JP2004312353A - 電子メッセージ交換システム、及びそのサーバ、通信端末、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の相手と交互にメッセージの交換が可能な仮想的な交換日記を実現する。
【解決手段】電子メッセージの送受信機能を有する通信端末1、2と、通信端末1、2とネットワーク5を介して接続されこれらの通信端末との間で電子メッセージの配信処理を行うサーバ3とを備え、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムである。サーバ3において、受信した電子メッセージとこの電子メッセージの送信状態を示すステータス情報とを格納するデータベース4を備え、制御部8によってステータス情報に基づいて2つの通信端末間で電子メッセージを交互に送信するように制御を行い、電子メッセージによる交換日記を実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】電子メッセージの送受信機能を有する通信端末1、2と、通信端末1、2とネットワーク5を介して接続されこれらの通信端末との間で電子メッセージの配信処理を行うサーバ3とを備え、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムである。サーバ3において、受信した電子メッセージとこの電子メッセージの送信状態を示すステータス情報とを格納するデータベース4を備え、制御部8によってステータス情報に基づいて2つの通信端末間で電子メッセージを交互に送信するように制御を行い、電子メッセージによる交換日記を実現する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話等の通信端末を用いて、インターネット等のネットワーク上でメッセージの送受信を行う電子メッセージ交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータや携帯情報端末、携帯電話等を用いて端末間でメッセージをやり取りする手段として、電子メールが普及している。また、カメラ付き携帯電話の普及等に伴って、テキストの電子メールに静止画または動画の画像を添付した画像付き電子メールの送受信が頻繁に行われるようになってきた。画像データはテキストデータに比較してデータ量が多く、携帯電話等では端末に保存できる画像数に制限があるため、撮影した画像データをネットワーク上のサーバに格納して、必要に応じて随時画像データをダウンロードするというサービスが提供されている。さらに、携帯電話等からサーバにアクセスして送信先やコメントだけを入力することにより、指定された送信先へ所定の形式の画像付き電子メールが送信されるようなネットワークフォトサービスシステムなども提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−224228号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話等の携帯型通信端末による電子メールは、主に特定の相手との間で簡単なメッセージやメモのやり取りに利用され、特に若年層の間では頻繁に電子メールのやり取りが行われており、意思疎通を図るための必須ツールとして広く普及している。
【0005】
しかしながら、特に複数の相手とこのような電子メールのやり取りを相互に行っているような場合には、相手から着信した電子メールへの返信を忘れてしまったり、こちらからの送信に対してなかなか返信がされなかったりすることがあり、電子メールの交換が継続しないことがあった。そこで、特定の相手とあたかも交換日記を行うようなメッセージ交換システムがあれば便利である。
【0006】
特定の相手との間でメッセージを交換する従来のいわゆる交換日記では、実際の日記帳を用いてそれを相互にやり取りするため、日記帳を保持している側が次にメッセージを書く番であるということが容易に判断でき、また、相互の日記の履歴を簡単に閲覧することができる。一方、携帯電話等による電子メールの交換においては、実際の交換日記における日記帳のような存在がないため、メールの交換が継続しなかったり、過去の日記の履歴の閲覧が容易にできない場合があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特定の相手と交互にメッセージの交換が可能な仮想的な交換日記を実現できる電子メッセージ交換システム、及びそのサーバ、通信端末、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子メッセージ交換システムは、電子メッセージの送受信機能を有する通信端末と、前記通信端末と通信手段を介して接続され前記通信端末との間で電子メッセージの配信処理を行うサーバとを備え、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムであって、前記2つの通信端末間で前記電子メッセージを交互に送信するように制御を行い、電子メッセージによる交換日記を実現するメッセージ交換制御手段を備えるものである。
【0009】
上記構成により、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるため、実際の日記帳を用いた場合と同様に仮想的な日記帳をやり取りするようにして交換日記を行うことが可能となる。
【0010】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部を前記サーバと前記通信端末の少なくとも一方に備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報によって、どちらの通信端末が電子メッセージを送っている状態かなど、電子メッセージの送信状態をサーバや通信端末で把握することが可能となる。
【0011】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記ステータス情報は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むものとする。
上記構成により、催促情報によって、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳が存在している通信端末に対してメッセージ交換相手から催促を行っていることを、電子メッセージの送信状態としてサーバや通信端末で把握することが可能となる。
【0012】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記催促情報は、前記催促を行った回数情報を含むものとする。
上記構成により、催促情報によって、催促がなされている状態と共に催促の回数がサーバや通信端末で把握可能である。
【0013】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記サーバは、前記通信端末から送られた電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報に基づいて、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるように電子メッセージの送受信を制御することができ、電子メッセージのやり取りにより仮想的な日記帳を交換する交換日記を実現可能である。
【0014】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳を所持している通信端末からのみ電子メッセージの送信を許可し、電子メッセージを受信した場合にステータス情報を更新して電子メッセージ送信の順番を他方の通信端末に切り換えることができ、電子メッセージのやり取りを交互に実行することが可能となる。
【0015】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記通信端末は、前記ステータス情報を取得するステータス取得部と、前記取得したステータス情報に基づいて前記電子メッセージの送信状態を表示するステータス表示制御部とを備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報を取得して電子メッセージの送信状態を表示することで、通信端末においてどちらの通信端末が電子メッセージを送る順番であるかなどの電子メッセージの送信状態を確認することが可能となる。
【0016】
本発明のサーバは、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバであって、前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信部と、前記受信した電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部と、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備えるものである。
上記構成により、ステータス情報に基づいて、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるように電子メッセージの送受信を制御することができ、電子メッセージのやり取りにより仮想的な日記帳を交換する交換日記を実現可能である。
【0017】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳を所持している通信端末からのみ電子メッセージの送信を許可し、電子メッセージを受信した場合にステータス情報を更新して電子メッセージ送信の順番を他方の通信端末に切り換えることができ、電子メッセージのやり取りを交互に実行することが可能となる。
【0018】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にない、すなわち仮想的な日記帳が相手方に存在している通信端末からは電子メッセージの送信を不可とし、エラー通知によってユーザに知らせることができる。例えば、メッセージ交換相手に催促を行えるようにすることも可能である。
【0019】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記ステータス情報格納部は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納し、前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記ステータス情報の催促情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合には、ステータス情報の催促情報を更新して、この催促情報によって例えば催促がなされている状態や催促回数などをサーバや通信端末において把握可能にすることができる。
