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JP2004135285A - 移動通信システムにおけるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法 - Google Patents

移動通信システムにおけるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法 Download PDF

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JP2004135285A
JP2004135285A JP2003283159A JP2003283159A JP2004135285A JP 2004135285 A JP2004135285 A JP 2004135285A JP 2003283159 A JP2003283159 A JP 2003283159A JP 2003283159 A JP2003283159 A JP 2003283159A JP 2004135285 A JP2004135285 A JP 2004135285A
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Hun-Kee Kim
金 憲基
Noh-Sun Kim
金 魯善
Chinkei Sai
崔 鎭圭
Yong-Suk Moon
文 庸石
Kyung-Hyun Palk
白 瓊鉉
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】 移動通信システムにおけるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法を提供する。
【解決手段】 移動通信システムにおいて第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置は、前記第1チャネル信号を使用してチャネル推定を遂行することによって第1信号を発生するチャネル推定器と、前記第1信号を使用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を発生するチャネル補償器と、前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する電力比検出器とを含む。
【選択図】 図4

Description

 本発明は、移動通信システムに関し、特に、高速データ伝送移動通信システムにおいてトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出する装置及び方法に関する。
 一般的に、移動通信システム(mobile communication system)は、従来の音声中心のサービスから、データサービス及びマルチメディアサービスなどのような大容量データ中心のサービスに発展している。従って、前記移動通信システムは、大容量データ伝送を可能にするために、高速高品質パケット通信システムに発展している。例えば、 現在第3世代非同期移動通信方式の標準である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において提案している高速順方向パケット接続(High Speed Downlink Packet Access: 以下、HSDPAと称する)方式または第3世代同期移動通信方式の標準である3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)において提案している1xEV−DV(Enhanced Variable-Data Voice)方式は、大容量高速データ伝送のために提案された方式である。ここで、前記HSDPA方式は、光帯域符号分割多重接続(Wideband-Code Division Multiple Access: 以下、W−CDMAと称する)通信システムにおいて、順方向高速パケットデータ伝送を支援するための順方向(downlink)データチャネルである高速順方向共通チャネル(High Speed Downlink Shared Channel: 以下、HS−DSCHと称する)、これと関連した制御チャネル、及びこれらのための装置、システム、方法を総称する方式を意味する。
 一般的に、高速パケットデータ伝送システムは、限定された周波数帯域(frequency band)内高速データを伝送するために、無線チャネル状態によって変調方式及びコーディング方式を調節する方案が提案された。特に、前記HSDPA方式において、最近は適応的変調及びコーディング(Adaptive Modulation and Coding: 以下、AMCと称する)方式が提案された。以下、前記AMC方式に関して説明する。
 AMC方式は、セル(cell)、つまり、基地局(Node B)と使用者端末機(User Equipment: 以下、UEと称する)との間のチャネル状態によって適応的にデータチャネルの変調方式及びコーディング方式を決定するデータ伝送方式を称する。従って、セル全体の使用効率を向上させる。前記AMC方式は、複数の変調方式及び複数のコーディング方式を有し、前記変調方式と前記コーディング方式を組み合せることによってデータチャネル信号を変調及びコーディングする。通常に、変調方式とコーディング方式のそれぞれの組み合せを“変調及びコーディング方式(Modulation and Coding Scheme: 以下、MCSと称する)と称し、前記MCSの数によってレベル1(level #1)乃至レベルN(level #n)の複数のMCSを定義することができる。前記AMC方式は、前記MCSレベルをUEと前記UEに無線接続されている基地局との間のチャネル状態によって適応的に決定することによって、前記基地局の全体システム効率を向上させる方式である。前記AMC方式において、前記変調方式としては、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式、8PSK(Phase Shift Keying)方式及び16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式などが考慮され、コーディング方式としては、1/4〜1の多様なコーディング(coding rate)率が考慮されている。以下の説明において、説明の便宜のため、非同期方式のHSDPA方式を一例として説明するが、前記HSDPA方式だけできなく高速データ伝送を遂行する他の移動通信システムにも以下の説明が適用できる。
 前記AMC方式を適用する場合、基地局の近所に位置するUEのように良好なチャネル状態を有するUE、つまり、良質のチャネルを使用するUEに対して、例えば、8PSK方式及び16QAM方式のような高次変調方式、及び高いコーディング率が適用される。反対に、基地局から遠距離に位置するUE、例えば、セル境界地点に存在するUEのように不良のチャネル状態を有するUE、つまり、質の悪いチャネルを使用するUEに対しては、低次変調方式、例えば、QPSK方式及び低いコーディング率が適用される。ここで、前記低次変調方式、特に、一般的な3世代(3rd Generation)移動通信システムにおいて使用されるQPSK方式の場合、コンステレーション(constellation)上で各四分面当りに1つのシンボル(symbol)が位置するので、位相(phase)予測のみでチャネル補償(channel compensation)を遂行することができる。しかしながら、8PSK方式または16QAM方式のような高次変調方式の場合は、コンステレーション上で各四分面当りに多数のシンボルが位置し、同一の位相に異なる大きさ(amplitude)を有する多数のシンボルが位置するので、チャネル補償のためには位相だけでなく大きさに対する精密推定が必要である。
 前述したように、移動通信システムにおいて高速高品質データサービスを提供する時に適用される変調方式及びコーディング率は、無線チャネル環境によって適応的に使用される。さらに、高次変調方式及び低いコーディング率を適用してデータを送信する場合、前記送信されたデータの受信を阻害する要因は、一般的に、基地局とUEとの間のチャネル環境において発生する。前記データ受信を阻害するチャネル環境は、白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise: 以下、AWGNと称する)、フェーディング(fading)現象による受信信号の電力変化、シャドーイング(Shadowing)現象、UEの移動及び移動の速度の変化によるドップラー(doppler)効果、及び他のUE及び多重経路(multipath)信号による干渉(interference)のなどがある。無線チャネル環境によって元の送信信号が歪んで受信器に受信されるので、歪んだ信号を元の送信信号形態に補償するための装置が必要になる。この送信信号形態に補償するための装置を“チャネル推定器(channel estimator)”と称する。
 前記HSDPA方式において、基地局(Node B)は、全てのUEが共通パイロットチャネル(CPICH: Common PIlot CHannel)信号を受信することができるように、チャネル推定のために前記CPICH信号を送信する。同期方式の1xEV−DV方式においても、基地局(BS: base station)は、全ての移動局(MS: Mobile Station)がパイロットチャネル(PICH: PIlot CHannel)信号を受信することができるように、チャネル推定のために前記PICH信号を送信する。以下の説明において、前記共通パイロットチャネル信号及びパイロットチャネル信号は両方ともチャネル推定のために使用される信号であるので、説明の便宜のために、“パイロットチャネル”と称する。前記パイロットチャネルは、前記基地局とUEとの間に設定されてパイロット信号を伝送するチャネルであり、受信側、つまり、UEは、前記パイロットチャネル信号を受信することによって、前記基地局とUEとの間のチャネル状態、特に、チャネルフェーディング現象を推定する。前記推定されたチャネルフェーディングは、フェーディング現象によって歪んだ受信信号を、送信側によって伝送された元の信号に復元する時に使用される。さらに、トラヒックチャネル(traffic channel)とパイロットチャネルとの間の電力比(traffic vs. pilot channel power ratio)の推定にも使用される。
 前記トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比推定は、16QAM方式及び64QAM方式のような高次変調方式で変調された信号を復調するために必須の過程である。前記トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比に関する情報を送信側、つまり、基地局から受信側、つまり、UEに、シグナリング(signaling)などを通して提供する場合、前記トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を推定する必要がない。しかしながら、一般的に、16QAM方式以上の高次変調方式を使用する1xEV−DV方式またはHSDPA方式などを使用する高速パケット伝送システムは、シグナリング負担を除去するために受信側において推定が遂行されるように設計される。送信側から受信側にシグナリングを通してトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比に関する情報を提供せずに、受信側において前記トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を推定する方法を“ブラインド電力比検出法(blind power ratio detection)”と称する。しかしながら、受信側において前記ブラインド電力比検出を阻害する要因が発生し、前記ブラインド電力比検出を阻害する要因は、大別して、チャネル雑音、フェーディング現象、不均衡平均電力(unequal average power)の3つに分類することができる。
