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JP2004135324A - 携帯電話用アダプタ及び電話装置 - Google Patents

携帯電話用アダプタ及び電話装置 Download PDF

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JP2004135324A JP2003328392A JP2003328392A JP2004135324A JP 2004135324 A JP2004135324 A JP 2004135324A JP 2003328392 A JP2003328392 A JP 2003328392A JP 2003328392 A JP2003328392 A JP 2003328392A JP 2004135324 A JP2004135324 A JP 2004135324A
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Abstract

【課題】 本発明は、携帯電話機とIP電話機の双方の利便性を向上させることができる携帯電話用アダプタ及び電話装置を提供する。
【解決手段】 アダプタ10は、携帯電話機1の外部接続端子に装着されると、インターネット3に接続可能か判断し、接続可能であれば通話相手のIPNo.がインターネット3に接続されているか確認し、通話相手のIPNo.がインターネット3に接続されていれば、インターネット3を介して当該IPNo.でコールし、そうでなければ携帯電話機からのコールを行う携帯電話用アダプタ及び電話装置である。
【選択図】    図1

Description

 本発明は、携帯電話機をIP電話機にするためのアダプタ及び電話装置に係り、特に、インターネットを利用したIP電話機としての利便性を向上させた携帯電話用アダプタ及び電話装置に関する。
 現在、IP(Internet Protocol)を利用したIP電話の電話サービスが注目を集めている。インターネットを介してパーソナルコンピュータ(PC)から通話できるインターネット電話は従来から提供されているが、独自のIPネットワークを利用した電話サービスも登場しつつある。これら両者をIP電話と呼んでいる。
 IP電話は、ネットワークの一部又は全部でIPネットワーク技術を用いて実現された音声電話サービスであり、インターネットをネットワークの一部として使用してコストダウンを図るもの、独自の通話サービス用IPネットワークを構築し、応答遅延を少なくし、音声品質を向上させるものがある。
 尚、ネットワークの一部にインターネットを利用するIP電話サービスを「インターネット電話」と呼ぶことがある。
 尚、携帯電話機をIP網に接続する従来技術は、平成14年(2002年)3月15日公開の特開2002−77268「携帯電話IP接続システム」(出願人:株式会社日立製作所、発明者:谷川桂子他)がある。
 上記発明は、携帯電話に無線LANインターフェースを設け、IPネットワークに接続するというもので、通話目的ではなく、高速データ通信を目的としている。
特開2002−77268号公報 (第3頁−第6頁)
 しかしながら、上記従来の携帯電話機をIPネットワークに接続するシステムでは、携帯電話機の利便性とIP電話機の利便性の双方を上手く利用することができないという問題点があった。
 本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、携帯電話機とIP電話機の双方の利便性を向上させることができる携帯電話用アダプタ及び電話装置を提供することを目的とする。
 本発明は、携帯電話機アダプタにおいて、インターネットプロトコル番号を保有し、装着されると、携帯電話機の入力部からのデータが取り込み可能となり、有線又は無線にてインターネットに接続し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認を行い、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機からの発呼を可能とするものであり、携帯電話機とIP電話の双方の利便性を確保できる。
 本発明は、電話装置において、アドレス帳には通信相手の携帯電話機の番号とインターネットプロトコル番号を記憶し、有線又は無線にてインターネットに接続した状態とし、通信相手の名前を選択すると、当該相手先のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機の番号で発呼するものであり、携帯電話機の機能とIP電話の機能の双方について利便性を向上できる。
 本発明によれば、インターネットプロトコル番号を保有し、装着されると、携帯電話機の入力部からのデータが取り込み可能となり、有線又は無線にてインターネットに接続し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認を行い、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機からの発呼を可能とする携帯電話機アダプタとしているので、携帯電話機とIP電話の双方の利便性を確保できる効果がある。
 本発明によれば、アドレス帳には通信相手の携帯電話機の番号とインターネットプロトコル番号を記憶し、有線又は無線にてインターネットに接続した状態とし、通信相手の名前を選択すると、当該相手先のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機の番号で発呼する電話装置としているので、携帯電話機の機能とIP電話の機能の双方について利便性を向上できる効果がある。
 本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタは、携帯電話機に装着されると、インターネットに接続可能か判断し、接続可能であれば通話相手のIP番号がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のIP番号がインターネットに接続されていれば、インターネットを介して当該IP番号でコールし、そうでなければ携帯電話機からのコールを行うものであり、これにより、通話相手の電話機がIP電話としてインターネットに接続されている状態ではそのIP番号でコールし、通話相手の電話機が携帯電話機等の電話機の状態では携帯電話機からのコールを行うことができ、携帯電話機とIP電話機の双方の利便性を確保できるものである。
