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JP2004266437A - ボタン電話システム、ボタン電話装置およびプログラム - Google Patents

ボタン電話システム、ボタン電話装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】着信制御に関する処理負担の増加や着信制御の複雑化を回避して、回線を共用するボタン電話装置間で着信制御を行えるようにする。
【解決手段】各主装置の制御部17のうち、着信通知手段17Bで、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて回線管理情報18Aで当該回線に対応付けられている当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置へ、データ通信網52を介した新たな発呼により当該着信のあった回線を示す着信情報を通知し、着信制御手段17Aで、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された当該着信のあった回線に対して回線管理情報18Aで対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出す。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン電話システムに関し、特に複数のボタン電話装置がデータ通信網を介して接続されたボタン電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のボタン電話装置を接続して構成されたボタン電話システムが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。図10は従来のボタン電話システムの構成例であり、ここでは、マスタボタン電話装置81とスレーブボタン電話装置85とが信号線89を介して接続されている。マスタボタン電話装置81には、回線91,92が接続されているとともに複数の電話機84が収容されており、マスタボタン電話装置81に制御されるスレーブボタン電話装置85には、回線93が接続されているとともに複数の電話機88が収容されている。
【0003】
マスタボタン電話装置81には、回線91,92と制御部82との間に回線切替用のスイッチ83が設けられているとともに、スレーブ電話装置85には、回線93と制御部86との間に回線切替用のスイッチ87が設けられている。そして、これらスイッチ83,87が回線94〜96により相互に接続されており、スイッチ83,87を切替制御することにより、各回線91〜93がいずれのボタン電話装置81,85でも使用可能な構成となっている。
【0004】
このようなボタン電話システムでは、任意の回線へ着信に応じて電話機を呼び出す着信制御についてもボタン電話装置間で行うことができる。
例えば、回線92にスレーブボタン電話装置85の電話機88が対応付けられている場合、マスタボタン電話装置81の制御部82は、回線92での着信検出に応じて、その回線92に対応付けられている電話機88が収容されているスレーブボタン電話装置85へ、信号線89を介して相当する電話機88を呼び出すよう指示し、この指示に応じてスレーブボタン電話装置85の制御部86が、相当する電話機88を呼び出すものとなっていた。
【0005】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−322314号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のボタン電話システムでは、着信制御に関するマスタボタン電話装置およびスレーブボタン電話装置で処理負担が増大し、処理が複雑化するという問題点があった。
すなわち、マスタボタン電話装置からスレーブボタン電話装置に対して、当該着信に対応するスレーブボタン電話装置側の電話機を呼び出すよう指示するため、個々の回線に対してスレーブボタン電話装置側のどの電話機を呼び出すのか、マスタボタン電話装置で管理しておく必要がある。これは、スレーブボタン電話装置の増加による電話機の増加に伴い、マスタボタン電話装置で着信制御に必要な電話機管理のための処理負担が飛躍的に増大する。
【0008】
また、スレーブボタン電話装置において、信号線を介したマスタボタン電話装置からの通知に応じて着信制御を行うには、同様の着信制御であるにもかかわらず、当該装置に直接接続されている回線への着信制御処理とは別個の処理プログラムを用意して実行する必要があり、スレーブボタン電話装置での着信制御処理が複雑化する。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、着信制御に関する処理負担の増加や着信制御の複雑化を回避して、回線を共用するボタン電話装置間で着信制御を行うことができるボタン電話システム、ボタン電話装置およびプログラムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかるボタン電話システムは、電話網およびデータ通信網からの回線を収容する主装置と、この主装置に収容される1つ以上の電話機とからなり、主装置で回線と電話機とを接続するボタン電話装置を複数有し、これらボタン電話装置の主装置間で、データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他のボタン電話装置の回線を使用した通話を実現するボタン電話システムであって、ボタン電話装置の主装置に、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置のうちのいずれか1つ以上またはすべてのボタン電話装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する着信通知手段と、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出す着信制御手段とを備えるものである。
【0010】
この際、前記ボタン電話装置の主装置に、前記各ボタン電話装置の回線のうち当該ボタン電話装置で使用可能な回線と、その回線への着信に応じて呼び出す当該ボタン電話装置の電話機および当該着信を通知する当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置との対応付けを示す回線管理情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記着信通知手段で、前記着信情報を通知する際、前記回線管理情報で当該回線に対応付けられている当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置へ、前記着信情報を通知し、前記着信制御手段で、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すようにしてもよい。
