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JP2003324017A - トランス - Google Patents

トランス

Info

Publication number
JP2003324017A
JP2003324017A JP2002128191A JP2002128191A JP2003324017A JP 2003324017 A JP2003324017 A JP 2003324017A JP 2002128191 A JP2002128191 A JP 2002128191A JP 2002128191 A JP2002128191 A JP 2002128191A JP 2003324017 A JP2003324017 A JP 2003324017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
transformer
windings
terminals
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002128191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ichikawa
知幸 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002128191A priority Critical patent/JP2003324017A/ja
Priority to US10/420,439 priority patent/US6879235B2/en
Priority to FR0305267A priority patent/FR2839189B1/fr
Publication of JP2003324017A publication Critical patent/JP2003324017A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/08High-leakage transformers or inductances
    • H01F38/10Ballasts, e.g. for discharge lamps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/06Mounting, supporting or suspending transformers, reactors or choke coils not being of the signal type
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    • H01F27/292Surface mounted devices
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    • H01F27/30Fastening or clamping coils, windings, or parts thereof together; Fastening or mounting coils or windings on core, casing, or other support
    • H01F27/306Fastening or mounting coils or windings on core, casing or other support
    • HELECTRICITY
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    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/324Insulation between coil and core, between different winding sections, around the coil; Other insulation structures
    • H01F27/325Coil bobbins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F27/06Mounting, supporting or suspending transformers, reactors or choke coils not being of the signal type
    • H01F2027/065Mounting on printed circuit boards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波用トランスにおいて、銅損を低減し、
巻線の結合を良好にすることで小型化する。 【解決手段】 トランス10は、一次巻線10p1、1
0p2、二次巻線10sを含むコイル部23と、当該コ
イル部を挟み込む状態で配置されるコア24、24を備
えている。各巻線については、平角線を環状に重ねて巻
くことで形成される環状部を有する。当該平角線の両端
部をそれぞれ環状部から引き出すとともに、平角線の重
ね方向に沿って複数の巻線及びコアを配置した。平角線
を用いることによって、表皮効果に起因する銅損を低減
し、各巻線及びコアを平角線の重ね方向に沿って配置さ
せることで、巻線間での電磁的な結合を良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波用途のトラ
ンスにおいて、銅損(負荷損)を低減し、巻線間の電磁
的な結合を良好にすることで、小型化を図るための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプ等の放電灯の点灯
回路には、直流−直流変換回路、直流−交流変換回路、
起動回路を備えた構成が知られており、例えば、直流−
直流変換回路(DC−DCコンバータ)を構成するスイ