 また、本発明の実施の形態に係る電話装置は、インターネットに接続可能か判断し、接続可能であれば通話相手のIP番号がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のIP番号がインターネットに接続されていれば、インターネットを介して当該IP番号でコールし、そうでなければ携帯電話機の機能でコールを行うものであり、これにより、通話相手の電話機がIP電話としてインターネットに接続されている状態ではそのIP番号でコールし、通話相手の電話機が携帯電話機等の電話機の状態では携帯電話機の機能でコールを行うことができ、携帯電話機の機能とIP電話機の機能の双方の利便性を確保できるものである。
 尚、本発明の説明では、従来からの移動体通話システムとして、携帯電話システムを例に説明するが、携帯電話システムの代わりにPHS(Personal Handyphone System)システム等を用いても良い。
 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いたシステム構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いたシステムの構成ブロック図である。
 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いたシステム(第1のシステム)は、図1に示すように、携帯電話機1と、IP用基地局2と、インターネット3と、サーバ4と、IP電話機5と、携帯用基地局6と、公衆回線7と、電話機8と、アダプタ10とを有している。
 第1のシステムにおける各部を具体的に説明する。
 携帯電話機1は、携帯用基地局6を介して公衆回線7に接続して着呼及び発呼を行い、一般的な携帯電話機の通話を実現するものである。尚、通話を実現できる移動体であれば、携帯電話機に限定せず、PHSや携帯情報端末(Personal Digital Assistants:PDA)等を用いても構わない。
 また、携帯電話機1は、後述するように、ユーザ登録を携帯電話機1から行うためにはインターネット3にアクセスしてサーバ4に接続できる機能を備えていることが望ましい。
 また、携帯電話機1は、サーバ4から送信されたIPNo.(IP番号)を受信して内部の記憶部に記憶する。
 また、携帯電話機1は、アダプタが接続可能なインターフェース部を備えており、インターフェース部に外部装置であるアダプタが装着されると、アダプタの装着を検知して、装着されたアダプタに対応する制御を行う機能を有している。尚、インターフェース部分は、充電に使う差込口部分等に設けられている。
 そして、携帯電話機1は、本発明の特徴部分である後述するアダプタ10が装着されると、アダプタ10内の制御部に制御を移行してプログラムを起動し、アダプタ10からの指示信号によって記憶部に記憶したIPNo.をアダプタ10に出力する。
 尚、アダプタ10が装着されると、装着を検知して、アダプタ10内のプログラムにアクセス可能となり、携帯電話機1のキー操作で、アダプタ10内の制御部に制御を移行し当該プログラムを起動するようにしてもよい。
 但し、アダプタ10の制御部がインターネット若しくはIPネットに接続中であっても、携帯電話機1への着呼があるとアダプタ10に対して割り込みをかけ、着信処理を優先するようプログラム化されている。
 また、携帯電話機1は、アダプタ10からの通信相手の氏名データを受けてアドレス帳に記憶した当該氏名データに対応する電話番号(携帯電話機の番号、PHSの番号、一般電話機の番号)に通常の携帯電話の機能で発呼する。
 そして、携帯電話機1は、通常の携帯電話の機能での通話が終了すると、再びアダプタアンテナ10に制御を移す。
 携帯電話機1の構成例や動作の詳細については、後述する。
 IP用基地局2は、一般的なIP通信用の無線基地局であり、アダプタ10に内蔵した無線LANの通信装置との送受信を行い、アダプタ10をインターネット3に接続させ、携帯電話機1をIP電話として利用可能とする。
 尚、IP用基地局2の例としては、近年ホテルや喫茶店など公衆のエリアで移動端末(主に携帯パソコン等)を無線LAN接続してインターネットアクセスを可能にするために設置されている無線LANアクセスポイント等であるとか、家庭やSOHO等でインターネットへのアクセス拠点として使われている無線LANアダプタ装置等がある。
 インターネット3は、アダプタ10とIP電話機5とを接続させる通信網である。ここで、インターネット3の代わりにIP専用の通信網であってもよい。IP専用の通信網であるなら、IPNo.だけで相手がIPネットに接続中であるか否かを確認できることになる。
 サーバ4は、IP電話システムにおけるユーザを管理するサーバであり、携帯電話機1がユーザ登録を行う際にサーバ4にアクセスし、サーバ4におけるユーザ登録が完了するとサーバ4が携帯電話機1に対してIPNo.を配信する。
 また、サーバ4は、IPNo.の配信だけでなく、携帯電話機1をIP電話として利用するためのプログラムも配信してもよい。配信するプログラムとしては、携帯電話機1内で動作するプログラムとアダプタ10内で動作するプログラムが考えられる。
 尚、これらプログラムをアダプタ10内に記憶しておき、アダプタ10が携帯電話機1に装着した状態で、携帯電話機1用のプログラムはアダプタ10から携帯電話機1に複写されて動作し、アダプタ10用のプログラムはアダプタ10内で動作するものであってもよい。
 IP電話機5は、インターネット3又は専用のIPネットに接続するもので、IPNo.とそれに対応するIPアドレスが設定されている。尚、専用のIPネットの場合は、設定されているのはIPNo.だけということもある。
 IP電話機5は、他のIP電話機と通話可能であり、アダプタ10が取り付けられた携帯電話機1とも、アダプタ10、IP用基地局2、インターネット3を介して通信可能となるものである。
 携帯用基地局6は、携帯電話機1と公衆回線7とを接続する基地局で、通常の携帯電話機の通話に用いられる基地局である。
 公衆回線7は、携帯電話機1と通信を行う携帯用基地局6及び電話機8、更にインターネット3に接続している。
 電話機8は、公衆回線7に接続する一般の電話機である。
