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JP2004005379A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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JP2004005379A JP2002364168A JP2002364168A JP2004005379A JP 2004005379 A JP2004005379 A JP 2004005379A JP 2002364168 A JP2002364168 A JP 2002364168A JP 2002364168 A JP2002364168 A JP 2002364168A JP 2004005379 A JP2004005379 A JP 2004005379A
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Abstract

【課題】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体に関し、文字等の変換対象を1又は2以上の変換候補に変換処理する情報処理において、その変換処理に時間情報を関係付けて変換結果の最適化を図り、以て変換効率を高めること。
【解決手段】辞書(履歴辞書6、時間辞書7、ユーザ登録辞書8、基本辞書9)、時間検出手段(変換手段3、時間辞書7)及び変換手段(3)等を備えている。辞書には変換対象に対応する1又は2以上の変換候補が時間情報に関係付けて格納され、時間検出手段は時間情報を出力し、変換手段は変換対象の変換候補等への変換に際し時間情報を参照する。この結果、最適な変換処理、変換処理の迅速化を図っている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された文字等を含む文字列の変換候補を提示する文字入力処理装置、携帯電話機等に好適な情報処理に関し、文字、記号又はそれらの要素、又はこれらの組合せを変換対象として文字列の予測変換をするとともに、時間情報を関係付けた変換処理を可能にした情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の情報処理端末では、複数の文字や記号等が割り当てられたキーを用いて変換に必要な文字等の入力により、所望の文字列を実現する方法が取られている。例えば、携帯電話機等において、電子メールの本文等を入力する場合、キーで1文字を入力して変換キーを押下すると、以前に入力されて保存されている当該1文字を先頭に含む文字列(漢字かな混じり文)を辞書から取り出して順に表示し、所望の文字列が表示されたときに確定キーを押下することで、少ないキー入力で所望の文字列を迅速に入力することが行われている。
【0003】
この種の情報処理技術には例えば、特許文献1〜12が存在している。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−71316号公報
【0005】
【特許文献2】
特開昭63−768号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平11−338858号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平9−114817号公報
【0008】
【特許文献5】
特表2000−508093号公報
【0009】
【特許文献6】
USP5,818,437
【0010】
【特許文献7】
USP6,011,554
【0011】
【特許文献8】
USP6,307,549
【0012】
【特許文献9】
USP5,109,352
【0013】
【特許文献10】
特開平2−135519号公報
【0014】
【特許文献11】
USP5,187,480
【0015】
【特許文献12】
特表平4−502223号公報
【0016】
特許文献1では、入力された単語とタイマの時刻情報とから文章を合成し、その結果をCRTに表示することが開示されている。また、特許文献2では、入力された文節の意味を解釈により次に入力される文節を予測して提示することが開示されている。特許文献3では、入力された文字列から日本語と英語等の他の言語の文字列を同時に予測し、その予測候補を提示することが開示されている。特許文献4では、入力された文字列に後続可能な文字列を1単語以上予測、表示し、その選択作業の軽減化を図ることが開示されている。特許文献5、特許文献6、特許文献7及び特許文献8には、ワードレベルの曖昧さ除去を使用してキーストロークの曖昧さを解決する減少型キーボードについて開示され、特許文献6、7及び8は、特許文献5に開示された発明の米国対応出願である。また、特許文献9及び10には、表意文字の集合体をコード化するシステムについて開示され、特許文献10は特許文献9の日本対応出願である。また、特許文献11及び12には、キーボードを用いて漢字等の各種記号を効率的に形成する記号形成装置について開示され、特許文献12は特許文献11の日本対応出願である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の入力文字を文字列等に予測変換する場合、従来では、その変換に過去に入力した履歴を参照しており、直前に使用した文字列又は使用頻度の高いものに優先的に変換され、そのため、入力変換処理がユーザによってはかえって使い難い場合もあった。
【0018】
頻繁に用いられる言葉には挨拶等があるが、例えば、「おはよう」「おやすみ」等は時間に対応して用いられるので、入力履歴のみを参照して変換した場合には、変換時の時間と言葉にずれを生じ、時間によってはキー操作が増加し、文字変換効率を低下させることになる。
【0019】
このような文字変換において、特許文献1では入力された単語とタイマの時刻情報とから文章を合成しているにすぎないし、特許文献2〜4では、入力文字列から他の文字列を予測しているにすぎないし、特許文献5〜8では、ワードレベルの曖昧さ除去を使用してキーストロークの曖昧さを解決する減少型キーボードについて開示しているにすぎないし、また、特許文献9〜12では、文字を含む記号形成に関する技術にすぎないから、このような特許文献1〜12に開示された技術を用いたとしても、変換時の時間によって生じる言葉のずれによる文字変換効率の改善はできない。
【0020】
そこで、本発明は、文字等の変換対象を1又は2以上の変換候補に変換処理する情報処理に関し、その変換処理に時間情報を関係付けて変換結果の最適化を図り、以て変換効率を高めることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
係る課題を解決した本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の構成は以下の通りである。
【0022】
本発明の情報処理装置は、辞書(履歴辞書6、時間辞書7、ユーザ登録辞書8、基本辞書9)、時間検出手段(時間辞書7)及び変換手段(3)を備えている。辞書は、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納している。ここで、変換対象において、「文字」とは、言語であって、日本語の漢字、ひらがな、かたかな、ローマ字、韓国語、中国語、英語のアルファベット等が含まれる。「記号」には、文字以外の符号等が含まれる。「文字又は記号の要素」とは、文字や記号の部分であり、例えば、漢字であれば偏やつくり、アルファベットの「A」であれば、「∧」等である。また、「これらの2以上の組合せ」とは、文字、記号、文字又は記号の要素から選択された2以上の組合せであり、文字列、記号列、文字及び記号、文字又は記号の要素の組合せ等の複合体を指す。また、変換対象は、1又は2以上の変換候補に関係付けられており、変換候補を導き出すための契機となる情報である。そして、時間情報との関係付けとは、時間的要素を含む変換候補、例えば、挨拶を表す変換候補「おはよう」には朝を表す時間情報が関係付けられている。
【0023】
時間検出手段は、例えば、時計で構成され、検出した時刻を表す時間情報を出力する。この場合、外部から入力される時刻により、時間情報を出力するようにしてもよい。
【0024】
また、変換手段は、変換対象を受けるとともに、辞書の参照により変換対象を1又は2以上の変換候補に時間情報に関係付けて変換する処理を行う。この変換手段の処理において、変換対象を認識したとき、辞書から1又は2以上の変換候補を読み出し、又は、変換対象を認識するとともに、その変換指示を認識して同様の処理を行うことを含んでいる。そこで、辞書には、時間情報に関係付けられた変換候補が格納されているので、変換対象を認識したとき、その変換時の時間情報を参照し、1又は2以上の変換候補を辞書から読み出すことができる。この場合、時間情報には、時間検出手段が変換手段に対して出力する時間情報の他、ユーザが入力する時間情報を用いてもよい。また、この場合、変換候補と時間情報との関係を重視しているが、変換対象を変換候補に変換する処理において、時間情報に関係付けられていない変換候補以外の読み出しを禁止する主旨に解釈してはならない。
【0025】
従って、このような情報処理装置によれば、辞書、時間検出手段及び変換手段を備えて、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せの何れかを変換対象とし、係る変換対象を受け、時間検出手段からの時間情報を参照し、1又は2以上の変換候補が得られる。この変換候補からユーザは任意の変換候補を選択し、所望の変換結果を得ることができ、例えば、変換時に則した変換結果として挨拶文等、ユーザが期待ないし予測する最適な変換結果を出力させることができ、変換処理の迅速化とともに変換操作の簡略化を図ることができる。
【0026】
本発明の情報処理装置において、前記変換手段は、前記変換対象の変換時の時間情報を用いて前記変換候補の順序を変更する順序変更手段を備えたことを特徴とする。即ち、変換候補の順序の変更は、変換候補に時間情報を基礎として優先順位を付けることである。日常、時間帯で交わされる挨拶が異なる。時間帯が朝であれば「おはよう」、夕方であれば「おつかれ」、夜であれば「おやすみ」が用いられる。そこで、変換対象を例えば、「お」とし、その変換候補を例えば、「おつかれ」、「おはよう」、「おやすみ」とすれば、これに時間情報を関係付けると、朝であれば、「おはよう」を最優先候補、夕方であれば「おつかれ」を最優先候補、夜であれば「おやすみ」を最優先候補となるように、変換候補を時間情報で変更することができる。このような変換処理によれば、入力履歴のみを参照した予測変換に比較し、変換時と言葉、即ち、挨拶とにずれがなく、変換結果の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。このような変換処理は、言語の種別を問わない。
【0027】
