JP2004098798A - 車両のエンジンマウント構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ミッションアッパマウント34を、動力源13及びフロントサイドフレーム15の一方に取付けた内筒55と、動力源13及びフロントサイドフレーム15の他方に取付けるとともに内筒55を所定の間隔を設けて囲む筒部58を備える樹脂ブラケット54と、これらの内筒55及び樹脂ブラケット54を連結する弾性部材56とで構成するとともに、樹脂ブラケット54の成形時に筒部58を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部77に脆弱部としての円弧状貫通穴62を設けた。
【効果】湯境部に加え、脆弱部の大きさ、位置等によってエンジンマウントの破壊強度を制御することができ、エンジンからエンジンマウントに入力する加減速時等における通常入力又は車両衝突時入力の両方に対処することができる。
【選択図】 図2
【効果】湯境部に加え、脆弱部の大きさ、位置等によってエンジンマウントの破壊強度を制御することができ、エンジンからエンジンマウントに入力する加減速時等における通常入力又は車両衝突時入力の両方に対処することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンマウントの破壊強度を制御できる車両のエンジンマウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジンマウント構造として、樹脂製のボディ側取付部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−173988号公報(第2頁、図1)
【0004】
特許文献1の図1を以下の図6で説明する。なお、符号は振り直した。
図6は従来のエンジンマウント構造を示す側面図(一部断面図)であり、ボディ側に取付けるプラスチック製のブラケット部101と、このブラケット部101にゴム102を介して連結するとともにエンジン側に取付ける内筒103とを備えた防振装置が記載されている。なお、104は慣性体である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
車両が前面衝突あるいはオフセット衝突した際の衝突安全性を考慮する上で、車体前部の剛性に加え、剛体に近いエンジンの変位を制御することは重要である。
上記したような車両衝突時には、車体前部及びエンジンに大きな衝撃エネルギが作用する。このとき、エンジンを容易に後方へ移動させることができれば、衝撃エネルギーを吸収することが可能になる。
【0006】
エンジンは車体側にエンジンマウントを介して取付けられているため、エンジンマウントが大きくストロークする又はエンジンマウントを積極的に破壊させるようにすれば、エンジンを大きく変位させることができる。
【0007】
しかし、特許文献1には、防振装置を積極的に大きくストロークさせたり、積極的に破損させる、あるいは更に進めて防振装置の破壊を制御するというような技術思想はない。
【0008】
本発明の目的は、車両のエンジンマウント構造を改良することで、エンジンマウントの破壊強度を制御することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、エンジン及びトランスミッションからなる動力源を車体にエンジンマウントを介して支持させた車両において、エンジンマウントを、動力源及び車体の一方に取付けた内筒と、動力源及び車体の他方に取付けるとともに内筒を所定の間隔を設けて囲む筒部を備える樹脂製の外側取付部材と、これらの内筒及び外側取付部材を連結する弾性部材とで構成するとともに、外側取付部材の成形時に筒部を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部に脆弱部を設けたことを特徴とする。
【0010】
脆弱部の大きさ、位置等を変更することによって、この脆弱部と、強度が比較的小さい湯境部とでエンジンマウントの破壊強度を制御することができる。
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源からエンジンマウントに入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケットが破損しないようにして動力源の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源からエンジンマウントに入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケットを破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るエンジンマウントを備えた車両のエンジンルーム内平面図であり、矢印(front)が車両前方を表す。
