JP2003534039A - 尿道用の外科用器具 - Google Patents
尿道用の外科用器具Info
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Abstract
(57)【要約】
組織を拡張して視認する外科用器具が開示される。外科用器具は、取っ手と、挿入プローブと、挿入プローブ内に設けられた少なくとも1つの窓とを有する。取っ手は、近位端部及び遠位端部を有し、取っ手は、外科医により保持されるような寸法形状になっている。挿入プローブは、近位端部と、遠位端部と、近位端部と遠位端部の間に延びる長手方向軸線とを有する。挿入プローブの近位端部は、取っ手の遠位端部に着脱自在に取り付けられている。窓は、長手方向軸線の長さ方向に沿って延びており、この窓は、組織が窓から出て挿入プローブ内へ入ることができるようにするのに十分な寸法の開口部を有している。
Description
【0001】
本願は、2000年10月24日に出願された米国仮特許出願第60/242
,945号、2000年3月31日に出願された米国仮特許出願第60/193
,666号及び2000年4月20日に出願された米国仮特許出願第60/19
8,698号の35U.S.C.§119(e)の規定に基づく優先権主張出願
である。
,945号、2000年3月31日に出願された米国仮特許出願第60/193
,666号及び2000年4月20日に出願された米国仮特許出願第60/19
8,698号の35U.S.C.§119(e)の規定に基づく優先権主張出願
である。
【0002】
1.発明の分野
本発明は一般に、医用器具に関し、特に、体内通路を視認し、体内通路内で外
科手術を行うための外科用ツール及びスコープに関する。
科手術を行うための外科用ツール及びスコープに関する。
【0003】
2.関連技術の説明
腹圧性尿失禁と呼ばれている状態は、患者の尿路の機能不全のことである。こ
の状態の患者に関し、尿道内への膀胱の尿流出口のところに位置した括約筋メカ
ニズムの組織の弛緩により、膀胱の制御が失われる場合がある。充填材、例えば
コラーゲンを膀胱頸部のところの尿道括約筋に隣接してこの中へ注入すると、括
約筋組織を膨張させ、尿道括約筋を適正に閉鎖させることができる。
の状態の患者に関し、尿道内への膀胱の尿流出口のところに位置した括約筋メカ
ニズムの組織の弛緩により、膀胱の制御が失われる場合がある。充填材、例えば
コラーゲンを膀胱頸部のところの尿道括約筋に隣接してこの中へ注入すると、括
約筋組織を膨張させ、尿道括約筋を適正に閉鎖させることができる。
【0004】
本発明によれば、体腔内の組織を拡張して視認するのに用いられる手持ち器具
、又は「尿道スコープ」が提供される。体腔が女性の尿道である場合、尿道スコ
ープを尿道を通って膀胱頸部まで挿入し、長い針を用いて充填材を尿道括約筋内
へこれに隣接して注入し腹圧性尿失禁の治療を行う。また、充填材を尿道の長さ
全体に沿って注入してもよい。本発明の尿道スコープにより、充填材の注入を容
易にするため、女性の尿道を介する膀胱頸部の視覚化(「経尿道手技」)が可能
になる。
、又は「尿道スコープ」が提供される。体腔が女性の尿道である場合、尿道スコ
ープを尿道を通って膀胱頸部まで挿入し、長い針を用いて充填材を尿道括約筋内
へこれに隣接して注入し腹圧性尿失禁の治療を行う。また、充填材を尿道の長さ
全体に沿って注入してもよい。本発明の尿道スコープにより、充填材の注入を容
易にするため、女性の尿道を介する膀胱頸部の視覚化(「経尿道手技」)が可能
になる。
【0005】
本発明の尿道スコープは、尿道組織全体及び膀胱括約筋への照明を行って見通
しのきく経路を提供する。充填材は、例えば、米国特許第5,344,452号
明細書に開示されているようなコラーゲン及び(又は)微小球体であるのがよく
、或いは例えば任意他の種類の注入可能な膨張剤であってもよい。本発明によれ
ば、尿道膨張剤をそれぞれの組織内へ注入するとこれは、それぞれの組織構造を
強化し、膀胱の制御を再び確立するのに役立つ。本明細書において開示する尿道
スコープ及び関連の操作方法は、変形実施形態では他の体内通路にも向くように
構成され、これについて使用することができる。注入手技全体は好ましくは、患
者について必要な鎮静が最小限であり、或いは鎮静を必要としない外来患者方式
で行われる。
しのきく経路を提供する。充填材は、例えば、米国特許第5,344,452号
明細書に開示されているようなコラーゲン及び(又は)微小球体であるのがよく
、或いは例えば任意他の種類の注入可能な膨張剤であってもよい。本発明によれ
ば、尿道膨張剤をそれぞれの組織内へ注入するとこれは、それぞれの組織構造を
強化し、膀胱の制御を再び確立するのに役立つ。本明細書において開示する尿道
スコープ及び関連の操作方法は、変形実施形態では他の体内通路にも向くように
構成され、これについて使用することができる。注入手技全体は好ましくは、患
者について必要な鎮静が最小限であり、或いは鎮静を必要としない外来患者方式
で行われる。
【0006】
女性の尿道は、長さが約2.5〜4cmであり、少なくとも直径が7〜8mm
まで拡張できる。本発明の好ましい方法の実施にあたり、尿道スコープの挿入プ
ローブを尿道内で開放し又は拡張する必要はない。その代わり、尿道スコープの
挿入プローブを遠位側へ移動させて尿道壁を拡張し、そして近位側へ移動させて
尿道壁が内方に弛緩できるようにする。本発明の尿道スコープは又、接線方式に
よる解剖学的構造への接近及びその視覚化が必要なところではどこでも類似の操
作方法を用いて体の他の部分内で用いることができる。
まで拡張できる。本発明の好ましい方法の実施にあたり、尿道スコープの挿入プ
ローブを尿道内で開放し又は拡張する必要はない。その代わり、尿道スコープの
挿入プローブを遠位側へ移動させて尿道壁を拡張し、そして近位側へ移動させて
尿道壁が内方に弛緩できるようにする。本発明の尿道スコープは又、接線方式に
よる解剖学的構造への接近及びその視覚化が必要なところではどこでも類似の操
作方法を用いて体の他の部分内で用いることができる。
【0007】
この尿道スコープは、組織及び組織管腔、例えば女性の尿道内へ挿入可能な組
織拡張及び視覚化器具であるように設計されている。尿道スコープを再使用可能
又は使い捨て医用器具又はこれら両方の組合せとして製造することができる。好
ましい実施形態では、この器具は、使い捨て挿入プローブ(例えばプラスチック
、ステンレス鋼又は例えばポリマーガラス状材料で被覆されたワイヤを有し、或
いはこれらの何れかから成る1回使用の無菌アイテム)を備えた状態で製作され
、この使い捨て挿入プローブは、再使用可能な取っ手(限定された使用アイテム
)に取り付けられる。ワイヤの形態は、例えばメッシュ状の円錐形態から成るの
がよく、この場合、ワイヤは、例えば生体適合性材料で被覆される。組織拡張及
び視覚化ツールとしての役目に加えて、尿道スコープは、外科医が注入治療法、
組織の外科的アブレーション、組織生検等で患者を治療することができるように
する診断ツールとしての役目を果たすことができる。尿道スコープの利点として
は、費用効果がよいこと、使いやすいこと、尿道内へ挿入される使い捨てコーン
が無菌であることにより交差汚染の恐れが低いこと、エルゴノミクス及び取扱い
性が向上していることが挙げられる。挿入プローブ内に接線方向及び遠位側の窓
を配置することにより、尿道壁及び膀胱頸部の長さ及び円周全体の視覚化及び治
療が可能になる。本発明は、その追加の特徴及び利点と共に、添付の図面を参照
して以下の詳細な説明を読むと最もよく理解できよう。
織拡張及び視覚化器具であるように設計されている。尿道スコープを再使用可能
又は使い捨て医用器具又はこれら両方の組合せとして製造することができる。好
ましい実施形態では、この器具は、使い捨て挿入プローブ(例えばプラスチック
、ステンレス鋼又は例えばポリマーガラス状材料で被覆されたワイヤを有し、或
いはこれらの何れかから成る1回使用の無菌アイテム)を備えた状態で製作され
、この使い捨て挿入プローブは、再使用可能な取っ手(限定された使用アイテム
)に取り付けられる。ワイヤの形態は、例えばメッシュ状の円錐形態から成るの
がよく、この場合、ワイヤは、例えば生体適合性材料で被覆される。組織拡張及
び視覚化ツールとしての役目に加えて、尿道スコープは、外科医が注入治療法、
組織の外科的アブレーション、組織生検等で患者を治療することができるように
する診断ツールとしての役目を果たすことができる。尿道スコープの利点として
は、費用効果がよいこと、使いやすいこと、尿道内へ挿入される使い捨てコーン
が無菌であることにより交差汚染の恐れが低いこと、エルゴノミクス及び取扱い
性が向上していることが挙げられる。挿入プローブ内に接線方向及び遠位側の窓
を配置することにより、尿道壁及び膀胱頸部の長さ及び円周全体の視覚化及び治
療が可能になる。本発明は、その追加の特徴及び利点と共に、添付の図面を参照
して以下の詳細な説明を読むと最もよく理解できよう。
【0008】
次に図面を参照すると、図1は、取っ手20及び挿入プローブ22を有する本
発明の尿道スコープ18を示している。取っ手20は、近位端部24及び遠位端
部26を有し、挿入プローブ22は、取っ手20の遠位端部26に着脱自在に連
結されている。図2は、尿道スコープ18の正面図である。尿道スコープの取っ
手20は好ましくは、成形プラスチックから成り、図示の実施形態では、「拳銃
の握り」様式のものであるが、この形態には限定されない。変形実施形態では、
他の握り形状、例えば標準型の喉頭鏡及びオトスコープ(耳鏡)の取っ手に類似
した単純な丸い取っ手を使用してもよい。成形プラスチックの代替手段として、
取っ手20を耐久性向上のため外科用ステンレス鋼から切削加工し又はこれから
形成してもよい。
発明の尿道スコープ18を示している。取っ手20は、近位端部24及び遠位端
部26を有し、挿入プローブ22は、取っ手20の遠位端部26に着脱自在に連
結されている。図2は、尿道スコープ18の正面図である。尿道スコープの取っ
手20は好ましくは、成形プラスチックから成り、図示の実施形態では、「拳銃
の握り」様式のものであるが、この形態には限定されない。変形実施形態では、
他の握り形状、例えば標準型の喉頭鏡及びオトスコープ(耳鏡)の取っ手に類似
した単純な丸い取っ手を使用してもよい。成形プラスチックの代替手段として、
取っ手20を耐久性向上のため外科用ステンレス鋼から切削加工し又はこれから
形成してもよい。
【0009】
外科手技中、ユーザにとって見えやすいようにするために挿入プローブ22に
拡大視野をもたらすレンズ32が取っ手20に連結されている。好ましい実施形
態では、挿入プローブ22は、そのルーメンを通る視認通路をもたらすようレン
ズ32に向いた状態でこれと整列した大きな開口端部を備える中空コーン又は漏
斗の形状をしている。図示のように、ルーメン又は視認通路は、遠位端部のとこ
ろよりも近位端部のところの方が幅の広い部分管状反射構造体34及び反射構造
体の近位端部から遠位端部まで延びる1対の互いに間隔を置いたポスト36内に
形成される。反射構造体34及びポスト36は、漏斗状のルーメン又は視認通路
を全体として包囲するように形作られている。
拡大視野をもたらすレンズ32が取っ手20に連結されている。好ましい実施形
態では、挿入プローブ22は、そのルーメンを通る視認通路をもたらすようレン
ズ32に向いた状態でこれと整列した大きな開口端部を備える中空コーン又は漏
斗の形状をしている。図示のように、ルーメン又は視認通路は、遠位端部のとこ
ろよりも近位端部のところの方が幅の広い部分管状反射構造体34及び反射構造
体の近位端部から遠位端部まで延びる1対の互いに間隔を置いたポスト36内に
形成される。反射構造体34及びポスト36は、漏斗状のルーメン又は視認通路
を全体として包囲するように形作られている。
【0010】
図3a及び図3bは、図2の尿道スコープの図2のA−A矢視断面図である。
図3a及び図3bに示すように、光又はライトガイド28が、光を取っ手の遠位
端部26に運ぶために取っ手20内に設けられている。光ガイド28は好ましく
は、ファイバライトガイドから成り、このファイバライトガイドは、手技後に取
り外しできるよう取っ手に又は取っ手内部に着脱自在に取り付けられ、或いは、
取っ手に永続的に組み込まれる。好ましい実施形態では、光ガイド28は、取っ
手の底部に近位端部24のところで着脱自在に取り付けられる。その目的は、電
源コードと注入手技の干渉を無くし又は弱めることにある。光ガイド28は好ま
しくは、外部コネクタ30を介して外部医用光源、例えば膀胱鏡用に設計された
光源に着脱自在に接続されている。かくして、既存の膀胱鏡を用いる外科医は、
光ファイバをこれから取り外し、有利にはその光ファイバを尿道スコープに接続
することができる。変形実施形態では、挿入プローブ22の視認通路を介して術
野を直接視認しやすいようにLED、他の電球又は他の光源を組み込んでもよい
。
図3a及び図3bに示すように、光又はライトガイド28が、光を取っ手の遠位
端部26に運ぶために取っ手20内に設けられている。光ガイド28は好ましく
は、ファイバライトガイドから成り、このファイバライトガイドは、手技後に取
り外しできるよう取っ手に又は取っ手内部に着脱自在に取り付けられ、或いは、
取っ手に永続的に組み込まれる。好ましい実施形態では、光ガイド28は、取っ
手の底部に近位端部24のところで着脱自在に取り付けられる。その目的は、電
源コードと注入手技の干渉を無くし又は弱めることにある。光ガイド28は好ま
しくは、外部コネクタ30を介して外部医用光源、例えば膀胱鏡用に設計された
光源に着脱自在に接続されている。かくして、既存の膀胱鏡を用いる外科医は、
光ファイバをこれから取り外し、有利にはその光ファイバを尿道スコープに接続
することができる。変形実施形態では、挿入プローブ22の視認通路を介して術
野を直接視認しやすいようにLED、他の電球又は他の光源を組み込んでもよい
。
【0011】
図示の実施形態では、レンズ32は好ましくは、取っ手20の上面に取り付け
られ、視認通路と術野内の解剖学的構造の両方を拡大できるようになっている。
図示の実施形態では、倍率は、通常約1.66倍である。変形実施形態では、他
の倍率を使用してもよい。現在具体化されているものとしては、器具は、ガラス
製の両凸20mm×500mm無コーティング単一レンズを備え、この場合、2
0mmが直径であり、500mmが焦点距離である。外科医は自分の目をレンズ
32の近位側及び遠位側へ動かして自分の焦点を挿入プローブ22内の視認通路
に沿って調節することができる。レンズ32は好ましくは、容易にクリーニング
できると共に(或いは)外科医が視認通路の裸眼による非拡大視野を選択するこ
とができるよう着脱自在である。
られ、視認通路と術野内の解剖学的構造の両方を拡大できるようになっている。
図示の実施形態では、倍率は、通常約1.66倍である。変形実施形態では、他
の倍率を使用してもよい。現在具体化されているものとしては、器具は、ガラス
製の両凸20mm×500mm無コーティング単一レンズを備え、この場合、2
0mmが直径であり、500mmが焦点距離である。外科医は自分の目をレンズ
32の近位側及び遠位側へ動かして自分の焦点を挿入プローブ22内の視認通路
に沿って調節することができる。レンズ32は好ましくは、容易にクリーニング
できると共に(或いは)外科医が視認通路の裸眼による非拡大視野を選択するこ
とができるよう着脱自在である。
【0012】
本発明によれば、医用手技は、本発明の尿道スコープによって実行可能になる
。例えば、挿入プローブ22の遠位端部42を尿道内へ配置するのがよく、その
間、挿入プローブ22を介して尿道を視覚化し、針をレンズ32及びレンズケー
シング40の周りに通して挿入プローブ22のルーメン内へ入れ、そして膨張剤
を露出している軟組織内へ注入する。現在具体化されているものとしては、レン
ズ32及びレンズケーシング40は、種々の針挿入角度及び向きが容易に得られ
るよう比較的小径のものである。かくして、レンズケーシング40が小径である
ことにより、手技中における注入針又は任意他の外科用器具との干渉が避けられ
、外科医の側での治療上での融通性を高めることができる。本発明の尿道不全の
注入治療法では、尿道の外径に沿って注入針を粘膜下で注入する並行配置法を用
い、尿道の長さ全体に沿って粘膜下(粘膜の下)で注入するのが有益な場合があ