本発明の情報処理装置において、前記変換手段は、時間情報に関係付けられた前記変換候補と前記時間情報との関係を更正する時間更正手段(時間帯更正手段30)を備えたことを特徴とする。生活時間帯は人によって異なり、挨拶の形態もその生活時間帯によって変化すれば、利便性が高められる。例えば、夜に「おはよう」、朝に「おやすみ」というパターンも予想される。そこで、この情報処理装置においては、変換時に選択された変換候補から判定される生活時間帯に応じて時間情報と変換候補との関係を更正すれば、その生活時間帯に対応して優先候補を取り出すことができ、ユーザの予測ないし期待に則した最適な変換結果を得ることができる。係る処理をすれば、生活時間帯に対応して変換時と変換結果、即ち、挨拶等を表す言葉とにずれがなく、変換結果の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。
【0028】
本発明の情報処理方法は、変換対象を認識するステップ、時間情報を認識するステップ、変換処理のステップを含んでいる。
(1)  変換対象を認識するステップでは、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する処理を行う。
(2)  時間情報を認識するステップでは、情報処理装置において、変換時を表す時間情報の認識、入力される任意の時刻ないし時間を表す時間情報を認識する処理を行う。
(3)  変換処理のステップでは、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する処理を行う。
【0029】
係る情報処理方法によれば、変換対象に対応した変換候補を時間情報と関係付けて取り出すことができるとともに、時間情報に則した変換結果を得ることができるので、変換の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。
【0030】
また、本発明の情報処理方法は、変換対象を認識するステップ、時間情報を認識するステップ、変換処理のステップを含んでいるが、変換処理において、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する処理を行う。
【0031】
係る情報処理方法によれば、変換時を表す時間情報に対応して変換候補の順序を変更するので、ユーザが期待する優先順位に変更することができ、入力履歴のみを参照した予測変換に比較し、変換結果を最適化するとともに、変換効率を向上させることができる。
【0032】
本発明の情報処理方法は、変換対象を認識するステップ、時間情報を認識するステップ、変換処理のステップを含んでいるが、変換処理において、前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する処理を行う。即ち、生活時間帯は人によって異なり、挨拶の形態もその生活時間帯によって変化すれば、利便性が高められる。そこで、変換時に選択された変換候補から判定される生活時間帯に応じて時間情報と変換候補との関係を更正すれば、ユーザの予測ないし期待に則した最適な変換結果を得ることができる。係る処理をすれば、挨拶等を表す言葉とにずれがなく、変換結果の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。
【0033】
本発明の情報処理プログラムは、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、時間情報を認識する機能と、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能とを備え、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする。即ち、この情報処理プログラムは、上記情報処理方法を情報処理装置に実現させるプログラムである。係る情報処理プログラムによれば、変換対象に対応した変換候補を時間情報と関係付けて取り出すことができるとともに、時間情報に則した変換結果を得ることができ、変換の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。
【0034】
本発明の情報処理プログラムにおいて、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する機能を含み、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする。即ち、この情報処理プログラムは、変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する処理を情報処理装置に実現させるプログラムである。係る情報処理プログラムによれば、変換対象に対応した変換候補を時間情報と関係付けて取り出すことができるとともに、変換候補の順序を時間情報に応じて変更することができるので、変換結果の最適化とともに、変換効率を向上させることができる。
【0035】
本発明の情報処理プログラムにおいて、前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する機能を含み、係る機能を前記情報処理装置に実現させることを特徴とする。即ち、この情報処理プログラムでは、情報処理装置に前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する処理を実現させるプログラムである。係る情報処理プログラムによれば、ユーザの生活時間帯等の時間情報に則した変換候補や変換結果を取り出すことができ、変換処理の迅速化、利便性の向上を図ることができる。
【0036】
また、本発明の記録媒体は、情報処理装置に実現させる前記情報処理プログラムを格納したものである。即ち、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、時間情報を認識する機能と、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能とを備えたものである。
【0037】
従って、係る記録媒体によれば、情報処理装置を通じて変換対象に対応した変換候補を時間情報に関係付けて取り出すことができ、時間情報に則した変換結果を得ることができ、変換処理の最適化とともに、変換効率の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第1の実施の形態としての処理システムを示している。
【0039】
この処理システムにはコンピュータ等で構成される処理装置1が備えられている。この処理装置1は、入力文字を他の文字列に変換する処理をする情報処理装置であって、処理プログラムに従い文字変換処理等の各種処理の実行、例えば、文字等の変換対象の1又は2以上の変換候補への変換等の情報処理を実行する。ここで、変換対象は、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せの何れでもよく、日本語、英語、中国語、韓国語等、何れの言語であってもよい。また、1又は2以上の変換候補とは、任意の言語において、変換対象及び時間情報に関係付けられた言語等の1又は2以上の文字列である。また、時間情報とは、時刻又は時間帯等の時間を表す情報である。そこで、変換対象を変換候補に変換し、変換結果を得る変換処理を実現する手段として、処理装置1は、入力手段2、変換手段3、表示手段4、登録手段5、バッファメモリBM等を備えている。これらの構成は、処理装置1を構成するコンピュータによって実現され、入力手段2、変換手段3、表示手段4及び登録手段5等は情報処理手段としてのCPU(Central Processing Unit )、記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成され、また、記憶手段としては内部記憶手段、外部記憶手段の何れでもよく、入力処理、変換処理及び確定処理等の各種の情報処理を処理装置1に実現させる記録媒体としてCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、FD(Floppy Disc )等の磁気ディスク、光ディスク等を用いることができる。また、この処理システムには、辞書データベースとして履歴辞書6、時間辞書7、ユーザ登録辞書8、基本辞書9が備えられ、また、入出力処理手段として、表示装置10及び入力装置11等が備えられている。時間辞書7は、処理装置1が備える時計等の計時手段とともに、時間検出手段を構成している。
【0040】
この処理装置1において、入力手段2は、入力装置11から入力された文字を取り込み、表示装置10の表示領域14(図2)、即ち、入力フィールド14への情報入力等を行う処理手段である。変換手段3は、入力された文字について、履歴辞書6、時間辞書7、ユーザ登録辞書8又は基本辞書9を検索して入力文字を変換候補又は変換結果としての他の文字列に変換する処理を行う処理手段である。また、表示手段4は、変換手段3で得られた変換候補や変換結果を表す文字列やカーソル等を表示装置10の表示領域14(図2)に表示する処理手段である。ここで、変換候補は、変換結果を得るための処理途上における変換情報を表しており、変換結果の一態様であって、このように変換候補を定義すると、変換結果は、変換候補からユーザの選択又は情報処理によって選択された変換候補の1又は2以上を示すことになる。また、登録手段5は、履歴辞書6、時間辞書7又はユーザ登録辞書8に文字や文字列を登録する処理手段である。
【0041】
履歴辞書6は、従前に用いられた情報を格納する記憶手段であって、処理装置1における入力、変換及び登録処理に伴う各種の情報を登録し、例えば、表示領域14(図2)に入力及び展開され、変換候補等への変換処理の後、確定キーを押下して確定した文字列(例えば、かな、かな漢字文字列)が登録される。時間辞書7は、文字に対応付けて変換候補や時間情報を格納する記憶手段であって、処理装置1の情報処理に必要な時間情報を出力する。この場合、時間情報は、時刻又は時間帯を表す。
【0042】
ユーザ登録辞書8は、ユーザが文字に対応付けて変換候補や変換結果を登録する手段であって、処理装置1における入力、変換及び登録処理に伴う各種の情報として、変換対象に対応した変換候補や変換結果を登録する。基本辞書9は、予め入力文字に対応付けられた変換候補や変換結果を登録したものである。また、表示装置10は、液晶ディスプレイ等の情報提示手段であって、入力された文字、変換結果等を表示するものであり、入力装置11はキーボード等で構成され、変換対象である文字や記号を入力するものである。
【0043】
そして、この処理システムは例えば、携帯電話機に適用され、例えば、図2に示すように、この携帯電話機は折り畳み式電話機であって、電話機本体12にヒンジ部13を介して折り畳み可能に表示装置10が設けられ、表示装置10には表示領域であるとともに文字の入力域である入力フィールド14が形成されている。電話機本体12側には入力装置11として複数行、複数列に配設された複数の文字キー15、変換キー16、確定キー17等が設けられている。文字キー15には、例えば、日本語対応キーではひらがな「あ」ないし「ん」、数字、アルファベット、韓国語対応キーでは子音、母音、パッチム等が割り付けられている。英語対応キーや中国語対応キーではアルファベットや数字等が割り付けられている。入力フィールド14には、入力文字18、カーソル19、変換結果やその候補等が表示される。
【0044】
以上の構成とすれば、変換手段3の変換処理において、文字の入力時に当該入力時刻を元に時間辞書7等の辞書を検索し、入力文字を含む変換候補が当該時刻を表す時間情報を起点にして順に取り出され、その変換候補が表示手段4に取り出し順に表示される。この場合、変換手段3では、変換対象の入力、かな漢字変換、確定キー17の押下による文字列の確定等の処理が行われ、変換対象又は変換候補が選択される。
