JP2004056233A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】IEEE1394インターフェイス5を介して接続されている外部装置31の特定情報(maker_id、model_idなど)をメモリ18等に保持しておき、この特定情報に基づいてSDTTを監視し、ダウンロードデータが有効かどうかの判定、及び受信装置30の設定条件に基づいてダウンロード処理を行うかどうかの決定を行う。外部装置31用にダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを不揮発性メモリ18に一時的に格納する。そして、この格納した更新ソフトウェア及び/又は更新データを読み出してIEEE1394インターフェイス5を介して対応外部装置31に送る。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、衛星を用いたディジタル放送受信システムにおいては、ディジタル信号圧縮技術を用いて映像・音声信号を圧縮するとともに、複数番組の映像・音声ディジタル信号を時分割多重したストリーム(トランスポートストリーム)をトランスポンダ(衛星中継器)を経由して放送を行っている。一方、このようなディジタル放送を受信する放送受信装置は、アンテナを通して受け取ったディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つをチューナによって選択し、この一つのトランスポンダに含まれる複数のチャンネルのうち一つをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号をデコードすることによって映像・音声信号を出力するようになっている。
【0003】
また、ディジタル放送受信装置においては、放送波を利用したソフトウェア更新機能を備えることが可能である。このソフトウェア更新においては、放送波に載せられているソフトウェア更新情報(SDTT:Software Download Trigger Table)を監視し、自機種宛ての更新ソフトウェアの送出日時等を把握しておく。そして、この送出日時に視聴状態でなく(スタンバイ状態など)、当該機種固有のプログラムや共通のデータが現在のバージョンより新しいものが送出されている場合で且つ更新が許可されている場合にダウンロードを行ってソフトウェアを最新のものに自動的に更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のごとく、更新ソフトウェアをダウンロードしてソフトウェアを自動的に最新のものにしてしまうと、更新ソフトウェアにバグが存在していて不都合を生じる場合に元の更新前のソフトウェアに戻ることができないことになる。また、このようにダウンロードしたソフトウェアを自機において自動的に反映させる機能では、他の機器用の更新ソフトウェアを代理受信するといったことを実現することはできない。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、利便性に優れたソフトウェア更新機能を備えるディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のディジタル放送受信装置は、上記の課題を解決するために、ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段と、ダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データの反映状態形成をユーザの指示があるまで留保する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
上記の構成であれば、更新ソフトウェア及び/又は更新データのダウンロードが行われても直ちにこれが当該装置において反映されるのではなく、ユーザによる反映指示があるまで留保される。従って、例えば、とりあえず更新ソフトウェアをダウンロードしておき、このダウンロードを行ってから数日たってもバグ通知がなかったのであれば、更新ソフトウェアを当該装置に反映させ、数日のうちに更新ソフトウェアにバグが有る旨の通知等があれば反映実行は行わずに更新ソフトウェアを廃棄するといった措置をユーザ判断でとることができる。
【0008】
また、この発明のディジタル放送受信装置は、ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段と、バージョンが異なる同一のソフトウェアを記憶手段に併存させておき、ユーザの指示に従っていずれかのソフトウェアの反映状態形成を行うように構成されたことを特徴とする。
【0009】
上記の構成であれば、例えば、更新ソフトウェアを当該装置において反映させた後に更新ソフトウェアにバグが有ることがわかったときに、元のソフトウェアの状態に戻すといったことが可能になる。
【0010】
また、この発明のディジタル放送受信装置は、ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段とを備え、データ転送通信手段を介して接続されている他の機器における更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードするための機器特定情報を前記データ転送通信手段を介して前記他の機器から取得し、前記機器特定情報に基づいてソフトウェア更新情報を監視し、前記ソフトウェア更新情報に基づいて前記他の機器宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納するように構成されたことを特徴とする。