 ここで、図1を参照して前記不均衡平均電力を説明する。
 図1は、一般的な16QAM方式を適用したコンステレーション(constellation)の例を示す図である。
 図1を参照すると、前記16QAM方式のような高次変調方式を適用する場合、それぞれのシンボルは異なる電力レベルを有する。例えば、前記コンステレーション上で座標(0,0)に近接した内部の4つのシンボル(以下、内シンボル(inner symbol)と称する)の電力は、Pin=2A2になり、前記コンステレーション 上で中間の8つのシンボル(以下、中シンボル(middle symbol)と称する)の電力は、Pmiddle=10A2になり、前記コンステレーション上で最外側の4つのシンボル(以下、外シンボル(outer symbol)と称する)の電力は、Pouter=18A2になる。従って、前記4つの内シンボル、8つの中シンボル及び4つの外シンボルの全体平均電力は、Ptotal =(2A+10A+18A)/3=10Aになり、A=0.3162である場合、前記全体平均電力Ptotalは1になる。以下の説明において、A=0.3162であると仮定し、前記シンボルをSiに表現し、対応するシンボルの電力を<Si>に表現する。ここで、前記iは、データチャネル(data channel)及びパイロットチャネルを識別するための識別子である。前記iがdである場合、iはデータチャネルを示し、前記iがpである場合、iはパイロットチャネルを示す。例えば、<Sd>はデータチャネルの対応するシンボルの電力を示す。
 前記データシンボルは、トラヒックチャネルを通して伝送され、前記トラヒックチャネルはパイロットチャネルと共に伝送される。送信側、つまり、基地局によって伝送される送信信号を表現すると、数1のようである。
Figure 2004135285
 数1において、Wiは、拡散コード(spreading code)であるウォルシュコード(Walsh code)であり、従って、Wdは、トラヒックチャネルに使用されるウォルシュコードを示し、Wpは、パイロットチャネルに使用されるウォルシュコードを示す。さらに、数1において、Aiは、チャネル利得(channel gain)であり、Adは、トラヒックチャネルのチャネル利得を示し、Apは、パイロットチャネルのチャネル利得を示す。また、数1において、Siは、前述したようにパケット(packet)を構成するそれぞれのシンボルを示し、Sdは、トラヒックチャネルのシンボルを示し、Spは、パイロットチャネルのシンボルを示す。しかしながら、前記Spは、送信側、つまり、基地局と受信側、つまり、UEとの間に予め規約しているパターン(pattern)を使用する。
 前記HSDPA方式を使用する通信システム(以下、HSDPA通信システムと称する)は、パケット単位で信号を伝送し、1つのパケットは複数のタイムスロット(time slot)から構成される。ここで、パケット単位の伝送単位は伝送時区間(Transmit Time Interval: 以下、TTIと称する)であり、1TTIは、3つのタイムスロットから構成される。さらに、1つのタイムスロットに対して伝送されるシンボルの数は、対応するタイムスロットに適用される拡散係数(Spreading Factor: 以下、SFと称する)によって可変的である。前記HSDPA通信システムの場合、一般的に、SF=16を使用するので、1つのパケット当りに480個のシンボルが伝送され、従って、1つのタイムスロット当りに160個のシンボルが伝送される。
 16QAM方式の場合、1つのシンボルは、4ビットから構成されるので、1つのパケット当りに1920ビットがランダムに発生し、QPSK方式の場合、1つのシンボルが2つのビットから構成されるので、1つのパケット当りに960個のビットがランダムに発生する。前記16QAM方式の場合、1つのパケットを伝送する場合、480個のシンボルが伝送され、前記480個のシンボルが、それぞれ120個の内シンボル、240個の中シンボル、120個の外シンボルが均一に発生すると、前記1つのパケット内の480シンボルの平均電力は、1(<Si>=1)になる。しかしながら、一般的に、データの特性から前記1つのパケット内の480個のシンボルが前述したように120個の内シンボル、240個の中シンボル、120個の外シンボルが均一に発生しない。例えば、前記480個のシンボルを構成する1920ビットが全て0で発生する場合、前記480個のシンボルは、図1のコンステレーション上で全てA+jAである内シンボルとして発生される。従って、前記480個のシンボルの平均電力<Si>は、0.2(<Si>=0.2)になる。480個のシンボルの平均電力<Si>が0.2である場合、受信側は、雑音または歪みのない場合であっても、前記平均電力<Si >を0.2として推定しなければならない。しかしながら、反対に、前記480個のシンボルを構成する1920ビットが全て1で発生する場合、前記480個のシンボルは、図1のコンステレーション上で全て3A+3jAである外シンボルとして発生するので、前記480個のシンボルの平均電力<Si>は、1.8(<Si>=1.8)になる。同様に、前記480個のシンボルの平均電力<Si>が1.8である場合、受信側は、雑音または歪みのない場合であっても、前記平均電力<Si>を1.8として推定しなければならない。送信信号の平均電力が1でない不均衡な平均電力を、“不均衡平均電力(unequal average power)”と称する。
 前記不均衡平均電力の特性を図2を参照して説明する。
 図2は、一般的な16QAM方式を適用する場合の不均衡平均電力特性を示すグラフである。
 図2は、全体伝送電力を1に仮定する時、トラヒックチャネルに90%の伝送電力を割り当てる場合(A =0.9)、伝送パケットの平均電力に対する確率密度関数(probability density function: 以下、PDFと称する)特性を示す。1つのパケットを伝送する時、前記480個のシンボルが120個の内シンボル、240個の中シンボル、120個の外シンボルとして均一に発生する場合、トラヒックチャネルの平均電力pは0.9になる(P=A 〈S〉=A =0.9)。しかしながら、前述したように、1つのパケットを伝送する時、480個のシンボルが理想的に120個の内シンボル、240個の中シンボル、120個の外シンボルとして均一に発生する場合はほとんど存在しない。一般的に、PDFは、平均m=0.9、標準偏差σ=0.0232を有する分布特性を示す。
 トラヒックチャネルに割り当てられる伝送電力が全体伝送電力の90%(A =0.9)であり、トラヒックチャネルシンボルの平均電力<Sd>は1でない0.9で伝送され、受信側において前記トラヒックチャネルシンボル及び0.2の電力を有するAWGN(<N>=0.2)が混在した状態で信号が受信される場合、一般的なブラインド電力比検出方式であるトラヒックチャネルの累積平均方式を利用することによって、下記のようにトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比が検出される。ここで、前記<N>は、雑音の平均電力を示す。以下、前記累積平均方式でトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出する過程を説明する。
 前記AWGNが混在したチャネルを仮定する場合、受信側は、数2のような信号を受信する。
Figure 2004135285
 数2の受信信号Rxからトラヒックチャネル信号のみを分離すると、前記分離されたトラヒックチャネルは、数3のように表現される。前記受信信号Rxからトラヒックチャネル信号のみを分離するために、送信側は、前記トラヒックチャネルに適用されたウォルシュコードと同一のウォルシュコードを前記受信信号Rxと乗算して逆拡散(despreading)する。
Figure 2004135285
 数3において、Rxdは、トラヒックチャネル信号のみを考慮した受信信号である。前記トラヒックチャネルに適用されたチャネル利得Adを計算するために、累積平均電力は数4のように計算される。
Figure 2004135285
 数4において、Pは、累積平均電力、つまり、トラヒックチャネルの累積平均電力を示す。数4において、<Sd>=1であり、<N>=0であると仮定する場合、つまり、トラヒックチャネルを通して伝送されるパケット内のシンボルの平均電力が1であり、雑音電力が0である場合、前記累積平均電力は、P=A =0.9として検出することができる。しかしながら、上記仮定のように、<Sd>=0.9であり、<N>=0.2である場合、P=A 〈S〉+〈N〉=1.01である。この場合、P≠A であるので、正確なA を検出することができない。
 以下、一般的な移動通信システムの受信器構造を図3を参照して説明する。
 図3は、一般的な移動通信システムの受信器内部構成を示すブロック図である。
 図3を参照すると、フェーディングチャネルを通った後、つまり、フェーディング現象を経た後、前記受信器へ受信される受信信号Rxは、数5のように表現することができる。
Figure 2004135285
 数5において、αe-jθは、フェーディングチャネルによる大きさ及び位相の歪みを示す。特に、αは、大きさの歪みを示し、e-jθは、位相の歪みを示す。数5における他の成分は、数1における説明と同一である。
 数5のように表現される受信信号Rxは、逆拡散器(despreader)310に入力され、前記逆拡散器310は、前記受信信号Rxを予め設定された拡散コードで逆拡散して、トラヒックチャネル信号とパイロットチャネル信号に分離し、前記トラヒックチャネル信号をチャネル補償器(channel compensator)320に提供し、前記パイロットチャネル信号をチャネル推定器(channel estimator)330に提供する。つまり、前記逆拡散器310は、送信器においてトラヒックチャネルに適用された拡散コードと同一の拡散コードを使用して前記受信信号Rxを逆拡散して前記受信信号Rxからトラヒックチャネル信号を分離し、前記トラヒックチャネル信号を前記チャネル補償器320に提供する。さらに、送信器においてパイロットチャネルに適用された拡散コードと同一の拡散コードを使用して前記受信信号Rxを逆拡散して前記受信信号Rxからパイロットチャネル信号を分離し、前記パイロットチャネル信号を前記チャネル推定器330に提供する。前記逆拡散器310から出力されるトラヒックチャネル信号は、αAdSde-jθ+Nによって表現され、前記逆拡散器310から出力されるパイロットチャネル信号は、αApSpe-jθ+Nによって表現される。
 一方、前記チャネル推定器330が理想的に(ideally)動作する場合、前記チャネル推定器330は、前記送信器と受信器との間に予め規定されているパイロットシンボルSp=1+jの複素共役数Sp*=1-jを乗算し、前記乗算結果を定期化した後、フェーディングチャネルの複素共役値(complex conjugate)を出力し、前記複素共役値は、数6のように表現される。
Figure 2004135285