ッチング電源回路の制御方式として、PWM(パルス幅
変調)方式やPFM(パルス周波数変調)方式が知られ
ている。
【0003】ところで、直流−直流変換回路としてフラ
イバック型の構成を用いる場合には、変換用トランス
(コンバータトランス)が必要とされ、その小型化に
は、高周波のスイッチング制御に適した構造が要求され
る。つまり、電気効率を高めることによって、トランス
のサイズが小さくなり、延いては回路装置全体の小型化
が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、巻線として
丸線を用いる場合には、高周波化に伴う表皮効果によ
り、銅損が増加してしまうことや、巻線間での電磁的な
結合をとりにくいことが問題となる。
【0005】表皮効果については、高周波の電流が導体
に流れる場合に、当該電流が導体表面の、ある限られた
範囲にしか流れることができないために、電流路の断面
積が実効的に減少してしまう現象であり、丸線の場合に
は、巻線の体積に比べて電流の実質的な体積を充分に確
保することができず、銅損が増加する。
【0006】また、一般に結合が良好とされる、交互重
ね配置(所謂サンドイッチ巻き)のトランスでは、コイ
ルボビンを構成する円筒状の部分に対して、各巻線を順
次に巻き付けた構造を有するが、高周波用途の場合、イ
ンダクタンス値を小さくするために巻線の巻き数が少な
く、よって、丸線を使用したのでは、一次巻線と二次巻
線との間の電磁的な結合が悪化してしまう(これは、一
方の巻線ピッチに対して他方の巻線ピッチが大きくな
り、両巻線の間に空隙が生じることによる。)。
【0007】そこで、本発明は、高周波用トランスにお
いて、銅損を低減するとともに巻線の結合を良好にし
て、小型化することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、複数の巻線を含むコイル部と、当該
コイル部を挟み込む状態で配置される複数のコアを備え
たトランスであって、各巻線が、平角線を環状に重ねて
巻くことで形成される環状部を有し、当該平角線の両端
部がそれぞれ当該環状部から引き出されており、平角線
の重ね方向に沿って複数の巻線及びコアが配置された構
成を有するものである。
【0009】従って、本発明によれば、平角線を用いる
ことによって、表皮効果に起因する銅損を低減するとと
もに、これを環状に重ねて巻くことにより環状部を形成
し、各巻線及びコアを、平角線の重ね方向に沿って配置
させることで、巻線間での電磁的な結合を良好にするこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の巻線を含むコイ
ル部及び当該コイル部を挟み込む状態で配置される複数
のコアを備えたトランスに関し、高周波用トランスに好
適な構造をもっているが、当該トランスについて説明す
る前に、その用途について放電灯の点灯回路への適用を
例にして説明する。
【0011】図1は放電灯点灯回路の構成例を示すもの
である。
【0012】点灯回路1は、直流電源2、直流−直流変
換回路3、直流−交流変換回路4、起動回路5と、放電
灯6の点灯制御を行う制御部7を備えている。
【0013】直流−直流変換回路3は、直流電源2から
の入力電圧を受けて所望の直流電圧に変換するものであ
り、本例では、フライバック式DC−DCコンバータが
用いられている。
【0014】つまり、直流電源2の正極側に接続された
点灯スイッチ8を介して供給される直流入力電圧が、イ
ンダクタ9を介してトランス10の一次側に供給される
ようになっており、当該トランス10の一次巻線10p
に接続されたスイッチング素子11及び当該トランス1
0の二次巻線10s側に設けられた整流平滑回路12を
用いて、直流−直流変換回路3が構成されている。
【0015】尚、このトランス10に対して本発明が適
用される。図には、トランス10の各巻線10p、10
sに対して黒丸印を付すことで、それらの巻き始めを明
示している(巻線の極性を示す。)。
【0016】図示のように、一次巻線10pの巻き始端
側端子にはインダクタ9及びコンデンサ13が接続さ
れ、当該一次巻線10pの巻き終端側端子については、
二次巻線10sの一端(巻き始端側の端子)が接続され
るとともに、スイッチング素子11が接続されている。
尚、スイッチング素子11には制御部7からの信号が供
給されるようになっており、本例では、NチャンネルM
OS形FET(電界効果トランジスタ)を用いている
(当該FETのドレインが巻線10p、10sの一端に
接続され、そのソースが接地されていて、ゲートに制御
信号が供給されてオン/オフ制御される。)。
【0017】尚、コンデンサ14については、その一端
が、インダクタ9のうち点灯スイッチ8側の端子に接続
され、他端が接地されている。
【0018】トランス10の二次側には、上記整流平滑
回路12を構成する、整流ダイオード15及び平滑コン
デンサ16が設けられている。つまり、トランス10の
二次巻線10sの巻き終端側端子が整流ダイオード15
のアノードに接続され、当該ダイオード15のカソード
がコンデンサ16の一端に接続されている。尚、コンデ
ンサ16の他端は接地されている。
【0019】直流−直流変換回路3の後段に配置された
回路17は、放電灯6の点灯初期において点灯状態の安
定化のために設けられるものであり、本例では抵抗とコ
ンデンサとの直列回路と、当該抵抗に対して、ダイオー
ド及び抵抗からなる回路を並列に接続した構成とされ
る。
【0020】直流−交流変換回路4は、直流−直流変換
回路3の出力電圧を交流電圧に変換した後で起動回路5
を介して放電灯6に供給するために設けられている。例
えば、図示ように4つの半導体スイッチング素子SW1
乃至SW4(例えば、FET)を用いたブリッジ型回路
18とその駆動回路19、20を備えており、2組のス
イッチング素子対を相反的にオン/オフ制御することに
よって、交流電圧を出力するものである。
【0021】起動回路(所謂スタータ)5は、放電灯6