エンジン10は横置きとし、このエンジン10の側部に一体的にトランスミッション11を連結し、これらのエンジン10及びトランスミッション11をサブフレーム12及び左右のフロントサイドフレーム(ここでは、左側のフロントサイドフレーム15のみ示す。)で支持する。
エンジン10及びトランスミッション11は動力源13を構成する。
【0012】
サブフレーム12は、左右のフロントサイドフレームに取付けた組立体であり、前後に延びる左右の左サブフレーム21、右サブフレーム22にフロントビーム23及びリヤビーム24を渡し、左サブフレーム21とフロントビーム23との結合部に左プレート26を取付け、右サブフレーム22とフロントビーム23との結合部に右プレート27を取付ける。
【0013】
即ち、エンジン10及びトランスミッション11の支持は、前部のほぼ中央のフロントマウント31、後部のほぼ中央のリヤマウント32、エンジン10の側部のエンジンサイドマウント33、トランスミッション11の端部上部のミッションアッパマウント34及びトランスミッション11の端部下部のミッションロアマウント36,37で行う。
【0014】
上記したミッションアッパマウント34が本発明のエンジンマウントであり、トランスミッション11にはマウントブラケット39を介して取付け、車体側である左側のフロントサイドフレーム15には直接に取付ける。ここでは、動力源13を車体側に弾性的に支持する部材をエンジンマウントと称する。
【0015】
ここで、41はエンジン10のインテークマニホールド、42はエンジン10のエキゾーストマニホールドに取付けたエキゾーストパイプ、45はスタビライザ、46,46は左サブフレーム21及び右サブフレーム22にスタビライザ45を取付けるためのブラケット、47はサスペンションアームである。
【0016】
図2は本発明に係るミッションアッパマウントの取付状態を示す要部平面図であり、フロントサイドフレーム15の内側面にミッションアッパマウント34をボルト51…(…は複数個を示す。以下同じ。)及びナット52…で取付けた状態を示す。なお、ナット52はフロントサイドフレーム15に溶接したものである。
【0017】
ミッションアッパマウント34は、フロントサイドフレーム15に取付けた樹脂ブラケット54と、トランスミッション11側のマウントブラケット39に取付けた金属製の内筒55と、これらの樹脂ブラケット54及び内筒55とを連結するラバー等の弾性部材56とからなる。
【0018】
樹脂ブラケット54は、内筒55を所定の間隔を設けて囲む筒部58と、樹脂ブラケット54の成形時に成形型内の溶融樹脂の流れが接合してできた湯境部61と、この湯境部61に設けた脆弱部としての円弧状貫通穴62とを備える。
【0019】
筒部58は、内面に弾性部材56を取付ける部分である。
湯境部61は、組織中に形成される境界面であり、この境界面の両側は一体的に接合するが、他の部分よりもやや強度が小さい。本発明は、これまで利用されなかったこの湯境部61を車両衝突時に積極的に破壊しようとするものである。
【0020】
円弧状貫通穴62は、成形型で樹脂ブラケット39を成形した後に機械加工にて上記の湯境部61を含む部分に形成するものであり、その形状や大きさを変更することで、強度の小さい湯境部61を更にこの円弧状貫通穴62によって強度をより小さくする。
例えば、円弧状貫通穴62を大きくすれば、湯境部61の断面積が小さくなり、樹脂ブラケット54の破壊強度はより小さくなる。
【0021】
図3は本発明に係るミッションアッパマウントの側面図であり、フロントサイドフレームに取付ける側の面を示したものである。
ミッションアッパマウント34は、ほぼ五角形状の側壁65を備え、この側壁65に、フロントサイドフレーム15に取付けるためのボルト穴66を開ける。
【0022】
図4(a)〜(d)は本発明に係る樹脂ブラケットの成形過程を示す断面図である。
(a)は、成形型71のキャビティ72内に注入口73から溶融樹脂74を注入したことを示す。
溶融樹脂74は、キャビティ72内に設けた柱状部76に当たって2つの流れになる。74a,74bは各流れの先端部である。
【0023】
(b)は、キャビティ72内への溶融樹脂74の充填率が50%になったときの流れの先端部74a,74bの位置を示す。
(c)は、溶融樹脂74の2つの流れの各先端部74a,74b同士が接触したことを示す。
【0024】
(d)は、溶融樹脂74のキャビティ72内への充填率が100%になって、(c)に示した溶融樹脂74の2つの流れの各先端部74a,74bが接合し、(d)において、溶融樹脂74が硬化後に、想像線で示す湯境部61ができたことを示す。
【0025】
以上に述べたミッションアッパマウント34の作用を次に説明する。
