JP3700555B2 - ボタン電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン電話装置に関し、特に網から提供される通話中割り込み着信サービスを利用するボタン電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電話網では、通話中の電話回線へ他の相手先から着信があった場合、所定の通知信号をその電話回線へ送出して、その利用者へ通話中割り込み着信を通知する通話中割り込み着信サービス(いわゆるキャッチホンサービス)が提供されている。このサービスをボタン電話装置で利用する場合、例えば、通話中割り込み着信に応じてフッキング操作を行うことにより、網側で元の通話の相手先を保留して割り込み側が切り替え接続され、割り込み側との通話を開始できる。
また、その後のフッキング操作に応じて、割り込み側と元の相手先のいずれかを交互に切り替え選択できる。
【0003】
ボタン電話装置の機能の1つとして、着信呼を所定の相手先へ転送する外線転送機能がある。この外線転送機能は、着信側外線へ着信があった場合、その着信側外線とは異なる発信側外線を用いて所定の転送先へ外線発信し、転送先の応答に応じて、着信側外線と発信側外線とをボタン電話装置で接続する機能であり、これにより着信側外線の発信元と発信側外線の転送先との通話が形成される。この外線転送機能は、不在時など利用者がその着信呼に応答できないなどの場合に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のボタン電話装置では、外線転送状態の着信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合、網側からの音声信号により発信側外線の転送先へ通話中割り込み着信の発生が通知されるものの、転送先がその通話中割り込み着信へ応答できないという問題点があった。これは、通話中割り込み着信へ応答する際、その通話中割り込み着信があった外線に対してフッキング信号を送出する必要があるが、前述の場合には転送先が着信側外線を直接収容していないため転送先から着信側外線に対してフッキング信号を送出できないからである。この問題は、発信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合も同様の理由により生じる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、外線転送状態の外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合でも、その通話中割り込み着信へ応答できるボタン電話装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかるボタン電話装置は、割込着信制御手段を設けて、外線転送状態の着信側外線または発信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、その通話中割り込み着信が検出された外線へ、通話中割り込み着信への応答を指示する指示信号を送出するようにしたものである。
【0006】
このとき、着信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、所定の応答条件の成立が確認された後に指示信号を送出するようにしてもよい。この応答条件としては、発信側外線の転送先からの切り替え指示の検出を用いてもよく、着信側外線の発信元へ通話が一時保留される旨を通知する通知の完了を用いてもよい。また、応答条件として、割り込み着信の割り込み側を示す情報を発信元へ通知する通知の完了を用いてもよい。
また、発信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、所定の応答条件の成立が確認された後に指示信号を送出するようにしてもよい。この応答条件としては、発信側外線の転送先からの切り替え指示の検出を用いてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかるボタン電話装置のブロック図である。同図において、1は2つ以上の電話回線(外線)11A〜11Mに接続された主装置、2A〜2Nは内線伝送路3を介して主装置1に接続された子機(ボタン電話機)である。
【0008】
主装置1において、12は電話回線11A〜11Mを終端制御する外線I/F部、13は内線伝送路3を介して子機2(2A〜2N)を収容する内線I/F部、14は外線I/F部12と内線I/F部13とを交換接続する交換処理部、15は装置全体を制御する主制御部、16は主制御部15での制御に必要な各種制御情報を記憶する主記憶部、17は電話回線11A〜11Mを介して網側から送信されている各種情報を受信する情報受信部、18は保留音、PB信号あるいは各種音声メッセージなどの音声信号を出力する音声処理部である。主制御部15には、外線転送機能を提供する外線転送制御手段15Aと、通話中割り込み着信に応じて通話相手先の切り替え制御を行う割込着信制御手段15Bとが設けられている。
【0009】
子機2(2A〜2N)は、ほぼ同様の構成をなしており、21は内線伝送路3を介して主装置1とデータ伝送を行う伝送I/F部、22は伝送I/F部21で受信された音声データを音声信号に復号化してハンドセットまたはスピーカ(図示せず)から出力し、ハンドセットから入力された音声を音声データに符号化して伝送I/F部21へ出力する通話回路、23は子機2の各部を制御する子機制御部である。24はフラッシュキー、フックスイッチやダイヤルキーなどの各種キーの操作を検出する操作入力部、25は各種情報を文字・図柄で表示する表示部、26は子機制御部23の処理に用いる制御情報を記憶するメモリである。表示部25では、主装置1とのデータ伝送に基づき子機制御部23により、例えば外線着信や保留警報などが文字・図柄で表示される。
