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JP2004267134A - 酢合わせ装置及び舎利切り部材 - Google Patents

酢合わせ装置及び舎利切り部材 Download PDF

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JP2004267134A JP2003064138A JP2003064138A JP2004267134A JP 2004267134 A JP2004267134 A JP 2004267134A JP 2003064138 A JP2003064138 A JP 2003064138A JP 2003064138 A JP2003064138 A JP 2003064138A JP 2004267134 A JP2004267134 A JP 2004267134A
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Abstract

【課題】低コストで製造することが可能な舎利切り部材及び該舎利切り部材を備えた酢合わせ装置を提供する。
【解決手段】本発明は、攪拌釜10内に形成される攪拌空間13を横断するように設けられる舎利切り部材20が、使用時において、攪拌空間13を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ攪拌釜10に固定される棒状の固定部材21a,21bと、該固定部材21a,21bに固定されると共に、該固定部材21a,21bの軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材22とを有して構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、米飯に合わせ酢などを混ぜ込む際に使用される酢合わせ装置及び該装置に用いられる舎利切り部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、すし飯などを大量に製造するのに適した装置として、攪拌空間を形成する攪拌釜と、前記攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材とを備え、前記攪拌釜を回転させて、前記攪拌空間に投入された米飯に合わせ酢などを混ぜ込む酢合わせ装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−245722号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の酢合わせ装置では、舎利切り部材が、棒材を格子状に組み合わせて構成されるものであるため、それを構成する所定長さに切断された多数の棒材を予め用意し、用意された各棒材を格子状に組み立てるために、各棒材を曲げ加工したり、各棒材同士を多数箇所にて溶接等により接合したりしなければならず、製造コストが高くつくという問題があった。
【0005】
また、攪拌釜全体を装置本体から取り外すことができないため、すなわち、例えば、互いに結合して用いられる上釜と下釜とからなるボウル状の攪拌釜では、上釜を取り外すことができても、下釜は取り外すことができないように装置本体に組み付けられているため、使用後に洗浄する場合に、上記の例では、下釜については、装置本体に組み付けられた状態のまま洗浄しなければならず、不便であった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、低コストで製造することが可能な舎利切り部材及び該舎利切り部材を備えた酢合わせ装置を提供することを課題とする。また、本発明は、使用後の洗浄等が容易な酢合わせ装置を提供することを課題とする。
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、攪拌空間を形成する攪拌釜と、前記攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材とを備え、前記攪拌釜を回転させて、前記攪拌空間に投入された米飯に合わせ酢などを混ぜ込む酢合わせ装置であって、
前記舎利切り部材が、使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを有して構成されていることを特徴とする酢合わせ装置を提供する。
請求項2に記載の本発明では、前記舎利切り部材が、前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の酢合わせ装置を提供する。
請求項3に記載の本発明では、前記攪拌釜の横断面が略円形であると共に、前記舎利切り部材を構成する螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の酢合わせ装置を提供する。
請求項4に記載の本発明では、前記攪拌釜が、装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の酢合わせ装置を提供する。
請求項5に記載の本発明では、前記攪拌釜が、左右一対のフレームに支持され、モータにより回転駆動される保持部材に取り外し可能に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の酢合わせ装置を提供する。
請求項6に記載の本発明では、攪拌空間を形成する攪拌釜と、前記攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材とを備え、前記攪拌釜を回転させて、前記攪拌空間に投入された米飯に合わせ酢などを混ぜ込む酢合わせ装置に用いられる舎利切り部材であって、