【0011】
さらに、着信制御手段で、呼出先の電話機での応答操作に応じて着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、着信通知手段で、発呼先の他のボタン電話装置での応答に応じて、データ通信網を介して当該他のボタン電話装置との間に形成された通話路と、着信のあった回線とを接続するようにしてもよい。
着信通知要否を判定する際、着信通知手段で、着信情報に基づき着信が当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定するようにしてもよい。
【0012】
また、本発明にかかるボタン電話装置は、電話網およびデータ通信網からの回線を収容する主装置と、この主装置に収容される1つ以上の電話機とからなり、主装置で回線と電話機とを接続するボタン電話装置を複数有するボタン電話システムで用いられ、これらボタン電話装置の主装置間で、データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他のボタン電話装置の回線を使用した通話を実現するボタン電話装置であって、主装置に、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置のうちのいずれか1つ以上またはすべてのボタン電話装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する着信通知手段と、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出す着信制御手段とを備えるものである。
【0013】
この際、主装置に、前記各ボタン電話装置の回線のうち当該ボタン電話装置で使用可能な回線と、その回線への着信に応じて呼び出す当該ボタン電話装置の電話機および当該着信を通知する当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置との対応付けを示す回線管理情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記着信通知手段で、前記着信情報を通知する際、前記回線管理情報で当該回線に対応付けられている当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置へ、前記着信情報を通知し、前記着信制御手段で、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すようにしてもよい。
【0014】
さらに、着信制御手段で、呼出先の電話機での応答操作に応じて着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、着信通知手段で、発呼先の他のボタン電話装置での応答に応じて、データ通信網を介して当該他のボタン電話装置との間に形成された通話路と、着信のあった回線とを接続するようにしてもよい。
着信通知要否を判定する際、着信通知手段で、着信情報に基づき着信が当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定するようにしてもよい。
【0015】
また、本発明にかかるプログラムは、電話網およびデータ通信網からの回線を収容するとともに1つ以上の電話機を収容し、回線と電話機とを接続する電話機制御装置を複数有する電話システムで用いられ、これら電話制御装置間で、データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他の電話機制御装置の回線を使用した通話を実現する電話機制御装置のコンピュータに、当該電話機制御装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該電話システム内の他の電話機制御装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該電話システム内の他の電話機制御装置のうちのいずれか1つ以上またはすべての電話機制御装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する第1のステップと、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該電話機制御装置の電話機を呼び出す第2のステップとを実行させるためのプログラムである。
【0016】
この際、第1のステップで、前記着信情報を通知する際、当該電話機制御装置の記憶部に予め設定されている回線管理情報で、当該回線に対応付けられている当該電話システム内の他の電話機制御装置へ、前記着信情報を通知し、前記第2のステップで、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該電話機制御装置の電話機を呼び出すようにしてもよい。
【0017】
さらに、第2のステップで、呼出先の電話機での応答操作に応じて着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、第1のステップで、発呼先の他のボタン電話装置での応答に応じて、データ通信網を介して当該他のボタン電話装置との間に形成された通話路と、着信のあった回線とを接続するようにしてもよい。
着信通知要否を判定する際、第1のステップで、着信情報に基づき着信が当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定するようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるボタン電話システムについて説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかるボタン電話システムの構成を示すブロック図である。
このボタン電話システムは、複数のボタン電話装置10A,10B〜10Nから構成されている。これらボタン電話装置10A〜10Nは、それぞれ1つ以上のボタン電話機2またはIP電話端末3などの電話機と、公衆電話網やISDN網などの電話網51からの回線を収容するとともにボタン電話機2やIP電話端末3を収容しその回線にこれら電話機を交換接続する主装置1とを有している。
