JP2004176994A - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】据付作業を容易且つ安全に行うことのできる天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】化粧パネル2の四側外周に係合縁2aを夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネル2の係合縁2aに係合する係合溝13aを形成した補助化粧パネル13を設け、天井面に穿設された取付孔が前記化粧パネル2より大きく穿設された際、前記化粧パネル13の両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝13aを前記係合縁2aに係合させて前記化粧パネルに装着させることにより前記化粧パネル2と天井面との間に生じた余剰開口部を覆うようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】化粧パネル2の四側外周に係合縁2aを夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネル2の係合縁2aに係合する係合溝13aを形成した補助化粧パネル13を設け、天井面に穿設された取付孔が前記化粧パネル2より大きく穿設された際、前記化粧パネル13の両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝13aを前記係合縁2aに係合させて前記化粧パネルに装着させることにより前記化粧パネル2と天井面との間に生じた余剰開口部を覆うようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込形空気調和機に関わり、より詳細には、補助化粧パネルの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込形空気調和機は、図5で示すように、下面が開放され複数の吊下ボルトにより天井面内に懸吊された略矩形状の本体1の下面に、化粧パネル2を装着して本体を構成している。前記化粧パネル2の中央部には吸込口4が形成され、同吸込口4には複数の桟を備え、裏面にフィルター5を着脱自在に装着した吸込グリル3が開閉自在に設けられ、また前記化粧パネル2の四側周囲には風向偏向板6aを備えた吹出口6が形成されている。前記吸込口4と前記吹出口6とを結ぶ空気通路には、遠心式ファン7と、前記本体1の上面内壁に固定され前記遠心式ファン7を駆動するファンモータ8と、これらを囲繞するように熱交換器9が設けられている。前記吸込グリル5を介して吸込まれた室内の空気は、前記遠心式ファン7により前記熱交換器9に向かい送出され、同熱交換器9により熱交換されて前記吹出口6から再び室内に送出されるようになっている。(特許文献1参照)
【0003】
上記した天井埋込形空気調和機を据付ける際は、まず天井面30に開口面30aを穿設し、次に前記本体1を吊り上げ吊下ボルトにより天井面内に固定する。前記開口面30aと前記本体1との間に生じる隙間は前記化粧パネル2を天井面30の下面に密着させてこれを覆うようにしている。
【0004】
しかしながら、天井面30の前記開口面30aを大きく開口させないと、据付工事の際の作業性が悪く、また危険を伴うことがあり改善が求められていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−281077号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、据付工事の容易化をはかるため天井面により大きい開口面を穿設しても、据付けることのできる天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、天井面に穿設された取付孔より天井面内に埋め込まれ内部に熱交換器と送風ファンとを収容するとともに下面が開放された本体と、中央部に穿設された吸込口に吸込グリルを開閉自在に備え、その四側周囲に吹出口を形成し前記本体の下面に装着される化粧パネルとからなる天井埋込形空気調和機において、
前記化粧パネルの四側外周に係合縁を夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネルの係合縁に係合する係合溝を形成した複数の補助化粧パネルを設け、
前記取付孔が前記化粧パネルより大きく形成された際、前記補助化粧パネルの両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝を前記係合縁に夫々係合させて前記化粧パネルに装着させることにより、前記化粧パネルと前記取付孔との間に生じた余剰開口部を覆うようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記補助化粧パネルの一側縁に、ネジ挿通孔を穿設し折曲自在なヒンジを設ける一方、他側縁に前記ネジ挿通孔に対応するネジ孔を設け、前記ヒンジのネジ挿通孔にネジを挿通させ隣合う補助化粧パネルのネジ孔に螺合させることにより、補助化粧パネルの両側縁を夫々結合してなる構成となっている。
