JP3909003B2 - メッセージ配信システム及び方法並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージ配信システム及び方法並びにプログラム及び記録媒体に関し、サーバ・クライアントシステムを利用して電子メールのようにメッセージを配信するために利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来より、様々なメールシステムを利用し、インターネットや移動体通信網を介して特定の宛先、すなわちパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)やPDAなどの情報端末あるいは携帯電話端末にメッセージを配信するサービスが実施されている。
【0003】
PCなどで利用される一般のインターネットメールにおいては、宛先ユーザのメールを蓄積し管理するメールサーバを利用し、ユーザはメール送受信用のクライアントソフトウェアを用いてメールサーバとの間でメールの送信及び受信を行う。
【0004】
このようなインターネットメールのシステムは、PULL型の配信システムである。つまり、メールサーバに蓄積されたメールは、宛先ユーザが起動したクライアントソフトウェアからのダウンロード要求が発生するまで宛先ユーザには配信されない。このためメールの配信に遅延が生じる。
しかし、PCの環境においては、携帯電話端末などの場合と比べて電源やネットワークのリソース利用に関して、時間的及びコスト的な制約が少ない。従って、例えばメールサーバに対する新着問い合わせをクライアントソフトウェアから頻繁に行うこともできる。このため、新着メールがメールサーバに到着した直後に宛先ユーザがそのメールを受信することも不可能ではない。
【0005】
一方、携帯電話端末を介して通信するメールシステムにおいては、受信時に宛先の携帯電話端末が通信可能な状態であればPUSH型のメール配信がなされる。つまり、メールサーバは送信側からの新着メールを受信した直後に宛先の携帯電話端末に対してメールを配信する。このため、新着メールがメールサーバに到着した直後に宛先ユーザはそのメールを受信できる。
【0006】
また、同一の移動体キャリア(通信事業者)の端末同士の間でメール送受信を行う場合には、そのキャリア専用の網内に閉じた通信によってメールの配信が実現されている。更に、宛先の携帯電話端末が外部のインターネット経由でメールを受信する場合には、迷惑メールの防止などの目的により、キャリア網とインターネットとの境界位置に接続されたゲートウェイを用いてフィルタリングを実施するのが一般的である。
【0007】
また、ゲートウェイの位置で通信に輻輳が発生した場合には、メール配信にかなり長時間の配信遅延が生じることが知られている。
このような遅延の発生を防止するために、メールの発信元のPCにケーブルを介して携帯電話を接続し、PCから携帯電話経由でメールを送信するシステムも市販されている(http://www.dnki.co.jp/MLsystem/MLsys_index.html)。
【0008】
また、本発明と関連のある従来技術として次の「特許文献1」及び「特許文献2」が知られている。但し、これらの特許文献の技術では移動体通信網の内部で制御を行うことを前提にしているので、移動体通信事業者以外はこの技術を利用できない。
【特許文献1】
特開2000−78192
【特許文献2】
特開2001−175577
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
メールなどのメッセージを配信するシステムを、例えば緊急時に同報システムとして利用する可能性を考慮すると、固定して設置されたデスクトップ型PCや、常時接続環境にないノート型PCをシステムの端末として利用するのは適当でない。
【0010】
普及率や携帯性を重視した場合、現在携帯型の情報通信機器として最も一般的な携帯電話機をシステムの端末として利用するのが、コストや利便性などの観点から望ましい。
ところが、現在の携帯電話機に内蔵されているメール機能(キャリアメール)は、万人向けに容易な端末操作を実現しているとは言い難く、ユーザ層や用途によっては、その操作性が障害となる場合がある。特に、情報機器に関するリテラシーが低い中高齢者にとっては、携帯電話のメール送受信はおろか音声通話操作すら容易ではない場合もある。
【0011】
また、携帯電話機に内蔵されているメール機能などのユーザインタフェースは、各ユーザの好みに応じて多少のカスタマイズが可能な場合もあるが、実際にカスタマイズ可能な機能は極めて限られているため、携帯電話機の端末を製造したメーカでない限り、ユーザインタフェースを大幅に変更するのは不可能であり、操作性に問題がある。
【0012】
本発明は、即時性の高いメッセージ配信を実現するとともに、送受信の際の操作性を改善することが可能なメッセージ配信システム及び方法並びにプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取るメッセージ送受信プログラムを有する宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれるメッセージ配信システムにおいて、前記メッセージサーバに、いずれかの発信元端末から発信されたメッセージの受信に応答して、指定された宛先端末に対して新着通知を送信する際に、前記第2の通信経路として、前記メッセージサーバに直接接続されたモデム及び携帯電話機の少なくとも一方を用いて、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行うか、又は利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信して新着通知を送信する新着通知送信手段と、さらに、前記宛先端末からの問い合わせもしくは要求に従って該当するメッセージを前記第1の通信経路を介して前記宛先端末に送信するメッセージ送信手段とを設け、前記宛先端末に、第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる前記新着通知の受信に応答して休眠状態から動作を起動するユーザアプリケーションプログラムであって、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させる割り込み手段と、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記メッセージサーバに前記第1の通信経路を経由して問い合わせる問い合わせ手段とを有し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受信するメッセージダウンロード手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