 アダプタ10は、携帯電話機1に装着することにより、携帯電話機1から電源供給を受けて動作する。又は、アダプタ10内にバッテリ等の電源を備えるようにしても良い。
 そして、アダプタ10は、その内部に個体の識別子となる機器識別子を保持し、更に自己に割り当てられたIP電話のためのIPNo.(IP番号)を保持し、無線LANに接続するための無線LANの通信装置(無線LAN装置)を備え、IP用基地局2を介してインターネット3に接続し、通話相手がインターネットにアクセスしているか否かを確認する。
 また、アダプタ10は、携帯電話機1の入力部からの入力を受け付け、携帯電話機1の表示部に必要なデータの表示を行う。
 また、アダプタ10は、IP電話の通話を実現するに当たり、自己に割り当てられたIP番号でIP用基地局2及びインターネット3を介して相手先のIP番号への発呼又は着呼を行い(IPコール)、通話が開始されると、携帯電話機1の音声入出力部における音声入出力に対してアナログ音声信号とデジタル音声データとの音声変換を行い、IPパケットを作成してIP用基地局2との送受信を行うIP通信を行うものである。
 尚、アダプタ10の具体的構成や詳細については後述する。
 また、アダプタ10を用いた別のシステムについて図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステムの構成ブロック図である。
 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステム(第2のシステム)は、図2に示すように、携帯電話機1と、インターネット3と、サーバ4と、IP電話機5と、携帯用基地局6と、公衆回線7と、電話機8と、パーソナルコンピュータ(PC)9と、アダプタ10とを有している。
 第2のシステムが第1のシステムと相違する部分は、アダプタ10がケーブルでPC9に接続され、PC9が有線にてインターネット3に接続されている点である。
 そして、第1のシステムが、アダプタ10の無線LAN装置によってインターネット3に接続するものであるが、第2のシステムは、アダプタ10がPC9を経由してインターネット3に接続するものである。
 よって、ここで用いるPC9は、インターネット3に接続する機能を備えていることが必須条件となる。
 ここで、ケーブルは、アダプタ10のPC用インターフェース部とPC9のUSB(Universal Serial Bus)ポートを接続する。
 アダプタ10は、PC9を介してインターネット3に接続し、通話相手のIPNo.に対応するIPアドレスがインターネット3に接続されている状態であるか否かを確認する。そして、通話相手がインターネット3に接続中であれば、相手方のIPNo.をコールして通話を行う。
 アダプタ10とPC9の役割分担の一例としては、PC9がインターネット接続機能を備えていて、アダプタ10からIPNo.を読みとってPC9がIP電話のIPコール及び通話時のIP通信を行う場合には、アダプタ10は、単に音声信号の入出力インターフェースとして働き、携帯電話機1の音声入出力部で入出力されるアナログ音声信号とデジタル音声データとの音声変換を行い、デジタル音声データをPC9に入出力する機能を有している。いうなれば、固定電話によるIP電話システムにおける電話機部分をアダプタ10及び携帯電話機1で実現するケースである。
 また、別のケースとして、PC9はインターネットへのIPパケットの送受信機能のみを備えていて、アダプタ10がIPNo.を用いてIP電話のコール及び通話時の音声変換とIPパケット化を行う場合である。
 尚、第2のシステムにおけるその他の構成及びその動作は、第1のシステムのものと同様である。
 また、アダプタ10を用いた更に別のシステムについて図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステムの構成ブロック図である。
 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステム(第3のシステム)は、図8に示すように、携帯電話機1と、インターネット3と、サーバ4と、IP電話機5と、携帯用基地局6と、公衆回線7と、電話機8と、パーソナルコンピュータ(PC)9′と、アダプタ10とを有している。
 第3のシステムが第2のシステムと相違する部分は、アダプタ10が無線でPC9′に接続される点である。
 そして、第3のシステムにおいても、第2のシステムと同様に、アダプタ10がPC9′を経由してインターネット3に接続するものである。
 よって、ここで用いるPC9′も、インターネット3に接続する機能を備えていることが必須条件となる。
 ここで、アダプタ10とPC9′との間の無線接続方法としては、アダプタ10のPC用インターフェース部とPC9に装着された無線LANカード(PCカード、SD(Secure Digital)カード等)との間で無線接続する方法や、ブルートゥース(登録商標)接続、赤外線接続などの各種方法が考えられる。
 また、PC9′が複数台無線接続されているような環境においては、その中の1台がインターネット3に有線接続されていればよく、アダプタ10は任意のPC9′と接続して、他のPC9′を経由してインターネット3に接続するような構成であっても良い。
 尚、第3のシステムにおけるその他の構成及びその動作は、第2のシステムのものと同様である。
 次に、第1〜第3のシステムの動作について図3〜図6を参照しながら説明する。図3は、アダプタ10を用いた相手方へのコール/通話処理の流れを示すフローチャートであり、図4は、アダプタ10の機能を内蔵した携帯電話装置における相手方へのコール/通話処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、携帯電話機1でのユーザ登録の処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、サーバ4でのユーザ登録の処理の流れを示すフローチャートである。
 本発明のシステムでは、アダプタ10を購入したユーザが、事前にIP電話システムを利用するためのユーザ登録処理を行い、ユーザ登録が完了してからIP電話としての通話を行うことができるようになる。
 まず、携帯電話機1及びサーバ4でのユーザ登録処理を説明する。
 携帯電話機1のユーザ、言い換えるとアダプタ10のユーザは、有償又は無償にてIP電話として利用できるためのIPNo.を取得するユーザ登録を行う必要がある。