【0020】
本発明の通信端末は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末であって、メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信部と、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得部と、前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示するステータス表示制御部とを備えるものである。
【0021】
上記構成により、ステータス情報を取得して電子メッセージの送信状態を表示することで、通信端末においてどちらの通信端末が電子メッセージを送る順番であるかなどの電子メッセージの送信状態を確認でき、通信端末間で交互に電子メッセージを送受信することが可能となる。
【0022】
また、他の態様として、上記の通信端末であって、前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信部を備えるものとする。
上記構成により、メッセージ交換相手側の通信端末が電子メッセージを送る順番である、すなわち相手側が仮想的な日記帳を所持している場合に、電子メッセージ送信の催促を送信することが可能である。
【0023】
また、他の態様として、上記の通信端末であって、前記ステータス表示制御部は、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示するものとする。
上記構成により、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促を受けた場合に、催促がなされていること及び催促回数を表示により確認することが可能である。
【0024】
また、本発明は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバにおける各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、前記受信した電子メッセージを格納手段に格納するメッセージ格納ステップと、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納手段に格納するステータス情報格納ステップと、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【0025】
また、上記のプログラムであって、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記格納されたステータス情報を更新するものを提供する。
【0026】
また、上記のプログラムであって、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものを提供する。
【0027】
また、上記のプログラムであって、前記ステータス情報格納ステップにおいて、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納手段に格納し、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記格納されたステータス情報の催促情報を更新するものを提供する。
【0028】
また、本発明は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末における各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得ステップと、前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示手段に表示するステータス表示制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【0029】
また、上記のプログラムであって、さらに、前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信ステップを含むものを提供する。
【0030】
また、上記のプログラムであって、前記ステータス表示制御ステップにおいて、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示手段に表示するものを提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、電子メッセージ交換システムの一例として、携帯電話を通信端末として用いて電子メッセージの交換を行う場合の構成及び動作を例示する。まずはじめに、本実施形態の電子メッセージ交換システムの構成について説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施形態を説明するための電子メッセージ交換システムの概略構成を示す図である。電子メッセージ交換システムは、主に、通信端末の一例である携帯端末1及び2と、電子メッセージの配信等を行うサーバ3とを有して構成される。本実施形態では、複数の携帯端末間で電子メッセージを送受信するために、携帯端末を通信端末とした移動体通信システムにおいて構築された電子メールの配信機能を利用し、撮影画像の画像データ(静止画像または動画像)、音声データ等を添付可能な電子メールによって送受信することとする。
【0033】
携帯端末1及び2は、携帯電話などの携帯型の通信端末であり、電子メール等の電子メッセージの送受信及び表示を行う機能を有する。また、携帯端末1及び2は、カメラやマイクを備え、画像データや音声データを添付した電子メッセージの送受信も行えるようになっている。この携帯端末1及び2は、通信手段の一例である移動体通信網等を介してインターネット網等のネットワーク5に接続されている。また、このネットワーク5には、電子メッセージの蓄積や配信などを行うサーバ3が接続されている。
【0034】
サーバ3は、電子メッセージの送受信を統括する装置であり、特定の通信端末間(本実施形態では、携帯端末1と携帯端末2との間)でやり取りされる交換日記の電子メッセージやその履歴、仮想的な日記帳の所在などを示すステータスを含む日記帳データをユーザ別に記憶するための格納手段の一例であるデータベース4を備えている。このデータベース4は、ステータス情報格納部及びメッセージ格納部の機能を有する。また、サーバ3は、ネットワーク5を介して通信相手との間でデータや信号の送受信を行うメッセージ受信部の機能を有する通信部7と、プロセッサ及びメモリ等を有して構成され自装置の動作制御を行うメッセージ制御部の機能を有する制御部8とを備えている。
【0035】
図2は、携帯端末1、2の概略構成を示す図である。携帯端末1、2は、通信部11、表示部12、制御部13、入力部14、撮像部15などを有して構成される。通信部11は、復調回路及び変調回路等を有し、移動体通信網の基地局との間で無線通信によるデータや信号の送受信を行うものであり、メッセージ送信部の機能を有している。表示部12は、表示手段の一例であり、液晶表示装置等により構成され、通信相手の電話番号やメッセージ、各種コンテンツなどの表示を行うものである。制御部13は、プロセッサ及びメモリ等を有して構成され、端末各部の制御を行うもので、各種アプリケーションプログラムによる動作も可能となっている。この制御部13はステータス取得部及びステータス表示制御部の機能を有する。入力部14は、操作用の入力キーやマイク等を含むものであり、ユーザからの各種操作や指示を入力して制御部13に伝達する。撮像部15は、CCD撮像素子等を有して構成され、被写体を撮像して画像データを得るものである。
【0036】
図3は、データベース4に記憶される日記帳データのデータ構成例を示す図である。データベース4に記憶される日記帳データは、登録者端末の電子メールアドレス21、相手となる参加者端末の電子メールアドレス22、日記帳のステータス23、登録者端末から送信された電子メッセージデータ24、及び参加者端末から送信された電子メッセージデータ25、などを有して構成される。
【0037】
ここで、データベース4に記憶される項目の一つであるステータスについて詳細に説明する。図4は、日記帳データにおけるステータス情報の表記例を示した図である。本実施形態における電子メッセージ交換システムでは、実際の交換日記と同様に、2つの通信端末間における電子メッセージの送受信を必ず交互に行い、仮想的な日記帳が存在するように電子メッセージが交換されるようにしている。この仮想的な日記帳の所在を、電子メッセージの送受信の状況に基づくステータスで示し、ユーザが把握できるようにする。
【0038】
例えば、携帯端末A(登録者端末)と携帯端末B(参加者端末)との間で電子メッセージを交換する場合、ステータス「AB」とは、携帯端末Aから携帯端末Bへ電子メッセージが送信済みである状態で、仮想的な日記帳の所在、すなわち電子メッセージを送信する順番が携帯端末B側にあることを示す。また、ステータス「BA」とは、携帯端末Bから携帯端末Aへ電子メッセージが送信済みである状態で、仮想的な日記帳の所在、すなわち電子メッセージを送信する順番が携帯端末A側にあることを示す。さらに、ステータス「ABSn(nは自然数)」とは、仮想的な日記帳の所在が携帯端末B側にあり、携帯端末Aから携帯端末Bに対して電子メッセージの返信(すなわち日記帳の返却)を催促している状態を示す。また、ステータス「BASn(nは自然数)」とは、仮想的な日記帳の所在は携帯端末A側にあり、携帯端末Bから携帯端末Aに対して電子メッセージの返信(すなわち日記帳の返却)を催促している状態を示す。電子メッセージの返信の催促については後で詳細に説明する。
【0039】
次に、本実施形態の電子メッセージ交換システムにおける携帯端末1、2の動作について説明する。なお、電子メッセージ交換システムを携帯電話などの携帯端末を用いて実現するためには、専用のアプリケーションプログラムが必要である。このアプリケーションプログラムは、携帯端末1、2の制御部13のプロセッサにより実行され、電子メッセージ交換システムの端末側での各機能が実現される。前記アプリケーションプログラムは、例えば携帯端末1、2によってサーバ3が管理する所定のダウンロードサイトにアクセスしてダウンロードして入手することができる。
【0040】
携帯端末1、2により電子メッセージ交換システムのアプリケーションプログラムをダウンロードする際には、交換日記を行う双方の携帯端末(登録者端末及び参加者端末)の電話番号や電子メールアドレスなどのユーザデータを入力部14より入力し、サーバ3に初期登録する。これにより、当該ユーザデータの情報がアプリケーションプログラム内に埋め込まれ、ダウンロード時に携帯端末側へも受け渡される。このとき、所定のダウンロードサイトなどを閲覧する手段としては、携帯端末に予め実装されたブラウザプログラムなどを利用すればよい。
