JP2004020909A - 光スイッチ - Google Patents
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract
【課題】スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能な光スイッチを実現する。
【解決手段】高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチにおいて、半導体基板と、この半導体基板上に形成されたクラッド層と、このクラッド層上であって光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路が形成された光導波路層と、この光導波路層上に形成され光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路にキャリアを注入するための電極とを備え、分岐した2つの光導波路のどちらか一方にキャリアを注入して光導波路の屈折率を制御して光信号の伝播経路を切り換える。
【選択図】 図1
【解決手段】高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチにおいて、半導体基板と、この半導体基板上に形成されたクラッド層と、このクラッド層上であって光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路が形成された光導波路層と、この光導波路層上に形成され光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路にキャリアを注入するための電極とを備え、分岐した2つの光導波路のどちらか一方にキャリアを注入して光導波路の屈折率を制御して光信号の伝播経路を切り換える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチに関し、特にスイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能な光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の通信ネットワークであるLAN(Local Area Network)やWAN(WideArea Networ)等では、通常電気信号をもって情報を伝送する通信方式となっている。
【0003】
光信号をもって情報を伝送する通信方法は大量のデータを伝送する基幹ネットワークやその他一部のネットワークで用いられているだけである。また、これらのネットワークは”point to point”の通信であり、”フォトニックネットワーク”と言える通信網までは発達していないのが現状である。
【0004】
このような”フォトニックネットワーク”を実現するためには、電気信号の送信先を切り換えるルータやスイッチングハブ等といった装置と同様の機能を有する”光ルータ”や”光スイッチングハブ”等が必要になる。
【0005】
また、このような装置では高速に伝送経路を切り換える光スイッチが必要になり、ニオブ酸リチウムやPLZT(Lead Lanthanum Zirconate Titanate)等の強誘電体を用いたものや、半導体に光路導波路を形成し半導体中にキャリアを注入して屈折率を変化させ光信号の伝送経路を切り換えるものが存在する。
【0006】
「K.Ishida, H.Nakamura, H.matsumura, T.Kadoi, H.Inoue:InGaAsP/InP optical switches using carrier induced refractive index change:Applied Physics Letters 50(3), 19 January 1987, p141−p142」には、後者の光スイッチの一例が記載されている。
【0007】
図3及び図4は上記文献に記載されている従来の光スイッチの一例を示す平面図及び断面図であり、図3において1は半導体の基板、2は”X字状”の光導波路、3は電極である。基板1上には”X字状”の光導波路2が形成され、”X字状”の光導波路2の交差部分には電極3が形成される。
【0008】
一方、図4は図3中”A−A’”における断面図であり、4及び10は電極、5はInP基板、6は光導波路層、7はクラッド層であるInP層、8はキャップ層であるInGaAsP層、9はSiO2 等の酸化膜である。
【0009】
InP基板5上であって図4中”DR11”及び”DR12”に示す部分にはp型不純物であるZnが拡散され、その後、InP基板5上には光導波路層6,InP層7及びInGaAsP層8が順次形成される。
【0010】
また、図4中”DR13”に示す部分にはp型不純物であるZnが拡散され、図4中”DR13”に示す拡散領域以外の部分には酸化膜9が形成され、酸化膜9及び図4中”DR13”に示す拡散領域上には電極10が形成され、InP基板5の裏面には電極4が形成される。また、図4中”IR11”は屈折率が変化する領域である。
【0011】
ここで、図2に示す従来例の動作を図3を参照しながら説明する。光スイッチが”OFF”の場合、電極3及び図示しない基板1裏面の電極(図4中の電極4に相当する。)には電流が供給されない。
【0012】
このため、”X字状”の光導波路2の交差部分の屈折率の変化は生じないため、例えば、図2中”PI01”から入射した光信号は交差部分を直進して図2中”PO01”に示す部分から出射される。
【0013】
一方、光スイッチが”ON”の場合、電極3及び図示しない基板1裏面の電極(図4中の電極4に相当する。)に電流が供給され前記交差部分にキャリア(電子、正孔)が注入される。
【0014】
このため、プラズマ効果によって”X字状”の光導波路2の交差部分にある電極3直下の屈折率が低くなるように変化するため、例えば、図2中”PI01”から入射した光信号は交差部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図2中”PO02”に示す部分から出射される。
【0015】