最近の携帯電話端末は、携帯電話の機能を実現するために最初から組み込まれている基本プログラム以外に、ユーザの希望に応じて組み込まれた様々なユーザアプリケーションプログラムを携帯電話端末上のコンピュータで実行することができる。
このようなユーザアプリケーションプログラムを利用することにより、メールのようなメッセージの配信を実現することも可能であり、ユーザインタフェースなどを自由に変更することもできる。
【0015】
しかしながら、携帯電話端末におけるユーザアプリケーションプログラムについては、セキュリティ上の問題により、PC上のアプリケーションと比べて非常に多くの制約が仕様上課せられていることが多い。すなわち、アプリケーション間の通信や、通話やメールなどネイティブアプリケーション機能などがほとんど利用できないのが実態である。
【0016】
例えば、一部の移動体キャリアの携帯電話端末の仕様では、実行中に電話発着信やメール送受信があっても、それに関する情報をユーザアプリケーション側で取得することはおろか、その事実を直接検出することすらもできない。
従って、PUSH型のコネクションを利用する通信により即時性の高いメール通信を実現する機能が備わっている携帯電話端末であっても、ユーザアプリケーションプログラムを利用する場合にはそのメール機能を利用できない。
【0017】
そのため、携帯電話端末上でユーザアプリケーションプログラムを用いてメッセージ配信を実現する場合には、PUSH型のコネクションが利用可能な通信経路を直接的には使用できないため、新規のメッセージが前記メッセージサーバに到着しても、そのままではその事実を宛先端末に通知することはできない。
そこで、請求項1においてはメッセージサーバが宛先端末に対して新着通知を送信する際に利用する通信経路と、新着通知に応答して宛先端末がメッセージサーバにアクセスする際に利用する通信経路とに別経路を割り当てる。
【0018】
すなわち、メッセージサーバの新着通知送信手段は、指定された宛先端末に対して第2の通信経路を経由して新着通知を送信する。例えば、宛先端末に電話をかけるか又は移動体キャリア網のメール機能を用いて宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信することにより、新規メッセージの到着時に即座に新着通知を送信することができる。
【0019】
また、宛先端末のメッセージダウンロード手段は、前記新着通知の受信に応答して動作を起動し、前記第1の通信経路を経由してメッセージサーバと接続し、該当するメッセージをメッセージサーバから受け取る。
【0020】
このとき、第1の通信経路を経由するが、移動体キャリア網内から外部インターネットへの通信であり、WWWと同じhttpプロトコルによるアクセスを用いるため、インターネット経由発信で携帯電話宛のメールのような遅延は生じない。
携帯電話端末上で実行されるユーザアプリケーションプログラムから直接利用可能な第1の通信経路において、メッセージサーバから宛先端末に向けたコネクションが利用できない状況においても、結果的にシステム全体としては即時性の高いPUSH型のメッセージ配信が実現できる。
【0022】
さらに、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行う場合は当然に遅延は発生しない。また、利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信する場合には、ゲートウェイを経由しないので新着通知を短時間で宛先端末に送信できる。
【0023】
また、携帯電話端末におけるユーザアプリケーションは、最初から組み込まれている基本機能と比べて電力の消費が大きいため、単純に受信待ち状態を継続実行すると、携帯電話端末として期待される連続駆動時間が確保できない。そこで、請求項1では待受け起動と呼ばれる特殊な実行方法を利用する。最新の携帯電話端末の機種では、この機能をサポートするものも多い。
【0024】
待受け起動においては、通常状態では、アプリケーションのロジックは停止し、電力は全く消費しないか、又は低消費電力で実行される。そして、タイマや外部割り込みなど一定の条件を満たした場合に復帰して、プログラムの実行が継続される。
また、携帯電話端末におけるユーザアプリケーションは、実行時の優先順位が低いため、実行中に電話発着信やメール送受信処理、ユーザのメニュー操作などがあった場合、割り込みにより中断されることが多い。
【0025】
但し、中断の原因であった通話等が終了し、アプリケーションが復帰した際に、自身の実行ステータスが中断後の再開であることは判別できる。これを利用し、外部からの割り込みを発生させることで、アプリケーションに間接的に時間的情報を伝達することが可能になる。
つまり、メッセージの新着を携帯電話端末のユーザアプリケーションに通知する方法としてこの割り込みが利用できる。これにより、自由度の高い携帯電話端末上のユーザアプリケーションの利用と、即時性の高い新着通知の手段の確保が両立可能になる。
また、携帯電話端末上で実行されるユーザアプリケーションプログラムを利用するので、ユーザインタフェースを自由に変更することができ、用途や利用者の違いに応じた使い勝手のよいメッセージ配信を実現できる。特に、請求項3のように返信用の選択肢を用いれば簡易な返信も実現できる。
【0026】