図5(a),(b)は本発明に係るミッションアッパマウントの作用を示す作用図である。
(a)は、動力源13からミッションアッパマウント34に、例えば、通常入力として車両加速時の力F1が白抜き矢印の向き(車体前方から車体後方への向き)に作用したことを示す。
このときには、ミッションアッパマウント34の弾性部材56が変形し、上記の力F1を支える。
【0026】
(b)は、動力源13からミッションアッパマウント34に、例えば、車両衝突時の入力として力F2が白抜き矢印の向き(車体前方から車体後方への向き)に作用したことを示す。
このときには、ミッションアッパマウント34の樹脂ブラケット54は湯境部61(図5(a)参照)及び円弧状貫通穴62が破壊することで動力源13が車体後方へ移動し、車両衝突時の衝撃エネルギを吸収する。
【0027】
以上の図1、図2及び図4(d)で説明したように、本発明は、エンジン10及びトランスミッション11からなる動力源13をフロントサイドフレーム15にミッションアッパマウント34を介して支持させた車両において、ミッションアッパマウント34を、動力源13及びフロントサイドフレーム15の一方に取付けた内筒55と、動力源13及びフロントサイドフレーム15の他方に取付けるとともに内筒55を所定の間隔を設けて囲む筒部58を備える樹脂ブラケット54と、これらの内筒55及び樹脂ブラケット54を連結する弾性部材56とで構成するとともに、樹脂ブラケット54の成形時に筒部58を形成するためにキャビティ72内に形成した柱状部76を回り込んだ溶融樹脂74の2つの流れが接合してできた湯境部61に脆弱部としての円弧状貫通穴62を設けたことを特徴とする。
【0028】
円弧状貫通穴62の大きさ、位置等を変更することによって、この円弧状貫通穴62と、強度が比較的小さい湯境部61とでミッションロアマウント34の破壊強度、詳しくは樹脂ブラケット54の破壊強度を制御することができる。
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源13からミッションロアマウント34に入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケット54が破損しないようにして動力源13の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源13からミッションロアマウント34に入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケット54を破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
即ち、ミッションアッパマウント34で通常入力と衝突時入力との両方に対処することができる。
【0029】
尚、本発明の脆弱部としては、実施の形態に示した円弧状貫通穴に限らず、貫通しない穴、切欠き、スリット、凹部、溝でもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の車両のエンジンマウント構造は、エンジンマウントを、動力源及び車体の一方に取付けた内筒と、動力源及び車体の他方に取付けるとともに内筒を所定の間隔を設けて囲む筒部を備える樹脂製の外側取付部材と、これらの内筒及び外側取付部材を連結する弾性部材とで構成するとともに、外側取付部材の成形時に筒部を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部に脆弱部を設けたので、脆弱部の大きさ、位置等を変更することによって、この脆弱部と、強度が比較的小さい湯境部とでエンジンマウントの破壊強度を制御することができる。
【0031】
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源からエンジンマウントに入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケットが破損しないようにして動力源の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源からエンジンマウントに入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケットを破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンマウントを備えた車両のエンジンルーム内平面図
【図2】本発明に係るミッションアッパマウントの取付状態を示す要部平面図
【図3】本発明に係るミッションアッパマウントの側面図
【図4】本発明に係る樹脂ブラケットの成形過程を示す断面図
【図5】本発明に係るミッションアッパマウントの作用を示す作用図
【図6】従来のエンジンマウント構造を示す側面図
【符号の説明】
