JPH1198576A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
- Publication number
- JPH1198576A JPH1198576A JP9273793A JP27379397A JPH1198576A JP H1198576 A JPH1198576 A JP H1198576A JP 9273793 A JP9273793 A JP 9273793A JP 27379397 A JP27379397 A JP 27379397A JP H1198576 A JPH1198576 A JP H1198576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- mobile phone
- data communication
- terminal device
- communication terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話とデータ通信端末装置を関連させ、
同じ電話番号を用いて非同時的に外部通信を行う。 【解決手段】 携帯電話とデータ通信端末装置に同じ電
話番号を付与する。データ通信端末装置側は外部通信を
行うときに通信許可要求信号出力部35から携帯電話側
に通信許可要求信号を出力する。携帯電話側の電話番号
借用許諾可否制御部40は携帯電話が使用中でないとき
にのみ許可信号をデータ通信端末装置側に送り返す。許
可信号を受けてデータ通信端末装置側では外部通信機能
39をオン駆動して外部通信を行う。そのとき携帯電話
側では外部通信機能43をオフ駆動する。外部通信が終
了して通信終了通告部38から携帯電話側へ通信終了信
号が出されたときにデータ通信端末装置側の外部通信機
能39はオフ駆動される。携帯電話側は通信終了信号を
受けて外部通信機能43をオン駆動させ携帯電話による
外部通信を可能状態にする。
同じ電話番号を用いて非同時的に外部通信を行う。 【解決手段】 携帯電話とデータ通信端末装置に同じ電
話番号を付与する。データ通信端末装置側は外部通信を
行うときに通信許可要求信号出力部35から携帯電話側
に通信許可要求信号を出力する。携帯電話側の電話番号
借用許諾可否制御部40は携帯電話が使用中でないとき
にのみ許可信号をデータ通信端末装置側に送り返す。許
可信号を受けてデータ通信端末装置側では外部通信機能
39をオン駆動して外部通信を行う。そのとき携帯電話
側では外部通信機能43をオフ駆動する。外部通信が終
了して通信終了通告部38から携帯電話側へ通信終了信
号が出されたときにデータ通信端末装置側の外部通信機
能39はオフ駆動される。携帯電話側は通信終了信号を
受けて外部通信機能43をオン駆動させ携帯電話による
外部通信を可能状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話とデータ
通信端末装置を関連付け同じ電話番号を使用して非同時
的に外部と通信を行う通信端末装置に関するものであ
る。
通信端末装置を関連付け同じ電話番号を使用して非同時
的に外部と通信を行う通信端末装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、PS(PHS(Personal phone sy
stem))等の携帯電話を用いての音声通信や、データ通
信が行われている。図5の(a)にはPS等の電話端末
(電話端末装置)1側と電話局(電話基地局)2のネッ
トワーク側との通信システム例が示されている。この電
話端末PS側と電話基地局(CS)側との通信は図6に
示すRCRスタンダード規格28の手順に基づいて行わ
れ、また、電話端末PS同士の子機間通信も図7に示す
RCRスタンダード規格28の手順において行われてい
る。
stem))等の携帯電話を用いての音声通信や、データ通
信が行われている。図5の(a)にはPS等の電話端末
(電話端末装置)1側と電話局(電話基地局)2のネッ
トワーク側との通信システム例が示されている。この電
話端末PS側と電話基地局(CS)側との通信は図6に
示すRCRスタンダード規格28の手順に基づいて行わ
れ、また、電話端末PS同士の子機間通信も図7に示す
RCRスタンダード規格28の手順において行われてい
る。
【0003】図5において、電話端末1側には電話番号
と電話端末のID番号が与えられており、電話局2のネ
ットワーク側には電話番号とID番号を関連付けた加入
者データと、各電話番号毎の料金積算データとが格納さ
れたデータベースを有している。PHSの電話端末1は
自動位置発信機能を備え、この自動位置発信機能から位
置発信信号が出力され、この位置発信信号を電話局2側
で検出し、登録することにより、電話端末1の移動エリ
アを常時把握するシステムとなっている。
と電話端末のID番号が与えられており、電話局2のネ
ットワーク側には電話番号とID番号を関連付けた加入
者データと、各電話番号毎の料金積算データとが格納さ
れたデータベースを有している。PHSの電話端末1は
自動位置発信機能を備え、この自動位置発信機能から位
置発信信号が出力され、この位置発信信号を電話局2側
で検出し、登録することにより、電話端末1の移動エリ
アを常時把握するシステムとなっている。
【0004】電話端末1から電話局2のネットワーク側
に通話等のサービスが要求される場合には、電話局2の
ネットワーク側では、電話端末1側から発信されるID
番号を取り込み、そのサービスの要求があった電話端末
1が正規の登録された加入者の端末であるか否かの識別
が行われる。
に通話等のサービスが要求される場合には、電話局2の
ネットワーク側では、電話端末1側から発信されるID
番号を取り込み、そのサービスの要求があった電話端末
1が正規の登録された加入者の端末であるか否かの識別
が行われる。
【0005】この識別は暗号処理により行われ、その一
例が図5の(b)に示されている。すなわち、電話局2
のネットワーク側では、電話端末1からサービス要求が
あると、例えば乱数Rを生成して電話端末1側に送り、
その一方で、この乱数RとID番号のキー(key)を計
算する。電話端末1側ではネットワーク側から乱数Rを
受信し、自己のID番号と乱数Rを用いてネットワーク
側と同じ演算を行い、その演算結果をネットワーク側に
送信する。ネットワーク側では自分で演算した演算値と
電話端末1側から送られて来た演算値とを比較し、両方
の演算値が一致したときにサービス要求のある電話端末
1は正規の電話端末であると認識し、ネットワークのサ
ービスを提供する。例えば、通話のサービスの場合に
は、電話端末1側から送られる電話番号の通話先の電話
端末のエリアに信号を送信し、通話サービスを行う。
例が図5の(b)に示されている。すなわち、電話局2
のネットワーク側では、電話端末1からサービス要求が
あると、例えば乱数Rを生成して電話端末1側に送り、
その一方で、この乱数RとID番号のキー(key)を計
算する。電話端末1側ではネットワーク側から乱数Rを
受信し、自己のID番号と乱数Rを用いてネットワーク
側と同じ演算を行い、その演算結果をネットワーク側に
送信する。ネットワーク側では自分で演算した演算値と
電話端末1側から送られて来た演算値とを比較し、両方
の演算値が一致したときにサービス要求のある電話端末
1は正規の電話端末であると認識し、ネットワークのサ
ービスを提供する。例えば、通話のサービスの場合に
は、電話端末1側から送られる電話番号の通話先の電話
端末のエリアに信号を送信し、通話サービスを行う。
【0006】図4は従来の一般的な携帯電話用データ通
信端末装置の構成を示す。同図において、3はマイクロ
ホン、4はスピーカ、5はキイパッド、6は液晶表示装
置、7はサブCPU、8はメインCPU、10はバッテ
リ、11はDC−DCコンバータである。
信端末装置の構成を示す。同図において、3はマイクロ
ホン、4はスピーカ、5はキイパッド、6は液晶表示装
置、7はサブCPU、8はメインCPU、10はバッテ
リ、11はDC−DCコンバータである。
【0007】また、EEPROMは電気信号によってデ
ータの書き込みと消去が可能なメモリであり、このEE
PROMには電話番号および端末装置のID番号が書き
込み記憶される。ROMは通信のプログラム等が記憶さ
れるメモリであり、RAMは演算結果や受信のデータを
記憶するメモリである。
ータの書き込みと消去が可能なメモリであり、このEE
PROMには電話番号および端末装置のID番号が書き
込み記憶される。ROMは通信のプログラム等が記憶さ
れるメモリであり、RAMは演算結果や受信のデータを
記憶するメモリである。
【0008】12は14ビットA/D変換器、13は1
4ビットD/A変換器、14は信号圧縮回路(ADPC