【0045】
そして、登録手段5は、文字列の先頭の文字に対応付けて変換候補ないし変換結果をユーザ登録辞書8、その変換時の時刻を表す時間情報を時間辞書7に登録し、各情報を保存する。即ち、変換対象及び時間情報に関係付けられた変換候補ないし変換結果が記録され、履歴辞書6には履歴情報が格納される。
【0046】
変換候補を関係付ける時間情報としての時刻は、例えば、朝、昼、夜、深夜の時間帯に区分し、この時間区分又は区分の時間幅は設計者等が変更可能とする。また、その区分形態としては、1時間おきの1日24区分としてもよいし、昼、夜の2区分にしてもよい。
【0047】
従って、変換対象である入力文字18に対応付けられた1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて時間辞書7、ユーザ登録辞書8に格納することにより、入力文字18と時間情報を参照し、入力文字18に対応する変換候補ないし変換結果としての文字列を時間情報に則して表示することができる。従って、ユーザが予測する変換候補が得られ、変換結果の最適化とともに、変換効率をより高めることができる。
【0048】
この第1の実施の形態では、本発明に係る情報処理装置が処理装置1、各種辞書6〜9、表示装置10及び入力装置11からなる処理システムとして構成されており、係る処理システムにおいて、本発明に係る情報処理方法、情報処理プログラムが実現される。即ち、この処理システムに実現される情報処理方法は、例えば、(1) 変換対象を認識するステップ、(2) 時間情報を認識するステップ、(3) 変換処理のステップを含んでいる。
【0049】
具体的には、変換対象を認識するステップでは、文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する処理が行われる。また、時間情報を認識するステップでは、情報処理装置において、変換時を表す時間情報の認識、入力される任意の時刻ないし時間を表す時間情報を認識する処理が行われる。そして、変換処理のステップでは、変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて変換する処理が行われる。そして、これらのステップないし処理を実現するための手段又は機能を備えた記録媒体を構成することができる。
【0050】
このような処理、手段又は機能を例えば、図3に示すフローチャートを参照して説明する。図3に示すフローチャートは、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第1の実施の形態に係る処理動作を示している。
【0051】
このフローチャートにおいて、変換処理の開始に先立って、ステップS1では入力フィールド(表示領域)14を表示する。即ち、例えば、図2に示す携帯電話機では、表示装置10の画面上に入力フィールド14を表示させる。この表示の後、ステップS2では変換対象を指定するために文字キー15等を用いてキー入力を行う。この場合、ステップS1で表示された入力フィールド14にカーソル19を移動させて位置付けを行い、この位置付けの後、文字キー15を押下して文字入力を行う。この文字入力として例えば「あ」を入力する。
【0052】
この実施の形態では、変換対象である文字入力の後、変換指示を行う。この変換指示は、ステップS3で実行され、ステップS3では、変換キー16が押下されたか否かを判別する。この判別処理が変換指示となる。入力フィールド14に例えば、文字「あ」の表示状態を条件に、変換キー16が押下されたか否かを判別し、変換キー16が押下された場合(YES)には、ステップS4に移行する。押下されなかった場合(NO)には、変換指示がないため、ステップS2に戻り、入力フィールド14に新たな文字入力の操作を繰り返すことができる。
【0053】
また、この実施の形態では、文字入力数によって時間情報を参照するか否かを判別している。即ち、ステップS4では、入力文字数が1文字か否かを判別し、変換キー16が押下されたとき、入力フィールド14の入力文字数が1文字か否かを判別する。この判別結果から、入力文字数が1文字の場合には時間情報を参照して辞書検索、入力文字数が2文字以上の場合には時間情報を参照することなく、通常の辞書検索を行う。そこで、入力文字数が1文字の場合(YES)にはステップS5に移行し、入力文字数が1文字でない場合(NO)にはステップS10に移行することになる。
【0054】
ステップS5では、変換時の時刻に対応する時間情報を参照し、変換候補を取り出す。この処理は、ステップS6に示すように、
a 履歴辞書6
b 時間辞書7の朝、昼、夜、深夜の中、文字入力した時間帯を起点にした順
c ユーザ登録辞書8
d 基本辞書9
の順に変換候補を取り出し、先頭から変換候補を生成する。ステップS7では、生成された複数の変換候補が表示装置10に表示され、ユーザはその内容を視覚により認識することができる。
【0055】
ステップS8では、複数の変換候補から所望のものを選択し、変換候補を変換結果として確定させることができる。この場合、ユーザは表示装置10に表示されている変換候補中の何れかの1つにカーソル19を移動させて選択した後、確定キー17を押下すると、その変換候補が確定し、入力フィールド14に設定される。この場合、カーソル19を移動させても、確定キー17を押下しなければ、選択された変換候補を確定させることはなく、再度カーソル19を移動させ、他の変換候補を選択することが可能である。
【0056】
そして、変換候補を確定した後、ステップS9では、入力処理を継続するか否かを判別する。この判別は、例えば、再度、確定キー17を操作したか否か等により判別することができる。そこで、変換候補が確定すると、他の入力が行われない場合、即ち、入力を続ける場合(YES)には、ステップS1に移行し、ステップS1からステップS9までの入力及び変換処理が繰り返される。例えば、再び確定キー17を操作すれば、操作が完了して入力の継続が停止(NO)し、この変換処理を終了する。
【0057】
ところで、ステップS10では、入力フィールド14に2文字以上が入力された状態の処理を示しており、この場合、変換キー16が押下されると、ステップS11に移行し、通常の変換処理として、ユーザ登録辞書8、基本辞書9の順に該当する変換候補の読み出しが行われ、その変換候補はステップS7に移行して表示される。1又は2以上の変換候補は、ステップS8で確定キー17の押下によって確定させることができ、変換結果として表示装置10に表示される。
【0058】
この通常の変換処理においても、ステップS9では、入力処理を継続するか否かを判別し、この判別は、例えば、再度、確定キー17を操作したか否か等により判別することができる。そこで、変換候補が確定すると、他の入力が行われない場合、即ち、入力を続ける場合(YES)には、ステップS1に移行し、ステップS1からステップS9までの入力及び変換処理が繰り返される。例えば、再び確定キー17を操作すれば、操作が完了して入力の継続が停止(NO)し、この変換処理を終了することになる。
【0059】
このように、ユーザが入力フィールド14に1文字を入力した状態で変換キー16を押下した場合(ステップS4のYESの場合)、履歴辞書6から変換候補を抽出、時間辞書7から入力時刻に対応する時間帯を表す時間情報を契機として順に変換候補を抽出、ユーザ登録辞書8から変換候補を抽出、更に、基本辞書9から変換候補を抽出し、これらの順に変換候補を表示し(例えば、図6)、その中からユーザが選択し、又は順に表示させてその中から選択し、確定キー17を押下して入力フィールド14に設定する。従って、文字を入力している時刻を表す時間情報を契機として最適な変換候補を表示でき、その時間情報に対応した最適な変換候補が優先的に表示されるので、変換効率を高めることができる。
【0060】
以上の変換処理における表示例を例えば、図4に示す。図4は、表示装置10の画面表示例を示し、図4の(a)は変換対象として入力文字18である「あ」の画面表示を示している。入力文字「あ」の次に表示されたカーソル19は、次の入力位置を示している。
【0061】
この表示状態で変換キー16を押下すると、1回目の変換キー16の押下により、例えば、図4の(b)に示すように、最先変換候補20である文字列「雨が」が表示される。即ち、この文字列の表示は、図4の(a)で入力された文字「あ」を先頭に含む変換候補中の最先変換候補20である文字列「雨が」(即ち、図3のステップS5)が表示されている。
【0062】
この表示状態で2回目の変換キー16が押下されると、例えば、図4の(c)に示すように、最先変換候補20である文字列「雨が」を先頭に全変換候補21が表示される。表示された全変換候補21は、図4の(a)で入力された文字「あ」を先頭に含む文字列(図3のステップS7)である。この全変換候補21は次の通りである。
【0063】
雨が
朝は
朝日
遊ぶ
朝帰り
朝寝坊
・・・
【0064】
以上のように、図3に示すフローチャートのステップS7で得られる変換候補、即ち、最先変換候補20又は全変換候補21を画面上に表示すると、時間情報に則した順に最先変換候補20又は全変換候補21が表示されることになる。
【0065】
また、この実施の形態に係る処理装置1の変換手段3は変換対象の変換時の時間情報により変換候補の順序を変更する順序変更手段を構成している。そこで、係る構成により時間情報に応じた変換候補の順を変更する変換処理を、例えば、図5に示すフローチャートを参照して説明する。図5に示すフローチャートは、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の処理動作を示している。
【0066】
ステップS21では、文字キー15により変換対象の文字入力として例えば、”あ”を入力する。この場合、入力フィールド14の所望の位置にカーソル19を移動させ、文字キー15の押下により、そのカーソル19の位置に文字入力”あ”を入力すると、入力された文字”あ”が表示される。
【0067】
入力フィールド14に”あ”が入力されて表示された状態で、ステップS22で変換キー16が押下されると、ステップS23に移行する。ステップS23では、履歴辞書6に変換候補が存在するか否かを判別する。即ち、ステップS22で変換キー16が押下されると、履歴辞書6を検索して、”あ”に対応付けられた登録{又は”あ”を先頭に持つ文字列(ひらがな文、かな漢字混じり文)}が存在するか否かを検索する。その登録がある場合(YES)には、ステップS24に移行し、履歴辞書6から候補順に取り出して先頭から処理装置1のバッファメモリBMに格納し、ステップS25に移行する。また、その登録が履歴辞書6にない場合(NO)には、ステップS23からステップS25に移行する。
【0068】
ステップS25では、時間辞書7に変換候補があるか否かを判別する。即ち、時間辞書7を検索し、入力文字”あ”に対応付けられた登録{又は”あ”を先頭に持つ文字列(ひらがな文、かな漢字混じり文)}があるか否かを検索し、登録がある場合(YES)には、ステップS26に移行し、時間辞書7からその登録を候補順に取り出してバッファメモリBMに格納し、ステップS27に移行する。また、その登録が時間辞書7にない場合(NO)には、ステップS25からステップS27に移行する。
