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JP2003338821A - 無線ネットワークシステム - Google Patents

無線ネットワークシステム

Info

Publication number
JP2003338821A
JP2003338821A JP2002145283A JP2002145283A JP2003338821A JP 2003338821 A JP2003338821 A JP 2003338821A JP 2002145283 A JP2002145283 A JP 2002145283A JP 2002145283 A JP2002145283 A JP 2002145283A JP 2003338821 A JP2003338821 A JP 2003338821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
network
wireless
setting information
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002145283A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hikichi
靖志 引地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Viewtechnology Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Viewtechnology Ltd filed Critical NEC Viewtechnology Ltd
Priority to JP2002145283A priority Critical patent/JP2003338821A/ja
Publication of JP2003338821A publication Critical patent/JP2003338821A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な設定作業等を必要とすることなく、簡
単に新規参入装置を既存ネットワークに接続する。 【解決手段】 複数の装置10a,10bが相互に通信
可能に無線接続される無線ネットワークシステムであっ
て、各装置10a,10bが、他の装置との間で無線通
信処理を行う無線LAN処理部20a,20bと、所定
のネットワーク設定に基づき、無線LAN処理部を制御
するCPU11a,11bと、所定のネットワーク設定
を示す設定情報を設定,記憶するメモリ12a,12b
を備え、メモリ12a,12bが、所定のネットワーク
設定と異なる所定のデフォルト設定を示す設定情報を記
憶し、このデフォルト設定が、スイッチ14a,表示部
14bの操作により各装置12a,12b間のネットワ
ーク設定として設定されることにより、各装置12a,
12bが、デフォルト設定により相互に通信可能に無線
接続される構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の装置,機器
が所定のネットワーク設定に基づいて相互に通信可能に
無線接続される無線ネットワークシステムに関する。特
に、本発明は、所定のネットワーク設定環境に設定され
た被接続装置に、新たに未接続装置(新規参入装置)を
接続させる場合に、各装置間を、所定のデフォルト設定
に基づいて無線接続することにより、煩雑な設定作業等
を必要とすることなく、また、伝送フレーム等の構成を
変更することなく、新規参入装置を簡単に既存ネットワ
ークに接続でき、さらに、被接続装置に既に設定された
ネットワーク設定を示す設定情報を新規参入装置に無線
送信することで、新規参入装置側で必要となるネットワ
ークの設定情報を容易かつ確実に取得,設定することが
できる、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)の
アドホックモードで接続される装置,機器に好適な無線
ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線を介して通信可能に接続さ
れる装置,機器間で無線通信を行う場合には、基本的
に、接続される双方の装置,機器のネットワーク設定
が、所定の規格に従った接続環境に設定されている必要
がある。例えば、IEEE802.11bやIEEE8
02.11a等の規格に基づく無線LAN(Local Area
Network:ローカルエリアネットワーク)の場合、装
置,機器間のアドホック接続(ピアtoピア接続)によ
り無線通信を行うには、少なくとも通信チャンネル(使
用周波数帯域)やWEP(Wired Equivalent Privacy:
暗号化鍵)の内容,SSID(Service Set ID)等、無
線通信を行う装置間でのネットワーク設定の内容が一致
している必要がある。すなわち、無線ネットワークシス
テムでは、所定のネットワーク設定の設定値が相互に一
致していなければ、装置間での無線通信を行うことはで
きない。
【0003】図7は、従来の無線ネットワークシステム
において無線接続される装置間のネットワーク設定の内
容を示す説明図である。同図に示す無線ネットワークシ
ステムは、プロジェクタ等の端末装置110aとPC
(Personal Computer)110bとを無線LANにより
通信接続する場合であり、各装置(端末装置110a及
びPC110b)は、互いに無線通信処理を行う無線L
AN処理部120a,120bを備えている。そして、
これら各装置110a,110bには、ネットワーク設
定として、動作モード,チャンネル,WEP,IPアド
レス,サブネットマスク等の項目に所定の設定値が設定
されるようになっており、図7に示す例では、チャンネ
ル,WEPの設定値が両装置110a,110bで一致
している(チャンネル:1チャンネル,WEP:ABC
DE)。このように設定内容の一致した端末装置110
a,PC110bでは、ネットワーク設定情報に基づい
た無線通信が行えるようになり、図7に示す装置の場
合、IEEE802.11(802.11b/a)規格
の無線LANにより、アドホックモードで接続されるこ
とになる。
【0004】一方、無線接続しようとする装置間でネッ
トワーク設定の各設定値が一致しない場合には、その装
置間での無線接続は行えない。例えば、図8に示すよう
に、端末装置110a側の設定値が「チャンネル:チャ
