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JP2003315558A - 光学素子 - Google Patents

光学素子

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JP2003315558A
JP2003315558A JP2003109272A JP2003109272A JP2003315558A JP 2003315558 A JP2003315558 A JP 2003315558A JP 2003109272 A JP2003109272 A JP 2003109272A JP 2003109272 A JP2003109272 A JP 2003109272A JP 2003315558 A JP2003315558 A JP 2003315558A
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JP
Japan
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plate
polarizer
compensator
package
optical element
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JP2003109272A
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Xiang-Dong Mi
ミ シアン−ドン
David Kessler
ケスラー デイビッド
Andrew F Kurtz
エフ.クルツ アンドリュー
Tomohiro Ishikawa
イシカワ トモヒロ
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/13363Birefringent elements, e.g. for optical compensation
    • G02F1/133634Birefringent elements, e.g. for optical compensation the refractive index Nz perpendicular to the element surface being different from in-plane refractive indices Nx and Ny, e.g. biaxial or with normal optical axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過軸に対する補償子の配置に関する敏感性
が減らされ、そのために簡単かつより要求が厳しくない
方法で製造できる改善された偏光子パッケージを提供す
る。 【解決手段】 一組の実質的に同じである交差させたシ
ート偏光子パッケージを含み、各パッケージが吸収層と
前記吸収層の少なくとも一方の側に配置された補償子と
の一体式組合せ体を含む光学素子であって、前記補償子
が、2つのA−プレート、またはA−プレートおよびC
−プレートを含む組合せを含んでいる光学素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一定配置の補償板を
有するシート偏光子パッケージを含んで成る光学素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ等のフラットパネルデ
ィスプレイは、典型的に、シート偏光子を用いる。商業
規模生産における大部分のシート偏光子は、サブミクロ
ンサイズのダイクロイック結晶を単一方向配列させるこ
とによって作成される。この結晶はポリビニルアルコー
ル(PVA)等のポリマー材料に導入され、次いで延伸
することによってダイクロイック結晶の一軸配列を導入
する。「O」型シート偏光子は、常光線を透過しながら
延伸方向に振動する異常光線を吸収する。シート偏光子
の他のタイプでは、「E」型は異常光線を透過し、常光
線を吸収する。商業的に現行使用されている大部分のシ
ート偏光子は、「O」型シート偏光子である。Moxtek I
nc. (Orem UT )から市販されている米国特許第6,122,10
3号明細書に記載されているワイヤグリッド偏光子、ま
たは米国特許第2,403,731号明細書に記載されているよ
うなプリズム状偏光子等、他に多くの種類の偏光子があ
るが、Nitto Denko America, Inc. (San Joes, CA)から
市販されている高効率偏光子NPF-G1220DU等のシート偏
光子のみとして、本願の「偏光子」を理解されたい。理
想的なシート偏光子は吸収軸内に偏光された光を100
%吸収し、透過軸内に偏光された光を100%透過す
る。しかし、実際のシート偏光子は、一般的に、入射す
る偏光されていない光の50%未満を透過する。通常、
シート偏光子は吸収層および2つの保護層を含み、補償
子を含むこともある。このため、この用途では、偏光子
は偏光子パッケージとも言われる。
【0003】ツイストネマチック(TN)LCD等の典
型的な透過型LCDでは、液晶セルは、お互いに直交す
る吸収軸(または、同様に透過軸)を有する交差させた
偏光子パッケージの間に配置される。LCD様式および
それらの補償子の絶え間ない開発にもかかわらず、LC
Dの見た目の品質は、この偏光子パッケージの性能によ
って制限される場合がある。特に、LCDの見た目の性
能は、液晶が2つの交差させた偏光子の間に配置されて
いないときに、その2つの交差させた偏光子パッケージ
を通って伝わって漏れる光の量によって大きく左右され
る。できるだけ光の漏洩が無いことが望ましい。
【0004】実際、光がシート偏光子の面に対して垂直
に入射するとすると、光は2つの交差する偏光子パッケ
ージを通り抜けることがほとんどできない。しかし、当
該技術分野で公知であるように、光伝搬方向がこの垂線
から偏向すると、有意量の光漏洩が生じ、最大漏洩は、
偏光子の透過軸に対して大きな極角度(polar angle)お
よび45度の方位角のところに生じる。これを防止する
ために、2種類の偏光子、「O」型と「E」型の組み合
わせが、Lazarev等によって提案されている("Low-leak
age off-angle in E-polarizers", Journal of SID, p
p.101-105(2001))。理論的には、この2種類の好適な組
合せは、全ての方向にほとんど光を透過しない。しか
し、「E」型シート偏光子の具体化はまだ緒に就いたば
かりで、その性能は決して満足のいくものではない。従
って、実用的には、別の光漏洩を防止する方法が望まし
い。以下の説明では、実際に提供されている具体例は
「O」型シート偏光子であるが、偏光子は「O」型でも
「E」型でもよい。
【0005】交差させた2つの偏光子パッケージを通る
光漏洩を減らすもう一つの方法は、2つの偏光子パッケ
ージの間に補償子を挿入することである。偏光子に用い
られる補償子は、名目上はA−プレートとC−プレー
ト、または、2種類の二軸プレートの組合せであり、こ
のことは、Chen等("Optimum film compensation modes
for TN and VA LCDs", SID 98 Digest, pp.315-318(199
8))並びにIshinabe等("Novel wide viewing angle pola
rizer with high achromaticity", SID 2000 Digest, p
p.1094-1097(2000)および"Wide viewing angle polariz
er and quarter-wave plate with a wide wavelength r
ange for extremely high quality LCDs", Asia Displa
y/IDW 2001, pp.485-488(2001))にそれぞれ提案されて
いる。このようにして広視野角偏光子が実現されてい
る。広視野角偏光子は、吸収層(偏光を吸収するもの)
およびその補償子の一体化された組合せ含む偏光子パッ
ケージとして理解され、広視野角に由来する光漏洩がほ
とんど無い2つの交差させた偏光子パッケージを含む透
過型光学素子を可能にする。上述したように、2つの交
差させた偏光子パッケージによって形成されるこの透過
型光学素子は、LCDの品質には不可欠である。
【0006】従来技術における広視野角偏光子によって
作製される透過型光学素子の設計を注意深く検討するこ
とによって、本願発明者は、交差させた偏光子パッケー
ジの従来技術での設計は、多くの場合、第一偏光子パッ
ケージおよび第二偏光子パッケージをそれぞれ有する2
つの同じパーツに分離できないことを見出した。これを
図2Dで説明する。
【0007】従来技術の透過型光学素子29は2つの交
差させた偏光子パッケージ29Aおよび29Bによって
形成される。偏光子パッケージ29Aは、吸収層25A
と補償子23Aの一体式組合せ体によって構成され、偏
光子29Bは、吸収層25Bと補償子23Bの一体式組
合せ体によって構成される。吸収層25A、25Bの面
内の矢印はそれらの透過軸を示し、お互いに直交する。
補償子23Aおよび23Bは光学素子29を通って漏洩
する光7を防止するが、従来技術に従うと、補償子23
A、23Bは異なるものである。結果として、得られる
偏光子29A、29B(吸収層と補償子との一体式組合
せ体)は同じものでない。この特徴は、2つの異なる補
償子を用いるために、第一偏光子のパッケージは、第二
偏光子のパッケージとは異なることを意味し、この光学
素子29はこの用途では、非同一補償子設計装置と呼ば
れる。
【0008】この非同一補償子設計の結果として、従来
技術は、吸収層の透過軸に対して補償子を正確に配置す
ることを求めている。それゆえに、複雑で精密な製造プ
ロセスが用いられる。また、そのような設計は2種類の
補償子を製造することを要するので、生産に追加の操作
を必要とする。さらに、Chen等によって提案されている
ように、非同一補償子を用いる偏光子パッケージ設計
は、透過型光学素子と一緒に用いることができるが、反
射型光学素子と一緒に用いることができない。代わり
に、Ishinabe等("Wide viewing angle polarizer and q
uarter-wave platewith a wide wavelength range for
extremely high quality LCDs", Asia Display/IDW 200
1, pp.485-488(2001))によると、2種類の二軸プレート
を、フロントおよびリア偏光子の各偏光子パッケージの
補償子として効率良く用いることができる。2つの同じ
二軸プレートをフロントおよびリア偏光子と組合せて用
いることができるが、前記引用の刊行物の状態の場合、
交差させた偏光子パッケージの性能は低下する。
【0009】Yoshimi等は特開平09-325216号公報におい
て、接着された補償子を伴う偏光子を開示する。この補
償子は吸収層の少なくとも一方の面上に置くことができ
る。フィルムは二軸性であり、面内位相差50〜200
nmを有する。面内スロー軸(slow axis)は、偏光子の
透過軸に対して平行もしくは直交のいずれかにある。し
かし、それらの発明の補償子の主たる機能は、交差させ
た偏光子を補償することではなく、むしろ色シフトおよ
びコントラスト逆転を防止するように液晶セルを通る斜
め方向の光を補償することである。従って、そのような
交差させた偏光子だけによって形成された透過型光学素
子は、広視野角のところでの光漏洩を防止することはで
きない。
【0010】
【非特許文献1】チェン(Chen)等著「 TNおよび VA L
CDに最適なフィルム補償様式」(Optimum film compens
ation modes for TN and VA LCDs)、SID98ダイジ
ェスト(SID 98 Digest)、1998年、p.315-318
【非特許文献2】イシナベ(Ishinabe)等著「高色消し
性を備えた新規広視野角偏光子」(Novel wide viewing
angle polarizer with high achromaticity)、SID
2000ダイジェスト(SID 2000 Digest)、 2000年、p.