請求項2は、請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記メッセージサーバに、蓄積したメッセージの各々の配信状況を管理する配信状況管理手段と、所定の権限を有する端末からの要求を前記メッセージサーバが受けた場合に、前記配信状況管理手段が管理している各メッセージの配信状況を表す情報を要求元の端末に送信する配信状況送信手段とを設けたことを特徴とする。
【0027】
請求項2においては、発信元端末から送信されメッセージサーバに蓄積された各メッセージの配信状況、例えば宛先端末がメッセージを受信した状態を表す「受信完了」,宛先端末が受信したメッセージを画面上に既に表示した状態を表す「端末画面表示完了」,受信したメッセージに対する回答メッセージを宛先端末が既に送信した状態を表す「回答完了」などを把握してその情報を保持している。従って、予め権限を与えられた例えば発信元端末や管理用の端末からメッセージサーバに対して要求や問い合わせを行うことにより、発信元端末や管理用の端末は、送信した各メッセージの配信状況を表す情報を取得することができる。
【0028】
移動体キャリアメールやFAXなどの場合は、発信元で、発信端末が受信したことは確認できても、実際の宛先であるユーザがその情報を見たかどうか、確認したかどうかについては分からない。一方、本発明のシステムでは配信状況をより細かくメッセージサーバで把握することができるので、ユーザがメッセージを見たかどうか、回答したかどうかなど、段階に応じた確認も可能になる。
【0029】
請求項3は、請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記発信元端末に、宛先のユーザが回答として返信すべき情報の選択肢を発信対象のメッセージに含める選択肢情報挿入手段を設けたことを特徴とする。
メッセージの受信者は、例えば高齢者のようにシステムの操作に不慣れな人である場合もあるし、文章を入力する暇のない忙しい人である場合もある。従って、受信したメッセージに対して回答をする必要がある場合には、一般的なメールシステムのような返信方法では操作が難しかったり、入力に時間がかかるので、操作性に問題がある。
【0030】
請求項3においては、発信元端末が送信するメッセージに、受信者が回答すべき情報の選択肢が含まれているので、受信者は選択肢の中から1つの回答を選択するだけで、発信者が要求している回答を入力することができる。
請求項4は、請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記第1の通信経路として、移動体キャリア網及びインターネットを通る経路を利用することを特徴とする。
【0032】
請求項5は、請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記新着通知送信手段に、メッセージの宛先とそれに対応する電話番号との対応関係、及びメッセージの宛先とそれに対応するメールアドレスとの対応関係の少なくとも一方を保持する宛先変換テーブルを設けたことを特徴とする。
請求項5においては、宛先変換テーブルを参照することにより、メッセージの宛先から受信者の電話番号又はメールアドレスを取得することができる。
【0033】
請求項6は、テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取るメッセージ送受信プログラムを有する宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれる通信システムを利用するメッセージ配信方法において、前記メッセージサーバは、いずれかの発信元端末から発信されたメッセージの受信に応答して、指定された宛先端末に対して新着通知を送信する際に、前記第2の通信経路として、前記メッセージサーバに直接接続されたモデム及び携帯電話機の少なくとも一方を用いて、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行うか、又は利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信し、さらに、前記宛先端末からの問い合わせもしくは要求に従って該当するメッセージを前記第1の通信経路を介して前記宛先端末に送信し、前記宛先端末は、第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる前記新着通知の受信に応答して、休眠状態にあるユーザアプリケーションプログラムを起動し、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させ、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記第1の通信経路を経由して前記メッセージサーバに問い合わせを行い、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受信することを特徴とする。
【0034】
請求項6の方法を用いることにより、請求項1と同様の結果を得ることができる。
また、前記メッセージサーバは、前記新着通知を送信する際に、前記メッセージサーバに直接接続されたモデム及び携帯電話機の少なくとも一方を用いて、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行うか、又は利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信することを特徴とする。
【0037】
請求項7は、テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取る宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれるメッセージ配信システムを制御するための前記携帯電話端末上のコンピュータで実行されるプログラムにおいて、第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる新着通知の受信に応答して、休眠状態にあるユーザアプリケーションプログラムを起動し、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させる手順と、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記第1の通信経路を経由して前記メッセージサーバに問い合わせ行う手順とを有し、さらに、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受け取るメッセージダウンロード手順を設けたことを特徴とする。