る。かくして、レンズ32が比較的小径であることにより、この改良型注入手技
の性能が考慮に入れられている。レンズ32及び(又は)ケーシング40が比較
的大径であれば、これらは、尿道の長さ全体に沿う適正な並行配置及び膨張剤の
注入を可能にするよう針をレンズケーシング40の周りに、そして挿入プローブ
22を通って差し向けるのに十分ではない場合がある。
。例えば、挿入プローブ22の遠位端部42を尿道内へ配置するのがよく、その
間、挿入プローブ22を介して尿道を視覚化し、針をレンズ32及びレンズケー
シング40の周りに通して挿入プローブ22のルーメン内へ入れ、そして膨張剤
を露出している軟組織内へ注入する。現在具体化されているものとしては、レン
ズ32及びレンズケーシング40は、種々の針挿入角度及び向きが容易に得られ
るよう比較的小径のものである。かくして、レンズケーシング40が小径である
ことにより、手技中における注入針又は任意他の外科用器具との干渉が避けられ
、外科医の側での治療上での融通性を高めることができる。本発明の尿道不全の
注入治療法では、尿道の外径に沿って注入針を粘膜下で注入する並行配置法を用
い、尿道の長さ全体に沿って粘膜下(粘膜の下)で注入するのが有益な場合があ
る。かくして、レンズ32が比較的小径であることにより、この改良型注入手技
の性能が考慮に入れられている。レンズ32及び(又は)ケーシング40が比較
的大径であれば、これらは、尿道の長さ全体に沿う適正な並行配置及び膨張剤の
注入を可能にするよう針をレンズケーシング40の周りに、そして挿入プローブ
22を通って差し向けるのに十分ではない場合がある。
【0013】
図示の実施形態では、挿入プローブ22の近位部分44は、挿入プローブ22
の残部よりも急な角度で半径方向外方に延びている(即ち、近位部分44は、も
し円錐形であれば大きなテーパ角度を有し、或いは別の形状であれば、遠位端部
42よりもより大きな曲率を有する)。急な角度が付けられた近位部分44は、
レンズケーシング40が比較的小径のものであるということと組み合わさって、
針の種々の挿入角度及び向きを取りやすくするのに役立つ。挿入プローブ22の
近位部分44が針の操作性を向上させることに加えて、挿入プローブ22の残り
の円錐形又はフレア状(ラッパ状)部分は、針の操作性を一段と向上させると同
時に、遠位側及び近位側への運動により体腔、例えば尿道を伸縮させるのに役立
つ。加うるに、挿入プローブ22の2つの円錐形部分、即ち、近位部分44及び
残りの部分は、光を光ガイド28から挿入プローブ22を通って挿入プローブ2
2の遠位端部42に向かって合焦させるのに役立つ。
の残部よりも急な角度で半径方向外方に延びている(即ち、近位部分44は、も
し円錐形であれば大きなテーパ角度を有し、或いは別の形状であれば、遠位端部
42よりもより大きな曲率を有する)。急な角度が付けられた近位部分44は、
レンズケーシング40が比較的小径のものであるということと組み合わさって、
針の種々の挿入角度及び向きを取りやすくするのに役立つ。挿入プローブ22の
近位部分44が針の操作性を向上させることに加えて、挿入プローブ22の残り
の円錐形又はフレア状(ラッパ状)部分は、針の操作性を一段と向上させると同
時に、遠位側及び近位側への運動により体腔、例えば尿道を伸縮させるのに役立
つ。加うるに、挿入プローブ22の2つの円錐形部分、即ち、近位部分44及び
残りの部分は、光を光ガイド28から挿入プローブ22を通って挿入プローブ2
2の遠位端部42に向かって合焦させるのに役立つ。
【0014】
図示の実施形態では、挿入針又は他の外科用器具の整列及び(又は)安定化が
得られるようにするために2つのプラットホーム46及び切欠き48がレンズケ
ーシング40に設けられている。図示の実施形態では、ケーシング40は、2つ
の半部から成り、これら半部は互いに嵌まり合ってレンズ32を包囲する。一使
用例として、2つのプラットホーム46は、充填材の2時及び10時の位置にお
ける注入を可能にするよう針を整列させるのに役立ち、切欠き48は、充填材の
6時の位置での注入を行うことができるよう針を整列させるのに役立つ。変形実
施形態では、プラットホーム46と切欠き48の何れか一方又はこれら両方を省
いてもよく、或いはケーシング40上の互いに異なる場所に配置してもよい。別
の変形実施形態では、切欠き48を省き、レンズケーシングのみがレンズ32の
下半部を包囲するようにする。この実施形態では、レンズを持ち上げてレンズケ
ーシングから外すことができ、レンズケーシングの2つの上端部は、針の位置決
めを光学的に助けるためのプラットホームとしての役目を果たすことができる。
この実施形態では、針の位置決めを光学的に助けるためにレンズ32の頂部に切
欠きを設けるのがよい。
得られるようにするために2つのプラットホーム46及び切欠き48がレンズケ
ーシング40に設けられている。図示の実施形態では、ケーシング40は、2つ
の半部から成り、これら半部は互いに嵌まり合ってレンズ32を包囲する。一使
用例として、2つのプラットホーム46は、充填材の2時及び10時の位置にお
ける注入を可能にするよう針を整列させるのに役立ち、切欠き48は、充填材の
6時の位置での注入を行うことができるよう針を整列させるのに役立つ。変形実
施形態では、プラットホーム46と切欠き48の何れか一方又はこれら両方を省
いてもよく、或いはケーシング40上の互いに異なる場所に配置してもよい。別
の変形実施形態では、切欠き48を省き、レンズケーシングのみがレンズ32の
下半部を包囲するようにする。この実施形態では、レンズを持ち上げてレンズケ
ーシングから外すことができ、レンズケーシングの2つの上端部は、針の位置決
めを光学的に助けるためのプラットホームとしての役目を果たすことができる。
この実施形態では、針の位置決めを光学的に助けるためにレンズ32の頂部に切
欠きを設けるのがよい。
【0015】
変形実施形態では、切欠き又はスロットを挿入プローブ22の近位部分44に
設けて例えば図15に示すように挿入針を安定化するのがよい。他の変形実施形
態では、レンズ32を全て取り外すと共に(或いは)挿入プローブ22の円錐形
部分のうち一方又は両方を円筒形又は他の形状に形成してもよい。例えば、一変
形実施形態では、近位部分44の遠位側に設けられた円錐形部分を円錐ではなく
円筒形として形成してもよい。別の変形実施形態では、近位部分44を、挿入プ
ローブ22の近位部分と同一の半径方向拡張角度を有するよう形成してもよい。
大径のレンズ及びケーシングを用いる場合、窓又はスロット、例えば半径方向に
延びるスロットをレンズ上又はレンズを貫通して設けて挿入針の刺入及び安定化
が行われるようにするのがよい。例えば、スロット又は小穴をレンズの2時、1
0時及び12時の位置に配置するのがよい。
設けて例えば図15に示すように挿入針を安定化するのがよい。他の変形実施形
態では、レンズ32を全て取り外すと共に(或いは)挿入プローブ22の円錐形
部分のうち一方又は両方を円筒形又は他の形状に形成してもよい。例えば、一変
形実施形態では、近位部分44の遠位側に設けられた円錐形部分を円錐ではなく
円筒形として形成してもよい。別の変形実施形態では、近位部分44を、挿入プ
ローブ22の近位部分と同一の半径方向拡張角度を有するよう形成してもよい。
大径のレンズ及びケーシングを用いる場合、窓又はスロット、例えば半径方向に
延びるスロットをレンズ上又はレンズを貫通して設けて挿入針の刺入及び安定化
が行われるようにするのがよい。例えば、スロット又は小穴をレンズの2時、1
0時及び12時の位置に配置するのがよい。
【0016】
光ガイド28を通って伝送された光は、挿入プローブ22の反射構造体34の
側面及び下面へ差し向けられる。反射構造体34は、光ガイドからの光を解剖学
的構造中へ分散させるレフレクタとして働く。好ましい実施形態では、挿入プロ
ーブ22は、射出成形又は圧縮成形により形成された医用等級のプラスチック(
例えば、ポリカーボネート)から成る。別の実施形態では、挿入プローブ22の
一部又は全ては、透明な医用等級のプラスチックから成る。挿入プローブ22の
上方部分の下面は、一実施形態では反射面としての研磨金属で被覆されている。
変形実施形態では、この下面は、別のコーティングを有してもよく、或いは単に
滑らかなプラスチックから成っていてもよい。別の変形実施形態では、挿入プロ
ーブ22の一部又は全ては、外科用ステンレス鋼から成っていてもよい。
側面及び下面へ差し向けられる。反射構造体34は、光ガイドからの光を解剖学
的構造中へ分散させるレフレクタとして働く。好ましい実施形態では、挿入プロ
ーブ22は、射出成形又は圧縮成形により形成された医用等級のプラスチック(
例えば、ポリカーボネート)から成る。別の実施形態では、挿入プローブ22の
一部又は全ては、透明な医用等級のプラスチックから成る。挿入プローブ22の
上方部分の下面は、一実施形態では反射面としての研磨金属で被覆されている。
変形実施形態では、この下面は、別のコーティングを有してもよく、或いは単に
滑らかなプラスチックから成っていてもよい。別の変形実施形態では、挿入プロ
ーブ22の一部又は全ては、外科用ステンレス鋼から成っていてもよい。
【0017】
さらに別の変形実施形態では、光源は反射構造体内へ又は部分的にこの中へ差
し向けられ、反射構造体は、光を反射構造体の長さ方向に沿って放出する透明な
又は光伝送材料で作られている。この構造体の目的は、追加の光を挿入プローブ
の遠位端部に向かって導くことにある。変形例として、反射構造体は、1以上の
ポストから成っていてもよく、これらポストはこれらの長さに沿って光を受け入
れたり放出する透明な材料で作られている。別の実施形態では、挿入プローブは
、多数の、例えば3本のポストから成っていてもよく(これらポストは、小さな
反射構造体を備え、或いは反射構造体を備えていない)、この場合、3つ全ての
ポストは、これらの長さに沿って光を受け入れたり放出する。この段落の実施形
態では、挿入プローブ全体を例えば光を伝送する透明なプラスチックで作るのが
よい。
し向けられ、反射構造体は、光を反射構造体の長さ方向に沿って放出する透明な
又は光伝送材料で作られている。この構造体の目的は、追加の光を挿入プローブ
の遠位端部に向かって導くことにある。変形例として、反射構造体は、1以上の
ポストから成っていてもよく、これらポストはこれらの長さに沿って光を受け入
れたり放出する透明な材料で作られている。別の実施形態では、挿入プローブは
、多数の、例えば3本のポストから成っていてもよく(これらポストは、小さな
反射構造体を備え、或いは反射構造体を備えていない)、この場合、3つ全ての
ポストは、これらの長さに沿って光を受け入れたり放出する。この段落の実施形
態では、挿入プローブ全体を例えば光を伝送する透明なプラスチックで作るのが
よい。
【0018】
遠位レンズ50を挿入プローブ22の遠位端部42に装着するのがよい。この
遠位レンズ50は、挿入プローブ22の前に設けられた組織構造の視覚化を可能
にするのに役立つ。遠位レンズ50は、膀胱と尿道との間の移行野のところに位
置する膀胱頸部を識別するために特に重要な場合がある。変形実施形態では、遠
位レンズ50は、魚眼レンズから成るのがよく、或いは全て省いてもよい。好ま
しい実施形態では、遠位レンズは省かれるが、外科医が遠くを見ることができる
よう孔が維持される。
遠位レンズ50は、挿入プローブ22の前に設けられた組織構造の視覚化を可能
にするのに役立つ。遠位レンズ50は、膀胱と尿道との間の移行野のところに位
置する膀胱頸部を識別するために特に重要な場合がある。変形実施形態では、遠
位レンズ50は、魚眼レンズから成るのがよく、或いは全て省いてもよい。好ま
しい実施形態では、遠位レンズは省かれるが、外科医が遠くを見ることができる
よう孔が維持される。
【0019】
2本のポスト36は例えば射出成形法を用いて挿入プローブ22の残部とプラ
スチックで一体成形されたものであるのがよい。変形実施形態では、2本のポス
ト36は、剛性材料、例えば外科用ステンレス鋼から成っていてもよい。一実施
形態では、単一のステンレス鋼棒を挿入プローブ22の遠位側先端部のところで
半分に折り曲げて2本のポスト36を形成し、これら2本のポストを次に残りの
プラスチック又はステンレス鋼挿入プローブ22内へ嵌め込む。図示の実施形態
では、遠位レンズ50の近位端部は、遠位端部よりも大径であると共に(或いは
)遠位端部42のルーメンは、僅かにテーパが付けられ、又は寸法が小さくなっ
ていて、遠位レンズ50を遠位側の方向へ動かすことにより挿入プローブ22の
遠位端部内へ配置し、或いは圧力嵌めできるようになっている。次に、ステンレ
ス鋼棒を遠位レンズ50の近位端部の周りに折り曲げて遠位レンズ50に接触し
、これを遠位端部40内に固定する。
スチックで一体成形されたものであるのがよい。変形実施形態では、2本のポス
ト36は、剛性材料、例えば外科用ステンレス鋼から成っていてもよい。一実施
形態では、単一のステンレス鋼棒を挿入プローブ22の遠位側先端部のところで
半分に折り曲げて2本のポスト36を形成し、これら2本のポストを次に残りの
プラスチック又はステンレス鋼挿入プローブ22内へ嵌め込む。図示の実施形態
では、遠位レンズ50の近位端部は、遠位端部よりも大径であると共に(或いは
)遠位端部42のルーメンは、僅かにテーパが付けられ、又は寸法が小さくなっ
ていて、遠位レンズ50を遠位側の方向へ動かすことにより挿入プローブ22の
遠位端部内へ配置し、或いは圧力嵌めできるようになっている。次に、ステンレ
ス鋼棒を遠位レンズ50の近位端部の周りに折り曲げて遠位レンズ50に接触し
、これを遠位端部40内に固定する。
【0020】
図示の実施形態では、挿入中、尿道を次第に拡張するために2本のポスト36
が断面の4時及び8時の位置に形成されているが、これには限定されない。尿道
スコープ18を尿道内へ挿入し、組織が2本のポスト36の隣り合う側部の窓内
へ出ると、尿道壁は一般に、尿道の長さに沿って窓内へ脱出することになる。脱
出した組織は挿入プローブ22のルーメン内で十分に照明され、レンズ32の倍
率下で外科医によって視認される。外科医は次に、各窓内の脱出組織の各部分内
へ注入し、又はその長さに沿って注入して例えば膨張剤の長手方向に延びる組織
増強構造を形成することができる。これら長手方向に延びる組織増強構造の注入
は、例えば2時、6時及び10時の位置で行われるのがよい。
が断面の4時及び8時の位置に形成されているが、これには限定されない。尿道
スコープ18を尿道内へ挿入し、組織が2本のポスト36の隣り合う側部の窓内
へ出ると、尿道壁は一般に、尿道の長さに沿って窓内へ脱出することになる。脱
出した組織は挿入プローブ22のルーメン内で十分に照明され、レンズ32の倍
率下で外科医によって視認される。外科医は次に、各窓内の脱出組織の各部分内
へ注入し、又はその長さに沿って注入して例えば膨張剤の長手方向に延びる組織
増強構造を形成することができる。これら長手方向に延びる組織増強構造の注入
は、例えば2時、6時及び10時の位置で行われるのがよい。
【0021】
本発明の一特徴によれば、長手方向に延びる組織増強構造の注入のうち1以上
を尿道スコープを全く動かさないで、或いはそれほど動かさないで行うのがよい
。尿道スコープを挿入プローブ22の長手方向軸線に沿って回転させると共に(
或いは)僅かに回動させて長手方向軸線から外すのがよく、それにより外科医は
膨張剤を種々の場所に注入することができる。尿道の長さ全体に沿う長手方向に
延びる組織増強構造を植え込むことに加えて、従来型注入法、例えば膨張剤を尿
道括約筋にのみ隣接してこの中へ注入する方法を実施することができる。
を尿道スコープを全く動かさないで、或いはそれほど動かさないで行うのがよい
。尿道スコープを挿入プローブ22の長手方向軸線に沿って回転させると共に(
或いは)僅かに回動させて長手方向軸線から外すのがよく、それにより外科医は
膨張剤を種々の場所に注入することができる。尿道の長さ全体に沿う長手方向に
延びる組織増強構造を植え込むことに加えて、従来型注入法、例えば膨張剤を尿
道括約筋にのみ隣接してこの中へ注入する方法を実施することができる。
【0022】
本発明の一特徴によれば、一般に神経が尿道壁の12時の位置の周りに存在し
ていることが認識されている。したがって、反射構造体34は好ましくは本発明
のこの特徴に従って形成され、12時の位置及びその全体的周囲を覆って外科医
が偶発的にこの神経を損傷しないようにする。例えば、図示の実施形態の反射構