に対する起動用の高電圧パルス信号(起動用パルス)を
発生させて当該放電灯に起動をかけるために設けられて
おり、当該信号は直流−交流変換回路4の出力する交流
電圧に重畳されて放電灯6に印加される。尚、本例で
は、トランス21及びその一次側に設けられたサイリス
タ22、その他の素子(抵抗、ダイオード、コンデン
サ)を用いた構成を示しており、制御部7からの信号が
サイリスタ22のゲートに供給される。
【0022】上記スイッチング素子SW1とSW2との
接続点がトランス21の二次巻線を介して放電灯6の一
端に接続され、放電灯6の他端が、上記スイッチング素
子SW3とSW4との接続点に接続されている。
【0023】制御部7は、放電灯6にかかる電圧や放電
灯6に流れる電流又はそれらに相当する電圧や電流につ
いての検出信号を受けて放電灯6に投入する電力を制御
するとともに直流−直流変換回路3の出力を制御するも
のである。例えば、直流−直流変換回路3の出力電圧や
電流に係る検出信号を受けて、放電灯6の状態に応じた
供給電力を制御するために、直流−直流変換回路3のス
イッチング素子11に対して制御信号を送出して、その
出力電圧を制御する(スイッチング制御方式としては、
PWM方式、PFM方式等が知られている。)。また、
直流−交流変換回路4の駆動回路19、20に信号を送
って、ブリッジ(本例ではフルブリッジ)の動作制御を
行ったり、放電灯の点灯前に当該放電灯への供給電圧を
あるレベルまで高めることで、放電灯の点灯を確実にす
るための出力制御等を行うことも制御部7の役目であ
る。
【0024】ところで、直流−直流変換回路3を構成す
るトランス10の小型化には、スイッチング素子11に
ついて高い周波数(例えば、400乃至500キロへル
ツ程度)でのスイッチング制御が必要である。尚、自動
車用照明として放電灯の点灯回路1を用いる場合には、
スイッチング周波数をラジオ周波数帯から除外すること
がノイズ対策として必要とされ、例えば、LW帯(15
0〜280kHz)、AM帯(500〜1700kH
z)に配慮して、両周波数帯の間に位置する、400乃
至500kHzの範囲がスイッチング周波数帯として好
ましい。
【0025】トランスの巻線に、丸線(断面形状が円
形)を用いたのでは、前記したように、表皮効果に起因
する、電流路の実効断面積の減少が問題となり、これが
銅損の増加原因となって電気効率を低下させる。
【0026】尚、表皮効果については、導体表面からの
距離を「x」とし、表皮厚(電流密度が1/eとなる厚
み。ここで「e」は自然対数の底である。)を「δ」と
記し、変数Xの指数関数を「exp(X)」で表すと
き、電流密度が「exp(−x/δ)」に従って変化す
ることが知られているので、表皮厚δが小さい程、電流
路の実効断面積が少なくなる。そして、表皮厚δは、角
周波数ω(周波数fの2π倍)の平方根に反比例するの
で、周波数が高くなるほどδ値が小さくなり、従って、
図2に示すように、丸線の場合には、その円形断面にお
いて外表面から表皮厚δ程度の範囲しか電流が流れな
い。つまり、当該範囲よりも内部(図の破線の円形枠
内)では電流が殆ど流れないので、全断面積に対して無
効な範囲の占める割合が高くなる。
【0027】これに対して、本発明では、トランス10
の各巻線について、平角線を用いており、図3に示すよ
うに、長方形断面において外表面から表皮厚δ程度の範
囲に電流が流れ、当該範囲よりも内部(図の破線の矩形
枠内)では電流が殆ど流れないが、全断面積に対して、
電流路として無効な範囲の占める割合が丸線の場合より
も小さい。
【0028】また、平角線を用いて環状に重ねて巻くよ
うにし、所謂エッジワイズ巻き(あるいは平打ち巻き)
の形態を採ることにより、銅損を抑えつつ、必要最小限
のサイズをもってトランスを構成することが可能であ
る。例えば、銅線の場合には、周波数を400〜500
kHzとした場合、表皮厚δが約0.1mm(ミリメー
トル)となるので、平角線の厚みとして最適な値は、
0.2mm程度である。尚、上記したように高周波用途
では、巻き数が少ないので、巻線全体の厚みがそれ程大
きくはならない。
【0029】尚、平角線を用いることでトランスの小型
化が可能になる要因の一つには、線積率の向上が挙げら
れる。つまり、丸線では円形断面形状であるため、不必
要な隙間が生じてしまい、また、巻線にはボビンが必要
になる。これに対して、平角線では、四角形の断面形状
であるため、巻線間に無駄な隙間が殆ど生じないので空
間の利用率が高く、また、巻線の断面積を大きくとるこ
とができるので、低い抵抗値となる。
【0030】図4及び図5は、トランス10の構成例に
ついて説明するための図であり、図4が回路図、図5は
断面構造を概略的に示す図である。
【0031】本例では、トランス10の一次巻線が2つ
の巻線10p1、10p2からなり、各巻線が並列に接
続された構成を備えている。
【0032】上記の点灯回路1を、例えば、自動車用灯
具の光源(放電灯)に対して用いる場合には、直流−直
流変換回路3におけるトランス10の一次電流が二次電
流に比べて極めて大きいので、一次巻線を複数に分割し
て、一次巻線の間に、二次巻線を挟み込んだ構造を採用
すると、一次巻線と二次巻線との間の結合を高める上で
有効である。
【0033】図5に示すように、複数の巻線(10p
1、10p2、10s)を含むコイル部23は、2つの
コア24、24によって挟み込まれた状態で配置され
る。
【0034】本例では、コア24、24がフェライトコ
アであり、断面形状がE字状をなしていて、それらを互
いに向き合わせた状態で両者の間に画成される空間に、
コイル部23が配置される。
【0035】コイル部23については、平角線を用いた
各巻線と、巻線同士の間や、巻線とコアとの間に配置さ
れた絶縁部材25、25、…を備えている。図示のよう
に、一次巻線10p1と10p2との間に二次巻線10
sが位置されており、巻線間の絶縁には絶縁用スペーサ
(リング状部材)を用いている。また、コア24と各巻