【0069】
ステップS27では、ユーザ登録辞書8に変換候補があるか否かを判別する。即ち、ユーザ登録辞書8を検索して、入力文字”あ”に対応付けられた登録{又は”あ”を先頭に持つ文字列(ひらがな文、かな漢字混じり文)}が存在するか否かを検索する。その登録がある場合(YES)には、ステップS28に移行し、その登録を取り出して候補順にバッファメモリBMに格納し、ステップS29に移行する。また、その登録がユーザ登録辞書8にない場合(NO)には、ステップS27からステップS29に移行する。
【0070】
ステップS29では、基本辞書9に変換候補があるか否かを判別する。即ち、基本辞書9を検索して、入力文字”あ”に対応付けられた登録{又は”あ”を先頭に持つ文字列(ひらがな文、かな漢字混じり文)}があるか否かを判別する。その登録がある場合(YES)には、ステップS30に移行し、その登録を候補順に取り出してバッファメモリBMに格納し、ステップS31に移行する。また、その登録が基本辞書9にない場合(NO)には、ステップS29からステップS31に移行する。
【0071】
ステップS31では、格納したバッファメモリBMの先頭から表示領域分を取り出す。この場合、重複したものは除かれる。
【0072】
そして、ステップS32では、ステップS24、S26、S28、S30でバッファメモリBMに先頭から優先順に格納された変換候補について、ステップS31で表示領域分だけ先頭から取り出された変換候補又は変換結果を例えば、図6に示す表示文字列で表示する。
【0073】
以上によって、1文字として例えば「あ」を入力して変換キー16を押下すると、履歴辞書6、時間辞書7の現入力時刻に対応する時間帯を起点にした順、ユーザ登録辞書8、基本辞書9の優先順に当該「あ」を先頭に持つ変換候補を例えば、図6に示すように表示する(この場合、「あ」の入力時刻は17:00である)。これにより、現入力に係る時刻に対応する時間帯を優先にした変換候補が最先変換候補20として表示され、最適な変換候補が得られるとともに、より変換効率を高めることができる。
【0074】
なお、この実施の形態では、時間辞書7のみを入力文字18に対応付けて時間帯を登録しておき、時間辞書7の検索時に現入力した時刻に対応する時間帯を起点に優先順に変換候補を表示したが、同様に、履歴辞書6についても使用した時点(確定キー17を押下して選択して使用した時点)に対応する時間帯を使用した文字列の先頭文字に対応付けて登録しておき、検索時に現入力時刻に対応する時間帯を起点に優先順に変換候補又は変換結果を表示するようにしてもよい。
【0075】
変換候補の表示例について、例えば、図6を参照して説明する。図6は、表示文字列と使用辞書との関係を示す図である。この図6において、左側に示した表示文字列は変換候補を表し、右側に示した使用する辞書は表示文字列を検索して取り出した辞書{履歴辞書6、時間辞書7の時間帯(朝、昼、夜、深夜)、ユーザ登録辞書8、基本辞書9}を表す。なお、時間辞書7は、入力された時刻に対応する時間帯を起点に循環する優先順に取り出して上方向から下方向に向けて下記及び図6に示すように表示する。左側に示した表示文字列である変換候補は、上方から下方に向かって最優先候補から下位候補を表している。ここでは、入力文字「あ」について、その変換候補は次の通りである。
【0076】
表示文字列   使用する辞書
雨が      履歴辞書6:直近かつ使用
朝は      同上
朝日      時間辞書7:夜(「あ」の入力時刻が17:00とする)
遊ぶ      同上   :夜
朝帰り     同上   :深夜
会いたい    同上   :朝
朝寝坊     同上   :朝
朝ごはん    同上   :朝
暖かい     同上   :昼
後でね     同上   :昼
愛鷹(あしたか)ユーザ登録辞書8
亜       基本辞書9
阿       同上
ア       同上
あ       同上
・・・
【0077】
このように、履歴辞書6、時間辞書7の時間帯(朝、昼、夜、深夜の起点からの順)、ユーザ登録辞書8、基本辞書9の順に変換候補を取り出して図示の入力文字列のように表示し、現在の入力時刻に対応する時間帯に対応して変換候補順に表示しているので、その選択を容易化することができ、変換効率をより高めることができる。
【0078】
この実施の形態において、履歴辞書6は、例えば、図7に示すように構成される。図7は、履歴辞書6の登録内容を示している。この履歴辞書6は、過去に入力フィールド14に表示して確定キー17を押下して入力した文字列(かな漢字混じり文)を変換結果とし、その変換結果の先頭のかな(例えば「あ」)に対応付けて登録したものであって、最新のものを先頭に登録した辞書である。この履歴辞書6には、既述したように、図示の入力文字18に対応付けて変換候補とともに時間帯等の時間情報を登録してもよく、係る形態とすれば、変換対象である入力文字18の入力時刻に対応する時間帯を起点にして(例えば、入力時の時刻が午前8時であれば、朝、昼、夜、深夜の順)該当する変換候補を順に取り出すことができる。
【0079】
従って、このような履歴辞書6を用いれば、直近に用いた変換候補や変換結果を優先的に表示することができ、更に、時間帯を表す時間情報を登録した場合には、入力時の時刻に対応する時間帯等の時間情報を契機として変換候補や変換結果を時間帯順に表示させることができる。
【0080】
また、この実施の形態において、時間辞書7は、例えば、図8の(a)に示すように構成される。この時間辞書7には、入力文字18に対応して変換候補が登録されているとともに、変換候補に対応する時間情報としての時間帯が登録されている。時間帯は、例えば、図8の(b)に示す形態である。そこで、時間帯と変換候補との関係は、変換候補が持つ語義やその用途等、変換候補に関する時間的な関わりから時間帯が設定される。なお、変換候補に登録する時間帯はユーザにおいて任意に且つ自由に設定することができる。この実施の形態では、その一例として下記のように登録されている。
【0081】
入力文字 変換候補 時間帯
あ    明日   夜
あ    遊ぶ   夜
あ    朝帰り  深夜
あ    朝寝坊  朝
あ    後でね  昼
・・・
【0082】
そして、時間帯は一定の時間範囲を表しており、この実施の形態では、例えば、図8の(b)に示すように定義されている。即ち、各時間帯と時刻との関係は次の通りである。
【0083】
時間帯  時刻
朝     5:00〜10:59
昼    11:00〜16:59
夜    17:00〜22:59
深夜   23:00〜 4:59
【0084】
このように、時間辞書7には入力文字18に対応して変換候補及び時間帯が登録されており、変換対象としての入力文字18とともに、入力文字18の入力時刻が含まれる時間帯に応じて変換候補が読み出され、その変換候補は対応する時間帯を起点に順に表示される。この結果、入力文字18が共通化した複数の変換候補について、時間情報を契機とするので、その時刻に対応した変換候補ないし変換結果が得られ、変換処理の最適化とともに、変換効率を高めることができる。
【0085】
また、この実施の形態において、ユーザ登録辞書8は、例えば、図9に示すように構成される。ユーザ登録辞書8は、ユーザが変換対象としての入力文字18及び変換候補を登録可能な辞書であって、他の辞書と同様の形態で入力文字18に対応して所望の変換候補ないし変換結果を登録することができる。その登録例は次の通りである。
【0086】
入力文字  読み     変換候補
あ     あしたか   愛鷹
【0087】
このようなユーザ登録辞書8を設定したので、ユーザが入力文字18に対応付けて個別にユーザが頻繁に使用する地名や氏名等の固有の用語を登録することができ、係るユーザ登録辞書8を用いることにより、入力文字18に対応する変換候補や変換結果を簡易且つ迅速に表示でき、変換効率を高めることができる。
【0088】
また、この実施の形態において、基本辞書9は、例えば、図10に示すように構成される。履歴辞書6、時間辞書7及びユーザ登録辞書8がユーザの使用によって登録語が増加する応用的辞書であるのに対し、基本辞書9はこれらの辞書に用いられる基本的な文字、記号等を登録する基礎的辞書であって、登録されている情報を詳細に述べれば、変換対象としての文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せ、1又は2以上の変換候補が格納されている。これらの登録形態は、変換対象である入力文字に対応付けて変換候補ないし変換結果が登録されている。
【0089】
そこで、この実施の形態に係る情報処理について、辞書登録処理を図11に示すフローチャート及び表示例を参照して説明する。図11は、辞書登録処理及び表示例を示すフローチャートである。図11において、表示例は、表示装置10の入力フィールド14における表示であって、入力操作による表示の推移を示している。
【0090】
この辞書登録処理では、文章入力処理と平行して行うことが可能である。そこで、動作を開始させ、ステップS41で所望の文章を入力する。この文章入力は、ユーザが入力装置11の文字キー15を操作して表示装置10の入力フィールド14に文章を入力し、例えば、フローチャートの右側に記載した文章を入力する。この場合の変換対象である入力文章は、ステップS421に示すように、
「けいかくをやめました」
である。
【0091】
ステップS42では、入力文字の一部を選択して変換する。例えば、ステップS422に示すように、表示中の「けいかくを」を選択し、変換キー16を押下すれば、ステップS423に示すように、選択状態にある「けいかくを」が「計画を」に変換され、その変換結果が次のように表示される。
【0092】
「計画をやめました」
ステップS43では、変換結果を確定させる。即ち、ステップS42で一部を変換した状態で確定キー17を押下すると、ステップS44に移行し、その変換結果とともに、入力文字が確定する。即ち、ステップS43での確定キー17の押下により、「計画を」が確定する。
【0093】
ステップS45では、履歴辞書6に「計画を」の登録を行う。即ち、ステップS44で確定した「計画を」は、ステップS424に示すように、先頭の1文字「け」に対応付けられて履歴辞書6に登録される。
【0094】
そして、ステップS46では、未確定文字があるか否かを判別し、未確定文字がある場合(YES)には、ステップS42に戻り、ステップS42〜S45の処理を繰り返す。また、未確定文字がない場合(NO)には、ステップS47に移行する。
【0095】
ステップS47では、文字入力を続けるか否かを判別する。文字入力を続ける場合(YES)には、ステップS41に戻り、繰り返す。文字入力を続けない場合(NO)には、終了する。この場合、文字入力を続行するか否かは、例えば、確定キー17の再度の操作等により、判別することが可能である。
【0096】
このように、文章入力中に確定キー17を押下して確定させた文字列(例えば「計画を」)を先頭の1文字(例えば「け」)に対応付けて履歴辞書6に登録することができる。なお、既述したように、履歴辞書6には、確定キー17を押下した時刻に対応する時間帯を表す時間情報を登録すれば、入力フィールド14に1文字が入力されて変換キー16が押下されたとき、入力時刻が含まれる時間帯を起点に履歴辞書6から順に変換候補を読み出して表示することができる。