Mコーデック)、15はTDMA同期制御回路、16は
変調器、17は8ビットD/A変換器、18はローパス
フィルタ(LPF)、20はRFモジュール、21はア
ンテナ、22はタウンコンバータ、23は復調器、24
は8ビットA/D変換器、25はLAPDCプロトコル
制御回路である。
4ビットD/A変換器、14は信号圧縮回路(ADPC
Mコーデック)、15はTDMA同期制御回路、16は
変調器、17は8ビットD/A変換器、18はローパス
フィルタ(LPF)、20はRFモジュール、21はア
ンテナ、22はタウンコンバータ、23は復調器、24
は8ビットA/D変換器、25はLAPDCプロトコル
制御回路である。
【0009】26はベースバンド統合LSIであり、こ
の部分は低周波の回路部分であり、前記RFモジュール
20は高周波の回路部分である。
の部分は低周波の回路部分であり、前記RFモジュール
20は高周波の回路部分である。
【0010】この種の携帯電話用データ通信端末装置
は、音声による通信とデータ通信とが可能となってい
る。この端末装置は音声通信サービスを中心に構成した
携帯電話端末構造となっており、この端末にアナログ公
衆網(有線)で多用されるモデムを介在させ、データを
擬似音声信号に変換し、データ通信を実現している。
は、音声による通信とデータ通信とが可能となってい
る。この端末装置は音声通信サービスを中心に構成した
携帯電話端末構造となっており、この端末にアナログ公
衆網(有線)で多用されるモデムを介在させ、データを
擬似音声信号に変換し、データ通信を実現している。
【0011】この携帯電話用データ通信端末装置を用い
て音声通信を行う場合は、マイクロホン3から音声を入
力する。この音声信号は14ビットA/D変換器12で
アナログ信号からデジタル信号に変換され、信号圧縮回
路14で信号圧縮された後、TDMA同期制御回路15
を介して変調器16で変調される。そして、8ビットD
/A変換器17でデジタル信号からアナログ信号に変換
された後、ローパスフィルタ18を通してRFモジュー
ル20に供給され、アンテナ21によって音声信号が無
線で送信される。
て音声通信を行う場合は、マイクロホン3から音声を入
力する。この音声信号は14ビットA/D変換器12で
アナログ信号からデジタル信号に変換され、信号圧縮回
路14で信号圧縮された後、TDMA同期制御回路15
を介して変調器16で変調される。そして、8ビットD
/A変換器17でデジタル信号からアナログ信号に変換
された後、ローパスフィルタ18を通してRFモジュー
ル20に供給され、アンテナ21によって音声信号が無
線で送信される。
【0012】一方、電話局2を介して、受信した音声信
号はアンテナ21からRFモジュール20を介してタウ
ンコンバータ22に供給され、さらに復調器23で復調
され、TDMA同期制御回路15で同期制御されて信号
圧縮回路14に加えられる。そして、14ビットD/A
変換器13でアナログ信号に変換されてスピーカ4から
音声が発せられる。
号はアンテナ21からRFモジュール20を介してタウ
ンコンバータ22に供給され、さらに復調器23で復調
され、TDMA同期制御回路15で同期制御されて信号
圧縮回路14に加えられる。そして、14ビットD/A
変換器13でアナログ信号に変換されてスピーカ4から
音声が発せられる。
【0013】一方、データ通信を行う場合は、キイパッ
ド5等からデータが入力され、そのデータはメインCP
U8からデジタル信号によって出力される。そしてその
データ信号はTDMA同期制御回路15で同期制御され
てRFモジュール20に加えられ、擬似音声信号に変換
されてアンテナ21から無線で送信される。一方、受信
されたデータ信号はアンテナ21からRFモジュール2
0を介して8ビットA/D変換器24で擬似音声信号か
らデジタル信号に変換される。そして、TDMA同期制
御回路15で同期制御されてメインCPU8に取り込ま
れ、RAMに記憶されたり、あるいはサブCPU7を介
して液晶表示装置6に表示される。
ド5等からデータが入力され、そのデータはメインCP
U8からデジタル信号によって出力される。そしてその
データ信号はTDMA同期制御回路15で同期制御され
てRFモジュール20に加えられ、擬似音声信号に変換
されてアンテナ21から無線で送信される。一方、受信
されたデータ信号はアンテナ21からRFモジュール2
0を介して8ビットA/D変換器24で擬似音声信号か
らデジタル信号に変換される。そして、TDMA同期制
御回路15で同期制御されてメインCPU8に取り込ま
れ、RAMに記憶されたり、あるいはサブCPU7を介
して液晶表示装置6に表示される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話用デー
タ通信端末装置はマイクロホン3、スピーカ4、14ビ
ットA/D変換器12、14ビットD/A変換器13等
の構成要素を装備した電話機能をベースとし、この電話
機能にデジタルデータ信号送受機能を付加した大掛かり
な構成であるため、パソコン等の汎用端末装置に内蔵す
ることが困難であり、そのため、パソコンに内蔵した携
帯電話用データ通信端末装置は現在のところ皆無であ
る。
タ通信端末装置はマイクロホン3、スピーカ4、14ビ
ットA/D変換器12、14ビットD/A変換器13等
の構成要素を装備した電話機能をベースとし、この電話
機能にデジタルデータ信号送受機能を付加した大掛かり
な構成であるため、パソコン等の汎用端末装置に内蔵す
ることが困難であり、そのため、パソコンに内蔵した携
帯電話用データ通信端末装置は現在のところ皆無であ
る。
【0015】また、従来の携帯電話用データ通信端末装
置はその各端末装置毎にID番号が付され、そのID番
号毎に電話番号が与えられる構成のため、データ通信端
末装置を1個増やす毎に、1個の電話番号が与えられる
結果となり、各データ通信端末装置毎に通話料(回線接
続費用)以外に基本料金が課金されるため、多くの経費
負担がかかるという問題があり、データ通信端末装置の
普及を妨げる要因となっている。
置はその各端末装置毎にID番号が付され、そのID番
号毎に電話番号が与えられる構成のため、データ通信端
末装置を1個増やす毎に、1個の電話番号が与えられる
結果となり、各データ通信端末装置毎に通話料(回線接
続費用)以外に基本料金が課金されるため、多くの経費
負担がかかるという問題があり、データ通信端末装置の
普及を妨げる要因となっている。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、パソコンと一体使用が可能
な、低コスト、小型、軽量、低消費電力の装置構成と
し、かつ、基本料金が不要の経費節減タイプの通信装置
を提供することにある。
たものであり、その目的は、パソコンと一体使用が可能
な、低コスト、小型、軽量、低消費電力の装置構成と
し、かつ、基本料金が不要の経費節減タイプの通信装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のように構成されている。すなわち、第1
の発明は、エリア間の外部通信機能を持つ1個の携帯電
話と同じくエリア間の外部通信機能を持つ1個以上のデ
ータ通信端末装置を関連させ、前記携帯電話と各データ
通信端末装置を非同時的に使用して外部に対して通信を
行う通信装置であって、前記各データ通信端末装置と携
帯電話との間に直接的なエリア内通信機能が付与され、
前記データ通信端末装置側には、前記携帯電話に対して
該携帯電話の電話番号を用いて外部通信を行うための通
信許可要求信号を出力する通信許可要求信号出力部と、
携帯電話側から通信許諾信号を受けてデータ通信端末装
置の外部通信機能をオン動作させ外部通信の終了時に外
部通信機能をオフさせるデータ端末側通信起動停止制御
部と、前記携帯電話の番号を用いての外部への通信終了
時に携帯電話側へ通信終了信号を出力する通信終了通告
部とが設けられ、前記携帯電話側には前記データ通信端
末装置から通信許可要求信号が加えられたときに自己が
通信中のときは通信不可信号を、自己が通信中でないと
きには携帯電話の電話番号を用いての通信許諾信号をそ
れぞれ前記データ通信端末装置側へ加える電話番号借用
許諾可否制御部と、前記データ通信端末装置側へ前記通
信許諾信号を出力するときに携帯電話側の外部通信機能
をオフしデータ通信端末装置側から前記通信終了信号が
加えられたときに携帯電話側の外部通信機能をオンする
携帯端末側通信起動停止制御部とを有する構成をもって
課題を解決する手段としている。
するために次のように構成されている。すなわち、第1
の発明は、エリア間の外部通信機能を持つ1個の携帯電
話と同じくエリア間の外部通信機能を持つ1個以上のデ
ータ通信端末装置を関連させ、前記携帯電話と各データ
通信端末装置を非同時的に使用して外部に対して通信を