 結果的に、前記チャネル推定器330から出力される信号(Apαe-jθ)*は、フェーディング現象を考慮したパイロットチャネルの推定値になる。前記チャネル推定器330は、前記(Apαe-jθ)*をチャネル補償器320及び電力比検出器(power ratio detector)340に提供する。前記電力比検出器340は、トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出するトラヒックチャネルとパイロットチャネル間電力比検出器として動作する。
 前記チャネル補償器320は、前記チャネル推定器330から出力された(Apαe-jθ)*を利用して前記トラヒックチャネルに対するチャネル補償を遂行し、前記チャネル補償されたトラヒックチャネル信号は、数7のように表現される。
Figure 2004135285
 前記チャネル補償器320は、前記逆拡散されたトラヒックチャネル信号αAdSde-jθ+Nに前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を掛けることによってチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'を発生し、前記発生したチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'を電力比検出器340に提供する。つまり、前記チャネル補償器320から出力されるチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'は、前記逆拡散器310から出力されたトラヒックチャネル信号αAdSde-jθ+Nに前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を掛けることによって位相補償が遂行された信号になる。前記電力比検出器340は、前記チャネル補償器320から出力されたチャネル補償された信号|α|2A dApSd+N'と前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を利用してトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出する。
 前記電力比検出器340の動作を説明すると、以下のようである。
 前記電力比検出器340は、まず、前記チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'の累積平均電力を検出する。前記チャネル補償信号|α|2A dApSd+N'に対する累積平均電力は、数8のように表現される。
Figure 2004135285
 数8において、理想的な場合、前記<Sd>=1であり、<N'>=0であるので、正確な(|α|(A)) ̄(ただし、“(|α|(A)) ̄”は、“|α|(A)”の上に“ ̄”を付した記号を表すものとする)を検出することができる。しかしながら、実際無線チャネル環境においては、<Sd>≠1であり、<N'>≠0,であるので、数8を書き改めると、数9のように表現される。
Figure 2004135285
 数9において、前記累積平均電力が(|α|(A)) ̄として表現されるのは、<Sd>≠1であり、<N'>≠0であるため、理想的な場合の累積平均電力|α|4(AdAp)2と異なる値になるからである。数9のように表現された累積平均電力の自乗根(square root)は、数10のように表現される。
Figure 2004135285
 前記電力比検出器340は、数10に表現したように累積平均電力の自乗根を前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の自乗としてトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出し、これを表現すると、数11のようである。
Figure 2004135285
 数11において、<Sd>≠1及び<N'>≠0である場合、前記電力比検出器340の出力は、前記トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A/Aだけでなく、エラー(error)成分も含む。さらに、前記<Sd>≠1であるので、<Sd>=1+Δ<Sd>であると仮定する。そうすると、前記電力比検出器340の出力は、数12のように表現される。
Figure 2004135285
 数12において、エラー成分は、Δ〈S〉・(A/A)+〈N'〉/(|α| )である。
 一方、前記復調器350は、前記チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'を受信し、前記チャネル補償信号|α|2A dApSd+N'を数13のように整理する。
Figure 2004135285
 前記復調器350は、実際トラヒックチャネル信号を復調する前、前記チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号を前記電力比検出器340から出力された信号によって割ることによってトラヒックチャネル信号と雑音成分に分離し、これを表現すると、数14のようになる。
Figure 2004135285
 数14において、N''は、雑音成分である。
 前記復調器350は、数14の信号を図1において説明したコンステレーションを利用してビット単位で復調し、前記復調した結果をターボデコーダ(turbo decoder)360に出力する。前記ターボデコーダ360は、前記復調器350の出力信号を前記送信器に適用されたターボエンコーディング(turbo encoding)方式に対応するターボデコーディング(turbo decoding)方式でデコーディングし、元の情報ビット(information bits)を出力する。
 前述したように、一般的なブラインド電力比検出方式、特に、累積平均方式によるブラインド電力比検出方式は、受信信号に存在する雑音の電力の除去が失敗した場合、雑音電力によって正確なブラインド電力比検出を遂行することが困難である。つまり、数12において説明したように、電力比検出器340から出力される信号に雑音成分が電力成分として含まれているので、雑音成分を除去することが困難である。さらに、前記累積平均方式は、不均衡平均電力の問題によって直接的な影響を受けることができ、フェーディング現象に敏感に反応するので、ブラインド電力比検出を遂行することが困難である。一般的なブラインド電力比検出方式、特に、累積平均方式は、HSDPA通信システムにおいて高次変調方式を使用して信号を送信する場合、前記送信された信号を復調するのが困難である。
 従って、本発明の目的は、高速データ伝送移動通信システムにおいて、トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出する装置及び方法を提供することにある。
 本発明の他の目的は、高速データ伝送移動通信システムにおいて、不均衡平均電力問題を最小化するトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法を提供することにある。
 本発明のまた他の目的は、高速データ伝送移動通信システムにおいて、雑音成分によるエラーを最小化するトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法を提供することにある。
 本発明のまた他の目的は、高速データ伝送移動通信システムにおいて、フェーディングチャネルによるエラーを最小化するトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置及び方法を提供することにある。
 従って、このような目的を達成するために、本発明は、移動通信システムにおいて第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置を提供する。前記装置は、前記第1チャネル信号を使用してチャネル推定を遂行することによって第1信号を発生するチャネル推定器と、前記第1信号を使用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を発生するチャネル補償器と、前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する電力比検出器と、を含む。
 従って、このような目的を達成するために、本発明は、移動通信システムにおいて第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法を提供する。前記方法は、前記第1チャネル信号を利用してチャネル推定することによって第1信号を生成する過程と、前記第1信号を利用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を生成する過程と、前記第2信号を構成するシンボルお絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する過程と、を含む。
 本発明は、チャネル補償信号を構成するシンボルのそれぞれの絶対値によって効果的区間を設定した後、前記効果的区間のみに対して平均電力を検出することによって、トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出する。従って、本発明のブラインド電力比検出方式は、従来のブラインド電力比検出方式、特に、累積平均方式によるブラインド電力比検出方式のように、受信信号に混在する雑音電力によるブラインド電力比検出のエラーを除去する。さらに、本発明のブラインド電力比検出方式は、前記効果的区間のみを考慮して平均電力を計算して均衡平均電力問題によるブラインド電力比検出のエラーを除去し、また、フェーディング現象の影響を除去して均衡平均電力問題によるブラインド電力比検出のエラーを除去することによって、性能が改善する。結果的に、本発明のブラインド電力比検出方式は、フレームエラー率を最小化することによって、システム全般の伝送処理量(throughput)を最大化する。
 以下、本発明に従う好適な一実施例について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する
 図4は、本発明の一実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。
 図4の説明において、本発明は、図3において説明した一般的な受信器構造と同一の受信器構造を適用し、ただ、電力比検出器(power ratio detector)340の構造は新しく提案して、効率的な電力比検出、つまり、トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出を可能にすることに注意する。従って、逆拡散器(despreader)310、チャネル補償器(channel compensator)320及びチャネル推定器(channel estimator)330へ入出力される信号は、前記従来技術欄において説明した入出力信号と同一であることに注意する。以下の説明において、説明の便宜のために、本発明のブラインド電力比検出器を前記従来技術欄において説明した電力比検出器340と同一の参照符号を使用して説明するが、実際は異なる動作を遂行することに注意する。