【0097】
以上のように、第1の実施の形態では、図1〜図11を参照して説明した通り、文字キー15を操作して文字を入力し、入力ないし表示領域である入力フィールド14にその入力文字18を表示した状態で、変換キー16を押下すると、例えば、図12の(a)に示すように、表示装置10の表示領域14には例えば、図6に示した表示文字列が表示され、その中から1つを選択して確定キー17を押下すると、確定すべき表示文字が選択され、その表示文字の確定とともに、入力フィールド14に対する入力が可能となる。このとき、その入力時刻が含まれる時間帯を起点に順に変換候補が表示されるので、その時間帯に最適な変換候補を取得でき、変換効率を高めることができるとともに、迅速な変換による入力処理が可能となる。
【0098】
また、この実施の形態では、携帯電話機を参照して説明したが、例えば、図12の(b)に示すように、図1に示した処理システムはPDA(Personal Digital Assistants )に適用することができる。このPDAにおいて、図12の(a)に示した携帯電話機と共通部分には共通の符号を付してある。このPDAでは、そのPDA本体22の上部に設けられた表示領域であるとともに入力フィールド14には、例えば、図6に示す表示文字列が表示される。この入力フィールド14の下部には、携帯電話機と同様に入力装置11が設けられ、この入力装置11には携帯電話機の文字キー15に対応する情報入力手段として複数の文字入力領域(手書き文字領域あるいはソフトウェアキーを表示)24、26、28が設けられているとともに、この文字入力領域24〜28に隣接して変換キー16、確定キー17等が設けられている。
【0099】
このようなPDAにおいても、図1〜図11を参照して既に述べた通り、文字入力領域24〜28上で文字を入力し、その入力文字を入力フィールド14に表示した状態で、変換キー16を押下すると、例えば、図6に示す表示文字列に変換して表示させることができる。そこで、その表示文字列中から1つを選択して確定キー17を押下すると、入力フィールド14に選択された表示文字列が確定し、その表示文字列の入力が可能となる。この場合、入力時刻が含まれる時間帯を起点に変換候補が順に表示されるので、このPDAにおいても、変換対象から変換候補ないし変換結果への変換効率を高めることができ、迅速な変換処理及び入力処理を実現することができる。
【0100】
(第2の実施の形態)
次に、図13は、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第2の実施の形態としての処理システムを示している。この処理システムは、処理装置1に変換候補と時間情報との関係を更正する時間更正手段として時間帯更正手段30を備えたものである。即ち、時間帯更正手段30は、変換対象の変換時に選択された変換候補又は変換結果から時間情報と変換候補又は変換結果との関係を更正する手段である。
【0101】
このような構成によれば、ユーザの生活時間帯に則した変換処理の迅速化、最適化を図ることができる。即ち、生活時間帯は人によって相違することから、例えば、挨拶の形態もその生活時間帯によって変化するので、この生活時間帯に対応した変換が得られれば、利便性が高められる。例えば、夜に「おはよう」、朝に「おやすみ」というパターンもある。そこで、この処理システムでは、変換時に選択された変換候補から判定される生活時間帯に応じて時間情報と変換候補との関係を更正すれば、その生活時間帯に対応して優先候補を取り出すことができ、ユーザの予測ないし期待に則した最適な変換結果を得ることができる。係る処理をすれば、生活時間帯に対応して変換時と変換候補即ち、ユーザの生活時間帯に対する挨拶等を表す言葉とにずれがなく、変換候補の最適化とともに、変換効率を向上させることができることになる。
【0102】
(第3の実施の形態)
次に、図14は、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第3の実施の形態としての処理システムを示している。この処理システムは、処理装置1に優先順位変更手段32を備えたものであり、この優先順位変更手段32は、変換対象から変更候補又は変換結果を得る際に、履歴辞書6、時間辞書7、ユーザ登録辞書8及び基本辞書9の読出し順序の優先順位を変更可能にするものである。第1の実施の形態では、図6に示すように、優先順位として、第1に履歴辞書6、第2に時間辞書7、第3にユーザ登録辞書8、第4に基本辞書9から変換候補を取り出しているが、この実施の形態では、優先順位変更手段32を用いることにより、入力装置11からの操作によって辞書の優先順位を任意に設定することができる。例えば、この実施の形態では、第1の実施の形態の優先順位とすることもでき、優先順位を第1に時間辞書7、第2に履歴辞書6、第3にユーザ登録辞書8、第4に基本辞書9とすることができ、また、優先順位を第1にユーザ登録辞書8、第2に時間辞書7、第3に履歴辞書6、第4に基本辞書9とすることもできる。このように、変換候補又は変換結果の優先順位を辞書からの取出し順位によって変更できるので、ユーザの使用形態に則した変換処理の迅速化、最適化を図ることができ、利便性を高めることができるとともに、変換効率の向上を図ることができる。
【0103】
(第4の実施の形態)
次に、図15は、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第4の実施の形態としての処理システムを示している。この処理システムは、基本辞書9とともに、変換候補又は変換結果を格納するデータベースとしてユーザ登録辞書8とは別に推測頭出し変換用辞書(以下「推測変換辞書」という)34を備えたものである。推測変換辞書34は、図1に示す処理システムにおける履歴辞書6及び時間辞書7に相当し、その登録内容をより発展させたものである。ユーザ登録辞書8も推測変換辞書34も同形式の辞書であって、ユーザが所望の変換候補や変換結果を登録するデータベースであるが、ユーザ登録辞書8にはユーザ登録語及び文節学習の候補が格納され、推測変換辞書34には推測頭出し語及びユーザ使用語が格納されており、変換形態についてみると、ユーザ登録辞書8では文節変換、推測変換辞書34では単一の文字、記号、文字又は記号の要素を変換対象としている。なお、推測変換辞書34の変換対象を単一の文字、記号、文字又は記号の要素に代え、これらの2以上の組合せを用いるようにしてもよい。また、登録語数が増大する場合には、基本辞書9に設定される登録エリアを調整して利用してもよい。
【0104】
また、ユーザ登録辞書8、基本辞書9及び推測変換辞書34について、変換対象である同音語間の優先度は、例えば、第1に推測変換辞書34、第2にユーザ登録辞書8、第3に基本辞書9とし、同一優先度間では登録順とする。登録順が取出順となり、変換効率の最適化、迅速化に寄与することになる。
【0105】
そして、推測変換辞書34では、例えば、表1に示すように、第1〜第4のフィールドを設定し、各フィールドに項番、見出し(ヨミ)、表記(漢字)、時間を割当てて登録する。ここで、「ヨミ」とは、見出しの例えば、日本語読みであり、「時間」とは、時間帯を表す時間情報である。
【0106】
【表1】
Figure 2004005379
【0107】
表1の項番、ヨミ及びヨミの数は、例えば、表2のようになる。この表2において、推測頭出し変換するヨミの数とは、入力文字が例えば、「あ」と変換キー16(図2)の操作で推測される初期登録語があることを意味しており、入力文字が例えば、「ん」と変換キー16(図2)の操作で推測される初期登録語は皆無であることを意味している。
【0108】
【表2】
Figure 2004005379
【0109】
ここで、ヨミ1音に対する初期登録数を例えば、2とし、表2から推測頭出し変換の対象であるヨミの数を67とすれば、1日の時間帯は4分割{図8の(b)}であるから、推測頭出し変換候補についての登録語数nは、例えば、n=4×67×2=536となる。
【0110】また、この実施の形態において、ユーザ登録辞書8及び推測変換辞書34に登録された変換候補又は変換結果を読み出すための見出し(ヨミ)を共通化することで両者を同時的に読み出すことが可能となるが、両者を異ならせることで、読出し内容を区別することが可能である。その場合、最長見出し(ヨミ)について、ユーザ登録辞書8では、例えば、8〜15程度の数文字に設定し、推測変換辞書34では1文字に設定すれば、両者の読み出しの優先度を見出し(ヨミ)で設定することが可能となる。また、自動登録において、ユーザ登録辞書8では、例えば、文節拡大時又は文節縮小時に設定し、推測変換辞書34では文節確定時のみに設定すれば、文節拡大時又は文節縮小時と、文節確定時との区別で自動登録される辞書を選定できることになる。また、最大登録語数は、ユーザ登録辞書8を100語程度に設定して小規模にし、推測変換辞書34側を536語以上に設定して推測変換語数を大規模化することにより、推測変換の自由度を高めることができる。
【0111】
次に、頭出し変換及び推測頭出し変換機能について説明する。処理システムの一例である携帯電話機では、文字情報を入力する場合、テンキーを用いて文字入力を行うため、その入力操作は文字数によって増加し、変換や確定の操作を伴うため、キータッチ数は入力情報の増加に伴って加速度的に増大することになる。この実施の形態では、頭出し変換並びに推測頭出し変換の機能を用いることにより、ユーザのキータッチの軽減を図ることができる。
【0112】
ここで、頭出し変換とは、使用語を自動登録した語を変換候補ないし変換結果とし、変換対象を登録語の語頭の文字の読み、例えば、日本語ではひらがなの1文字を以て辞書、例えば、基本辞書9、推測変換辞書34等から優先的に取り出す処理である。具体的には、ユーザが使用した語、即ち、入力装置11を用いて入力し、確定させた語をユーザ登録辞書8に自動登録し、その語頭の1文字のヨミの入力と変換キー16の押下とを条件にそれらを基本辞書9に優先して変換候補や変換結果としての登録語を推測変換辞書34から出力する処理である。
【0113】
また、推測頭出し変換は、頭出し変換の機能を時間情報を併用することにより、機能拡大を図ったものである。即ち、頭出し変換はユーザのニーズに対応する機能であり、頭出し変換のみではキータッチの削減を図れない場合もある。そこで、利便性をより拡大するため、予め頭出し変換の候補として例えば、500語程度をユーザ登録辞書8と同形式の推測変換辞書34に格納し、文字キー15のキー入力に基づき、その入力時刻が含まれる時間帯を参照し、優先順位を決定して登録語を出力する。このように時間情報を参照することで、変換対象に対する変換候補の取り出しの最適化、迅速化を図ることができる。即ち、推測頭出し変換は、頭出し変換の機能をより助長させたものと言える。
【0114】
この推測頭出し変換では、例えば、ユーザが「朝は/雨が/降っていました(3文節)」という文章を入力した後、確定させたとする。この場合、ユーザが使用した語として次のように自動学習を行う。ここで、自動学習とは、ユーザ登録辞書8に自動登録することである。この場合、ユーザ登録辞書8には、例えば、表3に示すように、変換対象である見出し(ヨミ)とともに登録の表記(漢字)が登録され、この登録は確定させた順に行われ、即ち、登録順に格納される。
【0115】
【表3】
Figure 2004005379
【0116】