【0009】
また、前記補助化粧パネルの内周面に、格子状の補強用リブを形成してなる構成となっている。
【0010】
また、前記補助化粧パネルの外縁部にネジ孔を穿設し、前記補助化粧パネルが前記化粧パネルに取付けられた際、前記ネジ孔にネジを挿通させ天井面に螺合させることにより、前記補助化粧パネルを天井面に固定してなる構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による天井埋込形空気調和機を示す断面図であり、図2は要部断面図及び要部斜視図である。
本発明による天井埋込形空気調和機は、従来例でも説明したが図1で示すように、直方体状に形成された本体1の開放された下面に化粧パネル2を装着して本体を構成している。同化粧パネル2の中央部には吸込口4が形成されており、同吸込口4には、複数の横桟を備え裏面に塵埃を吸着させるフィルター5を着脱自在に装着した矩形状の吸込グリル3が一側を支承されて開閉自在に設けられている。また、前記化粧パネル2の四側周囲には、風向偏向板6aを回動自在に備えた吹出口6が形成されている。また、前記本体1は外周面上部に複数設けられた取付金具11と天井面内とに螺着した吊下ボルト12により吊設されている。
【0012】
前記吸込口4と前記吹出口6とを結ぶ空気通路には、前記吸込口4から吸込まれた空気を外周方向に送出する遠心式ファン7と、前記本体1の上面内壁に固着され前記遠心式ファン7を回動駆動するファンモータ8と、並設された多数のフィンと、同フィンに直交するように蛇行状に配設された伝熱管とからなり前記遠心式ファン7を囲繞するように配置されて通過する空気に対し熱交換を行う熱交換器9が配設されている。また同熱交換器9の下部にはこれから滴下する凝縮水を貯留するとともに接続された配管により外部に排出する露受皿10が設けられている。
【0013】
前記本体1の下面に装着された前記化粧パネル2の外周縁には補助化粧パネル13が取付けられている。同補助化粧パネル13は図2(B)の斜視図で示すように、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、内周縁にコ字状の係合溝13aを一側端から他側端に至るように形成している。また内周面には強度を補強する補強用リブ13bがを格子状に形成され、一側縁には折曲自在のネジ挿通孔を備えたヒンジ14が取付けられ、他側縁には同ネジ挿通孔に対応するネジ孔が穿設されている。また前記化粧パネル2の先端部はコ字状の前記係合溝13aに対応するように上方に折曲された係合縁2aとなっており、これらが係合すると前記補助化粧パネル13は前記化粧パネル2の先端部に仮固定されるようになっている。
【0014】
上記した補助化粧パネル13は4枚一組で構成され、図3で示すように、前記化粧パネル2の四側周囲に4枚が夫々係合されるとロ字状に形成され、斜辺となった両側縁は相対向して夫々隙間なく当接するようになっている。この状態で折曲自在に設けられた前記ヒンジ14を折曲させ、これに穿設されたネジ挿通孔にネジ16を挿通させて対応するネジ孔に夫々螺合させることにより、前記補助化粧パネル13は両側縁を夫々結合されて前記化粧パネル2に堅固に固定されるようになっている。
【0015】
次に、本願による天井埋込形空気調和機の据付手順について説明する。まず天井面26に取付孔26aを穿設する。この際同取付孔26aは前記本体1の外径より充分大きくなるように穿設される。次に、複数の吊下ボルト12を天井面内25に植設し、続いて前記本体1を下方から吊上げるとともに同本体1の上部に設けられた取付金具11の挿通孔に前記吊下ボルト12を挿通させ、更に下方からナットを同吊下ボルト12に螺合させて前記本体1を天井面内に支持する一方、水平状態を保ちながら高さ調整を行う。
【0016】
上記した据付作業の際、前記取付孔26aが前記本体1の外径より充分大きくなるよう穿設されていることにより、前記本体1の吊上作業及び前記吊下ボルト12に螺合されたナットでの高さ調整作業を容易且つ安全に行えるようになっている。前記本体1が天井面内に固定されると、前記補助化粧パネル13を周囲に固定した前記化粧パネル2が前記本体1に取付けられ、前記補助化粧パネル13により前記化粧パネル2と前記取付孔26aとの間に生じた余剰開口部を覆うようになっている。
【0017】
次に、他の実施例について説明する。図4で示す実施例は補助化粧パネル17の外縁部にネジ孔17aを穿設し、同補助化粧パネル17が前記化粧パネル2に取付けられた際、前記ネジ孔17aにネジ27を挿通させるとともに、天井面26に螺合させ、前記補助化粧パネル17を天井面に固定するようになっている。更に、前記ネジ孔17aには目隠し用のカバー17bが嵌着される。これにより前記補助化粧パネル17を天井面26に隙間なく密着させ外観性を向上させる一方、より強固に固着できるようになっている。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、化粧パネルの四側外周に係合縁を夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネルの係合縁に係合する係合溝を形成した補助化粧パネルを設け、天井面に穿設された取付孔が前記化粧パネルより大きく穿設された際、前記化粧パネルの両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝を前記係合縁に係合させて前記化粧パネルに装着させることにより前記化粧パネルと天井面に開口した取付孔との間に生じた余剰開口部を覆うことができ、据付作業の際、作業が容易に行えるとともに安全性を向上させる天井埋込形空気調和機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込形空気調和機を示す断面図である。