線との間の絶縁には絶縁用スペーサ(リング状部材)
や、フランジの付いた円筒状の絶縁部材(後述の台座に
相当する。)を用いている。
【0036】図6は、トランスの構成例10Aを示すも
のである。
【0037】フェライトコア26、26については、と
もに同じ形状をしているので、その一方だけを説明する
と、ほぼ矩形状した主部27の側面28、28がテーパ
ー状をなすことで中央部29が括れており、両端部3
0、30が肉厚部とされている。そして、中央部29に
おける一方の面には、円柱状をした突部31が一体に形
成されており、突部31の中心軸を含み主部27の長手
方向に平行な平面でコアを切断した断面形状がE字状を
なしている。
【0038】各巻線10p1、10p2、10sについ
ては、いずれもエッジワイズ巻線とされ、平角線を環状
に重ねて巻くことで形成される環状部をそれぞれ有して
いる。つまり、巻線10p1の環状部32には円孔32
aが形成され、巻線10p2の環状部33には円孔33
aが形成されており、巻線10sの環状部34には、円
孔34aが形成されている。
【0039】そして、平角線(平角巻線)の両端部がそ
れぞれ接続用端子として各環状部から引き出されてお
り、それぞれL字状に屈曲されている。尚、端子35、
35が巻線10p1の端子、端子36、36が巻線10
p2の各端子、端子37、37が巻線10sの端子であ
る。また、図には、L字状に屈曲された端子の先端部
を、黒色線で区別しているが、当該部分については、線
材の被覆が剥がされた上で、後述の台座に固定される
(L字状に屈曲された部分の長さは巻線毎に異なり、台
座の近い巻線ほどその長さが短い。)。各巻線の取り出
し方向については、巻線の重ね方向から見た場合に、一
次巻線10p1と10p2の各端子が同じ方向とされ、
二次巻線10sの端子はそれらと反対の方向とされてい
る。
【0040】一次巻線10p1とフェライトコア26
(図6の上方に示すコア)との間にスペーサ38が位置
され、一次巻線10p1と二次巻線10sとの間に、ス
ペーサ39が位置されており、二次巻線10sと一次巻
線10p2との間にスペーサ40が位置されているが、
これらのスペーサはいずれも絶縁用スペーサであり、そ
の形状は円環状をなし、中心円孔(38a、39a、4
0a)がそれぞれに形成されている。
【0041】台座41は、各巻線とフェライトコアとの
間を絶縁するために絶縁材料を用いて形成されており、
円筒部42とこれを支えるベース部43を有する。つま
り、円筒部42については、その外径が、上記巻線の環
状部32乃至34の円孔やスペーサ38乃至40の各中
心円孔の直径よりも、やや小さくされていて、円筒部4
2が各巻線及びスペーサの円孔に挿通されることで、平
角線の重ね方向に沿って各巻線及びスペーサが配置され
る。尚、円筒部42の内径については、フェライトコア
26、26の突部31、31の外径よりも大きくされて
おり、それらの突部を円筒部42の孔42aに挿通した
状態で両者を互いに向き合わせることができる。
【0042】ベース部43については、平板状をした部
分の一端部がL字状に屈曲されるとともに、当該部分と
は反対側の端部も同様にL字状に屈曲されることで、チ
ャンネル状に形成されている。そして、これらの端部
は、各巻線10p1、10p2、10sの端子35乃至
37を固定するための固定部44、45を形成してい
る。つまり、各固定部には、巻線端子の挿入用に一対の
角孔が所定の間隔をもってそれぞれ形成されており、一
方の固定部44に形成された角孔44a、44aには、
一次巻線10p1、10p2の端子35、35、36、
36がそれぞれ挿入されて固定される(一次巻線につい
ては、図4のように並列接続とされるので、両巻線の一
端同士が接続されて角孔にそれぞれ挿通される。)。ま
た、他方の固定部45に形成された角孔45a、45a
(図7参照。)には、二次巻線10sの端子37、37
がそれぞれ挿入されて固定される。尚、台座41は、前
記した絶縁部材を構成しているが、これに巻線端子の固
定部を一体に形成することによって、当該固定部を別部
材として配置する必要がなくなるので、部品点数やコス
トの低減にとって効果的である。
【0043】図7は、二次巻線と台座だけを示すととも
に、巻線端子の取り出し部分の構造を概略的に示したも
のである。巻線(平角巻線)の環状部から外方に引き出
された線材の先端寄りの部分が、台座41の固定部(本
図では、固定部45)に形成された角孔45aに挿通さ
れた後、折り返されるとともに、当該固定部の縁に沿っ
てコ字状に屈曲された状態で取り付けられている。接続
端子となる部分については、線材の被覆を剥がすことで
トランス自体の半田リフローが可能であり、図示しない
回路基板と電気的に接続される。
【0044】尚、本例では、各フェライトコアの形状
が、平角巻線の重ね方向に沿う方向から見てほぼ矩形状
をなしているが、これは、コアの長手方向に対して直交
する方向における側面から各巻線の取り出しを可能にす
るためである。つまり、一方の側面から第一の巻線(一
次巻線10p1、10p2)の端子を取り出し、他方の
側面から第二の巻線(二次巻線10s)の端子を取り出
せるように構成している。
【0045】また、各部品を組み上げた状態では、巻線
(平角巻線)の重ね方向に沿って各巻線及びフェライト
コアが配置された構造になるが、フェライトコアについ
ては、両者を図示しない固定用金具あるいはテープ等で
図6の上下方向から抑え込むことで分離しないように固
定される。尚、各巻線の間や巻線とコアとの間に、スペ
ーサや台座が介在されることで絶縁が確保される。
【0046】図8は、フェライトコア26、26におけ
る磁束の通り路(磁路)について説明するための図であ
る(図には見易いように両コアを離して示す。)。
【0047】上述のように、各フェライトコア26につ
いては、主部27の両端部30、30を外足とし、中央
部29の突部31を中足として、両コア間でそれらが互
いに対向した状態で配置される。よって、図に一点鎖線
で示すように、一方のコアにおいて中足を通る磁束は2
