JP2004297144A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、送信データ量の低下を抑制しながらパイロットシンボルを使用した多値無線通信を行う。
【解決手段】送信部と受信部との間で16QAM、64QAM、16APSK等の多値変調方式で無線通信を行う無線通信方式において、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定したパイロットデータシンボルを形成し、このパイロットデータシンボルを送信データのみで構成されるデータシンボル列内に挿入する。
【選択図】 図2
【解決手段】送信部と受信部との間で16QAM、64QAM、16APSK等の多値変調方式で無線通信を行う無線通信方式において、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定したパイロットデータシンボルを形成し、このパイロットデータシンボルを送信データのみで構成されるデータシンボル列内に挿入する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信部と受信部との間で位相変調方式、多値直交振幅変調方式等の多値変調方式で無線通信を行う無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の多値変調方式で無線通信を行う無線通信システムとしては、例えば送信機の直交ベースバンド変調部において、8値以上の多値変調を定期的に直交位相変調に切り替える変調方式によってデータを出力し、受信機では、受信信号を受信無線部を介して振幅歪み量推定部と周波数オフセット量推定部に入力し、パイロットシンボルとして送受信機間の周波数オフセット量及び振幅歪み量を推定して、準同期検波部により準同期検波を行うことにより、既知のデータをパイロットシンボルとする方式と比較して、データ転送量の低下を抑えるようにした変調方式とそれを用いた無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−220505号公報(第1頁、図1,図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、8値以上の多値変調方式の第1の変調方式に対して、定期的に位相変調方式の第2の変調方式に切り替え、この位相変調方式で、データを転送すると同時に復調側で送受信機間の周波数オフセット量及び振幅歪み量を推定するためのパイロットシンボルとすることにより準同期検波を行うようにしているので、データ転送量の低下を抑制することができるが、第1の変調方式と第2の変調方式との2つの変調方式を採用する必要があり、送信機側の変調方式が複雑な構成となると共に、受信機側でパイロット信号を復調するための復調器が必要となり、全体の無線通信システム構成が複雑となるという未解決の課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、複数の通信方式を用いることなく、データ転送量の低下を抑制することができる無線通信方式を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定し、かつ、情報信号としても使用するようにしたことを特徴としている。
【0007】
この第1の技術手段では、多値変調方式で無線通信を行う場合に、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が判定している2つの点を1キャリアに対する基準信号とするので、独立した基準信号を多値信号内に含ませることにより、1つの多値変調方式でデータの送受信とパイロットシンボルの送受信とを行うことができ、無線通信システム全体の構成を簡略化することができると共に、基準信号以外の点をデータシンボルとすることができ、送信データの低下を抑制することができる。
【0008】
また、第2の技術手段は、送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定するようにしたことを特徴としている。
この第2の技術手段では、周期的に多値変調信号に基準信号を挿入するようにしたので、1つの多値変調方式でデータの送受信とパイロットシンボルの送受信とを行うことができ、無線通信システム全体の構成を簡略化することができると共に、所定間隔で基準信号を挿入するので、データ量の低下をより抑制することができる。
【0009】
さらに、第3の技術手段は、送信部と受信部との間で、伝送帯域内に複数の直交する搬送波信号を発生させ、伝送帯域を分割し、それぞれの搬送波信号を多値変調する直交周波数分割多重方式で無線通信を行う無線通信システムにおいて、情報シンボルデータ列に、周期的に、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を基準信号として設定した基準シンボルデータを挿入したデータ配列を形成するデータ配列手段と、該データ配列手段から出力されるデータによって複数の搬送波信号を直交周波数分割多重変調する変調手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
この第3の技術手段では、送信部及び受信部との間で、直交周波数多重方式(OFDM)を使用して無線通信する場合に、情報シンボルデータ列に、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を基準信号として設定し、残りをデータシンボルとする基準シンボルデータを挿入するので、この基準シンボルデータを復調することにより、振幅の変動や位相差を補正することができ、複雑なシステム構成とすることなくデータ量の低下を抑制しながら正確な復調を行うことができる。
【0011】
さらにまた、第4の技術手段は、第1〜第3の技術手段の何れかにおいて、前記基準信号をIQ平面上でマッピングする前にシンボルとして挿入するようにしたことを特徴としている。
この第4の技術手段では、多値信号に対して、IQ平面上でマッピングする前に基準信号をシンボルとして挿入するので、基準信号の挿入を容易確実に行うことができる。
【0012】
なおさらに、第5の技術手段は、第1〜第4の技術手段の何れかにおいて、多値変調は8値以上に設定されていることを特徴としている。