10…エンジン、11…トランスミッション、13…動力源、15…車体(フロントサイドフレーム)、34…エンジンマウント(ミッションアッパマウント)、54…外側取付部材(樹脂ブラケット)、55…内筒、56…弾性部材、58…筒部、61…湯境部、62…脆弱部(円弧状貫通穴)、72…キャビティ、74…溶融樹脂、76…柱状部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンマウントの破壊強度を制御できる車両のエンジンマウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジンマウント構造として、樹脂製のボディ側取付部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−173988号公報(第2頁、図1)
【0004】
特許文献1の図1を以下の図6で説明する。なお、符号は振り直した。
図6は従来のエンジンマウント構造を示す側面図(一部断面図)であり、ボディ側に取付けるプラスチック製のブラケット部101と、このブラケット部101にゴム102を介して連結するとともにエンジン側に取付ける内筒103とを備えた防振装置が記載されている。なお、104は慣性体である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
車両が前面衝突あるいはオフセット衝突した際の衝突安全性を考慮する上で、車体前部の剛性に加え、剛体に近いエンジンの変位を制御することは重要である。
上記したような車両衝突時には、車体前部及びエンジンに大きな衝撃エネルギが作用する。このとき、エンジンを容易に後方へ移動させることができれば、衝撃エネルギーを吸収することが可能になる。
【0006】
エンジンは車体側にエンジンマウントを介して取付けられているため、エンジンマウントが大きくストロークする又はエンジンマウントを積極的に破壊させるようにすれば、エンジンを大きく変位させることができる。
【0007】
しかし、特許文献1には、防振装置を積極的に大きくストロークさせたり、積極的に破損させる、あるいは更に進めて防振装置の破壊を制御するというような技術思想はない。
【0008】
本発明の目的は、車両のエンジンマウント構造を改良することで、エンジンマウントの破壊強度を制御することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、エンジン及びトランスミッションからなる動力源を車体にエンジンマウントを介して支持させた車両において、エンジンマウントを、動力源及び車体の一方に取付けた内筒と、動力源及び車体の他方に取付けるとともに内筒を所定の間隔を設けて囲む筒部を備える樹脂製の外側取付部材と、これらの内筒及び外側取付部材を連結する弾性部材とで構成するとともに、外側取付部材の成形時に筒部を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部に脆弱部を設けたことを特徴とする。
【0010】
脆弱部の大きさ、位置等を変更することによって、この脆弱部と、強度が比較的小さい湯境部とでエンジンマウントの破壊強度を制御することができる。
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源からエンジンマウントに入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケットが破損しないようにして動力源の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源からエンジンマウントに入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケットを破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るエンジンマウントを備えた車両のエンジンルーム内平面図であり、矢印(front)が車両前方を表す。
エンジン10は横置きとし、このエンジン10の側部に一体的にトランスミッション11を連結し、これらのエンジン10及びトランスミッション11をサブフレーム12及び左右のフロントサイドフレーム(ここでは、左側のフロントサイドフレーム15のみ示す。)で支持する。
エンジン10及びトランスミッション11は動力源13を構成する。
【0012】
サブフレーム12は、左右のフロントサイドフレームに取付けた組立体であり、前後に延びる左右の左サブフレーム21、右サブフレーム22にフロントビーム23及びリヤビーム24を渡し、左サブフレーム21とフロントビーム23との結合部に左プレート26を取付け、右サブフレーム22とフロントビーム23との結合部に右プレート27を取付ける。
【0013】
