JP2004091059A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】かご1が昇降路2内にカゴレール3に案内されて昇降自在に配設され、第1および第2取付腕13A、13Bがカゴレール3に固着されて水平に延設され、取付柱15が第2および第2取付腕13A、13Bの延出端間に取り付けられ、制御盤20がヒンジ18により取付柱15に回動可能に取り付けられている。そして、制御盤20は、第1および第2取付腕13A、13Bの延出方向の外側で壁面2aに沿うように位置するかごの昇降と干渉しない通常位置と、壁面2aと略直交し昇降路2内に突出する保守点検位置とをとる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータ装置に関するもので、特に、昇降路内に制御盤を設置したエレベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ装置においては、機械室が昇降路の上部に設置され、巻上機や制御盤等がその機械室内に設置されていた。そこで、機械室の設置スペースを昇降路の上部に確保する必要があり、建物の利用効率が低下するとともに、建物の高さが高くなってしまう、という不具合があった。
この不具合を解消するために、かごおよび釣り合いオモリからなる昇降体の昇降領域と昇降路の壁面との隙間に巻上機や制御盤等を設置し、機械室を省略したエレベータ装置が提案されている。
【0003】
この種のエレベータ装置においては、かごおよび釣り合いオモリからなる昇降体、昇降体を昇降駆動するための巻上機、返し車、調速機、巻上ロープおよび綱止め梁、さらには各種の電気スイッチ器具等が昇降路内に設置されていること、および、制御盤は昇降体の昇降動作に影響を及ばない場所に設置しなければならいことから、制御盤の設置スペースは極めて限られたものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の機械室を省略したエレベータ装置では、以上述べたように、制御盤が昇降路内の極めて限られたスペースに設置されているので、保守点検時に、かごの天井上部に登った作業者と制御盤とが離れすぎていたり、制御盤が作業者から見えにくい角度となっていたりして、保守点検作業性が著しく低下してしまうという課題があった。
【0005】
この発明は、上記の課題を解消するためになされたもので、制御盤を昇降体の昇降領域から外れた通常位置とかごの天井上部に登った作業者に面する保守点検位置との間を移動可能に昇降路内に設置し、保守点検作業性を向上できるエレベータ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路の壁面に沿って上下方向に延設されたカゴレールに案内されて昇降自在に配設されたかごと、上記昇降路内に設けられている支持機構と、上記かごの昇降と干渉しない通常位置と保守点検時に上記かごの天井上部に登った作業者に面する保守点検位置との間を移動可能に上記支持機構に支持され、エレベータの運転を制御する制御盤とを備えたものである。
【0007】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕と、上記第1および第2取付腕の延出端間に取り付けられた上下方向に伸びる取付柱とを備え、上記制御盤は、上記取付柱に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているものである。
【0008】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ他端を上記昇降路の壁面に固定された第1および第2取付腕を備え、上記制御盤は、上記第1および第2取付腕の他端に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているものである。
【0009】
また、上記支持機構は、一端を上記昇降路の壁面側に位置させて該壁面と直交方向に延びるように上記昇降路の天井に固定された取付金を備え、上記制御盤は、一端の他側を上記取付金の他端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の一側を上記昇降路の壁面に向けて上記昇降路の天井に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の天井と略直交して両端の一側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているものである。
【0010】
また、上記取付金の一端に軸心方向を水平方向とする軸回りに回動可能に取り付けられた返し車と、釣り合いオモリと、上記返し車に掛け渡され、一端が上記制御盤の一端の一側に連結され、他端が上記釣合いオモリに連結されたワイヤとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えているものである。
【0011】
また、上記支持機構は、それぞれ上下方向に延び、かつ、互いに相対して平行となるように上記昇降路の壁面に固定された一対の取付金を備え、上記制御盤は、両端の一側を上記一対の取付金の下端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の他側を上方に向けて上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の壁面と略直交して両端の他側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているものである。
【0012】
また、上記一対の取付金の上方位置に長さ方向を水平として上記昇降路の壁面に取り付けられた滑車軸と、上記滑車軸の両端に固着された一対のワイヤ巻き取り滑車と、上記一対のワイヤ巻き取り滑車に巻きつけられ、先端がそれぞれ上記制御盤の両端の他側に連結されたワイヤと、上記昇降路の壁面に隣接する他の壁面に取り付けられたハンドルと、上記ハンドルの回転トルクを上記滑車軸に伝達する無端状のボールチェーンとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えたものである。
【0013】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕を備え、上記制御盤は、上記第1および第2取付腕に、該第1および第2取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているものである。
【0014】
また、伸縮自在に構成されたスライドレールが、その伸縮方向を上記第1および第2取付腕の延設方向に一致させて第1および第2取付腕のそれぞれに取り付けられ、上記制御盤が、上記スライドレールに取り付けられているものである。
【0015】
また、レールが上記第1取付腕に取り付けられ、当て板が上記第2取付腕に取り付けられ、ハンガーローラを有するハンガープレートが上記制御盤の一端に取り付けられ、ガイドプレートが上記制御盤の他端に取り付けられ、上記制御盤が、上記ガイドプレートを上記第2取付腕と上記当て板との隙間に挿入し、上記ハンガーローラを上記レールに掛けて上記第1取付腕に吊設されているものである。
【0016】
また、上記支持機構は、一端を上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された取付腕と、それぞれ一端を上記取付腕と上下方向に離間して上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ当て板が取り付けられた上および下支持腕と、上記取付腕の上記カゴレール側に下方に延出するように取り付けられたハンドル取付金と、一端を上記取付腕の反カゴレール側に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられた一対のリンクとを備え、上記制御盤は、両端に取り付けられガイドプレートを上記上および下支持腕と上記当て板との間の隙間にそれぞれ挿入し、裏面上端側に上記一対のリンクの他端を軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられて、上記取付腕に、該取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成され、さらに、上記制御盤の裏面に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、ナットが固着されたナット取付金と、上記ハンドル取付金の下端に3次元的に揺動自在に取り付けられた首振りナットと、上記ナットおよび首振りナットに螺合するネジ棒と、上記ネジ棒の上記首振りナットからの延出端に固着されたハンドルとからなる上記制御盤の駆動機構部を備えているものである。