【図2】(A)は補助化粧パネルを示す断面図である。
(B)はその斜視図である。
【図3】補助化粧パネルが取付けられた状態を示す矢視図である。
【図4】第二実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す天井埋込形空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 化粧パネル
2a 係合縁
3 吸込グリル
4 吸込口
5 フィルター
6 吹出口
6a 風向偏向板
7 送風ファン
8 ファンモータ
9 熱交換器
10 露受皿
11 取付金具
12 吊下ボルト
13 補助化粧パネル
13a 係合溝
13b 補強用リブ
14 ヒンジ
15 ネジ孔
16 ネジ
17 補助化粧パネル
17a ネジ孔
17b カバー
26 天井面
26a取付孔
27 ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込形空気調和機に関わり、より詳細には、補助化粧パネルの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込形空気調和機は、図5で示すように、下面が開放され複数の吊下ボルトにより天井面内に懸吊された略矩形状の本体1の下面に、化粧パネル2を装着して本体を構成している。前記化粧パネル2の中央部には吸込口4が形成され、同吸込口4には複数の桟を備え、裏面にフィルター5を着脱自在に装着した吸込グリル3が開閉自在に設けられ、また前記化粧パネル2の四側周囲には風向偏向板6aを備えた吹出口6が形成されている。前記吸込口4と前記吹出口6とを結ぶ空気通路には、遠心式ファン7と、前記本体1の上面内壁に固定され前記遠心式ファン7を駆動するファンモータ8と、これらを囲繞するように熱交換器9が設けられている。前記吸込グリル5を介して吸込まれた室内の空気は、前記遠心式ファン7により前記熱交換器9に向かい送出され、同熱交換器9により熱交換されて前記吹出口6から再び室内に送出されるようになっている。(特許文献1参照)
【0003】
上記した天井埋込形空気調和機を据付ける際は、まず天井面30に開口面30aを穿設し、次に前記本体1を吊り上げ吊下ボルトにより天井面内に固定する。前記開口面30aと前記本体1との間に生じる隙間は前記化粧パネル2を天井面30の下面に密着させてこれを覆うようにしている。
【0004】
しかしながら、天井面30の前記開口面30aを大きく開口させないと、据付工事の際の作業性が悪く、また危険を伴うことがあり改善が求められていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−281077号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、据付工事の容易化をはかるため天井面により大きい開口面を穿設しても、据付けることのできる天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、天井面に穿設された取付孔より天井面内に埋め込まれ内部に熱交換器と送風ファンとを収容するとともに下面が開放された本体と、中央部に穿設された吸込口に吸込グリルを開閉自在に備え、その四側周囲に吹出口を形成し前記本体の下面に装着される化粧パネルとからなる天井埋込形空気調和機において、
前記化粧パネルの四側外周に係合縁を夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネルの係合縁に係合する係合溝を形成した複数の補助化粧パネルを設け、
前記取付孔が前記化粧パネルより大きく形成された際、前記補助化粧パネルの両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝を前記係合縁に夫々係合させて前記化粧パネルに装着させることにより、前記化粧パネルと前記取付孔との間に生じた余剰開口部を覆うようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記補助化粧パネルの一側縁に、ネジ挿通孔を穿設し折曲自在なヒンジを設ける一方、他側縁に前記ネジ挿通孔に対応するネジ孔を設け、前記ヒンジのネジ挿通孔にネジを挿通させ隣合う補助化粧パネルのネジ孔に螺合させることにより、補助化粧パネルの両側縁を夫々結合してなる構成となっている。
【0009】
また、前記補助化粧パネルの内周面に、格子状の補強用リブを形成してなる構成となっている。