【0011】
上記の構成であれば、自身宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データだけではなく、他の機器用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを代理受信することが可能になる。ダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データは前記データ転送通信手段に限らず、メモリカード等を介して他の機器に与えることも可能である。
【0012】
記憶手段として外部記憶手段を備え、この外部記憶手段にダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを格納するように構成してもよい。また、前記外部記憶手段に更新ソフトウェア及び/又は更新データをパーシャルTSの形式で記録するように構成されていてもよい。
【0013】
また、この発明のディジタル放送受信装置は、ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードする手段とを備え、データ転送通信手段を介して接続されている他の機器における更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードするための機器特定情報を前記データ転送通信手段を介して前記他の機器から取得し、前記機器特定情報に基づいてソフトウェア更新情報を監視し、前記ソフトウェア更新情報に基づいて前記他の機器宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードし、前記データ転送通信手段を介して前記他の機器に即時に転送するように構成されていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成であれば、代理受信した他の機器用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを記憶手段に格納せずに前記他の機器に即時に転送することになるので、更新ソフトウェア及び/又は更新データを一旦記憶手段に格納する場合に比べて記憶手段の容量を少なくでき、また、処理手順の簡素化も図りやすい。特に、前記他の機器に更新ソフトウェア及び/又は更新データをパーシャルTSの形式で供給するのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1はこの実施形態のディジタル放送受信装置を示したブロック図であり、図2はメモリの格納形態を示した説明図であり、図3は代理ダウンロード処理の内容を示したフローチャートである。
【0016】
アンテナ1は、屋外において所定の方向に向けて配置されており、例えば、BS(Broadcasting Satellite)から送られてくるディジタル放送波を受信する。このアンテナ1は、一般に周波数変換器を備え、受信/周波数変換した信号をチューナ2に与える。
【0017】
チューナ2は、受信した高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。すなわち、ディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つを選択する処理を行う。また、チューナ2は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポートストリームを出力する。
【0018】
デマルチプレクサ(DEMUX)3は、チューナ2から受け取ったトランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)、及び他の情報に分離する。デマルチプレクサ3は、ビデオストリームとオーディオストリームをAVデコーダ4に供給し、PSI/SIや他の情報をMPU17に供給する。なお、前記他の情報には更新プログラムや更新データが含まれる。また、前述のごとく、トランスポート・ストリームには複数のチャンネルが多重化されており、このなかから任意のチャンネルを選択するための処理は、前記PSI/SIから任意のチャンネルがトランスポート・ストリーム中でどのパケットIDで多重化されているかといったデータを取り出すことで可能となる。また、トランスポート・ストリームの選定(トランスポンダの選定)もPSI/SIの情報に基づいて行うことができる。
【0019】
ストリーム送受処理部4は、デマルチプレクサ3から出力されたパーシャルTSを内蔵ハードディスクドライブ(HDD)6に書き込んだり、ハードディスクドライブ6からパーシャルTSを読み出す他、外部装置(他のディジタル放送受信装置、オーディオセット、ビデオカメラ、ストレージ等のディジタル機器)31との間でIEEE1394インターフェース5を通じてパーシャルTSの入出力をも行うこととしている。外部装置は一つに限らず、複数台接続することができる。
【0020】
AVデコーダ7は、ビデオストリームに対してデコードを行うビデオデコーダ、及びオーディオストリームに対してデコードを行うオーディオデコーダを備える。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行う。オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声データを生成する。デコードにより生成された映像データは映像処理回路8に出力され、音声データは音声処理回路9に出力される。
【0021】