 前記電力比検出器340−1は、図3において説明したように、チャネル補償器320から出力されるチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'及びチャネル推定器330から出力されるチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を受信する。前記電力比検出器340−1は、前記チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2A dApSd+N'を実数部(real part, I成分)と虚数部(imaginary part, Q成分)に分離し、これを表現すると、数15のようである。
Figure 2004135285
 数15において、実数部及び虚数部を改めて表現すると数16のようである。
Figure 2004135285
 一方、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式を適用する場合、前記従来技術欄の図1において説明したコンステレーション(constellation)上で全てのシンボル(symbol)がA及び3Aの大きさを有する。つまり、各シンボルの実数部及び虚数部は、SdI,SdQ∈{±A,±3A}を満足するので、|SdI|,|SdQ|∈{A,3A}を満足する。前記16QAM方式だけでなく高次変調方式を使用する他の方式、例えば、64QAM方式にも本発明と同一の概念を適用することができるが、説明の便宜のために、16QAM方式を参照して説明する。
 16QAM方式の場合、チャネル補償信号の実数部及び虚数部は、両方ともA及び3Aのいずれか1つの値のみを有し、前記A及び3Aは数17のように定義される。
Figure 2004135285
 数16において説明したチャネル補償信号の実数部及び虚数部の絶対値を計算し、数17において定義したAと3Aに分類すると、数18のように整理される。
Figure 2004135285
 数18において、前記チャネル補償信号の実数部及び虚数部の絶対値を計算する理由は、コンステレーション上で絶対値を計算すると、全てのシンボルをAと3Aに分類することができるからである。数18において、nは、1つのパケットを構成するシンボルのうち対応するシンボルの順序を示し、前記nは、1乃至前記パケットを構成するシンボルの数、例えば、1乃至480の値を有する。ここで、前記1つのパケットを構成するシンボルの数を480に仮定する理由は、高速データ伝送を遂行する通信システムである高速順方向パケット接続(High Speed Downlink Packet Access: 以下、HSDPAと称する)方式を使用する通信システム(以下、HSDPA通信システムと称する)の場合、一般的に、拡散係数(Spreading Factor: 以下、SFと称する)=16を使用して1つのパケット当りに480個のシンボルを伝送するからである。さらに、前記1つのパケットを構成するシンボルの数が480であるので、タイムスロット当たりに160個のシンボルが伝送される。前記タイムスロット当たりに160個のシンボルが伝送される理由は、前記HSDPA通信システムにおいて、1つの伝送時区間(Transmit Time Interval: 以下、TTIと称する)が3つのタイムスロットから構成されるからである。数18に示す実数部及び虚数部のそれぞれに対して、その最小値から最大値へ連続的に整列(sorting)した後、前記整列された値を2等分すると、前記整列された値を相対的に小さい値と相対的に大きい値に分離することができる。前記整列された値を2等分する基準点は、前記1つのパケット内のシンボルの個数の1/2地点になる。つまり、本発明はHSDPA通信システムに適用されるので、480個のシンボルのうち240番目のシンボルと241番目のシンボルの境界地点が前記基準点になる。さらに、前記整列された値を2等分した値のうち、相対的に小さい値が存在する部分を“low_part”と定義し、前記整列された値を2等分した値のうち、相対的に大きい値が存在する部分を“high_part”と定義する。
 以下、図5を参照して前記low_part及びhigh_partを説明する。
 図5は、本発明の他の実施例による16QAM方式を適用する場合の効果的区間のブロック図である。
 図5を参照すると、無線チャネル上に雑音(noise)またはフェーディング(fading)現象が存在しない場合、1つのパケット内の全てのシンボルをその大きさによって最小値から最大値へ整列した後、前記整列された値をlow_partとhigh_partに2等分する。この場合、前記low_partには、大きさAを有するシンボルが存在し、前記high_partには、3Aの大きさを有するシンボルが存在する。しかしながら、実際無線チャネル環境において、雑音またはフェーディング現象が存在しないケースはほとんど発生せず、さらに、不均衡平均電力(unequal average power)問題も発生する。前記不均衡平均電力とは、前記従来技術欄おいて説明したように、送信器によって送信された送信信号の平均電力が1でない値になる場合の平均電力を意味する。従って、1つのパケット内の全てのシンボルをその大きさによって最小値から最大値まで整列した後、前記整列された値をlow_partとhigh_partに2等分すると、前記low_partは、大きさAを有するシンボルだけでなく大きさ3Aを有するシンボルも含む。前記low_partに存在する大きさ3Aを有するシンボルは、不均衡平均電力問題によって発生されたシンボルである。勿論、図5において、前記low_partに存在するシンボルのうちAによって表示されたシンボルは、実際無線チャネル環境上でAと同一の値であることも、前記Aに近接した値であることもでき、前記high_partに存在するシンボルのうち3Aによって表示されたシンボルは、実際無線チャネル環境上で3Aと同一の値であることも、前記3Aに近接した値であることもできる。
 以下、図5に示す効果的区間(effective length)を詳細に説明する。
 まず、前記1つのパケット内のシンボルをI(In-phase)チャネル成分とQ(Quadratue-phase)チャネル成分に分類する。前記分類されたIチャネル成分はまたその大きさによってlow_partとhigh_partに分類され、前記分類されたQチャネル成分は、また大きさによってlow_partとhigh_partに分類され、数19のように表現される。
Figure 2004135285
 数19において、理想的に1つのパケット内の全てのシンボルに適用されるフェーディングチャネル大きさ(magnitude)α(n)が同一であり、<Sd>=1である場合、つまり、不均衡平均電力問題が発生せず、雑音成分が存在しない場合、前記low_part、つまり、(low_part)I及び(low_part)Qは、両方ともA項によって表現されることができる。しかしながら、実際無線チャネル環境においては、前記1つのパケット内の全てのシンボルに適用されるフェーディングチャネル大きさα(n)が同一でなく、<Sd>≠1であるので、つまり、不均衡平均電力問題が発生し、雑音成分が存在するので、前記low_partは、多数のA項及び少数の3A項から構成される。high_partも、前記low_partと同様に、1つのパケット内の全てのシンボルに適用されるフェーディングチャネル大きさα(n)が同一でなく、<Sd>≠1であり、雑音成分が存在するので、多数の3A項及び少数のA項から構成される。
 前記low_partに3A項が一部含まれるのには、3つの理由がある。
 第1の理由は、フェーディング現象である。この場合、雑音成分及び不均衡平均電力問題が発生しないものと仮定する。
 |α(n)|<2/3である場合、対応するシンボルは、コンステレーション上でAと3Aを分類する2A境界を乗り越えてlow_partに含まれる。つまり、理想的な場合、|α(n)|=1の条件を満足すべきであるが、フェーディングチャネル大きさα(n)の影響によってlow_partに3A項が含まれる。
 第2の理由は、雑音成分である。この場合、フェーディング現象及び不均衡平均電力問題は発生しないものと仮定する。
 前記雑音成分のみを考慮した場合、フェーディング現象が存在しないので、|α(n)|=1である。3A項の雑音成分がNI'(n)<-Aである場合、対応するシンボルは、コンステレーション上で2A境界を乗り越えてlow_partに含まれる。つまり、理想的な場合、NI'(n)=0の条件を満足すべきであるが、前記雑音成分の影響によってlow_partにA項が含まれる。
 第3の理由は、不均衡平均電力問題である。この場合、フェーディング現象及び雑音成分は発生しないものと仮定する。
 前記不均衡平均電力問題は、図1において説明したコンステレーション上で内シンボル(±A±jA)及び外シンボル(±3A±j3A)を利用して説明する。
 (1)1つのパケット内の内シンボルの個数が外シンボルの個数より多い不均衡平均電力問題の場合(A項の個数が3A項の個数より多い場合): 前記内シンボルの個数が外シンボルの個数より多い場合、前記3A項が前記low_partに含まれないので、本発明の実施例にはあまり影響を与えない。
 (2)1つのパケット内の内シンボルの個数が外シンボルの個数より少ない不均衡平均電力問題の場合(A項の個数が3A項の個数より少ない場合): 前記内シンボルの個数が外シンボルの個数より少ない場合、前記3A項が前記low_partに含まれるので、前記low_partに含まれた3A項は、雑音成分として作用する。従って、本発明においては、前記low_partに含まれた3A項が雑音成分として作用する影響を最小化するために、効果的区間のみに対して前記low_partの統計を取る。
 以下、前記効果的区間を説明する。
 前記効果的区間は、不均衡平均電力問題によって発生した外シンボルの超過分が前記low_partに含まれないように、1つのパケット内のシンボルの個数の1/2より少ない個数に対して統計を取る区間(または、セクション)である。つまり、前記効果的区間は、1つのパケット内のシンボルの長さの1/2より短い長さに対して統計を取る区間である。つまり、図5に示すように、1つのパケット内のシンボルの個数の1/2より少ない個数を効果的区間として選択する。しかしながら、前記効果的区間の長さを長くする場合、統計処理のランダム性が増加し、反対に、前記効果的区間の長さを短くする場合、パケット当りに変化する外シンボルの超過分を全て除去することによって、不均衡平均電力問題を除去することができる。従って、前記効果的区間は、外シンボルの超過分を除去しながらも、統計処理のランダム性が低下しない長さに設定されるべきである。
 一方、数19において説明したlow_partの効果的区間を“low_parteff”に定義する。つまり、(low_part)I及び(low_part)Q中の効果的区間をそれぞれ(low_parteff)I及び(low_parteff)Qに定義する。そうすると、前記電力比検出器340−1は、前記(low_parteff)I及び(low_parteff)Qおみに対して平均を取り、その結果を2Aで割り、これを表現すると、数20のようである。
Figure 2004135285
 数20において、前記平均を2Aによって割る理由は、I成分及びQ成分を考慮するからである。さらに、前記平均からA項の除いた残りの項を計算するためである。また、数20において、E{(low_parteff)I}は、前記(low_part)Iの中央(center)値とほぼ類似した値を有し、同様に、E{(low_parteff)}Qは、(low_part)Qの中央値とほぼ類似した値を有する。