即ち、エンジン10及びトランスミッション11の支持は、前部のほぼ中央のフロントマウント31、後部のほぼ中央のリヤマウント32、エンジン10の側部のエンジンサイドマウント33、トランスミッション11の端部上部のミッションアッパマウント34及びトランスミッション11の端部下部のミッションロアマウント36,37で行う。
【0014】
上記したミッションアッパマウント34が本発明のエンジンマウントであり、トランスミッション11にはマウントブラケット39を介して取付け、車体側である左側のフロントサイドフレーム15には直接に取付ける。ここでは、動力源13を車体側に弾性的に支持する部材をエンジンマウントと称する。
【0015】
ここで、41はエンジン10のインテークマニホールド、42はエンジン10のエキゾーストマニホールドに取付けたエキゾーストパイプ、45はスタビライザ、46,46は左サブフレーム21及び右サブフレーム22にスタビライザ45を取付けるためのブラケット、47はサスペンションアームである。
【0016】
図2は本発明に係るミッションアッパマウントの取付状態を示す要部平面図であり、フロントサイドフレーム15の内側面にミッションアッパマウント34をボルト51…(…は複数個を示す。以下同じ。)及びナット52…で取付けた状態を示す。なお、ナット52はフロントサイドフレーム15に溶接したものである。
【0017】
ミッションアッパマウント34は、フロントサイドフレーム15に取付けた樹脂ブラケット54と、トランスミッション11側のマウントブラケット39に取付けた金属製の内筒55と、これらの樹脂ブラケット54及び内筒55とを連結するラバー等の弾性部材56とからなる。
【0018】
樹脂ブラケット54は、内筒55を所定の間隔を設けて囲む筒部58と、樹脂ブラケット54の成形時に成形型内の溶融樹脂の流れが接合してできた湯境部61と、この湯境部61に設けた脆弱部としての円弧状貫通穴62とを備える。
【0019】
筒部58は、内面に弾性部材56を取付ける部分である。
湯境部61は、組織中に形成される境界面であり、この境界面の両側は一体的に接合するが、他の部分よりもやや強度が小さい。本発明は、これまで利用されなかったこの湯境部61を車両衝突時に積極的に破壊しようとするものである。
【0020】
円弧状貫通穴62は、成形型で樹脂ブラケット39を成形した後に機械加工にて上記の湯境部61を含む部分に形成するものであり、その形状や大きさを変更することで、強度の小さい湯境部61を更にこの円弧状貫通穴62によって強度をより小さくする。
例えば、円弧状貫通穴62を大きくすれば、湯境部61の断面積が小さくなり、樹脂ブラケット54の破壊強度はより小さくなる。
【0021】
図3は本発明に係るミッションアッパマウントの側面図であり、フロントサイドフレームに取付ける側の面を示したものである。
ミッションアッパマウント34は、ほぼ五角形状の側壁65を備え、この側壁65に、フロントサイドフレーム15に取付けるためのボルト穴66を開ける。
【0022】
図4(a)〜(d)は本発明に係る樹脂ブラケットの成形過程を示す断面図である。
(a)は、成形型71のキャビティ72内に注入口73から溶融樹脂74を注入したことを示す。
溶融樹脂74は、キャビティ72内に設けた柱状部76に当たって2つの流れになる。74a,74bは各流れの先端部である。
【0023】
(b)は、キャビティ72内への溶融樹脂74の充填率が50%になったときの流れの先端部74a,74bの位置を示す。
(c)は、溶融樹脂74の2つの流れの各先端部74a,74b同士が接触したことを示す。
【0024】
(d)は、溶融樹脂74のキャビティ72内への充填率が100%になって、(c)に示した溶融樹脂74の2つの流れの各先端部74a,74bが接合し、(d)において、溶融樹脂74が硬化後に、想像線で示す湯境部61ができたことを示す。
【0025】
以上に述べたミッションアッパマウント34の作用を次に説明する。
図5(a),(b)は本発明に係るミッションアッパマウントの作用を示す作用図である。
(a)は、動力源13からミッションアッパマウント34に、例えば、通常入力として車両加速時の力F1が白抜き矢印の向き(車体前方から車体後方への向き)に作用したことを示す。
このときには、ミッションアッパマウント34の弾性部材56が変形し、上記の力F1を支える。
【0026】
(b)は、動力源13からミッションアッパマウント34に、例えば、車両衝突時の入力として力F2が白抜き矢印の向き(車体前方から車体後方への向き)に作用したことを示す。
このときには、ミッションアッパマウント34の樹脂ブラケット54は湯境部61(図5(a)参照)及び円弧状貫通穴62が破壊することで動力源13が車体後方へ移動し、車両衝突時の衝撃エネルギを吸収する。
【0027】