映像処理回路8は、AVデコーダ7から映像データを受け取ってD/A変換を行い、例えばNTSCフォーマットのコンポジット信号に変換する。音声信号処理回路9は、AVデコーダ7から出力された音声データを受け取ってD/A変換を行い、例えば右(R)音のアナログ信号および左(L)音のアナログ信号を生成する。
【0022】
映像出力回路10及び音声出力回路11は出力抵抗や増幅器等を備えて成る。AV出力端子12には出力部(左右音声出力端子等や映像出力端子のセット)が設けられており、この出力部には、ディスプレイやスピーカを備えるモニタ14が映像/音声コード13によって接続される。
【0023】
OSD(オンスクリーンディスプレイ)回路19は、MPU17から出力指示された文字情報や色情報に基づくビットマップデータを加算器20に出力する。加算器20は前記ビットマップデータに基づく映像を受信映像に組み込む処理を行う。上記OSD回路19により、MPU17が受け取ったPSI/SIに基づくEPG(Electronic Program Guide)画面表示、メニュー画面表示などの各種表示が実現される。
【0024】
リモコン送信機15は、当該放送受信装置30に指令を送出するための送信機である。このリモコン送信機15に設けられたキーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が図示しない発光部から送出される。リモコン受光器16は、前記リモコン送信機15のキーが操作されたときに出射される信号光を受光し、これを電気信号に変換してMPU17に与える。
【0025】
不揮発性メモリ(例えば、フラッシュROMやEEPROM等)18には、ブートプログラム、ダウンロードプログラム等の他、当該装置30にIEEE1394インターフェイス5を介して接続されている機器の特定情報なども格納される。機器の特定情報は、メーカー情報(maker_id)や機種情報(model_id)などであり、前記IEEE1394インターフェイス5を介して各装置から通知される。電源立ち上げ時、MPU17は不揮発性メモリ18に書き込まれているブートプログラムから実行し、システムに必要な初期化等を行う。そして、不揮発性メモリ18内のプログラムは、図示しない揮発性メモリへ展開され、この揮発性メモリで展開されたプログラムをMPU17が実行する。
【0026】
上記の不揮発性メモリ18は、図2に示すように、複数のプログラムを保持するように複数バンク構成としている。そして、先頭の有効バンク情報指示部において、▲1▼現在の有効バンク数(起動時に使用)、▲2▼有効バンク変更フラグ、▲3▼全バンクに対しての情報の有無、▲4▼新規書込み完了フラグなどを情報を持つようにしている。この有効バンク情報指示部の情報により、メニュー画面表示などにおいて、現在格納されている複数のバージョンのソフトウェアの一覧などをユーザに提示することができる。
【0027】
MPU17は、この放送受信装置30における全体制御の他、ダウンロードに関連した各種の処理を行う。以下、かかる処理について説明していく。
【0028】
イ. 放送波に載せられて伝送されてくるSDTT(Software Download Trigger Table)において、対応する機種情報(model_id、送られてくるダウンロードデータのバージョン(version_id)、送出日程等)を監視し、ダウンロードデータが有効かどうかの判定、及び受信装置30の設定条件に基づいてダウンロード処理を行うかどうかの決定を行う。利用者が受信装置30に対してダウンロードを行なうことを指令していれば、ダウンロード可状態となる。SDTTが取得された場合、SDTTセクションの内容にはダウンロードデータが送出される日時(送出日程)が示されているので、その日時にデータの送出されるTS(エンジニアリングスロット)へ移動するようチューナ2を制御することになる。MPU17は、ダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを例えば不揮発性メモリ18に格納する。ここで、この格納した更新ソフトウェア及び/又は更新データによって元のソフトウェアやデータを自動的に書き換えるのではなく、元のソフトウェアやデータと共に、更新ソフトウェア及び/又は更新データを格納しておく。そして、更新ソフトウェア及び/又は更新データの反映状態形成をユーザの指示があるまで留保する。ユーザの指示とは、メニュー画面の例えば「更新ソフトウェア実行」といった項目を選択し、リモコン送信機の決定キーを押すこと、或いは、テレビON時に、「更新ソフトウェアが在ります、実行しますか YES NO」といった画面表示を行い、前記「YES」の上にカーソルが載せて決定キーを押すことである。このようにしてユーザ指示がなされたとには、更新ソフトウェア及び/又は更新データの反映状態を形成することとし(図2においてRAMに展開し)、元のソフトウェアやデータについてはメモリ18から消去する。
【0029】
従って、例えば、とりあえず更新ソフトウェアをダウンロードしておき、このダウンロードを行ってから数日たってもバグ通知がなかったのであれば、更新ソフトウェアを当該装置に反映させ、数日のうちに更新ソフトウェアにバグが有る旨の通知等があれば反映実行は行わずに更新ソフトウェアを廃棄するといった措置をユーザ判断でとることができる。
【0030】
ロ. 前述のごとく、更新ソフトウェアを実行させるためのユーザ指示がなされたときには、更新ソフトウェア及び/又は更新データの反映状態を形成するのであるが、元のソフトウェアやデータをメモリ18から消去せずに併存させておく。そして、例えば、メニュー画面において「元のソフトウェア実行」といった項目を用意しておき、これがユーザによって選択されたときには、元のソフトウェア及び/又はデータの反映状態を形成する。これにより、例えば、更新ソフトウェアを当該装置30において反映させた後に更新ソフトウェアにバグが有ることがわかったときに、元のソフトウェアの状態に戻すといったことがユーザ操作で可能になる。