行う通信装置であって、前記各データ通信端末装置と携
帯電話との間に直接的なエリア内通信機能が付与され、
前記データ通信端末装置側には、前記携帯電話に対して
該携帯電話の電話番号を用いて外部通信を行うための通
信許可要求信号を出力する通信許可要求信号出力部と、
携帯電話側から通信許諾信号を受けてデータ通信端末装
置の外部通信機能をオン動作させ外部通信の終了時に外
部通信機能をオフさせるデータ端末側通信起動停止制御
部と、前記携帯電話の番号を用いての外部への通信終了
時に携帯電話側へ通信終了信号を出力する通信終了通告
部とが設けられ、前記携帯電話側には前記データ通信端
末装置から通信許可要求信号が加えられたときに自己が
通信中のときは通信不可信号を、自己が通信中でないと
きには携帯電話の電話番号を用いての通信許諾信号をそ
れぞれ前記データ通信端末装置側へ加える電話番号借用
許諾可否制御部と、前記データ通信端末装置側へ前記通
信許諾信号を出力するときに携帯電話側の外部通信機能
をオフしデータ通信端末装置側から前記通信終了信号が
加えられたときに携帯電話側の外部通信機能をオンする
携帯端末側通信起動停止制御部とを有する構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0018】また、第2の発明は、前記第1の発明の構
成を備えたものにおいて、携帯電話とデータ通信端末措
置間のエリア内通信機能の通信方式は有線と無線と赤外
線の少なくともいずれか1つの方式によって構成されて
いることをもって課題を解決する手段としている。
成を備えたものにおいて、携帯電話とデータ通信端末措
置間のエリア内通信機能の通信方式は有線と無線と赤外
線の少なくともいずれか1つの方式によって構成されて
いることをもって課題を解決する手段としている。
【0019】さらに、第3の発は、前記第1又は第2の
発明の構成を備えたものにおいて、データ通信端末装置
の外部通信時以外は外部通信機能への電力印加を停止す
る省電力化機能が付加されていることをもって課題を解
決する手段としている。
発明の構成を備えたものにおいて、データ通信端末装置
の外部通信時以外は外部通信機能への電力印加を停止す
る省電力化機能が付加されていることをもって課題を解
決する手段としている。
【0020】さらに第4の発明は、データ通信端末装置
の外部通信機能はPCカードに形成され、このPCカー
ドをパーソナルコンピュータに装着して外部通信を行う
構成としたことをもって課題を解決する手段としてい
る。
の外部通信機能はPCカードに形成され、このPCカー
ドをパーソナルコンピュータに装着して外部通信を行う
構成としたことをもって課題を解決する手段としてい
る。
【0021】本発明において、データ通信端末装置は、
関連付けられている携帯電話から外部との通信を行う許
可を受けて携帯電話の電話番号と同じ番号を用いて外部
とのデータの送信が可能となる。電話基地局のネットワ
ーク側では携帯電話と携帯電話用データ通信端末装置を
同じ番号を用いて管理することになるので、基本料金は
携帯電話のみに課金されることとなる。このため、1個
の携帯電話に複数のデータ通信端末装置を関連付けて、
複数のデータ通信端末装置を個別に使用しても、その料
金は通話料金(回線接続料金)のみで済み、データ通信
端末装置使用の経費節減が図れる。
関連付けられている携帯電話から外部との通信を行う許
可を受けて携帯電話の電話番号と同じ番号を用いて外部
とのデータの送信が可能となる。電話基地局のネットワ
ーク側では携帯電話と携帯電話用データ通信端末装置を
同じ番号を用いて管理することになるので、基本料金は
携帯電話のみに課金されることとなる。このため、1個
の携帯電話に複数のデータ通信端末装置を関連付けて、
複数のデータ通信端末装置を個別に使用しても、その料
金は通話料金(回線接続料金)のみで済み、データ通信
端末装置使用の経費節減が図れる。
【0022】また、電話基地局のネットワーク側では携
帯電話用データ通信端末装置に付されている電話番号を
ID番号としてその端末装置の登録認定を行うことがで
きるので、ネットワーク側のシステム変更は全く必要な
く、本発明の導入普及が容易となるものである。
帯電話用データ通信端末装置に付されている電話番号を
ID番号としてその端末装置の登録認定を行うことがで
きるので、ネットワーク側のシステム変更は全く必要な
く、本発明の導入普及が容易となるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づき説明する。なお、以下に説明する本実施形態例
の説明において、従来例の構成部分と同一の部分には同
一符号を付し、その重複説明は省略する。
に基づき説明する。なお、以下に説明する本実施形態例
の説明において、従来例の構成部分と同一の部分には同
一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0024】図1は、本発明に係る通信装置の一実施形
態例のブロック構成を示す。本実施形態例の通信装置は
携帯電話PSとデータ通信端末装置PCとが関連されて
使用されるもので、データ通信端末装置にはその装置の
電話番号(ID番号)として携帯電話の電話番号が書き
込み設置されている。
態例のブロック構成を示す。本実施形態例の通信装置は
携帯電話PSとデータ通信端末装置PCとが関連されて
使用されるもので、データ通信端末装置にはその装置の
電話番号(ID番号)として携帯電話の電話番号が書き
込み設置されている。
【0025】携帯電話は、電話番号借用許諾可否制御部
40と、携帯態電話側エリア内通信機能41と、携帯電
話側通信起動停止制御部42と、エリア外との通信を行
う外部通信機能43とを有して構成されており、また、
データ通信端末装置は、通信許可要求信号出力部35
と、データ通信端末装置側エリア内通信機能36と、デ
ータ通信端末装置側通信起動停止制御部37と、通信終
了通告部38と、エリア外との通信を行う外部通信機能
39とを有して構成されている。
40と、携帯態電話側エリア内通信機能41と、携帯電
話側通信起動停止制御部42と、エリア外との通信を行
う外部通信機能43とを有して構成されており、また、
データ通信端末装置は、通信許可要求信号出力部35
と、データ通信端末装置側エリア内通信機能36と、デ
ータ通信端末装置側通信起動停止制御部37と、通信終
了通告部38と、エリア外との通信を行う外部通信機能
39とを有して構成されている。
【0026】携帯電話側のエリア内通信機能41とデー
タ通信端末装置側のエリア内通信機能36は周知の有線
又は無線又は赤外線の少なくともいずれか1つの方式に
よって同一エリア内での通信を行う機能を備えており、
その通信方式は、通常の同一エリア内における携帯電話
間の通信方式と同様な手順により行われるものである。
タ通信端末装置側のエリア内通信機能36は周知の有線
又は無線又は赤外線の少なくともいずれか1つの方式に
よって同一エリア内での通信を行う機能を備えており、
その通信方式は、通常の同一エリア内における携帯電話
間の通信方式と同様な手順により行われるものである。
【0027】本実施形態例において特徴的なことは、携
帯電話とデータ通信端末装置に同じ電話番号を付与し、
非同時的に外部エリアとの通信を行うように構成したこ
とであり、そのため、データ通信端末装置側で外部通信
を行うときには、携帯電話側にその外部通信を行っても
よいか否かを問い合わせ、携帯電話側から許諾を受けた
ときのみデータ通信端末装置を用いて外部エリアとの外
部通信を可能にしている。
帯電話とデータ通信端末装置に同じ電話番号を付与し、
非同時的に外部エリアとの通信を行うように構成したこ
とであり、そのため、データ通信端末装置側で外部通信
を行うときには、携帯電話側にその外部通信を行っても
よいか否かを問い合わせ、携帯電話側から許諾を受けた
ときのみデータ通信端末装置を用いて外部エリアとの外
部通信を可能にしている。
【0028】そのため、データ通信端末装置の通信許可
要求信号出力部35は、データ通信端末装置を用いて外
部との通信を行うときには、携帯電話側に通信を行って
もよいか否かの通信許可要求信号を出力し、この信号を
携帯電話側とデータ通信端末装置側のエリア内通信機能
36,41を利用してデータ通信端末装置側から携帯電
話側に供給するようにしている。携帯電話側では、この
通信許可要求信号を受けて、電話番号借用許諾可否制御
部40は、携帯電話を用いて通話中のときには不許可信
号を出力する。この不許可信号はエリア内通信機能41
から36を通してデータ通信端末装置側に伝えられる。
また、電話番号借用許諾可否制御部40は、携帯電話が
使用中でないときには、通信許諾信号を同様にエリア内
通信機能41から36を通してデータ通信端末装置側へ
加える。
要求信号出力部35は、データ通信端末装置を用いて外