この結果、電極に電流を供給して”X字状”の光導波路2の交差部分にキャリア(電子、正孔)を注入して交差部分の屈折率を制御することにより、光信号の出射される位置を制御、言い換えれば、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図3及び図4に示す従来例では、光スイッチが”ON”の場合に、プラズマ効果を用いてキャリア(電子、正孔)を注入して交差部分の屈折率を制御しているが、この際、キャリア(電子、正孔)の注入に起因して発熱が生じる。
【0017】
このため、発生した熱によって交差部分周辺の屈折率全体が高くなってしまい、クロストーク(消光比)等の光スイッチの特性に影響が出てしまうと言った問題点があった。
【0018】
特に、光スイッチの”ON”と”OFF”とによって熱の発生が変化するため、言い換えれば、光スイッチが”OFF”の場合には、キャリア(電子、正孔)が注入されず発熱が生じないため、光スイッチのスイッチングの頻度によってクロストーク(消光比)等の光スイッチの特性が変動してしまうと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能な光スイッチを実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチにおいて、
半導体基板と、この半導体基板上に形成されたクラッド層と、このクラッド層上であって前記光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路が形成された光導波路層と、この光導波路層上に形成され前記光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路にキャリアを注入するための電極とを備え、前記分岐した2つの光導波路のどちらか一方にキャリアを注入して光導波路の屈折率を制御して前記光信号の伝播経路を切り換えることにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0020】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記電極が、
前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路に挟まれる部分に形成された共通の電極と、前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路の前記共通の電極の反対側にそれぞれ形成された第1及び第2の電極とから構成されたことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0021】
請求項3記載の発明は、
請求項2記載の発明である光スイッチにおいて、
前記共通の電極、前記第1及び第2の電極と前記光導波路層の接触部分に高キャリア濃度領域を形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0022】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の発明である光スイッチにおいて、
前記高キャリア濃度領域を、
イオン注入により形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0023】
請求項5記載の発明は、
請求項3記載の発明である光スイッチにおいて、
前記高キャリア濃度領域を、
不純物拡散により形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0024】
請求項6記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記半導体基板が、
GaAs系、InP系、若しくは、SiGe系の半導体基板であることにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0025】
請求項7記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記クラッド層及び前記光導波路層が、
低キャリア濃度であることにより、光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。
【0026】
請求項8記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記共通の電極をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を前記第1及び第2の電極にそれぞれ供給してスイッチング制御をすることにより、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る光スイッチの一実施例を示す平面図及び断面図である。
【0028】
図1において11は半導体の基板、12は”Y字状”、言い換えれば、光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路、13,14及び15は電極である。
【0029】
基板11上には”Y字状”の光導波路12が形成され、”Y字状”の光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路に挟まれる部分には共通のp型の電極13が形成され、光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の電極13の反対側には伝送経路選択用のn型の電極14及び電極15が形成される。
【0030】
一方、図2は図1中”B−B’”における断面図であり、13,14及び15は図1と同一符号を付してあり、16はGaAsやInP等の半導体の基板、17はGaAsやInGaAsP等で形成されたクラッド層、18は光導波路層、19はSiO2 等の酸化膜である。
【0031】
基板16上にはクラッド層17及び光導波路層18が順次形成され、図2中”IJ31”及び”IJ32”に示す部分にはSiイオンが注入され、図2中”IJ33”に示す部分にはZnイオンやMgイオンが注入される。
【0032】
図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分以外の光導波路層18の上には絶縁層19が形成され、絶縁層19が形成されなかった部分には、言い換えれば、図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分の上には電極14、電極15及び電極13がそれぞれ形成される。