この状態で、ユーザが1文字のヨミとして入力装置11を用いて「あ」を入力したとする。この入力の時刻が夕方であるとすると、変換キー16の押下により、表示装置10の表示領域14には例えば、図16に示すように、同音語の一覧が表示される。この場合、推測頭出しは推測変換辞書34、ユーザ使用語はユーザ登録辞書8、その他の時間の推測頭出し語は推測変換辞書34、基本登録語は基本辞書9から読み出され、優先順位の高い「明日」、「遊ぶ」は入力時刻が夕方であることから、時間頻度の高い語が取り出されている。
【0117】
次に、具体的な変換処理を例1、例2及び例3を参照して説明する。
【0118】
(例1)
例1は、推測頭出し変換処理(入力が午前8時の場合)である。
【0119】
この場合の処理は、例えば、図17に示すように、ステップS51で入力及び変換処理を行い、ステップS52で確定処理を行う。即ち、ステップS511で、例えば、「あさはあめがふっていました」と入力し、文字変換を行うと、ステップS512で「朝は雨が降っていました」と変換される。この場合、「朝」、「雨」及び「降って」がひらがなから漢字に変換されている。
【0120】
また、ステップS52では、「朝は雨が降っていました」の1文節毎に確定処理が行われ、そのステップS521〜ステップS522では、「朝は雨が降っていました」について、見出し(語頭、ヨミ)の「あ」で「朝は」が推測変換辞書34に自動登録される。また、ステップS523〜ステップS524では、見出しの「あ」で「雨が」が推測変換辞書34に自動登録される。また、ステップS525〜ステップS526では、見出しの「ふ」で「降っていました」が推測変換辞書34に自動登録される。
【0121】
このように登録処理されると、1文字の「あ」を入力すると、例えば、図18に示すように、変換キー16を押下すると、時間情報が参照されて時間頻度の高い候補が取り出された後、次候補である最新の登録語である「雨が」、「朝は」が取り出される。即ち、時間頻度の高い推測頭出しが最優先に取り出され、次にユーザ登録語、その他の時間の推測頭出し、基本辞書登録語が読み出される。この場合、午前8時の取り出しを想定していることから、朝の時間頻度を優先し、次に自動登録した候補が優先し、これに続いて他の推測頭出しの取り出しが行われ、自動登録が存在する場合、朝以外の時間帯の登録語に優先して自動登録語が取り出される。
【0122】
(例2)
例2は、ユーザ登録した場合の処理である。
【0123】
例えば、表4に示すように、登録の見出しをひらがなの「あじあ」とし、登録の表記を「Asia」としてユーザ登録辞書8に登録したとする。
【0124】
【表4】
Figure 2004005379
【0125】
この場合、例えば、図19に示すように、ステップS61で入力及び変換処理、ステップS62で文節の拡大処理、ステップS63で確定処理が行われる。ステップS61において、ステップS611で「あじあがいこく」と入力し、変換キー16を押下すると、ステップS612で示すように、「Asia外国」と変換される。ステップS612で「Asia外国」中の「Asia」を選択し、ステップS62では、文節を拡大して表示すると、「Asiaが異国」と表示される。ここで、ステップS63のステップS631で「Asiaが異国」中の「Asiaが」を選択し、ステップS632で次候補の「アジアが」が表示され、更に、ステップS633で「亜細亜が」が取り出される。ここで、確定キー17を押下すると、ステップS634では、「亜細亜が」が確定され、ユーザ登録辞書8に登録される。また、ステップS635では、「異国」を選択し、確定キー17を押下すると、ステップS636で「異国」が確定され、ユーザ登録辞書8に登録される。
【0126】
このような登録の後、例えば、図20に示すように、ステップS71で「あじあがいちばん」と入力して変換するものとすると、ステップS711で「あじあがいちばん」を選択して変換キー16を押下すると、ステップS712で「亜細亜が一番」と変換される。この場合、「あじあ」では、変換候補として「Asia」、「亜細亜が」の双方が登録されているが、語長の長い方の登録語、即ち、ヨミの長い方の登録語である「亜細亜が」の選択が優先的に行われる。そして、ステップS72の次候補を取り、確定する処理では、ステップS721において、「亜細亜が一番」の「亜細亜が」を選択し、次候補を表示させ、ステップS722で「Asiaが」を選択して確定キー17を操作すると、ステップS723で「Asiaが」がユーザ登録辞書8に自動登録される。また、ステップS724では、「一番」を選択し、確定キー17を押下すると、ステップS725で「一番」が確定され、ユーザ登録辞書8に登録される。
【0127】
このような自動登録処理が行われた後、例えば、図21に示すように、「あじあがさいこう」と入力して変換する場合には、ステップS731で「あじあがさいこう」と入力し、変換キー16を押下すると、「あじあがさいこう」が変換されるが、この場合、ユーザ登録辞書8に登録されている「亜細亜が」、「Asiaが」の中、後から登録された登録語である「Asiaが」が優先されることになる。従って、ステップS732〜S734に示すように、次候補は「Asiaが最高」、「亜細亜が最高」、「アジアが最高」の順位となる。
【0128】
(例3)
例3は、入力が1文字の場合の処理(入力が午前8時の場合)である。
【0129】
例えば、表5に示すように、登録の見出しをひらがなの「や」で「虎」をユーザ登録辞書8に登録したとする。
【0130】
【表5】
Figure 2004005379
【0131】
そして、この場合の処理は、例えば、図22に示すように、ステップS81で入力及び変換処理を行い、ステップS82で確定処理を行う。即ち、ステップS811で、例えば、「けいかくをやめました」と入力し、変換キー16を押下して変換を行うと、ステップS812で「計画を止めました」と変換される。この場合、「計画」、「止」がひらがなから漢字に変換されている。
【0132】
また、ステップS82では、「計画を止めました」の1文節毎に確定処理が行われ、そのステップS821、ステップS822では、「計画を止めました」について、見出しの「け」で「計画を」がユーザ登録辞書8に自動登録される。また、ステップS823、ステップS824では、見出しの「や」で「止めました」がユーザ登録辞書8に自動登録される。
【0133】
このように登録処理されると、1文字の「や」を入力し、変換キー16を押下すると、例えば、図23に示すように、時間情報が参照されて時間頻度の高い候補が取り出された後、次候補である最新の登録語である「止めました」、「虎」が取り出される。即ち、時間頻度の高い推測頭出しが最優先に取り出され、次にユーザ登録語、推測頭出し、基本辞書登録語が読み出される。この場合、午前8時の取り出しを想定していることから、朝の時間頻度を優先し、次に自動登録した候補が優先し、これに続いて他の推測頭出しの取り出しが行われ、自動登録が存在する場合、朝以外の時間帯の登録語に優先して自動登録語が取り出される。
【0134】
この場合、「屋」の次に最終候補として「矢」が取り出されるが、この「矢」を選択して確定キー17を押下しても、ユーザ登録辞書8には「矢」の自動登録を行わない。これは、既に基本辞書9に変換対象である「や」で「矢」が登録されているからである。しかし、このような処理を行うと、自動登録は阻止されるが、頻度学習の機能が働き、その取り出し順序が変更されることになる。
【0135】
そこで、1文字の「や」を入力すると、例えば、図24に示すように、変換キー16の押下によって、図23で示したように変換処理が行われるが、最終候補が「屋」に変わり、前回の最終候補であった「矢」の優先順位が頻度学習の機能で繰り上がる。即ち、頻度学習としての履歴機能が働いている。
【0136】
以上のように、基本辞書9、ユーザ登録辞書8及び推測変換辞書34を用いて基本辞書9には基本登録語、ユーザ登録辞書8及び推測変換辞書34にはユーザの使用に係る登録語を格納し、推測変換辞書34では変換対象の語頭の文字即ち、読みを変換対象として所望の登録語とともに時間情報を格納しているので、変換対象と時間情報とを用いて登録語を取り出すことができ、例えば、優先度を第1に推測変換辞書34、第2にユーザ登録辞書8、第3に基本辞書9とすることで、最適且つ迅速な変換処理によって所望の変換候補又は変換結果を取り出すことができる。しかも、この実施の形態では、確定キー17の押下を契機として登録語を選択し、格納することができ、登録の迅速化が図られている。また、このような機能を備えた処理システムでは、ユーザの使用頻度が高い程にシステムが個性化されるとともに、文字変換、推測変換の高知能化を図ることができ、使い勝手のよいシステムに変化させることができる。
【0137】
なお、図15に示す処理システム(第4の実施の形態)において、処理装置1に時間帯更正手段30(第2の実施の形態)、優先順位変更手段32(第3の実施の形態)を設置することにより、変換候補や変換結果と時間情報との関係を更正し、又はユーザ登録辞書8と推測変換辞書34からの変換候補の取り出しの優先順位を変更するようにしてもよい。
【0138】
以上述べた本発明に係る処理システムは、例えば、図25に示すように、日本語入力処理が可能な携帯電話機として具現化することができる。即ち、この携帯電話機では、表示装置10が電話機本体12にヒンジ部13を介して開閉可能に取り付けられており、表示装置10には入力フィールドを構成する表示領域14が設けられているとともに、この表示装置10側にはスピーカ36及びアンテナ38が取り付けられ、また、電話機本体12側には入力装置11が設けられている。入力装置11には、3行4列の複数の文字キー15が設けられるとともに、その上部には表示領域14に表示されるカーソル19(図2)を上下左右に操作するために用いるカーソルキー40、42、44、46、カーソルキー40、42で構成された変換キー16、確定キー17、その他のキーが設けられている。また、電話機本体12側にはマイクロホン48が設けられている。
【0139】
そして、本発明に係る処理システムは日本語圏又は英語圏向けの携帯電話機として構成することができ、日本語圏向けの携帯電話機では、例えば、図26に示すように、電話機本体12側の文字キー15には日本語のひらがな、アルファベット、記号等が割り当てられている。
【0140】
このような携帯電話機に第1〜第4の実施の形態に係る処理システムを搭載すれば、既に述べた通り、変換対象の変換候補又は変換結果への変換処理、予測変換等の各種の情報処理を行うことができる。
【0141】
この処理システムを利用すれば、例えば、表6に示すように、語頭の「お」を共通の入力文字として時間帯に則した挨拶を表す変換候補を取り出すことができる。
【0142】
【表6】
Figure 2004005379
【0143】
また、英語圏向けの携帯電話機として構成する場合には、図25及び図26に示す入力装置11の文字キー15に表示された日本語のひらがなに代えてアルファベットによる表示とすればよい。
【0144】
そして、英語圏向けの処理システムとしては、変換対象として語頭の入力文字を例えば、「G」に時間帯を表す時間情報を参酌して表7に示す変換候補を取り出すことができる。
【0145】
【表7】
Figure 2004005379
【0146】
