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JP2004244655A - 耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板及びその製造方法 - Google Patents

耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板及びその製造方法 Download PDF

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JP2004244655A JP2003033095A JP2003033095A JP2004244655A JP 2004244655 A JP2004244655 A JP 2004244655A JP 2003033095 A JP2003033095 A JP 2003033095A JP 2003033095 A JP2003033095 A JP 2003033095A JP 2004244655 A JP2004244655 A JP 2004244655A
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steel
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Jun Maki
純 真木
Teruaki Isaki
輝明 伊崎
Shinichi Yamaguchi
伸一 山口
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Nippon Steel Corp
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Abstract

【課題】本発明は、極めて高い耐食性を有する溶融Al系めっき鋼板、及びこの鋼板を安定的に製造する方法を提供する。
【解決手段】質量%、Cr:3%以上を含有する鋼の表面に、Mg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるAl系めっき層を有し、前記した鋼とAl系めっき層の界面にAl−Fe−Cr系合金層を有し、合金層中にCr:0.1%以上を含有することを特徴とする耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板。更にSi等の元素を含有すること、鋼中に他の元素を含有することも可能である。
【効果】本発明はCr鋼へのAlめっきを容易にし、その用途を広めるものである。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根壁等の金属建材、家庭用、産業用電気器具、自動車の排気系部材、燃料タンク材等に使用される耐食性に優れた表面処理鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶融Alめっき鋼板は、高い耐食性と耐熱性、美しい外観等から、自動車部品、建材、家電部品等に広範に使用されている。近年の自動車排気系部材の耐食性向上要求に対応するため、めっき原板にCrを含有する鋼板、あるいはステンレス鋼にAlめっきを施し、高い耐食性を持たせたものが多数開発されている〔特開昭61−231152号公報(特許文献1)、特開平3−277761号公報(特許文献2等)〕。めっき原板としてCr含有鋼あるいはステンレス鋼を使用すると、耐食性は向上するが、原料コスト、製造コストが増大してしまう。特にAlめっき工程においてめっきが困難なために種々の製造方法が工夫され、Fe,Ni等のプレめっきを施す技術〔特開平1−28341号公報(特許文献3)〕、焼鈍炉内の水素濃度を上昇する技術〔特開平7−286252号公報(特許文献4)〕、CGLの操業条件を適正化する技術〔特開平5−311380号公報(特許文献5)〕等がこれまで開発されてきた。
【0003】
【引用文献】
(1)特許文献1(特開昭61−231152号公報)
(2)特許文献2(特開平3−277761号公報)
(3)特許文献3(特開平1−28341号公報)
(4)特許文献4(特開平7−286252号公報)