使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを具備することを特徴とする舎利切り部材を提供する。
請求項7に記載の本発明では、前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を具備することを特徴とする請求項6に記載の舎利切り部材を提供する。
請求項8に記載の本発明では、前記螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の舎利切り部材を提供する。
【0008】
(作用)
請求項1に記載の本発明によれば、攪拌釜内に形成される攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材が、使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを有して構成されているため、舎利切り部材を構成する棒材の数が少なくて済み、従って、棒材の切断工程が少なくて済み、また各棒材同士の接合箇所も少なくて済むので、接合工程にかかる手間と時間を軽減することができる。従って、舎利切り部材ひいては装置全体の製造コストの低減を図ることが可能である。
請求項2に記載の本発明によれば、前記舎利切り部材が、さらに、前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を有して構成されているため、該補助部材により、螺旋状部材の保形性を高めることができると共に、舎利切り部材による分散ないし拡散作用を高めることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、前記攪拌釜の横断面が略円形であると共に、前記舎利切り部材を構成する螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されているため、攪拌空間に舎利切り部材を設置した際に形成される舎利切り部材と攪拌釜内面との間の空きスペースを減少させることができる。従って、攪拌釜の内面付近においても舎利切り部材による分散ないし拡散作用を及ぼすことが可能となる。
請求項4に記載の本発明によれば、前記攪拌釜が、装置本体に対して着脱可能に設けられているため、使用後に攪拌釜を装置本体から取り外すことができ、洗浄等が容易となる。
請求項5に記載の本発明によれば、前記攪拌釜が、左右一対のフレームに支持され、モータにより回転駆動される保持部材に取り外し可能に設置されているため、装置本体に対する攪拌釜の着脱作業が容易である。
請求項6に記載の本発明によれば、使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを具備して構成されるため、低コストで製造することが可能な舎利切り部材を提供することができる。
請求項7に記載の本発明によれば、さらに、前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を具備して構成されるため、螺旋状部材の保形性、及び分散ないし拡散作用を高めることができる舎利切り部材を提供することが可能となる。
請求項8に記載の本発明によれば、前記螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されているため、横断面が略円形の攪拌釜に用いた場合に、分散ないし拡散作用をより高めることができる舎利切り部材を提供することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一の実施の形態に係る酢合わせ装置を示す図であり、図1は概略正面図、図2は内部構造を示す概略正面図である。これらの図に示したように、本実施形態に係る酢合わせ装置は、攪拌釜10及び舎利切り部材20を有して構成される。
【0010】
攪拌釜10は、結合金具30を用いて互いに離脱可能に結合される上釜11と下釜12とから構成される。この攪拌釜10は、上釜11及び下釜12の双方の横断面が略円形であって、全体としてボウル状に形成されている。攪拌釜10の形状は、上記形状に限定されるものではないが、攪拌作用を高めるため、上釜11及び下釜12の底部付近の周壁内面は、周方向及び鉛直方向のいずれも曲面であることが好ましい。
【0011】
また、攪拌釜10は、装置本体に対して着脱可能に設けられていることが好ましい。攪拌釜10を装置本体に対して着脱可能に設けることにより、使用後に上釜11のみならず攪拌釜10全体を装置本体から取り外すことができるため、攪拌釜10全体の洗浄等が容易となるほか、同様に構成される別の攪拌釜と交換することができるので、例えば、1台の装置に対して攪拌釜10を複数用意して、それらを交換しながらすし飯等を連続的に大量生産することが可能となる。また、攪拌釜10だけを新たなものに交換することにより、装置全体を新たなものに交換する場合と比較して、大幅に少ない費用で装置を長期間使用することが可能となる。
【0012】
攪拌釜10を装置本体に対して着脱可能に設ける手段としては、車輪40aを備えた基台40上に立設される左右一対のフレーム51,52に支持され、モータ60により回転駆動される保持部材70を設け、これを攪拌釜10とフレーム51,52との間に介在させる構成を採用することが好ましい。
【0013】
この保持部材70は、図7に示したように、攪拌釜10を構成する下釜12の外径よりもやや大きい内径を有する環状保持部71と、該環状保持部71の回転中心に沿って突設される軸部72a,72bを有して構成される。
【0014】
ここで、攪拌釜10を構成する下釜12の開口部周囲には、保持部材70の環状保持部71の内径よりも大きい外径を有するフランジ12aが設けられ、また下釜12の開口部付近の周壁には、保持部材70の軸部72a,72bに対応する位置に貫通孔12b,12cが形成されている。
【0015】
