JP2003343535A - 共回り防止キャップ - Google Patents
共回り防止キャップInfo
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Abstract
具が使用できない場合でも、ボルトまたはナットの一方
を座ぐり穴内で固定し得る共回り防止キャップを提供す
る。 【解決手段】本発明の共回り防止キャップ10は、ナッ
トまたはボルトの頭部(六角部51)に挿装される略筒
状のキャップ本体11と、このキャップ本体11の側方
に突出する複数個の爪片12とを備える。爪片12は、
座ぐり穴に嵌め込まれて、座ぐり穴の内側で弾性的に突
っ張ることにより、座ぐり穴の内周面に掛止して、共回
りを防ぐ。
Description
締結時に、ナットまたはボルトのいずれか一方に装着さ
れて共回りを防ぐための共回り防止キャップに関する。
種の連結金物とボルト・ナットが多用される。かかる接
合構造の一般的な形態は、プレート状あるいはほぞパイ
プ状の連結部を有する連結金物を一方の部材や基礎等に
固定し、他方の部材には前記連結部に対応するスリット
やほぞ孔を形成して、そのスリットやほぞ孔に連結金物
の連結部を挿し込み、当該他方の部材の側面から連結部
を貫通するようにボルトを挿通して反対側の側面に配し
たナットと締結するというものである。このような接合
形態では、通常、ボルト・ナットが締結される部材の側
面に座ぐり穴を形成して、この座ぐり穴にボルトやナッ
トの頭部を沈めている。
とボルト・ナットを介して部材を接合する形態では、部
材の側方からインパクトレンチ等の締付工具を用いてボ
ルトを回すと同時に、反対側からレンチ等の工具でナッ
トを押さえてナットの共回りを防ぐ。そのため、工具類
を使用するためのスペースが部材の両側に必要となる。
位では、基礎1に固定した連結金物2と柱3との接合に
際して、基礎1上に先付けされた土台4が、柱3に形成
されたボルト穴7のナット5側を塞いでしまう。そのた
め、レンチ等でナット5を押さえるためのスペースを確
保することができず、ボルト6を回すときにナット5の
共回りを生じる。したがって、このような納まりでは、
基礎1に土台4を取り付ける前に柱3を立設するといっ
た施工手順の制約を受けることとなり、納まりの設計や
部材開発においてもそのような施工手順を考慮しなけれ
ばならなくなる。
できない部位であっても、ボルト・ナットのいずれか一
方を座ぐり穴内に固定し得るような共回り防止キャップ
を提供することを解決課題とする。
め、本発明の共回り防止キャップは、ナットまたはボル
トの頭部に挿装される略筒状のキャップ本体と、このキ
ャップ本体の側方に突出する複数個の爪片とを備え、前
記爪片が当該ナットまたはボルトを取り付けるために形
成された座ぐり穴に嵌め込まれて、座ぐり穴の内周面に
対し弾性的に掛止するように形成されたことを特徴とす
る。
ナットのいずれか一方を座ぐり穴に固定するためのもの
で、ナットを押さえてボルトを回す場合はナット側に挿
装される。共回り防止キャップをナットに挿装した状態
で、ナットとともに座ぐり穴に嵌め込むと、キャップ本
体の側方に突出した爪片が座ぐり穴の内周面に引っ掛か
ってナットの回転を拘束する。したがって、ナットをレ
ンチ等で押さえなくとも、ボルトを回すだけで両者を締
結することができる。反対にボルトを固定してナットを
回すときは、この共回り防止キャップはボルトの頭部に
挿装される。
形状である場合は、キャップ本体も六角筒状に形成され
る。そして、このキャップ本体の6箇所の側面のうち互
いに隣接しない3箇所の側面からそれぞれ爪片を突出さ
せることにより、共回り防止キャップを座ぐり穴内で安
定させ、かつその軸芯を座ぐり穴の軸芯に対して精度良
く一致させることができる。
付きナットに対して使用する場合は、キャップ本体の底
縁部から側方に張り出す安定片を設け、この安定片をフ
ランジ付きナットのフランジ面に沿うように形成するの
が好ましい。この構成によれば、キャップ本体とフラン
ジ付きナットとの間に多少の遊びがあっても、キャップ
本体の軸芯がフランジ付きナットの軸芯に対して傾くこ
とを防止しやすくなる。
て、図面を参照しつつ説明する。
ト用として形成された本発明の共回り防止キャップ10
と、その共回り防止キャップ10を一般的なフランジ付
き六角ナット50に挿装したときの使用状態を示す。
さ1mm程度の薄鋼板を折曲加工して形成されたもの
で、六角ナットまたは六角ボルトの頭部(以下、これら
を「六角部51」という。)に挿装される六角筒状のキ
ャップ本体11と、このキャップ本体11の側方に突出
した3個の爪片12とを備えている。
外寸とほぼ等しくなるように形成されている。キャップ
本体11の内寸と六角部51との間には若干の遊びがあ
ってもよいが、キャップ本体11の内寸を六角部51の
外寸と同じか、それよりも僅かに小さく形成して、キャ
ップ本体11の側面に設けた切開部13を押し開きなが
ら六角部51に嵌装するようにすると、キャップ本体1
1と六角部51との軸芯を精度良く一致させることがで
きる。キャップ本体11の高さは、六角部51に対して
安定的に挿装される範囲であれば特に限定されないが、
木材等に形成される座ぐり穴70(図4参照)の深さと
同じか、それよりもやや小さい寸法とするのが実用的で
ある。
11を構成する6箇所の側面のうち互いに隣接しない3
箇所の側面からそれぞれ突出し、キャップ本体11の軸
芯に対して互いに120度の中心角をなすように配置さ
れている。各爪片12は、キャップ本体11を構成する
薄鋼板から延長された帯板状の部分を外方に折り返して
形成されており、その先端部はキャップ本体11側に向
かって折曲されている。この爪片12は薄鋼板自体のバ
ネ弾性によって若干変形しうるようになっており、3個
の爪片12の外接円の径が、木材等に形成される座ぐり
穴70(図2中に二点鎖線で示した円)の径よりも若干
大きくなるように形成されている。
方に張り出す安定片14が3箇所に設けられている。こ
れらの安定片14は、キャップ本体11を構成する6箇
所の側面のうち前記爪片12が設けられていない側面に
それぞれ配置されている。各安定片14は、フランジ付
き六角ナット50のフランジ面52に沿うように若干傾
斜して張り出しており、六角部51に挿装されたキャッ
