JP2003312005A - インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリンタ - Google Patents
インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリンタInfo
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射型の光学センサを用いてインクカートリ
ッジの着脱状態を検出するインクジェットプリンタにお
いて、インクカートリッジに反射部材を設けることを不
要にして、インクカートリッジのコストダウンを図る。 【解決手段】 カートリッジホルダ30に向けて光を照
射し、その反射光に基づいてインクカートリッジ31の
着脱状態を検出する反射型の光学センサ29と、カート
リッジホルダ30に設けられ、インクカートリッジ31
の着脱に応じて弾性変形し、その位置が切換わる弾性反
射板37であって、何れか一方の位置で光学センサ29
の反射光路を形成するものと、を備える。
ッジの着脱状態を検出するインクジェットプリンタにお
いて、インクカートリッジに反射部材を設けることを不
要にして、インクカートリッジのコストダウンを図る。 【解決手段】 カートリッジホルダ30に向けて光を照
射し、その反射光に基づいてインクカートリッジ31の
着脱状態を検出する反射型の光学センサ29と、カート
リッジホルダ30に設けられ、インクカートリッジ31
の着脱に応じて弾性変形し、その位置が切換わる弾性反
射板37であって、何れか一方の位置で光学センサ29
の反射光路を形成するものと、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジホル
ダにおけるインクカートリッジの着脱状態を検出するイ
ンクカートリッジ検出機構に関し、特に、インクカート
リッジ検出機構を備えるインクジェットプリンタに関す
る。
ダにおけるインクカートリッジの着脱状態を検出するイ
ンクカートリッジ検出機構に関し、特に、インクカート
リッジ検出機構を備えるインクジェットプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクタンクから供給されるインクを印
字ヘッドから印字媒体上に吐出することによって、印字
媒体上に文字や画像を形成するインクジェットプリンタ
が普及している。この種のインクジェットプリンタで
は、インク補給を容易にするために、カートリッジ方式
のインクタンク(以下、インクカートリッジという。)
が広く採用されている。
字ヘッドから印字媒体上に吐出することによって、印字
媒体上に文字や画像を形成するインクジェットプリンタ
が普及している。この種のインクジェットプリンタで
は、インク補給を容易にするために、カートリッジ方式
のインクタンク(以下、インクカートリッジという。)
が広く採用されている。
【0003】上記インクジェットプリンタでは、インク
カートリッジの未装着に起因するトラブルを防止した
り、或いは、それを警報するために、インクカートリッ
ジの着脱状態を検出することが要求されており、例え
ば、特開平10−230616号公報においては、同一
の反射型光学センサによって、インクカートリッジのイ
ンク残量及び着脱状態を検出可能にする機構が提案され
ている。
カートリッジの未装着に起因するトラブルを防止した
り、或いは、それを警報するために、インクカートリッ
ジの着脱状態を検出することが要求されており、例え
ば、特開平10−230616号公報においては、同一
の反射型光学センサによって、インクカートリッジのイ
ンク残量及び着脱状態を検出可能にする機構が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクカートリッジ検出機構においては、インクカ
ートリッジの側壁部に、別部材で形成されるプリズム状
の反射部材を設け、その反射光に基づいてインクカート
リッジの着脱状態を検出するため、部品点数及び製造工
程が増加し、インクカートリッジのコストアップを招く
不都合がある。
来のインクカートリッジ検出機構においては、インクカ
ートリッジの側壁部に、別部材で形成されるプリズム状
の反射部材を設け、その反射光に基づいてインクカート
リッジの着脱状態を検出するため、部品点数及び製造工
程が増加し、インクカートリッジのコストアップを招く
不都合がある。
【0005】本発明の目的は、反射型の光学センサを用
いてインクカートリッジの着脱状態を検出するものであ
りながら、インクカートリッジに反射部材を設けること
を不要にして、インクカートリッジのコストダウンが図
れ、しかも、カートリッジホルダに設ける反射部材とし
て弾性反射板を用いることにより、カートリッジホルダ
のコストアップや構造の複雑化も回避することができる
インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリン
タを提供することにある。
いてインクカートリッジの着脱状態を検出するものであ
りながら、インクカートリッジに反射部材を設けること
を不要にして、インクカートリッジのコストダウンが図
れ、しかも、カートリッジホルダに設ける反射部材とし
て弾性反射板を用いることにより、カートリッジホルダ
のコストアップや構造の複雑化も回避することができる
インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリン
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクカートリッジ検出機構は、カートリッジ
ホルダにおけるインクカートリッジの着脱状態を検出す
るインクカートリッジ検出機構において、前記カートリ
ッジホルダに向けて光を照射し、その反射光に基づいて
前記インクカートリッジの着脱状態を検出する反射型の
光学センサと、前記カートリッジホルダに設けられ、前
記インクカートリッジの着脱に応じて弾性変形し、その
位置が切換わる弾性反射板であって、何れか一方の位置
で前記光学センサの反射光路を形成するものとを備えて
構成される。
本発明のインクカートリッジ検出機構は、カートリッジ
ホルダにおけるインクカートリッジの着脱状態を検出す
るインクカートリッジ検出機構において、前記カートリ
ッジホルダに向けて光を照射し、その反射光に基づいて
前記インクカートリッジの着脱状態を検出する反射型の
光学センサと、前記カートリッジホルダに設けられ、前
記インクカートリッジの着脱に応じて弾性変形し、その
位置が切換わる弾性反射板であって、何れか一方の位置
で前記光学センサの反射光路を形成するものとを備えて