【0010】
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるボタン電話装置の動作として、外線転送状態の着信側外線に対し通話中割り込み着信が発生した場合の処理について説明する。図2は着信側外線の割り込み制御処理を示すフローチャートである。
子機を操作して利用者により所定の電話回線に対して予め外線転送が設定された場合、主制御部15は、着信を転送する電話回線すなわち着信側外線を指定する情報、外線転送に用いる電話回線すなわち発信側外線を指定する情報、および転送先の電話番号を指定する情報などを含む外線転送設定情報を主記憶部16に登録する。
【0011】
主装置1の外線I/F部12で任意の電話回線で着信が検出された場合、主制御部15では主記憶部16に登録されている外線転送設定情報を参照して、その電話回線すなわち着信側外線に外線転送が設定されているかどうか判断し、外線転送が設定されている場合は、外線転送制御手段15Aを用いて外線転送処理を行う。このとき外線転送制御手段15Aでは、外線転送設定情報で指定された発信側外線を捕捉し、同じく外線転送設定情報で指定された転送先の電話番号をダイヤル送出する。そして、転送先の応答に応じて交換処理部14で着信側外線と発信側外線との通話路を接続し、外線転送状態を形成する。これにより、着信側外線の発信元からの呼び出しに発信側外線の転送先が応答したかたちとなり、両者間で通話が行われる。
【0012】
このような外線転送状態において、着信側外線に対して割り込み側からの呼び出しが発生した場合、網側から着信側外線を介して主装置1へ通話中割り込み着信が通知される。通常、この通知は網側からの音声信号により通知され、主装置1を介して通話状態の転送先相手にも通知される。この通知が主装置1の情報受信部17で検出され通話中割り込み着信として検出された場合、主制御部15では割込着信制御手段15Bにより、図2の着信側外線の割り込み制御処理を開始する。
まず、以下のステップ110〜112からなる割り込み着信中ループへ移行する。ステップ110では、通話中割り込み着信への応答条件が成立しているかどうか判断する(ステップ110)。この応答条件としては「発信側外線からの応答を指示する切り替え指示を受信した場合」や「無条件」などが考えられ、必要に応じて各種条件を選択して予め設定すればよい。この応答条件が成立していない場合は(ステップ110:NO)、割り込み着信中ループを継続する。
【0013】
ステップ111では、外線I/F部12によるビジートーン検出などにより着信側外線の発信元が終話したかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ111:YES)、フッキング信号を着信側外線へ送出して通話相手先の切り替えを指示する(ステップ113)。これにより、着信側外線の割り込み側と発信側外線の転送先との通話状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ111:NO)、割り込み着信中ループを継続する。
ステップ112では、ステップ111と同様にして発信側外線の転送先が終話したかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ112:YES)、着信側外線および発信側外線の終話処理を行い(ステップ114)、着信側外線および発信側外線が利用されていない待機(アイドル)状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ114:NO)、割り込み着信中ループを継続する。
【0014】
このような割り込み着信中ループにおいて、応答条件の成立がステップ110で確認された場合(ステップ110:YES)、通話中割り込み着信へ応答するために着信側外線について通話相手先の切り替え処理を行う。まず着信側外線の発信元に対して通話が一時保留される旨を音声メッセージなどの音声信号で通知する。この音声信号は主装置1の音声処理部18から交換処理部14を介して送出される。この後、着信側外線へフッキング信号を送出して通話相手先の切り替えを行い(ステップ121)、ステップ122,123からなる割り込み通話ループへ移行する。これにより、着信側外線の割り込み側と発信側外線の転送先とが主装置1を介して接続された外線転送状態となる。
【0015】
割り込み通話ループのステップ122では、外線I/F部12によるビジートーン検出などにより着信側外線の割り込み側が終話したかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ122:YES)、フッキング信号を着信側外線へ送出して通話相手先の切り替えを指示する(ステップ124)。これにより、着信側外線の発信元と発信側外線の転送先との元の通話状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ122:NO)、割り込み通話ループを継続する。
【0016】
また、ステップ123では、ステップ122と同様にして発信側外線の転送先が終話したかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ123:YES)、発信側外線の終話処理を行った後(ステップ125)、フッキング信号を着信側外線へ送出して通話相手先の切り替えを指示し(ステップ126)、着信側外線の発信元に対して終話された旨を音声メッセージなどの音声信号で通知する(ステップ127)。この音声信号は前述のステップ121と同様にして音声処理部18から送出される。そして、着信側外線の終話処理を行い(ステップ128)、着信側外線および発信側外線が利用されていない待機(アイドル)状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ123:NO)、割り込み通話ループを継続する。