 前記電力比検出器340−1は、数20に示すように前記(low_parteff)I及び(low_parteff)Qのみに対して平均を取って2Aによって割ることによって決定された値(|α|(A)) ̄(ただし、“(|α|(A)) ̄”は、“|α|(A)”の上に“ ̄”を付した記号を表すものとする)を前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の自乗によって割ることによって、最終的なトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を、数21のように検出することができる。
Figure 2004135285
 数20において考慮された雑音成分は、数22のように定義される。
Figure 2004135285
 数22において、エラー成分は、(E{NA_term+N3A_term}+E{NA_term+N3A_term})/2Aである。
 数22において、NA_termは、数18に示すようにA項に含まれた雑音成分であり、N3A_termは、数18に示すように3A項に含まれた雑音成分であると仮定することができる。本発明において、雑音成分が電力成分でない期待値(expectation)成分として現れるので、ほぼ0に近似した値に最小化(minimize)することができるという利点がある。
 以下、前記電力比検出器340−1の内部構造を図4を参照して説明する。
 図4を参照すると、前記電力比検出器340−1は、絶対値生成器501及び503、整列器505及び507、積分及びダンプ器(integration & dump section)509及び511、割算器513及び515、加算器517、割算器519、電力比生成器521、及び自乗器523を含む。前述したように、チャネル補償器320から出力されるチャネル補償信号|α|2AdApSd+N'は、前記電力比検出器340−1に入力され、前記電力比検出器340−1は、前記チャネル補償信号|α|2AdApSd+N'を実数部、つまり、Iチャネル成分と虚数部、つまり、Qチャネル成分とに分離した後、Iチャネル成分(|α|dI+N')を絶対値生成器501に提供し、Qチャネル成分j(|α|dQ+N')を絶対値生成器503に提供する。そうすると、前記絶対値生成器501は、前記Iチャネル成分(|α|dI+N')の絶対値を生成して整列器505に出力する。同様に、前記絶対値生成器503は、前記Qチャネル成分j(|α|dQ+N')の絶対値を生成して整列器507に出力する。
 前記整列器505は、前記絶対値生成器501から出力されたIチャネル成分の絶対値、つまり、下記の数23を受信し、その大きさによって最小値から最大値へ連続的に整列した後、前記整列された絶対値を積分及びダンプ器509に出力する。また、前記整列器507は、前記絶対値生成器503から出力されたQチャネル成分の絶対値、つまり、下記の数24を受信し、前記絶対値を最小値から最大値へ連続的に整列した後、前記整列された値を積分及びダンプ器511に出力する。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 前記積分及びダンプ器509は、前記整列器505から出力された絶対値、つまり、前記Iチャネル成分の絶対値をその大きさによって最小値から最大値へ整列した値を、(low_part)Iと(high_part)Iに分類した後、(low_part)Iのみを考慮し、前記(low_part)I中の予め設定された長さの効果的区間を取り、前記効果的区間(low_parteff)Iに対して積分及びダンプを遂行した後、前記積分及びダンプの結果を前記割算器513に提供する。さらに、前記積分及びダンプ器511は、前記整列器507から出力された絶対値、つまり、前記Qチャネル成分の絶対値を大きさによって最小値から最大値へ整列した値を(low_part)Qと(high_part)Qに分類し、(low_part)Qのみを考慮し、前記(low_part)Q中の予め設定された長さの効果的区間を取り、前記効果的区間(low_parteff)Qに対して積分及びダンプを遂行した後、前記積分及びダンプの結果を割算器515に提供する。前記割算器513は、前記積分及びダンプ器509から出力された値を前記効果的区間の長さNによって割り、その結果値を加算器517に提供する。前記割算器515は、前記積分及びダンプ器511から出力された値を前記効果的区間の長さNによって割り、その結果値を前記加算器517に提供する。前記加算器517は、前記割算器513から出力された値を前記割算器515から出力された値に加算し、前記Iチャネル成分及びQチャネル成分を共に考慮した効果的区間の平均電力、つまり、E{(low_parteff)I}+ E{(low_parteff)Q}を生成し、前記生成された平均電力を割算器519に提供する。
 前記割算器519は、前記加算器517から出力された効果的区間の平均電力E{(low_parteff)I}+ E{(low_parteff)Q}を2Aによって割った後、その結果を電力比生成器521に提供する。前記割算器519が前記加算器517から出力された効果的区間の平均電力E{(low_parteff)I}+ E{(low_parteff)Q}を2Aによって割る理由は、前述したようにI成分及びQ成分を考慮するからである。さらに、前記効果的区間の平均電力からA項を除いた残りの項を計算するためである。一方、自乗器523は、前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の絶対値を取って自乗し、前記自乗した絶対値を前記電力比生成器521に出力する。
 前記電力比生成器521は、前記割算器519から出力された信号、つまり、(|α|(A)) ̄及び前記自乗器523から出力された信号、つまり、|α| を受信し、前記(|α|(A)) ̄を前記|α| によって割ることによって最終的にトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/A(ただし、“A ̄”は、“A”の上に“ ̄”を付した記号を表すものとする)を検出する。
 結果的に、前記電力比検出器340−1によって検出されたトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/Aは、従来技術において説明したような一般的なブラインド電力比検出方式であるトラヒックチャネルの累積平均方式によって検出された電力比と同一である。しかしながら、本発明は、トラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を検出するのにおいて効果的区間のみを考慮するので、正確度の面で優れている。これを詳細に説明すると、以下のようである。
 (1)フェーディング現象の影響の最小化
 前述したように、トラヒックチャネルの累積平均方式による電力比検出器340−1の出力は、下記の数25であり(数12を参照)、本発明による電力比検出器340−1の出力は、下記の数26である(数22を参照)。数12の場合、電力比検出器340−1の出力信号は雑音電力成分<N'>を含み、前記雑音電力成分は、常に正(positive)の値を有するので、(√〈N'〉)/(|α| )の項はフェーディング現象の影響を直接的に伝達する。しかしながら、本発明による数22の場合、電力比検出器340−1の出力信号は、フェーディング現象の影響が全然ない。従って、本発明は、高速フェーディングチャネルにおいてブラインド電力比検出の性能を向上させる。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 (2)雑音成分の最小化
 前述したように、トラヒックチャネルの累積平均方式によるブラインド電力比検出方式は、数8において説明したように、累積平均電力に雑音電力成分が含まれているので、常にブラインド電力比検出のための統計に正の雑音成分が含まれる。従って、前記雑音電力成分を除去する過程を別途に遂行しないと、雑音成分が増加するにつれて、前記ブラインド電力比検出のための統計の誤差も増加する。しかしながら、本発明のブラインド電力比検出方式は、数18において説明したように、雑音成分の平均値が統計に含まれるので、前記雑音成分の平均値が0にほぼ類似であると仮定すると、前記雑音成分が前記ブラインド電力比検出のための統計の誤差として作用する確率が非常に低くなる。さらに、本発明において、前記ブラインド電力比検出は、low_partのみを利用して遂行され、全てのピーク雑音(peak noise)成分はhigh_partに含まれるので、統計の雑音成分が誤差として作用する確率が非常に低くなる。
 (3)不均衡平均電力問題の解決
 本発明のブラインド電力比検出方式は、Iチャネル成分の絶対値及びQチャネル成分の絶対値をその大きさによって最小値から最大値へ連続的に整列し、前記整列された絶対値をlow_partとhigh_partに分類した後、low_partのみを選択し、前記low_partにおいて不均衡平均電力による影響を最小化するために効果的区間のみを選択することで、統計を計算することによって不均衡平均電力問題を解決する。
 以下、図6を参照して本発明の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を説明する。
 図6は、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。
 図6を参照すると、611段階で、電力比検出器340−1は、チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2AdApSd+N'、及び前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を受信した後、613段階に進行する。613段階で、前記電力比検出器340−1は、前記チャネル補償信号|α|2AdApSd+N'を実数部、つまり、Iチャネル成分と、虚数部、つまり、Qチャネル成分とに分離した後、615段階に進行する。615段階で、前記電力比検出器340−1は、前記分離されたIチャネル成分(|α|dI+N')及び前記分離されたQチャネル成分j(|α|dQ+N')の絶対値を取った後、617段階に進行する。617段階で、前記電力比検出器340−1は、下記数27に示される前記Iチャネル成分の絶対値及び下記数28に示されるQチャネル成分の絶対値を受信し、前記絶対値をその大きさによって最小値から最大値へ連続的に整列した後、619段階に進行する。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 619段階で、前記電力比検出器340−1は、前記整列されたIチャネル成分の絶対値と前記整列されたQチャネル成分の絶対値をそれぞれlow_partとhigh_partに分類し、効果的区間のみを考慮し、前記効果的区間の平均電力を検出した後、621段階に進行する。621段階で、前記電力比検出器340−1は、前記Iチャネル成分の効果的区間の平均電力とQチャネル成分の効果的区間の平均電力を加算することで、再びIチャネル成分及びQチャネル成分を共に考慮した効果的区間の平均電力を検出した後、623段階に進行する。623段階で、前記電力比検出器340−1は、前記Iチャネル成分及びQチャネル成分を共に考慮した効果的区間の平均電力を、前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の絶対値を自乗することによって決定された値によって割ることによって、最終的にトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/Aを検出した後、この過程を終了する。
 次に、図7を参照して、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の構造を説明する。