【0033】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を参照しながら説明する。光スイッチが図1中”PI21”に示す部分から入射した光信号を図1中”PO21”に示す部分から出射させる場合、電極13及び電極15の間に電流が供給される。
【0034】
このため、光導波路12の分岐部分であって分岐した2つの光導波路の一方である、図1中”IR21”に示す部分にはキャリア(電子、正孔)が注入され、プラズマ効果によって、図1中”IR21”に示す部分の屈折率が低くなるように変化する。
【0035】
例えば、図1中”PI21”から入射した光信号は図1中”IR21”に示す部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図1中”PO21”に示す部分から出射される。すなわち、光信号は図2中”PT31”に示す分岐した光導波路に伝播することになる。
【0036】
一方、光スイッチが図1中”PI21”に示す部分から入射した光信号を図1中”PO22”に示す部分から出射させる場合、電極13及び電極14の間に電流が供給される。
【0037】
このため、光導波路12の分岐部分であって分岐した2つの光導波路の一方である、図1中”IR22”に示す部分にはキャリア(電子、正孔)が注入され、プラズマ効果によって、図1中”IR22”に示す部分の屈折率が低くなるように変化する。
【0038】
例えば、図1中”PI21”から入射した光信号は図1中”IR22”に示す部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図1中”PO22”に示す部分から出射される。すなわち、光信号は図2中”PT32”に示す分岐した光導波路に伝播することになる。
【0039】
この結果、電極に電流を供給して光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の一方にキャリア(電子、正孔)を注入して分岐した2つの光導波路のどちらか一方の屈折率を制御することにより、光信号の出射される位置を制御、言い換えれば、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。
【0040】
また、光信号のスイッチングに際しては常時どちらか一方の分岐した光導波路にキャリア(電子、正孔)を注入するので、スイッチングの頻度によっても発生する熱の変動は微小になり、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0041】
なお、図1等に示す実施例では、p型の電極13を共通の電極として、伝送経路選択用のn型の電極14及び電極15のどちらか一方に電流を供給しているが、勿論、電極13をn型とし、電極14及び電極15をp型としても構わない。
【0042】
また、図1等に示す実施例では、電極14,15及び13と接触する高キャリア濃度領域である、図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分はイオン注入によって形成されている旨記載されているが、不純物拡散で形成しても構わない。
【0043】
また、図1等に示す実施例では、半導体基板としてGaAs系やInP系を例示しているが、SiGe系の半導体基板であっても構わない。
【0044】
また、クラッド層17及び光導波路層18を低キャリア濃度にすることにより、図1中”IR21”及び”IR22”に示す部分の光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。また、クラッド層17及び光導波路層18はn型、若しくは、p型のどちらであっても構わない。
【0045】
また、共通の電極13をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を伝送経路選択用の電極14及び電極15に供給することにより、光スイッチのスイッチングを制御しても構わない。この場合には、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5及び請求項6の発明によれば、電極に電流を供給して光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の一方にキャリアを注入して屈折率を制御することにより、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。また、光信号のスイッチングに際しては常時どちらか一方の分岐した光導波路にキャリアを注入するので、スイッチングの頻度によっても発生する熱の変動は微小になり、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0047】
また、請求項7の発明によれば、クラッド層及び光導波路層を低キャリア濃度にすることにより、光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。
【0048】
また、請求項8の発明によれば、共通の電極をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を伝送経路選択用の2つの電極にそれぞれ供給することにより、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光スイッチの一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る光スイッチの一実施例を示す断面図である。
【図3】従来の光スイッチの一例を示す平面図である。
【図4】従来の光スイッチの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,16 基板
2,12 光導波路
3,4,10,13,14,15 電極
5 InP基板
6,18 光導波路層
7 InP層
8 InGaAsP層
9,19 酸化膜
17 クラッド層
本発明は、高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチに関し、特にスイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能な光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の通信ネットワークであるLAN(Local Area Network)やWAN(WideArea Networ)等では、通常電気信号をもって情報を伝送する通信方式となっている。
【0003】
光信号をもって情報を伝送する通信方法は大量のデータを伝送する基幹ネットワークやその他一部のネットワークで用いられているだけである。また、これらのネットワークは”point to point”の通信であり、”フォトニックネットワーク”と言える通信網までは発達していないのが現状である。
【0004】
このような”フォトニックネットワーク”を実現するためには、電気信号の送信先を切り換えるルータやスイッチングハブ等といった装置と同様の機能を有する”光ルータ”や”光スイッチングハブ”等が必要になる。
【0005】
また、このような装置では高速に伝送経路を切り換える光スイッチが必要になり、ニオブ酸リチウムやPLZT(Lead Lanthanum Zirconate Titanate)等の強誘電体を用いたものや、半導体に光路導波路を形成し半導体中にキャリアを注入して屈折率を変化させ光信号の伝送経路を切り換えるものが存在する。
【0006】
「K.Ishida, H.Nakamura, H.matsumura, T.Kadoi, H.Inoue:InGaAsP/InP optical switches using carrier induced refractive index change:Applied Physics Letters 50(3), 19 January 1987, p141−p142」には、後者の光スイッチの一例が記載されている。
【0007】
図3及び図4は上記文献に記載されている従来の光スイッチの一例を示す平面図及び断面図であり、図3において1は半導体の基板、2は”X字状”の光導波路、3は電極である。基板1上には”X字状”の光導波路2が形成され、”X字状”の光導波路2の交差部分には電極3が形成される。
【0008】
一方、図4は図3中”A−A’”における断面図であり、4及び10は電極、5はInP基板、6は光導波路層、7はクラッド層であるInP層、8はキャップ層であるInGaAsP層、9はSiO2 等の酸化膜である。
【0009】
InP基板5上であって図4中”DR11”及び”DR12”に示す部分にはp型不純物であるZnが拡散され、その後、InP基板5上には光導波路層6,InP層7及びInGaAsP層8が順次形成される。
【0010】
また、図4中”DR13”に示す部分にはp型不純物であるZnが拡散され、図4中”DR13”に示す拡散領域以外の部分には酸化膜9が形成され、酸化膜9及び図4中”DR13”に示す拡散領域上には電極10が形成され、InP基板5の裏面には電極4が形成される。また、図4中”IR11”は屈折率が変化する領域である。
【0011】
ここで、図2に示す従来例の動作を図3を参照しながら説明する。光スイッチが”OFF”の場合、電極3及び図示しない基板1裏面の電極(図4中の電極4に相当する。)には電流が供給されない。
【0012】
このため、”X字状”の光導波路2の交差部分の屈折率の変化は生じないため、例えば、図2中”PI01”から入射した光信号は交差部分を直進して図2中”PO01”に示す部分から出射される。
【0013】
一方、光スイッチが”ON”の場合、電極3及び図示しない基板1裏面の電極(図4中の電極4に相当する。)に電流が供給され前記交差部分にキャリア(電子、正孔)が注入される。
【0014】
このため、プラズマ効果によって”X字状”の光導波路2の交差部分にある電極3直下の屈折率が低くなるように変化するため、例えば、図2中”PI01”から入射した光信号は交差部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図2中”PO02”に示す部分から出射される。
【0015】
この結果、電極に電流を供給して”X字状”の光導波路2の交差部分にキャリア(電子、正孔)を注入して交差部分の屈折率を制御することにより、光信号の出射される位置を制御、言い換えれば、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図3及び図4に示す従来例では、光スイッチが”ON”の場合に、プラズマ効果を用いてキャリア(電子、正孔)を注入して交差部分の屈折率を制御しているが、この際、キャリア(電子、正孔)の注入に起因して発熱が生じる。
【0017】
このため、発生した熱によって交差部分周辺の屈折率全体が高くなってしまい、クロストーク(消光比)等の光スイッチの特性に影響が出てしまうと言った問題点があった。
【0018】
特に、光スイッチの”ON”と”OFF”とによって熱の発生が変化するため、言い換えれば、光スイッチが”OFF”の場合には、キャリア(電子、正孔)が注入されず発熱が生じないため、光スイッチのスイッチングの頻度によってクロストーク(消光比)等の光スイッチの特性が変動してしまうと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能な光スイッチを実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチにおいて、
半導体基板と、この半導体基板上に形成されたクラッド層と、このクラッド層上であって前記光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路が形成された光導波路層と、この光導波路層上に形成され前記光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路にキャリアを注入するための電極とを備え、前記分岐した2つの光導波路のどちらか一方にキャリアを注入して光導波路の屈折率を制御して前記光信号の伝播経路を切り換えることにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0020】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記電極が、
前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路に挟まれる部分に形成された共通の電極と、前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路の前記共通の電極の反対側にそれぞれ形成された第1及び第2の電極とから構成されたことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0021】
請求項3記載の発明は、
請求項2記載の発明である光スイッチにおいて、
前記共通の電極、前記第1及び第2の電極と前記光導波路層の接触部分に高キャリア濃度領域を形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0022】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の発明である光スイッチにおいて、
前記高キャリア濃度領域を、
イオン注入により形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0023】
請求項5記載の発明は、
請求項3記載の発明である光スイッチにおいて、
前記高キャリア濃度領域を、
不純物拡散により形成したことにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0024】
請求項6記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記半導体基板が、
GaAs系、InP系、若しくは、SiGe系の半導体基板であることにより、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0025】
請求項7記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記クラッド層及び前記光導波路層が、
低キャリア濃度であることにより、光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。
【0026】
請求項8記載の発明は、
請求項1記載の発明である光スイッチにおいて、
前記共通の電極をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を前記第1及び第2の電極にそれぞれ供給してスイッチング制御をすることにより、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る光スイッチの一実施例を示す平面図及び断面図である。
【0028】
図1において11は半導体の基板、12は”Y字状”、言い換えれば、光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路、13,14及び15は電極である。
【0029】
基板11上には”Y字状”の光導波路12が形成され、”Y字状”の光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路に挟まれる部分には共通のp型の電極13が形成され、光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の電極13の反対側には伝送経路選択用のn型の電極14及び電極15が形成される。
【0030】
一方、図2は図1中”B−B’”における断面図であり、13,14及び15は図1と同一符号を付してあり、16はGaAsやInP等の半導体の基板、17はGaAsやInGaAsP等で形成されたクラッド層、18は光導波路層、19はSiO2 等の酸化膜である。
【0031】
基板16上にはクラッド層17及び光導波路層18が順次形成され、図2中”IJ31”及び”IJ32”に示す部分にはSiイオンが注入され、図2中”IJ33”に示す部分にはZnイオンやMgイオンが注入される。
【0032】
図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分以外の光導波路層18の上には絶縁層19が形成され、絶縁層19が形成されなかった部分には、言い換えれば、図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分の上には電極14、電極15及び電極13がそれぞれ形成される。
【0033】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を参照しながら説明する。光スイッチが図1中”PI21”に示す部分から入射した光信号を図1中”PO21”に示す部分から出射させる場合、電極13及び電極15の間に電流が供給される。
【0034】
このため、光導波路12の分岐部分であって分岐した2つの光導波路の一方である、図1中”IR21”に示す部分にはキャリア(電子、正孔)が注入され、プラズマ効果によって、図1中”IR21”に示す部分の屈折率が低くなるように変化する。
【0035】
例えば、図1中”PI21”から入射した光信号は図1中”IR21”に示す部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図1中”PO21”に示す部分から出射される。すなわち、光信号は図2中”PT31”に示す分岐した光導波路に伝播することになる。
【0036】
一方、光スイッチが図1中”PI21”に示す部分から入射した光信号を図1中”PO22”に示す部分から出射させる場合、電極13及び電極14の間に電流が供給される。
【0037】
このため、光導波路12の分岐部分であって分岐した2つの光導波路の一方である、図1中”IR22”に示す部分にはキャリア(電子、正孔)が注入され、プラズマ効果によって、図1中”IR22”に示す部分の屈折率が低くなるように変化する。
【0038】
例えば、図1中”PI21”から入射した光信号は図1中”IR22”に示す部分に生じた低屈折率部分で全反射されて図1中”PO22”に示す部分から出射される。すなわち、光信号は図2中”PT32”に示す分岐した光導波路に伝播することになる。
【0039】
この結果、電極に電流を供給して光導波路12の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の一方にキャリア(電子、正孔)を注入して分岐した2つの光導波路のどちらか一方の屈折率を制御することにより、光信号の出射される位置を制御、言い換えれば、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。
【0040】
また、光信号のスイッチングに際しては常時どちらか一方の分岐した光導波路にキャリア(電子、正孔)を注入するので、スイッチングの頻度によっても発生する熱の変動は微小になり、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0041】
なお、図1等に示す実施例では、p型の電極13を共通の電極として、伝送経路選択用のn型の電極14及び電極15のどちらか一方に電流を供給しているが、勿論、電極13をn型とし、電極14及び電極15をp型としても構わない。
【0042】
また、図1等に示す実施例では、電極14,15及び13と接触する高キャリア濃度領域である、図2中”IJ31”、”IJ32”及び”IJ33”に示す部分はイオン注入によって形成されている旨記載されているが、不純物拡散で形成しても構わない。
【0043】
また、図1等に示す実施例では、半導体基板としてGaAs系やInP系を例示しているが、SiGe系の半導体基板であっても構わない。
【0044】
また、クラッド層17及び光導波路層18を低キャリア濃度にすることにより、図1中”IR21”及び”IR22”に示す部分の光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。また、クラッド層17及び光導波路層18はn型、若しくは、p型のどちらであっても構わない。
【0045】
また、共通の電極13をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を伝送経路選択用の電極14及び電極15に供給することにより、光スイッチのスイッチングを制御しても構わない。この場合には、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5及び請求項6の発明によれば、電極に電流を供給して光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路の一方にキャリアを注入して屈折率を制御することにより、光信号の伝播経路を切り換えることが可能になる。また、光信号のスイッチングに際しては常時どちらか一方の分岐した光導波路にキャリアを注入するので、スイッチングの頻度によっても発生する熱の変動は微小になり、スイッチングの頻度による特性への影響を低減することが可能になる。
【0047】
また、請求項7の発明によれば、クラッド層及び光導波路層を低キャリア濃度にすることにより、光導波路での屈折率変化を効率的に行わせることが可能になる。
【0048】
また、請求項8の発明によれば、共通の電極をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を伝送経路選択用の2つの電極にそれぞれ供給することにより、光スイッチのスイッチング制御を高速に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光スイッチの一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る光スイッチの一実施例を示す断面図である。
【図3】従来の光スイッチの一例を示す平面図である。
【図4】従来の光スイッチの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,16 基板
2,12 光導波路
3,4,10,13,14,15 電極
5 InP基板
6,18 光導波路層
7 InP層
8 InGaAsP層
9,19 酸化膜
17 クラッド層
Claims (8)
- 高速で光信号の伝送経路を切り換える光スイッチにおいて、半導体基板と、
この半導体基板上に形成されたクラッド層と、
このクラッド層上であって前記光信号が一方から入射され途中で2つに分岐して出射される光導波路が形成された光導波路層と、
この光導波路層上に形成され前記光導波路の分岐部分の近傍であって分岐した2つの光導波路にキャリアを注入するための電極とを備え、
前記分岐した2つの光導波路のどちらか一方にキャリアを注入して光導波路の屈折率を制御して前記光信号の伝播経路を切り換えることを特徴とする光スイッチ。 - 前記電極が、
前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路に挟まれる部分に形成された共通の電極と、
前記光導波路の分岐部分の近傍であって前記分岐した2つの光導波路の前記共通の電極の反対側にそれぞれ形成された第1及び第2の電極とから構成されたことを特徴とする
請求項1記載の光スイッチ。 - 前記共通の電極、前記第1及び第2の電極と前記光導波路層の接触部分に高キャリア濃度領域を形成したことを特徴とする
請求項2記載の光スイッチ。 - 前記高キャリア濃度領域を、
イオン注入により形成したことを特徴とする
請求項3記載の光スイッチ。 - 前記高キャリア濃度領域を、不純物拡散により形成したことを特徴とする
請求項3記載の光スイッチ。 - 前記半導体基板が、
GaAs系、InP系、若しくは、SiGe系の半導体基板であることを特徴とする
請求項1記載の光スイッチ。 - 前記クラッド層及び前記光導波路層が、
低キャリア濃度であることを特徴とする
請求項1記載の光スイッチ。 - 前記共通の電極をコモンと接続して差動増幅回路の2つの差動出力を前記第1及び第2の電極にそれぞれ供給してスイッチング制御をすることを特徴とする
請求項1記載の光スイッチ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-06-17 JP JP2002175533A patent/JP2004020909A/ja not_active Withdrawn
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