【0041】
図5は、携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムを起動させた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0042】
携帯端末1または2で電子メッセージ交換システムのアプリケーションを起動すると(ステップS101)、制御部13によりアプリケーションプログラムが実行開始される。そして、制御部13は、仮想的な日記帳の所在(すなわちどちらが送信する番であるか)等を示すステータスを確認するために通信部11を介してサーバ3へアクセスしてステータスを取得する(ステップS102)。サーバ3からステータスを取得した後、制御部13は、表示部12においてステータスに応じた待ち受け画面の表示を行う(ステップS103)。この待ち受け画面は、携帯端末において電話や電子メッセージの着信を待機する状態での表示画面であり、ユーザが既存のものを選択したりダウンロードにより取得した所望のキャラクタなどが表示される。本実施形態の待ち受け画面には、ユーザのキー入力によりアプリケーションの操作が可能な活性化状態と、アプリケーションの操作を受け付けない非活性化状態とがある。
【0043】
図6は、携帯端末における待ち受け画面の非活性化状態での表示例を示す図である。図6において、(a)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いてない場合、(b)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いた場合、(c)は相手から催促が届いた場合をそれぞれ示している。例えば、携帯端末Bにおいて、ステータスが「BA」である場合は、図6(a)のように携帯端末Bから携帯端末Aへ電子メッセージを送信済みで、相手からの返信がまだ無いことを示すステータス表示がなされる。また、ステータスが「AB」である場合は、図6(b)のように携帯端末Bに携帯端末Aから電子メッセージが送信されて到着したことを示すステータス表示がなされる。さらに、ステータスが「ABS2」である場合は、図6(c)のように相手の携帯端末Aから電子メッセージ返信の催促が2回行われていることを示すステータス表示がなされる。これらの待ち受け画面では、図示例のように所望のキャラクタを表示してもよいし、電子メッセージに添付された画像を表示するようなことも可能である。
【0044】
図5に戻り、ステップS103で待ち受け画面の表示を行った後、制御部13は、表示中にキー入力があるかどうかを検知する(ステップS104)。ここでキー入力がなく、さらに所定時間が経過した場合は(ステップS105)、再度ステップS102と同様のステータスの取得を行う(ステップS106)。そして、取得したステータスが前回取得したステータスと同じであるかどうかを判断し(ステップS107)、相手からの電子メッセージの着信や返信の催促など、ステータスに変化がある場合は、待ち受け画面の表示を変更する(ステップS108)。その後、ステップS104に戻り、前述の動作手順を繰り返す。
【0045】
一方、ステップS104においてキー入力があった場合、制御部13はキー入力操作に応じた動作へ移行する(ステップS109)。この入力対応動作については、後述する。
【0046】
図7は、携帯端末における待ち受け画面の活性化状態での表示例を示す図である。図7において、(a)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いた場合、(b)は相手から催促が届いた場合、(c)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いてない場合、(d)は相手に対して催促を送信している場合をそれぞれ示している。活性化状態では、ユーザからのキー入力を受け付けてアプリケーションの操作が可能となっている。なお、非活性化状態から活性化状態へは、待ち受け画面を表示しているときに所定のキーを長押しするなどの操作によって移行する。
【0047】
例えば、相手から電子メッセージ(日記)が到着している状態では、図7(a)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」と「読む」のボタンが表示される。また、相手から電子メッセージ返信の催促が2回なされた状態では、図7(b)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」のボタンのみが表示される。さらに、電子メッセージ(日記)を相手へ送信済みで返信を待っている状態では、図7(c)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」と「催促」のボタンが表示される。これらのボタンに対応するキーを押下すると、電子メッセージ交換システムの端末の各種設定、電子メッセージの表示、返信の催促などが行える。相手に催促を行っているときは、図7(d)のような催促送信中を示す表示が行われる。
【0048】
図8は、携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムにおいて、待ち受け画面が活性化状態でキー入力が行われた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0049】
制御部13は、キー入力を検知すると(ステップS201)、キー入力操作の種類を判断する(ステップS202)。ステップS202において、「設定」ボタンの操作であると判断された場合、表示部12において待ち受け画面から設定画面に表示画面を変更し(ステップS203)、設定入力を受け付けて各種設定が可能な状態とする(ステップS204)。図9は、電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムの設定画面の表示例を示す図である。設定画面では、自端末のユーザが記述したり相手端末から着信したりした電子メッセージ(日記)の選択方法や表示方法、ステータスの取得間隔などを設定することができる。
【0050】
また、ステップS202において、「読む」ボタンの操作であると判断された場合、制御部13は、相手から送信されて受信した電子メッセージをダウンロードし(ステップS205)、表示部12の画面を待ち受け画面から電子メッセージの表示画面に移行する(ステップS206)。
【0051】
図10は、電子メッセージ(日記)の表示例を示す図である。図10の例では、画像が添付された電子メッセージの表示例を示しているが、画像以外に相手からの音声によるメッセージや音楽などが添付されている場合、それらのデータも同時に再生される。また、画像等を添付せずにテキストのみの電子メッセージを送受信することも可能であり、この場合はテキストのみが表示される。すなわち、電子メッセージによる交換日記の例としては、写真等の画像付きテキスト、テキストのみ、音声付きテキストなどの各種態様に適用できる。
【0052】
図10(a)は、画像の下側にテキストを表示した通常モードの表示例である。図10(b)は、映画の終わりのスタッフロールのように画像上にテキストを重ねた状態で自動的にスクロールするように表示したスタッフロールモードの表示例である。図10(c)は、画像の下側にテキストを配置して横方向に自動的にスクロールするように表示したスクロールモードの表示例である。これらの電子メッセージの表示モードは、図9に示した設定画面の「日記表示方法」で選択できる。また、現在表示されている日記の前後でやり取りされた日記については、画面の下部に表示された「戻る」「進む」などのボタンに対応するキー操作で表示可能である。
【0053】
さらに、この電子メッセージの閲覧モードでは、過去の日記の履歴を照会でき、一覧表示や各メッセージの表示が可能である。図11は、過去の電子メッセージ(日記)を表示するための選択画面の表示例を示す図である。図11(a)はカレンダーモードの表示例であり、表示したカレンダーの日付を選択することで当該日付に記述された日記を選択し、画面の下部に表示された「表示」のボタンに対応するキー操作で図10に示したような電子メッセージの表示が可能である。図11(b)はサムネイルモードの表示例であり、日記に添付された画像データのサムネイル画像を複数リスト表示し、このサムネイル画像によって選択して原画像やメッセージ本文を表示することができる。図11(c)は通常モードの表示例であり、日記の送信日時、タイトル等を複数リスト表示し、このタイトル等から選択してメッセージ本文等を表示することができる。
【0054】
これらの選択画面の表示モードは、図9に示した設定画面の「日記選択方法」で選択できる。また、日記の履歴を示すリストは、「2人の日記を見る」「相手から届いた日記を見る」「自分から送った日記を見る」などのメッセージ発信元に応じたリスト表示の設定ができるようにする。
【0055】
図8に戻り、ステップS202において、「催促」ボタンの操作であると判断された場合、制御部13は、催促情報を通信部11を介してサーバ3へ送信する(ステップS207)。これにより、サーバ3におけるデータベース4内のステータスが変更される。ここで、催促情報送信時の表示画面は、図7(d)に示したようになり、一定時間経過後、再び図7(c)の表示に戻る。また、相手からの電子メッセージを受信し、その後相手から返信の催促がなされた場合、図7(a)の表示から図7(b)のように表示画面が切り替わり、催促回数と最新の催促日時が表示される。
【0056】
次に、本実施形態の電子メッセージ交換システムにおけるサーバ3の動作について説明する。サーバ3において、電子メッセージ交換システム用プログラムが制御部8のプロセッサにより実行され、電子メッセージ交換システムのサーバ側での各機能が実現される。
【0057】
図12は、サーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、電子メッセージを受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0058】
通信部7を介して電子メッセージを受信すると(ステップS301)、制御部8は、送信元と送信先の電子メールアドレスを確認し、当該電子メールアドレスがデータベース4の日記帳データに登録された相手同士であるかどうかを判断する(ステップS302)。ここで、送信元及び送信先の電子メールアドレスがデータベース4に登録されている場合は、次に、対応する日記帳データのステータスを確認し、日記帳の所在が送信元にある状態かどうかを判断する(ステップS303)。これは、送信元の携帯端末が仮想的な日記帳を保持しているかどうか、すなわち電子メッセージを送信する順番であるかどうかの判断である。本実施形態の電子メッセージ交換システムは交換日記であるため、仮想的な日記帳を保持している側の携帯端末からでないと電子メッセージを送信できないようになっている。