【0017】
また、上記制御盤が上記通常位置に位置していることを検知する位置検出スイッチを備え、上記制御盤が上記通常位置から移動しているときには、エレベータの運転モードが保守点検モードに切り換えられるように構成されているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における制御盤の構成を説明する斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【0019】
図1において、制御盤20は、エレベータ装置の運転を制御する電気機器類22が収納された箱形の制御盤本体21と、制御盤本体21にヒンジ23を介して回動可能に取り付けられた蓋24とから構成されている。そして、蓋24は、制御盤本体21に設けられた止め金具25につまみネジ26を締着して制御盤本体21を閉じた状態に保持される。また、取付金27が制御盤本体21の上下端面から上下に延設されている。
【0020】
図2および図3において、カゴレール3は、昇降路2内に上下方向に延設されている。かご1は、カゴレール3に案内されて昇降路2内に上下方向に昇降自在に配設されている。返し梁4は、レールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定されて、昇降路2の上部側に取り付けられている。そして、返し梁4に取り付けられた返し車5に掛けられた巻き上げロープ6が、巻き上げ機(図示せず)により走行駆動されて、かご1および釣り合いオモリ(図示せず)を昇降するようになっている。また、調速機ロープ8を備えた調速機7が返し梁4に取り付けられている。
【0021】
かご1の天井上部1aには、安全手摺り9がかご枠上梁10にヒンジ11を介して回動可能に取り付けられている。そして、保守点検時には、この安全手摺り9は、ヒンジ11周りに回動されてかご1の天井上部1aから起立され、固定リンク12で互いに連結されて、作業者の保守点検作業スペースを構成する。また、通常時には、安全手摺り9は、固定リンク12による連結が解除され、ヒンジ11周りに回動されてかご1の天井上部1aに重ねられて収納されている。
【0022】
平板状の第1および第2取付腕13A、13Bは、それぞれの一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、上下方向(カゴレール3の延設方向)に所定距離離れて、カゴレール3から水平方向に延設されている。また、上下方向に延びる補強柱14が、両端を第1および第2取付腕13A、13Bの各中央部に固定されて、第1および第2取付腕13A、13B間に架設されている。さらに、上下方向に延びる取付柱15が、両端を第1および第2取付腕13A、13Bに固定されて、第1および第2取付腕13A、13Bの他端間に架設されて、制御盤20の支持機構を構成している。
取付板16は、平板状の取付片16bが断面L字状の基部16aの1辺両端からそれぞれ延設されたコ字状に作製されている。そして、取付金27が取付ボルト17を用いて取付片16bに締着固定されて、制御盤20が取付板16に取り付けられている。この取付板16の基部16aがヒンジ18を介して取付柱15に連結されている。そこで、取付板16(制御盤20)は、ヒンジ18の軸18a周りに回動可能に取付柱15に取り付けられている。なお、この軸18aの軸心方向は上下方向に一致している。
【0023】
ストッパ30は、それぞれ切り欠き31aが一端に設けられ、他端を取付板16の基部16aにピン31b周りに回動可能に取り付けられた一対の固定リンク31と、両端をピン32a周りに回動可能に一対の固定リンク31の一端側に取り付けられた継ぎ金32とから構成されている。このストッパ30は、継ぎ金32を持って、固定リンク31を図2中ピン31b周りに時計回りに水平位置まで回動させ、切り欠き31aを取付柱15に取り付けられた固定ボルト33に嵌着させた後、固定ボルト33を締着することで、制御盤20を図2に示される通常位置に固定している。また、固定ボルト33の締着を緩め、継ぎ金32を持って、固定リンク31を図2中ピン31b周りに反時計回りに基部16a側に位置するまで回動させることで、制御盤20を軸18a周りに回動可能な状態とする。
【0024】
位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置に位置していることを検出するもので、固定ボルト33に近接して取付柱15に取り付けられ、制御盤20内の電気機器類22に電気的に接続されている。そして、この位置検出スイッチ34は、そのスイッチ接触棒34aが切り欠き31aが固定ボルト33に嵌着されている状態の固定リンク31に押圧されて、制御盤20が通常位置に位置していることを検知するようになっている。
下方に位置する取付片16bには、保守時固定用の鎖28が取り付けられ、また下方に位置する第2取付腕13Bには、鎖28のフック28aが係止される係止溝13aが設けられている。
【0025】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、取付柱15にヒンジ18の軸18a周りに回動可能に取り付けられ、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
通常時には、制御盤20は、図2に示されるように、固定リンク31が切り欠き31aを固定ボルト33に嵌着された状態で固定ボルト33により締着固定されて、第1および第2取付腕13A、13Bの延出方向の外側に壁面2aに沿うように位置し、かご1の昇降と干渉しない通常位置に固定されている。この時、固定リンク31が、スイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置に位置していることを検知している。そして、位置検出スイッチ34の通常位置検出信号が電気機器類22に入力され、エレベータ装置が運転モードとなる。なお、通常位置においては、制御盤20は、かご1のみならず、かご1の昇降動作に同期して昇降する釣合いオモリなどの昇降体と干渉しない。
【0026】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を制御盤20の下部に停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り9をヒンジ11周りに回動して起立させ、固定リンク12で互いに連結して、保守点検作業スペースを構成する。ついで、固定ボルト33の締着を緩め、継ぎ金32を持って、固定リンク31を図2中ピン31b周りに反時計回りに回動し、固定リンク31を基部16a側に移動する。これにより、固定リンク31によるスイッチ接触棒34aの押圧が解除され、位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置に位置していないことを検知する。そして、位置検出スイッチ34の非通常位置検出信号が電気機器類22に入力され、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられる。ついで、作業者は、かご1の天井上部1aから制御盤20をヒンジ18の軸18a周りに回動させてかご1の上部側に引き寄せる。そして、鎖28のフック28aを第2取付腕13Bの係止溝13aに係止させ、制御盤20が、図3に示されるように、第1および第2取付腕13A、13Bの延出方向と略直交して昇降路2の内部に突出する保守点検位置に固定される。これにより、制御盤20は、表面(蓋24)が作業者に面するように位置する。