プ本体11がフランジ付き六角ナット50の六角部51
に対して傾斜するのを防ぐ作用をなす。
プ10をナットに挿装して、木材等に形成された座ぐり
穴70に押し込むと、キャップ本体11の側方に突出し
た爪片12が弾性変形しながら、座ぐり穴70の内周面
を外向きに押圧して突っ張る。図2から明らかなよう
に、爪片12は等間隔で3個設けられているので、ナッ
ト及びキャップ本体11の軸芯は座ぐり穴70の軸芯に
対してよく一致する。さらに、座ぐり穴70の内周面に
対して、ちょうど爪片12の側縁が食い込むように引っ
掛かるので、簡素な構造でありながら、極めて効果的に
座ぐり穴70内での回転を拘束することができる。
な部位においても、ナット5にこの共回り防止キャップ
10を挿装して柱3の座ぐり穴70に予め押し込んでお
けば、レンチ等でナット5を押さえずとも、ボルト6の
みを回して締結することができる。また、ナット5が座
ぐり穴70から脱落するのも防止される。ボルト6側を
固定してナット5を回す場合には、この共回り防止キャ
ップ10をボルト6の頭部に挿装する。
に使用することを前提としてキャップ本体11も六角筒
状に形成されたものであるが、キャップ本体11の形状
は、当然ながら、使用されるボルト・ナットの頭部形状
に合わせて適宜変更可能である。
ナットのいずれか一方に挿装して座ぐり穴に嵌め込むこ
とにより、当該一方のボルトまたはナットが螺合時に共
回りするのを防ぐことができる。これにより、レンチ等
の工具類が使用しにくい部位においても、ボルト・ナッ
トの締結作業を確実かつ効率的に実施することができ
る。
る片締めが可能となることにより、工具類の使用スペー
スを考慮した納まりを意識せずに済むので、納まりや部
材設計の自由度も増大する。
プと、その使用例を示す斜視図である。
ットに挿装した状態の上面図である。
ットに挿装した状態の斜視図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ナットまたはボルトの頭部に挿装される
略筒状のキャップ本体と、このキャップ本体の側方に突
出する複数個の爪片とを備え、前記爪片が当該ナットま
たはボルトを取り付けるために形成された座ぐり穴に嵌
め込まれて、座ぐり穴の内周面に対し弾性的に掛止する
ように形成されたことを特徴とする共回り防止キャッ
プ。 - 【請求項2】 キャップ本体が六角筒状に形成され、こ
のキャップ本体の6箇所の側面のうち互いに隣接しない
3箇所の側面からそれぞれ爪片が突出することを特徴と
する請求項1に記載の共回り防止キャップ。 - 【請求項3】 キャップ本体の底縁部から側方に張り出
す安定片を備え、この安定片がフランジ付きナットのフ
ランジ面に沿うように形成されたことを特徴とする請求
項1または2に記載の共回り防止キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002148858A JP3711395B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 共回り防止キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003343535A true JP2003343535A (ja) | 2003-12-03 |
JP3711395B2 JP3711395B2 (ja) | 2005-11-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002148858A Expired - Fee Related JP3711395B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 共回り防止キャップ |
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Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100580848B1 (ko) | 2003-12-13 | 2006-05-22 | 유창훈 | 앵커볼트용 캡 |
WO2009039583A1 (en) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Cps Investment Holdings Pty Ltd | Upper foot assembly for a building brace |
KR100988526B1 (ko) | 2008-07-15 | 2010-10-18 | 김진열 | 풀림방지구가 구비된 체결수단 |
JP2014095412A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Nitta Ind Corp | 継手ナット部の緩み防止機構 |
JP2014181751A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Fuji Engineering:Kk | 防錆用溶射皮膜が形成された高力ボルトまたは高力ナットの保護具およびその締め付け方法 |
CN105864265A (zh) * | 2015-01-23 | 2016-08-17 | 鞍钢股份有限公司 | 一种螺栓防松结构及防松方法 |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002148858A patent/JP3711395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2009039583A1 (en) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Cps Investment Holdings Pty Ltd | Upper foot assembly for a building brace |
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JP3711395B2 (ja) | 2005-11-02 |
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