また、本発明に係る処理システムは、韓国語圏の携帯電話機として具現化することができ、この携帯電話機は、例えば、図27に示すように構成することができ、その入力装置11の複数の文字キー15の表示を例えば、図28に示すように、子音、母音及びパッチムを割り付ければよい。
【0147】
このような携帯電話機によれば、本発明に係る処理システムを用いることにより、変換対象として語頭の文字の要素である無音子音を入力文字に時間帯を表す時間情報を参照し、例えば、表8に示すように、時間帯によって異なる挨拶を表す変換候補を共通の入力文字を用いて時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0148】
【表8】
Figure 2004005379
【0149】
この場合、例えば、表9に示すように、入力文字に語頭の無音子音としてアルファベットの「x」を用いてもよく、同様に時間帯を表す時間情報を参照し、時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0150】
【表9】
Figure 2004005379
【0151】
また、この場合、例えば、表10に示すように、入力文字に語頭の1文字を用いてもよく、同様に時間帯を表す時間情報を参照し、時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0152】
【表10】
Figure 2004005379
【0153】
また、この場合、例えば、表11に示すように、入力文字に語頭の1文字の音(読み)、即ち、無音子音を表す「x」、母音「a」、発音子音「n」の組合せを用いてもよく、同様に時間帯を表す時間情報を参照し、時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0154】
【表11】
Figure 2004005379
【0155】
また、この場合、例えば、表12に示すように、入力文字に語頭の1文字中の一部の音(読み)、即ち、母音を表す「a」と発音子音「n」の組合せを用いてもよく、同様に時間帯を表す時間情報を参照し、時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0156】
【表12】
Figure 2004005379
【0157】
また、他の韓国語の登録語としては、例えば、表13に示すように、変換対象として語頭の文字の要素である無音子音を入力文字に時間帯を表す時間情報を参照し、共通の入力文字を用いて時間帯毎に異なる変換候補を取り出すことができる。
【0158】
【表13】
Figure 2004005379
【0159】
この場合、例えば、表14に示すように、発音を表す共通の入力文字として、「j」を用いて同様に変換候補を取り出すようにしてもよい。
【0160】
【表14】
Figure 2004005379
【0161】
また、本発明に係る処理システムは、中国語圏の携帯電話機として具現化することができ、この携帯電話機は、例えば、図29に示すように構成することができ、その入力装置11の複数の文字キー15の表示を例えば、図30に示すように、中国語の発音を表すアルファベットを割り付ければよい。この場合、漢字を構成する要素を割り付けてもよい。
【0162】
このような携帯電話機によれば、本発明に係る処理システムを用いることにより、変換対象として語頭の文字の要素である無音子音を入力文字に時間帯を表す時間情報を参照し、例えば、表15に示すように、時間帯によって異なる挨拶を表す変換候補を共通の入力文字「n」を用いて時間帯毎にユーザが期待し、予測する変換候補を取り出すことができる。
【0163】
【表15】
Figure 2004005379
【0164】
この場合、例えば、表16に示すように、入力文字に子音及び母音からなる2文字である「ni」としてもよい。
【0165】
【表16】
Figure 2004005379
【0166】
以上の例では、語頭の文字を入力文字として説明したが、語尾の共通語を入力文字として採用してもよく、例えば、表17に示すように、変換候補の語尾の共通音「hao 」を用いることにより、時間帯毎に異なる挨拶である変換候補を取り出すようにしてもよい。
【0167】
【表17】
Figure 2004005379
【0168】
なお、以上例示した表8〜表17には、変換候補の意味が便宜上記載されている。この意味欄の内容は実際の変換には不要であるが、母国語が異なるユーザに対しては表示するようにしてもよい。
【0169】
(他の実施の形態)
以上説明した実施の形態では、日本語、英語、韓国語、中国語を例示して説明したが、本発明は、変換候補又は変換結果の語頭又は語尾の文字を変換対象として用いたが、文字以外の記号を変換対象とし、変換候補又は変換結果を時間情報を参照して取り出すようにしてもよく、文字や記号の要素でもよく、文字、記号、文字の要素又は記号の要素の2以上の組合せを変換対象としてもよく、対象とする言語に応じて任意に設定することができる。
【0170】
また、本発明では、表1〜表17に示すように、語頭又は語尾に共通の語を持つ変換候補を対象にしたが、語頭又は語尾に共通な語を持つ変換候補では、ユーザの変換候補に対する認識や使い勝手が容易である利点があるが、これらはユーザの慣れや習熟度に関わることであり、変換候補は必ずしも語頭や語尾が一致する必要はない。例えば、挨拶文という概念で共通文字を設定し、時間帯に則した挨拶文が優先的に取り出されるように設定しても、変換対象に対する変換候補や変換結果を得ることができ、ユーザが期待し又は予測する変換語を時間帯に則して取り出すことができ、変換処理の迅速化や最適化に寄与することができる。
【0171】
本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体について、第1〜第4の実施の形態では情報処理システムとして説明したが、本発明は、文字入力処理装置、文字入力処理方法、文字入力処理プログラム及び記録媒体として構成することが可能である。
【0172】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明の詳細な説明に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、係る変形や変更は、本発明の範囲に含まれるものである。
【0173】
次に、本発明について、請求項に記載すべき技術的思想を請求項の記載形式に準えて付記として列挙する。
【0174】
(付記1) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納する辞書と、
検出した時刻を表す時間情報を出力する時間検出手段と、
前記辞書の参照により前記変換対象を1又は2以上の変換候補に前記時間情報に関係付けて変換する変換手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【0175】
(付記2) 前記変換手段は、前記変換対象の変換時の時間情報を用いて前記変換候補の順序を変更する順序変更手段を備えたことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0176】
(付記3) 前記変換手段は、時間情報に関係付けられた前記変換候補と前記時間情報との関係を更正する時間更正手段を備えたことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0177】
(付記4) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識するステップと、
時間情報を認識するステップと、
前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換するステップと、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
【0178】
(付記5) 前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更するステップを含むことを特徴とする付記4記載の情報処理方法。
【0179】
(付記6) 前記時間情報と前記変換候補との関係を更正するステップを含むことを特徴とする付記4記載の情報処理方法。
【0180】
(付記7) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、
時間情報を認識する機能と、
前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
【0181】
(付記8) 前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する機能を含み、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする付記7記載の情報処理プログラム。
【0182】
(付記9) 前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する機能を含み、係る機能を前記情報処理装置に実現させることを特徴とする付記7記載の情報処理プログラム。
【0183】
(付記10) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、
時間情報を認識する機能と、
前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実現させる情報処理プログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
【0184】
(付記11) 前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する機能を備え、係る機能を情報処理装置に実現させる情報処理プログラムを記録したことを特徴とする付記10記載の記録媒体。
【0185】
(付記12) 前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する機能を含み、係る機能を前記情報処理装置に実現させる情報処理プログラムを記録したことを特徴とする付記10記載の記録媒体。
【0186】
(付記13) 前記時間情報は、朝、昼、夜、深夜の時間帯であることを特徴とする付記1ないし付記3記載の情報処理装置。
【0187】
(付記14) 変換対象文字に対応する1又は複数の変換結果と時刻とを対応付けて記憶する辞書と、
時刻を検出する時間検出手段と、
変換対象文字を入力する文字入力手段から文字が入力された際又は変換対象文字の変換を指示する変換指示手段から変換対象文字の変換が指示された際に、前記時間検出手段が示す時刻に基づき、前記辞書を参照して変換結果を確定する変換手段と、
を備えたことを特徴とする文字入力処理装置。
【0188】
(付記15) 付記14記載の文字入力処理装置であって、
前記変換手段は、複数の変換対象結果を確定するとともに、
前記複数の変換結果の中から変換結果を特定する変換結果特定手段と、
前記変換結果特定手段により特定された変換結果と前記時間検出手段が示す時刻とを対応付けて、前記辞書に記憶する登録手段と、
を備えたことを特徴とする文字入力処理装置。
【0189】
(付記16) 入力された変換対象文字を認識するステップと、
時刻を検出する時間検出手段の示す時刻を認識するステップと、