【0038】
請求項7のプログラムを携帯電話端末上のコンピュータで実行することにより、請求項1と同様なシステムを実現できる。
【0039】
請求項8は、請求項7に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体である。
請求項8の記録媒体から読み出したプログラムを前記メッセージサーバ,宛先端末及び発信元端末のいずれかのコンピュータで実行することにより、請求項1と同様なシステムを実現できる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明のメッセージ配信システム及び方法並びにプログラム及び記録媒体の1つの実施の形態について図1〜図10を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
図1はメッセージ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。図2はメッセージ配信システムの構成例を示すブロック図である。図3はメッセージ配信システムの動作例を示すブロック図である。図4は宛先変換テーブルの構成例を示す模式図である。
【0041】
図5は新規メッセージの編集画面の例を示す正面図である。図6は配信状況一覧画面の例を示す正面図である。図7は配信状況の種類の一覧を表す模式図である。図8はメッセージに割り当て可能な項目の一覧を表す模式図である。図9は新着通知の送信処理に関する動作例を示すシーケンス図である。図10は新着通知応答の動作概要を示すフローチャートである。
【0042】
この形態では、請求項1の発信元端末,メッセージサーバ,宛先端末,新着通知送信手段,メッセージダウンロード手段及びメッセージ送信手段は、それぞれPC端末21,メッセージサーバ10,携帯電話端末22,ステップS12,S32及びS13に対応する。
この形態では、例えば図2に示すような通信システムを用いてメッセージ配信システムを構成する場合を想定している。
【0043】
このメッセージ配信システムにおいては、メッセージの蓄積や中継の制御を行うためにメッセージサーバ10を設けてある。このメッセージサーバ10は、LAN31及びインターネット32に接続されている。LAN31にはPC端末21(1)が接続してあり、インターネット32にはPC端末21(2)が接続してある。
【0044】
各PC端末21としては、例えば一般的なパーソナルコンピュータを利用できる。各PC端末21は、メッセージの発信や送信済みのメッセージの状況管理などに利用される。
勿論、インターネットアクセス機能を備えていれば、携帯情報端末(PDA)や携帯電話機などを用いてメッセージの発信を行うことができる。その場合には、例えばカード型通信モジュールを利用したり、何らかのインターネットアクセスの手段を用意し、WWWブラウザが利用可能であればよい。
【0045】
この例では、メッセージの宛先として携帯電話端末22を用いる場合を想定している。勿論、携帯電話端末22以外にメッセージを送信することもできる。図2の例では、携帯電話端末22(1),22(2)が携帯キャリア網(携帯電話の通信事業者が提供する移動体通信網)33との間で無線回線を形成している。
ここで用いる携帯電話端末22としては、移動体通信事業者が提供する携帯キャリア網33内専用のメール通信機能(すなわちキャリアメール)や、インターネットアクセス機能を備え、ユーザアプリケーションプログラムも実行できるものを想定している。
【0046】
携帯キャリア網33は、ゲートウェイ34を介してインターネット32と接続されている。従って、ゲートウェイ34を通過できる通信はインターネット32上の端末との間でも通信できる。キャリアメールについては、携帯キャリア網33内の携帯電話機間であれば、ゲートウェイ34を通らずに低遅延の送受信ができるが、外部のPC等と内部の携帯電話機間のメール送受信の場合はゲートウェイ34を通るため、その際の処理が原因となり遅延が生じる場合もある。
【0047】
メッセージサーバ10は、サーバ本体11,携帯電話機12,モデム13及び宛先変換テーブル14を備えている。モデム13は電話回線35に接続されている。
携帯電話機12は、携帯電話端末22と同一の移動体キャリアの通信網で利用可能な携帯電話機である。携帯電話機12は、その移動体キャリアがサービスを提供するキャリア網メールを送信する機能を持ち、更にメール送信などの機能をケーブルを介して接続されたサーバ本体11から制御するための機能を内蔵している。
【0048】
従って、サーバ本体11はモデム13を制御して音声電話の発信を行うことにより、各々の携帯電話端末22と接続することができる。その場合には、電話回線35から図示しない交換機を介して携帯キャリア網33に接続するので、ゲートウェイ34は通らない。
また、サーバ本体11は携帯電話機12を用いてメールの発信を行うことにより、各々の携帯電話端末22に対してキャリアメールを送信することができる。この場合はキャリアメールであるので、ゲートウェイ34を通ることなく携帯キャリア網33(携帯キャリアパケット網33a)から直接相手の携帯電話端末22にメールが届く。
【0049】
また、移動体キャリアのパケット通信が利用可能な場合には、宛先端末に向けて1対1のコネクション要求の発呼を行い、それに対し宛先端末が正しく着信できるならば、携帯電話機12を用いてこのパケット通信発呼をもって新着通知とすることもできる。更に、モデム13ではなく、携帯電話機12を用いて新着通知の電話発信を行うこともできる。
【0050】
サーバ本体11に接続された宛先変換テーブル14には、例えば図4に示すように、メッセージの宛先毎に、該当する携帯電話端末22の携帯電話番号及び携帯メールアドレス(キャリアメールのアドレス)が予め登録されている。
従って、サーバ本体11は発信元から到着した各メッセージの宛先毎に、それに対応付けられた携帯電話端末22の携帯電話番号及び携帯メールアドレスを取得できる。