 図7は、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。
 本発明は、図3において説明した一般的な受信器構造と同一の受信器構造を適用し、ただ、本発明の実施例による電力比検出器340の構造は効率的なブラインド電力比検出を可能にすることに注意すべきである。従って、逆拡散器310、チャネル補償器320及びチャネル推定器330に入出力される信号は、従来技術欄において説明した入出力信号と同一であることに注意すべきである。以下の説明において、説明の便宜のため、本発明のブライド電力比検出器を前記従来技術欄において説明した電力比検出器340と同一の参照符号を使用して説明するが、前記従来技術欄において説明した電力比検出器340とは異なる動作を遂行する。図7の電力比検出器340−2は、絶対値生成器701及び703、整列器705及び707、選択器709及び711、加算器713、割算器715、電力比生成器717、及び自乗器719を含む。
 前記絶対値生成器701及び703、整列器705及び707の動作は、図4において説明した絶対値生成器501及び503、整列器505及び507の動作と同一であるので、詳細な説明は省略する。前記選択器709は、前記整列器705から出力された、Iチャネル成分の絶対値をその大きさによって最小値から最大値に整列することによって得られた値を、(low_part)Iと(high_part)Iに分類し、(low_part)Iのみを考慮し、前記(low_part)Iの中央値を前記効果的区間の平均電力として選択し、前記選択された平均電力を前記加算器713に出力する。前記効果的区間(low_parteff)Iの平均電力を前記(low_part)Iの中央値として選択する理由は、数20において説明したようにE{(low_parteff)I}が前記(low_part)Iの中央値とほぼ類似した値を有するからである。つまり、一定区間(low_parteff)Iの平均電力が対応する一定区間の中央値に近似化されることができるので、前記平均電力は数29のように簡略化することができる。
Figure 2004135285
 数29において、前記low_partは、予め最小値から最大値へ順次に整列した値のうち最小値から分類した値を含むので、A項に0平均(zero mean)雑音成分が加算されたことと考慮すると、前記low_partの中央値は、前記low_parteffの平均値と同一の値を有する。さらに、前記選択器711は、前記整列器707から出力された、前記Qチャネル成分の絶対値をその大きさによって最小値から最大値へ整列することによって得られた値を(low_part)Qと(high_part)Qに分類し、(low_part)Qのみを考慮し、前記(low_part)Qの中央値を前記効果的区間の平均電力として選択し、前記選択された平均電力を前記加算器713に提供する。前記効果的区間(low_parteff)Qの平均電力を前記(low_part)Qの中央値として選択する理由も、数20において説明したようにE{(low_parteff)Q}が前記(low_part)Qの中央値とほぼ類似した値を有するからである。それから、前記加算器713は、前記選択器709から出力された値、つまり、center_of_low_partIと前記選択器711から出力された値、つまり、center_of_low_partQとを加算して割算器715に出力する。さらに、前記割算器715、電力比生成器717、及び自乗器719の動作は、図4において説明した動作と同一であるので、詳細な説明は省略する。
 一方、以上の説明は、送信器が前記トラヒックチャネルを通してパケットを伝送する時に1つのチャネル化コード(single channelization code)を使用する場合を仮定して説明した。送信器が前記トラヒックチャネルを通してパケットを伝送する時に多重チャネル化コード(multi-channelization code)を使用する場合、それぞれのチャネル化コードが1つのパケットを伝送するのに使用されることができるので、同時に多数の異なるパケットを伝送することができる。従って、受信器によって受信されるデータチャネル信号は、データチャネル間の電力比が同一であり、同一の経路を通過した信号になる。しかしながら、データチャネル間の不均衡平均電力問題が発生する可能性があるので、各データチャネル別に検出されたトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を平均することによってその正確度をもっと向上させることができる。反対に、ハードウェア的な複雑度(complexity)を考慮する場合、各データチャネル別に検出されたトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を平均せずに、任意の1つのデータチャネルにおいて検出されたトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比を残りの全てのデータチャネル対して使用することもできる。
 次に、図8を参照して、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置を説明する。
 図8は、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。図8を参照すると、前記電力比検出器340−3は、絶対値生成器801及び803、積分及びダンプ器805及び807、割算器808及び811、加算器813、割算器815、電力比生成器817、及び自乗器819を含む。前述したように、チャネル補償器320から出力されるチャネル補償信号|α|2AdApSd+N'は、前記電力比検出器340−3に入力され、前記電力比検出器340−3は、前記チャネル補償信号|α|2AdApSd+N'を実数部、つまり、Iチャネル成分と虚数部、つまり、Qチャネル成分とに分離し、Iチャネル成分(|α|dI+N')は絶対値生成器801に提供し、Qチャネル成分j(|α|dQ+N')は絶対値生成器803に提供する。そうすると、前記絶対値生成器801は、前記Iチャネル成分(|α|dI+N')の絶対値を生成し、前記生成された絶対値を積分及びダンプ器805に出力する。同様に、前記絶対値生成器803は、前記Qチャネル成分j(|α|dQ+N')の絶対値を生成し、前記生成された絶対値を積分及びダンプ器807に出力する。ここで、前記絶対値生成器803及び805は、1つのフレーム、つまり、N個のシンボル単位で絶対値を生成する。
 前記積分及びダンプ器805は、前記絶対値生成器801から出力されたIチャネル成分の絶対値、つまり、下記の数30に対して積分及びダンプを遂行し、その出力を割算器809に提供する。同様に、前記積分及びダンプ器807は、前記絶対値生成器803から出力されたQチャネル成分の絶対値、つまり、下記の数31に対して積分及びダンプを遂行し、その出力を割算器811に提供する。前記割算器809は、前記積分及びダンプ器805から出力された信号を前記フレームを構成するシンボル個数Nによって割り、その結果を加算器813に提供する。前記割算器811は、前記積分及びダンプ器807から出力された信号を前記フレームを構成するシンボル個数Nによって割り、その結果を前記加算器813に提供する。ここで、前記割算器809及び割算器811が前記積分及びダンプ器805及び積分及びダンプ器807から出力された信号を前記Nによって割る理由は、前記フレーム区間において平均電力を計算するためである。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 一方、前述したように、|SdI|,|SdQ|∈{A,3A}であるので、雑音が存在しない場合、|I|及び|Q|は、常に正の数であり、前記|I|及び|Q|は、数32のように表現される。
Figure 2004135285
 数32のように雑音が存在しない場合、前記実数部及び虚数部のそれぞれの絶対値の平均値は、2A項によって表示される。従って、前記平均値の1/2値、つまり、mean/2は、前述したような整列の効果を有する。前記mean/2は、数33のように表現される。
Figure 2004135285
 一方、前記加算器813は、前記割算器809から出力された信号と前記割算器811から出力された信号を加算し、その結果を割算器815に提供する。前記割算器815は、前記mean/2を計算するために、前記加算器813から出力された信号を1/4Aによって割り、その結果を電力比生成器817に提供する。自乗器819は、前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の絶対値を取って自乗した後、前記自乗した値を前記電力比生成器817に提供する。
 前記電力比生成器817は、前記割算器815から出力された信号、つまり、|α|と前記自乗器819から出力された信号、つまり、|α| を受信し、前記|α|を前記|α| によって割ることによって最終的にトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/Aを検出する。このようなチャネル補償された信号のmean/2を利用したトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出は、ハードウェア的にその複雑度(complexity)が最小化したトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出を可能にする。
 次に、図9を参照して、図8において説明したトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を説明する。
 図9は、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。
 図9を参照すると、911段階で、電力比検出器340−2は、チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2AdApSd+N'及び前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を受信した後、913段階に進行する。913段階で、前記電力比検出器340−2は、前記チャネル補償信号|α|2AdApSd+N'を実数部、つまり、Iチャネル成分と虚数部、つまり、Qチャネル成分とに分離した後、915段階に進行する。915段階で、前記電力比検出器340−2は、前記分離されたIチャネル成分(|α|dI+N')及びQチャネル成分j(|α|dQ+N')の絶対値を取った後、917段階に進行する。917段階で、前記電力比検出器340−2は、前記Iチャネル成分の絶対値、つまり、数34及びQチャネル成分の絶対値、つまり、数35を受信し、前記Iチャネル成分の平均電力及びQチャネル成分の平均電力を検出した後、919段階に進行する。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 919段階で、前記電力比検出器340−2は、前記実数部、つまり、前記Iチャネル成分の平均電力及び前記虚数部、つまり、前記Qチャネル成分の平均電力を考慮した平均電力の1/2値を検出した後、921段階に進行する。ここで、前記平均電力の1/2値を検出する理由は、前述したように、前記平均電力の1/2値がA項によって表示されるからである。921段階で、前記電力比検出器340は、前記平均電力の1/2値を前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の絶対値を自乗した値によって割ることによって最終的にトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/Aを検出した後、この過程を終了する。