【0031】
ハ. 外部装置31として外部記録装置(HDD等)を備える場合において、ダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを外部記録装置に格納することができる。勿論、内蔵HDD6に格納することもできる。そして、更新ソフトウェア及び/又は更新データは、パーシャルTSの形式で記録する。ここで、通常の番組記録を行う場合のパーシャルTSの内容としては、▲1▼SIT(番組のネットワーク情報/番組情報/時間情報など)、▲2▼PSI(PAT/PMT)、▲3▼ES(映像・音声・PESデータ放送(DSMCC)セクションなど)が記録されるが、更新ソフトウェア等のパーシャルTSにおいては、▲4▼当該装置30用のTSであることを指し示し、▲5▼現在の時刻からダウンロードが可能であるというように内容を一部変更したSDTTセクションを追加しておく。これにより、この記録済みパーシャルTSの再生を行えば、記録機器に関係なく、エア受信と同様にソフトウェアのダウンロードが行える。制限としては、パーシャルTSとして、前記▲4▼のようなPIDのデータも記録機器が制限をかけることなく記録し、またパーシャル再生においてこのようなデータの入力がありうることを装置30において認識させておけばよい。
【0032】
ニ. IEEE1394インターフェイス5を介して接続されている外部装置31の特定情報(maker_id、model_id、現在のプログラムバージョンなど)をメモリ18等に保持しておき、この特定情報に基づいてSDTTを監視し、ダウンロードデータが有効かどうかの判定、及び受信装置30の設定条件に基づいてダウンロード処理を行うかどうかの決定を行う。利用者が受信装置30に対してダウンロードを行なうことを指令していれば、ダウンロード可状態となる。MPU17は、外部装置31用にダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを不揮発性メモリ18(内蔵HDD6でもよい)に一時的に格納する。そして、この格納した更新ソフトウェア及び/又は更新データを読み出してIEEE1394インターフェイス5を介して対応外部装置31に送る。これにより、外部装置31用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを代理受信することが可能になる。なお、MPU17は、外部装置31との間でのデータ転送において、外部装置31の電源投入、機器状態チェック、コネクション確立、及び転送開始コマンドの発行等の手順を実行することになる。また、外部装置31用の更新ソフトウェア及び/又は更新データをメモリ18に格納する場合は、受信装置30のソフトウェアではないことの情報を保持しておく。また、前述の有効バンク情報指示部の情報として、当該更新ソフトウェア及び/又は更新データの受け取り先である外部装置31の特定情報(maker_id、model_id、現在のプログラムバージョンなど)を保持しておく。図3には上述した代理ダウンロードの手順を示している。ステップS2乃至ステップS5を経ることで、外部装置31の特定情報を保持を取得することになる。外部装置31が複数存在すれば、ステップS9でYESとなり、他の外部装置31についての特定情報も取得される。そして、かかる特定情報に基づいてSDTTが取得されれば(ステップS6、ステップS7でYES)、ダウンロードを処理を実行する(ステップS8)。なお、スタンバイ状態においてかかる処理を実行するのは(ステップS1でYES)、ユーザのチャンネル切り替え等でダウンロード処理が中断されてしまうのを回避するためである。
【0033】
ホ. 外部装置31用の更新ソフトウェア及び/又は更新データの一時的な記録をパーシャルTSの形式で行い、外部装置31への更新ソフトウェア及び/又は更新データの転送もパーシャルTSの形式で行うこともできる。
【0034】
ヘ. 外部装置31用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを一時的に記録せずに、即時にIEEE1394インターフェイス5を介して対応外部装置31に送ることもできる。パーシャルTSによるデータ送受信においては、メモリ18等にデータを一時蓄積する方法よりも、パーシャルTSにおいて必要に応じてSDTTなどの情報を一部変更し、そのままパーシャルTSとして出力するほうが容易である。
【0035】
なお、放送受信装置30と外部装置31との間でのデータ転送は、TCP/IPを利用したネットワークを用い(ブロードキャストパケットなどを利用する)、また、LANが構成されている場合においては、そのLAN内のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバなどに問い合わせることにより行うことができる。このようなネットワークにおいて、ネットワークを構成している機器のリストなどを接続のプロトコルの範囲内でお互い情報として保持しあうことが可能である。従って、このようなネットワークにおいて、maker_id、model_id、現在のプログラムバージョンなどの要求・応答のプロトコルを予め定義しておき、代理サーバ側から接続されている各機種に対して上記情報の問合せを行い、この問い合わせで得られた情報(機器特定情報)を放送受信装置30が取得し、放送受信装置30は、上記情報をSDTT監視に利用すればよい。