【0017】
図3に、外線転送状態の着信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合の実際の動作例を示すシーケンス図を示す。図4は通話中割り込み着信が発生した状態を示す説明図、図5は割り込み通話状態を示す説明図である。
網4には相手先A(4A)、相手先B(4B)および相手先C(4C)が接続されており、相手先Aと相手先Bとが主装置1を介して外線転送状態で通話51を行っている(ステップ160)。このとき、相手先Aが発信元に相当し電話回線11Aが着信側外線となる。また相手先Bが転送先に相当し電話回線11Bが発信側外線となる。この状態において、相手先Cから電話回線11Aへの呼び出し52が行われ(ステップ161)、網4から電話回線11Aを介して主装置1へ割り込み着信通知が行われる(ステップ162)。
【0018】
この割り込み着信通知に応じて、主装置1の割込着信制御手段15Bでは、図2に示した着信側外線の割り込み制御処理が開始される(ステップ163)。網4からの割り込み着信通知は通話路を介して相手先Bにも通知される。これに応じた相手先Bからの切り替え指示、例えばフッキング信号やPB信号などの指示信号が情報受信部17で検出され応答条件が成立した場合(ステップ164)、相手先Aに対して通話が一時保留される旨の通話一時保留通知が主装置1から送出される(ステップ165)。その後、相手先切り替えを指示するフッキング信号が電話回線11Aを介して網4へ送出される(ステップ166)。
【0019】
網4では、このフッキング信号に応じて、図5に示すように相手先Aを網で保留状態53とし(ステップ167)、相手先Cの呼び出しに応答して電話回線11Aと接続する(ステップ168)。これにより相手先Cと相手先Bとが主装置1を介して接続され、割り込み通話54が形成される(ステップ169)。
この割り込み通話中に相手先Cで終話操作が行われた場合(ステップ170)、網4から電話回線11Aを介してビジートーンにより終話が通知される(ステップ171)。相手先Bはこれに応じてステップ164と同様に切り替え指示を送出する(ステップ172)。
【0020】
主装置1の割込着信制御手段15Bでは、これに応じて電話回線11Aへフッキング信号を送出する(ステップ173)。これにより網4では、相手先Cが解放されて(ステップ174)、相手先Aの保留が解除されて電話回線11Aと接続され(ステップ175)、図4で示した主装置1を介した相手先Aと相手先Bとの元の通話(外線転送状態)51が再形成される(ステップ176)。これにより、一連の割り込み制御処理が終了する(ステップ177)。
【0021】
このように、外線転送状態の着信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合は、主制御部15の割込着信制御手段15Bにより、着信側外線へ通話相手先切り替え指示を送出して、着信側外線の割り込み側と発信側外線の転送先との通話を形成するようにしたので、外線転送状態の着信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合でも、転送先がその通話中割り込み着信へ応答することができる。通常、利用者が外出先などを転送先として設定される場合が多く、このような場合には在宅(在席)時と同様にして利用者自身が確実に割り込み着信に応答できる。
【0022】
このとき、割込着信制御手段15Bにおいて、通話中割り込み着信の検出に応じて直ちに(無条件で)その着信へ応答してもよいが、所定の応答条件、例えば発信側外線の転送先からの応答指示に応じて着信側外線へ通話相手先切り替え指示を送出するようにしたので、割り込み着信へ応答する転送先の意図により応答動作を制御できる。この応答条件とし、網側で保留される発信元へ通話を一時保留する旨を主装置1から通知したことを応答条件とし、その後に通話中割り込み着信へ応答するようにしてもよく、特に無条件で通話中割り込み着信へ応答する場合には、自動的に発信元へ説明が行われ好印象を与えることができる。また、割り込み通話中に転送先が終話した場合にも、発信元へ終話する旨を通知するようにしてもよく、前述と同様に好印象を与えることができる。
【0023】
ボタン電話装置には、通常着信時や割り込み着信時に、電話回線を介して網側から通知された発信側の情報を受信して表示あるいは呼制御に利用するものがある。図1のボタン電話装置では、電話回線11A〜11Mのいずれかに割り込み着信があった場合、外線I/F部12を介して情報受信部17で網側からの割り込み側情報が受信される。したがって、割り込み着信時に受信したこの情報を発信元に通知することを応答条件とし、この情報通知を終了した後に通話中割り込み着信へ応答するようにしてもよい。なお、この情報通知の方法としては、音声メッセージやPB信号へ変換して音声処理部18から通知してもよく、あるいは発信元と主装置1とのデータ通信で通知してもよい。
【0024】
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるボタン電話装置の動作として、外線転送状態の発信側電話回線に対し通話中割り込み着信が発生した場合の処理について説明する。図6は発信側外線の割り込み制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、前述した第1の実施の形態と同様に、主装置1を介して着信側外線と発信側外線との通話路が接続され、外線転送状態が形成されているものとする。
【0025】