【0019】
また、各ボタン電話装置10A〜10Nの主装置1は、インターネットなどのIPネットワークからなるデータ通信網52を介して相互に接続されており、このデータ通信網52を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることによりVoIP(Voice over IP)などの音声パケット技術を用いて通話を形成し、その通話を利用することにより他のボタン電話装置の回線を用いた通話を実現する。
【0020】
図2にボタン電話装置の構成例を示す。主装置1は、電話回線53を介して電話網51に接続されているとともに、通信回線54を介してデータ通信網52に接続されている。また、内線伝送路20を介してボタン電話機2を収容しているとともに、LANなどのデータ通信路30を介してIP電話端末3を収容している。
主装置1には、電話網接続部11、データ通信網接続部12、IP電話端末接続部13、ボタン電話機接続部14、スイッチ15、データ/音声変換部16、制御部17および記憶部18が設けられている。
【0021】
電話網接続部11は、電話網51からの電話回線53を終端制御する回路部である。データ通信網接続部12は、データ通信網52からの通信回線54を終端制御する回路部である。IP電話端末接続部13は、データ通信路30を介してIP電話端末3を接続する回路部である。ボタン電話機接続部14は、内線伝送路20を介してボタン電話機2を接続する回路部である。スイッチ15は、電話網接続部11、ボタン電話機接続部14、データ/音声変換部16の各パスを相互に交換接続する回路部である。データ/音声変換部16は、データ通信網接続部12側の音声パケットとスイッチ15側の音声データとを相互変換する回路部である。
【0022】
制御部17は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなるコンピュータ(ハードウェア資源)を有し、所定のプログラムを実行することにより主装置1の各部を制御する機能部である。記憶部18は当該主装置に接続されている回線と、その回線への着信の際に呼出先となるボタン電話機2やIP電話端末3、および当該着信の通知先となる他のボタン電話装置との対応関係を示す回線管理情報18Aのほか、制御部17の制御に用いる各種データを記憶する回路部である。
制御部17には、機能手段として、ボタン電話機2およびIP電話端末3に関する着呼処理を行う着信制御手段17Aと、他のボタン電話装置へデータ通信網52を介した発呼により着信を通知する着信通知手段17Bとが設けられている。この機能手段は、上記ハードウェア資源とプログラムとを協働させることにより実現されている。
【0023】
記録媒体19は、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体であり、着信制御手段17Aおよび着信通知手段17Bを含む制御部17での各種処理を実現するプログラムが記録されている。
この記録媒体19に記録されているプログラムは、ボタン電話装置の設置後の初期動作時やメンテナンス時など必要に応じて主装置1で読み込まれて記憶部18へ格納され、制御部17での各種処理を実現する。なお、プログラムは、記録媒体19からではなく、データ通信網52や電話網51を介して受信したものを用いてもよい。この場合、プログラムは、データ通信網接続部12または電話網接続部11を介して制御部17で受信され記憶部18へ格納される。
【0024】
ボタン電話機2が電話網51を介して通話を行う際、制御部17により、スイッチ15を介して電話網接続部11とボタン電話機接続部14とのパスが接続される。そして、電話網51側からの音声信号(音声データ)は、電話網接続部11で音声データへ変換され、スイッチ15、ボタン電話機接続部14および内線伝送路20を介してボタン電話機2へ送信される。また、ボタン電話機2からの音声データは、内線伝送路20、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、ここで音声信号(音声データ)へ変換されて電話網51側へ送信される。
【0025】
一方、IP電話端末3がデータ通信網52を介して通話を行う際、制御部17により、データ通信網接続部12とIP電話端末接続部13とのパスが接続される。そして、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12、IP電話端末接続部13およびデータ通信路30を介してIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3からの音声データは、データ通信路30、IP電話端末接続部13およびデータ通信網接続部12を介してデータ通信網52側へ送信される。
【0026】
なお、ボタン電話機2がデータ通信網52を介して通話を行う際、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12を介してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ変換される。そして、その音声データがスイッチ15およびボタン電話機接続部14を介してボタン電話機2へ送信される。また、ボタン電話機2からの音声データは、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、データ通信網接続部12からデータ通信網52側へ送信される。
【0027】
これに対して、IP電話端末3が電話網51を介して通話を行う際、電話網51からの音声信号(音声データ)は、電話網接続部11から音声データとして出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、その音声パケットがIP電話端末接続部13を介してIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3からの音声パケットは、データ/音声変換部16へ入力されて音声データへ変換される。そして、スイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号(音声データ)として電話網51側へ送信される。
【0028】