(5)特許文献5(特開平5−311380号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの技術を使用することでステンレス鋼のAlめっきは可能となったが、前記した技術には以下のような課題があった。すなわち、プレめっき法は通常の製造方法よりはコストが掛かり、かつFe系めっきはスラッジが出やすいという問題が、Ni系めっきはAlめっきの耐食性が低下するという問題があった。また、焼鈍炉内の雰囲気制御において、水素濃度を高くするため水素起因の割れが起こりやすくなるという欠点があった。更には操業条件によるめっき制御方法においては、許容される操業範囲が狭くなり幅方向の均一性に欠ける点、具体的にはエッジ部のめっき密着性が不十分となる場合がある点に課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した課題を回避するための方法を提供するものである。本発明者らはCrを含有する鋼板をAlめっきした際の外観に及ぼす因子を慎重に検討した結果、以下の知見を得た。通常の溶融めっきは前工程に焼鈍炉を有し、ここで鋼板表面に生成したCr系酸化皮膜がAlめっき浴内でのAlと鋼板の反応を妨げてめっき外観、めっき密着性の低下を誘発する。ところが焼鈍炉内の雰囲気を水素濃度30%以下とし、かつAlめっき浴へMg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%添加し、更にめっき浴温をある範囲とすることでCr含有鋼へのめっきは幅方向にわたって安定して良好になる。
【0006】
これは幾つかの効果が複合されているが、焼鈍炉内の水素濃度は鋼板の酸化状態を決定し、水素濃度が高いとよりCr単独の酸化皮膜が生成しやすくなる。これに対して水素濃度を低くすることで、CrとFeあるいはMnの複合酸化皮膜となりやすくなる。また鋼成分、条件によっては内部酸化となり、こうなるとめっき浴内のAlと鋼板との反応を妨げにくくなる。一方、Alめっき浴へMg,Ca,Li等の酸素との親和性の強い元素を添加することで、鋼板表面に生成した酸化皮膜を還元してAlめっきとの反応を進行させる。
【0007】
しかし、このとき焼鈍炉中でCr単独の酸化皮膜が生成していると、浴中元素による還元効果が弱く、不十分な結果しか得られなくなる。当然浴中のこれら元素の濃度を上げるとより効果を奏するが、その一方でMg,Ca,Li等の元素は浴面で酸化しやすく、多量の添加はドロスの増大、Alめっき外観の悪化(皺の発生)を招く。浴温はAlめっき浴と鋼板との反応性、浴面におけるMg等添加元素の酸化の双方へ影響し、浴温が低すぎるとAlめっき浴と鋼板の反応が不十分で、浴温が高すぎると浴面の酸化が激しくなるためどちらも好ましくない。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明を詳細に説明する。
まず、鋼成分の限定理由を説明する。本発明は耐食性に優れたCr含有鋼板のAlめっきを提供するものであり、Crを3%以上含有する鋼を対象とする。上限は特に設けないが、30%を超す添加は効果が飽和し、かつコスト、製造性の観点から好ましくない。通常鋼にはSi,Mn,P,S,N,Al,Ti,Nb等の元素が含有されていることが多い。中でも耐食性という観点ではMo:3%以下、Ni:20%以下、Mn:3%以下、Cu:1%以下を含有することでより安定した耐食性が得られるため、添加することが望ましい。これら元素の下限は設けないが、効果を奏するためには0.1%以上の添加が望ましい。他の成分は特に限定しないが、TiはCをTiCとして固定して耐食性に有害なクロムのカーバイドの生成を抑制するため、添加が望ましい。
【0009】
次にめっき層の組成であるが、ベースはAlとし、これにSiを添加しても構わない。このときSiは鋼板とめっき層の界面に生成する金属間化合物層(通常合金層と称する)の成長を抑制して鋼板の加工性を向上させるのに効果が大きい。しかし、鋼中のCr量が多いと、鋼中Cr自体が合金層の成長抑制効果を有するため、Crを10%以上含有する鋼を使用する時はSiの添加は必要ない。また加工性を要求されない用途に対して使用する際もSiの添加は必要ない。
【0010】
鋼中Cr量が10%未満で、かつ加工性が要求される場合にはSiを添加することが可能で、その作用を得るには0.5%以上必要で、過剰の添加は凝固時に粗大なSi初晶を形成して耐食性、加工性を阻害するため15%を上限とする。これに加えてめっき性を改善するためにMg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有するものとする。これらの元素の中で最もAlめっきの外観、密着性に効果が大きいのはMgであり、これを主成分とすることが望ましい。
【0011】
しかし、Mgだけを1%以上添加すると表面酸化が激しくなり、これを抑制するためCa,Liを補助的に添加することが好ましい。めっき層中でMgはAlあるいはSiと結合して金属間化合物となることが多い。MgSi,AlMg等であり、これらの形態として2〜10μmでアスペクト比の小さい塊状、1μm程度の粒状の形態がありうるが本発明においては形態は特に限定しない。
【0012】
めっき層にはその他の元素として、ミッシュメタル,Sn,Be,Ti,Mn,Zr等を添加することも可能である。これらの元素はめっき層の耐食性を更に高める効果を有する。添加量はCa,ミッシュメタル,Be,Ti,Mn,Zrの場合0.3%以下が好ましく、Snは5%以下の添加が好ましい。更にこれら以外に鋼中から拡散するMo,Ni,Mn,Cu,Fe等を含有することも可能である。またZnを20〜50%含有させることも可能である。