構成される。
【0007】また、前記弾性反射板は、前記カートリッ
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されていると
き、前記光学センサの反射光路を形成することが好まし
い。この場合においては、インクカートリッジに反射部
材を設けていた従来のインクカートリッジ検出機構と同
様に、インクカートリッジ装着状態において光学センサ
が受光状態となるため、従来のインクカートリッジ着脱
判定ルーチンを継続使用することができる。
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されていると
き、前記光学センサの反射光路を形成することが好まし
い。この場合においては、インクカートリッジに反射部
材を設けていた従来のインクカートリッジ検出機構と同
様に、インクカートリッジ装着状態において光学センサ
が受光状態となるため、従来のインクカートリッジ着脱
判定ルーチンを継続使用することができる。
【0008】また、前記インクカートリッジに設けら
れ、該インクカートリッジが前記カートリッジホルダに
装着される手前の位置で、前記光学センサの反射光路を
遮蔽する一方、前記インクカートリッジが前記カートリ
ッジホルダに装着されたとき、前記光学センサの反射光
路から退避する遮光壁部を更に備えることが好ましい。
この場合においては、光学センサのON/OFF位置を
明確にし、その検出精度を向上させることができるた
め、例えば、インクカートリッジが仮装着状態のとき、
着脱状態を誤認して印字動作が行われる不都合を回避す
ることができる。
れ、該インクカートリッジが前記カートリッジホルダに
装着される手前の位置で、前記光学センサの反射光路を
遮蔽する一方、前記インクカートリッジが前記カートリ
ッジホルダに装着されたとき、前記光学センサの反射光
路から退避する遮光壁部を更に備えることが好ましい。
この場合においては、光学センサのON/OFF位置を
明確にし、その検出精度を向上させることができるた
め、例えば、インクカートリッジが仮装着状態のとき、
着脱状態を誤認して印字動作が行われる不都合を回避す
ることができる。
【0009】また、前記弾性反射板は、前記カートリッ
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されていない
とき、前記光学センサの反射光路を形成することが好ま
しい。この場合においては、光学センサが外乱光を受光
しても、インクカートリッジが未装着であると判断され
るため、インクカートリッジ未装着時における誤動作を
防止することができる。
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されていない
とき、前記光学センサの反射光路を形成することが好ま
しい。この場合においては、光学センサが外乱光を受光
しても、インクカートリッジが未装着であると判断され
るため、インクカートリッジ未装着時における誤動作を
防止することができる。
【0010】また、前記弾性反射板は、前記カートリッ
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されたとき、
該インクカートリッジに係合して、その装着位置を位置
決めする係合部を備えることが好ましい。この場合にお
いては、弾性反射板をインクカートリッジの位置決め部
材に兼用することができるため、カートリッジホルダの
部品点数及び製造工程を削減してコストダウンを図るこ
とができる。
ジホルダに前記インクカートリッジが装着されたとき、
該インクカートリッジに係合して、その装着位置を位置
決めする係合部を備えることが好ましい。この場合にお
いては、弾性反射板をインクカートリッジの位置決め部
材に兼用することができるため、カートリッジホルダの
部品点数及び製造工程を削減してコストダウンを図るこ
とができる。
【0011】また、前記弾性反射板は、前記カートリッ
ジホルダの底部に設けられ、前記カートリッジホルダ
は、前記インクカートリッジが装着されたとき、該イン
クカートリッジに係合して、その装着位置を位置決めす
る係合部を備えることが好ましい。この場合において
は、弾性反射板の弾性力でインクカートリッジが上方に
押し出されるため、インクカートリッジの取り外しを容
易に行うことができる。
ジホルダの底部に設けられ、前記カートリッジホルダ
は、前記インクカートリッジが装着されたとき、該イン
クカートリッジに係合して、その装着位置を位置決めす
る係合部を備えることが好ましい。この場合において
は、弾性反射板の弾性力でインクカートリッジが上方に
押し出されるため、インクカートリッジの取り外しを容
易に行うことができる。
【0012】また、上記目的を達成するため本発明のイ
ンクジェットプリンタは、請求項1〜6の何れかに記載
のインクカートリッジ検出機構を備えて構成される。
ンクジェットプリンタは、請求項1〜6の何れかに記載
のインクカートリッジ検出機構を備えて構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は、プリンタの内部構造を示す
概略側面図である。これらの図に示されるように、プリ
ンタ10の前面には、用紙Pを手差しで挿入するための
挿入口11が形成される一方、プリンタ10の上面に
は、印字後の用紙Pを排出するための排出口12が形成
される。プリンタ10の内部には、挿入口11から排出
口12に至る側面視V字状の紙経路13が形成されてお
り、該紙経路13上に、紙送りローラ対14および印字
ヘッド15が配置される。紙送りローラ対14は、紙経
路13を挟んで対向する紙送りローラ16および紙押え
ローラ17を備えて構成され、紙送りローラ16の駆動
回転に応じて用紙Pを挟持搬送する。印字ヘッド15
は、紙経路13の幅方向に往復移動するキャリッジ18
上に搭載され、プラテン19によって位置が規定された
用紙Pに対してドットマトリクス印字を行う。印字ヘッ
ド15の印字方式は、インクを吐出することによって用
紙Pに文字や画像を形成するインクジェット方式であ
り、印字に用いるインクは、プリンタ10の後部に設け
られるインク供給部20から供給される。
に沿って説明する。図1は、プリンタの内部構造を示す
概略側面図である。これらの図に示されるように、プリ
ンタ10の前面には、用紙Pを手差しで挿入するための
挿入口11が形成される一方、プリンタ10の上面に
は、印字後の用紙Pを排出するための排出口12が形成
される。プリンタ10の内部には、挿入口11から排出
口12に至る側面視V字状の紙経路13が形成されてお
