機モードに切り替える処理であるから、使用モードにモノクロ機モードが設定されているときにのみ第1モード設定処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、効率的に処理を実行することができる。
【0031】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、使用モードをモノクロ機モードに切り替える条件として、トナー残存量や印刷枚数,印刷開始年月日から現在までの経過日数,電源投入回数などに基づく条件を例示したが、モノクロ機として購入したユーザに試用カートリッジを用いたカラー印刷を体験させる期間を設定可能な条件であればよいから、これらの条件に限られないのは勿論であり、また、種々の条件を組み合わせて適用するものとしてもよい。
【0032】
実施例のカラーレーザプリンタ20では、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしたが、カラー機モードに切り替える条件はその他の条件であってもよく、例えば、製造元に拘わらず試用カートリッジでない通常のトナーカートリッジ40が装着されたときに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしてもよい。また、所定の製造元により製造されたトナーカートリッジ40であることや通常のトナーカートリッジ40であることを識別できればよいから、トナーカートリッジ40に記憶素子50を備えなくても構わない。さらに、トナーカートリッジ40を装着したときでなくても、例えば、所定のソフトウェア(例えば、コントローラ70のプログラムROM82に記憶されたカラー機用ファームウェアを使用可能とするプログラムなど)をカラーレーザプリンタ20にインストールしたときなどに使用モードをカラー機モードに切り替えるものとしても差し支えない。
【0033】
実施例のカラーレーザプリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたものとしたが、カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能な画像形成装置であればよいから、複数感光体方式や直接転写方式のフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタや複写機、インクジェットプリンタなどとしても構わない。また、画像形成方法の形態とするものとしても差し支えない。
【0034】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す構成図。
【図2】記憶素子50の機能ブロック図。
【図3】記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図4】コントローラ70における制御信号の入出力を示すブロック図。
【図5】EEPROM90に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図6】第1モード設定処理の一例を示すフローチャート。
【図7】第2モード設定処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
20 カラーレーザプリンタ、21 感光体、22 露光器、24 現像器、25 転写ベルト、26 一次転写ユニット、27 用紙カセット、28 搬送ユニット、29 二次転写ユニット、30 転写ユニット、31 可動接続部、40,40C,40M,40Y,40K トナーカートリッジ、50,50C,50M,50Y,50K 記憶素子、52 メモリセル、54 リード・ライト制御部、56 アドレスカウンタ、70 コントローラ、80 CPU、81 RAM、82 プログラムROM、83 露光器駆動制御部、84 現像器駆動制御部、85 一次転写ユニット駆動制御部、86 二次転写ユニット駆動制御部、87 定着ユニット駆動制御部、88 搬送ユニット駆動制御部、89 可動接続部駆動制御部、90 EEPROM。
Claims (12)
- カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成装置であって、
前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定する第1モード設定手段と、
前記第1モード設定手段により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する第2モード設定手段と、
を備える画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置であって、
装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定するカートリッジ判定手段を備え、
前記第1モード設定手段は、前記カートリッジ判定手段により装着された記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであると判定されると共に前記第1の所定条件が成立したときに使用モードをモノクロ機モードに設定する手段である
画像形成装置。 - 前記カートリッジ判定手段は、装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを識別する情報に基づいて該記録剤カートリッジが試用記録剤カートリッジであるか否かを判定する手段である請求項2記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定条件は、前記試用記録剤カートリッジに充填された記録剤の残存量が所定量以下となったときに成立する条件である請求項1ないし3いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定条件は、前記試用記録剤カートリッジを用いた画像形成数が所定数以上となったときに成立する条件である請求項1ないし4いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定条件は、画像形成装置の電源の投入回数が所定回数以上となったときに成立する条件である請求項1ないし5いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定条件は、前記試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を開始した日からの経過日数が所定日数以上となったときに成立する条件である請求項1ないし6いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第2の所定条件は、所定の記録剤カートリッジが装着されたときに成立する条件である請求項1ないし7いずれか記載の画像形成装置。
- 前記第2モード設定手段は、装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段である請求項8記載の画像形成装置。
- 請求項9記載の画像形成装置であって、
前記所定の記録剤カートリッジは、所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであり、
前記第2モード設定手段は、装着された記録剤カートリッジが有する記憶素子から取得した製造元に関する情報に基づいて該装着された記録剤カートリッジが前記所定の製造元により製造された記録剤カートリッジであるか否かを判断する手段である
画像形成装置。 - 前記第2の所定条件は、使用モードをカラー機モードに設定するための所定のソフトウェアがインストールされたときに成立する条件である請求項1ないし10いずれか記載の画像形成装置。
- カラー機モードとモノクロ機モードとの間で使用モードの切り替えが可能であり、購入時にはカラー機モードに設定されると共に予め装着された試用記録剤カートリッジを用いてカラー画像を形成可能な画像形成方法であって、
(a)前記試用記録剤カートリッジが装着された状態で第1の所定条件が成立したときに、該試用記録剤カートリッジを用いたカラー画像の形成を不能とするために使用モードをモノクロ機モードに設定し、
(b)前記ステップ(a)により使用モードをモノクロ機モードに設定した状態で第2の所定条件が成立したときに、使用モードをカラー機モードに設定する、
画像形成方法。
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