JP2004255515A - 横中ぐりマシニングセンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】被加工物を、効率的に加工することができる横中ぐりマシニングセンタの提供である。
【解決手段】ワークテーブル装置Wを挟んでその両側に、一対の横中ぐり装置A1,A2 を対向して配設し、前記一対の横中ぐり装置A1,A2 を構成する各主軸4に装着された正面フライスT1 とドリルT2 を、直交する3軸方向に沿ってそれぞれ独立して移動させながら、前記ワークテーブル装置Wを構成するワークテーブル32に設置された成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する。
【選択図】 図1
【解決手段】ワークテーブル装置Wを挟んでその両側に、一対の横中ぐり装置A1,A2 を対向して配設し、前記一対の横中ぐり装置A1,A2 を構成する各主軸4に装着された正面フライスT1 とドリルT2 を、直交する3軸方向に沿ってそれぞれ独立して移動させながら、前記ワークテーブル装置Wを構成するワークテーブル32に設置された成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、成形型D’のような方形厚板状の被加工物を、従来の横中ぐりマシニングセンタMC’で加工する場合について説明する。図9に示されるように、ワークテーブル装置W’を構成するワークテーブル51にワーク取付台52を立設させ、該ワーク取付台52に成形型D’を取付ける。このとき、成形型D’の背面部をワーク取付台52に密着させ、加工が施される正面部を、横中ぐりマシニングセンタMC’に取付けられた刃具53と相対向させた状態で縦配置する。この状態で、成形型D’の正面部の加工が行われる。
【0003】
前記成形型D’は、ワーク取付台52に密着状態で取付けられるため、その背面部を前加工しておく必要がある。また、前記成形型D’の周壁面部も、横中ぐりマシニングセンタMC’による加工の基準面となるため、前加工しておく必要がある。このため、前記成形型D’の前加工に多くの工数がかかっている。また、当然のことながら、この状態で成形型D’の背面部を加工することは不可能である。成形型D’の背面部を加工する場合には、該成形型D’をワーク取付台52から取り外して、反対向きに取付ける必要がある。このため、成形型D’の段取り替えに多くの工数がかかっている。更に、従来の横中ぐりマシニングセンタMC’では、刃具53を交換するための時間も必要である。
【0004】
上記した不具合を防止するため、複数本の主軸ヘッドを設けたマシニングセンタの特許出願がなされている(特許文献1参照)。しかし、このマシニングセンタであっても、被加工物の2面を同時に加工することは不可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−233328号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、横中ぐりマシニングセンタによる被加工物の加工が、効率的に行われるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタにおいて、前記ワークテーブル装置を挟んでその両側に一対の横中ぐり装置を対向して配設したことを特徴としている。
【0008】
この発明では、ワークテーブル装置の両側に、一対の横中ぐり装置が配設されている。このため、被加工物の両面を同時に加工することができ、被加工物の加工に要する時間を大幅に短縮することができる。また、被加工物の段取り回数も少なくなり、加工効率が良好である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提として、前記一対の横中ぐり装置に取付けられた各刃具は、直交する3軸方向に沿って、それぞれ独立して移動可能であり、前記ワークテーブル装置は、水平面内で回動可能であると共に、前記刃具の繰り出し方向と直交する方向に沿って水平移動可能であることを特徴としている。この発明では、いずれかの横中ぐり装置における刃具の移動と、ワークテーブル装置の移動とを同時に制御しながら加工することができるため、被加工物に曲面等の複雑形状の加工をすることができる。また、一方側の横中ぐり装置が被加工物の1面を加工している間に、他方側の横中ぐり装置の刃具を交換し、一方側の横中ぐり装置による加工が終了した後、ワークテーブル装置を半回転させ、そのまま他方側の横中ぐり装置で加工を連続して行うことができる。このため、刃具の交換に要する時間を少なくできる。更に、ワークテーブル装置と一対の横中ぐり装置を、それぞれ反対方向に水平移動させることにより、被加工物の加工面積が大きくても、加工を行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明を前提として、前記ワークテーブル装置の上部には、門形のクランプブラケットが設けられていて、前記被加工物は、ワークテーブル装置に載置される下面部と、該下面部に平行な上面部とを有していて、前記クランプブラケットの上梁部には、被加工物の上面部を上方から押圧するための押圧手段が取付けられていることを特徴としている。この発明では、ワークテーブル装置に載置された被加工物は、その上面部が押圧手段によって押圧された状態で保持される。このため、被加工物の正面部と背面部だけでなく、両側壁面部の加工もできる。この結果、被加工物の段取り替えが少なくなり、加工効率が大幅に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態をあげて、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCの一部を破断した正面図、図2は同じく平面図、図3は同じく側面断面図、図4はワークテーブル装置Wの側面断面図である。本実施形態では、被加工物が方形厚板状の成形型D1 であり、その正面部1aと背面部1bとを加工する場合について説明する。図1ないし図3に示されるように、本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCは、成形型D1 が載置されるワークテーブル装置Wと、該ワークテーブル装置Wを挟んでその両側に対向して配設された一対の横中ぐり装置A1,A2 とから構成されている。上記したワークテーブル装置Wと一対の横中ぐり装置A1,A2 は共に、ベース2の上面に配設されている。