【0013】
めっき浴温については、凝固温度以上である事が溶融めっきをするためには必要で、この条件より下限が定められる。具体的にはSiを添加しないAlめっき浴の融点は約660℃、Siを含有するAlめっき浴の融点はSi濃度にもよるが610℃前後まで融点が下がりうるため、この温度を浴温の下限とし、一方、前述したように浴温が高すぎるとMg,Ca,Li等に起因する表面皺模様が発生しやすくなり、かつAlめっきと鋼板界面の合金層が厚く成長してしまうため上限の浴温を700℃程度に限定する。
【0014】
このような方法でCr含有鋼にAl系めっきを行い、界面の合金層中にCrが含有させてより優れた耐食性を得るこができる。このときの合金層中のCr量を0.1%以上にすることで効果を発揮する。合金層中のCr量は浴温の影響が大きく、浴温を610℃以上とすることで0.1%以上のCrが安定的に得られる。Alめっき後の表面にクロメート、樹脂被覆、リン酸塩系無機皮膜等の後処理皮膜を設けることも本発明の趣旨を損なうものではない。これら皮膜は、初期防錆、加工性、溶接性等を向上させる効果を有する。本発明のめっき付着量は両面60〜250g/m 程度が可能であり、通常のAl系めっきと同様である。
通常、55%Al−Zn−Siめっき鋼板はガルバリュームと呼ばれ、独特のスパングル外観を有することが知られている。本発明のZnを20〜50%添加した鋼板も同様のスパングル外観を呈する。めっき後の冷却速度等を利用してスパングル系を小さくするような処理を施すことも可能である。
【0015】
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
【実施例】
(実施例1)
表1に示す成分の鋼を通常の転炉−真空脱ガス処理により溶製し、鋼片とした後、通常の条件で熱間圧延、酸洗、冷間圧延を行い、板厚0.8mmの冷延鋼板を得た。これらの鋼板にNOF−RFタイプの溶融めっきラインでAl−Siめっきを施した。めっき付着量は両面120g/m とした。無酸化炉、還元炉等の操業条件、めっき浴組成等を変化させて、めっき外観、密着性を以下に示す方法で評価した。これらの関係を表2に示す。但し、表2の浴組成には記載していないが、鋼板、浴中機器に由来するFeが1〜3%更に含有されていた。
【0016】
【表1】
Figure 2004244655
【0017】
(1)めっき外観
100×100mmの試料を剪断し、その両面を観察してめっきの欠陥(通常不めっきと呼ばれる)の個数と大きさを計測し、不めっき面積率を算出した。
〔評価基準〕
○:不めっき面積率0.1%以下
△:不めっき面積率0.5%以下
×:不めっき面積率0.5%超
【0018】
(2)めっき密着性
30×100mmの試料を1t曲げして、伸ばした後、再度逆方向に1t曲げしてめっき層の剥離状況を判定した。
〔評価基準〕
○:剥離無し
△:点状剥離あり
×:箔状剥離あり
【0019】
【表2】
Figure 2004244655
【0020】
表2のNo.1〜7と13,14との対比に示されるようにMg,Ca,Liを添加することで、めっき外観、密着性が顕著に向上する効果が認められる。しかし、Mgを2%程度添加すると、表面にMgの酸化に起因する皺状の模様が発生しやすく、これを回避するにはCaの複合添加が有効である(No.4)。Mg濃度を更に増大させるとやはり皺が出やすい傾向にある。No.9のように還元炉内の水素濃度を上げすぎると、めっき外観、密着性が低下する傾向にあり、好ましくない。また、No.10のように浴温が620℃と低い時にはドロスが鋼板に付着しやすく、これも好ましくない。浴温をあげたとき(No.6)もやはりMg等の元素に起因する皺が出やすくなる。
【0021】
(実施例2)
表3に示す成分の鋼を通常の転炉−真空脱ガス処理により溶製し、鋼片とした後、通常の条件で熱間圧延、酸洗、冷間圧延を行い、板厚0.8mmの冷延鋼板を得た。これらの鋼板にNOF−RFタイプの溶融めっきラインでAl−Siめっきを施した。このときのNOF(無酸化炉)の空気比(供給空気量/完全燃料に必要な空気量)は0.95とし、RF(還元炉)内の水素濃度は17%とした。めっき浴の組成はAl−10%Si−0.8%Mgで、他に鋼板、浴中機器から溶解するFeが約2%検出された。また、浴温は660℃とした。めっき後、ガスワイピング法で付着量を両面120g/m に調節し、冷却した。こうして製造した鋼板の外観、めっき密着性を実施例1と同じ方法で、また、耐食性を下に示す方法で調査した。その結果を表4に示す。
【0022】
【表3】
Figure 2004244655
【0023】
(1)めっき層組成分析方法