り、該紙経路13上に、紙送りローラ対14および印字
ヘッド15が配置される。紙送りローラ対14は、紙経
路13を挟んで対向する紙送りローラ16および紙押え
ローラ17を備えて構成され、紙送りローラ16の駆動
回転に応じて用紙Pを挟持搬送する。印字ヘッド15
は、紙経路13の幅方向に往復移動するキャリッジ18
上に搭載され、プラテン19によって位置が規定された
用紙Pに対してドットマトリクス印字を行う。印字ヘッ
ド15の印字方式は、インクを吐出することによって用
紙Pに文字や画像を形成するインクジェット方式であ
り、印字に用いるインクは、プリンタ10の後部に設け
られるインク供給部20から供給される。
【0014】キャリッジ18は、前後一対のガイド軸2
1、22によって左右移動自在に支持され、キャリッジ
移動機構23の駆動に応じて強制的に移動される。キャ
リッジ移動機構23は、前側ガイド軸21の下方に並設
されるカム軸24と、該カム軸24を回転駆動させるキ
ャリッジモータ(図示せず)とを備える。カム軸24の
外周面には、螺旋状のカム溝(図示せず)が形成され、
ここに、キャリッジ18から延出するカムフォロワ26
が係合される。キャリッジモータの駆動に応じてカム軸
24が回転すると、カム溝の螺旋送り作用によってカム
フォロワ26が軸方向に送られる。これにより、キャリ
ッジモータの正逆駆動に応じてキャリッジ18を左右方
向に移動させることが可能になる。
1、22によって左右移動自在に支持され、キャリッジ
移動機構23の駆動に応じて強制的に移動される。キャ
リッジ移動機構23は、前側ガイド軸21の下方に並設
されるカム軸24と、該カム軸24を回転駆動させるキ
ャリッジモータ(図示せず)とを備える。カム軸24の
外周面には、螺旋状のカム溝(図示せず)が形成され、
ここに、キャリッジ18から延出するカムフォロワ26
が係合される。キャリッジモータの駆動に応じてカム軸
24が回転すると、カム溝の螺旋送り作用によってカム
フォロワ26が軸方向に送られる。これにより、キャリ
ッジモータの正逆駆動に応じてキャリッジ18を左右方
向に移動させることが可能になる。
【0015】図2は、印字ヘッドを搭載したキャリッジ
の斜視図である。この図に示されるように、印字ヘッド
15は、キャリッジ18の上部に搭載される。印字ヘッ
ド15の一側部からは、可撓性を有するフラットケーブ
ル27およびインクチューブ28が引き出されており、
該インクチューブ28を介して印字ヘッド15へのイン
ク供給が行われる。キャリッジ18は、その後部から下
方に延出するセンサ取付部18aを有し、該センサ取付
部18aの後面には、後方に光を照射する発光素子と、
その反射光を受光する受光素子とを備えた反射型の光学
センサ29が取り付けられている。
の斜視図である。この図に示されるように、印字ヘッド
15は、キャリッジ18の上部に搭載される。印字ヘッ
ド15の一側部からは、可撓性を有するフラットケーブ
ル27およびインクチューブ28が引き出されており、
該インクチューブ28を介して印字ヘッド15へのイン
ク供給が行われる。キャリッジ18は、その後部から下
方に延出するセンサ取付部18aを有し、該センサ取付
部18aの後面には、後方に光を照射する発光素子と、
その反射光を受光する受光素子とを備えた反射型の光学
センサ29が取り付けられている。
【0016】図3は、インクカートリッジ装着状態を示
すインク供給部の斜視図、図4は、インク供給部の分解
斜視図である。これらの図に示されるように、インク供
給部20は、プリンタ10の後部に配置されるカートリ
ッジホルダ30と、該カートリッジホルダ30に対し
て、上方から着脱自在に装着されるインクカートリッジ
31とを備えて構成される。カートリッジホルダ30
は、上方が開口した箱状の容器であり、その底部には、
前記インクチューブ28を介して印字ヘッド15に通じ
るカートリッジ接続口30aが形成される。インクカー
トリッジ31は、底部にインク排出口32aを有するイ
ンク容器32と、該インク容器32の内部でインクを吸
収保持するフォーム33と、上記インク排出口32aの
上部に設けられるフィルタ34と、上記インク排出口3
2aの下部に設けられるパッキン35と、上記インク容
器32の上部開口を気密的に塞ぐ蓋部材36とを備えて
構成される。インクカートリッジ31をカートリッジホ
ルダ30に対して上方から装着すると、インク排出口3
2aがカートリッジホルダ30のカートリッジ接続口3
0aに連通され、印字ヘッド15に対するインク供給が
可能になる。
すインク供給部の斜視図、図4は、インク供給部の分解
斜視図である。これらの図に示されるように、インク供
給部20は、プリンタ10の後部に配置されるカートリ
ッジホルダ30と、該カートリッジホルダ30に対し
て、上方から着脱自在に装着されるインクカートリッジ
31とを備えて構成される。カートリッジホルダ30
は、上方が開口した箱状の容器であり、その底部には、
前記インクチューブ28を介して印字ヘッド15に通じ
るカートリッジ接続口30aが形成される。インクカー
トリッジ31は、底部にインク排出口32aを有するイ
ンク容器32と、該インク容器32の内部でインクを吸
収保持するフォーム33と、上記インク排出口32aの
上部に設けられるフィルタ34と、上記インク排出口3
2aの下部に設けられるパッキン35と、上記インク容
器32の上部開口を気密的に塞ぐ蓋部材36とを備えて
構成される。インクカートリッジ31をカートリッジホ
ルダ30に対して上方から装着すると、インク排出口3
2aがカートリッジホルダ30のカートリッジ接続口3
0aに連通され、印字ヘッド15に対するインク供給が
可能になる。
【0017】図5は、インクカートリッジ未装着状態を
示すインク供給部の断面図、図6は、インクカートリッ
ジ装着状態を示すインク供給部の断面図である。これら
の図に示されるように、インクカートリッジ31の前下
部には、前方及び下方に開口する凹部31aが形成され
る。凹部31aの内側上端部には、左右を向く係合溝3
1bが形成される一方、凹部31aの内側下端部には、
下側ほど後退する傾斜ガイド面31cが形成される。カ
ートリッジホルダ30は、前壁部の下側(光学センサ2
9の対向位置)に開口部30bを有し、その内側近傍に
は、光学センサ29と対向するように弾性反射板37が
立設される。弾性反射板37は、光を反射可能な弾性板
材、例えば薄いステンレス板(SUS)を用いて形成さ
れており、初期姿勢(インクカートリッジ未装着状態)
を後傾姿勢とし、弾性変形によって前後に回動変位する
ように立設される。更に、弾性反射板37は、その上端
部に側面視く字状の係合部37aを備える。この係合部