造体は、2時の位置から10時の位置にわたり、外科医に尿道スコープを挿入プ
ローブ22の軸線に沿って回転させないように支持するのがよく、したがって1
2時の位置が保護されたままの状態になるようにする。
ていることが認識されている。したがって、反射構造体34は好ましくは本発明
のこの特徴に従って形成され、12時の位置及びその全体的周囲を覆って外科医
が偶発的にこの神経を損傷しないようにする。例えば、図示の実施形態の反射構
造体は、2時の位置から10時の位置にわたり、外科医に尿道スコープを挿入プ
ローブ22の軸線に沿って回転させないように支持するのがよく、したがって1
2時の位置が保護されたままの状態になるようにする。
【0023】
挿入プローブ22を通る視認通路は、外科医が例えば標準の膀胱鏡と組み合わ
せて常用される高価なビデオモニタを介して術野を観察するのとは異なり、非常
に自然で且つ感覚に合った手術環境を外科医に提供することができる。挿入プロ
ーブ22は設計上、組織を引っ込めて、その下に位置する2本のポスト36の円
錐形(例えば、直径が漸増する)形状並びにその位置及び向きに起因してスペー
スを作るのに役立つ。挿入プローブ22の近位側への運動及び遠位側への運動を
外科医が行うことによって組織又は体腔、例えば尿道の直径を増減することがで
き、それにより従来型器具と比較して、外科手技中における外科医の操縦性、操
作性及び接近性を向上させることができる。2本のポスト36間に形成された窓
は、尿道スコープのルーメン内への組織の脱出を容易にする。挿入プローブ22
が円錐形状になっているので、外科医は単一サイズで種々の大きさの尿道を治療
することができる。というのは、挿入プローブ22を深く挿入して大径の尿道を
拡張することができ、これに対し挿入プローブ22の挿入を浅くして小径の尿道
を拡張することができるからである。さらに、挿入プローブ22の必要な挿入深
さが小さい小径の尿道は、大径の尿道と同じほど長い管腔を備えていない場合が
ある。さらに、図示の実施形態では、反射構造体34及び2本のポスト36によ
り形成される窓は、挿入プローブ22の遠位端部のところの方が、挿入プローブ
22の近位端部のところよりも小さい。かくして、小径尿道は、挿入プローブ2
2によって形成される窓が小さく、挿入プローブ22の管腔内への組織の脱出の
度合いがこれに比例して小さくなる。
せて常用される高価なビデオモニタを介して術野を観察するのとは異なり、非常
に自然で且つ感覚に合った手術環境を外科医に提供することができる。挿入プロ
ーブ22は設計上、組織を引っ込めて、その下に位置する2本のポスト36の円
錐形(例えば、直径が漸増する)形状並びにその位置及び向きに起因してスペー
スを作るのに役立つ。挿入プローブ22の近位側への運動及び遠位側への運動を
外科医が行うことによって組織又は体腔、例えば尿道の直径を増減することがで
き、それにより従来型器具と比較して、外科手技中における外科医の操縦性、操
作性及び接近性を向上させることができる。2本のポスト36間に形成された窓
は、尿道スコープのルーメン内への組織の脱出を容易にする。挿入プローブ22
が円錐形状になっているので、外科医は単一サイズで種々の大きさの尿道を治療
することができる。というのは、挿入プローブ22を深く挿入して大径の尿道を
拡張することができ、これに対し挿入プローブ22の挿入を浅くして小径の尿道
を拡張することができるからである。さらに、挿入プローブ22の必要な挿入深
さが小さい小径の尿道は、大径の尿道と同じほど長い管腔を備えていない場合が
ある。さらに、図示の実施形態では、反射構造体34及び2本のポスト36によ
り形成される窓は、挿入プローブ22の遠位端部のところの方が、挿入プローブ
22の近位端部のところよりも小さい。かくして、小径尿道は、挿入プローブ2
2によって形成される窓が小さく、挿入プローブ22の管腔内への組織の脱出の
度合いがこれに比例して小さくなる。
【0024】
変形実施形態では、挿入プローブ22は、種々の数、寸法及び形状の窓を有す
ることができる。例えば、反射構造体22は、1以上の窓が形成された完全な円
錐形又は円筒形をなしてもよい。変形実施形態では、反射構造体22は、メッシ
ュスクリーンで作られた完全な円錐形又は円筒形をなしてもよく、この場合針を
スクリーンメッシュ中へ任意の場所で刺入することができる。この実施形態では
、スクリーンは、十分な剛性又は厚さを有するよう選択でき、或いは構造部材を
用いてスクリーンメッシュを支持してもよい。
ることができる。例えば、反射構造体22は、1以上の窓が形成された完全な円
錐形又は円筒形をなしてもよい。変形実施形態では、反射構造体22は、メッシ
ュスクリーンで作られた完全な円錐形又は円筒形をなしてもよく、この場合針を
スクリーンメッシュ中へ任意の場所で刺入することができる。この実施形態では
、スクリーンは、十分な剛性又は厚さを有するよう選択でき、或いは構造部材を
用いてスクリーンメッシュを支持してもよい。
【0025】
図4は尿道スコープ18の側面図、図5は尿道スコープ18の平面図、図6及
び図7は例示の実施形態の尿道スコープ18の分解斜視図である。図6及び図7
の図示の実施形態に示すように、挿入プローブ22は、2本のねじ54で取っ手
20に固定され、これらねじは、挿入プローブ22及び取っ手20に設けられた
対応関係をなす穴にねじ込まれる。別の実施形態が図8及び図9に示されており
、かかる実施形態では、挿入プローブ22は例えば雄雌相互係止組立体により取
っ手20にスナップ嵌めされ、又は着脱自在にこれに固定される。取っ手20に
設けられた矩形のピン58が、挿入プローブ22に設けられた矩形の穴60に嵌
まり込む。他の実施形態では、即脱着形式の組立体を用いて挿入プローブ22を
取っ手20に着脱自在に固定してもよい。
び図7は例示の実施形態の尿道スコープ18の分解斜視図である。図6及び図7
の図示の実施形態に示すように、挿入プローブ22は、2本のねじ54で取っ手
20に固定され、これらねじは、挿入プローブ22及び取っ手20に設けられた
対応関係をなす穴にねじ込まれる。別の実施形態が図8及び図9に示されており
、かかる実施形態では、挿入プローブ22は例えば雄雌相互係止組立体により取
っ手20にスナップ嵌めされ、又は着脱自在にこれに固定される。取っ手20に
設けられた矩形のピン58が、挿入プローブ22に設けられた矩形の穴60に嵌
まり込む。他の実施形態では、即脱着形式の組立体を用いて挿入プローブ22を
取っ手20に着脱自在に固定してもよい。
【0026】
別のスナップ嵌め実施形態が図10a〜図10cに示されており、かかる実施
形態では、尿道スコープの取っ手20は、好ましくは断面が矩形であってフック
の形をした突起62を有している。取っ手20は、切欠き64を更に有している
。挿入プローブ22は、突起62と嵌合し、この周りに回動するようになった矩
形穴66を有している。挿入プローブ22の2本のポスト36は、挿入プローブ
22の後へ近位側に延び、2つのポスト36を互いに連結する横方向部材68で
終端している。作用を説明すると、矩形穴62は、突起62の回りに回動し、定
位置に揺動することになる。挿入プローブ22を最終的に定着させる直前におい
て横方向部材68は取っ手20の切欠き64に当たってこれに嵌まり込み、それ
により挿入プローブ22を取っ手20に固定する。挿入プローブ22を取り外す
には、横方向部材68を持ち上げて切欠き64から外す。定着状態の横方向部材
68の取り外しを可能にするため凹みを溝64の2つの側部及び(又は)近位側
に形成するのがよい。横方向部材68を切欠き64から取り外した後、挿入プロ
ーブ22を回転させ、矩形突起62から取り外す。
形態では、尿道スコープの取っ手20は、好ましくは断面が矩形であってフック
の形をした突起62を有している。取っ手20は、切欠き64を更に有している
。挿入プローブ22は、突起62と嵌合し、この周りに回動するようになった矩
形穴66を有している。挿入プローブ22の2本のポスト36は、挿入プローブ
22の後へ近位側に延び、2つのポスト36を互いに連結する横方向部材68で
終端している。作用を説明すると、矩形穴62は、突起62の回りに回動し、定
位置に揺動することになる。挿入プローブ22を最終的に定着させる直前におい
て横方向部材68は取っ手20の切欠き64に当たってこれに嵌まり込み、それ
により挿入プローブ22を取っ手20に固定する。挿入プローブ22を取り外す
には、横方向部材68を持ち上げて切欠き64から外す。定着状態の横方向部材
68の取り外しを可能にするため凹みを溝64の2つの側部及び(又は)近位側
に形成するのがよい。横方向部材68を切欠き64から取り外した後、挿入プロ
ーブ22を回転させ、矩形突起62から取り外す。
【0027】
図11は、女性の尿道内への尿道スコープ18の挿入状態を示している。現時
点において好ましい実施形態では、針(図示せず)は好ましくは、尿道内への尿
道スコープ18の挿入中、設けられない。図示していないが、本発明の尿道スコ
ープ18を、種々の医学的用途に用いることができ、かかる用途としては、例え
ば尿道内での種々の外科手技が挙げられる。針が設けられておらず、或いは引っ
込められた状態で、尿道スコープ18を尿道及び尿道括約筋中に進めて膀胱内へ
送り進めるのがよく、その後、僅かに引き戻して例えば尿道スコープ18の遠位
側先端部42を尿道括約筋のちょうど近位側へ整列させる。外科医は、尿道の内
壁を目で見て検査して、尿道の管腔の最適開口が得られるようにすることができ
る。
点において好ましい実施形態では、針(図示せず)は好ましくは、尿道内への尿
道スコープ18の挿入中、設けられない。図示していないが、本発明の尿道スコ
ープ18を、種々の医学的用途に用いることができ、かかる用途としては、例え
ば尿道内での種々の外科手技が挙げられる。針が設けられておらず、或いは引っ
込められた状態で、尿道スコープ18を尿道及び尿道括約筋中に進めて膀胱内へ
送り進めるのがよく、その後、僅かに引き戻して例えば尿道スコープ18の遠位
側先端部42を尿道括約筋のちょうど近位側へ整列させる。外科医は、尿道の内
壁を目で見て検査して、尿道の管腔の最適開口が得られるようにすることができ
る。
【0028】
外科医が尿道スコープ18をいったん位置決めすると、外科医は針を尿道スコ
ープ18中へ挿入し、そして治療されるべき組織内へ挿入するのがよく、その後
膨張剤を組織中へ注入する。図示の実施形態では、まず最初に、膨張剤を6時の
位置に注入し、図12aに示すような第1の粘膜膨出部を形成する。外科医は、
例えばこの手技中、針を位置決めすると共に(或いは)安定化させるために切欠
き48を用いるよう選択できる。図12b及び図12cに示すように、次に膨張
剤を図示の実施形態では10時の位置に注入し、第2の粘膜膨出部を形成し、そ
の後2時の位置に注入し、第3の粘膜膨出部を形成する。外科医は例えばこれら
の手技中、針を位置決めすると共に(或いは)安定化させるためにプラットホー
ム46を用いるよう選択できる。
ープ18中へ挿入し、そして治療されるべき組織内へ挿入するのがよく、その後
膨張剤を組織中へ注入する。図示の実施形態では、まず最初に、膨張剤を6時の
位置に注入し、図12aに示すような第1の粘膜膨出部を形成する。外科医は、
例えばこの手技中、針を位置決めすると共に(或いは)安定化させるために切欠
き48を用いるよう選択できる。図12b及び図12cに示すように、次に膨張
剤を図示の実施形態では10時の位置に注入し、第2の粘膜膨出部を形成し、そ
の後2時の位置に注入し、第3の粘膜膨出部を形成する。外科医は例えばこれら
の手技中、針を位置決めすると共に(或いは)安定化させるためにプラットホー
ム46を用いるよう選択できる。
【0029】
ユーザは、尿道スコープ18の照明された状態の視認通路を介して3つの(又
は、これよりも多い数又は少ない数の)粘膜膨出部を検査することができる。尿
道スコープ18の位置及び向きを変えることにより種々の視認角度を形成できる
。尿道スコープ18を視覚による検査及び触覚による検査を行うことができるよ
う3つの粘膜膨出部まで前進させ、この中に入れ、そしてその遠位側を越えて前
進させるのがよい。本発明の尿道スコープ18は、例えば挿入プローブ22の遠
位側への移動により粘膜膨出部相互間の通路の開口を介して粘膜膨出部の触覚に
よる検査を容易にし、それにより手術の成功が得られるようにする。例えば粘膜
膨出部のうち1以上が外科医によって大きすぎ又は変位不能(ずらすことができ
ない)であると判定された場合、外科医は挿入プローブ22を使って膨張剤をマ
ッサージしてこれを再分配し、膨張剤の機能的に一層適当な分布状態が得られる
ようにする。例えば挿入プローブ22を回転させて反射構造体22及び(又は)
2本のポスト36のうち一方を粘膜膨出部のうち1以上又は長手方向に延びる組
織増強構造体上に配置し、この中の膨張剤をマッサージすると共に(或いは)再
分配するようにしてもよい。図12dは、膨張剤注入手技の変形例を示しており
、かかる手技では、針を尿道の外部で組織中に刺入し、そして尿道壁を通って注
入部位まで前進させる。図示していないが、本発明の尿道スコープ18をこの手
技にも用いて外科医が膨張剤を注入しているときに尿道組織の膨潤状態を視覚化
し、ついに上述のような膨張剤の触覚による検査及び(又は)再分配を容易にす
ることができるようにする。
は、これよりも多い数又は少ない数の)粘膜膨出部を検査することができる。尿
道スコープ18の位置及び向きを変えることにより種々の視認角度を形成できる
。尿道スコープ18を視覚による検査及び触覚による検査を行うことができるよ
う3つの粘膜膨出部まで前進させ、この中に入れ、そしてその遠位側を越えて前
進させるのがよい。本発明の尿道スコープ18は、例えば挿入プローブ22の遠
位側への移動により粘膜膨出部相互間の通路の開口を介して粘膜膨出部の触覚に
よる検査を容易にし、それにより手術の成功が得られるようにする。例えば粘膜
膨出部のうち1以上が外科医によって大きすぎ又は変位不能(ずらすことができ
ない)であると判定された場合、外科医は挿入プローブ22を使って膨張剤をマ
ッサージしてこれを再分配し、膨張剤の機能的に一層適当な分布状態が得られる
ようにする。例えば挿入プローブ22を回転させて反射構造体22及び(又は)
2本のポスト36のうち一方を粘膜膨出部のうち1以上又は長手方向に延びる組
織増強構造体上に配置し、この中の膨張剤をマッサージすると共に(或いは)再
分配するようにしてもよい。図12dは、膨張剤注入手技の変形例を示しており
、かかる手技では、針を尿道の外部で組織中に刺入し、そして尿道壁を通って注
入部位まで前進させる。図示していないが、本発明の尿道スコープ18をこの手
技にも用いて外科医が膨張剤を注入しているときに尿道組織の膨潤状態を視覚化
し、ついに上述のような膨張剤の触覚による検査及び(又は)再分配を容易にす
ることができるようにする。
【0030】
現時点において好ましい実施形態では、3つの粘膜膨出部を形成した後、挿入
プローブ22をその遠位側先端部が3つの粘膜膨出部を含むと共に(或いは)こ
れらに隣接した領域のすぐ近位側に位置するように位置決めするのがよい。外科
医は、遠位レンズ50及び反射構造体34と2本のポスト36との間の窓を介し
て、長手方向に延びる各組織脱出部の表面全体を視覚化することができ、かくし
て、続いて起こる注入手技を外科医の直接的な視認下で行うことができる。挿入
プローブ22を遠位側へ前進させたり近位側へ引っ込めるとき、外科医は反射構
造体34と2本のポスト36との間に形成された窓を介して粘膜膨出部を更に検
査することができる。外科医は、追加の膨張剤を例えば6時、10時及び(又は
)3時の位置、或いは他の角度位置で脱出組織領域内へ追加することができる。
プローブ22をその遠位側先端部が3つの粘膜膨出部を含むと共に(或いは)こ
れらに隣接した領域のすぐ近位側に位置するように位置決めするのがよい。外科
医は、遠位レンズ50及び反射構造体34と2本のポスト36との間の窓を介し
て、長手方向に延びる各組織脱出部の表面全体を視覚化することができ、かくし
て、続いて起こる注入手技を外科医の直接的な視認下で行うことができる。挿入
プローブ22を遠位側へ前進させたり近位側へ引っ込めるとき、外科医は反射構
造体34と2本のポスト36との間に形成された窓を介して粘膜膨出部を更に検
査することができる。外科医は、追加の膨張剤を例えば6時、10時及び(又は
)3時の位置、或いは他の角度位置で脱出組織領域内へ追加することができる。