寸法50×50mmの試料の両面を3%NaOH+1%AlCl・6HO溶液(質量%)中で電流密度20mA/cm で対極をステンレス鋼(SUS304)として電解剥離した。電位が急に立ち上がったところで電流密度を順次半分に低下させ、最終的に1mA/cm まで低下させ、合金層の電位を示したところで電解を停止した。電解液に不溶の残滓については、鋼板から丁寧に脱脂綿で拭い取り、脱脂綿ごと分析液として採取した。次に、この分析液を濾過し、未溶解残滓は10%塩酸中で溶解させた。濾液と溶解液とをあわせて、定量分析をICP(誘導結合プラズマ発光分光分析法)で行った。なお、鋼板に後処理が施されているときは、Cr,Si等に誤差がでうるため、表面を軽くペーパー研磨した後剥離するとよい。電解剥離はガラス成分の溶解を防ぐため、容器ではなくアクリル樹脂等の容器中で行う必要がある。
【0024】
(2)合金層組成分析方法
めっき鋼板を断面研磨し、EPMAにより定量分析を行う。合金層の厚みは1〜4μm程度であることが多く、この層を5点程度分析してその平均値を算出する。
(2)塩害耐食性
寸法70×150mmの試料に対してJIS Z 2371に準拠した塩水噴霧試験を30日行い、腐食生成物を剥離して腐食原料を測定した。この腐食原料の表示はめっき片面に対しての値である。
〔評価基準〕
◎:腐食減量10g/m 以下
○:腐食減量15g/m 未満
△:腐食減量15〜35g/m
×:腐食減量35g/m
【0025】
【表4】
Figure 2004244655
【0026】
表4のNo.1,2のように鋼素地のCr量が少ない場合には、合金層中のCr量も小さく耐食性は劣位である。しかし、鋼中Cr量が増大するにつれて安定した耐食性を発揮する。めっき外観、めっき密着性はどの試料も良好で、Crが15%以上添加されたNo.6,7の場合でも優れたAlめっき外観が得られた。なお、上記合金層の組成はすべてAl−Fe−Cr系であった。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、耐食性に極めて優れた表面処理鋼板を従来よりも安価に製造することを可能とする。この鋼板は排気系材料、建材、各種熱器具をはじめとして各種用途で使用可能であり、産業への寄与は極めて大きい。

Claims (7)

  1. 質量%で、Cr:3%以上を含有する鋼の表面に、Mg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるAl系めっき層を有し、前記した鋼とAl系めっき層の界面にAl−Fe−Cr系合金層を有し、合金層中にCr:0.1%以上を含有することを特徴とする耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板。
  2. 質量%で、Cr:3%以上を含有する鋼の表面に、Si:0.5〜15%、Mg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなるAl系めっき層を有し、前記した鋼とAl系めっき層の界面にAl−Si−Fe−Cr系合金層を有し、合金層中にCr:0.1%以上を含有することを特徴とする耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板。
  3. 鋼板中に、更にMo:3%以下、Ni:20%以下、Mn:3%、Cu:1%以下の1種または2種以上の元素を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の耐食性に優れたAl系めっき鋼板。
  4. めっき層中に、更にミッシュメタル、Snを5%以下及び/またはBe,Ti,Mn,Zrの1種または2種以上を0.3%以下、及び/またはZn:20〜50%を含有することを特徴とする請求項1〜3に記載の耐食性に優れたAl系めっき鋼板。
  5. 鋼板の最表面に、後処理皮膜を有することを特徴とする請求項1〜4に記載の耐食性に優れたAl系めっき鋼板。
  6. Crを3%以上含有する鋼に溶融Alめっきする際に、Mg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなる浴を使用し、めっき前の焼鈍炉内の水素濃度を30%以下、浴温を660〜720℃としてAlめっきすることを特徴とする耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板の製造方法。
  7. Crを3%以上含有する鋼に溶融Alめっきする際に、Si:0.5〜15%、Mg,Ca,Liの1種または2種以上を合計で0.1〜10%含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなる浴を使用し、めっき前の焼鈍炉内の水素濃度を30%以下、浴温を610〜700℃としてAlめっきすることを特徴とする耐食性に優れた溶融Al系めっき鋼板の製造方法。
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