【0051】
メッセージサーバ10は本システムの動作の中核であり、全てのメッセージはメッセージサーバ10を介してやり取りされる。発信元の端末から送信されたメッセージは、一旦メッセージサーバ10に蓄積保存されてから、各々の宛先の端末へ配信される。各端末との通信は、インターネット32又はLAN31経由で行われる。
【0052】
また、メッセージサーバ10に新規メッセージが到着した時に、その事実を遅滞なく宛先端末に知らせるために、新着通知機能がメッセージサーバ10に備わっている。
この新着通知機能においては、新着通知として電話発信する場合にはモデム13又は携帯電話機12を利用し、新着通知としてキャリアメールを発信、又はパケット通信発呼を行う場合には携帯電話機12を利用する。
【0053】
各PC端末21(1),21(2)は、メッセージの編集,メッセージの送信、各メッセージの配信状況表示,システム全体の各種設定及び管理を行う。
各携帯電話端末22(1),22(2)は、ユーザが携帯する端末であり、主としてメッセージの受信に使われる。勿論、設定を変更することにより、メッセージの送信や配信状況の表示など、PC端末21上に割り当てられた機能の一部も携帯電話端末22上で実現できる。
【0054】
送信元端末、例えばPC端末21(1)から発信されたメッセージは、メッセージサーバ10のサーバ本体11に内蔵されたハードディスクに蓄積される。そして、蓄積したメッセージ毎に宛先端末(携帯電話端末22)に向けた配信のためのアクセスページをメッセージサーバ10が作成する。メッセージサーバ10に蓄積されたメッセージは、各宛先端末からの要求に従ってメッセージサーバ10からダウンロードされる。
【0055】
メッセージサーバ10に新規に蓄積されたメッセージについては、その宛先の端末に対して新着通知が行われる。すなわち、メッセージサーバ10は新着メッセージの受信及び蓄積を行った後で、全ての宛先端末に向けてメッセージの新着通知の送信を開始する。
この新着通知の機能については、メッセージサーバ10には必ず実装するが、他のPC端末21に機能の一部を実装すれば、機能を分担して実行することもできる。
【0056】
例えば、図9に示すように、新規メッセージを受信したメッセージサーバ10が最初に宛先端末のリストを分割し、機能分担用に予め割り当てられた特定のPC端末21に向けて、分担リストとともに新着通知の開始のコマンドを発行する。この新着通知機能は、宛先の各端末に対して順次実行されるが、後述の配信状況が「メッセージDL済」以降の端末についてはスキップする。
【0057】
なお、機能を分担するPC端末21には、モデム13又は携帯電話機12を接続する必要がある。
新着通知機能には、携帯電話機12からのキャリアメール送信とモデム13からの音声電話発信との2種類がある。
携帯電話機12からキャリアメールを送信する場合には、サーバ本体11又はPC端末21がそれに接続された携帯電話機12を制御し、一般のインターネット32を介さずにキャリアメールを送信する。このキャリアメールについては、宛先端末が受信することが目的であるため、メールの内容は何でも構わない。
【0058】
音声電話発信機能については、サーバ本体11又はPC端末21がそれに接続されたモデム13を制御して、宛先の携帯電話端末22に対して音声電話網経由の発信を行う。この発信は、宛先端末の着信呼ぴ出しを行うことが目的であるため、着信時間の長さは必要最短で構わない。
メッセージサーバ10は、各宛先端末について、各メッセージ配信に関する進捗状況を常に把握し、その情報を保持している。把握する配信状況の種類については、図7に示す通りである。
【0059】
メッセージサーバ10が新着メッセージを受信した後、新着通知の機能を起動すると同時に、配信状態テーブルを作成する。この配信状態テーブルは、全ての宛先端末がエントリであり、値として図7に示すような状態を保持する。配信状態テーブルの作成時には、全ての端末エントリの値は「未通知」で初期化される。
次に、新着通知の機能により新着通知が行われた宛先端末について、配信状態テーブルの値は順次に「新着通知済」に更新される。
【0060】
また、この新着通知に対して宛先端末はメッセージサーバ10にメッセージの問い合わせを行う。このときに新着メッセージが存在する場合には、該当するメッセージを宛先端末がダウンロードする。この際に、配信状態テーブルの値は「メッセージDL済」に更新される。
なお、新着通知機能の実行によって、配信状態テーブルの値が「新着通知済」に更新されていない場合であっても、該当するメッセージのダウンロードが行われた場合には、配信状態テーブルの値を直接「メッセージDL済」に更新する。
【0061】
次に、宛先端末は受け取ったメッセージの全文を表示した際に、その旨をメッセージサーバ10に対して通知する。この通知を受け取ると、メッセージサーバ10は配信状態テーブルの値を「メッセージ表示済」に更新する。
【0062】
宛先端末の受信したメッセージに対する回答が受信者の入力操作により行われると、回答結果が宛先端末からメッセージサーバ10に送信される。この回答結果を受け取ると、メッセージサーバ10は配信状態テーブルの値を「回答済」に更新する。また、回答結果の内容もメッセージサーバ10上のテーブルに記録される。
【0063】
また、メッセージサーバ10には配信状況一覧機能が備わっている。すなわち、所定の権限を有する端末からの状態問い合わせがあった場合には、メッセージサーバ10は配信状態テーブルなどの内容を参照して、問い合わせに対する回答を返信する。
メッセージ送信機能は、送信元端末である各PC端末21並びに宛先端末である各携帯電話端末22に実装されている。
【0064】
また、この例では任意の自由文、若しくは定型文のメッセージを、指定した宛先(個人又はグループ)に向けて配信することを想定しているので、各PC端末21及び携帯電話端末22は、メッセージの編集機能並びに送信機能を備えている。
編集機能によって作成されたメッセージは、送信機能により所定のネットワークを経由してメッセージサーバ10に送信される。送信の際には、セキュリティ確保のため、事前に定めた暗号キーを用いて、メッセージを暗号化する。