【0012】
最初に、一対の横中ぐり装置A1,A2 について説明する。一対の横中ぐり装置A1,A2 の構成は、対称形状になっていることを除いてまったく同一であるため、ここでは、正面視におけるワークテーブル装置Wの左側に配設された横中ぐり装置A2 についてのみ説明する。図1ないし図3に示されるように、前記ベース2の上面部には、ボールねじ装置B1 (後述)が取付けられている。そして、該ボールねじ装置B1 に前記横中ぐり装置A2 を構成するコラム3が、ベース2の奥行方向(X軸方向)に沿って水平移動可能に取付けられている。また、前記コラム3には、ボールねじ装置B1 とほぼ同一構成のボールねじ装置B2 が高さ方向(Y軸方向)に沿って取付けられていて、該ボールねじ装置B2 により、主軸ヘッドHが昇降される。前記主軸ヘッドHには、各種の刃具を装着するための主軸4が装着されていて、該主軸4は図示しない手段により、X軸と直交する水平方向(Z軸方向)に沿って進退可能である。本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、正面視における右側の横中ぐり装置A1 の主軸4に装着された刃具は正面フライスT1 であり、同じく左側の横中ぐり装置A2 の主軸4に装着された刃具はドリルT2 である。
【0013】
ボールねじ装置B1 について説明する。図1及び図2に示されるように、ベース2における幅方向の両端部の上面部には、X軸方向に沿って一対のガイドレール5が敷設されている。各ガイドレール5には、それぞれ2個のガイド体6が装着されていて、各ガイド体6は、横中ぐり装置A2 を構成するコラム3の底面部に取付けられている。また、前記一対のガイドレール5の間には、X軸方向に沿ってボールねじ7が配設されている。このボールねじ7は、コラム3の底面部に取付けられた雌ねじブロック8に螺合されている。そして、前記ボールねじ7における長手方向の両端部は、各支持板9に支持されていると共に、その奥側の端部は、前記支持板9から突出していて、カップリング11を介して駆動モータ12のモータ軸(図示せず)に連結されている。この駆動モータ12を作動させ、そのモータ軸を所定方向に回転させると、ボールねじ7が回転し、それに伴ってコラム3が、一対のガイドレール5にガイドされながらX軸方向に沿って水平移動される。
【0014】
図3に示されるように、前記コラム3は、側面視において略「ユ」の字状である。そして、その内側の正面壁部には、高さ方向(Y軸方向)に沿ってボールねじ装置B2 が取付けられている。即ち、図1に示されるように、コラム3の正面壁部における幅方向の両端部には、一対のガイドレール13が高さ方向に沿って敷設されていると共に、それらの間には、ボールねじ14が取付けられている。前記ボールねじ14の上端部は、駆動モータ15と連結されている。このボールねじ14は、主軸ヘッドHにおける主軸4の繰出しに支障を生じないように、コラム3の前端部に取付けられている。前記駆動モータ15を作動させることにより、主軸ヘッドHが昇降される。
【0015】
次に、ワークテーブル装置Wについて説明する。図1ないし図3に示されるように、ベース2における幅方向の中央部は、一対のボールねじ装置B1 が配設されている部分よりも低くなっていて、当該部分にワークテーブル装置取付面部2aが形成されている。そして、前記ワークテーブル装置取付面部2aに、前述したボールねじ装置B1 とほぼ同一構成のボールねじ装置B3 が取付けられている。即ち、前記ワークテーブル装置取付面部2aの幅方向の両端部に敷設された一対のガイドレール16には、それぞれ2個のガイド体17が装着されていて、各ガイド体17は、ワークテーブル装置Wを構成するテーブルベース18の底面部に取付けられている。また、前記一対のガイドレール16の間は、更に低くなっていて、当該部分に、X軸方向に沿ってボールねじ19が配設されている。このボールねじ19は、テーブルベース18の底面部に取付けられた雌ねじブロック21に螺合されている。そして、前記ボールねじ19における長手方向の両端部は、各支持板22に支持されていると共に、その奥側の端部は、前記支持板22から突出していて、カップリング23を介して駆動モータ24のモータ軸(図示せず)に連結されている。この駆動モータ24を作動させ、そのモータ軸を所定方向に回転させると、ボールねじ19が回転し、それに伴ってテーブルベース18が一対のガイドレール16にガイドされ、X軸方向に沿って水平移動される。
【0016】
図4に示されるように、テーブルベース18には、回転可能にしてロータリーテーブル25が支承されている。ロータリーテーブル25を回転させるための手段について説明する。テーブルベース18におけるロータリーテーブル25の直下の部分には、空間部26が設けられていて、該空間部26の入口部に軸受27が取付けられている。ロータリーテーブル25の底面部には、支持軸部25aが下方に延設されていて、該支持軸部25aは、前記軸受27に挿通されている。このため、前記ロータリーテーブル25は、前記軸受27に支持されて回転可能である。そして、前記支持軸部25aの下端部には、ウォームホイール28が装着されている。また、前記空間部26の側方部分には、駆動モータ29が配設されていて、そのモータ軸29aにウォーム歯車31が装着されている。このウォーム歯車31は、前記ウォームホイール28に噛合されている。このため、駆動モータ29を作動させると、ウォームホイール28を介してロータリーテーブル25が低速で回転される。そして、前記駆動モータ29におけるモータ軸29aの回転量を制御することにより、前記ロータリーテーブル25を任意の角度だけ回動させることができる。
【0017】