この第5の技術手段では、多値変調が8値以上に設定されているので、基準信号の挿入によるデータ量の低下分が少なくなり、通信データ量の低下抑制効果を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を多値直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation) 方式に適用した場合の第1の実施形態を示す概略構成図である。
図中、1は送信機であって、入力される送信データのビット列に、後述する複数Nデータシンボルで構成されるフレームの先頭位置となる所定ビット数毎に2つのパイロットデータを挿入するパイロットデータ挿入回路2と、このパイロットデータ挿入回路2から出力されるデータビット列が入力され、これらを同相I−直交Qの2成分を有する信号値列に変換するシンボルマッピング回路3と、このシンボルマッピング回路3から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分がそれぞれローパスフィルタ4及び5を介して入力される直交変調部6とを備えている。
【0014】
ここで、シンボルマッピング回路3では、入力データに対して16QAM変調方式に対応した複素平面で構成される同相I成分−直交Q平面(以下、IQ平面と称す)上でのマッピングを行って情報シンボルとしてのデータシンボルを形成する。このデータシンボルは、図2(a)に示すように、IQ平面における第1象限〜第4象限にそれぞれ4つの信号点31が配置されている。これら信号点31の配置位置(I16QAM,Q16QAM)は、下記(1)式及び(2)式で表される。
【0015】
I16QAM=r(21 a1+20 a2) …………(1)
Q16QAM=r(21 b1+20 b2) …………(2)
ここで、(a1,b1),(a2,b2)は1,−1のバイナリ符号を表し、rは定数を表している。
このとき、16QAM変調方式の最大信号点振幅AMAXはIQ平面の原点Oとこの原点Oから一番遠い信号点Sa〜Sdまでの距離となり、下記(3)式で表すことができる。
【0016】
AMAX=(21 +20 )21/2 ・r …………(3)
また、シンボルマッピング回路3では、パイロットデータ挿入回路2で周期的にパイロットデータが挿入されたデータ列が入力されることにより、この挿入されたパイロットデータを検出したときに、図3に示す複数Nデータシンボルで構成されるフレームの先頭位置に図2(b)に示すパイロットデータが挿入された基準シンボルとしてのパイロットデータシンボルを形成する。
【0017】
このパイロットデータシンボルは、前述した図2(a)のデータシンボルにおける最大信号点振幅AMAXを表す4つの信号点Sa〜Sdのうち位相が反転している2つの信号点例えばSa及びScにパイロットシンボルP1及びP2をマッピングするように設定されている。
また、直交変調部6では、所定周波数の搬送波が同相I信号成分及び直交Q信号成分からなるベースバンド信号で直交変調され、変調された搬送波は電力増幅部7で増幅された後送信アンテナ8から放射される。
【0018】
一方、16QAM受信機10は、受信アンテナ11で受信した受信信号を増幅部12で増幅してから直交復調部13に供給して、この直交復調部13で、被変調波を直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分と直交Q信号成分とに分離し、これら同相I信号成分及び直交Q信号成分をそれぞれローパスフィルタ14及び15を介して同期検出部16、伝送歪み推定部17及び準同期検波部18に供給する。
【0019】
伝送歪み推定部16では、直交ベースバンド信号に含まれるパイロットデータシンボルの同相I信号成分と直交Q信号成分に基づいてフェージングによる伝送歪み量を算出する。
また、準同期検波部17は、入力される直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分及び直交Q信号成分と伝送歪み推定部16から入力される伝送歪み量とに基づいて、準同期検波を行い受信ディジタル信号を出力する。
【0020】
このように、上記第1の実施形態によると、送信機1側で、シンボルマッピング回路3で、周期的にIQ平面上で、振幅が最大となり、且つ位相が反転する2つの信号点Sa及びSbにパイロットシンボルP1及びP2を挿入したパイロットデータシンボルPDSを形成し、図3に示すように、N個のデータシンボルの先頭に送信データとパイロットデータとが混在するパイロットデータシンボルを配置し、残りのN−1個に送信データのみで形成されるデータシンボルDSとを配置したフレームを形成して、このシンボルマッピング回路3から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分がそれぞれローパスフィルタ4及び5を介して直交変調部6に供給されて、この直交変調部6で、所定周波数の搬送波が同相I信号成分及び直交Q信号成分からなるベースバンド信号で直交変調され、変調された搬送波は電力増幅部7で増幅された後送信アンテナ8から放射される。
【0021】
この送信機1から送信された送信信号を受信機10の受信アンテナ11で受信すると、受信した受信信号を増幅部12で増幅してから直交復調部13に供給して、この直交復調部13で、被変調波を、直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分と直交Q信号成分とに分離し、これら同相I信号成分及び直交Q信号成分をそれぞれローパスフィルタ14及び15を介して同期検出部16、伝送歪み推定部17及び準同期検波部18に供給する。
【0022】
このため、同期検出部16でパイロットデータシンボルを検出したときに、フレームの先頭データことを検出し、このときのパイロットデータシンボルが含まれる直交ベースバンド信号の同相I信号成分と直交Q信号成分に基づいてフェージングによる伝送歪み量を算出する。
この伝送歪み量の算出方法としては、例えば伝搬路の周波数特性が遅延した波がない一様なレイリーフェージング下では、フェージングによって振幅及び位相に変動を受けるため、パイロットデータシンボルが図4(a)、(b)及び(c)に示すように全体の形(相対位置関係)を保存しながら時事刻々と変化する。このとき、パイロットシンボルP1及びP2がどこにあるかを常に推定できなれば、各点の相対位置関係から送信されたデータシンボルが推定できる。受信機10側でパイロットデータシンボルの受信タイミングで例えばパイロットシンボルP1の位置を検出することができる。例えば前述した図4(a)〜(c)に示すように変化する場合には、パイロットシンボルP1の位置は図4(d)に示すa〜cとなる。