1094-1097
【非特許文献3】イシナベ(Ishinabe)等著「LP−
6:高品質反射型LCDのための広視野角および広波長
レンジを有する四分の一波長板の設計」(LP-6:Design o
f a Quarter Wave Plate with Wide Viewing Angle and
Wide Wavelength Range for High Quality Reflective
LCDs)、SID01ダイジェスト(SID 01 Digest)、 2
001年、p.906-909
【非特許文献4】ラザレブ(Lazarev)等著「E−偏光子
の低漏洩オフアングル」(Low-leakage off-angle in E
-polarizers)、SIDジャーナル( Journal of SID)、
2001年、p.101-105
【非特許文献5】イシナベ(Ishinabe)等著「超高品質
反射型LCDのための広視野角偏光子および広波長レン
ジを有する四分の一波長板」(Wide viewingangle polar
izer and quarter-wave plate with a wide wavelength
range for extremely high quality LCDs)、アジアディ
スプレイ/IDW2001( Asia Display/IDW 2001)、
2001年、p.485-488
【非特許文献6】ウチヤマ(Uchiyama)等著「FPD用
光学位相差フィルムにおける最近の発展」(Recent Prog
ress in Optical Retardation Films for FPDs)、アジ
アディスプレイ/IDW2001( Asia Display/IDW 2
001)、 2001年、p.493-496
【0011】
【発明が解決しようとする課題】透過軸に対する補償子
の配置に関する敏感性が減らされ、そのために簡単かつ
より要求が厳しくない方法で製造できる改善された偏光
子パッケージを提供することが望ましい。
【0012】また、透過型光学素子を形成するフロント
およびリア偏光子のために実質的に同じ偏光子パッケー
ジを用いることによって改善された偏光性能を備えた偏
光子パッケージを提供することも望ましい。「実質的に
同じ偏光子パッケージ」とは、同じ方法で製造される偏
光子パッケージを意味する。
【0013】さらに、そのような偏光子パッケージ、四
分の一波長板、および反射層を含んで成る、透過型光学
素子だけでなく、反射型光学素子においても有効な改善
された偏光性能を備えた偏光パッケージを提供すること
も望ましい。
【0014】これらの高性能偏光子パッケージを用いて
液晶ディスプレイの視野性能を改善することができる。
また、例えば、有機発光ダイオードディスプレイ(OL
ED)のような自発光ディスプレイ用の反射防止フィル
ムとして、高視野四分の一波長板と組合せた用途にも適
用できる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)一組の
実質的に同じである交差させたシート偏光子パッケージ
を含み、各シート偏光子パッケージが吸収層と前記吸収
層の少なくとも一方の側に配置された補償子との一体式
組合せ体を含む光学素子であって、前記補償子が、2つ
のA−プレート、またはA−プレートおよびC−プレー
トを含む組合せを含んでいる光学素子、または(2)偏
光子パッケージ、四分の一波長板、および反射層を含む
光学素子であって、前記偏光子パッケージが吸収層と補
償子との一体式組合せ体を含み、前記補償子がA−プレ
ートまたはC−プレートを含んでいる光学素子を提供す
る。この素子は全ての視野角および広い波長領域にわた
って減少した光漏洩を示す。
【0016】
【発明の実施の形態】好ましい配向に対する補償子の広
許容配置を有し、そのためより簡単なプロセスで製造す
ることができる高性能偏光子パッケージを提供すること
が目的である。もう一つの同じ偏光子パッケージと組合
せて用いることができる高性能偏光子パッケージを提供
することが目的である。
【0017】さらに、反射板および四分の一波長板と組
合せて用いることができる高性能偏光子パッケージを提
供することも目的である。また、高品質を実現するため
にLCDと組合せて用いることができる高性能偏光子パ
ッケージを提供することも目的である。
【0018】さらにまた、有機発光ダイオードディスプ
レイ(OLED)等の自発光ディスプレイと組合せて用
いることができる高性能偏光子パッケージを提供するこ
とも目的である。
【0019】図面に参照符を付し、本発明の種々の要素
に数字を付して、当業者が本発明を実施および使用でき
るように検討する。
【0020】図1Aは基本的な従来技術偏光子パッケー
ジ10を図示する。それは、2つの保護層12(典型的
に、三酢酸セルロース層)に挟まれた吸収層14(典型
的に、PVA層)からなる。保護層12は、その平面内
に(約1〜10nm)またはその厚み方向内に(約−4
0〜−80nm)意図しないまたはランダムの位相差を
伴って製造されるが、その位相差はこの偏光子パッケー
ジ10の視野角特性を補償することを意味するものでは
ない。実際、この保護層12の絶対位相差値はできるだ
け小さくなるのが好ましい。
【0021】図1Bは、前記偏光子パッケージ10(吸
収層14A、14Bおよび保護層12A、12Bを含
む)に従う、2つの交差させた従来技術の偏光子パッケ
ージ10A、10Bによって形成された透過型光学素子
15を図示する。2つの偏光子パッケージ10A、10
Bは交差(または直交)しているといわれる。なぜな
ら、それらの吸収層14A、14Bは交差して配置され
るからである。具体的には、一方の吸収層(例えば14
A)は方位角0度に配置され、他方(例えば14B)は
90度で配置される。方位角φは、x軸から測定され、
xyz座標系5のxy面内にあり、z軸は吸収層14
A、14Bの面に対して垂直である。
【0022】また、xyz座標系5はz軸から測定され
る極角度θを規定する。吸収層14A、14Bの面内の
矢印はその透過軸を示し、吸収軸に対して垂直である。
以後の図面において、吸収層面内の矢印(25A、25
B、31A、31B、54または70)は常にその透過
軸を示す。偏光子パッケージ10A(または10B)の
透過軸(または吸収軸)は、光がz軸に沿う場合、吸収
層14A(または14B)の透過軸(または吸収軸)と
同じであると言うべきである。従って、この用途では、
偏光子パッケージの透過軸(または吸収軸)は、その吸
収層の透過軸(または吸収軸)として理解される。ま
た、図1Bは光学素子15に当たる光7のビームも示し
ており、極角度θと方位角φとによって特定されてい
る。光7がシート偏光子パッケージの面に対して垂直方
向に当たると(即ち、極角度θ=0)素子15を通る光
はほとんど無い。しかし、それが、大きな極角度θ(例
えば60度)かつ方位角φ45度のところに移動する
と、光学素子15を通って有意量の光7が漏洩する。こ
の例では、吸収層14Aおよび14Bの透過軸は、それ
ぞれ、方位角0度および90度に配置されていることに
留意されたい。
【0023】図1Cは、2つの交差させた偏光子パッケ
ージ10A、10Bを含む従来技術の透過型光学素子1
5の視野角特性を示す。同心円は種々の極角度θに対応
し、直線(0、45、90、135、180、225、
270、315度)は方位角φを示す。2つの偏光子パ
ッケージの透過軸は、垂直(直線90−270度)およ
び水平(直線0−180度)方向に配置されている。
0.1%、0.5%および1.0%として指示された等
透過率曲線は、それぞれ、従来技術の光学素子15を通
る透過率0.1%、0.5%および1.0%に対応す
る。任意の同心円上で(例えば、60度の円)、斜め方
向(直線45−225度および直線135−315度)
の光漏洩量は、水平方向(直線0−180度)または垂
直方向(直線90−270度)よりも非常に多い。
【0024】図1Dは、3種類の波長、450nm
(□)、550nm(△)および650nm(○)の場
合の方位角0度(塞いだ記号)および45度(空の記
号)における極角度θの変化に伴う透過率の変化を示
す。所与の極角度での透過率は、大体においてこの3種
の波長とは無関係である。図1Cおよび1Dは両方と
も、極角度60度および方位角45度で、交差された偏
光子パッケージを通って1.2%〜1.4%の光が漏洩
することを表す(この漏洩は偏光子の厚みと屈折率に依
存するが、本発明に開示されている補償原理は他の全て
の条件に適用される)。補償子の場合に用いられる基準
は、極角度60度またはそれ以下から見た場合、全ての
方位角、そしてできれば全ての関心のある波長におい
て、0.1%未満(補償子の無い場合の1.4%と比較
して10倍超まで減少させる)に光漏洩を低下させるこ
とである。この明細書では、図1C、1D、2C、8
A、8B、8C、9Aおよび9Bの場合のような従来技
術例および発明例に用いられる例示の偏光子で提供され
たデータは全て、Nitto DenkoのNPF-G1220DU高効率偏光
子と同じ偏光子に当てはまる。しかし、本発明は他の全
てのシート偏光子にも適用される。
【0025】1組の交差させた偏光子パッケージによっ
て形成された光学素子を通る透過率が、A−プレート、
C−プレート、または二軸プレート等の好適な補償子を
挿入することによって、全ての視野角において大きく低
下した。当業者に周知であるように、A−プレート、C
−プレートおよび二軸プレートを呼ばれているものを、
図3A〜3Dを引用して規定する。A−プレートおよび
C−プレートは、光学的な一軸材料の様式であって、2
つの屈折率、ne(異常光屈折率)およびno(常光屈折
率)によって特徴付けられる。光軸(光が複屈折を受け
ない方向)はn e方向にある。光軸がプレートの面内に
ある場合は、図3Aで示されるようにそれはA−プレー
トであり、光軸が垂直方向にある場合は、図3Bで示さ
れるようにそれはC−プレートである。これに対し、二
軸プレート(図3Cで示す)は3つの主屈折率、nx0
y0およびnz0を有する。この場合、光軸が最大(また
は最小)屈折率の方向に必ずしも存在する必要はない。
一般的に、屈折率の3つの主軸は、図3Dに示すように
プレートの面内には無い。本発明に従う以下に提供する
例では、全ての二軸プレートは、プレートの面内にある
x0およびny0の軸ならびにプレートの面に垂直なnz0
の軸を有する図3Cのようなものを引用する。
【0026】図2Aは、A−プレート24およびC−プ
レート26から成る従来技術の補償子を備えた交差され
た吸収層21、22によって形成された改良された透過
型光学素子18を示し、A−プレート24の光軸はその
隣接する吸収層22の透過軸と平行となるように配置さ
れている。図2Bは、2つの異なる二軸プレート27、
28から成る従来技術の補償子を備えた交差された吸収
層21、22によって形成されたもう一つの改良された
透過型光学素子19を示す。両方の場合とも、保護層は
示されていない。理想的には、それらが無視できる位相
差を有するのが好ましく、あるいはそれらが無視できな
い位相差を有する場合は、個々のA−プレート、C−プ
レートまたは二軸プレートに挿入することができるから
である。しかし、従来技術の光学素子は両方とも、図2
Aおよび2Bに従って設計されるので、二つの同じ偏光
子パッケージに分割されない。
【0027】図2Aに従う光学素子設計を例として考え
る。光学素子18を、吸収層22およびA−プレート2
4からなるものと、吸収層21およびC−プレート26
から成るものとの2つの偏光子パッケージに分離するこ
とができる。しかし、これらの2つの偏光子パッケージ
は同じでは無い。また、光学素子18を、吸収層22か
らなるものと、吸収層21、C−プレート26およびA
−プレート24から成るものとの2つの偏光子パッケー
ジに分離することができる。この場合も、これらの2つ
の偏光子パッケージは同じでは無い。結果として、18
および19のような透過型光学素子を作製して、広視野
性能を提供するためには、2つの異なる偏光子パッケー
ジ(フロント偏光子パッケージおよびリア偏光子パッケ
ージ)が製造に必要である。結論として製造プロセスは
より複雑となる。さらに、これらの偏光子パッケージ
は、図2Cに示すようにその好ましい配列に対するA−
プレートまたは二軸プレートの配置に関して敏感であ
る。このことは方位角45度および極角度60度のとこ
ろでの透過率が偏差角(A−プレートの光軸とその隣接
する層の透過軸とのなす角)に従って変わることを示
す。補償子の光軸と偏光子の透過軸との間の2つのミス
アラインメントの程度が、完全に位置合わせされた場合
よりも5倍(0.02%から0.1%へ)の漏洩を生じ
ることが判る。
【0028】本発明に従う偏光子パッケージの2つの外
略図を図4Aおよび4Bに示す。図4Aでは、透過型光
学素子32は、1組の実質的に同じ交差させたシート偏
光子パッケージ32Aおよび32Bを含む。偏光子パッ
ケージ32Aおよび32Bは、それらが、同じプロセス
を用いて製造されている場合は実質的に同じであるとし
て考える。2つの偏光子パッケージは、それぞれ、例と
して32Aを用いると、吸収層31Aおよび補償子30
Aの一体式組合せ体を含む。吸収層31Aは一般的に二
色結晶を含む延伸されたPVA層であり、光を偏光させ
る。同様に他方の偏光子パッケージ32Bも吸収層31
Bおよび補償子30Bの一体式組合せ体を含む。
【0029】吸収層31Aと31Bの透過軸が、これら
の層の垂直方向から見たときに、お互いに交差されてい
る(直交)ので、偏光子パッケージ32Aおよび32B
は交差されていると言われる。二つの透過軸によって形
成される角が80〜100度である場合に、それらが交
差されていると考えるべきである。補償子30Aおよび
30Bは、それぞれそれらが隣接する吸収層31Aおよ
び31Bの少なくとも一方の側に配置される。補償子が
それらが隣接している吸収層の一方の側だけに置かれて
いる場合は、それらの補償子は吸収層31Aおよび31
Bの間に配置されなければならない。補償子30Bは補
償子30Aと同じであり、それは補償子30Aに対して
その面の垂線方向のまわりに90度回転される。補償子
30Aまたは30Bの面内の矢印37は、各自の補償子
の特性方向を示し、補償子がA−プレートまたはC−プ
レートである場合は光軸であり、あるいはそれが二軸プ
レートである場合はその層面内にある屈折率(nx0また
はny0)の2つの主軸の一方である。このルールは、他
の全ての補償子、例えば30A、30B、33A、33
B、52、52A、52B、72、74、76、76
A、76B、78、78A、78B、80、82、およ
び84等の種々の態様に示されるものに適用される。
【0030】図4Bでは、透過型光学素子35は1組の
交差されたシート偏光子パッケージ35Aおよび35B
を含む。偏光子パッケージ35Aは、吸収層31Aおよ
び補償子33Aの一体式組合せ体を含む。同様に、偏光
子パッケージ35Bは、吸収層31Bおよび補償子33
Bの一体式組合せ体を含む。図4Aと同じように、2つ
の吸収層31Aおよび31Bの透過軸はこれらの層の垂
直方向から見たときに、お互いに交差されている。しか
し、補償子33Aおよび33Bの特性方向は、補償子3
0Aおよび30Bの特性方向がお互いに直交しているの
とは反対に、お互いに平行である。結果として、偏光子
パッケージ35Aおよび35Bは同じではない。前者の
光学素子32を同一パッケージ設計と呼び、後者の光学
素子35を対称補償子設計と呼ぶ。
【0031】図5Aは吸収層54および同一パッケージ
設計に従うその補償子52を備えた第一例の偏光子パッ
ケージ50の特性を示す。偏光子パッケージ56は偏光
子パッケージ50、55と同じである。偏光子パッケー
ジ50をそのz軸のまわりに90度回転させたとき、そ
れを偏光子パッケージ55という。偏光子パッケージ5
5をそのx軸のまわりに180度裏返しさせたとき、そ
れは偏光子パッケージ56となる。同一設計の偏光子パ
ッケージのいずれも図5Bに示すように50、56のよ
うに対なって、光漏洩7を大きく減らした本発明の透過
型光学素子51を形成することができる。
【0032】第二の例(本発明に従う同一パッケージ設
計の図5C)では、偏光子パッケージ58Aの場合、吸
収層54の両側に同じ補償子52A、52Bを配置す
る。偏光子パッケージ58Bは、偏光子パッケージ58
Aと同じであり、z軸のまわりに偏光子パッケージ58
Aを90度回転させることによって得られる。図5D
は、お互いに交差させた、それらの吸収層54内に透過
軸を有する2つの同じ偏光子パッケージ58Aおよび5
8Bによって形成された本発明に従う透過型光学素子5
7を示す。
【0033】同一設計のこれらの偏光子パッケージのい
ずれも、イシナベ(Ishinabe)等著「高品質反射型LC
Dのための広視野角および広波長レンジを有する四分の
一波長板の設計」(Design of a Quarter Wave Plate wi
th Wide Viewing Angle andWide Wavelength Range for
High Quality Reflective LCDs)、SID01ダイジ
ェスト(SID 01 Digest)、 2001年、p.906-909に記載さ
れている広視野角波長板のような四分の一波長板と組合
せて用いることができる。同様に、これらの偏光子パッ
ケージを反射層59と一緒に用いて、図5Eに示すよう
な反射型光学素子を形成することができる。光学素子6
0は、吸収層54と補償子52との一体式組合せ体、四
分の一波長板53、および反射層59を有する偏光子パ
ッケージ61を含んで成る、反射様式に用いられる高性
能偏光子パッケージである。この偏光子パッケージを液
晶ディスプレイに取り付けることができ、また、周囲光
排除層としてOLED等の自発光ディスプレイと組合せ
て用いることもできる。詳細な説明は図10を参照して
行う。
【0034】
【実施例】以下、本発明の例示補償子の詳細な設計を表
1から8を参照して提供する。これらの表ではそれぞ
れ、A−プレートのような補償子の配向を、取り付けた
吸収層の透過軸につけた各矢印によって示されるその光
軸に関する一つの角度φによって提供する。z軸のまわ
りのC−プレートの回転対称性のために、その配向は任
意に自由なものとなることができる。二軸プレートの配
向は、そのnx0軸と吸収層の透過軸との間の角度をい
う。これらの表には、特に断らない限り、550nm波
長のところでの、各補償子の好ましい位相差値と許容値
も示している。
【0035】表1〜3の例は、それぞれ、偏光子パッケ
ージ設計62(図6A参照)、63(図6B参照)、お
よび64(図6C参照)に用いる補償子設計を示し、そ
れらのいずれも32Aおよび32Bのように対になっ
て、図4Aに示す同一パッケージ設計に従う透過型光学
素子32を形成することができる。
【0036】例1:偏光子パッケージ62を、図6Aに
従って、吸収層70および2つのA−プレート72、7
4を有する補償子から作製する。表1はA1で表した、
吸収層70に隣接するA−プレート72が、吸収層70
の透過軸に対して平行(φ=0度)に配置された光軸を
有することを示す。A2で表した次のA−プレート74
は、吸収層70の透過軸に対して直角(φ=90度)の
光軸を有する。設計1に従うと、A1およびA2は、そ
れぞれ、−44nm±11nm許容値および115nm
±21nm許容値の好ましい位相差を有する。設計2に
従うと、A1およびA2は、それぞれ、44nm±11
nm許容値および−115nm±21nm許容値の好ま
しい位相差を有する。位相差許容値内に入る同じパッケ
ージ設計のいずれも、設定基準(0.1%未満、即ち、
60度以下の極角度から見たとき、補償されていない全
ての方位角の交差させた偏光子と比較して10倍以上に
減少)に適合する。
【0037】
【表1】
【0038】例2:偏光子パッケージ63を、図6Bに
従って、吸収層70ならびにA−プレート76およびC
−プレート78を有する補償子から作製する。表2はA
で表したA−プレート72が、吸収層70に隣接して配
置され、吸収層70の透過軸に対して平行(φ=0度)
に配置された光軸を有することを示す。追加のC−プレ
ート78は、A−プレートのもう一方の側に配置されて
いる。前に述べたように、C−プレートの光軸の配向
は、z軸のまわりのその回転対称性のために自由となる
ことができる。設計3に従うと、A−プレートおよびC
−プレートは、それぞれ、−91nm±12nm許容値
および−76nm±12nm許容値の位相差を有する。
例設計4では、A−プレートおよびC−プレートは、そ
れぞれ、91nm±12nm許容値および76nm±1
2nm許容値の位相差を有する。
【0039】
【表2】
【0040】例3:偏光子パッケージ64を、図6Cに
従って、吸収層70ならびにC−プレート80およびA
−プレート82を有する補償子から作製する。表3はC
−プレート80が吸収層70に隣接して配置され、A−
プレート82がC−プレートの隣にある設計例を示す。
例2とは異なり、A−プレート82は吸収層70の透過
軸に対して(平行の替わりに)直角の光軸を有する。A
−プレート82の光軸と吸収層70の透過軸との間の角
度φは90度に等しい。C−プレート80およびA−プ
レート82の位相差は、それぞれ、−45nm±11n
m許容値および−137nm±21nm許容値(設計
5)、またはそれぞれ、45nm±11nm許容値およ
び137nm±21nm許容値(設計6)である。
【0041】
【表3】
【0042】例4:偏光子パッケージ65を、図6Dに
従って、吸収層70および単一の二軸プレート84から
作製する。例4は、図4Aに示す同一パッケージ設計に
従って、透過型光学素子32を形成する32Aおよび3
2Bのような対と成ることもできる、もう一つの偏光子
パッケージ設計65を示す。この例では、所与の同一偏
光子パッケージに用いられる補償子は単一の二軸プレー
ト84であり、分散マッチング設計を用いるために向上
した性能を有する。表4.1は、単一二軸プレート84
が吸収層70に隣接して配置されている、波長550n
mの場合の4つの例示設計を示す。この場合では、二軸
プレートの配向は、そのnx0軸と吸収層70の透過軸と
の間の角度をいう。
【0043】二軸1および二軸2で示した最初の2つの
二軸プレートは、吸収層70の透過軸に対して平行(φ
=0度)のnx0(ny0>nx0>nx0、例えば、ny0
1.507、nx0=1.502、nx0=1.5)を有
し、それぞれ、(ny0−nx0)d=271nm±40n
m(271nmが好ましい位相差値であり、±40nm
はこの好ましい値の許容値である)および(nz0
x0)d=68nm±19nm、そして(ny0−nx0
d=−276nm±40nmおよび(nz0−nx0)d=
−70nm±19nmである。二軸3および二軸4で表
す次の2つの二軸プレートは、吸収層70の透過軸に対
して直角(φ=90度)のnx0(ny0>nx0>n x0を有
し、それぞれ、(ny0−nx0)d=276nm±40n
mおよび(nz0−nx0)d=208nm±35nm、そ
して(ny0−nx0)d=−271nm±40nmおよび
(nz0−nx0)d=−203nm±35nmである。表
4.1は、4つの設計(二軸1、二軸2、二軸3および
二軸4)の全ての場合の(ny0−n x0)d/λの比およ
び(nz0−nx0)d/λの比も示す。ここでλは波長で
あって、この例の場合は550nmである。
【0044】特に、表4.1の(ny0−nx0)dおよび
(nz0−nx0)dは、特開平09-325216号公報に記載の
もの(面内位相差値(ny0−nx0)dを0〜200nm
とする)とは全く異なる。これは、前述したように、視
野角が60度までのとき、2つの交差させた同じ偏光子
パッケージを通る光漏洩を0.1%未満に低下させるた
めの本発明の異なる設計目的の当然の結果である。同様
に、イシナベ(Ishinabe)等著「高色消し性を備えた新
規広視野角偏光子」(Novel wide viewing angle polari
zer with high achromaticity)、SID2000ダイ
ジェスト(SID 2000 Digest)、 2000年、p.1094-1097;お
よび「超高品質反射型LCDのための広視野角偏光子お
よび広波長レンジを有する四分の一波長板」(Wide view
ing angle polarizer and quarter-wave plate with a
wide wavelength range for extremely high quality L
CDs)、アジアディスプレイ/IDW2001( Asia Dis
play/IDW 2001)、 2001年、p.485-488には、高性能を実
現させるために、2つの異なる二軸プレート:プレート
1((ny0−nx0)d=275nmおよび(nz0
x0)d=57nm)ならびにプレート2((ny0−n
x0)d=275nmおよび(nz0−nx0)d=205n
m)の組合せを必要とする、非同一パッケージケースが
開示されている。前述したように、2種類の二軸プレー
トを作製することはコスト効率が良くない。上記引用の
文献には、2つの同じ二軸プレート1および2を独立に
対にして(例えば、プレート1およびプレート1、また
はプレート2およびプレート2)、同一の偏光子パッケ
ージを形成することが記載されているが、その場合の性
能は設計波長以外の波長のところで大きく低下した(同
じ引用文献に基づく)。
【0045】比較すると、本発明の補償された偏光子パ
ッケージは、同一の補償子を用いて構成される偏光子パ
ッケージを提供できるだけでなく、意図している実質的
に全ての波長において高性能を維持することもできる。
特に、少なくとも20nm幅の波長域にわたって、また
同様に400〜700nmの可視領域全体を含めた非常
に大きな波長帯にわたって低透過率を提供することがで
きる。このことは、表4.2および4.3から良く理解
できるであろう。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】表4.2および4.3は、全ての位相差値
((ny0−nx0)dおよび(nz0−nx0)d)ならびに
位相差値割る波長の比((ny0−nx0)d/λおよび
(nz0−nx0)d/λ)が、それぞれ、波長450nm
および650nmのところでの例示の二軸プレート1お
よび二軸プレート2において提供されること以外は、表
4.1と同じである。二軸1の場合の(ny0−nx0)d
/λの値が、波長450nmのところで0.493±
0.082(表4.2)、波長550nmのところで
0.493±0.073(表4.1)、そして波長65
0nmのところで0.495±0.074(表4.3)
であることに留意されたい。従って、(ny0−nx0)d
/λは、事実上、波長とは独立した定数である。後で説
明するように、この波長に対する位相差比の不変性は、
波長分散マッチングを提供するように適当に補償子材料
を選択することによって得られる。
【0050】同様に、二軸1の場合の(nz0−nx0)d
/λの値が、波長450nmのところで0.124±
0.038(表4.2)、波長550nmのところで
0.124±0.035(表4.1)、そして波長65
0nmのところで0.125±0.034(表4.3)
である。このように、(ny0−nx0)d/λおよび(n
z0−nx0)d/λは両方とも、以下の目的の波長領域の
全てにおいて事実上一定(±20%):(ny0−nx0
d/λは0.5±0.1または−0.5±0.1の範囲
内であり、(nz0−nx0)d/λは0.1±0.07ま
たは−0.1±0.07の範囲内である。より好ましく
は、(ny0−nx0)d/λは0.494±0.090ま
たは−0.498±0.080の範囲内であり、(nz0
−nx0)d/λは0.124±0.0040または−
0.124±0.040の範囲内である。
【0051】(ny0−nx0)d/λおよび(nz0
x0)d/λの両方ともが目的の全ての波長にわたって
事実上一定(±20%)であるという結論は、二軸1お
よび二軸2だけでなく、二軸3および二軸4においても
本当である。二軸3または二軸4を用いて補償子を構成
すると、表4.1に示すように、nx0(ny0>nx0>n
x0)の軸は、吸収層70の透過軸に対して直角(φ=9
0度)であり、550nmの波長の場合、それぞれ、
(ny0−nx0)d=276nm±40nmおよび(n z0
−nx0)d=208nm±35nm、そして(ny0−n
x0)d=−271nm±40nmおよび(nz0−nx0
d=−203nm±35nmである。二軸3の場合は、
(ny0−nx0)d/λは0.5±0.1の範囲内であ
り、(nz0−nx0)d/λは0.38±0.08の範囲
内であり、より好ましくは、(ny0−nx0)d/λは
0.50±0.05の範囲内であり、(nz0−nx0)d
/λは0.37±0.04の範囲内である。二軸4の場
合は、(ny0−nx0)d/λは−0.5±0.1の範囲
内であり、(nz0−nx0)d/λは−0.38±0.0
8の範囲内であり、より好ましくは、(ny0−nx0)d
/λは−0.50±0.05の範囲内であり、(nz0
x0)d/λは−0.37±0.04の範囲内である。
このひな形は、例示の設計が、約±20%(但し、変動
が小さいほど、さらに低い透過率値が達成できる)広い
変動の(nz0−nx0)d/λおよび(ny0−nx0)d/
λを用いて達成できることを示しており、このことは目
的により近い。
【0052】図7A、7Bおよび7Cは、二軸1の設計
に従う2つの交差させた偏光子パッケージ65によって
形成された光学素子32が、450nm(領域1)、5
50nm(領域2)、および650nm(領域3)のと
ころで透過率が0.1%未満である、位相差値(ny0
x0)dおよび(nz0−nx0)dをプロットしたもので
ある。領域1、領域2および領域3は重なるので、より
理解しやすいように違った様式の3種類のグラフをプロ
ットしている。図7Aでは、領域3(650nm)が領
域2(550nm)の上に位置し、この領域2は領域1
(450nm)の上にある。図7Bは別の様式であり、
領域1は領域2および領域3の上にある。図7Cでは、
領域2が領域1および領域3の上にある。
【0053】(ny0−nx0)d=265nm±5nmお
よび(nz0−nx0)d=65nm±10nmによって与
えられる領域が、3つの主波長の場合最も重なる。明ら
かに、容認できる位相差値のこれらの領域は方形ではな
い。さらに、この例は(ny0−nx0)d=265nmお
よび(nz0−nx0)d=65nmの位相差を有する単一
の二軸プレートが、緑(550nm)では0.1%未満
であり、そして青(450nm)および赤(650n
m)の両方では目標0.1%透過率を僅かに超えるであ
ろうことを示している。このことは、低透過率のために
一定の位相差対波長を有する補償子を設計できることを
意味する。しかし、容認できる位相差の許容範囲は非常
に小さく、目標の低透過率を提供する波長領域は非常に
限定されている。
【0054】例4の二軸プレート1および二軸プレート
2を除いた全ての例で、550nmの波長のところでし
か位相差値が与えられていないが、補償子の波長分散を
適当に選択することによって、広範囲の波長において偏
光子パッケージを使用できることは理解されよう。波長
分散マッチングとは、二軸プレートにおける(ny0−n
x0)d/λおよび(nz0−nx0)d/λの値、ならびに
A−プレートまたはC−プレートにおける波長に対する
位相差の比が、表4.1、4.2および4.3を引用し
て説明したように、目的の全ての波長にわたって事実上
一定であることを意味する。言い換えると、波長分散マ
ッチングとは、選択された材料の複屈折(ny0−nx0
または(nz0−nx0)が、一定の勾配対波長を有するこ
とを意味する。モデル設計は、実施材料に関して、これ
らの条件が、限定された解決空間、例えば、二軸プレー
トの場合の0.5±0.1に一般的に収束する、位相差
対波長の比(ny0−nx0)d/λの値に合致することを
示す。
【0055】図8Aは、45度方位角および60度極角
度から見たとき、3種類の組合せ偏光子パッケージを通
る透過率の波長依存性を示す。従来技術1(開いた円で
ある曲線a1によって表す)は、二軸プレート補償子を
備えた同一偏光子パッケージであり、従来技術2(開い
た方形である曲線a2によって表す)は、2つの異なる
二軸プレートを備えた非同一偏光子パッケージに相当す
る。従来技術は両方とも、イシナベ等著「高色消し性を
備えた新規広視野角偏光子」(Novel wide viewing angl
e polarizer with high achromaticity)、SID20
00ダイジェスト(SID 2000 Digest)、 2000年、p.1094
-1097によって与えられる構成に従う。従来技術パッケ
ージは、短波長端と長波長端のところで漏洩に遭遇す
る。特に、従来技術1(曲線a1)は、420nmのと
ころで光を0.25%超透過する。一方、本発明に従う
波長分散マッチング(開いた△を伴う曲線bによって示
される)を伴う同一パッケージは、全ての試験波長にお
いて、2つの従来例よりも非常に小さな透過率を提供す
る。これは、(ny0−nx0)d/λおよび(nz0
x0)d/λの値が一定であるような波長分散マッチン
グを有する材料を選択することによって達成される。
【0056】ウチヤマ(Uchiyama)等著「FPD用光学
位相差フィルムにおける最近の発展」(Recent Progress
in Optical Retardation Films for FPDs)、アジアデ
ィスプレイ/IDW2001( Asia Display/IDW 200
1)、 2001年、p.493-496に記載されるように、広帯域位
相差フィルムの製品ラインを形成するために、波長から
独立した(ny0−nx0)d/λおよび(nz0−nx0)d
/λを有する材料が用いられている。モデル設計は、従
来技術1(曲線a1)および従来技術2(曲線a2)の
透過率低下対波長が、一定の(ny0−nx0)d/λおよ
び(nz0−nx0)d/λ対波長を有しない材料を用いる
補償子設計の典型であることを示した。従来技術1(曲
線a1)は、同一偏光子パッケージを用いるが、この従
来技術の交差させた偏光子パッケージは図8Aに示され
るように波長に対して大きく低下する透過率性能を提供
する。従来技術2(曲線a2)は、低下された透過率を
有するが、それは2種類の二軸プレートを用いなければ
ならない。
【0057】図8Bおよび8Cは、白色光が交差させた
偏光子パッケージを通るときの等輝度プロットに関し
て、同じ偏光子パッケージにおける、分散マッチングを
伴わない場合(図8B)と伴う場合(図8C)の補償子
の効果を比較する。両方の図は、0.03%および0.
05%の等輝度曲線である。図8Cの輝度曲線は、特に
45度方位角のところで外側に向かって拡がり、図8B
ではそれらの対抗品よりもより広い領域を包んでいる。
従って、分散マッチングを伴うもの(図8C)は、分散
マッチングを伴わないもの(図8B)と比較して、どこ
の部分においても等しいかまたは低い光漏洩を有する。
変わった特徴は、分散マッチングを伴うものが、45度
の方位角から見た場合に、0度よりもより低い輝度を有
することである。比較例では、補償されてない交差させ
た偏光子パッケージは、45度の方位角から見た場合
に、0度よりもより高い輝度を示す。別の比較例では、
分散マッチングを伴わない補償子によって補償されてい
る交差させた偏光子パッケージは、45度の方位角から
見た場合、0度のところとおおよそ同じ輝度を示す。一
般的に、波長λの場合、所望の位相差値(nm)は、上
記表(表1、2、3、4.1、4.2および4.3)の
550nmのところの位相差をλ/550倍したもので
ある。また、所与の例に全波長位相差を加えるかまたは
差し引くかすることによるいずれの設計も当業者にとっ
て自明であることは理解されよう。
【0058】図5A〜5Dは、吸収層70の一方の側に
補償子を備えた偏光子パッケージを示す。2つの交差さ
せた偏光子パッケージによって形成される透過型光学素
子51(図5B)を得るためには、図5Aに従う2つの
回転をまねなければならない。図6Eに例示するよう
に、全ての偏光子パッケージにおいては、補償子を吸収
層の両側に配置することができる。対称様式では、偏光
子パッケージ67において、補償子A−プレート76
A、76BおよびC−プレート78A、78Bは吸収層
70の両側に配置される。透過型光学素子57での交差
させた偏光子パッケージの配置は、図5Cおよび5Dに
従う。
【0059】
【表7】
【0060】
【表8】
【0061】
【表9】
【0062】
【表10】
【0063】表5〜8は、いずれも、図4Bに示すよう
に対称補償子設計に従う透過型光学素子35を形成する
ために35Aおよび35Bのように対に成ることができ
る偏光子パッケージにおける、550nmの波長のとこ
ろでの追加の例示補償子の位相差値を提供する。一般的
に、補償子の特性方向が吸収層の透過軸に対して完全に
位置合わせされているときは、表1〜4に従う全ての同
一パッケージ設計は、表5〜8の対称補償子設計と同じ
性能を有する。しかし、角依存性を考慮すると、表1〜
4の同一パッケージ設計が好ましい。対称補償子設計
(設計7〜設計18、および二軸5〜二軸8)は全て、
取付けられる吸収層の透過軸に対する補償子の特性軸の
位置合わせ要件が厳しい。一般的に、設定基準(極角度
60度から見た場合、全ての方位角において、0.1%
未満に、または補償子の無い場合の交差させた偏光子と
比較して10倍超まで減少させる)に適合させるために
2つの角度の正確さが要求され、ある場合では、 単一
の角度許容値が満たされなければならない。一方、同一
パッケージ設計は、非常に大きな角度許容を有する。
【0064】図9Aおよび9Bでは、本発明に従う2つ
の交差させた補償された偏光子パッケージによって形成
された透過型光学素子を通る透過率曲線対表1〜表8に
従う所望の配向設定に対する補償子の特性方向の偏差角
を表す。図9Aでは、曲線1は、チェン(Chen)等著
「 TNおよび VA LCDに最適なフィルム補償様式」(Opti
mum film compensation modes for TN and VA LCDs)、
SID98ダイジェスト(SID 98 Digest)、1998年、
p.315-318に記載されるような従来技術の補償された偏
光子に相当する。曲線2および曲線3は、例2の設計3
および例3の設計5にそれぞれ相当する。例2および3
では、補償子はC−プレートとA−プレートとの組合せ
である。これらのケースでは、偏差角は、表2および3
に記載されている正確な位置と、A−プレートの光軸と
の角度である。例1の設計1および設計2では、2つの
A−プレートが用いられるので、2つの偏差角を考慮す
る。一方はA2プレート(曲線4)であり、もう一方は
A1プレート(曲線5)である。本発明の全ての例示設
計は、広許容の偏差角を伴って、0.1%より低い透過
度を示す。
【0065】図9Bは補償子が二軸プレートであるとき
の透過率の角依存性を示す。このケースでは、偏差角
は、表4.1、5、6、7および8に記載されている正
確な位置と、二軸プレートのnx0軸との角度である。曲
線6は表5、6、7および8の対称補償子設計の典型的
な挙動であり、その好ましい配向に対する二軸プレート
の主軸の位置合わせのために2度の厳しい要件を示す。
偏差角が2度のとき、光漏洩は0.02%(0度偏差)
から0.1%に急上昇する。曲線7、8および9は、同
一パッケージ設計(表4.1)に従う二軸1プレートに
由来する。曲線8は二軸1が表4.1に示した公称値
(ny0−nx0)d=271nmおよび(nz0−nx0)d
=68nm(位置合わせが完全、即ち、偏差角がゼロの
場合の最小透過率を示す)を有する場合に得られる。曲
線9および曲線7は、(ny0−nx0)dの容認可能な許
容±40nmおよび(nz0−nx0)dの容認可能な許容
±19nmの範囲内の別の値を表す。曲線9は(ny0
x0)d=285nmおよび(nz0−nx0)d=70n
mを有する二軸1に由来し、曲線7は(ny0−nx0)d
=265nmおよび(nz0−nx0)d=70nm(図7
に示すような3つの主波長における領域1、領域2およ
び領域3の重なり合う点)を有する二軸1に相当する。
【0066】A−プレートおよびC−プレートの二軸度
(biaxiality)の許容を検討する。理想的には、A−プレ
ートおよびC−プレートの両方とも一軸材料である(即
ち、3つの主屈折率のうち2つはお互いに等しい(nx0
=ny0と仮定))。しかし、nx0およびny0の差がA−
プレートで0.00005より小さく、C−プレートで
0.0008より小さい限りは、小二軸度を有する材料
を本発明にしたがって用いることができる。
【0067】上述の例は全て特に「O」型シート偏光子
のために設計されているが、設計方針および同じ補償子
が「E」型偏光子においても同様に、本発明が十分機能
することを実現しかつ確認した。言い換えれば、上述の
全ての例において、「O」型偏光子を「E」型偏光子で
置き換えることができる。しかし、「E」型偏光子の透
過軸がその光軸(即ち、異常光屈折率の軸)であり、
「O」型偏光子の吸収軸はその光軸(即ち、異常光屈折
率の軸)であるために、「E」型偏光子の透過軸は
「O」型偏光子の吸収軸と同じ方向に配向されるのがよ
い。
【0068】上述の二軸プレートは米国特許第5,245,45
6号(Yoshimi等)明細書に従って製造できる。当該技術
分野で周知であるように、C−プレートは、単軸に圧縮
されたポリマーまたはキャスティング酢酸セルロースを
用いて製造でき、A−プレートは、ポリビニルアルコー
ルまたはポリカーボネート等の延伸ポリマーフィルムで
製造できる。
【0069】高性能偏光子パッケージを含む本発明の上
記透過型光学素子51および57並びに反射型光学素子
60を、種々の様式の液晶ディスプレイ、特に、ツイス
トネマチック(TN)液晶様式、垂直配向(VA)液晶
様式、光学補償ベンド(OCB)様式、およびイン−プ
レーンスイッチング(IPS)様式と一緒に用いること
ができる。本発明に従う偏光子パッケージを含む光学素
子を用いることによって、これらのディスプレイの視野
特性を改善することができる。
【0070】透過型光学素子51および57がLCDセ
ルを含む場合、このLCDセルは2つの交差させた偏光
子パッケージの間に配置される。図10は、高性能光学
素子60(図5Eに示す)をディスプレイ110と組合
せて用いる例を示す。この具体例では、ディスプレイ1
10は液晶ディスプレイである。より具体的には、それ
はVA反射型液晶セル110およびセル補償子102で
ある。ディスプレイ110は反射層59と四分の一波長
板53との間に配置されている。偏光子パッケージ61
は吸収層および補償子52の一体式組合せ体を含み、図
6A〜6Eに従う偏光子パッケージ62、63、64、
65、67のいずれの態様にも成ることができるが、こ
の例に示した補償子52は、図6Bに従うA−プレート
76およびC−プレート78を含む。液晶ディスプレイ
の暗状態では、大きな視野角からは、光7は光学素子6
0およびディスプレイ110をほとんど通過せず、高品
質のディスプレイを生じる。
【0071】偏光子パッケージ、高性能四分の一波長
板、および反射層を含む本発明の光学素子60は、反射
型液晶ディスプレイの広視野角偏光子パッケージとして
だけでなく、CRT、OLEDおよび他の自発光様式デ
ィスプレイに適用可能な周囲光排除層としても用いるこ
とができる。OLEDの場合、反射層は通常ディスプレ
イに組み込まれて、明状態の通過光量を増幅させる。し
かし、暗状態および明状態の場合において、周囲光もま
た反射層からユーザーに強く反射され、好ましい画像を
流してしまう。ディスプレイ110がOLEDのような
自発光ディスプレイであり、通電時にそれ自体が発光
し、周囲光7は広視野角のところであっても偏光子パッ
ケージ61でブロックされるので、高輝度を有する高コ
ントラストOLEDが実現される。
【0072】本発明の態様は以下の素子を含む:液晶デ
ィスプレイを含み;nx0が吸収層の透過軸に対して平行
に配置され、(ny0−nx0)d/λは−0.5±0.1
の範囲内であり、(nz0−nx0)d/λは−0.1±
0.07の範囲内である;(ny0−nx0)d/λは−
0.498±0.080の範囲内であり、(nz0
x0)d/λは−0.124±0.040の範囲内であ
る;
【0073】nx0が前記吸収層の透過軸に対して直角に
配置され、(ny0−nx0)d/λは0.5±0.1の範
囲内であり、(nz0−nx0)d/λは0.38±0.0
8の範囲内である;(ny0−nx0)d/λは0.5±
0.05の範囲内であり、(nz0−nx0)d/λは0.
37±0.04の範囲内である;
【0074】nx0が前記吸収層の透過軸に対して直角に
配置され、(ny0−nx0)d/λは−0.5±0.1の
範囲内であり、(nz0−nx0)d/λは−0.38±
0.08の範囲内である;(ny0−nx0)d/λは−
0.5±0.05の範囲内であり、(nz0−nx0)d/
λは−0.37±0.04の範囲内である;
【0075】補償子がA−プレートおよびC−プレート
を含み、前記A−プレートが吸収層の次に配置され、前
記C−プレートが前記A−プレートの次に配置され、A
−プレートの光軸が前記吸収層の透過軸と平行である;
【0076】液晶ディスプレイまたは自発光ディスプレ
イを含み;補償子が二軸プレートを含み、そして前記二
軸プレートが任意の20nm幅の波長範囲にわたって、
0.5±0.1の範囲内の(ny0−nx0)d/λおよび
0.1±0.07の範囲内の(nz0−nx0)d/λを示
す;
【0077】補償子が二軸プレートを含み、そして前記
二軸プレートが任意の20nm幅の波長範囲にわたっ
て、−0.5±0.1の範囲内の(ny0−nx0)d/λ
および−0.38±0.08の範囲内の(nz0−nx0
d/λを示す;および
【0078】補償子が二軸プレートを含み、そして前記
二軸プレートが任意の20nm幅の波長範囲にわたっ
て、0.5±0.1の範囲内の(ny0−nx0)d/λお
よび0.38±0.08の範囲内の(nz0−nx0)d/
λを示す。
【0079】本明細書で引用した特許明細書および他の
文献の内容は引用することによって本明細書の内容とす
る。
【0080】本発明の他の好ましい態様を次に記載す
る。 (態様1) 一組の実質的に同じである交差させたシー
ト偏光子パッケージを含み、各パッケージが吸収層と前
記吸収層の少なくとも一方の側に配置された補償子との
一体式組合せ体を含む光学素子であって、前記補償子
が、任意の20nm幅の波長範囲にわたって事実上一定
(±20%)の(ny0−nx0)d/λ値および(nz0
x0)d/λ値を有する二軸プレートである光学素子。 (態様2) nx0が前記吸収層の透過軸に対して平行に
配置され、(ny0−n x0)d/λが0.5±0.1の範
囲にあり、(nz0−nx0)d/λが0.1±0.07の
範囲にある態様1に記載の光学素子。 (態様3) nx0が前記吸収層の透過軸に対して平行に
配置され、(ny0−n x0)d/λが0.494±0.0
9の範囲にあり、(nz0−nx0)d/λが0.124±
0.04の範囲にある態様2に記載の光学素子。 (態様4) 偏光子パッケージ、四分の一波長板、およ
び反射層を含む光学素子であって、前記偏光子パッケー
ジが吸収層と補償子との一体式組合せ体を含み、前記補
償子が、A−プレートまたはC−プレートを含む光学素
子。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、従来技術の偏光子パッケージの断
面図である。
【図1B】図1Bは、1組の従来技術の偏光子パッケー
ジで形成された透過型光学素子の透視図である。
【図1C】図1Cは、交差させた従来技術偏光子パッケ
ージの等透過率プロットである。
【図1D】図1Dは、交差させた従来技術の偏光子パッ
ケージと通る透過率対極角度のプロットである。
【図2A】図2Aは、補償子を備えた従来技術の偏光子
の断面図である。
【図2B】図2Bは、補償子を備えた従来技術の偏光子
の断面図である。
【図2C】図2Cは、従来技術の広視野偏光子パッケー
ジの1つで作製された透過型光学素子の角度性能であ
る。
【図2D】図2Dは、従来技術の偏光子パッケージの1
つの構成を示す概略図である。
【図3A】図3Aは、補償子である。
【図3B】図3Bは、補償子である。
【図3C】図3Cは、補償子である。
【図3D】図3Dは、補償子である。
【図4A】図4Aは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の構成を示
す概略図である。
【図4B】図4Bは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の構成を示
す概略図である。
【図5A】図5Aは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の透視図で
ある。
【図5B】図5Bは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の透視図で
ある。
【図5C】図5Cは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の透視図で
ある。
【図5D】図5Dは、本発明による2つの交差させた偏
光子パッケージで形成された透過型光学素子の透視図で
ある。
【図5E】図5Eは、本発明による偏光子パッケージを
含んで成る反射型光学素子の透視図である。
【図6A】図6Aは、本発明による補償子を備えた偏光
子パッケージの態様を示す。
【図6B】図6Bは、本発明による補償子を備えた偏光
子パッケージの態様を示す。
【図6C】図6Cは、本発明による補償子を備えた偏光
子パッケージの態様を示す。
【図6D】図6Dは、本発明による補償子を備えた偏光
子パッケージの態様を示す。
【図6E】図6Eは、本発明による補償子を備えた偏光
子パッケージの態様を示す。
【図7A】図7Aは、本発明による二軸プレートの位相
差値を提供する図である。
【図7B】図7Bは、本発明による二軸プレートの位相
差値を提供する図である。
【図7C】図7Cは、本発明による二軸プレートの位相
差値を提供する図である。
【図8A】図8Aは、1組の交差させた偏光子パッケー
ジによって形成された光学素子における透過率の波長依
存性を示す。
【図8B】図8Bは、分散度整合無しに、1組の交差さ
せた偏光子パッケージによって形成された光学素子の等
輝度プロットを示す。
【図8C】図8Cは、分散度整合無しに、1組の交差さ
せた偏光子パッケージによって形成された光学素子の等
輝度プロットを示す。
【図9A】図9Aは、本発明および従来技術による交差
させた偏光子パッケージによって形成された光学素子の
角許容の比較を示す。
【図9B】図9Bは、本発明および従来技術による交差
させた偏光子パッケージによって形成された光学素子の
角許容の比較を示す。
【図10】図10は、ディスプレーへの本発明の偏光子
パッケージの適用例である。
【符号の説明】
12…保護層 14…吸収層 15…透過型光学素子 22…吸収層 24…A−プレート 26…C−プレート 29…透過型光学素子 30A…補償子 32A…偏光子パッケージ 50…偏光子パッケージ 53…四分の一波長板 54…吸収層 59…反射層 62…偏光子パッケージ 72…A−プレート 78…C−プレート 80…C−プレート 84…二軸プレート 102…セル補償子 110…ディスプレイ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月22日(2003.4.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド ケスラー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,ノース カントリー クラ ブ ドライブ 20 (72)発明者 アンドリュー エフ.クルツ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14610, ロチェスター,キャサウェイ パーク 93 (72)発明者 トモヒロ イシカワ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14610, ロチェスター,オーデゥボン ストリート 29 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA06 BA42 BB03 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA14Z FD08 FD10 KA02 LA12 LA17 LA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の実質的に同じである交差させたシ
    ート偏光子パッケージを含み、各パッケージが吸収層と
    前記吸収層の少なくとも一方の側に配置された補償子と
    の一体式組合せ体を含む光学素子であって、 前記補償子が、2つのA−プレート、またはA−プレー
    トおよびC−プレートを含む組合せを含んでいる光学素
    子。
  2. 【請求項2】 前記補償子が、2つのA−プレートの組
    合せを含み、 第一のA−プレートは前記吸収層の隣に配置され、第二
    のA−プレートは前記第一のA−プレートの隣に配置さ
    れており、そして前記第一のA−プレートの光軸は前記
    吸収層の透過軸と平行であり、前記第二のA−プレート
    の光軸は前記吸収層の透過軸と直角であり、そして前記
    第一および第二のA−プレートが波長550nmのとこ
    ろで、それぞれ(a)−44±11nmおよび115±
    21nmの範囲の位相差、またはそれぞれ(b)44±
    11nmおよび−115±21nmの範囲の位相差示す
    請求項1記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記補償子が、A−プレートおよびC−
    プレートの組合せを含み、 前記A−プレートは前記吸収層の隣に配置され、前記C
    −プレートは前記A−プレートの隣に取付けられてお
    り、そして前記A−プレートの光軸は前記吸収層の透過
    軸と平行であり、そして前記A−プレートおよびC−プ
    レートが波長550nmのところで、それぞれ(a)9
    1±12nmおよび76±12nmの範囲の位相差、ま
    たはそれぞれ(b)−91±12nmおよび−76±1
    2nmの範囲の位相差を有する請求項1記載の光学素
    子。
  4. 【請求項4】 前記補償子が、A−プレートおよびC−
    プレートの組合せを含み、 前記C−プレートは前記吸収層の隣に配置され、前記A
    −プレートは前記C−プレートに隣接しており、そして
    前記A−プレートの光軸は前記吸収層の透過軸に直角で
    あり、そして前記A−プレートおよびC−プレートが波
    長550nmのところで、それぞれ(a)45±11n
    mおよび137±21nmの範囲の位相差、またはそれ
    ぞれ(b)−45±11nmおよび−137±21nm
    の範囲の位相差を有する請求項1記載の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記補償子の波長に対する位相差の比
    が、任意の20nm幅の波長範囲にわたって事実上一定
    (±20%)である請求項1記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 偏光子パッケージ、四分の一波長板、お
    よび反射層を含む光学素子であって、 前記偏光子パッケージが吸収層と補償子との一体式組合
    せ体を含み、 前記補償子が、二軸プレートを含み、そして前記二軸プ
    レートが、任意の20nm幅の波長範囲にわたって、−
    0.5±0.1の範囲内の(ny0−nx0)d/λおよび
    −0.1±0.07の範囲内の(n z0−nx0)d/λを
    示す光学素子。
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