そして、攪拌釜10は、かかる下釜12を、保持部材70の環状保持部71内に嵌め込んだ後、連結金具80(図1参照)を用いて、環状保持部71に連結固定することにより、装置本体に組み付けられる。一方、攪拌釜10を装置本体から取り外す際には、連結金具80による下釜12と環状保持部71との係合状態を解除するだけで、攪拌釜10と保持部材70との連結が解除されるようになっており、攪拌釜10を装置本体から容易に取り外すことができる。
【0016】
なお、保持部材70を構成する軸部72a,72bは、それぞれフレーム51,52に形成される軸受けに回転自由に連結されると共に、各軸部72a,72bは、図2に示したように、共に中空であって、一方の軸部72aの中空部は、攪拌釜10内に形成される攪拌空間13に供給される冷却空気の排気口として機能し、他方の軸部72bの中空部には、冷却空気の吹出し管91が挿通されている。吹出し管91は、ダクト92を介してブロア93に接続されており、ブロア93から排出される冷却空気は、ダクト92及び吹出し管91を通じて攪拌空間13に供給されるようになっている。
【0017】
なお、吹出し管91の先端には、風向き板94が設けられており、これにより、冷却空気が吹き出される方向を偏向させて、米飯のより効果的な冷却を達成している。また、攪拌釜10を構成する下釜12に形成された貫通孔12b,12cには、それぞれ網状のネット(図示せず)が設けられ、攪拌釜10内で攪拌される米飯等の外部への漏れを防止している。
【0018】
また、図4に示したように、保持部材70の他方の軸部72bにはギヤ73が装着されていると共に、このギヤ73と、モータ60の回転軸に取り付けられたギヤ61との間にチェーン62が掛け渡されており、モータ60を駆動させると、保持部材70が各軸部72a,72bを中心として回転するようになっている。また、上記したモータ60及びブロア93の駆動は、フレーム52の上部に設けられたコントローラ100によって制御されるようになっている。
【0019】
舎利切り部材20は、図5及び図6に示したように、棒状の固定部材21a,21b、1の棒材からなる螺旋状部材22及び棒状の補助部材23a,23bを有して構成される。
【0020】
固定部材21a,21bは、水平方向に所定間隔をおいて略平行に設けられ、図2及び図3に示したように、使用時において、攪拌釜10内に形成される攪拌空間13を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ攪拌釜10を構成する上釜11に固定される。なお、この固定部材21a,21bは、使用後には、上蓋11から取り外すことが可能になっている。また、本実施形態では、舎利切り部材20を設置した際の安定性、及び次述する螺旋状部材22の保形性などを高めるため、2本の固定部材21a,21bが用いられているが、固定部材は少なくとも1本あれば良く、また、3本以上配設しても良い。
【0021】
螺旋状部材22は、上記した固定部材21a,21bに固定されると共に、該固定部材21a,21bの軸方向に沿って螺旋を描くように曲成されている。また、この螺旋状部材22は、図5に示したように、中央付近の幅dが両端付近の幅d,dよりも大きくなるように、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されている。
【0022】
補助部材23a,23bは、上記した螺旋状部材22に固定されると共に、固定部材21a,21bに対してそれぞれ鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置されている。この補助部材23a,23bは、図2に示したように、両端部がいずれにも固定されることなく自由端とされているが、その両端部を、例えば、下釜12に固定する構成を採用することも勿論可能である。また、この補助部材23a,23bも、固定部材21a,21bと同様に、少なくとも1本あれば所定の効果を期待でき、また、3本以上配設しても良い。
【0023】
上記した固定部材21a,21b、螺旋状部材22及び補助部材23a,23bは、例えば、溶接などにより接合される。そして、上記のように構成される舎利切り部材20によれば、舎利切り部材20を構成する棒材の数が少なくて済む。例えば、本実施形態では、固定部材21a,21b及び補助部材23a,23bを構成する同一長さの棒材4本と、螺旋状部材22を構成する長尺の棒材1本の合計5本で済むため、棒材の切断工程が少なくて済む。また各棒材同士の接合箇所も少なくて済むので、接合工程にかかる手間と時間を軽減することができる。従って、舎利切り部材20ひいては装置全体の製造コストの低減を図ることが可能である。
【0024】
また、固定部材21a,21bに加えて、補助部材23a,23bが設けられているため、螺旋状部材22の保形性が一層高められる。また、補助部材23a,23bにより、攪拌空間13で攪拌される米飯の分散ないし拡散作用が一層高められる。すなわち、舎利切り部材20は、図2及び図4に示したように、攪拌空間13を横断するように設けられ、攪拌空間13に投入された米飯が、攪拌釜10の回転に伴い自重により落下する際に舎利切り部材20に衝突することを利用して、かかる米飯を攪拌空間13で分散ないし拡散させる働きをするものである。従って、補助部材23a,23bを設けることにより、米飯の舎利切り部材20への衝突機会が増大するため、かかる分散ないし拡散作用をより高めることが可能となる。
【0025】
また、螺旋状部材22は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されているため、図3に示したように、攪拌空間13に舎利切り部材20を設置した際に形成される舎利切り部材20と攪拌釜10の内面との間の空きスペースを減少させることができる。従って、攪拌釜10の内面付近においても舎利切り部材20による分散ないし拡散作用を及ぼすことが可能となる。