図2及び図4に示されるように、前記ロータリーテーブル25には、平面視において方形状のワークテーブル32が設置されている。ワークテーブル32の上面部には、縦横に所定間隔をおいて断面T字状の溝部32aが設けられている。これらの溝部32aには、成形型D1 を固定するための固定具(図示せず)が装着される。また、前記ロータリーテーブル25には、門形のクランプブラケット33が取付けられている。このクランプブラケット33を構成する前後の支柱部33a,33b のうち、後側の支柱部33bは、図示しない手段により、ロータリーテーブル25に対して回動可能に取付けられている。このため、前側の支柱部33aをロータリーテーブル25に固定する締付ボルト(図示せず)を取り外すと、後側の支柱部33aのほぼ中心位置34を回動中心として、クランプブラケット33全体を、水平面内で回動させることができる。図2において、クランプブラケット33を回動させた状態を、二点鎖線で示す。これにより、平面視におけるワークテーブル32の設置面が広くなり、成形型D1 を載置させる作業が容易である。
【0018】
前記クランプブラケット33における上梁部33cには、3基の油圧シリンダ(1基の主油圧シリンダ35と2基の副油圧シリンダ36)が、それらのロッド35a,36a を高さ方向に沿わせて、一列状態で取付けられている。前記主油圧シリンダ35のロッド35aの軸心は、クランプブラケット33がワークテーブル32に取付けられた状態で、該ワークテーブル32の平面視におけるほぼ中心位置に向けられている。ワークテーブル32に載置された成形型D1 は、その上面部1cが、各油圧シリンダ35,36のロッド35a,36a により、強固に押圧されることによって保持される。なお、図4において、37は、成形型D1 をワークテーブル32から少し持ち上げた状態で設置するためのブロック板である。
【0019】
図3に示されるように、各横中ぐり装置A1,A2 を構成するコラム3の後部(背面部)には、複数本(本実施形態の場合、6本)の刃具を収納するためのマガジン部38が設けられている。また、ベース2における幅方向のほぼ中央部の後部には、自動刃具交換装置Cが配設されている。この自動刃具交換装置Cには、各横中ぐり装置A1,A2 のマガジン部38に収容されている特定の刃具(次の加工工程で使用される刃具)を取り出すと共に、該刃具を主軸4に装着させるための交換アーム(図示せず)が設けられている。成形型D1 に対する特定の加工が終了すると、各横中ぐり装置A1,A2 は、いったんX軸方向に沿って後退し、自動刃具交換装置Cの近傍に配置される。そして、自動刃具交換装置Cにより、主軸4に装着されていた刃具が、特定の刃具と自動で交換される。このとき、それまで主軸4に装着されていた刃具は、各横中ぐり装置A1,A2 のマガジン部38に収納される。なお、図1において、39は、操作盤である。
【0020】
本発明の実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCの作用について説明する。図1に示されるように、ワークテーブル装置Wを構成するワークテーブル32に、ブロック板37を介して、方形厚板状の成形型D1 が載置される。この成形型D1 は、ワークテーブル32に縦配置されるため、その周壁面部のうち、上面部1cと下面部1dのみが前加工される。従来の横中ぐりマシニングセンタMC’の場合、成形型D1 におけるすべての周壁面部のみならず、正面部1aと背面部1bをも前加工する必要があり、多くの工数がかかっていたが、本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、上面部1cと下面部1dの前加工だけで済むため、その工数が少なくて済む。また、この成形型D1 がワークテーブル32に載置されるとき、クランプブラケット33が回動され、その取付位置がずらされる。このため、平面視におけるワークテーブル32の設置面が広くなり、成形型D1 の載置が容易になる。成形型D1 がワークテーブル32に載置されると、クランプブラケット33が原位置に戻される。そして、各油圧シリンダ35,36が作動され、それらのロッド35a,36a が下降される。これにより、成形型D1 は強固に押圧されて、ワークテーブル32に保持される。
【0021】
次に、図2に示されるように、各ボールねじ装置B1,B2 を作動させる。そして、一対の横中ぐり装置A1,A2 とワークテーブル装置Wを相互移動させて、各横中ぐり装置A1,A2 の主軸4に装着された刃具を、成形型D1 に相対向させる。前記各主軸4には、それぞれ正面フライスT1 とドリルT2 が装着されている。これにより、図5及び図6に示されるように、成形型D1 の正面部1aにフライス加工が施されると同時に、その背面部1bに孔あけ加工が施される。従来の横中ぐりマシニングセンタMCでは、成形型D1 の正面部1aのみ加工が可能であり、背面部1bを加工するためには、成形型D1 の段取り替えをしなければならず、この段取り替えに多くの工数を要していた。しかし、本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCでは、成形型D1 における正面部1aと背面部1bとを同時に加工することができるため、その段取り替えが不要であり、加工工数が大幅に削減される。
【0022】
上記した実施形態は、異なる刃具(正面フライスT1 とドリルT2 )を使用して、成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する場合である。しかし、同一の刃具を使用して加工することも可能である。次に、ガンドリルT3 を使用して、肉厚の成形型D2 に貫通孔を形成する場合について説明する。図7に示されるように、一対の横中ぐり装置A1,A2 の主軸4には、それぞれ同径のガンドリルT3 が装着されている。成形型D2 に対する各ガンドリルT3 の軸心は、横中ぐりマシニングセンタMCの機能により、同一直線上に配置されるように高精度に位置決めされている。最初に、一方側のガンドリルT3 により、成形型D2 の途中まで孔が加工される。次に、他方側のガンドリルT3 により、反対側から同径の孔が加工される。これにより、成形型D2 に貫通孔が形成される。このように、成形型D2 の両面からガンドリルT3 による孔加工を行うことにより、厚肉の成形型D2 に対して、段取り替えをすることなく、高精度な貫通孔を形成することができる。また、ガンドリルT3 も短いもので済む。なお、図7において、41は、ガンドリル加工のための下孔である。