 ユーザ登録の第1の方法は、アダプタ10の購入時等に、購入店などでユーザ登録手続を行い、サーバ4から発番されたIPNo.(IP番号)をアダプタ10内に記憶させた状態でユーザがアダプタ10を受け取る方法がある。
 また、ユーザ登録の第2の方法は、アダプタ10の購入時にはユーザ登録手続を行わず、ユーザが、ユーザとなるための契約書に記載されたURL、契約書番号を参考にしてサーバ4のウェブサイトにアクセスしてユーザ登録をオンラインで行う方法もある。
 ユーザ登録をオンラインで行う方法(第2の方法)の場合は、ユーザが携帯電話機1を用いてアダプタ10を装着した状態で、ユーザ登録処理として、図5に示すように、インターネット3に接続するサーバ4のウェブサイトにURLを入力することでアクセスし(S21)、更に携帯電話機1から契約書番号を入力し、アダプタ10が保有する機器識別子を携帯電話機1が読み込んでサーバ4に送信する(S22)。
 ここで、機器識別子をサーバ4に送信するには、サーバ4にアクセスした後に、機器識別子送信のためのプログラムを携帯電話機1がダウンロードし、それを実行する必要がある。
 すると、サーバ4では、契約書番号と機器識別子とから正規ユーザであることを確認すると、そのユーザに特有のIPNo.が送信されるので、そのIPNo.を受信し、内部メモリに記憶し(S23)、更に受信したIPNo.をアダプタ10に出力してアダプタ10内に記憶させる(S24)。
 また、これに対してサーバ4では、ユーザ登録受付処理として、図6に示すように、携帯電話機1から機器識別子、契約書番号を受信する(S31)と、サーバ4のデータベースに記憶されている契約書番号とそれに対応する機器識別子と当該受信した契約書番号及び機器識別子を比較し、両者が一致しているか否かを判定する(S32)。一致していなければ(Noの場合)、ユーザ登録の処理を終了する。尚、携帯電話機1から送信される機器識別子及び契約書番号は、暗号化して送信するようにし、サーバ4で復号して機器識別子等の比較処理を行うようにすることが望ましい。
 処理S32の判定処理で、受信した機器識別子等とデータベースに記憶された機器識別子とを比較し、一致していれば、(Yesの場合)、ユーザ登録用の対応するIPNo.を携帯電話機1に送信する(S33)。
 このようにして、携帯電話機1は、IP電話として利用可能となるIPNo.を取得する。
 次に、アダプタ10における処理について図3を参照しなから説明する。
 アダプタ10は、携帯電話機1に接続されると、アダプタ10内の制御部が携帯電話機1の制御部より優先して動作し、携帯電話機1の入力部と表示部をアダプタ10の入出力手段とする。
 また、携帯電話機1の音声入力部と音声出力部をアダプタ10の音声入出力手段とする。
 そして、アダプタ10は、携帯電話機1においてユーザ登録処理が行われると、携帯電話機1からの要求に応じて保持している機器識別子を携帯電話機1に出力する。そして、ユーザ登録の結果、サーバ4から携帯電話機1に送信されたIPNo.を携帯電話機1から受け取り、自己の記憶部に記憶し、以降IP通話が可能になる。
 また、アダプタ10は、携帯電話機1への装着の度に、携帯電話機1の内部メモリに記憶されているIPNo.を読み込んで、自己の記憶部に記憶しているIPNo.と照合し、一致した場合にIP通話を可能とすることにより、携帯電話機1とアダプタ1との組み合わせについて、IP電話のユーザ登録を行った携帯電話機1との組み合わせに制限して利用可能とすることも可能である。
 また、携帯電話機1に記憶されているIPNo.と自己の記憶部に記憶しているIPNo.との照合を行わなければ、アダプタ10及びそれに割り当てられたIPNo.を複数の携帯電話機1で共用することもできる。例えば、1家庭に1台のIP電話(IPNo.は1つ)という形式である。
 また別の方法として、IP電話のユーザ登録の際に、1台のアダプタ10で複数のIPNo.を取得できる形式にすることも可能である。その場合には、サーバ4から送信されたIPNo.を携帯電話機1の内部メモリのみに記憶するようにして、アダプタ10は、携帯電話機1への装着の度に、携帯電話機1に記憶されているIPNo.を読み込んで、自己の記憶部に記憶し、以降IP通話が可能になるようにしてもよい。こうすることで、1台のアダプタで複数のIPNo.に対応可能とすることができる。例えば、1家庭に1台のアダプタ10とし、家族がそれぞれIPNo.を持つという形式である。この場合、家族はアダプタ装着時にどのIPNo.を利用するのか選択し、選択されたIPNo.がアダプタ内の記憶部に記憶される。
 そして、IP通話の処理においてアダプタ10は、通話相手が特定されると、図3に示すように、自己が無線LAN又はPC経由接続でインターネット3と接続可能か否かを判定し(S1)、接続可能であれば(Yesの場合)、通話相手のIPNo.に対応するIPアドレスがインターネット3に接続されているか確認する判定処理を行う(S2)。
 ここで、IPNo.とIPアドレスとの対応付けは、IPプロトコルにおけるドメインネームシステムをサポートするサーバ(ドメインネームサーバ)等の機能により為される。また、通話相手のインターネット接続確認は、IPプロトコルのける一般的な応答確認コマンド等によって行われる。
 通話相手がインターネット3に接続されていれば(Yesの場合)、アダプタ10は、相手のIPNo.にコールして(S3)、IP電話による通話処理が為されて(S5)、処理を終了する。
 また、処理S2において通話相手がインターネット3に接続されていなければ(Noの場合)、IP通話は不可能と判断し、携帯電話機1に制御を移行して(S4)、携帯電話機の通話機能で相手方の電話No.を選択表示して、そのNo.にコールして通話を行うようにする。
 尚、処理S4で携帯電話機1から相手先の電話No.にコールするためのプログラム制御は、通話相手のIPNo.とその氏名をアダプタ10内の記憶部に記憶しておき、処理S1,S2でNoとなった場合、通話相手のIPNo.に対応する氏名を携帯電話機1に出力し、携帯電話機1における動作として、当該氏名を検索キーとして携帯電話機1のアドレス帳を検索して対応する電話No.を特定し、携帯電話機1の発呼機能によりコールするものである。
 尚、アダプタ10が携帯電話機1に装着されている状態で、アダプタ10における制御の元で例えばIP電話と通話中であっても、携帯電話機の機能として着信があると、その着信を優先し、アダプタ10における制御を一時中断して、携帯電話機に制御を切り替えて、携帯電話機における通話処理を実現するようになっている。