【0059】
ステップS303で日記帳の所在が送信元にある場合、制御部8は、受信した電子メッセージを受理し、データベース4に保存する(ステップS304)。また、日記帳データのステータスを変更し、変更後のステータスを記憶する(ステップS305)。例えば、携帯端末Aから携帯端末Bに送信した電子メッセージがサーバ3に受理される場合、それまでのステータス「BA」または「BASn(nは催促回数)」から、電子メッセージが受理された時点で「AB」に変更される。電子メッセージを受理すると、制御部8は、送信先となる相手の携帯端末へ電子メッセージ受信の通知を行う(ステップS306)。なお、サーバから携帯端末へ電子メッセージ受信の通知を行わずに、携帯端末からステータス情報を取得し、ステータスの変化によって電子メッセージを受信したことを携帯端末側で表示するようにしてもよい。
【0060】
一方、ステップS303で日記帳の所在が送信先にある場合、即ち、送信元の携帯端末が仮想的な日記帳を保持しておらず、電子メッセージを送信する順番ではない場合、日記の送信はできないので、送信された電子メッセージの受理を拒否し、メッセージ送信不可である旨を送信元の携帯端末に通知する(ステップS307)。
【0061】
図13は、電子メッセージの送信に対してエラーメッセージが返信される場合の表示例を示す図である。電子メッセージを送信する場合は、図13(a)に示すような入力画面が携帯端末の表示部12に表示され、ユーザが入力部14より宛先、タイトル、本文等の入力や添付画像の指示を行う。そして、ユーザが電子メッセージの送信指示を行ったときに、日記帳データのステータスが自端末より送信できない状態の場合、サーバ3よりエラーメッセージが返信され、表示部12には図13(b)に示すような送信エラーメッセージが表示される。
【0062】
なお、ステップS302において、電子メッセージの送信先アドレスがデータベース4の日記帳データに登録されている電子メールアドレスと一致しない場合、当該電子メッセージは電子メッセージ交換システムで処理するものではないと判断して、通常のメッセージ送信動作を行う(ステップS308)。
【0063】
図14は、サーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、催促情報を受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0064】
通信部7を介して催促情報を受信すると(ステップS401)、制御部8は、登録された送信元に対応する日記帳データを検索して、そのステータスを催促状態に変更して記憶する(ステップS402)。例えば、携帯端末Aから電子メッセージを送信したのに携帯端末Bより返信がない場合、携帯端末Aのユーザが図7(c)に示した表示部12の待ち受け画面において「催促」ボタンに対応するキーを押下すると、このキー操作が携帯端末Aの制御部13で検知され、催促情報がサーバ3へ送信される。サーバ3の制御部8は、催促情報を受けるとそれまでの日記帳データのステータス「AB」を「ABS1」に変更する。その後、再度携帯端末Aより催促がなされた場合、ステータスは「ABS2、」「ABS3」、…のように変更される。
【0065】
そして、制御部8は、催促情報を相手の携帯端末へ通知する(ステップS403)。なお、サーバから携帯端末へ催促情報の通知を行わずに、携帯端末からステータス情報を取得し、ステータスの変化によって催促を受けたことを携帯端末側で表示するようにしてもよい。このとき、携帯端末Bの表示部12における待ち受け画面は、図7(b)に示すような表示画面になり、催促の回数と最新の催促日時が表示される。
【0066】
なお、上記の実施形態では、日記帳の所在、すなわち電子メッセージの送信順番を示すステータス情報をサーバ側で管理するようにしているが、双方の携帯端末側で管理するようにしてもかまわない。この場合、電子メッセージの送受信や催促情報の送受信のたびにステータスを両方の端末側で取得して同時に更新して格納するようにすればよい。
【0067】
上述した本実施形態によれば、特定の相手との電子メッセージによる日記の交換を実現でき、この際に電子メッセージの送受信や返信の催促の状態を示すステータス情報によって仮想的な日記帳の所在を明確化することにより、日記の送信順序を管理、把握することができる。また、このステータス情報と電子メッセージのデータにより、日記の交換履歴を参照できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特定の相手と交互にメッセージの交換が可能な仮想的な交換日記を実現できる電子メッセージ交換システム、及びそのサーバ、通信端末、並びにプログラムを提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための電子メッセージ交換システムの概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態における携帯端末の概略構成を示す図である。
【図3】本実施形態のデータベースに記憶される日記帳データのデータ構成例を示す図である。
【図4】本実施形態の日記帳データにおけるステータス情報の表記例を示した図である。
【図5】本実施形態の携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムを起動させた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の携帯端末における待ち受け画面の非活性化状態での表示例を示す図である。
【図7】本実施形態の携帯端末における待ち受け画面の活性化状態での表示例を示す図である。
【図8】本実施形態の携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムにおいて、待ち受け画面が活性化状態でキー入力が行われた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムの設定画面の表示例を示す図である。
【図10】本実施形態における電子メッセージ(日記)の表示例を示す図である。
【図11】本実施形態における過去の電子メッセージ(日記)を表示するための選択画面の表示例を示す図である。
【図12】本実施形態のサーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、電子メッセージを受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態における電子メッセージの送信に対してエラーメッセージが返信される場合の表示例を示す図である。
【図14】本実施形態のサーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、催促情報を受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 携帯端末
3 サーバ
4 データベース
5 ネットワーク
7、11 通信部
8、13 制御部
12 表示部
14 入力部
15 撮像部
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話等の通信端末を用いて、インターネット等のネットワーク上でメッセージの送受信を行う電子メッセージ交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータや携帯情報端末、携帯電話等を用いて端末間でメッセージをやり取りする手段として、電子メールが普及している。また、カメラ付き携帯電話の普及等に伴って、テキストの電子メールに静止画または動画の画像を添付した画像付き電子メールの送受信が頻繁に行われるようになってきた。画像データはテキストデータに比較してデータ量が多く、携帯電話等では端末に保存できる画像数に制限があるため、撮影した画像データをネットワーク上のサーバに格納して、必要に応じて随時画像データをダウンロードするというサービスが提供されている。さらに、携帯電話等からサーバにアクセスして送信先やコメントだけを入力することにより、指定された送信先へ所定の形式の画像付き電子メールが送信されるようなネットワークフォトサービスシステムなども提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−224228号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話等の携帯型通信端末による電子メールは、主に特定の相手との間で簡単なメッセージやメモのやり取りに利用され、特に若年層の間では頻繁に電子メールのやり取りが行われており、意思疎通を図るための必須ツールとして広く普及している。
【0005】
しかしながら、特に複数の相手とこのような電子メールのやり取りを相互に行っているような場合には、相手から着信した電子メールへの返信を忘れてしまったり、こちらからの送信に対してなかなか返信がされなかったりすることがあり、電子メールの交換が継続しないことがあった。そこで、特定の相手とあたかも交換日記を行うようなメッセージ交換システムがあれば便利である。
【0006】
特定の相手との間でメッセージを交換する従来のいわゆる交換日記では、実際の日記帳を用いてそれを相互にやり取りするため、日記帳を保持している側が次にメッセージを書く番であるということが容易に判断でき、また、相互の日記の履歴を簡単に閲覧することができる。一方、携帯電話等による電子メールの交換においては、実際の交換日記における日記帳のような存在がないため、メールの交換が継続しなかったり、過去の日記の履歴の閲覧が容易にできない場合があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特定の相手と交互にメッセージの交換が可能な仮想的な交換日記を実現できる電子メッセージ交換システム、及びそのサーバ、通信端末、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子メッセージ交換システムは、電子メッセージの送受信機能を有する通信端末と、前記通信端末と通信手段を介して接続され前記通信端末との間で電子メッセージの配信処理を行うサーバとを備え、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムであって、前記2つの通信端末間で前記電子メッセージを交互に送信するように制御を行い、電子メッセージによる交換日記を実現するメッセージ交換制御手段を備えるものである。
【0009】
上記構成により、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるため、実際の日記帳を用いた場合と同様に仮想的な日記帳をやり取りするようにして交換日記を行うことが可能となる。