部との通信を行うときには、携帯電話側に通信を行って
もよいか否かの通信許可要求信号を出力し、この信号を
携帯電話側とデータ通信端末装置側のエリア内通信機能
36,41を利用してデータ通信端末装置側から携帯電
話側に供給するようにしている。携帯電話側では、この
通信許可要求信号を受けて、電話番号借用許諾可否制御
部40は、携帯電話を用いて通話中のときには不許可信
号を出力する。この不許可信号はエリア内通信機能41
から36を通してデータ通信端末装置側に伝えられる。
また、電話番号借用許諾可否制御部40は、携帯電話が
使用中でないときには、通信許諾信号を同様にエリア内
通信機能41から36を通してデータ通信端末装置側へ
加える。
【0029】データ通信端末装置側の通信起動停止制御
部37は、携帯電話側から前記不許可信号が加えられた
ときには、外部通信機能39をオフの状態に維持し、エ
リア外との外部通信を阻止する。その一方で、電話番号
借用許諾可否制御部40側から通信許諾信号が加えられ
たときには、データ通信端末装置側の通信起動停止制御
部37は、外部通信機能39をオン駆動し、この外部通
信機能39を利用してエリア外との外部通信を可能にす
る。
部37は、携帯電話側から前記不許可信号が加えられた
ときには、外部通信機能39をオフの状態に維持し、エ
リア外との外部通信を阻止する。その一方で、電話番号
借用許諾可否制御部40側から通信許諾信号が加えられ
たときには、データ通信端末装置側の通信起動停止制御
部37は、外部通信機能39をオン駆動し、この外部通
信機能39を利用してエリア外との外部通信を可能にす
る。
【0030】携帯電話側の通信起動停止制御部42は、
電話番号借用許諾可否制御部40から不許可信号が出力
されたときには、携帯電話側の通信起動停止制御部42
はエリア外との外部通信を行う外部通信機能43をオン
駆動状態に保ち携帯電話を用いての外部通信を継続させ
る。その一方で、電話番号借用許諾可否制御部40から
前記通信許諾信号が出力されたときには、携帯電話側の
通信起動停止制御部42は携帯電話側の外部通信機能4
3をオフ駆動状態にし、携帯電話を用いての外部通信を
阻止する。
電話番号借用許諾可否制御部40から不許可信号が出力
されたときには、携帯電話側の通信起動停止制御部42
はエリア外との外部通信を行う外部通信機能43をオン
駆動状態に保ち携帯電話を用いての外部通信を継続させ
る。その一方で、電話番号借用許諾可否制御部40から
前記通信許諾信号が出力されたときには、携帯電話側の
通信起動停止制御部42は携帯電話側の外部通信機能4
3をオフ駆動状態にし、携帯電話を用いての外部通信を
阻止する。
【0031】データ通信端末装置側の通信終了通告部3
8は、データ通信端末装置側の外部通信機能39を用い
てのエリア外との外部通信が終了したときに、通信終了
信号を出力し、この通信終了信号はデータ通信端末装置
側のエリア内通信機能36から携帯電話側のエリア内通
信機能41を介して携帯電話側に伝わり、この通信終了
信号を受けて、携帯電話側の通信起動停止制御部42は
外部通信機能43をオン駆動状態にし、携帯電話を用い
ての外部通信を可能状態にする。その一方で、データ通
信端末装置側では、前記通信終了通告部38から通信終
了信号が出力されると、その信号を受けて、データ通信
端末装置側の通信起動停止制御部37はデータ通信端末
装置側の外部通信機能39をオフ駆動して、データ通信
端末装置を用いての外部通信を阻止状態に維持する。
8は、データ通信端末装置側の外部通信機能39を用い
てのエリア外との外部通信が終了したときに、通信終了
信号を出力し、この通信終了信号はデータ通信端末装置
側のエリア内通信機能36から携帯電話側のエリア内通
信機能41を介して携帯電話側に伝わり、この通信終了
信号を受けて、携帯電話側の通信起動停止制御部42は
外部通信機能43をオン駆動状態にし、携帯電話を用い
ての外部通信を可能状態にする。その一方で、データ通
信端末装置側では、前記通信終了通告部38から通信終
了信号が出力されると、その信号を受けて、データ通信
端末装置側の通信起動停止制御部37はデータ通信端末
装置側の外部通信機能39をオフ駆動して、データ通信
端末装置を用いての外部通信を阻止状態に維持する。
【0032】上記の如く本実施形態例では、携帯電話側
からデータ通信端末装置を用いての外部通信の通信許諾
信号が出されたときには携帯電話側は自動的に外部通信
を阻止する状態となり、データ通信端末装置のみを用い
て外部通信が可能となり、データ通信端末装置を用いて
の外部通信が終了したときにはデータ通信端末装置側の
外部通信機能39はオフ駆動状態となり、携帯電話側の
外部通信機能43はオン駆動状態に復帰するので、携帯
電話とデータ通信端末装置の一方の外部通信機能がオン
駆動されているときには他方側の外部通信機能は必ずオ
フ駆動される結果となるので、携帯電話側とデータ通信
端末装置側が同時に外部通信を行うというダブル通信の
発生が防止され、携帯電話とデータ通信端末装置は同じ
電話番号を用いて外部通信が可能となるものである。
からデータ通信端末装置を用いての外部通信の通信許諾
信号が出されたときには携帯電話側は自動的に外部通信
を阻止する状態となり、データ通信端末装置のみを用い
て外部通信が可能となり、データ通信端末装置を用いて
の外部通信が終了したときにはデータ通信端末装置側の
外部通信機能39はオフ駆動状態となり、携帯電話側の
外部通信機能43はオン駆動状態に復帰するので、携帯
電話とデータ通信端末装置の一方の外部通信機能がオン
駆動されているときには他方側の外部通信機能は必ずオ
フ駆動される結果となるので、携帯電話側とデータ通信
端末装置側が同時に外部通信を行うというダブル通信の
発生が防止され、携帯電話とデータ通信端末装置は同じ
電話番号を用いて外部通信が可能となるものである。
【0033】また、データ通信端末装置を用いての外部
通信が終了したときには直ちにデータ通信端末装置側の
外部通信機能39がオフ状態となり、携帯電話側の外部
通信機能43がオン駆動状態となるので、電話基地局C
Sからの通信は携帯電話側にアクセスすることとなるの
で、携帯電話側とデータ通信端末装置側が同じ電話番号
を持っていても携帯電話側とデータ通信端末装置側の両
方にアクセスされることはないので、特に問題は生じな
い。
通信が終了したときには直ちにデータ通信端末装置側の
外部通信機能39がオフ状態となり、携帯電話側の外部
通信機能43がオン駆動状態となるので、電話基地局C
Sからの通信は携帯電話側にアクセスすることとなるの
で、携帯電話側とデータ通信端末装置側が同じ電話番号
を持っていても携帯電話側とデータ通信端末装置側の両
方にアクセスされることはないので、特に問題は生じな
い。
【0034】本実施形態例におけるデータ通信端末装置
はパソコン(例えばノート型パソコン)27と一体的に
使用される構成としてあり、そのため、携帯電話用デー
タ通信端末装置の回路は図2に示す如くPCカード28
に形成されている。
はパソコン(例えばノート型パソコン)27と一体的に
使用される構成としてあり、そのため、携帯電話用デー
タ通信端末装置の回路は図2に示す如くPCカード28
に形成されている。
【0035】この携帯電話用データ通信端末装置の特徴
的なことは、前記の如くパソコン28と一体的に使用さ
れる構成としたことと、従来例の図4に示す電話をベー
スとした機能部分、すなわち、マイクロホン3、スピー
カ4、14ビットA/D変換器12、14ビットD/A
変換器13、信号圧縮回路14等の構成部分を省略し、
さらに、パソコン27と重複する構成部分のキイパッド
5、サブCPU7、液晶表示装置6、バッテリ10、D
C−DCコンバータ11等の構成部分を省略して装置構
成を簡易化し、装置の小型軽量化を図り、装置コストの
低減化を図った構成としたことである。
的なことは、前記の如くパソコン28と一体的に使用さ
れる構成としたことと、従来例の図4に示す電話をベー
スとした機能部分、すなわち、マイクロホン3、スピー
カ4、14ビットA/D変換器12、14ビットD/A
変換器13、信号圧縮回路14等の構成部分を省略し、
さらに、パソコン27と重複する構成部分のキイパッド
5、サブCPU7、液晶表示装置6、バッテリ10、D
C−DCコンバータ11等の構成部分を省略して装置構
成を簡易化し、装置の小型軽量化を図り、装置コストの
低減化を図った構成としたことである。
【0036】上記特徴的な装置構成としたことに関連し
て、図2に示す携帯電話用データ通信端末装置にはPC
MCIAのインターフェース回路30と省電力化機能と
してのスイッチ制御回路31が設けられている。なお、
図1中、TXDは送信信号を示し、RXDは受信信号を示
す。
て、図2に示す携帯電話用データ通信端末装置にはPC