 次に、図10を参照して、図7において説明したトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を説明する。
 図10は、本発明のまた他の実施例によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。
 図10を参照すると、1011段階で、電力比検出器340−3は、チャネル補償器320から出力されたチャネル補償信号|α|2AdApSd+N'及び前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*を受信した後、1013段階に進行する。1013段階で、前記電力比検出器340−3は、前記チャネル補償信号|α|2AdApSd+N'を実数部、つまり、Iチャネル成分と虚数部、つまり、Qチャネル成分とに分離した後、1015段階に進行する。1015段階で、前記電力比検出器340−3は、前記分離されたIチャネル成分(|α|dI+N')及びQチャネル成分j(|α|dQ+N')のそれぞれの絶対値を取った後、1017段階に進行する。1017段階で、前記電力比検出器340−3は、前記Iチャネル成分の絶対値、つまり、数36及びQチャネル成分の絶対値、つまり、数37を受信し、前記絶対値をその大きさによって最小値から最大値に連続的に整列した後、1019段階に進行する。
Figure 2004135285
Figure 2004135285
 1019段階で、前記電力比検出器340−3は、前記整列されたIチャネル成分の絶対値及び前記整列されたQチャネル成分の絶対値をそれぞれlow_partとhigh_partに分類し、low_partの中央値を検出した後、1021段階に進行する。1021段階で、前記電力比検出器340−3は、前記Iチャネル成分のlow_partの中央値とQチャネル成分のlow_partの中央値を加算し、再びIチャネル成分及びQチャネル成分を共に考慮した平均電力を検出した後、1023段階に進行する。1023段階で、前記電力比検出器340−3は、前記Iチャネル成分及びQチャネル成分を共に考慮した平均電力を前記チャネル推定器330から出力されたチャネル推定信号(Apαe-jθ)*の絶対値を自乗した値によって割ることによって最終的にトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比A ̄/Aを検出した後、その過程を終了する。
 次に、図11を参照して本発明の実施例によるフレームエラー率を説明する。
 図11は、本発明のトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出方式を適用した場合のフレームエラー率を示すグラフである。
 図11を参照すると、グラフ上において、縦軸はフレームエラー率(Frame Error Rate: 以下、FERと称する)を示し、横軸は、Ior/Iocを示す。Ior/Iocにおいて、Iorは総送信電力を示し、Iocは電力干渉(interference)及び雑音電力(noise power)を含む総受信電力を示す。その結果、前記Ior/Iocは、信号対雑音比(SNR: Signal to Noise Ratio)とほぼ同一の概念を有する。図11は、1つのデータチャネル、つまり、1つのトラヒックチャネル、120kmフェーディングチャネル、及び4つの多重経路(multi path)の無線チャネル環境を有し、変調方式として16QAM方式を使用し、ターボコーダ(turbo coder)のコーディング率(coding rate)を3/4である場合のFERを示す。
 図11に示すように、本発明のブラインド電力比検出方式をタイムスロット単位で遂行した場合のFER特性は、理想的な環境におけるFER特性曲線とほぼ類似している。さらに、一般的なブラインド電力比検出方式であるトラヒックチャネルの累積平均方式によってブラインド電力比検出を遂行した場合のFER特性曲線は、最悪のFER特性曲線を示す。本発明のブラインド電力比検出方式をフレーム、つまり、パケット単位で遂行した場合のFER特性曲線は、本発明のブラインド電力比検出方式をタイムスロット単位で遂行した場合のFER特性曲線より劣っているが、前記トラヒックチャネルの累積平均方式によってブラインド電力比検出を遂行した場合のFER特性曲線より改善したFER特性曲線を示す。前記本発明のブラインド電力比検出単位の変化によってFER特性曲線が変化する理由は、高速フェーディング環境の場合にチャネル推定器330の出力の変化幅が大きいから、長い区間の平均値を電力比生成器521及び717に出力することより、短い区間の平均値を出力することがもっと正確であるからである。つまり、HSDPA通信システムにおいて、3タイムスロットが1つのフレームを構成するので、フレーム単位のブラインド電力比検出よりタイムスロット単位のブラインド電力比検出がその検出頻度の面から3倍であり、より正確なチャネル推定器330の出力値をブラインド電力比検出に使用することができるので、その結果が正確になり、従って、FER特性が良好になる。
 一方、本発明のブラインド電力比検出方式の説明において、HSDPA方式に16QAM変調方式を適用した場合を一例にして説明した。しかしながら、16QAM以上の高次変調方式、例えば、64QAMの場合、その大きさが|SdI|,|SdQ|∈{A,3A,5A,7A}のように4つの値を有するので、16QAM方式と類似した方式によって整列した後、4等分し、その値が最も小さい部分(lowest part)であるA項から電力比を決定する。残りの過程も前記16QAM方式と同一に適用される。
 前述の如く、本発明を具体的な一実施例を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前述の一実施例によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
一般的な16QAM方式を適用したコンステレーション(constellation)を示す図である。 一般的な16QAM方式を適用する場合の不均衡平均電力特性を示すグラフである。 一般的な移動通信システムの受信器内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態による16QAM方式を適用した場合の効果的区間の例を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。 本発明のまた他の実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。 本発明のまた他の実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出装置の内部構造を示すブロック図である。 本発明のまた他の実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。 本発明のまた他の実施形態によるトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出の過程を示すフローチャートである。 本発明のトラヒックチャネルとパイロットチャネルとの間の電力比検出方式を適用した場合のフレームエラー率を示すグラフである。
符号の説明
 310 逆拡散器
 320 チャネル補償器
 330 チャネル推定器
 340−1 電力比検出器
 501,503 絶対値生成器
 505,507 整列器
 509,511 積分及びダンプ器
 513,515 割算器
 517 加算器
 519 割算器
 521 電力比生成器
 523 自乗器

Claims (39)

  1.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号を使用してチャネル推定を遂行することによって第1信号を発生するチャネル推定器と、
     前記第1信号を使用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を発生するチャネル補償器と、
     前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する電力比検出器と
    を含むことを特徴とする装置。
  2.  前記電力比検出器は、
     前記第2信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値生成器によって生成された絶対値を大きさの順で配列する整列器と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算する平均値計算器と、
     前記第1信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定される区間であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4.  前記基準点は、前記第2チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定された絶対値を含むことを特徴とする請求項3記載の装置。
  6.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値生成器によって生成された絶対値を大きさの順で配列する整列器と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算する平均値計算器と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定を遂行することによって生成された第2信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記平均値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする装置。
  7.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定された区間であることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8.  前記基準点は、前記第1チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去した絶対値を含むことを特徴とする請求項7記載の装置。
  10.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号を使用してチャネル推定を遂行することによって第1信号を発生するチャネル推定器と、
     前記第1信号を使用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を発生するチャネル補償器と、
     前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記予め決定された区間の中央値を検出し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記中央値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する電力比検出器と
    を含むことを特徴とする装置。
  11.  前記電力比検出器は、