【0065】
新規メッセージなどを編集する場合には、例えば図5に示すような編集画面が表示される。また、作成するメッセージに割り当て可能な項目は図8に示されている。
すなわち、「宛先」,「タイトル」,「本文」,「緊急度」及び「返信回答の選択肢」の5項目の情報を含むメッセージを作成して送信することができる。「選択肢」の情報を含むメッセージを送信することにより、受信側が回答する場合の操作が簡単になる。
【0066】
なお、一般的なメールと同様に、テキスト以外の情報、すなわち音声や画像などの情報をメッセージに含めて送信しても構わない。
各PC端末21は、メッセージの受信機能を備えている。PC端末21においては、消費電力などのリソースに関する制約が少ないので、メッセージサーバ10は宛先端末がPC端末21の場合には新着通知を行わない。
【0067】
そのため、遅延時間を短縮するために、PC端末21は予め定めた時間間隔で定期的にメッセージサーバ10にアクセスし、自分宛のメッセージの有無を確認する。そして、新着メッセージをメッセージサーバ10からダウンロードした場合には、自動的に表示用のウインドウを開き、メッセージの内容を表示する。
各PC端末21は、過去に受信したメッセージを自端末のローカルハードディスクに記憶しておく機能も備えている。
【0068】
特定のメッセージについて、各宛先端末の配信状況を一覧表示するための機能、すなわち配信状況一覧機能がPC端末21及び携帯電話端末22に実装されている。この機能で表示されるデータは、メッセージサーバ10の保持する配信状況テーブルの値をメッセージサーバ10に問い合わせることにより取得する。
実際には、予め定めた時間間隔で、定期的にメッセージサーバ10に対して問い合わせを行い、最新のデータを取得する。従って、定期的に表示内容が更新される。
【0069】
具体的には、図6に示すように、宛先のユーザ毎又はグループ毎に行を改めて、それぞれに対する配信状態が表示される。メッセージを受け取った宛先のユーザがメッセージに対する回答を送信済みの場合には、回答の内容も表示する。備考欄には、何らかのトラブルなどにより本システムを利用した連絡ができない場合の二次連絡先等も表示される。
【0070】
また、本システム外で直接電話連絡等する場合に対応できるように、配信状態欄などの内容については、直接入力による上書きも可能になっている。また、入力操作により指定したユーザやグループに対して、新着問い合わせ機能を強制的に実行することもできる。
メッセージ問合せ機能は、PC端末21及び携帯電話端末22に実装されている。この機能を用いることにより、過去に受信したメッセージを再度受信しようとする場合に、メッセージの検索や再ダウンロードを実現できる。
【0071】
全てのメッセージにはユニークなIDが割り当てられており、このIDが既知の場合には、直接それを指定してメッセージサーバ10に要求することで、再ダウンロードができる。
また、送信者や日付等を指定して、該当するメッセージをメッセージサーバ10に問い合わせ、検索結果から、受信したいものを指定して再ダウンロードすることもできる。
【0072】
携帯電話端末22は、通常時は休眠状態にあり、電力消費を抑制しており端末の連続稼動時間を改善するために寄与している。携帯電話端末22は、休眠状態で新着通知を受信又は着信した場合、それをトリガーとして、メッセージサーバ10に対し新着メッセージの有無を問い合わせる。これを新着通知応答機能という。
【0073】
実際には、メッセージサーバ10などに実装された新着通知機能により携帯電話端末22に受信又は着信した場合だけでなく、任意の電話発着信,メール送受信,電話機メニュー操作により割り込みが発生すると、それが本機能のトリガーとなり、メッセージサーバ10にメッセージの有無を問い合わせる。
当該宛先端末宛のメッセージがメッセージサーバ10上にあった場合、問合せの返信として、メッセージそのものがメッセージサーバ10から携帯電話端末22にダウンロードされる。メッセージサーバ10からの返信がメッセージ無しであった場合には、携帯電話端末22上のアプリケーションプログラムは休眠状態に戻る。この機能の概要については、図10に示されている。
【0074】
また、予め各端末上で決定した時間間隔毎に、定期的に問い合わせを実行することもできる。この時間については、後述の携帯端末設定機能、若しくはメッセージサーバ10経由で決定される。
メッセージサーバ10経由で時間を決定する場合には、新着問い合わせの際に、メッセージサーバ10上で定めてある時間の情報をメッセージサーバ10からの返信に含めて通知する。これを受信した携帯電話端末22は、自動的に通知された時間を反映するように携帯電話端末22上の設定時間を変更する。
【0075】
メッセージサーバ10に時間を定める方法としては、適切な権限の付与されたPC端末21又は携帯電話端末22から、メッセージサーバ10の設定時間の登録要求を行うことで実施する。
また、新着通知応答機能によりメッセージがダウンロードされた場合には、メッセージが新着したことをユーザに知らせるため、メッセージの件名等を宛先端末上に表示し、加えて音声再生やバイブレータによる振動で注意喚起を行う。
【0076】
宛先端末が受信したメッセージに対する回答をユーザが行うためには、ボタン入力を有効化(電話機ネイティブの電話機能からアプリケーションプログラムにボタン入力の制御を移行すること)する必要がある。そのためには、電話機固有の特殊ボタンを押す必要がある。
そこで、前述の注意喚起の際には、その特殊ボタンを画面上に表示し、ユーザにボタン押しを促す。ボタン入力が有効化された後は、アプリケーションプログラムがメッセージの件名,本文,緊急度,送信者等を表示するとともに、受信したメッセージに含まれている選択肢の情報に基づいて、回答選択肢のボタンを作成しそれを表示する。
【0077】
ユーザが、例えばカーソルボタンを操作して選択肢の中から適切な回答を選択し、決定ボタンを押すなどの操作を行うことにより、その回答がメッセージサーバ10に送信される。
【0078】
なお、図3に示すように、メッセージの新着問い合わせ及びダウンロードにはhttpプロトコルを利用する通信経路が使用されるが、この通信経路ではサーバPUSH型の通信が不可能なため、新着通知メール又は音声発信については、これとは別の通信経路を使用する。