さらに、電話網51の通話とデータ通信網52の通話とを中継接続する際、電話網51からの音声信号(音声データ)は、電話網接続部11から音声データとして出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、その音声パケットがデータ通信網接続部12からデータ通信網52側へ送信される。また、データ通信網52側からの音声パケットは、データ通信網接続部12を介してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ変換される。そして、その音声データがスイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号(音声データ)として電話網51側へ送信される。
【0029】
図3はIP電話端末の構成を示すブロック図である。
このIP電話端末3には、データ通信部31、音声処理部32、端末制御部33、表示部34、操作部35、および記憶部36が設けられている。
データ通信部31は、データ通信路30を介して主装置1とパケット通信を行う回路部である。音声処理部32は、データ通信部31でやり取りする音声パケットと音声信号とを相互に変換したり、着信音などの各種信号音を出力する回路部である。端末制御部33は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、所定のプログラムを読み込んで各部を制御する。
【0030】
表示部34は、LCDやLEDを用いて各種情報を表示する回路部である。操作部35はダイヤルキーや各種機能キーを用いて利用者の操作を検出する回路部である。記憶部36は端末制御部33で実行するプログラムやその処理に必要な各種情報を記憶する回路部である。
また、ボタン電話機2については、データ通信部31に代えて主装置1と内線伝送を行うデータ伝送部を有しているほかは、図3のIP電話端末3と同様の構成をなしており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0031】
以上では、電話網51を用いた通話を行うための構成として、電話網接続部11、スイッチ15、データ/音声変換部16、ボタン電話機接続部14、およびボタン電話機2を設けた場合を例として説明したが、電話網51に代えてデータ通信網52を用いた音声パケット通話を行う場合、上記の各構成は必須ではなく、これら構成を持たない構成であってもよい。また、ボタン電話機2でデータ通信網52を用いた通話を行う際には、電話網接続部11を持たない構成としてもよい。
また、本発明は、他のボタン電話装置の回線への着信を制御する着信制御に関するものであり、各ボタン電話装置に1つ以上の電話機、すなわちボタン電話機2またはIP電話端末3を備えていればよい。
【0032】
図4に電話機の外観図を示す。この電話機には、送受器41、画面表示部42および各種ボタンが設けられている。各種ボタンとしては、ダイヤルキー43のほか、外線1〜外線4に対応して設けられた外線ボタン44、内線ボタン45、保留ボタン46がある。特に、外線ボタン44のそれぞれにはLEDなどの外線ランプが設けられており、それぞれの外線の状態が表示される。また、画面表示部42の表示内容を操作するためのカーソルボタン47や、選択決定のための決定ボタン48、さらには表示内容を元に戻すための戻るボタン49が設けられている。
なお、IP電話端末3としては、前述のように通話専用の電話機であってもよく、通話機能を備えたパソコンなどの情報通信端末であってもよい。
【0033】
次に、図5〜図9を参照して、本実施の形態にかかるボタン電話システムの動作について説明する。図5は各ボタン電話装置における回線管理情報の設定例である。図6は回線管理情報の設定動作を示すシーケンス図である。図7は本実施の形態にかかるボタン電話システムの着信制御動作を示すシーケンス図である。
図8は着信情報の構成例である。図9は着信通知後の通話パス接続状態を示す説明図である。
以下では、IP電話端末3A,3Bをそれぞれ収容する2つのボタン電話装置10A,10Bのうち、相手電話機6からボタン電話装置10Aの回線への着信に応じて、当該回線に対応付けられているボタン電話装置10Bへ着信を通知し、その着信に対してボタン電話装置10BのIP電話端末3Bで応答する場合を例として説明する。
【0034】
なお、電話網51が公衆電話網の場合には、物理的な電話回線ごとに1つの通話路が形成されるが、電話網51がISDN網の場合、物理的な電話回線ごとに2つの通話路(チャネル)が形成される。また、データ通信網52でIP通話を行う場合、その物理的な通信回線ごとにその通信帯域に応じて1つ以上の通話路(チャネル)が仮想的に形成される。
本発明では、このような物理的な通話回線や通信回線によって実現されて通話に用いられる通話路を総称して単に回線と呼ぶ。また、当該ボタン電話システムでは、各ボタン電話装置の回線をボタン電話機やIP電話端末で共用するための管理上さらには運用上のイメージとして、当該ボタン電話システムの外部の電話機との通話に用いる回線を外線と呼んでいる。
【0035】
以下の説明では、各ボタン電話装置10A,10Bに、2つの回線すなわち回線1および回線2と、2つの外線すなわち外線1および外線2とがそれぞれ設けられているものとし、図4に示したように、各ボタン電話機には、外線1,外線2という外線ボタンが設けられているものとする。
各ボタン電話装置10A,10Bでは、主装置1A,1Bの電話網接続部11で通話回線53を終端制御して、回線1,2を形成する。また各主装置1A,1Bのデータ通信網接続部12では、データ通信網52からの通信回線54を終端制御して1つ以上の回線を形成するとともに、相互に呼制御用の制御データをやり取りする。
【0036】
各ボタン電話装置10A,10Bでは、主装置1A,1Bの記憶部18に、これら外線1,2と回線1,2の対応付けを示す回線管理情報18Aが予め記憶されている。
図5の例では、ボタン電話装置10Aの回線管理情報18Aとして、外線1に、当該ボタン電話装置10Aの回線1および回線2が対応付けられているとともに、その着信呼出先として当該ボタン電話装置10Aの全電話機2A,3Aが対応付けられ、さらに着信通知先としてボタン電話装置10Bが対応付けられている。また外線2には、ボタン電話装置10Bの回線1が対応付けられているとともに、その着信呼出先として当該ボタン電話装置10Aの全電話機2A,3Aが対応付けられ、さらに着信通知先にはいずれのボタン電話装置も対応付けられていない。
【0037】
一方、ボタン電話装置10Bの回線管理情報18Aとして、外線1に、当該ボタン電話装置10Bの回線1および回線2が対応付けられているとともに、その着信呼出先として当該ボタン電話装置10Bの全電話機2B,3Bが対応付けられ、さらに着信通知先としてボタン電話装置10Aが対応付けられている。また外線2には、ボタン電話装置10Aの回線1が対応付けられているとともに、その着信呼出先として当該ボタン電話装置10Bの全電話機2B,3Bが対応付けられ、さらに着信通知先にはいずれのボタン電話装置も対応付けられていない。