【0031】
図13は、患者の尿道内に位置した挿入プローブ22の断面図である。脱出組
織の第1の部分70が、2本のポスト36相互間で6時の位置に存在している。
脱出組織の第2の部分72が、2本のポスト36の一方と反射構造体34との間
で10時の位置に存在し、脱出組織の第3の部分74が、他方のポスト36と反
射構造体34との間に存在している。本発明の一実施形態によれば、針を、箇所
AA(図11)から入り、そして組織内において尿道括約筋の近くの箇所BB(
図11)で終端する状態で、脱出組織の部分70,72,74全体のうち1以上
中へ刺入するのがよい。針を抜去しながら膨張剤を箇所BBで注入するのがよく
、次に箇所AAと箇所BBとの間の箇所のうち1又は全てのところで注入するの
がよい。かくして、例えば3つの長手方向に延びる組織増強構造を例えば6時の
位置、10時の位置及び2時の位置に生じさせることができる。
織の第1の部分70が、2本のポスト36相互間で6時の位置に存在している。
脱出組織の第2の部分72が、2本のポスト36の一方と反射構造体34との間
で10時の位置に存在し、脱出組織の第3の部分74が、他方のポスト36と反
射構造体34との間に存在している。本発明の一実施形態によれば、針を、箇所
AA(図11)から入り、そして組織内において尿道括約筋の近くの箇所BB(
図11)で終端する状態で、脱出組織の部分70,72,74全体のうち1以上
中へ刺入するのがよい。針を抜去しながら膨張剤を箇所BBで注入するのがよく
、次に箇所AAと箇所BBとの間の箇所のうち1又は全てのところで注入するの
がよい。かくして、例えば3つの長手方向に延びる組織増強構造を例えば6時の
位置、10時の位置及び2時の位置に生じさせることができる。
【0032】
本発明の変形実施形態では、1本、3本又はそれ以上のポスト36を用いても
よく、粘膜膨出部の数/形態/位置決め箇所を単独で又は長手方向に延びる組織
増強構造の種々の数/形態/位置決め箇所/長さと組み合わせて増減することが
できる。反射部材34の寸法及び半径方向周囲も又、様々であってよい。ポスト
36の本数を変え又は修正することに加えて、ポスト36の形状及び(又は)形
態を変えることができる。例えば、ポスト36のうち一方又は両方の曲率、寸法
及び(又は)間隔を変えてとりわけこれらの間の組織の脱出部の量及び形状に影
響を与えることができる。例えば、ポスト36のうち1以上を挿入プローブの長
さ全体又はその一部に沿ってあらゆる箇所でこれら相互間に同一の間隔を有する
よう構成してもよい。
よく、粘膜膨出部の数/形態/位置決め箇所を単独で又は長手方向に延びる組織
増強構造の種々の数/形態/位置決め箇所/長さと組み合わせて増減することが
できる。反射部材34の寸法及び半径方向周囲も又、様々であってよい。ポスト
36の本数を変え又は修正することに加えて、ポスト36の形状及び(又は)形
態を変えることができる。例えば、ポスト36のうち一方又は両方の曲率、寸法
及び(又は)間隔を変えてとりわけこれらの間の組織の脱出部の量及び形状に影
響を与えることができる。例えば、ポスト36のうち1以上を挿入プローブの長
さ全体又はその一部に沿ってあらゆる箇所でこれら相互間に同一の間隔を有する
よう構成してもよい。
【0033】
図14〜図16は、多くの点で図1〜図9を参照して説明した尿道スコープ1
8と類似した本発明の尿道スコープ100を示している。尿道スコープ100は
、取っ手102及び挿入プローブ104を有している。上述したように、取っ手
102は好ましくは、「拳銃の握り」様式のものであり(ただし、形態はその様
式には限定されない)、挿入プローブ104は、取っ手102に着脱自在に連結
されている。レンズ106が、取っ手102のエルボ110から延びるレンズブ
ラケット108内に設けられていて、レンズ106が全体として挿入プローブ1
04と軸方向に整列するようになっている。ブラケット108は、注入針を安定
化させるのに用いられる2つのプラットホーム112a,112b及び中央切欠
き114を有している。したがって、この実施形態では、挿入プローブ104を
取っ手102から取り外して処分することができるが、取っ手及びレンズ取付け
ブラケット108は再使用できる。
8と類似した本発明の尿道スコープ100を示している。尿道スコープ100は
、取っ手102及び挿入プローブ104を有している。上述したように、取っ手
102は好ましくは、「拳銃の握り」様式のものであり(ただし、形態はその様
式には限定されない)、挿入プローブ104は、取っ手102に着脱自在に連結
されている。レンズ106が、取っ手102のエルボ110から延びるレンズブ
ラケット108内に設けられていて、レンズ106が全体として挿入プローブ1
04と軸方向に整列するようになっている。ブラケット108は、注入針を安定
化させるのに用いられる2つのプラットホーム112a,112b及び中央切欠
き114を有している。したがって、この実施形態では、挿入プローブ104を
取っ手102から取り外して処分することができるが、取っ手及びレンズ取付け
ブラケット108は再使用できる。
【0034】
挿入プローブ104は、図15a、図15b、図16c及び図16dでは分離
した状態で示されており、この挿入プローブは、閉鎖遠位側先端部120、遠位
側挿入長さ部分122(これは好ましくは僅かにテーパしている)、第1の組織
拡張部分124及び第2のこれよりも幅の広い組織拡張部分126を有している
。複数の短いリブが設けられたリング128が、挿入プローブ104の近位端部
を構成している。挿入長さ部分122及び拡張部分124,126は、上側中実
部材130及び下側の対をなす組織拡開ポスト132a,132bによって構成
されている。中実部材130は、挿入長さ部分122内では部分管状であり(即
ち、フレア状ではない)、第1の組織拡張部分124内では、曲線フレア状にな
っており、そして第2の組織拡張部分126内では実質的に円錐形である。組織
拡開ポスト132a,132bは全体として、中実部材130の形状に一致する
が、図15b及び図16aで最もよく分かるように、挿入長さ部分122内でフ
レア状になり始め、そしてこれらの長さに沿って僅かに誇張の度合いの小さな曲
率を有している。
した状態で示されており、この挿入プローブは、閉鎖遠位側先端部120、遠位
側挿入長さ部分122(これは好ましくは僅かにテーパしている)、第1の組織
拡張部分124及び第2のこれよりも幅の広い組織拡張部分126を有している
。複数の短いリブが設けられたリング128が、挿入プローブ104の近位端部
を構成している。挿入長さ部分122及び拡張部分124,126は、上側中実
部材130及び下側の対をなす組織拡開ポスト132a,132bによって構成
されている。中実部材130は、挿入長さ部分122内では部分管状であり(即
ち、フレア状ではない)、第1の組織拡張部分124内では、曲線フレア状にな
っており、そして第2の組織拡張部分126内では実質的に円錐形である。組織
拡開ポスト132a,132bは全体として、中実部材130の形状に一致する
が、図15b及び図16aで最もよく分かるように、挿入長さ部分122内でフ
レア状になり始め、そしてこれらの長さに沿って僅かに誇張の度合いの小さな曲
率を有している。
【0035】
中実部材130は望ましくは、その全長に沿って拡張部分124,126を通
って次第に大きくなる部分環状断面を有している。その結果、中実部材130の
内壁134(図15b)は、挿入プローブ104を貫通するルーメン又はチャネ
ルを部分的に構成する。中実部材130の細長い側縁部136a,136bが尿
道スコープ100を用いる組織視覚化及び治療を可能にする視認窓138の範囲
を画定する。組織拡開ポスト132a,132bは、視認窓138を横切って全
体として長手方向に延びている。図16cの正面図は、視認窓138の開口の範
囲及び組織拡開ポスト132a,132bの相対的な位置決め状態を最もよく示
している。例示の実施形態では、組織拡開ポスト132a,132bは、互いに
約60゜の角度を置いた状態で挿入プローブ104の長手方向軸線の周りに対称
に差し向けられている。
って次第に大きくなる部分環状断面を有している。その結果、中実部材130の
内壁134(図15b)は、挿入プローブ104を貫通するルーメン又はチャネ
ルを部分的に構成する。中実部材130の細長い側縁部136a,136bが尿
道スコープ100を用いる組織視覚化及び治療を可能にする視認窓138の範囲
を画定する。組織拡開ポスト132a,132bは、視認窓138を横切って全
体として長手方向に延びている。図16cの正面図は、視認窓138の開口の範
囲及び組織拡開ポスト132a,132bの相対的な位置決め状態を最もよく示
している。例示の実施形態では、組織拡開ポスト132a,132bは、互いに
約60゜の角度を置いた状態で挿入プローブ104の長手方向軸線の周りに対称
に差し向けられている。
【0036】
上述の実施形態に関して上述したように、尿道スコープ100は、プローブ1
04をその遠位側先端部120が尿道の括約筋のすぐ外側に位置するまで尿道に
挿入することにより機能する。周囲の尿道の軟組織は、視認窓138内へ出る傾
向があるが、組織拡開ポスト132a,132bにより完全に窓に入るのは阻止
される。次に、外科医は膨張剤を窓内の脱出組織の各部分の一部又は全長に沿っ
て注入して、例えば膨張剤から成る長手方向に延びる組織増強構造を形成するこ
とができる。膨張剤の注入に用いられる針を、プラットホーム112a,112
bのうち一方又は中央切欠き114上に位置決めするのがよく、そしてこの針を
近位リング128を通して注入プローブ104のルーメン内へ刺入する。
04をその遠位側先端部120が尿道の括約筋のすぐ外側に位置するまで尿道に
挿入することにより機能する。周囲の尿道の軟組織は、視認窓138内へ出る傾
向があるが、組織拡開ポスト132a,132bにより完全に窓に入るのは阻止
される。次に、外科医は膨張剤を窓内の脱出組織の各部分の一部又は全長に沿っ
て注入して、例えば膨張剤から成る長手方向に延びる組織増強構造を形成するこ
とができる。膨張剤の注入に用いられる針を、プラットホーム112a,112
bのうち一方又は中央切欠き114上に位置決めするのがよく、そしてこの針を
近位リング128を通して注入プローブ104のルーメン内へ刺入する。
【0037】
図16cで理解できるように、挿入プローブ104は好ましくは、挿入プロー
ブ104の内面上、より好ましくは近位リング128の内面上に形成された少な
くとも1つの切欠き、より好ましくは2つの切欠き又はプラットホーム113a
,113bを有している。変形実施形態では、3以上の切欠きを設けてもよい。
2つの切欠き113a,113bは、例えば注入針の配置を行いやすくすること
により、図14の切欠き112a,112bと同様に作用し、これら切欠きは、
針の安定化機能を発揮する限り、変形実施形態では、別の形態及び挿入プローブ
104内の別の場所を取ることができる。近位リング128の外部に設けられた
リブは、外科医によるプローブ104の回転位置決めを容易にするのに役立つ。
上述したように、取っ手102の遠位側先端部のところに照明源を設けてこれが
挿入プローブ104の視認窓138を照明するようにするのが望ましく、上側中
実部材130の内面は好ましくは、反射面を有するよう、変形例として透明であ
るよう構成される。
ブ104の内面上、より好ましくは近位リング128の内面上に形成された少な
くとも1つの切欠き、より好ましくは2つの切欠き又はプラットホーム113a
,113bを有している。変形実施形態では、3以上の切欠きを設けてもよい。
2つの切欠き113a,113bは、例えば注入針の配置を行いやすくすること
により、図14の切欠き112a,112bと同様に作用し、これら切欠きは、
針の安定化機能を発揮する限り、変形実施形態では、別の形態及び挿入プローブ
104内の別の場所を取ることができる。近位リング128の外部に設けられた
リブは、外科医によるプローブ104の回転位置決めを容易にするのに役立つ。
上述したように、取っ手102の遠位側先端部のところに照明源を設けてこれが
挿入プローブ104の視認窓138を照明するようにするのが望ましく、上側中
実部材130の内面は好ましくは、反射面を有するよう、変形例として透明であ
るよう構成される。
【0038】
図17a〜図17fは、取っ手202、挿入プローブ204及び視認レンズ2
06を備えた更に別の尿道スコープ200を示している。この場合も又、取っ手
202は好ましくは、拳銃の握りの形態を有し、挿入プローブ204がその筒部
分から遠位側に延び、視認レンズ206が拳銃の照準の場所に位置するようにす
る。図17cは、可撓性照明源又は光源210を通過させるようにすることがで
きる取っ手202内の曲線経路208を示す断面図である。図17dを参照する
と、可撓性光源210は、挿入プローブ204の近位端部のところに位置した遠
位側先端部212で終端している。このように、挿入プローブ204の中空内部
空間214が照明される。挿入プローブ204の内壁は、反射性であるのがよい
が、変形例として透明であってもよい。
06を備えた更に別の尿道スコープ200を示している。この場合も又、取っ手
202は好ましくは、拳銃の握りの形態を有し、挿入プローブ204がその筒部
分から遠位側に延び、視認レンズ206が拳銃の照準の場所に位置するようにす
る。図17cは、可撓性照明源又は光源210を通過させるようにすることがで
きる取っ手202内の曲線経路208を示す断面図である。図17dを参照する
と、可撓性光源210は、挿入プローブ204の近位端部のところに位置した遠
位側先端部212で終端している。このように、挿入プローブ204の中空内部
空間214が照明される。挿入プローブ204の内壁は、反射性であるのがよい
が、変形例として透明であってもよい。
【0039】
図17dで最もよく分かるように、挿入プローブ204は、部分管状上壁21
6及び少なくとも1つの組織拡開ストラット218を有している。上壁216は
、全体として環状の近位端部220からテーパした遠位側先端部222まで延び
、これらの間において、上壁216の側縁部224によって視認窓が形成されて
いる。少なくとも1つのストラット218は、視認窓を横切って近位端部220
から遠位側先端部222まで延びている。上壁226の円周方向の広がりは、比
較的幅が狭く、したがって互いに反対側に位置した側縁部224は、これらの間
に、望ましくは管の50%未満、より完全には管の30%未満の円弧を構成する
ようになっている。
6及び少なくとも1つの組織拡開ストラット218を有している。上壁216は
、全体として環状の近位端部220からテーパした遠位側先端部222まで延び
、これらの間において、上壁216の側縁部224によって視認窓が形成されて
いる。少なくとも1つのストラット218は、視認窓を横切って近位端部220
から遠位側先端部222まで延びている。上壁226の円周方向の広がりは、比
較的幅が狭く、したがって互いに反対側に位置した側縁部224は、これらの間
に、望ましくは管の50%未満、より完全には管の30%未満の円弧を構成する
ようになっている。
【0040】
図17e及び図17fは、レンズ206と挿入プローブ204との関係を最も
よく示している。レンズ206は、環状ブラケット228を有し、円形光学部分
230がこのブラケット内に設けられている。光学部分230は、その周囲の周
りに等間隔を置いて分布して設けられ、例えば光学部分の半径の約半分又は1/
3にわたって内方に延びる複数の半径方向に差し向けられたスロット232を有
している。他の実施形態の場合と同様、レンズ206は、挿入プローブ204の
長手方向軸線と整列している。挿入プローブ204の近位端部220は、一連の
交互に配置された歯と溝により形成される部分的に銃眼になった内縁部234を
有している。変形実施形態では、半径方向に差し向けられたスロット232と部
分的に銃眼状の内縁部234のうち何れか一方又は両方を動かし、設計変更し又
は省いてもよい。
よく示している。レンズ206は、環状ブラケット228を有し、円形光学部分
230がこのブラケット内に設けられている。光学部分230は、その周囲の周
りに等間隔を置いて分布して設けられ、例えば光学部分の半径の約半分又は1/
3にわたって内方に延びる複数の半径方向に差し向けられたスロット232を有