【0023】
次に、ワークテーブル32を回転させて、傾斜部42を有する成形型D3 を加工する場合について説明する。図8に示されるように、駆動モータ29(図4参照)を作動させ、前記成形型D3 における傾斜部42の傾斜角度に対応する分だけ、ワークテーブル32を回動させる。一対の横中ぐり装置A1,A2 の各主軸4に装着されたエンドミルT4 を対応する傾斜部42に当てがい、前記傾斜部42の形成方向に移動させる。成形型D3 における両側の傾斜部42の傾斜角度が同一であれば、各傾斜部42を同時に加工することも可能である。
【0024】
また、成形型D1 の正面部1aのみを加工する場合であっても、一対の横中ぐり装置A1,A2 を交互に使用することにより、加工時間の短縮をすることができる。即ち、図5及び図6に示されるように、最初に一方側の横中ぐり装置A1 で、成形型D1 の正面部1aのフライス加工を行う。このフライス加工が終了したら、ワークテーブル32を半回転させ、他方側の横中ぐり装置A2 で、成形型D1 の正面部1aに孔あけ加工を行う。他方側の横中ぐり装置A2 の主軸4には、予め、ドリルT2 が装着されている。このため、ワークテーブル32を半回転させて、そのまま孔あけ加工を行うことができる。そして、他方側の横中ぐり装置A2 によって孔あけ加工が行われている間に、一方側の横中ぐり装置A1 の刃具を交換する。他方側の横中ぐり装置A2 による孔あけ加工が終了したら、再びワークテーブル32を半回転させ、一方側の横中ぐり装置A1 によって、別の加工を行う。上記した結果、いずれかの横中ぐり装置A1,A2 が加工を行っている間に、刃具の交換を済ませておくことができ、刃具の交換に要する時間がほとんど不要となるため、全体の加工時間を大幅に短縮することができる。
【0025】
また、本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、ワークテーブル装置WがX軸方向に沿って移動可能である。このため、一対の横中ぐり装置A1,A2 とワークテーブル装置Wを、反対方向に相互に移動させることにより、各横中ぐり装置A1,A2 を、ワークテーブル装置Wよりも前方部分又は後方の部分に配置させることができる。これにより、加工面が大きな成形型D1 〜D3 であっても、その全面に対して加工を行うことができる。また、成形型D1 〜D3 の側面部の加工も、問題なく行うことができる。
【0026】
上記した加工を行うに際して、ワークテーブル32に設置された成形型D1 〜D3 の直角度や平行度等を、常にセンサ(図示せず)によって監視することが望ましい。例えば、成形型D1 〜D3 の面加工を行っているときに、何らかの原因で該成形型D1 〜D3 が僅かに傾いたときには、センサがその傾きを検知して、ワークテーブル32を、成形型D1 〜D3 の傾き方向と逆方向に、その傾き分だけ回動させる。これにより、成形型D1 〜D3 は常に、一対の横中ぐり装置A1,A2 に対して、直角度や平行度等を維持させた状態で配置されるため、その加工精度が良好である。
【0027】
本実施形態のワークテーブル装置Wにおける成形型D1 〜D3 の押圧手段は、3基の油圧シリンダ35,36である。しかし、これ以外の押圧手段、例えば、押圧ねじを駆動モータで低速回転させながら押し付ける形態のものであっても構わない。
【0028】
本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCは、一対の横中ぐり装置A1,A2 に取付けられた各刃具が、直交する3軸方向に沿って移動すると共に、ワークテーブル装置Wに設置された成形型D1 〜D3 が、水平面内での回転移動と水平移動を行う形態である。即ち、8軸を有する形態である。このため、それらのうちの5軸を同時に制御しながら加工を行うことにより、複雑な曲面形状を有する成形型D1 〜D3 にも対応できる。しかし、ワークテーブル装置Wを挟んで、その両側に一対の横中ぐり装置A1,A2 が対向して配設されているのであれば、可動軸の数は、8本より少なくても構わない。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る横中ぐりマシニングセンタは、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタにおいて、前記ワークテーブル装置を挟んでその両側に一対の横中ぐり装置を対向して配設したことを特徴としている。このため、一対の横中ぐり装置により、被加工物の両面を同時に加工することができ、加工時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCの一部を破断した正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】ワークテーブル装置Wの側面断面図である。
【図5】成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する状態の平面図である。
【図6】図5の状態の斜視図である。
【図7】成形型D2 に貫通孔を加工する状態の作用説明図である。
【図8】成形型D3 の傾斜部42を加工する状態の作用説明図である。
【図9】従来の横中ぐりマシニングセンタMC’の正面図である。
【符号の説明】
A1,A2 :横中ぐり装置
D1 〜D3 :成形型(被加工物)
MC:横中ぐりマシニングセンタ
T1 :正面フライス(刃具)
T2 :ドリル(刃具)
T3 :ガンドリル(刃具)
T4 :エンドミル(刃具)
W:ワークテーブル装置
1c:上面部
1d:下面部
2:ベース
33:クランプブラケット
33c:上梁部
35:主油圧シリンダ(押圧手段)