なお、1つの外線に複数の回線が対応付けられた場合、それら回線への着信は、いずれも当該外線への着信として処理される。
【0038】
これら各ボタン電話装置10A,10Bの回線管理情報18Aは、それぞれのボタン電話装置に接続されている電話機のうちの設定用の電話機での登録設定操作に応じてその内容が更新登録される。
例えば、図6に示すように、ボタン電話装置10Bの主装置1Bに接続されているIP電話端末3Bが設定用電話機の場合、このIP電話端末3Bでの設定操作に応じて(ステップ200)、主装置1Bの制御部17により記憶部18の回線管理情報18Aが更新登録される(ステップ201)。
【0039】
そして、他のボタン電話装置の回線に対する、当該ボタン電話装置の外線への対応付けが変更された場合、例えば他のボタン電話装置10Aの回線1が新たに当該ボタン電話装置の外線2へ対応付けられた場合、主装置1Bの制御部17から、データ通信網接続部12およびデータ通信網52を介して主装置1Aへ、登録対象としてボタン電話装置10Aの回線1を示す情報を含む着信通知要求が通知される(ステップ202)。
主装置1Aの制御部17は、この着信通知要求をデータ通信網接続部12を介して受信し、回線管理情報18Aのうち、その着信通知要求で指定された自装置の回線1に対応する着信通知先として、その着信通知要求の送信元ボタン電話装置10Bを更新登録する(ステップ203)。そして、主装置1Bに対して設定確認を通知し(ステップ204)、回線管理情報の更新登録処理が終了する。
【0040】
次に、図7のステップ100〜106で示されたボタン電話装置10A,10Bでの着信処理について説明する。
前述のようにして、各ボタン電話装置10A,10Bで回線管理情報18Aが図5の内容で設定された状態において、図7に示すように、相手電話機6での発呼に応じて電話網51からボタン電話装置10Aの回線1すなわち外線1へ着信があった場合(ステップ100)、ボタン電話装置10Aの主装置1Aでは、制御部17の着信通知手段17Bで当該着信に関する着信情報を確認し、同一システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定する(ステップ101)。
【0041】
例えば、回線がISDN回線やIP通話回線の場合、当該着信は呼設定メッセージにより通知され、その呼設定メッセージには、一般に、図8(a)に示すような基本情報要素を持つ着信情報が含まれている。ここでは、着信情報要素のうち、着番号情報として当該発呼の着信先となるボタン電話装置10Aを示す識別番号「03−3493−xxxx」が格納されており、発番号情報として当該発呼の発信元となる相手電話機6を示す識別番号「03−3580−yyyy」が格納されている。
【0042】
本発明では、図8(b)に示すように、この着信情報に、通知種別情報と通知元情報を有する付加情報要素を設け、その通知種別情報を用いて、当該着信が同一システム内のボタン電話装置間での着信通知のための着信かどうかを通知するとともに、その通知元情報を用いて、同一システム内での着信通知の際、その通知元ボタン電話装置において着信のあった回線を通知している。
【0043】
前述した図8(a)に示されている相手電話機6からの着信情報には、後述する付加情報要素で、当該着信が同一システム内の他のボタン電話装置からの着信通知であることが示されていないことから、着信通知手段17Bは、同一システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知が必要であると判定する。
そして、この着信通知要の判定に応じて、記憶部18の回線管理情報18Aを参照し、その回線1への着信に対する着信通知先および着信呼出先を確認する。
ここでは、図5に示すように、着信通知先としてボタン電話装置10Bが設定されており、着信呼出先として全電話機が設定されている。
【0044】
この際、着信通知先が設定されていることから、着信通知手段17Bは、データ通信網接続部12からデータ通信網52を用いて、当該ボタン電話装置10Aからそのボタン電話装置10Bへの新たな発呼を示す呼設定メッセージを送信することにより、着信があったことを通知する(ステップ102)。なお、着信通知先が設定されていない場合、着信通知は行わない。
【0045】
着信通知に用いる呼設定メッセージには、図8(b)に示すような基本情報要素および付加情報要素からなる着信情報を格納する。すなわち、基本情報要素のうち、着番号情報として当該発呼の着信先となるボタン電話装置10Bを示す識別番号「0238−22−zzzz」を格納し、発番号情報として当該発呼の発信元となるボタン電話装置10Aを示す識別番号「03−3493−xxxx」を格納する。さらに付加情報要素のうち、通知種別情報として当該発呼が同一システム内での発呼であることを示す識別情報「システム内着信通知」を格納し、通知元情報として、元の着信があったボタン電話装置10Aの回線1を示す「A−1」を格納する。
【0046】
また、制御部17の着信制御手段17Aで、記憶部18の回線管理情報18Aを参照して、その回線1に対応する着信呼出先を確認し、その着信呼出先ここでは全電話機をIP電話端末接続部13およびボタン電話機接続部14から着信表示メッセージを送信して着信呼出を行うとともに(ステップ103)、データ通信網接続部12からデータ通信網52を介して発呼元である相手電話機6へ、呼出中であることを示す呼出メッセージを返送する(ステップ104)。
【0047】
一方、ボタン電話装置10Bでは、ボタン電話装置10Aからの呼設定メッセージをデータ通信網接続部12で受信し、制御部17でその呼設定メッセージの着信情報を確認する。そして、着信制御手段17Aで、記憶部18の回線管理情報18Aを参照して、その着信情報の通知元情報で通知されたボタン電話装置10Aの回線1に対応する着信呼出先を確認し、その着信呼出先ここでは全電話機をIP電話端末接続部13およびボタン電話機接続部14から着信表示メッセージを送信して着信呼出を行うとともに(ステップ105)、データ通信網接続部12からデータ通信網52を介して発呼元であるボタン電話装置10Aへ、呼出中であることを示す呼出メッセージを返送する(ステップ106)。
【0048】
また、ボタン電話装置10Bでは、制御部17の着信通知手段17Bで、その着信情報の通知種別情報を確認して他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定する。ここでは、その通知種別情報として「システム内着信通知」が格納されていることから、当該着信が同一システム内での着信通知のためのものであり他のボタン電話装置への着信通知は不要と判定し、他のボタン電話装置への着信通知は行わない。