している。他の実施形態の場合と同様、レンズ206は、挿入プローブ204の
長手方向軸線と整列している。挿入プローブ204の近位端部220は、一連の
交互に配置された歯と溝により形成される部分的に銃眼になった内縁部234を
有している。変形実施形態では、半径方向に差し向けられたスロット232と部
分的に銃眼状の内縁部234のうち何れか一方又は両方を動かし、設計変更し又
は省いてもよい。
【0041】
作用を説明すると、外科医は針を半径方向に差し向けられたスロット232の
うちの1つに通し、円形光学部分230を介して挿入プローブ204の内部空間
214を視覚化しながらこの針を銃眼状内縁部234の溝のうちの1つの中に保
持する。挿入プローブ204を尿道内に位置決めした状態で、外科医は視認窓を
用いてプローブ内の脱出組織の細長いトンネルを視覚化して、これに接近するこ
とができる。本発明の一特徴によれば、本発明の挿入プローブのポストは好まし
くは、挿入プローブ内のルーメンを維持するように構成されていると共に間隔を
置いて設けられており、それと同時にルーメン内への組織の十分な脱出を可能に
して、脱出組織内への膨張剤の注入を容易にする。
うちの1つに通し、円形光学部分230を介して挿入プローブ204の内部空間
214を視覚化しながらこの針を銃眼状内縁部234の溝のうちの1つの中に保
持する。挿入プローブ204を尿道内に位置決めした状態で、外科医は視認窓を
用いてプローブ内の脱出組織の細長いトンネルを視覚化して、これに接近するこ
とができる。本発明の一特徴によれば、本発明の挿入プローブのポストは好まし
くは、挿入プローブ内のルーメンを維持するように構成されていると共に間隔を
置いて設けられており、それと同時にルーメン内への組織の十分な脱出を可能に
して、脱出組織内への膨張剤の注入を容易にする。
【0042】
例えば図13に示すように、挿入プローブ及びそのポストは好ましくは、組織
の各脱出の度合いが挿入プローブのルーメン内へ少なくとも10%、好ましくは
20%、より好ましくは30%延びることができるように構成されている。変形
実施形態では、挿入プローブは、ルーメン内へのこれよりも非常に大きな度合い
まで組織の脱出を容易にしてもよい。図17の実施形態では、上壁216と少な
くとも1つのストラット218の相互作用により、尿道内の組織は拡げられて離
され、細長い全体として円筒形の空間214は、トンネル又はルーメンとなる。
光源210は、照明を行って、外科医が挿入プローブ204の長さに沿う通り道
の一部又は全体にわたり膨張剤を尿道の組織内へ注入することができるようにす
る。
の各脱出の度合いが挿入プローブのルーメン内へ少なくとも10%、好ましくは
20%、より好ましくは30%延びることができるように構成されている。変形
実施形態では、挿入プローブは、ルーメン内へのこれよりも非常に大きな度合い
まで組織の脱出を容易にしてもよい。図17の実施形態では、上壁216と少な
くとも1つのストラット218の相互作用により、尿道内の組織は拡げられて離
され、細長い全体として円筒形の空間214は、トンネル又はルーメンとなる。
光源210は、照明を行って、外科医が挿入プローブ204の長さに沿う通り道
の一部又は全体にわたり膨張剤を尿道の組織内へ注入することができるようにす
る。
【0043】
図18及び図19は、本発明の別の尿道スコープ300を示しており、この尿
道スコープは、取っ手302、挿入プローブ304及び取っ手に取り付けられた
レンズ組立体306を有している。プローブ300は、多くの点において図14
に示すプローブ100と類似しており、異なる点は、挿入プローブ304及びレ
ンズ組立体306の形状にある。特に図18cを参照すると、挿入プローブ30
4は、開口した遠位側先端部308、全体として管状であるが次第にテーパした
挿入長さ部分310、曲線的にフレア状になった第1の拡張部分312、全体と
して円錐形の第2の拡張部分314、及び複数のリブがぐるりと設けられた近位
リング316を有している。上述したように、挿入プローブ304は、中空であ
って、内部空間又はルーメンが例えば外科針を挿通させるよう形成されている。
道スコープは、取っ手302、挿入プローブ304及び取っ手に取り付けられた
レンズ組立体306を有している。プローブ300は、多くの点において図14
に示すプローブ100と類似しており、異なる点は、挿入プローブ304及びレ
ンズ組立体306の形状にある。特に図18cを参照すると、挿入プローブ30
4は、開口した遠位側先端部308、全体として管状であるが次第にテーパした
挿入長さ部分310、曲線的にフレア状になった第1の拡張部分312、全体と
して円錐形の第2の拡張部分314、及び複数のリブがぐるりと設けられた近位
リング316を有している。上述したように、挿入プローブ304は、中空であ
って、内部空間又はルーメンが例えば外科針を挿通させるよう形成されている。
【0044】
図19aを参照すると、挿入プローブ304は、実質的に挿入長さ部分310
及び第1の拡張部分312の一部に沿って延びる1対の互いに反対側に位置した
細長い視認窓320を有している。各窓320の円周方向の広がりは好ましくは
、全体として挿入プローブ304の漸増直径と一致して遠位端部から近位端部ま
で増大している。図19bで分かるように、第3の視認窓322が好ましくは、
挿入プローブ204の下側に設けられている。例えば図19dで分かるように、
この窓は同様に、現時点において好ましい実施形態では他の2つの窓320と同
一の長さにわたって延び、好ましくは全体として、遠位端部から近位端部まで次
第に幅の広くなる同一形態を有している。
及び第1の拡張部分312の一部に沿って延びる1対の互いに反対側に位置した
細長い視認窓320を有している。各窓320の円周方向の広がりは好ましくは
、全体として挿入プローブ304の漸増直径と一致して遠位端部から近位端部ま
で増大している。図19bで分かるように、第3の視認窓322が好ましくは、
挿入プローブ204の下側に設けられている。例えば図19dで分かるように、
この窓は同様に、現時点において好ましい実施形態では他の2つの窓320と同
一の長さにわたって延び、好ましくは全体として、遠位端部から近位端部まで次
第に幅の広くなる同一形態を有している。
【0045】
図14のレンズ取付けブラケット108とは対照的に、例えば図18aで分か
るように、レンズ組立体306は、切頭円錐形のレンズ取付けブラケット326
を有し、更に全体として円形の光学部分328を有している。3つの切欠き33
0が、光学部分328の周囲に、12時の位置、3時の位置及び9時の位置に設
けられている。切欠き330の数及び場所をこれよりも多くし、或いは少なくし
ても、外科医は尿道スコープ300の操作中、注入針をこの中に保持することが
できる。
るように、レンズ組立体306は、切頭円錐形のレンズ取付けブラケット326
を有し、更に全体として円形の光学部分328を有している。3つの切欠き33
0が、光学部分328の周囲に、12時の位置、3時の位置及び9時の位置に設
けられている。切欠き330の数及び場所をこれよりも多くし、或いは少なくし
ても、外科医は尿道スコープ300の操作中、注入針をこの中に保持することが
できる。
【0046】
図18bで理解できるように、挿入プローブ304は、好ましくは、挿入プロ
ーブ304の内面上に形成され、より好ましくは近位リング316の内面状に形
成された少なくとも1つの切欠き、より好ましくは2つの切欠き又はプラットホ
ーム313a,313bを有する。変形実施形態では、3以上の切欠きを用いて
もよい。2つの切欠き313a,313bは、例えば注入針の配置を行いやすく
することにより、図16cの切欠き113a,113bと同様に作用し、これら
切欠きは、針の安定化機能を発揮する限り、変形実施形態では、別の形態及び挿
入プローブ304内の別の場所を取ることができる。図示の実施形態では、2つ
の切欠き313a,313bは更に、挿入プローブ304を、スロット317a
,317bを介して差込みディスク315に固定するよう働く。
ーブ304の内面上に形成され、より好ましくは近位リング316の内面状に形
成された少なくとも1つの切欠き、より好ましくは2つの切欠き又はプラットホ
ーム313a,313bを有する。変形実施形態では、3以上の切欠きを用いて
もよい。2つの切欠き313a,313bは、例えば注入針の配置を行いやすく
することにより、図16cの切欠き113a,113bと同様に作用し、これら
切欠きは、針の安定化機能を発揮する限り、変形実施形態では、別の形態及び挿
入プローブ304内の別の場所を取ることができる。図示の実施形態では、2つ
の切欠き313a,313bは更に、挿入プローブ304を、スロット317a
,317bを介して差込みディスク315に固定するよう働く。
【0047】
作用を説明すると、挿入プローブ304を開口した遠位側先端部308が括約
筋に密接した状態で尿道内に位置決めする。この位置決めは、外科医が例えば開
口した遠位側先端部308を介して括約筋を視覚化することにより容易になる。
尿道の軟組織は、視認窓320,322を通って挿入プローブ304の中空内部
空間内へ脱出する傾向がある。好ましくは、光源332(図18b)により得ら
れる照明の助けにより、外科医は視認窓320,322を通って脱出した軟組織
中へ膨張剤を注入することができる。具体的に説明すると、注入針を切欠き33
0のうちの1つの中に配置し、近位リング316を通って挿入プローブ304内
に通すのがよい。3つの切欠き330により、3時の位置、6時の位置及び9時
の位置での膨張剤の注入が可能になる。
筋に密接した状態で尿道内に位置決めする。この位置決めは、外科医が例えば開
口した遠位側先端部308を介して括約筋を視覚化することにより容易になる。
尿道の軟組織は、視認窓320,322を通って挿入プローブ304の中空内部
空間内へ脱出する傾向がある。好ましくは、光源332(図18b)により得ら
れる照明の助けにより、外科医は視認窓320,322を通って脱出した軟組織
中へ膨張剤を注入することができる。具体的に説明すると、注入針を切欠き33
0のうちの1つの中に配置し、近位リング316を通って挿入プローブ304内
に通すのがよい。3つの切欠き330により、3時の位置、6時の位置及び9時
の位置での膨張剤の注入が可能になる。
【0048】
使い捨て挿入プローブ及びレンズ組立体402を有する尿道スコープ400が
図20〜図22に示されている。尿道スコープ400は、図20b及び図20c
の分解図並びに図22の部分図で最もよく分かるように着脱自在な挿入プローブ
及びレンズ組立体402が設けられていることを除き、図18及び図19の尿道
スコープ300と多くの点で類似している。尿道スコープ400は、フレキシブ
ル光源408を挿通して受け入れる拳銃タイプの取っ手406を有している。着
脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402は、挿入プローブ410を有し、
その形態は、図示の実施形態では、図18及び図19の挿入プローブ304のも
のと類似している。さらに、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402は
レンズ414を有し、その形態は、図示の実施形態では、図18及び図19の光
学部分328のものと類似している。変形実施形態では、挿入プローブ410と
レンズ414のうち何れか一方又は両方は、本明細書で説明した同一又は類似の
構成のうちの任意のものから成っていてもよい。ただし、これらが結合されると
着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体を形成することを条件とする。
図20〜図22に示されている。尿道スコープ400は、図20b及び図20c
の分解図並びに図22の部分図で最もよく分かるように着脱自在な挿入プローブ
及びレンズ組立体402が設けられていることを除き、図18及び図19の尿道
スコープ300と多くの点で類似している。尿道スコープ400は、フレキシブ
ル光源408を挿通して受け入れる拳銃タイプの取っ手406を有している。着
脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402は、挿入プローブ410を有し、
その形態は、図示の実施形態では、図18及び図19の挿入プローブ304のも
のと類似している。さらに、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402は
レンズ414を有し、その形態は、図示の実施形態では、図18及び図19の光
学部分328のものと類似している。変形実施形態では、挿入プローブ410と
レンズ414のうち何れか一方又は両方は、本明細書で説明した同一又は類似の
構成のうちの任意のものから成っていてもよい。ただし、これらが結合されると
着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体を形成することを条件とする。
【0049】
図22で分かるように、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402は、
上述の挿入プローブ410及びレンズ414と、レンズ取付けブラケット412
と、挿入プローブ410とレンズ取付けブラケット412との間に延びる連結ス
トラット416と、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402を取っ手4
06に着脱自在に固定するラッチ418とを有している。取っ手406の遠位側
先端部は、図20cで最もよく分かるように、光源プラットホーム420で終端
し、この光源プラットホームは、例えば図22に示すように挿入プローブ410
の内側特徴部に係合している。ラッチ418は、取っ手に設けられた係止切欠き
422(図20b)上をカム動作してこれに係合する。このように、着脱自在な
挿入プローブ及びレンズ組立体462を滅菌及び(又は)処分のために取っ手4
06に容易且つ迅速に脱着できる。変形実施形態では、着脱自在な挿入プローブ
及びレンズ組立体402を他の手段を用いて取っ手406に固定してもよい。
上述の挿入プローブ410及びレンズ414と、レンズ取付けブラケット412
と、挿入プローブ410とレンズ取付けブラケット412との間に延びる連結ス
トラット416と、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402を取っ手4
06に着脱自在に固定するラッチ418とを有している。取っ手406の遠位側
先端部は、図20cで最もよく分かるように、光源プラットホーム420で終端
し、この光源プラットホームは、例えば図22に示すように挿入プローブ410
の内側特徴部に係合している。ラッチ418は、取っ手に設けられた係止切欠き
422(図20b)上をカム動作してこれに係合する。このように、着脱自在な
挿入プローブ及びレンズ組立体462を滅菌及び(又は)処分のために取っ手4
06に容易且つ迅速に脱着できる。変形実施形態では、着脱自在な挿入プローブ
及びレンズ組立体402を他の手段を用いて取っ手406に固定してもよい。
【0050】
例えば、係止切欠き422は、スロットであってもよく、ラッチ418は舌部
であってもよく、クランプ、切欠き、カム、ラッチ又は他の機械的な固定機構を
用いて着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の遠位端部を取っ手40
6の遠位端部に固定してもよい。例えば変形実施形態のうちの1つによれば、作
用を説明すると、まず最初に着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の
近位端部を取っ手406に固定し、次に着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立
体402の遠位端部を取っ手406の遠位端部に固定する。着脱自在な挿入プロ
ーブ及びレンズ組立体402の遠位端部を迅速に取り外し可能に取っ手406の
遠位端部に迅速で楽に且つ着脱自在に固定する追加の固定機構を設けてもよく、
かかる固定機構としては、ねじ、面ファブリックファスナ、長手方向スロットと
リブ(着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の遠位端部を長手方向又