【0023】
一方、フェージング変動は、図4(d)から明らかなように、パイロットシンボルP1の挿入周期をフェージング変動周期に対して適当に短く設定し、直交座標系で観測すると比較的滑らかになる。このため、適当な曲線でパイロットシンボルP1の軌跡を内挿すると、パイロットシンボル以外のデータシンボルにおけるフェージング変動を推定することができる。
【0024】
ここで、ガウスの補間公式(2次の式)を用いた場合、受信機10で受信したパイロットシンボルP1での変動の測定値の同相I信号成分をF1I,−1,F1I,0,F1I,1とすると、Nシンボル間隔に1回パイロットデータシンボルを挿入した場合の第m番目のフェージング変動の推定値F1′I(m/N) は下記(4)式で表すことができる。
【0025】
【数1】
【0026】
同様にして、直交Q信号成分の推定値F1′Q(m/N) を算出し、両推定値F1′I(m/N) 及びF1′Q(m/N) に基づいてフェージング変動の推定値F1(m/N)を算出する。
また、パイロットシンボルP2についても同様の演算を行うことにより、フェージング変動の推定値F2(m/N)を算出し、両パイロットシンボルP1及びP2による推定値F1(m/N)及びF2(m/N)の平均値をフェージング変動推定値F(m/N)として算出する。
【0027】
そして、算出したフェージング変動の推定値F(m/N)と受信信号R(m/N)に基づいて、準同期検波部18で下記(5)式の演算を行うことにより、フェージングを補償した受信ディジタル信号Z(m/N)を得ることができる。
Z(m/N)=R(m/N)/F(m/N) …………(5)
【0028】
このように、上記第1の実施形態によると、送信機1側で、IQ平面上における振幅が最大になる複数の信号点のうち位相が判定している2つの信号点Sa及びScに基準信号としてのパイロットシンボルを挿入したパイロットデータシンボルを周期的に形成し、このパイロットデータシンボルと送信データのみで構成される複数のデータシンボルとでN個のデータシンボルで構成されるフレームを形成し、これを直交変調処理して送信信号を形成し、この送信信号を送信アンテナ8から放射し、これを受信機10で受信し、パイロットデータシンボルを検出したときに、既知のパイロットシンボルP1及びP2に従ってフェージング変動の推定値F(m/N)を算出し、このフェージング変動推定値F(m/N)に従ってフェージングを補償した受信ディジタル信号Z(m/N)を得るようにしたので、パイロットデータシンボルのうちパイロットデータを挿入した信号点Sa及びSc以外の信号点はデータシンボルとして使用されるので、パイロットデータシンボル全体をパイロットシンボルとして使用する場合に比較して送信データ量の低下を抑制することができる。
【0029】
また、パイロットデータを含むパイロットデータシンボルと送信データのみのデータシンボルとが同一変調方式で送信されるので、前述した従来例のように、パイロットデータと送信データとを個別の変調方式を使用する場合に比較して、送信機1及び受信機10の構成を簡略化することができる。
さらに、パイロットデータシンボルで、IQ平面上で振幅が最大となる複数の信号点のうち位相が反転している2つの点にパイロットシンボルを挿入するようにしたので、送信電力のバランスが良いと共に、積分値が零となることにより、送信品質を向上させることができる。
【0030】
なお、上記第1の実施形態においては、多値変調方式として16QAM変調方式を採用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、64QAM変調方式を採用した場合には、図5に示すように、IQ平面上で振幅が最大となり、位相が反転する2つの点P1及びP2にパイロットシンボルを挿入し、他の信号点をデータシンボルとして使用するパイロットデータシンボルをフェージング状態に対応した周期で周期的に形成するようにすればよい。また、16APSK変調方式を採用する場合には、図6に示すように、振幅が最大となる、位相が反転する2つの点P1及びP2にパイロットシンボルを挿入し、他の信号点をデータシンボルとして使用するパイロットデータシンボルをフェージング状態に対応した周期で周期的に形成するようにすればよい。
【0031】
この他、QPSK、8PSK変調方式にも本発明は適用することができるが、パイロットデータシンボルに挿入するパイロットシンボルが2つであることから送信データ量の低下を抑制することを考えると8値以上の多値変調方式に本発明を適用することが好ましい。
次に、本発明の第2の実施形態を図7について説明する。
【0032】
この第2の実施形態を本発明を直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthaganal Frequency Division Multiplex)に適用したものである。
この第2の実施形態では、図7に示すように、送信機30が、入力される送信データに周期的にパイロットデータを挿入するパイロットデータ挿入回路31と、このパイロットデータ挿入回路31から出力されるデータ列に基づいて、前述した第1の実施形態におけるパイロットデータと送信データとを混在させたパイロットデータシンボルと、送信データのみで構成されるデータシンボルとを形成するデータ/シンボル変換回路32と、この変換回路32で変換されたパイロットデータシンボル及びデータシンボルで構成されるシンボル列を、各搬送周波数信号を変調する同相I−直交Qの2成分を有するPCM信号に変換し、このPCM信号を該当する周波数スロットに配置すると共に、伝送路で生じるバースト誤りを分散させるためのインターリーブを行うシンボルマッピング回路33と、このシンボルマッピング回路33から逆FFT回路34で処理される順序に従って出力される所定周波数スロット,時間スロットに配置されたPCM信号が入力される逆FFT回路34と、この逆FFT回路34から出力される直交周波数分割多重信号を時間領域に変換した形式の同相I信号成分及び直交1信号成分をそれぞれアナログ信号に変換するD/A変換器35及び36と、これらD/A変換器35及び36から出力されるアナログ信号が入力される直交変調器37と、この直交変調器37から出力されるOFDM変調信号が入力される送信回路38と、この送信回路38から出力される送信信号を放射する送信アンテナ39とで構成されている。