MCIAのインターフェース回路30と省電力化機能と
してのスイッチ制御回路31が設けられている。なお、
図1中、TXDは送信信号を示し、RXDは受信信号を示
す。
【0037】前記インターフェース回路30はパソコン
27側と、PCカード28に形成した携帯電話用データ
通信端末装置の回路とのデータの交信をPCMCIAバ
スを介して行う回路であり、スイッチ制御回路31はパ
ソコン27側からPCカード28の回路に供給される電
力をスイッチ素子32のオン・オフ制御により断続する
ものである。具体的には、パソコン27側がデータ通信
を開始するときのみに、パソコン27側からのデータ通
信開始信号を受けてスイッチ素子32をオンし、データ
通信時のみだけPCカード28の携帯電話用データ通信
端末装置の回路にパソコン側の電力を供給し、データ通
信が終了した時点で、スイッチ素子32をオフし、携帯
電話用データ通信端末装置の回路への電力供給を遮断す
る構成としている。
27側と、PCカード28に形成した携帯電話用データ
通信端末装置の回路とのデータの交信をPCMCIAバ
スを介して行う回路であり、スイッチ制御回路31はパ
ソコン27側からPCカード28の回路に供給される電
力をスイッチ素子32のオン・オフ制御により断続する
ものである。具体的には、パソコン27側がデータ通信
を開始するときのみに、パソコン27側からのデータ通
信開始信号を受けてスイッチ素子32をオンし、データ
通信時のみだけPCカード28の携帯電話用データ通信
端末装置の回路にパソコン側の電力を供給し、データ通
信が終了した時点で、スイッチ素子32をオフし、携帯
電話用データ通信端末装置の回路への電力供給を遮断す
る構成としている。
【0038】また、メモリのEEPROMには関連付け
られている携帯電話の電話番号が端末装置のID番号と
して記憶されている。
られている携帯電話の電話番号が端末装置のID番号と
して記憶されている。
【0039】従来の図4に示すデータ通信端末装置の機
能の構成例と比較すれば明らかな如く、本実施形態例の
データ通信端末装置は、電源機能中の電池および充電制
御、省電力制御(待機時は受信回路のみ通電する等の選
択通電制御機能等)はパソコン等の外部機器からの給電
により駆動可能な電源安定化回路に構成し、ダイヤル番
号表示や受信信号レベルを表示する表示回路および表示
器はパソコン本体の記憶機能や表示機能を利用した、パ
ソコン等の外部機器とダイヤルおよび受信感度信号の送
受を可能にしたデータバス構成にし、装置内部で関連制
御データ送受が可能な構成とし、音声信号の圧縮、伸張
等のコーデック回路およびマイクロホン、スピーカ等音
声回路はパソコンとディジタル信号を送受するデータバ
ス回路に代替され、パソコン内部のデータファイルの送
出や外部データベースからのデータファイルの読み込み
機能を構成する。
能の構成例と比較すれば明らかな如く、本実施形態例の
データ通信端末装置は、電源機能中の電池および充電制
御、省電力制御(待機時は受信回路のみ通電する等の選
択通電制御機能等)はパソコン等の外部機器からの給電
により駆動可能な電源安定化回路に構成し、ダイヤル番
号表示や受信信号レベルを表示する表示回路および表示
器はパソコン本体の記憶機能や表示機能を利用した、パ
ソコン等の外部機器とダイヤルおよび受信感度信号の送
受を可能にしたデータバス構成にし、装置内部で関連制
御データ送受が可能な構成とし、音声信号の圧縮、伸張
等のコーデック回路およびマイクロホン、スピーカ等音
声回路はパソコンとディジタル信号を送受するデータバ
ス回路に代替され、パソコン内部のデータファイルの送
出や外部データベースからのデータファイルの読み込み
機能を構成する。
【0040】本実施形態例の装置では、データ通信を行
う際に、EEPROMに記憶されている電話番号が端末
装置のID番号として基地局のネットワーク側に送られ
る。そして、前述の図5の(b)に示す如く、乱数Rを
用いてID番号と乱数を組み合わせた演算が端末装置側
とネットワーク側で共に行われ、ネットワーク側では、
該ネットワーク側で演算した演算値と端末装置側で演算
した演算値とが一致したときに、その端末装置は正規の
装置として認識し、データ通信を可能状態とする。デー
タ通信端末装置側からデータを送信する際には、パソコ
ン27側で入力したデータがインターフェース回路30
を経由し、TDMA同期制御回路15で同期制御され、
変調器16で変調された後、8ビットD/A変換器17
でアナログ信号に変換された後、ローパスフィルタ18
を通してRFモジュール20に供給され、アンテナ21
により送信される。
う際に、EEPROMに記憶されている電話番号が端末
装置のID番号として基地局のネットワーク側に送られ
る。そして、前述の図5の(b)に示す如く、乱数Rを
用いてID番号と乱数を組み合わせた演算が端末装置側
とネットワーク側で共に行われ、ネットワーク側では、
該ネットワーク側で演算した演算値と端末装置側で演算
した演算値とが一致したときに、その端末装置は正規の
装置として認識し、データ通信を可能状態とする。デー
タ通信端末装置側からデータを送信する際には、パソコ
ン27側で入力したデータがインターフェース回路30
を経由し、TDMA同期制御回路15で同期制御され、
変調器16で変調された後、8ビットD/A変換器17
でアナログ信号に変換された後、ローパスフィルタ18
を通してRFモジュール20に供給され、アンテナ21
により送信される。
【0041】本実施形態例のデータ通信方式をさらに具
体的に説明すると、次の如くである。携帯電話モジュー
ルの制御アプリケーションソフトの起動により、パソコ
ン27からレディー信号(レディーコマンド)を受け、
データ通信端末装置(モジュール)は電力引給電され、
モジュール回路は起動される。
体的に説明すると、次の如くである。携帯電話モジュー
ルの制御アプリケーションソフトの起動により、パソコ
ン27からレディー信号(レディーコマンド)を受け、
データ通信端末装置(モジュール)は電力引給電され、
モジュール回路は起動される。
【0042】そして、パソコン内部の電話番号検索デー
タベースから相手先の電話番号が検索され、PCMCI
A等のPCカードインターフェース規格に基づいて構成
したIOバスにてこれらのダイヤル番号データや基地局
と、端末固有情報(ID番号)確認や、受信感度信号が
パソコンと携帯電話モジュール間で交信される。結果が
パソコン側にコマンドとして伝送される。
タベースから相手先の電話番号が検索され、PCMCI
A等のPCカードインターフェース規格に基づいて構成
したIOバスにてこれらのダイヤル番号データや基地局
と、端末固有情報(ID番号)確認や、受信感度信号が
パソコンと携帯電話モジュール間で交信される。結果が
パソコン側にコマンドとして伝送される。
【0043】受信感度の確認やダイヤル発信(発呼)信
号はコマンドとして扱われ、携帯電話用データ通信端末
装置内部(モジュール内部)のCPU8にて解読制御さ
れる。
号はコマンドとして扱われ、携帯電話用データ通信端末
装置内部(モジュール内部)のCPU8にて解読制御さ
れる。
【0044】データ通信端末装置(モジュール部)はダ
イヤル信号を発呼コマンドとして受けてから、基地と交
信し、相手先の呼び出し、回線接続を確認する。話中や
応答なし等の呼び出し結果のフィードバックもコマンド
としてパソコン27に戻される。
イヤル信号を発呼コマンドとして受けてから、基地と交
信し、相手先の呼び出し、回線接続を確認する。話中や
応答なし等の呼び出し結果のフィードバックもコマンド
としてパソコン27に戻される。
【0045】通常、一般的な端末装置は基地局からの位
置登録情報を監視、記憶し、呼び出し信号を監視してい
るが、本モジュール部はこの機能を省き、発呼時のみ基
地局位置登録情報を取り込み、使用中の端末と同一の端
末IDを送信し、登録確認を行う。
置登録情報を監視、記憶し、呼び出し信号を監視してい
るが、本モジュール部はこの機能を省き、発呼時のみ基
地局位置登録情報を取り込み、使用中の端末と同一の端
末IDを送信し、登録確認を行う。
【0046】基地局と交信が可能になれば、リンクの確
立をパソコン側にフィードバックし、パソコン通信モー
ド又はファックス通信、インターネット通信等のアプリ
ケーションモードに移行し、データ通信のモジュール部
はエラーパケットの検出と修正制御を行い、データ通信
機能を維持する。
立をパソコン側にフィードバックし、パソコン通信モー
ド又はファックス通信、インターネット通信等のアプリ
ケーションモードに移行し、データ通信のモジュール部
はエラーパケットの検出と修正制御を行い、データ通信
機能を維持する。
【0047】データ通信が終了すると、パソコンアプリ
ケーションソフトから回線開放コマンドを受け、回線の
開放と電源電力印加の切断処理を実行し、通信を終了す