36:副油圧シリンダ(押圧手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、成形型D’のような方形厚板状の被加工物を、従来の横中ぐりマシニングセンタMC’で加工する場合について説明する。図9に示されるように、ワークテーブル装置W’を構成するワークテーブル51にワーク取付台52を立設させ、該ワーク取付台52に成形型D’を取付ける。このとき、成形型D’の背面部をワーク取付台52に密着させ、加工が施される正面部を、横中ぐりマシニングセンタMC’に取付けられた刃具53と相対向させた状態で縦配置する。この状態で、成形型D’の正面部の加工が行われる。
【0003】
前記成形型D’は、ワーク取付台52に密着状態で取付けられるため、その背面部を前加工しておく必要がある。また、前記成形型D’の周壁面部も、横中ぐりマシニングセンタMC’による加工の基準面となるため、前加工しておく必要がある。このため、前記成形型D’の前加工に多くの工数がかかっている。また、当然のことながら、この状態で成形型D’の背面部を加工することは不可能である。成形型D’の背面部を加工する場合には、該成形型D’をワーク取付台52から取り外して、反対向きに取付ける必要がある。このため、成形型D’の段取り替えに多くの工数がかかっている。更に、従来の横中ぐりマシニングセンタMC’では、刃具53を交換するための時間も必要である。
【0004】
上記した不具合を防止するため、複数本の主軸ヘッドを設けたマシニングセンタの特許出願がなされている(特許文献1参照)。しかし、このマシニングセンタであっても、被加工物の2面を同時に加工することは不可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−233328号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、横中ぐりマシニングセンタによる被加工物の加工が、効率的に行われるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタにおいて、前記ワークテーブル装置を挟んでその両側に一対の横中ぐり装置を対向して配設したことを特徴としている。
【0008】
この発明では、ワークテーブル装置の両側に、一対の横中ぐり装置が配設されている。このため、被加工物の両面を同時に加工することができ、被加工物の加工に要する時間を大幅に短縮することができる。また、被加工物の段取り回数も少なくなり、加工効率が良好である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提として、前記一対の横中ぐり装置に取付けられた各刃具は、直交する3軸方向に沿って、それぞれ独立して移動可能であり、前記ワークテーブル装置は、水平面内で回動可能であると共に、前記刃具の繰り出し方向と直交する方向に沿って水平移動可能であることを特徴としている。この発明では、いずれかの横中ぐり装置における刃具の移動と、ワークテーブル装置の移動とを同時に制御しながら加工することができるため、被加工物に曲面等の複雑形状の加工をすることができる。また、一方側の横中ぐり装置が被加工物の1面を加工している間に、他方側の横中ぐり装置の刃具を交換し、一方側の横中ぐり装置による加工が終了した後、ワークテーブル装置を半回転させ、そのまま他方側の横中ぐり装置で加工を連続して行うことができる。このため、刃具の交換に要する時間を少なくできる。更に、ワークテーブル装置と一対の横中ぐり装置を、それぞれ反対方向に水平移動させることにより、被加工物の加工面積が大きくても、加工を行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明を前提として、前記ワークテーブル装置の上部には、門形のクランプブラケットが設けられていて、前記被加工物は、ワークテーブル装置に載置される下面部と、該下面部に平行な上面部とを有していて、前記クランプブラケットの上梁部には、被加工物の上面部を上方から押圧するための押圧手段が取付けられていることを特徴としている。この発明では、ワークテーブル装置に載置された被加工物は、その上面部が押圧手段によって押圧された状態で保持される。このため、被加工物の正面部と背面部だけでなく、両側壁面部の加工もできる。この結果、被加工物の段取り替えが少なくなり、加工効率が大幅に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態をあげて、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCの一部を破断した正面図、図2は同じく平面図、図3は同じく側面断面図、図4はワークテーブル装置Wの側面断面図である。本実施形態では、被加工物が方形厚板状の成形型D1 であり、その正面部1aと背面部1bとを加工する場合について説明する。図1ないし図3に示されるように、本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCは、成形型D1 が載置されるワークテーブル装置Wと、該ワークテーブル装置Wを挟んでその両側に対向して配設された一対の横中ぐり装置A1,A2 とから構成されている。上記したワークテーブル装置Wと一対の横中ぐり装置A1,A2 は共に、ベース2の上面に配設されている。
【0012】
最初に、一対の横中ぐり装置A1,A2 について説明する。一対の横中ぐり装置A1,A2 の構成は、対称形状になっていることを除いてまったく同一であるため、ここでは、正面視におけるワークテーブル装置Wの左側に配設された横中ぐり装置A2 についてのみ説明する。図1ないし図3に示されるように、前記ベース2の上面部には、ボールねじ装置B1 (後述)が取付けられている。そして、該ボールねじ装置B1 に前記横中ぐり装置A2 を構成するコラム3が、ベース2の奥行方向(X軸方向)に沿って水平移動可能に取付けられている。また、前記コラム3には、ボールねじ装置B1 とほぼ同一構成のボールねじ装置B2 が高さ方向(Y軸方向)に沿って取付けられていて、該ボールねじ装置B2 により、主軸ヘッドHが昇降される。前記主軸ヘッドHには、各種の刃具を装着するための主軸4が装着されていて、該主軸4は図示しない手段により、X軸と直交する水平方向(Z軸方向)に沿って進退可能である。本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、正面視における右側の横中ぐり装置A1 の主軸4に装着された刃具は正面フライスT1 であり、同じく左側の横中ぐり装置A2 の主軸4に装着された刃具はドリルT2 である。