【0033】
ここで、直交変調器37は、キャリア発生器37aで発生される中心周波数f0のキャリア信号を分配器37bで0°と90°の信号に分配し、それぞれ乗算器37c及び37dでD/A変換器35及び36から出力されるアナログ信号に乗算した後加算器37eで加算して、中心周波数f0のOFDM信号を生成する。
【0034】
この送信機30において、パイロットデータ挿入回路31、データ/シンボル変換回路32、シンボルマッピング回路33、逆FFT回路34でデータ配列手段が構成され、直交変調器37で変調手段が構成されている。
また、送信機30から送信された送信信号は受信機40で受信される。この受信機40は、受信アンテナ41で送信機30からのOFDM変調信号を受信すると、このOFDM変調信号が直交復調器42に供給される。この直交復調器42ではOFDM変調信号を分配器42aで2系統に分配すると共に、後述する同期再生信号を分配器42bで2系統に分配し、各分配出力同士を乗算器42c及び42dで乗算することで、同相I信号成分及び直交Q信号成分の2種類の時間領域複素ベースバンド信号に変換する。これら同相I信号成分及び直交Q信号成分は、ディジタル信号処理を行うため、A/D変換器43及び44でPCM信号に変換された後FFT処理回路45に供給され、このFFT処理回路45で時間領域の複素ベースバンド信号を周波数領域の信号に変換する。
【0035】
そして、FFT処理回路45から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分は補正回路46に供給されて、同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiから各搬送波に対するパイロットデータIr,Iqを例えば各搬送波に対応するノイズフィルタを通過させることにより分離して個々の搬送波に対応するメモリに格納し、このメモリに格納されたパイロットデータIr,Iqと補正目標値とから各搬送波信号に対する補正量IC,QCを下記(6)及び(7)式に従って算出し、算出した補正量IC及びQCに基づいて下記(8)及び(9)式に従って同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正して出力信号I0及びQOを算出する。
【0036】
IC=(Ir・Id+Qr・Qd)/(Ir 2 +Qr 2 ) ……(6)
QC=(Ir・Qd−Qr・Id)/(Ir 2 +Qr 2 ) ……(7)
IO=(Ii・Ic−Qi・QC) …………(8)
QO=(Qi・Ic+Ii・QC) …………(9)
そして、補正回路46から出力される出力信号I0 及びQO をシンボルマッピング回路33と逆の動作を行うシンボルデマッピング回路47に供給し、この回路47でマッピングされた周波数領域の信号より、送信側のシンボル列に対応するパイロットデータシンボル及びデータシンボルで構成されるシンボル列を復号し、復号したシンボル列をシンボル/データ変換器48に供給し、この変換器48でデータ列に変換して受信データ信号として出力する。
【0037】
なお、49は同期再生回路であって、FFT処理回路45の入出力及びシンボルデマッピング回路47で抽出される同期用の基準シンボルを用いて、受信信号の中心周波数に位相同期した搬送波を再生し、再生した搬送波を直交復調器42の分配器42bに供給する。
この第2の実施形態によると、送信機30側で複数の送信データのみで構成されるデータシンボルで構成される1シンボル期間のうちの1つにパイロットデータと送信データとが混在するパイロットデータシンボルを挿入して、このときのパイロットデータの値及びその挿入位置を送信側及び受信側で予め取り決めておけば、このパイロットデータシンボルを利用して補正回路46による受信信号の補正が可能となる。
【0038】
このとき、パイロットデータシンボルは前述した第1の実施形態と同様に、IQ平面上の最大振幅となる複数の信号点のうち位相が反転する2つの信号点にパイロットデータを挿入することにより形成されるので、送信データ量の低下を抑制することができると共に、受信機側で、直交復調器42で復調した同相I信号成分及び直交Q信号成分で表される時間領域複素ベースバンド信号をFFT回路45で周波数領域の同相I信号成分及び直交Q信号成分に変換し、このFFT回路45から出力される同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正回路46で各搬送波に対応するパイロットデータに対応する同相I信号成分Ir及び直交Q信号成分Qrを抽出して、補正信号IC及びQCを算出し、算出した補正信号IC及びQCで同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正することにより、耐雑音性の良好な直交周波数分割多重信号の補正を行うことができ、正確な受信信号を復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】データ及びパイロットデータシンボルを示す説明図である。
【図3】Nシンボル内のパイロットデータ及びデータシンボルの構成を示す説明図である。
【図4】フェージングによるIQ平面図及びパイロットシンボルの移動軌跡を示す説明である。
【図5】64QAM変調方式のシンボル構成を示す説明図である。
【図6】16APSK変調方式のシンボル構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機、2 パイロットデータ挿入回路、3 シンボルマッピング回路、6 直交変調部、10 受信機、13 直交復調部、16 伝送歪み推定部、17 準同期検波部、P1,P2 パイロットシンボル、30 送信機、31 パイロットデータ挿入回路、32 データ/シンボル変換回路、33 シンボルマッピング回路、34 逆FFT回路、37 直交変調器、40 受信機、42直交復調器、45 FFT処理回路、46 補正回路、47 シンボルデマッピング回路、48 