【0027】
ついで、作業者は、つまみネジ26の締着を緩めて蓋24を開け、制御盤本体21内の電気機器類22の保守点検を行う。点検終了後、蓋26を閉め、つまみネジ26を止め金25に締着する。そして、鎖28のフック28aを第2取付腕13Bの係止溝13aから外し、制御盤20をヒンジ18の軸18a周りに通常位置まで回動させる。さらに、継ぎ金32を持って、固定リンク31をピン31b周りに水平位置まで回動させ、切り欠き31aを固定ボルト33に嵌着させた後、固定ボルト33を締着する。これにより、制御盤20は、図2に示される通常位置に固定される。そして、固定リンク31がスイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34の通常位置検出信号が電気機器類22に入力されて、エレベータ装置が保守点検モードから運転モードに切り換えられる。
ついで、固定リンク12による安全手摺り9の連結を解除し、安全手摺り9をヒンジ11周りに回動してかご1の天井上部1aに重ね、保守点検作業が終了する。
【0028】
この実施の形態1では、制御盤20が昇降路2内に配設されているので、機械室を省略することができ、建物の高さを低くすることができる。
また、通常時には、制御盤20がかご1の昇降と干渉しない通常位置に位置しているので、エレベータ装置の運転モード時におけるかご1と制御盤20との衝突が回避される。
また、保守点検時に、制御盤20を通常位置からかご1の上部側に引き寄せることができるので、制御盤20がかご1の天井上部1aに登った作業者に近接し、かつ、面して、作業者の手が届き、かつ、作業者が制御盤本体21内を見やすくなり、保守点検作業が容易にできる。
また、第1および第2取付腕13A、13Bが昇降路2内に高強度かつ高位置精度に取り付けられているカゴレール3に固定されているので、制御盤20を強固に、精度よく設置することができる。
また、制御盤20が通常位置に位置していることを検出する位置検出スイッチ34を設け、制御盤20が通常位置から移動しているときに、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられるようにしているので、保守点検作業時には、かご1の昇降用電源が遮断され、かご1の昇降運転が不能となり、作業安全性が確保される。
【0029】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【0030】
図4および図5において、制御盤20の支持機構としての第1および第2取付腕40A、40Bは、折り曲げ片40bが平板状の主部40aの他端に形成されている。そして、第1および第2取付腕40A、40Bが、それぞれの一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、上下方向に所定距離離れて、カゴレール3から水平方向に延設されている。この時、折り曲げ片40bが水平になっている。また、上下方向に延びる補強柱14が、両端を第1および第2取付腕40A、40Bの主部40aに固定されて、第1および第2取付腕40A、40B間に架設されている。
取付板41は、断面L字状の基部42と、折り曲げ片43bが平板状の主部43aの一端に形成された第1取付片43と、断面L字状の第2取付片44とを有し、第1取付片43がその折り曲げ片43bを基部42の他辺側に延出させて、主部43aを基部42の一辺の一端側に溶接あるいはボルト等により固着され、第2取付片44がその一端側を基部42から延出させ、その他辺44bに基部42の他端面を当接させ、さらにその一辺44aを基部42の一辺の他端側に溶接あるいはボルト等により固着され、全体としてコ字状に作製されている。
【0031】
そして、各取付金27が取付ボルト17を用いて第1取付片43の主部43aと第2取付片44の一辺44aに締着固定されて、制御盤20が取付板41に取り付けられている。
この第1取付片43の折り曲げ片43bが段付きボルトピン45により第1取付腕40Aの折り曲げ片40bに回動可能に取り付けられ、第2取付片44の他辺44bが段付きボルトピン45により第2取付腕40Bの折り曲げ片40bに回動可能に取り付けられている。そして、第2取付片44の他辺44bが固定ボルト46により第2取付腕40Bの折り曲げ片40bに締着固定されている。そこで、取付板41(制御盤20)は、段付きボルトピン45周りに回動可能に第1および第2取付腕40A、4Bの他端に取り付けられている。そして、段付きボルトピン45の軸心方向は上下方向に一致している。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0032】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、第1および第2取付腕40A、40Bの他端に段付きボルトピン45周りに回動可能に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0033】
通常時には、制御盤20は、図4に示されるように、第2取付片44の他辺44bが固定ボルト46により第2取付腕40Bの折り曲げ片40bに締着固定されて、第1および第2取付腕40A、40Bの延出方向の外方で、壁面2aに沿って位置し、かご1の昇降と干渉しない通常位置に固定されている。この時、第2取付片44が、スイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が運転モードとなっている。
【0034】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を制御盤20の下部に停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り9をヒンジ11周りに回動して起立させ、固定リンク12で互いに連結して、保守点検作業スペースを構成する。ついで固定ボルト46を取り外し、かご1の天井上部1aから制御盤20を段付きボルトピン45周りに回動させてかご1の上部側に引き寄せる。そして、鎖28のフック28aを第2取付腕40Bの折り曲げ片40bに形成された係止穴40cに係止させる。これにより、制御盤20が、図5に示されるように、第1および第2取付腕40A、40Bの延出方向と略直交して昇降路2の内部に突出する保守点検位置に固定される。これにより、制御盤20は、表面(蓋24)が作業者に面するように位置する。
この制御盤20の回動動作により、第2取付片44によるスイッチ接触棒34aの押圧が解除され、位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置から移動したことを検知する。そして、位置検出スイッチ34の非通常位置検出信号が電気機器類22に入力され、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられる。
【0035】
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0036】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態3に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【0037】
図6および図7において、制御盤20の支持機構としての第1および第2取付金50A、50Bは、それぞれ断面L字状を有し、昇降路2の天井2bに、その一端を天井2aの1辺(側面2a)に近接させて天井2bの1辺に直交するように、かつ、そのL字状の1辺を相対するように平行に並べられ、そのL字状の他辺をアンカーボルト51により天井2bに締着固定されて、取り付けられている。そして、返し車52が第1および第2取付金50A、50BのL字状の1辺の一端側に水平軸周りに回動可能に取り付けられている。