【0013】
ボールねじ装置B1 について説明する。図1及び図2に示されるように、ベース2における幅方向の両端部の上面部には、X軸方向に沿って一対のガイドレール5が敷設されている。各ガイドレール5には、それぞれ2個のガイド体6が装着されていて、各ガイド体6は、横中ぐり装置A2 を構成するコラム3の底面部に取付けられている。また、前記一対のガイドレール5の間には、X軸方向に沿ってボールねじ7が配設されている。このボールねじ7は、コラム3の底面部に取付けられた雌ねじブロック8に螺合されている。そして、前記ボールねじ7における長手方向の両端部は、各支持板9に支持されていると共に、その奥側の端部は、前記支持板9から突出していて、カップリング11を介して駆動モータ12のモータ軸(図示せず)に連結されている。この駆動モータ12を作動させ、そのモータ軸を所定方向に回転させると、ボールねじ7が回転し、それに伴ってコラム3が、一対のガイドレール5にガイドされながらX軸方向に沿って水平移動される。
【0014】
図3に示されるように、前記コラム3は、側面視において略「ユ」の字状である。そして、その内側の正面壁部には、高さ方向(Y軸方向)に沿ってボールねじ装置B2 が取付けられている。即ち、図1に示されるように、コラム3の正面壁部における幅方向の両端部には、一対のガイドレール13が高さ方向に沿って敷設されていると共に、それらの間には、ボールねじ14が取付けられている。前記ボールねじ14の上端部は、駆動モータ15と連結されている。このボールねじ14は、主軸ヘッドHにおける主軸4の繰出しに支障を生じないように、コラム3の前端部に取付けられている。前記駆動モータ15を作動させることにより、主軸ヘッドHが昇降される。
【0015】
次に、ワークテーブル装置Wについて説明する。図1ないし図3に示されるように、ベース2における幅方向の中央部は、一対のボールねじ装置B1 が配設されている部分よりも低くなっていて、当該部分にワークテーブル装置取付面部2aが形成されている。そして、前記ワークテーブル装置取付面部2aに、前述したボールねじ装置B1 とほぼ同一構成のボールねじ装置B3 が取付けられている。即ち、前記ワークテーブル装置取付面部2aの幅方向の両端部に敷設された一対のガイドレール16には、それぞれ2個のガイド体17が装着されていて、各ガイド体17は、ワークテーブル装置Wを構成するテーブルベース18の底面部に取付けられている。また、前記一対のガイドレール16の間は、更に低くなっていて、当該部分に、X軸方向に沿ってボールねじ19が配設されている。このボールねじ19は、テーブルベース18の底面部に取付けられた雌ねじブロック21に螺合されている。そして、前記ボールねじ19における長手方向の両端部は、各支持板22に支持されていると共に、その奥側の端部は、前記支持板22から突出していて、カップリング23を介して駆動モータ24のモータ軸(図示せず)に連結されている。この駆動モータ24を作動させ、そのモータ軸を所定方向に回転させると、ボールねじ19が回転し、それに伴ってテーブルベース18が一対のガイドレール16にガイドされ、X軸方向に沿って水平移動される。
【0016】
図4に示されるように、テーブルベース18には、回転可能にしてロータリーテーブル25が支承されている。ロータリーテーブル25を回転させるための手段について説明する。テーブルベース18におけるロータリーテーブル25の直下の部分には、空間部26が設けられていて、該空間部26の入口部に軸受27が取付けられている。ロータリーテーブル25の底面部には、支持軸部25aが下方に延設されていて、該支持軸部25aは、前記軸受27に挿通されている。このため、前記ロータリーテーブル25は、前記軸受27に支持されて回転可能である。そして、前記支持軸部25aの下端部には、ウォームホイール28が装着されている。また、前記空間部26の側方部分には、駆動モータ29が配設されていて、そのモータ軸29aにウォーム歯車31が装着されている。このウォーム歯車31は、前記ウォームホイール28に噛合されている。このため、駆動モータ29を作動させると、ウォームホイール28を介してロータリーテーブル25が低速で回転される。そして、前記駆動モータ29におけるモータ軸29aの回転量を制御することにより、前記ロータリーテーブル25を任意の角度だけ回動させることができる。
【0017】
図2及び図4に示されるように、前記ロータリーテーブル25には、平面視において方形状のワークテーブル32が設置されている。ワークテーブル32の上面部には、縦横に所定間隔をおいて断面T字状の溝部32aが設けられている。これらの溝部32aには、成形型D1 を固定するための固定具(図示せず)が装着される。また、前記ロータリーテーブル25には、門形のクランプブラケット33が取付けられている。このクランプブラケット33を構成する前後の支柱部33a,33b のうち、後側の支柱部33bは、図示しない手段により、ロータリーテーブル25に対して回動可能に取付けられている。このため、前側の支柱部33aをロータリーテーブル25に固定する締付ボルト(図示せず)を取り外すと、後側の支柱部33aのほぼ中心位置34を回動中心として、クランプブラケット33全体を、水平面内で回動させることができる。図2において、クランプブラケット33を回動させた状態を、二点鎖線で示す。これにより、平面視におけるワークテーブル32の設置面が広くなり、成形型D1 を載置させる作業が容易である。
【0018】