シンボル/データ変換回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信部と受信部との間で位相変調方式、多値直交振幅変調方式等の多値変調方式で無線通信を行う無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の多値変調方式で無線通信を行う無線通信システムとしては、例えば送信機の直交ベースバンド変調部において、8値以上の多値変調を定期的に直交位相変調に切り替える変調方式によってデータを出力し、受信機では、受信信号を受信無線部を介して振幅歪み量推定部と周波数オフセット量推定部に入力し、パイロットシンボルとして送受信機間の周波数オフセット量及び振幅歪み量を推定して、準同期検波部により準同期検波を行うことにより、既知のデータをパイロットシンボルとする方式と比較して、データ転送量の低下を抑えるようにした変調方式とそれを用いた無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−220505号公報(第1頁、図1,図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、8値以上の多値変調方式の第1の変調方式に対して、定期的に位相変調方式の第2の変調方式に切り替え、この位相変調方式で、データを転送すると同時に復調側で送受信機間の周波数オフセット量及び振幅歪み量を推定するためのパイロットシンボルとすることにより準同期検波を行うようにしているので、データ転送量の低下を抑制することができるが、第1の変調方式と第2の変調方式との2つの変調方式を採用する必要があり、送信機側の変調方式が複雑な構成となると共に、受信機側でパイロット信号を復調するための復調器が必要となり、全体の無線通信システム構成が複雑となるという未解決の課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、複数の通信方式を用いることなく、データ転送量の低下を抑制することができる無線通信方式を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定し、かつ、情報信号としても使用するようにしたことを特徴としている。
【0007】
この第1の技術手段では、多値変調方式で無線通信を行う場合に、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が判定している2つの点を1キャリアに対する基準信号とするので、独立した基準信号を多値信号内に含ませることにより、1つの多値変調方式でデータの送受信とパイロットシンボルの送受信とを行うことができ、無線通信システム全体の構成を簡略化することができると共に、基準信号以外の点をデータシンボルとすることができ、送信データの低下を抑制することができる。
【0008】
また、第2の技術手段は、送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定するようにしたことを特徴としている。
この第2の技術手段では、周期的に多値変調信号に基準信号を挿入するようにしたので、1つの多値変調方式でデータの送受信とパイロットシンボルの送受信とを行うことができ、無線通信システム全体の構成を簡略化することができると共に、所定間隔で基準信号を挿入するので、データ量の低下をより抑制することができる。
【0009】
さらに、第3の技術手段は、送信部と受信部との間で、伝送帯域内に複数の直交する搬送波信号を発生させ、伝送帯域を分割し、それぞれの搬送波信号を多値変調する直交周波数分割多重方式で無線通信を行う無線通信システムにおいて、情報シンボルデータ列に、周期的に、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を基準信号として設定した基準シンボルデータを挿入したデータ配列を形成するデータ配列手段と、該データ配列手段から出力されるデータによって複数の搬送波信号を直交周波数分割多重変調する変調手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
この第3の技術手段では、送信部及び受信部との間で、直交周波数多重方式(OFDM)を使用して無線通信する場合に、情報シンボルデータ列に、周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を基準信号として設定し、残りをデータシンボルとする基準シンボルデータを挿入するので、この基準シンボルデータを復調することにより、振幅の変動や位相差を補正することができ、複雑なシステム構成とすることなくデータ量の低下を抑制しながら正確な復調を行うことができる。
【0011】
さらにまた、第4の技術手段は、第1〜第3の技術手段の何れかにおいて、前記基準信号をIQ平面上でマッピングする前にシンボルとして挿入するようにしたことを特徴としている。
この第4の技術手段では、多値信号に対して、IQ平面上でマッピングする前に基準信号をシンボルとして挿入するので、基準信号の挿入を容易確実に行うことができる。
【0012】
なおさらに、第5の技術手段は、第1〜第4の技術手段の何れかにおいて、多値変調は8値以上に設定されていることを特徴としている。
この第5の技術手段では、多値変調が8値以上に設定されているので、基準信号の挿入によるデータ量の低下分が少なくなり、通信データ量の低下抑制効果を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を多値直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation) 方式に適用した場合の第1の実施形態を示す概略構成図である。
図中、1は送信機であって、入力される送信データのビット列に、後述する複数Nデータシンボルで構成されるフレームの先頭位置となる所定ビット数毎に2つのパイロットデータを挿入するパイロットデータ挿入回路2と、このパイロットデータ挿入回路2から出力されるデータビット列が入力され、これらを同相I−直交Qの2成分を有する信号値列に変換するシンボルマッピング回路3と、このシンボルマッピング回路3から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分がそれぞれローパスフィルタ4及び5を介して入力される直交変調部6とを備えている。
【0014】
ここで、シンボルマッピング回路3では、入力データに対して16QAM変調方式に対応した複素平面で構成される同相I成分−直交Q平面(以下、IQ平面と称す)上でのマッピングを行って情報シンボルとしてのデータシンボルを形成する。このデータシンボルは、図2(a)に示すように、IQ平面における第1象限〜第4象限にそれぞれ4つの信号点31が配置されている。これら信号点31の配置位置(I16QAM,Q16QAM)は、下記(1)式及び(2)式で表される。
