JP2004029247A - 発光素子の駆動回路及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光素子1と、発光素子1と電源との間に接続されるn型の第一の電界効果トランジスタ2と、第一の電界効果トランジスタ2のゲート電極とデータ電極との間に接続される第二の電界効果トランジスタ4と、を有する発光素子の駆動回路において、第一の電界効果トランジスタ2のゲート電極と発光素子1との間に接続されるコンデンサ3と、第一の電界効果トランジスタ2と共通電極との間に接続される第三の電界効果トランジスタ6を有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、第三の電界効果トランジスタ6をオン/オフする。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給される直流電流に応じて発光する発光素子をn型トランジスタで駆動する駆動回路、及び該駆動回路を有する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、有機電界発光(エレクトロルミネッセンス、EL)素子又は発光ダイオード(LED)などの発光素子を電界効果トランジスタ(FFT)で駆動する駆動回路、及びこのような駆動回路を用いた画像表示装置が各種提案されてきている。
【0003】
有機EL素子又はLEDなどの発光素子をFETで駆動する駆動回路としては、例えば、図7(a)の回路図に示すような、発光素子をn型FETで駆動する駆動回路が考えられる。
【0004】
図7(a)に示す発光素子をn型FETで駆動する駆動回路は、画像表示装置の1画素における駆動回路であり、発光素子1、2個のFET2及び4、コンデンサ3又は10を有する。ただし、FET2は、n型FETである。発光素子1は、有機EL素子又はLEDであり、一定方向に直流電流を流すと、その電流値に応じた輝度で発光する。発光素子1のカソードは、共通電極(図7においてはアース)に接続されており、発光素子1のアノードは、n型FET2のソース電極Sに接続されている。n型FET2のドレイン電極Dは、共通電極に対して正の電位にある+電源に接続されている。なお、一般にFETでは、構造上はDとSを特に区別する必要がなく、DとSを互いに逆に接続しても同様に動作するため、以下では特に必要ない限りDとSを区別しない。図7の点線で示すように、n型FET2のゲート電極Gと共通電極の間には、コンデンサ3又は10が接続される。ただし、コンデンサ3の代わりに、n型FET2のゲート電極Gと+電源との間にコンデンサ10を接続してもよい。即ち、+電源と共通電極との間の電圧は、一定な直流電圧であるため、どちらの場合も駆動回路は、同様に動作する。n型FET2のGは、またFET4のドレイン電極D(又はソース電極S)が接続されており、FET4のソース電極S(又はドレイン電極D)は、データ電極(以後、簡単のために単にデータと呼ぶ)に接続されている。なお、FET4に関しては、n型でもp型でもよい。また、FET4のゲート電極は、走査電極S1に接続される。
【0005】
図7(b)は、図7(a)に示す駆動回路における走査電極S1及びデータ電極の電圧の波形、並びに発光素子1の発光輝度Lの波形を示す。各波形の横軸は時間tであり、縦軸は、各電極の電圧又は発光素子の輝度を表す。図7(a)に示す駆動回路において、データ電極からは、複数の画素の発光に関する電圧が1フィールド周期で連続的に駆動回路に供給される。FET4がn型FETであるとして、画像信号の1フィールド期間に1回、S1を短時間だけ+電位にする。
FET4は、その時間だけオン状態になり、FET4を通してその時点におけるデータ電極の電圧(その時点におけるその画素の発光に必要な電圧)でコンデンサ3又は10が充電される。n型FET2のソース電圧は、ゲート電圧すなわちコンデンサ3又は10の両端間の電圧に応じた一定値となる性質があり、発光素子1のアノード電圧もその一定値となる。発光素子1には、その電圧−電流特性に応じて+電源から共通電極へ一定の電流が流れ、その電流値に応じた輝度で発光する。FET4をオフ状態にすると、コンデンサ3又は10に蓄積された電荷が維持されているため、発光素子1は、1フィールドの間(テレビ画像であれば1/60秒間(約16.7msec))一定の輝度で発光し続ける。
【0006】