は横方向に滑らせると共に(或いは)スナップ動作で取っ手406に取り付ける
)、梃子動作形式の固定手段、ピンと穴から成るスナップ嵌め手段等が挙げられ
る。着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の迅速な組立て及び取外し
を容易にする上述の固定手段はそれぞれ、本発明の範囲に含まれる。加うるに、
相互に首尾一貫せず又は不適合ではないこの段落の現在開示された組立て/取り
外し特徴部の全ての組合せも又、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体40
2の近位部分、遠位部分及び中間部分のうち少なくとも1つの迅速な組立て及び
取り外しを容易にするためのものとして、本発明の範囲に含まれる。
であってもよく、クランプ、切欠き、カム、ラッチ又は他の機械的な固定機構を
用いて着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の遠位端部を取っ手40
6の遠位端部に固定してもよい。例えば変形実施形態のうちの1つによれば、作
用を説明すると、まず最初に着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の
近位端部を取っ手406に固定し、次に着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立
体402の遠位端部を取っ手406の遠位端部に固定する。着脱自在な挿入プロ
ーブ及びレンズ組立体402の遠位端部を迅速に取り外し可能に取っ手406の
遠位端部に迅速で楽に且つ着脱自在に固定する追加の固定機構を設けてもよく、
かかる固定機構としては、ねじ、面ファブリックファスナ、長手方向スロットと
リブ(着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の遠位端部を長手方向又
は横方向に滑らせると共に(或いは)スナップ動作で取っ手406に取り付ける
)、梃子動作形式の固定手段、ピンと穴から成るスナップ嵌め手段等が挙げられ
る。着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体402の迅速な組立て及び取外し
を容易にする上述の固定手段はそれぞれ、本発明の範囲に含まれる。加うるに、
相互に首尾一貫せず又は不適合ではないこの段落の現在開示された組立て/取り
外し特徴部の全ての組合せも又、着脱自在な挿入プローブ及びレンズ組立体40
2の近位部分、遠位部分及び中間部分のうち少なくとも1つの迅速な組立て及び
取り外しを容易にするためのものとして、本発明の範囲に含まれる。
【0051】
図23及び図25を参照すると、本発明の変形例としての尿道スコープは、2
つのブレード500a,500bを有し、これらブレードはそれぞれ、好ましく
は長さが約10〜15cmである。2つのブレード500a,500bは、ジョ
イントばね機構502により互いに連結されており、滑らかで丸い縁部(これは
、女性の膣を検査するために婦人科で用いられるスペキュラム(鏡)と類似して
いる)で女性の尿道内に容易に挿入されるように設計されている。女性の尿道は
、長さが2.5〜4cmであり、直径が少なくとも7〜8mmまで拡張できる。
2つのブレードは各々、例えば厚さが約2mmであるのがよく、注入針の直径は
例えば厚さが約2mmであるのがよい。針の長さは例えば約5〜7インチ(12
.7〜17.78cm)であるのがよく、これは尿道拡張剤を注入するための従
来型針よりも実質的に短い。針が短いことにより、膨張剤をこの中に挿入する力
を非常に小さくすることができ(長さが短いことにより)、膨張剤を尿道及び(
又は)括約筋組織中へ一層容易に注入することができるようになる。さらに、挿
入力が小さいので小径の針を用いることができる。
つのブレード500a,500bを有し、これらブレードはそれぞれ、好ましく
は長さが約10〜15cmである。2つのブレード500a,500bは、ジョ
イントばね機構502により互いに連結されており、滑らかで丸い縁部(これは
、女性の膣を検査するために婦人科で用いられるスペキュラム(鏡)と類似して
いる)で女性の尿道内に容易に挿入されるように設計されている。女性の尿道は
、長さが2.5〜4cmであり、直径が少なくとも7〜8mmまで拡張できる。
2つのブレードは各々、例えば厚さが約2mmであるのがよく、注入針の直径は
例えば厚さが約2mmであるのがよい。針の長さは例えば約5〜7インチ(12
.7〜17.78cm)であるのがよく、これは尿道拡張剤を注入するための従
来型針よりも実質的に短い。針が短いことにより、膨張剤をこの中に挿入する力
を非常に小さくすることができ(長さが短いことにより)、膨張剤を尿道及び(
又は)括約筋組織中へ一層容易に注入することができるようになる。さらに、挿
入力が小さいので小径の針を用いることができる。
【0052】
2つのブレード500a,500b相互間のチャネルを照明する光源504は
、着脱自在であって、使い捨てでないのがよい。LED又はこれと同等な光源5
04が示されているが、2つのブレード相互間に形成された視認通路を介して術
野を直接視認しやすいようにするために他の照明手段を組み込んでもよい。ジョ
イントばね機構502及び光源504の障害物を最小限にして視認通路の質及び
寸法を最大にすることが好ましい。
、着脱自在であって、使い捨てでないのがよい。LED又はこれと同等な光源5
04が示されているが、2つのブレード相互間に形成された視認通路を介して術
野を直接視認しやすいようにするために他の照明手段を組み込んでもよい。ジョ
イントばね機構502及び光源504の障害物を最小限にして視認通路の質及び
寸法を最大にすることが好ましい。
【0053】
図24a〜図24fは、図23の24−24線に沿って見た尿道スコープの遠
位端部のところの2つのブレード500a,500bの種々の断面形状を示して
いる。図24aでは、2つのブレードは、これらの先端部のところ又はその近く
に半円形の断面を有し、図24bでは、2つのブレードは、これらの先端部のと
ころ又はその近くに矩形の断面を有している。図24cは、図24aの形態に一
致した形態を示しており、2つのブレードを例えば小径の尿道スコープが望まし
い細い尿道又は適当な使用環境内で部分的又は完全に閉じた場合、針を前進させ
たり引っ込みやすくする中央チャネルが2つのブレードに形成されている。図2
4dは、図24bの形態と一致した形態を示しており、中央チャネルがブレード
に形成されている。図24e及び図24fの中央チャネルは、2つのブレードの
うちの一方にのみ形成されている。
位端部のところの2つのブレード500a,500bの種々の断面形状を示して
いる。図24aでは、2つのブレードは、これらの先端部のところ又はその近く
に半円形の断面を有し、図24bでは、2つのブレードは、これらの先端部のと
ころ又はその近くに矩形の断面を有している。図24cは、図24aの形態に一
致した形態を示しており、2つのブレードを例えば小径の尿道スコープが望まし
い細い尿道又は適当な使用環境内で部分的又は完全に閉じた場合、針を前進させ
たり引っ込みやすくする中央チャネルが2つのブレードに形成されている。図2
4dは、図24bの形態と一致した形態を示しており、中央チャネルがブレード
に形成されている。図24e及び図24fの中央チャネルは、2つのブレードの
うちの一方にのみ形成されている。
【0054】
感染の恐れを減少させると共に尿道内へ挿入される2つのブレードの無菌性を
確保するため、ブレードをラテックスコンドームに類似した無菌の使い捨てスリ
ーブ(図示せず)で覆うのがよい。これと同様に、挿入プローブの上述の円錐形
実施形態をこれと類似した好ましくは透明なスリーブで覆うのがよい。尿道スコ
ープそれ自体は、良好な耐久性及び再使用が可能なように外科用ステンレス鋼か
ら製造するのがよいが、コストを軽減するためにプラスチックから製造してもよ
い。例えば、プラスチックの構成例では、尿道スコープを使い捨て可能に製造し
てもよく、したがって針、ばねジョイント、光源(しかしながら、光源用電源で
はない)及びブレードは全て使用後に破棄される。
確保するため、ブレードをラテックスコンドームに類似した無菌の使い捨てスリ
ーブ(図示せず)で覆うのがよい。これと同様に、挿入プローブの上述の円錐形
実施形態をこれと類似した好ましくは透明なスリーブで覆うのがよい。尿道スコ
ープそれ自体は、良好な耐久性及び再使用が可能なように外科用ステンレス鋼か
ら製造するのがよいが、コストを軽減するためにプラスチックから製造してもよ
い。例えば、プラスチックの構成例では、尿道スコープを使い捨て可能に製造し
てもよく、したがって針、ばねジョイント、光源(しかしながら、光源用電源で
はない)及びブレードは全て使用後に破棄される。
【0055】
視認通路は、高価であって且つ人工のビデオモニタとは異なり、非常に自然で
且つ感覚に合った手術環境を外科医に提供することができる。さらに、とりわけ
組織通路、例えば尿道の直径を増減し、ブレードのうちの一方を他方に対して近
位側及び(又は)遠位側へ動かす2つのブレードの手動操作により、従来技術の
器具と比較して外科手技中における、外科医の操縦性、操作性、接近性及び手応
えを向上させることができる。
且つ感覚に合った手術環境を外科医に提供することができる。さらに、とりわけ
組織通路、例えば尿道の直径を増減し、ブレードのうちの一方を他方に対して近
位側及び(又は)遠位側へ動かす2つのブレードの手動操作により、従来技術の
器具と比較して外科手技中における、外科医の操縦性、操作性、接近性及び手応
えを向上させることができる。
【0056】
図25に示すように、例えば矢印508で示すように親指で上側ブレードの近
位端部をジョイントの近くで押すことによりくちばしのように矢印506の方向
に開くことができる(先端部を離すことができる)。このように拡張できること
により、外科医は2つのブレード相互間の視認通路を作り、そして尿道を内側か
ら最大限拡張することができる。外科医は、自分の手で上側ブレードの近位端部
に圧力を加えることにより、尿道を無理がなく、過度ではない直径まで開くのに
加えられるべき力の適当な大きさを感じ取ることができる。さらに、外科医は、
尿道の内壁を目視検査して尿道の管腔の最適開口を確保することができる。全て
の実施形態において、ブレードを作動させて分離させたときに2つのブレード相
互間の視認通路が形成されることが好ましい。ユーザが自分の親指で上側ブレー
ドの近位端部を押す実施形態では、視認通路は好ましくは、光源504又はその
均等物で照明される。
位端部をジョイントの近くで押すことによりくちばしのように矢印506の方向
に開くことができる(先端部を離すことができる)。このように拡張できること
により、外科医は2つのブレード相互間の視認通路を作り、そして尿道を内側か
ら最大限拡張することができる。外科医は、自分の手で上側ブレードの近位端部
に圧力を加えることにより、尿道を無理がなく、過度ではない直径まで開くのに
加えられるべき力の適当な大きさを感じ取ることができる。さらに、外科医は、
尿道の内壁を目視検査して尿道の管腔の最適開口を確保することができる。全て
の実施形態において、ブレードを作動させて分離させたときに2つのブレード相
互間の視認通路が形成されることが好ましい。ユーザが自分の親指で上側ブレー
ドの近位端部を押す実施形態では、視認通路は好ましくは、光源504又はその
均等物で照明される。
【0057】
図26は、女性の尿道512内への2つのブレード500a,500b及び針
510の挿入状態を示している。現時点において好ましい実施形態では、尿道内
への尿道スコープの挿入中、針を引っ込め、ブレードを閉じる。図示していない
が、本発明の尿道スコープを、種々の医学的用途で用いることができ、かかる用
途としては、尿道内における種々の外科手技が挙げられる。針を設けず或いは引
っ込めると共に2つのブレードを閉じた状態で、尿道スコープを尿道及び尿道括
約筋514中に進めて膀胱内へ送り進めるのがよく、その後、僅かに引き戻して
例えばブレードの遠位側先端部を尿道括約筋のちょうど近位側へ整列させる。
510の挿入状態を示している。現時点において好ましい実施形態では、尿道内
への尿道スコープの挿入中、針を引っ込め、ブレードを閉じる。図示していない
が、本発明の尿道スコープを、種々の医学的用途で用いることができ、かかる用
途としては、尿道内における種々の外科手技が挙げられる。針を設けず或いは引
っ込めると共に2つのブレードを閉じた状態で、尿道スコープを尿道及び尿道括
約筋514中に進めて膀胱内へ送り進めるのがよく、その後、僅かに引き戻して
例えばブレードの遠位側先端部を尿道括約筋のちょうど近位側へ整列させる。
【0058】
図27は、挿入された状態のブレード500a,500bの断面図であり、ブ
レード相互間の側開口部を通って視認通路内へ出た組織516の部分内への針5
10の別の位置決め状態を示している。矢印518は、ブレード500a,50
0b相互間に形成された側開口部の向きを変えるためにブレード500a,50
0bを回転できることを示している。 外科医は、尿道スコープをいったん位置決めすると、針を尿道スコープに通し
、そして治療されるべき組織内へ挿入することができ、その後膨張剤を組織内へ
注入する。例えば、図12a〜図12dを参照して上述したように、まず最初に
、膨張剤を6時の位置に注入して第1の粘膜膨出部を形成し、10時の位置に注
入して第2の粘膜膨出部を形成し、次に2時の位置に注入して第3の粘膜膨出部
を形成する。ユーザは、視認通路を介してこれら粘膜膨出部を検査することがで
きる。2つのブレードの分離距離及び相対的な近位/遠位の向きを互いに変える
ことにより種々の視認角度を形成できる。尿道スコープを視覚による検査及び触
覚による検査を行うことができるよう3つの粘膜膨出部まで前進させ、この中に
入れ、そしてその遠位側を越えて前進させるのがよい。
レード相互間の側開口部を通って視認通路内へ出た組織516の部分内への針5
10の別の位置決め状態を示している。矢印518は、ブレード500a,50
0b相互間に形成された側開口部の向きを変えるためにブレード500a,50
0bを回転できることを示している。 外科医は、尿道スコープをいったん位置決めすると、針を尿道スコープに通し
、そして治療されるべき組織内へ挿入することができ、その後膨張剤を組織内へ
注入する。例えば、図12a〜図12dを参照して上述したように、まず最初に
、膨張剤を6時の位置に注入して第1の粘膜膨出部を形成し、10時の位置に注
入して第2の粘膜膨出部を形成し、次に2時の位置に注入して第3の粘膜膨出部
を形成する。ユーザは、視認通路を介してこれら粘膜膨出部を検査することがで
きる。2つのブレードの分離距離及び相対的な近位/遠位の向きを互いに変える
ことにより種々の視認角度を形成できる。尿道スコープを視覚による検査及び触
覚による検査を行うことができるよう3つの粘膜膨出部まで前進させ、この中に
入れ、そしてその遠位側を越えて前進させるのがよい。
【0059】
本発明の尿道スコープは、例えば粘膜膨出部相互間の通路の開口を介して粘膜
膨出部の触覚による検査を容易にし、それにより手術の成功が得られるようにす
る。外科医は、視認通路を開くよう(又は、粘膜膨出部のうちの1以上を圧迫す
るよう)自分の親指で加えた力が小さすぎるか、或いは大きすぎるかを認識する
ことができよう。例えば粘膜膨出部のうち1以上が外科医によって大きすぎ又は
変位不能(ずらすことができない)であると判定された場合、外科医はブレード
を使って膨張剤をマッサージしてこれを再分配し、膨張剤の機能的に一層適当な
分布状態が得られるようにする。
膨出部の触覚による検査を容易にし、それにより手術の成功が得られるようにす
る。外科医は、視認通路を開くよう(又は、粘膜膨出部のうちの1以上を圧迫す
るよう)自分の親指で加えた力が小さすぎるか、或いは大きすぎるかを認識する
ことができよう。例えば粘膜膨出部のうち1以上が外科医によって大きすぎ又は
変位不能(ずらすことができない)であると判定された場合、外科医はブレード
を使って膨張剤をマッサージしてこれを再分配し、膨張剤の機能的に一層適当な
分布状態が得られるようにする。
【0060】
一般に、外科医は、特定野に尿道膨張剤を注入し、例えば尿道スコープを引っ
込めているときに視覚的手段と触覚的手段の両方で注入手技(膀胱頸部及び尿道