以上のようにして、ボタン電話装置10A,10Bにおける一連の着信処理が終了する。
【0049】
このように、本実施の形態は、各ボタン電話装置の主装置にある制御部に、着信制御手段と着信通知手段とを設け、収容する回線への着信に応じて、その主装置の着信通知手段で、その着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、記憶部に予め設定されている回線管理情報で当該回線に対応付けられている他のボタン電話装置へ、データ通信網を介した新たな発呼により着信のあった回線を示す着信情報を通知するとともに、収容する回線への着信に応じて、その主装置の着信制御手段で、その着信の着信情報で通知された、着信のあった元の回線に対して回線管理情報で対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すようにしたものである。
【0050】
これにより、各ボタン電話装置の主装置では、着信があった際、必要に応じて当該他のボタン電話装置への着信通知を行うだけでよく、他のボタン電話装置に収容されている個々の電話機への着信制御を着信のあったボタン電話装置から行うというような処理負担を増加させることなく、複数のボタン電話装置間で回線を共用する場合でも、他のボタン電話装置にまたがった着信制御を実現できる。
また、他のボタン電話装置へ新たな発呼を行うことにより、着信のあった回線を示す着信情報を通知するようにしたので、その着信情報の通知を受けたボタン電話装置では、自装置への一般的な着信処理と同様にして、その着信の着信情報で示される回線に対応した電話機を呼び出すことができ、着信の通知に応じて電話機を呼び出すボタン電話装置での着信制御を複雑化させることもない。
【0051】
なお、本実施の形態では、図7のステップ101で、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置への着信情報の通知が必要と判定された場合、記憶部の回線管理情報で、その着信のあった回線に対応付けられているボタン電話装置へ通知する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、着信情報の通知が必要と判定された場合は、当該ボタン電話システム内の他のすべてのボタン電話装置へ新たな発呼により当該着信情報を通知するようにしてもよい。
この場合も、着信情報の通知を受けたボタン電話装置側で、回線管理情報に基づき電話機の呼び出し要否の判定が行われるため、着信のあった元の回線に対応付けられていなかったボタン電話装置では、電話機の呼び出しが不要と判断されることになり、前述と同様の処理動作となる。
【0052】
したがって、各ボタン電話装置の回線管理情報で、当該ボタン電話装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信を通知する当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置との対応付けを管理する必要がなくなり、各ボタン電話装置での回線管理情報の設定作業の負担を大幅に削減できる。
なお、各ボタン電話装置に対して着信情報を通知する際、各ボタン電話装置ごとに個別のパケットで送信してもよく、マルチキャスト形式のパケットを用いて各ボタン電話装置に並行して送信してもよい。
【0053】
次に、図7のステップ110〜117,ステップ120〜122で示されたボタン電話装置10A,10Bでの応答処理について説明する。
前述のようにして、相手電話機6からの着信に応じて、主装置1A,1Bでそれぞれに収容されている各電話機2A,3A,2B,3Bが呼び出され、その呼び出しに応じて例えば電話機3Bでオフフック操作が行われた場合、当該電話機から主装置1Bへオフフック通知が送信される(ステップ110)。
これに応じて、主装置1Bの制御部17では、着信制御手段17Aで、データ通信網接続部12からデータ通信網52を介して、当該着信通知の発呼元である主装置1Aに対し、応答メッセージを送信する(ステップ111)。
【0054】
主装置1Aの制御部17では、着信通知手段17Bで、この応答メッセージをデータ通信網接続部12を介して受信し、相手電話機6へ応答メッセージを送信する(ステップ112)。そして、相手電話機6からの応答確認メッセージの受信に応じて(ステップ113)、主装置1Bへ応答確認メッセージを送信するとともに(ステップ114)、自装置に収容している電話機2A,3Aに対して着信表示の停止を指示し(ステップ115)、相手電話機6との通話バスと主装置1Bとの通話パスを接続する。
【0055】
また、主装置1Bの制御部17では、着信制御手段17Aで、主装置1Aからの応答メッセージに応じて、応答した電話機3Bへ応答表示を指示するとともに(ステップ116)、他の電話機へに対して着信表示の停止を指示し(ステップ117)、その応答電話機3Bとの通話パスと主装置1Aとの通話パスを接続する。
これにより、図9に示すように、相手電話機6と主装置1Aとの間の通話パス120、データ通信網52を介した主装置1Aと主装置1Bとの間の通話パス121、および主装置1Bと応答電話機3Bとの間の通話パス122とが1つに接続され、相手電話機6と応答電話機3Bとの間で通話が開始される。
以上のようにして、ボタン電話装置10A,10Bにおける一連の応答処理が終了する。
【0056】
次に、図7のステップ130〜136で示されたボタン電話装置10A,10Bでの終話処理について説明する。
その後、応答電話機3Bでの終話操作に応じて、応答電話機3Bから主装置1Bへオンフック通知が送信された場合(ステップ130)、主装置1Bの制御部17は、データ通信網接続部12からデータ通信網52を介して主装置1Aへ切断メッセージを送信し(ステップ131)、応答電話機3Bおよび主装置1Aとの通話パスをそれぞれ解放する。
【0057】
主装置1Aの制御部17は、この切断メッセージに応じて、相手電話機6へ切断メッセージを送信し(ステップ132)、相手電話機6から返送された解放メッセージに応じて(ステップ133)、データ通信網接続部12からデータ通信網52を介して主装置1Bへ解放メッセージを送信し(ステップ134)、相手電話機6との通話パスを解放する。そして、主装置1Bから返送された解放完了メッセージに応じて(ステップ135)、相手電話機6へ解放完了メッセージを送信し(ステップ136)、一連の終話処理を終了する。