     前記第2信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値生成器によって生成された絶対値を大きさの順で配列する整列器と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記予め決定された区間の中央値を選択する選択器と、
     前記第1信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記中央値と前記第1信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定される区間であることを特徴とする請求項10記載の装置。
  13.  前記基準点は、前記第2チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項12記載の装置。
  14.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去した絶対値を含むことを特徴とする請求項12記載の装置。
  15.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値生成器によって生成された絶対値を大きさの順で配列する整列器と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記予め決定された区間の中央値を選択する選択器と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定を遂行することによって生成された第2信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記中央値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする装置。
  16.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定された区間であることを特徴とする請求項15記載の装置。
  17.  前記基準点は、前記第1チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項16記載の装置。
  18.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定された絶対値を含むことを特徴とする請求項16記載の装置。
  19.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号を使用してチャネル推定することによって第1信号を発生するチャネル推定器と、
     前記第1信号を使用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を発生するチャネル補償器と、
     前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値の平均値を計算し、前記平均値の1/2値を計算した後、前記1/2平均値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比検出器と
    を含むことを特徴とする装置。
  20.  前記電力比検出器は、
     前記第2信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値の平均値を計算し、前記平均値の1/2値を計算する1/2平均値計算器と、
     前記第1信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記1/2平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする請求項19記載の装置。
  21.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する装置において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルを受信し、前記シンボルのそれぞれの絶対値を生成する絶対値生成器と、
     前記絶対値の平均値を計算し、前記平均値の1/2値を計算する1/2平均値計算器と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定することによって決定された第2信号の絶対値の自乗を計算する自乗器と、
     前記1/2平均値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する電力比生成器と
    を含むことを特徴とする装置。
  22.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号を利用してチャネル推定することによって第1信号を生成する過程と、
     前記第1信号を利用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を生成する過程と、
     前記第2信号を構成するシンボルお絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。
  23.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間を分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定される区間であることを特徴とする請求項22記載の方法。
  24.  前記基準点は、前記第2チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定される絶対値を含むことを特徴とする請求項23記載の方法。
  26.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルのそれぞれの絶対値を生成する過程と、
     前記絶対値を大きさの順で配列する過程と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記選択された絶対値の平均値を計算する過程と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定をすることによって第2信号の絶対値の自乗を計算する過程と、
     前記平均値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。
  27.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定された区間であることを特徴とする請求項26記載の方法。
  28.  前記基準点は、前記第1チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項27記載の方法。
  29.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定された絶対値を含むことを特徴とする請求項27記載の方法。
  30.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号を利用してチャネル推定することによって第1信号を生成する過程と、
     前記第1信号を利用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を生成する過程と、
     前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値を大きさの順で配列した後、予め決定された区間の絶対値を選択し、前記予め決定された区間の中央値を計算し、前記第1信号の絶対値の自乗を計算し、前記中央値と前記第1信号の絶対値の自乗との比を利用して前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。
  31.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定される区間であることを特徴とする請求項30記載の方法。
  32.  前記基準点は、前記第2チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項31記載の方法。
  33.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定される絶対値を含むことを特徴とする請求項31記載の方法。
  34.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルのそれぞれの絶対値を生成する過程と、
     前記生成された絶対値を大きさの順で配列する過程と、
     前記配列された絶対値のうち予め決定された区間の絶対値を選択し、前記予め決定された区間の中央値を選択する過程と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定を遂行することによって第2信号の絶対値の自乗を計算する過程と、
     前記中央値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。
  35.  前記予め決定された区間は、前記配列された絶対値を予め設定された基準点を基準にして所定個数の区間に分離し、前記所定個数の区間のうち前記絶対値の最小値を含む区間を選択し、前記選択された区間から予め設定された設定区間を選択することによって決定される区間であることを特徴とする請求項34記載の方法。
  36.  前記基準点は、前記第1チャネルの変調方式によって決定されることを特徴とする請求項35記載の方法。
  37.  前記設定区間は、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最大値から降順に予め設定された個数の絶対値と、前記選択された区間に存在する絶対値のうち最小値から昇順に予め設定された個数の絶対値とを除去することによって決定される絶対値を含むことを特徴とする請求項35記載の方法。
  38.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号を利用してチャネル推定を遂行することによって第1信号を生成する過程と、
     前記第1信号を利用して前記第2チャネル信号をチャネル補償することによって第2信号を生成する過程と、
     前記第2信号を構成するシンボルの絶対値を生成し、前記絶対値の平均値を計算し、前記平均値の1/2値を計算した後、前記1/2平均値と前記第1信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。
  39.  移動通信システムで第1チャネルと第2チャネルとの間の電力比を検出する方法において、
     前記第1チャネル信号をチャネル補償することによって生成された第1信号を構成するシンボルのそれぞれの絶対値を生成する過程と、
     前記絶対値の平均値を計算し、前記平均値の1/2値を計算する過程と、
     前記第2チャネル信号を利用してチャネル推定することによって生成された第2信号の絶対値の自乗を計算する過程と、
     前記1/2平均値と前記第2信号の絶対値の自乗との比によって前記電力比を生成する過程と
    を含むことを特徴とする方法。

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