 また、携帯電話機1とアダプタ10の機能を一体化した電話装置が考えられる。この電話装置について説明する。この一体型電話装置は、内部に無線LAN装置を備え、外部インターフェース部がPC9のUSBポートに接続することが可能なものとなっている。
 この電話装置は、アドレス帳にて、通話相手の氏名、電話No.(携帯電話機番号、PHS番号、一般電話機番号)、IPNo.等を対応付けて記憶しており、接続状況に応じて電話No.又はIPNo.のいずれかでコールを行う。
 具体的には、上記電話装置は、図4に示すように、まず、ユーザ入力により、通話相手をアドレス帳から特定し(S10)、次に自己が無線LAN又はPC9経由でインターネット3と接続可能であるか否かを判定し(S11)、インターネットと接続可能であれば(Yesの場合)、特定された通話相手のIPNo.をアドレス帳から読み出し(S12)、通話相手のIPNo.に対応するIPアドレスがインターネット3に接続されているか否か確認し(S14)、通話相手がインターネット3に接続されていれば(Yesの場合)、読み出された相手IPNo.に無線LAN又はPC9経由でインターネット3を介してコールし(S15)、コール処理後に、IP通話処理が為されて(S17)、全体の処理を終了する。
 一方、処理S11の判定結果で、自己がインターネットと接続可能でない場合(Noの場合)と、処理S14の結果、通話相手がインターネット3に接続されていない場合(Noの場合)には、処理S10で特定された通話相手の電話No.をアドレス帳から読み出し(S13)、読み出された相手方の電話No.に携帯電話機の通話機能でコールし(S16)、コール処理後に、携帯の通話処理が為されて(S18)、全体の処理を終了する。
 電話装置が、IP電話と通話中、又は単にインターネットに接続されている状態で、携帯電話機の機能として着信があると、その着信を優先し、通話処理を実現するようになっている。
 尚、携帯電話機1とアダプタ10の機能を一体化した電話装置の構成については、後述する。
 次に、携帯電話機1の構成例について、図9を参照しながら説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る携帯電話機1の一構成例を示す構成概略図である。
 携帯電話機1は、図9に示すように、全体の制御を行う制御部20と、キーパッド等の入力部21と、液晶ディスプレイ等の表示部22と、マイク等の音声入力部23と、スピーカ等の音声出力部24と、音声のアナログ/デジタル変換及び符号化/復号化を行う音声処理部25と、携帯電話方式の無線送受信を行う無線送受信部26及びアンテナ27と、登録データなどを記憶する記憶部28と、アダプタ10と接続するためのアダプタインターフェース部29とから構成されている。
 携帯電話機1の各部を説明するが、入力部21〜アンテナ27は、一般的な携帯電話機の構成であるので、詳細な説明を省略する。
 アダプタインターフェース部29は、外部接続端子、例えば充電に使う差込口部分等に設けられ、アダプタ10(又はアダプタ10側端子形状が異なる場合はインターフェース変換用のコネクタ等の装置)が装着された場合に、アダプタ10への電源供給及び各種データ(信号)の入出力を行う。
 記憶部28は、自己の携帯電話番号(自携帯番号)28aと、自己のIPNo.(自IPNo.)28bを記憶すると共に、アドレス帳28cとして相手氏名と対応する電話番号(携帯電話機の番号、PHSの番号、一般電話機の番号)等を複数記憶する。
 また、携帯電話機1内で動作させるプログラム28dを記憶する。
 自己の携帯電話番号(自携帯番号)は、携帯電話機ユーザ登録時に発番された携帯電話機としての電話番号を記憶している。
 自己のIPNo.(自IPNo.)28bは、ユーザ登録時にサーバ4から送信されたものが記憶される。
 アドレス帳28cのデータは、ユーザによって登録される一般的なアドレス帳データである。
 プログラム28dは、一般的な携帯電話機の制御のためのプログラムに加えて、アダプタ10を装着したときにIP電話としての制御を行うためのプログラムとしてIPユーザ登録時にサーバ4から送信されたものを記憶する。
 尚、IP電話としての制御を行うためのプログラムに関しては、アダプタ10に記憶させるようにして、装着時に携帯電話機にローディングするように構成すれば、記憶部28に記憶する必要はない。
 制御部20は、携帯電話機として一般的な処理であるところの携帯コール/通話手段20aに加えて、本発明のアダプタ10を装着した場合にIP電話として共用する為の処理であるところの共用処理手段20cを備えることになる。
 また、携帯電話機1からオンラインでIP電話のユーザ登録を行う場合には、インターネットを介してサーバ4にアクセスする必要があるため、携帯電話網を介してのインターネット接続手段20bを備えている必要がある。IP電話のユーザ登録をアダプタ購入時に販売店等で行う場合には、インターネット接続手段20bを備えていなくても構わない。
 ここで、携帯コール/通話手段20a及びインターネット接続手段20bは、携帯電話機における一般的な処理手段であるから詳しい説明を省略する。
 共用処理手段20cは、アダプタ10がアダプタインターフェース部29に装着されると、アダプタ10からプログラムがローディングされるか、又は記憶部28からプログラムがローディングされて、実行されるものである。
 具体的な処理の内容例としては、アダプタ10の装着を検知すると、アダプタ10の装着を利用者に報知し、ユーザ操作によって、IP電話のユーザ登録の処理と、登録完了後のIP電話利用のための処理を行う。また、ユーザ操作を促すことなく、IP電話のユーザ登録が完了しているか否かを記憶部28の自IPNo.28bの内容で確認し、完了していない場合にはユーザ登録処理が動作し、完了している場合にはIP電話利用のための処理を行うようにしてもよい。
 ユーザ登録の処理は、図5に示した処理である。
 IP電話利用のための処理は、アダプタ10の装着を検知すると無条件に、又はユーザ操作によって制御をアダプタ10に移行し、携帯コール/通話手段20aで携帯電話による着信を検知した場合に、アダプタ10に割り込みをかけ、制御を携帯電話機1に戻して、携帯コール/通話手段20aを実行させ、携帯電話機の通話が終了したなら、制御を再度アダプタ10に移行する処理である。