【0058】
なお、以上では、各ボタン電話装置に収容されている電話網51のISDN電話回線53で形成される通話路(チャネル)を回線として、各ボタン電話装置で共用する場合を例として説明したが、この回線についてはISDN電話回線53で形成される通話路に限定されるものではなく、例えばアナログ電話回線で形成される通話路のほか、データ通信網52の通信回線54でVoIPなどの音声パケット通信技術を用いて仮想的に形成される通話路についても同様である。
【0059】
また、以上では、主装置と電話機とからなるボタン電話装置が複数接続されてなるボタン電話システムを例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電話機インターフェース機能とデータ通信機能を持ち、所定のプログラムを実行することによりデータ通信網からの回線と電話機とを交換接続するコンピュータからなる電話機制御装置を、ボタン電話装置の主装置の代わりに用い、これら電話機制御装置を複数接続してなる電話システムに対しても、本発明を適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、複数のボタン電話装置の主装置間で、データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他のボタン電話装置の回線を使用した通話を実現するボタン電話システムで、各ボタン電話装置の主装置の着信通知手段で、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置のうちのいずれか1つ以上またはすべてのボタン電話装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知し、着信制御手段で、当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された着信のあった回線に予め対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すようにしたものである。
【0061】
これにより、各ボタン電話装置の主装置では、着信があった際、必要に応じて当該他のボタン電話装置への着信通知を行うだけでよく、他のボタン電話装置に収容されている個々の電話機への着信制御を着信のあったボタン電話装置から行うというような処理負担を増加させることなく、複数のボタン電話装置間で回線を共用する場合でも、他のボタン電話装置にまたがった着信制御を実現できる。
また、他のボタン電話装置へ新たな発呼を行うことにより、着信のあった回線を示す着信情報を通知するようにしたので、その着信情報の通知を受けたボタン電話装置では、自装置への一般的な着信処理と同様にして、その着信の着信情報で示される回線に対応した電話機を呼び出すことができ、着信の通知に応じて電話機を呼び出すボタン電話装置での着信制御を複雑化させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるボタン電話システムの構成を示すブロック図である。
【図2】ボタン電話装置の構成を示すブロック図である。
【図3】IP電話端末の構成を示すブロック図である。
【図4】電話機の外観図である。
【図5】各ボタン電話装置における回線管理情報の設定例である。
【図6】回線管理情報の設定動作を示すシーケンス図である。
【図7】本実施の形態にかかるボタン電話システムの着信制御動作を示すシーケンス図である。
【図8】着信情報の構成例である。
【図9】着信通知後の通話パス接続状態を示す説明図である。
【図10】従来のボタン電話システムを示す説明図である。
【符号の説明】
10A,10B,〜,10N…ボタン電話装置、1…主装置、11…電話網接続部、12…データ通信網接続部、13…IP電話端末接続部、14…ボタン電話機接続部、15…スイッチ、16…データ/音声変換部、17…制御部、17A…着信制御手段、17B…着信通知手段、18…記憶部、18A…回線管理情報、19…記録媒体(プログラム)、2…ボタン電話機、20…内線伝送路、30…データ通信路、3…IP電話端末、31…データ通信部、32…音声処理部、33…端末制御部、34…表示部、35…操作部、36…記憶部、41…送受器、42…画面表示部、43…ダイヤルキー、44…外線ボタン、45…内線ボタン、46…保留ボタン、47…カーソルボタン、48…決定ボタン、49…戻るボタン、51…電話網、52…データ通信網、53…電話回線、54…通信回線、6…相手電話機。

Claims (12)

  1. 電話網およびデータ通信網からの回線を収容する主装置と、この主装置に収容される1つ以上の電話機とからなり、前記主装置で前記回線と前記電話機とを接続するボタン電話装置を複数有し、これらボタン電話装置の主装置間で、前記データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他のボタン電話装置の回線を使用した通話を実現するボタン電話システムであって、
    前記ボタン電話装置の主装置は、
    当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置のうちのいずれか1つ以上またはすべてのボタン電話装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する着信通知手段と、
    当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出す着信制御手段とを備えることを特徴とするボタン電話システム。
  2. 請求項1記載のボタン電話システムにおいて、
    前記ボタン電話装置の主装置は、
    前記各ボタン電話装置の回線のうち当該ボタン電話装置で使用可能な回線と、その回線への着信に応じて呼び出す当該ボタン電話装置の電話機および当該着信を通知する当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置との対応付けを示す回線管理情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記着信通知手段は、前記着信情報を通知する際、前記回線管理情報で当該回線に対応付けられている当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置へ、前記着信情報を通知し、
    前記着信制御手段は、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すことを特徴とするボタン電話システム。