【0015】
I16QAM=r(21 a1+20 a2) …………(1)
Q16QAM=r(21 b1+20 b2) …………(2)
ここで、(a1,b1),(a2,b2)は1,−1のバイナリ符号を表し、rは定数を表している。
このとき、16QAM変調方式の最大信号点振幅AMAXはIQ平面の原点Oとこの原点Oから一番遠い信号点Sa〜Sdまでの距離となり、下記(3)式で表すことができる。
【0016】
AMAX=(21 +20 )21/2 ・r …………(3)
また、シンボルマッピング回路3では、パイロットデータ挿入回路2で周期的にパイロットデータが挿入されたデータ列が入力されることにより、この挿入されたパイロットデータを検出したときに、図3に示す複数Nデータシンボルで構成されるフレームの先頭位置に図2(b)に示すパイロットデータが挿入された基準シンボルとしてのパイロットデータシンボルを形成する。
【0017】
このパイロットデータシンボルは、前述した図2(a)のデータシンボルにおける最大信号点振幅AMAXを表す4つの信号点Sa〜Sdのうち位相が反転している2つの信号点例えばSa及びScにパイロットシンボルP1及びP2をマッピングするように設定されている。
また、直交変調部6では、所定周波数の搬送波が同相I信号成分及び直交Q信号成分からなるベースバンド信号で直交変調され、変調された搬送波は電力増幅部7で増幅された後送信アンテナ8から放射される。
【0018】
一方、16QAM受信機10は、受信アンテナ11で受信した受信信号を増幅部12で増幅してから直交復調部13に供給して、この直交復調部13で、被変調波を直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分と直交Q信号成分とに分離し、これら同相I信号成分及び直交Q信号成分をそれぞれローパスフィルタ14及び15を介して同期検出部16、伝送歪み推定部17及び準同期検波部18に供給する。
【0019】
伝送歪み推定部16では、直交ベースバンド信号に含まれるパイロットデータシンボルの同相I信号成分と直交Q信号成分に基づいてフェージングによる伝送歪み量を算出する。
また、準同期検波部17は、入力される直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分及び直交Q信号成分と伝送歪み推定部16から入力される伝送歪み量とに基づいて、準同期検波を行い受信ディジタル信号を出力する。
【0020】
このように、上記第1の実施形態によると、送信機1側で、シンボルマッピング回路3で、周期的にIQ平面上で、振幅が最大となり、且つ位相が反転する2つの信号点Sa及びSbにパイロットシンボルP1及びP2を挿入したパイロットデータシンボルPDSを形成し、図3に示すように、N個のデータシンボルの先頭に送信データとパイロットデータとが混在するパイロットデータシンボルを配置し、残りのN−1個に送信データのみで形成されるデータシンボルDSとを配置したフレームを形成して、このシンボルマッピング回路3から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分がそれぞれローパスフィルタ4及び5を介して直交変調部6に供給されて、この直交変調部6で、所定周波数の搬送波が同相I信号成分及び直交Q信号成分からなるベースバンド信号で直交変調され、変調された搬送波は電力増幅部7で増幅された後送信アンテナ8から放射される。
【0021】
この送信機1から送信された送信信号を受信機10の受信アンテナ11で受信すると、受信した受信信号を増幅部12で増幅してから直交復調部13に供給して、この直交復調部13で、被変調波を、直交ベースバンド信号を構成する同相I信号成分と直交Q信号成分とに分離し、これら同相I信号成分及び直交Q信号成分をそれぞれローパスフィルタ14及び15を介して同期検出部16、伝送歪み推定部17及び準同期検波部18に供給する。
【0022】
このため、同期検出部16でパイロットデータシンボルを検出したときに、フレームの先頭データことを検出し、このときのパイロットデータシンボルが含まれる直交ベースバンド信号の同相I信号成分と直交Q信号成分に基づいてフェージングによる伝送歪み量を算出する。
この伝送歪み量の算出方法としては、例えば伝搬路の周波数特性が遅延した波がない一様なレイリーフェージング下では、フェージングによって振幅及び位相に変動を受けるため、パイロットデータシンボルが図4(a)、(b)及び(c)に示すように全体の形(相対位置関係)を保存しながら時事刻々と変化する。このとき、パイロットシンボルP1及びP2がどこにあるかを常に推定できなれば、各点の相対位置関係から送信されたデータシンボルが推定できる。受信機10側でパイロットデータシンボルの受信タイミングで例えばパイロットシンボルP1の位置を検出することができる。例えば前述した図4(a)〜(c)に示すように変化する場合には、パイロットシンボルP1の位置は図4(d)に示すa〜cとなる。
【0023】
一方、フェージング変動は、図4(d)から明らかなように、パイロットシンボルP1の挿入周期をフェージング変動周期に対して適当に短く設定し、直交座標系で観測すると比較的滑らかになる。このため、適当な曲線でパイロットシンボルP1の軌跡を内挿すると、パイロットシンボル以外のデータシンボルにおけるフェージング変動を推定することができる。
【0024】
ここで、ガウスの補間公式(2次の式)を用いた場合、受信機10で受信したパイロットシンボルP1での変動の測定値の同相I信号成分をF1I,−1,F1I,0,F1I,1とすると、Nシンボル間隔に1回パイロットデータシンボルを挿入した場合の第m番目のフェージング変動の推定値F1′I(m/N) は下記(4)式で表すことができる。
【0025】
【数1】
【0026】
同様にして、直交Q信号成分の推定値F1′Q(m/N) を算出し、両推定値F1′I(m/N) 及びF1′Q(m/N) に基づいてフェージング変動の推定値F1(m/N)を算出する。
また、パイロットシンボルP2についても同様の演算を行うことにより、フェージング変動の推定値F2(m/N)を算出し、両パイロットシンボルP1及びP2による推定値F1(m/N)及びF2(m/N)の平均値をフェージング変動推定値F(m/N)として算出する。