 また、アダプタ10装着時においても、ユーザ操作によって、制御を携帯電話機1に切り替えられるようにしても良い。
 次に、アダプタ10の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態に係るアダプタ10の構成概略図である。
 アダプタ10は、図7に示すように、全体の制御を行う制御部11と、携帯電話機1と接続するための電話機用インターフェース部12と、PC(パーソナルコンピュータ)9と接続するためのPC用インターフェース部13と、IPNo.等を記憶する記憶部14と、無線LANに接続するための無線LAN装置15と、音声変換手段16とから構成されている。
 アダプタ10の各部を具体的に説明する。
 電話機用インターフェース部12は、携帯電話機1の外部接続端子に接続するものであり、携帯電話各社で外部接続端子の形状が異なるので、各社に対応したインターフェース部を用意する。若しくは、携帯電話機1とアダプタ10との間に、インターフェース変換用のコネクタ等の装置を設けるようにしてもよい。
 PC用インターフェース部13は、ケーブル等により当該インターフェース部とPC9のUSBポートを接続するものである。
 無線LAN装置15は、アダプタ10を外部の無線LANに接続させるための通信装置である。
 記憶部14は、機器識別子14aと、自己のIPNo.(自IPNo.)14bを記憶すると共に、IP用アドレス帳14cとして相手IPNo.と対応する氏名等を複数記憶する。また、アダプタ10内で動作させるプログラム及び携帯電話機1内で動作させるプログラム14dを記憶する。
 ここで、機器識別子14aは、機器固有の情報であり、予め記憶された状態で書き換えなど不可能な状態で保持されている。
 自己のIPNo.(自IPNo.)14bは、ユーザ登録時にサーバ4から送信され、携帯電話機の記憶部に記憶された自IPNo.が記憶される。
 IP用アドレス帳14cのデータは、ユーザによって登録されるものであり、登録方法としては、携帯電話機1の入力部から入力された情報を記憶する方法と、外部PCなどで作成された情報をPCインターフェース部13経由で読み込み、記憶させる方法とがある。
 プログラム14dは、予め記憶された状態で書き換えなど不可能な状態で保持されるようにしても良いし、ユーザ登録時にサーバ4から送信されたものを記憶するようにしても良い。
 音声変換手段16は、アナログ音声信号とデジタル音声データとの変換処理を行うもので、IPプロトコルの音声通信に適したアナログ/デジタル変換及び音声符号化/復号化が行われる。本発明では、この音声符号化/復号化技術に関しては、特に限定するものではない。尚、IP電話用の音声の符号化/復号化を携帯電話機1における符号化/復号化(音声処理部25)と共用とするならば、音声変換手段16は、不要になり、携帯電話機1とアダプタ10との間では、デジタル音声データをやり取りするようにする。
 制御部11は、携帯電話機1に装着することにより、携帯電話機1から電源供給を受けて動作し、記憶部14に記憶されたプログラム14dがローディングされて、処理が実行される。
 実行される処理としては、携帯電話機1主導で行われるユーザ登録の処理と、アダプタ10主導で行われるIP用アドレス登録の処理と、図3に示したIPコール/通話処理とを実行するものである。
 尚、制御部11におけるユーザ登録の処理を行うのはユーザ登録対応処理手段11aであり、IP用アドレス登録の処理を行うのはIP用アドレス登録処理手段11bであり、IPコール/通話の処理を行うのはIPコール/通話処理手段11cである。
 具体的には、ユーザ登録の処理では、電話機用インターフェース部12を介して携帯電話機1からの要求に応じて記憶部14内の機器識別子14aを携帯電話機1に出力し、更に携帯電話機1から出力される自IPNo.を記憶部14の自IPNo.14bに記憶させる。
 また、制御部11は、IP用アドレス登録の処理では電話機用インターフェース部12を介して、携帯電話機1の入力部及び表示部を利用し、IP用アドレス登録の為の表示及び入力を行い、入力された相手IPNo.と氏名を対応付けて記憶部14のIP用アドレス帳14cに記憶する。
 また、制御部11は、IPコール/通話処理として、発呼時には無線LAN装置15を介してインターネット接続可能であるのか否かを調べ、更に通話相手がインターネット3に接続しているか否かを確認する。
 また、制御部11は、記憶部14のIP用アドレス帳14c内で通話相手を特定し、特定されたIPNo.でコールする場合は、無線LAN装置15又はPC用インターフェース部13より、当該IPNo.を用いてIP電話のコールを行う。相手がそのコールに対してオフフックするとIP電話の通話処理が為される。
 そして、通話処理の過程で、通話音声は、音声変換部16でアナログ音声信号とデジタル音声データとの変換が為され、また、IP通信の為のデータ処理(IPパケット化など)は、制御部11内で行われる。
 また、着呼時の処理としては、無線LAN装置15を介してインターネットに接続可能として、自己のIP番号での着呼を待ち受け、着呼があると携帯電話機1に着呼を指示し、そのコールに対して携帯電話機1でオフフックされるとIP電話の通話処理が為される。
 尚、IP通話に必要な構成は、携帯電話機1内の装置を用いるようにしている。
 具体的には、携帯電話機1の音声入力部23から入力された音声が、アナログ音声信号としてアダプタインターフェース部29及び電話機インターフェース部12を介してアダプタ10に入力され、音声変換手段16でデジタル音声データに変換され、制御部11内で音声符号化、IPパケット化されて、無線LAN装置15から無線送信される。
 また、逆に無線LAN装置15で無線受信したIPパケット化された音声データは、制御部11内で音声復号化され、音声変換手段16でアナログ音声信号に変換されて、アダプタインターフェース部29及び電話機インターフェース部12を介して携帯電話機1に出力され、音声出力部24から音声出力されるようになっている。
 尚、携帯電話機1とアダプタ10との間の全体的な制御として、アダプタ10が携帯電話機1に装着された状態では、優先的にアダプタ10に制御が移行するが、携帯電話機1への着呼があると着信処理を優先するものである。