ンネル1,WEP:ABCDE」である場合に、PC1
10b側の設定値が「チャンネル:6,WEP:なし」
となっていると、両装置110a,110bの設定値が
一致しないので、無線接続は行えないことになる。従っ
て、このように装置間でネットワーク設定が一致してい
ない場合には、無線接続しようとする各装置について、
それぞれ、ネットワーク設定の各項目の設定値が一致す
るように(図7参照)、設定をし直す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の無線
ネットワークシステムでは、ネットワーク接続環境の設
定作業は、各装置毎に個別に行うようになっており、ネ
ットワーク設定の各設定項目も手作業等により個別に入
力するようになっていた。このため、入力作業,設定作
業がきわめて煩雑となり、また、手作業で行われる設定
作業は、設定値の誤り等が生じるおそれがあった。特
に、無線接続する装置,機器が多数存在する場合や、任
意の数の新規参入装置を後からネットワーク接続する場
合、このような設定作業の作業負担は膨大なものとな
り、設定値の誤入力等が発生する可能性も大きくなっ
て、システムの構築に多大な労力と時間がかかるという
問題が生じた。
【0006】なお、特開2000−278280号公報
には、既存の無線ネットワークへの新たな装置の新規参
入を容易に行えるようにするため、無線伝送信号のフレ
ーム内に新規参入信号用のスロットを新たに割り当て、
新規参入信号を含む信号が伝送された場合に、当該信号
の送信元をネットワークに参入させるようにした「無線
伝送方法及び無線伝送装置」が提案されている。しかし
ながら、この方法では、無線伝送信号のフレーム内に新
たなスロットを設ける必要があり、既存の伝送フレーム
の構成を変更しなければならないことから、現在広く普
及している無線LAN規格(IEEE802.11等)
に適用することができず、現実的でなかった。また、こ
の方法では、新規参入を示す信号を新規参入装置側から
既存ネットワークに送信するようになっているが、例え
ば、無線LANにおいてWEPやチャンネル等の所定の
設定情報が異なっていれば、新規参入装置からの無線信
号は既存ネットワーク側で受信されない。従って、この
方法において、新規参入装置と既存ネットワーク間で所
定の設定情報をどのように取得,設定するかは明らかで
なく、上述した従来の問題点を解決するための具体的な
手段とはなり得なかった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、所定のネ
ットワーク設定環境に設定された被接続装置に、新たに
未接続装置(新規参入装置)を接続させる場合に、各装
置間を、予め定めた所定のデフォルト設定に基づいて無
線接続することにより、煩雑な設定作業等を必要とする
ことなく、また、伝送フレーム等の構成を変更すること
なく、簡単に新規参入装置を既存ネットワークに接続で
き、さらに、被接続装置に既に設定されたネットワーク
設定を示す設定情報を新規参入装置に無線送信すること
で、新規参入装置側で必要となるネットワークの設定情
報を容易かつ確実に取得,設定することができる、特
に、無線LANのアドホックモードで接続される装置,
機器に好適な無線ネットワークシステムの提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、まず請求項1に示すように、複数の装置
が相互に通信可能に無線接続される無線ネットワークシ
ステムであって、前記複数の各装置が、他の各装置との
間で無線通信処理を行う無線ネットワーク処理手段と、
所定のネットワーク設定に基づき、前記無線ネットワー
ク処理手段を制御する制御手段と、前記所定のネットワ
ーク設定を示す設定情報が設定,記憶される記憶手段
と、を備え、前記記憶手段が、前記所定のネットワーク
設定と異なる所定のデフォルト設定を示す設定情報を記
憶し、この記憶手段に記憶された設定情報が示す前記デ
フォルト設定が当該装置のネットワーク設定として設定
されることにより、前記各装置が、前記デフォルト設定
に基づいて、相互に通信可能に無線接続される構成とし
てある。
【0009】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、所定のネットワーク設定環
境で無線接続される各装置に、予め所定のデフォルト設
定環境を定め、このデフォルト設定の内容を示す設定情
報を記憶させておくことで、無線接続しようとする各装
置を、デフォルト設定環境で動作させることにより両者
を無線接続することができる。すなわち、本発明では、
ネットワーク設定環境が異なる装置間や、既存ネットワ
ークに接続しようとする新規参入装置について、同一の
ネットワーク設定を設定することなく、所定のデフォル
ト設定に基づいて無線接続させることができる。従っ
て、本発明によれば、煩雑な設定作業等を必要とするこ
となく、また、伝送フレーム等の既存のネットワーク構
成を変更することなく、容易かつ確実に所望の装置間で
無線ネットワークを確立することができる。
【0010】なお、本発明の無線ネットワークシステム
は、無線通信を用いてネットワークを構築するシステム
であればどのようなものであっても良く、ネットワーク
の規模の大小に拘わらず、無線接続されるシステムであ
れば本発明を適用することができる。また、本発明にお
ける「無線」とは、「有線」の対概念であり、一般には
電波を用いて行われる通信を指すが、光による通信であ
っても良い。さらに、本発明の無線ネットワークには、
携帯電話等による通信機能が含まれていても良く、ま
た、無線ネットワークの一部に有線のネットワーク(有
線通信機能を含む)が接続されていても良い。
【0011】そして、請求項2では、前記各装置の制御
手段が、前記記憶手段に記憶された前記デフォルト設定
を示す設定情報を、任意のタイミングで当該装置のネッ
トワーク設定として設定するトリガ手段を備える構成と
してある。
【0012】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、デフォルト設定を示す設定
情報を設定するトリガ手段を備えることにより、トリガ
手段を操作するのみで、無線接続しようとする装置間に
本発明に係るデフォルト設定環境を簡単に設定すること
ができる。また、トリガ手段を任意のタイミングで操作
することにより、無線接続しようとする装置間で、所望
のタイミングで随時、デフォルト設定により無線接続を
確立することができる。これにより、例えば、既存ネッ
トワークに新規参入装置を接続しようとする場合にも、
きわめて容易な操作のみで、任意のタイミングで新規参
入装置と被接続装置間の無線接続を随時確立できるよう
になる。
【0013】ここで、本発明に係るトリガ手段は、例え
ば、請求項3に示すように、ON/OFF操作されるス
イッチにより構成することができる。また、トリガ手段
は、請求項4に示すように、設定操作を実行するプログ
ラムにより構成することもできる。
【0014】このように、本発明の無線ネットワークシ
ステムにおけるトリガ手段は、装備される装置に応じ
て、機械的スイッチやモニタ画面上で操作可能なプログ
ラム,キーボードからのキー入力等、任意の構成,態様
とすることができる。例えば、プロジェクタ等の端末装
置に対しては、モニタ画面やマウス等の入力デバイスを
必要としないスイッチによりトリガ手段を構成すること
ができ、PC等の情報処理装置に対しては、モニタ画面
上でオンスクリーンで設定操作が行えるプログラムによ
りトリガ手段を構成することができる。すなわち、本発
明では、装備される各装置,機器の形態,構成等に対応
した最適なトリガ手段を選択的に採用することができ、
易操作性に富み,汎用性,拡張性にも優れた無線ネット
ワークシステムを提供することができる。
【0015】そして、本発明に係る無線ネットワークシ
ステムは、請求項5に示すように、前記複数の各装置
が、特定のネットワーク設定が設定された被接続装置
と、この被接続装置に未接続の未接続装置とを備える場
合に、これら被接続装置と未接続装置とが、前記デフォ
ルト設定に基づいて無線接続されるとともに、前記未接
続装置の制御手段が、前記無線ネットワーク処理手段を
介して、前記デフォルト設定に基づいて接続された被接
続装置に対して、当該被接続装置が保有する前記特定の
ネットワーク設定を示す設定情報を要求する要求信号を
送信し、前記被接続装置の制御手段が、前記無線ネット
ワーク処理手段を介して前記要求信号を受信することに
より、当該要求信号の送信元となる未接続装置に対し
て、当該被接続装置が保有する前記特定のネットワーク
設定を示す設定情報を送信する構成としてある。
【0016】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、所定のネットワーク設定情
報が設定されて既存ネットワークに接続されている被接
続装置に対して、本発明に係るデフォルト設定を用いて
未接続装置(新規参入装置)を無線接続させることがで
きる。そして、このデフォルト設定による無線接続を介
して、未接続装置から要求信号を送信することにより、
被接続装置が保有する既存ネットワークの設定情報を未
接続装置側に送信することができる。これにより、新規
参入装置側では、接続しようとする既存ネットワークに
対して、デフォルト設定情報によって無線接続するだけ
で、既存ネットワークの接続環境を示す設定情報を容易
かつ確実に取得することができ、既存ネットワークへの
新規参入がきわめて容易に行えるようになり、システム
構築時の作業負担を大幅に軽減することができるように
なる。
【0017】また、請求項6では、前記未接続装置の制
御手段が、前記記憶部に設定されたデフォルト設定を、
前記被接続装置から送信された設定情報が示す前記特定
のネットワーク設定に変更するとともに、前記被接続装
置の制御手段が、前記未接続装置への前記特定のネット
ワーク設定を示す設定情報の送信後、前記記憶部に設定
されたデフォルト設定を、前記特定のネットワーク設定
に復帰させる構成としてある。
【0018】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、デフォルト設定により無線
接続された被接続装置と未接続装置間で、既存ネットワ
ークの設定情報が送受信されると、両装置において、そ
のネットワーク設定の設定内容が自動的に設定されるよ
うにすることができる。これにより、既存ネットワーク
への新たな装置の新規参入処理が、デフォルト設定に基
づく無線接続の確立から、本来のネットワーク設定情報
への設定,変更まで自動化して行うことが可能となり、
既存ネットワークへの新規参入処理が更に容易かつ確実
に行えるようになる。
【0019】また、請求項7では、前記未接続装置の制
御手段が、前記被接続装置から送信された前記特定のネ
ットワーク設定を示す設定情報の受信後、当該被接続装
置に受信完了信号を送信するとともに、前記被接続装置
の制御手段が、前記未接続装置からの受信完了信号を受
信後、前記デフォルト設定を前記特定のネットワーク設
定に復帰させる構成としてある。
【0020】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、デフォルト設定により無線
接続された被接続装置と未接続装置間で、既存ネットワ
ークの設定情報が送受信されると、両装置において、そ
の設定情報の受信完了信号が送受信されるようになって
いる。そして、被接続装置では、未接続装置からの受信
完了信号の受信後、デフォルト設定を本来のネットワー
ク設定に復帰させるようにしてある。すなわち、被接続
装置側では、未接続装置との間で、所定のネットワーク
設定の設定情報の送受信が確実に行われた後、デフォル
ト設定が本来のネットワーク設定環境に戻されることに
なり、所定のネットワーク設定の設定情報が未接続装置
側で確実に受信されない場合には、デフォルト設定情報
に基づく無線接続が維持されるようになる。これによ
り、未接続装置側からの受信完了信号が受信されない場
合、例えば被接続装置側からネットワーク設定情報の再
送信やエラー信号の送信等を行うことが可能となり、既
存ネットワークへの新規参入処理を更に確実に行うこと
ができるようになり、より信頼性の高い無線ネットワー
クシステムを実現することができる。
【0021】さらに、請求項8では、前記被接続装置の
制御手段が、前記デフォルト設定の設定後、所定時間経
過後に当該デフォルト設定を前記特定のネットワーク設
定に復帰させる構成としてある。
【0022】このような構成からなる本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、被接続装置と未接続装置と
の間でデフォルト設定による無線接続が確立された後、
所定時間が経過した場合には、被接続装置側では元のネ
ットワーク設定情報を再設定し、既存ネットワークに復
帰できるようにしてある。これにより、新規参入される
未接続装置側の処理状況等に拘わらず、一定時間経過後
は、被接続装置が元の状態に復帰されるので、未確定な
新規参入装置の処理状況等によって既存ネットワークが
不安定な状態となることが防止でき、より信頼性の高い
無線ネットワークシステムを実現することができる。な
お、被接続装置が元の状態に復帰されるまでの所定時間
は、タイマ手段等を備えることで任意に設定することが
でき、例えば、未接続装置の新規参入処理に必要となる
最適な時間を設定することができる。
【0023】そして、以上のような本発明の無線ネット
ワークシステムは、請求項9に示すように、前記各装置
が、ローカルエリアネットワークのアドホックモードに
より接続される構成とすることができる。
【0024】このように、本発明の無線ネットワークシ
ステムは、プロジェクタやプリンタ等の端末装置とPC
等の情報処理装置が装置同士で直接ピアtoピア接続さ
れる、無線LANのアドホックモードのネットワークに
適用することができる。無線LANのアドホックモード
では、接続される装置間で、チャンネルやWEP等のネ
ットワーク設定の内容が異なると無線接続ができず、設
定作業の煩雑さや誤設定等の障害が発生し易い。従っ
て、未接続の装置間を、所定のデフォルト設定情報に基
づいて容易かつ確実に無線接続できる本発明の無線ネッ
トワークシステムは、このような無線LANのアドホッ
クモードで接続される装置間の無線接続手段として好適
である。但し、本発明は、各装置が無線LANのアドホ
ックモードで接続される場合に限定されるものではな
く、ネットワーク設定情報が異なる装置間を同一のデフ
ォルト設定情報に基づいて無線接続できる限り、どのよ
うな規格や接続モード,ネットワーク設定環境の無線ネ
ットワークであっても適用を妨げるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る無線ネットワ
ークシステムの好ましい実施形態について、図1〜図6
を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態に示す無
線ネットワークシステムは、プログラムに制御されたコ
ンピュータ等の情報処理手段により実行される。このプ
ログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録
媒体としては、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半
導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な
手段を使用することができる。また、記録媒体に記録さ
れたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着
して当該コンピュータに読み込ませることができ、ま
た、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるよう
にしてもよい。
【0026】図1は、本実施形態に係る無線ネットワー
クシステムにより無線接続される各装置を模式的に示す
説明図である。本実施形態は、複数の装置が相互に通信
可能に無線接続される無線ネットワークシステムであ
り、図1に示すように、本実施形態では、プロジェクタ
からなる端末装置10aと情報処理装置となるPC(Pe
rsonal Computer)10bとが、無線LANにより通信
接続される場合となっている。端末装置10aは、図示
しない他の装置(端末装置,周辺装置,PC等)と無線
LANを介して接続されて所定の無線ネットワークを構
成する装置で、本実施形態に係る無線ネットワークシス
テムにより新規参入装置が接続される被接続装置となっ
ている。従って、この端末装置10aには、他の装置と
無線接続するための特定のネットワーク設定環境が設定
されている。一方、PC10bは、端末装置10aを含
む無線ネットワークに接続されていない装置で、本実施
形態に係る無線ネットワークを介して既存ネットワーク
に接続される新規参入装置(未接続装置)となってい
る。従って、このPC10bには、端末装置10aが無
線接続された既存ネットワークの設定情報は設定されて
いない。
【0027】ここで、本実施形態では、端末装置10a
と図示しない他の装置は、IEEE802.11(80
2.11b,802.11a等)規格のプロトコルに準
拠した無線LANにより無線接続され、端末装置10a
が他の装置とアドホックモードで接続される場合となっ
ている。無線LANのアドホックモードでは、ネットワ
ークを構成する各装置がアクセスポイントを介さず、ピ
アtoピアで直接接続されるため、接続される装置間
で、チャンネルやWEP等の所定の設定情報が一致しな
ければならない。すなわち、各装置間で設定内容が異な
ると無線接続が確立できず、設定作業の煩雑さや誤設定
等の障害が発生し易い。そこで、本実施形態では、未接
続の装置間を所定のデフォルト設定に基づいて自動的に
無線接続できる本無線システムの対象として、無線LA
Nのアドホックモードで接続される装置を採用したもの
である。
【0028】但し、本発明の対象は、無線LANのアド
ホックモードで接続される場合に限定されるものではな
く、ネットワーク設定が異なる装置間で、設定内容を一
致させて無線接続を確立する必要のある装置,機器等の
ネットワークであれば、どのような規格や接続環境の無
線ネットワークであっても適用を妨げるものではない。
また、本実施形態の無線ネットワークの対象となる装置
10についても、図1に示すプロジェクタからなる端末
装置10a及びPC10bは一例であり、無線ネットワ
ークで接続できる装置,機器であれば、各種の端末装
置,周辺機器,情報処理装置等、その種類や形態等は特
に限定されない。また、その数も、無線ネットワークを
介して接続できる限り、任意の数の装置10a〜10n
を備えることができる。
【0029】以下、本実施形態に係る各装置(端末装置
10a,PC10b)の詳細について、図2を参照して
説明する。図2は、本実施形態に係る無線ネットワーク
システムにより無線接続される各装置の構成を示すブロ
ック図で、(a)はプロジェクタからなる端末装置10
aを、(b)はPC10bを示している。同図に示すよ
うに、本実施形態の無線ネットワークシステムを構成す
る複数の各装置10(10a,10b)は、ほぼ同様の
構成となっている。具体的には、各装置10(10a,
10b)は、それぞれ、他の装置との間で相互に無線通
信処理を行う無線ネットワーク処理手段となる無線LA
N処理部20(20a,20b)と、所定のネットワー
ク設定情報に基づいて無線LAN処理部20を制御する
制御手段となるCPU11(11a,11b)と、所定
のネットワーク設定情報を設定,記憶するための記憶手
段となるメモリ12(12a,12b)を備えている。
【0030】無線LAN処理部20は、信号送受信用の
アンテナ21を備えており、各装置10内で生成,処理
されたデータを他の装置に送信し、また、他の装置から
送信されたデータを受信する送受信処理を行う。CPU
11は、メモリ12に設定,記憶された所定のネットワ
ーク設定に従って、無線LAN処理部20を制御する。
メモリ12には、無線ネットワークに必要となる所定の
ネットワーク設定が設定,記憶される。なお、本実施形
態では、CPU11及びメモリ12は、各装置10a,
10bの制御用に備えられるものを無線LAN処理部2
0の制御用にも兼用するようになっている。従って、例
えば、端末装置10aのCPU11aは、端末装置10
aを構成するプロジェクタを駆動制御し、PC10bの
CPU11bは、PC内の演算処理,入出力処理等を制
御し、各装置内で処理されるデータはメモリ12(12
a,12b)に対して読み書き処理が行われることにな
る。勿論、CPU11及びメモリ12を、無線LAN処
理部20の専用のものとして備えることも可能である。
【0031】そして、本実施形態では、各装置10(1
0a,10b)の無線LAN処理部20(20a,20
b)は、通常のネットワーク設定環境で動作するととも
に、通常のネットワーク設定環境と異なる所定のデフォ
ルト設定環境で動作するようになっており、この所定の
デフォルト設定の設定内容を示す設定情報がメモリ12
(12a,12b)に記憶されるようになっている。こ
のメモリ12に記憶されたデフォルト設定を示す設定情
報が、CPU11(11a,11b)に読み出されて、
各装置10a,10bのネットワーク設定として設定さ
れるようになっている。
【0032】具体的には、各装置10のメモリ12に
は、デフォルト設定用の設定情報として、他のネットワ
ーク設定環境で使用される設定値と異なる設定値が記憶
してあり、本実施形態では、後述するように「チャンネ
ル:チャンネル11,WEP:なし」がデフォルト設定
用の情報として記憶されている(図4参照)。このデフ
ォルト設定用の設定情報が、CPU11によって読み出
され、各装置10のネットワーク設定として設定される
ことで、各装置10は、設定されたデフォルト設定に基
づいて、相互に通信可能に無線接続されることになる。
そして、このデフォルト設定による無線接続状態におい
て、本実施形態では、被接続装置となる端末装置10a
側の本来のネットワーク設定の設定情報が、未接続装置
であるPCb側に送信されるようになっている。
【0033】ここで、各装置10のCPU11は、メモ
リ12に記憶されたデフォルト設定情報を任意のタイミ
ングで読み出し、当該装置10のネットワーク設定情報
として設定するようになっており、本実施形態では、C
PU11に接続されるトリガ手段14(14a,14
b)を備えることで、所望の任意のタイミングでデフォ
ルト設定情報が設定できるようになっている。このよう
に任意のタイミングでデフォルト設定情報を設定するト
リガ手段14を備えることで、トリガ手段14を操作す
るのみで、無線接続しようとする装置間にデフォルト設
定による接続環境を設定することができる。また、トリ
ガ手段14を任意のタイミングで操作することにより、
無線接続しようとする装置間で、所望のタイミングで随
時、デフォルト設定に基づく無線接続を確立することが
できることになる。
【0034】ここで、本実施形態に係るトリガ手段14
は、図2に示すように、端末装置10aについては、O
N/OFF操作される設定スイッチ14aからなり、P
C10bについては、表示部14bのメニュー画面から
設定操作を実行できるプログラムによって構成してあ
る。このように、トリガ手段14は、装備される装置に
応じて、機械的スイッチやモニタ画面上で操作可能なプ
ログラム,キーボードからのキー入力等、任意の構成,
態様とすることができる。本実施形態では、プロジェク
タからなる端末装置10aに対しては、モニタ画面やマ
ウス等の入力デバイスを必要としないスイッチ構造のト
リガ手段(設定スイッチ)を採用し、PC10bに対し
ては、モニタ画面上でオンスクリーンで設定操作が行え
るプログラムからなるトリガ手段を採用している。従っ
て、トリガ手段14は、本実施形態における設定スイッ
チ14a又は表示部14bから入力操作するプログラム
に限らず、装備される各装置,機器の形態,構成等に対
応した最適なトリガ手段を選択的に備えることが可能で
ある。
【0035】そして、この設定スイッチ14aがONさ
れ、また、表示部14bのメニュー画面上でプログラム
が起動されることで、各装置10a,10bのネットワ
ークの状態は、デフォルト設定モードとなり、デフォル
ト設定情報に基づく設定内容に接続環境が変更され、こ
の接続環境において、被接続装置(端末装置10a)側
の本来のネットワーク設定情報の送信,取得処理が行わ
れるようになっている。この被接続装置(端末装置10
a)側のネットワーク設定情報の送信,取得処理(設定
情報取得処理)は、各装置10a,10bのCPU11
a,11bの制御により、無線LAN処理部20a,2
0bを介して行われる。
【0036】具体的には、まず、トリガ手段14(設定
スイッチ14a,14b)によりデフォルト設定モード
となると、各装置10のCPU11は、メモリ12に設
定されているネットワーク設定情報をデフォルト設定情
報に変更する。このとき、元のネットワーク設定情報は
メモリ12内の所定アドレスに退避,記憶され、後に再
設定できるように情報が保有される。そして、デフォル
ト設定により無線接続された装置10a,10b間で
は、まず、未接続装置(PC10b)側から、被接続装
置(端末装置10a)側のネットワーク設定情報を要求
する要求信号が送信される。この要求信号は、例えば、
ブロードキャストアドレスやSSID検索等によって所
望の相手側装置(端末装置10a)に送信することがで
きる。
【0037】この要求信号を受信した被接続装置(端末
装置10a)側では、応答信号を送信するとともに、当
該装置10aがメモリ12に保有しているネットワーク
設定情報を示すデータが送信される。そして、送信され
たネットワーク設定情報が未接続装置(PC10b)側
で受信されると、PC10b側のCPU11bは、設定
されているデフォルト設定を、送信された設定情報が示
すネットワーク設定に設定,変更する。同様に、端末装
置10a側のCPU11aでも、PC10b側にネット
ワーク設定情報を送信後、設定されているデフォルト設
定を、メモリ12に退避された設定情報が示す元のネッ
トワーク設定に復帰させる。これによって、端末装置1
0aとPC10bは同一の接続環境が設定され、PC1
0bには、端末装置10aが接続されたネットワーク接
続環境が設定されたことになる。すなわち、新規参入装
置であるPC10bは、被接続装置である端末をうち1
0aと同一の無線ネットワークで接続されることにな
る。
【0038】このように、本実施形態では、デフォルト
設定モードで無線接続された被接続装置(端末装置10
a)と未接続装置(PC10b)間で、元のネットワー
クの設定情報が送受信されると、両装置において、その
ネットワーク設定の設定内容が自動的に設定されること
になる。ここで、本実施形態では、PC10b(未接続
装置)側のCPU11bが、端末装置10a(被接続装
置)から送信されたネットワーク設定を示す設定情報デ
ータを受信すると、端末装置10aに対して受信完了信
号を送信するようにしてある。そして、端末装置10a
側では、CPU11aが、PC10b側からの受信完了
信号を受信した後、デフォルト設定を元のネットワーク
設定に復帰させるようにしてある。
【0039】従って、本実施形態では、端末装置10a
側では、PC10bとの間でネットワーク設定情報の送
受信が確実に行われた後、デフォルト設定を本来のネッ
トワーク設定環境に戻すことができ、例えば、所定のネ
ットワーク設定の設定情報がPC10b側で確実に受信
されなかった場合には、デフォルト設定情報に基づく無
線接続を維持することができるようなっている。このよ
うにすると、例えば、PC10b側からの受信完了信号
が受信されない場合に、端末装置10a側からネットワ
ーク設定情報の再送信やエラー信号の送信等を行うこと
も可能となり、既存ネットワークへの新規参入処理をよ
り確実に行えるようになる。なお、端末装置10a側
で、PC10bへのネットワーク設定情報を送信後、P
C10bからの受信完了信号を待たずに、直ちにデフォ
ルト設定を元のネットワーク設定に復帰させるようにす
ることも勿論できる。
【0040】さらに、本実施形態では、各装置10のC
PU11にタイマ15(15a,15b)が接続してあ
り、被接続装置側のCPU11でデフォルト設定がなさ
れた場合に、デフォルト設定情報の設定後、予め定めた
所定時間が経過したか否かが監視できるようになってい
る。そして、タイマ15により所定時間の経過が検出さ
れると、CPU11は、設定したデフォルト設定情報を
元のネットワーク設定情報に復帰させることができるよ
うになっている。すなわち、本実施形態では、被接続装
置(端末装置10a)と未接続装置(PC10b)との
間でデフォルト設定に基づく無線接続が確立された後、
所定時間が経過した場合に、被接続装置(端末装置10
a)側で、元のネットワーク設定に自動的に再設定さ
れ、当該装置を既存ネットワークに復帰させることがで
きるようになっている。
【0041】これにより、未接続装置(PC10b)側
での処理状況等に拘わらず、一定時間経過後は、被接続
装置(端末装置10a)が元の状態に復帰されるので、
未確定な新規参入装置の存在によって既存ネットワーク
が不安定な状態となることを防止することができる。こ
こで、このように被接続装置(端末装置10a)が元の
状態に復帰される所定時間は、タイマ15の設定により
任意に設定,変更することができる。従って、例えば、
未接続装置(PC10b)の新規参入処理に際して、通
常必要となる適当な時間を設定することができる。な
お、タイマ15は未接続装置(PC10b)側にも備え
られているが、これは、PC10bが被接続装置側とな
る場合を考慮したものであり、PC10bが未接続装置
側である場合には、タイマ15を動作させる必要はな
く、従って、タイマ15は省略することができる。ま
た、デフォルト設定による接続状態について時間的制限
を設けない場合には、すべての装置10についてタイマ
15を省略することも可能である。
【0042】次に、以上のような構成からなる本実施形
態に係る無線ネットワークシステムにより、各装置が無
線接続される場合の動作(無線接続方法)について、図
3〜6を参照しつつ説明する。図3〜図5は、本実施形
態に係る無線ネットワークシステムにおいて無線接続さ
れる装置間のネットワーク設定の設定内容を示す説明図
であり、図3は、装置間での設定内容が一致していない
場合、図4は、装置間でデフォルト設定がなされた場
合、図5は、装置間で所定のネットワーク設定がなされ
た場合を示している。また、図6は、本実施形態に係る
無線ネットワークシステムにおいて、新規参入装置が既
存ネットワークの被接続装置に無線接続される場合のシ
ーケンス図である。
【0043】まず、本無線ネットワークシステムで無線
接続される各装置10a,10bは、あるネットワーク
に接続されている被接続装置(端末装置10a)と、新
規参入装置である未接続装置(PC10b)とで、各メ
モリ12a,12bに設定されているネットワーク設定
の設定値が異なっている。本実施形態では、図3に示す
ように、端末装置10a側の設定値は「チャンネル:チ
ャンネル1,WEP:ABCDE」であるのに対して、
PC10b側の設定値は「チャンネル:6,WEP:な
し」となっており、この状態では、両装置10a,10
bの設定値が一致しておらず、両装置間での無線接続は
行えない。そこで、この状態で、各装置10a,10b
のトリガ手段14(14a,14b)を操作することに
より、各装置10a,10bのネットワーク設定をデフ
ォルト設定に変更する。
【0044】具体的には、図6に示すように、端末装置
10a側では、設定スイッチ14aをONにすること
で、デフォルト設定モードとなり、CPU11aがメモ
リ12aに記憶されたデフォルト設定情報を読み出し、
その設定値をネットワーク設定情報として設定する。こ
の状態で、端末装置10aは、PC10bからの要求信
号の待ち受け開始状態となる。このとき、元のネットワ
ーク設定情報の内容は、メモリ12aの所定のアドレス
に格納される。また、PC10b側では、図6に示すよ
うに、表示部14bに表示されるプログラムを起動する
ことによりデフォルト設定モードとなり、CPU11b
がメモリ12bに記憶されたデフォルト設定情報をネッ
トワーク設定情報として設定する。なお、PC10b側
でも、元のネットワーク設定を示す設定情報をメモリ1
2bに格納することができるが、新規参入装置となるP
C10bでは、元の設定情報は不要となる。従って、P
C10b側の元のネットワーク設定情報はメモリ12b
への格納を省略しても良い。
【0045】このようにデフォルト設定情報が設定され
ることで、両装置10a,10bのネットワーク設定環
境は、図4に示すように「チャンネル:11チャンネ
ル,WEP:なし」となって同一設定となり、両装置1
0a,10bは、設定されたデフォルト設定モードで無
線接続されることになる。このとき、デフォルト設定モ
ードによる接続状態について時間的制限を設ける場合に
は、タイマ15による時間測定が開始する。この状態
で、図6に示すように、未接続装置であるPC10bか
ら、被接続装置である端末装置10aに対して、端末装
置10aが保有するネットワーク設定情報を要求する要
求信号が送信される。なお、PC10bからの要求信号
は、例えば、ブロードキャストアドレスを指定すること
により端末装置10aに送信することができる。
【0046】PC10bからの要求信号は、図6に示す
ように、デフォルト設定により無線接続された端末装置
10a側で受信される。PC10bからの要求信号を受
信した端末装置10aでは、CPU11aによりメモリ
12aに記憶された元のネットワーク設定情報が読み出
される。読み出されたネットワーク設定情報は、図6に
示すように、応答信号に付されて、要求信号の送信元と
なるPC10bに送信される。応答信号を受信したPC
10b側では、図6に示すように、応答信号に付された
ネットワーク設定情報が入手され、その設定情報がメモ
リ12bに記憶される。そして、ネットワーク設定情報
を入手したPC10bは、図6に示すように、受信完了
信号を端末装置10aに送信するとともに、設定されて
いるデフォルト設定を、端末装置10aから送信された
設定情報が示すネットワーク設定に変更する。
【0047】端末装置10aでは、図6に示すように、
PC10b側からの受信完了信号を受信すると、CPU
11aにより、設定されているデフォルト設定を、元の
ネットワーク設定に復帰させる。これにより、両装置1
0aの接続環境は、端末装置10aが接続されているネ
ットワークの接続環境と同一となり、図5に示すように
「チャンネル:1チャンネル,WEP:ABCDE」と
なる。このように設定内容の一致した端末装置10aと
PC10bは、当該ネットワーク設定に基づいて無線通
信が行われることになり、図6に示すように、両装置1
0a,10bの接続が開始される。本実施形態では、I
EEE802.11(802.11b/a)規格の無線
LANにより、アドホックモードで接続されることにな
る。なお、端末装置10aにおいて、デフォルト設定モ
ードの起動後、タイマ15により時間測定が行われてい
る場合には、デフォルト設定の設定後一定時間が経過し
た場合には、PC10bからの受信完了信号の有無に拘
わらず、設定されているデフォルト設定が元のネットワ
ーク設定に復帰されることになる。
【0048】以上説明したように、本実施形態に係る無
線ネットワークシステムによれば、所定のネットワーク
設定に基づいて無線接続される各装置10a,10b
に、予め定めた所定のデフォルト設定を設定することに
より、無線接続しようとする各装置10a,10bを、
デフォルト設定モードで動作させて無線接続することが
できる。これにより、ネットワーク設定の内容が異なる
装置間や、既存ネットワークに接続しようとする新規参
入装置に対して、同一のネットワーク設定情報を設定す
ることなく、デフォルト設定に基づいてネットワーク接
続させることができる。従って、本実施形態では、煩雑
な設定作業等を必要とすることなく、また、伝送フレー
ム等の既存のネットワーク構成を変更することなく、容
易かつ確実に所望の装置10a,10b間で無線ネット
ワークを確立することができる。
【0049】特に、本実施形態では、所定のネットワー
ク設定が設定されて既存ネットワークに接続されている
被接続装置(端末装置10a)に対して、デフォルト設
定により新規参入装置(PC10b)を無線接続させる
ようにしてあり、デフォルト設定による無線接続を介し
て、PC10bから要求信号を送信して、端末装置10
aが保有する既存ネットワークの設定情報をPC10b
側で取得できるようにしてある。これにより、新規参入
装置となるPC10b側では、接続しようとする既存ネ
ットワークに接続された任意の一の被接続装置(本実施
形態では端末装置10a)に対して、デフォルト設定に
基づいて無線接続するだけで、既存ネットワークの環境
設定情報を容易かつ確実に取得することができる。従っ
て、本実施形態の無線ネットワークシステムによれば、
既存ネットワークへの新規参入がきわめて容易に行える
ようになり、システム構築時の作業負担を大幅に軽減す
ることができるようになる。
【0050】以上、本発明の無線ネットワークシステム
について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発
明に係る無線ネットワークシステムは、上述した実施形
態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々
の変更実施が可能であることは言うまでもない。例え
ば、上記実施形態では、所定のデフォルト設定に基づい
て無線接続された装置は、一方の装置の元のネットワー
ク設定情報を入手すると、デフォルト設定をそのネット
ワーク設定に変更,復帰させるようになっているが、こ
のように一方の装置の元のネットワーク設定情報を使用
せず、デフォルト設定をそのままネットワーク設定とし
て使用することも勿論可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線ネッ
トワークシステムによれば、ネットワーク接続された被
接続装置に、新たに未接続装置(新規参入装置)を接続
させる場合に、各装置間を、予め定めた所定のデフォル
ト設定により無線接続することができる。これにより、
煩雑な設定作業等を必要とすることなく、また、伝送フ
レーム等の構成を変更することなく、簡単に新規参入装
置を既存ネットワークに接続することができる。また、
デフォルト設定による無線接続を介して、被接続装置に
既に設定されたネットワーク設定情報を新規参入装置に
無線送信することで、新規参入装置側で必要となるネッ
トワーク設定情報を容易かつ確実に取得,設定すること
もできるようになり、特に、無線LANのアドホックモ
ードで接続される装置,機器に好適な無線ネットワーク
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにより無線接続される各装置を模式的に示す説明