勿論、受信装置30自身が代理サーバとして機能してもよい。受信装置30が代理取得を完了した際に、取得完了を要求元の外部装置31に通知し、この外部装置31が代理サーバである受信装置30とデータの受け渡しが行えるようにFTPサービスを実行する。外部装置31がFTPサービスの起動完了を受信装置30に対し通知することによって、FTPによるデータ転送を開始する。データ転送が終了した場合は、代理サーバとして機能する受信装置30は通常の受信処理に復帰する。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、例えば、とりあえず更新ソフトウェアをダウンロードしておき、このダウンロードを行ってから数日たってもバグ通知がなかったのであれば、更新ソフトウェアを当該装置に反映させ、数日のうちに更新ソフトウェアにバグが有る旨の通知等があれば反映実行は行わずに更新ソフトウェアを廃棄するといった措置をユーザ判断でとることができる。また、例えば、更新ソフトウェアを当該装置において反映させた後に更新ソフトウェアにバグが有ることがわかったときに、元のソフトウェアの状態に戻すといったことが可能になる。また、自身宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データだけではなく、他の機器用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを代理受信することが可能になる。また、代理受信した他の機器用の更新ソフトウェア及び/又は更新データを記憶手段に格納せずに前記他の機器に転送する構成では、更新ソフトウェア及び/又は更新データを一旦記憶手段に格納する場合に比べて記憶手段の容量を少なくでき、また、処理内容の簡素化も図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】メモリの格納形態を示した説明図である。
【図3】代理ダウンロード処理の内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
2 チューナ
3 デマルチプレクサ
5 IEEE1394インターフェイス
17 MPU
18 メモリ
30 ディジタル放送受信装置
31 外部装置
Claims (7)
- ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段と、ダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データの反映状態形成をユーザの指示があるまで留保する手段と、を備えたことを特徴とする。
- ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段と、バージョンが異なる同一のソフトウェアを記憶手段に併存させておき、ユーザの指示に従っていずれかのソフトウェアの反映状態形成を行うように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納する手段とを備え、データ転送通信手段を介して接続されている他の機器における更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードするための機器特定情報を前記データ転送通信手段を介して前記他の機器から取得し、前記機器特定情報に基づいてソフトウェア更新情報を監視し、前記ソフトウェア更新情報に基づいて前記他の機器宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードして記憶手段に格納するように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のディジタル放送受信装置において、記憶手段として外部記憶手段を備え、この外部記憶手段にダウンロードした更新ソフトウェア及び/又は更新データを格納するように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- 請求項4に記載のディジタル放送受信装置において、前記外部記憶手段に更新ソフトウェア及び/又は更新データをパーシャルTSの形式で記録するように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- ディジタル放送波に載せられたソフトウェア更新情報を監視する手段と、前記ソフトウェア更新情報に基づいて更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードする手段とを備え、データ転送通信手段を介して接続されている他の機器における更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードするための機器特定情報を前記データ転送通信手段を介して前記他の機器から取得し、前記機器特定情報に基づいてソフトウェア更新情報を監視し、前記ソフトウェア更新情報に基づいて前記他の機器宛ての更新ソフトウェア及び/又は更新データをダウンロードし、前記データ転送通信手段を介して前記他の機器に即時に転送するように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- 請求項6に記載のディジタル放送受信装置において、前記他の機器に更新ソフトウェア及び/又は更新データをパーシャルTSの形式で供給するように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
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