取付腕53が、制御盤20の制御盤本体21の両端から一側に延設されている。この制御盤20は、第1および第2取付金50A、50BのL字状の1辺の他端に、制御盤本体21の両端面の他側をピン54(水平軸)周りに回動可能に取り付けられている。そして、ワイヤ55が、一端を取付腕53の延出端に連結し、返し車52に掛け渡され、その他端を釣り合いオモリ56に連結されて、制御盤20の駆動機構部を構成している。
【0038】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、天井2bに取り付けられた第1および第2取付金50A、50Bにピン54(水平軸)周りに回動可能に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0039】
通常時には、制御盤20は、釣り合いオモリ56の自重により、ピン54周りに図6中時計回りに回動され、制御盤本体21の背面を天井2bに向けて、保持されている。この時、制御盤20は、図6に示されるように、天井2bの中央部と天井2bの1辺との間の領域に、天井2bの面に沿うように配置され、かご1の昇降と干渉しない通常位置に位置している。
【0040】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を天井2bに近接して停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り4を組み立てる。そこで、釣り合いオモリ56を上方に押し上げる。これにより、制御盤20は、ピン54周りに図6中反時計回りに回動し、取付腕53が下方に向く。そして、一方の取付腕53を返し梁4に仮止めボルト57で固定する。そこで、制御盤20は、図7に示されるように、かご1の上部側に引き寄せられ、表面(蓋24)が作業者に面する保守点検位置に固定される。その後、作業者は、制御盤20の蓋24を開いて保守点検作業を行う。
また、保守点検が終了すると、仮止めボルト57を取り外し、釣り合いオモリ56を押し下げて、制御盤20を通常位置に戻すことになる。
【0041】
従って、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態3では、制御盤20を天井2bの中央部より1辺側の空きスペースに配置することができ、スペースの有効利用ができる。
【0042】
なお、上記実施の形態3において、制御盤20が通常位置に位置している状態で、保持ボルトを用いて、釣り合いオモリ56を昇降路2の側壁2aに固定するようにしてもよい。この場合、制御盤20が通常位置に固定されるので、かご1の運転モード時に、制御盤20が保守点検位置側に移動してかご1と衝突するようなことが未然に防止される。
また、上記実施の形態3では、制御盤20が通常位置に位置していることを検出する位置検出スイッチ34について説明していないが、位置検出スイッチ34が配設されていることは、いうまでもないことである。
また、上記実施の形態3では、支持機構として第1および第2取付金50A、50Bを用いるものとしているが、第1および第2取付金50A、50Bの一方を用いて制御盤20を支持するようにしてもよい。
【0043】
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態4に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【0044】
図8および図9において、制御盤20の支持機構としての第1および第2取付金50A、50Bは、昇降路2の側壁2aに、長さ方向を上下上方に一致させて、そのL字状の1辺を相対するように平行に並べられ、そのL字状の他辺をアンカーボルト51により側壁2aに締着固定されて、取り付けられている。そして、一対の滑車取付金58が、水平方向に相対して、それぞれ第1および第2取付金50A、50Bの上方に位置するように側壁2aに固定されている。ワイヤ巻き取り滑車59が一対の滑車取付金58に軸支された滑車軸60の両端に固着され、ボールチェーン用滑車61が滑車軸60の一端に固着されている。
駆動装置62が、滑車軸60が取り付けられている側壁2aに隣接する側壁2a’の中央部に取り付けられている。そして、無端状のボールチェーン63が駆動装置62のボールチェーン用滑車62aと滑車軸60の一端に固着されたボールチェーン用滑車61とに掛け渡されている。また、駆動装置62は、ボールチェーン用滑車62aを駆動する手巻きハンドル64を備えている。
【0045】
制御盤20は、各取付腕53の延出端を第1および第2取付金50A、50BのL字状の1辺の下端にピン65(水平軸)周りに回動可能に取り付けられている。そして、各ワイヤ巻き取り滑車59に巻き取られたワイヤ55の端部が、制御盤20の制御盤本体21の両端面の他側に連結されている。また、位置検出スイッチ34が、一方の滑車取付金58に取り付けられている。
なお、ワイヤ55、ワイヤ巻き取り滑車59、滑車軸60、ボールチェーン用滑車61、62a、ボールチェーン63、手巻きハンドル64などから制御盤20の駆動機構部が構成されている。
【0046】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、側壁2aに取り付けられた第1および第2取付金50A、50Bにピン65(水平軸)周りに回動可能に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0047】
通常時には、手巻きハンドル64を回転操作することにより、ボールチェーン用滑車62aが回転駆動される。このボールチェーン用滑車62aの回転トルクがボールチェーン63を介してボールチェーン用滑車61に伝達され、滑車軸60が回転駆動される。この滑車軸60の回転により、ワイヤ巻き取り滑車59が回転し、ワイヤ55がワイヤ巻き取り滑車59に巻き取られる。これにより、制御盤20がピン65周りに回動し、図8に示されるように、制御盤20の蓋24が側壁2aに面する通常位置に位置する。そして、制御盤20は、側壁2aの面に沿って配置され、かご1の昇降と干渉しない。この時、位置検出スイッチ34のスイッチ接触棒34aが、制御盤本体21に設けられた押し板66に押圧され、制御盤20が通常位置に位置していることが検知され、エレベータ装置は運転モードとなる。
【0048】
そして、保守点検時には、作業者Aは、かご1を制御盤20の下方に近接して停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り4を組み立てる。そこで、手巻きハンドル64を逆回転させる。これにより、滑車軸60が逆回転し、ワイヤ55が各ワイヤ巻き取り滑車59から繰り出される。そして、制御盤20が、ピン65周りに図8中時計回りに回動し、壁面2aと略直交して昇降路2の内部に突出し、略水平な状態となる。この時、制御盤30が僅かに回動すると、押し板66がスイッチ接触棒34aから外れ、エレベータ装置は運転モードから保守モードに切り換えられる。そして、制御盤20は、図9に示されるように、かご1の上部側に引き寄せられ、表面(蓋24)が作業者Aに面する保守点検位置に位置する。そこで、作業者Aは、制御盤20の蓋24を開いて保守点検作業を行う。
また、保守点検が終了すると、手巻きハンドル64を回転操作して、ワイヤ55をワイヤ巻き取り滑車59に巻き取り、制御盤20を通常位置に戻すことになる。
【0049】
従って、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態4では、保守点検時、制御盤20が蓋24を上面とする水平状態で、しかもかご1の上部側に引き寄せられた保守点検位置に位置しているので、保守点検作業がし易くなるとともに、楽な作業姿勢をとることができ、作業効率が向上する。
【0050】
なお、上記実施の形態4において、制御盤20を通常位置および保守点検位置に固定する手段を備えていることはいうまでもないことである。
また、駆動機構62を昇降路2の側壁2a’の乗り場開口部近傍に設けるようにしてもよい。この場合、乗り場からの手巻きハンドル64の操作が可能となる。
【0051】
実施の形態5.