つに分かれて当該コアの外足をそれぞれ通って、他方の
コアの外足に入り、それから当該コアの中足に集まり、
再び最初のコアの中足へと繋がる。このように、一方の
コアの中足から出た磁束が2方向にそれぞれ分かれて、
外足から他方のコアの外足を通って当該コアの中足にお
いて磁束が集まる(中足を通る磁束と、各外足を通る磁
束の和が等しくなるように設計される。)。
【0048】ところで、図6の構成では、2つの一次巻
線10p1、10p2の端子について、両端同士を繋い
で接続端子とし、それらを一方の固定部44に固定して
端子を取り出すようにしているので、2つの一次巻線の
端部が、固定部44の同じ角孔44a、44aにそれぞ
れ挿入されることになる。
【0049】配線の作業性を考慮した場合には、各巻線
の端子については、それらに対応する固定部を台座にお
いて各別に設け、各固定部に対して巻線端子をそれぞれ
に固定して取り出す形態が好ましい。
【0050】例えば、図9の構成例10Bに示すよう
に、2つの一次巻線10p1、10p2に係る各端子及
び二次巻線10sの端子の取り出し方向に関して、それ
らの重ね方向に沿う方向から見て当該方向に沿う中心軸
回りにほぼ90度の角度間隔をもってそれぞれ配置すれ
ば、各巻線を回路基板上で別々に配線することができ
る。
【0051】尚、本例では、フェライトコア46、46
や台座51の構成が、図6の構成と異なっているだけで
あり、それ以外の部品については同様であるので、以下
では、主に相違点について説明する。
【0052】各フェライトコア46は、ともに同じ形状
をしており、4つの脚部47、47、…を有する。それ
らの脚部は、巻線の重ね方向に沿う方向から見てほぼ9
0度の角度間隔をもって形成されることにより全体で十
字形状をなしている。それぞれの脚部47のうち、端寄
りの部分48が肉厚部とされていて、4つの脚部が結合
する中央部49において、その一面には円柱状をした突
部50が一体に形成されている。そして、当該突部50
の中心軸を含み、互いに同じ方向に沿う2つの脚部の長
手方向に対して平行な平面でコアを切断した断面形状が
E字状をなしている。
【0053】各巻線については、両端子の引き出し方向
がそれぞれ異なっており、例えば、一次巻線10p2の
端子36、36に係る方向を基準とするとき、各巻線の
重ね方向に延びる環状部の中心軸の回りに90度の角度
をもって一次巻線10p1に係る両端子35、35の引
き出し方向が規定され、また、二次巻線10sについて
は、当該中心軸の回りに180度の角度をもって(つま
り、一次巻線10p1に係る方向とは反対方向に)両端
子37、37が引き出されている。尚、各巻線の端子に
ついては、L字状に屈曲された部分の長さがそれぞれ異
なっており、台座51の固定部に対して距離的に近い巻
線ほど、その長さが短くされている。
【0054】台座51については(図9、図10参
照)、円筒部52と、これを支えるベース部53を有す
るが、ベース部53の形状が図6の構成と相違する。即
ち、ベース部53については、各巻線10p1、10p
2、10sのそれぞれの端子を固定するために3つの固
定部54、55、56が形成されている。つまり、固定
部54が一次巻線10p2との接続用、固定部55が一
次巻線10p1との接続用、固定部56が二次巻線10
sとの接続用とされていて、各巻線の両端部の引き出し
方向がそれぞれ90度の角度間隔をもつことに対応し
て、それらに対応する各固定部についてもその配位(配
置の向き)が異なる。
【0055】ベース部53は、中心円孔を有する円板と
矩形板とを合成した如き形状を有し、四隅において、L
字状に屈曲された脚片54a、54a、55a、55
a、56a、56aがそれぞれ形成されている。
【0056】固定部54は、ベース部53の一側縁に形
成された脚片54a、54aによって構成されており、
それらには互いに向かい合う方向に沿って切欠54b、
54bがそれぞれ形成される。各切欠54bに、一次巻
線10p2の端子36、36がそれぞれ挿通された後
で、当該端子の先端部分がL字状に折り曲げられて各脚
片54aに固定される。
【0057】同様に、固定部55は、ベース部53のう
ち、上記一側縁に隣接する側縁に形成された脚片55
a、55aによって構成されており、それらには互いに
向かい合う方向に沿って切欠55b、55bがそれぞれ
形成される。各切欠55bには、一次巻線10p1の端
子35、35がそれぞれ挿通された後で、当該端子の先
端部分がL字状に折り曲げられて各脚片55aに固定さ
れる。また、固定部56は、ベース部53のうち、固定
部54に係る上記一側縁とは反対側の側縁に形成された
脚片56a、56a(図10参照)によって構成されて
いる。各脚片56aには互いに向かい合う方向に沿って
切欠56a、56aがそれぞれ形成されていて、各切欠
56bには、二次巻線10sの端子37、37がそれぞ
れ挿通された後で、当該端子の先端部分がL字状に折り
曲げられて各脚片56aに固定される。
【0058】尚、コア46の突部50、台座51の円筒
部52、スペーサ38乃至40と各巻線の環状部32乃
至34との寸法関係については、図6の場合と同様に、
突部50の外径が円筒部52の内径(孔52aの径)よ
りも小さく、円筒部52の外径が各スペーサ及び巻線環
状部の孔径よりも小さくされている。
【0059】しかして、図9に示す各部品を組み上げた
状態において、各フェライトコア46の突部50の中心
軸(トランスの中心軸)に沿う方向からトランス10B
を見た場合には、巻線の両端子が、その取り出し方向と
同じ方向を向いた脚部を挟んで互いに反対側に位置する
ことになる。つまり、各巻線の端子については、トラン
ス10Bの中心軸の回りに90度ずつ分割した4方向の
うち、3方向から取り出される(当該中心軸に関して、
一次巻線10p1と一次巻線10p2とが90度の角度
差を有し、一次巻線10p2と二次巻線10sとが18
0度の角度差を有する。)。
【0060】図11は、フェライトコア46、46にお