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにより無線接続される各装置の構成を示すブロッ
ク図で、(a)はプロジェクタからなる端末装置を、
(b)はPC(Personal Computer)を示している。
【図3】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにおいて無線接続される装置間のネットワーク設
定の設定内容を示す説明図で、装置間での設定内容が一
致していない場合を示している。
【図4】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにおいて無線接続される装置間のネットワーク設
定の設定内容を示す説明図で、装置間でデフォルト設定
情報が設定された場合を示している。
【図5】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにおいて無線接続される装置間のネットワーク設
定の設定内容を示す説明図で、装置間で既存ネットワー
クの設定情報が設定された場合を示している。
【図6】本発明の一実施形態に係る無線ネットワークシ
ステムにおいて、新規参入装置が既存ネットワークの被
接続装置に無線接続される場合のシーケンス図である。
【図7】従来の無線ネットワークシステムにおいて無線
接続される装置間のネットワーク設定の設定内容を示す
説明図で、装置間での設定内容が一致している場合を示
している。
【図8】従来の無線ネットワークシステムにおいて無線
接続される装置間のネットワーク設定の設定内容を示す
説明図で、装置間での設定内容が一致していない場合を
示している。
【符号の説明】
10a 端末装置(被接続装置) 10b PC(新規参入装置) 11a,11b CPU 12a,12b メモリ 14a 設定スイッチ 14b 表示部(メニュー画面) 15a,15b タイマ 20a,20b 無線LAN処理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置が相互に通信可能に無線接続
    される無線ネットワークシステムであって、 前記複数の各装置が、 他の各装置との間で無線通信処理を行う無線ネットワー
    ク処理手段と、 所定のネットワーク設定に基づき、前記無線ネットワー
    ク処理手段を制御する制御手段と、 前記所定のネットワーク設定を示す設定情報が設定,記
    憶される記憶手段と、を備え、 前記記憶手段が、前記所定のネットワーク設定と異なる
    所定のデフォルト設定を示す設定情報を記憶し、 この記憶手段に記憶された設定情報が示す前記デフォル
    ト設定が当該装置のネットワーク設定として設定される
    ことにより、 前記各装置が、前記デフォルト設定に基づいて、相互に
    通信可能に無線接続されることを特徴とする無線ネット
    ワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記各装置の制御手段が、前記記憶手段
    に記憶された前記デフォルト設定を示す設定情報を、任
    意のタイミングで当該装置のネットワーク設定として設
    定するトリガ手段を備える請求項1記載の無線ネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 前記トリガ手段が、ON/OFF操作さ
    れるスイッチからなる請求項2記載の無線ネットワーク
    システム。
  4. 【請求項4】 前記トリガ手段が、設定操作を実行する
    プログラムからなる請求項2又は3記載の無線ネットワ
    ークシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の各装置が、特定のネットワー
    ク設定が設定された被接続装置と、この被接続装置に未
    接続の未接続装置とを備える場合に、 これら被接続装置と未接続装置とが、前記デフォルト設
    定に基づいて無線接続されるとともに、 前記未接続装置の制御手段が、前記無線ネットワーク処
    理手段を介して、前記デフォルト設定に基づいて接続さ
    れた被接続装置に対して、当該被接続装置が保有する前
    記特定のネットワーク設定を示す設定情報を要求する要
    求信号を送信し、 前記被接続装置の制御手段が、前記無線ネットワーク処
    理手段を介して前記要求信号を受信することにより、当
    該要求信号の送信元となる未接続装置に対して、当該被
    接続装置が保有する前記特定のネットワーク設定を示す
    設定情報を送信する請求項1,2,3又は4記載の無線
    ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記未接続装置の制御手段が、前記記憶
    部に設定されたデフォルト設定を、前記被接続装置から
    送信された設定情報が示す前記特定のネットワーク設定
    に変更するとともに、 前記被接続装置の制御手段が、前記未接続装置への前記
    特定のネットワーク設定を示す設定情報の送信後、前記
    記憶部に設定されたデフォルト設定を、前記特定のネッ
    トワーク設定に復帰させる請求項5記載の無線ネットワ
    ークシステム。
  7. 【請求項7】 前記未接続装置の制御手段が、前記被接
    続装置から送信された前記特定のネットワーク設定を示
    す設定情報の受信後、当該被接続装置に受信完了信号を
    送信するとともに、 前記被接続装置の制御手段が、前記未接続装置からの受
    信完了信号を受信後、前記デフォルト設定を前記特定の
    ネットワーク設定に復帰させる請求項6記載の無線ネッ
    トワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記被接続装置の制御手段が、前記デフ
    ォルト設定の設定後、所定時間経過後に当該デフォルト
    設定を前記特定のネットワーク設定に復帰させる請求項
    5,6又は7記載の無線ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記各装置が、ローカルエリアネットワ
    ークのアドホックモードにより接続される請求項1,
    2,3,4,5,6,7又は8記載の無線ネットワーク
    システム。
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