る。これらの制御コマンドは、アナログモデムで多用さ
れてきた例えば、ATコマンド(USA,ヘイズ社およ
びマイクロコム社規格準拠)で構成され、市場で多用さ
れている通信アプリケーションソフトとの整合も可能と
する。
ケーションソフトから回線開放コマンドを受け、回線の
開放と電源電力印加の切断処理を実行し、通信を終了す
る。これらの制御コマンドは、アナログモデムで多用さ
れてきた例えば、ATコマンド(USA,ヘイズ社およ
びマイクロコム社規格準拠)で構成され、市場で多用さ
れている通信アプリケーションソフトとの整合も可能と
する。
【0048】本実施形態例のデータ通信端末装置は、P
Cカード28に形成されて、パソコン27のスロットに
挿入され、パソコン27と一体的に使用されるものであ
るため、パソコン27のアプリケーションソフトによっ
て、様々なデータ通信方式が可能となり、例えば、屋内
あるいは屋外の移動中でのパソコン通信(業務用および
個人用メール、文字、図形、画像データの通信)や、イ
ンターネット通信(文字、音声、画像、ファックス等の
データ通信)や、イントラネット通信(文字、音声、画
像、ファックス等のデータ通信)や、ファックスデータ
通信が可能であり、インターネット等のマルチメディア
サービス網においては、文字、図形、画像、音声等のデ
ータがデジタル化、パケット化されて伝送され、その送
信制御とデータ解析を行うアプリケーションソフトによ
って、これらの各サービスの利用が可能である。
Cカード28に形成されて、パソコン27のスロットに
挿入され、パソコン27と一体的に使用されるものであ
るため、パソコン27のアプリケーションソフトによっ
て、様々なデータ通信方式が可能となり、例えば、屋内
あるいは屋外の移動中でのパソコン通信(業務用および
個人用メール、文字、図形、画像データの通信)や、イ
ンターネット通信(文字、音声、画像、ファックス等の
データ通信)や、イントラネット通信(文字、音声、画
像、ファックス等のデータ通信)や、ファックスデータ
通信が可能であり、インターネット等のマルチメディア
サービス網においては、文字、図形、画像、音声等のデ
ータがデジタル化、パケット化されて伝送され、その送
信制御とデータ解析を行うアプリケーションソフトによ
って、これらの各サービスの利用が可能である。
【0049】この実施形態例のデータ通信端末装置は、
音声通信機能を省略してあるが、この音声通信機能はパ
ソコン27側に装備されており、このパソコン27側の
音声通信機能を用いることにより、本実施形態例のデー
タ通信端末装置を用いて音声通信を行うことが可能とな
る。この場合は、パソコン側で、音声信号をアナログ信
号からデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をパソ
コン27側からインターフェース回路30に加えること
でその音声通信が可能となる。
音声通信機能を省略してあるが、この音声通信機能はパ
ソコン27側に装備されており、このパソコン27側の
音声通信機能を用いることにより、本実施形態例のデー
タ通信端末装置を用いて音声通信を行うことが可能とな
る。この場合は、パソコン側で、音声信号をアナログ信
号からデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をパソ
コン27側からインターフェース回路30に加えること
でその音声通信が可能となる。
【0050】また、本実施形態例のデータ通信端末装置
(本モジュール)は前記の如く音声通信の機能を省略し
ているが、パケット交信による音声サービスは可能とな
り、本モジュールの回路および機能省略による小型化、
省電力化、ローコスト化による機能低下は、パソコン上
のソフトと接続したサービス網の高度化によって機能補
完され、省略した機能以上の高度機能がサービス可能で
ある。すなわち、本モジュールによって、ユーザはより
高度なサービスを回線接続費用(通話料)だけで使用可
能となり、携帯電話機能の利便性の普及、拡大に極めて
有効となる。
(本モジュール)は前記の如く音声通信の機能を省略し
ているが、パケット交信による音声サービスは可能とな
り、本モジュールの回路および機能省略による小型化、
省電力化、ローコスト化による機能低下は、パソコン上
のソフトと接続したサービス網の高度化によって機能補
完され、省略した機能以上の高度機能がサービス可能で
ある。すなわち、本モジュールによって、ユーザはより
高度なサービスを回線接続費用(通話料)だけで使用可
能となり、携帯電話機能の利便性の普及、拡大に極めて
有効となる。
【0051】本実施形態例のデータ通信端末装置は、主
に、データ送信専用の装置として使用されるが、同じ電
話番号が付されている携帯電話と一緒に携帯することに
より、データ通信端末装置の移動位置が携帯電話から発
せられる自動位置発信信号(自動位置登録信号)によっ
てネットワークで検知され、その検知位置エリアに相手
側からの信号(受信信号)が供給されることで、音声や
各種データの信号を受信することが可能となる。そのた
め、本実施形態例のデータ通信端末装置を用いて送信と
受信が共に可能となり、携帯電話と本実施形態例のデー
タ通信端末装置を一緒に携帯することで、従来の携帯電
話端末装置間の子機間通信機能が可能であり、また、携
帯電話端末とデータ通信専用端末間で、データ通信を行
う、子機間通話機能によって、ローカルエリア通信も可
能である。
に、データ送信専用の装置として使用されるが、同じ電
話番号が付されている携帯電話と一緒に携帯することに
より、データ通信端末装置の移動位置が携帯電話から発
せられる自動位置発信信号(自動位置登録信号)によっ
てネットワークで検知され、その検知位置エリアに相手
側からの信号(受信信号)が供給されることで、音声や
各種データの信号を受信することが可能となる。そのた
め、本実施形態例のデータ通信端末装置を用いて送信と
受信が共に可能となり、携帯電話と本実施形態例のデー
タ通信端末装置を一緒に携帯することで、従来の携帯電
話端末装置間の子機間通信機能が可能であり、また、携
帯電話端末とデータ通信専用端末間で、データ通信を行
う、子機間通話機能によって、ローカルエリア通信も可
能である。
【0052】本実施形態例では、データ通信端末装置を
携帯電話と関連付け、携帯電話用データ通信端末装置の
ID番号を前記携帯電話の電話番号と同じ番号で与え、
データ通信端末装置は位置登録用の自動位置発信機能を
省略したが、本実施形態例のデータ通信端末装置を用い
てデータ通信を行う場合には、電話基地局のネットワー
ク側では、そのデータ通信端末装置から送られるID番
号(電話番号)によってその端末装置が正規の装置であ
るか否かを認定することができ、このデータ通信端末装
置を用いてデータ通信を支障なく行うことが可能とな
る。
携帯電話と関連付け、携帯電話用データ通信端末装置の
ID番号を前記携帯電話の電話番号と同じ番号で与え、
データ通信端末装置は位置登録用の自動位置発信機能を
省略したが、本実施形態例のデータ通信端末装置を用い
てデータ通信を行う場合には、電話基地局のネットワー
ク側では、そのデータ通信端末装置から送られるID番
号(電話番号)によってその端末装置が正規の装置であ
るか否かを認定することができ、このデータ通信端末装
置を用いてデータ通信を支障なく行うことが可能とな
る。
【0053】また、1台の携帯電話に関連付けて複数の
データ通信端末装置を使用する場合においても、各デー
タ通信端末装置は自動位置発信機能が省略されているの
で、各データ通信端末装置からは自動位置登録用の自動
位置発信信号は電話基地局のネットワーク側に加えられ
ることはなく、携帯電話のみからしか自動位置登録用の
自動位置発信信号が加えられないので、携帯電話の電話
番号宛に他の加入者から電話がかかって来た場合には、
携帯電話の移動位置のエリアに信号を送信すればよいの
で、ネットワーク側においてはデータ通信端末装置が複
数存在していても何ら支障を及ぼすことなく、データベ
ースによる端末管理と課金管理が可能となる。
データ通信端末装置を使用する場合においても、各デー
タ通信端末装置は自動位置発信機能が省略されているの
で、各データ通信端末装置からは自動位置登録用の自動
位置発信信号は電話基地局のネットワーク側に加えられ
ることはなく、携帯電話のみからしか自動位置登録用の
自動位置発信信号が加えられないので、携帯電話の電話
番号宛に他の加入者から電話がかかって来た場合には、
携帯電話の移動位置のエリアに信号を送信すればよいの
で、ネットワーク側においてはデータ通信端末装置が複
数存在していても何ら支障を及ぼすことなく、データベ
ースによる端末管理と課金管理が可能となる。
【0054】このように、本実施形態例では、携帯電話
の電話番号とその携帯電話に関連付けられたデータ通信