図10はこの発明の実施の形態5に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す正面図、図11はこの発明の実施の形態5に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す正面図である。
【0052】
図10および図11において、制御盤20の支持機構としての第1および第2取付腕70A、70Bが、それぞれの一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、上下方向に所定距離離れて、カゴレール3から水平方向に延設されている。また、中間取付腕71が、第1および第2取付腕70A、70B間の位置で、一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、カゴレール3から水平方向に延設されている。この中間取付腕71には、後述する取付金74の固定用のネジ穴71aが設けられている。
スライドレール72は、断面矩形枠状をなす内管72aが断面矩形枠状をなす外管72b内に収納され、ボールベアリング72cが内管72aと外管72bとの間に介装されて、内管72aが外管72bに対して伸縮自在に構成されている。そして、スライドレール72が、内管72aの伸縮方向を水平にして、外管72bを第1および第2取付腕70A、70Bのそれぞれに取り付けられている。また、腕73が各スライドレール72の内管72a内に伸縮自在に取り付けられている。そして、内管72aと腕73との間には、ボールベアリング72cが介装されている。また、位置検出スイッチ34が中間取付腕71に取り付けられている。
【0053】
制御盤20の各取付金27が取付ボルト17を用いて各腕73の先端部に締着固定されて、制御盤20が腕73およびスライドレール72を介して取付腕70に取り付けられている。また、取付金74が制御盤本体21の側面からカゴレール3側に延設されている。さらに、位置検出スイッチ34のスイッチコロ34bに係合するカム74aが取付金74の延出端の下端に設けられている。
【0054】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、第1および第2取付腕70A、70Bにスライド自在に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0055】
通常時には、制御盤20は、図10に示されるように、スライドレール72の外管72bから内管72aを伸長させ、かつ、腕73を内管72aから伸長させて、第1および第2取付腕70A、70Bの反カゴレール3側に壁面2aに沿うように位置している。そして、取付金74が中間取付腕71のネジ穴71aに固定ボルト75を締着して中間取付腕71に固定されている。これにより、制御盤20が、かご1の昇降と干渉しない通常位置に固定されている。この時、カム74aがスイッチコロ34bを押圧し、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が運転モードとなっている。
【0056】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を制御盤20の下方に近接して停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り4を組み立てる。そして、固定ボルト75を外し、制御盤20をかご1側に引き寄せる。これにより、腕73が内管72a内に引き込まれ、内管72aが外管72b内に引き込まれ、制御盤20がカゴレール3側にスライド移動する。この時、カム74aがスイッチコロ34bから外れ、位置検出スイッチ34は、制御盤20が通常位置から移動していることを検知し、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられる。そして、制御盤20が、かご1の天井上部1aに登った作業者の手の届く位置までスライド移動すると、取付金74が中間取付腕71のネジ穴71aに固定ボルト75を締着して中間取付腕71に固定される。これにより、制御盤20は、図11に示されるように、壁面2aに沿うようにしてカゴレール2aに接近し、表面(蓋24)が作業者に面する保守点検位置に固定される。
【0057】
そこで、作業者は、制御盤20の蓋24を開いて保守点検作業を行う。
また、保守点検が終了すると、固定ボルト75を取り外し、制御盤20をカゴレール3から離反する方向に押す。そして、制御盤20は、保守点検位置から通常位置までスライド移動する。そこで、固定ボルト75を締着して、制御盤20を通常位置に固定する。この時、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が保守点検モードから運転モードに切り換えられる。
【0058】
従って、この実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、制御盤20の通常位置と保守点検位置との間の移動にスライドレール72を用いているので、内蔵のボールベアリング72cの働きにより、制御盤20の移動力が低減され、作業負荷が軽減される。
【0059】
実施の形態6.
図12はこの発明の実施の形態6に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図、図13はこの発明の実施の形態6に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【0060】
図12および図13において、制御盤20の支持機構としての平板状の第1および第2取付腕80A、80Bが、それぞれの一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、上下方向に所定距離離れて、カゴレール3から水平方向に延設され、それぞれの他端がアンカーボルト81により昇降路2の側壁2aに固定されている。
レール82が第1取付腕80Aに皿ネジ83を用いて取り付けられている。また、当て板84が第2取付腕80Bに所定隙間を持つように取付ボルト85により取り付けられている。
【0061】
ハンガープレート86が、制御盤20の一方の取付金27に取付ボルト17により取り付けられ、ガイドプレート87が制御盤20の他方の取付金27に取付ボルト17により取り付けられている。そして、ハンガープレート86には、レール82上を走行する一対のハンガーローラ88が回転自在に取り付けられ、レール82の下端に係合してレール82からの浮き上がりを防止する一対の浮き上がり防止用ローラ89が回転自在に取り付けられている。
そして、制御盤20は、ハンガーローラ88をレール82に掛けて吊り下げられ、ガイドプレート87を第2取付腕80Bと当て板84との隙間に挿入して、第1取付腕80Aにスライド移動可能に取り付けられている。また、浮き上がり防止用ローラ89がレール82の下端に係合している。
【0062】
位置検出スイッチ34が第1取付腕80Aの他端上部に位置するように側壁2aに取り付けられている。また、L字状の取付金90が制御盤20の一方の取付金27のカゴレール3側に取り付けられ、L字状の取付金91が第1取付腕80Aのカゴレール3側に取付られている。ネジ棒92が取付金90および取付金91に固着されたナット90a、91aに螺合して、回転自在に取り付けられている。また、モータ93が取付金91に取り付けられ、モータ93の回転トルクが減速機構部94を介してネジ棒92に伝達されるようになっている。さらに、モータ93のスイッチ95が第2取付腕80Bのカゴレール3側に取り付けられている。このスイッチ95は、モータ93の正回転モード、逆回転モードおよび停止モードを切り換えられるようになっている。
【0063】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、第1取付腕80Aにスライド自在に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0064】
通常時には、制御盤20は、図12に示されるように、レール82上をスライド移動して第1取付腕80Aの反カゴレール3側に、壁面2aに沿うように位置している。これにより、制御盤20が、かご1の昇降と干渉しない通常位置に固定されている。この時、ハンガープレート86に設けられたカム86aがスイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が運転モードとなっている。