  3. 請求項1または2記載のボタン電話システムにおいて、
    前記着信制御手段は、呼出先の前記電話機での応答操作に応じて前記着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、
    前記着信通知手段は、発呼先の前記他のボタン電話装置での応答に応じて、前記データ通信網を介して当該他のボタン電話装置との間に形成された通話路と、前記着信のあった回線とを接続することを特徴とするボタン電話システム。
  4. 請求項2記載のボタン電話システムにおいて、
    前記着信通知手段は、前記着信通知要否を判定する際、前記着信情報に基づき前記着信が当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定することを特徴とするボタン電話システム。
  5. 電話網およびデータ通信網からの回線を収容する主装置と、この主装置に収容される1つ以上の電話機とからなり、前記主装置で前記回線と前記電話機とを接続するボタン電話装置を複数有するボタン電話システムで用いられ、これらボタン電話装置の主装置間で、前記データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他のボタン電話装置の回線を使用した通話を実現するボタン電話装置であって、
    前記主装置は、
    当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置のうちのいずれか1つ以上またはすべてのボタン電話装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する着信通知手段と、
    当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出す着信制御手段とを備えることを特徴とするボタン電話装置。
  6. 請求項5記載のボタン電話装置において、
    前記主装置は、
    前記各ボタン電話装置の回線のうち当該ボタン電話装置で使用可能な回線と、その回線への着信に応じて呼び出す当該ボタン電話装置の電話機および当該着信を通知する当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置との対応付けを示す回線管理情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記着信通知手段は、前記着信情報を通知する際、前記回線管理情報で当該回線に対応付けられている当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置へ、前記着信情報を通知し、
    前記着信制御手段は、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該ボタン電話装置の電話機を呼び出すことを特徴とするボタン電話装置。
  7. 請求項5または6記載のボタン電話装置において、
    前記着信制御手段は、呼出先の前記電話機での応答操作に応じて前記着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、
    前記着信通知手段は、発呼先の前記他のボタン電話装置での応答に応じて、前記データ通信網を介して当該他のボタン電話装置との間に形成された通話路と、前記着信のあった回線とを接続することを特徴とするボタン電話装置。
  8. 請求項6記載のボタン電話装置において、
    前記着信通知手段は、前記着信通知要否を判定する際、前記着信情報に基づき前記着信が当該ボタン電話システム内の他のボタン電話装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定することを特徴とするボタン電話装置。
  9. 電話網およびデータ通信網からの回線を収容するとともに1つ以上の電話機を収容し、前記回線と前記電話機とを接続する電話機制御装置を複数有する電話システムで用いられ、これら電話制御装置間で、前記データ通信網を介して制御データをやり取りすることにより呼制御を行うとともに、音声データをやり取りすることにより通話路を形成し、その通話路を利用することにより他の電話機制御装置の回線を使用した通話を実現する電話機制御装置のコンピュータに、
    当該電話機制御装置に収容されている回線への着信に応じて、前記着信で通知された着信情報に基づき当該電話システム内の他の電話機制御装置に対する当該着信の着信通知要否を判定し、その判定結果に基づいて、当該電話システム内の他の電話機制御装置のうちのいずれか1つ以上またはすべての電話機制御装置へ、前記データ通信網を介した新たな発呼により前記着信のあった回線を示す着信情報を通知する第1のステップと、
    当該主装置に収容されている回線への着信に応じて、その着信の着信情報で通知された前記着信のあった回線に予め対応付けられている当該電話機制御装置の電話機を呼び出す第2のステップとを実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムにおいて、
    前記第1のステップは、前記着信情報を通知する際、当該電話機制御装置の記憶部に予め設定されている回線管理情報で、当該回線に対応付けられている当該電話システム内の他の電話機制御装置へ、前記着信情報を通知し、
    前記第2のステップは、前記電話機を呼び出す際、前記着信情報で通知された前記着信のあった回線に対して、前記回線管理情報で対応付けられている当該電話機制御装置の電話機を呼び出すことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9または10記載のプログラムにおいて、
    前記第2のステップは、呼出先の前記電話機での応答操作に応じて前記着信のあった回線に応答し、その電話機と当該回線とを接続し、
    前記第1のステップは、発呼先の前記他の電話機制御装置での応答に応じて、前記データ通信網を介して当該他の電話機制御装置との間に形成された通話路と、前記着信のあった回線とを接続することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10記載のプログラムにおいて、
    前記第1のステップは、前記着信通知要否を判定する際、前記着信情報に基づき前記着信が当該電話システム内の他の電話機制御装置からの着信であることが確認された場合に着信通知不要と判定することを特徴とするプログラム。
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