このような外線転送状態において、発信側外線に対して割り込み側からの呼び出しが発生した場合、網側から発信側外線を介して主装置1へ通話中割り込み着信が通知される。この通知は音声信号により通知され、主装置1を介して通話状態の転送先相手にも通知される。主装置1の情報受信部17により通話中割り込み着信が検出された場合、主制御部15では割込着信制御手段15Bにより、図6の発信側外線の割り込み制御処理を開始する。
まず、以下のステップ130,131からなる割り込み着信中ループへ移行する。ステップ130では、応答条件として転送先の発信側外線から応答指示があったかどうか判断し、応答指示が検出されない場合は(ステップ130:NO)、割り込み着信中ループを継続する。
【0026】
ステップ131では、外線I/F部12によるビジートーン検出などにより着信側外線で終話されたかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ131:YES)、着信側外線および発信側外線の終話処理を行い(ステップ132)、着信側外線および発信側外線が利用されていない待機(アイドル)状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ131:NO)、割り込み着信中ループを継続する。
【0027】
このような割り込み着信中ループにおいて、応答条件である発信側外線から応答を指示する切り替え指示がステップ130で確認された場合(ステップ130:YES)、通話中割り込み着信へ応答するために発信側外線へフッキング信号を送出して通話相手先の切り替えを行い(ステップ140)、ステップ141,142からなる割り込み通話ループへ移行する。これにより、着信側外線の発信元と発信側外線の割り込み側とが主装置1を介して接続された外線転送状態となる。このとき、網で保留状態となる転送先は、自己の操作に基づき保留状態へ移行するため前述のように保留となる旨の通知は省略される。
【0028】
割り込み通話ループのステップ141では、外線I/F部12によるビジートーン検出などにより発信側外線で終話されたかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ141:YES)、フッキング信号を発信側外線へ送出して通話相手先の切り替えを指示する(ステップ143)。これにより、着信側外線の発信元と発信側外線の転送先との元の通話状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ141:NO)、割り込み通話ループを継続する。
【0029】
また、ステップ142では、ステップ141と同様にして着信側外線で終話されたかどうか判断する。終話が検出された場合は(ステップ142:YES)、着信側外線の終話処理を行った後(ステップ144)、フッキング信号を発信側外線へ送出して通話相手先の切り替えを指示し(ステップ145)、発信側外線の転送先に対して終話される旨を音声メッセージなどの音声信号で通知する(ステップ146)。この音声信号は前述と同様にして音声処理部18から送出される。そして、発信側外線の終話処理を行い(ステップ147)、着信側外線および発信側外線が利用されていない待機(アイドル)状態へ移行する。また終話が検出されない場合は(ステップ142:NO)、割り込み通話ループを継続する。
【0030】
図7に、外線転送状態の着信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合の実際の動作例を示すシーケンス図を示す。図8は通話中割り込み着信が発生した状態を示す説明図、図9は割り込み通話状態を示す説明図である。
この場合も網4には相手先A(4A)、相手先B(4B)および相手先C(4C)が接続されており、相手先Aと相手先Bとが主装置1を介して外線転送状態で通話55を行っている(ステップ180)。このとき、相手先Aが発信元に相当し電話回線11Aが着信側外線となる。また相手先Bが転送先に相当し電話回線11Bが発信側外線となる。この状態において、割り込み側となる相手先Cから電話回線11Bへの呼び出し56が行われ(ステップ181)、網4から電話回線11Bを介して主装置1へ割り込み着信通知が行われる(ステップ182)。
【0031】
この割り込み着信通知に応じて、主装置1の割込着信制御手段15Bでは、図6に示した着信側外線の割り込み制御処理が開始される(ステップ183)。網4からの割り込み着信通知は通話路を介して相手先Bにも通知される。これに応じた相手先Bからの切り替え指示、例えばフッキング信号やPB信号などの指示信号が情報受信部17で検出された場合(ステップ184)、相手先切り替えを指示するフッキング信号が電話回線11Bを介して網4へ送出される(ステップ185)。
【0032】
網4では、このフッキング信号に応じて、図9に示すように相手先Bを網で保留状態57とし(ステップ186)、相手先Cの呼び出しに応答して電話回線11Bと接続する(ステップ187)。これにより相手先Cと相手先Aとが主装置1を介して接続され、割り込み通話58が形成される(ステップ188)。
この割り込み通話中に相手先Cで終話操作が行われた場合(ステップ190)、網4から電話回線11Bを介してビジートーンにより終話が通知される(ステップ191)。
【0033】
主装置1の割込着信制御手段15Bでは、これに応じて電話回線11Bへフッキング信号を送出する(ステップ192)。これにより網4では、相手先Cが解放され(ステップ193)、相手先Aの保留が解除されて電話回線11Bと接続され(ステップ194)、図8で示した主装置1を介した相手先Aと相手先Bとの元の通話(外線転送状態)55が再形成される(ステップ195)。これにより、一連の割り込み制御処理が終了する(ステップ196)。
【0034】