 よって、アダプタ10内の制御部11の全体的な制御動作として、図10に示すように、アダプタ10が携帯電話機1に装着され携帯電話機1から電源が供給されると、制御部11(CPU)が動作を開始し(S42)、記憶部14からプログラムがローディングされて制御動作を開始する(S44)。図10は、アダプタ10の制御部11における全体的な制御動作を示すフローチャート図である。
 そして、携帯電話機1からの着呼割込があるか監視を続け(S46)、着呼割込があった場合(Yesの場合)には、処理を中断して(S48)、携帯電話機1の携帯コール/通話手段20aに制御を移行し(S50)、携帯電話機1からの終了割込があるか監視を続け(S51)、終了割込があった場合(Yesの場合)には、処理を復帰して(S52)、処理S46に戻る。
 当該全体的な処理をアダプタ10が脱着されるまで繰り返し行う。
 尚、上記説明した携帯電話機1とアダプタ10では、それぞれにアドレス帳を保持し、相手先の氏名をキーとして検索して対応する電話番号又はIP番号を特定していたが、大量の記憶容量を確保することができる携帯電話機1側のアドレス帳28cにIP番号まで含めて記憶し、アダプタ10からIP番号でコールする際に、携帯電話機1側のアドレス帳28cからIP番号を読み出すようにしても良い。
 次に、携帯電話機1とアダプタ10の機能を一体化した電話装置の構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、本発明の実施の形態に係る電話装置の一構成例を示す構成概略図である。尚、携帯電話機1とアダプタ10の機能を一体化した電話装置は、基本的に図9に示した携帯電話機1の構成と図7に示したアダプタ10の構成を一体化したものであるので、図7,図9と同様の構成部分には同様の符号を付けて説明している。
 本発明の電話装置は、図11に示すように、図9と同様に携帯電話機の基本的な機能を実現する構成として、全体の制御を行う制御部20′と、キーパッド等の入力部21と、液晶ディスプレイ等の表示部22と、マイク等の音声入力部23と、スピーカ等の音声出力部24と、音声のアナログ/デジタル変換及び符号化/復号化を行う音声処理部25′と、携帯電話方式の無線送受信を行う無線送受信部26及びアンテナ27と、各種情報を記憶する記憶部28′とから構成され、それに加えて、IP電話を実現するためのアダプタ側の構成として、PC(パーソナルコンピュータ)9と接続するためのPC用インターフェース部13と、無線LANに接続するための無線LAN装置15とから構成されている。
 電話装置の各部を説明するが、図7,図9の構成との違いを中心に説明する。
 音声処理部25′は、携帯電話機としての音声のアナログ/デジタル変換及び符号化/復号化と、IP電話としての音声のアナログ/デジタル変換及び符号化/復号化とを行うものである。
 記憶部28′は、自己の携帯電話番号(自携帯番号)28aと、自己のIPNo.(自IPNo.)28bに加えて、アダプタとしての機器識別子14aを記憶する。
 また、アドレス帳28c′には、相手氏名と対応する電話番号(携帯電話機の番号、PHSの番号、一般電話機の番号)に加えて、IP番号を記憶する。
 また、プログラム28d′には、携帯電話機として動作するためのプログラムに加えて、アダプタとして動作するためのプログラムも記憶しておく。
 制御部20′は、携帯電話機としての携帯コール/通話手段20aと、IP電話のユーザ登録を行う場合に必要なインターネット接続手段20bに加えて、IP電話とし動作させるための共用処理手段20c′と、IPコール/通話手段11cを備えることになる。
 共用処理手段20c′は、IP電話のユーザ登録の処理として、概ね図5に示した処理を行うが、S24のアダプタに出力する処理は不要となる。
 また、共用処理手段20c′の中で、図10に示したように、ユーザ選択により、又は無条件にIP電話としての制御を優先し、IPコール/通話手段11cを動作させるが、携帯コール/通話手段20aから着呼の割込があると、IPコール/通話手段11cの処理を中断して、終了の割込があるまで携帯コール/通話手段20aに制御を移行するようになっている。
 携帯電話機1にアダプタ10を装着した場合、又は一体型の電話装置の場合に、アダプタの制御を優先させ、但し、携帯電話機で着信があると、無条件に携帯電話の通話制御に制御を移したが、例えば、携帯電話機で着信があった場合に、着信があった旨を音や表示等で利用者に報知し、利用者がアダプタの制御を中断する指示を入力すると、携帯電話の通話制御に制御を移すようにしても構わない。
 また、本発明のアダプタ10を装着した携帯電話機1、又は一体型の電話装置の場合では、基本的に携帯電話機としてのコール/通話処理を行う部分と、IP電話としてのコール/通話処理を行う部分とが別であるため、2種類の電話システムで同時に着呼も可能であるから、お互いに通話中に別システムの着呼を受けた場合には、その旨を報知し、一方を保留させて他方の通話を行う(固定電話におけるキャッチホンのようなもの)機能を持たせても良い。
 本発明の実施の形態に係るアダプタ10によれば、携帯電話機1に装着すると、インターネットに接続可能か判断し、接続可能であれば通話相手のIPNo.がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のIPNo.がインターネットに接続されていれば、インターネットを介して当該IPNo.でコールし、そうでなければ携帯電話機からのコールを行うようにしているので、通話相手の電話機がIP電話の状態ではIPNo.でコールし、通話相手の電話機が携帯電話機等の電話機の状態では携帯電話機からのコールを行うことができ、携帯電話機とIP電話機の双方の利便性を確保できる効果がある。
 また、本発明の実施の形態に係る電話装置は、インターネットに接続可能か判断し、接続可能であれば通話相手のIPNo.がインターネットに接続されているか確認し、通話相手のIPNo.がインターネットに接続されていれば、インターネットを介して当該IPNo.でコールし、そうでなければ携帯電話機の機能でコールを行うようにしているので、通話相手の電話機がIP電話の状態ではIPNo.でコールし、通話相手の電話機が携帯電話機等の電話機の状態では携帯電話機の機能でコールを行うことができ、携帯電話機の機能とIP電話機の機能の双方の利便性を確保できる効果がある。
 本発明は、インターネットを利用したIP電話機としての利便性を向上させた携帯電話用アダプタ及び電話装置に適している。