以上の図1、図2及び図4(d)で説明したように、本発明は、エンジン10及びトランスミッション11からなる動力源13をフロントサイドフレーム15にミッションアッパマウント34を介して支持させた車両において、ミッションアッパマウント34を、動力源13及びフロントサイドフレーム15の一方に取付けた内筒55と、動力源13及びフロントサイドフレーム15の他方に取付けるとともに内筒55を所定の間隔を設けて囲む筒部58を備える樹脂ブラケット54と、これらの内筒55及び樹脂ブラケット54を連結する弾性部材56とで構成するとともに、樹脂ブラケット54の成形時に筒部58を形成するためにキャビティ72内に形成した柱状部76を回り込んだ溶融樹脂74の2つの流れが接合してできた湯境部61に脆弱部としての円弧状貫通穴62を設けたことを特徴とする。
【0028】
円弧状貫通穴62の大きさ、位置等を変更することによって、この円弧状貫通穴62と、強度が比較的小さい湯境部61とでミッションロアマウント34の破壊強度、詳しくは樹脂ブラケット54の破壊強度を制御することができる。
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源13からミッションロアマウント34に入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケット54が破損しないようにして動力源13の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源13からミッションロアマウント34に入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケット54を破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
即ち、ミッションアッパマウント34で通常入力と衝突時入力との両方に対処することができる。
【0029】
尚、本発明の脆弱部としては、実施の形態に示した円弧状貫通穴に限らず、貫通しない穴、切欠き、スリット、凹部、溝でもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の車両のエンジンマウント構造は、エンジンマウントを、動力源及び車体の一方に取付けた内筒と、動力源及び車体の他方に取付けるとともに内筒を所定の間隔を設けて囲む筒部を備える樹脂製の外側取付部材と、これらの内筒及び外側取付部材を連結する弾性部材とで構成するとともに、外側取付部材の成形時に筒部を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部に脆弱部を設けたので、脆弱部の大きさ、位置等を変更することによって、この脆弱部と、強度が比較的小さい湯境部とでエンジンマウントの破壊強度を制御することができる。
【0031】
例えば、車両の加減速時、スキッド走行時又は悪路走行時等に、動力源からエンジンマウントに入力(通常入力)があった場合には、樹脂ブラケットが破損しないようにして動力源の振動を吸収し、車両が他の車両等に正面衝突あるいはオフセット衝突した際に動力源からエンジンマウントに入力(衝突時入力)があった場合には、樹脂ブラケットを破壊させて衝突エネルギを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンマウントを備えた車両のエンジンルーム内平面図
【図2】本発明に係るミッションアッパマウントの取付状態を示す要部平面図
【図3】本発明に係るミッションアッパマウントの側面図
【図4】本発明に係る樹脂ブラケットの成形過程を示す断面図
【図5】本発明に係るミッションアッパマウントの作用を示す作用図
【図6】従来のエンジンマウント構造を示す側面図
【符号の説明】
10…エンジン、11…トランスミッション、13…動力源、15…車体(フロントサイドフレーム)、34…エンジンマウント(ミッションアッパマウント)、54…外側取付部材(樹脂ブラケット)、55…内筒、56…弾性部材、58…筒部、61…湯境部、62…脆弱部(円弧状貫通穴)、72…キャビティ、74…溶融樹脂、76…柱状部。
Claims (1)
- エンジン及びトランスミッションからなる動力源を車体にエンジンマウントを介して支持させた車両において、
前記エンジンマウントは、前記動力源及び車体の一方に取付けた内筒と、動力源及び車体の他方に取付けるとともに前記内筒を所定の間隔を設けて囲む筒部を備える樹脂製の外側取付部材と、これらの内筒及び外側取付部材を連結する弾性部材とで構成するとともに、前記外側取付部材の成形時に前記筒部を形成するためにキャビティ内に形成した柱状部を回り込んだ溶融樹脂の2つの流れが接合してできた湯境部に脆弱部を設けたことを特徴とする車両のエンジンマウント構造。
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