このように、外線転送状態の発信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合は、主制御部15の割込着信制御手段15Bにより、発信側外線へ通話相手先切り替え指示を送出して、発信側外線の割り込み側と着信側外線の発信元との通話を形成するようにしたので、外線転送状態の発信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合でも、発信元がその通話中割り込み着信へ応答することができる。このとき、割込着信制御手段15Bにおいて、通話中割り込み着信の検出に応じて直ちに(無条件で)その着信へ応答してもよいが、発信側外線の転送先からの応答指示に応じて発信側外線へ通話相手先切り替え指示を送出するようにしたので、通常、利用者となる転送先の意図により応答動作を制御できる。これにより、例えば割り込み着信への応答を発信元へ依頼できる場合にのみ、選択的に割り込み着信へ応答することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、外線転送状態の着信側外線または発信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、その通話中割り込み着信が検出された外線へ、通話中割り込み着信への応答を指示する指示信号を送出するようにしたので、外線転送状態の着信側外線または発信側外線に対して通話中割り込み着信が発生した場合でも、転送先あるいは発信元がその通話中割り込み着信へ確実に応答することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかるボタン電話装置のブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態による着信側外線の割り込み制御処理を示すフローチャートである。
【図3】 第1の実施の形態による動作例を示すシーケンス図である。
【図4】 図3の通話中割り込み着信が発生した状態を示す説明図である。
【図5】 図3の割り込み通話状態を示す説明図である。
【図6】 第2の実施の形態による着信側外線の割り込み制御処理を示すフローチャートである。
【図7】 第2の実施の形態による動作例を示すシーケンス図である。
【図8】 図7の通話中割り込み着信が発生した状態を示す説明図である。
【図9】 図7の割り込み通話状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…主装置、2,2A〜2N…子機、11A〜11M…電話回線、12…外線I/F部、13…内線I/F部、14…交換処理部、15…主制御部、15A…外線転送制御手段、15B…割込着信制御手段、16…主記憶部、17…情報受信部、18…音声処理部、21…伝送I/F部、22…通話回路、23…子機制御部、24…操作入力部、25…表示部、26…メモリ,3…内線伝送路、4…網、4A…相手先A、4B…相手先B、4C…相手先C。
Claims (7)
- 複数の電話回線を外線として収容し、これら外線のうち任意の外線からの着信を検出した場合は、その着信側外線とは異なる他の外線を発信側外線として用いて転送先を呼び出して接続することにより外線転送を行うボタン電話装置において、
外線転送状態の着信側外線または発信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、その通話中割り込み着信が検出された外線へ、前記通話中割り込み着信への応答を指示する指示信号を送出する割込着信制御手段を備えることを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項1記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記着信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、所定の応答条件の成立が確認された後に前記指示信号を送出することを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項2記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記応答条件として、前記発信側外線の転送先からの切り替え指示の検出を用いることを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項2記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記応答条件として、前記着信側外線の発信元へ通話が一時保留される旨を通知する通知の完了を用いることを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項2記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記応答条件として、前記割り込み着信の割り込み側を示す情報を発信元へ通知する通知の完了を用いることを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項1記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記発信側外線で通話中割り込み着信が検出された場合は、所定の応答条件の成立が確認された後に前記指示信号を送出することを特徴とするボタン電話装置。 - 請求項6記載のボタン電話装置において、
前記割込着信制御手段は、前記応答条件として、前記発信側外線の転送先からの切り替え指示の検出を用いることを特徴とするボタン電話装置。
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