【0065】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を制御盤20の下方に近接して停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り9を組み立てる。そして、スイッチ95を正回転モード側にONし、モータ93を回転駆動させる。モータ93の回転トルクは減速機構部94を介してネジ棒92に伝達され、ネジ棒92が回転駆動される。これにより、ネジ棒92と取付金90のナット90aとが螺合していることから、ネジ棒92の回転力は直線運動に変換され、ハンガーローラ88がレール83上を走行し、制御盤20は、図12中右方向に移動する。この時、カム86aによるスイッチ接触棒34aの押圧が解除され、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置から移動したことを検知し、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられる。そして、制御盤20が、かご1の天井上部1aに登った作業者の手の届く位置に到達すると、スイッチ91が停止モードにされ、モータ93の回転が停止される。これにより、制御盤20は、かご1側に引き寄せられ、図13に示されるように、壁面2aに沿うようにしてカゴレール3に接近し、表面(蓋24)が作業者に面する保守点検位置に固定される。
【0066】
そこで、作業者は、制御盤20の蓋24を開いて保守点検作業を行う。
また、保守点検が終了すると、スイッチ95を逆回転モード側にONし、モータ93を回転駆動する。これにより、制御盤20がレール83に案内されて、図13中左側に移動する。そして、制御盤20が通常位置まで到達すると、スイッチ95が停止モードに切り換えられ、制御盤20が図12に示されるように通常位置に固定される。この時、カム86aがスイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が保守点検モードから運転モードに切り換えられる。
【0067】
従って、この実施の形態6においても、上記実施の形態5と同様の効果が得られる。
また、浮き上がり防止用ローラ89がレール82の下端に係合しているので、制御盤20のスライド移動時に、制御盤20の浮き上がりが阻止される。
また、制御盤20の他方の取付金27に取り付けられたガイドプレート87が第2取付腕80Bと当て板84との隙間に挿入されているので、制御盤20のスライド移動時に、制御盤20の下端側の振れが抑制され、制御盤20の安定したスライド移動が行われる。
【0068】
なお、モータ93の駆動電源は、エレベータ装置の駆動電源とは別回路となっている。
また、スイッチ95は、制御盤20が通常位置あるいは保守点検位置まで移動したときにモータ93の駆動を停止するリミットスイッチで構成してもよい。
【0069】
実施の形態7.
図14はこの発明の実施の形態7に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す正面図、図15はこの発明の実施の形態7に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す正面図、図16は図14のXVI−XVI矢視断面図である。
【0070】
図14乃至図16において、取付腕100が、一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、カゴレール3から水平方向に延設されている。そして、断面L字状のハンドル取付腕101が取付腕100から下方に延出するように取付ボルト102により取付腕100のカゴレール3側に締着固定されている。
上および下支持腕103A、103Bが、それぞれの一端をレールクリップ19aおよびボルト19bによりカゴレール3に固定され、取付腕100の上下方向に所定距離離れて、カゴレール3から水平方向に延設されている。そして、当て板104が上および下支持腕103A、103Bのそれぞれに段付きボルト105により締着固定されている。これにより、当て板104と上および下支持腕103A、103Bとの間に所定の隙間が形成されている。また、位置検出スイッチ34が第2腕103Bの延出端に取り付けられている。
なお、取付腕100、ハンドル取付金101、上および下支持腕103A、103B、当て板104などから制御盤20の支持機構が構成されている。
【0071】
断面J字状の取付金106が制御盤本体21の上端面に取り付けられ、平板状のガイドプレート107が制御盤本体21の下端面に取り付けられている。そして、制御盤20は、取付金106の長辺106a(ガイドプレート)が上支持腕103Aと当て板104との隙間に挿入され、ガイドプレート107が下支持腕103Bと当て板104との隙間に挿入され、一対のリンク108がそれぞれの両端をピン109(水平軸)周りに取付金106の短辺106bと取付腕100の反カゴレール3側とに回動可能に取り付けられて、制御盤20が取付腕100にスライド自在に支持されている。
また、L字状のナット取付金110が制御盤本体21の裏面にピン111(水平軸)周りに回動可能に取り付けられている。そして、ナット112がナット取付金110の起立片を貫通するように起立片に固着されている。また、首振りナット113がハンドル取付腕101の下端に3次元的に揺動自在に取り付けられている。そして、ネジ棒114がナット112および首振りナット113に螺着され、ハンドル115が首振りナット113からのネジ棒114の延出端に固着されている。
なお、ナット取付金110、ナット112、首振りナット113、ネジ棒114、ハンドル115などから制御盤20の駆動機構部が構成されている。
【0072】
このように構成されたエレベータ装置では、制御盤20は、取付腕100にスライド自在に取り付けられ、下記の通り、通常位置と保守点検位置との間を移動可能になっている。
【0073】
ここで、制御盤20のスライド動作について説明する。
まず、ハンドル115を回転することで、ネジ棒114が回転される。この時、ネジ棒114とナット112とが螺合していることから、ネジ棒114の回転力は直線運動に変換され、ナット112がネジ棒114に沿って移動する。そして、ハンドル115の回転方向を変えることで、ナット112(制御盤20)はネジ棒114の長手方向に往復移動する。このナット112の往復移動に伴い、一対のリンク108がピン109周りに回動し、制御盤20は上下方向の位置を変えつつ、図14に示される通常位置と図15に示される保守点検位置との間を往復移動する。そして、制御盤20の上下方向の位置が変動しても、ナット取付金110がピン111周りに回動し、かつ、首振りナット113がハンドル取付腕101に対して3次元的に揺動して、ネジ棒114とナット112および首振りナット113との螺合関係が確保される。
【0074】
通常時には、制御盤20は、一対のリンク108がピン109周りに図14中反時計回りに回動し、取付腕100の反カゴレール3側に位置している。これにより、制御盤20が、かご1の昇降と干渉しない通常位置に固定されている。この時、制御盤本体21の側面がスイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が運転モードとなっている。
【0075】
また、保守点検時には、作業者は、かご1を制御盤20の下方に近接して停止させ、かご1の天井上部1aに登り、安全手摺り4を組み立てる。そして、ハンドル115を回転させ、ネジ棒114を回転させ、ナット112をネジ棒114に沿って図14中右側に移動させる。この時、制御盤本体21によるスイッチ接触棒34aの押圧が解除され、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置から移動したことを検知し、エレベータ装置が運転モードから保守点検モードに切り換えられる。そして、このナット112の移動に伴い、一対のリンク108が図14中ピン109周りに時計回りに回動し、制御盤20がカゴレール3側の作業者の手の届く位置に移動する。これにより、制御盤20は、かご1側に引き寄せられ、図15に示されるように、表面(蓋24)が作業者に面する保守点検位置に固定される。
【0076】
そこで、作業者は、制御盤20の蓋24を開いて保守点検作業を行う。
また、保守点検が終了すると、ハンドル115を回転して、制御盤20を通常位置に移動する。この時、制御盤本体21がスイッチ接触棒34aを押圧し、位置検出スイッチ34が、制御盤20が通常位置に位置していることを検知し、エレベータ装置が保守点検モードから運転モードに切り換えられる。