前記クランプブラケット33における上梁部33cには、3基の油圧シリンダ(1基の主油圧シリンダ35と2基の副油圧シリンダ36)が、それらのロッド35a,36a を高さ方向に沿わせて、一列状態で取付けられている。前記主油圧シリンダ35のロッド35aの軸心は、クランプブラケット33がワークテーブル32に取付けられた状態で、該ワークテーブル32の平面視におけるほぼ中心位置に向けられている。ワークテーブル32に載置された成形型D1 は、その上面部1cが、各油圧シリンダ35,36のロッド35a,36a により、強固に押圧されることによって保持される。なお、図4において、37は、成形型D1 をワークテーブル32から少し持ち上げた状態で設置するためのブロック板である。
【0019】
図3に示されるように、各横中ぐり装置A1,A2 を構成するコラム3の後部(背面部)には、複数本(本実施形態の場合、6本)の刃具を収納するためのマガジン部38が設けられている。また、ベース2における幅方向のほぼ中央部の後部には、自動刃具交換装置Cが配設されている。この自動刃具交換装置Cには、各横中ぐり装置A1,A2 のマガジン部38に収容されている特定の刃具(次の加工工程で使用される刃具)を取り出すと共に、該刃具を主軸4に装着させるための交換アーム(図示せず)が設けられている。成形型D1 に対する特定の加工が終了すると、各横中ぐり装置A1,A2 は、いったんX軸方向に沿って後退し、自動刃具交換装置Cの近傍に配置される。そして、自動刃具交換装置Cにより、主軸4に装着されていた刃具が、特定の刃具と自動で交換される。このとき、それまで主軸4に装着されていた刃具は、各横中ぐり装置A1,A2 のマガジン部38に収納される。なお、図1において、39は、操作盤である。
【0020】
本発明の実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCの作用について説明する。図1に示されるように、ワークテーブル装置Wを構成するワークテーブル32に、ブロック板37を介して、方形厚板状の成形型D1 が載置される。この成形型D1 は、ワークテーブル32に縦配置されるため、その周壁面部のうち、上面部1cと下面部1dのみが前加工される。従来の横中ぐりマシニングセンタMC’の場合、成形型D1 におけるすべての周壁面部のみならず、正面部1aと背面部1bをも前加工する必要があり、多くの工数がかかっていたが、本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、上面部1cと下面部1dの前加工だけで済むため、その工数が少なくて済む。また、この成形型D1 がワークテーブル32に載置されるとき、クランプブラケット33が回動され、その取付位置がずらされる。このため、平面視におけるワークテーブル32の設置面が広くなり、成形型D1 の載置が容易になる。成形型D1 がワークテーブル32に載置されると、クランプブラケット33が原位置に戻される。そして、各油圧シリンダ35,36が作動され、それらのロッド35a,36a が下降される。これにより、成形型D1 は強固に押圧されて、ワークテーブル32に保持される。
【0021】
次に、図2に示されるように、各ボールねじ装置B1,B2 を作動させる。そして、一対の横中ぐり装置A1,A2 とワークテーブル装置Wを相互移動させて、各横中ぐり装置A1,A2 の主軸4に装着された刃具を、成形型D1 に相対向させる。前記各主軸4には、それぞれ正面フライスT1 とドリルT2 が装着されている。これにより、図5及び図6に示されるように、成形型D1 の正面部1aにフライス加工が施されると同時に、その背面部1bに孔あけ加工が施される。従来の横中ぐりマシニングセンタMCでは、成形型D1 の正面部1aのみ加工が可能であり、背面部1bを加工するためには、成形型D1 の段取り替えをしなければならず、この段取り替えに多くの工数を要していた。しかし、本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCでは、成形型D1 における正面部1aと背面部1bとを同時に加工することができるため、その段取り替えが不要であり、加工工数が大幅に削減される。
【0022】
上記した実施形態は、異なる刃具(正面フライスT1 とドリルT2 )を使用して、成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する場合である。しかし、同一の刃具を使用して加工することも可能である。次に、ガンドリルT3 を使用して、肉厚の成形型D2 に貫通孔を形成する場合について説明する。図7に示されるように、一対の横中ぐり装置A1,A2 の主軸4には、それぞれ同径のガンドリルT3 が装着されている。成形型D2 に対する各ガンドリルT3 の軸心は、横中ぐりマシニングセンタMCの機能により、同一直線上に配置されるように高精度に位置決めされている。最初に、一方側のガンドリルT3 により、成形型D2 の途中まで孔が加工される。次に、他方側のガンドリルT3 により、反対側から同径の孔が加工される。これにより、成形型D2 に貫通孔が形成される。このように、成形型D2 の両面からガンドリルT3 による孔加工を行うことにより、厚肉の成形型D2 に対して、段取り替えをすることなく、高精度な貫通孔を形成することができる。また、ガンドリルT3 も短いもので済む。なお、図7において、41は、ガンドリル加工のための下孔である。
【0023】
次に、ワークテーブル32を回転させて、傾斜部42を有する成形型D3 を加工する場合について説明する。図8に示されるように、駆動モータ29(図4参照)を作動させ、前記成形型D3 における傾斜部42の傾斜角度に対応する分だけ、ワークテーブル32を回動させる。一対の横中ぐり装置A1,A2 の各主軸4に装着されたエンドミルT4 を対応する傾斜部42に当てがい、前記傾斜部42の形成方向に移動させる。成形型D3 における両側の傾斜部42の傾斜角度が同一であれば、各傾斜部42を同時に加工することも可能である。
【0024】