【0010】
また、前記補助化粧パネルの外縁部にネジ孔を穿設し、前記補助化粧パネルが前記化粧パネルに取付けられた際、前記ネジ孔にネジを挿通させ天井面に螺合させることにより、前記補助化粧パネルを天井面に固定してなる構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による天井埋込形空気調和機を示す断面図であり、図2は要部断面図及び要部斜視図である。
本発明による天井埋込形空気調和機は、従来例でも説明したが図1で示すように、直方体状に形成された本体1の開放された下面に化粧パネル2を装着して本体を構成している。同化粧パネル2の中央部には吸込口4が形成されており、同吸込口4には、複数の横桟を備え裏面に塵埃を吸着させるフィルター5を着脱自在に装着した矩形状の吸込グリル3が一側を支承されて開閉自在に設けられている。また、前記化粧パネル2の四側周囲には、風向偏向板6aを回動自在に備えた吹出口6が形成されている。また、前記本体1は外周面上部に複数設けられた取付金具11と天井面内とに螺着した吊下ボルト12により吊設されている。
【0012】
前記吸込口4と前記吹出口6とを結ぶ空気通路には、前記吸込口4から吸込まれた空気を外周方向に送出する遠心式ファン7と、前記本体1の上面内壁に固着され前記遠心式ファン7を回動駆動するファンモータ8と、並設された多数のフィンと、同フィンに直交するように蛇行状に配設された伝熱管とからなり前記遠心式ファン7を囲繞するように配置されて通過する空気に対し熱交換を行う熱交換器9が配設されている。また同熱交換器9の下部にはこれから滴下する凝縮水を貯留するとともに接続された配管により外部に排出する露受皿10が設けられている。
【0013】
前記本体1の下面に装着された前記化粧パネル2の外周縁には補助化粧パネル13が取付けられている。同補助化粧パネル13は図2(B)の斜視図で示すように、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、内周縁にコ字状の係合溝13aを一側端から他側端に至るように形成している。また内周面には強度を補強する補強用リブ13bがを格子状に形成され、一側縁には折曲自在のネジ挿通孔を備えたヒンジ14が取付けられ、他側縁には同ネジ挿通孔に対応するネジ孔が穿設されている。また前記化粧パネル2の先端部はコ字状の前記係合溝13aに対応するように上方に折曲された係合縁2aとなっており、これらが係合すると前記補助化粧パネル13は前記化粧パネル2の先端部に仮固定されるようになっている。
【0014】
上記した補助化粧パネル13は4枚一組で構成され、図3で示すように、前記化粧パネル2の四側周囲に4枚が夫々係合されるとロ字状に形成され、斜辺となった両側縁は相対向して夫々隙間なく当接するようになっている。この状態で折曲自在に設けられた前記ヒンジ14を折曲させ、これに穿設されたネジ挿通孔にネジ16を挿通させて対応するネジ孔に夫々螺合させることにより、前記補助化粧パネル13は両側縁を夫々結合されて前記化粧パネル2に堅固に固定されるようになっている。
【0015】
次に、本願による天井埋込形空気調和機の据付手順について説明する。まず天井面26に取付孔26aを穿設する。この際同取付孔26aは前記本体1の外径より充分大きくなるように穿設される。次に、複数の吊下ボルト12を天井面内25に植設し、続いて前記本体1を下方から吊上げるとともに同本体1の上部に設けられた取付金具11の挿通孔に前記吊下ボルト12を挿通させ、更に下方からナットを同吊下ボルト12に螺合させて前記本体1を天井面内に支持する一方、水平状態を保ちながら高さ調整を行う。
【0016】
上記した据付作業の際、前記取付孔26aが前記本体1の外径より充分大きくなるよう穿設されていることにより、前記本体1の吊上作業及び前記吊下ボルト12に螺合されたナットでの高さ調整作業を容易且つ安全に行えるようになっている。前記本体1が天井面内に固定されると、前記補助化粧パネル13を周囲に固定した前記化粧パネル2が前記本体1に取付けられ、前記補助化粧パネル13により前記化粧パネル2と前記取付孔26aとの間に生じた余剰開口部を覆うようになっている。
【0017】
次に、他の実施例について説明する。図4で示す実施例は補助化粧パネル17の外縁部にネジ孔17aを穿設し、同補助化粧パネル17が前記化粧パネル2に取付けられた際、前記ネジ孔17aにネジ27を挿通させるとともに、天井面26に螺合させ、前記補助化粧パネル17を天井面に固定するようになっている。更に、前記ネジ孔17aには目隠し用のカバー17bが嵌着される。これにより前記補助化粧パネル17を天井面26に隙間なく密着させ外観性を向上させる一方、より強固に固着できるようになっている。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、化粧パネルの四側外周に係合縁を夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネルの係合縁に係合する係合溝を形成した補助化粧パネルを設け、天井面に穿設された取付孔が前記化粧パネルより大きく穿設された際、前記化粧パネルの両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝を前記係合縁に係合させて前記化粧パネルに装着させることにより前記化粧パネルと天井面に開口した取付孔との間に生じた余剰開口部を覆うことができ、据付作業の際、作業が容易に行えるとともに安全性を向上させる天井埋込形空気調和機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込形空気調和機を示す断面図である。