【0027】
そして、算出したフェージング変動の推定値F(m/N)と受信信号R(m/N)に基づいて、準同期検波部18で下記(5)式の演算を行うことにより、フェージングを補償した受信ディジタル信号Z(m/N)を得ることができる。
Z(m/N)=R(m/N)/F(m/N) …………(5)
【0028】
このように、上記第1の実施形態によると、送信機1側で、IQ平面上における振幅が最大になる複数の信号点のうち位相が判定している2つの信号点Sa及びScに基準信号としてのパイロットシンボルを挿入したパイロットデータシンボルを周期的に形成し、このパイロットデータシンボルと送信データのみで構成される複数のデータシンボルとでN個のデータシンボルで構成されるフレームを形成し、これを直交変調処理して送信信号を形成し、この送信信号を送信アンテナ8から放射し、これを受信機10で受信し、パイロットデータシンボルを検出したときに、既知のパイロットシンボルP1及びP2に従ってフェージング変動の推定値F(m/N)を算出し、このフェージング変動推定値F(m/N)に従ってフェージングを補償した受信ディジタル信号Z(m/N)を得るようにしたので、パイロットデータシンボルのうちパイロットデータを挿入した信号点Sa及びSc以外の信号点はデータシンボルとして使用されるので、パイロットデータシンボル全体をパイロットシンボルとして使用する場合に比較して送信データ量の低下を抑制することができる。
【0029】
また、パイロットデータを含むパイロットデータシンボルと送信データのみのデータシンボルとが同一変調方式で送信されるので、前述した従来例のように、パイロットデータと送信データとを個別の変調方式を使用する場合に比較して、送信機1及び受信機10の構成を簡略化することができる。
さらに、パイロットデータシンボルで、IQ平面上で振幅が最大となる複数の信号点のうち位相が反転している2つの点にパイロットシンボルを挿入するようにしたので、送信電力のバランスが良いと共に、積分値が零となることにより、送信品質を向上させることができる。
【0030】
なお、上記第1の実施形態においては、多値変調方式として16QAM変調方式を採用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、64QAM変調方式を採用した場合には、図5に示すように、IQ平面上で振幅が最大となり、位相が反転する2つの点P1及びP2にパイロットシンボルを挿入し、他の信号点をデータシンボルとして使用するパイロットデータシンボルをフェージング状態に対応した周期で周期的に形成するようにすればよい。また、16APSK変調方式を採用する場合には、図6に示すように、振幅が最大となる、位相が反転する2つの点P1及びP2にパイロットシンボルを挿入し、他の信号点をデータシンボルとして使用するパイロットデータシンボルをフェージング状態に対応した周期で周期的に形成するようにすればよい。
【0031】
この他、QPSK、8PSK変調方式にも本発明は適用することができるが、パイロットデータシンボルに挿入するパイロットシンボルが2つであることから送信データ量の低下を抑制することを考えると8値以上の多値変調方式に本発明を適用することが好ましい。
次に、本発明の第2の実施形態を図7について説明する。
【0032】
この第2の実施形態を本発明を直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthaganal Frequency Division Multiplex)に適用したものである。
この第2の実施形態では、図7に示すように、送信機30が、入力される送信データに周期的にパイロットデータを挿入するパイロットデータ挿入回路31と、このパイロットデータ挿入回路31から出力されるデータ列に基づいて、前述した第1の実施形態におけるパイロットデータと送信データとを混在させたパイロットデータシンボルと、送信データのみで構成されるデータシンボルとを形成するデータ/シンボル変換回路32と、この変換回路32で変換されたパイロットデータシンボル及びデータシンボルで構成されるシンボル列を、各搬送周波数信号を変調する同相I−直交Qの2成分を有するPCM信号に変換し、このPCM信号を該当する周波数スロットに配置すると共に、伝送路で生じるバースト誤りを分散させるためのインターリーブを行うシンボルマッピング回路33と、このシンボルマッピング回路33から逆FFT回路34で処理される順序に従って出力される所定周波数スロット,時間スロットに配置されたPCM信号が入力される逆FFT回路34と、この逆FFT回路34から出力される直交周波数分割多重信号を時間領域に変換した形式の同相I信号成分及び直交1信号成分をそれぞれアナログ信号に変換するD/A変換器35及び36と、これらD/A変換器35及び36から出力されるアナログ信号が入力される直交変調器37と、この直交変調器37から出力されるOFDM変調信号が入力される送信回路38と、この送信回路38から出力される送信信号を放射する送信アンテナ39とで構成されている。
【0033】
ここで、直交変調器37は、キャリア発生器37aで発生される中心周波数f0のキャリア信号を分配器37bで0°と90°の信号に分配し、それぞれ乗算器37c及び37dでD/A変換器35及び36から出力されるアナログ信号に乗算した後加算器37eで加算して、中心周波数f0のOFDM信号を生成する。
【0034】
この送信機30において、パイロットデータ挿入回路31、データ/シンボル変換回路32、シンボルマッピング回路33、逆FFT回路34でデータ配列手段が構成され、直交変調器37で変調手段が構成されている。
また、送信機30から送信された送信信号は受信機40で受信される。この受信機40は、受信アンテナ41で送信機30からのOFDM変調信号を受信すると、このOFDM変調信号が直交復調器42に供給される。この直交復調器42ではOFDM変調信号を分配器42aで2系統に分配すると共に、後述する同期再生信号を分配器42bで2系統に分配し、各分配出力同士を乗算器42c及び42dで乗算することで、同相I信号成分及び直交Q信号成分の2種類の時間領域複素ベースバンド信号に変換する。これら同相I信号成分及び直交Q信号成分は、ディジタル信号処理を行うため、A/D変換器43及び44でPCM信号に変換された後FFT処理回路45に供給され、このFFT処理回路45で時間領域の複素ベースバンド信号を周波数領域の信号に変換する。