また、成形型D1 の正面部1aのみを加工する場合であっても、一対の横中ぐり装置A1,A2 を交互に使用することにより、加工時間の短縮をすることができる。即ち、図5及び図6に示されるように、最初に一方側の横中ぐり装置A1 で、成形型D1 の正面部1aのフライス加工を行う。このフライス加工が終了したら、ワークテーブル32を半回転させ、他方側の横中ぐり装置A2 で、成形型D1 の正面部1aに孔あけ加工を行う。他方側の横中ぐり装置A2 の主軸4には、予め、ドリルT2 が装着されている。このため、ワークテーブル32を半回転させて、そのまま孔あけ加工を行うことができる。そして、他方側の横中ぐり装置A2 によって孔あけ加工が行われている間に、一方側の横中ぐり装置A1 の刃具を交換する。他方側の横中ぐり装置A2 による孔あけ加工が終了したら、再びワークテーブル32を半回転させ、一方側の横中ぐり装置A1 によって、別の加工を行う。上記した結果、いずれかの横中ぐり装置A1,A2 が加工を行っている間に、刃具の交換を済ませておくことができ、刃具の交換に要する時間がほとんど不要となるため、全体の加工時間を大幅に短縮することができる。
【0025】
また、本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCでは、ワークテーブル装置WがX軸方向に沿って移動可能である。このため、一対の横中ぐり装置A1,A2 とワークテーブル装置Wを、反対方向に相互に移動させることにより、各横中ぐり装置A1,A2 を、ワークテーブル装置Wよりも前方部分又は後方の部分に配置させることができる。これにより、加工面が大きな成形型D1 〜D3 であっても、その全面に対して加工を行うことができる。また、成形型D1 〜D3 の側面部の加工も、問題なく行うことができる。
【0026】
上記した加工を行うに際して、ワークテーブル32に設置された成形型D1 〜D3 の直角度や平行度等を、常にセンサ(図示せず)によって監視することが望ましい。例えば、成形型D1 〜D3 の面加工を行っているときに、何らかの原因で該成形型D1 〜D3 が僅かに傾いたときには、センサがその傾きを検知して、ワークテーブル32を、成形型D1 〜D3 の傾き方向と逆方向に、その傾き分だけ回動させる。これにより、成形型D1 〜D3 は常に、一対の横中ぐり装置A1,A2 に対して、直角度や平行度等を維持させた状態で配置されるため、その加工精度が良好である。
【0027】
本実施形態のワークテーブル装置Wにおける成形型D1 〜D3 の押圧手段は、3基の油圧シリンダ35,36である。しかし、これ以外の押圧手段、例えば、押圧ねじを駆動モータで低速回転させながら押し付ける形態のものであっても構わない。
【0028】
本実施形態の横中ぐりマシニングセンタMCは、一対の横中ぐり装置A1,A2 に取付けられた各刃具が、直交する3軸方向に沿って移動すると共に、ワークテーブル装置Wに設置された成形型D1 〜D3 が、水平面内での回転移動と水平移動を行う形態である。即ち、8軸を有する形態である。このため、それらのうちの5軸を同時に制御しながら加工を行うことにより、複雑な曲面形状を有する成形型D1 〜D3 にも対応できる。しかし、ワークテーブル装置Wを挟んで、その両側に一対の横中ぐり装置A1,A2 が対向して配設されているのであれば、可動軸の数は、8本より少なくても構わない。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る横中ぐりマシニングセンタは、ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタにおいて、前記ワークテーブル装置を挟んでその両側に一対の横中ぐり装置を対向して配設したことを特徴としている。このため、一対の横中ぐり装置により、被加工物の両面を同時に加工することができ、加工時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横中ぐりマシニングセンタMCの一部を破断した正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】ワークテーブル装置Wの側面断面図である。
【図5】成形型D1 の正面部1aと背面部1bを同時に加工する状態の平面図である。
【図6】図5の状態の斜視図である。
【図7】成形型D2 に貫通孔を加工する状態の作用説明図である。
【図8】成形型D3 の傾斜部42を加工する状態の作用説明図である。
【図9】従来の横中ぐりマシニングセンタMC’の正面図である。
【符号の説明】
A1,A2 :横中ぐり装置
D1 〜D3 :成形型(被加工物)
MC:横中ぐりマシニングセンタ
T1 :正面フライス(刃具)
T2 :ドリル(刃具)
T3 :ガンドリル(刃具)
T4 :エンドミル(刃具)
W:ワークテーブル装置
1c:上面部
1d:下面部
2:ベース
33:クランプブラケット
33c:上梁部
35:主油圧シリンダ(押圧手段)
36:副油圧シリンダ(押圧手段)
Claims (3)
- ワークテーブル装置と、該ワークテーブル装置の側方に配置される横中ぐり装置とを備え、前記ワークテーブル装置に載置された被加工物を、前記横中ぐり装置に取付けられた刃具によって横方向から加工する構成の横中ぐりマシニングセンタにおいて、
前記ワークテーブル装置を挟んでその両側に一対の横中ぐり装置を対向して配設したことを特徴とする横中ぐりマシニングセンタ。 - 前記一対の横中ぐり装置に取付けられた各刃具は、直交する3軸方向に沿って、それぞれ独立して移動可能であり、
前記ワークテーブル装置は、水平面内で回動可能であると共に、前記刃具の繰り出し方向と直交する方向に沿って水平移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の横中ぐりマシニングセンタ。 - 前記ワークテーブル装置の上部には、門形のクランプブラケットが設けられていて、
前記被加工物は、ワークテーブル装置に載置される下面部と、該下面部に平行な上面部とを有していて、
前記クランプブラケットの上梁部には、被加工物の上面部を上方から押圧するための押圧手段が取付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の横中ぐりマシニングセンタ。
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