粘膜の適応)の正しい結果が得られるようにするために、ブレードを尿道内で前
後に容易に動かすことができる。具体的に説明すると、現時点において好ましい
実施形態では、3つの粘膜膨出部を形成した後、尿道スコープの遠位側先端部が
図26に示すように尿道括約筋を含むと共に(或いは)これに隣接した術野のす
ぐ近位側に位置するように尿道スコープを位置決めするのがよい。図27に示す
ように、ブレードを開くと、尿道の粘膜は、尿道の長さに沿って(即ち、尿道内
の2つのブレードの長さに沿って)2つのブレード相互間の側スロット内へ僅か
に出ていくことになる。外科医は、各長手方向に延びる脱出部の表面全体を見る
ことができ、かくして、続いて起こる注入手技を外科医の直接的な視認下で行う
ことができる。すなわち、外科医は、図27に示すように例えば3時及び9時の
位置で追加の膨張剤を脱出した組織領域中へ加えることができる。針を、図26
の箇所AAから入り、そして組織内において尿道括約筋514の近くの箇所BB
で終端する状態で、脱出組織の部分全体中へ刺入するのがよい。針を抜去しなが
ら膨張剤を箇所BBで注入するのがよく、次に箇所AAと箇所BBとの間の箇所
のうち1又は全てのところで注入するのがよい。次に、この手技を2つのブレー
ド相互間の2つの脱出組織領域の第2のものについて繰り返す。かくして、一実
施形態では、2つの長手方向に延びる組織増強構造を例えば3時の位置及び9時
の位置に生じさせることができる。その後、尿道スコープ全体を例えば45゜回
転させるのがよく、そしてこの操作を繰り返して例えば12時及び6時の位置に
2つの長手方向に延びる組織増強構造を形成するのがよい。
込めているときに視覚的手段と触覚的手段の両方で注入手技(膀胱頸部及び尿道
粘膜の適応)の正しい結果が得られるようにするために、ブレードを尿道内で前
後に容易に動かすことができる。具体的に説明すると、現時点において好ましい
実施形態では、3つの粘膜膨出部を形成した後、尿道スコープの遠位側先端部が
図26に示すように尿道括約筋を含むと共に(或いは)これに隣接した術野のす
ぐ近位側に位置するように尿道スコープを位置決めするのがよい。図27に示す
ように、ブレードを開くと、尿道の粘膜は、尿道の長さに沿って(即ち、尿道内
の2つのブレードの長さに沿って)2つのブレード相互間の側スロット内へ僅か
に出ていくことになる。外科医は、各長手方向に延びる脱出部の表面全体を見る
ことができ、かくして、続いて起こる注入手技を外科医の直接的な視認下で行う
ことができる。すなわち、外科医は、図27に示すように例えば3時及び9時の
位置で追加の膨張剤を脱出した組織領域中へ加えることができる。針を、図26
の箇所AAから入り、そして組織内において尿道括約筋514の近くの箇所BB
で終端する状態で、脱出組織の部分全体中へ刺入するのがよい。針を抜去しなが
ら膨張剤を箇所BBで注入するのがよく、次に箇所AAと箇所BBとの間の箇所
のうち1又は全てのところで注入するのがよい。次に、この手技を2つのブレー
ド相互間の2つの脱出組織領域の第2のものについて繰り返す。かくして、一実
施形態では、2つの長手方向に延びる組織増強構造を例えば3時の位置及び9時
の位置に生じさせることができる。その後、尿道スコープ全体を例えば45゜回
転させるのがよく、そしてこの操作を繰り返して例えば12時及び6時の位置に
2つの長手方向に延びる組織増強構造を形成するのがよい。
【0061】
本発明の変形実施形態では、3本以上の可動ブレードを用いてもよく、粘膜膨
出部の数を単独で又は長手方向に延びる組織増強構造の種々の数/形態/位置決
め箇所と組み合わせて増減することができる。ブレードの数を変え又は修正する
ことに加えて、ブレードの形状及び(又は)形態を変えることができる。例えば
、ブレードのうち一方又は両方の曲率、寸法及び(又は)間隔を変えてとりわけ
これらの間の組織の脱出部の性状に影響を与えることができる。ブレードを例え
ば、これらがジョイントばねの回りに回動しないで、平行方式で開くようにする
。平行方式で開くブレードの構成は、2つの互いに平行なブレードに沿うあらゆ
る箇所でこれら相互間に実質的に同一の間隔を生じさせる。さらに、付勢要素の
形式を変えることができる。例えば、2つのブレードは、逆付勢方式のものであ
ってもよく、したがって外科医はブレードを閉じるために圧力を加えなければな
らないようになる。付勢タイプとは無関係に、1以上のラチェット要素又は他の
固定手段を尿道スコープに組み込んで外科医が2つのブレード相互間に特定の空
間分布状態を固定して保持できるようにしてもよい。
出部の数を単独で又は長手方向に延びる組織増強構造の種々の数/形態/位置決
め箇所と組み合わせて増減することができる。ブレードの数を変え又は修正する
ことに加えて、ブレードの形状及び(又は)形態を変えることができる。例えば
、ブレードのうち一方又は両方の曲率、寸法及び(又は)間隔を変えてとりわけ
これらの間の組織の脱出部の性状に影響を与えることができる。ブレードを例え
ば、これらがジョイントばねの回りに回動しないで、平行方式で開くようにする
。平行方式で開くブレードの構成は、2つの互いに平行なブレードに沿うあらゆ
る箇所でこれら相互間に実質的に同一の間隔を生じさせる。さらに、付勢要素の
形式を変えることができる。例えば、2つのブレードは、逆付勢方式のものであ
ってもよく、したがって外科医はブレードを閉じるために圧力を加えなければな
らないようになる。付勢タイプとは無関係に、1以上のラチェット要素又は他の
固定手段を尿道スコープに組み込んで外科医が2つのブレード相互間に特定の空
間分布状態を固定して保持できるようにしてもよい。
【0062】
図28a及び図28bは、ユーザが2つのブレードを或る特定の開き形態に固
定して保持することができるようにするためのラチェット型要素520,522
を示している。ラチェットに加えて、他の機械的及び摩擦手段を用いて外科手技
のうちの1以上の間、ブレードを特定の開き位置に固定しやすいようにし、それ
により外科医の手を自由にすると共に安定性を向上させやすくしてもよい。一実
施形態では、ブレードは、固定された不動位置で製造される。別の実施形態では
、オトスコープが、患者の尿道内に嵌まる使い捨て先端部と共に用いられる。尿
道スコープを一層効率的に収納するため、器具のヘッドを患者の挿管のために麻
酔法で用いられる喉頭鏡と同様に、図28aの符号530で示すように下に傾け
るのがよい。
定して保持することができるようにするためのラチェット型要素520,522
を示している。ラチェットに加えて、他の機械的及び摩擦手段を用いて外科手技
のうちの1以上の間、ブレードを特定の開き位置に固定しやすいようにし、それ
により外科医の手を自由にすると共に安定性を向上させやすくしてもよい。一実
施形態では、ブレードは、固定された不動位置で製造される。別の実施形態では
、オトスコープが、患者の尿道内に嵌まる使い捨て先端部と共に用いられる。尿
道スコープを一層効率的に収納するため、器具のヘッドを患者の挿管のために麻
酔法で用いられる喉頭鏡と同様に、図28aの符号530で示すように下に傾け
るのがよい。
【0063】
作業管のための光源を直接又は部分的に尿道スコープの遠位端部に向いた2つ
のブレードのうちの一方又は両方の上に設けてもよく、この中に僅かに収納して
もよく、或いは完全に収納してもよい。光源は、ブレードのうちの一方又は両方
の中に完全に収納される場合、尿道スコープの長手方向軸線に対して横断方向即
ち視認通路を横切って2つのブレードのうちの他方に向いた方向に向くよう構成
されたものであるのがよく、或いは光源は、遠位端部に向かってブレードの長さ
内へこれに沿って照らすよう構成されたものであってもよい。光源の中間の向き
も又、利用できる。
のブレードのうちの一方又は両方の上に設けてもよく、この中に僅かに収納して
もよく、或いは完全に収納してもよい。光源は、ブレードのうちの一方又は両方
の中に完全に収納される場合、尿道スコープの長手方向軸線に対して横断方向即
ち視認通路を横切って2つのブレードのうちの他方に向いた方向に向くよう構成
されたものであるのがよく、或いは光源は、遠位端部に向かってブレードの長さ
内へこれに沿って照らすよう構成されたものであってもよい。光源の中間の向き
も又、利用できる。
【0064】
さらに、2以上の光源を上述の向きのうち1以上でブレードの各々の上又はこ
の中に設けてもよい。光源は、外部又は着脱自在な光パイプ、光ファイバ又は光
源に接続された光パイプ、光ファイバであるのがよい。かくして、現時点におい
て好ましい実施形態では、光パイプ又は光ファイバを外部又は着脱自在な光パイ
プ、光ファイバ又は光源から尿道スコープの滅菌又は処分のために取り外すこと
ができる。例えば尿道スコープが使い捨てのかかる形態では、外部又は着脱自在
な光パイプ、光ファイバ又は光源を取り外し、1又は複数のブレードに取り付け
られ又はこの中に形成された比較的安価な光パイプ又は光ファイバだけを使い捨
て尿道スコープと一緒に処分する。現時点において好ましい実施形態では、ブレ
ードは各々、例えば射出成形又は圧縮成形により医用等級のプラスチック(例え
ば、ポリカーボネート)で構成される。その目的は、1以上のLED又は電球か
らの光を各ブレードを通って差し向け、各ブレードそれ自体が光パイプとして働
く光パイプ技術の利用を容易にすることにある。その効果は、ブレードのうち何
れか一方又は両方が照明され、それにより術野が照明されるということにある。
の中に設けてもよい。光源は、外部又は着脱自在な光パイプ、光ファイバ又は光
源に接続された光パイプ、光ファイバであるのがよい。かくして、現時点におい
て好ましい実施形態では、光パイプ又は光ファイバを外部又は着脱自在な光パイ
プ、光ファイバ又は光源から尿道スコープの滅菌又は処分のために取り外すこと
ができる。例えば尿道スコープが使い捨てのかかる形態では、外部又は着脱自在
な光パイプ、光ファイバ又は光源を取り外し、1又は複数のブレードに取り付け
られ又はこの中に形成された比較的安価な光パイプ又は光ファイバだけを使い捨
て尿道スコープと一緒に処分する。現時点において好ましい実施形態では、ブレ
ードは各々、例えば射出成形又は圧縮成形により医用等級のプラスチック(例え
ば、ポリカーボネート)で構成される。その目的は、1以上のLED又は電球か
らの光を各ブレードを通って差し向け、各ブレードそれ自体が光パイプとして働
く光パイプ技術の利用を容易にすることにある。その効果は、ブレードのうち何
れか一方又は両方が照明され、それにより術野が照明されるということにある。
【0065】
一実施形態では、ラチェット要素が尿道スコープに組み込まれ、それにより外
科医は2つのブレード相互間の特定の空間分布状態を定めて保持することができ
る。ムーア氏等に付与された米国特許第3,176,047号明細書の機構を用
いることができ、かかる米国特許明細書の記載内容を本明細書の一部を形成する
ものとしてここに引用する。図29aは、本発明で用いられ、2つのブレードの
平行な距離と相対的な角度の両方の関係を考慮に入れたかかる米国特許明細書の
機構を示している。垂直方向滑り子550を下側ブレード554bから垂下した
垂下部材552に沿って垂直方向に動かすことができる。垂下部材552の下端
部は、爪558が滑り子を上方に動かしているときに滑り子550を垂直方向位
置に選択的に係止できるようにするためのラチェット歯556を備えている。ラ
チェット歯556の遠位側に設けられた爪558の端部を押し下げると、爪をラ
チェット歯から離脱させることができ、それにより滑り子が解除されて下方に運
動自在となる。滑り子550は上方に動かすと、上側ブレード554aは、下側
ブレードに対するその角度関係を維持した状態で、下側ブレード554bから遠
ざかる。
科医は2つのブレード相互間の特定の空間分布状態を定めて保持することができ
る。ムーア氏等に付与された米国特許第3,176,047号明細書の機構を用
いることができ、かかる米国特許明細書の記載内容を本明細書の一部を形成する
ものとしてここに引用する。図29aは、本発明で用いられ、2つのブレードの
平行な距離と相対的な角度の両方の関係を考慮に入れたかかる米国特許明細書の
機構を示している。垂直方向滑り子550を下側ブレード554bから垂下した
垂下部材552に沿って垂直方向に動かすことができる。垂下部材552の下端
部は、爪558が滑り子を上方に動かしているときに滑り子550を垂直方向位
置に選択的に係止できるようにするためのラチェット歯556を備えている。ラ
チェット歯556の遠位側に設けられた爪558の端部を押し下げると、爪をラ
チェット歯から離脱させることができ、それにより滑り子が解除されて下方に運
動自在となる。滑り子550は上方に動かすと、上側ブレード554aは、下側
ブレードに対するその角度関係を維持した状態で、下側ブレード554bから遠
ざかる。
【0066】
上側ブレード554aは、ばね機構560のところで滑り子550に回動自在
に取り付けられている。ばね機構は、ばね機構の遠位側に設けられたブレード5
54a,554bの端部を一緒に動かすよう付勢される。上側ブレード554a
は、穴を形成する垂下部材562を有し、垂直方向滑り子550に形成された舌
部564がこの穴を貫通して延びている。舌部564は、垂下部材562の穴の
下端部に圧着するよう付勢され、この舌部は、ラチェット歯566を有している
。垂下部材562を押し下げることにより、ばね機構560の遠位側に設けられ
た上側ブレード554aの端部は、下側ブレード554bから遠ざかり、それに
よりその端部と下側ブレードの相補する端部との間の距離が増大する。滑り子5
50、垂下部材562及び舌部564は好ましくは、ユーザの視線の外部で側部
に設けられている。この実施形態及び他の実施形態では、上述の要素は、上側ブ
レードと下側ブレードとの間で尿道を視認するユーザに対して最も少ない目視上
の障害物となるべきである。
に取り付けられている。ばね機構は、ばね機構の遠位側に設けられたブレード5
54a,554bの端部を一緒に動かすよう付勢される。上側ブレード554a
は、穴を形成する垂下部材562を有し、垂直方向滑り子550に形成された舌
部564がこの穴を貫通して延びている。舌部564は、垂下部材562の穴の
下端部に圧着するよう付勢され、この舌部は、ラチェット歯566を有している
。垂下部材562を押し下げることにより、ばね機構560の遠位側に設けられ
た上側ブレード554aの端部は、下側ブレード554bから遠ざかり、それに
よりその端部と下側ブレードの相補する端部との間の距離が増大する。滑り子5
50、垂下部材562及び舌部564は好ましくは、ユーザの視線の外部で側部
に設けられている。この実施形態及び他の実施形態では、上述の要素は、上側ブ
レードと下側ブレードとの間で尿道を視認するユーザに対して最も少ない目視上
の障害物となるべきである。
【0067】
図29bは、図29aの実施形態の別の変形例を示しており、かかる変形例で
は、サムホイール(指動輪)機構580が、2つのブレード582a,582b
の相対角度を維持しながら、上側ブレード582aと下側ブレード582bとの
間の相対距離を調節するのに用いられる。上側ブレード582aは、ばね機構5
86のところで滑り子584に回動自在に取り付けられている。ばね機構586
は、ばね機構の遠位側に設けられたブレード582a,582bの端部を一緒に
動かすよう付勢される。上側ブレード582aは、穴を形成する垂下部材588
を有し、舌部590がこの穴を貫通して垂直方向滑り子584上に形成されてい
る。舌部590は、垂下部材588の穴の下端部に圧着するよう付勢され、この
舌部は、ラチェット歯592を有している。垂下部材588を押し下げることに
より、ばね機構586の遠位側に設けられた上側ブレード582aの端部は、下
側ブレードから遠ざかり、それによりその端部と下側ブレードの相補する端部と
の間の距離が増大する。
は、サムホイール(指動輪)機構580が、2つのブレード582a,582b
の相対角度を維持しながら、上側ブレード582aと下側ブレード582bとの
間の相対距離を調節するのに用いられる。上側ブレード582aは、ばね機構5
86のところで滑り子584に回動自在に取り付けられている。ばね機構586
は、ばね機構の遠位側に設けられたブレード582a,582bの端部を一緒に
動かすよう付勢される。上側ブレード582aは、穴を形成する垂下部材588
を有し、舌部590がこの穴を貫通して垂直方向滑り子584上に形成されてい