ける磁路について説明するための図である(図には見易
いように両コアを離して示す。)。
【0061】上述のように、各フェライトコア46につ
いては、4つの脚部47、47、…をもち、それらの端
部48を外足とし、中央部49の突部50を中足とし
て、両コア間でそれらが互いに対向した状態で配置され
る。よって、図に一点鎖線で示すように、一方のコアに
おいて中足を通る磁束は4つに分かれて当該コアの各脚
部47の外足をそれぞれ通って、他方のコアの外足へと
各別に入る。そして、当該コアの中足に集まり、再び最
初のコアの中足へと繋がる。このように、一方のコアの
中足から出た磁束が4方向にそれぞれ広がるので、図8
との比較において、コア中では、より放射状に近い状態
で磁路が形成され、磁束の通りが良くなる。
【0062】また、漏れ磁束を無視する場合に、中足を
通る磁束と、各外足を通る磁束の和が等しくなるよう
に、コアが作られるので、外足の厚み(図11の「α」
を参照。)を小さくすることができる(何故なら、4つ
の外足をもつので、同じ磁束に対して1足当たりの断面
積を小さくできるため。)。さらには、コアにおいて外
足を除く部分(背面)の厚みについても薄くすることが
できるとともに、小型で厚みが薄い割りにインダクタン
スが相対的に大きいトランスを作ることが可能になる。
また、上記の4脚構造については、所謂ポットコアにお
いて余計な部分を取り去った構成とも考えられ、その
分、軽量化及び小型化にとって有利であり、また、表面
積を大きくとれるので、放熱性が良いという利点が得ら
れる。
【0063】尚、図9の構成では、一次巻線10p1と
10p2の各端子が固定部において互いに接続されない
ので、それらの接続については、トランス10Bを実装
する回路基板上で行う必要がある。
【0064】図12は、上方に回路図(トランス10
B、スイッチング素子11であるFET、コンデンサ1
3、ダイオード15、コンデンサ16を示す。)を配置
し、下方には、回路基板上に形成される、各導体パター
ンの配置及び当該パターンと各素子の接続関係を示して
いる。
【0065】尚、導体パターン57a乃至57eと、回
路図に破線で示す部分A乃至Eとの対応関係は、下記に
示す通りである。
【0066】・導体パターン57a=>A部(コンデン
サ13と一次巻線10p1、10p2との接続箇所) ・導体パターン57b=>B部(コンデンサ13、FE
Tのソース、コンデンサ16の接続箇所) ・導体パターン57c=>C部(ダイオード15と二次
巻線10sとの接続箇所) ・導体パターン57d=>D部(ダイオード15とコン
デンサ16との接続箇所) ・導体パターン57e=>E部(各巻線10p1、10
p2、10sとFETのドレーンとの接続箇所)。
【0067】トランス10Bについては、下方の図中に
太線の四角形で示しており、白抜きの丸印で示す端子T
p1、Tp1′が一次巻線10p1の各端子であり、端
子Tp2、Tp2′が一次巻線10p2の各端子であ
る。Tp1、Tp2が同じ導体パターン57aに接続さ
れ、Tp1′、Tp2′が同じが導体パターン57eに
接続されている。また、端子Ts、Ts′が二次巻線1
0sの各端子であり、その一方Tsが導体パターン57
eに接続され、他方Ts′が導体パターン57cに接続
されている。
【0068】コンデンサ13が導体パターン57aと5
7bに跨がって接続され、コンデンサ16が導体パター
ン57bと57dに跨がって接続されており、ダイオー
ド15のアノードが導体パターン57cに接続され、ダ
イオード15のカソードが導体パターン57dに接続さ
れている。
【0069】図において、導体パターン57b中に記し
た、(s)はFETのソースを示し、また、導体パター
ン57e中に記した、(d)はFETのドレインを示し
ている(尚、FETのゲートについては図示を省略す
る。)。
【0070】上記した直流−直流変換回路3において、
スイッチング素子11(本例ではFET)を高周波でス
イッチング制御する場合に、配線や回路パターンによる
漂遊成分(浮遊インダクタンス)が大きいと、トランス
の能力を充分に発揮することができず、特に、コンデン
サ13から一次巻線10p1、10p2、FETを経て
コンデンサ13に戻る経路については、極力短くする必
要がある。そこで、図の例では、導体パターン57a、
57b、57eに跨がる経路の接続距離を最小限に短縮
化した配置を採用することで弊害を防止している。
【0071】上記のような十字型コアを用いる場合にお
いて、磁束のアンバランスを低減して、一次巻線と二次
巻線との結合を良好にするには、当該コアの全脚部(の
内側)に亘って各巻線(コイル線)が偏りなく通るよう
に配置することが好ましい。つまり、巻線端子の取り出
しについては、隣り合う脚部の間から行うとともに、平
角巻線の重ね方向に沿う方向からみて、巻線の両端子の
取り出し方向が互いにほぼ直交する配置にする。そし
て、巻線の各端子に対応する固定部を台座において各別
に設け、各固定部に対して巻線端子をそれぞれに固定し
て取り出す形態とする。
【0072】図13は、そのような構成例10Cに示す
ものである。尚、本例では、各巻線及び台座の構成が、
図9の構成と異なっているだけであり、それ以外の部品
については同様であるので、以下では、主に相違点につ
いて説明する。
【0073】2つの一次巻線10p1、10p2に係る
各端子及び二次巻線10sの端子の取り出し方向に関し
て、図9のように巻線のうち環状部に近い部分同士が平
行ではなく、直交している。つまり、巻線の重ね方向に
沿う方向から見た場合に、環状部から接線方向に引き出
される部分が直交しており、交差してからL字状に屈曲
されている。
【0074】尚、各巻線の両端子の取り出し方向につい
ては、例えば、一次巻線10p2の端子36、36に係
る方向を基準とするとき、各巻線の重ね方向に延びる環
状部の中心軸の回りにそれぞれ90度ずつの角度間隔を
もって一次巻線10p1や二次巻線10sの端子が引き
出されている。また、各巻線の端子については、L字状
に屈曲された部分の長さがそれぞれ異なっており、台座
58の固定部に対して距離的に近い巻線ほど、その長さ
が短くされている。
【0075】台座58については、円筒部59とこれを
支えるベース部60を有するが、ベース部60の形状が
図6の構成と相違する。即ち、ベース部60について
は、各巻線10p1、10p2、10sのそれぞれの端
子を固定するために3つの固定部61、62、63が形
成されている。つまり、固定部61が一次巻線10p2
との接続用、固定部62が一次巻線10p1との接続
用、固定部63が二次巻線10sとの接続用とされてい
て、各巻線の両端部の引き出し方向に応じて、端子位置
に対応する各固定部についてもその配位が異なる。
【0076】ベース部60は、中心円孔を有する円板と
矩形板とを合成した如き形状を有し、四隅において、L
字状に屈曲された脚片61a、62a、63aがそれぞ
れ形成されている。
【0077】固定部61は、ベース部60の角部におい
て隣接して形成された脚片61a、61aによって構成
されており、それらには切欠61b、61bがそれぞれ
形成されている。そして、各切欠61bに、一次巻線1
0p2の端子36、36がそれぞれ挿通された後で、当
該端子の先端部分がL字状に折り曲げられて各脚片61
aに固定される。
【0078】同様に、固定部62は、ベース部60のう
ち、別の角部において隣接して形成された脚片62a、
62aによって構成されており、それらには切欠62
b、62bがそれぞれ形成されている。各切欠62bに
は、一次巻線10p1の端子35、35がそれぞれ挿通
された後で、当該端子の先端部分がL字状に折り曲げら
れて各脚片62aに固定される。また、固定部63は、
ベース部60のうち、上記固定部63とは対角に位置す
る角部に形成された脚片63a、63aによって構成さ
れている。各脚片63aには切欠63b、63bがそれ
ぞれ形成されていて、各切欠63bには、二次巻線10
sの端子37、37がそれぞれ挿通された後で、当該端
子の先端部分がL字状に折り曲げられて各脚片63aに
固定される。
【0079】尚、コア46の突部50、台座58の円筒
部59、スペーサ38乃至40と各巻線の環状部32乃
至34の寸法関係については、図6や図9の場合と同様
に、突部50の外径が円筒部59の内径(孔59aの
径)よりも小さく、円筒部59の外径が各スペーサ及び
巻線環状部の孔径よりも小さくされている。
【0080】しかして、図13に示す各部品を組み上げ
た状態において、各フェライトコア46の突部50の中
心軸(トランスの中心軸)に沿う方向からトランス10
Cを見た様子を概略的に示すと、図14のようになる。
【0081】図中の「Tp1」、「Tp1′」は一次巻
線10p1の端子を示し、「Tp2」、「Tp2′」は
一次巻線10p2の端子を示しており、「Ts」、「T
s′」は二次巻線10sの端子を示している。
【0082】各巻線の両端子は、90度の角度をもって
隣り合う2つの脚部の間から取り出され、本例では、
「Ts」、「Ts′」が十字型コアの中心部を基準とし
て、図の左上側に位置し、「Tp2」、「Tp2′」が
その下方に位置している。そして、図の上下方向に延び
るコア部を挟んで「Tp2」、「Tp2′」とは反対側
に、「Tp1」、「Tp1′」が位置している。このよ
うに、巻線に係る一方の端子の取り出し方向が、(コア
の中心を通り図の紙面に垂直な軸回りにおいて)隣り合
う2つの脚部の一方に沿う方向、つまり、脚部の延びる
方向に対してほぼ平行の方向とされている。そして、他
方の端子の取り出し方向が他方の脚部に沿う方向、つま
り、脚部の延びる方向に対してほぼ平行の方向とされて
いる。
【0083】このような配置をとれば(仮に巻数が1で
あったとしても)、十字型コアに対して全ての脚部に亘
って平角線を引き廻すことができるので、巻線同士の結
合を充分に確保することができる。
【0084】図15は、上方に回路図(トランス10
C、スイッチング素子11であるFET、コンデンサ1
3、ダイオード15、コンデンサ16を示す。)を配置
し、下方には、回路基板上に形成される各導体パターン
の配置及び当該パターンと各素子の接続関係を示してい
る(回路図については、トランスの違いを除いて図12
の上図と同様である。)。
【0085】尚、各導体パターンについては、形状の違
いを除いて前記した導体パターン57a乃至57eと同
様である(よって、図15には、前記した符号と同じ符
号を使って示している。)。
【0086】トランス10Cにおける巻線端子の取り出
し位置が、前記したトランス10Bの場合と相違してい
るが、基本的な接続関係は同じである。つまり、白抜き
の丸印で示すTp1、Tp2が同じ導体パターン57a
に接続され、Tp1′、Tp2′、Tsが同じが導体パ
ターン57eに接続されている。また、Ts′が導体パ
ターン57cに接続されている。この他、コンデンサ1
3、ダイオード15、FET等と各導体パターンとの接
続関係については図12の例と同じであり、本例でも、
導体パターン57a、57b、57eに跨がる経路の接
続距離を最小限に短縮化した配置を採用することで、配
線や回路パターンによる漂遊成分の影響を低減してい
る。
【0087】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、平角線を用いること
によって、表皮効果に起因する銅損(負荷損)を低減す
るとともに、複数の巻線及びコアを平角線の重ね方向に
沿って配置させることで、巻線間での電磁的な結合を良
好にすることができる。従って、トランスの電気効率を
高め、小型化を図ることができる。
【0088】請求項2に係る発明によれば、巻線同士や
巻線とコアとの絶縁を確保するとともに、そのために構
成の複雑化等を伴うことがない。
【0089】請求項3に係る発明によれば、絶縁部材に
巻線端子の固定部を形成することによって、構成の簡単
化を図ることができる。
【0090】請求項4に係る発明によれば、一次巻線と
二次巻線との結合を良好にすることができる。