このような駆動回路によって、発光素子1を1フィールドの間連続して発光させ、人間の目で感知できる輝度及びコントラストの発光を得ることができる。また、発光素子1の輝度は、データ電源からの電圧の大きさに依存して変化する。なお、FET4が、p型FETである場合には、S1の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、発光素子をFETで駆動する駆動回路、従ってその駆動回路を有する画像表示装置は、画素から発光する光の輝度が、画像信号の1フィールドの間ほぼ一定に保たれるホールド効果を有する。この発光のホールド効果のため、上記の画像表示装置に動画を表示した際には、表示画像に動きボケが発生して、動画の表示画質が劣化することは、例えば、栗田泰市郎,“液晶表示装置で生じる原理的な動画質劣化とその改善法”,映像情報メディア学会技術報告,Vol.24,No.54,PP.13−16,IDY2000−147,(Sep.2000)に記載されるように知られている。このような動画の表示画質の劣化を改善するひとつの方法は、画素の表示輝度のホールド時間を短縮することである。また、液晶表示装置については、上記文献や本願の出願人による発明(特開平9−325715「画像表示装置」)にホールド時間を短縮する具体的方法が開示されている。
【0008】
しかしながら、有機EL素子又はLEDなどの発光素子を、n型TFTで駆動する駆動回路、及びこのような駆動回路を用いた画像表示装置については、ホールド効果による動画の表示画質の劣化を有効に改善する具体的な手段は示されていない。
【0009】
また、発光素子の電圧−電流特性にばらつきが無ければ、発光素子は、コンデンサに充電された電圧に応じた一定の輝度で発光するが、一般には発光素子の電圧−電流特性にはばらつきがある。これにより、これらの発光素子に一定の電圧を印加しても、発光素子を流れる電流値にばらつきを生じるため、これらの発光素子の発光輝度にもばらつきが生じる。よって、これらの電圧−電流特性にばらつきのある発光素子で画像表示装置を構成した場合、このばらつきが画素ごとの輝度のばらつきに関する一つの原因となり、表示画質の著しい劣化を招く。
【0010】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、動画の画質劣化を改善した、及び/又は発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路、及び該駆動回路を有する画像表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記電源との間、又は前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と共通電極との間に、接続されるコンデンサと、を有する発光素子の駆動回路において、前記コンデンサに並列に接続されてオン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、前記コンデンサに並列に接続されてオン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフするので、動画の画質劣化を改善した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記電源との間、又は前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と共通電極との間に、接続されるコンデンサと、を有する発光素子の駆動回路において、前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフするので、動画の画質劣化を改善した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続される第三の電界効果トランジスタをさらに有することを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続される第三の電界効果トランジスタをさらに有するので、発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0017】
請求項4記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフするので、動画の画質劣化を改善した、及び発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、前記コンデンサの両端に並列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、前記コンデンサの両端に並列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフするので、動画の画質劣化を改善した、及び発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0021】
請求項6記載の発明は、供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフするので、動画の画質劣化を改善した、及び発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を提供することができる。
【0023】
請求項7記載の発明は、画像表示装置において、請求項1乃至6いずれか1項記載の発光素子の駆動回路を有する。
【0024】