【0010】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部を前記サーバと前記通信端末の少なくとも一方に備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報によって、どちらの通信端末が電子メッセージを送っている状態かなど、電子メッセージの送信状態をサーバや通信端末で把握することが可能となる。
【0011】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記ステータス情報は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むものとする。
上記構成により、催促情報によって、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳が存在している通信端末に対してメッセージ交換相手から催促を行っていることを、電子メッセージの送信状態としてサーバや通信端末で把握することが可能となる。
【0012】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記催促情報は、前記催促を行った回数情報を含むものとする。
上記構成により、催促情報によって、催促がなされている状態と共に催促の回数がサーバや通信端末で把握可能である。
【0013】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記サーバは、前記通信端末から送られた電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報に基づいて、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるように電子メッセージの送受信を制御することができ、電子メッセージのやり取りにより仮想的な日記帳を交換する交換日記を実現可能である。
【0014】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳を所持している通信端末からのみ電子メッセージの送信を許可し、電子メッセージを受信した場合にステータス情報を更新して電子メッセージ送信の順番を他方の通信端末に切り換えることができ、電子メッセージのやり取りを交互に実行することが可能となる。
【0015】
また、他の態様として、上記の電子メッセージ交換システムであって、前記通信端末は、前記ステータス情報を取得するステータス取得部と、前記取得したステータス情報に基づいて前記電子メッセージの送信状態を表示するステータス表示制御部とを備えるものとする。
上記構成により、ステータス情報を取得して電子メッセージの送信状態を表示することで、通信端末においてどちらの通信端末が電子メッセージを送る順番であるかなどの電子メッセージの送信状態を確認することが可能となる。
【0016】
本発明のサーバは、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバであって、前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信部と、前記受信した電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部と、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備えるものである。
上記構成により、ステータス情報に基づいて、特定の2つの通信端末間で電子メッセージのやり取りが交互に行われるように電子メッセージの送受信を制御することができ、電子メッセージのやり取りにより仮想的な日記帳を交換する交換日記を実現可能である。
【0017】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にある、すなわち仮想的な日記帳を所持している通信端末からのみ電子メッセージの送信を許可し、電子メッセージを受信した場合にステータス情報を更新して電子メッセージ送信の順番を他方の通信端末に切り換えることができ、電子メッセージのやり取りを交互に実行することが可能となる。
【0018】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番にない、すなわち仮想的な日記帳が相手方に存在している通信端末からは電子メッセージの送信を不可とし、エラー通知によってユーザに知らせることができる。例えば、メッセージ交換相手に催促を行えるようにすることも可能である。
【0019】
また、他の態様として、上記のサーバであって、前記ステータス情報格納部は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納し、前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記ステータス情報の催促情報を更新するものとする。
上記構成により、電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合には、ステータス情報の催促情報を更新して、この催促情報によって例えば催促がなされている状態や催促回数などをサーバや通信端末において把握可能にすることができる。
【0020】
本発明の通信端末は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末であって、メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信部と、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得部と、前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示するステータス表示制御部とを備えるものである。
【0021】
上記構成により、ステータス情報を取得して電子メッセージの送信状態を表示することで、通信端末においてどちらの通信端末が電子メッセージを送る順番であるかなどの電子メッセージの送信状態を確認でき、通信端末間で交互に電子メッセージを送受信することが可能となる。
【0022】
また、他の態様として、上記の通信端末であって、前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信部を備えるものとする。
上記構成により、メッセージ交換相手側の通信端末が電子メッセージを送る順番である、すなわち相手側が仮想的な日記帳を所持している場合に、電子メッセージ送信の催促を送信することが可能である。
【0023】
また、他の態様として、上記の通信端末であって、前記ステータス表示制御部は、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示するものとする。
上記構成により、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促を受けた場合に、催促がなされていること及び催促回数を表示により確認することが可能である。
【0024】
また、本発明は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバにおける各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、前記受信した電子メッセージを格納手段に格納するメッセージ格納ステップと、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納手段に格納するステータス情報格納ステップと、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【0025】
また、上記のプログラムであって、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記格納されたステータス情報を更新するものを提供する。
【0026】
また、上記のプログラムであって、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものを提供する。
【0027】
また、上記のプログラムであって、前記ステータス情報格納ステップにおいて、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納手段に格納し、前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記格納されたステータス情報の催促情報を更新するものを提供する。
【0028】
また、本発明は、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末における各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得ステップと、前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示手段に表示するステータス表示制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
【0029】
また、上記のプログラムであって、さらに、前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信ステップを含むものを提供する。
【0030】
また、上記のプログラムであって、前記ステータス表示制御ステップにおいて、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示手段に表示するものを提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、電子メッセージ交換システムの一例として、携帯電話を通信端末として用いて電子メッセージの交換を行う場合の構成及び動作を例示する。まずはじめに、本実施形態の電子メッセージ交換システムの構成について説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施形態を説明するための電子メッセージ交換システムの概略構成を示す図である。電子メッセージ交換システムは、主に、通信端末の一例である携帯端末1及び2と、電子メッセージの配信等を行うサーバ3とを有して構成される。本実施形態では、複数の携帯端末間で電子メッセージを送受信するために、携帯端末を通信端末とした移動体通信システムにおいて構築された電子メールの配信機能を利用し、撮影画像の画像データ(静止画像または動画像)、音声データ等を添付可能な電子メールによって送受信することとする。
【0033】
携帯端末1及び2は、携帯電話などの携帯型の通信端末であり、電子メール等の電子メッセージの送受信及び表示を行う機能を有する。また、携帯端末1及び2は、カメラやマイクを備え、画像データや音声データを添付した電子メッセージの送受信も行えるようになっている。この携帯端末1及び2は、通信手段の一例である移動体通信網等を介してインターネット網等のネットワーク5に接続されている。また、このネットワーク5には、電子メッセージの蓄積や配信などを行うサーバ3が接続されている。
【0034】
サーバ3は、電子メッセージの送受信を統括する装置であり、特定の通信端末間(本実施形態では、携帯端末1と携帯端末2との間)でやり取りされる交換日記の電子メッセージやその履歴、仮想的な日記帳の所在などを示すステータスを含む日記帳データをユーザ別に記憶するための格納手段の一例であるデータベース4を備えている。このデータベース4は、ステータス情報格納部及びメッセージ格納部の機能を有する。また、サーバ3は、ネットワーク5を介して通信相手との間でデータや信号の送受信を行うメッセージ受信部の機能を有する通信部7と、プロセッサ及びメモリ等を有して構成され自装置の動作制御を行うメッセージ制御部の機能を有する制御部8とを備えている。
【0035】
図2は、携帯端末1、2の概略構成を示す図である。携帯端末1、2は、通信部11、表示部12、制御部13、入力部14、撮像部15などを有して構成される。通信部11は、復調回路及び変調回路等を有し、移動体通信網の基地局との間で無線通信によるデータや信号の送受信を行うものであり、メッセージ送信部の機能を有している。表示部12は、表示手段の一例であり、液晶表示装置等により構成され、通信相手の電話番号やメッセージ、各種コンテンツなどの表示を行うものである。制御部13は、プロセッサ及びメモリ等を有して構成され、端末各部の制御を行うもので、各種アプリケーションプログラムによる動作も可能となっている。この制御部13はステータス取得部及びステータス表示制御部の機能を有する。入力部14は、操作用の入力キーやマイク等を含むものであり、ユーザからの各種操作や指示を入力して制御部13に伝達する。撮像部15は、CCD撮像素子等を有して構成され、被写体を撮像して画像データを得るものである。
【0036】
図3は、データベース4に記憶される日記帳データのデータ構成例を示す図である。データベース4に記憶される日記帳データは、登録者端末の電子メールアドレス21、相手となる参加者端末の電子メールアドレス22、日記帳のステータス23、登録者端末から送信された電子メッセージデータ24、及び参加者端末から送信された電子メッセージデータ25、などを有して構成される。
【0037】
ここで、データベース4に記憶される項目の一つであるステータスについて詳細に説明する。図4は、日記帳データにおけるステータス情報の表記例を示した図である。本実施形態における電子メッセージ交換システムでは、実際の交換日記と同様に、2つの通信端末間における電子メッセージの送受信を必ず交互に行い、仮想的な日記帳が存在するように電子メッセージが交換されるようにしている。この仮想的な日記帳の所在を、電子メッセージの送受信の状況に基づくステータスで示し、ユーザが把握できるようにする。
【0038】
例えば、携帯端末A(登録者端末)と携帯端末B(参加者端末)との間で電子メッセージを交換する場合、ステータス「AB」とは、携帯端末Aから携帯端末Bへ電子メッセージが送信済みである状態で、仮想的な日記帳の所在、すなわち電子メッセージを送信する順番が携帯端末B側にあることを示す。また、ステータス「BA」とは、携帯端末Bから携帯端末Aへ電子メッセージが送信済みである状態で、仮想的な日記帳の所在、すなわち電子メッセージを送信する順番が携帯端末A側にあることを示す。さらに、ステータス「ABSn(nは自然数)」とは、仮想的な日記帳の所在が携帯端末B側にあり、携帯端末Aから携帯端末Bに対して電子メッセージの返信(すなわち日記帳の返却)を催促している状態を示す。また、ステータス「BASn(nは自然数)」とは、仮想的な日記帳の所在は携帯端末A側にあり、携帯端末Bから携帯端末Aに対して電子メッセージの返信(すなわち日記帳の返却)を催促している状態を示す。電子メッセージの返信の催促については後で詳細に説明する。
【0039】
次に、本実施形態の電子メッセージ交換システムにおける携帯端末1、2の動作について説明する。なお、電子メッセージ交換システムを携帯電話などの携帯端末を用いて実現するためには、専用のアプリケーションプログラムが必要である。このアプリケーションプログラムは、携帯端末1、2の制御部13のプロセッサにより実行され、電子メッセージ交換システムの端末側での各機能が実現される。前記アプリケーションプログラムは、例えば携帯端末1、2によってサーバ3が管理する所定のダウンロードサイトにアクセスしてダウンロードして入手することができる。
【0040】
携帯端末1、2により電子メッセージ交換システムのアプリケーションプログラムをダウンロードする際には、交換日記を行う双方の携帯端末(登録者端末及び参加者端末)の電話番号や電子メールアドレスなどのユーザデータを入力部14より入力し、サーバ3に初期登録する。これにより、当該ユーザデータの情報がアプリケーションプログラム内に埋め込まれ、ダウンロード時に携帯端末側へも受け渡される。このとき、所定のダウンロードサイトなどを閲覧する手段としては、携帯端末に予め実装されたブラウザプログラムなどを利用すればよい。
【0041】
図5は、携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムを起動させた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0042】
携帯端末1または2で電子メッセージ交換システムのアプリケーションを起動すると(ステップS101)、制御部13によりアプリケーションプログラムが実行開始される。そして、制御部13は、仮想的な日記帳の所在(すなわちどちらが送信する番であるか)等を示すステータスを確認するために通信部11を介してサーバ3へアクセスしてステータスを取得する(ステップS102)。サーバ3からステータスを取得した後、制御部13は、表示部12においてステータスに応じた待ち受け画面の表示を行う(ステップS103)。この待ち受け画面は、携帯端末において電話や電子メッセージの着信を待機する状態での表示画面であり、ユーザが既存のものを選択したりダウンロードにより取得した所望のキャラクタなどが表示される。本実施形態の待ち受け画面には、ユーザのキー入力によりアプリケーションの操作が可能な活性化状態と、アプリケーションの操作を受け付けない非活性化状態とがある。
【0043】
図6は、携帯端末における待ち受け画面の非活性化状態での表示例を示す図である。図6において、(a)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いてない場合、(b)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いた場合、(c)は相手から催促が届いた場合をそれぞれ示している。例えば、携帯端末Bにおいて、ステータスが「BA」である場合は、図6(a)のように携帯端末Bから携帯端末Aへ電子メッセージを送信済みで、相手からの返信がまだ無いことを示すステータス表示がなされる。また、ステータスが「AB」である場合は、図6(b)のように携帯端末Bに携帯端末Aから電子メッセージが送信されて到着したことを示すステータス表示がなされる。さらに、ステータスが「ABS2」である場合は、図6(c)のように相手の携帯端末Aから電子メッセージ返信の催促が2回行われていることを示すステータス表示がなされる。これらの待ち受け画面では、図示例のように所望のキャラクタを表示してもよいし、電子メッセージに添付された画像を表示するようなことも可能である。
【0044】
図5に戻り、ステップS103で待ち受け画面の表示を行った後、制御部13は、表示中にキー入力があるかどうかを検知する(ステップS104)。ここでキー入力がなく、さらに所定時間が経過した場合は(ステップS105)、再度ステップS102と同様のステータスの取得を行う(ステップS106)。そして、取得したステータスが前回取得したステータスと同じであるかどうかを判断し(ステップS107)、相手からの電子メッセージの着信や返信の催促など、ステータスに変化がある場合は、待ち受け画面の表示を変更する(ステップS108)。その後、ステップS104に戻り、前述の動作手順を繰り返す。
【0045】
一方、ステップS104においてキー入力があった場合、制御部13はキー入力操作に応じた動作へ移行する(ステップS109)。この入力対応動作については、後述する。
【0046】
図7は、携帯端末における待ち受け画面の活性化状態での表示例を示す図である。図7において、(a)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いた場合、(b)は相手から催促が届いた場合、(c)は相手からの電子メッセージ(日記)が届いてない場合、(d)は相手に対して催促を送信している場合をそれぞれ示している。活性化状態では、ユーザからのキー入力を受け付けてアプリケーションの操作が可能となっている。なお、非活性化状態から活性化状態へは、待ち受け画面を表示しているときに所定のキーを長押しするなどの操作によって移行する。
【0047】
例えば、相手から電子メッセージ(日記)が到着している状態では、図7(a)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」と「読む」のボタンが表示される。また、相手から電子メッセージ返信の催促が2回なされた状態では、図7(b)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」のボタンのみが表示される。さらに、電子メッセージ(日記)を相手へ送信済みで返信を待っている状態では、図7(c)のようにステータス表示に加えて画面の下部に「設定」と「催促」のボタンが表示される。これらのボタンに対応するキーを押下すると、電子メッセージ交換システムの端末の各種設定、電子メッセージの表示、返信の催促などが行える。相手に催促を行っているときは、図7(d)のような催促送信中を示す表示が行われる。
【0048】
図8は、携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムにおいて、待ち受け画面が活性化状態でキー入力が行われた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0049】
制御部13は、キー入力を検知すると(ステップS201)、キー入力操作の種類を判断する(ステップS202)。ステップS202において、「設定」ボタンの操作であると判断された場合、表示部12において待ち受け画面から設定画面に表示画面を変更し(ステップS203)、設定入力を受け付けて各種設定が可能な状態とする(ステップS204)。図9は、電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムの設定画面の表示例を示す図である。設定画面では、自端末のユーザが記述したり相手端末から着信したりした電子メッセージ(日記)の選択方法や表示方法、ステータスの取得間隔などを設定することができる。
【0050】
また、ステップS202において、「読む」ボタンの操作であると判断された場合、制御部13は、相手から送信されて受信した電子メッセージをダウンロードし(ステップS205)、表示部12の画面を待ち受け画面から電子メッセージの表示画面に移行する(ステップS206)。
【0051】
図10は、電子メッセージ(日記)の表示例を示す図である。図10の例では、画像が添付された電子メッセージの表示例を示しているが、画像以外に相手からの音声によるメッセージや音楽などが添付されている場合、それらのデータも同時に再生される。また、画像等を添付せずにテキストのみの電子メッセージを送受信することも可能であり、この場合はテキストのみが表示される。すなわち、電子メッセージによる交換日記の例としては、写真等の画像付きテキスト、テキストのみ、音声付きテキストなどの各種態様に適用できる。
【0052】
図10(a)は、画像の下側にテキストを表示した通常モードの表示例である。図10(b)は、映画の終わりのスタッフロールのように画像上にテキストを重ねた状態で自動的にスクロールするように表示したスタッフロールモードの表示例である。図10(c)は、画像の下側にテキストを配置して横方向に自動的にスクロールするように表示したスクロールモードの表示例である。これらの電子メッセージの表示モードは、図9に示した設定画面の「日記表示方法」で選択できる。また、現在表示されている日記の前後でやり取りされた日記については、画面の下部に表示された「戻る」「進む」などのボタンに対応するキー操作で表示可能である。
【0053】
さらに、この電子メッセージの閲覧モードでは、過去の日記の履歴を照会でき、一覧表示や各メッセージの表示が可能である。図11は、過去の電子メッセージ(日記)を表示するための選択画面の表示例を示す図である。図11(a)はカレンダーモードの表示例であり、表示したカレンダーの日付を選択することで当該日付に記述された日記を選択し、画面の下部に表示された「表示」のボタンに対応するキー操作で図10に示したような電子メッセージの表示が可能である。図11(b)はサムネイルモードの表示例であり、日記に添付された画像データのサムネイル画像を複数リスト表示し、このサムネイル画像によって選択して原画像やメッセージ本文を表示することができる。図11(c)は通常モードの表示例であり、日記の送信日時、タイトル等を複数リスト表示し、このタイトル等から選択してメッセージ本文等を表示することができる。
【0054】
これらの選択画面の表示モードは、図9に示した設定画面の「日記選択方法」で選択できる。また、日記の履歴を示すリストは、「2人の日記を見る」「相手から届いた日記を見る」「自分から送った日記を見る」などのメッセージ発信元に応じたリスト表示の設定ができるようにする。
【0055】
図8に戻り、ステップS202において、「催促」ボタンの操作であると判断された場合、制御部13は、催促情報を通信部11を介してサーバ3へ送信する(ステップS207)。これにより、サーバ3におけるデータベース4内のステータスが変更される。ここで、催促情報送信時の表示画面は、図7(d)に示したようになり、一定時間経過後、再び図7(c)の表示に戻る。また、相手からの電子メッセージを受信し、その後相手から返信の催促がなされた場合、図7(a)の表示から図7(b)のように表示画面が切り替わり、催促回数と最新の催促日時が表示される。
【0056】
次に、本実施形態の電子メッセージ交換システムにおけるサーバ3の動作について説明する。サーバ3において、電子メッセージ交換システム用プログラムが制御部8のプロセッサにより実行され、電子メッセージ交換システムのサーバ側での各機能が実現される。
【0057】
図12は、サーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、電子メッセージを受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0058】
通信部7を介して電子メッセージを受信すると(ステップS301)、制御部8は、送信元と送信先の電子メールアドレスを確認し、当該電子メールアドレスがデータベース4の日記帳データに登録された相手同士であるかどうかを判断する(ステップS302)。ここで、送信元及び送信先の電子メールアドレスがデータベース4に登録されている場合は、次に、対応する日記帳データのステータスを確認し、日記帳の所在が送信元にある状態かどうかを判断する(ステップS303)。これは、送信元の携帯端末が仮想的な日記帳を保持しているかどうか、すなわち電子メッセージを送信する順番であるかどうかの判断である。本実施形態の電子メッセージ交換システムは交換日記であるため、仮想的な日記帳を保持している側の携帯端末からでないと電子メッセージを送信できないようになっている。
【0059】
ステップS303で日記帳の所在が送信元にある場合、制御部8は、受信した電子メッセージを受理し、データベース4に保存する(ステップS304)。また、日記帳データのステータスを変更し、変更後のステータスを記憶する(ステップS305)。例えば、携帯端末Aから携帯端末Bに送信した電子メッセージがサーバ3に受理される場合、それまでのステータス「BA」または「BASn(nは催促回数)」から、電子メッセージが受理された時点で「AB」に変更される。電子メッセージを受理すると、制御部8は、送信先となる相手の携帯端末へ電子メッセージ受信の通知を行う(ステップS306)。なお、サーバから携帯端末へ電子メッセージ受信の通知を行わずに、携帯端末からステータス情報を取得し、ステータスの変化によって電子メッセージを受信したことを携帯端末側で表示するようにしてもよい。
【0060】
一方、ステップS303で日記帳の所在が送信先にある場合、即ち、送信元の携帯端末が仮想的な日記帳を保持しておらず、電子メッセージを送信する順番ではない場合、日記の送信はできないので、送信された電子メッセージの受理を拒否し、メッセージ送信不可である旨を送信元の携帯端末に通知する(ステップS307)。
【0061】
図13は、電子メッセージの送信に対してエラーメッセージが返信される場合の表示例を示す図である。電子メッセージを送信する場合は、図13(a)に示すような入力画面が携帯端末の表示部12に表示され、ユーザが入力部14より宛先、タイトル、本文等の入力や添付画像の指示を行う。そして、ユーザが電子メッセージの送信指示を行ったときに、日記帳データのステータスが自端末より送信できない状態の場合、サーバ3よりエラーメッセージが返信され、表示部12には図13(b)に示すような送信エラーメッセージが表示される。
【0062】
なお、ステップS302において、電子メッセージの送信先アドレスがデータベース4の日記帳データに登録されている電子メールアドレスと一致しない場合、当該電子メッセージは電子メッセージ交換システムで処理するものではないと判断して、通常のメッセージ送信動作を行う(ステップS308)。
【0063】
図14は、サーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、催促情報を受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0064】
通信部7を介して催促情報を受信すると(ステップS401)、制御部8は、登録された送信元に対応する日記帳データを検索して、そのステータスを催促状態に変更して記憶する(ステップS402)。例えば、携帯端末Aから電子メッセージを送信したのに携帯端末Bより返信がない場合、携帯端末Aのユーザが図7(c)に示した表示部12の待ち受け画面において「催促」ボタンに対応するキーを押下すると、このキー操作が携帯端末Aの制御部13で検知され、催促情報がサーバ3へ送信される。サーバ3の制御部8は、催促情報を受けるとそれまでの日記帳データのステータス「AB」を「ABS1」に変更する。その後、再度携帯端末Aより催促がなされた場合、ステータスは「ABS2、」「ABS3」、…のように変更される。
【0065】
そして、制御部8は、催促情報を相手の携帯端末へ通知する(ステップS403)。なお、サーバから携帯端末へ催促情報の通知を行わずに、携帯端末からステータス情報を取得し、ステータスの変化によって催促を受けたことを携帯端末側で表示するようにしてもよい。このとき、携帯端末Bの表示部12における待ち受け画面は、図7(b)に示すような表示画面になり、催促の回数と最新の催促日時が表示される。
【0066】
なお、上記の実施形態では、日記帳の所在、すなわち電子メッセージの送信順番を示すステータス情報をサーバ側で管理するようにしているが、双方の携帯端末側で管理するようにしてもかまわない。この場合、電子メッセージの送受信や催促情報の送受信のたびにステータスを両方の端末側で取得して同時に更新して格納するようにすればよい。
【0067】
上述した本実施形態によれば、特定の相手との電子メッセージによる日記の交換を実現でき、この際に電子メッセージの送受信や返信の催促の状態を示すステータス情報によって仮想的な日記帳の所在を明確化することにより、日記の送信順序を管理、把握することができる。また、このステータス情報と電子メッセージのデータにより、日記の交換履歴を参照できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特定の相手と交互にメッセージの交換が可能な仮想的な交換日記を実現できる電子メッセージ交換システム、及びそのサーバ、通信端末、並びにプログラムを提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための電子メッセージ交換システムの概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態における携帯端末の概略構成を示す図である。
【図3】本実施形態のデータベースに記憶される日記帳データのデータ構成例を示す図である。
【図4】本実施形態の日記帳データにおけるステータス情報の表記例を示した図である。
【図5】本実施形態の携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムを起動させた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の携帯端末における待ち受け画面の非活性化状態での表示例を示す図である。
【図7】本実施形態の携帯端末における待ち受け画面の活性化状態での表示例を示す図である。
【図8】本実施形態の携帯端末の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムにおいて、待ち受け画面が活性化状態でキー入力が行われた場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の電子メッセージ交換システム用アプリケーションプログラムの設定画面の表示例を示す図である。
【図10】本実施形態における電子メッセージ(日記)の表示例を示す図である。
【図11】本実施形態における過去の電子メッセージ(日記)を表示するための選択画面の表示例を示す図である。
【図12】本実施形態のサーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、電子メッセージを受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態における電子メッセージの送信に対してエラーメッセージが返信される場合の表示例を示す図である。
【図14】本実施形態のサーバの電子メッセージ交換システム用プログラムにおいて、催促情報を受信した場合の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 携帯端末
3 サーバ
4 データベース
5 ネットワーク
7、11 通信部
8、13 制御部
12 表示部
14 入力部
15 撮像部
Claims (21)
- 電子メッセージの送受信機能を有する通信端末と、前記通信端末と通信手段を介して接続され前記通信端末との間で電子メッセージの配信処理を行うサーバとを備え、2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムであって、
前記2つの通信端末間で前記電子メッセージを交互に送信するように制御を行い、電子メッセージによる交換日記を実現するメッセージ交換制御手段を備える電子メッセージ交換システム。 - 請求項1記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部を前記サーバと前記通信端末の少なくとも一方に備える電子メッセージ交換システム。 - 請求項2記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記ステータス情報は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含む電子メッセージ交換システム。 - 請求項3記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記催促情報は、前記催促を行った回数情報を含む電子メッセージ交換システム。 - 請求項2ないし4のいずれか一項に記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記サーバは、前記通信端末から送られた電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備える電子メッセージ交換システム。 - 請求項5記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものである電子メッセージ交換システム。 - 請求項2ないし4のいずれか一項に記載の電子メッセージ交換システムであって、
前記通信端末は、前記ステータス情報を取得するステータス取得部と、前記取得したステータス情報に基づいて前記電子メッセージの送信状態を表示するステータス表示制御部とを備える電子メッセージ交換システム。 - 2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバであって、
前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信部と、
前記受信した電子メッセージを格納するメッセージ格納部と、
前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納するステータス情報格納部と、
前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御部とを備えるサーバ。 - 請求項8記載のサーバであって、
前記メッセージ制御部は、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記ステータス情報を更新するものであるサーバ。 - 請求項8記載のサーバであって、
前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものであるサーバ。 - 請求項8記載のサーバであって、
前記ステータス情報格納部は、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納し、
前記メッセージ制御部は、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記ステータス情報の催促情報を更新するものであるサーバ。 - 2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末であって、
メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信部と、
前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得部と、
前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示するステータス表示制御部とを備える通信端末。 - 請求項12記載の通信端末であって、
前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信部を備える通信端末。 - 請求項12記載の通信端末であって、
前記ステータス表示制御部は、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示するものである通信端末。 - 2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムのサーバにおける各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記通信端末から送られた電子メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、
前記受信した電子メッセージを格納手段に格納するメッセージ格納ステップと、
前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を格納手段に格納するステータス情報格納ステップと、
前記ステータス情報に基づいて前記通信端末からの電子メッセージの受信を制御するメッセージ制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項15記載のプログラムであって、
前記メッセージ制御ステップにおいて、前記ステータス情報に基づき、前記電子メッセージを送信する順番にある通信端末からのみ、送信された電子メッセージを受け付けて前記格納されたステータス情報を更新するものであるプログラム。 - 請求項15記載のプログラムであって、
前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から電子メッセージを受信した場合に、メッセージ送信元の通信端末へエラー通知を送るものであるプログラム。 - 請求項15記載のプログラムであって、
前記ステータス情報格納ステップにおいて、メッセージ交換相手に対して電子メッセージ送信の催促を行っていることを示す催促情報を含むステータス情報を格納手段に格納し、
前記メッセージ制御ステップにおいて、前記電子メッセージを送信する順番でない通信端末から前記電子メッセージ送信の催促を受信した場合に、前記格納されたステータス情報の催促情報を更新するものであるプログラム。 - 2つの通信端末間で電子メッセージの交換を可能とした電子メッセージ交換システムの通信端末における各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
メッセージ交換相手となる通信端末に宛てて電子メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、
前記電子メッセージの送信状態を示すステータス情報を取得するステータス取得ステップと、
前記取得したステータス情報に基づき、前記電子メッセージの送信状態として、自身が電子メッセージを送信する順番か、メッセージ交換相手が電子メッセージを送信する順番かを表示手段に表示するステータス表示制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項19記載のプログラムであって、さらに、
前記メッセージ交換相手となる通信端末に対して電子メッセージ送信の催促を送信する催促送信ステップを含むプログラム。 - 請求項19記載のプログラムであって、
前記ステータス表示制御ステップにおいて、前記取得したステータス情報に基づき、メッセージ交換相手から電子メッセージ送信の催促がなされている場合に、前記電子メッセージの送信状態として、催促を受けたこと及び催促回数を表示手段に表示するものであるプログラム。
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Cited By (3)
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JP2008530646A (ja) * | 2005-02-07 | 2008-08-07 | フランス テレコム | テキストメッセージの表示方法、その方法を実施する端末およびプログラム |
JP2009265734A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Yahoo Japan Corp | ログ情報提供装置、ログ情報提供方法、およびログ情報提供プログラム |
JP2014220594A (ja) * | 2013-05-02 | 2014-11-20 | 株式会社アイティフォー | メッセージ送信システム、メッセージ送信方法及びメッセージ送信プログラム |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003102998A patent/JP2004312353A/ja active Pending
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