【0091】請求項5に係る発明によれば、コア形状が
簡単であり、また、当該コアの側面からそれぞれの巻線
端子を取り出すことができ、各巻線を容易に区別でき
る。
【0092】請求項6に係る発明によれば、巻線毎に端
子の取り出し方向がそれぞれ異なるように規定すること
で、作業性を高めることができる。
【0093】請求項7に係る発明によれば、コアの厚み
を薄くすることができるので小型化、軽量化に有利であ
り、また、放熱性に優れている。そして、各巻線端子の
取り出し方向が脚部に沿うことで、より明確となる。
【0094】請求項8に係る発明によれば、磁束のバラ
ンスを保つことで、巻線間の結合状態の悪化を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電灯点灯回路の構成例を示す図である。
【図2】図3とともに、表皮効果について説明するため
の図であり、本図は丸線の断面を示す図である。
【図3】平角線の断面を示す図である。
【図4】図5とともに、本発明に係るトランスの構成に
ついて説明するための図であり、本図は回路図である。
【図5】トランスの断面構造を示す概略的な断面図であ
る。
【図6】本発明に係るトランスの構成例を示す分解斜視
図である。
【図7】図6の台座及び巻線端子の取り出し部を示す図
である。
【図8】図6のフェライトコアを通る磁束の説明図であ
る。
【図9】本発明に係るトランスの構成について別例を示
す分解斜視図である。
【図10】図9の台座を示す斜視図である。
【図11】図9のフェライトコアを通る磁束の説明図で
ある。
【図12】図9に示すトランスの各巻線とこれに接続さ
れる素子との接続関係及び回路基板の導体パターンとの
関係について説明するための図である。
【図13】本発明に係るトランスの構成についてさらに
別例を示す分解斜視図である。
【図14】図13に示すトランスのコア及び巻線、台座
の配置を示す概略図である。
【図15】図13に示すトランスの各巻線とこれに接続
される素子との接続関係及び回路基板の導体パターンと
の関係について説明するための図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C…トランス、10p1、
10p2…一次巻線、10s…二次巻線、23…コイル
部、24、26、46…コア、25…絶縁部材、32、
33、34…環状部、44、45、54、55、56、
61、62、63…固定部、47…脚部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻線を含むコイル部と、当該コイ
    ル部を挟み込む状態で配置される複数のコアを備えたト
    ランスであって、 上記巻線が、平角線を環状に重ねて巻くことで形成され
    る環状部を有し、当該平角線の両端部がそれぞれ当該環
    状部から引き出されており、 上記平角線の重ね方向に沿って上記複数の巻線及びコア
    が配置されていることを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトランスにおいて、 上記複数の巻線同士の間又は巻線とコアとの間に絶縁部
    材を配置したことを特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトランスにおいて、 上記巻線とコアとの間を絶縁するための絶縁部材を設け
    るとともに、当該絶縁部材に上記巻線の端子を固定する
    ための固定部を形成したことを特徴とするトランス。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載のトランスにおいて、 複数の一次巻線の間に二次巻線を挟み込んだ構造を有す
    ることを特徴とするトランス。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4に記載のトランスにおいて、 上記コアの形状が、上記平角線の重ね方向に沿う方向か
    ら見てほぼ矩形状をなし、その長手方向に対して直交す
    る方向における、一方の側面から第一の巻線の端子が取
    り出され、他方の側面から第二の巻線の端子が取り出さ
    れるように構成したことを特徴とするトランス。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のトランスにおいて、 2つの一次巻線に係る各端子及び二次巻線の端子の取り
    出し方向が、上記平角線の重ね方向に沿う方向から見
    て、当該方向に沿う軸の回りにほぼ90度の角度間隔を
    もってそれぞれ配置されていることを特徴とするトラン
    ス。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のトランスにおいて、 上記コアが4つの脚部を有し、それらの脚部が上記平角
    線の重ね方向に沿う方向から見てほぼ十字状をなすとと
    もに、巻線の両端子が、その取り出し方向と同じ方向を
    向いた脚部を挟んで互いに反対側に位置されていること
    を特徴とするトランス。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のトランスにおいて、 上記コアが4つの脚部を有し、それらの脚部が上記平角
    線の重ね方向に沿う方向から見てほぼ十字状をなすとと
    もに、90度の角度差をもって隣り合う2つの脚部の間
    から取り出される巻線の両端子について、一方の端子の
    取り出し方向が一方の脚部とほぼ平行の方向とされ、か
    つ他方の端子の取り出し方向が他方の脚部とほぼ平行の
    方向とされていることを特徴とするトランス。
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Cited By (8)

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