る。舌部590は、垂下部材588の穴の下端部に圧着するよう付勢され、この
舌部は、ラチェット歯592を有している。垂下部材588を押し下げることに
より、ばね機構586の遠位側に設けられた上側ブレード582aの端部は、下
側ブレードから遠ざかり、それによりその端部と下側ブレードの相補する端部と
の間の距離が増大する。
【0068】
この実施形態では、ユーザは、サムホイール580′を調節してそれによりサ
ムホイール機構580が、2つのブレードの相対角度を維持した状態で上側ブレ
ード582aを動かすようになる。この実施形態及び他の実施形態のサムホイー
ルはユーザの指のうち任意のもの及び親指で操作できることはいうまでもない。
一例として図29bでは、人差し指が示されている。この実施形態では、サムホ
イールは、垂直の向きで設けられた状態で示されているが、変形例としてこれを
水平の向き、又はブレード相互間のユーザの視線の邪魔にならないようにサムホ
イール機構に対して中間の向きで設けてもよい。サムホイール機構は、当業者に
は明らかな多数の要素で構成されるのがよい。上側ブレードは、単調な関係をな
して下側ブレードに対して動かされ、第1の方向に回転させると、ブレードは互
いに遠ざかり、第2の逆方向に回転させると、ブレードは互いに近づく。
ムホイール機構580が、2つのブレードの相対角度を維持した状態で上側ブレ
ード582aを動かすようになる。この実施形態及び他の実施形態のサムホイー
ルはユーザの指のうち任意のもの及び親指で操作できることはいうまでもない。
一例として図29bでは、人差し指が示されている。この実施形態では、サムホ
イールは、垂直の向きで設けられた状態で示されているが、変形例としてこれを
水平の向き、又はブレード相互間のユーザの視線の邪魔にならないようにサムホ
イール機構に対して中間の向きで設けてもよい。サムホイール機構は、当業者に
は明らかな多数の要素で構成されるのがよい。上側ブレードは、単調な関係をな
して下側ブレードに対して動かされ、第1の方向に回転させると、ブレードは互
いに遠ざかり、第2の逆方向に回転させると、ブレードは互いに近づく。
【0069】
サムホイールを親指で、又は機構それ自体を作動させるのに必要な力を加えな
いようにすることにより定位置に保持する場合、ブレードも又、定位置に保持さ
れることになる。したがって、この実施形態は、ブレードを相対的な向きで係止
する図29aの実施形態の爪歯556を欠いており、更に要素550,560,
562,564,566を備えていてもよく、或いは備えなくてもよいことは注
目されたい。
いようにすることにより定位置に保持する場合、ブレードも又、定位置に保持さ
れることになる。したがって、この実施形態は、ブレードを相対的な向きで係止
する図29aの実施形態の爪歯556を欠いており、更に要素550,560,
562,564,566を備えていてもよく、或いは備えなくてもよいことは注
目されたい。
【0070】
サムホイール機構580は又、例えば釣り用のリールに通常用いられるラチェ
ット機構を有してもよく、これによりサムホイールはラチェット機構がブレード
を定位置に繰り返し係止した状態で、ラチェット動作によりブレードを互いに離
すことができる。かかる機構600は、図29cの実施形態で構成されている。
ラチェット機構は、ラチェット動作により離されたブレードを解除する解除ボタ
ン602又は他のスイッチを更に必要とする。サムホイール600′は、ユーザ
の親指で操作される状態で、サムホイール機構の上方で水平の向きに設けられた
状態で示されている。例えばサムホイールを有する図示の実施形態の全てに水平
、垂直又は他の向きの別のサムホイール機構を使用できることは理解されるべき
である。
ット機構を有してもよく、これによりサムホイールはラチェット機構がブレード
を定位置に繰り返し係止した状態で、ラチェット動作によりブレードを互いに離
すことができる。かかる機構600は、図29cの実施形態で構成されている。
ラチェット機構は、ラチェット動作により離されたブレードを解除する解除ボタ
ン602又は他のスイッチを更に必要とする。サムホイール600′は、ユーザ
の親指で操作される状態で、サムホイール機構の上方で水平の向きに設けられた
状態で示されている。例えばサムホイールを有する図示の実施形態の全てに水平
、垂直又は他の向きの別のサムホイール機構を使用できることは理解されるべき
である。
【0071】
図29cは又、上側ブレードと下側ブレードの相対的な角度の向きを変える機
構を備えていない尿道スコープの実施形態を示している。この実施形態では、ブ
レードは、固定された実質的に平行な向きで構成されている。この向きではユー
ザは、ブレードを調節してこれらをひとまとまりにし、ブレードを尿道内に挿入
し、次にサムホイールを動かしてサムホイール機構がブレードを互いに離し、そ
れにより尿道を拡張し、膨張剤の注入のために針を視認してこれを挿入するのに
十分な余地が得られるようにする。図29b及び図29cの構成例のための照明
は好ましくは、ムーア氏等に付与された上記米国特許明細書に記載されている。 本発明の例示の実施形態を開示したが、当業者であれば本発明の精神及び範
囲から必ずしも逸脱することなく、上述の実施形態に加えて、多くの他の変形例
、改造例及び置換例を想到できよう。
構を備えていない尿道スコープの実施形態を示している。この実施形態では、ブ
レードは、固定された実質的に平行な向きで構成されている。この向きではユー
ザは、ブレードを調節してこれらをひとまとまりにし、ブレードを尿道内に挿入
し、次にサムホイールを動かしてサムホイール機構がブレードを互いに離し、そ
れにより尿道を拡張し、膨張剤の注入のために針を視認してこれを挿入するのに
十分な余地が得られるようにする。図29b及び図29cの構成例のための照明
は好ましくは、ムーア氏等に付与された上記米国特許明細書に記載されている。 本発明の例示の実施形態を開示したが、当業者であれば本発明の精神及び範
囲から必ずしも逸脱することなく、上述の実施形態に加えて、多くの他の変形例
、改造例及び置換例を想到できよう。
【図1】
本発明の尿道スコープの斜視図である。
【図2】
尿道スコープの正面図である。
【図3a】
尿道スコープの図2のA−A矢視断面図である。
【図3b】
尿道スコープの図2のA−A矢視断面図である。
【図4】
尿道スコープの側面図である。
【図5】
尿道スコープの平面図である。
【図6】
本発明の尿道スコープの分解斜視図である。
【図7】
本発明の尿道スコープの分解斜視図である。
【図8】
尿道スコープの第1の変形実施形態を示す図である。
【図9】
尿道スコープの第1の変形実施形態を示す図である。
【図10a】
尿道スコープの第2の変形実施形態を示す図である。
【図10b】
尿道スコープの第2の変形実施形態を示す図である。
【図10c】
尿道スコープの第2の変形実施形態を示す図である。
【図11】
女性の尿道内へ挿入された本発明の尿道スコープを示す図である。
【図12a】
本発明の尿道スコープを用いて行うことができる一注入手技を示す図である。
【図12b】
本発明の尿道スコープを用いて行うことができる別の注入手技を示す図である
。
。
【図12c】
本発明の尿道スコープを用いて行うことができる別の注入手技を示す図である
。
。
【図12d】
本発明の尿道スコープを用いて行うことができる別の注入手技を示す図である
。
。
【図13】
本発明の女性の尿道内に位置する尿道スコープの断面図である。
【図14】
本発明の別の尿道スコープの斜視図である。
【図15a】
図14の尿道スコープの挿入プローブの斜視図である。
【図15b】
図15aの挿入プローブの底面図である。
【図16a】
図14の尿道スコープの側面図である。
【図16b】
図14の尿道スコープの正面図である。
【図16c】
図15aの挿入プローブの正面図である。
【図16d】
図15aの挿入プローブの側面図である。
【図17a】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図17b】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図17c】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図17d】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図17e】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図17f】
部分的に管状の壁及び少なくとも1つの単一の組織引っ込めポストによって構
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
成された挿入プローブを有する本発明の別の尿道スコープを示す図である。
【図18a】
本発明の更に別の尿道スコープの組立て図である。
【図18b】
本発明の更に別の尿道スコープの分解図である。
【図18c】
本発明の更に別の尿道スコープの組立て図である。
【図18d】
本発明の更に別の尿道スコープの分解図である。
【図19a】
図18a〜18dの尿道スコープの正面図である。
【図19b】
図18a〜18dの尿道スコープの側面図である。
【図19c】
図18a〜図18dの尿道スコープの平面図である。
【図19d】
図18a〜図18dの尿道スコープの切除斜視図である。
【図20a】
着脱自在なユニットとして形成された挿入プローブ及びレンズマウントを有す
る本発明の更に別の尿道スコープの組立て斜視図である。
る本発明の更に別の尿道スコープの組立て斜視図である。
【図20b】
着脱自在なユニットとして形成された挿入プローブ及びレンズマウントを有す
る本発明の更に別の尿道スコープの分解斜視図である。
る本発明の更に別の尿道スコープの分解斜視図である。
【図20c】
着脱自在なユニットとして形成された挿入プローブ及びレンズマウントを有す
る本発明の更に別の尿道スコープの分解斜視図である。
る本発明の更に別の尿道スコープの分解斜視図である。
【図20d】
着脱自在なユニットとして形成された挿入プローブ及びレンズマウントを有す
る本発明の更に別の尿道スコープの組立て斜視図である。
る本発明の更に別の尿道スコープの組立て斜視図である。
【図21a】
図20a〜図20dの尿道スコープの正面図である。
【図21b】
図20a〜図20dの尿道スコープの側面図である。
【図21c】
図20a〜図20dの尿道スコープの平面図である。
【図22】
図20a〜図20dの尿道スコープの挿入プローブ及びレンズマウントユニッ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図23】
可動ブレードを備えた挿入プローブを有する本発明の更に別の尿道スコープの
部分断面側面図である。
部分断面側面図である。
【図24a】
図23の挿入プローブの可動ブレードの一断面形状を示す断面図である。
【図24b】
図23の挿入プローブの可動ブレードの別の断面形状を示す断面図である。
【図24c】
図23の挿入プローブの可動ブレードの別の断面形状を示す断面図である。
【図24d】
図23の挿入プローブの可動ブレードの別の断面形状を示す断面図である。
【図24e】
図23の挿入プローブの可動ブレードの別の断面形状を示す断面図である。
【図24f】
図23の挿入プローブの可動ブレードの別の断面形状を示す断面図である。
【図25】
ブレードを開いた状態の図23の挿入プローブの側面図であって、これと組織
膨張注射器の相互作用を示す図である。
膨張注射器の相互作用を示す図である。
【図26】
ブレードを開いた状態で尿道内に配置された図23の挿入プローブの断面図で
ある。
ある。
【図27】
図26に示すように配置された状態の挿入プローブの27−27線矢視断面図
である。
である。
【図28a】
可動ブレード及びラチェット動作式ロック機構を有する本発明の他の実施形態
としての尿道スコープの部分断面側面図である。
としての尿道スコープの部分断面側面図である。
【図28b】
可動ブレード及びラチェット動作式ロック機構を有する本発明の他の実施形態
としての尿道スコープの部分断面側面図である。
としての尿道スコープの部分断面側面図である。
【図29a】
可動ブレード及びブレードを動かしたり固定するための別の機構を有する尿道
スコープの部分断面側面図である。
スコープの部分断面側面図である。
【図29b】
可動ブレード及びブレードを動かしたり固定するための別の機構を有する尿道
スコープの部分断面側面図である。
スコープの部分断面側面図である。
【図29c】
可動ブレード及びブレードを動かしたり固定するための別の機構を有する尿道
スコープの部分断面側面図である。
スコープの部分断面側面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
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ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
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MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P
T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL
,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,
UZ,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ストーン コーベット
アメリカ合衆国 カリフォルニア州
92131 サン ディエゴ ロックフィール
ド プレイス 9283
(72)発明者 リップシッツ デイヴィッド
アメリカ合衆国 ノースカロライナ州
28270 チャーロット ハリソンウッズ
プレイス 7325
(72)発明者 ケレハー ブライアン
アメリカ合衆国 カリフォルニア州
92065 ラモナ スカイ ヴァリー ドラ
イヴ 16999
Fターム(参考) 2H040 BA14 DA01 DA12 DA56
4C061 AA15 BB02 DD01
4C066 AA03 BB01 CC01 DD07 FF04
FF05 HH12 LL14
Claims (6)
- 【請求項1】 組織を拡張して視認する外科用器具であって、近位端部及び
遠位端部を備えていて、外科医によって保持される寸法形状の取っ手と、取っ手
の遠位端部に着脱自在に取り付けられた近位端部、遠位端部及び近位端部と遠位
端部との間に延びる長手方向軸線を備えた挿入プローブと、挿入プローブ内に設
けられた少なくとも1つの窓とを有し、少なくとも1つの窓は、長手方向軸線の
長さに沿って延びており、組織が窓を通って挿入プローブ内へ脱出することがで
きるようにするのに十分な寸法の開口部を有していることを特徴とする外科用器
具。 - 【請求項2】 尿道を視認して腹圧性尿失禁を治療する器具であって、取っ
手と取っ手に取り付けられた遠位挿入プローブとを有し、遠位挿入プローブは、
尿道内に嵌まるように寸法決めされた細長い先端部及びこれを貫通して延びるル
ーメンを有し、遠位挿入プローブは、細長い先端部の少なくとも一部に沿って長
手方向に延びていて、ルーメンを介して尿道の長手方向部分を視覚化する視認窓
を有していることを特徴とする器具。 - 【請求項3】 プローブは、細長い先端部の近位側に位置した幅の広いネッ
ク部分を更に有し、ルーメンは、幅の広いネック部分内で断面積が増大している
ことを特徴とする請求項2記載の器具。 - 【請求項4】 細長い先端部は全体として管状であり、幅の広いネック部分
は、曲線状フレアを有していることを特徴とする請求項2記載の器具。 - 【請求項5】 視認窓は、細長い先端部の一方の側部に形成されていること
を特徴とする請求項2記載の器具。 - 【請求項6】 細長い先端部は、全体として管状であり、管の一方の側部の
細長い部分が除去され、先端部は、視認窓内で細長い部分の長さにわたって延び
る1対の互いに間隔を置いたストラットを更に有していることを特徴とする請求
項2記載の器具。
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