端末装置の電話番号(ID番号)とが同じ番号で与えら
れるため、データ通信端末装置の使用に際しては通話料
金(回線接続料金)のみで済み、基本料金は携帯電話の
みに課金され、データ通信端末装置には課金されないの
で、データ通信端末装置の使用経費を大幅に節減するこ
とが可能となる。このため、データ通信端末装置の普及
が期待され、それに伴い、通話利用が大幅に増加するこ
とで、電話基地局側の利益アップに寄与することにな
る。
の電話番号とその携帯電話に関連付けられたデータ通信
端末装置の電話番号(ID番号)とが同じ番号で与えら
れるため、データ通信端末装置の使用に際しては通話料
金(回線接続料金)のみで済み、基本料金は携帯電話の
みに課金され、データ通信端末装置には課金されないの
で、データ通信端末装置の使用経費を大幅に節減するこ
とが可能となる。このため、データ通信端末装置の普及
が期待され、それに伴い、通話利用が大幅に増加するこ
とで、電話基地局側の利益アップに寄与することにな
る。
【0055】さらに、本実施形態例のデータ通信端末装
置を同じ電話番号(ID番号)の携帯電話と一緒に携帯
することにより、データ通信端末装置を用いてデータの
送信ばかりでなくデータの受信も可能となり、データの
送受信通信を円滑に行うことができると共に、前述した
如く従来の携帯電話端末装置間の子機間通話機能と同様
の使用が可能であり、その子機間通話機能によって、ロ
ーカルエリア通信も可能となるものである。
置を同じ電話番号(ID番号)の携帯電話と一緒に携帯
することにより、データ通信端末装置を用いてデータの
送信ばかりでなくデータの受信も可能となり、データの
送受信通信を円滑に行うことができると共に、前述した
如く従来の携帯電話端末装置間の子機間通話機能と同様
の使用が可能であり、その子機間通話機能によって、ロ
ーカルエリア通信も可能となるものである。
【0056】さらに、本実施形態例のデータ通信端末装
置は従来のデータ通信端末装置に装備されている音声通
信機能が省略されると共に、自動位置発信機能が省略さ
れているので、装置構成が極めて簡易となり、データ通
信端末装置の各回路をPCカードに効率良く形成するこ
とが可能となり、パソコン27との一体使用が容易とな
る。
置は従来のデータ通信端末装置に装備されている音声通
信機能が省略されると共に、自動位置発信機能が省略さ
れているので、装置構成が極めて簡易となり、データ通
信端末装置の各回路をPCカードに効率良く形成するこ
とが可能となり、パソコン27との一体使用が容易とな
る。
【0057】このように、パソコン27との一体使用を
可能とし、マイクロホン3、スピーカ4、14ビットA
/D変換器12、14ビットD/A変換器13等の音声
通信機能と、前記の如く自動位置発信機能と、キイパッ
ド5、サブCPU7、液晶表示装置6、バッテリ10、
DC−DCコンバータ11等の構成要素が省略されてい
るので、パソコン27と一体型の端末装置として使用す
る際、小型軽量化が図れ、片手操作が容易となり、デー
タ通信専用機として機能させる上で有利となる。
可能とし、マイクロホン3、スピーカ4、14ビットA
/D変換器12、14ビットD/A変換器13等の音声
通信機能と、前記の如く自動位置発信機能と、キイパッ
ド5、サブCPU7、液晶表示装置6、バッテリ10、
DC−DCコンバータ11等の構成要素が省略されてい
るので、パソコン27と一体型の端末装置として使用す
る際、小型軽量化が図れ、片手操作が容易となり、デー
タ通信専用機として機能させる上で有利となる。
【0058】さらに、データ通信を行わないときにはス
イッチ制御回路31によりスイッチ素子32をオフさせ
てデータ通信端末装置への電力供給を遮断する構成とし
ているので、無駄な電力消費がなく、使用のランニング
コストを大幅に節減することができる。
イッチ制御回路31によりスイッチ素子32をオフさせ
てデータ通信端末装置への電力供給を遮断する構成とし
ているので、無駄な電力消費がなく、使用のランニング
コストを大幅に節減することができる。
【0059】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の形態を採り得るものであ
る。例えば、上記実施形態例では、データ通信端末装置
側に携帯電話と同じ電話番号を書き込み設置したが、デ
ータ通信端末装置側の電話番号の書き込み用メモリ(E
EPROM)には、携帯電話側の電話番号借用許諾可否
制御部40が通信許諾信号をデータ通信端末装置側に出
すときに、携帯電話側に記憶されている携帯電話の電話
番号をエリア内通信機能41,36を介して携帯電話側
からデータ通信端末装置のEEPROM側に電話番号を
転送して書き込むようにしてもよい。なお、この場合
は、携帯電話の電話番号の秘匿性を確保するために、暗
号処理によって携帯電話側からその携帯電話の電話番号
をデータ通信端末装置側に転送することが必要となる。
ることはなく、様々な実施の形態を採り得るものであ
る。例えば、上記実施形態例では、データ通信端末装置
側に携帯電話と同じ電話番号を書き込み設置したが、デ
ータ通信端末装置側の電話番号の書き込み用メモリ(E
EPROM)には、携帯電話側の電話番号借用許諾可否
制御部40が通信許諾信号をデータ通信端末装置側に出
すときに、携帯電話側に記憶されている携帯電話の電話
番号をエリア内通信機能41,36を介して携帯電話側
からデータ通信端末装置のEEPROM側に電話番号を
転送して書き込むようにしてもよい。なお、この場合
は、携帯電話の電話番号の秘匿性を確保するために、暗
号処理によって携帯電話側からその携帯電話の電話番号
をデータ通信端末装置側に転送することが必要となる。
【0060】
【発明の効果】本発明は1個の携帯電話と1個以上のデ
ータ通信端末装置を関連させて携帯電話の電話番号と同
じ番号を電話番号としてデータ通信端末装置による外部
通信を可能とし、しかも、データ通信端末装置側で外部
通信を行う場合には携帯電話側に外部通信を行ってもよ
いか否かの許可を要求し、携帯電話側から許可が得られ
たときにのみデータ通信端末装置を用いて外部通信を可
能にし、さらに、データ通信端末装置による外部通信を
行っているときには携帯電話側は外部通信機能をオフ駆
動し、その逆にデータ通信端末装置側で外部通信を終了
したときにはデータ通信端末装置側の外部通信機能をオ
フ駆動し、携帯電話側の外部通信機能をオン駆動するよ
うに構成したものであるから、携帯電話とデータ通信端
末装置を同じ電話番号でもって外部通信を行うようにし
ても、携帯電話とデータ通信端末装置側とのダブル通信
が防止されるので、支障なく円滑にエリア間の外部通信
が可能となる。
ータ通信端末装置を関連させて携帯電話の電話番号と同
じ番号を電話番号としてデータ通信端末装置による外部
通信を可能とし、しかも、データ通信端末装置側で外部
通信を行う場合には携帯電話側に外部通信を行ってもよ
いか否かの許可を要求し、携帯電話側から許可が得られ
たときにのみデータ通信端末装置を用いて外部通信を可
能にし、さらに、データ通信端末装置による外部通信を
行っているときには携帯電話側は外部通信機能をオフ駆
動し、その逆にデータ通信端末装置側で外部通信を終了
したときにはデータ通信端末装置側の外部通信機能をオ
フ駆動し、携帯電話側の外部通信機能をオン駆動するよ
うに構成したものであるから、携帯電話とデータ通信端
末装置を同じ電話番号でもって外部通信を行うようにし
ても、携帯電話とデータ通信端末装置側とのダブル通信
が防止されるので、支障なく円滑にエリア間の外部通信
が可能となる。
【0061】しかも、電話基地局側のデータベース側で
は端末管理と課金のデータベースに何ら変更を加えるこ
となく、データ通信端末装置を回線接続使用料のみの課
金だけで、つまり、基本料金の支払いを要することなく
使用することが可能となり、これにより、携帯電話用デ
ータ通信端末装置の大幅な使用経費の節減を図ることが
可能となる。この経費節減が図れることで、携帯電話用
データ通信端末装置の普及が拡大し、通話料の増大が期
待され、この通話料の増大に伴い、電話基地局側の増収
に寄与することも可能となる。
は端末管理と課金のデータベースに何ら変更を加えるこ
となく、データ通信端末装置を回線接続使用料のみの課
金だけで、つまり、基本料金の支払いを要することなく
使用することが可能となり、これにより、携帯電話用デ
ータ通信端末装置の大幅な使用経費の節減を図ることが
可能となる。この経費節減が図れることで、携帯電話用
データ通信端末装置の普及が拡大し、通話料の増大が期
待され、この通話料の増大に伴い、電話基地局側の増収
に寄与することも可能となる。
【0062】また、通信装置のデータ通信端末装置に省
電力化機能が付加されることによって、データ通信時以
外はデータ通信機能への電力印加を停止するので、無駄