37aは、カートリッジホルダ30にインクカートリッ
ジ31が装着されたとき、上記係合溝31bに係合して
インクカートリッジ31の装着位置を位置決め(ロッ
ク)するために形成される。
示すインク供給部の断面図、図6は、インクカートリッ
ジ装着状態を示すインク供給部の断面図である。これら
の図に示されるように、インクカートリッジ31の前下
部には、前方及び下方に開口する凹部31aが形成され
る。凹部31aの内側上端部には、左右を向く係合溝3
1bが形成される一方、凹部31aの内側下端部には、
下側ほど後退する傾斜ガイド面31cが形成される。カ
ートリッジホルダ30は、前壁部の下側(光学センサ2
9の対向位置)に開口部30bを有し、その内側近傍に
は、光学センサ29と対向するように弾性反射板37が
立設される。弾性反射板37は、光を反射可能な弾性板
材、例えば薄いステンレス板(SUS)を用いて形成さ
れており、初期姿勢(インクカートリッジ未装着状態)
を後傾姿勢とし、弾性変形によって前後に回動変位する
ように立設される。更に、弾性反射板37は、その上端
部に側面視く字状の係合部37aを備える。この係合部
37aは、カートリッジホルダ30にインクカートリッ
ジ31が装着されたとき、上記係合溝31bに係合して
インクカートリッジ31の装着位置を位置決め(ロッ
ク)するために形成される。
【0018】次に、前記光学センサ29、弾性反射板3
7等で構成されるインクカートリッジ検出機構の作用を
説明する。図5に示されるように、インクカートリッジ
31が未装着の状態では、弾性反射板37が後傾してい
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37の対向
位置に移動させて、弾性反射板37に光を照射しても、
その光は、光学センサ29の上方に反射され、光学セン
サ29の受光素子には入射しない。これにより、光学セ
ンサ29がOFFとなり、インクカートリッジ31の未
装着が判定される。一方、カートリッジホルダ30にイ
ンクカートリッジ31を装着すると、その過程で弾性反
射板37の係合部37aが、インクカートリッジ31の
傾斜ガイド面31cに押されて前方に変位し、その後、
インクカートリッジ31の係合溝31bに係合する。こ
の係合により、インクカートリッジ31は、図6に示さ
れる所定の装着位置に位置決めされる。また、弾性反射
板37の係合部37aがインクカートリッジ31の係合
溝31bに係合すると、弾性反射板37が直立姿勢とな
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37の対向
位置に移動させて、ここに光を照射すると、その光は、
光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29の受
光素子に入射する。これにより、光学センサ29がON
となり、インクカートリッジ31の装着が判定される。
7等で構成されるインクカートリッジ検出機構の作用を
説明する。図5に示されるように、インクカートリッジ
31が未装着の状態では、弾性反射板37が後傾してい
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37の対向
位置に移動させて、弾性反射板37に光を照射しても、
その光は、光学センサ29の上方に反射され、光学セン
サ29の受光素子には入射しない。これにより、光学セ
ンサ29がOFFとなり、インクカートリッジ31の未
装着が判定される。一方、カートリッジホルダ30にイ
ンクカートリッジ31を装着すると、その過程で弾性反
射板37の係合部37aが、インクカートリッジ31の
傾斜ガイド面31cに押されて前方に変位し、その後、
インクカートリッジ31の係合溝31bに係合する。こ
の係合により、インクカートリッジ31は、図6に示さ
れる所定の装着位置に位置決めされる。また、弾性反射
板37の係合部37aがインクカートリッジ31の係合
溝31bに係合すると、弾性反射板37が直立姿勢とな
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37の対向
位置に移動させて、ここに光を照射すると、その光は、
光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29の受
光素子に入射する。これにより、光学センサ29がON
となり、インクカートリッジ31の装着が判定される。
【0019】次に、インクカートリッジ検出機構の他例
を図面に沿って順次説明する。但し、前記第1実施形態
と共通する部分は、第1実施形態の符号を援用し、詳細
な説明を省略する。図7は、第2実施形態におけるイン
クカートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面
図、図8は、第2実施形態におけるインクカートリッジ
仮装着状態を示すインク供給部の断面図、図9は、第2
実施形態におけるインクカートリッジ装着状態を示すイ
ンク供給部の断面図である。これらの図に示されるよう
に、第2実施形態においては、インクカートリッジ31
Bの前下端部に遮光壁部31dが一体的に形成される。
遮光壁部31dは、図8に示されるように、インクカー
トリッジ31Bがカートリッジホルダ30に装着される
手前の位置で、光学センサ29の反射光路を遮蔽し、イ
ンクカートリッジ31Bがカートリッジホルダ30に装
着されたとき、図9に示されるように、光学センサ29
の反射光路から退避するように形成される。これによ
り、光学センサ29のON/OFF位置が明確になり、
その検出精度を向上させることが可能になる。
を図面に沿って順次説明する。但し、前記第1実施形態
と共通する部分は、第1実施形態の符号を援用し、詳細
な説明を省略する。図7は、第2実施形態におけるイン
クカートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面
図、図8は、第2実施形態におけるインクカートリッジ
仮装着状態を示すインク供給部の断面図、図9は、第2
実施形態におけるインクカートリッジ装着状態を示すイ
ンク供給部の断面図である。これらの図に示されるよう
に、第2実施形態においては、インクカートリッジ31
Bの前下端部に遮光壁部31dが一体的に形成される。
遮光壁部31dは、図8に示されるように、インクカー
トリッジ31Bがカートリッジホルダ30に装着される
手前の位置で、光学センサ29の反射光路を遮蔽し、イ
ンクカートリッジ31Bがカートリッジホルダ30に装
着されたとき、図9に示されるように、光学センサ29
の反射光路から退避するように形成される。これによ