【0026】
また、螺旋状部材22は、固定部材21a,21bの軸方向に沿って螺旋を描くように曲成されているため、螺旋状部材22を構成する棒材は、攪拌釜10の回転に伴い攪拌空間13において傾斜姿勢で回転することになる。従って、螺旋状部材22に米飯が衝突しても、従来の格子状のものと比較して、その米飯に与える衝撃を少なくすることができるので、米飯を塊状とすることなく満遍なく攪拌できることは勿論のこと、さらに、米飯の一粒一粒の原形を殆ど崩壊させることなく、攪拌することができる。なお、従来の格子状の舎利切り部材との比較実験をしたところ、従来のものは、米粒がつぶれ易いが、本実施形態の舎利切り部材20は、螺旋状部材22の働きにより、米粒がつぶれる現象は確認されなかった。
【0027】
本実施形態に係る酢合わせ装置は、以下のように使用される。すなわち、まず、下釜12に炊き上げられた米飯と合わせ酢などを投入して上釜11を取り付ける。コントローラ100の起動スイッチをオンすると、モータ60が駆動し、それにより保持部材70が軸部72a,72bを中心として回転する。
【0028】
これにより、保持部材70に連結固定された攪拌釜10が回転し、その内部に形成された攪拌空間13では、下釜12と上釜11が上下反転する度に、米飯が自重により落下すると共に、落下途中で舎利切り部材20に衝突することで、分散ないし拡散作用を受け、次第に攪拌される。また、上記のように攪拌釜10の回転が開始された後、所定時間が経過すると、ブロア93が駆動され、攪拌空間13に冷却空気が供給される。これにより、米飯が冷却されると共に、米飯に粘りや乾燥を生じさせることなく合わせ酢などを混ぜ込むことができる。
【0029】
そして、使用後においては、下釜12と保持部材70との連結状態を解除して、下釜12を保持部材70から取り外すことで、攪拌釜10全体を装置本体から取り外して洗浄等することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、低コストで製造することが可能な舎利切り部材及び該舎利切り部材を備えた酢合わせ装置を提供することが可能となる。また、本発明によれば、使用後の洗浄等が容易な酢合わせ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態に係る酢合わせ装置を示す概略正面図である。
【図2】図2は、上記実施形態に係る酢合わせ装置の内部構造を示す概略正面図である。
【図3】図3は、上記実施形態に係る酢合わせ装置の内部構造を示す概略平面図である。
【図4】図4は、上記実施形態に係る酢合わせ装置の内部構造を示す概略右側面図である。
【図5】図5は、上記実施形態において採用した舎利切り部材を示す平面図である。
【図6】図6は、上記実施形態において採用した舎利切り部材を示す右側面図である。
【図7】図7は、上記実施形態において採用した攪拌釜、舎利切り部材及び保持部材の組立方法を示す概略分解斜視図である。
【符号の説明】
10 攪拌釜
11 上釜
12 下釜
20 舎利切り部材
21a,21b 固定部材
22 螺旋状部材
23a,23b 補助部材
30 結合金具
40 基台
40a 車輪
51,52 フレーム
60 モータ
70 保持部材
71 環状保持部
72a,72b 軸部
80 連結金具
91 吹出し管
92 ダクト
93 ブロア
94 風向き板
100 コントローラ

Claims (8)

  1. 攪拌空間を形成する攪拌釜と、前記攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材とを備え、前記攪拌釜を回転させて、前記攪拌空間に投入された米飯に合わせ酢などを混ぜ込む酢合わせ装置であって、
    前記舎利切り部材が、使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを有して構成されていることを特徴とする酢合わせ装置。
  2. 前記舎利切り部材が、前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の酢合わせ装置。
  3. 前記攪拌釜の横断面が略円形であると共に、前記舎利切り部材を構成する螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の酢合わせ装置。
  4. 前記攪拌釜が、装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の酢合わせ装置。
  5. 前記攪拌釜が、左右一対のフレームに支持され、モータにより回転駆動される保持部材に取り外し可能に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の酢合わせ装置。
  6. 攪拌空間を形成する攪拌釜と、前記攪拌空間を横断するように設けられる舎利切り部材とを備え、前記攪拌釜を回転させて、前記攪拌空間に投入された米飯に合わせ酢などを混ぜ込む酢合わせ装置に用いられる舎利切り部材であって、
    使用時において、前記攪拌空間を横断するように配置され、かつ両端部がそれぞれ前記攪拌釜に固定される棒状の固定部材と、該固定部材に固定されると共に、該固定部材の軸方向に沿って螺旋を描くように曲成された1の棒材からなる螺旋状部材とを具備することを特徴とする舎利切り部材。
  7. 前記螺旋状部材に固定されると共に、前記固定部材に対して鉛直方向に所定間隔をおいて略平行に配置される棒状の補助部材を具備することを特徴とする請求項6に記載の舎利切り部材。
  8. 前記螺旋状部材は、中央付近が両端付近よりも外側に膨出した形状に形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の舎利切り部材。
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