【0035】
そして、FFT処理回路45から出力される同相I信号成分及び直交Q信号成分は補正回路46に供給されて、同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiから各搬送波に対するパイロットデータIr,Iqを例えば各搬送波に対応するノイズフィルタを通過させることにより分離して個々の搬送波に対応するメモリに格納し、このメモリに格納されたパイロットデータIr,Iqと補正目標値とから各搬送波信号に対する補正量IC,QCを下記(6)及び(7)式に従って算出し、算出した補正量IC及びQCに基づいて下記(8)及び(9)式に従って同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正して出力信号I0及びQOを算出する。
【0036】
IC=(Ir・Id+Qr・Qd)/(Ir 2 +Qr 2 ) ……(6)
QC=(Ir・Qd−Qr・Id)/(Ir 2 +Qr 2 ) ……(7)
IO=(Ii・Ic−Qi・QC) …………(8)
QO=(Qi・Ic+Ii・QC) …………(9)
そして、補正回路46から出力される出力信号I0 及びQO をシンボルマッピング回路33と逆の動作を行うシンボルデマッピング回路47に供給し、この回路47でマッピングされた周波数領域の信号より、送信側のシンボル列に対応するパイロットデータシンボル及びデータシンボルで構成されるシンボル列を復号し、復号したシンボル列をシンボル/データ変換器48に供給し、この変換器48でデータ列に変換して受信データ信号として出力する。
【0037】
なお、49は同期再生回路であって、FFT処理回路45の入出力及びシンボルデマッピング回路47で抽出される同期用の基準シンボルを用いて、受信信号の中心周波数に位相同期した搬送波を再生し、再生した搬送波を直交復調器42の分配器42bに供給する。
この第2の実施形態によると、送信機30側で複数の送信データのみで構成されるデータシンボルで構成される1シンボル期間のうちの1つにパイロットデータと送信データとが混在するパイロットデータシンボルを挿入して、このときのパイロットデータの値及びその挿入位置を送信側及び受信側で予め取り決めておけば、このパイロットデータシンボルを利用して補正回路46による受信信号の補正が可能となる。
【0038】
このとき、パイロットデータシンボルは前述した第1の実施形態と同様に、IQ平面上の最大振幅となる複数の信号点のうち位相が反転する2つの信号点にパイロットデータを挿入することにより形成されるので、送信データ量の低下を抑制することができると共に、受信機側で、直交復調器42で復調した同相I信号成分及び直交Q信号成分で表される時間領域複素ベースバンド信号をFFT回路45で周波数領域の同相I信号成分及び直交Q信号成分に変換し、このFFT回路45から出力される同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正回路46で各搬送波に対応するパイロットデータに対応する同相I信号成分Ir及び直交Q信号成分Qrを抽出して、補正信号IC及びQCを算出し、算出した補正信号IC及びQCで同相I信号成分Ii及び直交Q信号成分Qiを補正することにより、耐雑音性の良好な直交周波数分割多重信号の補正を行うことができ、正確な受信信号を復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】データ及びパイロットデータシンボルを示す説明図である。
【図3】Nシンボル内のパイロットデータ及びデータシンボルの構成を示す説明図である。
【図4】フェージングによるIQ平面図及びパイロットシンボルの移動軌跡を示す説明である。
【図5】64QAM変調方式のシンボル構成を示す説明図である。
【図6】16APSK変調方式のシンボル構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機、2 パイロットデータ挿入回路、3 シンボルマッピング回路、6 直交変調部、10 受信機、13 直交復調部、16 伝送歪み推定部、17 準同期検波部、P1,P2 パイロットシンボル、30 送信機、31 パイロットデータ挿入回路、32 データ/シンボル変換回路、33 シンボルマッピング回路、34 逆FFT回路、37 直交変調器、40 受信機、42直交復調器、45 FFT処理回路、46 補正回路、47 シンボルデマッピング回路、48 シンボル/データ変換回路
Claims (5)
- 送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、
IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定し、かつ、情報信号としても使用するようにしたことを特徴とする無線通信システム。 - 送信部と受信部との間で多値変調方式を使用して無線通信を行う無線通信システムにおいて、
周期的にIQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を1キャリアに対する基準信号として設定するようにしたことを特徴とする無線通信システム。 - 送信部と受信部との間で、伝送帯域内に複数の直交する搬送波信号を発生させ、伝送帯域を分割し、それぞれの搬送波信号を多値変調する直交周波数分割多重方式で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
情報シンボルデータ列に、周期的に、IQ平面上で振幅が最大になる複数の点のうち位相が反転している2つの点を基準信号として設定した基準シンボルデータを挿入したデータ配列を形成するデータ配列手段と、該データ配列手段から出力されるデータによって複数の搬送波信号を直交周波数分割多重変調する変調手段とを備えたことを特徴とする無線通信システム。 - 前記基準信号をIQ平面上でマッピングする前にシンボルとして挿入するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の無線通信システム。
- 多値変調は8値以上に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の無線通信システム。
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