り、光学センサ29のON/OFF位置が明確になり、
その検出精度を向上させることが可能になる。
【0020】図10は、第3実施形態におけるインクカ
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
11は、第3実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第3実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Cが用いられる。また、
第3実施形態の弾性反射板37Cは、カートリッジホル
ダ30の前壁部内面に取り付けられ、下側の開口部30
bに向けて延出される。図10に示されるように、イン
クカートリッジ31Cが未装着の状態では、弾性反射板
37Cが傾斜している。このとき、光学センサ29を弾
性反射板37Cの対向位置に移動させて、弾性反射板3
7Cに光を照射しても、その光は、光学センサ29の下
方に反射され、光学センサ29の受光素子に入射しな
い。これにより、光学センサ29がOFFとなり、イン
クカートリッジ31Cの未装着が判定される。一方、図
11に示されるように、カートリッジホルダ30にイン
クカートリッジ31Cを装着すると、弾性反射板37C
がインクカートリッジ31Cの前面に押されて前方に変
位し、略垂直姿勢となる。このとき、光学センサ29を
弾性反射板37Cの対向位置に移動させて、ここに光を
照射すると、その光は、光学センサ29に向けて反射さ
れ、光学センサ29の受光素子に入射する。これによ
り、光学センサ29がONとなり、インクカートリッジ
31Cの装着が判定される。
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
11は、第3実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第3実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Cが用いられる。また、
第3実施形態の弾性反射板37Cは、カートリッジホル
ダ30の前壁部内面に取り付けられ、下側の開口部30
bに向けて延出される。図10に示されるように、イン
クカートリッジ31Cが未装着の状態では、弾性反射板
37Cが傾斜している。このとき、光学センサ29を弾
性反射板37Cの対向位置に移動させて、弾性反射板3
7Cに光を照射しても、その光は、光学センサ29の下
方に反射され、光学センサ29の受光素子に入射しな
い。これにより、光学センサ29がOFFとなり、イン
クカートリッジ31Cの未装着が判定される。一方、図
11に示されるように、カートリッジホルダ30にイン
クカートリッジ31Cを装着すると、弾性反射板37C
がインクカートリッジ31Cの前面に押されて前方に変
位し、略垂直姿勢となる。このとき、光学センサ29を
弾性反射板37Cの対向位置に移動させて、ここに光を
照射すると、その光は、光学センサ29に向けて反射さ
れ、光学センサ29の受光素子に入射する。これによ
り、光学センサ29がONとなり、インクカートリッジ
31Cの装着が判定される。
【0021】図12は、第4実施形態におけるインクカ
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
13は、第4実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第4実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Dが用いられる。また、
第4実施形態の弾性反射板37Dは、カートリッジホル
ダ30の前壁部内面に取り付けられ、下側の開口部30
bに向けて延出される。図12に示されるように、イン
クカートリッジ31Dが未装着の状態では、弾性反射板
37Dの下側部(反射部)が略垂直姿勢となる。このと
き、光学センサ29を弾性反射板37Cの対向位置に移
動させて、弾性反射板37Cに光を照射すると、その光
は、光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29
の受光素子に入射する。これにより、光学センサ29が
ONとなり、インクカートリッジ31Dの未装着が判定
される。一方、図13に示されるように、カートリッジ
ホルダ30にインクカートリッジ31Dを装着すると、
弾性反射板37Dがインクカートリッジ31Dの前面に
押されて前方に変位し、その下側部が傾斜する。このと
き、光学センサ29を弾性反射板37Dの対向位置に移
動させて、ここに光を照射しても、その光は、光学セン
サ29の上方に反射され、光学センサ29の受光素子に
入射しない。これにより、光学センサ29がOFFとな
り、インクカートリッジ31Dの装着が判定される。
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
13は、第4実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第4実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Dが用いられる。また、
第4実施形態の弾性反射板37Dは、カートリッジホル
ダ30の前壁部内面に取り付けられ、下側の開口部30
bに向けて延出される。図12に示されるように、イン
クカートリッジ31Dが未装着の状態では、弾性反射板
37Dの下側部(反射部)が略垂直姿勢となる。このと
き、光学センサ29を弾性反射板37Cの対向位置に移
動させて、弾性反射板37Cに光を照射すると、その光
は、光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29
の受光素子に入射する。これにより、光学センサ29が
ONとなり、インクカートリッジ31Dの未装着が判定
される。一方、図13に示されるように、カートリッジ
ホルダ30にインクカートリッジ31Dを装着すると、
弾性反射板37Dがインクカートリッジ31Dの前面に
押されて前方に変位し、その下側部が傾斜する。このと
き、光学センサ29を弾性反射板37Dの対向位置に移
動させて、ここに光を照射しても、その光は、光学セン
サ29の上方に反射され、光学センサ29の受光素子に
入射しない。これにより、光学センサ29がOFFとな
り、インクカートリッジ31Dの装着が判定される。
【0022】図14は、第5実施形態におけるインクカ
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