本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いたシステムの構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステムの構成ブロック図である。 アダプタを用いた相手方へのコール/通話処理の流れを示すフローチャートである。 アダプタの機能を内蔵した携帯電話装置における相手方へのコール/通話処理の流れを示すフローチャートである。 携帯電話機でのユーザ登録の処理の流れを示すフローチャートである。 サーバでのユーザ登録の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るアダプタの構成概略図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話用アダプタを用いた別のシステムの構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話機の一構成例を示す構成概略図である。 アダプタの制御部における全体的な制御動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る電話装置の一構成例を示す構成概略図である。
符号の説明
 1…携帯電話機、 2…IP用基地局、 3…インターネット、 4…サーバ、 5…IP電話機、 6…携帯用基地局、 7…公衆回線、 8…電話機、 9…PC、 9a…カード、 10…アダプタ、 11…制御部、 12…電話機用インターフェース部、 13…PC用インターフェース部、 14…記憶部、 15…無線LAN装置、 16…音声変換手段、 20、20′…制御部、 21…入力部、 22…表示部、 23…音声入力部、 24…音声出力部、 25,25′…音声処理部、 26…無線送受信部、 27…アンテナ、 28、28′…記憶部、 29…アダプタインターフェース部

Claims (13)

  1.  インターネットプロトコル番号を保有し、
     装着されると、携帯電話機の入力部からのデータが取り込み可能となり、有線又は無線にてインターネットに接続し、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認を行い、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機からの発呼を可能とすることを特徴とする携帯電話用アダプタ。
  2.  入力されたインターネットプロトコル番号と氏名を対応付けて記憶し、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続していない場合に、装着された携帯電話機に、当該携帯電話機のアドレス帳から当該氏名に対応する携帯電話機の番号を検索し、当該携帯電話機の番号に発呼させるよう制御することを特徴とする請求項1記載の携帯電話用アダプタ。
  3.  インターネットに接続した状態であっても、携帯電話機の番号への着呼があると、携帯電話機の着信及び通話の機能を実行させるよう制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯電話用アダプタ。
  4.  有線でインターネットに接続する場合は、パーソナルコンピュータのUSBポートにケーブルにて接続し、当該パーソナルコンピュータが接続するインターネットにアクセスすることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の携帯電話用アダプタ。
  5.  無線でパーソナルコンピュータに接続し、当該パーソナルコンピュータが接続するインターネットにアクセスすることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の携帯電話用アダプタ。
  6.  無線でインターネットに接続する場合は、無線LAN接続用の通信装置を備えることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の携帯電話用アダプタ。
  7.  インターネットに接続しようとしたものの、インターネット接続ができない場合は、携帯電話機の着呼又は発呼の機能を実行させるよう制御することを特徴とする請求項4、請求項5又は請求項6記載の携帯電話用アダプタ。
  8.  アドレス帳には通信相手の携帯電話機の番号とインターネットプロトコル番号を記憶し、
     有線又は無線にてインターネットに接続した状態とし、
     通信相手の名前が選択されると、当該相手先のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されているか確認し、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていると、当該インターネットプロトコル番号で発呼し、
     通話相手のインターネットプロトコル番号がインターネットに接続されていなければ、携帯電話機の番号で発呼することを特徴とする電話装置。
  9.  インターネットに接続した状態であっても、携帯電話機の番号への着呼があると、携帯電話機の着信及び通話の機能を実行することを特徴とする請求項8記載の電話装置。
  10.  有線でインターネットに接続する場合は、パーソナルコンピュータのUSBポートにケーブルにて接続し、当該パーソナルコンピュータが接続するインターネットにアクセスすることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の電話装置。
  11.  無線でパーソナルコンピュータに接続し、当該パーソナルコンピュータが接続するインターネットにアクセスすることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の電話装置。
  12.  無線でインターネットに接続する場合は、無線LAN接続用の通信装置を備えることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の電話装置。
  13.  インターネットに接続しようとしたものの、インターネット接続ができない場合は、携帯電話機の着呼又は発呼の機能を実行することを特徴とする請求項10、請求項11又は請求項12記載の電話装置。
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