次に、典型例として、メッセージサーバ10,PC端末21(発信元端末),携帯電話端末22(宛先端末)の三者の間でメッセージを配信する場合の通信手順の概要が図1に示されている。この内容について以下に説明する。
【0079】
1.発信元端末上でメッセージを作成しメッセージサーバ10に送信する(S21,S22)。
2.メッセージサーバ10は各宛先端末に対して順次に新着通知を実行する(S12)。新着通知の宛先は、図4に示す宛先変換テーブルから得られる携帯電話番号又は携帯メールアドレスによって特定される。
【0080】
3.新着通知のメール(例えばiモードメール)もしくは音声電話の着信を受けた宛先端末(携帯電話端末22)上では、その受信又は着信によってユーザアプリケーションが自動起動する(S31)。そして、このユーザアプリケーションは、メッセージサーバ10に対してメッセージの有無を問い合わせ、メッセージがある場合にはそれをダウンロードする(S32)。実際には、メッセージがある場合には、問い合わせに対する回答としてメッセージがメッセージサーバ10から送信される。宛先端末の問い合わせ先は、メッセージサーバ10が用意したアクセスページに割り当てられたアドレス(例えばURL)であり、その情報は予め宛先端末上に保持しておくか、あるいは事前にメッセージサーバ10に問い合わせて取得する。
【0081】
4.新着メッセージをダウンロードした場合には、宛先端末は音声,画面表示,バイブレータなどを用いて、ユーザの注意喚起を行う(S33)。
5.宛先端末が受信したメッセージに対して回答する必要がある場合には、ユーザの入力操作(選択肢の選択)により回答が宛先端末からメッセージサーバ10に返信される(S34)。
【0082】
6.メッセージサーバ10は宛先の端末毎にメッセージの配信状況を把握している。発信元端末のように特定の権限を有する端末からメッセージサーバ10に問い合わせを行うと、メッセージサーバ10は該当するメッセージの状態を表す情報を問い合わせ元に返信する(S11,S14,S23,S24)。
前述のように、メッセージサーバ10などが宛先端末に対して新着通知を行う場合に利用する通信経路と、メッセージサーバ10上のメッセージをダウンロードする場合に利用する通信経路とは別経路になっている。
【0083】
図3に示す動作例においては、新着通知を音声発信で行う場合には、モデム13−電話回線35−携帯キャリア音声網33b−携帯電話端末22(1)の経路が利用され、新着通知をメールで行う場合には、携帯電話機12−携帯キャリアパケット網33a−携帯電話端末22(1)の経路が利用される。
また、携帯電話端末22(1)がメッセージサーバ10に新着問い合わせ及びダウンロードを行う際には、携帯キャリアパケット網33a−ゲートウェイ34−インターネット32を経由して携帯電話端末22(1)とサーバ本体11とを接続する経路が利用される。
【0084】
なお、PC端末21,サーバ本体11,携帯電話端末22の動作に必要なプログラムについては、CD−ROMなどの記録媒体から読み込んでもよいし、オンラインでダウンロードして実行することもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、カスタマイズが可能な携帯電話上のユーザアプリケーションプログラムを利用しつつ、即時性を備えたメッセージ配信システムを実現することが可能であり、安価で普及している携帯電話端末を利用することで、システムの導入コストが低く、操作や携帯性の面からユーザの負担は小さい。
【0086】
また、緊急メッセージシステムを考える場合においても、常時携帯する端末としては、日頃からの使用による慣れが重要であり、この面でも、本発明によるシステムは最適であり、また、待受け起動のアプリケーションを利用するため、携帯電話としての日常動作に影響が少ないことも特徴として挙げられる。
更に、本発明ではメッセージ新着時のユーザ通知を、ユーザアプリケーションにより自由にカスタマイズすることができる。通常の携帯電話機内蔵のメール機能においては、新着時のユーザ通知はカスタマイズすることはほとんどできず、新着に気がつきにくい場合もある。本発明では、メッセージの重要度に応じて表示方法を変えたり、ユーザ応答があるまで音声再生や画面表示をし続けるなど、多様な目的に応じた対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メッセージ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図2】メッセージ配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】メッセージ配信システムの動作例を示すブロック図である。
【図4】宛先変換テーブルの構成例を示す模式図である。
【図5】新規メッセージの編集画面の例を示す正面図である。
【図6】配信状況一覧画面の例を示す正面図である。
【図7】配信状況の種類の一覧を表す模式図である。
【図8】メッセージに割り当て可能な項目の一覧を表す模式図である。
【図9】新着通知の送信処理に関する動作例を示すシーケンス図である。
【図10】新着通知応答の動作概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 メッセージサーバ
11 サーバ本体
12 携帯電話機
13 モデム
14 宛先変換テーブル
21 PC端末
22 携帯電話端末
31 LAN
32 インターネット
33 携帯キャリア網
34 ゲートウェイ
35 電話回線
Claims (8)
- テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取るメッセージ送受信プログラムを有する宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれるメッセージ配信システムにおいて、