15は、第5実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第5実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Eが用いられる。また、
第5実施形態の弾性反射板37Eは、カートリッジホル
ダ30の底部後端に取り付けられ、前方の開口部30b
に向けて延出される。図14に示されるように、インク
カートリッジ31Eが未装着の状態では、弾性反射板3
7Eの先端部に形成される反射部37bが光学センサ2
9の照射位置よりも上方に位置している。このとき、光
学センサ29を弾性反射板37Eの対向位置に移動させ
て、弾性反射板37Eに光を照射しても、その光は、弾
性反射板37Eの下面に当り、光学センサ29の受光素
子に入射しない。これにより、光学センサ29がOFF
となり、インクカートリッジ31Eの未装着が判定され
る。一方、図15に示されるように、カートリッジホル
ダ30にインクカートリッジ31Eを装着すると、弾性
反射板37Eがインクカートリッジ31Eの下面に押さ
れて下方に変位し、その反射部37bが略垂直姿勢とな
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37Eの対
向位置に移動させて、ここに光を照射すると、その光
は、光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29
の受光素子に入射する。これにより、光学センサ29が
ONとなり、インクカートリッジ31Eの装着が判定さ
れる。
ートリッジ未装着状態を示すインク供給部の断面図、図
15は、第5実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。これらの図に
示されるように、第5実施形態においては、凹部31a
の無いインクカートリッジ31Eが用いられる。また、
第5実施形態の弾性反射板37Eは、カートリッジホル
ダ30の底部後端に取り付けられ、前方の開口部30b
に向けて延出される。図14に示されるように、インク
カートリッジ31Eが未装着の状態では、弾性反射板3
7Eの先端部に形成される反射部37bが光学センサ2
9の照射位置よりも上方に位置している。このとき、光
学センサ29を弾性反射板37Eの対向位置に移動させ
て、弾性反射板37Eに光を照射しても、その光は、弾
性反射板37Eの下面に当り、光学センサ29の受光素
子に入射しない。これにより、光学センサ29がOFF
となり、インクカートリッジ31Eの未装着が判定され
る。一方、図15に示されるように、カートリッジホル
ダ30にインクカートリッジ31Eを装着すると、弾性
反射板37Eがインクカートリッジ31Eの下面に押さ
れて下方に変位し、その反射部37bが略垂直姿勢とな
る。このとき、光学センサ29を弾性反射板37Eの対
向位置に移動させて、ここに光を照射すると、その光
は、光学センサ29に向けて反射され、光学センサ29
の受光素子に入射する。これにより、光学センサ29が
ONとなり、インクカートリッジ31Eの装着が判定さ
れる。
【0023】なお、インクカートリッジ31Eの装着状
態において、該インクカートリッジ31Eには、弾性反
射板37Eの弾性変形によって上方へ押し出す力が作用
するため、カートリッジホルダ30の側面には、インク
カートリッジ31Eを位置決め(ロック)するスナップ
フィット等の機構(図示せず)を設けている。そのロッ
ク機構の解除時においては、弾性反射板37Eの弾性力
でインクカートリッジ31Eが上方に押し出されるた
め、インクカートリッジ31Eの上部がカートリッジホ
ルダ30の上面から突出することになる。これにより、
インクカートリッジ31Eの取り外し時には、インクカ
ートリッジ31Eの上部が摘みやすくなり、容易に取り
外すことができる。
態において、該インクカートリッジ31Eには、弾性反
射板37Eの弾性変形によって上方へ押し出す力が作用
するため、カートリッジホルダ30の側面には、インク
カートリッジ31Eを位置決め(ロック)するスナップ
フィット等の機構(図示せず)を設けている。そのロッ
ク機構の解除時においては、弾性反射板37Eの弾性力
でインクカートリッジ31Eが上方に押し出されるた
め、インクカートリッジ31Eの上部がカートリッジホ
ルダ30の上面から突出することになる。これにより、
インクカートリッジ31Eの取り外し時には、インクカ
ートリッジ31Eの上部が摘みやすくなり、容易に取り
外すことができる。
【0024】以上の如く本発明の実施形態によれば、プ
リンタ10は、カートリッジホルダ30に向けて光を照
射し、その反射光に基づいてインクカートリッジ31の
着脱状態を検出する反射型の光学センサ29と、カート
リッジホルダ30に設けられ、インクカートリッジ31
の着脱に応じて弾性変形し、その位置が切換わる弾性反
射板37であって、何れか一方の位置で光学センサ29
の反射光路を形成するものとを備えて構成される。これ
により、反射型の光学センサ29を用いてインクカート
リッジ31の着脱状態を検出するものでありながら、イ
ンクカートリッジ31に反射部材を設けることを不要に
して、インクカートリッジ31のコストダウンが図れ、
しかも、カートリッジホルダ30に設ける反射部材とし
て弾性反射板37を用いることにより、カートリッジホ
ルダ30のコストアップや構造の複雑化も回避すること
ができる。
リンタ10は、カートリッジホルダ30に向けて光を照
射し、その反射光に基づいてインクカートリッジ31の
着脱状態を検出する反射型の光学センサ29と、カート
リッジホルダ30に設けられ、インクカートリッジ31
の着脱に応じて弾性変形し、その位置が切換わる弾性反
射板37であって、何れか一方の位置で光学センサ29
の反射光路を形成するものとを備えて構成される。これ
により、反射型の光学センサ29を用いてインクカート
リッジ31の着脱状態を検出するものでありながら、イ
ンクカートリッジ31に反射部材を設けることを不要に
して、インクカートリッジ31のコストダウンが図れ、
しかも、カートリッジホルダ30に設ける反射部材とし
て弾性反射板37を用いることにより、カートリッジホ
ルダ30のコストアップや構造の複雑化も回避すること
ができる。
【0025】また、弾性反射板37は、カートリッジホ
ルダ30にインクカートリッジ31が装着されていると
き、光学センサ29の反射光路を形成するため、インク
カートリッジ31に反射部材を設けていた従来のインク
カートリッジ検出機構と同様に、インクカートリッジ装
着状態において光学センサ29が受光状態となり、その
結果、従来のインクカートリッジ着脱判定ルーチンを継