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至6いずれか1項記載の発光素子の駆動回路を有するので、動画の画質劣化を改善した、及び/又は発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路を有する画像表示装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0026】
まず、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第一の実施形態を図1とともに説明する。図1(a)に示す本発明の、発光素子をn型電界効果トランジスタ(FET)で駆動する駆動回路は、画像表示装置の1画素における駆動回路であり、発光素子1、3個のFET2、4及び5、コンデンサ3を有する。ただし、FET2は、n型FETである。発光素子1は、例えば、有機電界発光(エレクトロルミネッセンス、EL)素子又は発光ダイオード(LED)などであり、二つの端子を有し、一定方向に直流電流を流すと、その電流値に応じた輝度で発光する。発光素子1のカソードは、共通電極(図1においてはアース)に接続されており、発光素子1のアノードは、n型FET2のドレイン(又はソース)電極に接続されている。n型FET2のソース(又はドレイン)電極は、共通電極に対して正の電位にある+電源に接続されている。なお、一般にFETでは、構造上はドレイン電極とソース電極を特に区別する必要がなく、ドレイン電極とソース電極を互いに逆に接続しても同様に動作するため、以下では特に必要ない限りドレイン電極とソース電極を区別しない。n型FET2のゲート電極と共通電極の間には、コンデンサ3接続される。ただし、コンデンサ3の代わりに、n型FET2のゲート電極と+電源との間にコンデンサを接続してもよい。即ち、+電源と共通電極との間の電圧は、一定な直流電圧であるため、どちらの場合も駆動回路は、同様に動作する。n型FET2のゲート電極は、またFET4のドレイン電極(又はソース電極)が接続されており、FET4のソース電極(又はドレイン電極)は、データ電極(以後、簡単のために単にデータと呼ぶ)に接続されている。また、FET4のゲート電極は、第一の走査電極S1に接続される。さらに、FET5が、コンデンサ3に対して並列に設けられ、FET5のドレイン電極(又はソース電極)は、n型FET2のゲート電極に接続しており、FET5のソース電極(又はドレイン電極)は共通電極(図1では、アース)に接続している。また、FET5のゲート電極は、第2の走査電極S2に接続される。なお、FET4、5に関しては、n型でもp型でもよい。
【0027】
図1(b)は、図1(a)に示す駆動回路における走査電極S1、データ電極、走査電極S2の電圧の波形、並びに発光素子1の発光輝度Lの波形を示す。各波形の横軸は、時間tであり、縦軸は、各電極の電圧又は発光素子の輝度を表す。図1(a)に示す駆動回路において、データ電極からは、複数の画素の発光に関する電圧が1フィールド周期で連続的に駆動回路に供給される。FET4がn型FETであるとして、画像信号の1フィールド期間に1回、S1を短時間だけ+電位にする。FET4は、その時間だけオン状態になり、FET4を通してその時点におけるデータ電極の電圧(その時点におけるその画素の発光に必要な電圧)でコンデンサ3が充電される。n型FET2のドレイン(ソース)電圧は、ゲート電圧すなわちコンデンサ3の両端間の電圧に応じた一定値となる性質があり、発光素子1のアノード電圧もその一定値となる。発光素子1には、その電圧−電流特性に応じて+電源から共通電極へ一定の電流が流れ、その電流値に応じた輝度で発光する。FET4をオフ状態にすると、コンデンサ3に蓄積された電荷が維持されているため、発光素子1は、発光し続ける。また、発光素子1の輝度は、データ電源からの電圧の大きさに依存して変化する。
【0028】
ここで、図1(b)に示すように、S1を短時間+電位にし、発光素子を、人間の目の感度に対して十分な輝度が得られるまで発光させた後、FET5もn型であるとして、1フィールド期間内で一定の時間だけ遅延させて、S2を短時間だけ+電位にする。S2が+電位になった時点でFET5がオン状態となり、FET5のソース電極及びドレイン電極が導通する。これによりコンデンサ3は、短絡し、コンデンサ3に蓄積されていた電荷は、FET5を通して放電され、これ以後はコンデンサ3の両端間の電圧はゼロになる。これにより、n型FET2のゲート電圧もゼロとなって、n型FET2がオフ状態となる。よって、発光素子1を流れる電流が遮断され、発光素子1の発光輝度Lもゼロ(黒表示)となる。
【0029】
なお、FET4及び/又は5が、p型FETである場合には、S1及び/又はS2の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0030】
このように本実施形態によれば、発光素子をn型FETで駆動する駆動回路及びその駆動回路を有する画像表示装置において、画像信号の1フィールド期間内の一定時間だけ発光素子を発光させると共に、一定時間だけ発光素子に流れる電流を遮断することができる。すなわち、発光素子の発光のホールド時間を、S1とS2をオン状態にする時間間隔を制御することで、調整することができる。よって、発光素子の発光のホールド時間が短縮され、発光素子を流れる電流を遮断した一定時間だけ、画像の表示光の輝度をゼロにする、又は画像を黒表示とすることができる。このようにして、人間の目の感度に対して十分な輝度の発光を得ると共に、FETのホールド効果に起因する表示画像の動きボケを減少させ、本実施形態の駆動回路を用いた画像表示装置における動画の表示画質を改善することができる。
【0031】
次に、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第二の実施形態を図2とともに説明する。本実施形態は、図2(a)に示すように、図1に示す本発明の駆動回路における第一の実施形態において、コンデンサ3と並列に設けられたFET5の代わりに、n型FET2と直列にFET6が設けられている。発光素子1、FET2及び4、コンデンサ3の配置及び動作は、第一実施形態における配置及び動作と同様である。FET6のソース電極(又はドレイン電極)は、n型FETのドレイン電極(ソース電極)に接続され、FET6のドレイン電極(又はソース電極)は、+電源に接続される。また、FET6のゲート電極は、第2の走査電極S2に接続される。
【0032】
図2(b)に示すように、FET6がn型であるとして、画像信号の垂直同期に同期して、1フィールド内の一定時間だけ+電位であり他の時間はゼロ電位であるような電圧をS2からFET6のゲート電極へ印加する。S2からの電圧がゼロ電位である間は、FET6がオフ状態にあり、n型FET2のソース電極とドレイン電極間に電流が流れない。よって、このとき発光素子1を流れる電流が遮断され、発光素子1の発光輝度Lもゼロ(黒表示)となる。またS2からの電圧が+電位にあるときには、FET6がオン状態にあり、FET6のソース電極とドレイン電極間を電流が流れて、発光素子1が発光する。
【0033】
なお、FET6も、n型でもp型でもよく、p型の場合には、S2の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0034】
このように本実施形態によれば、第一の実施形態と同様に、発光素子の発光のホールド時間が短縮され、FETのホールド効果に起因する表示画像の動きボケを減少させ、動画の表示画質を改善することができる。
【0035】
次に、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第三の実施形態を図3とともに説明する。図3(a)に示す本発明の、発光素子をn型電界効果トランジスタ(FET)で駆動する駆動回路は、画像表示装置の1画素における駆動回路であり、発光素子1、3個のFET2、4及び5、コンデンサ3を有する。ただし、FET2は、n型FETである。発光素子1のカソードは、共通電極(図3においてはアース)に接続されており、発光素子1のアノードは、n型FET2のソース電極Sに接続されている。n型FET2のドレイン電極Dは、共通電極に対して正の電位にある+電源に接続されている。なお、一般にFETでは、構造上はドレイン電極とソース電極を特に区別する必要がなく、ドレイン電極とソース電極を互いに逆に接続しても同様に動作するため、以下では特に必要ない限りドレイン電極とソース電極を区別しない。n型FET2のゲート電極Gは、またFET4のドレイン電極(又はソース電極)が接続されており、FET4のソース電極(又はドレイン電極)は、データ電極に接続されている。また、FET4のゲート電極は、走査電極S1に接続される。
【0036】
ここで、n型FET2のゲート電極Gとソース電極Sの間には、コンデンサ3が接続される。図3においては、コンデンサ3は、ゲート電極Gとソース電極Sの間に接続されているが、FETの構造においてソース電極とドレイン電極を区別する必要がないので、コンデンサ3は、n型FET2のゲート電極と、ソース電極及びドレイン電極のうち発光素子と接続している電極との間に接続される。
さらに、FET5が、発光素子1に対して並列に設けられ、FET5のドレイン電極(又はソース電極)は、発光素子1のアノードに接続され、FET5のソース電極(又はドレイン電極)は発光素子1のカソード即ち共通電極(図3では、アース)に接続される。また、FET5のゲート電極は、走査電極S1に接続される。なお、FET4、5は、共にn型又は共にp型のどちらかである。
【0037】
図3(b)は、図3(a)に示す駆動回路における走査電極S1、データ電極の電圧の波形、並びに発光素子1の発光輝度Lの波形を示す。各波形の横軸は、時間tであり、縦軸は、各電極の電圧又は発光素子の輝度を表す。図3(a)に示す駆動回路において、データ電極からは、複数の画素の発光に関する電圧が1フィールド周期で連続的に駆動回路に供給される。FET4、5が共にn型FETであるとして、画像信号の1フィールド期間に1回、S1を短時間だけ+電位にする。FET4、5は、その時間だけオン状態になり、FET4、5を通してその時点におけるデータ電極の電圧(その時点におけるその画素の発光に必要な電圧)でコンデンサ3が充電される。ここで、仮にFET5が駆動回路中に無いとすれば、コンデンサ3と共通電極(アース)と間に発光素子1が存在するため、コンデンサ3の両端に印加される電圧が低下し、データ電極の電圧に対応する電荷をコンデンサ3に蓄積することができない。本実施形態では、FET5をオン状態にしてコンデンサ3を共通電極に導通させることで、データ電極の電圧に対応する電荷をコンデンサ3に蓄積することができる。また、発光素子1は、FET5がオン状態にあるときは、短絡されて発光しない。
【0038】
FET4、5がオフ状態になった後は、コンデンサ3に蓄積された電荷が維持される。n型FET2は、ゲート−ソース(又はドレイン)間電圧すなわちコンデンサ3の両端間の電圧に応じた一定値の電流をドレイン電極−ソース電極間に流す性質がある。即ち、このn型FET2のソース電極−ドレイン電極間を流れる電流が、発光素子1に流れる。その結果、発光素子1は、コンデンサ3に充電された電圧に応じた輝度で1フィールド期間発光し続ける。走査電極S1を、再びオン状態にすると、発光素子1は短絡されて発光せず、S1を、再びオフ状態にすると、発光素子1がデータ電極からの電圧に応じた輝度で再び発光する。
【0039】
本実施形態においては、発光素子1の電圧−電流特性にばらつきがあっても、n型FET2のゲート−ソース(又はドレイン)間電圧がコンデンサ3によって維持されるため、n型FET2及び発光素子1に一定の電流を流すことができる。即ち、発光素子1に流れる電流には、ばらつきを生じないため、発光素子1を、コンデンサ3に充電された電圧に応じて一定の輝度で発光させることができる。
【0040】
なお、FET4、5が、共にp型FETである場合には、S1の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0041】
このようにして本実施形態によれば、発光素子の電圧−電流特性のばらつきに関わらず、一定の電流を発光素子に流すことにより、発光素子の発光輝度のばらつきを低減させることができる。
【0042】
次に、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第四の実施形態を図4とともに説明する。本実施形態は、図4(a)に示すように、図3に示す本発明の駆動回路における第三の実施形態において、FET5のゲート電極を走査電極S1に接続する代わりに、FET6のゲート電極を第二の走査電極S2に接続する。発光素子1、FET2及び4、コンデンサ3の配置及び動作は、第三の実施形態における配置及び動作と同様である。また、FET6が発光素子1と並列に設けられ、FET6のドレイン電極及びソース電極が、発光素子1のカソード、アノードに接続される点でも第三の実施形態と同様である。ただし、FET6は、FET4と独立して、n型でもp型でもよい。
【0043】
図4(b)に示すように、FET6がn型であるとして、画像信号の垂直同期に同期して、第一の走査電極S1からの電圧が+電位である時間を含む1フィールド内の一定時間だけ+電位であり、他の時間はゼロ電位であるような電圧を第二の走査電極S2からFET6のゲート電極へ印加する。S2からの電圧が+電位である間は、FET6がオン状態にあり、n型FET2のソース電極とドレイン電極間を流れる電流は、全てFET6を通じて共通電極へ流れる。よって、発光素子1を流れる電流は遮断され、発光素子1の発光輝度Lもゼロ(黒表示)となる。また、コンデンサ3には、S1とS2とが共に+電位であるときに、データ電極からの電圧に応じて電荷が蓄積される。S1をゼロ電位にした後は、コンデンサ3に電荷が蓄積されている。
【0044】
S2からの電圧がゼロ電位にあるときには、FET6がオフ状態にあり、コンデンサ3の両端間の電圧に応じてn型FET2のソース電極とドレイン電極間流れる電流が、発光素子1に流れ、発光素子1が発光する。図3に示す第三の実施例と同様に、コンデンサ3が、n型FET2のゲート電極−ソース電極(又はドレイン電極)間に設けられているため、n型FET2のソース電極−ドレイン電極間に、従って発光素子1に、一定の電流を流すことができる。
【0045】
なお、FET6は、n型でもp型でもよく、p型の場合には、S2の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0046】
このように本実施形態によれば、発光素子の発光のホールド時間を調整することで、人間の目の感度に対して十分な輝度の発光を得ると共に、FETのホールド効果に起因する表示画像の動きボケを減少させ、本実施形態の駆動回路を用いた画像表示装置における動画の表示画質を改善することができる。また、発光素子の電圧−電流特性のばらつきに関わらず、一定の電流を発光素子に流すことにより、発光素子の発光輝度のばらつきを低減させることができる。
【0047】
なお、S2が+電位である時間は、S1が+電位である時間を含んでいれば1フィールド内で連続でなくてもよく、1フィールド内で複数回(例えば2回)でもよい。
【0048】
次に、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第五の実施形態を図5とともに説明する。本実施形態は、図5(a)に示すように、図3に示す本発明の駆動回路における第三の実施形態において、さらなるFET7をn型FET2のゲート電極と発光素子1のアノードの間に設けてある。発光素子1、FET2、4及び5、コンデンサ3の配置及び動作は、第三の実施形態における配置及び動作と同様である。FET7のドレイン電極(又はソース電極)は、n型FET2のゲート電極に接続され、FET7のソース電極(又はドレイン電極)は、発光素子1のアノードに接続される。また、FET7のゲート電極は、第二の走査電極S2に接続される。ここで、FET4及び5は、共にn型又は共にp型であり、FET7は、FET4、5と独立して、n型でもp型でもよい。
【0049】
図5(b)に示すように、例えば、第一の走査電極S1からの電圧と同じ大きさの電圧を一定時間遅延させて第二の走査電極からFET7のゲート電極に印可する。FET7がn型であるとして、第二の走査電極S2が+電位にあるとき、FET7が、オン状態になり、コンデンサ3が短絡される。このとき、コンデンサ3に蓄積されていた電荷が、FET7を通して放電され、それ以後、コンデンサ3の両端間の電圧は、ゼロになる。これにより、n型FET2のゲート−ソース(又はドレイン)電圧もゼロになり、n型FET2は、オフ状態となる。よって、発光素子1を流れる電流が遮断され、発光輝度Lもゼロ(黒表示)となる。
なお、FET7は、n型でもp型でもよく、p型の場合には、S2の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0050】
このように本実施形態によれば、発光素子の発光のホールド時間を調整することで、人間の目の感度に対して十分な輝度の発光を得ると共に、FETのホールド効果に起因する表示画像の動きボケを減少させ、本実施形態の駆動回路を用いた画像表示装置における動画の表示画質を改善することができる。また、発光素子の電圧−電流特性のばらつきに関わらず、一定の電流を発光素子に流すことにより、発光素子の発光輝度のばらつきを低減させることができる。
【0051】
次に、本発明における発光素子を駆動する駆動回路の第六の実施形態を図6とともに説明する。本実施形態は、図6(a)に示すように、図3に示す本発明の駆動回路における第三の実施形態において、さらなるFET8をn型FET2+電源の間に、n型FET2と直列に設けてある。発光素子1、FET2、4及び5、コンデンサ3の配置及び動作は、第三の実施形態における配置及び動作と同様である。FET8のソース電極(又はドレイン電極)は、n型FET2のドレイン電極(又はソース電極)に接続され、FET8のドレイン電極(又はソース電極)は、+電源に接続される。また、FET8のゲート電極は、第二の走査電極S2に接続される。
【0052】
図6(b)に示すように、FET8がn型であるとして、画像信号の垂直同期に同期して、1フィールド内の一定時間だけ+電位であり他の時間はゼロ電位であるような電圧をS2からFET8のゲート電極へ印加する。S2からの電圧がゼロ電位である間は、FET8がオフ状態にあり、n型FET2のソース電極とドレイン電極間に電流が流れない。よって、このとき発光素子1を流れる電流が遮断され、発光素子1の発光輝度Lもゼロ(黒表示)となる。またS2からの電圧が+電位にあるときには、FET8がオン状態にあり、FET8のソース電極とドレイン電極間を電流が流れて、発光素子1が発光する。なお、FET8は、n型でもp型でもよく、p型の場合には、S2の波形を上下(正負)反転すれば、上記のn型FETである場合と全く同様な動作を実現できる。
【0053】
このように本実施形態によれば、発光素子の発光のホールド時間を調整することで、人間の目の感度に対して十分な輝度の発光を得ると共に、FETのホールド効果に起因する表示画像の動きボケを減少させ、本実施形態の駆動回路を用いた画像表示装置における動画の表示画質を改善することができる。また、発光素子の電圧−電流特性のばらつきに関わらず、一定の電流を発光素子に流すことにより、発光素子の発光輝度のばらつきを低減させることができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、動画の画質劣化を改善した、及び/又は発光素子の発光輝度のばらつきを低減した、発光素子をn型トランジスタで駆動する発光素子の駆動回路、及び該駆動回路を有する画像表示装置を提供することができる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発光素子の駆動回路における第一の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図2】本発明による発光素子の駆動回路における第二の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図3】本発明による発光素子の駆動回路における第三の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図4】本発明による発光素子の駆動回路における第四の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図5】本発明による発光素子の駆動回路における第五の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図6】本発明による発光素子の駆動回路における第六の実施形態を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【図7】n型FETを用いた従来の発光素子の駆動回路を説明する図であり、(a)は、回路図、(b)は、その駆動回路における動作の波形を示す図である。
【符号の説明】
1 発光素子
2 n型FET
3、10 コンデンサ
4、5、6、7、8 FET
Claims (7)
- 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記電源との間、又は前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と共通電極との間に、接続されるコンデンサと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記コンデンサに並列に接続されてオン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、
画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記電源との間、又は前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と共通電極との間に、接続されるコンデンサと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、
画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、
前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続される第三の電界効果トランジスタをさらに有することを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、
前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタをさらに有し、
画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第三の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、
前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、
前記コンデンサの両端に並列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、
画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 供給される直流電流に応じて発光する二端子の発光素子と、前記発光素子の一方の端子と電源との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続されるn型の第一の電界効果トランジスタと、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極とデータ電極との間に、ソース電極とドレイン電極とが接続される第二の電界効果トランジスタと、を有する発光素子の駆動回路において、
前記第一の電界効果トランジスタのゲート電極と前記発光素子の前記一方の端子との間に接続されるコンデンサと、
前記発光素子の前記一方の端子と共通電極との間に接続され、オン/オフする第三の電界効果トランジスタと、
前記電源と前記第一の電界効果トランジスタとの間に、前記第一の電界効果トランジスタに直列に接続され、オン/オフする第四の電界効果トランジスタと、をさらに有し、
画像信号の垂直同期に同期して前記画像信号の1フィールド期間内の所定期間、前記第四の電界効果トランジスタをオン/オフすることを特徴とする発光素子の駆動回路。 - 請求項1乃至6いずれか1項記載の発光素子の駆動回路を有する画像表示装置。
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