前記メッセージサーバに、いずれかの発信元端末から発信されたメッセージの受信に応答して、指定された宛先端末に対して新着通知を送信する際に、前記第2の通信経路として、前記メッセージサーバに直接接続されたモデム及び携帯電話機の少なくとも一方を用いて、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行うか、又は利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信して新着通知を送信する新着通知送信手段と、さらに、前記宛先端末からの問い合わせもしくは要求に従って該当するメッセージを前記第1の通信経路を介して前記宛先端末に送信するメッセージ送信手段とを設け、
前記宛先端末に、第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる前記新着通知の受信に応答して休眠状態から動作を起動するユーザアプリケーションプログラムであって、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させる割り込み手段と、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記メッセージサーバに前記第1の通信経路を経由して問い合わせる問い合わせ手段とを有し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受信するメッセージダウンロード手段を設けた
ことを特徴とするメッセージ配信システム。 - 請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記メッセージサーバに、
蓄積したメッセージの各々の配信状況を管理する配信状況管理手段と、
所定の権限を有する端末からの要求を前記メッセージサーバが受けた場合に、前記配信状況管理手段が管理している各メッセージの配信状況を表す情報を要求元の端末に送信する配信状況送信手段と
を設けたことを特徴とするメッセージ配信システム。 - 請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記発信元端末に、宛先のユーザが回答として返信すべき情報の選択肢を発信対象のメッセージに含める選択肢情報挿入手段を設けたことを特徴とするメッセージ配信システム。
- 請求項1のメッセージ配信システムにおいて、前記第1の通信経路として、移動体キャリア網及びインターネットを通る経路を利用することを特徴とするメッセージ配信システム。
- 請求項1のメッセージ配信システムにおいて、
前記新着通知送信手段に、メッセージの宛先とそれに対応する電話番号との対応関係、及びメッセージの宛先とそれに対応するメールアドレスとの対応関係の少なくとも一方を保持する宛先変換テーブルを設けた
ことを特徴とするメッセージ配信システム。 - テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取るメッセージ送受信プログラムを有する宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれる通信システムを利用するメッセージ配信方法において、
前記メッセージサーバは、いずれかの発信元端末から発信されたメッセージの受信に応答して、指定された宛先端末に対して新着通知を送信する際に、前記第2の通信経路として、前記メッセージサーバに直接接続されたモデム及び携帯電話機の少なくとも一方を用いて、音声電話網を経由して前記宛先端末の電話番号宛に電話の発信を行うか、又は利用範囲が携帯電話の通信サービスを行う移動体キャリア網の内部に限定されたメール機能を用いて前記宛先端末のメールアドレス宛にメールを送信し、さらに、前記宛先端末からの問い合わせもしくは要求に従って該当するメッセージを前記第1の通信経路を介して前記宛先端末に送信し、
前記宛先端末は、第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる前記新着通知の受信に応答して、休眠状態にあるユーザアプリケーションプログラムを起動し、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させ、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記第1の通信経路を経由して前記メッセージサーバに問い合わせを行い、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受信する
ことを特徴とするメッセージ配信方法。 - テキストなどの情報を含むメッセージを発信する少なくとも1つの発信元端末と、前記発信元端末が発信したメッセージを受信して蓄積するメッセージサーバと、前記メッセージサーバからメッセージを受け取る宛先端末とを備え、前記宛先端末としては、サーバからメッセージを受け取る際などに利用されるサーバPUSH型のコネクションが利用できない第1の通信経路が使用可能で、かつその端末がサーバから即時性のある通信呼び出しが可能な第2の通信経路も使用できる携帯電話端末が少なくとも1つ含まれるメッセージ配信システムを制御するための前記携帯電話端末上のコンピュータで実行されるプログラムにおいて、
第2の通信経路を経由して前記メッセージサーバから送られる新着通知の受信に応答して、休眠状態にあるユーザアプリケーションプログラムを起動し、電力を消費しないか若しくは低消費電力の待ち受け待機状態にある前記メッセージ送受信プログラムに対して割り込みを発生させる手順と、その割り込みの発生をトリガとして新着メッセージの有無を前記第1の通信経路を経由して前記メッセージサーバに問い合わせ行う手順とを有し、さらに、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ無しであった場合には、前記ユーザアプリケーションプログラムを休眠状態に戻し、前記メッセージサーバからの返信がメッセージ有りであった場合には、前記メッセージサーバから該当するメッセージを受け取るメッセージダウンロード手順
を設けたことを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体。
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