【図2】(A)は補助化粧パネルを示す断面図である。
(B)はその斜視図である。
【図3】補助化粧パネルが取付けられた状態を示す矢視図である。
【図4】第二実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す天井埋込形空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 化粧パネル
2a 係合縁
3 吸込グリル
4 吸込口
5 フィルター
6 吹出口
6a 風向偏向板
7 送風ファン
8 ファンモータ
9 熱交換器
10 露受皿
11 取付金具
12 吊下ボルト
13 補助化粧パネル
13a 係合溝
13b 補強用リブ
14 ヒンジ
15 ネジ孔
16 ネジ
17 補助化粧パネル
17a ネジ孔
17b カバー
26 天井面
26a取付孔
27 ネジ
Claims (4)
- 天井面に穿設された取付孔より天井面内に埋め込まれ内部に熱交換器と送風ファンとを収容するとともに下面が開放された本体と、中央部に穿設された吸込口に吸込グリルを開閉自在に備え、その四側周囲に吹出口を形成し前記本体の下面に装着される化粧パネルとからなる天井埋込形空気調和機において、
前記化粧パネルの四側外周に係合縁を夫々形成する一方、内周縁が外周縁よりも短い台形状に形成され、前記内周縁に前記化粧パネルの係合縁に係合する係合溝を形成した複数の補助化粧パネルを設け、
前記取付孔が前記化粧パネルより大きく形成された際、前記補助化粧パネルの両側縁を夫々結合させてロ字状に形成させるとともに、前記係合溝を前記係合縁に夫々係合させて前記化粧パネルに装着させることにより、前記化粧パネルと前記取付孔との間に生じた余剰開口部を覆うようにしてなることを特徴とする天井埋込形空気調和機。 - 前記補助化粧パネルの一側縁に、ネジ挿通孔を穿設し折曲自在なヒンジを設ける一方、他側縁に前記ネジ挿通孔に対応するネジ孔を設け、前記ヒンジのネジ挿通孔にネジを挿通させ隣合う補助化粧パネルのネジ孔に螺合させることにより、補助化粧パネルの両側縁を夫々結合してなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記補助化粧パネルの内周面に、格子状の補強用リブを形成してなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込形空気調和機。
- 前記補助化粧パネルの外縁部にネジ孔を穿設し、前記補助化粧パネルが前記化粧パネルに取付けられた際、前記ネジ孔にネジを挿通させ天井面に螺合させることにより、前記補助化粧パネルを天井面に固定してなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込形空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343665A JP2004176994A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 天井埋込形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343665A JP2004176994A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 天井埋込形空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004176994A true JP2004176994A (ja) | 2004-06-24 |
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ID=32705397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343665A Pending JP2004176994A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 天井埋込形空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004176994A (ja) |
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2002
- 2002-11-27 JP JP2002343665A patent/JP2004176994A/ja active Pending
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