な電力消費を防止でき、データ通信端末装置の省電力使
用が可能となり、その経済的利益は頗る大である。
電力化機能が付加されることによって、データ通信時以
外はデータ通信機能への電力印加を停止するので、無駄
な電力消費を防止でき、データ通信端末装置の省電力使
用が可能となり、その経済的利益は頗る大である。
【0063】さらに、データ通信機能をPCカードに形
成し、このPCカードをパーソナルコンピュータに装着
してデータ通信を行う構成としたものにあっては、パー
ソナルコンピュータのアプリケーションソフトを用い
て、文字、図形、画像、音声等のデータをパソコン通
信、インターネット通信、イントラネット通信、ファッ
クスデータ通信等の様々な形態でもって通信することが
可能となる。
成し、このPCカードをパーソナルコンピュータに装着
してデータ通信を行う構成としたものにあっては、パー
ソナルコンピュータのアプリケーションソフトを用い
て、文字、図形、画像、音声等のデータをパソコン通
信、インターネット通信、イントラネット通信、ファッ
クスデータ通信等の様々な形態でもって通信することが
可能となる。
【0064】さらに、本発明では、データ通信端末装置
を携帯電話と一緒に携帯することにより、携帯電話の自
動着信機能によってデータの受信が検知され、データ通
信端末装置を用いてエリア外の相手側から送られて来る
データを受信することができるので、データの送信と受
信を支障なく行うことができることとなる。また、同一
エリア内では各データ通信端末装置間の通信が可能とな
るので、データ通信端末装置間のローカルエリア通信も
可能になるものである。
を携帯電話と一緒に携帯することにより、携帯電話の自
動着信機能によってデータの受信が検知され、データ通
信端末装置を用いてエリア外の相手側から送られて来る
データを受信することができるので、データの送信と受
信を支障なく行うことができることとなる。また、同一
エリア内では各データ通信端末装置間の通信が可能とな
るので、データ通信端末装置間のローカルエリア通信も
可能になるものである。
【図1】本発明に係る通信装置のブロック構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の通信装置を構成するデータ通信端末装
置の一実施形態例の構成を示すブロック図である。
置の一実施形態例の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態例の通信装置を用いた通信手順の説
明図である。
明図である。
【図4】従来例のデータ通信端末装置のブロック構成図
である。
である。
【図5】一般的な、電話端末装置側と電話基地局のネッ
トワーク側との通信サービスシステムの説明図である。
トワーク側との通信サービスシステムの説明図である。
【図6】従来の一般的な公衆通信手順の説明図である。
【図7】従来の一般的な子機間通信手順の説明図であ
る。
る。
35 通信許可要求信号出力部 36 データ通信端末装置側エリア内通信機能 37 データ通信端末装置側通信起動停止制御部 38 通信終了通告部 39 外部通信機能 40 電話番号借用許諾可否制御部 41 携帯電話側エリア内通信機能 42 携帯電話側通信起動停止制御部 43 外部通信機能
Claims (4)
- 【請求項1】 エリア間の外部通信機能を持つ1個の携
帯電話と同じくエリア間の外部通信機能を持つ1個以上
のデータ通信端末装置を関連させ、前記携帯電話と各デ
ータ通信端末装置を非同時的に使用して外部に対して通
信を行う通信装置であって、前記各データ通信端末装置
と携帯電話との間に直接的なエリア内通信機能が付与さ
れ、前記データ通信端末装置側には、前記携帯電話に対
して該携帯電話の電話番号を用いて外部通信を行うため
の通信許可要求信号を出力する通信許可要求信号出力部
と、携帯電話側から通信許諾信号を受けてデータ通信端
末装置の外部通信機能をオン動作させ外部通信の終了時
に外部通信機能をオフさせるデータ端末側通信起動停止
制御部と、前記携帯電話の番号を用いての外部への通信
終了時に携帯電話側へ通信終了信号を出力する通信終了
通告部とが設けられ、前記携帯電話側には前記データ通
信端末装置から通信許可要求信号が加えられたときに自
己が通信中のときは通信不可信号を、自己が通信中でな
いときには携帯電話の電話番号を用いての通信許諾信号
をそれぞれ前記データ通信端末装置側へ加える電話番号
借用許諾可否制御部と、前記データ通信端末装置側へ前
記通信許諾信号を出力するときに携帯電話側の外部通信
機能をオフしデータ通信端末装置側から前記通信終了信
号が加えられたときに携帯電話側の外部通信機能をオン
する携帯端末側通信起動停止制御部とを有する通信装
置。 - 【請求項2】 携帯電話とデータ通信端末措置間のエリ
ア内通信機能の通信方式は有線と無線と赤外線の少なく
ともいずれか1つの方式によって構成されている請求項
1記載の通信装置。 - 【請求項3】 データ通信端末装置の外部通信時以外は
外部通信機能への電力印加を停止する省電力化機能が付
加されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記
載の通信装置。 - 【請求項4】 データ通信端末装置の外部通信機能はP
Cカードに形成され、このPCカードをパーソナルコン
ピュータに装着して外部通信を行う構成とした請求項1
又は請求項2又は請求項3記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273793A JPH1198576A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273793A JPH1198576A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198576A true JPH1198576A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17532667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9273793A Pending JPH1198576A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1198576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106847A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Pioneer Electronic Corp | 通信ナビゲーションシステム、通信ナビゲーションシステム用情報サーバ装置および通信端末装置、並びに、通信ナビゲーション方法および通信ナビゲーションプログラム |
US6684083B1 (en) | 1999-10-21 | 2004-01-27 | Nec Corporation | Portable information terminal with standby power supply |
US7324806B2 (en) | 2003-09-17 | 2008-01-29 | Nec Corporation | System and method for storing and managing personal information |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9273793A patent/JPH1198576A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6684083B1 (en) | 1999-10-21 | 2004-01-27 | Nec Corporation | Portable information terminal with standby power supply |
JP2003106847A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Pioneer Electronic Corp | 通信ナビゲーションシステム、通信ナビゲーションシステム用情報サーバ装置および通信端末装置、並びに、通信ナビゲーション方法および通信ナビゲーションプログラム |
US7324806B2 (en) | 2003-09-17 | 2008-01-29 | Nec Corporation | System and method for storing and managing personal information |
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