【0077】
従って、この実施の形態7においても、上記実施の形態5と同様の効果が得られる。
また、制御盤20の取付金106の長辺106aが第1腕103Aと当て板104との隙間に挿入され、ガイドプレート107が第2腕103Bと当て板104との隙間に挿入されているので、制御盤20のスライド移動時に、制御盤20の上端側および下端側の振れが抑制され、制御盤20の安定したスライド移動が行われる。
【0078】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されているような効果を奏する。
【0079】
この発明によれば、昇降路の壁面に沿って上下方向に延設されたカゴレールに案内されて昇降自在に配設されたかごと、上記昇降路内に設けられている支持機構と、上記かごの昇降と干渉しない通常位置と保守点検時に上記かごの天井上部に登った作業者に面する保守点検位置との間を移動可能に上記支持機構に支持され、エレベータの運転を制御する制御盤とを備えたので、保守点検作業性を向上できるエレベータ装置が得られる。
【0080】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕と、上記第1および第2取付腕の延出端間に取り付けられた上下方向に伸びる取付柱とを備え、上記制御盤は、上記取付柱に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0081】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ他端を上記昇降路の壁面に固定された第1および第2取付腕を備え、上記制御盤は、上記第1および第2取付腕の他端に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0082】
また、上記支持機構は、一端を上記昇降路の壁面側に位置させて該壁面と直交方向に延びるように上記昇降路の天井に固定された取付金を備え、上記制御盤は、一端の他側を上記取付金の他端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の一側を上記昇降路の壁面に向けて上記昇降路の天井に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の天井と略直交して両端の一側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0083】
また、上記取付金の一端に軸心方向を水平方向とする軸回りに回動可能に取り付けられた返し車と、釣り合いオモリと、上記返し車に掛け渡され、一端が上記制御盤の一端の一側に連結され、他端が上記釣合いオモリに連結されたワイヤとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えているので、制御盤のスライド移動が容易となる。
【0084】
また、上記支持機構は、それぞれ上下方向に延び、かつ、互いに相対して平行となるように上記昇降路の壁面に固定された一対の取付金を備え、上記制御盤は、両端の一側を上記一対の取付金の下端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の他側を上方に向けて上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の壁面と略直交して両端の他側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0085】
また、上記一対の取付金の上方位置に長さ方向を水平として上記昇降路の壁面に取り付けられた滑車軸と、上記滑車軸の両端に固着された一対のワイヤ巻き取り滑車と、上記一対のワイヤ巻き取り滑車に巻きつけられ、先端がそれぞれ上記制御盤の両端の他側に連結されたワイヤと、上記昇降路の壁面に隣接する他の壁面に取り付けられたハンドルと、上記ハンドルの回転トルクを上記滑車軸に伝達する無端状のボールチェーンとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えたので、制御盤のスライド移動が容易となる。
【0086】
また、上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕を備え、上記制御盤は、上記第1および第2取付腕に、該第1および第2取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0087】
また、伸縮自在に構成されたスライドレールが、その伸縮方向を上記第1および第2取付腕の延設方向に一致させて第1および第2取付腕のそれぞれに取り付けられ、上記制御盤が、上記スライドレールに取り付けられているので、制御盤のスライド移動が容易となる。
【0088】
また、レールが上記第1取付腕に取り付けられ、当て板が上記第2取付腕に取り付けられ、ハンガーローラを有するハンガープレートが上記制御盤の一端に取り付けられ、ガイドプレートが上記制御盤の他端に取り付けられ、上記制御盤が、上記ガイドプレートを上記第2取付腕と上記当て板との隙間に挿入し、上記ハンガーローラを上記レールに掛けて上記第1取付腕に吊設されているので、制御盤のスライド移動が容易となる。
【0089】
また、上記支持機構は、一端を上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された取付腕と、それぞれ一端を上記取付腕と上下方向に離間して上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ当て板が取り付けられた上および下支持腕と、上記取付腕の上記カゴレール側に下方に延出するように取り付けられたハンドル取付金と、一端を上記取付腕の反カゴレール側に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられた一対のリンクとを備え、
上記制御盤は、両端に取り付けられガイドプレートを上記上および下支持腕と上記当て板との間の隙間にそれぞれ挿入し、裏面上端側に上記一対のリンクの他端を軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられて、上記取付腕に、該取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成され、さらに、上記制御盤の裏面に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、ナットが固着されたナット取付金と、上記ハンドル取付金の下端に3次元的に揺動自在に取り付けられた首振りナットと、上記ナットおよび首振りナットに螺合するネジ棒と、上記ネジ棒の上記首振りナットからの延出端に固着されたハンドルとからなる上記制御盤の駆動機構部を備えているので、簡易な構成で制御盤を通常位置と保守点検位置との間をスライド移動させることができる。
【0090】
また、上記制御盤が上記通常位置に位置していることを検知する位置検出スイッチを備え、上記制御盤が上記通常位置から移動しているときには、エレベータの運転モードが保守点検モードに切り換えられるように構成されているので、保守点検作業時に、かごが昇降することがなく、保守点検作業性の安全性が工場される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における制御盤の構成を説明する斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態4に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態5に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す正面図である。
【図11】この発明の実施の形態5に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す正面図である。
【図12】この発明の実施の形態6に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図13】この発明の実施の形態6に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態7に係るエレベータ装置における通常位置に位置する制御盤周りを示す正面図である。
【図15】この発明の実施の形態7に係るエレベータ装置における保守点検位置に位置する制御盤周りを示す正面図である。
【図16】図14のXVI−XVI矢視断面図である。
【符号の説明】
1 かご、1a 天井上部、2 昇降路、2a 側壁、2b 天井、13A 第1取付腕、13B 第2取付腕、15 取付柱、18 ヒンジ、20 制御盤、34 位置検出スイッチ、40A 第1取付腕、40B 第2取付腕、45 段付きボルトピン、50A 第1取付金、50B 第2取付金、52 返し車(起動機構部)、54 ピン、55 ワイヤ(駆動機構部)、56 釣り合いオモリ(駆動機構部)、59 ワイヤ巻き取り滑車(駆動機構部)、60 滑車軸(駆動機構部)、61、62a ボールチェーン用滑車(駆動機構部)、63 ボールチェーン(駆動機構部)、64 手巻きハンドル(駆動機構部)、70A 第1取付腕、70B 第2取付腕、72 スライドレール、80A 第1取付腕、80B 第2取付腕、82 レール、84 当て板、86 ハンガープレート、87 ガイドプレート、88 ハンガーローラ、100 取付腕、101 ハンドル取付金、103A 上支持腕、103B 下支持腕、104 当て板、106 取付金、106a 長辺(ガイドプレート)、107 ガイドプレート、108 リンク、109 ピン、110 ナット取付金、112 ナット、113 首振りナット、114 ネジ棒、115 ハンドル。
Claims (12)
- 昇降路の壁面に沿って上下方向に延設されたカゴレールに案内されて昇降自在に配設されたかごと、
上記昇降路内に設けられている支持機構と、
上記かごの昇降と干渉しない通常位置と保守点検時に上記かごの天井上部に登った作業者に面する保守点検位置との間を移動可能に上記支持機構に支持され、エレベータの運転を制御する制御盤とを備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕と、上記第1および第2取付腕の延出端間に取り付けられた上下方向に伸びる取付柱とを備え、
上記制御盤は、上記取付柱に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ他端を上記昇降路の壁面に固定された第1および第2取付腕を備え、
上記制御盤は、上記第1および第2取付腕の他端に軸心方向を上下方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、上記第1および第2取付腕の延出方向に上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記第1および第2取付腕の延出方向と略直交して上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記支持機構は、一端を上記昇降路の壁面側に位置させて該壁面と直交方向に延びるように上記昇降路の天井に固定された取付金を備え、
上記制御盤は、一端の他側を上記取付金の他端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の一側を上記昇降路の壁面に向けて上記昇降路の天井に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の天井と略直交して両端の一側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記取付金の一端に軸心方向を水平方向とする軸回りに回動可能に取り付けられた返し車と、釣り合いオモリと、上記返し車に掛け渡され、一端が上記制御盤の一端の一側に連結され、他端が上記釣合いオモリに連結されたワイヤとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えていることを特徴とする請求項4記載のエレベータ装置。
- 上記支持機構は、それぞれ上下方向に延び、かつ、互いに相対して平行となるように上記昇降路の壁面に固定された一対の取付金を備え、
上記制御盤は、両端の一側を上記一対の取付金の下端に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、両端の他側を上方に向けて上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記昇降路の壁面と略直交して両端の他側を上記昇降路の内部に突出するように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記一対の取付金の上方位置に長さ方向を水平として上記昇降路の壁面に取り付けられた滑車軸と、上記滑車軸の両端に固着された一対のワイヤ巻き取り滑車と、上記一対のワイヤ巻き取り滑車に巻きつけられ、先端がそれぞれ上記制御盤の両端の他側に連結されたワイヤと、上記昇降路の壁面に隣接する他の壁面に取り付けられたハンドルと、上記ハンドルの回転トルクを上記滑車軸に伝達する無端状のボールチェーンとを有する上記制御盤の駆動機構部を備えたことを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
- 上記支持機構は、それぞれ一端を上記カゴレールの上下方向に離間した位置に固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された第1および第2取付腕を備え、
上記制御盤は、上記第1および第2取付腕に、該第1および第2取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 伸縮自在に構成されたスライドレールが、その伸縮方向を上記第1および第2取付腕の延設方向に一致させて第1および第2取付腕のそれぞれに取り付けられ、上記制御盤が、上記スライドレールに取り付けられていることを特徴とする請求項8記載のエレベータ装置。
- レールが上記第1取付腕に取り付けられ、当て板が上記第2取付腕に取り付けられ、ハンガーローラを有するハンガープレートが上記制御盤の一端に取り付けられ、ガイドプレートが上記制御盤の他端に取り付けられ、上記制御盤が、上記ガイドプレートを上記第2取付腕と上記当て板との隙間に挿入し、上記ハンガーローラを上記レールに掛けて上記第1取付腕に吊設されていることを特徴とする請求項8記載のエレベータ装置。
- 上記支持機構は、一端を上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設された取付腕と、それぞれ一端を上記取付腕と上下方向に離間して上記カゴレールに固定されて該カゴレールから上記昇降路の壁面に沿って水平に延設され、それぞれ当て板が取り付けられた上および下支持腕と、上記取付腕の上記カゴレール側に下方に延出するように取り付けられたハンドル取付金と、一端を上記取付腕の反カゴレール側に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられた一対のリンクとを備え、上記制御盤は、両端に取り付けられガイドプレートを上記上および下支持腕と上記当て板との間の隙間にそれぞれ挿入し、裏面上端側に上記一対のリンクの他端を軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられて、上記取付腕に、該取付腕の延設方向にスライド移動可能に取り付けられ、上記カゴレールから離反して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記通常位置と、上記カゴレールに接近して上記昇降路の壁面に沿うように位置する上記保守点検位置とをとるように構成され、
さらに、上記制御盤の裏面に軸心方向を水平方向とする軸周りに回動可能に取り付けられ、ナットが固着されたナット取付金と、上記ハンドル取付金の下端に3次元的に揺動自在に取り付けられた首振りナットと、上記ナットおよび首振りナットに螺合するネジ棒と、上記ネジ棒の上記首振りナットからの延出端に固着されたハンドルとからなる上記制御盤の駆動機構部を備えていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記制御盤が上記通常位置に位置していることを検知する位置検出スイッチを備え、上記制御盤が上記通常位置から移動しているときには、エレベータの運転モードが保守点検モードに切り換えられるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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