続使用することができる。
ルダ30にインクカートリッジ31が装着されていると
き、光学センサ29の反射光路を形成するため、インク
カートリッジ31に反射部材を設けていた従来のインク
カートリッジ検出機構と同様に、インクカートリッジ装
着状態において光学センサ29が受光状態となり、その
結果、従来のインクカートリッジ着脱判定ルーチンを継
続使用することができる。
【0026】また、弾性反射板37は、カートリッジホ
ルダ30にインクカートリッジ31が装着されたとき、
該インクカートリッジ31の係合溝31bに係合して、
その装着位置を位置決めする係合部37aを備えるた
め、弾性反射板37をインクカートリッジ31の位置決
め部材に兼用することができ、その結果、カートリッジ
ホルダ30の部品点数及び製造工程を削減してコストダ
ウンを図ることができる。
ルダ30にインクカートリッジ31が装着されたとき、
該インクカートリッジ31の係合溝31bに係合して、
その装着位置を位置決めする係合部37aを備えるた
め、弾性反射板37をインクカートリッジ31の位置決
め部材に兼用することができ、その結果、カートリッジ
ホルダ30の部品点数及び製造工程を削減してコストダ
ウンを図ることができる。
【0027】また、第2実施形態のインクカートリッジ
31Bは、インクカートリッジ31Bがカートリッジホ
ルダ30に装着される手前の位置で、光学センサ29の
反射光路を遮蔽する一方、インクカートリッジ31Bが
カートリッジホルダ30に装着されたとき、光学センサ
29の反射光路から退避する遮光壁部31dを更に備え
るため、光学センサ29のON/OFF位置を明確に
し、その検出精度を向上させることができ、その結果、
インクカートリッジ31Bが仮装着状態のとき、着脱状
態を誤認して印字動作が行われる不都合を回避すること
ができる。
31Bは、インクカートリッジ31Bがカートリッジホ
ルダ30に装着される手前の位置で、光学センサ29の
反射光路を遮蔽する一方、インクカートリッジ31Bが
カートリッジホルダ30に装着されたとき、光学センサ
29の反射光路から退避する遮光壁部31dを更に備え
るため、光学センサ29のON/OFF位置を明確に
し、その検出精度を向上させることができ、その結果、
インクカートリッジ31Bが仮装着状態のとき、着脱状
態を誤認して印字動作が行われる不都合を回避すること
ができる。
【0028】また、第4実施形態の弾性反射板37D
は、カートリッジホルダ30にインクカートリッジ31
Dが装着されていないとき、光学センサ29の反射光路
を形成するため、光学センサ29が外乱光を受光して
も、インクカートリッジ31Dが未装着であると判定さ
せることができ、その結果、インクカートリッジ未装着
時における誤動作を防止することができる。
は、カートリッジホルダ30にインクカートリッジ31
Dが装着されていないとき、光学センサ29の反射光路
を形成するため、光学センサ29が外乱光を受光して
も、インクカートリッジ31Dが未装着であると判定さ
せることができ、その結果、インクカートリッジ未装着
時における誤動作を防止することができる。
【0029】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
【0030】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、反射型の光
学センサを用いてインクカートリッジの着脱状態を検出
するものでありながら、インクカートリッジに反射部材
を設けることを不要にして、インクカートリッジのコス
トダウンが図れ、しかも、カートリッジホルダに設ける
反射部材として弾性反射板を用いることにより、カート
リッジホルダのコストアップや構造の複雑化も回避する
ことができる。
学センサを用いてインクカートリッジの着脱状態を検出
するものでありながら、インクカートリッジに反射部材
を設けることを不要にして、インクカートリッジのコス
トダウンが図れ、しかも、カートリッジホルダに設ける
反射部材として弾性反射板を用いることにより、カート
リッジホルダのコストアップや構造の複雑化も回避する
ことができる。
【図1】プリンタの内部構造を示す概略側面図である。
【図2】印字ヘッドを搭載したキャリッジの斜視図であ
る。
る。
【図3】インクカートリッジ装着状態を示すインク供給
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図4】インク供給部の分解斜視図である。
【図5】インクカートリッジ未装着状態を示すインク供
給部の断面図である。
給部の断面図である。
【図6】インクカートリッジ装着状態を示すインク供給
部の断面図である。
部の断面図である。
【図7】第2実施形態におけるインクカートリッジ未装
着状態を示すインク供給部の断面図である。
着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図8】第2実施形態におけるインクカートリッジ仮装
着状態を示すインク供給部の断面図である。
着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図9】第2実施形態におけるインクカートリッジ装着
状態を示すインク供給部の断面図である。
状態を示すインク供給部の断面図である。
【図10】第3実施形態におけるインクカートリッジ未
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図11】第3実施形態におけるインクカートリッジ装
着状態を示すインク供給部の断面図である。
着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図12】第4実施形態におけるインクカートリッジ未
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図13】第4実施形態におけるインクカートリッジ装
着状態を示すインク供給部の断面図である。
着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図14】第5実施形態におけるインクカートリッジ未
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
装着状態を示すインク供給部の断面図である。
【図15】第5実施形態におけるインクカートリッジ装
着状態を示すインク供給部の断面図である。
着状態を示すインク供給部の断面図である。
10 プリンタ
15 印字ヘッド
20 インク供給部
29 光学センサ
30 カートリッジホルダ
31 インクカートリッジ