変換対象文字に対応する1又は複数の変換結果と時刻とを対応付けて記憶する辞書の中から、前記変換対象文字の変換結果を、前記時刻に基づいて確定するステップと、
前記確定した変換結果を表示するステップと、
からなることを特徴とする文字入力処理方法。
【0190】
(付記17) 入力された変換対象文字を認識するステップと、
時刻を検出する時間検出手段の示す時刻を認識するステップと、
変換対象文字に対応する1又は複数の変換結果と時刻とを対応付けて記憶する辞書の中から、前記変換対象文字の変換結果を、前記時刻に基づいて確定するステップと、
前記確定した変換結果を表示するステップと、
をコンピュータに実行させるための文字入力処理プログラム。
【0191】
(付記18) 上記時刻として、朝、昼、夜、深夜の時間帯としたことを特徴とする付記14又は付記15記載の文字入力処理装置。
【0192】
(付記19) 複数の変換候補から変換結果を特定する特定手段と、
この特定手段で特定された変換結果と前記時間情報とを関係付けて前記辞書に記憶させる登録手段と、
を備えたことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0193】
(付記20) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象又はこの変換対象を変換する指示を受け付けるステップと、
変換対象を変換候補に変換する際、時間情報を用いて変換候補の順序を変更して辞書に登録するステップと、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
【0194】
(付記21) 前記変換時に選択された前記変換候補から生活時間帯を判定するステップと、
前記生活時間帯に応じて前記時間情報と前記変換候補との関係を変更して辞書に登録するステップと、
を備えたことを特徴とする付記4記載の情報処理方法。
【0195】
(付記22) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象又はこの変換対象を変換する指示を受け付ける機能と、
変換対象を変換候補に変換する際、時間情報を用いて変換候補の順序を変更して辞書に登録する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【0196】
(付記23) 選択される変換候補から生活時間帯を判定する機能と、
前記生活時間帯に応じて前記時間情報と前記変換候補との関係を変更して辞書に登録する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実行させることを特徴とする付記22記載の情報処理プログラム。
【0197】
(付記24) 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象又はこの変換対象を変換する指示を受け付ける機能と、
変換対象を変換候補に変換する際、時間情報を用いて変換候補の順序を変更して辞書に登録する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実行させる情報処理プログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
【0198】
(付記25) 選択される前記変換候補から生活時間帯を判定する機能と、
前記生活時間帯に応じて前記時間情報と前記変換情報との関係を変更して辞書に登録する機能と、
を備え、係る機能を情報処理装置に実行させる情報処理プログラムを格納したことを特徴とする付記24記載の記録媒体。
【0199】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
(1)  文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象に対応する1又は2以上の変換候補に時間情報に関係付け、変換対象に対応する変換候補を時間情報に関係付けて取り出すことができ、挨拶文等の変換候補を時間に則して変換することができ、変換処理の迅速化とともに、ユーザが期待し、又は予測する変換候補又は変換結果を得ることができる。
(2)  順序変更手段を備えて変換対象を変換候補や変換結果に変換する変換時の時間情報を用いて変換候補の順序を変更すれば、変換候補や変換結果を変換時の時間情報に則して変化させることができ、変換候補又は変換結果への変換処理の簡略化及び迅速化とともに、ユーザが期待する最適な変換結果を得ることができる。
(3)  時間更正手段を備えて時間情報に関係付けられた変換候補と時間情報との関係を更正すれば、ユーザの生活時間帯等の時間情報に則した変換候補や変換結果が得られ、ユーザが期待する最適な変換結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第1の実施の形態に係る処理システムを示すブロック図である。
【図2】携帯電話機を示す斜視図である。
【図3】本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第1の実施の形態に係る処理動作を示すフローチャートである。
【図4】表示装置の画面表示の推移を示す図である。
【図5】変換処理を示すフローチャートである。
【図6】表示文字列と使用辞書との関係を示す図である。
【図7】履歴辞書の登録内容を示す図である。
【図8】時間辞書の登録内容及び時間帯を示し、(a)はその登録内容、(b)時間帯の時間幅を示す図である。
【図9】ユーザ登録辞書の登録内容を示す図である。
【図10】基本辞書の登録内容を示す図である。
【図11】辞書登録処理及び表示例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置を示し、(a)は携帯電話機を示す斜視図、(b)はPDAを示す正面図である。
【図13】本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第2の実施の形態に係る処理システムを示すブロック図である。
【図14】本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第3の実施の形態に係る処理システムを示すブロック図である。
【図15】本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体の第4の実施の形態に係る処理システムを示すブロック図である。
【図16】表示文字列と使用辞書との関係を示す図である。
【図17】推測頭出し変換処理を示すフローチャートである。
【図18】単一文字入力に対する変換処理を示す図である。
【図19】ユーザ登録辞書への入力、変換及び登録処理を示すフローチャートである。
【図20】ユーザ登録辞書を用いた入力、変換及び登録処理を示すフローチャートである。
【図21】ユーザ登録辞書を用いた入力及び変換処理を示すフローチャートである。
【図22】ユーザ登録辞書を用いた入力、変換及び登録処理を示すフローチャートである。
【図23】単一文字の変換処理及び使用辞書を示す図である。
【図24】単一文字の変換処理及び使用辞書を示す図である。
【図25】日本語及び英語による入出力が可能な携帯電話機を示す正面図である。
【図26】図25に示した携帯電話機の入力装置部を示す図である。
【図27】韓国語及び英語による入出力が可能な携帯電話機を示す正面図である。
【図28】図27に示した携帯電話機の入力装置部を示す図である。
【図29】中国語及び英語による入出力が可能な携帯電話機を示す正面図である。
【図30】図29に示した携帯電話機の入力装置部を示す図である。
【符号の説明】
1 処理装置
2 入力手段
3 変換手段
6 履歴辞書
7 時間辞書
8 ユーザ登録辞書
9 基本辞書
30 時間帯更正手段(時間更正手段)
34 推測頭出し変換用辞書

Claims (10)

  1. 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納する辞書と、
    検出した時刻を表す時間情報を出力する時間検出手段と、
    前記辞書の参照により前記変換対象を1又は2以上の変換候補に前記時間情報に関係付けて変換する変換手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記変換手段は、前記変換対象の変換時の時間情報を用いて前記変換候補の順序を変更する順序変更手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記変換手段は、時間情報に関係付けられた前記変換候補と前記時間情報との関係を更正する時間更正手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識するステップと、
    時間情報を認識するステップと、
    前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換するステップと、
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  5. 前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更するステップを含むことを特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  6. 前記時間情報と前記変換候補との関係を更正するステップを含むことを特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  7. 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、
    時間情報を認識する機能と、
    前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能と、
    を備え、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
  8. 前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する際に、前記変換候補の順序を前記時間情報に応じて変更する機能を含み、係る機能を情報処理装置に実現させることを特徴とする請求項7記載の情報処理プログラム。
  9. 前記時間情報と前記変換候補との関係を更正する機能を含み、係る機能を前記情報処理装置に実現させることを特徴とする請求項7記載の情報処理プログラム。
  10. 文字、記号、文字又は記号の要素、又はこれらの2以上の組合せを変換対象とし、この変換対象を認識する機能と、
    時間情報を認識する機能と、
    前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を時間情報に関係付けて格納した辞書を参照し、前記変換対象に対応する1又は2以上の変換候補を前記時間情報に関係付けて変換する機能と、
    を備え、係る機能を情報処理装置に実現させる情報処理プログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
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