31a 凹部
31b 係合溝
31c 傾斜ガイド面
31d 遮光壁部
37 弾性反射板
37a 係合部
Claims (7)
- 【請求項1】 カートリッジホルダにおけるインクカー
トリッジの着脱状態を検出するインクカートリッジ検出
機構において、 前記カートリッジホルダに向けて光を照射し、その反射
光に基づいて前記インクカートリッジの着脱状態を検出
する反射型の光学センサと、 前記カートリッジホルダに設けられ、前記インクカート
リッジの着脱に応じて弾性変形し、その位置が切換わる
弾性反射板であって、何れか一方の位置で前記光学セン
サの反射光路を形成するものと、を備えることを特徴と
するインクカートリッジ検出機構。 - 【請求項2】 前記弾性反射板は、前記カートリッジホ
ルダに前記インクカートリッジが装着されているとき、
前記光学センサの反射光路を形成することを特徴とする
請求項1に記載のインクカートリッジ検出機構。 - 【請求項3】 前記インクカートリッジに設けられ、該
インクカートリッジが前記カートリッジホルダに装着さ
れる手前の位置で、前記光学センサの反射光路を遮蔽す
る一方、前記インクカートリッジが前記カートリッジホ
ルダに装着されたとき、前記光学センサの反射光路から
退避する遮光壁部を更に備えることを特徴とする請求項
2に記載のインクカートリッジ検出機構。 - 【請求項4】 前記弾性反射板は、前記カートリッジホ
ルダに前記インクカートリッジが装着されていないと
き、前記光学センサの反射光路を形成することを特徴と
する請求項1に記載のインクカートリッジ検出機構。 - 【請求項5】 前記弾性反射板は、前記カートリッジホ
ルダに前記インクカートリッジが装着されたとき、該イ
ンクカートリッジに係合して、その装着位置を位置決め
する係合部を備えることを特徴とする請求項1〜4の何
れかに記載のインクカートリッジ検出機構。 - 【請求項6】 前記弾性反射板は、前記カートリッジホ
ルダの底部に設けられ、前記カートリッジホルダは、前
記インクカートリッジが装着されたとき、該インクカー
トリッジに係合して、その装着位置を位置決めする係合
部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクカ
ートリッジ検出機構。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載のインクカ
ートリッジ検出機構を備えることを特徴とするインクジ
ェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002126636A JP2003312005A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002126636A JP2003312005A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312005A true JP2003312005A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29540991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002126636A Withdrawn JP2003312005A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | インクカートリッジ検出機構及びインクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312005A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268979A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジの収納装置に対する保護装置 |
US7740339B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-06-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Protection device for an ink cartridge storage unit |
CN102161278A (zh) * | 2008-06-30 | 2011-08-24 | 兄弟工业株式会社 | 用于墨盒的转接器 |
JP2020026577A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | キヤノン株式会社 | 三次元造形物を製造する方法、三次元造形装置 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002126636A patent/JP2003312005A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268979A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Brother Ind Ltd | インクカートリッジの収納装置に対する保護装置 |
US7740339B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-06-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Protection device for an ink cartridge storage unit |
US7922281B2 (en) | 2006-03-31 | 2011-04-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Protection device for an ink cartridge storage unit |
CN102161278A (zh) * | 2008-06-30 | 2011-08-24 | 兄弟工业株式会社 | 用于墨盒的转接器 |
CN102161279A (zh) * | 2008-06-30 | 2011-08-24 | 兄弟工业株式会社 | 用于墨盒的转接器 |
JP2020026577A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | キヤノン株式会社 | 三次元造形物を製造する方法、三次元造形装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |